JP2002180897A - 内燃機関の調整方法 - Google Patents

内燃機関の調整方法

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JP2002180897A
JP2002180897A JP2000378298A JP2000378298A JP2002180897A JP 2002180897 A JP2002180897 A JP 2002180897A JP 2000378298 A JP2000378298 A JP 2000378298A JP 2000378298 A JP2000378298 A JP 2000378298A JP 2002180897 A JP2002180897 A JP 2002180897A
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Hisashi Shigekusa
久志 重草
Hiroshi Haraguchi
寛 原口
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関本体に取り付けられたインジェクタ
の個体差を吸収する補正データが書き込まれた情報記憶
媒体を、該情報記憶媒体が専属する内燃機関本体と正し
く組合わさるようにすることである。 【解決手段】 内燃機関本体にインジェクタが取り付け
られた状態で、インジェクタに形成された噴射特性コー
ドを読み取り、読み取った噴射特性コードに対応した補
正データを情報記憶媒体5に書き込む作業を行う際に、
前記内燃機関本体を特定する個別標識61を情報記憶媒
体5の表面に形成することで、情報記憶媒体5と組み合
わさるべき内燃機関本体を作業者が確認できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の燃料噴射
ばらつきを低減する内燃機関の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コモンレール式等のディーゼルエンジン
等の内燃機関では、気筒に燃料を供給する燃料噴射用の
インジェクタが制御信号に応じて開閉し、インジェクタ
に供給された燃料の噴射を行うようになっている。前記
制御信号はインジェクタの開弁時期および開弁時間を規
定し、この開弁時期および開弁時間は、電子制御ユニッ
トが指令噴射時期および指令噴射量に基づいて算出して
いる。しかし、インジェクイタの個体差により制御信号
に対する開弁応答性等が異なり、インジェクタの燃料の
噴射特性にはインジェクタ間でばらつきがある。そこ
で、近年の排ガス低減要請等に対応すべく、インジェク
タの表面にインジェクタ個々の噴射特性に対応したバー
コード等の噴射特性コードを形成し、これをコードリー
ダー等を用いて読み取って前記制御信号の補正データ
を、電子制御ユニットにセットされるROMチップ等の
情報記憶媒体に書き込み、前記開弁時期よび開弁時間を
算出する際に補正データに基づく演算を付加してインジ
ェクタの個体差を吸収する調整方法がある(特表200
0−501155)。
【0003】情報記憶媒体に書き込まれた補正データは
対応するインジェクタに専属するものとなるため、情報
記憶媒体は当該インジェクタが取り付けられた内燃機関
本体に付設される電子制御ユニットに間違いなくセット
されなければならない。
【0004】したがって、インジェクタに形成された噴
射特性コードを読み取り情報記憶媒体に書き込む工程
を、車両のボディ内に内燃機関本体も電子制御ユニット
も組み込まれた後で行い、書き込みが済んだら即、情報
記憶媒体を電子制御ユニットにセットすることが考えら
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内燃機
関は多くの部品からなるきわめて実装密度が高い装置で
あり、前記のごとく内燃機関が略組上がった状態では、
既にインジェクタの周囲が吸気バルブや排気バルブの動
弁機構等で複雑にレイアウトされている。
【0006】このため、インジェクタの表面に形成され
た噴射特性コードを読み取るのは困難であり、できたと
しても作業性が頗る悪い。
【0007】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
内燃機関本体と情報記憶媒体とを正確に対応付けること
のできる内燃機関の調整方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、気筒内に燃料を供給するインジェクタが内燃機関本
体に組付けられた状態で、インジェクタの表面に表示さ
れた噴射特性コードを読み取り、インジェクタを開閉制
御する制御装置にセットされる情報記憶媒体に、制御装
置における制御パラメータを補正する補正データを前記
噴射特性コードに基づいて書き込み、インジェクタの個
体差を相殺補正する内燃機関の調整方法において、前記
情報記憶媒体の表面に、前記インジェクタが組付けられ
た内燃機関本体を特定する個別標識を形成する。
【0009】情報記憶媒体の表面にその情報記憶媒体が
専属する内燃機関本体の個別標識が形成されるので、内
燃機関を組み立てる作業者は情報記憶媒体を取り付ける
べき内燃機関本体を確認することができる。これによ
り、インジェクタの噴射特性と、情報記憶媒体に記憶さ
れた補正データとが不整合を生じるのを防止する効果を
奏する。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1の発明
において、前記個別標識とともに前記補正データに対応
したバックアップコードを形成する。
【0011】情報記憶媒体の表面にその情報記憶媒体に
記憶された補正データに対応したバックアップコードが
形成されるので、故障等で複数のインジェクタの一部を
交換する必要が生じたときには、このバックアップコー
ドと、古いインジェクタに代えて取り付けられる新しい
インジェクタに形成された噴射特性コードとから、新し
いインジェクタを含む新しいインジェクタの組合わせに
対応した補正データを書き込んだ新しい情報記憶媒体
を、元の情報記憶媒体や故障していないインジェクタを
用意しなくとも作りなおすことができる。
【0012】これにより、インジェクタの噴射特性コー
ドの読み取りや情報記憶媒体の書き込みを行うシステム
を有しているインジェクタの供給元が、古い情報記憶媒
体の表面に形成されたバックアップコードの複写等を受
け取るだけで、新しいインジェクタとともに新しい情報
記憶媒体を提供することができ、修理工場等のサービス
拠点ごとに情報記憶媒体の書き換えに対応するサービス
体制までとる必要がない。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項1または
2の発明において、前記情報記憶媒体の表面への個別標
識またはバックアップコードの形成は、該個別標識また
はバックアップコードが印刷されたラベルを前記情報記
憶媒体の表面に貼付することにより行う。
【0014】個別標識またはバックアップコードを直
接、情報記憶媒体の表面に形成する方法に比べて、印刷
が容易な分、作業性がよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面にしたがい本発明の内
燃機関の調整方法を説明する。図2に本発明の内燃機関
の調整方法を適用した車両の概略構成を示し、図3に前
記内燃機関の調整方法で用いられるICカード書き込み
システムを示す。内燃機関1は車両のボデー4内に内燃
機関本体2とこれと別体の制御装置である電子制御ユニ
ット3とが配設されている。また、これらの他、図示し
ない燃料供給系等が配設されて内燃機関を構成してい
る。
【0016】内燃機関本体2は気筒内に燃料を供給する
インジェクタ21が各気筒に1対1に対応して設けられ
た4気筒の構成である。インジェクタ21は、その開弁
と閉弁との切り換え用としてソレノイド等の駆動手段を
備えており、制御信号としてのソレノイドへの電圧印加
を行うことで開弁する。なお、図3のICカード書き込
みシステムは、後述するように内燃機関本体2の組付け
ラインの1つのステーションに配置されている。
【0017】電子制御ユニット3はマイクロコンピュー
タや入出力回路を中心に構成され、イグナイタ等の制御
の他、前記インジェクタ21にその開閉切り換え用の制
御信号を所定の時期に出力してインジェクタ21を所定
の時間、開弁し、その間、燃料を噴射せしめる。
【0018】制御パラメータであるインジェクタ21の
制御信号の出力時期および時間は電子制御ユニット3に
おいてアクセル開度等に基づいて演算され、その際に前
記のごとくインジェクタ21の個体差を吸収する補正が
なされる。電子制御ユニット3には、この補正のための
補正データを格納したICカード5がセットされてい
る。補正データとしての前記出力時期および時間の補正
量は、要求される噴射精度等によって、指令噴射量の大
きさ等に応じて詳細なマップを形成するものであっても
よいのは勿論である。
【0019】図4はICカード5の一例を示すもので、
プラスティック製のカード50にICメモリ51が内蔵
されてなる。図例のものは接触式で、メモリIC51が
内蔵されるとともに電源用の1対の接点521,52
2、クロック入力用の接点523、読み出しデータ出力
用の接点524、書き込みデータ入力用の接点525が
カード面に露出している。電子制御ユニット3にはこの
接点521〜525と1対1に対応して導通する接点が
設けられる。勿論、図5のように、メモリIC51とと
もに、電力供給用のコイル531、読み出し用のコイル
532、書き込み用のコイル533が内蔵された非接触
式のものも用いられ得る。この場合は、電子制御ユニッ
ト3にはこれらのコイル531〜533と磁気的に結合
するコイルが設けられる。
【0020】内燃機関本体2、電子制御ユニット3等は
別々に製造される。内燃機関本体2の組付けラインにお
いてはエンジンブロック等の大型の部品に多数の部品が
順次取り付けられながら組上がっていくが、その工程の
中にインジェクタ21の組付け工程や前記ICカード5
の書き込み工程も含まれている。ICカード書き込み工
程は次のように行われる。
【0021】図6に示すように、インジェクタ21は図
示しないエンジンヘッドから突出する基部に、前記ソレ
ノイド等への給電用のコネクタ部211が設けられ、電
子制御ユニット3に伸びるケーブルと接続口211aで
接続される。コネクタ部211の平坦な頂面には噴射特
性コードであるQRコード212が形成されており、先
ず、これを読み取ることでインジェクタ21個々の前記
補正データを得る。QRコード212は二次元コードの
一種であり、インジェクタ21の供給元においてインジ
ェクタ21個々に噴射特性が計測されてその結果に応じ
て形成される。QRコード212の形成はレーザマーキ
ング等で行われる。なお、QRコード212の形成位置
は、電子制御ユニット3に延びる信号ケーブルとの接続
口211aがコネクタ部211の頂面から突出する場合
は例えばコネクタ部211の側面となる。
【0022】ICカード書き込み工程は、インジェクタ
21のQRコード212の読み取りが容易なように、内
燃機関本体2にインジェクタ21が取り付けられてイン
ジェクタ21と内燃機関本体2の対応関係が固定された
後、吸気弁や排気弁の動弁機構等、インジェクタ21の
近傍に位置する部材が組付けられる前、例えば、インジ
ェクタ21の取り付け工程の直後に設定される。
【0023】ICカード5の書き込みに用いられるIC
カード書き込みシステムの概略構成を示す図3におい
て、ICカード書き込みシステム7は、コントローラ7
1を中心に、コードリーダ72、書き込み装置73およ
びラベルプリンタ74からなる。
【0024】コードリーダ72は、光学検出部や画像処
理等を行う演算部を有し構成されたハンディタイプの一
般的なコードリーダであり、先端部をQRコード212
の形成されたインジェクタ21に対向するように近づけ
ることでQRコード212を読み取り、そのコード情報
を出力する。
【0025】コントローラ71は前記コードリーダ72
と接続されるとともに、組付けラインの生産管理コンピ
ュータ8と接続され、ICカード書き込み工程のステー
ションが受け入れている内燃機関本体2のエンジンID
を生産管理コンピュータ8から受信し、コードリーダ7
2からは前記内燃機関本体2に取り付けられたインジェ
クタ21のQRコード212の読み取り結果であるコー
ドデータを受信する。コントローラ71は、前記コード
データを補正データとして書き込み装置73に出力する
機能の他、4気筒分の補正データを1つのQRコードと
して印刷可能なデータに変換するとともに、エンジンI
Dを印刷可能なデータに変換する機能を備えている。
【0026】書き込み装置73は、入力したコードデー
タを補正データとしてICカード5のメモリIC51に
書き込む。
【0027】また、ラベルプリンタ74は次のようなラ
ベルを印刷する。ラベルは図1(A)、図1(B)に示
すように、ICカード5よりも一回り小さな大きさのも
ので、ラベル6に、個別標識であるエンジンID61お
よび4気筒分の補正データをコード化したバックアップ
コードであるQRコード62が印刷される。このQRコ
ード62は前記のごとくICカード5に書き込まれる4
気筒分の補正データをコード化したもので、4本のイン
ジェクタ21に形成されたQRコード212と実質的に
等価なものである。なお、前記エンジンIDは図例では
文字で表されている。
【0028】また、ラベル6は印刷時にはその裏面に塗
布された糊で接着する図示しない台紙を有し、台紙を剥
がしてICカード5のカード面に貼付可能である。
【0029】ICカード5の書き込みを行う作業者は、
内燃機関本体2に取り付けられた4本のインジェクタ2
1のQRコード212をコードリーダ72で順に読み込
む。読み込みが完了すると、前記のごとく、ICカード
5の書き込みとともにラベル6の印刷が行われるので、
印刷されたラベル6を前記台紙を剥がした後、ICカー
ド5からはみ出ないように(図1(A))、当該ICカ
ード5の接点非形成側のカード面に貼付する(図1
(B))。
【0030】この後、内燃機関本体2は次工程に払い出
され、前記動弁機構等の別の部品が順次、組付けられな
がら、車両のエンジンルーム内に設置される最終状態ま
で組上がる。そして、最終状態まで組上がった前記内燃
機関本体2は、電子制御ユニット3等とともに車両のエ
ンジンルーム内に設置されることになる。
【0031】一方、書き込みおよびラベル貼付の完了し
たICカード5は、内燃機関本体2や電子制御ユニット
3を車両のエンジンルーム内へ設置するステーションへ
と払い出され、電子制御ユニット3にセットされるのを
待ち受けることとなる。
【0032】そして、ICカード5をセットする作業者
は、前記ステーションに受け入れた内燃機関本体2のエ
ンジンIDと、ICカード5に貼付されたラベル6のエ
ンジンID61とを照らし合わせて同じであることを確
認すると、そのICカード5を電子制御ユニット3にセ
ットする。
【0033】本発明によればインジェクタ21の補正デ
ータが書き込まれて唯一の内燃機関本体2に専属すべき
ICカード5に、その内燃機関本体2を特定するエンジ
ンID61が形成されるので、内燃機関本体2に、これ
に搭載されたインジェクタ21の噴射特性に応じた補正
データが記憶されたICカード以外のICカード5が誤
ってセットされてしまうことを防止する効果を奏する。
【0034】したがって、例えば、組付けラインを流れ
ている内燃機関本体2が手直しのため前記組付けライン
から外された時にもICカード5に貼付されたラベル6
により、組み合わせる内燃機関本体2が知られるから、
内燃機関本体2とICカード5の組み合わせが狂うとい
うことが回避される。
【0035】ところで、修理工場等での自動車の修理に
おいて、インジェクタ21を交換する場合、交換するイ
ンジェクタ21をメーカや商社等の供給元に発注するこ
とになるが、これにともなって、ICカード5を新しい
インジェクタ21を含む新しいインジェクタ21の組み
合わせに対応したものとする必要が生じる。本実施形態
ではラベル6にエンジンID61の他に4気筒分の補正
データをもったQRコード62を形成したので、次のよ
うな手順でこれを行い得る。
【0036】修理工場ではラベル6のQRコード62を
複写機やカメラで写し取り、写し取ったものをファクシ
ミリまたは郵送等でインジェクタ供給元に送る。インジ
ェクタ供給元では、修理工場から送られてきた写しから
QRコードを読み取り、読み取ったQRコードのコード
データのうち、インジェクタ21を交換しない気筒の分
の補正データと、注文された新しいインジェクタ21の
QRコード212を読み取って得た補正データとを、I
Cカード5に書き込む。あるいは、写しから読み取った
QRコードのコードデータをすべてICカード5に書き
込み、交換する気筒の分について上書きしてもよい。
【0037】そして書き込みの完了したICカード5を
前記インジェクタ21とともに修理工場に送付する。こ
のように、修理工場がコードリーダ等を備えていなくと
も、インジェクタ21の交換に伴って必要となるICカ
ード5の書き換えに応えることができる。したがって、
各サービス拠点ごとにICカード5の書き込みに対応し
ていなくとも、補正データが格納されたICカードによ
り噴射特性が調整されるようにした内燃機関に対する万
全のサービス体制が容易に構築できる。
【0038】なお、本実施形態では、バックアップコー
ドを全気筒分のインジェクタ21の補正データを単一の
QRコードによりコード化しているが、図7に示すよう
に、各気筒のインジェクタ21の補正データを個々にコ
ード化してもよい。この場合にラベル6Aに形成される
QRコード62Aはインジェクタ21に形成したQRコ
ード212と同じでよく、QRコード62Aの形成用の
ソフトウェアはインジェクタ21のQRコード212の
形成用のソフトウェアを流用することができる。また、
両QRコード62A,212を作業者が目視観察して両
QRコード62A,212が同一か否かを確認すること
ができる。この場合、各QRコード62Aに近接して気
筒番号等の気筒を識別する表示63を印刷することで、
この確認作業をより確実かつ作業性よく行うことができ
る。
【0039】また、エンジンIDを作業者に視認可能な
文字で表しているが、図8に示すように、バーコード等
の識別コード61Aでもよく、ICカード5を電子制御
ユニット3にセットする際に、ラベル6Bの前記識別コ
ード61Aをコードリーダで読み取って文字で表された
エンジンIDを表示手段に表示させ、表示結果とステー
ションに受け入れられている内燃機関本体2のエンジン
IDとを照らし合わせてもよい。
【0040】また、このようにエンジンIDを識別コー
ドで表示する場合には、ICカード書き込み工程と同様
に、コードリーダの読み取り結果と、生産管理コンピュ
ータからのエンジンIDとを入力とするコントローラを
設置し、コードリーダで読み取ったICカードのラベル
のエンジンIDと、生産管理コンピュータからのエンジ
ンIDとを、コントローラ内で照らし合わせ、一致した
か否かの結果をLCD等の報知手段で作業者に知らせる
のもよい。
【0041】また、本実施形態ではエンジンID等を印
刷したラベルをICカードに貼付することで当該ICカ
ードが専属する内燃機関本体のエンジンID等が知られ
るようにしており、汎用的なラベルプリンタを用いるこ
とができるとともに、ICカードにエンジンID等を形
成する作業が容易で望ましいが、これらの利点に目をつ
ぶればICカードの表面に前記エンジンID等を直接、
印刷するようにしてもよい。
【0042】また、図9に示すように、ICカード5に
貼付するラベル6Cへの印刷内容から、インジェクタ2
1の補正データに対応する識別コードを省略することも
できる。この場合も、ICカードが専属する内燃機関本
体のエンジンIDが知られるので、ICカードのセット
ミスを防止する効果を奏する。
【0043】また、ICカードに代えて従来のROMチ
ップとしても本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)は本発明の内燃機関の調整方法
で用いられるICカードにラベルを貼付する前後の状態
を示す斜視図である。
【図2】前記内燃機関の調整方法を適用した内燃機関が
車両に搭載された状態を示す図である。
【図3】前記内燃機関の調整方法に用いるICカード書
き込みシステムの構成図である。
【図4】(A)は前記内燃機関の電子制御ユニットに格
納されるICカードの下面図であり、(B)は前記IC
カードと電子制御ユニットとのインターフェースを示す
図である。
【図5】(A)は前記内燃機関の電子制御ユニットに格
納されるICカードの変形例の正面図であり、(B)は
前記変形例と電子制御ユニットとのインターフェースを
示す図である。
【図6】(A)は前記内燃機関を構成するインジェクタ
の一部の側面図であり、(B)は前記インジェクタの一
部の上面図である。
【図7】前記ICカードの別の変形例の図である。
【図8】前記ICカードのさらに別の変形例の図であ
る。
【図9】前記ICカードの他の変形例の図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 内燃機関本体 21 インジェクタ 211 コネクタ部 212 QRコード(噴射特性コード) 3 電子制御ユニット 4 ボデー 5 ICカード(情報記憶媒体) 6,6A,6B,6C ラベル 61,61A エンジンID(個別標識) 62,62A QRコード(バックアップコード) 7 ICカード書き込みシステム 71 コントローラ 72 コードリーダ 73 書き込み装置 74 ラベルプリンタ 8 生産管理コンピュータ
フロントページの続き Fターム(参考) 3G084 AA01 DA21 DA26 EA04 EA11 EB06 3G301 HA02 HA04 JA17 LB04 NC01 PB00Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気筒内に燃料を供給するインジェクタが
    内燃機関本体に組付けられた状態で、インジェクタの表
    面に表示された噴射特性コードを読み取り、インジェク
    タを開閉制御する制御装置にセットされる情報記憶媒体
    に、制御装置における制御パラメータを補正する補正デ
    ータを前記噴射特性コードに基づいて書き込み、インジ
    ェクタの個体差を相殺補正する内燃機関の調整方法にお
    いて、 前記情報記憶媒体の表面に、前記インジェクタが組付け
    られた内燃機関本体を特定する個別標識を形成すること
    を特徴とする内燃機関の調整方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内燃機関の調整方法にお
    いて、前記個別標識とともに前記補正データに対応した
    バックアップコードを形成する内燃機関の調整方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2いずれか記載の内燃機
    関の調整方法において、前記情報記憶媒体の表面への個
    別標識またはバックアップコードの形成は、該個別標識
    またはバックアップコードが印刷されたラベルを前記情
    報記憶媒体の表面に貼付することにより行う内燃機関の
    調整方法。
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