JP2002180434A - コンクリート構造物,地盤強化の施工方法 - Google Patents

コンクリート構造物,地盤強化の施工方法

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JP2002180434A JP2000381239A JP2000381239A JP2002180434A JP 2002180434 A JP2002180434 A JP 2002180434A JP 2000381239 A JP2000381239 A JP 2000381239A JP 2000381239 A JP2000381239 A JP 2000381239A JP 2002180434 A JP2002180434 A JP 2002180434A
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Akira Nakajima
彬 中島
Akira Ishikawa
石川  晃
Takeshi Honda
武 本田
Minoru Fukuda
実 福田
Tetsuo Horiguchi
哲夫 堀口
Masaru Takimoto
優 瀧本
Toshihiko Ogata
敏彦 大形
Kenji Fukumoto
健治 福本
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Daiho Construction Co Ltd
Dai Nippon Construction
Ohmoto Gumi Co Ltd
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Dai Nippon Construction
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、現場の地中から良好な玉石や砂礫を
採取できるか否か及び十分な量の玉石や砂礫等を採取を
できるか否かにかかわらず、施工費用の増加を最低限に
抑制することが可能となる方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】 玉石4,砂礫5が含まれる地盤を掘削し
て窪みを形成し、形成された窪み内へ骨材を敷設し、窪
み内に敷設の骨材を攪拌しながら攪拌位置へセメント固
化材7を噴射して骨材とセメント固化材7を混練りし、
骨材とセメント固化材7の混練体を所要期間養生させ、
敷設と混練りと養生を繰り返して基礎200を形成し、
基礎200上にコンクリート構造物の本体300を形成
し、基礎200と構造物本体300とのうち少なくとも
基礎200には前記掘削した玉石4を骨材として流用
し、不足した骨材は現場内と外部から前者を優先させて
調達する、ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業の利用分野】本発明は、川岸,海岸,川底などで
コンクリート構造物の施工を行い、また地盤強化の施工
を行う方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来においては、図8のように大型のシ
ョベル1を用いて川岸,海岸,川底などの地盤を掘削し
て窪みを形成し、図9のように窪み内に型枠2・・・を
立て、型枠2・・・内に生コンクリートを打設し、打設
コンクリートの養生後に、型枠2・・・を取り外し、図
10のように型枠2・・・が立てられていた箇所の隙間
部分を再び埋め戻し、このようにして形成されたコンク
リート基礎上に堤防などのコンクリート構造物が図11
のように施工されていた。
【0003】ところが、打設すべき生コンクリートの全
てを工場で製造してその製造工場から現場まで運ばなけ
ればならないことから、コンクリート構造物の施工に多
くの費用を要していた。
【0004】そこで、本件発明者らは特許第25000
05号(発明の名称 コンクリート基礎並びに構造体の
下地の形成方法)に関する発明をし、平成8年3月1日
に特許を取得した。
【0005】この発明においては、川岸,海岸,川底な
どの地盤を掘削して得られた玉石や砂礫が基礎のコンク
リート骨材として利用され、まず、窪み内へ玉石,砂礫
を敷設し、次いでショベルバケットに代えてショベルの
ブームアーム先端に取り付けられた回転ドラムの歯で窪
み内に敷設の玉石,砂礫を攪拌しながら攪拌位置へセメ
ント固化材を噴射して玉石,砂礫とセメント固化材を混
練りし、さらに玉石,砂礫とセメント固化材の混練体を
所要期間に亘り養生させることで、基礎が形成される。
【0006】したがって、高価な生コンクリートを現場
外から調達して搬入する必要がなく、このため、施工費
用を大幅に削減することが可能となる。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、 ・掘削した地中から玉石や砂礫等を十分に採取できない ・掘削した地中から玉石や砂礫等を採取できるものの、
セメント固化材と攪拌混合を行った場合に材料分離が生
じて必要とされる強度が得られない ・掘削した地中から玉石や砂礫等を全く採取できない という不都合が現場により生じていた。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、現場の地中から良好な玉石や砂礫
を採取できるか否か及び十分な量の玉石や砂礫等を採取
をできるか否かにかかわらず、施工費用の増加を最低限
に抑制することが可能となる方法を提供することにあ
る。
【課題を解決するための手段】本発明は、玉石4,砂礫
5が含まれる地盤を掘削して窪みを形成し、形成された
窪み内へ骨材を敷設し、窪み内に敷設の骨材を攪拌しな
がら攪拌位置へセメント固化材7を噴射して骨材とセメ
ント固化材7を混練りし、骨材とセメント固化材7の混
練体を所要期間養生させ、敷設と混練りと養生を繰り返
して基礎200を形成し、基礎200上にコンクリート
構造物の本体300を形成し、基礎200と構造物本体
300とのうち少なくとも基礎200には前記掘削した
玉石4を骨材として流用し、不足した骨材は現場内と外
部から前者を優先させて調達する、ことを特徴とし、ま
たは、玉石4,砂礫5が含まれる地盤をショベル1で掘
削して窪みを形成し、形成された窪み内へ骨材を敷設
し、ショベルバケット11に代えてショベル1のブーム
アーム100先端に取り付けられた回転ドラム8の歯で
窪み内に敷設のコンクリート骨材を攪拌しながら攪拌位
置へセメント固化材7を噴射して骨材とセメント固化材
7を混練りし、骨材とセメント固化材7の混練体を所要
期間養生させ、敷設と混練りと養生を繰り返して基礎2
00を形成し、基礎200上にコンクリート構造物の本
体300を形成し、基礎200と構造物本体300との
うち少なくとも基礎200に前記掘削した玉石4を骨材
として流用し、不足した骨材を現場内と外部から前者を
優先させて調達する、ことを特徴とし、または、玉石
4,砂礫5が含まれる地盤を掘削して窪みを形成し、形
成された窪み内へ骨材を敷設し、窪み内に敷設の骨材を
攪拌しながら攪拌位置へセメント固化材7を噴射して骨
材とセメント固化材7を混練りし、骨材とセメント固化
材7の混練体を所要期間養生させ、敷設と混練りと養生
を繰り返して基礎200を形成し、基礎200上にコン
クリート構造物の本体300を形成し、基礎200と構
造物本体300とのうち少なくとも基礎200に前記掘
削した玉石4を骨材として流用し、不足した骨材を現場
内と外部から前者を優先させて調達し、調達する不足分
の骨材にはコンクリート塊等の建設廃棄物を利用する、
ことを特徴とし、または、玉石4,砂礫5が含まれる地
盤を掘削してショベル1で窪みを形成し、形成された窪
み内へ骨材を敷設し、ショベルバケット11に代えてシ
ョベル1のブームアーム100先端に取り付けられた回
転ドラム8の歯で窪み内に敷設の骨材を攪拌しながら攪
拌位置へセメント固化材7を噴射して骨材とセメント固
化材7を混練りし、骨材とセメント固化材7の混練体を
所要期間養生させ、敷設と混練りと養生を繰り返して基
礎200を形成し、基礎200上にコンクリート構造物
の本体300を形成し、基礎200と構造物本体300
とのうち少なくとも基礎200に前記掘削した玉石4を
骨材として流用し、不足した骨材を現場内と外部から前
者を優先させて調達し、調達する不足分の骨材には建設
発生土あるいはコンクリート塊等の建設廃棄物を利用す
る、ことを特徴とし、または、玉石4,砂礫5が含まれ
る地盤を掘削して窪みを形成し、形成された窪み内へ掘
削した玉石4を骨材として敷設し、窪み内に敷設の骨材
を攪拌しながら攪拌位置へセメント固化材7を噴射して
骨材とセメント固化材7を混練りし、玉石4とセメント
固化材7の混練体を所要期間養生させ、敷設と混練りと
養生を繰り返して基礎200を形成し、基礎200の縁
辺部分に沿って該基礎200と略等しい高さの盛り土3
06を形成し、基礎200の縁辺他部分に沿って該基礎
200上に型枠2を立てて閉路の壁を形成し、形成され
た閉路壁の内側へ前記掘削した玉石4を骨材として敷設
し、ショベル1を盛り土306上に移動させてから該シ
ョベル1のブームアーム100先端に取り付けられた回
転ドラム8の歯で閉路壁内側に敷設の骨材を攪拌しなが
ら攪拌位置へセメント固化材7を噴射して骨材とセメン
ト固化材7を混練りし、骨材とセメント固化材7の混練
体を所要期間養生させることによりコンクリート層を形
成してから型枠2を撤去し、コンクリート層上において
閉路壁形成と敷設と混練りと養生と型枠撤去を繰り返し
てコンクリート構造物本体300のコア302を形成
し、基礎200及びコア302の露出部分を通常のコン
クリートで被覆して構造物本体300を完成させる、こ
とを特徴とし、または、玉石4,砂礫5が含まれる地盤
を掘削して窪みを形成し、形成された窪み内へ掘削した
玉石4を骨材として敷設し、窪み内に敷設の骨材を攪拌
しながら攪拌位置へセメント固化材7を噴射して骨材と
セメント固化材7を混練りし、骨材とセメント固化材7
の混練体を所要期間養生させ、敷設と混練りと養生を繰
り返して基礎200を形成し、基礎200の縁辺部分に
沿って該基礎200と略等しい高さの盛り土306を形
成し、基礎200の縁辺他部分に沿って該基礎200上
に型枠2を立てて閉路の壁を形成し、形成された閉路壁
の内側へ前記掘削した玉石4を骨材として敷設し、ショ
ベル1を盛り土306上に移動させてから該ショベル1
のブームアーム100先端に取り付けられた回転ドラム
8の歯で閉路壁内側に敷設の骨材を攪拌しながら攪拌位
置へセメント固化材7を噴射して骨材とセメント固化材
7を混練りし、骨材とセメント固化材7の混練体を所要
期間養生させることによりコンクリート層を形成してか
ら型枠2を撤去し、コンクリート層上において閉路壁形
成と敷設と混練りと養生と型枠撤去を繰り返してコンク
リート構造物本体300のコア下部302dを形成し、
コア下部302d上に型枠2を立てて閉路の壁を形成
し、前記掘削した玉石4が骨材とされたコンクリートを
前記閉路壁の内側へ打設し、打設のコンクリートを所要
期間養生させることによりコンクリート層を形成してか
ら型枠2を撤去し、コンクリート層上において閉路壁形
成と打設と養生と型枠撤去を繰り返してコンクリート構
造物本体300のコア上部302uを形成し、基礎20
0及びコア302の露出部分を通常のコンクリートで被
覆して構造物本体300を完成させる、ことを特徴と
し、または、玉石4,砂礫5が含まれる地盤をショベル
1で掘削して窪みを形成し、形成された窪み内へ玉石4
を骨材として敷設し、不足した骨材を建設現場内と外部
から前者を優先させて調達し、調達する不足分の骨材に
コンクリート塊等の建設廃棄物を利用し、ショベルバケ
ット11に代えてショベル1のブームアーム100先端
に取り付けられた回転ドラム8の歯で窪み内に敷設の骨
材を攪拌しながら攪拌位置へセメント固化材7を噴射し
て骨材とセメント固化材7を混練りし、骨材とセメント
固化材7の混練体を所要期間養生させ、敷設と混練りと
養生を繰り返して基礎200を形成し、基礎200の縁
辺一部分に沿って該基礎200と略等しい高さの盛り土
306を形成し、基礎200の縁辺他部分に沿って該基
礎200上に型枠2を立てて閉路の壁を形成し、形成さ
れた閉路壁の内側へ玉石4を骨材として敷設し、不足し
た骨材を建設現場内と外部から前者を優先させて調達
し、調達する不足分の骨材に採取した建設発生土あるい
はコンクリート塊等の建設廃棄物を利用し、ショベル1
を盛り土306上に移動させてから該ショベル1のブー
ムアーム100先端に取り付けられた回転ドラム8の歯
で閉路壁内側に敷設の骨材を攪拌しながら攪拌位置へセ
メント固化材7を噴射して骨材とセメント固化材7を混
練りし、骨材とセメント固化材7の混練体を所要期間養
生させることによりコンクリート層を形成し、コンクリ
ート層上において閉路壁形成と敷設と混練りと養生と型
枠撤去を繰り返してコンクリート構造物本体300のコ
ア下部302dを形成し、コア下部302d上に型枠2
を立てて閉路の壁を形成し、前記建設発生土あるいはコ
ンクリート塊等の建設廃棄物が骨材とされたコンクリー
トを閉路壁の内側へ打設し、打設のコンクリートを所要
期間養生させることによりコンクリート層を形成し、コ
ンクリート層上において閉路壁形成と打設と養生と型枠
撤去を繰り返してコンクリート構造物本体300のコア
上部302uを形成し、基礎200及びコア302の露
出部分を通常のコンクリートで被覆して構造物本体30
0を完成させる、ことを特徴とし、または、以上の構成
において、基礎200及びコア302の露出部分は土砂
で被覆して構造物本体300を完成させる、ことを特徴
とし、または、以上の構成において、基礎200及びコ
ア302の露出部分は通常のコンクリートや土砂で被覆
せずに構造物本体300を完成させる、ことを特徴と
し、または、以上の構成において、前記基礎200ある
いはコア302の形成はコンクリートより強度の低い改
良体で形成したことを特徴とし、または、以上の構成に
おいて、基礎200下部の支持地盤201あるいは盛り
土306の形成はコンクリートより強度の低い改良体で
形成したことを特徴とするものである。
【0008】このように、本発明では、掘削した地中か
ら玉石や砂礫等を十分に採取できない場合に、まず現場
を掘削してコンクリート骨材の玉石が調達され、このた
め、外部調達の材料が所要のコンクリート骨材に限られ
てその調達量が最小限となり、施工費用が抑制される。
【0009】また、主に外部から調達する不足分の骨材
に建設発生土やコンクリート塊等の建設廃棄物を利用す
ることから、建設費用をより抑制できる。
【0010】さらに、構造物300内側のコンクリート
骨材にも基礎部分の地中から掘り出された玉石4,現場
内を掘削して得られた玉石,コンクリート塊等の建設廃
棄物が順に優先して利用され、したがって、コンクリー
ト構造物300の施工費用を大幅に削減できる。
【0011】また、本発明では高いコンクリート構造物
本体300の施工を前提としたとき、ショベル1が移動
できるもしくは盛り土できる高さ部分までは、盛り土3
06と型枠2の組み立てを繰り返し、その都度、基礎部
分の地中から掘り出された玉石4,現場を掘削して得ら
れた玉石4,建設廃棄物をコンクリート骨材としてショ
ベル1の回転ドラム8で混練りを行い、また、ショベル
1が移動できないもしくは盛り土できない高さ部分に関
しては、型枠の組み立てを繰り返し、その都度、コンク
リート塊等の建設廃棄物が骨材とされたコンクリートを
現場へダンプトラックなどで運び入れてクレーン車など
のホッパで閉路壁の内側へ投下して打設するのである。
【0012】なお、各発明において掘り出された砂礫5
も骨材として利用される。
【0013】さらに、基礎の部分やコンクリート構造物
のコアをなす部分を、さらには基礎下部の支持地盤ある
いは盛り土についてもコンクリートよりも強度が低いい
わゆる改良体で形成すればさらに施工費用を安価にする
ことが出来る。
【発明の実施の態様】以下、本発明の一実施の態様例を
図面に基づいて説明する。
【0014】その概略が図1に示されており、この例で
はいわゆる砂防ダムなど高さのあるコンクリート構造物
が施工される。
【0015】図1において、積層構造の基礎200が地
中に形成されており、その上面は地表面と同一に揃えら
れている。
【0016】コンクリート構造物の本体300は基礎2
00上に施工されており、内側のコア302になる部分
とコア302の露出部分を覆う外皮304の部分とに分
けられている。
【0017】さらに、コア302は上部302uと下部
302dに分けられており、下部302dの隣接箇所は
盛り土され、該盛り土306部分がショベル1あるいは
クレーン車などの重機の足場として形成される。
【0018】尚、盛り土306はショベル1あるいはク
レーン車などの重機の足場として用いられるため、この
盛り土306部分をコンクリートより強度が低いいわゆ
る改良体で、本発明によって形成することが考えられ
る。
【0019】図2において、ショベル1はブームアーム
100の先端に取り付けられたショベルバケット11を
用いて基礎形成箇所を掘削しており、その掘削で例えば
直線溝状の深い窪みが形成される。
【0020】地中から掘り出された玉石4,砂礫5は近
くに積み上げられ、掘削作業の完了後、積み上げられた
玉石4がコンクリート骨材として図3のように薄く敷設
される(1メートル以下で数十センチメートルを敷
設)。なお、砂礫5も玉石4と同様にコンクリート骨材
として敷設できる。
【0021】また、基礎200の形成に玉石4,砂礫5
が不足する場合は現場内における他の位置を掘削してそ
れらを確保し、掘削した地中から玉石4や砂礫5等を全
く採取できない場合や掘削した地中から玉石4や砂礫5
等を採取できるものの、セメント固化材と攪拌混合を行
った際に材料分離が生じて必要とされる強度が得られな
い等の場合のときは、主に外部から玉石4や砂礫5等あ
るいは建設発生土やコンクリート塊等の建設廃棄物を運
び入れてこれをコンクリート骨材として利用し、敷設す
る。
【0022】次いで図4のように回転ドラム8を用意
し、ショベル1のブームアーム100の先端に取り付け
られていたショベルバケット11を取り外し、これに代
えて回転ドラム8を取り付ける。
【0023】そして図5のように、スラリープラント1
0を近傍に設置し、ブームアーム100に沿わせてスラ
リー噴射機9を取り付け、スラリープラント10とセメ
ント固化材(スラリー)7の噴射機9とを接続する。
【0024】回転ドラム8の周面には超硬チップの歯を
埋め込んだ多数のホルダが植立され、ショベル1はそれ
らの歯で深窪内に敷設の骨材(玉石4,砂礫5,コンク
リート塊等の建設廃棄物)を攪拌しながら、攪拌位置へ
セメント固化材7を噴射し、骨材(玉石4,砂礫5,コ
ンクリート塊等の建設廃棄物)とセメント固化材7を混
練りする。尚、セメント固化材7は液体状のものでも粉
末顆粒状のものでも構わない。
【0025】骨材(玉石4,砂礫5)に十分な水分が含
まれていた場合には、セメント粉を噴射して骨材と混練
りすることもある。
【0026】骨材(玉石4,砂礫5,あるいはコンクリ
ート塊等の建設廃棄物)とセメント固化材7の混練体は
所要の期間に亘り養生させ、これにより基礎200の最
下層を完成させる。
【0027】尚、基礎200の下部に存する支持地盤2
01についても本発明の方法を用い形成できる。そし
て、その形成にあたってはコンクリートより強度の低い
改良体を用いて行うことができる。
【0028】以後において敷設と混練りと養生の作業を
繰り返し、積層構造の基礎200を図6のように形成す
る。
【0029】ここで、基礎200の形成にあたってもコ
ンクリートより強度が低いいわゆる改良体で形成しても
構わない。
【0030】さらに、積層基礎200の一辺に沿って基
礎200の一層分と略等しい高さ(1メートルほど)の
盛り土306を図7のように形成し、基礎200の他辺
に沿って基礎200上に型枠2を組立て、盛り土306
と型枠2で、あるいは双方に型枠2を組み立てて閉路の
壁を形成する。また、双方を盛り土306とし、型枠の
代わりとしても構わない。
【0031】尚、前述したように当該盛り土306の形
成に際しても本発明の方法を用いてコンクリートより強
度が低い改良体で形成しても構わないものである。
【0032】形成された閉路壁の内側には骨材(玉石
4,砂礫5)を敷設し、ショベル1を盛り土306上に
移動させ、回転ドラム8の歯で閉路壁内側に敷設の骨材
を攪拌させながら、攪拌位置へセメント固化材7を噴射
して骨材とセメント固化材7を混練りする。
【0033】玉石4,砂礫5が不足する場合は現場内に
おける他の位置を掘削してそれらを確保し、掘削した地
中から玉石や砂礫等を全く採取できない場合や掘削した
地中から玉石や砂礫等を採取できるものの不足する場
合、あるいはセメント固化材と攪拌混合を行った際に材
料分離が生じて必要とされる強度が得られないなど骨材
の適合性に乏しい場合は、主に外部から玉石4や砂礫5
あるいは建設発生土やコンクリート塊等の建設廃棄物を
運び入れてこれをコンクリート骨材として利用し、敷設
すること前述したとおりである。
【0034】骨材(玉石4,砂礫5)に十分な水分が含
まれていた場合には、セメント粉を噴射して骨材と混練
りする。
【0035】以後、骨材とセメント固化材7の混練体を
所要の期間に亘り養生させ、これによりコンクリート層
を形成してから、型枠2を撤去する。
【0036】そのコンクリート層上において閉路壁形成
と敷設と混練りと養生と型枠撤去の各作業を繰り返し、
コンクリート構造物本体300のコア下部302dを形
成する。
【0037】尚、このコア下部302dの形成に際して
も、コンクリートより強度が低いいわゆる改良体で形成
しても構わない。
【0038】また図1のように、コア下部302d上に
型枠2を組立てて閉路の壁を形成し、掘削した玉石4や
砂礫5、現場内で確保した玉石4や砂礫、あるいは主に
外部から運び入れた建設発生土やコンクリート塊等の建
設廃棄物が骨材とされたコンクリートをダンプトラック
などに積載して運び入れ、クレーン車111にそのホッ
パ112を用い閉路壁の内側へ該コンクリートを投下さ
せて打設させる。
【0039】打設したコンクリートは所要の期間に亘り
養生させ、これによりコンクリート層が形成され、コン
クリート層の形成後に型枠2を撤去する。
【0040】そのコンクリート層上において閉路壁形成
とコンクリート打設と養生と型枠撤去の作業を繰り返
し、コンクリート構造物本体300のコア上部302u
を形成する。
【0041】ここで、やはりこのコア上部302uの形
成に際しても、コンクリートより強度が低いいわゆる改
良体で形成しても構わない。
【0042】基礎200及びコア302の露出部分を通
常のコンクリートで被覆し、構造物本体300を完成さ
せる。
【0043】尚、基礎200及びコア302の露出部分
を土砂で被覆して、構造物本体300を完成させても構
わない。
【0044】さらに、基礎200及びコア302の露出
部分を通常のコンクリートや土砂で被覆せずに、構造物
本体300として完成させても構わない。
【0045】以上の例によれば、掘削した地中から玉石
や砂礫等を十分に採取できない場合にまず現場内が掘削
されて玉石や砂礫等が採取され、その不足分が主に外部
より調達され、したがって、外部調達の材料が現場内で
確保できない骨材に限られてその所要量が最小限とな
り、このため、施工費用を有効に抑制できる。
【0046】しかも、外部から調達する不足分のコンク
リート骨材に建設発生土やコンクリート塊等の建設廃棄
物を利用するため、施工費用をさらに抑制できる。
【0047】また、掘削した地中に十分な水分が含まれ
ているか否かに応じてセメント粉あるいはセメントスラ
リーの固化材7を噴射できることから、それらのケース
に柔軟に対応することが可能となる。
【0048】さらに、構造物本体300内部のコンクリ
ート骨材にも基礎部分の地中から掘り出された玉石4や
砂礫5,現場内を掘削して得られた玉石や砂礫,建設発
生土やコンクリート塊等の建設廃棄物が順に優先して利
用され、したがって、コンクリート構造物の施工費用を
大幅に削減できる。
【0049】そして、ショベル1が移動できる高さ部分
までは、土盛りと型枠2の組み立てを繰り返し、その都
度、基礎部分の地中から掘り出された玉石4や砂礫,現
場を掘削して得られた玉石や砂礫、建設廃棄物をコンク
リート骨材としてショベル1で混練りを行い、ショベル
1が移動できない高さ部分に関しては、型枠2の組み立
てを繰り返し、その都度、掘削された玉石や砂礫あるい
はコンクリート塊等の建設廃棄物が骨材とされた生コン
クリートを現場へダンプトラックなどに積載して運び入
れ、クレーン車111でホッパ112に収容して閉路壁
の内側へ投下することから、高いコンクリート構造物本
体300を安価に施工することが可能となる。
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、可
能な限り安価となるコンクリート骨材が利用されること
から、施工費用が著しく抑制され、大幅に引き下げられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリート構造物施工の概略説明図
【図2】掘削作業の説明図
【図3】骨材の敷設作業説明図
【図4】ショベルのヘッド交換説明図
【図5】回転ドラムによる混練作業の説明図
【図6】積層基礎の説明図
【図7】下部コア形成作業の説明図
【図8】掘削作業の説明図
【図9】基礎形成作業の説明図
【図10】埋め戻し作業の説明図
【図11】基礎及びコンクリート構築物の説明図
【符号の説明】
1 ショベル 2 型枠 4 玉石 5 砂礫 7 固化材 8 回転ドラム 9 スラリー噴射機 10 スラリープラント 11 ショベルバケット 100 ブームアーム 111 クレーン車 112 ホッパ 200 基礎 201 支持地盤 300 コンクリート構造物の本体 302 コア 302u コア上部 302d コア下部 304 外皮 306 盛り土
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000207780 大豊建設株式会社 東京都中央区新川1丁目24番4号 (71)出願人 000207621 大日本土木株式会社 岐阜県岐阜市宇佐南1丁目6番8号 (71)出願人 000149594 株式会社大本組 岡山県岡山市内山下1丁目1番13号 (72)発明者 谷口 清美 山形県西置賜郡小国町大字小国小坂町3丁 目48 建設省 北陸地方建設局 飯豊山系 砂防工事事務所内 (72)発明者 中島 彬 長野県大町市大字平宇ナロヲ大クボ2112− 71 建設省 北陸地方建設局 大町ダム管 理所内 (72)発明者 石川 晃 富山県黒部市天神新173番地 建設省 北 陸地方建設局 黒部工事事務所内 (72)発明者 本田 武 石川県石川郡鶴来町坂尻32−61 (72)発明者 福田 実 東京都文京区大塚2丁目15番6号 財団法 人 先端建設技術センタ−内 (72)発明者 堀口 哲夫 東京都小平市上水南町4丁目6番5号107 (72)発明者 瀧本 優 神奈川県相模原市矢部3丁目21番1号 (72)発明者 大形 敏彦 東京都新宿区市谷田町2丁目35番 大日本 土木株式会社内 (72)発明者 福本 健治 岡山県岡山市内山下1丁目1番13号 株式 会社大本組内 Fターム(参考) 2D018 AA01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玉石(4),砂礫(5)が含まれる地盤
    を掘削して窪みを形成し、 形成された窪み内へ骨材を敷設し、 窪み内に敷設の骨材を攪拌しながら攪拌位置へセメント
    固化材(7)を噴射して骨材とセメント固化材(7)を
    混練りし、 骨材とセメント固化材(7)の混練体を所要期間養生さ
    せ、 敷設と混練りと養生を繰り返して基礎(200)を形成
    し、 基礎(200)上にコンクリート構造物の本体(30
    0)を形成し、 基礎(200)と構造物本体(300)とのうち少なく
    とも基礎(200)には前記掘削した玉石(4)を骨材
    として流用し、 不足した骨材は現場内と外部から前者を優先させて調達
    する、 ことを特徴としたコンクリート構造物,地盤強化の施工
    方法。
  2. 【請求項2】 玉石(4),砂礫(5)が含まれる地盤
    をショベル(1)で掘削して窪みを形成し、 形成された窪み内へ骨材を敷設し、 ショベルバケット(11)に代えてショベル(1)のブ
    ームアーム(100)先端に取り付けられた回転ドラム
    (8)の歯で窪み内に敷設のコンクリート骨材を攪拌し
    ながら攪拌位置へセメント固化材(7)を噴射して骨材
    とセメント固化材(7)を混練りし、 骨材とセメント固化材(7)の混練体を所要期間養生さ
    せ、 敷設と混練りと養生を繰り返して基礎(200)を形成
    し、 基礎(200)上にコンクリート構造物の本体(30
    0)を形成し、 基礎(200)と構造物本体(300)とのうち少なく
    とも基礎(200)に前記掘削した玉石(4)を骨材と
    して流用し、 不足した骨材を現場内と外部から前者を優先させて調達
    する、 ことを特徴としたコンクリート構造物,地盤強化の施工
    方法。
  3. 【請求項3】 玉石(4),砂礫(5)が含まれる地盤
    を掘削して窪みを形成し、 形成された窪み内へ骨材を敷設し、 窪み内に敷設の骨材を攪拌しながら攪拌位置へセメント
    固化材(7)を噴射して骨材とセメント固化材(7)を
    混練りし、 骨材とセメント固化材(7)の混練体を所要期間養生さ
    せ、 敷設と混練りと養生を繰り返して基礎(200)を形成
    し、 基礎(200)上にコンクリート構造物の本体(30
    0)を形成し、 基礎(200)と構造物本体(300)とのうち少なく
    とも基礎(200)に前記掘削した玉石(4)を骨材と
    して流用し、 不足した骨材を現場内と外部から前者を優先させて調達
    し、 調達する不足分の骨材にはコンクリート塊等の建設廃棄
    物を利用する、 ことを特徴としたコンクリート構造物,地盤強化の施工
    方法。
  4. 【請求項4】 玉石(4),砂礫(5)が含まれる地盤
    を掘削してショベル(1)で窪みを形成し、 形成された窪み内へ骨材を敷設し、 ショベルバケット(11)に代えてショベル(1)のブ
    ームアーム(100)先端に取り付けられた回転ドラム
    (8)の歯で窪み内に敷設の骨材を攪拌しながら攪拌位
    置へセメント固化材(7)を噴射して骨材とセメント固
    化材(7)を混練りし、 骨材とセメント固化材(7)の混練体を所要期間養生さ
    せ、 敷設と混練りと養生を繰り返して基礎(200)を形成
    し、 基礎(200)上にコンクリート構造物の本体(30
    0)を形成し、 基礎(200)と構造物本体(300)とのうち少なく
    とも基礎(200)に前記掘削した玉石(4)を骨材と
    して流用し、 不足した骨材を現場内と外部から前者を優先させて調達
    し、 調達する不足分の骨材には建設発生土あるいはコンクリ
    ート塊等の建設廃棄物を利用する、 ことを特徴としたコンクリート構造物,地盤強化の施工
    方法。
  5. 【請求項5】 玉石(4),砂礫(5)が含まれる地
    盤を掘削して窪みを形成し、 形成された窪み内へ掘削した玉石(4)を骨材として敷
    設し、 窪み内に敷設の骨材を攪拌しながら攪拌位置へセメント
    固化材(7)を噴射して骨材とセメント固化材(7)を
    混練りし、 玉石(4)とセメント固化材(7)の混練体を所要期間
    養生させ、 敷設と混練りと養生を繰り返して基礎(200)を形成
    し、 基礎(200)の縁辺部分に沿って該基礎(200)と
    略等しい高さの盛り土(306)を形成し、 基礎(200)の縁辺他部分に沿って該基礎(200)
    上に型枠(2)を立てて閉路の壁を形成し、 形成された閉路壁の内側へ前記掘削した玉石(4)を骨
    材として敷設し、 ショベル(1)を盛り土(306)上に移動させてから
    該ショベル(1)のブームアーム(100)先端に取り
    付けられた回転ドラム(8)の歯で閉路壁内側に敷設の
    骨材を攪拌しながら攪拌位置へセメント固化材(7)を
    噴射して骨材とセメント固化材(7)を混練りし、 骨材とセメント固化材(7)の混練体を所要期間養生さ
    せることによりコンクリート層を形成してから型枠
    (2)を撤去し、 コンクリート層上において閉路壁形成と敷設と混練りと
    養生と型枠撤去を繰り返してコンクリート構造物本体
    (300)のコア(302)を形成し、 基礎(200)及びコア(302)の露出部分を通常の
    コンクリートで被覆して構造物本体(300)を完成さ
    せる、 ことを特徴としたコンクリート構造物,地盤強化の施工
    方法。
  6. 【請求項6】 玉石(4),砂礫(5)が含まれる地
    盤を掘削して窪みを形成し、 形成された窪み内へ掘削した玉石(4)を骨材として敷
    設し、 窪み内に敷設の骨材を攪拌しながら攪拌位置へセメント
    固化材(7)を噴射して骨材とセメント固化材(7)を
    混練りし、 骨材とセメント固化材(7)の混練体を所要期間養生さ
    せ、 敷設と混練りと養生を繰り返して基礎(200)を形成
    し、 基礎(200)の縁辺部分に沿って該基礎(200)と
    略等しい高さの盛り土(306)を形成し、 基礎(200)の縁辺他部分に沿って該基礎(200)
    上に型枠(2)を立てて閉路の壁を形成し、 形成された閉路壁の内側へ前記掘削した玉石(4)を骨
    材として敷設し、 ショベル(1)を盛り土(306)上に移動させてから
    該ショベル(1)のブームアーム(100)先端に取り
    付けられた回転ドラム(8)の歯で閉路壁内側に敷設の
    骨材を攪拌しながら攪拌位置へセメント固化材(7)を
    噴射して骨材とセメント固化材(7)を混練りし、 骨材とセメント固化材(7)の混練体を所要期間養生さ
    せることによりコンクリート層を形成してから型枠
    (2)を撤去し、 コンクリート層上において閉路壁形成と敷設と混練りと
    養生と型枠撤去を繰り返してコンクリート構造物本体
    (300)のコア下部(302d)を形成し、 コア下部(302d)上に型枠(2)を立てて閉路の壁
    を形成し、 前記掘削した玉石(4)が骨材とされたコンクリートを
    前記閉路壁の内側へ打設し、 打設のコンクリートを所要期間養生させることによりコ
    ンクリート層を形成してから型枠(2)を撤去し、 コンクリート層上において閉路壁形成と打設と養生と型
    枠撤去を繰り返してコンクリート構造物本体(300)
    のコア上部(302u)を形成し、 基礎(200)及びコア(302)の露出部分を通常の
    コンクリートで被覆して構造物本体(300)を完成さ
    せる、 ことを特徴としたコンクリート構造物,地盤強化の施工
    方法。
  7. 【請求項7】 玉石(4),砂礫(5)が含まれる地
    盤をショベル(1)で掘削して窪みを形成し、 形成された窪み内へ玉石(4)を骨材として敷設し、 不足した骨材を建設現場内と外部から前者を優先させて
    調達し、 調達する不足分の骨材にコンクリート塊等の建設廃棄物
    を利用し、 ショベルバケット(11)に代えてショベル(1)のブ
    ームアーム(100)先端に取り付けられた回転ドラム
    (8)の歯で窪み内に敷設の骨材を攪拌しながら攪拌位
    置へセメント固化材(7)を噴射して骨材とセメント固
    化材(7)を混練りし、 骨材とセメント固化材(7)の混練体を所要期間養生さ
    せ、 敷設と混練りと養生を繰り返して基礎(200)を形成
    し、 基礎(200)の縁辺一部分に沿って該基礎(200)
    と略等しい高さの盛り土(306)を形成し、 基礎(200)の縁辺他部分に沿って該基礎(200)
    上に型枠(2)を立てて閉路の壁を形成し、 形成された閉路壁の内側へ玉石(4)を骨材として敷設
    し、 不足した骨材を建設現場内と外部から前者を優先させて
    調達し、 調達する不足分の骨材に採取した建設発生土あるいはコ
    ンクリート塊等の建設廃棄物を利用し、 ショベル(1)を盛り土(306)上に移動させてから
    該ショベル(1)のブームアーム(100)先端に取り
    付けられた回転ドラム(8)の歯で閉路壁内側に敷設の
    骨材を攪拌しながら攪拌位置へセメント固化材(7)を
    噴射して骨材とセメント固化材(7)を混練りし、 骨材とセメント固化材(7)の混練体を所要期間養生さ
    せることによりコンクリート層を形成し、 コンクリート層上において閉路壁形成と敷設と混練りと
    養生と型枠撤去を繰り返してコンクリート構造物本体
    (300)のコア下部(302d)を形成し、 コア下部(302d)上に型枠(2)を立てて閉路の壁
    を形成し、 前記建設発生土あるいはコンクリート塊等の建設廃棄物
    が骨材とされたコンクリートを閉路壁の内側へ打設し、 打設のコンクリートを所要期間養生させることによりコ
    ンクリート層を形成し、 コンクリート層上において閉路壁形成と打設と養生と型
    枠撤去を繰り返してコンクリート構造物本体(300)
    のコア上部(302u)を形成し、 基礎(200)及びコア(302)の露出部分を通常の
    コンクリートで被覆して構造物本体(300)を完成さ
    せる、 ことを特徴としたコンクリート構造物,地盤強化の施工
    方法。
  8. 【請求項8】 前記基礎(200)及びコア(302)
    の露出部分は土砂で被覆して構造物本体(300)を完
    成させる、 ことを特徴とした請求項5,請求項6あるいは請求項7
    記載のコンクリート構造物,地盤強化の施工方法。
  9. 【請求項9】 前記基礎(200)及びコア(302)
    の露出部分を通常のコンクリートあるいは土砂で被覆せ
    ずに構造物本体(300)を完成させる、 ことを特徴とした請求項5,請求項6あるいは請求項7
    記載のコンクリート構造物,地盤強化の施工方法。
  10. 【請求項10】 前記基礎(200)あるいはコア(3
    02)の形成はコンクリートより強度の低い改良体で形
    成したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
    3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項
    8あるいは請求項9記載のコンクリート構造物,地盤強
    化の施工方法。
  11. 【請求項11】 基礎(200)下部の支持地盤(20
    1)あるいは盛り土(306)の形成はコンクリートよ
    り強度の低い改良体で形成したことを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6、請求項7、請求項7、請求項8、請求項9あるいは
    請求項10記載のコンクリート構造物,地盤強化の施工
    方法。
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