JP2002181767A - 呼気スイッチシステム - Google Patents

呼気スイッチシステム

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JP2002181767A
JP2002181767A JP2000380452A JP2000380452A JP2002181767A JP 2002181767 A JP2002181767 A JP 2002181767A JP 2000380452 A JP2000380452 A JP 2000380452A JP 2000380452 A JP2000380452 A JP 2000380452A JP 2002181767 A JP2002181767 A JP 2002181767A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 呼気メッセージ発信者側からの一方向通信を
改善し、呼気メッセージ発信者側と他者との間で双方向
通信可能な呼気スイッチシステムを提供する。 【解決手段】 呼気によるメッセージは送信メッセージ
生成手段201により外部装置300に送信されて、外
部メッセージ受信手段203により外部装置300から
の外部メッセージが受信されて、この受信された外部メ
ッセージは外部メッセージ報知手段204で報知される
ので、呼気によりメッセージを発した側は自分の意志が
正確に相手に伝わったかどうかを確認できる。また、外
部装置300から先に発せられた外部メッセージは外部
メッセージ受信手段203で受信されて、外部メッセー
ジ報知手段204で報知され、呼気によるメッセージは
送信メッセージ生成手段201により外部装置300に
送信できるので、外部装置300側の人も自分のメッセ
ージが正確に伝わったかどうかを確認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、呼気スイッチ装置
を利用して各種のスイッチ操作及び意志伝達を行う呼気
スイッチシステムに関し、特に、呼気スイッチ装置の使
用者と他者との間で双方向通信可能な呼気スイッチシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に室内の照明や空調装置の操作等は
手動により所定スイッチを操作して行われる。また、所
望の意志伝達は声を発することにより行う。しかしこの
ような操作や意志伝達は、一般の人々にとっては容易な
ことであるが、例えば、寝たきりの人達や声を出すのが
困難な人々にとっては極めて困難なことである。そこ
で、呼気スイッチ装置の炭酸ガスセンサに対して息を吹
き付けることによりスイッチ制御や表示により意志伝達
をする呼気スイッチ装置が、実開平4−134061号
公報等で公開されている。
【0003】しかしながら、この種の従来の呼気スイッ
チ装置では、呼気スイッチ装置の使用者側(呼気メッセ
ージ発信者)から相手に対して何らかの意志表示をする
ことは可能であるが、相手からの応答を確認する手段が
無かったので、使用者は自分の意志が正しく相手に伝わ
ったのかどうかがわからなかった。特に、この装置の使
用者が患者である場合等は、患者は非常に不安な思いを
せざるを得なかった。
【0004】以下、図7〜図9を用いてこの種の従来装
置、及びこの種の呼気スイッチ装置の動作原理を説明す
る。図7は、従来の呼気スイッチ装置の一例を示すブロ
ック図である。
【0005】図7に示すように、この従来の呼気スイッ
チ装置は、(炭酸ガス)CO2センサ101、センサ駆
動回路102、センサ出力変換回路103、スイッチン
グ回路104、表示パネル105から構成される。
【0006】CO2センサ101は、固体電界型炭酸ガ
スセンサ等が用いられる。このCO2センサ101は、
雰囲気中及び呼気中の炭酸ガス濃度を検知して濃度を電
圧値で示す濃度検知信号を出力する。センサ駆動回路1
02は、AC電源等所定電源等を利用して、図示しない
電源スイッチオンに応答して、CO2センサ101に含
まれるヒータを所定温度に加熱するための加熱回路やC
O2センサ101に駆動電力を供給する定電圧回路等を
有する。センサ出力変換回路103は、微分回路を有
し、CO2センサ101からの濃度検知信号を微分処理
した結果と予め設定されたスレシュホールドレベルS/
Hとの比較結果に基づいて、操作信号を出力する。
【0007】スイッチング回路104は、センサ出力変
換回路103からの操作信号を受けると、図示しない照
明装置等の電気機器のオンオフ等のスイッチング操作を
行う。またスイッチング回路104の替わりに表示パネ
ル105が装備される場合、この表示パネル105は、
センサ出力変換回路103からの操作信号の内容に応じ
た、「ありがとう」「トイレ」「誰か呼んで下さい」等
のメッセージを表示する。但し、この場合使用者は予め
定められた呼気の吹き付けパターンによって、メッセー
ジの内容を指定することになる。
【0008】このような構成の従来の呼気スイッチ装置
において、CO2センサ101に息が吹き付けられる
と、CO2センサ101は濃度検知信号を出力する。こ
の濃度検知信号を受けたセンサ出力変換回路103は、
炭酸ガス濃度が急激に変化したことに応答して鋭い微分
波形を生成し、微分処理結果が上記スレシュホールドレ
ベルS/Hを超えたことを検出して上記操作信号を出力
する。この操作信号を受けたスイッチング回路104又
は表示パネル105は、スイッチング操作やメッセージ
表示を行う。
【0009】上述のような微分処理結果に基づいて、上
記操作信号を生成する方法について、図8及び図9に示
すグラフを用いて説明する。図8は、雰囲気中の炭酸ガ
ス濃度が緩やかに変化した場合のセンサ出力及び微分出
力の時間特性を示すグラフである。図9は、急激に炭酸
ガス濃度が変化した場合のセンサ出力及び微分出力の時
間特性を示すグラフである。なお、ここでいうセンサ出
力は、前述の濃度検知信号と等価と考えてよい。
【0010】雰囲気中の炭酸ガス濃度が緩やかに増大し
た場合、CO2センサ101によるセンサ出力も、図8
のSXで示すように緩やかに増大する。このように炭酸
ガス濃度は増大するもの、緩やかに増大したセンサ出力
SXを受けたセンサ出力変換回路103の微分回路は、
同図のCXで示すように、あまり大きな変化のない微分
出力を生成する。このような微分出力は、同図に示すよ
うな上記操作信号を出力する基準となる予め定められた
スレシュホールドレベルS/Hを超えることはない。
【0011】一方、例えば図9のPYに示すタイミング
で急激に呼気をCO2センサ101に吹き付けた場合、
同図のSYに示すようにセンサ出力は瞬時に増大する。
このような急激に増大したセンサ出力SYを受けると、
これに応答してセンサ出力変換回路103の微分回路
は、同図のCYで示すように瞬時に大きな変化した微分
出力を生成する。このような微分出力は、同図に示すよ
うな予め定められたスレシュホールドレベルS/HをP
Zで示すタイミングで超える。
【0012】このように炭酸ガス濃度が緩やかに増大し
た場合及び急激に増大した場合におけるそれぞれの微分
出力CX及びCYのパターンに差異が発生する。そこ
で、上述のように適当な微分出力値にスレシュホールド
レベルS/Hを設けることによって、炭酸ガス濃度が緩
やかに増大した場合と急激に増大した場合との区別が可
能になり、これを利用して上記被制御装置のスイッチン
グ操作やメッセージ表示を行うことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
呼気スイッチ装置では、呼気スイッチ装置の使用者側
は、自分の近くにいる相手に対して何らかの意志表示を
することは可能であるが、相手が離れている場合は、意
志伝達をするのが困難であった。そこで例えば同一家屋
内では各部屋に呼気スイッチ装置に接続されたブザー装
置を配設して、必要時には呼気を発してブザー装置を鳴
動させて意志を伝達するというアイディアも考えられる
が、この場合、たとえ使用者から自分の意志が伝わって
いたとしても、従来装置には相手からの返答を確認する
手段がないので、使用者は自分の意志が正しく相手に伝
わったのかどうかがわからなかった。上記のようにブザ
ー装置が接続できない同一家屋から遠く離れた相手に対
しては、相手からの返答どころか使用者側からの意思伝
達さえできなかった。更に、遠く離れた相手側から先に
発せられるメッセージも、この呼気スイッチ装置による
と認識することができなかった。
【0014】特に、この装置の使用者が患者である場合
等は、例えば、患者が「薬が欲しい」という意志をこの
呼気スイッチ装置により伝えたと思っても、看護者が離
れた部屋にいたりするとそれが正確に伝わったかどうか
わからず、患者は非常に不安になっていた。また、看護
者が外出等した場合、このスイッチ装置によると、患者
側からは全く意志を伝えることができず、また看護者か
らも患者に意志伝達するのが困難であった。したがっ
て、看護者は常に患者の近くで待機することを強いら
れ、買い物に出かけること等もできない場合もあった。
【0015】よって本発明は、上述した現状に鑑み、従
来のような呼気メッセージ発信者側からの一方向通信を
改善し、呼気メッセージ発信者側と他者との間で双方向
通信可能な呼気スイッチシステムを提供することを課題
としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の呼気スイッチ装置は、図1の
基本構成図に示すように、炭酸ガスセンサにより検出さ
れる炭酸ガスから意図的に発せられた呼気を検知して、
この検知に基づいて呼気検知信号を出力する呼気検知信
号出力手段100と、前記呼気検知信号に応答して、送
信メッセージを生成する送信メッセージ生成手段201
と、前記送信メッセージを外部装置300に送信するメ
ッセージ送信手段202と、前記外部装置300から送
信されてくる外部メッセージを受信する外部メッセージ
受信手段203と、前記外部メッセージ受信手段203
で受信された前記外部メッセージを報知する外部メッセ
ージ報知手段204とを有することを特徴とする。
【0017】請求項1記載の発明によれば、呼気検知信
号出力手段100は炭酸ガスセンサにより検出される炭
酸ガスから意図的に発せられた呼気を検知して、この検
知に基づいて呼気検知信号を出力する。この呼気検知信
号に応答して、送信メッセージ生成手段201は送信メ
ッセージを生成する。この送信メッセージをメッセージ
送信手段202は外部装置300に送信する。この外部
装置300から送信されてくる外部メッセージは外部メ
ッセージ受信手段203で受信され、そして、この受信
された外部メッセージは外部メッセージ報知手段204
で報知される。
【0018】このような構成により、呼気によるメッセ
ージは送信メッセージ生成手段201により外部装置3
00に送信されて、そして外部メッセージ受信手段20
3により外部装置300からの外部メッセージが受信さ
れて、この受信された外部メッセージは外部メッセージ
報知手段204で報知されるので、呼気によりメッセー
ジを発した側は自分の意志が正確に相手に伝わったかど
うかを確認できるようになる。また、逆に、外部装置3
00から先に発せられた外部メッセージは外部メッセー
ジ受信手段203で受信されて、外部メッセージ報知手
段204で報知され、そして呼気によるメッセージは送
信メッセージ生成手段201により外部装置300に送
信できるので、外部装置300側の人も自分のメッセー
ジが正確に伝わったかどうかを確認できるようになる。
【0019】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の呼気スイッチ装置は、図1の基本構成図に示す
ように、請求項1記載の呼気スイッチシステムにおい
て、前記メッセージ送信手段202及び外部メッセージ
受信手段203は、LAN通信機能を有しており、前記
外部装置300は、前記メッセージ送信手段202及び
外部メッセージ受信手段203にLAN接続されてお
り、前記メッセージ送信手段202からの前記送信メッ
セージをLAN回線を介して受信する送信メッセージ受
信手段301と、前記送信メッセージ受信手段301に
より受信された前記送信メッセージを報知する送信メッ
セージ報知手段302と、前記外部メッセージ受信手段
203へ送信する前記外部メッセージを入力する外部メ
ッセージ入力手段303と、前記外部メッセージ入力手
段303により入力された前記外部メッセージを前記外
部メッセージ受信手段203にLAN回線を介して送信
する外部メッセージ送信手段304とを有するLAN端
末装置であることを特徴とする。
【0020】請求項2記載の発明によれば、メッセージ
送信手段202及び外部メッセージ受信手段203はL
AN通信機能を有しており、外部装置300はメッセー
ジ送信手段202及び外部メッセージ受信手段203に
LAN接続されたLAN端末装置であるので、 LAN
回線の接続可能な同一家屋内等であれば、呼気によりメ
ッセージを発する側とその相手との間の双方向通信が可
能になる。
【0021】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の呼気スイッチ装置は、図1の基本構成図に示す
ように、請求項1記載の呼気スイッチシステムにおい
て、前記メッセージ送信手段202及び外部メッセージ
受信手段203は、インターネット通信機能を有してお
り、前記外部装置300は、前記メッセージ送信手段2
02及び外部メッセージ受信手段203にインターネッ
ト接続されており、前記メッセージ送信手段202から
の前記送信メッセージをインターネット回線を介して受
信する送信メッセージ受信手段301と、前記送信メッ
セージ受信手段301により受信された前記送信メッセ
ージを報知する送信メッセージ報知手段302と、前記
外部メッセージ受信手段203へ送信する前記外部メッ
セージを入力する外部メッセージ入力手段303と、前
記外部メッセージ入力手段303により入力された前記
外部メッセージを前記外部メッセージ受信手段203に
インターネット回線を介して送信する外部メッセージ送
信手段304とを有するインターネット端末装置である
ことを特徴とする。
【0022】請求項3記載の発明によれば、メッセージ
送信手段202及び外部メッセージ受信手段203はイ
ンターネット通信機能を有しており、外部装置300は
メッセージ送信手段202及び外部メッセージ受信手段
203にインターネット接続されたインターネット端末
装置であるので、呼気メッセージ発信側とその相手側と
の意志伝達範囲は更に大きく広がる。すなわち、インタ
ーネット端末装置が接続されている場所であれば、呼気
メッセージ発信者とその相手との間の双方向通信が可能
になる。
【0023】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載の呼気スイッチ装置は、図1の基本構成図に示す
ように、請求項3記載の呼気スイッチシステムにおい
て、前記インターネット端末装置は、無線通信機能を備
えた携帯通信端末装置であることを特徴とする。
【0024】請求項4記載の発明によれば、インターネ
ット端末装置は、無線通信機能を備えた携帯通信端末装
置であるので、呼気メッセージ発信側とその相手側との
意志伝達範囲は飛躍的に広がる。携帯通信端末装置のサ
ービスエリアは国内の主な場所に提供されているので、
このような携帯通信端末装置を有する相手とならほとん
どの場所を問わず、呼気メッセージ発信者は双方向通信
が可能になる。
【0025】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載の呼気スイッチ装置は、図1の基本構成図に示す
ように、請求項1〜4いずれか記載の呼気スイッチシス
テムにおいて、前記送信メッセージを表示するメッセー
ジ表示部を更に有し、前記送信メッセージ生成手段20
1は、予め定められた意志表示を示すメッセージのリス
トから、所定時間毎に特定のメッセージを選択して循環
的に前記メッセージ表示部に表示させる表示制御手段2
01Aと、前記呼気検知信号が生成された時の前記メッ
セージ表示部上のメッセージを前記送信メッセージとし
て確定する送信メッセージ確定手段201Bとを有する
ことを特徴とする。
【0026】請求項5記載の発明によれば、表示制御手
段201Aが予め定められた意志表示を示すメッセージ
のリストから、所定時間毎に特定のメッセージを選択し
て循環的にメッセージ表示部に表示させ、送信メッセー
ジ確定手段201Bが呼気検知信号が生成された時のメ
ッセージ表示部上のメッセージを送信メッセージとして
確定するので、送信メッセージを生成するのが非常に容
易になる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、図2を用いて、本呼気スイ
ッチシステムの概観を説明する。図2は、本発明の呼気
スイッチシステムの実施形態を示す概観図である。
【0028】図2に示す概観図において、本呼気スイッ
チシステムは呼気スイッチ装置1及び端末装置2を含ん
で構成される。呼気スイッチ装置1は呼気集約部11、
CO2センサ12、アーム部13、本体ケース部14、
電源スイッチ15、LEDランプ装置16及び呼気検出
信号出力線18を含む。
【0029】上記呼気集約部11は、おわん型で、軽量
で弾力性のあるゴム又はプラスティックの成形により作
られており、一端側は使用者の鼻及び口に対応する円形
開口部、これに対向する他端側は縮径部を有する略漏斗
状に形成されている。この呼気集約部11の内側には、
上記縮径部に支持され、炭酸ガスを検知するCO2セン
サ12が配置されている。このCO2センサ12は、セ
ンサ素子が網で覆われており、呼気を供給しやすいよう
に使用者の口に対応する位置に配置されている。
【0030】またこの呼気集約部11と本体ケース部1
4とはアーム部13によって接続されたアームスタンド
型をしている。このアーム部13は、呼気集約部11が
回転可能で、横方向に変移可能、曲げ変移可能な、例え
ば公知のフレキシブル管により形成される。このアーム
部13は、機械的に呼気集約部11を任意の位置に変位
させて固定する他、内部に呼気集約部11と本体ケース
部14とを電気的に接続するリード線等を収容する。
【0031】なお、上記のように呼気集約部11は本体
ケース部14に直接接続される他、専用の呼気集約部固
定手段に上記のようなフレキシブル管を介して接続する
ようにしてもよい。更に、この呼気集約部固定手段とし
てベッド等に固定できるクリップ部を用いるようにして
もよい。
【0032】一方、本体ケース部14は、例えば、金属
製又はプラスティック製の箱状をしており、内部に、後
述するセンサ出力変換回路141、制御部142、呼気
検知信号出力部143、センサ駆動回路144等の電気
回路を収容する。そして、本体ケース部14の前面に
は、電源スイッチ15、オンオフモニタ用LED16が
配設されている。なお、これら電源スイッチ15及びオ
ンオフモニタ用LED16は他面に配設してもよい。
【0033】上記電源スイッチ15は、電灯線等から供
給される所定電源を各回路に供給するための公知のスイ
ッチであり、このスイッチ15がオンされるとその上部
に配置されたオンオフモニタ用LED16が点灯し、オ
フされると消灯する。
【0034】また、本体ケース部14の背面からは、A
C電源プラグ付電源線17、呼気検知信号出力線18が
出ている。AC電源プラグ付電源線17は、背面から出
る電源線及びこれに接続され本呼気スイッチ装置を構成
する各電気回路に電源を供給するための基本電源となる
AC電源に接続されるAC電源プラグを有する。呼気検
知信号出力線18は、呼気スイッチ装置1から出力され
る呼気検知信号を伝送する信号線である。
【0035】上記アーム部13に収容されるリード線
は、呼気集約部11のCO2センサ12と本体ケース部
14に内蔵される電気回路とを電気的に接続する。例え
ば、このリード線は、本体ケース部14に収容されるセ
ンサ駆動回路144から呼気集約部11に収容されるC
O2センサ12に対してセンサ駆動電源やヒータ電源を
供給したりする電源線や、逆にCO2センサ12から濃
度検出信号を本体ケース部14に収容されるセンサ出力
変換回路141に供給するための伝送線等を含むもので
ある。
【0036】使用者は、ベッド脇等の所定場所にこのよ
うな構造の呼気スイッチ装置1を設置し、必要時にはC
O2センサ12からやや離れたところから、このCO2
センサ12に呼気を吹き付ける。本呼気スイッチシステ
ムでは、呼気スイッチ装置1は端末装置2に接続された
入力手段の役割をしている。なお、本呼気スイッチ装置
を構成する各電気回路は、電池によって必要な電源を得
るようにしてもよい。
【0037】一方、端末装置2は、本体21、モニタ2
2、及び通信線23を含む。この端末装置2は、例え
ば、既成のパーソナルコンピュータである。パーソナル
コンピュータは、後述のようにLAN通信機能を備えた
り、インターネット通信機能を備えたりしている。ただ
し、通常この種のパーソナルコンピュータに装備される
入力装置としてのキーボードの替わりに、本実施形態で
は入力手段として上述の呼気スイッチ装置1が装備され
ている。
【0038】本体21は、後述するが、I/Oポート、
CPU、メモリ、そしてLAN通信する場合にはLAN
ボード、インターネット通信する場合にはモデム等を備
えている。なお、このモデムは本体21外に装備されて
いてもよい。また、その背面には、呼気スイッチ装置1
との呼気検知信号出力線18が接続される入出力(I/
O)ポートを備えている。
【0039】モニタ22は本体21に接続されて、後述
するような送信メッセージや受信した外部メッセージ等
を表示する。通信線23は端末装置2が外部装置と通信
をするための信号伝送線であり、後述の図3、図4の実
施形態ではLANケーブルであり、図5、図6の実施形
態ではインターネット用の電話線である。
【0040】このような構成において、呼気に基づいて
呼気検知信号を出力する呼気スイッチ装置1がキーボー
ド、マウス等の役割を果たし、呼気スイッチ装置1の使
用者は、端末装置2を介してLAN回線又はインターネ
ット回線を介して外部装置と通信可能になる。
【0041】そして、呼気による送信メッセージに対す
る外部装置からの応答メッセージは、モニタ22上に表
示されるので、呼気メッセージ発信者は自分の意志が正
確に相手に伝わったかどうかを確認できる。また、外部
装置から先に発せられた外部メッセージもモニタ22上
に表示されて、これに対する応答メッセージを呼気スイ
ッチ装置1を利用して入力できるので、外部装置側の人
も自分のメッセージが正確に伝わったかどうかを確認で
きるようになる。すなわち、呼気メッセージ発信者側と
外部装置側との間で双方向通信ができるようになる。特
に、これは呼気メッセージ発信側が患者であり、外部装
置側が看護者である場合に有効となる。
【0042】次に、本呼気スイッチシステムの実施形態
を図3のブロック図、図4のフローチャートに基づき、
再度、図9も参照しながら説明する。図3は、本発明の
呼気スイッチシステムの一実施形態を示すブロック図で
ある。図4は、図3の実施形態の動作を示すフローチャ
ートである。図8は前述した通りである。
【0043】図4に示すように、本呼気スイッチシステ
ムは呼気スイッチ装置1及びこの呼気スイッチ装置1に
接続された患者側端末装置2Aを有し、患者側端末装置
2AにはLAN回線を介して、看護者側端末装置3、看
護者側端末装置4が接続されている。
【0044】上記呼気スイッチ装置1は、図2の呼気集
約部11に内装されるCO2センサ12、並びに図2の
本体ケース部14に内装されるセンサ出力変換回路14
1、制御部142、呼気検知信号出力回路143、及び
センサ駆動回路144を有する。呼気スイッチ装置1
は、請求項1の呼気検知信号出力手段に相当する。
【0045】CO2センサ12は、例えば上記実開平4
−134061号公報に開示されている公知の固体電界
型炭酸ガスセンサ等を用いることができる。このCO2
センサ12は、ベース部に固定されたセンサ素子が円筒
状の金網で覆われたような構成になっている。CO2セ
ンサ12は、雰囲気及び呼気中の炭酸ガス濃度を検知し
て、この濃度を示す濃度検知信号を出力する。
【0046】センサ出力変換回路141は基本的に微分
回路141Aを有し、この微分回路141Aにより生成
される微分出力に基づき、雰囲気中の炭酸ガスと意図的
な呼気中の炭酸ガスを分別して、呼気中の炭酸ガスを検
知すると呼気検知信号を生成する。この微分回路141
Aは、コンデンサ及び抵抗を含む既知の回路構成をして
おり、上記濃度検知信号はこの微分回路141Aを通
り、応答性のよい呼気の濃度検知信号は、図9のCYで
示したような鋭いパルス波形に成形され、これが入力さ
れた時だけその呼気に対応した呼気検知信号が出力され
る。
【0047】すなわち、上記CO2センサ12からの濃
度検知信号に応答して微分回路141Aが生成する微分
出力に基づき、センサ出力変換回路141は炭酸ガス濃
度の増加率が予め定められたスレシュホールドレベルS
/Hよりも小さい値から、このレベルS/Hを超えた値
へと変化したことを検知することにより呼気中の炭酸ガ
スを分別検知して、呼気検知信号が出力される。
【0048】上述のように、炭酸ガス濃度の増加率を検
出するために微分回路141Aを用いるようにしている
ので、簡単な回路で、雰囲気中の炭酸ガスと呼気中の炭
酸ガスを分別することができるようになる。
【0049】制御部142は、ここに接続される電源ス
イッチ15がオンされことに応答してセンサ駆動回路1
44を駆動開始したり、上記呼気検知信号を受けるとこ
れを呼気検知信号出力回路143を介して端末装置2B
に出力させたりする。なお、この制御部142には上述
したオンオフモニタ用LED16も接続されており、電
源オン時にはこれを点灯させる。
【0050】呼気検知信号出力回路143は、制御部1
42及び外部装置(端末装置2B)の間に介在するイン
ターフェース回路の一種であり、制御部142から供給
される呼気検知信号を最適な信号形式や信号レベルに変
換して、端末装置2Bに供給する。
【0051】センサ駆動回路144は、制御部142に
接続され、電源スイッチ15のオンに応答して、AC電
源等所定電源を利用して、CO2センサ12に含まれる
ヒータを所定温度に加熱するための加熱回路やCO2セ
ンサ12に駆動電力を供給する定電圧回路等を含む。
【0052】一方、患者側端末装置2Aは表示部22
A、CPU211、I/Oポート212、及びLANボ
ード213及びメモリ214を備えている。
【0053】表示部22Aは、図2のモニタ22に対応
するもので、CPU211に制御されて、メモリ214
に格納される予め定められた意志表示を示すメッセージ
のリストから、特定のメッセージを自動的に所定時間だ
けリストアップしながら順次スクロール表示する。これ
らのメッセージは、例えば、「誰か来て下さい」、「薬
を下さい」、「水を下さい」等、予めリストアップされ
た頻度の高い意志表示を示すメッセージである。
【0054】CPU211は、図4で後述する本発明に
関わる処理等を行う。CPU211は、例えば、表示部
22Aに意志表示を示す複数のメッセージを所定時間毎
に切り替えながら循環的に表示させ、呼気スイッチ装置
1からの呼気検知信号に応答して、上記表示部22Aに
表示されているメッセージ、例えば、「薬を下さい」を
LANボード213を介して、LAN回線に送出する。
また、LAN回線を介して送信されてくるメッセージを
LANボード213を介して受信し、それを表示部22
Aに表示させたりする。なお、上述のように自動スクロ
ールすればより簡単に呼気によりメッセージを選択しや
すくなるが、予め定めた呼気パターンに応じて、その都
度所望のメッセージを選択できるようにしてもよい。
【0055】I/Oポート212は、通常のパーソナル
コンピュータの背面等に配設されていると同様のポート
であり、ここに上記呼気検知信号が供給される。LAN
ボード213も汎用のLAN通信機能を備えたボードで
ある。
【0056】メモリ214は、上述した「誰か来て下さ
い」、「薬を下さい」、「水を下さい」等の頻度の高い
メッセージのメッセージリストや、後述の図4に関わる
制御を行うプログラムを格納する。また、制御の過程で
発生するデータを一時的に格納する。
【0057】上記患者側端末装置2AにLAN回線を介
して接続される看護者側端末装置3は、例えば、LAN
通信機能を備えた既成のパーソナルコンピュータであ
り、本体31、表示部32及び入力部33を備えてい
る。本体31は各種制御を行うCPUやLAN通信のた
めのLANボードを備えている。表示部32は、患者側
端末装置3からの送信メッセージを表示したり、逆に患
者側端末装置3に送信すべき外部メッセージを表示する
通常のパーソナルコンピュータが備えるモニタである。
入力部33は、送信すべき外部メッセージを入力したり
する入力手段であり、通常のパーソナルコンピュータが
備えるキーボード(又はマウス)等である。
【0058】患者側端末装置2AにLAN回線を介して
接続される看護者側端末装置4も上記看護者側端末装置
3と同様の構成をしており、本体41、表示部42及び
入力部43はそれぞれ本体31、表示部32、入力部3
3に対応する。
【0059】上記患者側端末装置3は、例えば、患者の
寝ているベッドの脇等、患者から表示内容を見やすいよ
うに設置されている。看護者側端末装置3及び4は、同
一家屋内の患者のいる部屋から離れた各別室にそれぞれ
配置されているとする。
【0060】上述のような構成の呼気スイッチシステム
において、患者により所望のメッセージ、例えば、「薬
を下さい」が表示部22Aに表示されたタイミングに同
期して、呼気スイッチ装置1のCO2センサ11に息を
吹き付けられると、CO2センサ12は濃度検知信号を
出力する。この濃度検知信号を受けたセンサ出力変換回
路141では、その微分回路141Aが炭酸ガス濃度が
急激に変化したことに応答して鋭い微分波形を生成し、
これに基づいて上記呼気検知信号が出力される。この呼
気検知信号は、呼気検知信号出力回路143、I/Oポ
ート212を介して、患者側端末装置2AのCPU21
1に送られ、この呼気検知信号を受けたCPU211
は、表示部22Aに表示されている送信メッセージをL
ANボード213を介して、LAN回線に送出する。
【0061】LAN回線に送出された上記送信メッセー
ジを受信した看護者側端末装置3及び4は、それらの表
示部32及び42に「薬を下さい」という患者からのメ
ッセージを表示する。これにより、看護者は、患者とは
別室にいても患者からのメッセージを認識することがで
きる。
【0062】逆に、患者とは別室にいる看護者から先に
患者側に例えば「調子はどうですか」等のメッセージを
送りたい場合には、通常のLAN通信と同様の手法で、
入力部33及び41から所望の外部メッセージを入力し
て、これをLAN回線を介して看護者側端末装置3及び
4から患者用端末装置2Aに送信することができる。患
者は、表示部22A上のこの外部メッセージをみて、呼
気スイッチ装置1に所定のメッセージに対応する呼気を
吹き付ける等して、「調子はどうですか」等の外部メッ
セージに対する応答メッセージを返送することが可能に
なる。
【0063】このようにして、患者側とこの患者とは別
室にいる看護者とが双方向コミュニケーションをとるこ
とができるようになる。
【0064】なお、上記端末装置2A、3及び4は、こ
れらと同様の機能を備えているのであれば、パーソナル
コンピュータでなくてもよい。これら端末装置3及び4
は請求項1及び2の外部装置に相当する。
【0065】図4に示すフローチャートは、呼気スイッ
チ装置1及び端末装置2Aの電源スイッチがオンされ、
この呼気スイッチシステムのアプリケーションプログラ
ムの立ち上げ等、所定の初期処理が終了状態からスター
トするものとする。また、端末装置2A、端末装置3、
4は相互通信可能なようにアドレス設定されているもの
とする。
【0066】ステップS1においては、このアプリケー
ションプログラムの終了指令が検知され、ここで終了指
令が検知されると所定の終了処理を経て一連の処理は終
了し(ステップS1のY)、さもなければ特定のメッセ
ージを表示すべくステップS2に移行する(ステップS
1のY)。
【0067】ステップS2において、患者側端末装置2
AのCPU211はそのメモリ214に格納されるメッ
セージリストのうちから特定のメッセージをひとつリス
トアップして、表示部22Aに表示させるように制御す
る。
【0068】ステップS3において、上記CPU211
はセンサ出力変換回路141から供給される呼気検知信
号の受信を所定時間、例えば、1秒間だけ待機する。こ
こで、この時間内に呼気検知信号の受信がないとCPU
211はメッセージをスクロールすべくステップS4に
移行する(ステップS3のN)。ここで、所定時間内に
呼気検知信号を受信するとCPU211はメッセージを
確定すべく処理をステップS5に移行する(ステップS
3のY)。
【0069】ステップS4においては、CPU211は
現在表示部22A上に表示している特定のメッセージを
消去して、上記メモリ214に格納されるメッセージリ
ストのうちから次の特定のメッセージをひとつリストア
ップして、表示部22Aに表示させるように制御する。
例えば、「薬を下さい」というメッセージが消去された
後は、「水を下さい」というメッセージが表示されるこ
とになる。表示されたメッセージがメモリ214に格納
されるメッセージリストのうちの最後のメッセージであ
れば、次に表示されるメッセージは最初の格納メッセー
ジになり、このようにして複数のメッセージが循環的に
表示されることになる。そして、このステップS4が終
了すると処理はステップS1に戻され、呼気検知信号を
受信するまで、メッセージリストのメッセージを所定時
間毎に循環的に表示し続ける。
【0070】一方、ステップS5においては、CPU2
11は呼気検知信号を受信した時に表示部22A上に表
示されているメッセージを確定し、つまり、患者がこの
メッセージを出力する意志があるものと判断し、S6に
おいて、LANボード213を介してこの確定したメッ
セージをLAN回線上に送出する。
【0071】このように、予め定められた意志表示を示
すメッセージのリストから、所定時間毎に特定のメッセ
ージを選択して循環的にメッセージ表示部に表示させ、
呼気検知信号が受信された時のメッセージ表示部上のメ
ッセージを送信メッセージとして確定するようにしてい
るので、送信メッセージを生成するのが非常に容易にな
る。これは、呼気メッセージ発信側が身動きが不自由な
患者である場合、特に有効となる。
【0072】そして、LAN回線上に送出された上記メ
ッセージは、ステップT1において看護者側端末装置3
及び4の各LANボードを介して受信され、ステップT
2において各表示部32及び42上に表示される。
【0073】更に、ステップT3において入力部33及
び43を用いて看護者により、上記表示部32及び42
上のメッセージに対する確認信号又はメッセージが入力
され、ステップT4において所定の送信操作を経て、そ
の確認信号が各LANボードを介して、LAN回線上に
送出される。
【0074】また、LAN回線上に送出された上記確認
信号は、ステップS7において、患者側端末装置2Aの
LANボード213を介してそのCPU211に受信さ
れる。そして、ステップS8において、CPU211は
この確認信号に応答して、確認済みメッセージを表示部
22Aに表示させる。なお、これは端末装置2Aが音声
発生装置を有している場合、それを利用した音声による
報知でもよい。そして、この確認済みメッセージが所定
時間表示された後、自動的又は所定のトリガーにより処
理は前述したステップS1に戻される。
【0075】なお、ここでは患者側端末装置2Aから先
にメッセージを送信する場合を例示したが、看護者側端
末装置3及び4から先にメッセージを送信するようにし
てもよい。この場合、上記ステップT3において看護者
側からメッセージ入力され、ステップT4で上記と同様
に送信され、ステップS7及びステップS8によりメッ
セージ受信及び表示され、ステップS1〜ステップS6
により患者側から応答メッセージが返送され、再び、ス
テップT1及びステップT2においてその応答メッセー
ジが受信及び表示されることになる。
【0076】上述のように、LAN回線を利用して呼気
メッセージ発信者の端末装置2Aと外部の端末装置3、
4とが接続されるので、LAN回線の接続可能な同一家
屋内等であれば、呼気によりメッセージを発する側とそ
の相手との間の双方向通信が可能になる。 LAN及び
LAN端末装置は非常に普及しているので導入も容易で
ある。特に、呼気メッセージ発信側が患者であり、端末
装置3、4側が看護者である場合には、看護者は行動範
囲を広げつつ、患者に対する看護も確実にできるように
なる。
【0077】なお、上記ステップS3、ステップS4及
びステップS5は、請求項1の送信メッセージ生成手段
に相当し、ステップS7は外部メッセージ受信手段に相
当し、そして、ステップS8は応答メッセージ報知手段
に相当する。また、ステップT1、ステップT2、ステ
ップT3及びステップT4はそれぞれ、請求項2の送信
メッセージ受信手段、送信メッセージ報知手段、外部メ
ッセージ入力手段及び外部メッセージ送信手段に相当す
る。
【0078】更に、本呼気スイッチシステムの他の実施
形態を図5のブロック図、図6のフローチャートに基づ
き説明する。図5は、本発明の呼気スイッチシステムの
他の実施形態を示すブロック図である。図6は、図5の
実施形態の動作を示すフローチャートである。
【0079】図5に示すように、本呼気スイッチシステ
ムは呼気スイッチ装置1及びこの呼気スイッチ装置1に
接続された患者側インターネット端末装置2Bを有し、
この端末装置2Bは、外部インターネット端末装置5及
びインターネット対応携帯電話6にインターネット接続
されている。
【0080】端末装置2B、外部インターネット端末装
置5及びインターネット対応携帯電話6間の接続に関し
て説明を加えると、患者側インターネット端末装置2B
は公衆電話網91、インターネットサービスプロバイダ
(ISP)95を介して、インターネットに接続されて
いる。また、外部インターネット端末装置5も同様に、
公衆電話網92、ISP96を介して、インターネット
に接続されている。更に、無線基地局(BS)93に無
線接続されるインターネット対応携帯電話6は、携帯電
話網94及びISP97をインターネットに接続されて
いる。上記ISP95及び96は、通常のインターネッ
トサービスプロバイダであり、ISP97は、例えば、
インターネット対応携帯電話サービスを提供しているオ
ペレータの携帯電話インターネットサービスセンタであ
る。
【0081】このようにして、端末装置2B、外部イン
ターネット端末装置5及びインターネット対応携帯電話
6間がインターネット接続されている。上記外部インタ
ーネット端末装置5及びインターネット対応携帯電話6
は請求項1、3及び4の外部装置に相当する。
【0082】上記呼気スイッチ装置1の構成及び作用
は、図3で説明したと同等なので、ここでは説明を割愛
する。
【0083】一方、患者側インターネット端末装置2B
も図3の実施形態で説明したとほぼ同等である。但し、
図3の実施形態におけるLANボード213の替わりに
この図5の実施形態においては、モデム215が装備さ
れている。
【0084】表示部22Bは、図3の実施形態の表示部
22Bと同様、図2のモニタ22に対応するもので、C
PU211に制御されて、メモリ214に格納される予
め定められた意志表示を示すメッセージのリストから選
択された送信すべきメッセージを表示する。これらのメ
ッセージは、例えば、「誰か来て下さい」、「薬を下さ
い」、「水を下さい」等、予めリストアップされた頻度
の高い意志表示を示す送信メッセージであったり、上記
端末装置5及び携帯電話6からの外部メッセージ、例え
ば、「今日の食事は何がよいか」であったりする。
【0085】CPU211は、図6で後述する本発明に
関わる処理等を行う。例えば、制御部142は、呼気ス
イッチ装置1から供給される呼気パターンに応じた送信
メッセージを表示部22Bに表示させ、更に表示メッセ
ージの確定を示す呼気スイッチ装置1からの呼気検知信
号に応答して、上記表示部22Bに表示されているメッ
セージをモデム215を介して、インターネット接続さ
れた端末装置5、携帯電話6に送出する。なお、この送
信メッセージは、図4のフローチャートで説明したと同
様、表示部22Bに複数のメッセージを所定時間毎にス
クロール表示させ、呼気スイッチ装置1からの呼気検知
信号により確定させるようにしてもよい。また、CPU
211は、端末装置5、携帯電話6から送信されてくる
メッセージをモデム215を介して受信し、それを表示
部22Bに表示させたりする。
【0086】I/Oポート212は、通常のパーソナル
コンピュータの背面等に配設されていると同様のポート
であり、ここに上記呼気検知信号が供給される。モデム
215も端末装置2Bを電話回線に通信接続する汎用の
ものである。
【0087】メモリ214は、上述した「誰か来て下さ
い」、「薬を下さい」、「水を下さい」等の頻度の高い
メッセージのメッセージリストや、後述の図6に関わる
制御を行うプログラムを格納する。また、制御の過程で
発生するデータを一時的に格納する。
【0088】上記患者側インターネット端末装置2Bに
インターネット接続される看護者側インターネット端末
装置5は、例えば、インターネット通信機能を備えた既
成のパーソナルコンピュータであり、本体51、表示部
52及び入力部53を備えている。本体51は各種制御
を行うCPUやインターネット通信のためのモデムを備
えている。表示部52は、端末装置2Bからの送信メッ
セージを表示したり、逆に端末装置2Bに送信すべき外
部メッセージを表示する通常のパーソナルコンピュータ
が備えるモニタである。入力部53は、送信すべき外部
メッセージを入力したりする入力手段であり、通常のパ
ーソナルコンピュータが備えるキーボード(又はマウ
ス)等である。
【0089】インターネット対応携帯電話装置6は、テ
ンキー等の入力部及びLCD等の表示部を備え、インタ
ーネット通信機能を有する市販されている端末を利用可
能であり、これを利用して看護者は、端末装置2Bから
の送信メッセージを受信して表示させたり、逆に上記テ
ンキーを用いて所望の外部メッセージ、例えば、上記
「今日の食事は何がよいか」を入力して送信する。
【0090】なお、上記患者側インターネット端末装置
2Bは、例えば、患者の寝ているベッドの脇等、患者か
ら表示内容を見やすいように設置されている。
【0091】上述のような構成の呼気スイッチシステム
において、患者の発する呼気により所望のメッセージ、
例えば、「薬を下さい」が、端末装置2Bから送出され
ると、端末装置2Bが送信アドレスを指定している端末
装置5や携帯電話装置6はこの送信メッセージを受信
し、所定のメッセージ又はメール受信操作により、それ
らの表示部52等に「薬を下さい」というメッセージを
表示させる。これにより、看護者は、患者から遠く離れ
ていても患者からのメッセージを認識することができ
る。
【0092】逆に、このような看護者から先に患者側に
例えば「今日の食事は何がよいか」等の外部メッセージ
を送りたい場合には、通常のインターネットのメール送
信と同様の手法で、入力部53等を利用して上記外部メ
ッセージをインターネットを利用して、端末装置2Bに
送信することができる。患者は、表示部22B上のこの
外部メッセージをみて、呼気スイッチ装置1に所定のメ
ッセージに対応する呼気を吹き付ける等して、上記外部
メッセージに対する応答メッセージを返送することが可
能になる。このようにして、患者側とこの患者と遠く離
れた看護者とが双方向コミュニケーションをとることが
できるようになる。
【0093】図5に示すフローチャートは、呼気スイッ
チ装置1及び端末装置2Bの電源スイッチがオンされ、
この呼気スイッチシステムのアプリケーションプログラ
ムの立ち上げ等、所定の初期処理が終了状態からスター
トするものとする。
【0094】また、この実施形態では、例えば、前述し
た実開平04−134061号公報にも記載されている
ように呼気パターンに基づく呼気検出信号により、メモ
リ214に予め格納される「誰か来て下さい」、「薬を
下さい」、「水を下さい」等のうちからいずれかのメッ
セージを選択し、これにより選択されたメッセージを別
の呼気呼気パターンに基づく呼気検出信号により、確定
し送出するものとする。
【0095】ステップS21においては、このアプリケ
ーションプログラムの終了指令が検知され、ここで終了
指令が検知されると所定の終了処理を経て一連の処理は
終了し(ステップS21のY)、さもなければ特定のメ
ッセージを表示すべくステップS2に移行する(ステッ
プS21のY)。
【0096】ステップS22において、患者側端末装置
2BのCPU211は、I/Oポート212を介して送
信されてくる呼気スイッチ装置1からの呼気検知信号の
受信待機及び、受信した呼気検知信号の内容による処理
の振り分けを行う。このステップS22において、CP
U211は呼気検知信号の受信を待機するが(ステップ
S22のA:受信信号無)、呼気検知信号の受信がある
と、呼気検知信号の内容に応じた処理に分岐させる(ス
テップS22のB又はC)。
【0097】ステップS22のBで示すようにCPU2
11で受信された呼気検知信号が特定のメッセージを指
定するものであれば、その該当するメッセージを読み出
して表示すべくステップS23に移行する。また、ステ
ップS22のCで示すようにCPU211で受信された
呼気検知信号が表示メッセージの確定を示すものであれ
ば、その表示メッセージを確定すべくステップS24に
移行する。
【0098】ステップS23においては、受信された呼
気検知信号が特定のメッセージを指定するものであるの
で、CPU211はその該当するメッセージを読み出し
て表示部22Bに表示して、処理をステップS21に戻
す。
【0099】ステップS24においては、受信された呼
気検知信号が表示部22B上の表示メッセージの確定を
示すものであるので、患者がこのメッセージを出力する
意志があるものと判断し、CPU211はその表示メッ
セージを確定して処理をステップS25に移行する。
【0100】一方ステップS25においては、ステップ
S24で確定されたメッセージを通常のインターネット
送信と同様の手法で指定された送信アドレスに向けてイ
ンターネットを利用してメール送信する。ここでは、患
者の便宜を考えて、予め送信アドレスは端末装置5及び
携帯電話6に対応するものに設定されているものとす
る。
【0101】インターネットを利用して送出された上記
メッセージは、図5で説明した公衆電話網91、ISP
95、96、公衆電話網92を介して端末装置5に送信
されたり、或いは公衆電話網91、ISP95、97、
携帯電話網94、BS93を介して携帯電話6に送信さ
れる。
【0102】ステップT21において、端末装置5及び
携帯電話6はインターネット回線を介して送信されてき
た上記メッセージをメール受信し、ステップT22にお
いてそれを表示部52及び62に表示させる。
【0103】そして、ステップT23において入力部5
3等を用いて看護者により、上記表示部52及び62上
のメッセージに対する確認信号又はメッセージが入力さ
れ、ステップT24において所定の送信操作を経て、そ
の確認信号が返信メールとしてインターネット回線を介
して端末装置2Bに送信される。ここで、アドレスは端
末装置2Bに設定されているものとする。
【0104】上記返信メールは、ステップS26におい
て、端末装置2Bのモデム215を介してそのCPU2
11に受信される。そして、ステップS27において、
CPU211はこの返信メールを表示部22Bに表示さ
せる。なお、これは端末装置2Bが音声発生装置を有し
ている場合、それを利用した音声による報知でもよい。
そして、この返信メールが所定時間表示された後、自動
的又は所定のトリガーにより処理は前述したステップS
21に戻される。
【0105】なお、ここでは患者側インターネット端末
装置2Bから先にメッセージを送信する場合を例示した
が、端末装置5及び携帯電話4から先に図示した「今日
の食事は何がよいか」というようなメッセージを送信す
るようにしてもよい。この場合、上記ステップT23に
おいて看護者側からメッセージ入力され、ステップT2
4で上記と同様にメール送信され、ステップS26及び
ステップS27によりメール受信及び表示され、ステッ
プS21〜ステップS25により患者側から応答メール
が返送され、再び、ステップT1及びステップT2にお
いてその応答メールが受信及び表示されることになる。
また、患者側での送信メッセージの選択、確定の仕方は
図4に示した実施形態と同様にしてもよい。
【0106】上述のように、インターネット回線を利用
して呼気メッセージ発信者の端末装置2Bと外部の端末
装置5、携帯電話6とが接続されるので、呼気メッセー
ジ発信側とその相手側との意志伝達範囲は更に大きく広
がる。すなわち、インターネット端末装置が接続されて
いる場所であれば、呼気メッセージ発信者とその相手と
の間の双方向通信が可能になる。インターネット及びイ
ンターネット端末装置は普及しつつあるので導入も容易
である。特に、呼気メッセージ発信側が患者であり、端
末装置5、携帯電話6側が看護者である場合には、看護
者の行動範囲は大きく広がり、かつ患者に対する看護も
確実にできるようになる。
【0107】特に、上述のように携帯電話6を用いるこ
とにより、呼気メッセージ発信側とその相手側との意志
伝達範囲は飛躍的に広がる。携帯通信端末装置のサービ
スエリアは国内の主な場所に提供されているので、この
ような携帯通信端末装置を有する相手とならほとんどの
場所を問わず、呼気メッセージ発信者は双方向通信が可
能になる。このような携帯電話6を持ち歩くことによ
り、看護者は外出等も自由にできるようになり、かつ患
者に対する看護もより確実にできるようになる。
【0108】なお、上記ステップS22、ステップS2
3、ステップS24及びステップS25は、請求項1の
送信メッセージ生成手段に相当し、ステップS26は外
部メッセージ受信手段に相当し、そして、ステップS2
7は応答メッセージ報知手段に相当する。また、ステッ
プT21、ステップT22、ステップT23及びステッ
プT24はそれぞれ、請求項3の送信メッセージ受信手
段、送信メッセージ報知手段、外部メッセージ入力手段
及び外部メッセージ送信手段に相当する。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、呼気によるメッセージは送信メッセージ生
成手段201により外部装置300に送信されて、そし
て外部メッセージ受信手段203により外部装置300
からの外部メッセージが受信されて、この受信された外
部メッセージは外部メッセージ報知手段204で報知さ
れるので、呼気によりメッセージを発した側は自分の意
志が正確に相手に伝わったかどうかを確認できるように
なる。また、逆に、外部装置300から先に発せられた
外部メッセージは外部メッセージ受信手段203で受信
されて、外部メッセージ報知手段204で報知され、そ
して呼気によるメッセージは送信メッセージ生成手段2
01により外部装置300に送信できるので、外部装置
300側の人も自分のメッセージが正確に伝わったかど
うかを確認できるようになる。すなわち、請求項1記載
の発明によれば、呼気によりメッセージを発する側と外
部装置300側との間で双方向通信ができるようにな
る。特に、これは呼気メッセージ発信側が患者であり、
外部装置300側が看護者である場合に有効となる。
【0110】請求項2記載の発明によれば、メッセージ
送信手段202及び外部メッセージ受信手段203はL
AN通信機能を有しており、外部装置300はメッセー
ジ送信手段202及び外部メッセージ受信手段203に
LAN接続されたLAN端末装置であるので、 LAN
回線の接続可能な同一家屋内等であれば、呼気によりメ
ッセージを発する側とその相手との間の双方向通信が可
能になる。 LAN及びLAN端末装置は非常に普及し
ているので導入も容易である。特に、呼気メッセージ発
信側が患者であり、外部装置300側が看護者である場
合には、看護者は行動範囲を広げつつ、患者に対する看
護も確実にできるようになる。
【0111】請求項3記載の発明によれば、メッセージ
送信手段202及び外部メッセージ受信手段203はイ
ンターネット通信機能を有しており、外部装置300は
メッセージ送信手段202及び外部メッセージ受信手段
203にインターネット接続されたインターネット端末
装置であるので、呼気メッセージ発信側とその相手側と
の意志伝達範囲は更に大きく広がる。すなわち、インタ
ーネット端末装置が接続されている場所であれば、呼気
メッセージ発信者とその相手との間の双方向通信が可能
になる。インターネット及びインターネット端末装置は
普及しつつあるので導入も容易である。特に、呼気メッ
セージ発信側が患者であり、外部装置300側が看護者
である場合には、看護者の行動範囲は大きく広がり、か
つ患者に対する看護も確実にできるようになる。
【0112】請求項4記載の発明によれば、インターネ
ット端末装置は、無線通信機能を備えた携帯通信端末装
置であるので、呼気メッセージ発信側とその相手側との
意志伝達範囲は飛躍的に広がる。携帯通信端末装置のサ
ービスエリアは国内の主な場所に提供されているので、
このような携帯通信端末装置を有する相手とならほとん
どの場所を問わず、呼気メッセージ発信者は双方向通信
が可能になる。特に、呼気メッセージ発信側が患者であ
り、外部装置300側が看護者である場合には、看護者
は外出等も自由にできるようになり、かつ患者に対する
看護も確実にできるようになる。
【0113】請求項5記載の発明によれば、表示制御手
段201Aが予め定められた意志表示を示すメッセージ
のリストから、所定時間毎に特定のメッセージを選択し
て循環的にメッセージ表示部に表示させ、送信メッセー
ジ確定手段201Bが呼気検知信号が生成された時のメ
ッセージ表示部上のメッセージを送信メッセージとして
確定するので、送信メッセージを生成するのが非常に容
易になる。これは、呼気メッセージ発信側が身動きが不
自由な患者である場合、特に有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の呼気スイッチシステムの基本構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の呼気スイッチシステムの実施形態を示
す概観図である。
【図3】本発明の呼気スイッチシステムの一実施形態を
示すブロック図である。
【図4】図3の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の呼気スイッチシステムの他の実施形態
を示すブロック図である。
【図6】図5の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】従来の呼気スイッチ装置の基本構成を示すブロ
ック図である。
【図8】雰囲気中の炭酸ガス濃度が緩やかに変化した場
合のセンサ出力及び微分出力の時間特性を示すグラフで
ある。
【図9】急激に炭酸ガスが濃度変化した場合のセンサ出
力及び微分出力の時間特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 呼気スイッチ装置 11 呼気集約部 12 (炭酸ガス)CO2センサ 13 アーム部 14 本体ケース部 15 電源スイッチ 16 LEDランプ装置 17 AC電源プラグ付電源線 18 呼気検知信号出力線 2 端末装置 21 本体 22 モニタ 23 通信線 3、4 看護者側端末装置 5 外部インターネット端末装置 6 インターネット対応携帯電話
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G004 BB04 BD04 BJ03 BL08 BL19 BM04 5E501 AA25 BA11 CC12 EA32 5K067 AA33 AA35 BB41 BB44 DD51 FF23 FF32 FF33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭酸ガスセンサにより検出される炭酸ガ
    スから意図的に発せられた呼気を検知して、この検知に
    基づいて呼気検知信号を出力する呼気検知信号出力手段
    と、 前記呼気検知信号に応答して、送信メッセージを生成す
    る送信メッセージ生成手段と、 前記送信メッセージを外部装置に送信するメッセージ送
    信手段と、 前記外部装置から送信されてくる外部メッセージを受信
    する外部メッセージ受信手段と、 前記外部メッセージ受信手段で受信された前記外部メッ
    セージを報知する外部メッセージ報知手段と、 を有することを特徴とする呼気スイッチシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の呼気スイッチシステムに
    おいて、 前記メッセージ送信手段及び外部メッセージ受信手段
    は、LAN通信機能を有しており、 前記外部装置は、前記メッセージ送信手段及び外部メッ
    セージ受信手段にLAN接続されており、 前記メッセージ送信手段からの前記送信メッセージをL
    AN回線を介して受信する送信メッセージ受信手段と、 前記送信メッセージ受信手段により受信された前記送信
    メッセージを報知する送信メッセージ報知手段と、 前記外部メッセージ受信手段へ送信する前記外部メッセ
    ージを入力する外部メッセージ入力手段と、 前記外部メッセージ入力手段により入力された前記外部
    メッセージを前記外部メッセージ受信手段にLAN回線
    を介して送信する外部メッセージ送信手段とを有するL
    AN端末装置であることを特徴とする呼気スイッチシス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の呼気スイッチシステムに
    おいて、 前記メッセージ送信手段及び外部メッセージ受信手段
    は、インターネット通信機能を有しており、 前記外部装置は、 前記メッセージ送信手段及び外部メッセージ受信手段に
    インターネット接続されており、 前記メッセージ送信手段からの前記送信メッセージをイ
    ンターネット回線を介して受信する送信メッセージ受信
    手段と、 前記送信メッセージ受信手段により受信された前記送信
    メッセージを報知する送信メッセージ報知手段と、 前記外部メッセージ受信手段へ送信する前記外部メッセ
    ージを入力する外部メッセージ入力手段と、 前記外部メッセージ入力手段により入力された前記外部
    メッセージを前記外部メッセージ受信手段にインターネ
    ット回線を介して送信する外部メッセージ送信手段とを
    有するインターネット端末装置であることを特徴とする
    呼気スイッチシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の呼気スイッチシステムに
    おいて、 前記インターネット端末装置は、無線通信機能を備えた
    携帯通信端末装置であることを特徴とする呼気スイッチ
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか記載の呼気スイッ
    チシステムにおいて、 前記送信メッセージを表示するメッセージ表示部を更に
    有し、 前記送信メッセージ生成手段は、 予め定められた意志表示を示すメッセージのリストか
    ら、所定時間毎に特定のメッセージを選択して循環的に
    前記メッセージ表示部に表示させる表示制御手段と、 前記呼気検知信号が生成された時の前記メッセージ表示
    部上のメッセージを前記送信メッセージとして確定する
    送信メッセージ確定手段と、 を有することを特徴とする呼気スイッチシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015163090A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 興研株式会社 電動ファン付き呼吸用保護具
US9910029B2 (en) 2014-06-10 2018-03-06 Seiko Epson Corporation Breath detection device, mobile terminal and time display device
JP2018519519A (ja) * 2015-06-30 2018-07-19 ローズマウント・アナリティカル・インコーポレーテッドRosemount Analytical Inc. Co発生測定用の酸素センサ

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