JP2002181174A - 自動変速機制御装置 - Google Patents

自動変速機制御装置

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JP2002181174A
JP2002181174A JP2000385273A JP2000385273A JP2002181174A JP 2002181174 A JP2002181174 A JP 2002181174A JP 2000385273 A JP2000385273 A JP 2000385273A JP 2000385273 A JP2000385273 A JP 2000385273A JP 2002181174 A JP2002181174 A JP 2002181174A
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章 高木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で摩擦要素に加える液圧を確保
し、部品点数を低減して製造コストを低減する自動変速
機制御装置を提供する。 【解決手段】 クラッチ圧制御弁10及び電磁弁12、
クラッチ圧制御弁16及び電磁弁18、クラッチ圧制御
弁20及び電磁弁23はフィルタ11、21、31を経
由して作動油が供給されるので、例えばフィルタ11が
目詰まりしてクラッチ圧制御弁10及び電磁弁12と、
クラッチ圧制御弁26及び電磁弁28とが作動せず、H
/C2とLR/B5とに油圧を加えることができなくな
ったとしても、クラッチ圧制御弁20及び電磁弁23
と、クラッチ圧制御弁16及び電磁弁18との作動によ
り、L/C4と2−4B3とに油圧を加えることがで
き、前進に必要な摩擦要素に加えるクラッチ圧を確保す
ることができる。したがって、簡単な構成で摩擦要素に
加える油圧を確保し、部品点数を低減して製造コストを
低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の変速
機構を液圧制御する自動変速機制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用等に多く利用されている自
動変速機は、係合または解放させることにより変速段を
切り換える複数の摩擦要素を有し、各摩擦要素に加わる
油圧を制御することにより変速制御を行っている。ま
た、自動変速機の油圧制御装置として、複数の摩擦要素
に加える油圧をデューティ電磁弁またはリニア電磁弁で
直接制御する油圧制御装置が知られている。このような
油圧制御装置では、電磁弁で摩擦要素に加える油圧を制
御するので、アキュムレータが不要になり回路構成が簡
単化できるとともに、アキュムレータを介さないので摩
擦要素を制御する際の応答性が向上する。
【0003】摩擦要素に加える油圧を電磁弁で直接制御
する油圧制御装置では、電磁弁の元圧として固定圧のラ
イン圧を用いることがあり、このライン圧を例えばデュ
ーティ比制御して摩擦要素に加えることにより変速ショ
ックの低減等を行っている。摩擦要素の係合元圧として
入力するライン圧を前進レンジの低速段と高速段とで圧
力を変更しそれぞれにおいて固定圧として用いることも
ある。
【0004】また、トルクコンバータ等の流体伝動装置
を回避し、補助変速機にエンジン出力の少なくとも一部
を伝達するロックアップクラッチでは、例えばライン圧
からロックアップ用に生成したロックアップ圧を電磁弁
の元圧として用い、電磁弁でロックアップ圧をデューテ
ィ比制御して係合油圧を生成することがある。また、ラ
イン圧から一定圧の制御元圧を生成し、この制御元圧を
電磁弁の元圧として入力し、電磁弁で制御元圧をデュー
ティ比制御して指令圧として調圧弁に加え、調圧弁でロ
ックアップ圧を調圧してロックアップクラッチの係合油
圧を生成することもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、スロットル開
度が小さい場合にはエンジンの出力トルクが小さいの
で、摩擦要素およびロックアップクラッチに加える油圧
を低圧にしても摩擦要素およびロックアップクラッチは
エンジンの出力トルクを伝達できる。しかしながら、前
述したように前進レンジの低速段と高速段とで圧力を変
更しても、固定圧のライン圧を係合元圧として電磁弁に
入力する場合、変動するエンジンの出力トルクに対し確
実に摩擦要素およびロックアップクラッチを係合させる
ため、係合元圧として用いるライン圧を高圧に設定しな
ければならない。
【0006】スロットル開度が小さい場合、係合元圧と
して入力した高圧のライン圧を制御し摩擦要素およびロ
ックアップクラッチに低圧の作動油を加えるためには、
低圧から高圧までの電磁弁の圧力制御範囲において限ら
れた低圧域だけを用いる必要がある。限られた低圧域だ
けを用いて摩擦要素およびロックアップクラッチに加え
る油圧を高精度に制御するためには、限られた制御範囲
において高精度に油圧を制御する圧力分解能の高い高価
な電磁弁を用いる必要があるので、コストが増加すると
いう問題がある。
【0007】一般にライン圧は、油圧ポンプが吐出する
作動油をライン圧制御弁がドレン側に排出することによ
りある値に設定される。しかし、例えば摩擦要素の係合
応答性を高めるため、摩擦要素に加える作動油を急速充
填すると、ライン圧制御弁の応答遅れにより作動油の急
激な充填に対応できず、ライン圧が一時的に低下するこ
とがある。ライン圧が低下すると摩擦要素およびロック
アップクラッチに加える油圧も低下し、適正に摩擦要素
の変速制御およびロックアップクラッチの係合制御を行
えない場合がある。
【0008】ここで、エンジンの出力トルクに応じてラ
イン圧を調圧し、電磁弁で直接あるいは電磁弁の指令圧
により調圧弁でライン圧を制御することにより、電磁弁
の広い油圧制御範囲で摩擦要素およびロックアップクラ
ッチに加える油圧を制御することはできる。しかし、急
速充填制御に伴うライン圧の変動に対処することはでき
ない。
【0009】そこで、ライン圧制御弁で生成されたライ
ン圧を減圧する減圧制御弁を油圧回路に設け、この減圧
制御弁により一定圧に調圧されたモジュレート圧を電磁
弁に伝達し、その指令圧を摩擦要素に加える油圧を制御
するクラッチ圧制御弁、ならびにロックアップクラッチ
に加える油圧を制御するロックアップ制御弁に伝達する
ことが考えられる。このとき従来は、作動油の除塵機能
を図り、摩擦要素およびロックアップクラッチに加える
油圧を確保するために電磁弁個々にフィルタを設ける
か、または例えば実開昭62−81761号公報に開示
されるように、全ての電磁弁に共通のフィルタを油路に
設けて除塵機能の統合を図ることが考えられる。
【0010】しかしながら、電磁弁個々にフィルタを設
けた場合、部品点数が増大し、製造コストが上昇すると
いう問題があった。また、全ての電磁弁に共通のフィル
タを設けて除塵機能を完全に統合してしまうと、フィル
タが目詰まりした場合、摩擦要素およびロックアップク
ラッチに加える油圧を確保することができなくなった
り、そもそもフィルタが目詰まりする確率が増大する恐
れがあるという問題があった。
【0011】本発明は、このような問題を解決するため
にされたものであり、簡単な構成で摩擦要素に加える液
圧を確保する自動変速機制御装置を提供することを目的
とする。本発明の他の目的は、部品点数を低減して製造
コストを低減する自動変速機制御装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
自動変速機制御装置によると、複数の摩擦要素のうち少
なくとも1つの係合および解放を制御する複数の摩擦要
素制御手段と、該複数の摩擦要素制御手段に供給される
作動流体の元圧を生成する元圧生成手段との間の流路に
設けられる複数のろ過手段の個数は複数の摩擦要素制御
手段の個数よりも少なく、第1摩擦要素の係合および解
放を制御する第1摩擦要素制御手段、ならびに第2摩擦
要素の係合および解放を制御する第2摩擦要素制御手段
は各々独立したろ過手段を経由して作動流体が供給され
る。第1摩擦要素は少なくとも前進低速側3段で係合さ
れ、第2摩擦要素は少なくとも前進高速側2段で係合さ
れるので、第1摩擦要素制御手段および第2摩擦要素制
御手段に供給される作動流体が経由するろ過手段の統合
を避けることで、ろ過手段の個数を減少しても前進に必
要な摩擦要素に加える液圧を確保することができる。し
たがって、簡単な構成で摩擦要素に加える液圧を確保
し、部品点数を低減して製造コストを低減することがで
きる。
【0013】本発明の請求項2、4または6記載の自動
変速機制御装置によると、ロックアップクラッチの係合
および解放を制御するロックアップ制御手段と元圧生成
手段との間の流路には複数のろ過手段のうち少なくとも
1つが設けられている。ロックアップクラッチは、流体
伝動装置を回避し補助変速機にエンジン出力の少なくと
も一部を伝達可能であるので、複数の摩擦要素のうち少
なくとも1つおよびロックアップクラッチに供給される
作動流体が経由するろ過手段を統合することで、ろ過手
段の個数をさらに減少し、部品点数を低減して製造コス
トをさらに低減することができる。
【0014】本発明の請求項3記載の自動変速機制御装
置によると、複数の摩擦要素のうち少なくとも1つの係
合および解放を制御する複数の摩擦要素制御手段と、該
複数の摩擦要素制御手段に供給される作動流体の元圧を
生成する元圧生成手段との間の流路に設けられる複数の
ろ過手段の個数は複数の摩擦要素制御手段の個数よりも
少なく、第1摩擦要素の係合および解放を制御する第1
摩擦要素制御手段、ならびに第3摩擦要素の係合および
解放を制御する第3摩擦要素制御手段は各々独立したろ
過手段を経由して作動流体が供給される。第1摩擦要素
は少なくとも前進低速側3段で係合され、第3摩擦要素
は少なくとも前進低速側1段および前進高速側1段で係
合されるので、第1摩擦要素制御手段および第3摩擦要
素制御手段に供給される作動流体が経由するろ過手段の
統合を避けることで、ろ過手段の個数を減少しても前進
に必要な摩擦要素に加える液圧を確保することができ
る。したがって、簡単な構成で摩擦要素に加える液圧を
確保し、部品点数を低減して製造コストを低減すること
ができる。
【0015】本発明の請求項5記載の自動変速機制御装
置によると、複数の摩擦要素のうち少なくとも1つの係
合および解放を制御する複数の摩擦要素制御手段と、該
複数の摩擦要素制御手段に供給される作動流体の元圧を
生成する元圧生成手段との間の流路に設けられる複数の
ろ過手段の個数は複数の摩擦要素制御手段の個数よりも
少なく、第2摩擦要素の係合および解放を制御する第2
摩擦要素制御手段、ならびに第3摩擦要素の係合および
解放を制御する第3摩擦要素制御手段は各々独立したろ
過手段を経由して作動流体が供給される。第2摩擦要素
は少なくとも前進高速側2段で係合され、第3摩擦要素
は少なくとも前進低速側1段および前進高速側1段で係
合されるので、第2摩擦要素制御手段および第3摩擦要
素制御手段に供給される作動流体が経由するろ過手段の
統合を避けることで、ろ過手段の個数を減少しても前進
に必要な摩擦要素に加える液圧を確保することができ
る。したがって、簡単な構成で摩擦要素に加える液圧を
確保し、部品点数を低減して製造コストを低減すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
一実施例を図面に基づいて説明する。本発明の自動変速
機制御装置を前進4速の白動変速機用油圧制御装置に適
用した一実施例を図4に示す。リバースクラッチ(R/
C)1、オーバードライブクラッチ(H/C)2、2−
4ブレ−キ(2−4/B)3、アンダードライブクラッ
チ(L/C)4、ローリバースブレーキ(LR/B)
5、トランスファークラッチ(TRF)6は油圧により
係合または解放させる摩擦要素であり、補助変速機を構
成している。L/C4は第1摩擦要素、H/C2は第2
摩擦要素、2−4B3は第3摩擦要素、LR/B5は第
4摩擦要素、R/C1は第5摩擦要素に相当する。
【0017】油圧ポンプ40はオイルパン41から作動
油を吸入し、各摩擦要素及びロックアップクラッチ51
に作動油を供給するものである。ライン圧制御弁42は
電磁弁44の指令圧に基づきセカンダリ弁43とともに
各摩擦要素及びロックアップクラッチ51の作動圧を生
成するものである。減圧制御弁45はライン圧制御弁4
2で生成されたライン圧を減圧するものである。油圧ポ
ンプ40、ライン圧制御弁42及び電磁弁44は、各摩
擦要素に加える圧力の元圧を生成する元圧生成手段を構
成している。オイルクーラ46は作動油を冷却するため
に設けられている。
【0018】マニュアル弁38はシフトレバーにリンク
を介して連結されている。マニュアル弁38は運転者の
シフトレバ−の操作に応じて弁体が移動し、その位置に
よって連通路100から分岐したライン圧の連通路12
0とドレン圧のドレン通路121と連通路122と連通
路123との接続を切り換え、連通路122及び連通路
123の圧力がライン圧またはドレン圧のいずれになる
かを制御する。マニュアル弁38の切換位置はシフトレ
バーのレンジに対応した「P、R、N、D」の4ポジシ
ョンがある。「P、N」はそれぞれ同一の連通パタ−ン
である。図3に示すように、各変速段に応じて各摩擦要
素の係合または解放の組み合わせが予め定められてお
り、この組み合わせに従い図示しないECU(Electric
Control Unit)から変速指令が出力される。図3にお
いて、Rが示す変速段はRレンジに対応し、Nが示す変
速段はPレンジ及びNレンジに対応する。
【0019】図4に示すクラッチ圧制御弁10と電磁弁
12、クラッチ圧制御弁16と電磁弁18、クラッチ圧
制御弁20と電磁弁23、クラッチ圧制御弁26と電磁
弁28、クラッチ圧制御弁32と電磁弁34はそれぞれ
R/C1以外の各摩擦要素に加える油圧力を制御する摩
擦要素制御手段を構成している。図4において、電磁弁
12、18、23、28、34の出力圧である指令圧を
クラッチ圧制御弁10、16、20、26の左端、およ
びクラッチ圧制御弁32の右端に加えることにより、各
制御弁の出力圧が制御される。クラッチ圧制御弁10と
H/C2とは連通路175によって、クラッチ圧制御弁
16と2−4/Bとは連通路173、174によって、
クラッチ圧制御弁20とL/C4とは連通路176によ
って、クラッチ圧制御弁26とLR/B5とは連通路1
88、189によって接続されている。R/C1には、
運転者がシフトレバーのRを選択したときにのみ、各摩
擦要素を油圧制御する元圧としてのライン圧がマニュア
ル弁38を経て直接加わる。クラッチ圧制御弁20及び
電磁弁23は第1摩擦要素制御手段、クラッチ圧制御弁
10及び電磁弁12は第2摩擦要素制御手段、クラッチ
圧制御弁16及び電磁弁18は第3摩擦要素制御手段に
相当する。
【0020】フェイルセーフ弁14は連通路173、1
74、ドレン通路190の接続を切り換える方向制御弁
である。フェイルセーフ弁22は連通路176から分岐
している連通路179と連通路172とドレン通路17
8との接続を切り換える方向制御弁である。フェイルセ
ーフ弁24は、連通路183、185がともに高圧のと
きに連通路188と連通路189を遮断し、連通路18
9とドレン通路192を連通させる方向制御弁である。
高圧選択弁29は高圧側の油圧を選択してLR/B5に
加えるものである。また、連通路122と連通路200
との間に設けられているワンウェイオリフィス30は、
LR/B5への作動油の供給方向に絞り作用を行うもの
である。
【0021】ロックアップクラッチ(L/U)51はエ
ンジン側の出力軸と自動変速機側の入力軸とを連結させ
又はその連結を解除するものであり、連結時に流体伝動
装置としてのトルクコンバータ50をバイパスしてエン
ジンから自動変速機に動力を伝達する。ロックアップオ
ン/オフ用の電磁弁53はロックアップリレー弁54を
切り換える指令圧を制御するものである。ロックアップ
制御弁52は、電磁弁53の指令圧に基づきL/U51
に加える圧力を制御するものである。ロックアップ制御
弁52及び電磁弁53はロックアップ制御手段を構成し
ている。
【0022】以下、油圧回路を制御する油圧の生成につ
いて説明する。オイルパン41から油圧ポンプ40によ
って作動油が吸入され、連通路100、101、102
へ高圧となって吐出される。ライン圧制御弁42は連通
路101から送られてきた作動油の一部を連通路103
に放出することにより、ライン圧を制御する。
【0023】連通路100から分岐している連通路11
0に減圧制御弁45が設けられ、減圧制御弁45が出力
する作動油は連通路111から導出され連通路112の
絞り113を通じて図4において減圧制御弁45の右端
へ導入されている。この右端から導入される作動油の出
力圧から減圧制御弁45が受ける力とスプリング45a
の付勢力とのつり合いにより、連通路111の圧力がラ
イン圧を越えない圧力、例えばライン圧が最大1.6M
Paとすると約0.4MPaに制御される。この圧力を
モジュレート圧という。
【0024】減圧制御弁45によりモジュレート圧に制
御された作動油は、絞り114を通じて電磁弁44に導
かれる。電磁弁44は、スロットル開度、エンジントル
ク及びタービントルク等の車両の運転状態に応じた適切
なライン圧を設定するようにECUからの出力信号によ
りデューティ比制御される。電磁弁44の指令圧は連通
路115を通じて図4においてライン圧制御弁42の左
端に伝達される。図4においてライン圧制御弁42の右
側異径部にライン圧の連通路102から分岐した連通路
105を通じてライン圧の作動油が導入され、電磁弁4
4の指令圧とのつり合いにより、ライン圧がフィードバ
ック制御される。
【0025】図1に示すように、連通路142はモジュ
レート圧の連通路111から分岐し、フィルタ21が配
設された連通路163を経由し、連通路163から分岐
した連通路165を経由して電磁弁34に接続され、図
4においてクラッチ圧制御弁32の右端に伝達される。
また、連通路163から連通路151が分岐している。
さらに、連通路111から分岐し、フィルタ11が配設
された連通路160を経由して連通路150、153が
分岐している。さらにまた、連通路142から分岐し、
フィルタ31が配設された連通路162を経由して連通
路152、164が分岐している。この連通路150、
151、152、153を通じてモジュレート圧が電磁
弁12、18、23、28に伝達される。電磁弁12、
18、23、28の指令圧はそれぞれ連通路を通じて図
4においてクラッチ圧制御弁10、16、20、26の
左端に伝達される。また、連通路164を経由して電磁
弁53に接続され、図4においてロックアップ制御弁5
2の左端に伝達される。フィルタ11、21、31はろ
過手段を構成している。すなわち、ろ過手段の個数は摩
擦要素制御手段の個数よりも少ない。また、クラッチ圧
制御弁10及び電磁弁12、クラッチ圧制御弁16及び
電磁弁18、クラッチ圧制御弁20及び電磁弁23はフ
ィルタ11、21、31を経由して作動油が供給される
ので、第1摩擦要素制御手段、第2摩擦要素制御手段及
び第3摩擦要素制御手段は各々独立したろ過手段を経由
して作動流体が供給される。このように、本実施例にお
いては、図2に示すの組み合わせにより防塵機能が統
合されている。すなわち、H/C2及びLR/B5に供
給される作動油が経由するフィルタ11が統合され、2
−4/B3及びTRF6に供給される作動油が経由する
フィルタ21が統合され、L/C4及びL/U51に供
給される作動油が経由するフィルタ31が統合されてい
る。
【0026】次に、LR/B5用の油圧回路を例にし、
その作動を説明する。尚、R/C1を除く各摩擦要素の
作動原理はフェイルセーフ弁の有無を除けば基本的に同
一である。連通路111のモジュレート圧は連通路16
0、153から電磁弁28に伝達し、ECUの指令に応
じてデューティ比制御された指令圧が電磁弁28から図
4においてクラッチ圧制御弁26の左端に伝達する。ク
ラッチ圧制御弁26の各ランド部は互いに異なる外径で
ある。連通路127の圧力から受ける力と、電磁弁28
の指令圧からクラッチ圧制御弁26が受ける力と、スプ
リング17の付勢力との釣り合いにより、電磁弁28の
指令圧に応じてライン圧の連通路127とドレン通路2
01の中間圧に連通路188の圧力が制御される。
【0027】連通路188またはドレン通路192と連
通路189との連通はフェイルセーフ弁24の切換えに
より行われる。スプリング25は連通路183、185
が接続するフェイルセーフ弁24の一方の端部に配設さ
れており、連通路183、185の圧力と反対方向にフ
ェイルセーフ弁24を付勢する。連通路183、185
の圧力がともにドレン圧であるとき、フェイルセーフ弁
24は図1において右側に移動する。すると、連通路1
89と連通路188とが連通する。それ以外のとき、連
通路189とドレン通路192とが連通する。
【0028】次に、シフトレバーで選択された各レンジ
における油圧制御装置の作動について説明する。 (1) PおよびNレンジにおいて連通路122、123は
ドレン通路121に連通し、連通路123から分岐する
連通路124、125、126もドレン圧になる。した
がって、連通路122、124、125、126と直接
または間接的に接続しているR/C1、H/C2、2−
4/B3、L/C4は解放され、ECUからのいかなる
制御指令によっても係合されることはない。また、フェ
イルセーフ弁24はスプリング25の付勢力により図1
の右側に移動し、連通路189とドレン通路192とが
連通する。したがって、LR/B5は解放される。
【0029】連通路100から分岐した連通路140は
マニュアル弁38を通過せずTRF6の制御手段である
制御弁32に接続しているので、選択されたレンジに関
係なく制御弁32にライン圧が導入されている。したが
って、ECUからの指令に基づきデューティ比制御され
た電磁弁34により連通路161をライン圧にし、TR
F6を係合する。
【0030】(2) 次に、前進レンジDについて説明す
る。Dレンジにおいて、連通路122はドレン圧、連通
路123はライン圧となっている。R/C1は連通路1
22と接続しているので、Dレンジの全変速段において
R/C1は解放される。連通路123から分岐した連通
路124、125、126は制御弁10、16、20に
接続している。さらに、前述したように制御弁32に接
続している連通路140はライン圧であるから、H/C
2、2−4/B3、L/C4およびTRF6が係合可能
である。また、フェイルセーフ弁24の切換えにより連
通路189と連通路188とが連通可能である。したが
って、LR/B5が係合可能である。
【0031】次に、Dレンジにおける各変速段の作動に
ついて説明する。 (a) 図3の組み合わせに基づき、1速においてL/C
4、TRF6を高圧に設定するようにデューティ電磁弁
23、34を制御し、H/C2および2−4/B3を低
圧に設定するようにデューティ電磁弁12、18を制御
する。したがって、連通路176、161は高圧であ
り、連通路175、174は低圧である。
【0032】フェイルセーフ弁14は図4において連通
路170を通して左端にライン圧が導入され、右端に連
通路171を通してH/C圧と、連通路172を通して
L/C圧とが導入されている。H/C圧は低圧であり、
L/C圧は高圧である。L/C圧を受圧するフェイルセ
ーフ弁14の受圧面積はライン圧を受圧する左端よりも
小さいので、力のつり合いの結果フェイルセーフ弁14
は図4において右側へ移動し、連通路174は連通路1
73と連通する。連通路173の圧力は低圧であるか
ら、2−4/B3は解放される。
【0033】1速の場合、連通路183、連通路122
がドレン圧であるため、連通路185もドレン圧であ
る。したがって、フェイルセーフ弁24の図4における
右側の圧力は全てドレン圧である。したがって、フェイ
ルセーフ弁24は図4において右側に移動し、連通路1
88は連通路189に連通する。ここで、1レンジで1
速が選択されている場合、デューティ電磁弁28の指令
圧を高圧にして連通路188を高圧にしLR/B5を係
合させる。フェイルセーフ弁24が図4の右側に移動す
るのは前進1速と後述する後進のときだけである。
【0034】(b) 図3に示すように、1速から2速に移
行する場合、2−4/B3を係合し、LR/B5を解放
する。デューティ電磁弁18の指令圧を徐々に高圧に設
定していくと、制御弁16の基本作動により連通路17
3、174の圧力も増加し、2−4/B3は係合する。
【0035】連通路174の高圧化により連通路185
がライン圧となり、これに応じてフェイルセーフ弁24
が左へ移動するので、連通路189はドレン通路192
に連通する。ドレン通路192および連通路122の圧
力はRレンジ以外はドレン圧であるから、LR/B5は
解放される。フェイルセーフ弁24の切換えにより、2
−4/B3とLR/B5の同時係合による2重係合の発
生を防止している。
【0036】(c) 図3に示すように、2速から3速に移
行する場合、2−4/B3を解放し、H/C2を係合す
る。変速制御として、デューティ電磁弁18の指令圧を
低下させると同時にデューティ電磁弁12の指令圧を増
加させていくことにより摩擦要素の掛けかえ制御を行
う。そして、H/C2の圧力がライン圧と一致する圧力
まで上昇し、フェイルセーフ弁14の右側に加わる圧力
から受ける力の総和が左側に加わる圧力から受ける力の
総和を越えたところでフェイルセーフ弁14が左方へ移
動して連通路174をドレン通路190に連通させ2−
4/B3を解放する。これにより、万一のデューティ電
磁弁18の誤制御に対して二重係合防止の処置を行う。
【0037】(d) 図3に示すように、3速から4速に移
行する場合、L/C4を解放して2−4/B3を係合さ
せる。デューティ電磁弁23をデューティ比制御し、制
御弁20の出力圧をL/C4のトルクが伝達トルクを下
回らない範囲で僅かに低下させると、フェイルセーフ弁
14が右側へ移動する。すると、連通路173が連通路
174に連通され、デューティ電磁弁18で2−4/B
3の圧力を制御できるようになるので、2−4/Bの圧
力を上昇させるとともにL/C4の圧力を低下させてい
き、4速に変速する。
【0038】(3) 次にRレンジの説明をする。マニュア
ル弁38をRレンジの位置にすると、連通路120は連
通路122に連通し、連通路123はドレン通路121
に連通する。連通路122が高圧になることにより、R
/C1の圧力は高圧になりR/C1は係合する。また、
連通路122からワンウェイオリフィス30を経由して
分岐した連通路200の圧力により高圧選択弁29を介
してLR/B5に加わる圧力が上昇し、LR/B5が係
合する。ここで、LR/B5への作動油の供給方向に絞
り作用を行うワンウェイオリフィス30が設けられてい
るので、N−Rシフト時、LR/B5に供給される作動
油の油圧の上昇が緩やかとなり、その結果、R/C1が
締結された後、LR/B5が緩やかに締結されることに
なり、N−Rショックが効果的に低減されることにな
る。
【0039】次に、ロックアップ制御について説明す
る。連通路106の圧力は、セカンダリ弁43により、
スプリング43aと連通路107との力のつり合いによ
りある一定圧に制御される。連通路106は連通路21
0と連通しており、ロックアップリレー弁54を介して
連通路211に連通し、L/U51の左方へ連通路21
6により作動油が供給され、トルクコンバータ50の中
を作動油が通過して連通路212、ロックアップリレー
弁54、連通路213、オイルクーラ46を通して作動
油が排出される。これがロックアップオフの状態であ
る。H/C2および2−4/B3に加わる圧力がともに
低圧である場合、つまり変速段が前進の2〜4速のいず
れでもない場合、ロックアップリレー弁54は右側へ移
動する。このとき、オン/オフ電磁弁53を右側に移動
させておく。こうしてL/U51は1速では解放される
構成になっている。
【0040】H/C2または2−4/B3のいずれかが
高圧で前進2〜4速のいずれかの条件を満たしていると
き、ロックアップをオンする。オン/オフ電磁弁53を
左側へ移動させて連通路214の圧力を低下させる。す
ると、ロックアップリレー弁54は左側へ移動し、ロッ
クアップ制御弁52によりL/U51の左側の圧力を制
御できるので、ロックアップスリップ制御と、完全ロッ
クアップを実現することができる。
【0041】以上説明した本発明の上記実施例の自動変
速機用油圧制御装置によると、クラッチ圧制御弁10及
び電磁弁12、クラッチ圧制御弁16及び電磁弁18、
クラッチ圧制御弁20及び電磁弁23はフィルタ11、
21、31を経由して作動油が供給されるので、例えば
フィルタ11が目詰まりしてクラッチ圧制御弁10及び
電磁弁12と、クラッチ圧制御弁26及び電磁弁28と
が作動せず、H/C2とLR/B5とに油圧を加えるこ
とができなくなったとしても、クラッチ圧制御弁20及
び電磁弁23と、クラッチ圧制御弁16及び電磁弁18
との作動により、L/C4と2−4B3とに油圧を加え
ることができ、前進に必要な摩擦要素に加えるクラッチ
圧を確保することができる。また、例えばフィルタ21
が目詰まりしてクラッチ圧制御弁16及び電磁弁18
と、クラッチ圧制御弁32及び電磁弁34とが作動せ
ず、2−4B3とTRF6とに油圧を加えることができ
なくなったとしても、クラッチ圧制御弁20及び電磁弁
23と、クラッチ圧制御弁10及び電磁弁12との作動
により、L/C4とH/C2とに油圧を加えることがで
き、前進に必要な摩擦要素に加えるクラッチ圧を確保す
ることができる。また同様に、例えばフィルタ31が目
詰まりしてクラッチ圧制御弁20及び電磁弁23と、ロ
ックアップ制御弁52及び電磁弁53とが作動せず、L
/C4とL/U51とに油圧を加えることができなくな
ったとしても、クラッチ圧制御弁10及び電磁弁12
と、クラッチ圧制御弁16及び電磁弁18との作動によ
り、H/C2と2−4B3とに油圧を加えることがで
き、前進に必要な摩擦要素に加えるクラッチ圧を確保す
ることができる。このように、第1摩擦要素制御手段、
第2摩擦要素制御手段及び第3摩擦要素制御手段は各々
独立したろ過手段を経由して作動流体が供給されるた
め、ろ過手段の個数を減少しても前進に必要な摩擦要素
に加える油圧を確保することができる。したがって、簡
単な構成で摩擦要素に加える油圧を確保し、部品点数を
低減して製造コストを低減することができる。
【0042】また本実施例によると、フィルタ31は、
ロックアップ制御弁52及び電磁弁53に接続される連
通路164と連通路142との間の連通路162に配設
されているので、L/C4及びL/U51に供給される
作動油が経由するフィルタ31を統合することで、フィ
ルタの個数をさらに減少し、部品点数を低減して製造コ
ストをさらに低減することができる。
【0043】本実施例においては、図2に示すの組み
合わせにより防塵機能を統合したが、他に図2に示す
、、、及びの組み合わせが可能であり、いず
れの組み合わせを用いてもよい。本発明においては、図
2に示す〜のいずれの組み合わせであっても防塵機
能を統合し、ろ過手段の個数を減少しても前進に必要な
摩擦要素に加えるクラッチ圧を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動変速機用油圧制御
装置の主要部分を示す油圧回路図である。
【図2】本発明の一実施例による自動変速機用油圧制御
装置のフィルタ統合の組み合わせを説明するための図で
ある。
【図3】本発明の一実施例による自動変速機用油圧制御
装置の摩擦要素の作動を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施例による自動変速機用油圧制御
装置を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1 R/C(第5摩擦要素) 2 H/C(第2摩擦要素) 3 2−4/B(第3摩擦要素) 4 L/C(第1摩擦要素) 5 LR/B(第4摩擦要素) 10 クラッチ圧制御弁(第2摩擦要素制御手段) 16 クラッチ圧制御弁(第3摩擦要素制御手段) 20 クラッチ圧制御弁(第1摩擦要素制御手段) 12 電磁弁(第2摩擦要素制御手段) 18 電磁弁(第3摩擦要素制御手段) 23 電磁弁(第1摩擦要素制御手段) 40 油圧ポンプ(元圧生成手段) 42 ライン圧制御弁(元圧生成手段) 44 電磁弁(元圧生成手段) 45 減圧制御弁 50 トルクコンバータ(流体伝動装置) 51 L/U 52 ロックアップ制御弁(ロックアップ制御手段) 53 電磁弁(ロックアップ制御手段)
フロントページの続き (72)発明者 横山 創 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3J053 CA01 FB01 FB08 3J552 MA02 MA12 MA26 NA01 NB01 PA66 QA13B QA13C QA26B QA26C QA44B QA44C TA01 4D064 BM21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも前進低速側3段で係合される
    第1摩擦要素と、少なくとも前進高速側2段で係合され
    る第2摩擦要素と、少なくとも前進低速側1段および前
    進高速側1段で係合される第3摩擦要素と、少なくとも
    後進段で係合され前進低速段で係合可能な第4摩擦要素
    と、少なくとも後進段で係合される第5摩擦要素とを有
    する複数の摩擦要素の係合および解放を作動流体の液圧
    により制御し、変速段を切換える自動変速機制御装置で
    あって、 前記複数の摩擦要素のうち少なくとも1つの係合および
    解放を制御する複数の摩擦要素制御手段であって、前記
    第1摩擦要素の係合および解放を制御する第1摩擦要素
    制御手段、ならびに前記第2摩擦要素の係合および解放
    を制御する第2摩擦要素制御手段を有する摩擦要素制御
    手段と、 前記摩擦要素制御手段に供給される作動流体の元圧を生
    成する元圧生成手段と、 前記元圧生成手段と前記摩擦要素制御手段との間の流路
    に設けられる複数のろ過手段とを備え、 前記ろ過手段の個数は前記摩擦要素制御手段の個数より
    も少なく、前記第1摩擦要素制御手段および前記第2摩
    擦要素制御手段は各々独立したろ過手段を経由して作動
    流体が供給されることを特徴とする自動変速機制御装
    置。
  2. 【請求項2】 流体伝動装置と、 前記流体伝動装置の出力側と連結している補助変速機
    と、 前記流体伝動装置を回避し前記補助変速機にエンジン出
    力の少なくとも一部を伝達可能なロックアップクラッチ
    と、 前記ロックアップクラッチの係合および解放を制御する
    ロックアップ制御手段とを備え、 前記ろ過手段のうち少なくとも1つは、前記元圧生成手
    段と前記ロックアップ制御手段との間の流路に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の自動変速機制御
    装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも前進低速側3段で係合される
    第1摩擦要素と、少なくとも前進高速側2段で係合され
    る第2摩擦要素と、少なくとも前進低速側1段および前
    進高速側1段で係合される第3摩擦要素と、少なくとも
    後進段で係合され前進低速段で係合可能な第4摩擦要素
    と、少なくとも後進段で係合される第5摩擦要素とを有
    する複数の摩擦要素の係合および解放を作動流体の液圧
    により制御し、変速段を切換える自動変速機制御装置で
    あって、 前記複数の摩擦要素のうち少なくとも1つの係合および
    解放を制御する複数の摩擦要素制御手段であって、前記
    第1摩擦要素の係合および解放を制御する第1摩擦要素
    制御手段、ならびに前記第3摩擦要素の係合および解放
    を制御する第3摩擦要素制御手段を有する摩擦要素制御
    手段と、 前記摩擦要素制御手段に供給される作動流体の元圧を生
    成する元圧生成手段と、 前記元圧生成手段と前記摩擦要素制御手段との間の流路
    に設けられる複数のろ過手段とを備え、 前記ろ過手段の個数は前記摩擦要素制御手段の個数より
    も少なく、前記第1摩擦要素制御手段および前記第3摩
    擦要素制御手段は各々独立したろ過手段を経由して作動
    流体が供給されることを特徴とする自動変速機制御装
    置。
  4. 【請求項4】 流体伝動装置と、 前記流体伝動装置の出力側と連結している補助変速機
    と、 前記流体伝動装置を回避し前記補助変速機にエンジン出
    力の少なくとも一部を伝達可能なロックアップクラッチ
    と、 前記ロックアップクラッチの係合および解放を制御する
    ロックアップ制御手段とを備え、 前記ろ過手段のうち少なくとも1つは、前記元圧生成手
    段と前記ロックアップ制御手段との間の流路に設けられ
    ていることを特徴とする請求項3記載の自動変速機制御
    装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも前進低速側3段で係合される
    第1摩擦要素と、少なくとも前進高速側2段で係合され
    る第2摩擦要素と、少なくとも前進低速側1段および前
    進高速側1段で係合される第3摩擦要素と、少なくとも
    後進段で係合され前進低速段で係合可能な第4摩擦要素
    と、少なくとも後進段で係合される第5摩擦要素とを有
    する複数の摩擦要素の係合および解放を作動流体の液圧
    により制御し、変速段を切換える自動変速機制御装置で
    あって、 前記複数の摩擦要素のうち少なくとも1つの係合および
    解放を制御する複数の摩擦要素制御手段であって、前記
    第2摩擦要素の係合および解放を制御する第2摩擦要素
    制御手段、ならびに前記第3摩擦要素の係合および解放
    を制御する第3摩擦要素制御手段を有する摩擦要素制御
    手段と、 前記摩擦要素制御手段に供給される作動流体の元圧を生
    成する元圧生成手段と、 前記元圧生成手段と前記摩擦要素制御手段との間の流路
    に設けられる複数のろ過手段とを備え、 前記ろ過手段の個数は前記摩擦要素制御手段の個数より
    も少なく、前記第2摩擦要素制御手段および前記第3摩
    擦要素制御手段は各々独立したろ過手段を経由して作動
    流体が供給されることを特徴とする自動変速機制御装
    置。
  6. 【請求項6】 流体伝動装置と、 前記流体伝動装置の出力側と連結している補助変速機
    と、 前記流体伝動装置を回避し前記補助変速機にエンジン出
    力の少なくとも一部を伝達可能なロックアップクラッチ
    と、 前記ロックアップクラッチの係合および解放を制御する
    ロックアップ制御手段とを備え、 前記ろ過手段のうち少なくとも1つは、前記元圧生成手
    段と前記ロックアップ制御手段との間の流路に設けられ
    ていることを特徴とする請求項5記載の自動変速機制御
    装置。
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