JP2002178237A - パラレルリンク機構の制御方法 - Google Patents

パラレルリンク機構の制御方法

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JP2002178237A
JP2002178237A JP2000380279A JP2000380279A JP2002178237A JP 2002178237 A JP2002178237 A JP 2002178237A JP 2000380279 A JP2000380279 A JP 2000380279A JP 2000380279 A JP2000380279 A JP 2000380279A JP 2002178237 A JP2002178237 A JP 2002178237A
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JP2000380279A
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Tetsuo Shibukawa
哲郎 渋川
Yoichi Yamakawa
陽一 山川
Norihisa Sugiura
功久 杉浦
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定性を損なうことなく応答性の低下を防止
できるパラレルリンク機構の制御方法及び制御装置を提
供する。 【解決手段】 各アーム毎に作用する荷重を求め(S1
28)、荷重に応じて各アームを駆動する各サーボユニ
ットへの駆動力を指令値に加算する。このため、安定性
を損なうことなく、トラベリングプレートの移動に伴う
各アームの作用荷重の変動に起因する応答性能の低下を
防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具ユニットの装
着されるトラベリングプレートを複数のアームで駆動す
るパラレルリンク機構の制御方法及び制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】パラレルリンク機構を用いた工作機械と
して例えば、特開平9−106684号がある。このパ
ラレルリンク機構は、図13に示すように外部に固定され
る基台111と、工具Tを取り付けるトラベリングプレ
ート112と、基台111およびトラベリングプレート
112を連結する6本のアーム114とから構成されて
いる。アーム114は、ロッド115およびガイド12
0から構成される。このガイド120には、ロッド11
5を駆動するためのモータ125U、125u、125
V、125v、125W、125wが配設されている。
該モータには、それぞれモータ位置検出用エンコーダ1
31U、131u、131V、131v、131W、1
31wが取り付けられている。
【0003】該パラレルリンク機構においては、各サー
ボモータに取り付けたモータ位置検出用エンコーダから
の出力により、6軸でそれぞれ独立してフィードバック
制御を行っている。この6軸のサーボ系の、後述する制
御パラメータは、図13中に実線で示す原点位置で調整
し、同一の値が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】パラレルリンク機構
は、図中に鎖線で示す原点位置から大幅に離れた位置へ
移動させる際に、軌跡精度が劣化するという問題が生じ
ていた。この原因を、本発明者は、トラベリングプレー
トの位置及び姿勢によって各軸に作用する荷重が変化す
るためであると知見した。即ち、図中に実線で示す原点
位置においては、各軸に均等に負荷が加わっているのに
対して、鎖線で示す位置では、各軸に加わる荷重は大幅
に異なる。従来の比例制御では、この荷重の変動に応じ
て直接駆動力を増減する機能がないため、加わる荷重が
増加していく場合には駆動力が不足して応答が遅れ気味
になり、その結果、各軸の移動量の合成で得られる軌跡
精度の劣化を生じる。
【0005】このような応答の遅れが軌跡精度に影響し
ないよう、各軸の比例ゲインを非常に大きく設定するこ
とも考えられるが、その結果、外乱等に過敏に反応する
ようになり、サーボ系が不安定になってしまうという問
題が生じる。
【0006】一方、シリアルリンクロボットにおいて
は、負荷の変動に応じて制御方法を変える技術が存在す
るが、シリアルリンクロボットでは各軸に作用する負荷
は他の軸の影響を受けない。このため、他の軸の影響を
受けるパラレルリンク機構に、上記シリアルリンクロボ
ットの技術を転用することは不可能である。
【0007】請求項1、2の発明は、上述した課題を解
決するためになされたものであり、その目的とするとこ
ろは、サーボ系の安定性を損なうことなく位置決め精度
の低下を防止できるパラレルリンク機構の制御方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1は、外部に固定される基台と、工具ユニッ
トの装着されるトラベリングプレートと、前記基台と前
記トラベリングプレートとを連結する複数のアームと、
前記複数のアームを駆動する複数のアクチュエータと、
前記複数の各アクチュエータをそれぞれ駆動する複数の
サーボユニットと、前記サーボユニットへ指令を与え前
記アクチュエータを駆動してし、前記トラベリングプレ
ートの位置及び姿勢を制御するための指令を前記サーボ
ユニットへ与える制御装置と、を備えたパラレルリンク
機構の制御方法であって、前記制御装置は、前記サーボ
ユニットへ与えられる指令によって前記各アーム毎に作
用する荷重を求める荷重演算ステップと、前記各アーム
を駆動する前記サーボユニットの電流指令値に前記求め
た荷重に応じた荷重補正値を前記各アームを駆動する前
記サーボユニットの電流指令値に加算する加算ステップ
と、外部に固定される基台と、工具ユニットの装着され
るトラベリングプレートと、前記基台と前記トラベリン
グプレートとを連結する複数のアームと、前記複数のア
ームを駆動する複数のアクチュエータと、前記各アクチ
ュエータを駆動する複数のサーボユニットと、前記サー
ボユニットへ指令を与え前記アクチュエータを制御する
制御装置と、を備えたパラレルリンク機構の制御方法で
あって、各アーム毎に作用する荷重を指令値に基づき求
めるステップと、前記各アームを駆動する前記サーボユ
ニットへ、適切な変換係数を掛けて前記求めた荷重に応
じた荷重補正値を電流指令値に変換して、電流指令値に
加算するステップと、を備えることを技術的特徴とす
る。
【0009】また、請求項2では、請求項1において、
前記アーム毎に作用する荷重を求めるステップ荷重演算
ステップを、前記サーボユニットへ与えられる指令と前
記各アーム毎に作用する荷重との関係をから予め設定し
たされたマップを検索し、荷重を求めること指令値から
予め設定されたマップを検索して荷重補正指令を求める
ことを技術的特徴とする。
【0010】請求項1の発明では、各アーム毎に作用す
る荷重を求め、荷重に応じて各アームを駆動する各サー
ボユニットの電流指令値を加算するため、トラベリング
プレートの移動に伴う各アームの作用荷重の変動に起因
する応答性能の低下を防止できる。また、各サーボユニ
ットの比例ゲインを大きくすることなく用いることがで
きるので、高速性と安定性を両立することが可能にな
る。
【0011】請求項2の発明では、前記アーム毎に作用
する荷重を求めるステップを、指令値から予め設定され
たマップを検索して求めるようにしたため、演算に要す
る時間を短縮できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパラレルリンク機
構の制御方法、及び制御装置の実施形態について図を参
照して説明する。図1は第1実施形態のパラレルリンク
機構10を適用した工作機械全体の構成を示した図であ
る。パラレルリンク機構10は工作物Wを載置するテー
ブル52を有した門型のフレーム50の天井に支持柱5
1を介して取り付けられており、このパラレルリンク機
構10に取り付けられた工具Tを所望の位置に移動して
工作物Wを加工するものである。
【0013】次に、図2に基づきパラレルリンク機構1
0について詳細に説明をする。図2に示すようにパラレ
ルリンク機構10は、主に、支持柱51によって外部に
固定される基台11と、ドリルやエンドミル等の工具T
を駆動する工具ユニットUを載置するトラベリングプレ
ート12と、基台11および上記トラベリングプレート
12を連結する6本のアーム14とから構成されてい
る。
【0014】基台11は6角形状の部材であり、周囲に
3つの支持部11aが等間隔で設けられており、この支
持部11aにアーム14が2本ずつ合計6本連結されて
いる。アーム14はロッド15およびガイド20から構
成されており、6本とも同じ構成となっている。
【0015】ガイド20はベース22、スライドテーブ
ル26、ボールネジ24およびモータ25U、25u、
25V、25v、25W、25wから構成されている。
該モータ25U、25u、25V、25v、25W、2
5wには、それぞれモータ位置検出用エンコーダ31
U、31u、31V、31v、31W、31wが取り付
けられている。ベース22は断面形状がコ型をした部材
であり、それぞれのベース22は基台11に対して所定
角度α(例えば45度)傾斜して放射状に基台11に固
定されている。このベース22にはその長手方向にスラ
イドテーブル26が摺動可能に支持されている。また、
ベース22にはスライドテーブル26の図略のナットと
螺合するボールネジ24が回動可能に支持されており、
ベース22に固定され上記ボールネジ24に連結される
モータ25U、25u、25V、25v、25W、25
w(駆動装置)を駆動することにより、ボールネジ24
を回動し、結果としてスライドテーブル26をベース2
2の長手方向に移動するようになっている。
【0016】上述したスライドテーブル26にはそれぞ
れロッド15がボールジョイント16(対偶)により連
結され、ボールジョイント16を支点としてロッド15
はスライドテーブル26に対して3次元方向に揺動可能
となっている。また、各ロッド15の他端はトラベリン
グプレート12にボールジョイント17(対偶)にて連
結され、ボールジョイント17を支点としてロッド15
はトラベリングプレート12に対して3次元方向に揺動
可能となっている。
【0017】トラベリングプレート12は上記ロッド1
5の他端がボールジョイント17により同一平面上に連
結されており、下部にはドリルやエンドミル等の工具T
を駆動する工具ユニットUが取り付けられている。以上
の構成により、後述するの制御装置より動作指令を与え
ることによって、ガイド20のモータ25U、25u、
25V、25v、25W、25wを個別に駆動して6本
のロッド15をそれぞれ独立して揺動させる。すると、
この6本のロッド15の揺動の組み合わせにより、トラ
ベリングプレート12を6自由度制御(位置および姿勢
制御)することができる。つまり、各支持部11aに支
持された2本1組のアーム14を同期して3組のアーム
14を個別に駆動することによりトラベリングプレート
の位置を決定し、各支持部11aに固定された2本1組
のアーム14のうちの各1本、即ち合計3本のアーム1
4を駆動することによりトラベリングプレート12の姿
勢を決定することができるようになっている。そして、
トラベリングプレート12に取り付けられた工具を所望
の位置および姿勢に移動し、工作物の加工を行うように
なっている。ここで、該トラベリングプレート12及び
工具ユニットUの重量は、約200Kgある。
【0018】引き続き、図3を参照して制御装置70の
構成について説明する。制御装置70は、CPU71、
メモリ72、インタフェイス73、74から構成されて
いる。メモリ72には実加工処理を実行するためのプロ
グラムが記憶されている。インタフェイス74には、後
述する加工データ等を入力するキーボード76、加工デ
ータや現在のパラレルリンク機構10の状態等を表示す
る画像表示装置(CRT)77、加工データを記憶する
外部記憶装置(例えばハードディスク)73が接続され
ている。
【0019】インタフェイス73には、上述したサーボ
モータ25U、25u、25V、25v、25W、25
wを駆動するデジタルサーボユニット81〜86が接続
されている。各デジタルサーボユニット81〜86は、
CPU71からの荷重補正指令に基づいて、駆動力を調
整すると共に、CPU71からの指令値(目標値)に基
づいてサーボモータ25U、25u、25V、25v、
25W、25wをそれぞれ駆動し、各モータ位置検出用
エンコーダ31U、31u、31V、31v、31W、
31wからの出力によってフィードバック制御を行う。
そして、サーボモータ25U、25u、25V、25
v、25W、25wによって駆動されるそれぞれのスラ
イドテーブル26を所望の位置にそれぞれ移動すること
により、結果として、6本のロッド15を介して連結さ
れるトラベリングプレート12を所望の位置及び姿勢に
制御するようになっている。
【0020】このデジタルサーボユニット81のサーボ
系の構成について、図4を参照して説明する。数値制御
装置70からの位置指令値とエンコーダ31Uからの現
在位置とが比較されて位置偏差が算出され、この位置偏
差は一方で微分器93により微分され微分ゲインKde
が掛けられると共に、他方で積分器94により積分され
積分ゲインKinが掛けられる。また、位置指令は一方
でフィードフォワードループの微分器91により微分さ
れ速度フィードフォワードゲインKvfが掛けられると
共に、他方で微分器92により2回微分され加速度フィ
ードフォワードゲインKafが掛けられる。そして、こ
れらが全て加算され、乗算器95で比例ゲインKprが
掛けられて速度指令が得られる。この速度指令は、エン
コーダ31Uからの現在位置が微分器96で微分されダ
ンピング係数Kduが掛けられて得られる現在速度と比
較され、速度偏差が算出される。この速度偏差に乗算器
97によって比例ゲインKvrを掛けられたものに、数
値制御装置70からの後述する荷重補正指令に、乗算器
98で駆動力をサーボユニットの電流指令値に変換する
係数Ktiを掛けられたものが加算されて、サーボユニ
ットの最終段である電流ループへ電流指令として入力さ
れてサーボモータが駆動される。ここで係数Ktiは、
ボールねじ24が駆動方向に発生する力とサーボモータ
25の制御電流を関係づけるもので、例えば、前記ボー
ルネジのリードと、回転運動から直線運動への力の変換
効率を、それぞれLとηとし、サーボモータのトルク定
数をKtとした時には、Kti= L/(2πηKt)
で表される係数である。
【0021】引き続き、前記各サーボユニットへ指令さ
れる荷重補正指令、すなわち各ユニットの作用荷重の算
出方法について説明する。ここでは代表の座標として、
原点位置での作用荷重を求める方法について説明する。
まず、制御装置70は、原点(直交座標系の指令点)P
0 を入力する。ここで、原点とは、図2で示すパラレル
リンク機構の中央位置を意味する。次に、原点P0 を逆
変換して出力座標系(アクチュエータ座標)の原点Q0
を求める。
【0022】当該逆変換について、当該処理のサブルー
チンを示す図8を参照して説明する。先ず、直交座標系
の指令点(原点)P0 (X0 ,Y0 ,Z0 ,A0 ,B0
,C0 )を入力する(S150)。次に、この直交座
標系で指定された指令点(X0,Y0 ,Z0 ,A0 ,B0
,C0 )を各デジタルサーボユニット81,82,8
3,84,85,86に出力される出力座標系の指令値
(U0 ,u0 ,V0 ,v0 ,W0 ,w0 )に座標変換す
る(S152)。
【0023】この逆変換について図5の説明図を参照し
て更に詳細に説明する。制御装置70への指令は指令点
PN (XN ,YN ,ZN ,AN ,BN ,CN )の形で入
力される。ここで、X,Y,Zは直交座標系における位
置を表し、A,B,CはX,Y,Z軸周りの回転を表し
ている。この直交座標系の指令値では、6軸のアーム1
5U〜15wを駆動するサーボモータ25U〜25wを
制御できないため、各サーボモータを制御するための指
令値(出力座標系)へ変換する。これを逆変換とよぶ。
【0024】出力座標系では、図5中に示すように各ボ
ールネジ24U,24u,24V,24v,24W,2
4wの端点(基台11との交点)をそれぞれの原点O
U,Ou,OV,Ov,OW,Owとし、各ボールネジ
24U,24u,24V,24v,24W,24wの方
向をU軸、u軸、V軸、v軸、W軸、w軸とした6軸か
ら構成され、(U,u,V,v,W,w)と表記する。
【0025】この直交座標系の指令値(X0 ,Y0 ,Z
0 ,A0 ,B0 ,C0 )から出力座標系の指令値(U0
,u0 ,V0 ,v0 ,W0 ,w0 )への変換について
U軸(アーム15U)を例に挙げて説明する。ここで、
他の出力座標系(u,V,v,W,w)への変換処理
は、それぞれ同様の演算により行われる。
【0026】まず、所定の角度Kにて基台11に固定さ
れているU軸(ボールネジ24U)の直交座標系におけ
る直線の方程式を求める。次に、第1番目の指令点、こ
こでは、原点P0 (X0 ,Y0 ,Z0 ,A0 ,B0 ,C
0 )にトラベリングプレート12が移動された場合のボ
ールジョイント17Uの座標TUを直交座標系にて算出
し、さらに、この座標TUを中心とした半径R(ロッド
15Uの長さR)の球の方程式を求める。そして、上記
求めた直線の方程式と球の方程式から交点を算出し、こ
の交点とU軸の原点OUとの距離を求めて、この値を出
力座標系に変換された指令値U0 とする。
【0027】以上の演算をu軸、V軸、v軸、W軸、w
軸についてそれぞれ同様に行い、出力座標系における指
令点、ここでは原点Q0 (U0 ,u0 ,V0 ,v0 ,W
0 ,w0 )を得る。なお、上述した出力座標系への変換
は各ボールジョイント16Uが各ボールネジ24U上を
移動する図5のモデルについて説明されているため、実
際に行われる座標変換においては、ボールネジ24Uか
らボールジョイント16Uまでの距離を考慮して座標変
換を行う必要がある。
【0028】前記各サーボユニットへ指令される荷重補
正指令の算出方法について説明を続ける。上述した逆変
換処理に続き、原点P0 における各サーボユニットに分
配される作用荷重を演算する。この処理について、当該
荷重演算処理のサブルーチンを示す図9を参照して説明
する。
【0029】まず、直交座標(XYZ座標)系の指令値
P0 と出力座標(アクチュエータ座標)系の指令値Q0
とを入力する(S170)。そして、各ロッド15W〜
15uの位置・姿勢を演算する(S172)。次に、後
述するつりあいの方程式から、各ロッドにかかる力を演
算する(S174)。
【0030】この6軸の作用荷重の算出について図6を
参照して説明する。図6は、トラベリングプレート12
と各ロッドに加わる作用荷重とを示している。先ず、工
具先端の位置・姿勢が指令されると、上記逆変換によっ
て各ロッドの位置・傾きが計算できる。次に、各ロッド
に加わる力を求める。ここで、力の方向は、ロッドの位
置・傾きにより機構的に決定されるため、力の大きさの
みを以下の計算によって求める。
【0031】先ず、6軸の各ロッドの方向ベクトルをそ
れぞれe1、e2、e3、e4、e5、e6とし、トラベリングプレ
ート12の中心OTからロッドの結合点(ボールジョイ
ント)J1〜J6へのベクトルをR1〜R6とし、力の大き
さをf1〜f6として、トラベリングプレート12及び工具
ユニットUに作用する重力ベクトルをFとし、トラベリ
ングプレート12の中心OTから工具先端へのベクトル
をR0 として、つり合いの方程式(数1、数2)をたて
る。
【0032】力の並進のつり合いから次の数1が表せ
る。
【数1】 f1e1 + f2e2 + f3e3 + f4e4 + f5e5 + d6e6 = F
【0033】他方、OT回りのモーメントのつり合いか
ら次の数2が表せる。
【数2】f1e1×R1 + f2e2×R2 + f3e3×R3 + f4e4×R4
+ f5e5×R5 + f6e6×R6 =F×R0 ここで、A×Bは、AとBとの外積の計算を示してい
る。
【0034】上記数1及び数2をX、Y、Z方向にそれ
ぞれ3式に分解することで、6個の未知数を含む6個の
方程式が立つ。この方程式から各ロッドに加わる力を算
出する。引き続き、算出した力をアクチュエータ方向に
換算(角度に応じた係数を掛ける)、即ち、算出した力
を各軸に係る荷重に変換することで、作用荷重を算出す
る(図9に示すS176)。
【0035】次に、第1実施形態のパラレルリンク機構
の制御装置70による実際の金型加工処理について、図
7を参照して説明する。先ず、パラレルリンク機構10
による金型加工用のプログラムを入力する(S12
0)。次に、指令点の番号を“1”に初期化し(S12
2)、第N番目の指令点(ここでは、第1番目)を入力
する(S124)。引き続き、直交座標系の指令点PN
(XN 、YN 、ZN 、AN、BN 、CN )をアクチュエ
ータ座標系QN (UN 、uN 、VN 、vN 、WN 、wN
)へ、図8を参照して上述したように逆変換する(S1
26)。そして、指令点PN における各軸の作用荷重W
Nを、図9を参照して上述したように演算する(S12
8)。その後、各デジタルサーボユニット81〜86
へ、アクチュエータ座標の指令点QN を位置指令とし
て、各軸の作用荷重WNを荷重補正指令値として出力
し、サーボモータを駆動してパラレルリンク機構10を
指令点PN へ移動させる(S130)。その後、指令値
(指令点)PN が最後かを判断し(S132)、指令値
PN が最後でない限り(S132がNo)、ステップ1
34へ移行し、指令値を1インクリメントしてステップ
124に戻り処理を続ける。他方、指令値PN が最後の
場合には(S132がYes)、処理を終了する。
【0036】この第1実施形態のパラレルリンク機構の
制御方法及び制御装置においては、各アーム毎に作用す
る荷重を求め、荷重に応じた各アームの駆動力を各サー
ボユニットの電流指令値に直接加算するため、トラベリ
ングプレートの移動に伴う各アームの作用荷重の変動に
起因する応答性能の低下を防止できる。即ち、サーボユ
ニットにとって外乱として働く、前記各アーム毎に作用
する荷重を相殺する力を電流指令に直接加算して制御す
ることで、見かけ上、外乱となる前記荷重がない均一の
条件下でサーボユニットは動作でき、これより各サーボ
ユニットの制御パラメータを変更することなく、高速性
と安定性を両立することが可能になる。
【0037】引き続き、本発明の第2実施形態に係るパ
ラレルリンク機構の制御方法及び制御装置について、図
10〜図12を参照して説明する。この第2実施形態のパラ
レルリンク機構の機械的構成は、図2を参照して上述し
た第1実施形態と同様である。但し、第1実施形態にお
いては、制御装置70が指令値(指令点)から各アーム
毎に作用荷重を演算したのに対して、第2実施形態で
は、予めパラレルリンク機構の各位置及び姿勢に於ける
荷重補正指令値をテーブル(マップ)として保持してお
き、該テーブルを検索することで荷重補正指令値を求め
られるようにする。即ち、図12に示すようにパラレルリ
ンク機構10にて送り得る工具Tの先端位置を6×6×
6のブロックに分割し、各ブロック毎に最適な荷重補正
値を求めてテーブルを作成しておく。
【0038】この第2実施形態のパラレルリンク機構の
制御方法及び制御装置におけるテーブルの作成処理につ
いて、図11を参照して説明する。制御装置70は、先
ず、マップ測定用の走査プログラムを入力する(S23
0)。このマップ測定用の走査プログラムは、図12に示
した6×6×6のブロックのそれぞれへの移動指令と、
各ブロックでの適当な数の姿勢変更指令からなる。次
に、指令点の番号を“1”に初期化し(S232)、第
N番目の指令点{ここでは、第1番目、例えば、図12中
のブロック(l1、m1、n1)中の指令点}を入力す
る(S234)。次に、直交座標系の指令点PN (XN
、YN 、ZN 、AN 、BN 、CN )をアクチュエータ
座標系QN (UN 、uN 、VN 、vN、WN 、wN )に
図8を参照して上述したように逆変換する(S23
6)。そして、指令点PN における各軸の作用荷重WN
を図9を参照して上述したようにも演算し(S23
8)、当該指定点PNの位置(ブロック(l1、m1、
n1))及び当該姿勢に対応する作用荷重WNを荷重補
正指令のマップの値として保持する(S238)。その
後、指令値(指令点)PN が最後かを判断し(S24
0)、指令値PN が最後でない限り(S240がN
o)、ステップ242へ移行し、指令値を1インクリメ
ントしてステップ234に戻り処理を続ける。他方、指
令値PN が最後の場合には(S240がYes)、処理
を終了する。
【0039】次に、上述した処理により作成したマップ
を用いる第2実施形態のパラレルリンク機構の制御装置
70による実際の金型加工処理について、図10を参照し
て説明する。制御装置70は、先ず、パラレルリンク機
構10による金型加工用のプログラムを入力する(S2
10)。次に、指令点の番号を“1”に初期化し(S2
12)、第N番目の指令点(ここでは、第1番目)を入
力する(S214)。そして、直交座標系の指令点PN
に対応する荷重補正指令値を、マップを検索することに
より読み込む(S216)。その後、直交座標系の指令
点PN (XN 、YN 、ZN 、AN 、BN 、CN )をアク
チュエータ座標系QN (UN 、uN 、VN 、vN 、WN
、wN )へ逆変換し(S218)、アクチュエータ座
標の指令点QN と荷重補正値を各デジタルサーボユニッ
ト81〜86へ出力し、サーボモータを駆動してパラレ
ルリンク機構10を指令点PN へ移動させる。その後、
指令値(指令点)PN が最後かを判断し(S222)、
指令値PN が最後でない限り(S222がNo)、ステ
ップ224へ移行し、指令値を1インクリメントしてス
テップ214に戻り処理を続ける。他方、指令値PN が
最後の場合には(S222がYes)、処理を終了す
る。ここで、テーブルの作成時においては、走査プログ
ラムの位置指令は図12に示した各ブロックの中心位置と
し、実際の加工処理においては、移動指令が当該ブロッ
ク内であるときは全て、ブロックの中心で求めた制御パ
ラメータを用いるようにすることもできるし、走査プロ
グラムの位置指令を図12に示した各ブロックの頂点、す
なわち格子点とし、実際の加工処理においては、移動指
令が2つ(あるいはそれ以上)格子点の間の位置である
ときは、その2つ(あるいはそれ以上)の格子点で求め
た各制御パラメータの値を補間して求めるようにするこ
ともできる。
【0040】この第2実施形態のパラレルリンク機構の
制御方法及び制御装置においては、第1実施形態の効果
に加えて、予め設定されたマップを検索して各アーム毎
の制御パラメータを求めるため、演算に要する時間を短
縮することができる。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明では、各アーム毎に作用
する荷重を求め、荷重に応じて各アームを駆動する各サ
ーボユニットの電流指令値を加算するため、トラベリン
グプレートの移動に伴う各アームの作用荷重の変動に起
因する応答性能の低下を防止できる。また、各サーボユ
ニットの制御パラメータを変更することなく用いること
ができるので、高速性と安定性を両立することが可能に
なる。
【0042】請求項2の発明では、予め設定されたマッ
プを検索して各アーム毎に作用する荷重を求めるため、
演算に要する時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る制御装置により制
御されるパラレルリンク機構の機械的構成を示す斜視図
である。
【図2】図1に示すパラレルリンク機構の機械的構成を
示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る制御装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】図3に示すデジタルサーボユニットの制御系を
示すブロック図である。
【図5】パラレルリンク機構の逆変換処理を示す説明図
である。
【図6】トラベリングプレートと各ロッドに加わる作用
荷重を示す説明図である。
【図7】第1実施形態の制御装置の主処理を示すフロー
チャートである。
【図8】逆変換処理のサブルーチンを示すフローチャー
トである。
【図9】荷重演算処理のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図10】第2実施形態の制御装置の主処理を示すフロー
チャートである。
【図11】第2実施形態の制御装置のマップ作成処理を示
すフローチャートである。
【図12】第2実施形態のパラレルリンク機構の説明図で
ある。
【図13】従来技術に係るパラレルリンク機構を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 パラレルリンク機構 14 アーム 15 ロッド 20 ガイド 25U〜25w サーボモータ 31U〜31w モータ位置検出用エンコーダ 70 制御装置 72 メモリ 73 外部記憶装置 74 CPU 76 入力装置 77 CRT 81U〜81u デジタルサーボユニット(サーボユニ
ット) T 工具 U 工具ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C001 KA01 KA06 KB02 KB04 TA02 TB06 TC05 TD03 3C048 AA01 BB20 BC01 DD00 EE00 EE08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に固定される基台と、工具ユニット
    の装着されるトラベリングプレートと、前記基台と前記
    トラベリングプレートとを連結する複数のアームと、前
    記複数のアームを駆動する複数のアクチュエータと、前
    記各複数のアクチュエータをそれぞれ駆動する複数のサ
    ーボユニットと、前記サーボユニットへ指令を与え前記
    アクチュエータを駆動してし、前記トラベリングプレー
    トの位置及び姿勢を制御するための指令を前記サーボユ
    ニットへ与える制御装置と、を備えたパラレルリンク機
    構の制御方法であって、前記制御装置は、前記サーボユ
    ニットへ与えられる指令によって前記各アーム毎に作用
    する荷重を指令値に基づき求める荷重演算ステップと、
    前記求めた荷重に応じた荷重補正値を前記各アームを駆
    動する前記サーボユニットの電流指令値に前記求めた荷
    重に応じた荷重補正値、求めた荷重に応じて算出した荷
    重補正値を適切な係数を掛けて加算する加算して制御す
    るステップと、を備えることを特徴とするパラレルリン
    ク機構の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記アーム毎に作用する荷重を求める荷
    重演算ステップでは、前記サーボユニットへ与えられる
    指令値と前記各アーム毎に作用する荷重との関係をから
    予め設定したされたマップを検索し、荷重補正指令を求
    めることを特徴とする請求項1に記載のパラレルリンク
    機構の制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004040384A1 (ja) * 2002-10-30 2004-05-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 数値制御方法及びその装置
US7129665B2 (en) 2004-01-07 2006-10-31 Okuma Corporation Control apparatus for feed driving system
DE102018211561A1 (de) 2017-07-19 2019-01-24 Fanuc Corporation Servomotor-Steuereinheit

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