JP2002180488A - 水平土圧軽減地下貯留槽 - Google Patents

水平土圧軽減地下貯留槽

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JP2002180488A
JP2002180488A JP2000381582A JP2000381582A JP2002180488A JP 2002180488 A JP2002180488 A JP 2002180488A JP 2000381582 A JP2000381582 A JP 2000381582A JP 2000381582 A JP2000381582 A JP 2000381582A JP 2002180488 A JP2002180488 A JP 2002180488A
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Japan
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storage tank
earth pressure
underground
underground storage
horizontal earth
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JP2000381582A
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Shinichiro Hayashi
慎一郎 林
Kazushiro Hayashi
和志郎 林
Kozaburo Hayashi
宏三郎 林
Kanako Hayashi
加奈子 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地下埋設の貯留槽の側面にかかる水平土圧の軽
減方法の提供にある。 【解決手段】地下に埋設され、その上部に土盛される地
下貯留槽にあって、該地下貯水槽の地中部分の側壁を斜
面あるいは階段状の傾斜とした水平土圧を軽減した地下
貯留槽。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】地下に埋設される水の貯留槽
にかかる水平土圧の軽減技術に属する。
【０００２】
【従来の技術】雨水の貯留槽あるいは一次貯留のための
浸透槽あるいは防火水槽などは地下に埋設され、その上
部を公園、駐車場などに利用される場合が多々ある。
【０００３】貯留槽が地下に埋設されることによって、
貯留槽には水平および垂直方向からの土圧がかかる。土
圧は地下に埋設される深さが深いほど大きくなる。ま
た、土圧は貯留槽の上部に設けられる施設の重量の影響
も受ける。垂直方向の土圧は、土質によって影響される
が埋設深さにほぼ比例し、水平方向の土圧は、土圧を受
ける壁面の傾斜が一定なら同様にほぼ埋設深さに比例す
る。
【０００４】貯留槽は、コンクリート製、ＦＲＰ製、プ
ラスチック成形体を組み合わせその周囲をシート類で覆
ったものなどがある。貯留槽の種類によっては埋設する
地下深度に制限のあるものがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、地下に埋設
される貯留槽、特に、ＦＲＰ貯留槽あるいはプラスチッ
ク成形体を組み合わせその周囲をシート類で覆った貯留
槽に対する水平土圧の軽減方法を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、（１）地下に
埋設され、その上部に土盛される地下貯留槽にあって、
該地下貯留槽の地中部分の側壁を階段状とした水平土圧
軽減地下貯留槽および（２）地下に埋設され、その上部
に土盛される地下貯留槽にあって、該地下貯留槽の地中
部分の側壁を斜面とした水平土圧軽減地下貯留槽であ
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下本発明を図により詳細に説明
する。本第1の発明は、図1に示すように、地下に埋設さ
れる貯留槽の側面部分を階段状の斜面とした貯留槽であ
り、図1ａは貯留槽の側面が底面から上面に向かって広
がった貯留槽であり、図1ｂは逆に上面から底面に広が
った貯留槽を示している。
【０００８】図１に示す貯留槽は、プラスチック成形体
を縦横に組み合わせ、貯留空間を構成し、その貯留空間
を遮水シートで覆い水を貯留できるようにしたものに対
応する。
【０００９】プラスチック成形体は図3に示すように、各
種のものが提案されているが、外形が立方体あるいは直
方体のものは、それらを組み合わせて構成された貯留空
間全体の強度は垂直方向を取っても水平方向をとっても
ほぼ似たような強度となる。しかし、図3ｂ、３ｃに示す
ような、筒状の成形体を縦方向に組み立て、貯留空間を
構成する場合、水平土圧強度は垂直土圧に対する強度よ
り低くなる傾向がある。
【００１０】かかる成形体を用いて貯留槽を形成する
際、図１に示すようにその側面を階段状に構成すること
によって、その側面にかかる水平土圧を軽減させること
ができる。その軽減の度合いは、貯留槽の傾斜が緩いほ
ど、すなわち図上で地表面と貯留槽の側面が形成する角
度が小さいほどおおきくなる。すなわち、角度が小さい
ほど側面にかかる水平土圧は小さくなる。この場合、階
段状に形成される角度を小さくするほど水平土圧は小さ
くなる。
【００１１】本第２の発明は、図２に示すように、地下
の埋設される貯留槽の側面部分を斜面とした貯留槽であ
り、図２ａは貯留槽の側面が底面から上面に向かって広
がった貯留槽であり、図２ｂは逆に上面から底面に広が
った貯留槽を示している。
【００１２】図２に示す貯留槽は主としてＦＲＰ製(ガ
ラス繊維、ガーボン繊維等で強化したプラスチック）の
貯留槽に対応したものである。
【００１３】貯留槽の側面は図１ｂ、図２ｂに示すよう
に傾斜が逆となっていても、水平土圧の軽減の効果は変
わらない。貯留槽は、水を貯める貯留槽でもよく、水を
一次貯留する浸透槽でもよい。
【発明の効果】本発明は、地下に埋設する貯留槽の側面
を傾斜に、あるいは階段状にすることによってその側面
にかかる水平土圧を軽減させることができる。垂直強度
に対して水平強度の小さい貯留槽の水平強度を垂直強度
に近づけることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第1の概念図を示す。
【図２】本発明の第２の概念図を示す。
【図３】プラスチック成形体の例を示す。
【符号の説明】
１ 貯留槽 ２ 壁面 ３ プラスチック成形体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】地下に埋設され、その上部に土盛される地
    下貯留槽にあって、該地下貯留槽の地中部分の側壁を階
    段状としたことを特徴とする水平土圧軽減地下貯留槽。
  2. 【請求項２】地下に埋設され、その上部に土盛される地
    下貯留槽にあって、該地下貯留槽の地中部分の側壁を斜
    面としたことを特徴とする水平土圧軽減地下貯留槽。
JP2000381582A 2000-12-15 2000-12-15 水平土圧軽減地下貯留槽 Pending JP2002180488A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2006216070B1 (en) * 2006-09-15 2008-02-14 Ascent Building Solutions Pty Ltd Liquid Storage Tank and Method for Manufacturing Liquid Storage Tank

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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