JP2002176507A - 通信システム、通信端末、及び通信制御方法 - Google Patents

通信システム、通信端末、及び通信制御方法

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JP2002176507A
JP2002176507A JP2001311995A JP2001311995A JP2002176507A JP 2002176507 A JP2002176507 A JP 2002176507A JP 2001311995 A JP2001311995 A JP 2001311995A JP 2001311995 A JP2001311995 A JP 2001311995A JP 2002176507 A JP2002176507 A JP 2002176507A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信を行う相手端末をリモート制御して、こ
ちらから送った情報を上記相手端末に入手させることが
できるようにする。 【解決手段】 第1の通信時に、第1の端末が第2の端
末にデータと上記データを管理する管理情報を送信し、
上記第2の端末が受信した上記データと上記管理情報を
蓄積するともに、第2の通信時に、上記第1の端末が上
記管理情報を上記第2の端末に送信し、上記第2の端末
が受信した上記管理情報から蓄積されているデータを出
力することにより、第2の端末をリモート制御して上記
管理情報を第2の端末に入手させることができ、操作者
が相手に関連するデータを保管する際の煩雑な手間や、
あるいは通信中に情報の認識をしたり、捜しまわったり
する手間を省略することができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システム、通
信端末、及び通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログの電話回線の場合、音声
は通常の速度で伝送可能であるが、データは低速でしか
伝送することができなかった。
【0003】しかし、近年、通信技術や半導体技術、お
よび光技術等の進歩に伴って、ディジタル回線が整備さ
れ、大容量のデータを高速に伝送することが可能になっ
た。特に、ディジタル伝送の場合には伝送による品質低
下がなく、伝送を行った後も同レベルの品質が保たれる
特徴を有している。また、伝送データのメディアの特性
に応じた伝送路を必要とせず、メディアの統合が図れる
特徴を有しており、これらの特徴により複合メディア端
末間の伝送が可能になった。このため、最近は従来の音
声のみの電話から映像をも同時に伝送することができる
電話端末が出現している。
【0004】こうした状況の中、異なる複合端末間にお
いても相互通信が可能になるように、ITUTなどによ
る国際標準かが進められており、ディジタル回線を用い
たテレビ電話、テレビ会議システムなどのAV(Aud
io Visual)サービスとしてAVサービス用の
サービス規定、プロトコル規定、マルチメディア多重化
フレーム構成規定等がITU勧告H.320、H.24
2、H.221などとして発表されている。
【0005】上記H.221では、64Kbpsから1
920KbpsまでのAVサービスにおけるフレーム構
成および端末能力の交換や、通信モードのFAS(Fr
amAlignment Signal)、BAS(B
it Allocation Signal)の符号割
当等が定義されている。
【0006】また、上記H.242では、BASを用い
たAV端末間での能力交換、および通信モード切り替え
などのプロトコルが定義されており、上記H.320で
はAVサービス全般のシステムアスペクトが定義されて
いる。
【0007】また、上記勧告においては、エンドツーエ
ンドの物理コネクションの設定、およびインチャネルで
のFASによる同期確立後、インチャネルでBASを用
いた端末能力の交換シーケンス、通信モードの指定によ
るモード切り替えシーケンスなどの手順により端末間で
画像、音声、データなどのマルチメディア通信を行うた
めの方法が規定されている。ただし、各端末において自
己の端末能力を状況に応じて変化させたり交換された能
力の範囲内でどの通信モードを用いるかは規定の範囲外
である。
【0008】ところで、マルチメディア通信における各
メディアの情報転送速度は、音声情報は音声符号化方式
を指定することで決定される。また、データ情報は、そ
の使用の有無、使用する場合の転送速度を指定すること
により決定され、設定した通信路全体の情報転送速度か
ら、音声情報の転送速度とデータ情報の転送速度を引い
た残りが画像情報の転送速度になる。
【0009】また、パーソナルコンピュータやワークス
テーションにおいてもマルチメディア化が進行してお
り、従来のデータ通信から音声や映像などの通信が可能
になりつつある。この場合の通信媒体は、主にローカル
エリアネットワークであり、データをパケット化して通
信を行うようにしている。
【0010】上記ローカルエリアネットワークは、通
常、構内で閉じているネットワークである。しかし、最
近では通信プロトコルについても、ネットワークにおけ
るノードの持つ機能を階層的に分割したレイヤの内の一
つである(7)フィジカルレイヤで規定され、ゲートウ
ェイやサーバーを介してかなり広域のネットワークでの
相互通信も盛んに行われている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
通信装置の場合には以下のような問題があった。すなわ
ち、例えば、ドキュメントはファクシミリ通信やデータ
通信で行われ、音声は電話で行われており、また、映像
と音声の場合にはTV電話による通信が行われていた。
さらに、複数のメディアを通信する場合には、マルチメ
ディアの通信端末で行われていた。すなわち、従来も種
々の通信を行うことができるようになされていたが、通
常は、1種類ごとに通信が行われており、複数種類の通
信がお互いに関連して行われることはなかった。
【0012】例えば、最初の通信でドキュメントを送
り、次の通信でそのドキュメントを見ながら音声で通信
するということがよく行われる。このような場合に、両
者の通信は全く関係なく行われるので、従来はドキュメ
ントを受け取った時に注意して保管する必要があった。
あるいは、音声で通信する時に、ドキュメントをお互い
に確認し合う必要があった。
【0013】すなわち、従来はドキュメントの送受信と
音声による通信とが別々に行われていたので、ドキュメ
ントを保管中に紛失してしまい、再送信をしてもらった
り、あるいは、確認する際に捜し回ったりと非常に非効
率であるという問題があった。
【0014】本発明は上述の問題点に鑑み、通信を行う
相手端末をリモート制御してこちらから送った情報を上
記相手端末に入手させることができるようにすることを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の通信システム
は、第1の通信時に、第1の端末が第2の端末にデータ
と上記データを管理する管理情報を送信する手段と、上
記第2の端末が受信した上記データと上記管理情報を蓄
積する手段と、第2の通信時に、上記第1の端末が上記
管理情報を上記第2の端末に送信する手段と、上記第2
の端末が受信した上記管理情報から蓄積されている上記
データを出力する手段とを有することを特徴としてい
る。また、本発明の他の特徴とするところは、上記管理
情報が上記複数のデータの中から指定するグループ指定
情報を含むことを特徴としている。また、本発明のその
他の特徴とするところは、第1の通信時に、第1の端末
が第2の端末にデータと上記データを管理する管理情報
を送信する手段と、上記第2の端末が受信した上記デー
タと上記管理情報を蓄積する手段と、第2の通信時に、
上記第2の端末が上記管理情報を上記第1の端末に送信
する手段と、上記第1の端末が受信した上記管理情報か
ら蓄積されている上記データを出力する手段とを有する
ことを特徴としている。また、本発明のその他の特徴と
するところは、上記管理情報が上記複数のデータの中か
ら指定するグループ指定情報を含むことを特徴としてい
る。
【0016】本発明の通信端末は、データを記憶する通
信端末において、上記記憶された複数のデータと上記複
数のデータを管理する管理情報とを相手の通信端末に送
信する送信手段と、上記相手の通信端末に送信した複数
のデータおよび管理情報を記憶しておくための記憶手段
と、上記相手の通信端末と接続中に上記管理情報を上記
相手の通信端末に送信し、上記相手の通信端末に上記管
理情報を入手させる管理情報送信手段と、上記相手の通
信端末から管理情報が送られてきたときに、その管理情
報に基づいて上記記憶手段に記憶されているデータを検
索し、上記相手の通信端末から送られてきた上記管理情
報に基づくデータを相手の通信端末に出力するデータ出
力手段とを具備することを特徴としている。また、本発
明の他の特徴とするところは、上記管理情報は、上記複
数のデータの中から指定するグループ指定情報であるこ
とを特徴としている。
【0017】本発明の通信制御方法は、複数のデータを
記憶する通信制御方法において、上記記憶した複数のデ
ータと上記複数のデータを管理する管理情報とを相手の
通信端末に送信する送信処理と、上記相手の通信端末に
送信した複数のデータおよび管理情報を記憶媒体に記憶
する記憶処理と、上記相手の通信端末と接続中に上記管
理情報を上記相手の通信端末に送信し、上記相手の通信
端末に上記管理情報を入手させる管理情報送信処理と、
上記相手の通信端末から管理情報が送られてきたとき
に、その管理情報に基づいて記憶されているデータを検
索し、上記相手の通信端末から送られてきた上記管理情
報に基づくデータを相手の通信端末に出力するデータ出
力処理とを行うことを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の通信システム、通
信端末、及び通信制御方法の一実施形態を図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の通信端末の一実施形態を
示す機能構成図である。図1において、は受信手段、
は管理手段、は記憶手段、は識別情報判別手段、
は一覧表生成手段、はデータ出力手段、は送信手
段、は表示装置、はプリント手段である。
【0019】上記受信手段は、通信相手の端末から送
られてくる入力信号SINを内部に導入するために設けら
れているものである。管理手段は、入力信号SIN中の
データを相手端末の識別情報と関係付けて管理するため
のものである。また、記憶手段は、上記管理手段に
よって相手端末と関係付けられたデータを記憶して蓄積
するためのものである。識別情報判別手段は、他の端
末との接続時に、上記管理手段により管理されている
上記相手端末の識別情報と上記接続している他の端末の
識別情報とが一致するかを判別するためのものである。
【0020】一覧表生成手段は、判別の結果、識別番
号が一致した場合に、上記一致した識別番号に上記当す
るデータの一覧表を生成するためのものである。また、
データ出力手段は、上記一致した相手端末の識別情報
のデータを出力するために設けられている。送信手段
は、データ出力手段から導出されるデータを通信の相
手の端末に送信するために設けられているものである。
また、表示装置は、データ出力手段から導出される
データを表示面上に表示するためのものであり、プリン
ト手段は上記データ出力手段から導出されるデータ
を媒体上に印字して出力するためのものである。
【0021】図2は、本実施の形態の通信システムをT
V電話装置に適用した一例を示すブロック図である。図
2において、10は、会議参加者を撮影するカメラ、1
1はCRTや液晶表示装置などからなるモニタ、12は
ドキュメントや資料等を読み込むためのスキャナ、13
はテキストデータやグラフィックデータおよび画像等の
ビットマップデータをプリントアウトするプリンタであ
る。次いで、16は画像処理部であり、カメラ10およ
びスキャナ12から入力されるデータを取り込む機能
と、上記入力データを符号化部へ送信する機能と、符号
化部から受信したデータや入力データをモニタ11やプ
リンタ13に出力する機能を有している。
【0022】20は、画像コーデック部であり、画像処
理部16から出力される送信すべき画像信号を符号化す
るためのものである。ここで、上記画像コーデック部2
0は、動き補償、駒落とし、フレーム間補償およびフレ
ーム内補償、離散コサイン変換(DCT)、ベクトル量
子化変換などの処理を行って帯域圧縮する。なお、IS
DN回線の基本インタフェースの64kbpsで伝送可
能な符号化方式として、ITU勧告H.261がある。
また、静止画像の符号化方式としては、DCT変換は同
じであるJPEGや可逆性を持つJBIGや、ファクシ
ミリ等で使用しているMMR,MR,MHなどがある。
また、蓄積用の動画符号化方式としては、MPEG1,
MPEG2などがある。
【0023】次いで、14はマイク、15はスピーカで
ある。また、17は音声処理部であり、マイク14およ
びスピーカ15に対応して設けられているものである。
上記音声処理部17は、マイク14やスピーカ15の音
量レベル調整、エコーキャンセル処理、並びにダイヤル
トーン、呼出音、ビジートーンおよび着信音などのトー
ンの生成処理を行う。
【0024】22は、送信すべき音声信号を符号化した
り、受信した符号化音声信号を復号化して音声処理部1
7に出力したりする音声コーデック部である。上記音声
コーデック部22の伝送速度および符号化方式には、6
4kbpsPCM(G.711)7kHz帯域64kb
psコーデック(G.722)、32kbpsADPC
M(G.726),16kbpsコーデック(G.72
8)、8kbpsコーデックなどがある。また、24
は、データの符号化部である。
【0025】32は、通信回線(例えば、アナログ電話
回線、ISDN回線、LAN回線など)に接続するため
の回線インタフェース部である。30は、送信すべき映
像信号、音声信号および制御情報を上記H.221フォ
ーマットに多重化して回線インタフェース部32に供給
するとともに、回線インタフェース部32から供給され
る受信情報を画像信号、音声信号、データおよび制御信
号に分離する分離多重化回路である。
【0026】44は、データ等を記憶する記憶部、46
はデータを管理するデータ管理テール、48はデータ本
体記憶部である。次いで、42はデータの管理情報を解
読する管理情報解読部、40は相手端末を識別する情報
を解読して相手端末を識別する相手端末識別部である。
26は、通信端末全体の動作を制御するシステム制御部
であり、音声コーデック部22や画像コーデック部20
や、データ符号化部24等から符号化されたデータを転
送したり、音声コーデック部22および画像処理部16
から音声データ、画像データ、テキストデータおよびグ
ラフィックデータ等を転送する。また、上記システム制
御部26は、多重化部30や回線インタフェース部32
から多重情報や回線情報などの制御情報を転送したり、
受信した管理情報を管理情報解読部42に転送したりす
るとともに、解読された結果により記憶部44にアクセ
スしたりする。また、受信した相手端末識別情報を相手
端末識別情報部40に転送し、その結果によりデータを
記憶部44に記憶したりするなどの機能を有している。
【0027】50は操作装置であり、システム制御部2
6に種々の指示を入力するためのものであり、例えば、
キーボード、タッチパネル、ディジタイザおよびマウス
などのポインティング装置により構成されている。
【0028】次に、図2に示した通信端末のおける画像
信号および音声信号の流れを簡単に説明する。カメラ1
0から入力される動画像信号は、画像処理部16により
内部メモリに取り込まれる。そして、その取り込まれた
動画像信号は、空間フィルタ処理、時間フィルタ処理、
ノイズ除去処理、フォーマット変換処理、色空間変換処
理などの処理がなされた後で、画像コーデック部20に
転送される。
【0029】また、本実施の形態のテレビ電話装置にお
いては、カメラ10からの入力動画像信号を補足し、静
止画像として内部メモリに取り込み、システム制御部2
6に転送するようにしている。
【0030】次に、スキャナ12から画像処理部16に
入力される静止画像信号は、画像処理部16によりプリ
ンタ用の制御が行われた後で静止画像信号が内部メモリ
に取り込まれる。そして、画像符号化部20に転送され
るか、またはシステム制御部26に転送される。
【0031】次に、画像符号化部20から転送された画
像信号をフォーマット変換処理、および色空間変換など
の処理をする。そして、静止画像信号については、モニ
タ11へ転送する場合は、モニタ出力用の色変換や解像
度変換等をして転送する。また、プリンタ13へ転送す
る場合には、プリンタ制御を行い、色変換や解像度変換
等をして転送する。
【0032】さらに、動画像信号については、解像度変
換や色変換、空間フィルタや時間フィルタの処理を行い
モニタ11へのインタフェース変換を行い、モニタ11
に転送する。また、システム制御部26からのグラフィ
ックデータに上記のような処理を行った後、モニタ11
あるいはプリンタ13へ転送する。
【0033】また、グラフィックデータと動画像信号と
静止画像信号とを合成する方法として、グラフィックデ
ータがテキストVRAMに書き込まれるコードデータの
一つを動画像か静止画像に指定する。そして、その指定
以外のコードデータが読み出された時はグラフィックデ
ータを転送し、その指定されたコードデータが読み出さ
れた時には動画像か静止画像に切り替えてモニタ11あ
るいはプリンタ13へ転送することで合成する方法があ
る。なお、このコードデータは、カラールックアップテ
ーブルの色データの中から各コードデータごとに色デー
タが指定されている。
【0034】他方、マイク14により入力される音声デ
ータは、音声処理部17を介して音声コーデック部22
に転送される。また、音声コーデック部22からの音声
データは、音声処理部17を介してスピーカ15に転送
される。
【0035】また、システム制御部26からの音声デー
タをスピーカ15に転送したり、マイク14からの音声
データをシステム制御部26に転送したりすることも行
われる。
【0036】映像コーデック部20および音声コーデッ
ク部22からの符号化信号、並びにシステム制御部26
からの制御コマンドを多重化し、回線インタフェース部
32に出力する。回線インタフェース部32は、分離多
重化部30からの信号を接続する通信回線に所定フォー
マットで出力する。
【0037】また更に、分離多重化部30と画像コーデ
ック部20、音声コーデック部22との転送か、分離多
重化部30とシステム制御26との転送かを選択する機
能を有している。
【0038】一方、通信回線から受信した信号は、回線
インタフェース部32から分離多重化部30に供給され
る。分離多重化部30は、受信信号から符号化画像信
号、符号化音声信号、データおよび制御コマンドを分離
し、データおよび制御コマンドをシステム制御部26に
供給する。
【0039】画像処理部16は、カメラ10から入力さ
れる画像信号および画像コーデック部20から入力され
る受信画像信号を選択合成してモニタ11に供給する。
なお、画像処理部16は合成処理として、例えば、ピク
チャー・イン・ピクチャーやウィンドウ表示システムに
おける対応ウィンドウへのはめ込みなどを行う。これに
より、入力画像信号、およびまたは受信画像信号(留守
録画像を含む)がモニタ11の画面に表示される。
【0040】音声コーデック部22の出力は、音声処理
部17を介してスピーカ15に供給される。これによ
り、通信相手からの音声(留守録した音声を含む)をス
ピーカ15から聞くことができる。
【0041】なお、画像コーデック部20の符号化方式
としては、H.261,MPEG,JPEG、MMR,
MR,MHなどがある。ここでは、上記の符号化方式に
ついて説明するが、他の画像符号化方式においても同様
に応用できることは明らかであるので、符号化方式はこ
の限りではない。
【0042】この画像の圧縮方法の一つとして、上述し
たようにITUのH.261勧告がある。上記H.26
1勧告は既に勧告化されており、通信する際の画像信号
の符号化方式を規定するものである。その勧告に準拠し
ていれば、他の勧告に準拠したTV電話とも相互通信が
可能となる。
【0043】上記H.261勧告は、世界共通のビデオ
信号フォーマットを採用している。これは、取り扱うビ
デオ信号には、NTSC,PAL,ディジタルテレビ規
格などの異なった複数の規格が存在するため、お互いに
通信ができるようにするためである。
【0044】上記フォーマットは、CIFフォーマット
およびGOBフォーマットと称され、CIFフォーマッ
トは標本数が輝度Yは352画素×288ライン、色差
Cr,Cbは176画素×144ラインで規定されてい
る。
【0045】更に、CIFフォーマットの1/4をQC
IFフォーマットと称され、その標本数は輝度Yが17
6画素×144ライン、色差Cr,Cbは、88画素×
72ラインで定義されている。
【0046】また、GOBフォーマットは、標本数が輝
度176画素×48ライン、色差Cr,Cbは88画素
×24ラインに定義され、CIFの1/12,QCIF
の1/3に相当する。
【0047】圧縮方法としては、自然界の映像には画素
間の相関が強いことや周波数成分が低周波に集中し、高
周波は小さいことなどを利用してフレーム内のデータを
8画素×8画素のブロックとし、2次元DCT変換する
フレーム内符号化が用いられている。
【0048】また、前フレームと現フレームとの同位置
の画像ブロックにおいて、両者の相関が強い時にフレー
ム間の差分を取り、その差分値に対して8画素×8画素
のブロックを2次元DCT変換するフレーム間符号化も
用いられている。
【0049】さらに、前フレームから現フレームへ類似
した画像ブロックが相対的に隣接移動した場合に、これ
を検知してその画像ブロックの移動量と移動方向の情報
を送るだけで画像データそのものを送らずに済ませるこ
とで発生データ量を減らす動き補償を行うようにしてい
る。
【0050】そしてまた、DCT変換後の各周波数ごと
の係数値が低周波領域では値が発生するが、高周波領域
では値が発生しにくくゼロ値が続くことを利用したゼロ
ランレングス符号化や、データの発生量に応じてデータ
の量子化ステップ幅を変更することでデータの発生量を
調整する量子化が用いられることもある。
【0051】発生頻度の高いデータパターンに対しては
短い符号値を、発生頻度の低いデータパターンに対して
は長い符号値を割り当てることで、トータル的に発生し
たデータ量よりも少ないデータ量に変換する可変長符号
化が用いられる。また、フレームをスキップして、画像
データそのものを落としてしまう駒落しなどが使用され
ている。
【0052】以上のように、本実施の形態の通信端末に
おいては、複数の圧縮技術をハイブリットにして利用す
るようにして、低レートの通信においても動画像信号を
通信可能としている。
【0053】ところで、フレーム内符号化のうち、IN
TERモードは、フレーム間の相関が高い場合に高い圧
縮率を達成できるので、フレーム間に一定以上の相関が
ある場合にINTERモードを採用する。また、一定未
満の相関のときには入力画素値をそのまま符号化するI
NTRAモードを採用する。相関の程度は、例えば、フ
レーム間の被写体の動きの程度により判定する。
【0054】INTERモードでは、送信側の量子化と
受信側の量子化との差である量子化誤差が受信端末で累
積され、量子化が粗い場合にはこれが顕著になるので、
周期的にブロック単位でINTRAモードを配置するの
が普通である。また、伝送エラーの伝搬を防ぐために
も、周期的にINTRAモードが配置される。
【0055】特に、フレーム内の全ブロックをフレーム
内符号化したフレームを適宜の間隔で設けることが望ま
しいとされており、これを全INTRA処理と呼ぶ。全
INTRA処理により、復号化エラーおよび量子化誤差
を解消し、画面をリフレッシュできる。
【0056】次に、MPEG(Motion Pict
ure Image CodingExperts G
roup)について説明する。MPEGは、ISO/I
ECにより標準化作業が進められている画像符号化方式
であり、主に、ディジタル蓄積メディアの画像符号化方
式を規定するものである。
【0057】MPEG−1は、既に勧告化されており、
現在、MPEG−2の標準化作業が進められている。こ
の場合、符号化方式は、基本は上記H.261勧告と同
じであるが、MPEGが蓄積メディア符号化のために、
上記H.261のような通信を前提とした符号化と大き
く異なるのは、時間軸に対する処理である。
【0058】具体的には、早送り、巻戻し、途中再生、
逆再生といった要求に対応するために様々な工夫がなさ
れている。まず、GOP(Group of Pict
ures)という複数のフレームをひとまとめにした単
位で扱うことが定義されている(ここでNパラメータ
(=GOPのフレーム数)を設定)。
【0059】GOPにはシーケンスヘッダを付けること
ができ、このGOP単位の再生を可能としたことで、途
中再生等の対応を図っている。また、フレームには、複
数のタイプがあり、I(Intra Frame)−P
icture,P(Predictive)−Pict
ure,B(Bidirectional)−Pict
ureが定義されている(ここで、Mパラメータ(I,
P−Pictureの周期)を設定)。
【0060】上述したH.261では、P−Pictu
reのみであり、時間的には前方方向の片方向の予測が
使用される。それに対し、MPEGは、上記3種類のフ
レームタイプを用いて、時間軸上の双方向の予測に基づ
く復号化を可能にし、更に、時間軸を縮めて高速に復号
化することが可能である。これにより、逆再生、早送り
などの対応を図っている。なお、画面サイズについて
は、特に定めていないので用途に応じて変更が可能であ
る。
【0061】次に、JPEG(Joint Photo
graphic ExpertsGroup)について
説明する。JPEGは、ITUとISO/IECの共同
作業により進められたカラー静止画の符号化を規定する
ものであり、既に勧告化されている。
【0062】上述したH.261やMPEGとの共通点
は、変換符号化方式が2次元の離散コサイン変換(DC
T変換)という点である。それ以外では、静止画として
の特徴を生かす方式が採用されている。
【0063】まず、DCT係数に対して、Y(輝度)成
分、C(色差)成分を別々の量子化マトリクスを用いて
量子化し、DCT係数のうちのDC成分は、左隣のブロ
ックのDC成分との差の予測値(DPCM)を用いてD
C成分用のハフマン符号化を施し、AC成分は、DCT
係数をジグザグスキャンしてゼロランレングス符号化後
にAD成分用のハフマン符号化を行う。
【0064】ここで、量子化マトリクスとハフマン符号
化テーブルは、自由に設定可能であり、送信側から受信
側へその設定値を事前に転送することで符号化復号化を
行うことができる。これにより、対象となる静止画に対
して画質や符号化効率の向上等で最も適した符号化をす
ることが可能となる。
【0065】また、ディスプレイなどへのソフトコピー
表示を考慮して、粗い画像からきれいな画像へと順次表
示していく機能がある。表示順序によりシーケンシャル
符号化による表示とプログレッシブ符号化による表示が
あるが、JPEGでは、後者の方式を拡張機能として採
用し、使用上の用途を広げている。
【0066】上記プログレッシブ符号化方式とは、解像
度および階調性の低い大まかな画像信号から階層的に順
次解像度および階調性を向上させ、最終画質に到達する
手法である。この方式には、SS方式、SA方式、ハイ
アラーキカル方式の3種類がある。
【0067】SS方式(Spectral Selec
tion)とは、DCT係数を一度に全てを送信せず複
数回に分割して送出する方法で、DCT係数の周波数方
向の段階的符号化である。
【0068】SA方式(Successive App
roximation)とは、DCT係数のうち、最上
位から任意の複数ビットを画像内全ブロックに対して符
号化し、以後のスキャンで残りの下位ビットを上位から
1ビットずつ順に符号化して送信する方法で、DCT係
数の精度の段階的符号化である。
【0069】ハイアラーキカル方式(Hiererch
ical)とは、画像を縦、横2の乗分の1にしてピラ
ミッド的に縮小し、ピラミッドの各階層でDCT変換等
の圧縮符号化をし順次画像を大きくしていく方法であ
る。符号化の順としては、まず、最も縮小した画像を符
号化し、次にこの符号に対する復号画像を2倍に拡大し
た画像と入力画像を同一サイズに縮小させた画像との差
分をDCT変換し、この処理を画像サイズが入力画像と
等しくなるまで繰り返すものである。つまり、解像度の
違う端末への対応が可能というメリットがある。
【0070】もう一つの符号化として、Spatial
符号化方式である2次元DPCM符号化(DCT変換無
し)を可能としている。その際の予測関数としては、対
象画素と予測に用いる周囲3画素を用いての予測演算が
用いられる。予測演算は8通りある。
【0071】次に、ISDN回線では、図3に示すよう
に、アウトバンド信号(つまりDch)を用いて発呼し
相手端末と接続し、Bchで通信を行う。(ただし、D
chのパケット通信は可能)その呼設定時の呼設定内容
は、図4および図5で示すように、オプションで着番号
を付加することが可能である。
【0072】よって、この機能を利用することにより、
相手端末番号を伝えることが可能となる。また、伝達能
力により、音声、非制限ディジタル、3.1kHzオー
ディオを判別することが可能である。
【0073】呼が設定され相手端末と接続された時の通
信路としては、他にDch,H0,H1などもあるが、
以下ではBchのみで説明する。このようにして通信可
能となったBchを用いて、上記勧告H.242に従
い、図6に示すようにインバンド信号手順がBchで実
行され、これによりBch内をデータ部と通信を制御す
る制御部とに割り付ける。
【0074】この制御は、インチャネル制御と呼ばれて
いる。このインチャネル制御のために、Bch内に制御
ビットが必要になり、そのフレーム構成が上記H.22
1で規定されている。上記インチャネル制御を実行する
ためのBチャネル内のフレーム構成を図7に示す。
【0075】図7は、Bch(64kbps)に対する
マルチフレーム構成を示している。このマルチフレーム
構造は、1オクテット/125μsecを基本として、
図7(a)に示すように、1フレーム=80オクテッ
ト、同(b)に示すように、1サブマルチフレーム=2
フレーム、同(c)に示すように、1マルチフレーム=
8サブマルチフレームの構造を成している。ビット方向
には、8kbpsのサブチャネルが#1から#8まで定義
されている。
【0076】ただし、#8サブチャネルだけは、転送レ
ートが、6.4kbpsとなり、制御ビットとして、F
AS(Fram Alignment Signal)
とBAS(Bit−rate Allocation
Signal)の信号が挿入されている。このFAS信
号とBAS信号により、Bchのインチャネル制御が可
能となる。
【0077】なお、FAS信号は、フレームおよびマル
チフレーム同期に使用されている。BAS信号は、サブ
チャネルなどの多重方法を決定するのに必要な端末能力
の情報の交換、あるいは能力設定に使用される。特に、
BAS信号は、データ通信中であってもサブマルチフレ
ーム(20msec)ごとに切り換えることが可能であ
る。
【0078】次に、図6に示したインバンド信号手順を
簡単に説明する。Bchが通信可能状態になると、端末
A,端末Bともに、FAS信号を送信する。この時の端
末能力は、初期状態のモード0(オーディオとFAS信
号,BAS信号のみのモード)である。
【0079】上記FAS信号は、相手端末で探索され、
上記H.242で規定されたフレーム同期確立の条件が
満たされると、FAS信号内のビット構成の中の「A」
を"0"にして送信する。A=0を端末が受信すること
で、相手端末がフレーム同期を確立したことが確認され
る。
【0080】次に、BAS信号相手端末に送信し、互い
に相手端末の端末能力を確認する。すなわち、いわゆる
伝達能力の交換である。もし、この時点で、互いに通信
可能であれば、データの通信が開始される。能力変更が
必要な場合は、同様に、BAS信号を用いてコマンドと
して所望の端末能力を送信し、相手端末がその能力を設
定完了後、データの通信を開始する。
【0081】データの通信は送信と受信が独立してお
り、同期の確立も端末能力の設定も別々に行われる。し
たがって、片方向だけ同期はずれが発生したり、送信と
受信でデータの種類が異なる場合もある。データの通信
が完了し呼を切断するときには、まず切断する側の端末
(図6では端末A)がBAS信号を用いてモード0にす
る。これにより、Bchのインチャネル制御は初期状態
に戻る。次に、図3に示したように、Dchのアウトバ
ンド手順で切断と解放が行われて全ての通信が完了す
る。
【0082】BAS信号内のビット構成は、上位3ビッ
トは、属性を表し、残り5ビットでその属性の属性値を
表す。属性の内容は、例えば、転送レート値、コーデッ
ク種別、各メディアまたは情報特有のパラメータ値など
がある。
【0083】このようにして、システム制御部26で生
成された制御情報(BAS信号)、音声符号化部からの
音声データ、画像符号化部からの画像データは多重化分
離部13で多重化され上記H.221フォーマットのデ
ータとして生成され、回線i/f部14へ転送される。
【0084】また、Bchから受信された上記H.22
1フォーマットのデータは、多重化分離部13で制御情
報(FAS信号とBAS信号)と各メディア(音声、画
像、データ)のデータに分離され、音声データは音声復
号化部へ、画像データは画像復号化部へ、制御情報はシ
ステム制御部26に転送される。つまり、BAS信号コ
マンドにより、現在通信中のデータ種別とその属性を判
別することができることになる。
【0085】また、ローカルエリアネットワークでは、
7層レイヤのプロトコルによる通信制御が行われる。7
層とは、下位レイヤから物理レイヤ、データリンクレイ
ヤ、ネットワークレイヤ、トランスポートレイヤ、セッ
ションレイヤ、プレゼンテーションレイヤ、アプリケー
ションレイヤである。
【0086】これらのレイヤのうち、物理レイヤは端末
と網間の物理的な接続を行うものである。また、データ
リンクレイヤは端末と網間の信号レベルでの接続を行う
ものである。ネットワークレイヤは、ネットワーク上に
接続されている相手端末との接続を行うものである。ト
ランスポートレイヤはネットワークレイヤで接続された
相手端末との通信路に対して論理ソケットを設けて接続
を行うものである。
【0087】ここで、ネットワークレイヤには端末番号
がある。例えば、IP(Interneto Prot
ocol)では、各ローカル網を識別するネットワーク
番号とホスト(相手端末のこと)とを識別するホスト番
号の階層構造で定義する。このアドレスのことを、イン
ターネット・アドレスと呼んでいる。
【0088】トランスポートには、論理ソケット番号が
ある。例えば、TCP(Transmission C
ontrol Protocol)では、インターネッ
ト環境でそれぞれのコネクションが一意に認識できるよ
うに、ポート番号とインターネット・アドレスを組み合
わせた番号で区別している。このような番号で認識され
るものを論理ソケットと呼んでいる。図9および図10
に、IPとTCPのヘッダ構造を示す。このように、本
実施の形態の通信端末では、インターネットアドレスと
ポート番号とを組み合わせた論理ソケット番号によりイ
ンターネット環境でそれぞれのコネクションが一意に認
識でき、例えば一般の電話回線よりも多種多様のデータ
が通信される環境に、より柔軟に対応することができ
る。
【0089】次に、セッションレイヤについて説明す
る。セッションレイヤは、データそのものの通信制御を
行う。まず、通信するデータの情報として、メール同
様、差し出しと宛先の情報や日時情報が付加されてい
る。特異なところでは、端末としてはいろいろな種類が
あるので端末特性情報なども含まれている。
【0090】また、データに関連する情報として、端末
特性(例えば、ファクシミリ)に関連してその端末が扱
うデータ種別情報(例えば、G2、G3、G4)や、そ
のデータの属性情報(ペーパーサイズ、解像度など)が
ある。
【0091】上記データの付属情報とデータ本体を通信
する際の通信制御を行う(例えば、ドキュメント単位あ
るいはページ単位の通信制御など)。プレゼンテーショ
ンは、データの処理方法に関する特性を規定している。
例えば、音声か画像がテキストといったメディアの種別
情報や、その各メディア種別の符号化方式、あるいは、
テキストであれば文字コード種別、画像であれば色情報
種別(YUV,YCrCbなど)といったデータ内容に
関する情報である。アプリケーションは、データを利用
した応用である。
【0092】具体的には、メール通信やファイル転送な
どがある。この場合には、一つの回線番号に二つ以上の
端末を接続して通信する場合や、端末を他の場所に持っ
て行って別の回線に接続して通信する場合もあるので、
端末番号はネットワークによる端末番号以外にネットワ
ークとは関係のない端末自身の識別ID情報を持つ場合
がある。
【0093】また、ユーザー各個人がユーザーを識別す
る利用者IDを持ち、どの端末からでもその利用者ID
によりアクセスしてその利用者の必要情報を入手すると
いった端末に依存しない識別情報を持つ場合もある。以
上のように、ローカルエリアネットワークでは、例え
ば、端末が接続されるネットワーク上の位置が変わって
も相手端末番号やデータの種別やデータの属性を識別す
ることは可能である。
【0094】このようにして認識された相手端末番号や
データの種別やそのデータの属性情報は、記憶部44の
データ管理テーブル46に格納され、データ本体は、デ
ータ本体記憶部48に格納される。
【0095】ここで、データを管理するための管理情報
を図12に示す。管理情報を大きく分けると、ID情報
とデータ情報とがある。ID情報は小グループをグルー
プ化した大グループ、データIDをグループ化した小グ
ループ、データIDがある。
【0096】つまり、データをグループ化して一括して
呼び出したり、あるいは格納する際に使用される。デー
タ情報は、データ名、メディア種別、メディア属性、デ
ータ量(byte)、アプリケーション名、登録時間な
どがあり、データを読出す際に必要となる環境の設定の
ための情報である。また、データ属性等もあるがここで
は省略している。
【0097】図11に、上記データ管理テーブル46の
テーブル内容を示す。上記データ管理テーブルで管理す
る内容は、大きくは、端末情報とデータをグループとし
て扱うID情報とデータ情報とがある。
【0098】上記端末情報としては、端末を識別するた
めの端末ID、端末を利用するユーザーを識別する使用
者ID、接続される網の回線番号、および端末の端末属
性等がある。なお、ID情報およびデータ情報について
は、管理情報と同一であり、図12の管理情報で説明し
た通りである。ID情報で小グループIDやデータID
の"−"は、各々複数指定されている場合である。
【0099】次に、図13、14のフローチャートを参
照して、データ蓄積時の動作を説明する。システム制御
部26は、先ず、ステップS1において回線部および操
作部からデータの蓄積要求があるか否かを監視する。そ
して、データの蓄積要求があれば、ステップS2に進ん
で通信か否かを判断する。
【0100】また、ステップS2の判断の結果、通信で
なければステップS3に進み、操作部から入力される相
手端末情報をデータ管理テーブル46に登録し、その
後、ステップS4にてデータを記憶して蓄積する。その
後、ステップS5に進んで、そのデータのID情報およ
びデータ情報を登録する。
【0101】すなわち、通信しない場合のデータ入力
は、データは自端末の入力装置から入力されるが、音
声、画像、テキスト等、各メディアに対応した入力装置
を用いて入力され記憶部44に格納される。
【0102】上記ステップS2の判断の結果、通信する
場合はステップS6に進み、回線を接続する。次に、ス
テップS7にて回線接続時に受信する回線制御情報を解
読する。その後、ステップS8にて解読の結果を判断
し、相手端末の番号が受信されればステップS9に進
み、データ管理テーブル46の相手端末情報に登録す
る。
【0103】ここで、相手端末番号は、前述したよう
に、ISDNの場合には、呼設定メッセージ内の着番
号、LANの場合には、ネットワーク番号とIPヘッダ
の発信元アドレスなどが該当する。
【0104】次に、ステップS10にて回線からデータ
の受信があるか否かを判断し、あれば、ステップS11
に進んでそのデータの解読をする。このデータの解読
(特に、データのヘッダ情報の解読)をした結果、相手
端末番号が受信されているか否かをステップS12で判
断し、相手端末番号が受信されていれば、ステップS1
3にてデータ管理テーブルを見て既に登録されているか
チェックする。そして、未登録であればステップS14
に進み、この相手端末番号をデータ管理テーブルに登録
する。
【0105】ここで、相手端末番号は、ファクシミリ通
信時のドキュメントの付属情報に含まれる発信アドレス
や、LANのセッションレイヤのドキュメント通信制御
中の発信端末情報などが該当する。
【0106】また、ステップS15において、相手端末
を識別する端末IDが更にあるか否かを判断し、あれば
ステップS16に進んで端末IDをデータ管理テーブル
46に登録する。ここで、端末IDは、メール通信など
のアプリケーション時に使用されるネットワークに依存
しない端末の識別情報である。なお、このような識別情
報としては、上記端末ID以外に利用者IDもある。ま
た、識別情報は上記に限定しているわけではなくその他
の識別情報も適応可能である。
【0107】次に、ステップS17にてデータを記憶し
て蓄積し、そのデータのデータ情報をステップS18に
おいてデータ管理テーブル46に登録する。次に、ステ
ップS19において、管理情報を受信したか否かを検索
し、もし受信した場合には、ステップS20に進んでそ
の管理情報をデータ管理テーブル46に登録する。
【0108】その後、ステップS21に進み、その他の
通信処理(例えば、蓄積の必要としないデータの通信)
を行うとともに、ステップS22にて回線切断の有無を
調べ、回線切断がなければステップS10に戻る。ま
た、もし回線切断があればステップS23にて回線を切
断して終了する。
【0109】次に、図15、16、17のフローチャー
トを参照して、データの蓄積時の動作を説明する。先
ず、データの蓄積動作がスタートすると、システム制御
部26はステップS30にて回線部および操作部からデ
ータの検索要求があるか否かを監視する。
【0110】そして、データの検索要求があれば、ステ
ップS31にて通信か否かを判断する。この判断の結
果、通信でなければ、ステップS32に進んで操作部か
ら入力される相手端末番号をデータ管理テーブル46か
ら検索する。その後、ステップS33にて、相手端末番
号があるか否かを調査し、もし番号があればステップS
34に進んで上記相手端末番号の一覧およびその内容の
出力処理を行う。
【0111】また、上記ステップS31の判断の結果、
通信する場合はステップS35に進んで回線を接続をす
るとともに、ステップS36にて回線接続時に受信する
回線制御情報を解読する。この解読の結果、相手端末の
番号が受信されているか否かをステップS37で判断
し、相手端末の番号が受信されればステップS38に進
んでその相手端末番号を認識する。
【0112】その後、ステップS39に進み、その番号
をデータ管理テーブルから検索する。次に、ステップS
40にて相手端末の番号が有るか否かを判断し、管理テ
ーブルに相手端末番号があれば、ステップS41にてデ
ータの検索をする。次に、ステップS42にて、データ
があるか否かを調べ、データがなければステップS43
にて該当するデータがない旨を伝える。
【0113】上記ステップS37の判断の結果、相手端
末の番号が受信されていないとき、およびステップSス
テップS43にて該当するデータがない旨を伝えた後は
ステップS44に進み、管理情報を受信したか否かを調
べる。
【0114】ステップS44の判断の結果、管理情報を
受信した場合には、ステップS45に進み、その管理情
報の解読する。次に、ステップS46に進み、管理情報
による管理テーブルの検索を行う。そして、次のステッ
プS47において、該当するデータがあるか否かを調
べ、なければステップS48に進んで該当するデータが
無い旨を伝える。
【0115】ステップS42およびステップS47にお
いて、データがある場合にはステップS49に進み、そ
のデータの一覧表の出力要求があるか否かを調べる。そ
して、データ一覧の出力要求がある場合はステップS5
0に進み、データの一覧をデータ管理テーブル46を用
いて作成する。
【0116】一覧表の具体的な作成方法は、データ管理
テーブルから該当する端末のID情報とデータ情報を抽
出して一覧表を作成する。その際に、データとしてはキ
ャラクタデータを用いる。
【0117】データの一覧を作成したら、次にステップ
S51に進み、その一覧表の出力方法の要求を調べる。
そして、表示出力であればステップS52に進み、フォ
ントデータを用いてキャラクタデータをビットマップに
展開してビデオメモリに書き込み、そのビデオメモリの
データをモニタに出力して表示する。
【0118】また、上記ステップS51の判断の結果が
表示ではない場合は、ステップS53に進んで印刷か否
かを判断する。そして、上記一覧表の出力方法の要求が
印刷の場合には、ステップS54に進んで上記キャラク
タデータをプリンタ用のフォントを用いて(例えば、ス
ケーラブルフォントなど)ビットマップに展開してプリ
ンタ出力する。
【0119】また、上記ステップS53の判断の結果が
印刷ではない場合は、ステップS55に進んで相手端末
に送信するか否かを判断する。上記判断の結果、相手端
末に送信する場合にはステップS56に進み、キャラク
タデータで相手端末に送信する。ただし、相手端末がキ
ャラクタデータで受信できない場合には、相手端末が受
信できるデータ形態に変換して送信する。
【0120】次に、ステップS57に進み、データの内
容の出力要求があるか否かを調べ、出力要求があれば、
ステップS58に進んで該当する端末の全てのデータの
中でデータ指定があるか否かを調べる。ステップS58
の判断の結果、データ指定があればステップS59に進
んで指定されているデータを抽出し、その後ステップS
60に進む。
【0121】ステップS60では、そのデータの出力方
法の要求を調べ、表示出力であればステップS61に進
む。ステップS61では、上記データがキャラクタであ
ればフォントデータを用いてビットマップに展開し、そ
のデータがグラフィックデータであればそのままにして
ビデオメモリに書き込み、そのビデオメモリのデータを
モニタに出力して表示する。
【0122】次に、要求が印刷であれば、ステップS6
2にてキャラクタデータか否かを判断し、キャラクタデ
ータの場合にはステップS63に進んでプリンタ用のフ
ォントを用いて(例えば、スケーラブルフォントなど)
ビットマップに展開し、グラフィックデータであればそ
のままでプリンタ出力する。ただし、表示と印刷では、
解像度や色空間が異なるのでその変換処理を行う。
【0123】次に、ステップS64にて相手端末に送信
するか否かを判断し、相手端末に送信する場合には、ス
テップS65に進んでキャラクタデータおよびグラフィ
ックデータで相手端末に送信する。ただし、相手端末が
キャラクタデータおよびグラフィックデータで受信でき
ない場合には相手端末が受信できるデータ形態に変換し
て送信する。
【0124】その後、ステップS66に進み、その他の
通信処理(例えば、蓄積の必要としないデータの通信)
を行うとともに、ステップS67において、回線切断の
有無を調べ、回線切断がなければステップS44に戻
る。また、回線切断の指示があればステップS68にて
回線を切断して終了する。
【0125】以上のように、本実施の形態では、相手端
末と接続中に、上記管理情報を送信するようにしたの
で、相手端末をリモート制御してこちらから送った情報
をあいて端末に入手させるようにすることが可能にな
る。
【0126】
【発明の効果】本発明は上述したように、相手端末と接
続中に上記管理情報を相手端末に送信し、こちらから送
った情報をリモート制御して上記管理情報を入手させる
ようにすることができる。また、相手に関連する情報の
中から、必要な情報のみを得るようにすることができ
る。
【0127】これらのことが可能になることにより、操
作者が相手に関連するデータを保管する際の煩雑な手間
や、あるいは通信中に情報の認識をしたり、捜しまわっ
たりする手間を省略することができるようになる。ま
た、データの保管や呼び出しを自動的に行うことができ
るので、操作者の利便性を飛躍的に向上させることがで
きる。
【0128】また、通信中に上記のような無駄な作業時
間の浪費を防ぐことができるとともに、データの紛失や
不明といったトラブルによる通話の中断や再送のような
無意味な通信を回避して、通信効率の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信端末の主要な機能の概略を示す機
能構成図である。
【図2】本発明をTV電話装置に適用した一例を示すブ
ロック図である。
【図3】アウトバンド信号(Dch)を用いて発呼し相
手端末と接続する手順を説明するための図である。
【図4】呼設定メッセージ内容および伝達能力を説明す
る図である。
【図5】着番号を説明する図である。
【図6】Bchのインチャネル制御を説明する図であ
る。
【図7】H221のフレームフォーマットを説明する図
である。
【図8】BASのビット構成説明図である。
【図9】TCPのヘッダの構造説明図である。
【図10】IPのヘッダ情報の構造説明図である。
【図11】データ管理テーブルの説明図である。
【図12】管理情報の説明図である。
【図13】データ蓄積の動作フローチャートである。
【図14】データ蓄積の動作フローチャートである。
【図15】データ検索の動作フローチャートである。
【図16】データ検索の動作フローチャートである。
【図17】データ検索の動作フローチャートである。
【符号の説明】 受信手段 管理手段 記憶手段 識別情報判別手段 一覧表生成手段 データ出力手段 送信手段 表示装置 プリント装置 11 モニタ 12 カメラ 13 プリンタ 14 マイク 15 スピーカ 16 画像処理部 17 音声処理部 20 画像コーデック部 24 データコーデック部 26 システム制御部 30 多重化部 32 回線インタフェース部 40 相手端末識別部 42 管理情報解読部 44 記憶部 46 データ管理テーブル 48 データ本体記憶部 50 操作部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の通信時に、第1の端末が第2の端
    末にデータと上記データを管理する管理情報を送信する
    手段と、 上記第2の端末が受信した上記データと上記管理情報を
    蓄積する手段と、 第2の通信時に、上記第1の端末が上記管理情報を上記
    第2の端末に送信する手段と、 上記第2の端末が受信した上記管理情報から蓄積されて
    いる上記データを出力する手段とを有することを特徴と
    する通信システム。
  2. 【請求項2】 上記管理情報が上記複数のデータの中か
    ら指定するグループ指定情報を含むことを特徴とする請
    求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 第1の通信時に、第1の端末が第2の端
    末にデータと上記データを管理する管理情報を送信する
    手段と、 上記第2の端末が受信した上記データと上記管理情報を
    蓄積する手段と、 第2の通信時に、上記第2の端末が上記管理情報を上記
    第1の端末に送信する手段と、 上記第1の端末が受信した上記管理情報から蓄積されて
    いる上記データを出力する手段とを有することを特徴と
    する通信システム。
  4. 【請求項4】 上記管理情報が上記複数のデータの中か
    ら指定するグループ指定情報を含むことを特徴とする請
    求項3に記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 データを記憶する通信端末において、 上記記憶された複数のデータと上記複数のデータを管理
    する管理情報とを相手の通信端末に送信する送信手段
    と、 上記相手の通信端末に送信した複数のデータおよび管理
    情報を記憶しておくための記憶手段と、 上記相手の通信端末と接続中に上記管理情報を上記相手
    の通信端末に送信し、上記相手の通信端末に上記管理情
    報を入手させる管理情報送信手段と、 上記相手の通信端末から管理情報が送られてきたとき
    に、その管理情報に基づいて上記記憶手段に記憶されて
    いるデータを検索し、上記相手の通信端末から送られて
    きた上記管理情報に基づくデータを相手の通信端末に出
    力するデータ出力手段とを具備することを特徴とする通
    信端末。
  6. 【請求項6】 上記管理情報は、上記複数のデータの中
    から指定するグループ指定情報であることを特徴とする
    請求項5に記載の通信端末。
  7. 【請求項7】 複数のデータを記憶する通信制御方法に
    おいて、 上記記憶した複数のデータと上記複数のデータを管理す
    る管理情報とを相手の通信端末に送信する送信処理と、 上記相手の通信端末に送信した複数のデータおよび管理
    情報を記憶媒体に記憶する記憶処理と、 上記相手の通信端末と接続中に上記管理情報を上記相手
    の通信端末に送信し、上記相手の通信端末に上記管理情
    報を入手させる管理情報送信処理と、 上記相手の通信端末から管理情報が送られてきたとき
    に、その管理情報に基づいて記憶されているデータを検
    索し、上記相手の通信端末から送られてきた上記管理情
    報に基づくデータを相手の通信端末に出力するデータ出
    力処理とを行うことを特徴とする通信制御方法。
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