JP2002177163A - ロールペーパー収納箱並びに該ロールペーパー収納箱に用いる底蓋とその着脱方法及びロールペーパーの転がり摩擦低減機構 - Google Patents

ロールペーパー収納箱並びに該ロールペーパー収納箱に用いる底蓋とその着脱方法及びロールペーパーの転がり摩擦低減機構

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JP2002177163A
JP2002177163A JP2000404038A JP2000404038A JP2002177163A JP 2002177163 A JP2002177163 A JP 2002177163A JP 2000404038 A JP2000404038 A JP 2000404038A JP 2000404038 A JP2000404038 A JP 2000404038A JP 2002177163 A JP2002177163 A JP 2002177163A
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plate
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box
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Tokuji Sato
篤司 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 俗称トイレットペーパーと称するロールペー
パーを、ティッシュペーパー感覚で切り取って使え、持
ち運びに便利な取っ手を備えた収納箱、並びに該収納箱
下部の開口を簡単に開閉できる底蓋の装着方法、及びロ
ールペーパーを楽に切り取れる機構を提供する。 【構成】 下部に開口Aを設けた箱状体の両側面板1
1,11の上部を山形にして支持片41,41を設け、
該支持片に集束溝3を設けた取っ手4を装着し、前記両
側面板の下部内面に嵌込み溝6,6を刻設して箱本体1
を形成し、別に2本のローラーを装着した底蓋9Aを製
作して、該底蓋を嵌込み溝に回して着脱させ手、開口を
開閉できることを特徴とするロールペーパー収納箱。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、俗称トイレットペーパ
ーと称するロールペーパーをティッシュペーパー感覚で
使えるよにするロールペーパーの収納箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トイレットペーパーと称するロー
ル巻状ペーパーは、トイレで使用されるのがほとんどで
あったが、ティッシュペーパーが高価で省資源に反する
使われ方をしていることから、安価なロールペーパーを
テーブル上で使えるようにした紙製のロール状巻取り物
の包装箱や木製のロール巻きペーパーの引出しケース
(実開平8−40号,実開平6−75295号広報参
照)等が考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のロール状巻取り
物の包装箱やロール巻きペーパーの引出しケース等は、
ロールペーパーを繰り出すときの転がり摩擦を低減する
機構がなかったり、あっても軸芯を使うもので効果があ
まりなく、ロールペーパーを補給する度毎に軸芯を着脱
する手間が掛かり、軸芯を支える機構が必要でコスト高
にし、外形も大きくなった。また、ロールペーパーを切
り取るための刃物に相当する機構を備えていなかった
り、紙製ののこぎり状部が備えてあっても楽には切り取
れなかった。また、初めから使い捨てを前提にして作ら
れていて省資源の面からみて感心できなかったし、耐久
性を持たせた木製のものもあるが取っ手がなく持ち運び
に不便である等の問題を有していた。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、ロールペーパーを簡単に収納でき、持ち運びに
便利で、ロールペーパーの切り取りが容易で、また、ロ
ールペーパーを繰り出すときの転がり摩擦を低減する機
構を備えた収納箱、並びに該収納箱の下部開口を簡単に
開閉できる方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のロールペーパー収納箱は、 1.木製で下部に開口Aを設けた箱状体の両側面板1
1,11の上縁を上方に延長して取っ手保持片41,4
1を形成して、上方が開放した略円形のロールペーパー
を切り取るための集束溝3を設けた取っ手4を装着し、
上天板2にロールペーパーの繰り出し用窓5を設け、下
部開口Aの対向する両側面板の内面にそれぞれ底蓋を嵌
め込む嵌込み溝6,6を刻設して箱本体1を形成する。 2.また、長径が両嵌込み溝に嵌まる長さで、短径が前
後側面板間より短い多角形の板材の対向する辺に摘み凹
部92,92を設けて底板9を製作する。 3.また、対向する1対のローラー保持片81,81を
2対設けたローラー板8aを製作し、別に2本のローラ
ー8b,8bを製作して、前記のローラー板8aにそれ
ぞれ回転可能なように装着して、転がり摩擦低減機構を
備えたローラー基板8を構成する。 4.上記ローラー基板8を、上記で製作した底板9に装
着して、転がり摩擦低減機構を備えた底蓋9Aを構成す
る。
【0006】5.対向する2辺に摘み凹部93,93を
設けた上記の底板9と形状、寸法が同様の板材に、上記
のローラー板8aと同形状の対向する1対のローラー保
持片82,82を2対設けて、該ローラー保持片に、別
に2本のローラー8c,8cを製作してそれぞれ回転可
能なように装着して、転がり摩擦低減機構を備えたロー
ラー底蓋9Bを構成する。
【0007】6.上記で構成した底蓋9A或いはローラ
ー底蓋9Bを、上記で形成した箱本体1に、その下部の
両嵌込み溝6,6に嵌め込むように回して装着して、開
口Aを閉口してロールペーパー収納箱を構成する。 7.上記で箱本体1に装着した底蓋9A或いはローラー
底蓋9Bは、上記とは逆方向に回せば外れて開口Aを開
口できる。
【0008】8.本発明は上記のような方法で、箱本体
1の下部に刻設した嵌込み溝6に、底蓋9A或いはロー
ラー底蓋9Bを回しながら嵌め込んだり外したりして、
開口Aを開閉できることを特徴とする。
【0009】9.上記は箱本体が木製の場合の手段であ
るが、合成樹脂製や金属製としても構わない。以下に厚
紙製の場合の構造を説明する。
【0010】10.前後左右側面板1a,1b,1c,
1d及び糊代1eからなる箱本体部を厚紙で形成し、そ
の前後側面板の上辺に前後半上蓋2a,2bを連成し、
該前後半上蓋のそれぞれ上端に集束溝3a,3aを設け
た取っ手片4h,4hを連成し、前半上蓋2aに窓5a
を設け、また、左右側面板の上辺に取っ手片を組み込む
切込み4d,4dを設けた取っ手保持片4a,4aを連
成し、また前側面板1aの下辺に下端に折込み9eを連
成した外底蓋9bを、また、左右側面板の下辺に内底蓋
9c,9dをそれぞれ連成して箱本体展開板1Aを形成
する。 11.上記で形成した箱本体展開板1Aの糊代1eに接
着剤を塗布して前側面板1aの裏面に貼り付けて、畳ん
だ状態の折畳状箱本体1Bを形成する。 12.上記で形成した折畳状箱本体1Bに、上記で構成
したローラー基板8を組み合わせて、一組の厚紙製ロー
ルペーパー収納箱を構成する。
【0011】13.上記で形成した折畳状箱本体1Bを
上下端が開口した四角柱状に膨らませて、その上辺先端
に連成された取っ手片4h,4hを二重に折り畳んで、
取っ手保持片4a,4aに設けた切込み4d,4dに組
み込んで取っ手Aを形成し、同時に前後半上蓋2a,2
bで上端開口を閉口して、下端が開口状態の箱本体10
を組み立てる。 14.上記の箱本体10の下端の開口からローラー基板
8を収納し、下辺に連成した内底蓋9c,9dを折り畳
み、その後外底蓋9bを折りながら折込み9eを折り込
んで下端開口を閉口する。 15.上記のようにして折畳状箱本体1Bを箱状体に組
み立てて、ローラー基板8と組み合わせて一組の厚紙製
ロールペーパー収納箱を形成する。
【作用】
【0012】上記のように構成された木製のロールペー
パー収納箱を使用するときは、その下部の嵌込み溝に装
着してある底蓋9A或いはローラー底蓋9Bを取り外し
て下部を開口させ、その開口から、ロールペーパーの一
端を潜らせながら窓に通すようにして外に出して、ロー
ルペーパー全体を箱本体内に収納し、前記で取り外した
底蓋を、前記とは逆方向に回しながら嵌込み溝に嵌め込
んで装着して下部開口を閉口する。上記によりロールペ
ーパーを箱本体1内に収納できる。
【0013】また、箱本体1に収納したロールペーパー
を使うときは、窓から出ているロールペーパーの一端を
摘んで、必要な長さだけを繰り出して、切り取りたい部
分を集束溝に集束させて引けば、集束溝がロールペーパ
ーを指で強く摘むような働きをし、また箱本体の重量も
作用して、片手で楽に切り取ることができる。
【0014】上記において、切り残った一端は、集束溝
に集束された状態に保たれ、次に繰り出すときに摘みや
すく、そして見苦しさがなく清潔感を与える。
【0015】また、箱本体上部に装着された取っ手が、
持ち運びに便利で、また単純な箱本体に変化を与え、木
製の場合は、漆塗りや彫刻を施しやすく、それにより家
具調感や上品感を与える。
【0016】また底蓋には、ローラー基板8を介して2
本のローラーが平行に回転可能なように装着してあるの
で、収納したロールペーパーは2本のローラーの上に乗
る形になり、繰り出されるときに2本のローラーの上で
転がる、と同時にローラーが回転してベアリングの役目
をして、ロールペーパーの転がり摩擦が低減されスムー
ズに繰り出すことができる。
【0017】また、ローラー板8aのローラー保持片間
凹部88は、2本のローラーに乗ったロールペーパーが
ローラー板に接触しない逃げの働きをして、ローラー基
板の長さをロールペーパーの幅より短くでき、箱本体を
小形化できる働きやコスト低減の効果がある。
【0018】また、下部に刻設した嵌込み溝6に底蓋を
回して着脱する方式は、ロールペーパー収納箱をテーブ
ル上に置いても、底蓋や嵌込み溝、或いは継ぎ目や隙間
等が外から見えないので、すっきりした箱本体を製作で
きる働きがある。
【0019】また厚紙製のロールペーパー収納箱におい
て、箱本体10が折畳んである場合は、箱本体を四角柱
状に膨らませて、その上端開口を取っ手片を取っ手保持
片に組み込んで取っ手4Aを形成して、前後半上蓋で閉
口して箱本体を組み上げる。そして、下端開口からロー
ルペーパーの一端を窓5aから出すようにして箱本体に
収納し、その後ローラー基板8を収納して、内外底蓋と
折込みを折り込んで下端開口を閉口すれば、ロールペー
パーを厚紙製の箱本体10に収納できる。
【0020】そして、木製の場合と同様に窓5aから出
ているロールペーパーの一端を摘んで必要な長さだけを
繰り出して、切りたい部分を集束溝に集束させるように
当てて引けば思う箇所から切り取ることができる。
【0021】厚紙製は、木製より耐久性はないが、ロー
ラー基板や取っ手、集束溝を設けてあるので使い勝手は
そう変りなく、製造コストや、二重に折畳めるので輸送
コスト等を低減できる利点がある。
【0022】
【実施例】本発明を図面を参照して説明すれば、図1に
おいて、木製で下部を開口させた箱状体の両側面板1
1,11の上縁を山形に延長して、取っ手を嵌め込む通
しほぞ孔4b,4bを穿設した取っ手保持片41,41
を形成する。そして、上方を開放させた略円形で、その
断面の上部形状が鋭角の集束溝3を設けた取っ手4を製
作して、その両取っ手端4c,4cを、前記の通しほぞ
孔に挿入して両取っ手保持片に架けるように装着する。
そして、上天板2にロールペーパーの繰り出し用窓5を
設ける。そして、下部開口A部の対向する両側面板の内
面に底面と平行に底蓋を嵌め込む嵌込み溝6,6を刻設
して箱本体1を形成する。
【0023】また、上記において図示はしていないが、
取っ手を装着する方式は、通しほぞ孔を半ほぞ穴とした
り、ほぞ穴を穿設せず接着剤やピン、金具等で装着する
方式でも構わない。また取っ手保持片を形成せず、市販
等の取っ手を天上板に直に装着しても構わない。また集
束溝を取っ手以外の箇所に設けたり、形状を多角形にし
ても構わない、また、集束溝内に刃物を嵌め込んでも構
わない。また窓は、前側面板に設けたり、開口Aを窓代
わりにしても構わない。また開口を開閉する方式は、対
向する2辺に溝を刻設して、天上板や側面板を蓋として
スライドさせる方式や、蝶番を使って開閉する方式でも
構わない。また嵌込み溝は、前後側面板や全側面板の内
面に刻設しても構わない。
【0024】図4において、多角形で長径が両嵌込み溝
6,6間に嵌まる長さで、短径が前後側面板12,13
間より短い板材に、その対向する2辺に底蓋を回すとき
に摘みやすくする摘み凹部92,92を設け、その中央
にローラー基板を装着するためのネジ孔を設けた底板9
を製作する。
【0025】上記底板9の製作において図示はしていな
いが、摘み凹部の代わりに摘み用指穴や突起を複数箇所
に設けても構わない。
【0026】図3において、中央に底板9に装着するた
めのネジ孔を設けた板材に、ピン孔86を設けた4個の
舌状突起を一対毎に対向させて、別に製作するローラー
が嵌まる間隔を置いて直角に折り起こして、2対のロー
ラー保持片81,81,81,81を形成してローラー
板8aを製作する。
【0027】上記において、前記4箇所のローラー保持
片81の位置関係は、それぞれの一対のローラー保持片
毎にローラーを装着したときに、その2本のローラーが
平行になるように設定する。またそのときの2本のロー
ラーの間隔は、ロールペーパーの芯の直径より少し広く
するのが望ましい。
【0028】そして、別に両端面の中心にピン穴87,
87を設けた2本のローラー8b,8bを製作して、そ
の内の1本を上記で製作したローラー板8aの対向する
1対のローラー保持片間に挟むようにして、そのローラ
ー保持片の両外側からピン孔86にピンを通してローラ
ーのピン穴87に打ち込んで回転可能なように装着す
る。同様にして、別の1対のローラー保持片間に別のロ
ーラーを回転可能なように装着してローラー基板8を構
成する。
【0029】上記ローラー基板8の構成において、ロー
ラー保持片間にローラーを装着する方式は、ローラーに
貫通する軸孔をあけて、その孔に軸を通して回転可能な
ように装着する方式でも構わない。
【0030】図4において、上記で製作した底板9の上
面にローラー基板8を重ねて、双方のネジ孔を合わせて
ネジを通して固定或いは旋回可能なように止めて装着し
て、転がり摩擦低減機構を備えた底蓋9Aを構成する。
【0031】上記の底板にローラー基板を固着する方式
は、ネジ孔を設けず複数の木ネジやピン等で固着しても
構わない。
【0032】図5において、上記の底板9と形状、寸法
が同じで対向する辺に摘み凹部93,93を設けた板材
に、ローラー板8aのローラー保持片81と同じ形状で
ピン孔86を設けた2対分の切込みを入れて、直角に折
り起こしてローラー保持片82,82,82,82を設
け、そのローラー保持片に、別に2本のローラー8c,
8cを製作してそれぞれピンを打ち込んで回転可能なよ
うに装着して、転がり摩擦低減機構を備えたローラー底
蓋9Bを構成する。
【0033】上記のローラー底蓋9Bの各ローラー保持
片82の設定位置関係は、上記ローラー基板8のローラ
ー保持片81の位置関係と同等に設定する。
【0034】図2及び図6において、上記で構成した底
蓋9A或いはローラー底蓋9Bを、箱本体1の下部開口
A部に刻設した嵌込み溝6,6に合わせながら回すよう
にして嵌め込んで装着して、開口Aを閉口してロールペ
ーパー収納箱を形成する。
【0035】そして前記で装着した底蓋は、前記と逆方
向に回せば嵌込み溝から外れて下部開口Aを開口でき
る。
【0036】上記のように、箱本体1の下部開口をその
開口部内面に刻設した嵌込み溝6に底蓋9A或いはロー
ラー底蓋9Bを回して着脱する方式で開閉できることを
特徴とする。
【0037】図2において、箱本体の底方向から見て、
閉字の矢印の示す時計方向に底蓋を嵌込み溝に合わせて
約25度回せば装着されて開口Aが閉口され、また、開
字の矢印が示す反時計方向に約25度底蓋を回せば外れ
て開口Aを開口できることを示す。
【0038】上記では、底蓋を約25度と回せば着脱で
きる実施例で説明しているが、この底蓋を回す角度は、
底蓋の形状や嵌込み溝の深さ等により変わるが、その角
度を小さくすれば底蓋の面積を広くできるが、装着した
底蓋が外れやすくなり、また大きくすれば、底蓋の面積
が小さくなるし操作も難しくなる等好ましくない。
【0039】図7において、上記のようにして構成した
ロールペーパー収納箱の使用方法は、その下部に装着し
てある底蓋9A或いはローラー底蓋を取り外して下部を
開口させ、その開口からロールペーパーの一端を窓から
出すようにして箱本体内に収納し、そして前記で取り外
した底蓋を、そのローラーの装着面を上向きに収めて、
ロールペーパーがローラーの上に乗るようにして下部に
装着して開口を閉口する。前記のようにしてロールペー
パーを箱本体内に収納する。
【0040】そしい、収納したロールペーパーを使うと
きは、窓から出ているロールペーパーの一端を摘んで必
要な長さだけを繰り出して、切り取りたい部分を集束溝
に当てて引いて切り取って使用する。
【0041】またロールペーパーが繰り出されるとき
に、底蓋に装着された2本のローラーが回転してベアリ
ングの役目をしてロールペーパーの転がり摩擦を低減す
るので、ロールペーパーの繰り出しをスムーズに行うこ
とができる。
【0042】そして、ロールペーパーを使い切ったら、
底蓋を上記のようにして外して開口Aを開口させ、そこ
からロールペーパーの残り芯を取り出し、新しいロール
ペーパーを補充して、底蓋を装着して開口Aを閉口させ
て再使用する。そして、前記の操作を幾度も繰り返せば
ロールペーパー収納箱を長期に亘り使用できる。
【0043】また上記の実施例は、箱本体が木製の場合
を例に説明しているが、合成樹脂製や金属で製造しても
構わない。以下に、箱本体が厚紙製の実施れを記す。
【0044】図8において、厚紙で前後左右側面板1
a,1b,1c,1d及び糊代1eからなる箱本体部を
形成し、その箱本体部の前後側面板1a,1bの上辺に
前後半上蓋2a,2bを連成し、その前半上蓋2aに窓
5aを設ける。また、前記の前後半上蓋2a,2bのそ
れぞれの端辺に集束溝3a,3aを設けた取っ手片4
h,4hを連成し、また、左右側面板1c,1dの上辺
に切込み4d,4dを設けた取っ手保持片4a,4aを
連成する。そして、左右側面板1c,1dの下辺に内底
蓋9c,9dを、また前側面板1aの下辺に、端辺に折
込み9eを連成した外底蓋9bをそれぞれ連成して箱本
体展開板1Aを構成する。
【0045】図9において、上記で構成した箱本体展開
板1Aの糊代1eに接着剤を塗布して前側面板1aの裏
面に貼り付けて、その部分及び後側面板1bと右側面板
1dとの接辺部分から折り曲げて、折り畳んだ状態の折
畳状箱本体1Bを形成する。
【0046】上記で形成した折畳状箱本体1Bに、上記
で構成したローラー基板8を組み合わせて、一組の厚紙
製ロールペーパー収納箱を構成する。
【0047】上記の折畳状箱本体1Bは、これを大量に
積み重ねられるので輸送するときや保存するときにがさ
ばらず、単品で使わず保管するときに都合がよい。
【0048】図10において、一組の厚紙製ロールペー
パー収納箱を使用するときは、上記で形成した折畳状箱
本体1Bを上下端が開口した四角柱状に膨らませて、そ
の上辺先端に連成した取っ手片4h,4hを折り畳ん
で、取っ手保持片4a,4aに設けた切込み4d,4d
に組み込んで取っ手Aを形成し、同時に前後半上蓋2
a,2bで上端開口を閉口して、下端が開口した状態の
箱本体10を組み立てる。
【0049】そして、上記の箱本体10の下端開口から
ロールペーパーをその一端を窓5aから出すようにして
箱本体に収納し、その後ローラー基板8をそのローラー
装着面を上向きに収納し、下辺に連成した内底蓋9c,
9dを折り畳み、その後外底蓋9bを折りながら折込み
9eを折り込んで下端開口を閉口する。
【0050】上記により、ロールペーパーを厚紙製ロー
ルペーパー収納箱に収納できる。
【0051】そして、厚紙製ロールペーパー収納箱に収
納したロールペーパーを使用するときは、木製の場合と
同様に窓5aから出てるロールペーパーの一端を摘ん
で、必要な長さだけを繰り出して、切りたい部分を集束
溝に集束させるように当てて引けば思う箇所から切り取
ることができる。
【0052】上記において、ローラー基板8を使わなく
ても構わない。
【0053】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0054】本発明のロールペーパー収納箱では、箱本
体1の下部開口Aの開閉を、下部開口A部内面に嵌込み
溝を刻設し、その嵌込み溝に底蓋を回して脱着して開閉
する方式を取っていることを特徴とする。
【0055】上記により、底蓋の脱着が簡単で、下部開
口部からの使い切った後のロールペーパーの残芯の取り
出しや、ロールペーパーの補充も容易に行える。
【0056】また、嵌込み溝が外から見えない所に刻設
してあるので、嵌込み溝やその嵌込み溝に装着した底蓋
も外から見えないので、従来の、側面板や上面板を蓋と
する方式のように、外から継ぎ目や隙間等見苦しいもの
が見えないので、外観がすっきりして見栄えがよい。
【0057】また、箱本体には窓と集束溝が設けてある
ので、窓からロールペーパーを必要な長さだけ繰り出し
て、集束溝に切り離したい部分を集束させて引けば、思
う箇所で切り取ることができる。これにより、ロールペ
ーパーをティッシュペーパー感覚で使えるようになると
ともに、少量でも、大量でも必要な長さだけを一度に切
り取れるので、無駄がなく大変経済的に使えるようにな
る。
【0058】またロールペーパーを、ロールペーパー収
納箱に収納して使うので、汚れたり埃をかぶることがな
く清潔に保たれ、何時も衛生的に使用できる。また外部
にロールペーパーの一端が露出しているが、集束溝に集
束された状態に保たれるので、次に引き出す時に摘みや
すく、また見苦しくなく、不清潔さを感じさせることが
なく、事務机やテーブル等の上に置いても不快感を感じ
させない。
【0059】また、転がり摩擦低減機構を備えたローラ
ー基板を設けてあるので、ロールペーパーの繰り出しが
非常にスムーズに行える。
【0060】また上記により、ロールペーパー用の芯棒
が不要になるので、ロールペーパーの収納が簡単にな
り、芯棒受を設ける必要もなくなるので、箱本体を小型
にでき、置く場所も狭くてすみ、コストダウンが計れ
る。
【0061】また、従来の包装箱や現行の箱入りティッ
シュペーパーの箱にはなかった取っ手が設けてあり、持
ち運びに便利なばかりでなく、単純な箱状体に変化と豪
華さを与える。
【0062】また従来の厚紙製では、使い捨てや20回
前後の耐久性しかないのに比べて、本発明の木製のもの
はコスト高ではあるが半永久的な耐久性がありそれだけ
の価値は十分ある。また木製の重みが重りの働きをし
て、ロールペーパーの切り取りが容易に行え、箱全体に
重圧感を与える。また日光彫りや漆等を施しやすく、テ
ーブルの上に置いたときに上品な家具調感を与える。
【0063】また厚紙製の箱本体は木製より耐久性はな
いが、ローラー基板や取っ手、集束溝を設けてあるので
使い勝手はそう変りなく、替わりに製造コストや、折畳
んで重ねて一度に大量に運べるので、輸送コストを低減
できる等の利点がある。
【0064】上記のような種々の効果から、ティッシュ
ペーパーに比べて半値以下の安いロールペーパーの需要
が増え、その分箱入りのティッシュペーパーの使用量が
減少するようになれば、安価に済むばかりでなく、再製
紙の使用が増え、省資源、自然保護にも大きく寄与する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の木製箱本体形成状態を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の箱本体嵌込み溝への底蓋着脱状態を示
す底面図である。
【図3】本発明のローラー板製作、及びローラー基板構
成状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の底板製作、及び底蓋構成状態を示す斜
視図である。
【図5】本発明のローラー底蓋構成状態を示す斜視図で
ある。
【図6】本発明の木製ロールペーパー収納箱の構成状態
を示す斜視図である。
【図7】本発明の木製ロールペーパー収納箱の使用時に
おける各部の稼働状態を示す縦断面図である。
【図8】本発明の厚紙製箱本体展開板の平面図である。
【図9】本発明の厚紙製折畳状箱本体の平面図である。
【図10】本発明の厚紙製箱本体の組立て状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
A 開口 6 嵌込み溝 1、10 箱本体 8 ローラー基
板 1A 箱本体展開板 8a ローラー
板 1B 折畳状箱本体 8b、8c ロ
ーラー 11 側面板 81、82 ロ
ーラー保持片 12、1a 前側面板 86 ピン孔 13、1b 後側面板 87 ピン穴 1c 左側面板 88 ローラー
保持片間凹部 1d 右側面板 9 底板 1e 糊代 9A 底蓋 2 上天板 9a ローラー
底板 2a 前半上蓋 9B ローラー
底蓋 2b 後半上蓋 9b 外底蓋 3、3a 集束溝 9c 9d 内
底蓋 4、4A 取っ手 9e 折込み 41、4a 取っ手保持片 92、93 摘
み凹部 4b 通しほぞ孔 4c 取っ手端 4d 切込み 4h 取っ手片 5、5a 窓

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部に開口(A)を設けた箱状体であっ
    て、その両側面板(11,11)の上縁を上方に延長し
    て取っ手保持片(41,41)を形成して、上方が開放
    した略円形のロールペーパーを切り取るための集束溝
    (3)を設けた取っ手(4)を装着し、上天板(2)に
    ロールペーパーの繰り出し用窓(5)を設け、下部開口
    (A)の対向する両側面板の内面にそれぞれ底蓋を嵌め
    込む嵌込み溝(6,6)を刻設して箱本体(1)を形成
    し、また長径が両嵌込み溝に嵌まる長さで、短径が前後
    側面板(12,13)間より短い多角形の板材の対向す
    る辺に摘み凹部(92,92)を設けて底板(9)を製
    作し、また対向する1対のローラー保持片(81,8
    1)を2対設けたローラー板(8a)に、2本のローラ
    ー(8b,8b)を製作してそれぞれを回転可能なよう
    に装着して、転がり摩擦低減機構を備えたローラー基板
    (8)を構成し、該ローラー基板(8)を前記底板
    (9)に装着して底蓋(9A)を構成する。そして該底
    蓋(9A)を、上記の箱本体(1)の両嵌込み溝(6,
    6)に嵌め込むように回して装着して開口(A)を閉口
    してなるロールペーパー収納箱である。また、底蓋(9
    A)を前記とは逆方向に回せば外れて開口(A)を開口
    できる。前記のような方法で箱本体(1)の下部開口を
    開閉できることを特徴とする。
  2. 【請求項2】対向する2辺に摘み凹部(93,93)を
    設けた請求項1記載の底板(9)と形状、寸法が同様の
    板材に、請求項1記載のローラー板(8a)と同様に、
    対向する1対のローラー保持片(82,82)を2対設
    けて、該ローラー保持片に、2本のローラー(8c,8
    c)をそれぞれ回転可能なように装着して、転がり摩擦
    低減機構を備えたローラー底蓋(9B)を構成して、該
    ローラー底蓋(9B)を、請求項1記載と同様にして箱
    本体(1)の下部開口(A)に装着してなるロールペー
    パー収納箱である。
  3. 【請求項3】前後左右側面板(1a,1b,1c,1
    d)及び糊代(1e)からなる箱本体部を厚紙で形成
    し、その前後側面板(1a,1b)の上辺に前後半上蓋
    (2a,2b)を連成し、該前後半上蓋のそれぞれ上端
    に集束溝(3a,3a)を設けた取っ手片(4h,4
    h)を連成し、前半上蓋(2a)に窓(5a)を設け、
    また、左右側面板(1c,1d)の上辺に取っ手片を組
    み込む切込み(4d,4d)を設けた取っ手保持片(4
    a,4a)を連成し、また前側面板(1a)の下辺に、
    下端に折込み(9e)を連成した外底蓋(9b)を、ま
    た、左右側面板(1c,1d)の下辺に内底蓋(9c,
    9d)をそれぞれ連成して箱本体展開板(1A)を形成
    する。そして、該箱本体展開板の糊代(1e)に接着剤
    を塗布して前側面板(1a)の裏面に貼り付けて、畳ん
    だ状態の折畳状箱本体(1B)を形成し、該折畳状箱本
    体を上下端が開口した四角柱状に膨らませて、その上辺
    に連成した取っ手片(4h,4h)を畳んで取っ手保持
    片(4a,4a)に設けた切込み(4d,4d)に組み
    込んで取っ手(4A)を形成しながら前後半上蓋(2
    a,2b)で上端開口を閉口する。また、下辺に連成し
    た内外底蓋(9c,9d,9b)及び折込み(9e)を
    組み込んで箱本体(10)を構成し、該箱本体(10)
    と請求項1で構成したローラー基板(8)を組み合わせ
    てなる厚紙製ロールペーパー収納箱である。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011073702A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Dainippon Printing Co Ltd 梱包体
KR200453660Y1 (ko) 2009-06-09 2011-05-17 이준직 우표수납케이스
CN112330888A (zh) * 2020-09-17 2021-02-05 蒙城县望槐信息科技有限责任公司 一种基于互联网的多功能信息技术咨询服务装置
CN107481615B (zh) * 2017-08-16 2023-07-07 浙江克拿德电子有限公司 一种广告机

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