JP2002181546A - ターゲット装置及び三次元測量システム - Google Patents

ターゲット装置及び三次元測量システム

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JP2002181546A
JP2002181546A JP2000381500A JP2000381500A JP2002181546A JP 2002181546 A JP2002181546 A JP 2002181546A JP 2000381500 A JP2000381500 A JP 2000381500A JP 2000381500 A JP2000381500 A JP 2000381500A JP 2002181546 A JP2002181546 A JP 2002181546A
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JP2000381500A
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Shinichi Otsu
愼一 大津
Tatsunori Sada
達典 佐田
Moriyuki Murayama
盛行 村山
Tetsuya Shimizu
哲也 清水
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Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザを利用して高精度な測量を実現するこ
と。 【解決手段】 ターゲット部材2に、異なる色からなる
複数の反射材5を配設し、反射したレーザが示す色によ
りターゲット部材2のどの位置で反射したものかを特定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザを利用して
各種測量を行う際に、レーザを反射させることにより位
置を正確に表示するためのターゲット装置及び該ターゲ
ット装置を用いた三次元測量システムに関する。
【0002】
【従来の技術】レーザを水平及び鉛直方向において立体
的に走査させることにより、被写体の形状を三次元情報
としてスキャンすることのできるレーザスキャナ装置が
知られている。このレーザスキャナ装置でスキャンされ
た情報は、該レーザスキャナ装置のもつ機械座標(三次
元座標)上のドット集合であると共に、各ドットはRG
B情報(例えば256色)を有している。
【0003】上記レーザスキャナ装置を測量に利用する
ことが望まれている。この場合、該レーザスキャナ装置
のもつ機械座標上の情報を、現地座標(例えば緯度・経
度・標高など)上の情報に変換する必要がある。例え
ば、現地座標位置が既知なる3つの標定点に反射板等の
ターゲットを設置しておき、これらターゲットが写るよ
うにスキャンを行い、スキャンして得た三次元情報にお
ける3つのターゲット(標定点)の機械座標上の位置
と、これら3つのターゲット(標定点)の現地座標位置
とにより、スキャンして得た三次元情報を現地座標にお
ける情報に変換する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ターゲット
の反射板は、レーザスキャナ装置によるスキャンで確実
に写るようにある程度の面積をもって形成されているの
で、スキャンして得た三次元情報におけるターゲットを
示すドットは、実際のターゲットのどの位置で反射した
ものかを特定することができない。これでは、ターゲッ
トにおけるレーザの反射位置と、該ターゲットが設置さ
れる標定点との正確な位置関係を求めることができず、
高精度な測量を行うことができない。
【0005】そこで本発明は上記事情に鑑み、レーザを
利用して測量を行う際に、高精度な測量を実現すること
のできるターゲット装置及び三次元測量システムを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のうち請求項1は、ターゲット部材(2,40)を有
し、前記ターゲット部材に位置決め手段(6,42)を
設け、前記ターゲット部材に、反射するレーザの性状変
化態様が異なる複数種類のレーザ性状変化部材(5,4
1)を、各レーザ性状変化部材が前記位置決め手段に対
して既知なる三次元位置関係をもつ形で配設して構成し
た、ことを特徴とするターゲット装置である。
【0007】また本発明のうち請求項2は、前記レーザ
性状変化部材は、反射するレーザの波長を限定する色部
材である、ことを特徴とする。
【0008】また本発明のうち請求項3は、前記レーザ
性状変化部材は、反射するレーザの強度を限定するレー
ザ強度限定部材である、ことを特徴とする。
【0009】また本発明のうち請求項4は、前記レーザ
性状変化部材は、反射するレーザの波長及び強度を限定
する波長・強度限定部材である、ことを特徴とする。
【0010】また本発明のうち請求項5は、前記色部材
は、表示色変更可能な液晶パネル(41)により形成さ
れている、ことを特徴とする。
【0011】また本発明のうち請求項6は、測量対象に
対する三次元測量を、該測量対象中の3個の既知点(P
1,P2,P3)を利用して行う三次元測量システム
(50)において、前記3個の既知点にそれぞれ位置決
め自在な、請求項1記載の3個のターゲット装置(1)
と、前記測量対象をレーザにより立体スキャンして、前
記測量対象を機械座標上のドット集合として、前記ドッ
ト集合を構成する各ドットに対応するレーザの性状情報
と共に取込み自在なレーザスキャナ手段(20)と、前
記ドット集合において、前記ターゲット装置のターゲッ
ト部材に対応するドットを指定するドット指定手段(2
3,32)と、前記ドット指定手段により指定されたド
ットに対応するレザーの性状情報に基づき、該ドットが
前記ターゲット部材の何れのレーザ性状変化部材に対応
するかを検出するドット対応検出部(33)と、前記検
出したレーザ性状変化部材と前記ターゲット部材が位置
決めされた既知点との位置関係に基づいて、前記測量対
象の機械座標上のドットを現地座標上のドットに変換す
る変換関係を演算する変換関係演算部(35)と、前記
演算した変換関係に基づいて前記測量対象の機械座標上
のドット集合を、前記現地座標に変換する現地座標演算
部(36)とを備えて構成した、ことを特徴とする三次
元測量システムである。
【0012】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち請求項
1によれば、ターゲット部材で反射したレーザの性状変
化態様に基づき、該ターゲット部材のうちどの位置で反
射したのかを特定することで、レーザを利用した高精度
な測量を実現することができる。
【0014】また本発明のうち請求項2,3,4によれ
ば、色部材やレーザ強度限定部材、或いは波長・強度限
定部材により、多種多様なレーザ性状変化部材が提供さ
れる。
【0015】また本発明のうち請求項5によれば、液晶
パネルの利用により、多数のレーザ性状変化部材が簡単
に構成できる。またレーザ性状変化部材のパターン変更
も簡単に行える。
【0016】また本発明のうち請求項6によれば、上記
ターゲット装置を用いることにより高精度な測量が可能
な三次元測量システムが提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1はターゲット装置の一例を示
す正面図である。ターゲット装置1は、任意の位置に設
置自在な三脚3と、該三脚3上に支持された略正方形板
状のターゲット板2(ターゲット部材)と、を有してい
る。ターゲット板2には位置決め手段としての適宜な位
置決め部材6が設けられている。ターゲット板2の表面
には、縦16行横16列で略正方形状の反射材5(レー
ザ性状変化部材)が256個(=16×16)設置され
ている。
【0018】反射材5には彩色されており、その色は個
々の反射材5ごとに全て異なる色となっている。つまり
ターゲット板2には256色の反射材5が設置されてい
る。なお、後述するレーザスキャナ装置20による色解
像能力は1ドットにつき8ビットであり、この8ビット
カラーによる256色と上記ターゲット板2の256色
は同一の或いは対応した色である。ターゲット板2にお
いて個々の反射材5を区別するため、図1の上から数え
てm行目(m=1,2,3,…)で左から数えてn列目
(n=1,2,3,…)の反射材5を、反射材5(m,
n)と表記することにする。
【0019】上記位置決め部材6は現場における任意の
地点Pkに位置決め自在となっている。この地点Pkの
現地座標(例えば、緯度・経度・標高など)が仮にPk
(Xk,Yk,Zk)であるとすると、位置決め部材6
とターゲット板2との位置関係は固定的なので、各反射
材5(m,n)と位置決め部材6との三次元位置関係も
既知であり、各反射材5(m,n)の現地座標位置Qk
は所定の座標関係式Hにより、例えばQk(Xk+α,
Yk+β,Zk+γ)のように一意に求まる(α,β,
γは、m及びnだけを変数として算出される数であ
る。)。
【0020】図2はターゲット装置を用いて測量を行っ
ている様子を示す図である。測量を行うべき現場には、
図2に示すように、三次元情報を取得すべき建造物60
a等を含む測量対象60が存在し、該測量対象60に
は、既に現地座標における三次元位置が既知となった既
知点である3つの標定点P1、P2、P3が設けられて
いる。各標定点P1、P2、P3には上述したターゲッ
ト装置1が1台ずつ位置決め部材6(図2では省略)を
介して位置決めし、三脚3により設置してある。なお図
2で示す、測量対象60、ターゲット装置1、レーザス
キャナ装置20(後述)等の相対的な大きさは説明の便
宜上実際とは異なる。例えば、測量対象60に対してタ
ーゲット装置1を大き目に図示している。
【0021】上記測量対象60から少し離れた地点に
は、図2に示すように、公知のレーザスキャナ装置20
が設置されている。即ち、レーザスキャナ装置20は、
レーザを水平及び鉛直方向において立体的に走査させる
ことにより、測量対象の形状を三次元情報としてスキャ
ンすることができる。レーザスキャナ装置20にはパー
ソナルコンピュータ等からなる処理装置21がケーブル
等を介して接続されている。
【0022】図3は処理装置の内容を示すブロック図で
ある。図3に示すように、処理装置21は主制御部22
を有し、主制御部22には、マウスやキーボード等の入
力部23、磁気記憶装置等の記憶部25、RAM等によ
り形成されるスキャン情報メモリ27及び標定作業バッ
ファ31等が接続されており、更にソフトウエアによっ
て実現される、レーザスキャナ制御部26、レンダリン
グ部29、画像制御部30、座標入力制御部32、ドッ
ト対応検出部33、変換関係検出部35、現地座標演算
部36等が設けられている。またモニタ30aが画像制
御部30により制御自在に接続されている。以上説明し
たターゲット装置1及びレーザスキャナ装置20及び処
理装置21により三次元測量システム50が構成されて
いる。
【0023】上記三次元測量システム50を用いて測量
を行う。ここで言う測量とは図2に示す測量対象60の
三次元情報(現地座標によるもの)を取得することであ
る。まず、入力部23を介して作業者が測量開始の指示
を入力する。該指示は主制御部22に伝送され、主制御
部22はレーザスキャナ制御部26によりスキャンを実
行させる。即ちレーザスキャナ制御部26は、レーザス
キャナ装置20を作動させる。
【0024】レーザスキャナ装置20が作動することに
より、図2に示す測量対象60の形状がスキャンされ
る。スキャンにより得たスキャン情報SIはレーザスキ
ャナ制御部26を介してスキャン情報メモリ27に保存
される。このスキャン情報SIは測量対象60について
のレーザスキャナ装置20の機械座標におけるドット集
合となっている。なお各ドットは、前記機械座標上の三
次元位置だけでなく、8ビットカラー(256色)のR
GB情報も有している。
【0025】図4はモニタに表示された三次元モデル画
像を示す図である。その後、レンダリング部29はスキ
ャン情報メモリ27に保存されたスキャン情報SIに基
づいて、上記機械座標上のドットをプログラム座標(X
p・Yp・Zp座標)上のドットとして取り込む。例え
ばこの場合には、機械座標上の任意のドット(Xm,Y
m,Zm)を、単純にXp=Xm、Yp=Ym、Zp=
Zmとして、プログラム座標上のドット(Xp,Yp,
Zp)に置き換える。これによりスキャン情報SIをプ
ログラム座標上の三次元モデル画像MGとして構築し、
図4に示すように画像制御部30を介して該三次元モデ
ル画像MGをモニタ30aに表示する。
【0026】モニタ30aの表示を見た作業者は、表示
された三次元モデル画像MGにおいて、ターゲット装置
1の写っているドットをドット指定手段(入力部23及
び座標入力制御部32)により指定する。例えば標定点
P1に設置したターゲット装置1は図4のドットD1と
して写っているので、入力部23(図示しないマウス
等)により該ドットD1を選択し、該ドットD1に対応
する標定点P1の現地座標位置(X1,Y1,Z1)を
入力部23(キーボード等)により入力する。
【0027】図5は標定作業バッファを示す図である。
次いで、座標入力制御部32は上記選択されたドットD
1のプログラム座標位置(Xp1,Yp1,Zp1)及
び該ドットD1のもつRGB情報C1を三次元モデル画
像MGに基づいて取得して、上記現地座標位置(X1,
Y1,Z1)とともに、図5に示すように標定作業バッ
ファ31に格納する。
【0028】次いでドット対応検出部33は、上記指定
されたドットD1に関する、標定作業バッファ31に格
納されたRGB情報C1に基づき、これがターゲット装
置1におけるどの反射材(m,n)に対応するかを検出
する。そして変換関係演算部35は、ドット対応検出部
33での検出結果と、上述した座標関係式H(これは変
換関係演算部35が関数として予め保持している)と、
位置決めされた標定点P1の現地座標位置(X1,Y
1,Z1)とに基づいて、ドットD1に対応する反射材
5の現地座標位置(X1+α1,Y1+β1,Z1+γ
1)を演算する。演算した現地座標位置は図5に示すよ
うに標定作業バッファ31に格納する。
【0029】同様にして作業者は、入力部23及び座標
入力制御部32によるドットD2の指定及び該ドットD
2に対応する標定点P2の現地座標位置(X2,Y2,
Z2)の入力、入力部23及び座標入力制御部32によ
るドットD3の指定及び該ドットD3に対応する標定点
P3の現地座標位置(X3,Y3,Z3)の入力を順次
行う。座標入力制御部32は、図5に示すように、ドッ
トD2のプログラム座標位置(Xp2,Yp2,Zp
2)及び該ドットD2のRGB情報C2及び現地座標位
置(X2,Y2,Z2)、ドットD3のプログラム座標
位置(Xp3,Yp3,Zp3)及び該ドットD3のR
GB情報C3及び現地座標位置(X3,Y3,Z3)
を、標定作業バッファ31に順次格納する。
【0030】次いで、ドット対応検出部33は、ドット
D2に対応する反射材(m,n)、ドットD3に対応す
る反射材(m,n)を順次検出し、変換関係演算部35
は、ドット対応検出部33での検出結果と、上述した座
標関係式Hと、位置決めされた標定点P2,P3の現地
座標位置とに基づいて、ドットD2に対応する反射材5
の現地座標位置(X2+α2,Y2+β2,Z2+γ
2)、ドットD3に対応する反射材5の現地座標位置
(X3+α3,Y3+β3,Z3+γ3)を順次演算し
て標定作業バッファ31に格納する。
【0031】その後、変換関係演算部35は、標定作業
バッファ31(図5)に格納されている各ドットD1,
D2,D3(標定ドット)の現地座標位置と、該ドット
の前記プログラム座標位置とにより、プログラム座標上
の点から現地座標上の点へ座標変換する変換式HZを公
知の手法により演算する。一般的に、異なる2つの三次
元座標相互間において対応関係が既知となった異なる3
点に基づき、一方の三次元座標上の点を他方の三次元位
置に変換する変換式が算出可能であることが知られてい
る。
【0032】そして現地座標演算部36は、上記レンダ
リング部29によりプログラム座標上のドット集合とし
て構築された三次元モデル画像MGの全ドットに対し
て、上記変換式HZを適用して座標変換を行い、現地座
標座標上のドット集合である三次元情報TIとして演算
する。演算された三次元情報TIは記憶部25に伝送さ
れ格納される。以上で、測量対象60の三次元情報TI
が取得され、測量が完了した。
【0033】上記三次元情報TIは、ハードディスク等
の内蔵記憶装置に保存されるだけでなく、MOディスク
等のリムーバブルディスクに出力保存したり、伝送媒体
(LANやインターネット等)を介して別の場所にある
サーバに出力保存したり、或いは座標リストやCAD情
報としてプリント出力することが可能である。また、三
次元情報TIは上記レンダリング部29等を介してプロ
グラム座標上の三次元モデル画像MGとしてモニタ30
aに表示出力可能である。この場合、マウス等により三
次元モデル画像MG上のドットを指定することにより、
該指定されたドットのもつ現地座標位置が即座に検出さ
れるので、様々な用途に利用できる。
【0034】なお上述した実施形態では、256色の反
射材を使用したが、色数は256色に限らない。例えば
16色や64色など256色より少ない色でも良いし、
3,2000色など256色よりも多い場合も本発明の
アイデアとしては可能である。
【0035】また、公知のレーザスキャナ装置による
と、反射されるレーザの強度情報を取得できることが知
られているが、この強度情報を利用してもよい。例えば
反射材は反射するレーザの強度を限定するものであり、
レーザの反射率の異なるものを使用する。この場合は、
上述した実施形態で、レーザの性状変化態様に関する情
報として採用したRGB情報の代りに、レーザの強度情
報を採用すればよい。また、反射するレーザの波長を複
数パターンで限定して得られた上記RGB情報と、反射
するレーザの強度を複数パターンで限定して得られた上
記強度情報とを組み合わせて利用することも可能であ
る。例えばターゲット板の縦方向が色、横方向がレーザ
強度で区別されてもよい。この場合は、上述した実施形
態で、RGB情報の代りに、RGB情報及びレーザの強
度情報からなる組合せを採用すればよい。
【0036】反射板(ターゲット部材)は正方形状に限
らず、長方形状、三角形状、円状、棒状等どんな形状で
も良い。ターゲット部材は板状のものに限らない。反射
材を設置する代りに、複数の色を着色したターゲット部
材を採用することも可能である。この場合のレーザ性状
変化部材は着色される塗料となる。
【0037】また、ターゲット装置は上述した実施形態
のような測量以外にも、レーザによる反射位置を特定す
る用途に用いることができる。例えば、人工衛星からの
レーザによる標定に利用することもできる。
【0038】反射板の代りに液晶表示装置を利用するこ
とができる。図6は液晶表示装置を採用したターゲット
装置を示す斜視図である。図6に示すターゲット装置
は、液晶表示装置として、基本的にノートブック型のパ
ソコン40(パーソナルコンピュータ)からなり、パソ
コン40は反射式の液晶パネル41をレーザ性状変化部
材として有している。液晶パネル41に対しては適宜な
位置決め部材42が固定されており、例えば該位置決め
部材42を標定点Pkに合わせることにより液晶パネル
41を該標定点Pkに対して位置決めすることができ
る。パソコン40は、複数の色(256色等の複数カラ
ー或いは16階調等の複数階調グレーなど)により例え
ばチェック柄状に構成されるパターン画像を保持してお
り、このパターン画像を液晶パネル41で表示自在とな
っている。
【0039】パターン画像を液晶パネル41で表示した
パソコン40は、上述したターゲット装置1の代りに各
標定点に設置して、上述した同様の手順により測量を行
うことができる。このように汎用のパソコンを利用して
ターゲット装置が構成されるので便利である。また多数
の色によるパターンは、電子ファイルとしてのパターン
画像で実現できるので、いちいち反射材を貼り付けるよ
うな作業が不要であり簡単である。また、表示色変更可
能な液晶パネル41であるから、所望するパターンを作
業環境に応じて選択することができる。
【0040】図6の例では次のようなことも可能であ
る。例えば、液晶パネル41で表示した各色部位41a
の現地座標位置を算出するための関係式(上述の実施形
態における座標関係式Hに相当)はパソコン40が保持
している。そして、該パソコン40を位置決め部材42
により所定の標定点に位置決めすると共に、該標定点の
現地座標位置を該パソコン40に入力しておく。その
後、上述した実施形態と同様に、レーザスキャナ装置2
0によるスキャン情報SIを三次元モデル画像MGとし
てモニタ30aに表示し、表示された標定ドットを指定
する際に、指定したドットのRGB情報が無線或いは有
線等を介して前記パソコン40に伝送される。該パソコ
ン40では伝送されたRGB情報に基づき、指定された
ドットに対応する色部位41aを検出し、検出した該色
部位41aと上記関係式とにより当該ドットの現地座標
位置を演算し、これを処理装置21側に返す。これによ
り処理装置21側では、座標関係式Hを保持しないで済
み、一部演算をパソコン40側に分担させることができ
るので、装置にかかる負荷が軽減される。またパソコン
40側でパターン画像及び関係式を変更しても処理装置
21側のプログラム設定は変更しなくて良いので、場合
に応じて様々なパターン画像を手間をかけずに切り替え
ることができる。
【0041】パソコン40を利用する別の方法として、
該パソコン40のパターン画像をプリントアウトし、該
プリントアウトしたものを液晶パネル41の代りに反射
板等に設置することも可能である。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】ターゲット装置の一例を示す正面図。
【図2】ターゲット装置を用いて測量を行っている様子
を示す図。
【図3】処理装置を示すブロック図。
【図4】三次元モデル画像を示す図。
【図5】標定作業バッファを示す図。
【図6】液晶表示装置を採用したターゲット装置を示す
斜視図。
【符号の説明】 1 ターゲット装置 2 ターゲット部材(ターゲット板) 5 レーザ性状変化部材(反射材) 6 位置決め手段(位置決め部材) 20 レーザスキャナ装置 23 ドット指定手段(入力部) 32 ドット指定手段(座標入力制御部) 33 ドット対応検出部 35 変換関係演算部 36 現地座標演算部 40 ターゲット部材(パソコン) 41 レーザ性状変化部材(液晶パネル) 42 位置決め手段(位置決め部材) 50 三次元測量システム 60 測量対象 P1,P2,P3 既知点(標定点)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 哲也 千葉県印旛郡白井町大山口2−11−13− 504

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ターゲット部材を有し、 前記ターゲット部材に位置決め手段を設け、 前記ターゲット部材に、反射するレーザの性状変化態様
    が異なる複数種類のレーザ性状変化部材を、各レーザ性
    状変化部材が前記位置決め手段に対して既知なる三次元
    位置関係をもつ形で配設して構成した、ことを特徴とす
    るターゲット装置。
  2. 【請求項2】前記レーザ性状変化部材は、反射するレー
    ザの波長を限定する色部材である、ことを特徴とする請
    求項1記載のターゲット装置。
  3. 【請求項3】前記レーザ性状変化部材は、反射するレー
    ザの強度を限定するレーザ強度限定部材である、ことを
    特徴とする請求項1記載のターゲット装置。
  4. 【請求項4】前記レーザ性状変化部材は、反射するレー
    ザの波長及び強度を限定する波長・強度限定部材であ
    る、ことを特徴とする請求項1記載のターゲット装置。
  5. 【請求項5】前記色部材は、表示色変更可能な液晶パネ
    ルにより形成されている、ことを特徴とする請求項2記
    載のターゲット装置。
  6. 【請求項6】測量対象に対する三次元測量を、該測量対
    象中の3個の既知点を利用して行う三次元測量システム
    において、 前記3個の既知点にそれぞれ位置決め自在な、請求項1
    記載の3個のターゲット装置と、 前記測量対象をレーザにより立体スキャンして、前記測
    量対象を機械座標上のドット集合として、前記ドット集
    合を構成する各ドットに対応するレーザの性状情報と共
    に取込み自在なレーザスキャナ手段と、 前記ドット集合において、前記ターゲット装置のターゲ
    ット部材に対応するドットを指定するドット指定手段
    と、 前記ドット指定手段により指定されたドットに対応する
    レザーの性状情報に基づき、該ドットが前記ターゲット
    部材の何れのレーザ性状変化部材に対応するかを検出す
    るドット対応検出部と、 前記検出したレーザ性状変化部材と前記ターゲット部材
    が位置決めされた既知点との位置関係に基づいて、前記
    測量対象の機械座標上のドットを現地座標上のドットに
    変換する変換関係を演算する変換関係演算部と、 前記演算した変換関係に基づいて前記測量対象の機械座
    標上のドット集合を、前記現地座標に変換する現地座標
    演算部とを備えて構成した、ことを特徴とする三次元測
    量システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010217017A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Sooki:Kk 3次元レーザスキャナを用いたトンネル掘削工事の施工方法
JP2010217018A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Sooki:Kk 3次元レーザスキャナを用いたトンネル掘削施工支援システム

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