JP2002180138A - 金属原料 - Google Patents

金属原料

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JP2002180138A
JP2002180138A JP2000378273A JP2000378273A JP2002180138A JP 2002180138 A JP2002180138 A JP 2002180138A JP 2000378273 A JP2000378273 A JP 2000378273A JP 2000378273 A JP2000378273 A JP 2000378273A JP 2002180138 A JP2002180138 A JP 2002180138A
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JP
Japan
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metal
metal raw
waste
parts
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JP2000378273A
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English (en)
Inventor
Tsugio Nakayama
次男 中山
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】粉粒状の金属廃材の有効利用とプラスチック廃
材の有効利用とを同時に図ることができる、保管、搬送
及び取扱いに便利な金属原料を提供する。 【解決手段】粉粒状の金属廃材100重量部当たり、プ
ラスチック廃材を100重量部未満の割合で混合する
か、又はプラスチック廃材及び下記の助剤を合計100
重量部未満の割合で混合し、その混合物を加熱及び/又
は圧縮して一体化した。助剤:石灰、アルミニウムドロ
ス、石炭、コークス及び蛍石から選ばれる少なくとも一

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属原料に関し、更
に詳しくは粉粒状の金属廃材の有効利用とプラスチック
廃材の有効利用とを同時に図ることができる、保管、搬
送及び取扱いに便利な金属原料に関する。
【0002】
【従来の技術】金属製品を製造し又は加工する工場で
は、研磨、研削、切削、酸洗等の工程で、粉粒状の金属
廃材が発生する。かかる粉粒状の金属廃材を有効利用す
ることが望まれるのはいうまでもなく、そこで従来、粉
粒状の金属廃材を、アーク炉、プラズマ炉、抵抗炉、バ
ーナ炉、リアクター炉等の溶解炉を用いて金属原料を溶
解するときの金属原料として有効利用することが試みら
れている。しかし、粉粒状の金属廃材は一つ一つがバラ
バラのものであるため、これを前記のような金属原料と
して有効利用しようとしても、実際のところ、その保
管、搬送及び取扱いが誠に厄介であり、これが大きな障
害になっている。実情は、粉粒状の金属廃材の場合、そ
れを前記のような金属原料として有効利用するというよ
りも、その処分に困っているのである。
【0003】一方、プラスチックを製造し、加工し又は
使用する工場、家庭、流通過程からはプラスチック廃材
が発生する。かかるプラスチック廃材を有効利用するこ
とが望まれるのはいうまでもなく、そこで従来、プラス
チック廃材を、前記のような溶解炉を用いて金属原料を
溶解するときの熱源として有効利用することが試みられ
ている。しかし、プラスチック廃材は嵩張り、一つ一つ
がバラバラのものであるため、これを前記のような熱源
として有効利用しようとしても、実際のところ、その保
管、搬送及び取扱いが誠に厄介であり、これが大きな障
害になっている。またプラスチック廃材を前記のような
熱源として有効利用するため、これをそのまま溶解炉内
へ投入すると、投入したプラスチック廃材が爆発的に燃
焼し、溶解炉や関連設備、例えば溶解炉に接続した排ガ
ス処理設備、及びそれらの操業に支障をきたすだけでな
く、投入それ自体が誠に危険でもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、粉粒状の金属廃材の有効利用とプラスチッ
ク廃材の有効利用とを同時に図ることができる金属原料
であって、保管、搬送及び取扱いに便利であり、且つ溶
解炉用のものとして有効利用する場合には溶解炉や関連
設備及びそれらの操業に支障をきたさない安全な熱源と
もなる金属原料を提供する処にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明は、粉粒状の金属廃材100重量部当たりプラスチ
ック廃材を100重量部未満の割合で混合し、その混合
物を加熱及び/又は圧縮して一体化して成ることを特徴
とする金属原料に係る。
【0006】また本発明は、粉粒状の金属廃材100重
量部当たりプラスチック廃材及び下記の助剤を合計10
0重量部未満の割合で混合し、その混合物を加熱及び/
又は圧縮して一体化して成ることを特徴とする金属原料
に係る。助剤:石灰、アルミニウムドロス、石炭、コー
クス及び蛍石から選ばれる少なくとも一つ
【0007】本発明に係る金属原料は、粉粒状の金属廃
材とプラスチック廃材との混合物、又は更に前記した助
剤との混合物を加熱及び/又は圧縮して一体化したもの
である。かかる混合物を加熱及び/又は圧縮すると、加
熱によりプラスチック廃材が完全溶融又は部分溶融し、
また圧縮時の摩擦熱によりプラスチック廃材が発熱して
部分溶融し、これらがバインダーとしての役目を担い、
粉粒状の金属廃材とプラスチック廃材との、又は更に助
剤との一体化物が得られ、混合物を圧縮する場合には圧
密一体化物が得られる。例えば、混合物を100〜50
0℃程度に加熱すると、一体化物が得られ、また混合物
を15〜25MPa程度の高圧で圧縮するか、又は混合
物を100〜500℃程度に加熱し、1〜15MPa程
度で圧縮すると、圧密一体化物が得られる。
【0008】粉粒状の金属廃材とプラスチック廃材との
混合物、又は更に前記した助剤との混合物を加熱及び/
又は圧縮する手段は特に制限されず、例えば圧縮は混合
物を金型内へ充填して油圧プレスにより行なうことがで
きるが、例えばエクストルーダーを用いて、粉粒状の金
属廃材とプラスチック廃材とを、又は更に助剤とを加圧
下に混合しつつ押出し成形するのが好ましい。押出し成
形時に相応の圧縮をすることともなるため、結果として
所望形状、例えば円柱状に成形した圧密一体化物が得ら
れる。
【0009】本発明に係る金属原料は、粉粒状の金属廃
材100重量部当たり、プラスチック廃材を100重量
部未満の割合で混合するか、又はプラスチック廃材及び
前記した助剤を合計100重量部未満の割合で混合し、
その混合物を加熱及び/又は圧縮して一体化したもので
ある。得られる金属原料をその保管、搬送及び取扱いに
充分耐え得る相応に強固な一体化物又は圧密一体化物と
することに加えて、粉粒状の金属廃材の相対的な有効利
用度合いを高め、また得られる金属原料を前記したよう
な溶解炉へ投入する場合に、該金属原料がその外部から
順次且つ緩やかに燃焼するようにするためである。同様
の理由で、本発明に係る金属原料は、助剤を混合しない
場合も、また混合する場合も、粉粒状の金属廃材100
重量部当たり、プラスチック廃材を50〜70重量部の
割合で混合し、その混合物を加熱及び/又は圧縮して一
体化したものとするのが好ましい。
【0010】本発明に係る金属原料において、これを得
るのに用いる粉粒状の金属廃材は、金属製品を製造し又
は加工する工場での研磨、研削、切削、酸洗等の工程で
発生する、研磨粉、研削屑、切削屑、酸洗スラッジの乾
燥物等である。これらは一つ又は二つ以上を使用でき
る。粉粒状の金属廃材において、金属廃材の材質は特に
制限されないが、磁性金属の廃材が好ましく、鉄の廃材
がより好ましい。得られる金属原料の取扱いについて、
例えばその搬送に伴う荷役や溶解炉への投入をリフティ
ングマグネットで行なうことができるからである。
【0011】また本発明に係る金属原料において、これ
を得るのに用いるプラスチック廃材は、プラスチックを
製造し、加工し又は使用する工場、家庭、流通過程から
発生する、製造屑、加工屑、使用屑等である。プラスチ
ック廃材の材質は、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ
プロピレン、ポリエステル等、特に制限されない。これ
らは一つ又は二つ以上を使用できるが、通常は破砕物と
して用いる。
【0012】更に本発明に係る金属原料において、これ
を得るのに用いる場合の助剤は、前記したように、石
灰、アルミニウムドロス、石炭、コークス及び蛍石から
選ばれる少なくとも一つである。この場合の石灰には生
石灰、消石灰、石灰石が含まれる。石灰は脱リン及び脱
硫剤となり、またアルミニウムドロス、石炭及びコーク
スは脱酸素剤となり、更に蛍石はスラグを流動化させる
溶剤となる。これらはいずれも、通常は粉粒物として用
い、製鋼用助剤としての役目を担う。
【0013】本発明に係る金属原料の用途は特に制限さ
れないが、前記したように、アーク炉、プラズマ炉、抵
抗炉、バーナ炉、リアクター炉等の溶解炉用とするのが
好ましい。この場合、本発明に係る金属原料は、粉粒状
の金属廃材の有効利用とプラスチック廃材の有効利用と
を同時に図るものとなり、また保管、搬送、取扱いに便
利なものとなるだけでなく、溶解炉や関連設備及びそれ
らの操業に支障をきたさない安全な熱源ともなり、更に
炭素源ともなる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係る金属原料の実施形態
としては、下記の1)及び2)が挙げられる。 1)粉粒状の金属廃材として鉄の研磨粉100重量部当
たり、プラスチック廃材としてポリエチレン、ポリエス
テル及び発泡ポリスチレンからなる家庭分別ごみの破砕
物60重量部の割合でエクストルーダーに供し、150
℃の加温下に混合しつつ円柱状に押出し成形して圧密一
体化した金属原料。図1はかくして得た本発明に係る金
属原料を模擬的に略示する断面図である。図1中、1は
粉粒状の金属廃材を、2はプラスチック廃材の部分溶融
物を示している。
【0015】2)粉粒状の金属廃材として鉄の研磨粉1
00重量部、プラスチック廃材としてポリエチレン及び
ポリエステルから成る産業廃棄物の破砕物70重量部、
更に助剤として石灰、アルミニウムドロス及び蛍石の粉
砕物10重量部を混合した後、その混合物を金型内へ充
填し、油圧プレスにより25MPaの高圧を加え、略直
方形に圧縮して圧密一体化した金属原料。
【0016】
【実施例】試験区分1(金属原料の製造) 実施例1 粉粒状の金属廃材として鉄の研磨粉100kg当たり、プ
ラスチック廃材としてポリエチレン、ポリエステル及び
発泡ポリスチレンからなる家庭分別ごみの破砕物60kg
の割合でエクストルーダーに供し、150℃の加温下に
混合しつつ円柱状に押出し成形して圧密一体化した金属
原料を得た。
【0017】実施例2 粉粒状の金属廃材として鉄の研磨粉10kg、プラスチッ
ク廃材としてポリエチレン及びポリエステルから成る産
業廃棄物の破砕物7kg、更に助剤として石灰、アルミニ
ウムドロス及び蛍石の粉砕物1kgを混合した後、その混
合物を金型内へ充填し、油圧プレスにより25MPaの
高圧を加え、略直方形に圧縮して圧密一体化した金属原
料を得た。
【0018】試験区分2(製造した金属原料の評価1) 試験区分1で製造した各実施例の金属原料は共に、保
管、搬送及び取扱いに便利なもので、リフティングマグ
ネットによるリフティングも安全且つ確実に行なうこと
ができた。
【0019】試験区分3(製造した金属原料の評価2) 金属スクラップをアーク炉へ投入して、初装→溶解→追
装→溶解→出鋼の手順で製鋼した(比較例1)。別に、
電極への投入電力等、他の条件は比較例1と同様にし
て、金属スクラップの初装時に、初装金属スクラップ1
00重量部当たり3重量部の割合で、試験区分1で製造
した実施例1の金属原料を炉内へ投入した。また別に、
電極への投入電力等、他の条件は比較例1と同様にし
て、金属スクラップの初装時に、初装金属スクラップ1
00重量部当たり3重量部の割合で、試験区分1で製造
した実施例2の金属原料を炉内へ投入した。実施例1及
び2の場合共に、投入後の爆発的な燃焼は全く認められ
ず、アーク炉や該アーク炉に接続した排ガス処理設備等
の関連設備及びそれらの操業に支障は生じなかった。比
較例1に対して、実施例1の金属原料を投入した場合は
電力原単位を11%削減でき、また実施例2の金属原料
を投入した場合は電力原単位を12%削減できた。
【0020】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、粉粒状の金属廃材の有効利用とプラスチック廃
材の有効利用とを同時に図ることができる、保管、搬送
及び取扱いに便利な金属原料を提供できるという効果が
あり、これを溶解炉用のものとして有効利用する場合に
は溶解炉や関連設備及びそれらの操業に支障をきたさな
い安全な熱源ともなる金属原料を提供できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金属原料を模擬的に略示する断面
図。
【符号の説明】
1・・粉粒状の金属廃材、2・・プラスチック廃材の部
分溶融物

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒状の金属廃材100重量部当たりプ
    ラスチック廃材を100重量部未満の割合で混合し、そ
    の混合物を加熱及び/又は圧縮して一体化して成ること
    を特徴とする金属原料。
  2. 【請求項2】 粉粒状の金属廃材100重量部当たりプ
    ラスチック廃材及び下記の助剤を合計100重量部未満
    の割合で混合し、その混合物を加熱及び/又は圧縮して
    一体化して成ることを特徴とする金属原料。 助剤:石灰、アルミニウムドロス、石炭、コークス及び
    蛍石から選ばれる少なくとも一つ
  3. 【請求項3】 粉粒状の金属廃材100重量部当たりプ
    ラスチック廃材を50〜70重量部の割合で混合した請
    求項1又は2記載の金属原料。
  4. 【請求項4】 金属廃材が磁性金属の廃材である請求項
    1〜3のいずれか一つの項記載の金属原料。
  5. 【請求項5】 磁性金属が鉄である請求項4記載の金属
    原料。
  6. 【請求項6】 粉粒状の金属廃材とプラスチック廃材と
    を、又は更に助剤とを、加熱下に混合しつつ押出し成形
    した請求項1〜5のいずれか一つの項記載の金属原料。
  7. 【請求項7】 アーク炉、プラズマ炉、抵抗炉、バーナ
    炉及びリアクター炉から選ばれる溶解炉用のものである
    請求項1〜6のいずれか一つの項記載の金属原料。
JP2000378273A 2000-12-13 2000-12-13 金属原料 Pending JP2002180138A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005064024A1 (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Ntn Corporation 製鋼ダスト固形化物およびその製造方法,製造装置
WO2006082658A1 (ja) * 2005-02-07 2006-08-10 Hoei Shokai Co., Ltd. 塊状物及び塊状物の生産方法
JP2018178171A (ja) * 2017-04-06 2018-11-15 株式会社アビヅ 製鋼用副資材

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