JP4423528B2 - 自動変速機制御装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機の変速機構を液圧制御する自動変速機制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用等に多く利用されている自動変速機は、係合または解放させることにより変速段を切り換える複数の摩擦要素を有し、各摩擦要素に加わる油圧を制御することにより変速制御を行っている。また、自動変速機の油圧制御装置として、複数の摩擦要素に加える油圧をデューティ電磁弁またはリニア電磁弁で直接制御する油圧制御装置が知られている。このような油圧制御装置では、電磁弁で摩擦要素に加える油圧を制御するので、アキュムレータが不要になり回路構成が簡単化できるとともに、アキュムレータを介さないので摩擦要素を制御する際の応答性が向上する。
【0003】
摩擦要素に加える油圧を電磁弁で直接制御する油圧制御装置では、電磁弁の元圧として固定圧のライン圧を用いることがあり、このライン圧を例えばデューティ比制御して摩擦要素に加えることにより変速ショックの低減等を行っている。摩擦要素の係合元圧として入力するライン圧を前進レンジの低速段と高速段とで圧力を変更しそれぞれにおいて固定圧として用いることもある。
【0004】
また、トルクコンバータ等の流体伝動装置を回避し、補助変速機にエンジン出力の少なくとも一部を伝達するロックアップクラッチでは、例えばライン圧からロックアップ用に生成したロックアップ圧を電磁弁の元圧として用い、電磁弁でロックアップ圧をデューティ比制御して係合油圧を生成することがある。また、ライン圧から一定圧の制御元圧を生成し、この制御元圧を電磁弁の元圧として入力し、電磁弁で制御元圧をデューティ比制御して指令圧として調圧弁に加え、調圧弁でロックアップ圧を調圧してロックアップクラッチの係合油圧を生成することもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、スロットル開度が小さい場合にはエンジンの出力トルクが小さいので、摩擦要素およびロックアップクラッチに加える油圧を低圧にしても摩擦要素およびロックアップクラッチはエンジンの出力トルクを伝達できる。しかしながら、前述したように前進レンジの低速段と高速段とで圧力を変更しても、固定圧のライン圧を係合元圧として電磁弁に入力する場合、変動するエンジンの出力トルクに対し確実に摩擦要素およびロックアップクラッチを係合させるため、係合元圧として用いるライン圧を高圧に設定しなければならない。
【0006】
スロットル開度が小さい場合、係合元圧として入力した高圧のライン圧を制御し摩擦要素およびロックアップクラッチに低圧の作動油を加えるためには、低圧から高圧までの電磁弁の圧力制御範囲において限られた低圧域だけを用いる必要がある。限られた低圧域だけを用いて摩擦要素およびロックアップクラッチに加える油圧を高精度に制御するためには、限られた制御範囲において高精度に油圧を制御する圧力分解能の高い高価な電磁弁を用いる必要があるので、コストが増加するという問題がある。
【0007】
一般にライン圧は、油圧ポンプが吐出する作動油をライン圧制御弁がドレン側に排出することによりある値に設定される。しかし、例えば摩擦要素の係合応答性を高めるため、摩擦要素に加える作動油を急速充填すると、ライン圧制御弁の応答遅れにより作動油の急激な充填に対応できず、ライン圧が一時的に低下することがある。ライン圧が低下すると摩擦要素およびロックアップクラッチに加える油圧も低下し、適正に摩擦要素の変速制御およびロックアップクラッチの係合制御を行えない場合がある。
【0008】
ここで、エンジンの出力トルクに応じてライン圧を調圧し、電磁弁で直接あるいは電磁弁の指令圧により調圧弁でライン圧を制御することにより、電磁弁の広い油圧制御範囲で摩擦要素およびロックアップクラッチに加える油圧を制御することはできる。しかし、急速充填制御に伴うライン圧の変動に対処することはできない。
【0009】
そこで、ライン圧制御弁で生成されたライン圧を減圧する減圧制御弁を油圧回路に設け、この減圧制御弁により一定圧に調圧されたモジュレート圧を電磁弁に伝達し、その指令圧を摩擦要素に加える油圧を制御するクラッチ圧制御弁、ならびにロックアップクラッチに加える油圧を制御するロックアップ制御弁に伝達することが考えられる。このとき従来は、作動油の除塵機能を図り、摩擦要素およびロックアップクラッチに加える油圧を確保するために電磁弁個々にフィルタを設けるか、または例えば実開昭62−81761号公報に開示されるように、全ての電磁弁に共通のフィルタを油路に設けて除塵機能の統合を図ることが考えられる。
【0010】
しかしながら、電磁弁個々にフィルタを設けた場合、部品点数が増大し、製造コストが上昇するという問題があった。また、全ての電磁弁に共通のフィルタを設けて除塵機能を完全に統合してしまうと、フィルタが目詰まりした場合、摩擦要素およびロックアップクラッチに加える油圧を確保することができなくなったり、そもそもフィルタが目詰まりする確率が増大する恐れがあるという問題があった。
【0011】
本発明は、このような問題を解決するためにされたものであり、簡単な構成で摩擦要素に加える液圧を確保する自動変速機制御装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、部品点数を低減して製造コストを低減する自動変速機制御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の自動変速機制御装置によると、複数の摩擦要素のうち少なくとも1つの係合および解放を制御する複数の摩擦要素制御手段と、該複数の摩擦要素制御手段に供給される作動流体の元圧を生成する元圧生成手段との間の流路に設けられる複数のろ過手段の個数は複数の摩擦要素制御手段の個数よりも少なく、第1摩擦要素の係合および解放を制御する第1摩擦要素制御手段、ならびに第2摩擦要素の係合および解放を制御する第2摩擦要素制御手段は各々独立したろ過手段を経由して作動流体が供給される。第1摩擦要素は少なくとも前進低速側3段で係合され、第2摩擦要素は少なくとも前進高速側2段で係合されるので、第1摩擦要素制御手段および第2摩擦要素制御手段に供給される作動流体が経由するろ過手段の統合を避けることで、ろ過手段の個数を減少しても前進に必要な摩擦要素に加える液圧を確保することができる。したがって、簡単な構成で摩擦要素に加える液圧を確保し、部品点数を低減して製造コストを低減することができる。
【0013】
本発明の請求項2、4または6記載の自動変速機制御装置によると、ロックアップクラッチの係合および解放を制御するロックアップ制御手段と元圧生成手段との間の流路には複数のろ過手段のうち少なくとも1つが設けられている。ロックアップクラッチは、流体伝動装置を回避し補助変速機にエンジン出力の少なくとも一部を伝達可能であるので、複数の摩擦要素のうち少なくとも1つおよびロックアップクラッチに供給される作動流体が経由するろ過手段を統合することで、ろ過手段の個数をさらに減少し、部品点数を低減して製造コストをさらに低減することができる。
【0014】
本発明の請求項3記載の自動変速機制御装置によると、複数の摩擦要素のうち少なくとも1つの係合および解放を制御する複数の摩擦要素制御手段と、該複数の摩擦要素制御手段に供給される作動流体の元圧を生成する元圧生成手段との間の流路に設けられる複数のろ過手段の個数は複数の摩擦要素制御手段の個数よりも少なく、第1摩擦要素の係合および解放を制御する第1摩擦要素制御手段、ならびに第3摩擦要素の係合および解放を制御する第3摩擦要素制御手段は各々独立したろ過手段を経由して作動流体が供給される。第1摩擦要素は少なくとも前進低速側3段で係合され、第3摩擦要素は少なくとも前進低速側1段および前進高速側1段で係合されるので、第1摩擦要素制御手段および第3摩擦要素制御手段に供給される作動流体が経由するろ過手段の統合を避けることで、ろ過手段の個数を減少しても前進に必要な摩擦要素に加える液圧を確保することができる。したがって、簡単な構成で摩擦要素に加える液圧を確保し、部品点数を低減して製造コストを低減することができる。
【0015】
本発明の請求項5記載の自動変速機制御装置によると、複数の摩擦要素のうち少なくとも1つの係合および解放を制御する複数の摩擦要素制御手段と、該複数の摩擦要素制御手段に供給される作動流体の元圧を生成する元圧生成手段との間の流路に設けられる複数のろ過手段の個数は複数の摩擦要素制御手段の個数よりも少なく、第2摩擦要素の係合および解放を制御する第2摩擦要素制御手段、ならびに第3摩擦要素の係合および解放を制御する第3摩擦要素制御手段は各々独立したろ過手段を経由して作動流体が供給される。第2摩擦要素は少なくとも前進高速側2段で係合され、第3摩擦要素は少なくとも前進低速側1段および前進高速側1段で係合されるので、第2摩擦要素制御手段および第3摩擦要素制御手段に供給される作動流体が経由するろ過手段の統合を避けることで、ろ過手段の個数を減少しても前進に必要な摩擦要素に加える液圧を確保することができる。したがって、簡単な構成で摩擦要素に加える液圧を確保し、部品点数を低減して製造コストを低減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す一実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の自動変速機制御装置を前進4速の白動変速機用油圧制御装置に適用した一実施例を図4に示す。リバースクラッチ(R/C)1、オーバードライブクラッチ(H/C)2、2−4ブレ−キ(2−4/B)3、アンダードライブクラッチ(L/C)4、ローリバースブレーキ(LR/B)5、トランスファークラッチ(TRF)6は油圧により係合または解放させる摩擦要素であり、補助変速機を構成している。L/C4は第1摩擦要素、H/C2は第2摩擦要素、2−4B3は第3摩擦要素、LR/B5は第4摩擦要素、R/C1は第5摩擦要素に相当する。
【0017】
油圧ポンプ40はオイルパン41から作動油を吸入し、各摩擦要素及びロックアップクラッチ51に作動油を供給するものである。ライン圧制御弁42は電磁弁44の指令圧に基づきセカンダリ弁43とともに各摩擦要素及びロックアップクラッチ51の作動圧を生成するものである。減圧制御弁45はライン圧制御弁42で生成されたライン圧を減圧するものである。油圧ポンプ40、ライン圧制御弁42及び電磁弁44は、各摩擦要素に加える圧力の元圧を生成する元圧生成手段を構成している。オイルクーラ46は作動油を冷却するために設けられている。
【0018】
マニュアル弁38はシフトレバーにリンクを介して連結されている。マニュアル弁38は運転者のシフトレバ−の操作に応じて弁体が移動し、その位置によって連通路100から分岐したライン圧の連通路120とドレン圧のドレン通路121と連通路122と連通路123との接続を切り換え、連通路122及び連通路123の圧力がライン圧またはドレン圧のいずれになるかを制御する。マニュアル弁38の切換位置はシフトレバーのレンジに対応した「P、R、N、D」の4ポジションがある。「P、N」はそれぞれ同一の連通パタ−ンである。図3に示すように、各変速段に応じて各摩擦要素の係合または解放の組み合わせが予め定められており、この組み合わせに従い図示しないECU(Electric Control Unit)から変速指令が出力される。図3において、Rが示す変速段はRレンジに対応し、Nが示す変速段はPレンジ及びNレンジに対応する。
【0019】
図4に示すクラッチ圧制御弁10と電磁弁12、クラッチ圧制御弁16と電磁弁18、クラッチ圧制御弁20と電磁弁23、クラッチ圧制御弁26と電磁弁28、クラッチ圧制御弁32と電磁弁34はそれぞれR/C1以外の各摩擦要素に加える油圧力を制御する摩擦要素制御手段を構成している。図4において、電磁弁12、18、23、28、34の出力圧である指令圧をクラッチ圧制御弁10、16、20、26の左端、およびクラッチ圧制御弁32の右端に加えることにより、各制御弁の出力圧が制御される。クラッチ圧制御弁10とH/C2とは連通路175によって、クラッチ圧制御弁16と2−4/Bとは連通路173、174によって、クラッチ圧制御弁20とL/C4とは連通路176によって、クラッチ圧制御弁26とLR/B5とは連通路188、189によって接続されている。R/C1には、運転者がシフトレバーのRを選択したときにのみ、各摩擦要素を油圧制御する元圧としてのライン圧がマニュアル弁38を経て直接加わる。クラッチ圧制御弁20及び電磁弁23は第1摩擦要素制御手段、クラッチ圧制御弁10及び電磁弁12は第2摩擦要素制御手段、クラッチ圧制御弁16及び電磁弁18は第3摩擦要素制御手段に相当する。
【0020】
フェイルセーフ弁14は連通路173、174、ドレン通路190の接続を切り換える方向制御弁である。フェイルセーフ弁22は連通路176から分岐している連通路179と連通路172とドレン通路178との接続を切り換える方向制御弁である。フェイルセーフ弁24は、連通路183、185がともに高圧のときに連通路188と連通路189を遮断し、連通路189とドレン通路192を連通させる方向制御弁である。
高圧選択弁29は高圧側の油圧を選択してLR/B5に加えるものである。また、連通路122と連通路200との間に設けられているワンウェイオリフィス30は、LR/B5への作動油の供給方向に絞り作用を行うものである。
【0021】
ロックアップクラッチ(L/U)51はエンジン側の出力軸と自動変速機側の入力軸とを連結させ又はその連結を解除するものであり、連結時に流体伝動装置としてのトルクコンバータ50をバイパスしてエンジンから自動変速機に動力を伝達する。ロックアップオン/オフ用の電磁弁53はロックアップリレー弁54を切り換える指令圧を制御するものである。ロックアップ制御弁52は、電磁弁53の指令圧に基づきL/U51に加える圧力を制御するものである。ロックアップ制御弁52及び電磁弁53はロックアップ制御手段を構成している。
【0022】
以下、油圧回路を制御する油圧の生成について説明する。
オイルパン41から油圧ポンプ40によって作動油が吸入され、連通路100、101、102へ高圧となって吐出される。ライン圧制御弁42は連通路101から送られてきた作動油の一部を連通路103に放出することにより、ライン圧を制御する。
【0023】
連通路100から分岐している連通路110に減圧制御弁45が設けられ、減圧制御弁45が出力する作動油は連通路111から導出され連通路112の絞り113を通じて図4において減圧制御弁45の右端へ導入されている。この右端から導入される作動油の出力圧から減圧制御弁45が受ける力とスプリング45aの付勢力とのつり合いにより、連通路111の圧力がライン圧を越えない圧力、例えばライン圧が最大1.6MPaとすると約0.4MPaに制御される。この圧力をモジュレート圧という。
【0024】
減圧制御弁45によりモジュレート圧に制御された作動油は、絞り114を通じて電磁弁44に導かれる。電磁弁44は、スロットル開度、エンジントルク及びタービントルク等の車両の運転状態に応じた適切なライン圧を設定するようにECUからの出力信号によりデューティ比制御される。電磁弁44の指令圧は連通路115を通じて図4においてライン圧制御弁42の左端に伝達される。図4においてライン圧制御弁42の右側異径部にライン圧の連通路102から分岐した連通路105を通じてライン圧の作動油が導入され、電磁弁44の指令圧とのつり合いにより、ライン圧がフィードバック制御される。
【0025】
図1に示すように、連通路142はモジュレート圧の連通路111から分岐し、フィルタ21が配設された連通路163を経由し、連通路163から分岐した連通路165を経由して電磁弁34に接続され、図4においてクラッチ圧制御弁32の右端に伝達される。また、連通路163から連通路151が分岐している。さらに、連通路111から分岐し、フィルタ11が配設された連通路160を経由して連通路150、153が分岐している。さらにまた、連通路142から分岐し、フィルタ31が配設された連通路162を経由して連通路152、164が分岐している。この連通路150、151、152、153を通じてモジュレート圧が電磁弁12、18、23、28に伝達される。電磁弁12、18、23、28の指令圧はそれぞれ連通路を通じて図4においてクラッチ圧制御弁10、16、20、26の左端に伝達される。また、連通路164を経由して電磁弁53に接続され、図4においてロックアップ制御弁52の左端に伝達される。フィルタ11、21、31はろ過手段を構成している。すなわち、ろ過手段の個数は摩擦要素制御手段の個数よりも少ない。また、クラッチ圧制御弁10及び電磁弁12、クラッチ圧制御弁16及び電磁弁18、クラッチ圧制御弁20及び電磁弁23はフィルタ11、21、31を経由して作動油が供給されるので、第1摩擦要素制御手段、第2摩擦要素制御手段及び第3摩擦要素制御手段は各々独立したろ過手段を経由して作動流体が供給される。このように、本実施例においては、図2に示す▲1▼の組み合わせにより防塵機能が統合されている。すなわち、H/C2及びLR/B5に供給される作動油が経由するフィルタ11が統合され、2−4/B3及びTRF6に供給される作動油が経由するフィルタ21が統合され、L/C4及びL/U51に供給される作動油が経由するフィルタ31が統合されている。
【0026】
次に、LR/B5用の油圧回路を例にし、その作動を説明する。尚、R/C1を除く各摩擦要素の作動原理はフェイルセーフ弁の有無を除けば基本的に同一である。
連通路111のモジュレート圧は連通路160、153から電磁弁28に伝達し、ECUの指令に応じてデューティ比制御された指令圧が電磁弁28から図4においてクラッチ圧制御弁26の左端に伝達する。クラッチ圧制御弁26の各ランド部は互いに異なる外径である。連通路127の圧力から受ける力と、電磁弁28の指令圧からクラッチ圧制御弁26が受ける力と、スプリング17の付勢力との釣り合いにより、電磁弁28の指令圧に応じてライン圧の連通路127とドレン通路201の中間圧に連通路188の圧力が制御される。
【0027】
連通路188またはドレン通路192と連通路189との連通はフェイルセーフ弁24の切換えにより行われる。スプリング25は連通路183、185が接続するフェイルセーフ弁24の一方の端部に配設されており、連通路183、185の圧力と反対方向にフェイルセーフ弁24を付勢する。連通路183、185の圧力がともにドレン圧であるとき、フェイルセーフ弁24は図1において右側に移動する。すると、連通路189と連通路188とが連通する。それ以外のとき、連通路189とドレン通路192とが連通する。
【0028】
次に、シフトレバーで選択された各レンジにおける油圧制御装置の作動について説明する。
(1) PおよびNレンジにおいて連通路122、123はドレン通路121に連通し、連通路123から分岐する連通路124、125、126もドレン圧になる。したがって、連通路122、124、125、126と直接または間接的に接続しているR/C1、H/C2、2−4/B3、L/C4は解放され、ECUからのいかなる制御指令によっても係合されることはない。
また、フェイルセーフ弁24はスプリング25の付勢力により図1の右側に移動し、連通路189とドレン通路192とが連通する。したがって、LR/B5は解放される。
【0029】
連通路100から分岐した連通路140はマニュアル弁38を通過せずTRF6の制御手段である制御弁32に接続しているので、選択されたレンジに関係なく制御弁32にライン圧が導入されている。したがって、ECUからの指令に基づきデューティ比制御された電磁弁34により連通路161をライン圧にし、TRF6を係合する。
【0030】
(2) 次に、前進レンジDについて説明する。
Dレンジにおいて、連通路122はドレン圧、連通路123はライン圧となっている。R/C1は連通路122と接続しているので、Dレンジの全変速段においてR/C1は解放される。連通路123から分岐した連通路124、125、126は制御弁10、16、20に接続している。さらに、前述したように制御弁32に接続している連通路140はライン圧であるから、H/C2、2−4/B3、L/C4およびTRF6が係合可能である。また、フェイルセーフ弁24の切換えにより連通路189と連通路188とが連通可能である。したがって、LR/B5が係合可能である。
【0031】
次に、Dレンジにおける各変速段の作動について説明する。
(a) 図3の組み合わせに基づき、1速においてL/C4、TRF6を高圧に設定するようにデューティ電磁弁23、34を制御し、H/C2および2−4/B3を低圧に設定するようにデューティ電磁弁12、18を制御する。したがって、連通路176、161は高圧であり、連通路175、174は低圧である。
【0032】
フェイルセーフ弁14は図4において連通路170を通して左端にライン圧が導入され、右端に連通路171を通してH/C圧と、連通路172を通してL/C圧とが導入されている。H/C圧は低圧であり、L/C圧は高圧である。L/C圧を受圧するフェイルセーフ弁14の受圧面積はライン圧を受圧する左端よりも小さいので、力のつり合いの結果フェイルセーフ弁14は図4において右側へ移動し、連通路174は連通路173と連通する。連通路173の圧力は低圧であるから、2−4/B3は解放される。
【0033】
1速の場合、連通路183、連通路122がドレン圧であるため、連通路185もドレン圧である。したがって、フェイルセーフ弁24の図4における右側の圧力は全てドレン圧である。したがって、フェイルセーフ弁24は図4において右側に移動し、連通路188は連通路189に連通する。ここで、1レンジで1速が選択されている場合、デューティ電磁弁28の指令圧を高圧にして連通路188を高圧にしLR/B5を係合させる。フェイルセーフ弁24が図4の右側に移動するのは前進1速と後述する後進のときだけである。
【0034】
(b) 図3に示すように、1速から2速に移行する場合、2−4/B3を係合し、LR/B5を解放する。デューティ電磁弁18の指令圧を徐々に高圧に設定していくと、制御弁16の基本作動により連通路173、174の圧力も増加し、2−4/B3は係合する。
【0035】
連通路174の高圧化により連通路185がライン圧となり、これに応じてフェイルセーフ弁24が左へ移動するので、連通路189はドレン通路192に連通する。ドレン通路192および連通路122の圧力はRレンジ以外はドレン圧であるから、LR/B5は解放される。フェイルセーフ弁24の切換えにより、2−4/B3とLR/B5の同時係合による2重係合の発生を防止している。
【0036】
(c) 図3に示すように、2速から3速に移行する場合、2−4/B3を解放し、H/C2を係合する。変速制御として、デューティ電磁弁18の指令圧を低下させると同時にデューティ電磁弁12の指令圧を増加させていくことにより摩擦要素の掛けかえ制御を行う。そして、H/C2の圧力がライン圧と一致する圧力まで上昇し、フェイルセーフ弁14の右側に加わる圧力から受ける力の総和が左側に加わる圧力から受ける力の総和を越えたところでフェイルセーフ弁14が左方へ移動して連通路174をドレン通路190に連通させ2−4/B3を解放する。これにより、万一のデューティ電磁弁18の誤制御に対して二重係合防止の処置を行う。
【0037】
(d) 図3に示すように、3速から4速に移行する場合、L/C4を解放して2−4/B3を係合させる。デューティ電磁弁23をデューティ比制御し、制御弁20の出力圧をL/C4のトルクが伝達トルクを下回らない範囲で僅かに低下させると、フェイルセーフ弁14が右側へ移動する。すると、連通路173が連通路174に連通され、デューティ電磁弁18で2−4/B3の圧力を制御できるようになるので、2−4/Bの圧力を上昇させるとともにL/C4の圧力を低下させていき、4速に変速する。
【0038】
(3) 次にRレンジの説明をする。マニュアル弁38をRレンジの位置にすると、連通路120は連通路122に連通し、連通路123はドレン通路121に連通する。連通路122が高圧になることにより、R/C1の圧力は高圧になりR/C1は係合する。また、連通路122からワンウェイオリフィス30を経由して分岐した連通路200の圧力により高圧選択弁29を介してLR/B5に加わる圧力が上昇し、LR/B5が係合する。ここで、LR/B5への作動油の供給方向に絞り作用を行うワンウェイオリフィス30が設けられているので、N−Rシフト時、LR/B5に供給される作動油の油圧の上昇が緩やかとなり、その結果、R/C1が締結された後、LR/B5が緩やかに締結されることになり、N−Rショックが効果的に低減されることになる。
【0039】
次に、ロックアップ制御について説明する。連通路106の圧力は、セカンダリ弁43により、スプリング43aと連通路107との力のつり合いによりある一定圧に制御される。
連通路106は連通路210と連通しており、ロックアップリレー弁54を介して連通路211に連通し、L/U51の左方へ連通路216により作動油が供給され、トルクコンバータ50の中を作動油が通過して連通路212、ロックアップリレー弁54、連通路213、オイルクーラ46を通して作動油が排出される。これがロックアップオフの状態である。H/C2および2−4/B3に加わる圧力がともに低圧である場合、つまり変速段が前進の2〜4速のいずれでもない場合、ロックアップリレー弁54は右側へ移動する。このとき、オン/オフ電磁弁53を右側に移動させておく。こうしてL/U51は1速では解放される構成になっている。
【0040】
H/C2または2−4/B3のいずれかが高圧で前進2〜4速のいずれかの条件を満たしているとき、ロックアップをオンする。オン/オフ電磁弁53を左側へ移動させて連通路214の圧力を低下させる。すると、ロックアップリレー弁54は左側へ移動し、ロックアップ制御弁52によりL/U51の左側の圧力を制御できるので、ロックアップスリップ制御と、完全ロックアップを実現することができる。
【0041】
以上説明した本発明の上記実施例の自動変速機用油圧制御装置によると、クラッチ圧制御弁10及び電磁弁12、クラッチ圧制御弁16及び電磁弁18、クラッチ圧制御弁20及び電磁弁23はフィルタ11、21、31を経由して作動油が供給されるので、例えばフィルタ11が目詰まりしてクラッチ圧制御弁10及び電磁弁12と、クラッチ圧制御弁26及び電磁弁28とが作動せず、H/C2とLR/B5とに油圧を加えることができなくなったとしても、クラッチ圧制御弁20及び電磁弁23と、クラッチ圧制御弁16及び電磁弁18との作動により、L/C4と2−4B3とに油圧を加えることができ、前進に必要な摩擦要素に加えるクラッチ圧を確保することができる。また、例えばフィルタ21が目詰まりしてクラッチ圧制御弁16及び電磁弁18と、クラッチ圧制御弁32及び電磁弁34とが作動せず、2−4B3とTRF6とに油圧を加えることができなくなったとしても、クラッチ圧制御弁20及び電磁弁23と、クラッチ圧制御弁10及び電磁弁12との作動により、L/C4とH/C2とに油圧を加えることができ、前進に必要な摩擦要素に加えるクラッチ圧を確保することができる。また同様に、例えばフィルタ31が目詰まりしてクラッチ圧制御弁20及び電磁弁23と、ロックアップ制御弁52及び電磁弁53とが作動せず、L/C4とL/U51とに油圧を加えることができなくなったとしても、クラッチ圧制御弁10及び電磁弁12と、クラッチ圧制御弁16及び電磁弁18との作動により、H/C2と2−4B3とに油圧を加えることができ、前進に必要な摩擦要素に加えるクラッチ圧を確保することができる。このように、第1摩擦要素制御手段、第2摩擦要素制御手段及び第3摩擦要素制御手段は各々独立したろ過手段を経由して作動流体が供給されるため、ろ過手段の個数を減少しても前進に必要な摩擦要素に加える油圧を確保することができる。したがって、簡単な構成で摩擦要素に加える油圧を確保し、部品点数を低減して製造コストを低減することができる。
【0042】
また本実施例によると、フィルタ31は、ロックアップ制御弁52及び電磁弁53に接続される連通路164と連通路142との間の連通路162に配設されているので、L/C4及びL/U51に供給される作動油が経由するフィルタ31を統合することで、フィルタの個数をさらに減少し、部品点数を低減して製造コストをさらに低減することができる。
【0043】
本実施例においては、図2に示す▲1▼の組み合わせにより防塵機能を統合したが、他に図2に示す▲2▼、▲3▼、▲4▼、▲5▼及び▲6▼の組み合わせが可能であり、いずれの組み合わせを用いてもよい。本発明においては、図2に示す▲1▼〜▲6▼のいずれの組み合わせであっても防塵機能を統合し、ろ過手段の個数を減少しても前進に必要な摩擦要素に加えるクラッチ圧を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動変速機用油圧制御装置の主要部分を示す油圧回路図である。
【図2】本発明の一実施例による自動変速機用油圧制御装置のフィルタ統合の組み合わせを説明するための図である。
【図3】本発明の一実施例による自動変速機用油圧制御装置の摩擦要素の作動を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施例による自動変速機用油圧制御装置を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1 R/C(第5摩擦要素)
2 H/C(第2摩擦要素)
3 2−4/B(第3摩擦要素)
4 L/C(第1摩擦要素)
5 LR/B(第4摩擦要素)
10 クラッチ圧制御弁(第2摩擦要素制御手段)
16 クラッチ圧制御弁(第3摩擦要素制御手段)
20 クラッチ圧制御弁(第1摩擦要素制御手段)
12 電磁弁(第2摩擦要素制御手段)
18 電磁弁(第3摩擦要素制御手段)
23 電磁弁(第1摩擦要素制御手段)
40 油圧ポンプ(元圧生成手段)
42 ライン圧制御弁(元圧生成手段)
44 電磁弁(元圧生成手段)
45 減圧制御弁
50 トルクコンバータ(流体伝動装置)
51 L/U
52 ロックアップ制御弁(ロックアップ制御手段)
53 電磁弁(ロックアップ制御手段)

Claims (6)

  1. 少なくとも前進低速側3段で係合される第1摩擦要素と、少なくとも前進高速側2段で係合される第2摩擦要素と、少なくとも前進低速側1段および前進高速側1段で係合される第3摩擦要素と、少なくとも後進段で係合され前進低速段で係合可能な第4摩擦要素と、少なくとも後進段で係合される第5摩擦要素とを有する複数の摩擦要素の係合および解放を作動流体の液圧により制御し、変速段を切換える自動変速機制御装置であって、
    前記複数の摩擦要素のうち少なくとも1つの係合および解放を制御する複数の摩擦要素制御手段であって、前記第1摩擦要素の係合および解放を制御する第1摩擦要素制御手段、ならびに前記第2摩擦要素の係合および解放を制御する第2摩擦要素制御手段を有する摩擦要素制御手段と、
    前記摩擦要素制御手段に供給される作動流体の元圧を生成する元圧生成手段と、
    前記元圧生成手段と前記摩擦要素制御手段との間の流路に設けられる複数のろ過手段とを備え、
    前記ろ過手段の個数は前記摩擦要素制御手段の個数よりも少なく、前記第1摩擦要素制御手段および前記第2摩擦要素制御手段は各々独立したろ過手段を経由して作動流体が供給されることを特徴とする自動変速機制御装置。
  2. 流体伝動装置と、
    前記流体伝動装置の出力側と連結している補助変速機と、
    前記流体伝動装置を回避し前記補助変速機にエンジン出力の少なくとも一部を伝達可能なロックアップクラッチと、
    前記ロックアップクラッチの係合および解放を制御するロックアップ制御手段とを備え、
    前記ろ過手段のうち少なくとも1つは、前記元圧生成手段と前記ロックアップ制御手段との間の流路に設けられていることを特徴とする請求項1記載の自動変速機制御装置。
  3. 少なくとも前進低速側3段で係合される第1摩擦要素と、少なくとも前進高速側2段で係合される第2摩擦要素と、少なくとも前進低速側1段および前進高速側1段で係合される第3摩擦要素と、少なくとも後進段で係合され前進低速段で係合可能な第4摩擦要素と、少なくとも後進段で係合される第5摩擦要素とを有する複数の摩擦要素の係合および解放を作動流体の液圧により制御し、変速段を切換える自動変速機制御装置であって、
    前記複数の摩擦要素のうち少なくとも1つの係合および解放を制御する複数の摩擦要素制御手段であって、前記第1摩擦要素の係合および解放を制御する第1摩擦要素制御手段、ならびに前記第3摩擦要素の係合および解放を制御する第3摩擦要素制御手段を有する摩擦要素制御手段と、
    前記摩擦要素制御手段に供給される作動流体の元圧を生成する元圧生成手段と、
    前記元圧生成手段と前記摩擦要素制御手段との間の流路に設けられる複数のろ過手段とを備え、
    前記ろ過手段の個数は前記摩擦要素制御手段の個数よりも少なく、前記第1摩擦要素制御手段および前記第3摩擦要素制御手段は各々独立したろ過手段を経由して作動流体が供給されることを特徴とする自動変速機制御装置。
  4. 流体伝動装置と、
    前記流体伝動装置の出力側と連結している補助変速機と、
    前記流体伝動装置を回避し前記補助変速機にエンジン出力の少なくとも一部を伝達可能なロックアップクラッチと、
    前記ロックアップクラッチの係合および解放を制御するロックアップ制御手段とを備え、
    前記ろ過手段のうち少なくとも1つは、前記元圧生成手段と前記ロックアップ制御手段との間の流路に設けられていることを特徴とする請求項3記載の自動変速機制御装置。
  5. 少なくとも前進低速側3段で係合される第1摩擦要素と、少なくとも前進高速側2段で係合される第2摩擦要素と、少なくとも前進低速側1段および前進高速側1段で係合される第3摩擦要素と、少なくとも後進段で係合され前進低速段で係合可能な第4摩擦要素と、少なくとも後進段で係合される第5摩擦要素とを有する複数の摩擦要素の係合および解放を作動流体の液圧により制御し、変速段を切換える自動変速機制御装置であって、
    前記複数の摩擦要素のうち少なくとも1つの係合および解放を制御する複数の摩擦要素制御手段であって、前記第2摩擦要素の係合および解放を制御する第2摩擦要素制御手段、ならびに前記第3摩擦要素の係合および解放を制御する第3摩擦要素制御手段を有する摩擦要素制御手段と、
    前記摩擦要素制御手段に供給される作動流体の元圧を生成する元圧生成手段と、
    前記元圧生成手段と前記摩擦要素制御手段との間の流路に設けられる複数のろ過手段とを備え、
    前記ろ過手段の個数は前記摩擦要素制御手段の個数よりも少なく、前記第2摩擦要素制御手段および前記第3摩擦要素制御手段は各々独立したろ過手段を経由して作動流体が供給されることを特徴とする自動変速機制御装置。
  6. 流体伝動装置と、
    前記流体伝動装置の出力側と連結している補助変速機と、
    前記流体伝動装置を回避し前記補助変速機にエンジン出力の少なくとも一部を伝達可能なロックアップクラッチと、
    前記ロックアップクラッチの係合および解放を制御するロックアップ制御手段とを備え、
    前記ろ過手段のうち少なくとも1つは、前記元圧生成手段と前記ロックアップ制御手段との間の流路に設けられていることを特徴とする請求項5記載の自動変速機制御装置。
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