JP2002181867A - センサの状態検出装置 - Google Patents
センサの状態検出装置Info
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- JP2002181867A JP2002181867A JP2000381561A JP2000381561A JP2002181867A JP 2002181867 A JP2002181867 A JP 2002181867A JP 2000381561 A JP2000381561 A JP 2000381561A JP 2000381561 A JP2000381561 A JP 2000381561A JP 2002181867 A JP2002181867 A JP 2002181867A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】センサのオン、オフ及び故障を容易に識別して
検出できるようにする。 【解決手段】舵角センサ8のオン、オフ、及び、出力ラ
インOLの地絡、断線(または天絡)のときに、検出端
子Pの電位Vinが異なることを利用し、インターフェ
イス回路3により、検出端子Pの電位Vinと予め設定
された第1基準レベルVt1とを比較して舵角センサ8
のオン、オフの状態を検出し、マイコン6により、検出
端子Pの電位Vinと予め設定された第2基準レベルV
t2及び第3基準レベルVt3とを比較して舵角センサ
8の出力ラインOLの地絡、及び断線または正電源との
短絡(天絡)の状態をマイコン6により検出する。
検出できるようにする。 【解決手段】舵角センサ8のオン、オフ、及び、出力ラ
インOLの地絡、断線(または天絡)のときに、検出端
子Pの電位Vinが異なることを利用し、インターフェ
イス回路3により、検出端子Pの電位Vinと予め設定
された第1基準レベルVt1とを比較して舵角センサ8
のオン、オフの状態を検出し、マイコン6により、検出
端子Pの電位Vinと予め設定された第2基準レベルV
t2及び第3基準レベルVt3とを比較して舵角センサ
8の出力ラインOLの地絡、及び断線または正電源との
短絡(天絡)の状態をマイコン6により検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、検知対象の状態
変化を検知して検知信号を出力するセンサの状態を検出
するセンサの状態検出装置に関する。
変化を検知して検知信号を出力するセンサの状態を検出
するセンサの状態検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用操舵装置を検知対象として
その舵角を検知するオープンコレクタ出力型センサから
成る舵角センサによる舵角検出回路は、例えば図3に示
すように構成されている。
その舵角を検知するオープンコレクタ出力型センサから
成る舵角センサによる舵角検出回路は、例えば図3に示
すように構成されている。
【0003】図3は、オープンコレクタ出力型センサか
ら成る1相分の舵角センサSのみを示しているが、実際
にはもう1相分の舵角センサが設けられており、両舵角
センサSが車両のステリング軸を中心として90゜位相
がずれて配設されているだけで、両センサ共に基本的な
回路構成は同じであるため、以下では1相分の構成につ
いてのみ説明する。
ら成る1相分の舵角センサSのみを示しているが、実際
にはもう1相分の舵角センサが設けられており、両舵角
センサSが車両のステリング軸を中心として90゜位相
がずれて配設されているだけで、両センサ共に基本的な
回路構成は同じであるため、以下では1相分の構成につ
いてのみ説明する。
【0004】図3に示すように、舵角センサSを構成す
るトランジスタのエミッタがアースされ、舵角センサS
のコレクタに接続された出力ラインOsが、ノイズ除去
コイルL、逆流阻止ダイオードD1のカソード、アノー
ド、プルアップ抵抗R1を介して図示しないバッテリか
ら形成される正電源Vccに接続されている。また、出
力ラインOsとアースとの間にはノイズ除去コンデンサ
C1が接続されている。
るトランジスタのエミッタがアースされ、舵角センサS
のコレクタに接続された出力ラインOsが、ノイズ除去
コイルL、逆流阻止ダイオードD1のカソード、アノー
ド、プルアップ抵抗R1を介して図示しないバッテリか
ら形成される正電源Vccに接続されている。また、出
力ラインOsとアースとの間にはノイズ除去コンデンサ
C1が接続されている。
【0005】更に、プルアップ抵抗R1と逆流阻止ダイ
オードD1のアノードとの接続点Aの電位Vinが、限
流抵抗R2を介して図示しないマイクロコンピュータ
(以下、マイコンと称する)のICから成るインターフ
ェイス回路IFのアナログ/デジタルポートに入力さ
れ、この接続点Aの電位Vinと予め設定された基準レ
ベルVthとが比較され、舵角センサSのオン、オフの
状態がインターフェイス回路IFにより検出されるよう
になっている。
オードD1のアノードとの接続点Aの電位Vinが、限
流抵抗R2を介して図示しないマイクロコンピュータ
(以下、マイコンと称する)のICから成るインターフ
ェイス回路IFのアナログ/デジタルポートに入力さ
れ、この接続点Aの電位Vinと予め設定された基準レ
ベルVthとが比較され、舵角センサSのオン、オフの
状態がインターフェイス回路IFにより検出されるよう
になっている。
【0006】尚、図3に示すように、インターフェイス
回路IFのアナログ/デジタルポート及びアースには、
負電位印加防止ダイオードD2のカソード、アノードが
それぞれ接続されると共に、負電位印加防止ダイオード
D2には、ノイズ除去コンデンサC2が並列に接続され
ている。
回路IFのアナログ/デジタルポート及びアースには、
負電位印加防止ダイオードD2のカソード、アノードが
それぞれ接続されると共に、負電位印加防止ダイオード
D2には、ノイズ除去コンデンサC2が並列に接続され
ている。
【0007】そして、舵角センサSがオンのときには、
接続点Aの電位Vinがローレベルとなるため、インタ
ーフェイス回路IFにより接続点Aの電位Vinと予め
設定された基準レベルVthとが比較されて電位Vin
が基準レベルVthよりも低いと判断されて舵角センサ
Sのオンが検出される。
接続点Aの電位Vinがローレベルとなるため、インタ
ーフェイス回路IFにより接続点Aの電位Vinと予め
設定された基準レベルVthとが比較されて電位Vin
が基準レベルVthよりも低いと判断されて舵角センサ
Sのオンが検出される。
【0008】一方、舵角センサSがオフのときには、接
続点Aの電位Vinがハイレベルとなるため、インター
フェイス回路IFにより接続点Aの電位Vinと予め設
定された基準レベルVthとが比較されて電位Vinが
基準レベルVthよりも高いと判断されて舵角センサS
のオフが検出される。
続点Aの電位Vinがハイレベルとなるため、インター
フェイス回路IFにより接続点Aの電位Vinと予め設
定された基準レベルVthとが比較されて電位Vinが
基準レベルVthよりも高いと判断されて舵角センサS
のオフが検出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の舵角検出回路では、舵角センサSの出力ラインOsの
断線や電源に短絡する天絡、或いは地絡といった故障が
生じた場合、断線や天絡では接続点Aの電位Vinがハ
イレベルとなって舵角センサSがオフの状態と区別する
ことができず、地絡では接続点Aの電位Vinがローレ
ベルとなって舵角センサSがオンの状態と区別すること
ができない。
の舵角検出回路では、舵角センサSの出力ラインOsの
断線や電源に短絡する天絡、或いは地絡といった故障が
生じた場合、断線や天絡では接続点Aの電位Vinがハ
イレベルとなって舵角センサSがオフの状態と区別する
ことができず、地絡では接続点Aの電位Vinがローレ
ベルとなって舵角センサSがオンの状態と区別すること
ができない。
【0010】このように、従来の構成では、舵角センサ
Sのオン、オフの状態は検出できても、舵角センサSの
出力ラインOsの断線や地絡といった故障を検出するこ
とはできないため、例えば地絡故障が発生しているにも
かかわらず、舵角センサSがオン状態にあると判断して
誤動作を招くという問題があった。また、このような問
題が舵角センサに限ったことではなく、その他のセンサ
においても生じ得る問題である。
Sのオン、オフの状態は検出できても、舵角センサSの
出力ラインOsの断線や地絡といった故障を検出するこ
とはできないため、例えば地絡故障が発生しているにも
かかわらず、舵角センサSがオン状態にあると判断して
誤動作を招くという問題があった。また、このような問
題が舵角センサに限ったことではなく、その他のセンサ
においても生じ得る問題である。
【0011】そこで、本発明は、センサのオン、オフ及
び故障を容易に識別して検出できるようにすることを目
的とする。
び故障を容易に識別して検出できるようにすることを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、プルアップ抵抗を介して前記センサ
の出力ラインが接続される正電源と、前記センサのオン
及びオフにより、前記プルアップ抵抗との分圧回路によ
り前記正電源の電圧値を分圧して成る第1レベル及び第
2レベルそれぞれを形成して検出端子に発生すると共
に、前記センサの出力ラインの地絡時に前記第1、第2
レベルと異なる第3レベルを形成して前記検出端子に発
生するレベル形成部と、前記検出端子の前記第1レベル
ないし第3レベルを識別する識別部とを備えていること
を特徴としている。
ために、本発明は、プルアップ抵抗を介して前記センサ
の出力ラインが接続される正電源と、前記センサのオン
及びオフにより、前記プルアップ抵抗との分圧回路によ
り前記正電源の電圧値を分圧して成る第1レベル及び第
2レベルそれぞれを形成して検出端子に発生すると共
に、前記センサの出力ラインの地絡時に前記第1、第2
レベルと異なる第3レベルを形成して前記検出端子に発
生するレベル形成部と、前記検出端子の前記第1レベル
ないし第3レベルを識別する識別部とを備えていること
を特徴としている。
【0013】このような構成によれば、レベル形成部に
より、センサのオン及びオフ時に第1レベル及び第2レ
ベルそれぞれが形成されて検出端子に発生され、センサ
の出力ラインの地絡時には第1、第2レベルと異なる第
3レベルが形成されて検出端子に発生され、識別部によ
り、これら第1ないし第3レベルが識別されるため、セ
ンサのオン、オフ、地絡を区別して検出することができ
る。
より、センサのオン及びオフ時に第1レベル及び第2レ
ベルそれぞれが形成されて検出端子に発生され、センサ
の出力ラインの地絡時には第1、第2レベルと異なる第
3レベルが形成されて検出端子に発生され、識別部によ
り、これら第1ないし第3レベルが識別されるため、セ
ンサのオン、オフ、地絡を区別して検出することができ
る。
【0014】このとき、レベル形成部は、プルアップ抵
抗と共に分圧回路を構成する1個もしくは複数個の抵抗
により形成することができ、簡単な構成で済む。
抗と共に分圧回路を構成する1個もしくは複数個の抵抗
により形成することができ、簡単な構成で済む。
【0015】また、本発明は、前記レベル形成部が、前
記センサの出力ラインの断線時または前記出力ラインの
前記正電源との短絡時に前記第1ないし第3レベルと異
なる第4レベルを形成して前記検出端子に発生し、前記
識別部が、前記検出端子の前記第1レベルないし第4レ
ベルを識別することを特徴としている。
記センサの出力ラインの断線時または前記出力ラインの
前記正電源との短絡時に前記第1ないし第3レベルと異
なる第4レベルを形成して前記検出端子に発生し、前記
識別部が、前記検出端子の前記第1レベルないし第4レ
ベルを識別することを特徴としている。
【0016】このような構成によれば、レベル形成部に
より、センサの出力ラインの断線時または正電源との短
絡時に、上記した第1ないし第3レベルと異なる第4レ
ベルが形成されて検出端子に発生され、識別部により、
第1ないし第4レベルが識別されるため、上記したセン
サのオン、オフ、地絡に加えて、センサの出力ラインの
断線または正電源との短絡を区別して検出することがで
きる。
より、センサの出力ラインの断線時または正電源との短
絡時に、上記した第1ないし第3レベルと異なる第4レ
ベルが形成されて検出端子に発生され、識別部により、
第1ないし第4レベルが識別されるため、上記したセン
サのオン、オフ、地絡に加えて、センサの出力ラインの
断線または正電源との短絡を区別して検出することがで
きる。
【0017】また、本発明は、プルアップ抵抗を介して
前記センサの出力ラインが接続される正電源と、前記セ
ンサのオン及びオフにより、前記プルアップ抵抗との分
圧回路により前記正電源の電圧値を分圧して成る第5レ
ベル及び第6レベルそれぞれを形成して検出端子に発生
すると共に、前記センサの出力ラインの断線時または前
記出力ラインの前記正電源との短絡時に前記第5、第6
レベルと異なる第7レベルを形成して前記検出端子に発
生するレベル形成部と、前記検出端子の前記第5レベル
ないし第6レベルを識別する識別部とを備えていること
を特徴としている。
前記センサの出力ラインが接続される正電源と、前記セ
ンサのオン及びオフにより、前記プルアップ抵抗との分
圧回路により前記正電源の電圧値を分圧して成る第5レ
ベル及び第6レベルそれぞれを形成して検出端子に発生
すると共に、前記センサの出力ラインの断線時または前
記出力ラインの前記正電源との短絡時に前記第5、第6
レベルと異なる第7レベルを形成して前記検出端子に発
生するレベル形成部と、前記検出端子の前記第5レベル
ないし第6レベルを識別する識別部とを備えていること
を特徴としている。
【0018】このような構成によれば、レベル形成部に
より、センサのオン及びオフ時に第5レベル及び第6レ
ベルそれぞれが形成されて検出端子に発生され、センサ
の出力ラインの断線時または正電源との短絡時には第
5、第6レベルと異なる第7レベルが形成されて検出端
子に発生され、識別部により、これら第5ないし第7レ
ベルが識別されるため、センサのオン、オフ、断線また
は電源との短絡を区別して検出することができる。
より、センサのオン及びオフ時に第5レベル及び第6レ
ベルそれぞれが形成されて検出端子に発生され、センサ
の出力ラインの断線時または正電源との短絡時には第
5、第6レベルと異なる第7レベルが形成されて検出端
子に発生され、識別部により、これら第5ないし第7レ
ベルが識別されるため、センサのオン、オフ、断線また
は電源との短絡を区別して検出することができる。
【0019】このときのレベル形成部も、プルアップ抵
抗と共に分圧回路を構成する1個もしくは複数個の抵抗
により形成することができて、簡単な構成で済む。
抗と共に分圧回路を構成する1個もしくは複数個の抵抗
により形成することができて、簡単な構成で済む。
【0020】また、本発明は、前記センサが、車両用操
舵装置を前記検知対象としてその操舵角を検知するオー
プンコレクタ出力型センサから成る舵角センサであるこ
とを特徴としている。
舵装置を前記検知対象としてその操舵角を検知するオー
プンコレクタ出力型センサから成る舵角センサであるこ
とを特徴としている。
【0021】このような構成によれば、オープンコレク
タ出力型センサから成る舵角センサのオン、オフのほか
地絡や断線といった故障を区別して検出することができ
る。
タ出力型センサから成る舵角センサのオン、オフのほか
地絡や断線といった故障を区別して検出することができ
る。
【0022】また、本発明は、前記センサが、オイルレ
ベルを前記検知対象とするドライ接点出力型センサから
成るオイルレベルセンサであることを特徴としている。
ベルを前記検知対象とするドライ接点出力型センサから
成るオイルレベルセンサであることを特徴としている。
【0023】このような構成によれば、ドライ接点出力
型センサから成るオイルレベルセンサのオン、オフのほ
か地絡や断線といった故障を区別して検出することがで
きる。
型センサから成るオイルレベルセンサのオン、オフのほ
か地絡や断線といった故障を区別して検出することがで
きる。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)次に、車両用操
舵装置を検知対象としてその舵角を検知するオープンコ
レクタ出力型センサから成る舵角センサに対してこの発
明を適用した場合の第1実施形態について、図1の結線
図を参照して説明する。
舵装置を検知対象としてその舵角を検知するオープンコ
レクタ出力型センサから成る舵角センサに対してこの発
明を適用した場合の第1実施形態について、図1の結線
図を参照して説明する。
【0025】図1は、従来例を示す図3の場合と同様
に、オープンコレクタ出力型センサから成る1相分の舵
角センサのみを示しているが、実際にはもう1相分の舵
角センサが設けられており、両舵角センサが車両のステ
リング軸を中心として90゜位相がずれて配設されてい
るだけで、両センサ共に基本的な回路構成はいずれも同
じであるため、以下では1相分の構成についてのみ説明
する。
に、オープンコレクタ出力型センサから成る1相分の舵
角センサのみを示しているが、実際にはもう1相分の舵
角センサが設けられており、両舵角センサが車両のステ
リング軸を中心として90゜位相がずれて配設されてい
るだけで、両センサ共に基本的な回路構成はいずれも同
じであるため、以下では1相分の構成についてのみ説明
する。
【0026】図1に示すように、プルアップ用第1抵抗
1及び限流用第2抵抗2を介して、専用IC(集積回
路)から成るインターフェイス回路3のアナログ/デジ
タルポートが、図示しないバッテリから形成される正電
源Vccに接続されると共に、プルアップ用第1抵抗1
及び限流用第3抵抗5を介して、マイコン6のアナログ
/デジタルポートが接続されている。このマイコンのデ
ジタル入力端子にはインターフェイス回路3のデジタル
出力端子が接続されている。
1及び限流用第2抵抗2を介して、専用IC(集積回
路)から成るインターフェイス回路3のアナログ/デジ
タルポートが、図示しないバッテリから形成される正電
源Vccに接続されると共に、プルアップ用第1抵抗1
及び限流用第3抵抗5を介して、マイコン6のアナログ
/デジタルポートが接続されている。このマイコンのデ
ジタル入力端子にはインターフェイス回路3のデジタル
出力端子が接続されている。
【0027】そして、舵角センサ8を構成するトランジ
スタのエミッタがアースされると共に、コレクタには第
4抵抗9が接続され、コレクタ−エミッタ間には第5抵
抗10が接続されており、これら第4、第5抵抗9、1
0は、後で詳述するように、プルアップ用第1抵抗1と
の分圧回路により正電源Vccの電圧値(例えば、+5
V)を分圧して成る第1レベル及び第2レベル、更には
第3、第4レベルを形成し、第1、第2抵抗1、2の接
続点である検出端子Pに発生するレベル形成部を構成す
る。
スタのエミッタがアースされると共に、コレクタには第
4抵抗9が接続され、コレクタ−エミッタ間には第5抵
抗10が接続されており、これら第4、第5抵抗9、1
0は、後で詳述するように、プルアップ用第1抵抗1と
の分圧回路により正電源Vccの電圧値(例えば、+5
V)を分圧して成る第1レベル及び第2レベル、更には
第3、第4レベルを形成し、第1、第2抵抗1、2の接
続点である検出端子Pに発生するレベル形成部を構成す
る。
【0028】また、第4抵抗9に接続された舵角センサ
8の出力ラインOLが、ノイズ除去用コイル12及び上
記したプルアップ用第1抵抗1を介して正電源Vccに
接続されている。更に、出力ラインOL及びアースには
ノイズ除去用第1コンデンサ13の両端が接続されてい
る。
8の出力ラインOLが、ノイズ除去用コイル12及び上
記したプルアップ用第1抵抗1を介して正電源Vccに
接続されている。更に、出力ラインOL及びアースには
ノイズ除去用第1コンデンサ13の両端が接続されてい
る。
【0029】ところで、バッテリから形成される正電源
Vdd(5V電源)とアースとの間には、2個のダイオ
ードの直列回路から成る電圧リミッタ回路15、16が
並列的に接続して設けられ、インターフェイス回路3の
アナログ/デジタルポート及びアースにはノイズ除去用
第2コンデンサ18の両端が接続されると共に、マイコ
ン6のアナログ/デジタルポート及びアースにはノイズ
除去用第3コンデンサ19の両端が接続されている。
Vdd(5V電源)とアースとの間には、2個のダイオ
ードの直列回路から成る電圧リミッタ回路15、16が
並列的に接続して設けられ、インターフェイス回路3の
アナログ/デジタルポート及びアースにはノイズ除去用
第2コンデンサ18の両端が接続されると共に、マイコ
ン6のアナログ/デジタルポート及びアースにはノイズ
除去用第3コンデンサ19の両端が接続されている。
【0030】そして、インターフェイス回路3により、
検出端子Pの電位Vinと予め設定された第1基準レベ
ルVt1(例えば、+2.5V)とが比較され、舵角セ
ンサ8のオン、オフの状態が検出され、マイコン6によ
り、検出端子Pの電位Vinと予め設定された第2基準
レベルVt2(≒0V)及び第3基準レベルVt3(≒
5V)とが比較され、舵角センサ8の出力ラインOLの
地絡、及び断線または正電源との短絡(天絡)の状態が
マイコン6により検出されるようになっている。
検出端子Pの電位Vinと予め設定された第1基準レベ
ルVt1(例えば、+2.5V)とが比較され、舵角セ
ンサ8のオン、オフの状態が検出され、マイコン6によ
り、検出端子Pの電位Vinと予め設定された第2基準
レベルVt2(≒0V)及び第3基準レベルVt3(≒
5V)とが比較され、舵角センサ8の出力ラインOLの
地絡、及び断線または正電源との短絡(天絡)の状態が
マイコン6により検出されるようになっている。
【0031】ここで、インターフェイス回路3により舵
角センサ8のオン、オフの検出結果はマイコン6に取り
込まれるため、最終的にはマイコン6により舵角センサ
8のオン、オフ、地絡、断線または天絡が識別されるこ
とになる。また、インターフェイス回路3及びマイコン
6による識別処理が識別部に相当する。
角センサ8のオン、オフの検出結果はマイコン6に取り
込まれるため、最終的にはマイコン6により舵角センサ
8のオン、オフ、地絡、断線または天絡が識別されるこ
とになる。また、インターフェイス回路3及びマイコン
6による識別処理が識別部に相当する。
【0032】次に、検出動作について詳述する。いま、
舵角センサ8がオンのときには、第5抵抗10が短絡さ
れるため、検出端子Pの電位Vinは、第1抵抗1と第
4抵抗9との分圧回路により正電源Vccの電圧値を分
圧した第1レベルVi1となり、この第1レベルVi1
と第1基準レベルVt1とがインターフェイス回路3に
より比較され、その結果Vi1<Vt1となって舵角セ
ンサ8のオンが識別される。
舵角センサ8がオンのときには、第5抵抗10が短絡さ
れるため、検出端子Pの電位Vinは、第1抵抗1と第
4抵抗9との分圧回路により正電源Vccの電圧値を分
圧した第1レベルVi1となり、この第1レベルVi1
と第1基準レベルVt1とがインターフェイス回路3に
より比較され、その結果Vi1<Vt1となって舵角セ
ンサ8のオンが識別される。
【0033】このとき、マイコン6では、検出端子Pの
第1レベルVi1と第2、第3基準レベルVt2、Vt
3とが比較されるが、第2基準レベルVt2がほぼ0
V、第3基準レベルVt3がほぼ5Vであることから、
Vt2<Vi1<Vt3となり、このマイコン6での比
較結果とインターフェイス回路3による比較結果とを併
せて、舵角センサ8のオンが識別されるのである。
第1レベルVi1と第2、第3基準レベルVt2、Vt
3とが比較されるが、第2基準レベルVt2がほぼ0
V、第3基準レベルVt3がほぼ5Vであることから、
Vt2<Vi1<Vt3となり、このマイコン6での比
較結果とインターフェイス回路3による比較結果とを併
せて、舵角センサ8のオンが識別されるのである。
【0034】一方、舵角センサ8がオフのときには、第
1抵抗1と第4、第5抵抗9、10との分圧回路により
正電源Vccの電圧値を分圧した第2レベルVi2とな
り、この第2レベルVi2と第1基準レベルVt1とが
比較され、その結果Vi2>Vt1となって舵角センサ
8のオフが識別される。
1抵抗1と第4、第5抵抗9、10との分圧回路により
正電源Vccの電圧値を分圧した第2レベルVi2とな
り、この第2レベルVi2と第1基準レベルVt1とが
比較され、その結果Vi2>Vt1となって舵角センサ
8のオフが識別される。
【0035】このとき、マイコン6では、検出端子Pの
第2レベルVi2と第2、第3基準レベルVt2、Vt
3との比較の結果、Vt2<Vi2<Vt3となり、こ
のマイコン6での比較結果とインターフェイス回路3に
よる比較結果とを併せて、舵角センサ8のオフが識別さ
れるのである。
第2レベルVi2と第2、第3基準レベルVt2、Vt
3との比較の結果、Vt2<Vi2<Vt3となり、こ
のマイコン6での比較結果とインターフェイス回路3に
よる比較結果とを併せて、舵角センサ8のオフが識別さ
れるのである。
【0036】更に、舵角センサ8の出力ラインOLが地
絡したときには、第4、第5抵抗9、10及び検出端子
Pがアースされるため、検出端子Pにはアース電位(=
0V)にほぼ等しい第3レベルVi3が発生し、この第
3レベルVi3と第2基準レベルVt2(≒0V)との
比較の結果、マイコン6により舵角センサ8の出力ライ
ンOLの地絡が識別される。
絡したときには、第4、第5抵抗9、10及び検出端子
Pがアースされるため、検出端子Pにはアース電位(=
0V)にほぼ等しい第3レベルVi3が発生し、この第
3レベルVi3と第2基準レベルVt2(≒0V)との
比較の結果、マイコン6により舵角センサ8の出力ライ
ンOLの地絡が識別される。
【0037】このとき、インターフェイス回路3では、
検出端子Pの第3レベルVi3と第1基準レベルVt1
とが比較され、Vi3<Vt1の結果から舵角センサ8
のオンと判断されるが、上記したマイコン6よる比較結
果とこのインターフェイス回路3による比較結果とを併
せて、舵角センサ8の出力ラインOLの地絡が識別され
るのである。
検出端子Pの第3レベルVi3と第1基準レベルVt1
とが比較され、Vi3<Vt1の結果から舵角センサ8
のオンと判断されるが、上記したマイコン6よる比較結
果とこのインターフェイス回路3による比較結果とを併
せて、舵角センサ8の出力ラインOLの地絡が識別され
るのである。
【0038】続いて、舵角センサ8の出力ラインOLが
断線または天絡(正電源Vccに短絡)したときには、
検出端子Pには正電源Vcc(=5V)にほぼ等しい第
4レベルVi4が発生するため、この第4レベルVi3
と第3基準レベルVt3(≒5V)との比較の結果、マ
イコン6により舵角センサ8の出力ラインOLの断線ま
たは天絡が識別される。
断線または天絡(正電源Vccに短絡)したときには、
検出端子Pには正電源Vcc(=5V)にほぼ等しい第
4レベルVi4が発生するため、この第4レベルVi3
と第3基準レベルVt3(≒5V)との比較の結果、マ
イコン6により舵角センサ8の出力ラインOLの断線ま
たは天絡が識別される。
【0039】このとき、インターフェイス回路3では、
検出端子Pの第4レベルVi4と第1基準レベルVt1
とが比較され、Vi4>Vt1の結果から舵角センサ8
のオフと判断されるが、上記したマイコン6よる比較結
果とこのインターフェイス回路3による比較結果とを併
せて、舵角センサ8の出力ラインOLの断線または天絡
が識別されるのである。
検出端子Pの第4レベルVi4と第1基準レベルVt1
とが比較され、Vi4>Vt1の結果から舵角センサ8
のオフと判断されるが、上記したマイコン6よる比較結
果とこのインターフェイス回路3による比較結果とを併
せて、舵角センサ8の出力ラインOLの断線または天絡
が識別されるのである。
【0040】従って、上記した第1実施形態によれば、
舵角センサ8のオン、オフに加えて、舵角センサ8の出
力ラインOLの地絡、及び断線または天絡を明確に区別
して検出することが可能になり、舵角センサ8の出力に
基づいて動作する車両用操舵装置の誤動作を未然に防止
することができ、操舵装置の信頼性を向上することがで
きる。
舵角センサ8のオン、オフに加えて、舵角センサ8の出
力ラインOLの地絡、及び断線または天絡を明確に区別
して検出することが可能になり、舵角センサ8の出力に
基づいて動作する車両用操舵装置の誤動作を未然に防止
することができ、操舵装置の信頼性を向上することがで
きる。
【0041】なお、上記した第1実施形態では、識別部
をインターフェイス回路3及びマイコン6により構成し
た場合について説明したが、マイコンのみ或いはその他
の専用回路のみにより構成しても構わない。
をインターフェイス回路3及びマイコン6により構成し
た場合について説明したが、マイコンのみ或いはその他
の専用回路のみにより構成しても構わない。
【0042】また、上記した第1実施形態では、舵角セ
ンサ8のオン、オフに加えて、舵角センサ8の出力ライ
ンOLの地絡と、断線または天絡とを識別して検出でき
るようにしているが、舵角センサ8のオン、オフに加え
て舵角センサ8の出力ラインOLの地絡のみ、或いは舵
角センサ8のオン、オフに加えて舵角センサ8の出力ラ
インOLの断線または天絡のみを検出できるようにして
もよいのはいうまでもない。
ンサ8のオン、オフに加えて、舵角センサ8の出力ライ
ンOLの地絡と、断線または天絡とを識別して検出でき
るようにしているが、舵角センサ8のオン、オフに加え
て舵角センサ8の出力ラインOLの地絡のみ、或いは舵
角センサ8のオン、オフに加えて舵角センサ8の出力ラ
インOLの断線または天絡のみを検出できるようにして
もよいのはいうまでもない。
【0043】更に、上記した第1実施形態では、車両用
操舵装置を検知対象としてその舵角を検知するオープン
コレクタ出力型センサである舵角センサ8に本発明を適
用した例を示したが、本発明が適用可能なオープンコレ
クタ出力型センサは、このような舵角センサに限定され
るものないのは勿論である。
操舵装置を検知対象としてその舵角を検知するオープン
コレクタ出力型センサである舵角センサ8に本発明を適
用した例を示したが、本発明が適用可能なオープンコレ
クタ出力型センサは、このような舵角センサに限定され
るものないのは勿論である。
【0044】(第2実施形態)次に、オイルレベルを検
知対象とするドライ接点出力型センサから成るオイルレ
ベルセンサに対してこの発明を適用した場合の第2実施
形態について、図2の結線図を参照して説明する。
知対象とするドライ接点出力型センサから成るオイルレ
ベルセンサに対してこの発明を適用した場合の第2実施
形態について、図2の結線図を参照して説明する。
【0045】図2に示すように、プルアップ用第6抵抗
21及び限流用第7、第8抵抗22、23を介して、マ
イコン25のアナログ/デジタルポートが、図示しない
バッテリから形成される正電源Vcに接続され、第6、
第7抵抗21、22の接続点とアースとの間には第9抵
抗26が接続されている。
21及び限流用第7、第8抵抗22、23を介して、マ
イコン25のアナログ/デジタルポートが、図示しない
バッテリから形成される正電源Vcに接続され、第6、
第7抵抗21、22の接続点とアースとの間には第9抵
抗26が接続されている。
【0046】また、オイルレベルセンサ28を構成する
接点の両端に第10抵抗29が接続され、この第10抵
抗29は、第6、第9抵抗21、26との分圧回路によ
り、後で詳述するように、正電源Vcの電圧値を分圧し
て成る第5、第6レベル、及び第7レベルを形成して第
6、第7抵抗21、22の接続点である検出端子Pに発
生するレベル形成部を構成する。ここで、オイルレベル
センサ28を構成する接点の一方端はアースされてい
る。
接点の両端に第10抵抗29が接続され、この第10抵
抗29は、第6、第9抵抗21、26との分圧回路によ
り、後で詳述するように、正電源Vcの電圧値を分圧し
て成る第5、第6レベル、及び第7レベルを形成して第
6、第7抵抗21、22の接続点である検出端子Pに発
生するレベル形成部を構成する。ここで、オイルレベル
センサ28を構成する接点の一方端はアースされてい
る。
【0047】そして、オイルレベルセンサ28の両端に
接続された出力ラインOLが、ノイズ除去コイル31及
び上記したプルアップ用第6抵抗21を介して正電源V
cに接続され、出力ラインOLとアースとの間にはノイ
ズ除去コンデンサ32が接続されている。また、バッテ
リから形成される正電源Vdとアースとの間には、2個
のダイオードの直列回路から成る電圧リミッタ回路34
が接続して設けられ、マイコン25のアナログ/デジタ
ルポート及びアースにはノイズ除去コンデンサ35の両
端が接続されている。
接続された出力ラインOLが、ノイズ除去コイル31及
び上記したプルアップ用第6抵抗21を介して正電源V
cに接続され、出力ラインOLとアースとの間にはノイ
ズ除去コンデンサ32が接続されている。また、バッテ
リから形成される正電源Vdとアースとの間には、2個
のダイオードの直列回路から成る電圧リミッタ回路34
が接続して設けられ、マイコン25のアナログ/デジタ
ルポート及びアースにはノイズ除去コンデンサ35の両
端が接続されている。
【0048】そして、マイコン25により、検出端子P
の電位Vinと予め設定された正電源Vcの電位に等し
い第4基準レベルVt4とが比較され、オイルレベルセ
ンサ28のオン、オフの状態が識別して検出され、マイ
コン25により、検出端子Pの電位Vinと予め設定さ
れた第5基準レベルVt5とが比較され、オイルレベル
センサ28の断線がマイコン6により識別して検出され
るようになっている。このようなマイコン25による識
別処理が識別部に相当する。
の電位Vinと予め設定された正電源Vcの電位に等し
い第4基準レベルVt4とが比較され、オイルレベルセ
ンサ28のオン、オフの状態が識別して検出され、マイ
コン25により、検出端子Pの電位Vinと予め設定さ
れた第5基準レベルVt5とが比較され、オイルレベル
センサ28の断線がマイコン6により識別して検出され
るようになっている。このようなマイコン25による識
別処理が識別部に相当する。
【0049】次に、検出動作について詳述する。いま、
オイルレベルセンサ28がオンのときには、第10抵抗
29が短絡されるため、検出端子Pにはほぼ正電源Vc
の電圧値に等しい第5レベルVi5が発生し、この第5
レベルVi5と第4基準レベルVt4とが比較され、そ
の結果Vi5=Vt4となってオイルレベルセンサ28
のオンが識別される。
オイルレベルセンサ28がオンのときには、第10抵抗
29が短絡されるため、検出端子Pにはほぼ正電源Vc
の電圧値に等しい第5レベルVi5が発生し、この第5
レベルVi5と第4基準レベルVt4とが比較され、そ
の結果Vi5=Vt4となってオイルレベルセンサ28
のオンが識別される。
【0050】一方、オイルレベルセンサ28がオフのと
きには、検出端子Pには、第6抵抗21と第10、第9
抵抗29、26の並列回路との分圧回路により正電源V
cの電圧値を分圧した第6レベルVi6が形成されて発
生され、この第6レベルVi6と第5基準レベルVt5
とが比較され、その結果、例えばVi6<Vt5となっ
てオイルレベルセンサ28のオフが識別される。
きには、検出端子Pには、第6抵抗21と第10、第9
抵抗29、26の並列回路との分圧回路により正電源V
cの電圧値を分圧した第6レベルVi6が形成されて発
生され、この第6レベルVi6と第5基準レベルVt5
とが比較され、その結果、例えばVi6<Vt5となっ
てオイルレベルセンサ28のオフが識別される。
【0051】続いて、オイルレベルセンサ28の出力ラ
インOLが断線したときには、検出端子Pには、第6抵
抗21と第9抵抗26との分圧回路により正電源Vcの
電圧値を分圧した第7レベルVi7が形成されて発生さ
れ、この第7レベルVi7と第5基準レベルVt5とが
比較され、その結果、例えばVi7>Vt5となってオ
イルレベルセンサ28の出力ラインOLの断線が識別さ
れる。
インOLが断線したときには、検出端子Pには、第6抵
抗21と第9抵抗26との分圧回路により正電源Vcの
電圧値を分圧した第7レベルVi7が形成されて発生さ
れ、この第7レベルVi7と第5基準レベルVt5とが
比較され、その結果、例えばVi7>Vt5となってオ
イルレベルセンサ28の出力ラインOLの断線が識別さ
れる。
【0052】従って、上記した第2実施形態によれば、
オイルレベルセンサ28のオン、オフに加えて、オイル
レベルセンサ28の出力ラインOLの断線を明確に区別
して検出することが可能になり、オイルレベルセンサ2
8の出力に基づいて動作する装置の誤動作を未然に防止
することができてこの装置の信頼性を向上することがで
きる。
オイルレベルセンサ28のオン、オフに加えて、オイル
レベルセンサ28の出力ラインOLの断線を明確に区別
して検出することが可能になり、オイルレベルセンサ2
8の出力に基づいて動作する装置の誤動作を未然に防止
することができてこの装置の信頼性を向上することがで
きる。
【0053】なお、上記した第2実施形態では、オイル
レベルセンサ28のオン、オフに加えて、オイルレベル
センサ28の出力ラインOLの断線のみを検出できるよ
うにしているが、更にオイルレベルセンサ28の出力ラ
インOLの地絡も検出できるようにしてもよいのはいう
までもない。この場合、図1に示す構成と同様の回路構
成により実現することが可能である。
レベルセンサ28のオン、オフに加えて、オイルレベル
センサ28の出力ラインOLの断線のみを検出できるよ
うにしているが、更にオイルレベルセンサ28の出力ラ
インOLの地絡も検出できるようにしてもよいのはいう
までもない。この場合、図1に示す構成と同様の回路構
成により実現することが可能である。
【0054】更に、上記した第2実施形態では、オイル
レベルを検知対象とするドライ接点出力型センサから成
るオイルレベルセンサであるオイルレベルセンサ28に
本発明を適用した例を示したが、本発明が適用可能なド
ライ接点出力型センサは、このようなオイルレベルセン
サに限定されるものでないのは勿論である。
レベルを検知対象とするドライ接点出力型センサから成
るオイルレベルセンサであるオイルレベルセンサ28に
本発明を適用した例を示したが、本発明が適用可能なド
ライ接点出力型センサは、このようなオイルレベルセン
サに限定されるものでないのは勿論である。
【0055】また、本発明は上記した各実施形態に限定
されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおい
て上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおい
て上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、レベル形成部により、センサのオン及びオフ時
に第1レベル及び第2レベルそれぞれが形成されて検出
端子に発生され、センサの出力ラインの地絡時には第
1、第2レベルと異なる第3レベルが形成されて検出端
子に発生され、識別部により、これら第1ないし第3レ
ベルが識別されるため、センサのオン、オフ、地絡を区
別して検出することが可能になり、センサ出力に基づい
て動作する装置の誤動作を未然に防止することができ、
かかる装置の信頼性の向上を図ることが可能になる。
よれば、レベル形成部により、センサのオン及びオフ時
に第1レベル及び第2レベルそれぞれが形成されて検出
端子に発生され、センサの出力ラインの地絡時には第
1、第2レベルと異なる第3レベルが形成されて検出端
子に発生され、識別部により、これら第1ないし第3レ
ベルが識別されるため、センサのオン、オフ、地絡を区
別して検出することが可能になり、センサ出力に基づい
て動作する装置の誤動作を未然に防止することができ、
かかる装置の信頼性の向上を図ることが可能になる。
【0057】また、請求項2に記載の発明によれば、レ
ベル形成部により、センサの出力ラインの断線時または
正電源との短絡時に、上記した第1ないし第3レベルと
異なる第4レベルが形成されて検出端子に発生され、識
別部により、第1ないし第4レベルが識別されるため、
上記したセンサのオン、オフ、地絡に加えて、センサの
出力ラインの断線または正電源との短絡も区別して検出
することが可能になる。
ベル形成部により、センサの出力ラインの断線時または
正電源との短絡時に、上記した第1ないし第3レベルと
異なる第4レベルが形成されて検出端子に発生され、識
別部により、第1ないし第4レベルが識別されるため、
上記したセンサのオン、オフ、地絡に加えて、センサの
出力ラインの断線または正電源との短絡も区別して検出
することが可能になる。
【0058】また、請求項3に記載の発明によれば、レ
ベル形成部により、センサのオン及びオフ時に第5レベ
ル及び第6レベルそれぞれが形成されて検出端子に発生
され、センサの出力ラインの断線時または正電源との短
絡時には第5、第6レベルと異なる第7レベルが形成さ
れて検出端子に発生され、識別部により、これら第5な
いし第7レベルが識別されるため、センサのオン、オ
フ、断線または電源との短絡を区別して検出することが
可能になる。
ベル形成部により、センサのオン及びオフ時に第5レベ
ル及び第6レベルそれぞれが形成されて検出端子に発生
され、センサの出力ラインの断線時または正電源との短
絡時には第5、第6レベルと異なる第7レベルが形成さ
れて検出端子に発生され、識別部により、これら第5な
いし第7レベルが識別されるため、センサのオン、オ
フ、断線または電源との短絡を区別して検出することが
可能になる。
【0059】また、請求項4に記載の発明によれば、オ
ープンコレクタ出力型センサから成る舵角センサのオ
ン、オフのほか地絡や断線といった故障を区別して検出
することが可能になり、舵角センサの信頼性向上を図る
ことができる。
ープンコレクタ出力型センサから成る舵角センサのオ
ン、オフのほか地絡や断線といった故障を区別して検出
することが可能になり、舵角センサの信頼性向上を図る
ことができる。
【0060】また、請求項4に記載の発明によれば、ド
ライ接点出力型センサから成るオイルレベルセンサのオ
ン、オフのほか地絡や断線といった故障を区別して検出
することが可能になり、オイルセンサの信頼性向上を図
ることができる。
ライ接点出力型センサから成るオイルレベルセンサのオ
ン、オフのほか地絡や断線といった故障を区別して検出
することが可能になり、オイルセンサの信頼性向上を図
ることができる。
【図1】この発明の第1実施形態の結線図である。
【図2】この発明の第2実施形態の結線図である。
【図3】従来例の結線図である。
1 プルアップ用第1抵抗 3 インターフェイス回路(識別部) 6 マイコン(識別部) 8 舵角センサ 9、10 第4、第5抵抗(レベル形成部) 21 プルアップ用第6抵抗 26、29 第9、第10抵抗(レベル形成部) 28 オイルレベルセンサ 25 マイコン(識別部) P 検出端子 OL 出力ライン Vcc、Vc 正電源
Claims (5)
- 【請求項1】 検知対象の状態変化を検知して検知信号
を出力するセンサの状態を検出するセンサの状態検出装
置において、 プルアップ抵抗を介して前記センサの出力ラインが接続
される正電源と、 前記センサのオン及びオフにより、前記プルアップ抵抗
との分圧回路により前記正電源の電圧値を分圧して成る
第1レベル及び第2レベルそれぞれを形成して検出端子
に発生すると共に、前記センサの出力ラインの地絡時に
前記第1、第2レベルと異なる第3レベルを形成して前
記検出端子に発生するレベル形成部と、 前記検出端子の前記第1レベルないし第3レベルを識別
する識別部とを備えていることを特徴とするセンサの状
態検出装置。 - 【請求項2】 前記レベル形成部が、前記センサの出力
ラインの断線時または前記出力ラインの前記正電源との
短絡時に前記第1ないし第3レベルと異なる第4レベル
を形成して前記検出端子に発生し、 前記識別部が、前記検出端子の前記第1レベルないし第
4レベルを識別することを特徴とする請求項1に記載の
センサの状態検出装置。 - 【請求項3】 検知対象の状態変化を検知して検知信号
を出力するセンサの状態を検出するセンサの状態検出装
置において、 プルアップ抵抗を介して前記センサの出力ラインが接続
される正電源と、 前記センサのオン及びオフにより、前記プルアップ抵抗
との分圧回路により前記正電源の電圧値を分圧して成る
第5レベル及び第6レベルそれぞれを形成して検出端子
に発生すると共に、前記センサの出力ラインの断線時ま
たは前記出力ラインの前記正電源との短絡時に前記第
5、第6レベルと異なる第7レベルを形成して前記検出
端子に発生するレベル形成部と、 前記検出端子の前記第5レベルないし第6レベルを識別
する識別部とを備えていることを特徴とするセンサの状
態検出装置。 - 【請求項4】 前記センサが、車両用操舵装置を前記検
知対象としてその操舵角を検知するオープンコレクタ出
力型センサから成る舵角センサであることを特徴とする
請求項1または2に記載のセンサの状態検出装置。 - 【請求項5】 前記センサが、オイルレベルを前記検知
対象とするドライ接点出力型センサから成るオイルレベ
ルセンサであることを特徴とする請求項2または3に記
載のセンサの状態検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000381561A JP2002181867A (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | センサの状態検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000381561A JP2002181867A (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | センサの状態検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002181867A true JP2002181867A (ja) | 2002-06-26 |
Family
ID=18849536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000381561A Pending JP2002181867A (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | センサの状態検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002181867A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009284470A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-12-03 | Hitachi Ltd | 車載カメラ装置 |
JP2013183265A (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-12 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 無電圧接点読み取り装置 |
CN103399250A (zh) * | 2013-07-30 | 2013-11-20 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种数字电路开路故障诊断的方法及系统 |
JP2017009481A (ja) * | 2015-06-24 | 2017-01-12 | 富士通テン株式会社 | 異常検知回路及び異常検知方法 |
WO2018042883A1 (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電子制御装置 |
-
2000
- 2000-12-15 JP JP2000381561A patent/JP2002181867A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009284470A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-12-03 | Hitachi Ltd | 車載カメラ装置 |
JP2013183265A (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-12 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 無電圧接点読み取り装置 |
CN103399250A (zh) * | 2013-07-30 | 2013-11-20 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种数字电路开路故障诊断的方法及系统 |
JP2017009481A (ja) * | 2015-06-24 | 2017-01-12 | 富士通テン株式会社 | 異常検知回路及び異常検知方法 |
WO2018042883A1 (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電子制御装置 |
JPWO2018042883A1 (ja) * | 2016-08-31 | 2019-02-21 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電子制御装置 |
US10845429B2 (en) | 2016-08-31 | 2020-11-24 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Electronic control device |
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