JP2002177178A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2002177178A
JP2002177178A JP2000376979A JP2000376979A JP2002177178A JP 2002177178 A JP2002177178 A JP 2002177178A JP 2000376979 A JP2000376979 A JP 2000376979A JP 2000376979 A JP2000376979 A JP 2000376979A JP 2002177178 A JP2002177178 A JP 2002177178A
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suction port
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vacuum cleaner
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pipe
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JP2000376979A
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English (en)
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Toru Hirose
徹 広瀬
Tomoyuki Kikukawa
智之 菊川
Hiroyuki Kayama
博之 香山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気掃除機用吸い込み口の自在性を良くし、
形状を小型化すること。 【解決手段】 吸込み口本体24の下面に設けられた吸
引口29と、前記吸引口29と連通し前記吸い込み口本
体24内に設けた吸込室24aと連通する連通管39
と、前記吸込み口本体24に回動自在に取り付けた接続
部35に一端を取り付けた操作棒30と、電動送風機を
内蔵した掃除機本体52と、前記電動送風機の吸引力が
作用する吸気管23を備え、前記連通管39と前記接続
部35とを前記吸込み口本体の長手方向で離して設け、
前記吸気管23の一端側を操作棒30の他端側に機械的
に連結することにより、吸い込み口を操作する機能と塵
埃を運搬する機能を分離することができ、省スペースな
配置が可能になり小型で操作性に優れた電気掃除機が実
現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用電気掃除機
の吸い込み口に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の吸い込みノズルとしては特
開平10−328098号公報に記載されているような
ものがあった。図15を用いて従来の掃除機用吸い込み
口の構成を説明する。1は平面が長方形状をした吸い込
み口本体を示し、吸い込み口本体1の下面、すなわち床
面2に対面した吸引口3を有している。4は吸い込み口
本体1内に回転自在に配した回転ブラシで、吸引口3か
ら床面に臨み、床面上の塵埃を掻き出すものである。6
は吸込み口本体1内に形成した吸込み室と連通する連通
管で、この連通管6は延長管(図示せず)、ホース(図
示せず)を介して電動送風機を収容した電気掃除機本体
に接続され、電動送風機の吸引力がホース、延長管、連
通管6を介して吸込み室内に作用し、この吸込み室の下
方の吸引口3をから回転ブラシ4で掻き上げた塵埃を吸
引するようにしている。
【0003】吸込み口本体1の操作性を良くするため
に、連通管6の一端部は吸込み口本体1の後部中央に傾
動自在に取り付けられている。つまり、床面に対し平行
な第1の回動軸11を中心に矢印10a方向に回転自在
に取り付けられており、また、連通管6の途中は第1の
回動軸11と直交する第2の回転軸12によって矢印A
10bで示すような左右方向に回動自在に取り付けられ
ている。
【0004】そして、連通管6を第1及び第2の回動軸
11、12の2ヶ所で回動することにより、図21
(c)に示すように連通管6を床面2に対し垂直な状態
に傾動させた後、連通管6の途中に設けた第2の回動軸
12を中心に左右方向に回動すると、連通管6の他端部
に接続する延長管を吸込み口本体1の長手方向に対し平
行にすることができ、この状態で延長管を前後方向に移
動させると、吸込み口本体1の短手部1aを前進させる
ことができ、吸込み口本体1の短手部1aから壁と家具
の間の狭い隙間に入り込ませを掃除ができるようにして
いる。
【0005】このように最近の掃除機は吸込み口本体1
の操作性を向上させるために、複数の回動軸11、12
を有して連通管6と吸込み口本体1が接続されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成では、吸込み口本体1を自在に回転させるために、塵
埃が流れる通路である連通管6に回動軸部を2ヶ所設け
ているので、この回動部分でも塵埃が流れる広さを確保
しなければならないので、例えば、図15(c)に示す
ように連通管6を垂直に傾動させた状態で、第2の回動
軸12を中心に回動して床面と平行とした場合には、第
2の回動部分が吸込み口本体1の上面より突出し、ベッ
ドの下などを掃除する場合にはその突出した部分がベッ
ドに当たり、ベッド下の奥側を掃除することができない
という課題を有していた。
【0007】また、吸込み口本体1の移動操作性を向上
するために塵埃が流れる連通管6に回動部を設けると、
その回動部分では塵埃の流れが大きく変化し、また、こ
れら変化にも対応させて塵埃を目詰まりすることなく流
そうとすれば連通管6の内径を大きくとらなければなら
ず、連通管6が大型化し、吸込み口自体の大型化につな
がっていた。
【0008】本発明は、上記課題を解決するもので、吸
込み口を小型化して吸込み口本体の移動操作性を良好と
することを目的とする
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、吸い込み口本体内に設けられ、かつ吸い
込み口本体の下面に設けられた吸引口と連通する吸込室
と連通する連通管と、吸い込み口本体に回転自在に取り
付けた接続部に一端を取り付けた操作棒と、電動送風機
を内蔵した掃除機本体と、電動送風機の吸引力が作用す
る吸気管を備え、吸い込み口を操作する操作棒に接続さ
れた接続部と塵埃を通過させる連通管を別体にし横方向
に並べて設置し、吸気管の一端側を操作棒の他端側に機
械的に連結した構成とする事により、省スペースな吸い
込み口が提供でき、小型で操作性の良い電気掃除機を実
現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明請求項1に記載の発明は、
平面形状が左右に長く前後に短い吸込み口本体と、前記
吸込み口本体の下面に設けられた吸引口と、前記吸引口
と連通し前記吸い込み口本体内に設けた吸込室と連通す
る連通管と、前記連通管に一端側が連通された可撓性の
ホースと、前記吸込み口本体に回動自在に取り付けた接
続部に一端を取り付けた操作棒と、電動送風機を内蔵し
た掃除機本体と、前記電動送風機の吸引力が作用する吸
気管を備え、前記連通管と前記接続部とを前記吸込み口
本体の長手方向で離して設け、前記吸気管の一端側を操
作棒の他端側に機械的に連結すると共に、前記吸気管の
一端側に開口する吸気経路と前記ホースの他端側とを連
通させる電機掃除機とすることにより、吸い込み口を操
作する機能と塵埃を吸引する機能を分離することがで
き、省スペースな配置が可能になり小型で操作性に優れ
た電気掃除機が実現できる。
【0011】請求項2記載の発明は特に請求項1に記載
する操作棒を、吸込み口本体に対し傾動自在で、かつ、
その傾動する軸と直交する軸心周りに回転可能に取り付
けることにより、吸込み口本体が自在に動き、操作性に
優れた電気掃除機を実現できる。
【0012】請求項3記載の発明は特に請求項1及び2
に記載する連通管を、吸込み口本体に傾動自在に設ける
ことにより、連通管に接続されたホースの追随性がよく
なり、より操作性に優れた吸い込み口を有する電気掃除
機が実現できる。
【0013】請求項4記載の発明は特に請求項3に記載
する連通管を長手方向に平行でかつ吸込み口本体内に位
置し、吸込室と連通する第1の連通管と、前記第1の連
通管と連通すると共に前記第1の連通管とほぼ直交する
第2の連通管より構成することにより、連通管の傾動性
を簡単な構造で実現でき、コンパクトで操作性、自在性
に優れた電気掃除機が実現できる。
【0014】請求項5記載の発明は特に請求項1〜4の
いずれか1項に記載する回転ブラシ及び回転ブラシを駆
動するモータを、吸込み口本体内に設けることにより、
コンパクトでかつ集塵性に優れた電気掃除機を実現でき
る。
【0015】請求項6記載の発明は特に請求項5に記載
するモータ、接続部、連通管を吸込み口本体の長手方向
に並んで配置することにより、コンパクトで操作性に優
れ、かつ集塵性の良い電気掃除機を実現できる。
【0016】請求項7記載の発明は特に請求項1〜6の
いずれか1項に記載する操作棒の接続部を吸込み口本体
の長手方向ほぼ中央に取り付けることにより、吸い込み
口操作時に、バランスの良い走行性を有した電気掃除機
を実現できる。
【0017】請求項8記載の発明は特に請求項1〜6の
いずれか1項に記載する操作棒の接続部を吸込み口本体
の長手方向のほぼ重心位置に取り付けることにより、吸
い込み口を持ち上げたとき、吸い込み口の左右の重量バ
ランスがとれた、使い勝手のよい電気掃除機を実現でき
る。
【0018】請求項9記載の発明は特に請求項1〜6の
いずれか1項に記載する連通管を吸込み口本体の長手方
向のほぼ中央に取り付けることにより、吸い込み口内で
吸引流がより均一に流れ集塵性が良く使い勝手のよい電
気掃除機が実現できる請求項10記載の発明は特に請求
項1〜9のいずれか1項に記載する吸気管と操作棒との
軸心を平行としたことにより、吸い込み口の動きを制御
しやすくなり、より操作性に優れた電気掃除機を実現で
きる。
【0019】請求項11記載の発明は特に請求項1〜9
のいずれか1項に記載する吸気管と操作棒との軸心を略
一致させたことにより、床面の塵埃に吸い込み口の吸引
口を近づけることが容易になり操作性、集塵性に優れた
電気掃除機を実現できる。
【0020】請求項12記載の発明は特に請求項1〜9
のいずれか1項に記載する吸気管と連通管の軸心を略一
致させることにより、気流の抵抗が小さくなり集塵性に
優れかつ騒音の小さな電気掃除機を実現できる。
【0021】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例を図
1,2を用いて説明する。
【0022】図1で52は電動送風機(図示せず)を内
蔵する電気掃除機本体、54は手元ホース、23は吸気
管、22は先端ホース、29は吸引口、53は吸い込み
部である。先端ホース22、吸気管23及び手元ホース
54は、その順番に接続し、先端ホース22の一端が吸
い込み口21に回転自在に接続され、手元ホースの一端
が電気掃除機本体52に接続されている。電動送風機の
吸引力は手元ホース54、吸気管23、先端ホース22
を介して伝達され、吸引口29から床面ゴミを吸引し、
吸い込み部53で集塵する。図2に本発明の吸い込み口
本体24の詳細を示す。24は吸い込み口本体を示し、
25は床面を示す。
【0023】図2において、吸込み口本体24は、左右
方向に長く前後方向に短い略箱状をしており、具体的に
は、床面25にほぼ垂直で左右方向の2枚の長側壁26
と、床面25にほぼ垂直で前後方向の2枚の短側壁27
と、長側壁26と短側壁27とで囲まれる上面を覆う上
面壁28等の外壁によって構成され、下面は床面25に
対して開口し吸引口29を構成している。これら外壁は
曲面で構成し、それぞれの境界が不明確であってもよ
い。吸込み口本体24の平面形状は左右方向が前後方向
より長く、例えば略長方形状または楕円形状であっても
良い。
【0024】30は操作棒を示し、この操作棒30の取
り付け部分の構成を図2、図3を用いて説明する。操作
棒30は上面壁28に形成された凹部A31に取り付け
られている。具体的には、吸い込み口本体24の上面壁
28のほぼ中央から後方にかけて形成された凹部A31
は後方を開放しており、この凹部A31の前壁(長側壁
32と平行)を操作棒取り付け壁32とし、この操作棒
取り付け壁32に接続部35の一端が回転自在に取り付
けられている。接続部35の他端部には操作棒30の一
端部を回動自在に取り付け、操作棒30が吸込み口本体
24に対し傾動自在で、かつ左右方向に回転自在として
いる。
【0025】図3に示すように、接続部35は、軸部3
5aと、軸孔35bを有した2つの側壁35cと後壁3
5gからなるコの字型の軸支持部35dから構成されて
おり、軸部35aの一端は後壁35gの背面のほぼ中央
に固定されている。軸部35aの他端は操作棒取り付け
壁32に取り付けられた軸受け34に挿入され、他端に
は挿入した後の抜けを防止するために止め板35eを固
定している。接続部35の軸部35aを操作棒取り付け
壁32に垂直、言い換えれば長側壁26にほぼ垂直とな
るように回転軸33回りに回転自在に取り付ける。円柱
状の操作棒30の一端は板状に加工され、この板状部3
0aには軸孔30bが設けてある。この板状部30aを
コの字型の軸支持部35dの2つの側壁35cで挟持
し、軸孔30bとその両側に対向する軸孔35bを貫通
するように軸38を挿入し、軸38を軸孔35bに固定
することにより、操作棒30を操作棒回転軸37回りに
回転可能に取り付けられる。
【0026】図2、図4において、39は吸込み口本体
24内部と先端ホース22を接続する連通管を示してい
る。連通管39は長側壁26にほぼ平行な第一の連通管
39aと第一の連通管39aとほぼ直角に取り付けられ
た第2の連通管39bから構成され、図4に示すよう
に、第2の連通管39bの一端が第1の連通管39aの
ほぼ中央に連通接続されたT字型の形状を有している。
第一の連通管の両端42a、42b及び第2の連通管3
9bの一端43に開口孔44a、44b、44cを有
し、第2の連通管39bの他端43には柔軟なホース2
2が接続されている。第一の連通管39aの開口孔44
a、44bは、吸い込み口本体24内すなわち吸込室2
4aと連通している。吸込み口本体24の上面壁28に
は凹部A31と間隔をおいて、すなわち右方向にずらし
た位置に後方に延びる凹部40が設けられ、この凹部4
0の後方も開放している。そして凹部40の短側壁27
にほぼ平行な側壁部40a、40bには連通孔41a、
41bを設けている。凹部40の両側壁部40a、40
bの連通孔41a、41bに第一の連通管39aの両端
42a、42bが回転自在に嵌合し取り付けられてい
る。45は連通管の回転軸を示しており、連通管39は
この連通管回転軸45を中心に上下方向に回転可能であ
る。吸引口29から吸い込まれた塵埃は空気とともに連
通管39の開口孔44a、44bを通過し、連通管39
内部を通り、ホース22へと運ばれる。
【0027】図5、図6において47は吸気管23の一
端と先端ホース22の一端とを接続する吸気管接続箱を
示す。内部は中空である略直方体状である。吸い込み口
本体24とほぼ平行な長側壁の一方には、先端ホース取
り付け管48を、他方の長側壁には、吸気管取り付け管
49を連通接続する。さらに、先端ホース取り付け管4
8とほぼ平行に並んで操作棒取り付け部50を、前記長
側壁に接続する。先端ホース取り付け管48には先端ホ
ース22を連通接続し、操作棒取り付け部50には操作
棒30を接続し、吸気管取り付け管49には吸気管23
を着脱可能に連通接続する。図1で示すように、吸気管
23の一端と手元ホース54の一端を、手元ホース54
の他端と掃除機本体52の吸い込み部53を連通接続す
る。又吸気管23と手元ホース54の接続部分には把手
55が取り付けられている。図6で矢印56は空気の流
れを示し、先端ホース22から流入した塵埃を移送する
気流は吸気管接続箱47の内部を通り、吸気管23の内
部へと流れる。図5(b)での細線は操作棒30,先端
ホース22を上方向に回転させた様子を示している。以
上の構成によれば、吸気管23と操作棒30、および吸
気管23と連通管39との軸心は略一致する。
【0028】以上のように構成された吸い込み口の動作
について説明する。掃除機本体52に内蔵された電動送
風機を駆動し、吸引力が生じると、床面25上の塵埃
(図示せず)は吸い込み口本体24の吸引口29から吸
引され、連通管39、先端ホース22、吸気管接続箱4
7、吸気管23、手元ホース54を通過し、掃除機本体
52内に集塵される。吸い込み口本体24の操作に関し
ては、把手55からの操作力は吸気管23、吸気管接続
箱47、操作棒30を通して、吸い込み口本体24に伝
わり、把手55を操作することにより吸い込み口本体2
4を自在に動かすことができる。
【0029】次に吸い込み口本体24の操作性について
説明する。図7は吸い込み口で幅の狭い場所を掃除する
ために、吸気管23および操作棒30を床面25にほぼ
垂直に立てた場合であり、操作棒30を操作棒回転軸3
7の回りに回転させ、吸気管23,操作棒30を床面2
5にほぼ垂直に立て、その後、回転軸33を中心に横に
倒した様子を示し、図7(a)は上面からみた図を示
し、図7(b)は後面からみた図を示す。操作棒30を
床面25に対して直角近くに立てると、先端ホース22
も追随し、連通管回転軸45の回りに回転し、床面25
に対してほぼ直角に立つ。図7は操作棒30、先端ホー
ス22を立てた状態で回転軸33回りに回転させた図で
あり、矢印57aの方向に操作棒30を押せば吸い込み
口本体24を矢印57bの方向に簡単に動かすことがで
きる。
【0030】図8は、操作棒30および先端ホース22
を回転軸33回りに回転させたときのそれぞれの状態を
示し、図8(a)(c)は吸い込み口本体の長手方向に
傾斜し床面25に対する傾斜角が直角より小さいとき、
図8(b)は床面にほぼ垂直に立ち傾斜角がほぼ直角の
ときである。このとき先端ホース22は蛇腹状で柔軟な
構成をしており、図8(a)、図8(c)のようにどち
らの方向にも先端ホース22は、操作棒30の動きに曲
がりつつ追随する事ができ、操作棒30の動作に対して
大きな抵抗に成ることは無い。以上のように操作棒3
0、吸気管23、先端ホース22を床面25に対してほ
ぼ直角に立てると、全体の幅方向(前後方向)の寸法が
吸い込み口本体24の短側壁27の長さすなわち吸い込
み口本体24の前後方向の幅内に収まり、幅方向の狭い
場所でも操作棒30先端ホース22が邪魔にならず簡単
に掃除ができる。一般に幅方向の小さな場所は家具と家
具の隙間など、上方向の空間は空いているため、立てた
吸気管23、操作棒30、先端ホース22が吸い込み口
本体24の操作に対し障害になることは少ない。先端ホ
ース22が十分に柔軟な場合は連通管39が連通管回転
軸の回りに回転しなくても、先端ホース22は操作棒3
0の動きに追随し、大きな抵抗にならない。しかし、連
通管39部分が吸い込み口本体24の幅方向(前後方
向)からはみ出し全幅(前後方向の長さ)は大きくな
る。図5は操作棒30、吸気管23を操作棒回転軸37
の回りに回転させ、水平にした状態を示している。図5
(b)での細線84は操作棒30,先端ホース22を上
方向に回転させた様子を示している。先端ホース22は
連通管回転軸45回りに回転しながら追随し、図5
(b)で示すように、吸い込み口本体24の高さ内に吸
気管23、先端ホース22、操作棒30、吸気管接続箱
47が収まり、高さ方向の小さな隙間などでも掃除が可
能になる。高さ方向の小さな隙間は一般にベッド、ピア
ノ等の下の空間で横方向の空間は空いている場合が多
く、水平にした操作棒30、吸気管23、先端ホース2
2、吸気管接続箱47が吸い込み口本体24の操作に対
し障害になることは少ない。又操作棒30が吸い込み口
本体24の長手方向(左右方向)すなわち長側壁26方
向のほぼ中央部分に取り付けられているため、床面上で
吸い込み口を操作するときに操作抵抗のバランスがと
れ、直進性に優れた構成が実現できる。
【0031】以上のように吸い込み口本体24に操作力
を伝える操作棒30と、塵埃が通過する先端ホース22
を別体で横並びに吸い込み口本体24に接続することに
より吸い込み口全体の前後方向の幅と高さを小さくする
ことができる。又、操作棒30を吸い込み口本体24に
可動に接続し、先端ホース22を柔軟にかつ吸い込み口
本体24への接続部分に可動性を持たせることにより、
高さ方向、及び幅(前後)方向の小さな場所の掃除が可
能になる。操作棒30、先端ホース22の吸い込み口本
体24への取り付け可動性を制限しても、操作棒30と
先端ホース22を横並びに併置する事により従来の吸い
込み口本体に比べ全高寸法、全幅寸法(前後方向の長
さ)を小さくできる。先端ホース22の柔軟性を良くす
れば先端ホース22の上下方向の回動性を無くしても従
来の吸い込み口本体に比べればより狭い場所の掃除が可
能になる。又、先端ホース22と第2の連通管39bの
接続部分に先端ホース22の軸に対して回転自在性を持
たせればなお操作性は向上する。これは先端ホース22
と吸気管接続箱47の接続に関しても同様である。
【0032】(実施例2)図9、図10は、本発明の第
2の実施例における掃除機用吸い込み口を示すものであ
る。実施例1と同一の部分には同一番号を付してその説
明を省略する。
【0033】図9(a)、図10(a)は本実施例の掃
除機用吸い込み口を上面からみた断面図を示す。60は
吸い込み口本体24内に設置された回転ブラシを示し、
両端が軸受け61、62で吸い込み口本体24に支持さ
れている。回転ブラシ60の外周には植毛63がされて
おり、一端にはブラシ用プーリ64を固着している。6
5は駆動用モータを示し、防振ゴム66、67を介して
吸い込み口本体24内に固定されている。駆動用モータ
65の回転軸68の先端にはモータプーリ69が固着さ
れ、モータプーリ69とブラシ用プーリ64との間はベ
ルト70で連結している。
【0034】図9(b)、図10(b)は駆動用モータ
65部分の断面図を示す。駆動用モータ65は操作棒3
0を挟んで連通管39と対称な位置に、両者と横並びに
吸い込み口本体24内に並置されている。すなわち吸い
込み口本体のほぼ中心に操作棒30を接続し、その横に
連通管39が別体で並置し、駆動用モータ65を連通管
39の反対側空間に配置する。これにより、吸い込み口
本体24の全高、全幅(前後方向に長さ)を大きくする
ことなく回転ブラシ60、駆動用モータ65を搭載でき
集塵性を向上できる回転ブラシ機能をコンパクトな形状
の吸い込み口本体24で実現できる。
【0035】図10は他の実施例であり、操作棒30を
操作棒30の接続部35の中心軸すなわち回転軸33が
吸い込み口本体24の中心軸75より駆動用モータ65
寄りに取り付けている。すなわち、この操作棒取り付け
位置76は、吸い込み口本体24の重心77を操作棒3
0の回転軸33が通るよう設定しており、空中に吸い込
み口本体24を持ち上げた際にも、操作棒30の接続部
35を通る回転軸33回りに吸い込み口本体24が回転
すること無く、水平に保たれ、吸い込み口21の操作性
が向上する。上記の構成による効果は、駆動用モータ6
5、回転ブラシ60の無い吸い込み口本体24でも同一
のことがいえる。
【0036】図11は他の実施例であり、連通管39を
第2の連通管39bの中心軸が吸い込み口本体24の長
手方向のほぼ中心位置を通る中心軸75と一致するよう
に取り付けてある。そして、連通管39の両側に各々、
操作棒30、駆動用モータ65を配置している。連通管
39が吸い込み口本体24の中心近くにあるので、吸い
込み気流が吸い込み口本体24内の長手方向に、より均
一、対称に流れ、集塵能力が吸い込み口本体24の両端
で大きく変わることが無く、使い勝手のよい吸い込み口
が実現できる。
【0037】図12は操作棒30が、先端ホース22と
反対側に突き出るように湾曲し、吸気管接続箱47の前
後方向に平行な側壁に固定した吸い込み口を示す。
【0038】図13は、操作棒30および先端ホース2
2を回転軸33回りに回転させたときのそれぞれの状態
を示し、図13(a)(c)は吸い込み口本体の長手方
向に傾斜し床面25に対する傾斜角が直角より小さいと
き、図13(b)は床面にほぼ垂直に立ち傾斜角がほぼ
直角のときである。図13で示すように、操作棒30、
連通管39を床面25にほぼ垂直に立てた状態で回転軸
33回りに回転させた場合、操作棒30と先端ホース2
2が干渉することは少なく、大きな抵抗無しに操作棒3
0を回転軸33回りに回転させることができる。図13
で先端ホース22は蛇腹形状では無いが蛇腹形状でもも
ちろん同一の効果が得られる。
【0039】なお図14で示すように、第一の連通管8
8aと第2の連通管88bから構成された連通管88が
第一の連通管88aの長側壁26側に開口孔89を設置
した構成でも良く、これは実施例1の場合も同一であ
る。90は第一の連通管88aの側壁に設置された回転
支持軸を示す。図14(c)は連通管88を連通管回転
軸45の回りに上方向に回転させ立てた様子を示す。
【0040】実施例1及び実施例2で記載した吸い込み
口を電気掃除機用の吸い込み口として使用すれば非常に
小型で、操作性、集塵性に優れた電気掃除機が実現でき
る。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、吸い込
み口を操作する機能と塵埃を吸引する機能を分離したの
で、小型で操作性に優れた吸い込み口を有する電気掃除
機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に示す吸い込み口及び掃除機
本体を示す側面図
【図2】(a)同吸い込み口の平断面図 (b)同図(a)のB−B断面図 (c)同図(a)のA−A断面図
【図3】同操作棒接続部の周辺を示す分解斜視図
【図4】同連通管の周辺を示す分解斜視図
【図5】(a)同吸い込み口の平面図 (b)同側面図
【図6】同吸気管接続箱の断面図
【図7】(a)同吸い込み口の操作棒を立てた場合の平
面図 (b)同背面図
【図8】(a)同吸い込み口の操作棒を倒した背面図 (b)同吸い込み口の背面図 (c)同吸い込み口の操作棒を倒した背面図
【図9】(a)本発明の実施例2に示す吸い込み口の平
断面図 (b)同図(a)のA−A断面図 (c)同図(a)のB−B断面図 (d)同図(a)のC−C断面図
【図10】(a)同吸い込み口の他の実施例の平断面図 (b)同図(a)のA−A断面図 (c)同図(a)のB−B断面図 (d)同図(a)のC−C断面図
【図11】(a)同吸い込み口の他の実施例の平断面図 (b)同図(a)のA−A断面図 (c)同図(a)のB−B断面図 (d)同図(a)のC−C断面図
【図12】(a)同吸い込み口の他の実施例の平面図 (b)同側面図
【図13】(a)同吸い込み口の操作棒を倒した背面図 (b)同吸い込み口の背面図 (c)同吸い込み口の操作棒を倒した背面図
【図14】(a)本発明の連通管部分の他の実施例を示
す部分平面図 (b)同図(a)のA−A断面図 (c)同図(a)のA−A断面図
【図15】(a)従来例の吸い込み口の平面図 (b)同図(a)のA−A断面図 (c)同図(a)のA−A断面図
【符号の説明】
21 吸い込み口 22 先端ホース 23 吸気管 24 吸い込み口本体 24a 吸込室 25 床面 26 長側壁 27 短側壁 28 上面壁 29 吸引口 30 操作棒 33 回転軸 35 接続部 37 操作棒回転軸 39 連通管 39a 第一の連通管 39b 第二の連通管 45 連通管回転軸 47 吸気管接続箱 52 掃除機本体 60 回転ブラシ 65 駆動用モータ 77 重心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香山 博之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B057 BA09 BA22 BA26 BA27 3B061 AA21 AD05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面形状が左右に長く前後に短い吸込み
    口本体と、前記吸込み口本体の下面に設けられた吸引口
    と、前記吸引口と連通し前記吸い込み口本体内に設けた
    吸込室と連通する連通管と、前記連通管に一端側が連通
    された可撓性のホースと、前記吸込み口本体に回動自在
    に取り付けた接続部に一端を取り付けた操作棒と、電動
    送風機を内蔵した掃除機本体と、前記電動送風機の吸引
    力が作用する吸気管を備え、前記連通管と前記接続部と
    を前記吸込み口本体の長手方向で離して設け、前記吸気
    管の一端側を操作棒の他端側に機械的に連結すると共
    に、前記吸気管の一端側に開口する吸気経路と前記ホー
    スの他端側とを連通させる電機掃除機。
  2. 【請求項2】 操作棒を吸込み口本体に対し傾動自在
    で、かつ、その傾動する軸と直交する軸心周りに回転可
    能に取り付けられた請求項1記載の電機掃除機。
  3. 【請求項3】 連通管を吸込み口本体に傾動自在に設け
    た請求項1または2記載の電機掃除機。
  4. 【請求項4】 連通管を長手方向に平行でかつ吸込み口
    本体内に位置し吸い込み室と連通する第1の連通管と、
    前記第1の連通管と連通すると共に前記第1の連通管と
    ほぼ直交する第2の連通管より構成した請求項3記載の
    電気掃除機。
  5. 【請求項5】 回転ブラシ及び回転ブラシを駆動するモ
    ータが、吸込み口本体内に設けた請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の電気掃除機。
  6. 【請求項6】 モータ、接続部、連通管が吸込み口本体
    の長手方向に並んで配置された請求項5記載の電気掃除
    機。
  7. 【請求項7】 操作棒の接続部が吸込み口本体の長手方
    向ほぼ中央に取り付けられた請求項1〜6のいずれか1
    項に記載の電気掃除機。
  8. 【請求項8】 操作棒の接続部が吸込み口本体の長手方
    向のほぼ重心位置に取り付けられた請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の電気掃除機。
  9. 【請求項9】 連通管が吸込み口本体の長手方向のほぼ
    中央に取り付けられた請求項1〜6のいずれか1項に記
    載の電気掃除機。
  10. 【請求項10】 吸気管と操作棒との軸心を平行とした
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  11. 【請求項11】 吸気管と操作棒との軸心を略一致させ
    た請求項1〜9のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  12. 【請求項12】 吸気管と連通管の軸心を略一致させた
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58143646U (ja) * 1982-03-19 1983-09-28 松下電器産業株式会社 アプライト型電気掃除機
JPH02109527A (ja) * 1988-10-19 1990-04-23 Sanyo Electric Co Ltd 床用掃除具
JPH0595865A (ja) * 1991-10-09 1993-04-20 Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd 電気掃除機

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