JP2002175493A - 電子手続システムのサーバ装置 - Google Patents

電子手続システムのサーバ装置

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JP2002175493A
JP2002175493A JP2000373916A JP2000373916A JP2002175493A JP 2002175493 A JP2002175493 A JP 2002175493A JP 2000373916 A JP2000373916 A JP 2000373916A JP 2000373916 A JP2000373916 A JP 2000373916A JP 2002175493 A JP2002175493 A JP 2002175493A
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泰明 茅野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある特定のイベントに関連して、効率的に電
子書類を作成し、書類毎に正しい提出先へ提出すること
が可能な電子書類提出システムを提供する。 【解決手段】 ネットワークを介してユーザ端末と接続
された電子手続システムのサーバ装置において、複数の
手続に対応する個別電子フォームと、所定のイベントに
関連する複数の手続に対応する複数の個別電子フォーム
中の項目を含む一括入力フォームと、を記憶したデータ
ベースと、イベント名と一括入力フォームとの対応関係
を記憶した記憶手段と、ユーザ端末からイベント名の指
定を受け取る手段と、前記記憶手段を参照して、指定さ
れたイベント名に対応する一括入力フォームを特定する
手段と、特定した一括入力フォームを前記データベース
から取得してユーザ端末へ送信する手段と、を備える。
ユーザがイベント名を指定すると、そのイベント名に対
応する一括入力フォームがユーザ端末へ送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子書類の作成及
び提出を行うシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、省庁や企業への種々の申請・届
出手続などを紙面による申請書を用いて行っていた。近
年の電子技術の進歩により、それら申請書などをディジ
タルデータ化し、申請者と申請先とを相互接続するネッ
トワークなどを利用して電子申請を行うことができれば
便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ユーザにある
事例(イベント)が発生した時に、複数の申請先に別々
に申請手続きを行う必要が生じうる。例えば、ある企業
に新入社員が入社した際には、その企業は公共職業安定
所と社会保険事務所の両方にそれぞれ別個の申請書類を
提出する必要がある。その際、企業の総務課では個別に
申請処理を作成するという手間が生じ、非効率的とな
る。
【0004】また、申請書類の提出先は申請者の属性、
例えば住所などにより変わってくる場合がある。上記の
新入社員の例では、その企業が属する区や市町村の職業
安定所に書類を提出する必要がある。従って、電子的に
作成された書類を、個々の書類毎に正しい申請先、提出
先に提出する必要がある。
【0005】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、ある特定のイベントに関連して、効率的に電子
書類を作成し、書類毎に正しい提出先へ電子書類を提出
することが可能な電子書類提出システムを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ネットワークを介してユーザ端末と接続された電子
手続システムのサーバ装置において、複数の手続に対応
する個別電子フォームと、所定のイベントに関連する複
数の手続に対応する複数の個別電子フォーム中の項目を
含む一括入力フォームと、を記憶したデータベースと、
イベント名と一括入力フォームとの対応関係を記憶した
記憶手段と、ユーザ端末からイベント名の指定を受け取
る手段と、前記記憶手段を参照して、指定されたイベン
ト名に対応する一括入力フォームを特定する手段と、特
定した一括入力フォームを前記データベースから取得し
てユーザ端末へ送信する手段と、を備える。
【0007】上記のように構成されたサーバ装置によれ
ば、ユーザがイベント名を指定すると、そのイベント名
に対応する一括入力フォームがユーザ端末へ送信され
る。一括入力フォームは、そのイベントに関連する複数
の手続において必要となる複数の電子フォームの中の項
目を含んでいるので、ユーザは複数の電子フォーム毎に
繰り返し入力を行う必要がなくなり、効率的に必要な電
子書類を作成することができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のサーバ装置において、ユーザが必要事項を入力した後
の前記一括入力フォームをユーザ端末から受信し、当該
一括入力フォームに対してユーザが入力した事項を利用
して、対応する複数の手続の個別電子書類を作成する手
段を備える。こうして、サーバ装置は一括入力フォーム
に対してユーザが入力した事項から個別の電子書類を作
成する。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のサーバ装置において、前記データベースは各個別電子
フォーム毎の提出先情報を記憶しており、前記記憶手段
を参照して、作成された個別電子フォームを対応する提
出先へ送信する手段を備える。よって、個別電子書類は
対応する提出先へ正しく送信される。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載のサーバ装置において、ユーザが複数
のイベント名及び/又は電子フォームを指定した場合
に、対応する電子フォーム及び一括入力フォームに含ま
れる入力項目を含む新たな一括入力フォームを作成する
手段を備える。こうして、予めサーバ装置に用意された
一括入力フォームと他の電子書類、又は、複数の一括入
力フォームからさらに新たな一括入力フォームを作成す
ることにより、ユーザは必要な全ての電子書類を効率的
に作成することができる。
【0011】請求項5に記載の発明は、ネットワークを
介してユーザ端末と接続された電子手続システムのサー
バ装置において、複数の手続に対応する電子フォームを
記憶したデータベースと、ユーザ端末からの指定に基づ
いて、前記データベースから電子フォームを取得してユ
ーザ端末へ送信する手段と、ユーザが必要事項を入力し
た後の前記電子フォームをユーザ端末から受信し、入力
された事項に基づいて当該電子フォームの提出先を決定
する提出先決定手段と、決定した提出先へ前記電子フォ
ームを送信する手段と、を備える。
【0012】上記のように構成されたサーバ装置によれ
ば、ユーザが必要事項を入力した後の電子フォームを受
信し、その入力事項に基づいて適正な提出先に電子書類
が送信される。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のサーバ装置において、前記提出先決定手段は、前記入
力された事項の複数の入力方法に対する優先順位を記憶
しており、前記優先順位に従って電子フォームの提出先
を決定する。これにより、予め決定された優先順位に従
って、信頼度の高い入力方法で入力された入力事項に基
づいて電子書類の提出先が決定される。
【0014】請求項7に記載の発明は、ネットワークを
介してユーザ端末と接続された電子手続システムのサー
バ装置において、複数の手続に対応する電子フォームを
記憶したデータベースと、ユーザ端末からの指定に基づ
いて、前記データベースから電子フォームを取得してユ
ーザ端末へ送信する手段と、を備え、前記電子フォーム
は、ユーザ端末上で動作し、ユーザが入力した事項に基
づいて当該電子フォームの提出先を決定する提出先決定
プログラムを含む。
【0015】上記のように構成されたサーバ装置によれ
ば、ユーザが入力した必要事項に基づいて適正な提出先
が決定される。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
のサーバ装置において、前記提出先決定プログラムは、
前記入力された事項の複数の入力方法に対する優先順位
を記憶しており、前記優先順位に従って電子フォームの
提出先を決定する。これにより、予め決定された優先順
位に従って、信頼度の高い入力方法で入力された入力事
項に基づいて電子書類の提出先が決定される。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項6又は8
に記載のサーバ装置において、前記複数の入力方法は、
記憶媒体に予め記憶されている情報を前記電子フォーム
へコピーする方法と、ユーザが必要事項を前記電子フォ
ームへ入力する方法とを含む。よって、必要事項の入力
方法に応じて優先順位を定めることができる。
【0018】請求項10に記載の発明は、請求項1乃至
9のいずれかに記載のサーバ装置において、前記ユーザ
端末との間で行われた処理のログ記録を保存する手段を
有する。これにより、手続の記録を保存し、後で確認な
どの目的に使用することができる。
【0019】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の手続システムにおいて、前記ユーザ端末からの要
求に応じて、前記ログ記録を提示する手段を有する。こ
れにより、ユーザはログ記録を取得することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。
【0021】図1に、本発明の実施形態にかかる電子書
類提出システムの概略構成を示す。図1において、ユー
ザの端末2と、電子書類の作成・提出支援業務を行う企
業Aのサーバ3と、提出先A及びBの端末5及び6がネ
ットワーク1を介して接続されている。ネットワーク1
の1つの好適な例はインターネットである。
【0022】ユーザは、例えば個人的な申請、届出など
の手続を行う個人ユーザや、業務上必要な申請、届出な
どの手続を行う企業ユーザを含む。個人ユーザの場合、
端末2は家庭に配置されたパーソナルコンピュータや勤
務先に設置された端末装置とすることができる。また、
企業ユーザの場合、端末2は一般的にその企業に設置さ
れた端末装置となる。
【0023】A社はユーザによる電子書類の作成・提出
の支援業務を行う企業である。A社のサーバ3は電子フ
ォームデータベース4を有し、その中には各種申請、届
出などの書類の電子フォームが蓄積されている。電子フ
ォームは、従来の紙の書面を電子化したデータであり、
電子データの形態で提出先へ提出することにより従来の
書類の提出と同様に申請などの手続を行うことができ
る。サーバ3は、ユーザからの要求に応じて、必要な電
子フォームをデータベース4から取り出してユーザ端末
2へ提供する。ユーザは必要事項を入力し、さらに必要
であれば添付書類(例えば証明書など)のデータを添付
して提出書類データを作成する。提出書類データは、ユ
ーザが直接提出先へ送信することにより提出することも
できるし、A社が提出を代行することもできる。
【0024】提出先は、例えば省庁や私企業などであ
り、端末5、6を利用して所定の申請、届出、申込など
各種の手続を電子書類の形態で受け付ける。
【0025】次に、本発明による電子書類作成処理につ
いて図1乃至3を参照して説明する。本発明では、複数
の提出先に電子書類の提出を行う場合に、一括入力フォ
ームを利用して入力を簡略化、効率化することを1つの
特徴とする。
【0026】A社内のデータベース4には各種手続のた
めの電子フォームが記憶されている。これは、まず各書
類毎に用意されている。即ち、例えば住所変更届、名称
変更届、何らかの申込書など、各書類に対応して1つの
電子フォームが用意されている。各電子フォームについ
ては、例えば識別番号などが付されてデータベース4内
で管理されている。
【0027】これに加えて、データベース4には、ある
特定のイベント毎に一括入力用電子フォーム(以下、
「一括入力フォーム」と呼ぶ)が用意されている。例え
ば、引っ越し、就職、結婚など、社会において比較的頻
繁に発生するイベントであって、その際に複数の届出や
申請を必要とするものがある。この場合、必要な届出の
電子書類を別個に作成するのは非効率的である。また、
そのような頻繁に発生するイベントについては、それに
伴って必要となる届出などの手続はどの人の場合でもお
よそ共通している場合が多い。そこで、本発明では、そ
のような特定のイベントが発生した時に必要となる手続
の電子フォームを効率的に作成するために一括入力フォ
ームを予め用意し、データベース4内に蓄積しておく。
なお、以下の説明では、一括入力フォームと区別する意
味で、通常の電子フォームを「個別電子フォーム」と呼
ぶこともある。
【0028】一括入力フォームの例を図3に示す。図3
において、例えば、新入社員の入社手続というイベント
に伴って、ユーザ(この場合は、その社員が入社した企
業の総務部など)が書類Aと書類Bを作成し、それぞれ
所定の提出先に提出すると仮定する。この場合、「新入
社員の入社手続」というイベントに対しては、データベ
ース4内に予め一括入力フォームNo.001が用意されてい
る。一括入力フォームNo.001は、具体的には書類Aと書
類Bに含まれる項目の全てを含む1つの電子フォームと
して作成されており、ユーザが一括入力フォームの全て
の項目に必要事項を入力すれば、書類A及びBの全ての
項目に対するユーザの入力が得られる。
【0029】このような、特定のイベントと、提出すべ
き書類及び一括入力フォームの対応関係を示すイベント
テーブルがサーバ3内に記憶されている。その例を図2
に示す。図2からわかるように、イベント「新入社員入
社手続き」に対しては、現実には公共職業安定所に電子
書類Aを提出し、社会保険事務所に電子書類Bを提出し
なければならない。これらは、一般的にほぼ全ての新入
社員に要求される手続である。このイベントに対応する
一括入力フォームがNo.001であることが図2のイベント
テーブルに示されている。同様に、「社員寮入寮手続」
というイベントについては、書類DとEが必要であり、
それに対応して一括入力フォームNo.002が用意されてい
る。よって、A社のサーバ3は、ユーザからイベントの
指定を受け取り、対応する一括入力フォームをユーザに
提示する。
【0030】ユーザが一括入力フォームに対して必要な
事項を入力すると、その項目が各個別電子フォーム(図
2の例では、書類A及びB)に反映される。よって、ユ
ーザは複数の書類に対する入力を一括で済ますことがで
きる。図3に示すように、住所、氏名など通常はどの書
類にも要求される事項については、ユーザは各書類に対
して繰り返し入力する手間が省けて効率的となる。
【0031】なお、場合によっては、1つの一括入力フ
ォームのみでは必要な手続を全て完了することができな
い場合もある。例えば、図2の例において、新入社員が
社員寮に入る場合には、入寮手続も併せて行う必要が生
じる。このような場合は、サーバ3は、ユーザが指定し
た2つのイベントに応じて一括入力フォームNo.001とN
o.002をデータベース4から読み出し、それらの入力項
目を抽出して新たな一括入力フォームを作成してユーザ
に提示することができる。こうして作成された新たな一
括入力フォームは、一括入力フォームNo.001とNo.002の
入力事項全ての含むものとなる。また、ある社員につい
ては、入社手続きを行う際に特別に別の何らかの書類
(例えば、書類Hとする)を提出する必要があると仮定
する。この場合、サーバ3は、一括入力フォームNo.001
とその書類Hとの入力項目を抽出して新たな一括入力フ
ォームを作成し、ユーザに提示することができる。こう
して、一括入力フォームを利用することにより、ユーザ
は複数の書類に共通した入力項目を繰り返し入力する必
要が無くなり、電子書類の作成作業を効率化することが
できる。
【0032】次に、本発明のもう1つの特徴である電子
書類の提出先管理について説明する。先に例示した各提
出書類は予め提出先が決まっており、その提出先が提出
者の住所などによって異なる場合がある。例えば、前述
の書類AやBの提出先は、新入社員が入社した企業の所
在地が属する区や市町村の職業安定所や社会保険事務所
となり、他の区や市町村には提出できない。このよう
に、同じ書類であっても、申請者や提出者の住所などの
属性に応じて正しい提出先を決定し、提出する必要があ
る。
【0033】本発明では、提出先である官公庁や企業な
どの規定、要求に基づいて、各書類毎に提出先を決定す
る。図2(B)に提出先決定情報テーブルの一例を示
す。例えば、書類Aの提出先は基本的にその会社の所属
する区、市町村により定まるので、その会社の住所によ
り決まる。この「会社住所」を、図2(B)の例では、
まず雇用者である会社の情報が予め記憶されたICカー
ド内に記憶されている会社住所を優先順位1とし、被雇
用者である新入社員が入力した会社住所を優先順位2と
し、雇用者である会社の人間が入力した会社住所を優先
順位3とする。即ち、書類Aには必須の入力事項として
その会社住所が含まれているが、その住所をその会社の
ICカード内の記憶情報から入力(コピー)した場合
は、その住所に基づいて提出先が決定される。ICカー
ドからコピーされた会社住所が無い場合は、社員が入力
した会社住所に基づいて提出先が決定され、それも無い
場合は会社の総務課の人間などが入力した会社住所に基
づいて提出先が決定される。図2(B)の書類Bの例で
は、会社のICカード内に記憶された会社住所のみが有
効であり、それが無い場合は申請処理が実行できないこ
とが提出先の規則などにより決まっていることになる。
このように、その提出者の属性に応じて書類毎に適正な
提出先が決定される。
【0034】次に、本発明による電子書類提出処理の全
体の流れを図4を参照して説明する。まず、ユーザは、
端末2を操作してA社のサーバ3へ接続し、イベント名
を入力する(ステップS2)。ここでは、前述のよう
に、ユーザは企業の総務部の担当者であり、新入社員の
入社手続を行うともの仮定する。その担当者はイベント
名として「新入社員入社手続」を指定する。サーバ3は
この指定を受け取り、図2に例示するテーブルを参照し
て対応する一括入力フォームID(No.001)を取得し、
データベース4からその一括入力フォームを取得する
(ステップS4)。この一括入力フォームは例えば図3
に示すようなものである。次に、サーバ3はこの一括入
力フォームをユーザ端末2へ送信する。
【0035】ユーザ端末2は受信した一括入力フォーム
を画面上に表示する。そして、担当者はこのフォームに
必要事項を入力する。なお、会社の住所などの入力すべ
き事項がICカード7内に記憶されている場合には、そ
のデータを一括入力フォームの対応するフィールドに読
み込むことができる。また、必要事項は、総務部の担当
者が入力する他、必要であれば社内ネットワークなどを
使用して新入社員へ送信し、新入社員本人に入力させる
こともできる。
【0036】こうして必要事項の入力が完了すると、ユ
ーザ端末2はその一括入力フォームをサーバ3へ送信す
る。サーバ3は、これを受信し、個別の電子書類A及び
Bに展開する(ステップS8)。この例では、サーバ3
は、図3の右側に示す一括入力フォーム(ユーザが必要
事項を入力済み)の入力データを転記することにより、
図3の左側に示す電子書類A及びBに展開することにな
る。前述のように、一括入力フォームは、基になる複数
の個別電子フォームから入力事項を抽出することにより
予め作成されてデータベース4内に記憶されているもの
であるので、作成時と逆の処理を行い、一括入力フォー
ムに入力された事項を個別電子フォームに展開すること
により、一括入力フォームから個別電子フォーム(電子
書類)を得ることができる。
【0037】次に、サーバ3は各書類の提出先を決定す
る(ステップS10)。これは、図2(B)に例示した
テーブルを参照し、優先順位の高い入力事項に基づいて
前述の方法で決定される。この例では、会社のICカー
ド7から転記された会社住所に基づいて、それが無けれ
ば新入社員が自ら入力した会社住所に基づいて、それも
無ければ総務課で入力した住所に基づいて、提出先が決
定される。こうして提出先を決定すると、サーバ3は各
書類を対応する提出先へ送信する(ステップS12)。
これにより、電子書類の作成・提出処理が完了する。
【0038】なお、ユーザが自ら電子書類を提出する場
合は、サーバ3がステップS10で決定した提出先情報
をユーザに通知することができる。
【0039】上記の例では、ユーザがイベント名を指定
し、サーバがそれに対応する一括入力フォームを提供し
ているが、通常のように、ユーザが提出すべき書類名を
指定して電子フォームを取得することもできる。その場
合でも、ユーザが必要事項を入力して作成した電子書類
の提出先は図2(B)を参照して説明した提出先決定処
理により決定される。
【0040】上述の例では、ユーザが電子フォームに入
力する住所に基づいて提出先が変わる場合を例示した
が、例えば個人ユーザの場合には年齢、性別などの個人
属性情報に応じて、企業ユーザの場合は設立年度、企業
の形態(株式会社か有限会社か)などの企業の属性情報
に応じて電子書類の提出先が変わる場合にも本発明を適
用することができる。
【0041】また、上記の例では、サーバ3が図2に示
すような提出先決定情報テーブルを有しているが、その
代わりに提出先決定情報を予め各電子フォームに含めて
おくことができる。例えば、サーバ3は、書類Aの電子
フォームに、図2(B)に示す提出先決定情報、及び提
出先決定機能(例えば、ユーザ端末上で動作するプログ
ラムなどの形態とすることができる)を含めてユーザ端
末2へ送信する。ユーザ端末2では、ユーザが必要事項
を入力した時に、提出先決定プログラムが動作して提出
先決定情報に従ってその電子書類Aの提出先を決定す
る。なお、これは個別の電子フォーム単位でも、一括入
力フォーム単位でも適用することができる。
【0042】なお、上述した一括入力フォームを含むシ
ステムは、提出先である官公庁や企業に設置して利用す
ることもできる。
【0043】また、上記の一連の手続において、A社サ
ーバはその手続の実行中にユーザ及び関連する機関(提
出先など)との間で行われた処理のログ記録をとり、保
存しておくことができる。また、ユーザや関連機関から
の要求に応じて、そのログ記録を提示することができ
る。これにより、手続の途中において進捗状況を確認し
たり、手続の完了後にその履歴などを確認することがで
きる。
【0044】また、上記一連の手続の実行のために、ユ
ーザの本人認証など、何らかの認証が必要な場合にはA
社サーバはその認証を得ることを条件に手続を進めるこ
とができる。また、手続の実行に関して何らかの証明デ
ータなどが必要な場合は、そのデータを一括電子フォー
ムに添付することにより個別電子フォームへの証明デー
タの添付処理を実行することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ある特定のイベントに関連して効率的に必要な電子書類
を作成することができる。さらに、ユーザが電子フォー
ムに対して入力した事項に基づいて、その電子書類を正
しい提出先へ提出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの概略構成図である。
【図2】本発明の電子書類提出処理において使用するテ
ーブルの例である。
【図3】個別電子フォーム及び一括入力フォームの例で
ある。
【図4】電子書類作成・提出処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…ネットワーク 2…ユーザ端末 3…サーバ 4…データベース 5、6…提出先端末 7…ICカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茅野 泰明 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 栃原 聖一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 5B069 AA01 AA02 BB16 FA03 LA03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介してユーザ端末と接続
    された電子手続システムのサーバ装置において、 複数の手続に対応する個別電子フォームと、所定のイベ
    ントに関連する複数の手続に対応する複数の個別電子フ
    ォーム中の項目を含む一括入力フォームと、を記憶した
    データベースと、 イベント名と一括入力フォームとの対応関係を記憶した
    記憶手段と、 ユーザ端末からイベント名の指定を受け取る手段と、 前記記憶手段を参照して、指定されたイベント名に対応
    する一括入力フォームを特定する手段と、 特定した一括入力フォームを前記データベースから取得
    してユーザ端末へ送信する手段と、を備えるサーバ装
    置。
  2. 【請求項2】 ユーザが必要事項を入力した後の前記一
    括入力フォームをユーザ端末から受信し、当該一括入力
    フォームに対してユーザが入力した事項を利用して、対
    応する複数の手続の個別電子書類を作成する手段を備え
    る請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 【請求項3】 前記データベースは各個別電子フォーム
    毎の提出先情報を記憶しており、前記記憶手段を参照し
    て、作成された個別電子フォームを対応する提出先へ送
    信する手段を備える請求項2に記載のサーバ装置。
  4. 【請求項4】 ユーザが複数のイベント名及び/又は電
    子フォームを指定した場合に、対応する電子フォーム及
    び一括入力フォームに含まれる入力項目を含む新たな一
    括入力フォームを作成する手段を備える請求項1乃至3
    のいずれかに記載のサーバ装置。
  5. 【請求項5】 ネットワークを介してユーザ端末と接続
    された電子手続システムのサーバ装置において、 複数の手続に対応する電子フォームを記憶したデータベ
    ースと、 ユーザ端末からの指定に基づいて、前記データベースか
    ら電子フォームを取得してユーザ端末へ送信する手段
    と、 ユーザが必要事項を入力した後の前記電子フォームをユ
    ーザ端末から受信し、入力された事項に基づいて当該電
    子フォームの提出先を決定する提出先決定手段と、 決定した提出先へ前記電子フォームを送信する手段と、
    を備えるサーバ装置。
  6. 【請求項6】 前記提出先決定手段は、前記入力された
    事項の複数の入力方法に対する優先順位を記憶してお
    り、前記優先順位に従って電子フォームの提出先を決定
    する請求項5に記載のサーバ装置。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介してユーザ端末と接続
    された電子手続システムのサーバ装置において、 複数の手続に対応する電子フォームを記憶したデータベ
    ースと、 ユーザ端末からの指定に基づいて、前記データベースか
    ら電子フォームを取得してユーザ端末へ送信する手段
    と、を備え、 前記電子フォームは、ユーザ端末上で動作し、ユーザが
    入力した事項に基づいて当該電子フォームの提出先を決
    定する提出先決定プログラムを含むサーバ装置。
  8. 【請求項8】 前記提出先決定プログラムは、前記入力
    された事項の複数の入力方法に対する優先順位を記憶し
    ており、前記優先順位に従って電子フォームの提出先を
    決定する請求項7に記載のサーバ装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の入力方法は、記憶媒体に予め
    記憶されている情報を前記電子フォームへコピーする方
    法と、ユーザが必要事項を前記電子フォームへ入力する
    方法とを含む請求項6又は8に記載のサーバ装置。
  10. 【請求項10】 前記ユーザ端末との間で行われた処理
    のログ記録を保存する手段を有する請求項1乃至9のい
    ずれかに記載のサーバ装置。
  11. 【請求項11】 前記ユーザ端末からの要求に応じて、
    前記ログ記録を提示する手段を有する請求項10に記載
    の手続システム。
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