JP2002179253A - コンテナからの粉状体排出方法および装置 - Google Patents

コンテナからの粉状体排出方法および装置

Info

Publication number
JP2002179253A
JP2002179253A JP2000381391A JP2000381391A JP2002179253A JP 2002179253 A JP2002179253 A JP 2002179253A JP 2000381391 A JP2000381391 A JP 2000381391A JP 2000381391 A JP2000381391 A JP 2000381391A JP 2002179253 A JP2002179253 A JP 2002179253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
discharging
locking
inner bag
rear end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000381391A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4618876B2 (ja
Inventor
Yasushi Yoshimura
靖 吉村
Satoshi Kobayashi
諭 小林
Naoharu Kobuchi
直春 小渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2000381391A priority Critical patent/JP4618876B2/ja
Publication of JP2002179253A publication Critical patent/JP2002179253A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4618876B2 publication Critical patent/JP4618876B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Loading Or Unloading Of Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナーバッグ28から粉状体30を短時間
で簡単に排出する。 【解決手段】 後扉が開放しているコンテナ24の直後に
排出装置37を搬送した後、該排出装置37を下降させて係
止片41をコンテナ24のコーナースポット45に挿入する
と、排出装置37の上端部がコンテナ24に取り付けられ
る。このとき、係止部材61をコンテナ24の下端部に係止
させる。これだけの作業で排出装置37をコンテナ24に取
り付けることができるため、作業時間が短縮されて能率
が向上するとともに、作業内容も容易となる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンテナに積載
されたインナーバッグから流出した粉状体を誘導排出す
るコンテナからの粉状体排出方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粉状体、例えばカーボン、シリ
カ、穀物粉等を遠隔地に輸送する場合には、コンテナに
積載されたインナーバッグ内に該粉状体を注入収納した
後、該コンテナを目的地まで船舶、貨車、トレーラーを
用いて搬送し、その後、目的地においてコンテナの後扉
を開放した後、インナーバッグの流出口から粉状体を流
出させ、例えば、受入れタンクに誘導排出する。
【0003】ここで、前述した粉状体の排出作業は、例
えば、図5に示すように、コンテナ11の後扉12を開放し
た後、該コンテナ11の後側開口から横方向に延びる複数
本の支持バー(図示されていない)をインナーバッグ13
の後壁を凹ませながら押し込み、その両端部をコンテナ
11の両側壁14の内面に形成されている縦方向凹みに係止
させる。その後、誘導排出手段15の前端を前記支持バー
に連結するとともに、その後端を受入れタンクの受入れ
口16に連結する。
【0004】ここで、前述のようにコンテナ11に支持バ
ーを係止させるのは、コンテナ11を傷付けることなく、
誘導排出手段15をコンテナ11に強固に取り付けるためで
ある。次に、インナーバッグ13の流出口を開くととも
に、コンテナ11を前側が上昇するよう傾斜させる。これ
により、インナーバッグ13内の粉状体は流出口から流出
した後、誘導排出手段15を通じて受入れタンクに誘導排
出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような粉状体の排出方法は、インナーバッグ13の後壁を
凹ませながら支持バーをコンテナ11内に押し込む作業が
必要になるが、該インナーバッグ13内には流動が比較的
困難な粉状体が充満しているため、支持バーの押し込み
作業に多大の労力、時間が必要になり、この結果、作業
能率が低くなってしまうという問題点がある。
【0006】この発明は、インナーバッグから粉状体を
短時間で簡単に排出することができるコンテナからの粉
状体排出方法および装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、第1
に、粉状体が収納されているインナーバッグを積載した
コンテナの後扉を開放するとともに、排出装置を該コン
テナの後側まで搬送する工程と、該排出装置の上部に設
けられ下方に向かって突出する係止片をコンテナの後端
部上面に形成されたコーナースポットに挿入するととも
に、該排出装置の下端部に設けられた係止部材をコンテ
ナの後端部でその下端部に係止させることで、排出装置
をコンテナに取り付ける工程と、コンテナを前側が上昇
するよう傾斜させることにより、インナーバッグの流出
口から流出した粉状体を排出装置の誘導排出手段を通じ
て誘導排出する工程とを備えたコンテナからの粉状体排
出方法により、
【0008】第2に、後扉が開放したコンテナを前側が
上昇するよう傾斜させることにより、該コンテナに積載
されたインナーバッグ内から流出口を通じて流出した粉
状体を誘導排出するコンテナからの粉状体排出装置であ
って、略上下方向に延びる本体フレームと、該本体フレ
ームの上端部に設けられ、下方に向かって突出するとと
もに、コンテナの後端部上面に形成されたコーナースポ
ットに挿入可能な係止片と、本体フレームの下端部に取
り付けられ、コンテナの後端部でその下端部に係止可能
な係止部材と、前記本体フレームに設けられ、インナー
バッグの流出口から流出した粉状体を誘導排出する誘導
排出手段とを備えたコンテナからの粉状体排出装置によ
り達成することができる。
【0009】コンテナの後扉を開放した後、排出装置を
該コンテナの後側まで搬送し、該排出装置の係止片をコ
ンテナの後端部上面に形成されたコーナースポットの直
上に位置させる。次に、排出装置を下降させて係止片を
前記コーナースポットに挿入すると、排出装置の上端部
がコンテナに取り付けられる。このとき、排出装置の係
止部材をコンテナの後端部でその下端部に係止させる。
【0010】これだけの作業で排出装置をコンテナに取
り付けることができるため、作業時間が短縮されて能率
が向上するとともに、作業内容も容易となる。しかも、
排出装置をコンテナに取り付ける際、高い強度のコーナ
ースポットを使用しているので、コンテナを傷付けるよ
うなことはない。次に、コンテナを前側が上昇するよう
傾斜させることにより、インナーバッグの流出口から粉
状体を流出させるとともに、該粉状体を排出装置の誘導
排出手段を通じて誘導排出する。
【0011】また、コンテナのコーナースポットの位
置、形状は製造会社によって若干異なっているため、コ
ーナースポットに係止片を確実に挿入するためには、余
裕を持って係止片をコーナースポットに挿入する必要が
ある。しかしながら、このような余裕を設けると、コン
テナを傾斜させたとき、排出装置の自重により係止片が
コーナースポット内を後側に滑って後端に激突し、大き
な衝撃を発生するおそれがある。しかしながら、請求項
3に記載のように構成すれば、コンテナの傾斜前に係止
片をコーナースポットの後端に当接させておくことがで
きるため、前述の衝撃を確実に防止することができる。
【0012】さらに、請求項4に記載のように構成すれ
ば、係止片とコーナースポットの後端との接触面積が広
くなるため、両者の変形、破損が効果的に防止される。
また、請求項5に記載のように構成すれば、排出装置、
詳しくは本体フレームの下端部をコンテナに簡単に、か
つ、該コンテナを傷付けることなく取り付けることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1において、21はトラクター
であり、このトラクター21は車輪22が駆動回転されるこ
とで自走することができる。23はコンテナ24が載置され
た荷台25を有するトレーラーであり、この荷台25の前端
部はカプラー26を介して前記トラクター21の後端部に連
結される。また、荷台25の後端部にはフリー回転する車
輪27が設けられ、この結果、前記トラクター21が走行す
ると、トレーラー23はこのトラクター21に牽引されなが
ら走行する。
【0014】前記コンテナ24内には軟弱なプラスチック
薄膜、例えばポリエチレン薄膜からなる四角袋状のイン
ナーバッグ28が積載され、このインナーバッグ28の上辺
は複数の吊り具29によりコンテナ24の上端内面から吊り
下げられている。また、このインナーバッグ28内にはカ
ーボン、シリカ、穀物粉等の粉状体30が満杯となるまで
収納されている。
【0015】32は観音開き式であるコンテナ24の後扉で
あり、これらの後扉32はコンテナ24の輸送時には閉止さ
れているが、コンテナ24が目的地、即ち、粉状体30を貯
蔵する受入れタンク33の近傍まで輸送されると、開放さ
れる。34はトラクター21に設けられたダンプ機構であ
り、このダンプ機構34は、前記インナーバッグ28内から
粉状体30を排出するとき、揺動することでトレーラー23
の前端を持ち上げ、コンテナ24を前側が上昇するよう傾
斜させる。
【0016】図1、2において、37は、前述のようにコ
ンテナ24が傾斜したとき、インナーバッグ28内の粉状体
30を前記受入れタンク33に誘導排出する粉状体排出装置
であり、この排出装置37は上下方向に延びコンテナ24の
後面とほぼ同一形状の垂直フレーム38を有する。
【0017】この垂直フレーム38の上端でその両側端に
はそれぞれ前方に向かって延びるガイドフレーム39が固
定され、これらガイドフレーム39内には前後方向に延び
るスライダー40が摺動可能に挿入されている。これらス
ライダー40の前端にはガイドフレーム39から下方に向か
って突出する係止片41が固定され、これらの係止片41は
上下方向に延びる円柱状のピンから構成されるととも
に、ガイドフレーム39と共に前後方向に移動することが
できる。
【0018】前記垂直フレーム38の高さ方向中央部には
後方に向かって延びる断面四角形の支持パイプ43が一対
固定され、これら支持パイプ43内には図示していないフ
ォークリフトの爪がそれぞれ挿入される。そして、前記
フォークリフトの爪を支持パイプ43内に挿入した後、爪
と共に排出装置37を持ち上げ、この状態でコンテナ24の
直後まで搬送する。
【0019】44はコンテナ24の各コーナーに固定された
コーナーブロックであり、各コーナーブロック44の上、
下面および側面には前後方向長が長い長円形のコーナー
スポット45が、また、各コーナーブロック44の前面また
は後面には横方向長が長い長円形のコーナースポット46
がそれぞれ形成されている。そして、後扉32が開放され
たコンテナ24の直後に排出装置37を搬送した後、垂直フ
レーム38をコンテナ24の後端に接触させながらフォーク
リフトの爪、排出装置37を下降させると、前記係止片41
がコンテナ24の後端部上面に設けられたコーナースポッ
ト45内に上方から挿入係止される。
【0020】このようにして排出装置37の上端部はコン
テナ24に取り付けられるが、この取り付けには前述のよ
うに排出装置37をコンテナ24の後側まで搬送した後、該
排出装置37を下降させ係止片41をコーナースポット45に
挿入するだけで十分であるため、作業を容易かつ迅速に
行うことができる。
【0021】ここで、コンテナ24のコーナースポット45
の位置、形状は製造会社によって若干異なっているた
め、コーナースポット45に係止片41を確実に挿入するた
めには、ある程度の余裕を持って係止片41をコーナース
ポット45に、即ちコーナースポット45の長手方向中央部
に係止片41を挿入する必要がある。しかしながら、この
ような余裕を設けると、コンテナ24を傾斜させたとき、
排出装置37の自重により排出装置37が下端部を中心に後
方に倒れることで、係止片41がコーナースポット45内を
後側に滑って後端に激突し、大きな衝撃を発生するおそ
れがある。
【0022】このため、この実施形態では、係止片41を
後方に向かって移動させる移動機構48を設けるととも
に、コンテナ24の傾斜前に、該移動機構48により係止片
41をコーナースポット45の後端に当接するまで移動させ
ておくことで、前述の衝撃を確実に防止するようにして
いる。
【0023】この移動機構48はガイドフレーム39の直下
の垂直フレーム38にそれぞれ前端が揺動可能に連結され
た略三角形状の揺動プレート49を有し、これら揺動プレ
ート49の上端にはリンク50を介してスライダー40の後端
が連結されている。51は垂直フレーム38の後面に上下に
離れて固定された複数のガイドブロック52に摺動可能に
挿入された上下方向に延びる引き寄せロッドであり、こ
れら引き寄せロッド51の上端と前記揺動プレート49の後
端とはリンク53を介して連結されている。
【0024】この結果、前記引き寄せロッド51を下方に
引き下げると、揺動プレート49が前端を中心に後方へ揺
動してスライダー40、係止片41がガイドフレーム39にガ
イドされながら後方に引き寄せられ、係止片41がコーナ
ースポット45の後端に当接する。このとき、図3に示す
ような引き寄せロッド51の下端部に回転可能に連結され
ている引っ掛けバー55を回転させて、垂直フレーム38に
固定された水平なフック56の下側に引っ掛けることで、
係止片41をコーナースポット45の後端に当接させた状態
に保持する。
【0025】ここで、前述のように係止片41を円柱状の
ピンから構成すれば、係止片41とコーナースポット45の
後端とが円弧面同士で接触することになるため、両者の
接触面積が増大し、これにより、両者の変形、破損が効
果的に防止される。前述した揺動プレート49、リンク5
0、引き寄せロッド51、リンク53、引っ掛けバー55、フ
ック56は全体として前記移動機構48を構成する。
【0026】図2、4において、前記垂直フレーム38の
下端部でその両側端部には前後方向に延びるねじ軸58が
それぞれ貫通しており、これらねじ軸58の前端部(先端
部)には略長円形をした係止部59が設けられている。各
係止部59は前記コーナースポット46より若干小型である
ため、該係止部59が横向きとなっているときには、コー
ナースポット46内に挿入可能である。また、各ねじ軸58
の後端にはレバー60がそれぞれ固定されている。
【0027】62は前記ねじ軸58の中央部に螺合するロッ
クねじであり、これらロックねじ62の前端は垂直フレー
ム38の後面に当接している。そして、前述のように横向
きの係止部59をコーナースポット46内に挿入した後、レ
バー60によりねじ軸58、係止部59を 1/4回転させた後、
ねじ軸58の回転を規制しながら前記ロックねじ62を回転
させると、係止部59は後方に移動してコーナーブロック
44の後壁内面に当接し、コンテナ24の後端部に係止され
る。
【0028】このようにして排出装置37、詳しくは垂直
フレーム38の下端部はコンテナ24に簡単に、かつ、該コ
ンテナ24を傷付けることなく取り付けられる。前述した
ねじ軸58、係止部59、レバー60、ロックねじ62は全体と
して、垂直フレーム38の下端部に取り付けられ、コンテ
ナ24の後端部でその下端部に係止可能な係止部材61を構
成する。
【0029】前記ねじ軸58の直上の垂直フレーム38には
後方に向かって延びる支持プレート63が固定されてい
る。前述した垂直フレーム38、ガイドフレーム39、支持
パイプ43、支持プレート63は全体として、略上下方向に
延びる本体フレーム64を構成する。そして、この本体フ
レーム64の下端部、詳しくは前記支持プレート63にはイ
ンナーバッグ28の後端に設けられた流出口65から流出し
た粉状体30を前記受入れタンク33の受入れ口66に誘導排
出する誘導排出手段67が支持されている。
【0030】次に、この発明の一実施形態の作用につい
て説明する。まず、粉状体30が満杯に収納されているイ
ンナーバッグ28を積載したコンテナ24を荷台25に搭載し
た後、図1に仮想線で示すようにトレーラー23とトラク
ター21とをカプラー26により連結する。その後、トラク
ター21を走行させることでトレーラー23、コンテナ24を
目的地、ここでは受入れタンク33の近傍まで牽引輸送す
る。
【0031】次に、コンテナ24の後扉32を開放してイン
ナーバッグ28の後面を露出させた後、フォークリフトに
よって排出装置37を持ち上げながらコンテナ24の後側ま
で搬送し、垂直フレーム38をコンテナ24の後端に接触さ
せるとともに、排出装置37の係止片41をコンテナ24の後
端部上面に形成されたコーナースポット45の直上に位置
させる。その後、フォークリフトにより排出装置37を下
降させると、係止片41が前記コーナースポット45内に上
方から挿入係止され、これにより、排出装置37の上端部
がコンテナ24に取り付けられる。
【0032】次に、横向きの係止部59をコンテナ24の下
端部に設けられたコーナーブロック44のコーナースポッ
ト46内に挿入した後、レバー60によりねじ軸58、係止部
59を1/4回転させる。次に、ねじ軸58の回転を規制しな
がらロックねじ62を回転させると、係止部59は後方に移
動してコーナーブロック44の後壁内面に当接し、コンテ
ナ24の後端部に係止される。このようにして排出装置37
の下端部がコンテナ24に取り付けられる。
【0033】そして、これだけの作業で排出装置37をコ
ンテナ24に取り付けることができるため、作業時間が短
縮されて能率が向上するとともに、作業内容も容易とな
る。しかも、排出装置37をコンテナ24に取り付ける際、
高い強度のコーナースポット45、46を使用しているの
で、コンテナ24を傷付けるようなことはない。
【0034】ここで、前述した排出装置37の上端部の取
り付け時、コンテナ24のコーナースポット45の位置、形
状が製造会社によって若干異なっているため、該係止片
41をコーナースポット45に確実に挿入するには、係止片
41をコーナースポット45にある程度の余裕を持って挿入
する必要がある。しかしながら、このような余裕を設け
ると、後述のようにコンテナ24を傾斜させたとき、排出
装置37の自重により排出装置37が下端部を中心に後方に
倒れることで、係止片41がコーナースポット45の後端に
激突し、大きな衝撃を発生するおそれがある。
【0035】このため、コンテナ24の傾斜に先立ち、引
き寄せロッド51を下方に引き下げることで、係止片41が
コーナースポット45の後端に当接するまでスライダー4
0、係止片41を後方に移動させ、前述のような事態を防
止する。その後、引っ掛けバー55を回転させてフック56
に引っ掛け、係止片41をコーナースポット45の後端に当
接させた状態に保持する。このとき、係止片41とコーナ
ースポット45の後端とは円弧面同士で接触するため、両
者の接触面積が増大し、これにより、両者の変形、破損
が効果的に防止される。
【0036】次に、誘導排出手段67の後端を受入れタン
ク33の受入れ口66に連結した後、インナーバッグ28の流
出口65を開口させる。この状態でダンプ機構34を揺動さ
せてトレーラー23の前端を持ち上げ、コンテナ24を前側
が上昇するよう傾斜させる。これにより、インナーバッ
グ28の流出口65から粉状体30が流出するが、このように
流出した粉状体30は誘導排出手段67を通じて受入れタン
ク33に誘導排出される。
【0037】なお、前述の実施形態においては、粉状体
30を誘導排出するとき、トラクター21に設置されたダン
プ機構34によってトレーラー23、コンテナ24のみを傾斜
させるようにしたが、この発明においては、コンテナを
輸送する輸送車両全体を傾斜させることで、コンテナを
傾斜させるようにしてもよい。また、前述の実施形態に
おいては、フォークリフトによって排出装置37を搬送す
るようにしたが、チェーンブロックを用いて搬送するよ
うにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、インナーバッグから粉状体を短時間で簡単に排出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す一部が破断された
コンテナ近傍の側面図である。
【図2】排出装置近傍の一部破断側面図である。
【図3】引っ掛けバー近傍の側面図である。
【図4】係止部材近傍の側面断面図である。
【図5】従来の排出装置の一例を示すコンテナ近傍の概
略斜視図である。
【符号の説明】
24…コンテナ 28…インナーバッグ 30…粉状体 32…後扉 37…排出装置 41…係止片 45、46…コーナースポット 48…移動機構 59…係止部 61…係止部材 64…本体フレーム 65…流出口 67…誘導排出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小渕 直春 東京都小平市小川東町3−1−1 株式会 社ブリヂストン技術センター内 Fターム(参考) 3E070 AA30 AB11 GA08 GA11 QA03 WH20 3F076 AA08 CA02 DA20 DA23 DB18 EA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉状体が収納されているインナーバッグを
    積載したコンテナの後扉を開放するとともに、排出装置
    を該コンテナの後側まで搬送する工程と、該排出装置の
    上部に設けられ下方に向かって突出する係止片をコンテ
    ナの後端部上面に形成されたコーナースポットに挿入す
    るとともに、該排出装置の下端部に設けられた係止部材
    をコンテナの後端部でその下端部に係止させることで、
    排出装置をコンテナに取り付ける工程と、コンテナを前
    側が上昇するよう傾斜させることにより、インナーバッ
    グの流出口から流出した粉状体を排出装置の誘導排出手
    段を通じて誘導排出する工程とを備えたことを特徴とす
    るコンテナからの粉状体排出方法。
  2. 【請求項2】後扉が開放したコンテナを前側が上昇する
    よう傾斜させることにより、該コンテナに積載されたイ
    ンナーバッグ内から流出口を通じて流出した粉状体を誘
    導排出するコンテナからの粉状体排出装置であって、略
    上下方向に延びる本体フレームと、該本体フレームの上
    端部に設けられ、下方に向かって突出するとともに、コ
    ンテナの後端部上面に形成されたコーナースポットに挿
    入可能な係止片と、本体フレームの下端部に取り付けら
    れ、コンテナの後端部でその下端部に係止可能な係止部
    材と、前記本体フレームに設けられ、インナーバッグの
    流出口から流出した粉状体を誘導排出する誘導排出手段
    とを備えたことを特徴とするコンテナからの粉状体排出
    装置。
  3. 【請求項3】前記係止片を本体フレームに前後方向に移
    動可能に支持させるとともに、該係止片を後方に向かっ
    てコーナースポットの後端に当接するまで移動させる移
    動機構を設けた請求項2記載のコンテナからの粉状体排
    出装置。
  4. 【請求項4】前記係止片は円柱状のピンである請求項3
    記載のコンテナからの粉状体排出装置。
  5. 【請求項5】前記係止部材は、先端部に略長円形でコー
    ナースポットより若干小型の係止部を有するとともに、
    本体フレームに回転可能に取り付けられ、前記係止部を
    コンテナの下端部後面に形成されたコーナースポットに
    挿入した後、 1/4回転させることで、コンテナに係止す
    るようにした請求項2〜4のいずれかに記載のコンテナ
    からの粉状体排出装置。
JP2000381391A 2000-12-15 2000-12-15 コンテナからの粉状体排出装置 Expired - Fee Related JP4618876B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000381391A JP4618876B2 (ja) 2000-12-15 2000-12-15 コンテナからの粉状体排出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000381391A JP4618876B2 (ja) 2000-12-15 2000-12-15 コンテナからの粉状体排出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002179253A true JP2002179253A (ja) 2002-06-26
JP4618876B2 JP4618876B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=18849397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000381391A Expired - Fee Related JP4618876B2 (ja) 2000-12-15 2000-12-15 コンテナからの粉状体排出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4618876B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101435105B1 (ko) * 2009-08-11 2014-08-28 프리마 리미티드 카고 컨테이너 라이너 백의 밀가루 배출 장치 및 방법
CN111284835A (zh) * 2020-03-13 2020-06-16 浙江鑫盛永磁科技有限公司 一种防潮良好的磁粉储存装置
CN116238404A (zh) * 2023-03-14 2023-06-09 吴江粮食机械有限公司 一种快速卸料的运粮车

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5247218A (en) * 1975-10-11 1977-04-14 Zimmermann Adolf Apparatus for discharging bulk cargo from container
JPH0353495U (ja) * 1989-09-27 1991-05-23
JPH046077A (ja) * 1990-04-23 1992-01-10 Tatewa Unyu Soko:Kk 輸送用コンテナー支持脚の着脱装置
JPH1059549A (ja) * 1996-08-22 1998-03-03 Idemitsu Petrochem Co Ltd 粒・粉状物の抜出装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5247218A (en) * 1975-10-11 1977-04-14 Zimmermann Adolf Apparatus for discharging bulk cargo from container
JPH0353495U (ja) * 1989-09-27 1991-05-23
JPH046077A (ja) * 1990-04-23 1992-01-10 Tatewa Unyu Soko:Kk 輸送用コンテナー支持脚の着脱装置
JPH1059549A (ja) * 1996-08-22 1998-03-03 Idemitsu Petrochem Co Ltd 粒・粉状物の抜出装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101435105B1 (ko) * 2009-08-11 2014-08-28 프리마 리미티드 카고 컨테이너 라이너 백의 밀가루 배출 장치 및 방법
CN111284835A (zh) * 2020-03-13 2020-06-16 浙江鑫盛永磁科技有限公司 一种防潮良好的磁粉储存装置
CN111284835B (zh) * 2020-03-13 2021-07-23 浙江鑫盛永磁科技有限公司 一种防潮良好的磁粉储存装置
CN116238404A (zh) * 2023-03-14 2023-06-09 吴江粮食机械有限公司 一种快速卸料的运粮车

Also Published As

Publication number Publication date
JP4618876B2 (ja) 2011-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4247228A (en) Dump truck or trailer with pneumatic conveyor
US8545148B2 (en) Container and container wagon
US3731828A (en) Bulk material handling system
CN105555974B (zh) 用于利用废料装载冶金炉缸的装置
US2606675A (en) Material transporting and dumping equipment
KR102314132B1 (ko) 차량 적재함의 격벽 구조
US2432472A (en) Portable adjustable dumper and table
JP2002179253A (ja) コンテナからの粉状体排出方法および装置
US3574332A (en) Trailer lifting and dumping apparatus
CN112298834B (zh) 集装箱
US3779405A (en) Vehicle unloading apparatus
WO2010020925A1 (en) Dump container
JPH11165577A (ja) 自走式コンテナーダンプ装置
JP4570243B2 (ja) コンテナからの粉状体排出装置
US6012891A (en) Parts handling apparatus
CA1294651C (en) Convertible container and vehicle
CN220904798U (zh) 一种自卸车的分离式货箱
CN217892621U (zh) 运输车撬装式平移卸料装置和举升式卸料车
JP3892174B2 (ja) 貨物コンテナ
JPH0416752Y2 (ja)
JP2000079985A (ja) 高粘度液の輸送用傾斜タンク
JP2942768B1 (ja) ダンプトラック
JP2997453B1 (ja) ダンプトラック
JPS6138836Y2 (ja)
JPS5914535A (ja) 貨物自動車の荷箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101026

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4618876

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees