JP2002180365A - シート状高分子吸水体の製造装置および製造方法 - Google Patents
シート状高分子吸水体の製造装置および製造方法Info
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- JP2002180365A JP2002180365A JP2000378006A JP2000378006A JP2002180365A JP 2002180365 A JP2002180365 A JP 2002180365A JP 2000378006 A JP2000378006 A JP 2000378006A JP 2000378006 A JP2000378006 A JP 2000378006A JP 2002180365 A JP2002180365 A JP 2002180365A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オムツや生理用ナプキン等の基材となるシー
ト状高分子吸収体の製造過程において、高分子吸水性樹
脂スラリーに含まれる有機溶媒による引火、爆発の危険
性を回避するシート状高分子吸収体の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 エタノール、プロピレングリコール、イ
ソプロピルアルコール、メタノール、アセトン等の含水
有機溶媒に分散させた粒子状高分子吸水性樹脂スラリー
を不織布状基布に塗布し、脱液、乾燥工程を経てシート
状高分子吸水体を製造するものであり、乾燥室5を防爆
室8で密に囲み、防爆室8内に供給、循環する不活性ガ
スの雰囲気下で脱液後のウエットシートを乾燥処理す
る。
ト状高分子吸収体の製造過程において、高分子吸水性樹
脂スラリーに含まれる有機溶媒による引火、爆発の危険
性を回避するシート状高分子吸収体の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 エタノール、プロピレングリコール、イ
ソプロピルアルコール、メタノール、アセトン等の含水
有機溶媒に分散させた粒子状高分子吸水性樹脂スラリー
を不織布状基布に塗布し、脱液、乾燥工程を経てシート
状高分子吸水体を製造するものであり、乾燥室5を防爆
室8で密に囲み、防爆室8内に供給、循環する不活性ガ
スの雰囲気下で脱液後のウエットシートを乾燥処理す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オムツや生理用ナ
プキン等の吸水性製品の基材となるシート状高分子吸水
体を製造する装置および方法に関するものである。
プキン等の吸水性製品の基材となるシート状高分子吸水
体を製造する装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】子供や大人用のオムツ、生理用ナプキ
ン、母乳パッドのような吸水性製品は、不織布状基布の
片面に吸水層となるスラリー状の粒子状高分子吸水性樹
脂を塗布し、吸水層に残留する液分を吸引して取り除い
た後、乾燥処理をしたシート状の高吸水基材を使用して
いる。特に、近年は薄物化、コンパクト化した吸水性製
品が要求され、湿式製法により薄型のシート状高分子吸
水体を製造し、吸水性製品の基材とすることが提案され
ている。
ン、母乳パッドのような吸水性製品は、不織布状基布の
片面に吸水層となるスラリー状の粒子状高分子吸水性樹
脂を塗布し、吸水層に残留する液分を吸引して取り除い
た後、乾燥処理をしたシート状の高吸水基材を使用して
いる。特に、近年は薄物化、コンパクト化した吸水性製
品が要求され、湿式製法により薄型のシート状高分子吸
水体を製造し、吸水性製品の基材とすることが提案され
ている。
【0003】このため、従来では図6に示すように、供
給ロールaから引き出した不織布状基布bをコーティン
グ部cおよび脱液部dを通し、複数の加熱ロール群から
なる乾燥部eを介して製品用基材fを巻取りロールgに
巻き取るようにしている。
給ロールaから引き出した不織布状基布bをコーティン
グ部cおよび脱液部dを通し、複数の加熱ロール群から
なる乾燥部eを介して製品用基材fを巻取りロールgに
巻き取るようにしている。
【0004】コーティング部cは、図7に示すように、
上下面を開口した長形なコーティングボックスhを不織
布状基布bの長さ方向(走行方向)とは直交する状態で
基布b上に設置し、コーティングボックスhに対応する
下面には支持板iを設け、基布bはコーティングボック
スhと支持板iとの間を走行するようになっている。
上下面を開口した長形なコーティングボックスhを不織
布状基布bの長さ方向(走行方向)とは直交する状態で
基布b上に設置し、コーティングボックスhに対応する
下面には支持板iを設け、基布bはコーティングボック
スhと支持板iとの間を走行するようになっている。
【0005】そして、コーティングボックスhの片側の
側壁下端、即ち、基布bの走行方向下流に位置する側壁
jの下端と基布bとの間にクリアランスkを形成し、コ
ーティングボックスh内に収容した高分子吸水性樹脂m
はこのクリアランスkから基布b上に流出し、クリアラ
ンスkの横巾および高さ間隔分だけ吸水層nとして基布
b上に塗布される。尚、各種の材料を混合してスラリー
状とした高分子吸水性樹脂mは、図示しない混合槽から
コーティングボックスhへ供給するようになっている。
側壁下端、即ち、基布bの走行方向下流に位置する側壁
jの下端と基布bとの間にクリアランスkを形成し、コ
ーティングボックスh内に収容した高分子吸水性樹脂m
はこのクリアランスkから基布b上に流出し、クリアラ
ンスkの横巾および高さ間隔分だけ吸水層nとして基布
b上に塗布される。尚、各種の材料を混合してスラリー
状とした高分子吸水性樹脂mは、図示しない混合槽から
コーティングボックスhへ供給するようになっている。
【0006】脱液部dは、コーティングボックスhと同
様に長形な真空吸引ボックスoを、基布bの下面におい
て基布bの長さ方向(走行方向)とは直交する方向に配
設し、基布bに接する上面を開口し、下面に形成した吸
引用孔pを図示しない外部の吸引装置に連結したもので
ある。
様に長形な真空吸引ボックスoを、基布bの下面におい
て基布bの長さ方向(走行方向)とは直交する方向に配
設し、基布bに接する上面を開口し、下面に形成した吸
引用孔pを図示しない外部の吸引装置に連結したもので
ある。
【0007】コーティングボックスhで基布bに高分子
吸水性樹脂mを塗布することによりウエット状のシート
となっており、ウエットシートが図5のY矢印方向へ走
行するに従って吸引装置を作動させればウエットシート
の上方から吸引ボックスo内に空気が吸引され、吸引ボ
ックスo内に発生した真空負圧によってウエットシート
に含まれている液分が吸い出され、脱液処理がなされ
る。このようにして脱液がなされた後のウエットシート
は乾燥部eにおいて乾燥処理がなされ、基布bと吸水層
nとが結合され、ドライシート状の製品基材fとして巻
取りロールgに巻き取られる。
吸水性樹脂mを塗布することによりウエット状のシート
となっており、ウエットシートが図5のY矢印方向へ走
行するに従って吸引装置を作動させればウエットシート
の上方から吸引ボックスo内に空気が吸引され、吸引ボ
ックスo内に発生した真空負圧によってウエットシート
に含まれている液分が吸い出され、脱液処理がなされ
る。このようにして脱液がなされた後のウエットシート
は乾燥部eにおいて乾燥処理がなされ、基布bと吸水層
nとが結合され、ドライシート状の製品基材fとして巻
取りロールgに巻き取られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記する従来の製造技
術においては、含水有機溶剤に高分子吸水性樹脂と少量
の微細セルロース繊維とを分散したスラリーを不織布に
コーティングした後、含水有機溶剤を除去し、シート状
高分子吸水性基材を得ているが、有機溶剤を取り扱うた
めに安全面、環境面そして経済性に関して以下のような
問題点を解決する必要がある。 1)有機溶剤ガスと空気は、ある混合比率範囲内で引
火、爆発の危険性があるため、引火、爆発の危険性がな
い安全な装置とする必要がある。 2)環境面では、排出ガスを減少し、排出ガス中の溶剤
濃度を最小限に抑える必要がある。 3)有機溶剤の経済的な回収も重要な問題であり、設備
費、ランニングコストの低い装置が要求される。
術においては、含水有機溶剤に高分子吸水性樹脂と少量
の微細セルロース繊維とを分散したスラリーを不織布に
コーティングした後、含水有機溶剤を除去し、シート状
高分子吸水性基材を得ているが、有機溶剤を取り扱うた
めに安全面、環境面そして経済性に関して以下のような
問題点を解決する必要がある。 1)有機溶剤ガスと空気は、ある混合比率範囲内で引
火、爆発の危険性があるため、引火、爆発の危険性がな
い安全な装置とする必要がある。 2)環境面では、排出ガスを減少し、排出ガス中の溶剤
濃度を最小限に抑える必要がある。 3)有機溶剤の経済的な回収も重要な問題であり、設備
費、ランニングコストの低い装置が要求される。
【0009】即ち、高分子吸水性樹脂m中に含まれてい
るエタノール、イソプロパノール、メタノール、アセト
ン、プロピレングリコール等々の有機溶剤蒸気は発火、
爆発性を有しているので、従来は乾燥部eにおける爆発
の危険性を回避するために有機溶剤蒸気濃度を爆発限界
下限濃度の1/4以下まで低下させるように大量の空気
で希釈し、安全を確保するような対策がとられている。
このため、乾燥部eから排出される膨大な容量の乾燥排
気から低濃度の有機溶剤を除去または回収するために多
大なコストがかかるという問題を有していた。
るエタノール、イソプロパノール、メタノール、アセト
ン、プロピレングリコール等々の有機溶剤蒸気は発火、
爆発性を有しているので、従来は乾燥部eにおける爆発
の危険性を回避するために有機溶剤蒸気濃度を爆発限界
下限濃度の1/4以下まで低下させるように大量の空気
で希釈し、安全を確保するような対策がとられている。
このため、乾燥部eから排出される膨大な容量の乾燥排
気から低濃度の有機溶剤を除去または回収するために多
大なコストがかかるという問題を有していた。
【0010】本発明は、オムツや生理用ナプキン等の基
材となる従来のシート状高分子吸水体の製造技術に鑑
み、加熱ロール群からなる乾燥部を密閉可能な防爆室内
に収容し、不活性ガスを防爆室内に循環させることによ
り、防爆室内の酸素濃度をいかなる有機溶剤濃度でも爆
発が起こりえない濃度まで低下させることにより安全を
確保し、防爆室内の有機溶剤蒸気を高濃度とすることに
より乾燥排気容量も低減させ、有機溶剤の除去、回収を
容易にすることを目的とするものである。
材となる従来のシート状高分子吸水体の製造技術に鑑
み、加熱ロール群からなる乾燥部を密閉可能な防爆室内
に収容し、不活性ガスを防爆室内に循環させることによ
り、防爆室内の酸素濃度をいかなる有機溶剤濃度でも爆
発が起こりえない濃度まで低下させることにより安全を
確保し、防爆室内の有機溶剤蒸気を高濃度とすることに
より乾燥排気容量も低減させ、有機溶剤の除去、回収を
容易にすることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記する目的を達成する
ために本発明装置は、含水有機溶剤に分散させた粒子状
高分子吸水性樹脂スラリーを不織布状基布に塗布し、脱
液、乾燥工程をへてシート状高分子吸水体を製造する装
置において、乾燥部5を防爆室8で密に囲み、防爆室8
内に供給、循環する不活性ガスの雰囲気下で基布1およ
び基布1面に塗布した吸水層を有するウエットシートを
乾燥処理するものである。
ために本発明装置は、含水有機溶剤に分散させた粒子状
高分子吸水性樹脂スラリーを不織布状基布に塗布し、脱
液、乾燥工程をへてシート状高分子吸水体を製造する装
置において、乾燥部5を防爆室8で密に囲み、防爆室8
内に供給、循環する不活性ガスの雰囲気下で基布1およ
び基布1面に塗布した吸水層を有するウエットシートを
乾燥処理するものである。
【0012】また、本発明装置は、含水有機溶剤に分散
させた粒子状高分子吸水性樹脂スラリーを不織布状基布
に塗布し、脱液、乾燥工程をへてシート状高分子吸水体
を製造する装置において、乾燥部5を密に囲んだ防爆室
8のウエットシート入口部およびドライシート出口部を
ラビリンス構造でシールし、ラビリンス部15に不活性
ガスを導入するとともにラビリンス部15からガスの吸
引を行い、吸引ガス中の有機溶剤を除去するようにした
ものである。
させた粒子状高分子吸水性樹脂スラリーを不織布状基布
に塗布し、脱液、乾燥工程をへてシート状高分子吸水体
を製造する装置において、乾燥部5を密に囲んだ防爆室
8のウエットシート入口部およびドライシート出口部を
ラビリンス構造でシールし、ラビリンス部15に不活性
ガスを導入するとともにラビリンス部15からガスの吸
引を行い、吸引ガス中の有機溶剤を除去するようにした
ものである。
【0013】上記の装置において、防爆室8は複数の仕
切り壁26で複数の室27に分割し、ウエットシートと
仕切り壁26との間にガスの流通路28を形成してあ
る。また、防爆室8を複数の仕切り壁26で複数の室2
7に分割し、ウエットシートと仕切り壁26との間にガ
スの流通路28を形成するとともに各室27にはガスの
循環機構29を設けてある。
切り壁26で複数の室27に分割し、ウエットシートと
仕切り壁26との間にガスの流通路28を形成してあ
る。また、防爆室8を複数の仕切り壁26で複数の室2
7に分割し、ウエットシートと仕切り壁26との間にガ
スの流通路28を形成するとともに各室27にはガスの
循環機構29を設けてある。
【0014】また、本発明方法は、含水有機溶剤に分散
させた粒子状高分子吸水性樹脂スラリーを不織布状基布
に塗布し、脱液、乾燥工程をへてシート状高分子吸水体
を製造する装置において、乾燥部5を防爆室8で密に囲
み、防爆室8内に供給、循環する不活性ガスの雰囲気下
で基布1および基布1面に塗布した吸水層を有するウエ
ットシートを乾燥処理し、防爆室8内の不活性ガスおよ
び気化した有機溶剤は外部において回収、分離し、不活
性ガスは防爆室8内に循環するとともに有機溶剤は蒸留
し、スラリー調製に使用するようにしたものである。
させた粒子状高分子吸水性樹脂スラリーを不織布状基布
に塗布し、脱液、乾燥工程をへてシート状高分子吸水体
を製造する装置において、乾燥部5を防爆室8で密に囲
み、防爆室8内に供給、循環する不活性ガスの雰囲気下
で基布1および基布1面に塗布した吸水層を有するウエ
ットシートを乾燥処理し、防爆室8内の不活性ガスおよ
び気化した有機溶剤は外部において回収、分離し、不活
性ガスは防爆室8内に循環するとともに有機溶剤は蒸留
し、スラリー調製に使用するようにしたものである。
【0015】更に、本発明方法は、含水有機溶剤に分散
させた粒子状高分子吸水性樹脂スラリーを不織布状基布
に塗布し、脱液、乾燥工程をへてシート状高分子吸水体
を製造する方法において、乾燥排気を乾燥部5を密に囲
む防爆室8のウエットシート入口側から取り出し、乾燥
排気に含まれる有機溶剤を回収を分縮操作と吸収操作の
2段階で行い、分縮器18排気の60〜90%を防爆室
8の中段に直接循環し、残排気は吸収塔21に導き、ほ
ぼ完全に有機溶剤を回収除去後、防爆室8のドライシー
ト出口側に循環、導入するようにしたものである。
させた粒子状高分子吸水性樹脂スラリーを不織布状基布
に塗布し、脱液、乾燥工程をへてシート状高分子吸水体
を製造する方法において、乾燥排気を乾燥部5を密に囲
む防爆室8のウエットシート入口側から取り出し、乾燥
排気に含まれる有機溶剤を回収を分縮操作と吸収操作の
2段階で行い、分縮器18排気の60〜90%を防爆室
8の中段に直接循環し、残排気は吸収塔21に導き、ほ
ぼ完全に有機溶剤を回収除去後、防爆室8のドライシー
ト出口側に循環、導入するようにしたものである。
【0016】更にまた、本発明方法は、含水有機溶剤に
分散させた粒子状高分子吸水性樹脂スラリーを不織布状
基布に塗布し、脱液、乾燥工程をへてシート状高分子吸
水体を製造する方法において、乾燥排気を乾燥部5を密
に囲む防爆室8のウエットシート入口側から取り出し、
乾燥排気に含まれる有機溶剤の回収を分縮操作と冷水凝
縮操作の2段階で行い、分縮器18排気の60〜90%
を防爆室8の中段に直接循環するとともに残排気は、間
接冷却方式の冷水凝縮器22に導いて有機溶剤を回収除
去後、防爆室8のドライシート出口側に循環、導入する
ようにしたものである。
分散させた粒子状高分子吸水性樹脂スラリーを不織布状
基布に塗布し、脱液、乾燥工程をへてシート状高分子吸
水体を製造する方法において、乾燥排気を乾燥部5を密
に囲む防爆室8のウエットシート入口側から取り出し、
乾燥排気に含まれる有機溶剤の回収を分縮操作と冷水凝
縮操作の2段階で行い、分縮器18排気の60〜90%
を防爆室8の中段に直接循環するとともに残排気は、間
接冷却方式の冷水凝縮器22に導いて有機溶剤を回収除
去後、防爆室8のドライシート出口側に循環、導入する
ようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に使用する
装置の第一の実施形態を示すものであり、不織布状基布
1は、供給ロール2から引き出され、コーティング部3
において基布1の上面に含水有機溶剤に分散したスラリ
ー状の粒子状高分子吸水性樹脂を塗布して吸水層を有す
るウエットシートとする。
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に使用する
装置の第一の実施形態を示すものであり、不織布状基布
1は、供給ロール2から引き出され、コーティング部3
において基布1の上面に含水有機溶剤に分散したスラリ
ー状の粒子状高分子吸水性樹脂を塗布して吸水層を有す
るウエットシートとする。
【0018】このようにして得られたウエットシートに
含まれる液分は、脱液部4において吸引して脱液され、
更に、複数の加熱ロール群からなる乾燥部5において乾
燥処理され、オムツや生理用ナプキン等に使用するドラ
イシート状の製品用基材6として巻取りロール7に巻き
取ることは従来の装置と同じである。
含まれる液分は、脱液部4において吸引して脱液され、
更に、複数の加熱ロール群からなる乾燥部5において乾
燥処理され、オムツや生理用ナプキン等に使用するドラ
イシート状の製品用基材6として巻取りロール7に巻き
取ることは従来の装置と同じである。
【0019】前記の粒子状高分子吸水性樹脂スラリー
は、含水有機溶剤に、10〜30%の粒子状高分子吸水
性樹脂およびこれに少量の微細セルロース繊維を混合し
たものを添加し、調製したものである。そして、含水有
機溶剤の溶剤/水比は、粒子状高分子吸水性樹脂を含水
有機溶剤に分散する際、高分子吸水性樹脂が吸水、膨潤
しないように60/40〜90/10の範囲としてあ
る。
は、含水有機溶剤に、10〜30%の粒子状高分子吸水
性樹脂およびこれに少量の微細セルロース繊維を混合し
たものを添加し、調製したものである。そして、含水有
機溶剤の溶剤/水比は、粒子状高分子吸水性樹脂を含水
有機溶剤に分散する際、高分子吸水性樹脂が吸水、膨潤
しないように60/40〜90/10の範囲としてあ
る。
【0020】本実施形態においては、乾燥部5全体を密
閉可能な防爆室8内に収容し、防爆室8内に窒素、炭酸
ガス等の不活性ガスあるいはプロパンガス、都市ガス等
を燃焼して生成した不活性ガスを供給、循環して防爆室
8内の酸素濃度を安全なレベルに維持し、かつ、循環系
内で有機溶剤の除去、回収を行なうようにしたことを特
徴としている。
閉可能な防爆室8内に収容し、防爆室8内に窒素、炭酸
ガス等の不活性ガスあるいはプロパンガス、都市ガス等
を燃焼して生成した不活性ガスを供給、循環して防爆室
8内の酸素濃度を安全なレベルに維持し、かつ、循環系
内で有機溶剤の除去、回収を行なうようにしたことを特
徴としている。
【0021】運転当初の不活性ガスは、公知の不活性ガ
ス供給装置9を使用して防爆室8内に送り込み、防爆室
8内の酸素濃度を低下させることにより、加熱部5の加
熱ロールによって加熱されて蒸発、気化したエタノー
ル、イソプロパノール、プロピレングリコール、メタノ
ール、アセトン等の有機溶剤の引火、爆発性を抑止す
る。尚、加熱ロールはスチームを熱源とし、シリンダー
ドライヤーまたはドラムドライヤーの名称で紙の抄造等
に使用されている公知の乾燥装置と同様の装置が使用可
能である。
ス供給装置9を使用して防爆室8内に送り込み、防爆室
8内の酸素濃度を低下させることにより、加熱部5の加
熱ロールによって加熱されて蒸発、気化したエタノー
ル、イソプロパノール、プロピレングリコール、メタノ
ール、アセトン等の有機溶剤の引火、爆発性を抑止す
る。尚、加熱ロールはスチームを熱源とし、シリンダー
ドライヤーまたはドラムドライヤーの名称で紙の抄造等
に使用されている公知の乾燥装置と同様の装置が使用可
能である。
【0022】防爆室8内の不活性ガスは、循環ブロアー
10によって外部に取り出されるが、この時、蒸発した
有機溶剤の気化分も不活性ガスとともに排気され、有機
溶剤は、凝縮、吸収、吸着装置またはそれらを組み合わ
せた装置からなる溶剤回収装置11によって有機溶剤を
不活性ガスから分離、回収する。有機溶剤を分離した不
活性ガスは、結露防止のためガスヒーター12で加熱し
た後、循環ブロアー10によって防爆室8内に送り込
み、再使用される。
10によって外部に取り出されるが、この時、蒸発した
有機溶剤の気化分も不活性ガスとともに排気され、有機
溶剤は、凝縮、吸収、吸着装置またはそれらを組み合わ
せた装置からなる溶剤回収装置11によって有機溶剤を
不活性ガスから分離、回収する。有機溶剤を分離した不
活性ガスは、結露防止のためガスヒーター12で加熱し
た後、循環ブロアー10によって防爆室8内に送り込
み、再使用される。
【0023】このように有機溶剤を除去し、循環して再
使用される不活性ガスは、防爆室8のドライシート出口
側から送り込み、防爆室8からの排気取り出しをウエッ
トシート入口側から行なうことにより、ドライシート中
に有機溶剤が残留しないようにしている。
使用される不活性ガスは、防爆室8のドライシート出口
側から送り込み、防爆室8からの排気取り出しをウエッ
トシート入口側から行なうことにより、ドライシート中
に有機溶剤が残留しないようにしている。
【0024】前記の溶剤回収装置11で有機溶剤を分離
した不活性ガスの若干量は、防爆室8内の圧力を制御す
るためにパージする。そして、溶剤回収装置11で回収
した有機溶剤は、回収溶剤受け槽13に受け入れ、回収
溶剤ポンプ14を使用して図示しない蒸留工程に送り、
有機溶剤を濃縮してスラリー調製工程に循環し、再使用
される。
した不活性ガスの若干量は、防爆室8内の圧力を制御す
るためにパージする。そして、溶剤回収装置11で回収
した有機溶剤は、回収溶剤受け槽13に受け入れ、回収
溶剤ポンプ14を使用して図示しない蒸留工程に送り、
有機溶剤を濃縮してスラリー調製工程に循環し、再使用
される。
【0025】脱液後のウエットシートおよび乾燥後のド
ライシートの防爆室9への出入りは、ラビリンス構造の
シールによって気密状態下で行なわれる。防爆室8内の
圧力は、1〜5mm水柱程度の負圧またはプラス圧と
し、前記のように溶剤回収装置11で有機溶剤を除去し
た循環不活性ガスを若干パージすることにより圧力の制
御を行なう。
ライシートの防爆室9への出入りは、ラビリンス構造の
シールによって気密状態下で行なわれる。防爆室8内の
圧力は、1〜5mm水柱程度の負圧またはプラス圧と
し、前記のように溶剤回収装置11で有機溶剤を除去し
た循環不活性ガスを若干パージすることにより圧力の制
御を行なう。
【0026】図2は、ラビリンス構造のシール機構を示
すものであり、図2(A)は、防爆室8を負圧運転する
場合のラビリンス構造を示し、図2(B)は、防爆室8
がプラス圧の場合のラビリンス構造を示している。
すものであり、図2(A)は、防爆室8を負圧運転する
場合のラビリンス構造を示し、図2(B)は、防爆室8
がプラス圧の場合のラビリンス構造を示している。
【0027】図2(A)、(B)いずれの場合でも、前
記の不活性ガス発生装置9から不活性ガスをラビリンス
部15内に導入するとともにガスを吸引ブロアー16に
よって吸引し、防爆室8内への空気の漏れ込みと、防爆
室8からの有機溶剤ガスの大気への流出を防止するよう
になっている。吸引ブロアー16で吸引されたガスは、
除害吸収塔17で有機溶剤を除去、回収した後、大気中
に放出し、吸収液は前記の回収溶剤受け槽13に受け入
れ、再利用する。
記の不活性ガス発生装置9から不活性ガスをラビリンス
部15内に導入するとともにガスを吸引ブロアー16に
よって吸引し、防爆室8内への空気の漏れ込みと、防爆
室8からの有機溶剤ガスの大気への流出を防止するよう
になっている。吸引ブロアー16で吸引されたガスは、
除害吸収塔17で有機溶剤を除去、回収した後、大気中
に放出し、吸収液は前記の回収溶剤受け槽13に受け入
れ、再利用する。
【0028】尚、図2(A)、(B)は、ウエットシー
トを防爆室8内に入れる時のウエットシート入口部にお
けるラビリンス構造を示すものであるが、ドライシート
を防爆室8から出す時のドライシート出口部にも同じ構
造を使用可能である。また、図2は、2室のラビリンス
機構を示すが、室数を増加しシール性を向上させること
も可能である。
トを防爆室8内に入れる時のウエットシート入口部にお
けるラビリンス構造を示すものであるが、ドライシート
を防爆室8から出す時のドライシート出口部にも同じ構
造を使用可能である。また、図2は、2室のラビリンス
機構を示すが、室数を増加しシール性を向上させること
も可能である。
【0029】尚、前記した本発明におけるスラリー状の
高分子吸水性樹脂としては次の3種類の混合成分のもの
を例示することができるが、これに限定されるものでは
なくオムツや生理用ナプキン、母乳パッド等の使用目的
に応じて従来公知の高分子吸水性樹脂あるいは他の成分
からなる高分子吸水性樹脂を使用することも可能であ
る。
高分子吸水性樹脂としては次の3種類の混合成分のもの
を例示することができるが、これに限定されるものでは
なくオムツや生理用ナプキン、母乳パッド等の使用目的
に応じて従来公知の高分子吸水性樹脂あるいは他の成分
からなる高分子吸水性樹脂を使用することも可能であ
る。
【0030】図3は、有機溶剤の処理に関する第二の実
施形態を示すものであり、前記の実施形態と同じ部分は
同じ符号を使用している。尚、以下において有機溶剤と
してエタノールを使用した場合について説明するが、蒸
気圧、気液平衡関係が近似している他の有機溶剤を使用
することも可能である。この実施形態においては、乾燥
部5を防爆室8内に密閉して不活性ガスを循環すること
は前記の実施形態と同じであるが、不活性ガス、エタノ
ール、水蒸気からなる防爆室8からの乾燥排気中に含ま
れるエタノールの分離、回収を分縮操作と吸収操作の2
段階で行い、分縮器排気の60〜90%を直接防爆室8
の中段に循環し、残排気は吸収塔に導き、ほぼ完全にエ
タノールを回収除去後、防爆室8のドライシート出口側
に循環導入することに特徴を有している。
施形態を示すものであり、前記の実施形態と同じ部分は
同じ符号を使用している。尚、以下において有機溶剤と
してエタノールを使用した場合について説明するが、蒸
気圧、気液平衡関係が近似している他の有機溶剤を使用
することも可能である。この実施形態においては、乾燥
部5を防爆室8内に密閉して不活性ガスを循環すること
は前記の実施形態と同じであるが、不活性ガス、エタノ
ール、水蒸気からなる防爆室8からの乾燥排気中に含ま
れるエタノールの分離、回収を分縮操作と吸収操作の2
段階で行い、分縮器排気の60〜90%を直接防爆室8
の中段に循環し、残排気は吸収塔に導き、ほぼ完全にエ
タノールを回収除去後、防爆室8のドライシート出口側
に循環導入することに特徴を有している。
【0031】防爆室8からの乾燥排気は、まず、冷水塔
循環冷却水を冷媒とする間接冷却方式の分縮器18でガ
ス温度を40〜50°Cまで冷却し、エタノールの50
〜80%を凝縮させ、凝縮液は回収溶剤受け槽13に受
け入れる。乾燥排気中のエタノール濃度は、経済的にエ
タノールを回収するために5〜30容量%とすることが
好ましく、排気中エタノールの大半は、ユーティリティ
ーコストの低い冷水塔循環冷却水を使用して回収され
る。更には、凝縮液は、エタノール濃度が高いため、蒸
留等の後工程でのユーティリティーも削減することがで
きる。
循環冷却水を冷媒とする間接冷却方式の分縮器18でガ
ス温度を40〜50°Cまで冷却し、エタノールの50
〜80%を凝縮させ、凝縮液は回収溶剤受け槽13に受
け入れる。乾燥排気中のエタノール濃度は、経済的にエ
タノールを回収するために5〜30容量%とすることが
好ましく、排気中エタノールの大半は、ユーティリティ
ーコストの低い冷水塔循環冷却水を使用して回収され
る。更には、凝縮液は、エタノール濃度が高いため、蒸
留等の後工程でのユーティリティーも削減することがで
きる。
【0032】未凝縮エタノールを含む分縮器18からの
排気の60〜90%は、循環ブロアー19で防爆室8の
中段に送り込まれ、残排気は循環ブロアー20で吸収塔
21に導き、ほぼ完全にエタノールを除去した後、防爆
室8のドライシート出口側に送り込まれる。分縮器18
からの排気を防爆室8の中段に導入し、ドライシート出
口側に循環しないのは、製品ドライシート中にエタノー
ルを残留させないためである。
排気の60〜90%は、循環ブロアー19で防爆室8の
中段に送り込まれ、残排気は循環ブロアー20で吸収塔
21に導き、ほぼ完全にエタノールを除去した後、防爆
室8のドライシート出口側に送り込まれる。分縮器18
からの排気を防爆室8の中段に導入し、ドライシート出
口側に循環しないのは、製品ドライシート中にエタノー
ルを残留させないためである。
【0033】吸収塔21の吸収剤には水を用い、気液を
向流に流し、ほぼ完全にエタノールを除去、回収する。
吸収塔21からのクリーンな排気は、防爆室8内部の圧
力を制御するため若干量をパージし、大部分はガスヒー
ター22で加熱後、防爆室9の高分子吸水体ドライシー
ト出口側に再循環する。乾燥出口部ゾーンでは、エタノ
ールを含まないガスの雰囲気で乾燥が行なわれるため、
エタノールが残留していないドライシート製品を得るこ
とができる。
向流に流し、ほぼ完全にエタノールを除去、回収する。
吸収塔21からのクリーンな排気は、防爆室8内部の圧
力を制御するため若干量をパージし、大部分はガスヒー
ター22で加熱後、防爆室9の高分子吸水体ドライシー
ト出口側に再循環する。乾燥出口部ゾーンでは、エタノ
ールを含まないガスの雰囲気で乾燥が行なわれるため、
エタノールが残留していないドライシート製品を得るこ
とができる。
【0034】図4は、有機溶剤の処理に関する第三の実
施形態を示すものであり、前記の各実施形態と同じ部分
は同じ符号を使用している。前記と同様、有機溶剤とし
てエタノールを使用した場合について説明するが、蒸気
圧、気液平衡関係が近似している他の有機溶剤を使用す
ることも可能である。
施形態を示すものであり、前記の各実施形態と同じ部分
は同じ符号を使用している。前記と同様、有機溶剤とし
てエタノールを使用した場合について説明するが、蒸気
圧、気液平衡関係が近似している他の有機溶剤を使用す
ることも可能である。
【0035】この実施形態においては、乾燥部5を防爆
室8内に密閉して不活性ガスを循環し、不活性ガス、エ
タノール、水蒸気からなる防爆室8からの乾燥排気中に
含まれるエタノールの分離、回収を2段階で行い、第1
段階として冷水塔循環冷却水を冷媒とする間接冷却方式
の分縮器18でエタノールの50〜80%を凝縮させて
回収し、未凝縮エタノールを含む分縮器18からの排気
の60〜90%を循環ブロアー19で防爆室8の中段に
送り込むことは前記の実施形態と同じであるが、残排気
は冷媒として冷水を使用する間接冷却方式の冷水凝縮器
23に導き、エタノールの第2段階の分離、回収を行な
った後、防爆室8のドライシート出口側に循環導入する
ことに特徴を有している。
室8内に密閉して不活性ガスを循環し、不活性ガス、エ
タノール、水蒸気からなる防爆室8からの乾燥排気中に
含まれるエタノールの分離、回収を2段階で行い、第1
段階として冷水塔循環冷却水を冷媒とする間接冷却方式
の分縮器18でエタノールの50〜80%を凝縮させて
回収し、未凝縮エタノールを含む分縮器18からの排気
の60〜90%を循環ブロアー19で防爆室8の中段に
送り込むことは前記の実施形態と同じであるが、残排気
は冷媒として冷水を使用する間接冷却方式の冷水凝縮器
23に導き、エタノールの第2段階の分離、回収を行な
った後、防爆室8のドライシート出口側に循環導入する
ことに特徴を有している。
【0036】前記の残排気は、循環ブロアー20で冷水
凝縮器23に送り込み、ガス濃度を10〜20°Cまで
冷却し、残排気に含まれるエタノールの70〜90%を
凝縮させて分離、回収した後、防爆室8のドライシート
出口側に循環し、凝縮液は回収溶剤受け槽13に受け入
れる。冷水凝縮器23の冷媒としては、チラー、冷水
槽、送水ポンプ等から構成される冷水ユニット25で調
製した5〜7°Cの冷水を循環使用する。
凝縮器23に送り込み、ガス濃度を10〜20°Cまで
冷却し、残排気に含まれるエタノールの70〜90%を
凝縮させて分離、回収した後、防爆室8のドライシート
出口側に循環し、凝縮液は回収溶剤受け槽13に受け入
れる。冷水凝縮器23の冷媒としては、チラー、冷水
槽、送水ポンプ等から構成される冷水ユニット25で調
製した5〜7°Cの冷水を循環使用する。
【0037】冷水凝縮器23排気中のエタノール濃度は
低いため、防爆室8のドライシート出口側に直接導入す
るが、若干量は防爆室8内部の圧力を制御するため、排
気ブロアー24で除害吸収塔17に送りエタノールを水
吸収で除去、回収した後にパージする。
低いため、防爆室8のドライシート出口側に直接導入す
るが、若干量は防爆室8内部の圧力を制御するため、排
気ブロアー24で除害吸収塔17に送りエタノールを水
吸収で除去、回収した後にパージする。
【0038】図5は、本発明の第四の実施形態を示すも
のであり、前記各実施形態と同じ部分は同じ符号を使用
している。本実施形態においては、防爆室8内を複数の
仕切り壁26で複数の室27に分割するとともに各仕切
り壁26には、走行するウエットシートの上下に面して
不活性ガスの流通路28を形成したことに特徴を有して
いる。
のであり、前記各実施形態と同じ部分は同じ符号を使用
している。本実施形態においては、防爆室8内を複数の
仕切り壁26で複数の室27に分割するとともに各仕切
り壁26には、走行するウエットシートの上下に面して
不活性ガスの流通路28を形成したことに特徴を有して
いる。
【0039】このような構成としたことにより、前記し
た図1に示す実施形態のようにドライシート出口側から
防爆室8内に供給された循環不活性ガスは、ウエットシ
ートの走行に対して向流方向に流れ、各仕切り壁26の
流通路28を通ってウエットシート入口側から乾燥排気
として排出されることになる。尚、不活性ガスは、図3
に示す場合と同じくドライシート出口側および防爆室8
の中央部から供給するようにしてもよい。
た図1に示す実施形態のようにドライシート出口側から
防爆室8内に供給された循環不活性ガスは、ウエットシ
ートの走行に対して向流方向に流れ、各仕切り壁26の
流通路28を通ってウエットシート入口側から乾燥排気
として排出されることになる。尚、不活性ガスは、図3
に示す場合と同じくドライシート出口側および防爆室8
の中央部から供給するようにしてもよい。
【0040】図5に示す他の実施形態としては、仕切り
壁26で仕切られた各室27に不活性ガスの循環機構2
9を設けたことである。即ち、各室27の下面にはガス
の吹込部30を設けるとともに上面には吸引部31を設
け、吹込部30と吸引部31には分散板32を設けてお
く。そして、吹込部30と吸引部31との循環ライン中
に循環ブロアー33を取り付ける。
壁26で仕切られた各室27に不活性ガスの循環機構2
9を設けたことである。即ち、各室27の下面にはガス
の吹込部30を設けるとともに上面には吸引部31を設
け、吹込部30と吸引部31には分散板32を設けてお
く。そして、吹込部30と吸引部31との循環ライン中
に循環ブロアー33を取り付ける。
【0041】循環ブロアー33によって防爆室8内の不
活性ガスを吸引し、吹込部30から各室27内へ吹き込
むことにより、ドライシート出口側からウエットシート
入口側への不活性ガスの風速をアップするとともに風速
分布を均一なものとし、蒸発、気化した蒸気(ガス)の
拡散を促進して乾燥効率を向上させることができる。
活性ガスを吸引し、吹込部30から各室27内へ吹き込
むことにより、ドライシート出口側からウエットシート
入口側への不活性ガスの風速をアップするとともに風速
分布を均一なものとし、蒸発、気化した蒸気(ガス)の
拡散を促進して乾燥効率を向上させることができる。
【0042】
【発明の効果】以上、説明した本発明によれば、不織布
状基布1にコーティング部3において高分子吸水性樹脂
を塗布して吸水層を形成し、吸水層に含まれる液分およ
び基布1にしみ込んでいる液分を脱液部4において吸
引、脱液し、乾燥処理をして製品用基材6を巻取りロー
ル7に巻き取るに際し、ウエットシートを乾燥処理する
乾燥部5を防爆室8によって密に囲み、この防爆室8内
には不活性ガスを循環して供給するようにしたので、防
爆室8内の酸素濃度を安全な状態に維持し、引火、爆発
性を有する有機溶剤蒸気の爆発を抑止することができ
る。
状基布1にコーティング部3において高分子吸水性樹脂
を塗布して吸水層を形成し、吸水層に含まれる液分およ
び基布1にしみ込んでいる液分を脱液部4において吸
引、脱液し、乾燥処理をして製品用基材6を巻取りロー
ル7に巻き取るに際し、ウエットシートを乾燥処理する
乾燥部5を防爆室8によって密に囲み、この防爆室8内
には不活性ガスを循環して供給するようにしたので、防
爆室8内の酸素濃度を安全な状態に維持し、引火、爆発
性を有する有機溶剤蒸気の爆発を抑止することができ
る。
【0043】防爆室8および不活性ガスや有機溶剤の回
収、循環系内では、酸素濃度が低く爆発混合ガスが生成
しないため、排気中の溶剤濃度を高くし、排気量を減少
させることができる。このため、溶剤回収系の設備容量
は小さくなり、溶剤回収も容易となるため設備費、ラン
ニングコストの低い装置とすることができる。
収、循環系内では、酸素濃度が低く爆発混合ガスが生成
しないため、排気中の溶剤濃度を高くし、排気量を減少
させることができる。このため、溶剤回収系の設備容量
は小さくなり、溶剤回収も容易となるため設備費、ラン
ニングコストの低い装置とすることができる。
【0044】従来のように空気雰囲気下で乾燥処理を行
なう場合、爆発の危険性を回避するため乾燥系内の溶剤
ガス濃度を爆発限界下限濃度の1/4以下に抑えるよう
な運転管理がなされるが、本発明によれば排気中の有機
溶剤濃度を高くし、排気量を1/5〜1/50に低減で
きるため、溶剤回収装置の設備費、ユーティリティー使
用量を削減することができる。
なう場合、爆発の危険性を回避するため乾燥系内の溶剤
ガス濃度を爆発限界下限濃度の1/4以下に抑えるよう
な運転管理がなされるが、本発明によれば排気中の有機
溶剤濃度を高くし、排気量を1/5〜1/50に低減で
きるため、溶剤回収装置の設備費、ユーティリティー使
用量を削減することができる。
【0045】防爆室8へのウエットシートの入口部およ
び防爆室8からのドライシートの出口部をラビリンス構
造でシールし、ラビリンス部15内への不活性ガスの導
入およびガスの吸引排気を行なうことにより、防爆室8
への空気の漏れ込み、大気中への有機溶剤ガスの流出を
防止でき、爆発、火災の危険性がない安全な操業が可能
であり、クリーンな作業環境を維持することができる。
また、吸引ガスは、除害吸収塔17で有機溶剤を除去す
るので、クリーンガスが大気中に排出可能となる。
び防爆室8からのドライシートの出口部をラビリンス構
造でシールし、ラビリンス部15内への不活性ガスの導
入およびガスの吸引排気を行なうことにより、防爆室8
への空気の漏れ込み、大気中への有機溶剤ガスの流出を
防止でき、爆発、火災の危険性がない安全な操業が可能
であり、クリーンな作業環境を維持することができる。
また、吸引ガスは、除害吸収塔17で有機溶剤を除去す
るので、クリーンガスが大気中に排出可能となる。
【0046】また、乾燥排気中の有機溶剤の除去、回収
を冷水塔循環冷却水を冷媒とする分縮器18と、水を吸
収剤とする吸収塔21の2段階で行い、分縮器18排気
の60〜90%を防爆室8の中段に循環し、残排気は吸
収塔21に導き、ほぼ完全に有機溶剤を除去、回収後、
防爆室8のドライシート出口側に循環導入するため、製
品ドライシートには有機溶剤が残留せず、ユーティリテ
ィーコストの低い冷却水で大半の有機溶剤を回収するこ
とができる。更に、分縮器18で高濃度の有機溶剤凝縮
液を回収できるため、後工程の蒸留操作でスチーム、冷
却水等のユーティリティーを削減することができる。
を冷水塔循環冷却水を冷媒とする分縮器18と、水を吸
収剤とする吸収塔21の2段階で行い、分縮器18排気
の60〜90%を防爆室8の中段に循環し、残排気は吸
収塔21に導き、ほぼ完全に有機溶剤を除去、回収後、
防爆室8のドライシート出口側に循環導入するため、製
品ドライシートには有機溶剤が残留せず、ユーティリテ
ィーコストの低い冷却水で大半の有機溶剤を回収するこ
とができる。更に、分縮器18で高濃度の有機溶剤凝縮
液を回収できるため、後工程の蒸留操作でスチーム、冷
却水等のユーティリティーを削減することができる。
【0047】更に、乾燥排気中の有機溶剤の除去、回収
は冷水塔循環冷却水を冷媒とする分縮器18と冷水を冷
媒とする冷水凝縮器23の2段階で行い、分縮器18排
気の60〜90%を防爆室8の中段に循環し、残排気は
冷水凝縮器23に導き、有機溶剤を除去、回収後、防爆
室8のドライシート出口側に循環導入するため、製品ド
ライシートには有機溶剤が残留せず、ユーティリティー
コストの低い冷却水で大半の有機溶剤を回収することが
できる。また、分縮器18および冷水凝縮器23で高濃
度の有機溶剤凝縮液を回収できるため、後工程の蒸留操
作でスチーム、冷却水等のユーティリティーを削減する
ことができる。
は冷水塔循環冷却水を冷媒とする分縮器18と冷水を冷
媒とする冷水凝縮器23の2段階で行い、分縮器18排
気の60〜90%を防爆室8の中段に循環し、残排気は
冷水凝縮器23に導き、有機溶剤を除去、回収後、防爆
室8のドライシート出口側に循環導入するため、製品ド
ライシートには有機溶剤が残留せず、ユーティリティー
コストの低い冷却水で大半の有機溶剤を回収することが
できる。また、分縮器18および冷水凝縮器23で高濃
度の有機溶剤凝縮液を回収できるため、後工程の蒸留操
作でスチーム、冷却水等のユーティリティーを削減する
ことができる。
【0048】防爆室8内を仕切り壁26により複数室2
7に分割し、ウエットシートと仕切り壁26との間に流
通路28を形成することにより、ウエットシートと不活
性ガスとを向流に流すことが可能となり、湿潤ガスがド
ライシート出口側に流れることを防ぎ、製品ドライシー
ト中の溶剤、水分含有量を低減させることができる。
7に分割し、ウエットシートと仕切り壁26との間に流
通路28を形成することにより、ウエットシートと不活
性ガスとを向流に流すことが可能となり、湿潤ガスがド
ライシート出口側に流れることを防ぎ、製品ドライシー
ト中の溶剤、水分含有量を低減させることができる。
【0049】また、各室27に不活性ガスの循環機構2
9を設け、各室27の上下間においてガスを強制的に循
環させることにより、ガス循環およびガス分散による室
内の風速分布が均一化されるため、均質化された乾燥が
可能となり、特に、加熱ロールの軸方向における乾燥ム
ラを解消することができる。
9を設け、各室27の上下間においてガスを強制的に循
環させることにより、ガス循環およびガス分散による室
内の風速分布が均一化されるため、均質化された乾燥が
可能となり、特に、加熱ロールの軸方向における乾燥ム
ラを解消することができる。
【図1】本発明に使用する装置の第一の実施形態を示す
概略正面図である。
概略正面図である。
【図2】本発明に使用する装置のラビリンス構造を示す
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明に使用する装置の第二の実施形態を示す
概略正面図である。
概略正面図である。
【図4】本発明に使用する装置の第三の実施形態を示す
概略正面図である。
概略正面図である。
【図5】本発明に使用する装置の第四の実施形態を示す
概略正面図である。
概略正面図である。
【図6】従来使用されていた装置の概略正面図である。
【図7】従来使用されていたコーティングボックスおよ
び吸引ボックスの概略正面図である。
び吸引ボックスの概略正面図である。
1 不織布状基布 2 供給ロール 3 コーティング部 4 脱液部 5 乾燥部 6 製品用基材 7 巻取りロール 8 防爆室 9 不活性ガス発生装置 10 循環ブロアー 11 溶剤回収装置 12 ガスヒーター 13 回収溶剤受け槽 14 回収溶剤ポンプ 15 ラビリンス部 16 吸引ブロアー 17 除害吸収塔 18 分縮器 19 循環ブロアー 20 循環ブロアー 21 吸収塔 22 ガスヒーター 23 冷水凝縮器 24 排気ブロアー 25 冷水ユニット 26 仕切り壁 27 複数の室 28 流通路 29 循環機構 30 吹込部 31 吸引部 32 分散板 33 循環ブロアー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05C 11/10 B05D 3/00 D 4F042 15/00 3/04 A 4L033 21/00 7/00 G 4L047 B05D 3/00 7/24 301G 3/04 D06M 15/29 7/00 F26B 3/20 7/24 301 13/08 A D06M 15/29 21/14 F26B 3/20 A61F 5/44 H 13/08 A41B 13/02 D 21/14 S // A61F 5/44 A61F 13/18 307G (72)発明者 上條 泰彦 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 (72)発明者 中嶋 一 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 (72)発明者 佐藤 益弘 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 (72)発明者 望月 雅人 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 Fターム(参考) 3B029 BA17 3L113 AA08 AB10 AC28 AC32 AC45 AC46 AC53 AC63 AC67 AC73 AC77 BA31 CB21 CB24 CB34 DA06 DA11 DA21 DA26 4C003 AA28 GA02 4C098 AA09 DD02 DD10 DD20 DD23 4D075 BB24Z CA37 CB40 DA04 DB20 DC30 DC38 EA06 EA10 EA19 EA60 EB07 EB22 EB35 EB39 EC30 EC31 4F042 AA22 BA13 CC03 CC15 CC28 CC30 DE01 DE06 DE09 DH03 4L033 AB07 AC07 BA14 CA23 CA24 CA30 CA48 4L047 BA15 BC14 CB07 CC04 CC05 DA00 EA09 EA22
Claims (7)
- 【請求項1】 含水有機溶剤に分散させた粒子状高分子
吸水性樹脂スラリーを不織布状基布に塗布し、脱液、乾
燥工程をへてシート状高分子吸水体を製造する装置にお
いて、乾燥部5を防爆室8で密に囲み、防爆室8内に供
給、循環する不活性ガスの雰囲気下で基布1および基布
1面に塗布した吸水層を有するウエットシートを乾燥処
理することを特徴とするシート状高分子吸水体の製造装
置。 - 【請求項2】 含水有機溶剤に分散させた粒子状高分子
吸水性樹脂スラリーを不織布状基布に塗布し、脱液、乾
燥工程をへてシート状高分子吸水体を製造する装置にお
いて、乾燥部5を密に囲んだ防爆室8のウエットシート
入口部およびドライシート出口部をラビリンス構造でシ
ールし、ラビリンス部15に不活性ガスを導入するとと
もにラビリンス部15からガスの吸引を行い、吸引ガス
中の有機溶剤を除去するようにしたことを特徴とするシ
ート状高分子吸水体の製造装置。 - 【請求項3】 防爆室8を複数の仕切り壁26で複数の
室27に分割し、ウエットシートと仕切り壁26との間
にガスの流通路28を形成したことを特徴とする請求項
1、2に記載するシート状高分子吸水体の製造装置。 - 【請求項4】 防爆室8を複数の仕切り壁26で複数の
室27に分割し、ウエットシートと仕切り壁26との間
にガスの流通路28を形成するとともに各室27にはガ
スの循環機構29を設けたことを特徴とする請求項1、
2に記載するシート状高分子吸水体の製造装置。 - 【請求項5】 含水有機溶剤に分散させた粒子状高分子
吸水性樹脂スラリーを不織布状基布に塗布し、脱液、乾
燥工程をへてシート状高分子吸水体を製造する方法にお
いて、乾燥部5を防爆室8で密に囲み、防爆室8内に供
給、循環する不活性ガスの雰囲気下で基布1および基布
1面に塗布した吸水層を有するウエットシートを乾燥処
理し、防爆室8内の不活性ガスおよび気化した有機溶剤
は外部において回収、分離し、不活性ガスは防爆室8内
に循環するとともに有機溶剤は蒸留し、スラリー調製に
使用するようにしたことを特徴とするシート状高分子吸
水体の製造方法。 - 【請求項6】 含水有機溶剤に分散させた粒子状高分子
吸水性樹脂スラリーを不織布状基布に塗布し、脱液、乾
燥工程をへてシート状高分子吸水体を製造する方法にお
いて、乾燥排気を乾燥部5を密に囲む防爆室8のウエッ
トシート入口側から取り出し、乾燥排気に含まれる有機
溶剤の回収を分縮操作と吸収操作の2段階で行い、分縮
器18排気の60〜90%を防爆室8の中段に直接循環
し、残排気は吸収塔21に導き、有機溶剤を回収除去
後、防爆室8のドライシート出口側に循環、導入するこ
とを特徴とするシート状高分子吸水体の製造方法。 - 【請求項7】 含水有機溶剤に分散させた粒子状高分子
吸水性樹脂スラリーを不織布状基布に塗布し、脱液、乾
燥工程をへてシート状高分子吸水体を製造する方法にお
いて、乾燥排気を乾燥部5を密に囲む防爆室8のウエッ
トシート入口側から取り出し、乾燥排気に含まれる有機
溶剤の回収を分縮操作と冷水凝縮操作の2段階で行い、
分縮器18排気の60〜90%を防爆室8の中段に直接
循環するとともに残排気は、間接冷却方式の冷水凝縮器
23に導いて有機溶剤を回収除去後、防爆室8のドライ
シート出口側に循環、導入することを特徴とするシート
状高分子吸水体の製造方法。
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