JP2002175961A - 製品の分級方法及び半導体ウェハの製造方法 - Google Patents
製品の分級方法及び半導体ウェハの製造方法Info
- Publication number
- JP2002175961A JP2002175961A JP2000372815A JP2000372815A JP2002175961A JP 2002175961 A JP2002175961 A JP 2002175961A JP 2000372815 A JP2000372815 A JP 2000372815A JP 2000372815 A JP2000372815 A JP 2000372815A JP 2002175961 A JP2002175961 A JP 2002175961A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafers
- group
- wafer
- thickness
- product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 鏡面研磨工程に適した半導体ウェハの分級を
行う。 【解決手段】 ウェハを鏡面研磨工程で処理される枚数
毎にグループ化する。各グループにおけるウェハの厚さ
の差は、鏡面研磨工程で同時に研磨するための許容範囲
以内とする。具体的には、エッチング工程終了後、同一
のインゴットから得られた全ウェハを厚さ測定後に一時
的に保持する(21)。ウェハが保持されている場所のア
ドレスとウェハの厚さとを対応付けて記憶する。ウェハ
を例えば薄い順にソートし、先頭から所定枚数のウェハ
の厚さが許容範囲内に収まれば、そのグループを確定
し、収まらなければ、最も薄いウェハを除外して次のウ
ェハを加えたグループについて同様の判断を繰り返す。
以上のようにして、ウェハの厚さの違いが許容範囲内の
グループを作成し、グループ毎に鏡面研磨を行う。
行う。 【解決手段】 ウェハを鏡面研磨工程で処理される枚数
毎にグループ化する。各グループにおけるウェハの厚さ
の差は、鏡面研磨工程で同時に研磨するための許容範囲
以内とする。具体的には、エッチング工程終了後、同一
のインゴットから得られた全ウェハを厚さ測定後に一時
的に保持する(21)。ウェハが保持されている場所のア
ドレスとウェハの厚さとを対応付けて記憶する。ウェハ
を例えば薄い順にソートし、先頭から所定枚数のウェハ
の厚さが許容範囲内に収まれば、そのグループを確定
し、収まらなければ、最も薄いウェハを除外して次のウ
ェハを加えたグループについて同様の判断を繰り返す。
以上のようにして、ウェハの厚さの違いが許容範囲内の
グループを作成し、グループ毎に鏡面研磨を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工業的生産方法を
経て製造される製品の製造技術に関し、なかでも、半導
体ウェハの製造技術に関する。
経て製造される製品の製造技術に関し、なかでも、半導
体ウェハの製造技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路の微細化、高集積化に伴
い、基板となる半導体ウェハへの品質要求も一段と高ま
っている。なかでも、半導体ウェハの平坦度はデバイス
工程における歩留まりに影響することから、平坦度の高
い半導体ウェハの提供は、製造業者にとって大きな課題
の1つである。
い、基板となる半導体ウェハへの品質要求も一段と高ま
っている。なかでも、半導体ウェハの平坦度はデバイス
工程における歩留まりに影響することから、平坦度の高
い半導体ウェハの提供は、製造業者にとって大きな課題
の1つである。
【0003】シリコンウェハの製造工程を例に取れば、
ウェハの表面を研磨する最終工程である鏡面研磨処理
は、研磨材を塗布した定盤と回転板との間に数枚のウェ
ハを狭持することにより行う。あまりにも厚さの異なる
ウェハ同士を同時に研磨しようとすると、定盤と回転板
との平行を保てず、ウェハが斜めに研磨されてしまう。
従って、同じ回転板に貼り付けられるウェハは、厚さが
同一であることが好ましい。
ウェハの表面を研磨する最終工程である鏡面研磨処理
は、研磨材を塗布した定盤と回転板との間に数枚のウェ
ハを狭持することにより行う。あまりにも厚さの異なる
ウェハ同士を同時に研磨しようとすると、定盤と回転板
との平行を保てず、ウェハが斜めに研磨されてしまう。
従って、同じ回転板に貼り付けられるウェハは、厚さが
同一であることが好ましい。
【0004】ところが、インゴットからスライスされた
ウェハは、全て均一な厚さではなく、8インチのウェハ
であれば810〜840μm程度の厚さのばらつきがある。そ
こで、厚さが近いウェハ同士を研磨処理するために、一
定の厚さの範囲ごとにウェハをグループ分け、すなわち
分級する処理が行われている。そして、同一のグループ
に属するウェハ同士を同時に鏡面研磨する。8インチの
ウェハであれば、1つのグループ内での厚さの違いが例
えば3μm以下の範囲となるように、ウェハを分級す
る。
ウェハは、全て均一な厚さではなく、8インチのウェハ
であれば810〜840μm程度の厚さのばらつきがある。そ
こで、厚さが近いウェハ同士を研磨処理するために、一
定の厚さの範囲ごとにウェハをグループ分け、すなわち
分級する処理が行われている。そして、同一のグループ
に属するウェハ同士を同時に鏡面研磨する。8インチの
ウェハであれば、1つのグループ内での厚さの違いが例
えば3μm以下の範囲となるように、ウェハを分級す
る。
【0005】図11は、ウェハを分級するための分級装
置の従来の構成例である。このウェハをエッチング工程
後、鏡面研磨工程に先立って用いる場合を例に取る。エ
ッチング工程を終了したウェハを収納したカセットは、
ロード部101a,bに配置される。測定部103は、
ロード部101から1枚づつウェハを取り出して厚さを
測定し、厚さに応じてアンロード部102a〜hのいず
れかのカセットに収納する。アンロード部102の各カ
セットに収納されるウェハは、厚さの差が3μm以下と
なるように制御される。
置の従来の構成例である。このウェハをエッチング工程
後、鏡面研磨工程に先立って用いる場合を例に取る。エ
ッチング工程を終了したウェハを収納したカセットは、
ロード部101a,bに配置される。測定部103は、
ロード部101から1枚づつウェハを取り出して厚さを
測定し、厚さに応じてアンロード部102a〜hのいず
れかのカセットに収納する。アンロード部102の各カ
セットに収納されるウェハは、厚さの差が3μm以下と
なるように制御される。
【0006】例えば、ウェハの厚さをD(μm)とすれ
ば、710≦D<713のウェハ(以下、グループAのウェハ
という)は102a、713≦D<716のウェハ(以下、グ
ループBのウェハという)は103b、…、734≦Dの
ウェハ(以下、グループHのウェハという)は102h
に、それぞれ収納される。アンロード部102a〜gに
収納されたウェハは鏡面研磨工程へ移行される。アンロ
ード部102hに収納されたウェハは、再度ロード部1
01に戻され、再度厚さを測定され、734μmから3μm
づつの刻みで形成される各グループに分類される。
ば、710≦D<713のウェハ(以下、グループAのウェハ
という)は102a、713≦D<716のウェハ(以下、グ
ループBのウェハという)は103b、…、734≦Dの
ウェハ(以下、グループHのウェハという)は102h
に、それぞれ収納される。アンロード部102a〜gに
収納されたウェハは鏡面研磨工程へ移行される。アンロ
ード部102hに収納されたウェハは、再度ロード部1
01に戻され、再度厚さを測定され、734μmから3μm
づつの刻みで形成される各グループに分類される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の分級装置では、
分級後のウェハを所定枚数づつ鏡面研磨処理する場合、
異なるグループに属するウェハを同時に鏡面研磨処理せ
ざるを得ない場合がある。例えば、鏡面研磨処理を4枚
づつグループAから行う場合、グループAのウェハの枚
数が4の倍数でなければグループAのウェハに余りが生
じる。そこで、従来は余ったグループAのウェハを次の
グループBのウェハと共に鏡面研磨している。同様にし
て、厚さごとに分類したグループから所定枚数づつウェ
ハを鏡面研磨工程に移行させ、そのグループにあまりの
ウェハが生じた場合、次のグループのウェハと共に鏡面
研磨処理を行う。しかし、これでは厚さの差が3μmを
超えるウェハ同士を同時に鏡面研磨することになり、ウ
ェハの平坦度が低下する。
分級後のウェハを所定枚数づつ鏡面研磨処理する場合、
異なるグループに属するウェハを同時に鏡面研磨処理せ
ざるを得ない場合がある。例えば、鏡面研磨処理を4枚
づつグループAから行う場合、グループAのウェハの枚
数が4の倍数でなければグループAのウェハに余りが生
じる。そこで、従来は余ったグループAのウェハを次の
グループBのウェハと共に鏡面研磨している。同様にし
て、厚さごとに分類したグループから所定枚数づつウェ
ハを鏡面研磨工程に移行させ、そのグループにあまりの
ウェハが生じた場合、次のグループのウェハと共に鏡面
研磨処理を行う。しかし、これでは厚さの差が3μmを
超えるウェハ同士を同時に鏡面研磨することになり、ウ
ェハの平坦度が低下する。
【0008】また例えば、8インチのウェハの場合、1
つのインゴットから得られるウェハの厚さは810〜840μ
mの範囲にスライスされている。これらのウェハを3μ
m刻みでグループ化する場合、アンロード部102が1
0個必要となるが、通常装置の大きさに限界があるため
アンロード部102の数を少なくせざるを得ない。その
結果、前述したように一度の測定で全てのウェハを分級
することができず、測定と分級とを繰り返すことにな
り、全ての分級処理を終えるのに時間がかかる。例え
ば、前記グループHのウェハについては、再度測定と分
級とを繰り返さなければならない。
つのインゴットから得られるウェハの厚さは810〜840μ
mの範囲にスライスされている。これらのウェハを3μ
m刻みでグループ化する場合、アンロード部102が1
0個必要となるが、通常装置の大きさに限界があるため
アンロード部102の数を少なくせざるを得ない。その
結果、前述したように一度の測定で全てのウェハを分級
することができず、測定と分級とを繰り返すことにな
り、全ての分級処理を終えるのに時間がかかる。例え
ば、前記グループHのウェハについては、再度測定と分
級とを繰り返さなければならない。
【0009】さらに、前述の分級装置では、ロード部1
01に配置されたウェハ全ての測定が終わるまで、アン
ロード部102のカセットを次工程に移すことができな
い。また、アンロード部102の各カセットに振り分け
られたウェハ数が結果として少ない場合でも、作業員は
そのカセットを次工程に運ばなければならず、結果とし
て運ばなければいけないカセットの数が増え、作業効率
が低い。
01に配置されたウェハ全ての測定が終わるまで、アン
ロード部102のカセットを次工程に移すことができな
い。また、アンロード部102の各カセットに振り分け
られたウェハ数が結果として少ない場合でも、作業員は
そのカセットを次工程に運ばなければならず、結果とし
て運ばなければいけないカセットの数が増え、作業効率
が低い。
【0010】本発明は、次工程を行うために好ましい分
級を行い、製品の品質及び製造効率を高めることを目的
とする。
級を行い、製品の品質及び製造効率を高めることを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本願第1発明は、製品の製造工程に用いられる製品
の分級方法であって、 A:前記製品の所定の値を、所定の前工程の終了後に測
定し、 B:所定のユニットに含まれる全製品を、前記値の測定
後に一時的に保持し、 C:各製品が保持されている場所のアドレスと前記測定
値とを対応付けて記憶し、 D:前記製品を所定数づつ同時に処理する次工程のため
に、前記記憶した測定値に基づいて、前記所定数の製品
からなるグループに前記全製品を分け、 E:前記グループ毎に次工程の処理を行うために、前記
グループと各グループを構成する製品の前記アドレスと
を対応付けて記憶する、 製品の分級方法を提供する。
に、本願第1発明は、製品の製造工程に用いられる製品
の分級方法であって、 A:前記製品の所定の値を、所定の前工程の終了後に測
定し、 B:所定のユニットに含まれる全製品を、前記値の測定
後に一時的に保持し、 C:各製品が保持されている場所のアドレスと前記測定
値とを対応付けて記憶し、 D:前記製品を所定数づつ同時に処理する次工程のため
に、前記記憶した測定値に基づいて、前記所定数の製品
からなるグループに前記全製品を分け、 E:前記グループ毎に次工程の処理を行うために、前記
グループと各グループを構成する製品の前記アドレスと
を対応付けて記憶する、 製品の分級方法を提供する。
【0012】この方法では、前工程を終えた製品を、複
数の製品を所定数づつまとめて処理する次工程のため
に、分級、すなわちグループ分けする。例えば、半導体
ウェハの製造工程にこの方法を用いる場合、鏡面研磨工
程やラッピング工程などの研磨工程に先立って、同一イ
ンゴットから切り出されたウェハを厚さに基づいて分級
する。「厚さに基づいて」とは、例えばグループ内のウ
ェハの厚さの差が、同時に鏡面研磨するための許容範囲
内になるようにすることが挙げられる。同一インゴット
から切り出された全てのウェハのグループ分けを短時間
で完了することができ、しかも次工程での研磨処理に適
したグループにウェハが分級される。生成したウェハの
グループを記憶しておき、グループ順に製品を次工程に
移行させることにより、異なるグループに属するウェハ
同士が同時に研磨されることを防止することができる。
本発明に係る分級方法は、半導体ウェハ以外の他の製
品、なかでも精度を要求される製品の製造工程に適用す
ることができる。
数の製品を所定数づつまとめて処理する次工程のため
に、分級、すなわちグループ分けする。例えば、半導体
ウェハの製造工程にこの方法を用いる場合、鏡面研磨工
程やラッピング工程などの研磨工程に先立って、同一イ
ンゴットから切り出されたウェハを厚さに基づいて分級
する。「厚さに基づいて」とは、例えばグループ内のウ
ェハの厚さの差が、同時に鏡面研磨するための許容範囲
内になるようにすることが挙げられる。同一インゴット
から切り出された全てのウェハのグループ分けを短時間
で完了することができ、しかも次工程での研磨処理に適
したグループにウェハが分級される。生成したウェハの
グループを記憶しておき、グループ順に製品を次工程に
移行させることにより、異なるグループに属するウェハ
同士が同時に研磨されることを防止することができる。
本発明に係る分級方法は、半導体ウェハ以外の他の製
品、なかでも精度を要求される製品の製造工程に適用す
ることができる。
【0013】本願第2発明は、製品の製造工程に用いら
れる製品の分級装置であって、測定手段と、保持手段
と、第1記憶手段と、分級手段と、第2記憶手段と、を
備える製品の分級装置を提供する。測定手段は、前記製
品の所定の値を、所定の前工程の終了後に測定する。保
持手段は、所定のユニットに含まれる全製品を、前記値
の測定後に一時的に保持する。第1記憶手段は、各製品
が保持されている場所のアドレスと前記測定値とを対応
付けて記憶する。分級手段は、前記製品を所定数づつ同
時に処理する次工程のために、前記記憶した測定値に基
づいて、前記所定数の製品からなるグループに前記全製
品を分ける。第2記憶手段は、前記グループと各グルー
プを構成する製品の前記アドレスとを対応付けて記憶す
ることにより、前記グループ毎に次工程の処理を行うこ
とを可能とする。
れる製品の分級装置であって、測定手段と、保持手段
と、第1記憶手段と、分級手段と、第2記憶手段と、を
備える製品の分級装置を提供する。測定手段は、前記製
品の所定の値を、所定の前工程の終了後に測定する。保
持手段は、所定のユニットに含まれる全製品を、前記値
の測定後に一時的に保持する。第1記憶手段は、各製品
が保持されている場所のアドレスと前記測定値とを対応
付けて記憶する。分級手段は、前記製品を所定数づつ同
時に処理する次工程のために、前記記憶した測定値に基
づいて、前記所定数の製品からなるグループに前記全製
品を分ける。第2記憶手段は、前記グループと各グルー
プを構成する製品の前記アドレスとを対応付けて記憶す
ることにより、前記グループ毎に次工程の処理を行うこ
とを可能とする。
【0014】前述の半導体ウェハの製造工程を再び例に
取れば、この分級装置は、鏡面研磨処理やラッピング処
理を行う装置の前段に設けられる。また、鏡面研磨装置
やラッピング装置に、本装置の機能を付加することも可
能である。
取れば、この分級装置は、鏡面研磨処理やラッピング処
理を行う装置の前段に設けられる。また、鏡面研磨装置
やラッピング装置に、本装置の機能を付加することも可
能である。
【0015】前述の分級方法を適用した半導体ウェハの
製造方法として、下記A〜Eの処理を含む半導体ウェハ
の製造方法が挙げられる。 A:前記ウェハの厚さを、所定の前工程の終了後に測定
し、 B:所望の数からなるウェハ群を、厚さの測定後に一時
的に保持し、 C:前記ウェハが保持されている場所のアドレスと測定
された厚さとを対応付けて記憶し、 D:前記ウェハを所定の枚数づつ同時に処理する次工程
のために、前記記憶した厚さに基づいて、前記所定枚数
のウェハからなるグループに前記ウェハ群を分け、 E:前記グループ毎に次工程の処理を行うために、前記
グループと各グループを構成するウェハの前記アドレス
とを対応付けて記憶する。
製造方法として、下記A〜Eの処理を含む半導体ウェハ
の製造方法が挙げられる。 A:前記ウェハの厚さを、所定の前工程の終了後に測定
し、 B:所望の数からなるウェハ群を、厚さの測定後に一時
的に保持し、 C:前記ウェハが保持されている場所のアドレスと測定
された厚さとを対応付けて記憶し、 D:前記ウェハを所定の枚数づつ同時に処理する次工程
のために、前記記憶した厚さに基づいて、前記所定枚数
のウェハからなるグループに前記ウェハ群を分け、 E:前記グループ毎に次工程の処理を行うために、前記
グループと各グループを構成するウェハの前記アドレス
とを対応付けて記憶する。
【0016】例えば、ウェハの面取り工程の後、ラッピ
ング工程に先立って前記A〜Eの処理を行ったり、ラッ
ピングされたウェハに対するエッチング工程後、鏡面研
磨工程に先立って前記A〜Eの処理を行う。このように
することで、厚さが同程度のウェハグループに対してラ
ッピング処理や鏡面研磨処理を行うことができ、ウェハ
の平坦度を向上させ、ひいてはデバイス工程での歩留ま
りを向上させることができる。
ング工程に先立って前記A〜Eの処理を行ったり、ラッ
ピングされたウェハに対するエッチング工程後、鏡面研
磨工程に先立って前記A〜Eの処理を行う。このように
することで、厚さが同程度のウェハグループに対してラ
ッピング処理や鏡面研磨処理を行うことができ、ウェハ
の平坦度を向上させ、ひいてはデバイス工程での歩留ま
りを向上させることができる。
【0017】前記の半導体ウェハの製造方法には下記F
〜Lの処理をさらに含めてもよい。 F:前記記憶した厚さに基づいて前記ウェハをソートし
てソート結果を書き込んだソートリストを作成し、 G:ソートリスト順に所定枚数のウェハを読み出して仮
グループとし、 H:仮グループ内のウェハの最大厚さと最小厚さとの差
が、次工程での処理における許容範囲内か否かを判断
し、 I:前記判断の結果が許容範囲内である場合、前記仮グ
ループを確定し、 J:前記判断の結果が許容範囲外である場合、前記仮グ
ループの先頭ウェハを除外してソートリストの次のウェ
ハを加えることにより新たな仮グループを形成し、 K:新たな仮グループについて前記H〜Jの処理を行
い、 L:前記G〜Kの処理を繰り返すことにより、前記ウェ
ハ群を所定枚数のウェハからなるグループに分ける。
〜Lの処理をさらに含めてもよい。 F:前記記憶した厚さに基づいて前記ウェハをソートし
てソート結果を書き込んだソートリストを作成し、 G:ソートリスト順に所定枚数のウェハを読み出して仮
グループとし、 H:仮グループ内のウェハの最大厚さと最小厚さとの差
が、次工程での処理における許容範囲内か否かを判断
し、 I:前記判断の結果が許容範囲内である場合、前記仮グ
ループを確定し、 J:前記判断の結果が許容範囲外である場合、前記仮グ
ループの先頭ウェハを除外してソートリストの次のウェ
ハを加えることにより新たな仮グループを形成し、 K:新たな仮グループについて前記H〜Jの処理を行
い、 L:前記G〜Kの処理を繰り返すことにより、前記ウェ
ハ群を所定枚数のウェハからなるグループに分ける。
【0018】例えば、鏡面研磨工程で同時に研磨できる
4枚のウェハの厚さの違いが最大で3μmの場合を考え
る。この方法を用いれば、同一インゴットから得られる
全てのウェハは、4枚づつのグループに分けられ、各グ
ループ内での厚さの差は3μm以内となる。従って、グ
ループごとに鏡面研磨工程を施すことにより、ウェハの
厚さが3μmを超えるウェハ同士を共に研磨することを
防止でき、ウェハの平坦度を高めることができる。
4枚のウェハの厚さの違いが最大で3μmの場合を考え
る。この方法を用いれば、同一インゴットから得られる
全てのウェハは、4枚づつのグループに分けられ、各グ
ループ内での厚さの差は3μm以内となる。従って、グ
ループごとに鏡面研磨工程を施すことにより、ウェハの
厚さが3μmを超えるウェハ同士を共に研磨することを
防止でき、ウェハの平坦度を高めることができる。
【0019】また、前記の分級装置を適用した半導体ウ
ェハの製造システムとして、測定手段と、保持手段と、
第1記憶手段と、分級手段と、第2記憶手段と、を備え
る半導体ウェハの製造システムが考えられる。測定手段
は、前記ウェハの厚さを、所定の前工程の終了後に測定
する。保持手段は、所望の数からなるウェハ群を、厚さ
の測定後に一時的に保持する。第1記憶手段は、前記ウ
ェハが保持されている場所のアドレスと測定された厚さ
とを対応付けて記憶する。分級手段は、前記ウェハを所
定の枚数づつ同時に処理する次工程のために、前記記憶
した厚さに基づいて、前記所定枚数のウェハからなるグ
ループに前記ウェハ群を分ける。第2記憶手段は、前記
グループ毎に次工程の処理を行うために、前記グループ
と各グループを構成するウェハの前記アドレスとを対応
付けて記憶する。
ェハの製造システムとして、測定手段と、保持手段と、
第1記憶手段と、分級手段と、第2記憶手段と、を備え
る半導体ウェハの製造システムが考えられる。測定手段
は、前記ウェハの厚さを、所定の前工程の終了後に測定
する。保持手段は、所望の数からなるウェハ群を、厚さ
の測定後に一時的に保持する。第1記憶手段は、前記ウ
ェハが保持されている場所のアドレスと測定された厚さ
とを対応付けて記憶する。分級手段は、前記ウェハを所
定の枚数づつ同時に処理する次工程のために、前記記憶
した厚さに基づいて、前記所定枚数のウェハからなるグ
ループに前記ウェハ群を分ける。第2記憶手段は、前記
グループ毎に次工程の処理を行うために、前記グループ
と各グループを構成するウェハの前記アドレスとを対応
付けて記憶する。
【0020】例えば、ラッピング装置や鏡面研磨装置に
これらの手段をもたせる。ラッピング工程や鏡面研磨工
程への移行を第2記憶手段に記憶されたグループ順に行
うことにより、分級されたウェハに各グループ単位で次
工程の処理を施すことができる。
これらの手段をもたせる。ラッピング工程や鏡面研磨工
程への移行を第2記憶手段に記憶されたグループ順に行
うことにより、分級されたウェハに各グループ単位で次
工程の処理を施すことができる。
【0021】さらに、半導体ウェハの製造装置であっ
て、測定手段と、第1保持手段と、制御手段と、第2保
持手段と、を備える半導体ウェハの製造装置も好ましく
用いられる。測定手段は、前記ウェハの厚さを測定す
る。第1保持手段は、所望の数からなるウェハ群を、厚
さの測定後に一時的に保持する。制御手段は、前記ウェ
ハが保持されている場所のアドレスと測定された厚さと
を対応付けて記憶し、前記記憶した厚さに基づいて、所
定枚数のウェハからなるグループに前記ウェハ群を分
け、前記グループを記憶し、記憶したグループ毎に前記
ウェハを並べ替える。第2保持手段は、並べ替えられた
ウェハを保持する。
て、測定手段と、第1保持手段と、制御手段と、第2保
持手段と、を備える半導体ウェハの製造装置も好ましく
用いられる。測定手段は、前記ウェハの厚さを測定す
る。第1保持手段は、所望の数からなるウェハ群を、厚
さの測定後に一時的に保持する。制御手段は、前記ウェ
ハが保持されている場所のアドレスと測定された厚さと
を対応付けて記憶し、前記記憶した厚さに基づいて、所
定枚数のウェハからなるグループに前記ウェハ群を分
け、前記グループを記憶し、記憶したグループ毎に前記
ウェハを並べ替える。第2保持手段は、並べ替えられた
ウェハを保持する。
【0022】この製造装置は、前工程を終了した半導体
ウェハを、鏡面研磨工程やラッピング工程などのために
厚さ別にグループ分けする。例えば、作業員は、1つの
インゴットから得られた全ウェハについてエッチング工
程を終了後、ウェハのカセット群(第1保持手段)及び
空のカセット群(第2保持手段)をセットし、予め設け
ておいた開始ボタンを押す。すると、ウェハの厚みが測
定され、厚みに従って全ウェハがグループ分けされる。
さらに、空のカセットに、ウェハがグループ順に並び替
えられて収納される。
ウェハを、鏡面研磨工程やラッピング工程などのために
厚さ別にグループ分けする。例えば、作業員は、1つの
インゴットから得られた全ウェハについてエッチング工
程を終了後、ウェハのカセット群(第1保持手段)及び
空のカセット群(第2保持手段)をセットし、予め設け
ておいた開始ボタンを押す。すると、ウェハの厚みが測
定され、厚みに従って全ウェハがグループ分けされる。
さらに、空のカセットに、ウェハがグループ順に並び替
えられて収納される。
【0023】前記分級方法を適用したより具体的な半導
体ウェハの製造方法として、下記a〜hの工程を含む半
導体ウェハの製造方法が挙げられる。 a:半導体単結晶からなるインゴットを製造する単結晶
引き上げ工程、 b:前記インゴットの外形を整形する整形工程、 c:前記インゴットをスライスしてウェハを得るスライ
ス工程、 d:スライスされたウェハの外周部を面取りする面取り
工程、 e:面取りされたウェハの両面を平面化するラッピング
工程、 f:ラッピングされたウェハの表面をエッチングするエ
ッチング工程、 g:エッチング工程終了後のウェハの厚さを測定し、所
望の数からなるウェハ群を前記測定後に一時的に保持
し、前記ウェハが一時的に保持されている場所のアドレ
スとウェハの厚さとを対応付けて記憶し、記憶した厚さ
に基づいて、所定の枚数のウェハからなるグループに前
記ウェハ群を分けて前記グループを記憶する分級工程、 h:記憶したグループ毎に、ウェハの少なくとも一方の
面を鏡面研磨する鏡面研磨工程。
体ウェハの製造方法として、下記a〜hの工程を含む半
導体ウェハの製造方法が挙げられる。 a:半導体単結晶からなるインゴットを製造する単結晶
引き上げ工程、 b:前記インゴットの外形を整形する整形工程、 c:前記インゴットをスライスしてウェハを得るスライ
ス工程、 d:スライスされたウェハの外周部を面取りする面取り
工程、 e:面取りされたウェハの両面を平面化するラッピング
工程、 f:ラッピングされたウェハの表面をエッチングするエ
ッチング工程、 g:エッチング工程終了後のウェハの厚さを測定し、所
望の数からなるウェハ群を前記測定後に一時的に保持
し、前記ウェハが一時的に保持されている場所のアドレ
スとウェハの厚さとを対応付けて記憶し、記憶した厚さ
に基づいて、所定の枚数のウェハからなるグループに前
記ウェハ群を分けて前記グループを記憶する分級工程、 h:記憶したグループ毎に、ウェハの少なくとも一方の
面を鏡面研磨する鏡面研磨工程。
【0024】この方法は、前記分級方法を、鏡面研磨工
程(h)に先立って実行する場合に相当する。
程(h)に先立って実行する場合に相当する。
【0025】
【発明の実施の形態】<第1実施形態例>次に、本発明
に係る分級方法を半導体ウェハの製造工程に適用した場
合を例に取り、説明する。本実施形態例では、分級工程
を、鏡面研磨工程に先立って行う。
に係る分級方法を半導体ウェハの製造工程に適用した場
合を例に取り、説明する。本実施形態例では、分級工程
を、鏡面研磨工程に先立って行う。
【0026】[全工程の概要]図1は、半導体ウェハの
製造工程を示す説明図である。シリコンウェハを製造す
る場合を例に取れば、まずCZ法などで円柱状のシリコ
ン単結晶のインゴットを作成する(単結晶インゴット製
造工程:ステップS1)。次いで、シリコンインゴット
をスライスしてシリコンウェハを作成する(スライス工
程:ステップS2)。その後、個々のシリコンウェハの
外周を所定の角度に面取りし(面取り工程:ステップS
3)、ラッピングによりシリコンウェハの表面の平坦度
を高めるとともにスライス工程でウェハに生じた加工歪
みを取り除く(ラッピング工程:ステップS4)。さら
に、ラッピングにより生じる歪みなどをより完全に取り
除くためにエッチングを行う(エッチング工程:ステッ
プS5)。エッチング後、同一のインゴットから作成さ
れた全ウェハを分級し、厚さの差が許容範囲内のウェハ
同士をグループ化する(分級工程:ステップS6)。前
記グループ化されたウェハの主面側を、各グループ単位
で鏡面研磨する(鏡面研磨工程:ステップS7)。研磨
されたウェハを洗浄することにより(洗浄工程:ステッ
プS8)、シリコンウェハが製造される。なお、ステッ
プS8を除いて図示していないが、各工程終了ごとに、
ウェハの洗浄処理が行われる。
製造工程を示す説明図である。シリコンウェハを製造す
る場合を例に取れば、まずCZ法などで円柱状のシリコ
ン単結晶のインゴットを作成する(単結晶インゴット製
造工程:ステップS1)。次いで、シリコンインゴット
をスライスしてシリコンウェハを作成する(スライス工
程:ステップS2)。その後、個々のシリコンウェハの
外周を所定の角度に面取りし(面取り工程:ステップS
3)、ラッピングによりシリコンウェハの表面の平坦度
を高めるとともにスライス工程でウェハに生じた加工歪
みを取り除く(ラッピング工程:ステップS4)。さら
に、ラッピングにより生じる歪みなどをより完全に取り
除くためにエッチングを行う(エッチング工程:ステッ
プS5)。エッチング後、同一のインゴットから作成さ
れた全ウェハを分級し、厚さの差が許容範囲内のウェハ
同士をグループ化する(分級工程:ステップS6)。前
記グループ化されたウェハの主面側を、各グループ単位
で鏡面研磨する(鏡面研磨工程:ステップS7)。研磨
されたウェハを洗浄することにより(洗浄工程:ステッ
プS8)、シリコンウェハが製造される。なお、ステッ
プS8を除いて図示していないが、各工程終了ごとに、
ウェハの洗浄処理が行われる。
【0027】[構成] (1)システム構成 図2は、前記半導体ウェハの製造工程に用いられる半導
体ウェハの製造システム10の一部分の構成を示す。こ
のシステム10は、鏡面研磨工程(S7)に用いられる
研磨装置40の前段に分級装置20及び洗浄装置30を
配して構成される。分級装置20は分級処理(S6)を
行い、次の鏡面研磨工程において同時に研磨されるウェ
ハグループを形成する。洗浄装置20は、グループ化さ
れた状態でカセットに収納されているウェハ1を、その
ままの状態で洗浄する。研磨装置40は前述した鏡面研
磨処理(S7)を行う。本例では、研磨装置40で同時
に研磨可能なウェハは4枚である。従って、分級装置2
0は、4枚のウェハからなるウェハグループを生成す
る。
体ウェハの製造システム10の一部分の構成を示す。こ
のシステム10は、鏡面研磨工程(S7)に用いられる
研磨装置40の前段に分級装置20及び洗浄装置30を
配して構成される。分級装置20は分級処理(S6)を
行い、次の鏡面研磨工程において同時に研磨されるウェ
ハグループを形成する。洗浄装置20は、グループ化さ
れた状態でカセットに収納されているウェハ1を、その
ままの状態で洗浄する。研磨装置40は前述した鏡面研
磨処理(S7)を行う。本例では、研磨装置40で同時
に研磨可能なウェハは4枚である。従って、分級装置2
0は、4枚のウェハからなるウェハグループを生成す
る。
【0028】(2)分級装置の構成 図3は、前記分級装置20の構成例を示す。この分級装
置20は、ロード部21a,b,c、アンロード部22
a,b,c、測定部23及び搬送ロボット24を有して
いる。
置20は、ロード部21a,b,c、アンロード部22
a,b,c、測定部23及び搬送ロボット24を有して
いる。
【0029】ロード部21a,b,cには、エッチング
工程(S5)終了後のウェハ1を収納したカセットが配
置される。ロード部21a,b,cにカセットが配置さ
れることにより、同一のインゴットから切り出された全
てのウェハを分級装置20に保持可能である。アンロー
ド部22a,bには、グループ化されたウェハ1を収納
するためのカセットが配置される。1つのカセットには
複数のウェハグループを収納可能である。アンロード部
22cは、いずれのウェハグループにも属さないウェハ
を収納するためのカセットが配置される。図4(a)〜
(d)は、ロード部21やアンロード部22に配置され
るカセットの構成を示す。同図(a)はカセット全体の
斜視図、(b)は側面図、(c)はウェハを収納した状
態の正面図、(d)はウェハを収納した状態の平面図で
ある。カセットは、U字型の内面を有し、この内面に沿
って溝211が形成されている。、この溝211にウェ
ハを挿入することにより、各ウェハが独立に出し入れ可
能に収納される。通常、カセット上面には、カセットを
作業員が持ち運ぶための握り部(図示せず)が形成され
る。
工程(S5)終了後のウェハ1を収納したカセットが配
置される。ロード部21a,b,cにカセットが配置さ
れることにより、同一のインゴットから切り出された全
てのウェハを分級装置20に保持可能である。アンロー
ド部22a,bには、グループ化されたウェハ1を収納
するためのカセットが配置される。1つのカセットには
複数のウェハグループを収納可能である。アンロード部
22cは、いずれのウェハグループにも属さないウェハ
を収納するためのカセットが配置される。図4(a)〜
(d)は、ロード部21やアンロード部22に配置され
るカセットの構成を示す。同図(a)はカセット全体の
斜視図、(b)は側面図、(c)はウェハを収納した状
態の正面図、(d)はウェハを収納した状態の平面図で
ある。カセットは、U字型の内面を有し、この内面に沿
って溝211が形成されている。、この溝211にウェ
ハを挿入することにより、各ウェハが独立に出し入れ可
能に収納される。通常、カセット上面には、カセットを
作業員が持ち運ぶための握り部(図示せず)が形成され
る。
【0030】測定部23は、図示しない制御部からの指
示により、ウェハ1の厚さを測定する。図5は、測定部
23の構成例を示す。測定部23は、上部電極231と
下部電極232とを有している。測定部23は、両電極
231,232の間にウェハ1を挟んだ場合と、挟まな
かった場合とでの、電極間の静電容量の変化に基づい
て、ウェハの厚さを決定する。測定部23としては、こ
の他に、レーザの反射を用いたり、ダイヤルゲージによ
る接触式測定するなど、半導体ウェハの膜厚を測定する
ために通常用いられる測定手段を使用することができ
る。
示により、ウェハ1の厚さを測定する。図5は、測定部
23の構成例を示す。測定部23は、上部電極231と
下部電極232とを有している。測定部23は、両電極
231,232の間にウェハ1を挟んだ場合と、挟まな
かった場合とでの、電極間の静電容量の変化に基づい
て、ウェハの厚さを決定する。測定部23としては、こ
の他に、レーザの反射を用いたり、ダイヤルゲージによ
る接触式測定するなど、半導体ウェハの膜厚を測定する
ために通常用いられる測定手段を使用することができ
る。
【0031】搬送ロボット24は、図示しない制御部か
らの指示に応じて、ロード部21と測定部23との間
や、ロード部21とアンロード部22との間で、ウェハ
1を搬送する。図6は、搬送ロボット24の構成例を示
す。搬送ロボット24は、複数の長板状アーム61と、
アームを支持する支持部62とを有している。アーム6
1は、端部を面方向に回転可能に接続されて構成され、
アームの先端部分61aに載置されるウェハを水平方向
に移動可能である。アームの先端部分61aは、セラミ
ックなどの素材を用いてU字形状に形成され、ウェハを
水平に支持可能である。また、支持部62は、モータや
ラック及びピニオンなどを組み合わせた駆動手段により
上下動可能であり、アームの先端部分61aに載置され
るウェハを垂直方向に移動可能である。
らの指示に応じて、ロード部21と測定部23との間
や、ロード部21とアンロード部22との間で、ウェハ
1を搬送する。図6は、搬送ロボット24の構成例を示
す。搬送ロボット24は、複数の長板状アーム61と、
アームを支持する支持部62とを有している。アーム6
1は、端部を面方向に回転可能に接続されて構成され、
アームの先端部分61aに載置されるウェハを水平方向
に移動可能である。アームの先端部分61aは、セラミ
ックなどの素材を用いてU字形状に形成され、ウェハを
水平に支持可能である。また、支持部62は、モータや
ラック及びピニオンなどを組み合わせた駆動手段により
上下動可能であり、アームの先端部分61aに載置され
るウェハを垂直方向に移動可能である。
【0032】(3)研磨装置の構成 図2に示すように、研磨装置40は、ロード部41、搬
送ロボット43及び45、ワックス塗布部44、及び研
磨部46を有している。ロード部41には、グループ化
されたウェハを収納したカセットが配置される。ロード
部41にセットされたウェハは、搬送ロボット43によ
り一枚づつ、かつグループ順に取り出され、ワックス塗
布部44に配置される。搬送ロボット43及び45は、
分級装置20の搬送ロボット24と同様に構成される。
ウェハは、ワックス塗布部44により、研磨部46にウ
ェハを貼り付けるためのワックスを1枚づつ塗布された
後、搬送ロボット45により研磨部46にセットされ、
鏡面研磨処理を施される。
送ロボット43及び45、ワックス塗布部44、及び研
磨部46を有している。ロード部41には、グループ化
されたウェハを収納したカセットが配置される。ロード
部41にセットされたウェハは、搬送ロボット43によ
り一枚づつ、かつグループ順に取り出され、ワックス塗
布部44に配置される。搬送ロボット43及び45は、
分級装置20の搬送ロボット24と同様に構成される。
ウェハは、ワックス塗布部44により、研磨部46にウ
ェハを貼り付けるためのワックスを1枚づつ塗布された
後、搬送ロボット45により研磨部46にセットされ、
鏡面研磨処理を施される。
【0033】図7は、研磨部46の構成例を示す。研磨
部46は、ワックスを塗布したウェハ1を貼り付けるセ
ラミックプレート461、セラミックプレート461が
固定された回転板462、回転板462を回転可能及び
上下動可能に支持する駆動軸463、ウェハ1を研磨す
る定盤464、定盤464を回転可能に支持する回転軸
465、及びスラリー供給部467を有している。定盤
464には、研磨材を保持するクロス466が貼られて
いる。1つのセラミックプレート461上には4枚のウ
ェハ1が固定可能である。回転板462と定盤464と
を共に回転させながら駆動軸463により回転板462
を下降させ、ウェハ1の主面をクロス466に接しめる
ことにより、スラリー供給部467より研磨材スラリー
が供給される4枚のウェハ1が同時に鏡面研磨される。
部46は、ワックスを塗布したウェハ1を貼り付けるセ
ラミックプレート461、セラミックプレート461が
固定された回転板462、回転板462を回転可能及び
上下動可能に支持する駆動軸463、ウェハ1を研磨す
る定盤464、定盤464を回転可能に支持する回転軸
465、及びスラリー供給部467を有している。定盤
464には、研磨材を保持するクロス466が貼られて
いる。1つのセラミックプレート461上には4枚のウ
ェハ1が固定可能である。回転板462と定盤464と
を共に回転させながら駆動軸463により回転板462
を下降させ、ウェハ1の主面をクロス466に接しめる
ことにより、スラリー供給部467より研磨材スラリー
が供給される4枚のウェハ1が同時に鏡面研磨される。
【0034】[処理の流れ]図8は、分級装置20の制
御部が行う処理の流れの一例を示すフローチャートであ
る。1つのインゴットから切り出された全ウェハが、エ
ッチング工程終了後にロード部21にセットされると、
例えばオペレータが予め分級装置20に設けられたボタ
ン(図示せず)を押す。これにより以下の処理が開始さ
れる。
御部が行う処理の流れの一例を示すフローチャートであ
る。1つのインゴットから切り出された全ウェハが、エ
ッチング工程終了後にロード部21にセットされると、
例えばオペレータが予め分級装置20に設けられたボタ
ン(図示せず)を押す。これにより以下の処理が開始さ
れる。
【0035】ステップS801:分級装置20は、搬送
ロボット24により、分級されていないウェハをロード
部21から一枚取り出す。取り出す順番は、ロード部2
1aから21b,21cの順に、またカセットの一番下
から上に向かって取り出すなど、予め設定されている。
ロボット24により、分級されていないウェハをロード
部21から一枚取り出す。取り出す順番は、ロード部2
1aから21b,21cの順に、またカセットの一番下
から上に向かって取り出すなど、予め設定されている。
【0036】ステップS802:分級装置20は、搬送
ロボット24により取り出したウェハを測定部23にセ
ットし、厚さを測定する。 ステップS803:分級装置20は、搬送ロボット24
により、厚さの測定が終了したウェハを、元の位置に収
納する。
ロボット24により取り出したウェハを測定部23にセ
ットし、厚さを測定する。 ステップS803:分級装置20は、搬送ロボット24
により、厚さの測定が終了したウェハを、元の位置に収
納する。
【0037】ステップS804:分級装置20は、ウェ
ハのアドレス及び厚さを対応付けて記憶する。ウェハの
アドレスには、ロード部21の位置及び上下の位置が含
まれる。
ハのアドレス及び厚さを対応付けて記憶する。ウェハの
アドレスには、ロード部21の位置及び上下の位置が含
まれる。
【0038】ステップS805:分級装置20は、ロー
ド部21に配置されている全てのウェハについて、厚さ
の測定が終了したか否かを判断する。“Yes”と判断
すると、ステップS806に移行する。“No”と判断
すると、次のウェハの厚さを測定するために、ステップ
S801に戻る。
ド部21に配置されている全てのウェハについて、厚さ
の測定が終了したか否かを判断する。“Yes”と判断
すると、ステップS806に移行する。“No”と判断
すると、次のウェハの厚さを測定するために、ステップ
S801に戻る。
【0039】ステップS806:分級装置20は、記憶
している厚さに基づいて全ウェハをソートする。例え
ば、厚さの小さい順にウェハを並べ替え、ソートした結
果を記憶したソートリストを一時的に作成する。このソ
ートリストには、ウェハのアドレスと厚さとが対応付け
られて書き込まれる。
している厚さに基づいて全ウェハをソートする。例え
ば、厚さの小さい順にウェハを並べ替え、ソートした結
果を記憶したソートリストを一時的に作成する。このソ
ートリストには、ウェハのアドレスと厚さとが対応付け
られて書き込まれる。
【0040】ステップS807:分級装置20は、ソー
トリストの先頭からn枚のウェハのアドレス及び厚さを
読み出し、仮グループGm(m=1,2,3…)とす
る。この例では、鏡面研磨処理を同時に施すことができ
る枚数は4枚なので、4枚のウェハからなる仮グループ
を形成する。“Gm”は、グループを特定する識別情報
であり、通し番号でもかまわない。
トリストの先頭からn枚のウェハのアドレス及び厚さを
読み出し、仮グループGm(m=1,2,3…)とす
る。この例では、鏡面研磨処理を同時に施すことができ
る枚数は4枚なので、4枚のウェハからなる仮グループ
を形成する。“Gm”は、グループを特定する識別情報
であり、通し番号でもかまわない。
【0041】ステップS808:分級装置20は、最も
厚いウェハと最も薄いウェハとの厚さの差が、鏡面研磨
処理を同時に行う上で許容範囲以内か否かを判断する。
例えば、8インチのウェハであれば、この差は3μm以
下が好ましい。ウェハの厚さの差が許容範囲を超えてい
る場合、ステップS809に移行する。許容範囲内であ
れば、後述するステップS811に移行する。
厚いウェハと最も薄いウェハとの厚さの差が、鏡面研磨
処理を同時に行う上で許容範囲以内か否かを判断する。
例えば、8インチのウェハであれば、この差は3μm以
下が好ましい。ウェハの厚さの差が許容範囲を超えてい
る場合、ステップS809に移行する。許容範囲内であ
れば、後述するステップS811に移行する。
【0042】ステップS809:分級装置20は、4つ
読み出したウェハのうち、先頭のウェハ、すなわち最も
薄いウェハを仮グループから除外し、グループ化できな
いウェハとして記憶する。
読み出したウェハのうち、先頭のウェハ、すなわち最も
薄いウェハを仮グループから除外し、グループ化できな
いウェハとして記憶する。
【0043】ステップS810:分級装置20は、ステ
ップS807で読み出した4つのウェハの次に位置する
ウェハを前記ソートリストから読み出し、仮グループに
加え、新たな仮グループとする。次いで、再びステップ
S808に戻る。分級装置20は、新たな仮グループ内
の4枚のウェハの厚さの差が許容範囲に入るまで前記ス
テップS808〜S810の処理を繰り返す。
ップS807で読み出した4つのウェハの次に位置する
ウェハを前記ソートリストから読み出し、仮グループに
加え、新たな仮グループとする。次いで、再びステップ
S808に戻る。分級装置20は、新たな仮グループ内
の4枚のウェハの厚さの差が許容範囲に入るまで前記ス
テップS808〜S810の処理を繰り返す。
【0044】ステップS811:分級装置20は、厚さ
の差が許容範囲以内の4枚のウェハからなるウェハグル
ープを決定し、決定したグループを記憶する。具体的に
は、分級装置20は、グループ識別情報Gmと、グループ
に属するウェハのアドレスとが書き込まれたグループリ
ストを作成し、新たに決定したグループをここに書き加
える。
の差が許容範囲以内の4枚のウェハからなるウェハグル
ープを決定し、決定したグループを記憶する。具体的に
は、分級装置20は、グループ識別情報Gmと、グループ
に属するウェハのアドレスとが書き込まれたグループリ
ストを作成し、新たに決定したグループをここに書き加
える。
【0045】ステップS812:分級装置20は、グル
ープを識別するための値“m”をインクリメントする。 ステップS813:分級装置20は、全てのウェハにつ
いてステップS807〜S812の処理を行ったか否か
を判断する。この判断は、前記ソートリストの最後のウ
ェハがいずれかのグループに所属しているか、またはグ
ループ化できないと判断されているかにより行う。“Y
es”と判断すると、ステップS814に移行する。
“No”と判断すると、残りのウェハをグループ化する
ために、ステップS807に戻る。
ープを識別するための値“m”をインクリメントする。 ステップS813:分級装置20は、全てのウェハにつ
いてステップS807〜S812の処理を行ったか否か
を判断する。この判断は、前記ソートリストの最後のウ
ェハがいずれかのグループに所属しているか、またはグ
ループ化できないと判断されているかにより行う。“Y
es”と判断すると、ステップS814に移行する。
“No”と判断すると、残りのウェハをグループ化する
ために、ステップS807に戻る。
【0046】ステップS814:分級装置20は、グル
ープリストに基づいて、各グループ順にウェハをロード
部21からアンロード部22a,bまたは22cに移し
替える。1つのグループを構成するウェハは、4枚1組
で同一のカセットに収納され、複数のカセットにまたが
って収納されることがない。移し替えは、まずアンロー
ド部22aのカセットにウェハをグループ順に収納して
いき、このカセットにそれ以上ウェハグループを収納で
きなくなった段階で、アンロード部22bのカセットへ
の収納を開始すると良い。このようにすれば、作業員
は、アンロード部22aのカセットへのウェハの収納が
終了した段階で、そのカセットを洗浄装置30にセット
することができる。すなわち、作業員は、1つのインゴ
ットから切り出されたウェハが全てアンロード部22に
配置されるのを待たずにウェハを次工程に移行させるこ
とができ、製造効率を高めることができる。
ープリストに基づいて、各グループ順にウェハをロード
部21からアンロード部22a,bまたは22cに移し
替える。1つのグループを構成するウェハは、4枚1組
で同一のカセットに収納され、複数のカセットにまたが
って収納されることがない。移し替えは、まずアンロー
ド部22aのカセットにウェハをグループ順に収納して
いき、このカセットにそれ以上ウェハグループを収納で
きなくなった段階で、アンロード部22bのカセットへ
の収納を開始すると良い。このようにすれば、作業員
は、アンロード部22aのカセットへのウェハの収納が
終了した段階で、そのカセットを洗浄装置30にセット
することができる。すなわち、作業員は、1つのインゴ
ットから切り出されたウェハが全てアンロード部22に
配置されるのを待たずにウェハを次工程に移行させるこ
とができ、製造効率を高めることができる。
【0047】なお、ステップS809において、仮グル
ープから除外されたウェハはいずれのグループにも属さ
ないウェハとして、アンロード部22cのカセットに収
納される。これらのウェハを有効に活用するために、異
なるインゴットから生じたこれらのウェハを厚さに基づ
いて再度分級し、鏡面研磨処理してデバイス工程に移行
させることも考えられる。
ープから除外されたウェハはいずれのグループにも属さ
ないウェハとして、アンロード部22cのカセットに収
納される。これらのウェハを有効に活用するために、異
なるインゴットから生じたこれらのウェハを厚さに基づ
いて再度分級し、鏡面研磨処理してデバイス工程に移行
させることも考えられる。
【0048】以上の処理により、同一のインゴットから
得られる全てのウェハを、同時に鏡面研磨可能な枚数づ
つ、かつ厚さの差が同時に鏡面研磨可能な範囲でグルー
プ化することができる。このようにして得られたウェハ
グループは、1つのグループが同一のカセットに収納さ
れた状態で研磨装置40のロード部41に配置される。
研磨装置40は、通常と同様にウェハをカセットから順
次抜き取って4枚づつ研磨すれば、各グループ単位での
鏡面研磨処理が行われる。従って、厚さの差が3μmを
超えるウェハ同士が同時に鏡面研磨されることを防止で
き、ウェハの平坦度を高め、デバイス工程での歩留まり
を向上させることができる。
得られる全てのウェハを、同時に鏡面研磨可能な枚数づ
つ、かつ厚さの差が同時に鏡面研磨可能な範囲でグルー
プ化することができる。このようにして得られたウェハ
グループは、1つのグループが同一のカセットに収納さ
れた状態で研磨装置40のロード部41に配置される。
研磨装置40は、通常と同様にウェハをカセットから順
次抜き取って4枚づつ研磨すれば、各グループ単位での
鏡面研磨処理が行われる。従って、厚さの差が3μmを
超えるウェハ同士が同時に鏡面研磨されることを防止で
き、ウェハの平坦度を高め、デバイス工程での歩留まり
を向上させることができる。
【0049】<第2実施形態例>前記第1実施形態例で
は、半導体ウェハの製造工程において、鏡面研磨工程の
前段に分級工程を行う例を示したが、分級工程をラッピ
ング工程(S4)の前段に行っても良い。その場合、半
導体製造システムの一部分の構成を、前記図2の研磨部
46に代えてラッピング部90とすればよい。図9に、
ラッピング部90の構成例を示す。
は、半導体ウェハの製造工程において、鏡面研磨工程の
前段に分級工程を行う例を示したが、分級工程をラッピ
ング工程(S4)の前段に行っても良い。その場合、半
導体製造システムの一部分の構成を、前記図2の研磨部
46に代えてラッピング部90とすればよい。図9に、
ラッピング部90の構成例を示す。
【0050】ラッピング部90は、ウェハ1の下面を削
る下盤91、ウェハ1の上面を削る上盤92、ウェハ1
の外周部を支持するキャリアプレート93、下盤91を
回転可能に支持する回転軸94、上盤92を回転可能及
び上下動可能に支持する工藤軸95を有している。自転
可能なキャリアプレート93に支持されたウェハ1は、
上下面が露出しており、それぞれ逆方向に回転する上盤
91及び下盤92により両面を研磨される。
る下盤91、ウェハ1の上面を削る上盤92、ウェハ1
の外周部を支持するキャリアプレート93、下盤91を
回転可能に支持する回転軸94、上盤92を回転可能及
び上下動可能に支持する工藤軸95を有している。自転
可能なキャリアプレート93に支持されたウェハ1は、
上下面が露出しており、それぞれ逆方向に回転する上盤
91及び下盤92により両面を研磨される。
【0051】ラッピング装置の前段に設けられる分級装
置が行う処理の流れは、前記第1実施形態例と同様であ
る。ただし、1つのウェハグループに含めるウェハの枚
数は、同時にラッピング処理を施されるウェハの枚数と
同一とする。例えば、6枚のウェハを同時にラッピング
処理する場合には、6枚のウェハからなるウェハグルー
プを生成する。また、ウェハグループ内での厚さの差
は、ラッピング処理における許容範囲内とする。
置が行う処理の流れは、前記第1実施形態例と同様であ
る。ただし、1つのウェハグループに含めるウェハの枚
数は、同時にラッピング処理を施されるウェハの枚数と
同一とする。例えば、6枚のウェハを同時にラッピング
処理する場合には、6枚のウェハからなるウェハグルー
プを生成する。また、ウェハグループ内での厚さの差
は、ラッピング処理における許容範囲内とする。
【0052】<第3実施形態例>前記第1実施形態例に
おいて、分級装置20と研磨装置40とを一体化するこ
とも可能である。図10は、分級装置と研磨装置とを一
体化した半導体ウェハ製造システム50である。このシ
ステム50は、ロード部21a,b,c、測定部23、
搬送ロボット24及び45、洗浄部32、ワックス塗布
部44及び研磨部46を有している。図中、図2及び図
3と同一の符号を付した構成要素は、第1実施形態例と
同様の構成及び機能を有している。洗浄部32は、研磨
部46に載置されるウェハを一枚づつスピン洗浄する。
おいて、分級装置20と研磨装置40とを一体化するこ
とも可能である。図10は、分級装置と研磨装置とを一
体化した半導体ウェハ製造システム50である。このシ
ステム50は、ロード部21a,b,c、測定部23、
搬送ロボット24及び45、洗浄部32、ワックス塗布
部44及び研磨部46を有している。図中、図2及び図
3と同一の符号を付した構成要素は、第1実施形態例と
同様の構成及び機能を有している。洗浄部32は、研磨
部46に載置されるウェハを一枚づつスピン洗浄する。
【0053】このシステム構成では、ウェハをグループ
ごとに並べ替えて保持するアンロード部22及び洗浄装
置30を省略することができる。搬送ロボット24は、
分級処理が終了後、ウェハを一枚づつ洗浄部32にセッ
トする。ウェハが洗浄部32にセットされる順番は、記
憶しているグループリストに基づいて、1グループづつ
研磨されるように制御される。
ごとに並べ替えて保持するアンロード部22及び洗浄装
置30を省略することができる。搬送ロボット24は、
分級処理が終了後、ウェハを一枚づつ洗浄部32にセッ
トする。ウェハが洗浄部32にセットされる順番は、記
憶しているグループリストに基づいて、1グループづつ
研磨されるように制御される。
【0054】<その他の実施形態例>本発明に係る分級
方法は、半導体ウェハの製造工程だけでなく、広く一般
の製品製造工程に用いることができる。なかでも、高精
度を要求される製品の製造工程に好ましく適用される。
方法は、半導体ウェハの製造工程だけでなく、広く一般
の製品製造工程に用いることができる。なかでも、高精
度を要求される製品の製造工程に好ましく適用される。
【0055】
【発明の効果】本発明の分級方法を用いれば、製造工程
で同時に処理される製品群を、処理に適したグループに
分け、製品の品質を高めることができる。
で同時に処理される製品群を、処理に適したグループに
分け、製品の品質を高めることができる。
【図1】半導体ウェハの製造工程
【図2】半導体ウェハの製造システムの一部分を示す説
明図。
明図。
【図3】第1実施形態例に係る分級装置の構成。
【図4】ウェハを収納するカセットの構成の一例。
【図5】図3に示す分級装置の測定部の構成の一例。
【図6】図3に示す分級装置の搬送ロボットの構成の一
例。
例。
【図7】図2に示す研磨装置の研磨部の構成の一例。
【図8】図3の分級装置が行う処理の一例を示すフロー
チャート。
チャート。
【図9】ラッピング部の構成の一例。
【図10】第3実施形態例に係る半導体ウェハ製造シス
テムの構成。
テムの構成。
【図11】従来の分級装置。
1:ウェハ 20:分級装置 21a,b,c:ロード部 22a,b,c:アンロード部 23:測定部 24:搬送ロボット 30:洗浄装置 40:研磨装置 50:半導体ウェハの製造システム
Claims (2)
- 【請求項1】製品の製造工程に用いられる製品の分級方
法であって、 A:前記製品の所定の値を、所定の前工程の終了後に測
定し、 B:所定のユニットに含まれる全製品を、前記値の測定
後に一時的に保持し、 C:各製品が保持されている場所のアドレスと前記測定
値とを対応付けて記憶し、 D:前記製品を所定数づつ同時に処理する次工程のため
に、前記記憶した測定値に基づいて、前記所定数の製品
からなるグループに前記全製品を分け、 E:前記グループ毎に次工程の処理を行うために、前記
グループと各グループを構成する製品の前記アドレスと
を対応付けて記憶する、 製品の分級方法。 - 【請求項2】製品の製造工程に用いられる製品の分級装
置であって、 前記製品の所定の値を、所定の前工程の終了後に測定す
る測定手段と、 所定のユニットに含まれる全製品を、前記値の測定後に
一時的に保持する保持手段と、 各製品が保持されている場所のアドレスと前記測定値と
を対応付けて記憶する第1記憶手段と、 前記製品を所定数づつ同時に処理する次工程のために、
前記記憶した測定値に基づいて、前記所定数の製品から
なるグループに前記全製品を分ける分級手段と、 前記グループと各グループを構成する製品の前記アドレ
スとを対応付けて記憶することにより、前記グループ毎
に次工程の処理を行うことを可能とする第2記憶手段
と、 を備える製品の分級装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000372815A JP2002175961A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 製品の分級方法及び半導体ウェハの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000372815A JP2002175961A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 製品の分級方法及び半導体ウェハの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002175961A true JP2002175961A (ja) | 2002-06-21 |
Family
ID=18842297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000372815A Pending JP2002175961A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 製品の分級方法及び半導体ウェハの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002175961A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009279696A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ガラス基板の製造方法 |
JP2011101059A (ja) * | 2011-02-21 | 2011-05-19 | Covalent Materials Corp | 接合ウェーハの製造方法 |
JP2012142050A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Konica Minolta Advanced Layers Inc | 磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法 |
JP2013191272A (ja) * | 2013-06-17 | 2013-09-26 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ガラス基板の製造方法 |
CN115427193A (zh) * | 2020-05-13 | 2022-12-02 | 信越半导体株式会社 | 双面研磨方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62145831A (ja) * | 1985-12-20 | 1987-06-29 | Mitsubishi Metal Corp | ウエハの移載装置 |
JPH04121334A (ja) * | 1990-09-13 | 1992-04-22 | Fujikoshi Kikai Kogyo Kk | ウェハーの厚さ別分類装置 |
-
2000
- 2000-12-07 JP JP2000372815A patent/JP2002175961A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62145831A (ja) * | 1985-12-20 | 1987-06-29 | Mitsubishi Metal Corp | ウエハの移載装置 |
JPH04121334A (ja) * | 1990-09-13 | 1992-04-22 | Fujikoshi Kikai Kogyo Kk | ウェハーの厚さ別分類装置 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009279696A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ガラス基板の製造方法 |
JP2012142050A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Konica Minolta Advanced Layers Inc | 磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法 |
JP2011101059A (ja) * | 2011-02-21 | 2011-05-19 | Covalent Materials Corp | 接合ウェーハの製造方法 |
JP2013191272A (ja) * | 2013-06-17 | 2013-09-26 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ガラス基板の製造方法 |
CN115427193A (zh) * | 2020-05-13 | 2022-12-02 | 信越半导体株式会社 | 双面研磨方法 |
CN115427193B (zh) * | 2020-05-13 | 2024-02-13 | 信越半导体株式会社 | 双面研磨方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101629627B1 (ko) | 기판 처리 시스템, 기판 처리 방법 및 컴퓨터 기억 매체 | |
US6852012B2 (en) | Cluster tool systems and methods for in fab wafer processing | |
WO2007099986A1 (ja) | ウェーハ加工方法 | |
KR20080061363A (ko) | 레이저 절단 장치 및 레이저 절단 방법 | |
WO2007091670A1 (ja) | ウェーハ加工装置及び方法 | |
WO2007099787A1 (ja) | ウェーハ加工方法 | |
JPWO2019013042A1 (ja) | 基板処理システム、基板処理方法及びコンピュータ記憶媒体 | |
JP2002175961A (ja) | 製品の分級方法及び半導体ウェハの製造方法 | |
JP2006303329A (ja) | シリコン基板の薄板加工方法およびそれに用いられる加工装置 | |
JP5473818B2 (ja) | 研磨装置及び研磨方法 | |
CN112201566A (zh) | 一种晶圆片减薄方法、装置和卸片夹具 | |
JPH0519978B2 (ja) | ||
JP2650422B2 (ja) | ウェーハ研削装置 | |
WO2019124032A1 (ja) | 基板処理システム、基板処理方法及びコンピュータ記憶媒体 | |
JP2021040077A (ja) | 基板処理装置及び基板処理方法 | |
JP2002171008A (ja) | 圧電素子片及び圧電デバイスの製造方法 | |
WO2023068066A1 (ja) | 基板処理方法及び基板処理システム | |
JPH10261555A (ja) | 半導体シリコン単結晶ウエーハの工程管理方法および工程管理システム | |
JP3909913B2 (ja) | 半導体シリコン単結晶インゴットの工程管理方法および工程管理システム | |
CN115066314B (zh) | 加工方法以及加工装置 | |
JP2628448B2 (ja) | 半導体基板の鏡面研磨方法 | |
JP5557387B2 (ja) | 研磨装置及び研磨方法 | |
JP2023168086A (ja) | 基板処理方法及び基板処理システム | |
JP2000033563A (ja) | 研磨代の管理方法およびこれを用いたウエーハの製造方法 | |
WO2023106084A1 (ja) | 基板処理方法及び基板処理システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110628 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110630 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111025 |