JP2002180071A - 低公害燃料 - Google Patents

低公害燃料

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JP2002180071A
JP2002180071A JP2000377359A JP2000377359A JP2002180071A JP 2002180071 A JP2002180071 A JP 2002180071A JP 2000377359 A JP2000377359 A JP 2000377359A JP 2000377359 A JP2000377359 A JP 2000377359A JP 2002180071 A JP2002180071 A JP 2002180071A
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cooled
low
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hydrogen
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JP2000377359A
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English (en)
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Wataru Murota
渉 室田
Kenji Yamazaki
憲治 山崎
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Eps Kk
NTD KK
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Eps Kk
NTD KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料用液体炭化水素のNOXとPMの減少を
同時に行うことは原則として相反する事項として困難な
問題であり、燃料自体からこの問題に対する有効な対策
が殆どなかった。唯一、燃料にアルコールを混入してP
Mを減少する手段があるが、反面アルデヒドの発生が大
きく、大気汚染がさらにひどくなる問題点が指摘されて
いる。 【解決手段】 −10℃から−30℃に冷却した燃料用
液体炭化水素に、3から10気圧に加圧し−10℃から
−30℃に冷却した天然ガスを溶解させてなるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(ガソリ
ンエンジン、ディーゼルエンジン等)に用いる燃料用液
体炭化水素に関するもので、有害排出物の原因となって
いる従来のものに代わり、経済性に優れた低公害燃料を
提供するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関は、燃料が安価で取り扱いの容
易なこと、インフラの整備等によって入手し易く現在で
も熱機関の主流を占めている。しかし、その稼動によっ
て、多量の浮遊粒子状物質(PM)や窒素化合物(NO
X)、ハイドロカーボン、アルデヒド等の有害物質の排
出を引き起こし、大気汚染並びに公害病の要因となって
いる。燃料用液体炭化水素は、炭素と水素を主成分とし
ている。その分子量の違いによりガソリン、軽油、重油
等に分けられている。内燃機関の燃料としてこれらを使
用する場合、エネルギーの発生はこれらの液体炭化水素
の酸化反応である。通常理論空燃比で燃焼させる場合、
排出されるガスは炭酸ガスと水である。しかしディーゼ
ルエンジンの場合、理論空燃比で燃焼させると局所燃焼
と高温のため多量のNOXが発生する。このNOXはそ
の後の発生熱により徐々に分解されるが、完全に分解さ
れる前に排出されて排気ガスとなる。
【0003】このNOXの発生を抑えるため、燃焼のタ
イミングを前倒しして早く燃焼を始めるようにする方法
がある。すると、燃焼時間が延びてNOXの分解時間が
とれて、NOXの発生量を結果として抑えられることに
なる。しかしこの方法をとると、燃焼室に余分の力がか
かり、加速時と同様の状況が発生するためPMの発生量
が増加する。また、加速時の燃焼室は空気フィルターに
よる減圧が大きく酸素不足がおこるため、多量のPMの
発生が起こる。
【0004】現況では、NOXとPMの減少を同時に行
うことは原則として相反する事項として困難な問題であ
った。これらの問題の対策が様々採られているが、燃料
自体からこの問題に対する有効な対策が殆どなかった。
唯一、燃料にアルコールを混入してPMを減少する手段
が採用されたが、反面アルデヒドの発生が大きく、大気
汚染がさらにひどくなる問題点が指摘され、現状抜本的
な解決策は存在しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】燃焼理論に基づけば、
炭化水素により多くの酸素と水素を導入すれば、燃焼速
度の上昇と、未反応炭素の酸化、高温度域で発生するN
OXの速やかな分解とをもたらし、排出されるガスの浄
化を齎すことになる。燃料自体からこの問題を解決する
には、燃料に酸素と水素を取り入れることにより解決す
るしか手立てがない。酸素や水素を安定的に燃料用炭化
水素に溶解させるには、通常非常に困難な問題であっ
た。本発明はかかる課題に挑戦して、多くの酸素や水素
又は水酸基を燃料用液体炭化水素に安定的に含有させて
低公害燃料を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、水素や酸素を
多量に含有している天然ガスや含酸素有機物(エーテ
ル、アルコール、オレフィン系炭化水素)等を低温で加
圧して燃料用炭化水素に溶解せしめ、常温に戻したとき
も安定的な溶解状況で存在させることで問題を解決した
のである。
【0007】
【発明の実施の態様】請求項1の発明に係る低公害燃料
は、−10℃から−30℃に冷却した燃料用液体炭化水
素に、3から10気圧に加圧し−10℃から−30℃に
冷却した天然ガスを溶解させて得るものである。このと
き温度、圧力により燃料用液体炭化水素100重量部に
対して10から40重量部が溶け込むが、常温にした場
合、そのうち5から20重量部程度は気体に戻ってしま
う。結果として、5から35重量部の範囲で天然ガスが
安定的に溶解する。この方法は経済的に優れた低公害燃
料である。
【0008】温度範囲を−10℃から−30℃にしたの
は、−10℃以上では天然ガスの溶解量が少なく効果が
あまり発現しないし、−30℃以下では溶解後常温に戻
したとき、気体に戻ってしまう量が多いため不経済だか
らである。圧力を3から10気圧にしたのは、3気圧未
満だと溶解量不十分であるし10気圧を越えると常温に
戻したとき気体に戻る量が多いため不経済だからであ
る。燃料用液体炭化水素を−10℃から−30℃に冷却
するには液化天然ガスの蒸発熱を利用してなす。
【0009】請求項2の発明に係る低公害燃料は、−1
0℃から30℃に冷却した燃料用液体炭化水素に、−1
0℃から−30℃に冷却したエーテル又は及びアルコー
ルを混合した後、−10℃から−30℃に冷却して3か
ら10気圧に加圧した天然ガスを溶解させて得るもの
で、燃料用液体炭化水素100重量部に対して10から
45重量部溶解させたものである。請求項3の発明に係
る低公害燃料は、−10℃から30℃に冷却した燃料用
液体炭化水素に、−10℃から−30℃に冷却したオレ
フィン系炭化水素、グリコール、アセタールから選択し
た一種類以上と混合した後、3から10気圧に加圧し−
10℃から−30℃に冷却した天然ガスを溶解させて得
るもので、燃料用液体炭化水素100重量部に対して1
0から40重量部溶解させたものである。
【0010】請求項2、3の発明は、液体炭化水素中に
天然ガスをより多く安定的に溶解させるための手段であ
る。請求項2の発明では、液体炭化水素にエーテルやア
ルコールを予め溶解させておく。その結果、液体炭化水
素にはR−O−RやR−OHの分子構造をもった分子が
混入される。(R=Cn2n+2) この−O−結合や−OH結合の酸素に天然ガスに存在す
る水素が水素結合をおこし、より一層安定的に水素を液
体炭化水素に溶解せしめる。このときの温度、圧力は請
求項1と同じ条件で行う。製品の基本配合比は、液体炭
化水素55から90重量部、アルコール5から20重量
部、エーテル5から20重量部、水素0から10重量部
になる。
【0011】請求項3は、エーテルやアルコールの代わ
りにオレフィン系炭化水素やグリコール、アセタールを
あらかじめ溶解させた方法である。オレフィン系炭化水
素はR=RCOOHの分子構造、グリコールはCO−R
−OHの分子構造、アセタールはR−CH−(O−R)
2 の分子構造を夫々もつ。いずれの分子も炭化水素の構
造内に多くの酸素を含有し酸素の極性をもつため水素と
の水素結合が出来やすい。溶解条件は請求項1と同じ条
件で行う。製品の基本配合比は、液体炭化水素30から
90重量部、オレフィン系炭化水素5から35重量部、
グリコール5から35重量部、アセタール5から35重
量部、水素0から10重量部となる。
【0012】請求項4の発明に係る低公害燃料は、−1
0℃から−30℃に冷却した燃料用液体炭化水素に、−
10℃から−30℃に冷却したエーテル又は及びアルコ
ールを混合した後、3から10気圧に加圧し−10℃か
ら−30℃に冷却した低分子エーテル、低分子アルコー
ル、低分子のオレフィン系炭化水素から選択した一種類
と水素ガスを溶解させて得るものである。燃料用液体炭
化水素100重量部に対して10から40重要部溶解さ
せたものである。
【0013】請求項5の発明に係る低公害燃料は、−1
0℃から30℃に冷却した燃料用液体炭化水素に、−1
0℃から−30℃に冷却したグリコール又はアセタール
を混合した後、3から10気圧に加圧し−10℃から−
30℃に冷却した低分子気体のグリコール、アセター
ル、エステルの1又は2以上と水素ガスを溶解させてな
るもので、燃料用液体炭化水素100重量部に対して1
0から45重要部溶解させたものである。
【0014】請求項4、5の発明は、天然ガスを使用し
ない方法で製造した低公害燃料である。請求項4の発明
は、請求項2と同じ条件で材料を溶解して製造した方法
で、天然ガスの代わりに低分子のエーテル、低分子のア
ルコール、低分子のオレフィン系炭化水素と水素ガスを
溶解させたものであり、製品の配合比は請求項2と同じ
である。請求項5の発明は、請求項3と同じ条件で同じ
材料を溶解して製造した方法で、天然ガスの代わりに低
分子のグリコール、低分子のアセタール、低分子のエス
テルと水素ガスを溶解させた低公害燃料であり、製品の
配合比は請求項3と同じである。
【0015】
【作用】本発明は、ただ単に含酸素炭化水素を燃料に混
ぜるという単純な製造方法ではなく、液体炭化水素中に
水素結合した水素をいかに多く溶解させるかという問題
を解決した方法である。液体炭化水素を低温にすること
によって、まずは含酸素炭化水素を容易に溶け込ませる
と同時に、加圧、低温によってそれぞれの分子間距離を
接近せしめ、溶解している含酸素炭化水素の酸素分子
に、水素分子を水素結合させる。この水素は常温では安
定して水素結合しているが、高圧、高温になると、他の
共有結合している分子より早く分離する。燃焼室に入っ
た液体炭化水素から真っ先に分離した水素が燃焼室内の
酸素とまず反応する。この反応時間は他の炭化水素や含
酸素炭化水素の数倍に達する。このため、燃焼室の反応
は素早く始まり燃焼室を加熱する。この後、通常の燃焼
が行われることになり、結果として通常の燃焼時間より
長い燃焼時間となり、NOXの分解に必要な時間が取れ
ることになり、排気ガスのNOXの減少につながる。
【0016】また、燃焼時間がとれることにより、アル
デヒドの分解が行われ排気ガスのアルデヒドの発生も抑
えられる。含酸素炭化水素の混入により、燃焼室の酸素
不足を補い酸化反応に寄与し、粒子状炭素の酸化を促
し、排気ガスのPMやNOXの発生を押えることにな
る。
【0017】この含酸素炭化水素や水素ガスを、経済的
に最も効率よく液体炭化水素に溶け込ませるためには、
液化天然ガス(LNG)を使用して、低温と圧力を得る
ことが経済的である。液化天然ガス(LNG)には多量
の水素ガス、含酸素炭化水素が含まれており、これを効
率的に液体炭化水素に溶け込ませる方法として有力であ
る。
【0018】
【実施例】本発明の低公害燃料について実施例及び試験
結果を以下に説明する。請求項1の発明に関するものは
次の通りである。軽油100重量部を−28℃に冷却
し、−24℃の天然ガスを30重量部加えた後、容器内
で放置し、常温1気圧(大気圧)に戻した。このときの
天然ガスの蒸発は6重量部であった。
【0019】この低公害燃料について、10170ccの
いすゞ8トントラックで排気ガスのテストを行った。従
来の軽油で走行した後、排気ガスの検査を行い、その後
燃料をすべて抜き取り、この発明に係る低公害燃料を注
入し、1時間走行後排気ガスを測定し、その結果を比較
したものである。(以下同様の手法をとった) 自動車:いすゞ 8トントラック 排気量:10170cc 初年度登録 :平成7年(西暦1995年) 検査場所:福岡
【表1】
【0020】請求項2の発明に関するものは次の通りで
ある。まず、軽油を−25℃に冷却した軽油に、−25
℃に冷却したメチールアルコールとエチールエーテルを
混合する。配合比は軽油80wt%、メチールアルコール
10wt%、メチールエーテル10wt%とした。この配合
軽油100重量部を、7気圧の圧力で−25℃の天然ガ
スを35重量部加えた後、容器内で放置して常温、1気
圧(大気圧)に戻した。このときの天然ガスの蒸発は8
重量部であった。この低公害燃料について、8000cc
の日野の4トントラックで排気ガスのテストを行った。
【0021】自動車:日野4トントラック 排気量:7980cc 検査場所:大阪府
【表2】 窒素酸化物、ハイドロカーボン、一酸化炭素、アルデヒ
ドについては次の通り。
【表3】
【0022】自動車:トヨタ自家用貨物(バン)平成6
年登録 排気量:1870cc 原動機の型式 2C 検査場所:大阪府
【表4】 窒素酸化物、ハイドロカーボン、一酸化炭素については
次の通り。
【表5】
【0023】請求項3の発明に関するものは次の通りで
ある。−22℃に冷却した軽油に、−22℃に冷却した
エチレングリコールとアセタールを添加混合する。配合
比は軽油80wt%、エチレングリコール10wt%、アセ
タール10wt%にした。この配合軽油100重量部を、
8気圧の圧力で−22℃にした天然ガスを25重量部加
えた後、容器内で放置して常温、1気圧(大気圧)に戻
した。このときの天然ガスの蒸発量は5重量部であっ
た。試験結果は次の通りであった。 自動車:日産ディーゼル 10トントラック 排気量:12503cc 初年度登録 :平成8年(西暦1996年) 検査場所:大阪府
【表6】
【0024】請求項4の発明に関するものは次の通りで
ある。−25℃に冷却した軽油に、−25℃に冷却した
ジメチルエーテルとエチルアルコールを添加混合する。
配合比は軽油80wt%、ジメチルエーテル10wt%、エ
チルアルコール10wt%にした。一方、メチルエーテル
40wt%とエチルエーテル20wt%と水素ガス40wt%
を混合した気体を−25℃に冷却し、9気圧に加圧し
た。配合軽油100重量部に、後者の水素ガス混合物3
5重量部を混合し容器内に放置した。放置後の水素ガス
の蒸発量は13重量部であった。このようにした得た低
公害燃料について、1870ccのトヨタの自家用貨物車
(バン)で走行試験を行った。 自動車:トヨタ 自家用貨物車 排気量:1870cc 初年度登録 :平成6年(西暦1994年) 検査場所:大阪府
【表7】
【0025】請求項5の発明に関するものは次の通りで
ある。軽油80wt%を−25℃に冷却し、−25℃に冷
却したエチレングリコール20wt%と添加混合する。一
方、アセタール60wt%と水素40wt%を混合した気体
を−25℃に冷却し、7気圧に加圧した。配合軽油10
0重量部に、後者のアセタール・水素ガス混合物25重
量部を混合し容器内に放置した。放置後の水素ガスの蒸
発量は3重量部であった。このようにして得た低公害燃
料について、7120ccのいすゞのトラックで走行試験
を行った結果は次の通りであった。 自動車:いすゞ 4トントラック 排気量:7120cc 初年度登録 :平成7年4月(西暦1995年) 検査場所:東京都
【表8】
【0026】
【発明の効果】試験結果から明らかなように、本発明に
係る低公害燃料は粒状浮遊物質削減において顕著な効果
が認められる。また、窒素酸化物、ハイドロカーボン、
一酸化炭素の削減においても効果が認められる。本発明
によれば、液体炭化水素に溶解される含酸素炭化水素と
水素により、燃焼時間を延ばすことにより、NOXの削
減と粒状浮遊物質の削減を可能にした点では本発明の効
果は大きい。さらに、アルコール含有燃料のように、化
合された水酸基が反応後排ガス中にアルデヒドを作るよ
うな反応機構とはまったく反応機構を異にしている。す
なわちアルコール含有燃料では、化合された水酸基は、
反応時CHOの結合がつよく未反応物質として残るた
め、排気ガス中のアルデヒド発生につながる。しかし、
本発明による水素は含酸素炭化水素と水素結合している
ため、水素が容易に遊離してアルデヒドの発生を抑え
る。
【手続補正書】
【提出日】平成13年9月6日(2001.9.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 低公害燃料
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(ガソリ
ンエンジン、ディーゼルエンジン等)に用いる燃料用液
体炭化水素に関するもので、有害排出物の原因となって
いる従来のものに代わり、経済性に優れた低公害燃料を
提供するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関は、燃料が安価で取り扱いの容
易なこと、インフラの整備等によって入手し易く現在で
も熱機関の主流を占めている。しかし、その稼動によっ
て、多量の浮遊粒子状物質(PM)や窒素化合物(NO
X)、ハイドロカーボン、アルデヒド等の有害物質の排
出を引き起こし、大気汚染並びに公害病の要因となって
いる。燃料用液体炭化水素は、炭素と水素を主成分とし
ている。その分子量の違いによりガソリン、軽油、重油
等に分けられている。内燃機関の燃料としてこれらを使
用する場合、エネルギーの発生はこれらの液体炭化水素
の酸化反応である。通常理論空燃比で燃焼させる場合、
排出されるガスは炭酸ガスと水である。しかしディーゼ
ルエンジンの場合、理論空燃比で燃焼させると局所燃焼
と高温のため多量のNOXが発生する。このNOXはそ
の後の発生熱により徐々に分解されるが、完全に分解さ
れる前に排出されて排気ガスとなる。
【0003】このNOXの発生を抑えるため、燃焼のタ
イミングを前倒しして早く燃焼を始めるようにする方法
がある。すると、燃焼時間が延びてNOXの分解時間が
とれて、NOXの発生量を結果として抑えられることに
なる。しかしこの方法をとると、燃焼室に余分の力がか
かり、加速時と同様の状況が発生するためPMの発生量
が増加する。また、加速時の燃焼室は空気フィルターに
よる減圧が大きく酸素不足がおこるため、多量のPMの
発生が起こる。
【0004】現況では、NOXとPMの減少を同時に行
うことは原則として相反する事項として困難な問題であ
った。これらの問題の対策が様々採られているが、燃料
自体からこの問題に対する有効な対策が殆どなかった。
唯一、燃料にアルコールを混入してPMを減少する手段
が採用されたが、反面アルデヒドの発生が大きく、大気
汚染がさらにひどくなる問題点が指摘され、現状抜本的
な解決策は存在しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】燃焼理論に基づけば、
炭化水素により多くの酸素と水素を導入すれば、燃焼速
度の上昇と、未反応炭素の酸化、高温度域で発生するN
OXの速やかな分解とをもたらし、排出されるガスの浄
化を齎すことになる。燃料自体からこの問題を解決する
には、燃料に酸素と水素を取り入れることにより解決す
るしか手立てがない。酸素や水素を安定的に燃料用液体
炭化水素に溶解させるには、通常非常に困難な問題であ
った。本発明はかかる課題に挑戦して、多くの酸素や水
素又は水酸基を燃料用液体炭化水素に安定的に含有させ
て低公害燃料を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、水素や酸素を
多量に含有している天然ガスや含酸素有機物(エーテ
ル、アルコール、オレフィン系炭化水素)等を低温で加
圧して燃料用液体炭化水素に溶解せしめ、常温に戻した
ときも安定的な溶解状況で存在させることで問題を解決
したのである。
【0007】
【発明の実施の態様】請求項1の発明に係る低公害燃料
は、−10℃から−30℃に冷却した燃料用液体炭化水
素に、3から10気圧に加圧し−10℃から−30℃に
冷却した天然ガスを溶解させて得るものである。このと
き温度、圧力により燃料用液体炭化水素100重量部に
対して10から40重量部が溶け込むが、常温にした場
合、そのうち5から20重量部程度は気体に戻ってしま
う。結果として、5から35重量部の範囲で天然ガスが
安定的に溶解する。この方法は経済的に優れた低公害燃
料である。
【0008】温度範囲を−10℃から−30℃にしたの
は、−10℃以上では天然ガスの溶解量が少なく効果が
あまり発現しないし、−30℃以下では溶解後常温に戻
したとき、気体に戻ってしまう量が多いため不経済だか
らである。圧力を3から10気圧にしたのは、3気圧未
満だと溶解量不十分であるし10気圧を越えると常温に
戻したとき気体に戻る量が多いため不経済だからであ
る。燃料用液体炭化水素を−10℃から−30℃に冷却
するには液化天然ガスの蒸発熱を利用してなす。
【0009】請求項2の発明に係る低公害燃料は、−1
0℃から−30℃に冷却した燃料用液体炭化水素に、−
10℃から−30℃に冷却したエーテル又は及びアルコ
ールを混合した後、−10℃から−30℃に冷却して3
から10気圧に加圧した天然ガスを溶解させて得るもの
で、燃料用液体炭化水素100重量部に対して10から
45重量部溶解させたものである。請求項3の発明に係
る低公害燃料は、−10℃から−30℃に冷却した燃料
用液体炭化水素に、−10℃から−30℃に冷却したオ
レフィン系炭化水素、グリコール、アセタールから選択
した一種類以上と混合した後、3から10気圧に加圧し
−10℃から−30℃に冷却した天然ガスを溶解させて
得るもので、燃料用液体炭化水素100重量部に対して
10から40重量部溶解させたものである。
【0010】請求項2、3の発明は、燃料用液体炭化水
素中に天然ガスをより多く安定的に溶解させるための手
段である。請求項2の発明では、燃料用液体炭化水素に
エーテルやアルコールを予め溶解させておく。その結
果、燃料用液体炭化水素にはR−O−RやR−OHの分
子構造をもった分子が混入される。(R=Cn2n+2) この−O−結合や−OH結合の酸素に天然ガスに存在す
る水素が水素結合をおこし、より一層安定的に水素を燃
料用液体炭化水素に溶解せしめる。このときの温度、圧
力は請求項1と同じ条件で行う。製品の基本配合比は、
燃料用液体炭化水素55から90重量部、アルコール5
から20重量部、エーテル5から20重量部、水素0か
ら10重量部になる。
【0011】請求項3は、エーテルやアルコールの代わ
りにオレフィン系炭化水素やグリコール、アセタールを
あらかじめ溶解させた方法である。オレフィン系炭化水
素はR=RCOOHの分子構造、グリコールはCO−R
−OHの分子構造、アセタールはR−CH−(O−R)
2 の分子構造を夫々もつ。いずれの分子も炭化水素の構
造内に多くの酸素を含有し酸素の極性をもつため水素と
の水素結合が出来やすい。溶解条件は請求項1と同じ条
件で行う。製品の基本配合比は、燃料用液体炭化水素3
0から90重量部、オレフィン系炭化水素5から35重
量部、グリコール5から35重量部、アセタール5から
35重量部、水素0から10重量部となる。
【0012】請求項4の発明に係る低公害燃料は、−1
0℃から−30℃に冷却した燃料用液体炭化水素に、−
10℃から−30℃に冷却したエーテル又は及びアルコ
ールを混合した後、3から10気圧に加圧し−10℃か
ら−30℃に冷却した低分子エーテル、低分子アルコー
ル、低分子のオレフィン系炭化水素から選択した一種類
と水素ガスを溶解させて得るものである。燃料用液体炭
化水素100重量部に対して10から40重要部溶解さ
せたものである。
【0013】請求項5の発明に係る低公害燃料は、−1
0℃から−30℃に冷却した燃料用液体炭化水素に、−
10℃から−30℃に冷却したグリコール又はアセター
ルを混合した後、3から10気圧に加圧し−10℃から
−30℃に冷却した低分子気体のグリコール、アセター
ル、エステルの1又は2以上と水素ガスを溶解させてな
るもので、燃料用液体炭化水素100重量部に対して1
0から45重要部溶解させたものである。
【0014】請求項4、5の発明は、天然ガスを使用し
ない方法で製造した低公害燃料である。請求項4の発明
は、請求項2と同じ条件で材料を溶解して製造した方法
で、天然ガスの代わりに低分子のエーテル、低分子のア
ルコール、低分子のオレフィン系炭化水素と水素ガスを
溶解させたものであり、製品の配合比は請求項2と同じ
である。請求項5の発明は、請求項3と同じ条件で同じ
材料を溶解して製造した方法で、天然ガスの代わりに低
分子のグリコール、低分子のアセタール、低分子のエス
テルと水素ガスを溶解させた低公害燃料であり、製品の
配合比は請求項3と同じである。
【0015】
【作用】本発明は、ただ単に含酸素炭化水素を燃料に混
ぜるという単純な製造方法ではなく、燃料用液体炭化水
素中に水素結合した水素をいかに多く溶解させるかとい
う問題を解決した方法である。燃料用液体炭化水素を低
温にすることによって、まずは含酸素炭化水素を容易に
溶け込ませると同時に、加圧、低温によってそれぞれの
分子間距離を接近せしめ、溶解している含酸素炭化水素
の酸素分子に、水素分子を水素結合させる。この水素は
常温では安定して水素結合しているが、高圧、高温にな
ると、他の共有結合している分子より早く分離する。燃
焼室に入った燃料用液体炭化水素から真っ先に分離した
水素が燃焼室内の酸素とまず反応する。この反応時間は
他の炭化水素や含酸素炭化水素の数倍に達する。このた
め、燃焼室の反応は素早く始まり燃焼室を加熱する。こ
の後、通常の燃焼が行われることになり、結果として通
常の燃焼時間より長い燃焼時間となり、NOXの分解に
必要な時間が取れることになり、排気ガスのNOXの減
少につながる。
【0016】また、燃焼時間がとれることにより、アル
デヒドの分解が行われ排気ガスのアルデヒドの発生も抑
えられる。含酸素炭化水素の混入により、燃焼室の酸素
不足を補い酸化反応に寄与し、粒子状炭素の酸化を促
し、排気ガスのPMやNOXの発生を押えることにな
る。
【0017】この含酸素炭化水素や水素ガスを、経済的
に最も効率よく燃料用液体炭化水素に溶け込ませるため
には、液化天然ガス(LNG)を使用して、低温と圧力
を得ることが経済的である。液化天然ガス(LNG)に
は多量の水素ガス、含酸素炭化水素が含まれており、こ
れを効率的に燃料用液体炭化水素に溶け込ませる方法と
して有力である。
【0018】
【実施例】本発明の低公害燃料について実施例及び試験
結果を以下に説明する。請求項1の発明に関するものは
次の通りである。軽油100重量部を−28℃に冷却
し、−24℃の天然ガスを30重量部加えた後、容器内
で放置し、常温1気圧(大気圧)に戻した。このときの
天然ガスの蒸発は6重量部であった。
【0019】この低公害燃料について、10170ccの
いすゞ8トントラックで排気ガスのテストを行った。従
来の軽油で走行した後、排気ガスの検査を行い、その後
燃料をすべて抜き取り、この発明に係る低公害燃料を注
入し、1時間走行後排気ガスを測定し、その結果を比較
したものである。(以下同様の手法をとった) 自動車:いすゞ 8トントラック 排気量:10170cc 初年度登録 :平成7年(西暦1995年) 検査場所:福岡
【表1】
【0020】請求項2の発明に関するものは次の通りで
ある。まず、軽油を−25℃に冷却した軽油に、−25
℃に冷却したメチールアルコールとエチールエーテルを
混合する。配合比は軽油80wt%、メチールアルコール
10wt%、メチールエーテル10wt%とした。この配合
軽油100重量部を、7気圧の圧力で−25℃の天然ガ
スを35重量部加えた後、容器内で放置して常温、1気
圧(大気圧)に戻した。このときの天然ガスの蒸発は8
重量部であった。この低公害燃料について、8000cc
の日野の4トントラックで排気ガスのテストを行った。
【0021】自動車:日野4トントラック 排気量:7980cc 検査場所:大阪府
【表2】 窒素酸化物、ハイドロカーボン、一酸化炭素、アルデヒ
ドについては次の通り。
【表3】
【0022】自動車:トヨタ自家用貨物(バン)平成6
年登録 排気量:1870cc 原動機の型式 2C 検査場所:大阪府
【表4】 窒素酸化物、ハイドロカーボン、一酸化炭素については
次の通り。
【表5】
【0023】請求項3の発明に関するものは次の通りで
ある。−22℃に冷却した軽油に、−22℃に冷却した
エチレングリコールとアセタールを添加混合する。配合
比は軽油80wt%、エチレングリコール10wt%、アセ
タール10wt%にした。この配合軽油100重量部を、
8気圧の圧力で−22℃にした天然ガスを25重量部加
えた後、容器内で放置して常温、1気圧(大気圧)に戻
した。このときの天然ガスの蒸発量は5重量部であっ
た。試験結果は次の通りであった。 自動車:日産ディーゼル 10トントラック 排気量:12503cc 初年度登録 :平成8年(西暦1996年) 検査場所:大阪府
【表6】
【0024】請求項4の発明に関するものは次の通りで
ある。−25℃に冷却した軽油に、−25℃に冷却した
ジメチルエーテルとエチルアルコールを添加混合する。
配合比は軽油80wt%、ジメチルエーテル10wt%、エ
チルアルコール10wt%にした。一方、メチルエーテル
40wt%とエチルエーテル20wt%と水素ガス40wt%
を混合した気体を−25℃に冷却し、9気圧に加圧し
た。配合軽油100重量部に、後者の水素ガス混合物3
5重量部を混合し容器内に放置した。放置後の水素ガス
の蒸発量は13重量部であった。このようにした得た低
公害燃料について、1870ccのトヨタの自家用貨物車
(バン)で走行試験を行った。 自動車:トヨタ 自家用貨物車 排気量:1870cc 初年度登録 :平成6年(西暦1994年) 検査場所:大阪府
【表7】
【0025】請求項5の発明に関するものは次の通りで
ある。軽油80wt%を−25℃に冷却し、−25℃に冷
却したエチレングリコール20wt%と添加混合する。一
方、アセタール60wt%と水素40wt%を混合した気体
を−25℃に冷却し、7気圧に加圧した。配合軽油10
0重量部に、後者のアセタール・水素ガス混合物25重
量部を混合し容器内に放置した。放置後の水素ガスの蒸
発量は3重量部であった。このようにして得た低公害燃
料について、7120ccのいすゞのトラックで走行試験
を行った結果は次の通りであった。 自動車:いすゞ 4トントラック 排気量:7120cc 初年度登録 :平成7年4月(西暦1995年) 検査場所:東京都
【表8】
【0026】
【発明の効果】試験結果から明らかなように、本発明に
係る低公害燃料は粒状浮遊物質削減において顕著な効果
が認められる。また、窒素酸化物、ハイドロカーボン、
一酸化炭素の削減においても効果が認められる。本発明
によれば、燃料用液体炭化水素に溶解される含酸素炭化
水素と水素により、燃焼時間を延ばすことにより、NO
Xの削減と粒状浮遊物質の削減を可能にした点では本発
明の効果は大きい。さらに、アルコール含有燃料のよう
に、化合された水酸基が反応後排ガス中にアルデヒドを
作るような反応機構とはまったく反応機構を異にしてい
る。すなわちアルコール含有燃料では、化合された水酸
基は、反応時CHOの結合がつよく未反応物質として残
るため、排気ガス中のアルデヒド発生につながる。しか
し、本発明による水素は含酸素炭化水素と水素結合して
いるため、水素が容易に遊離してアルデヒドの発生を抑
える。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 −10℃から−30℃に冷却した燃料用
    液体炭素に、3から10気圧に加圧し−10℃から−3
    0℃に冷却した天然ガスを溶解せしめて製造した低公害
    燃料。
  2. 【請求項2】 −10℃から−30℃に冷却した燃料用
    液体炭化水素に、−10℃から−30℃に冷却したエー
    テル及び又はアルコールを混合した後、3から10気圧
    に加圧し−10℃から−30℃に冷却した天然ガスを溶
    解せしめて製造した低公害燃料。
  3. 【請求項3】 −10℃から30℃に冷却した燃料用液
    体炭化水素に、−10℃から−30℃に冷却したオレフ
    ィン系炭化水素、グリコール、アセタールから選択した
    1種類を混合した後、3から10気圧に加圧し−10℃
    から−30℃に冷却した天然ガスを溶解せしめて製造し
    た低公害燃料。
  4. 【請求項4】 −10℃から−30℃に冷却した燃料用
    液体炭化水素に、−10℃から−30℃に冷却したエー
    テル又は及びアルコールを混合した後、3から10気圧
    に加圧し−10℃から−30℃に冷却した低分子エーテ
    ル、低分子アルコール、低分子のオレフィン系炭化水素
    から選択した一種類以上と水素ガスを溶解させて製造し
    た低公害燃料。
  5. 【請求項5】 −10℃から30℃に冷却した燃料用液
    体炭素に、−10℃から−30℃に冷却したグリコール
    又はアセタールを混合した後、3から10気圧に加圧し
    −10℃から−30℃に冷却した低分子気体のグリコー
    ル、アセタール、エステルの1又は2以上と水素ガスを
    溶解せしめて製造した低公害燃料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003035805A1 (fr) * 2001-10-23 2003-05-01 Wataru Murota Composition liquide a base d'hydrocarbure contenant de l'oxygene, procede d'elaboration, et procede d'elaboration de combustible liquide faiblement polluant

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WO2003035805A1 (fr) * 2001-10-23 2003-05-01 Wataru Murota Composition liquide a base d'hydrocarbure contenant de l'oxygene, procede d'elaboration, et procede d'elaboration de combustible liquide faiblement polluant

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