JP2002180421A - 床版構築方法 - Google Patents

床版構築方法

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JP2002180421A
JP2002180421A JP2000376149A JP2000376149A JP2002180421A JP 2002180421 A JP2002180421 A JP 2002180421A JP 2000376149 A JP2000376149 A JP 2000376149A JP 2000376149 A JP2000376149 A JP 2000376149A JP 2002180421 A JP2002180421 A JP 2002180421A
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Japan
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floor slab
work
rail
concrete
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JP2000376149A
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English (en)
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Yoshio Bizen
吉生 備前
Mitsuru Otake
満 大竹
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Kawada Construction Co Ltd
Original Assignee
Kawada Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持支柱の切断やモルタル充填等の作業がな
く、鉄筋組立やコンクリート打設時における作業性が向
上する床版構築方法を提供する。 【解決手段】 主桁4上に支持支柱5を立設してレール
6を敷設し、ジャッキ付き脚部18が当該工区範囲外に
位置するように作業台車1を移動する。ジャッキ19を
伸長して作業台車1を上昇させると共に当該工区のレー
ル6を仮吊し、この区間の支持支柱5を撤去した後、鉄
筋組立等を行い、当該工区の床版コンクリート21を打
設する。コンクリート硬化後、床版上支持支柱22を載
置してレール6を再敷設した後、ジャッキ19を降下し
て作業台車1をレール6に降ろし、次工区の床版構築作
業に入る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、橋梁の鋼桁上の
床版を場所打ちコンクリートで構築する方法に関し、特
に資材運搬及び足場に用いる作業台車をコンクリート打
設工区に留めた状態で床版を構築する方法の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】鋼橋の床版を場所打ちコンクリートで構
築する際には、資材運搬及び足場用に作業台車を用い
る。作業台車の従来の使用方法を図5に基づき説明す
る。橋梁の床版には、主桁101間の中間床版部102
と主桁側部に跳ね出す張出床版部103とがあり、これ
ら床版部を構築するための主桁間型枠104及び張出床
版用型枠105を各々その下部に設ける支保工で支持し
ており、ブロック移動の際には各組の部材を橋軸方向に
移動している。
【0003】張出床版用型枠105を支持しこれを移動
する作業台車106は、屋根トラス梁107と、その両
端に吊下する張出作業床108を有しており、屋根トラ
ス梁107は、主桁101の上フランジ上に適宜間隔で
立設する支持支柱109に軌条桁110を橋軸方向に架
け渡し、これに敷設するレール111上を移動する車輪
112により移動支柱113及び縦梁114を介して支
持されていた。
【0004】ここで従来の支持支柱109は図6に示す
ように、主桁101の上フランジ101aに多数突設す
るスタッドジベル115間にボルト116を取り付け、
これに鋼板の箱体よりなる支持支柱109を締結固定す
るもので、床版コンクリート117を打設する際には、
床版表面に発泡スチロール等の箱抜き部材118を載置
して、床版構築後に支持支柱109を切断し、その後箱
抜き部の補修を行っていた。
【0005】又従来の別の床版構築方法としては、着脱
可能な管体とその内部に挿入して管体を固定する長ボル
トを支持支柱として用い、管体をボイド紙管で覆ってコ
ンクリートを打設した後に管体及び長ボルトを撤去し、
ボイド紙管を取り除いた後、その空隙を無収縮性モルタ
ルで充填する工法もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、鋼板の箱体よ
りなる支持支柱109を用いる従来の床版構築方法で
は、多数立設する支持支柱109の切断作業と切断後の
補修作業が煩雑となる上、支柱部材が残存することによ
り漏水等を引き起こす恐れもあった。又ボイド紙管を利
用する床版構築方法であっても、モルタル充填作業は煩
雑であり、しかも床版に断面欠損が存在するためプレス
トレス導入が困難になる欠点もあった。又、何れの従来
工法にあっても鉄筋組立時やコンクリート打設時に多数
の支持支柱が存在すると、作業性が劣る原因となり、プ
レストレス導入用のPC鋼材の配置にも影響を及ぼす恐
れもあった。
【0007】この発明は、上記のような従来の床版構築
方法が有する問題点を解消すべくなされたものであり、
支持支柱の切断やモルタル充填等の作業がなく、漏水を
引き起こす恐れない、しかも鉄筋組立やコンクリート打
設時における作業性が向上し、PC鋼材の配置にも影響
しない床版構築方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明の床版構築方法は、橋梁の主桁上面にレー
ルを敷設する支持支柱を設け、レール上を移動する作業
台車により鉄筋・型枠等資材の運搬及び投入作業を行
い、作業台車を鉄筋型枠組立済みの工区上に留めた状態
でコンクリート打設を行って床版を構築する方法におい
て、作業台車に設けるジャッキ付き脚部を前記工区範囲
外に位置して作業台車荷重をこれらの脚部のみにて支持
すると共に、主桁上に着脱可能に載置して前記工区内に
存する前記支持支柱を撤去した後コンクリート打設を行
うことを特徴とするものである。
【0009】作業台車をジャッキで上昇させる際、当該
工区のレールも併せて吊り上げることが望ましい。床版
構築後、床版上に高さ調整された支持支柱を載置してレ
ールを再敷設した後、ジャッキを降下して作業台車をレ
ールに降ろし、次工区の床版構築作業に入る。
【0010】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。図1は作業台車の正面図
である。作業台車1は、屋根梁2と、その両端に吊下す
る張出作業床3を有しており、屋根梁2は、主桁4の上
フランジ上に適宜間隔で立設する支持支柱5にレール6
を橋軸方向に架け渡し、この上を移動する車輪7により
移動支柱8及びトラス梁9を介して支持されている。
【0011】屋根梁2の上面にはデッキプレート10を
取り付けて雨天時にも作業可能なスペースを造ると共
に、下面には図示しない電動チェーンブロック等の揚重
機器設備を設けて鉄筋・型枠等の資材運搬及び投入作業
を行う。
【0012】張出作業床3は、主桁4の側部に跳ね出す
張出床版部11を構築するための張出床版用型枠支保工
12を支持すると共に図示しない通路・階段等からなる
作業足場を備える。なお主桁4間の中間床版部13は横
桁14上に設ける主桁間型枠支保工15で支持されてい
る。
【0013】支持支柱5は図2及び図3に示すように、
主桁4の上フランジ4aに多数突設するスタッドジベル
16間にスタッドボルト17を固着し、これに鋼板より
なる支持支柱5を締結固定する。支持支柱5はレール6
を直接支持し得る間隔、例えば1mピッチで立設する。
【0014】次に床版構築手順を図4に基づき説明す
る。先ず主桁4上に支持支柱5を立設しレール6を敷設
する(図4(a))。なおレール6は構築する当該工区
に合わせた長さとする。端部に設けるジャッキ付き脚部
18が当該工区範囲外に位置するように作業台車1を移
動する(同(b))。次にジャッキ19を伸長して作業
台車1を上昇させる。この時トラス梁9には吊具20を
取り付けて当該工区のレール6を仮吊し、この区間の支
持支柱5を撤去した後、鉄筋組立等を行い当該工区の床
版コンクリート21を打設する(同(c))。床版コン
クリート21が硬化した後、適宜高さに調整された床版
上支持支柱22を載置してレール6を再敷設した後、ジ
ャッキ19を降下して作業台車1をレール6に降ろし、
次工区の床版構築作業に入る。
【0015】レール6を撤去したコンクリート床版21
にはスタッドボルト17が残置されるのみで水道となる
ような異物の埋込や補修箇所が存在しないので漏水の恐
れが無くなり仕上り面も美しくなる。又切断支柱のスク
ラップも発生しないので経済的でもある。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の床版構
築方法は、作業台車に設けるジャッキ付き脚部を当該工
区範囲外に位置して作業台車荷重をこれらの脚部のみに
て支持すると共に、当該工区内に存するレールの支持支
柱を撤去した後コンクリート打設を行うので、コンクリ
ート硬化後の支持支柱の切断や後作業のモルタル充填等
がなくなる。又障害物が無くなるため鉄筋組立やコンク
リート打設時における作業性も向上する。又コンクリー
トの品質面においても水道が無くなるため漏水を引き起
こす恐れがなくなり、又障害物が存在しないので鉄筋の
配置やプレストレス導入用のPC鋼材の配置にも支障が
無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業台車の正面図である。
【図2】支持支柱の正面図である。
【図3】支持支柱の側面図である。
【図4】床版構築方法の説明図である。
【図5】従来の作業台車の正面図である。
【図6】従来の支持支柱の正面図である。
【符号の説明】
1 作業台車 4 主桁 5 支持支柱 6 レール 18 ジャッキ付き脚部 19 ジャッキ 21 床版コンクリート 22 床版上支持支柱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋梁の主桁上面にレールを敷設する支持
    支柱を設け、レール上を移動する作業台車により鉄筋・
    型枠等資材の運搬及び投入作業を行い、作業台車を鉄筋
    型枠組立済みの工区上に留めた状態でコンクリート打設
    を行って床版を構築する方法において、作業台車に設け
    るジャッキ付き脚部を前記工区範囲外に位置して作業台
    車荷重をこれらの脚部のみにて支持すると共に、主桁上
    に着脱可能に載置して前記工区内に存する前記支持支柱
    を撤去した後コンクリート打設を行うことを特徴とする
    床版構築方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100543450B1 (ko) * 2003-07-15 2006-01-20 성수복 레일 받침대을 이용한 교량 상판 조립식 밀어넣기 거치공법
JP2006169757A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Maeda Corp 橋梁床版架設工法および床版搬送車

Cited By (3)

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