JP2002180646A - 吸着能力並びに抗菌能力を有する畳及びその製造方法 - Google Patents

吸着能力並びに抗菌能力を有する畳及びその製造方法

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JP2002180646A
JP2002180646A JP2000404300A JP2000404300A JP2002180646A JP 2002180646 A JP2002180646 A JP 2002180646A JP 2000404300 A JP2000404300 A JP 2000404300A JP 2000404300 A JP2000404300 A JP 2000404300A JP 2002180646 A JP2002180646 A JP 2002180646A
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tatami mat
tatami
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antibacterial
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Toshio Hamaguchi
俊夫 浜口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】住宅に使用されている建材から発生する人体に
有害な化学物質、特に塗装接着剤ホルマリン等又は、タ
バコ、ペット、トイレ等から発生する、悪臭物質を居住
空間から除去するための吸着材料を混入させた、吸着能
力を有する畳を提供する。 【構成】植物性のデンプンを原料として使用した吸着材
料を、構成素材に吸着させた吸着能力を有する畳。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅に使用されて
いる建材から発生する人体に有害な化学物質、特に塗装
接着剤ホルマリン等又は、タバコ、ペット、トイレ等か
ら発生する、悪臭物質を居住空間から除去するための吸
着材料を混入させた吸着能力を有する畳並びに、人体に
無害で抗菌効果、防虫効果がある柿渋を原料とした抗菌
剤を混入させた、抗菌能力を有する畳に関する。
【0002】
【従来の技術】従来人間の居住空間より発生する悪臭を
除去する方法として、例えば、芳香剤を揮発させたり、
活性炭等の吸収材により吸収させたりする方法があっ
た。
【0003】又最近の住宅には、接着剤等の化学物質が
多く使用されている。
【0004】従来畳には、抗菌加工が施されていた、そ
れに使用される抗菌剤としては、チアゾリン系やジチオ
カルバメート系の化合物等の防腐剤や、有機燐系や有機
塩素系化合物等の農薬を使用していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の方法では、居住空間より悪臭を完全に除去する
ことはできなかった、又最近の住宅に使用されている接
着剤等の化学物質、特にホルムアルデヒド等は、アレル
ギー性皮膚炎等の原因物質とされ、環境ホルモンと言わ
れ大きな社会問題となっている。又上記の防腐剤や農薬
は化学薬品であり、当然人体に良いものでは無く、長期
間使用することで人間にも悪影響を及ぼす可能性があ
る。本発明は、この様な問題を解決するために成された
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】植物性デンプンを原料と
した吸着材料を、構成素材に吸着させた吸着能力を有す
る畳である。
【0007】上記植物性デンプンを原料とした吸着材料
に、水とバインダーを適量加え薄いエマルジョンとした
吸着能力を有する畳である。
【0008】上記エマルジョンを畳表の表面にハケで塗
着した吸着能力を有する畳である。
【0009】更にこのエマルジョンを畳表に加工する前
の原料であるい草に、減圧又は静電気などで吸着させた
吸着能力を有する畳である。
【0010】畳に塗着又は吸着させることで、吸着面積
を広げ吸着剤の吸着能力を高めるものである。
【0011】柿渋を原料とした抗菌剤を構成素材に吸着
させた抗菌能力を有する畳である。
【0012】上記柿渋を原料とした抗菌剤を畳表の表面
にハケで塗着した抗菌能力を有する畳である。
【0013】更にこの柿渋を原料とした抗菌剤を畳表に
加工する前の原料であるい草に、減圧又は静電気などで
吸着させた抗菌能力を有する畳である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例を挙げて具
体的に説明する。
【0015】通常の畳表は、い草を染土で染めて乾燥機
で熱風乾燥したものを、織機で織ってつくる。
【0016】次に植物性デンプンを原料とした吸着材料
に、水とバインダーを適量加え薄いエマルジョンとす
る。
【0017】該エマルジョンを上記畳表の表面にハケ又
は、静電塗装機で吹き付けて、塗着させるものである。
【0018】又熱風乾燥したい草は、織機で織る前に加
湿器により水分が加ええれるが、その際に上記吸着材料
を加え、い草の表面に付着させるものである。
【0019】更に上記の熱風乾燥したい草を、密閉容器
に入れ真空ポンプで減圧し、吸着材料を送り込むそれに
より、吸着材料をい草の芯まで吸着させるものである。
【0020】上記の様に加工した畳表のホルムアルデヒ
ドの吸着分解能力について、試験結果に基づき説明す
る。日本合板検査協会の試験結果は、次の通りである。
試験体は(2,610mm×2,610mmの厚さ3m
mの畳表) 次に濃度(5.51ppm)のホルムアルデヒドを充填
し、1時間後、5時間後24時間後の値を測定する。
【0021】
【表1】
【0022】表1の様な試験結果になった、これによる
とホルムアルデヒドの濃度は、5時間で約10分の1に
24時間後では、98%も減少した。
【0023】チャンバー内の湿度が上昇したのは、ホル
ムアルデヒドと空気中の酸素との混合物を、吸着材料が
無害な水分と二酸化炭素とに、分解した為と考えられ
る。
【0024】次に、請求項5記載の抗菌能力を有する畳
及びその製造方法について、実施例を挙げて説明する。
【0025】柿渋を原料とした抗菌剤を上記畳表の表面
にハケ又は、静電塗装機で吹き付けて、塗着させるもの
である。
【0026】又熱風乾燥したい草は、織機で織る前に加
湿器により水分が加ええれるが、その際に上記抗菌剤を
加え、い草の表面に付着させるものである。
【0027】更に上記の熱風乾燥したい草を、密閉容器
に入れ真空ポンプで減圧し、抗菌剤を送り込むそれによ
り、抗菌剤をい草の芯まで吸着させるものである。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記した構成を成すもので、以
下に記載されるような効果を奏する。
【0029】天然素材である、植物性デンプンを原料と
して使用することで、副作用の心配も無く安全性の高
い、分解能力のある吸着材料を得ることができる。
【0030】そして、この吸着材料を畳の構成素材に塗
着又は、吸着させることで表面積を広げ吸着分解能力を
高める。
【0031】更に畳に吸着分解能力を持たせることで、
居住空間内に発生するアンモニアやメチルメルカプタン
等の悪臭を吸着し分解させるものである。
【0032】又この吸着能力を有する畳は、最近大きな
社会問題となっている。環境ホルモンの一種であるホル
ムアルデヒドやトルエン・キシレン等の吸着分解能力も
すぐれているものである。
【0033】次に、柿渋を原料とした抗菌剤を畳の構成
素材に塗着又は、吸着させることでこれまで多く使われ
てきた、防腐剤や農薬等の人体に有害な化学物質を使用
することなく、畳に抗菌能力持たせるものである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植物性デンプンを原料とした吸着材料を、
    構成素材に吸着させたことを特徴として成る、吸着能力
    を有する畳及びその製造方法。
  2. 【請求項2】上記植物性デンプンを原料とした吸着材料
    に、水とバインダーを適量加え薄いエマルジョンとした
    ことを特徴として成る、請求項1記載の吸着能力を有す
    る畳及びその製造方法。
  3. 【請求項3】上記エマルジョンを畳表の表面にハケで塗
    着したことを特徴として成る、請求項1記載の吸着能力
    を有する畳及びその製造方法。
  4. 【請求項4】更にこのエマルジョンを畳表に加工する前
    の原料であるい草に、減圧又は静電気などで吸着させた
    ことを特徴として成る、請求項1記載の吸着能力を有す
    る畳及びその製造方法。
  5. 【請求項5】柿渋を原料とした抗菌剤を構成素材に吸着
    させたことを特徴として成る、抗菌能力を有する畳及び
    その製造方法。
  6. 【請求項6】上記柿渋を原料とした抗菌剤を畳表の表面
    にハケで塗着したことを特徴として成る、請求項5記載
    の抗菌能力を有する畳及びその製造方法。
  7. 【請求項7】更にこの柿渋を原料とした抗菌剤を畳表に
    加工する前の原料であるい草に、減圧又は静電気などで
    吸着させたことを特徴として成る、請求項5記載の抗菌
    能力を有する畳及びその製造方法。
JP2000404300A 2000-12-14 2000-12-14 吸着能力並びに抗菌能力を有する畳及びその製造方法 Pending JP2002180646A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014009531A (ja) * 2012-06-30 2014-01-20 Katsuyo Murakami い草素材、い草素材を用いた束状素材および板状素材

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