JP2002175388A - 災害時安否情報処理システム - Google Patents

災害時安否情報処理システム

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JP2002175388A
JP2002175388A JP2000373444A JP2000373444A JP2002175388A JP 2002175388 A JP2002175388 A JP 2002175388A JP 2000373444 A JP2000373444 A JP 2000373444A JP 2000373444 A JP2000373444 A JP 2000373444A JP 2002175388 A JP2002175388 A JP 2002175388A
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disaster
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Kaoru Murayama
薫 村山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバが破壊されても問い合わせに対処可能
で地域住民の収集情報を一括管理し救援活動にも利用で
きる災害時安否情報処理システムを提供する。 【解決手段】 避難所以外の個人安否情報を入力格納す
る入力・検索端末2と、避難所の個人安否情報を入力格
納する自治体クライアント4と、入力・検索端末及び自
治体クライアントからの個人安否情報を受信格納する自
治体サーバ6と、入力・検索端末と自治体クライアント
とから個人安否情報をバックアップ用情報として格納す
る手段、入力・検索端末と自治体クライアントと自治体
サーバとに監視用データを送信することによりそれぞれ
が正常動作をしているかを監視する手段、及び問い合わ
せ拠点からの要求に応じて個人安否情報を問い合わせ拠
点に送信する手段を含む遠隔地サーバとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は災害時安否情報処理
システムに関し、特に大規模地震時における自治体の情
報システムのバックアップ機能を確保した災害時安否情
報処理システムに関する。首都圏直下型地震等の大規模
地震発生時においては、自治体の初動体制が被害の大き
さを最小限に抑えるためにきわめて重要である。初動体
制を迅速に立ち上げるには、「情報」が不可欠であり、
行政が求める情報及び住民が求める情報が速やかに収集
・処理されなければならない。特に、住民情報やライフ
ラインに関する情報は、被災状況や住民の安否の確認に
必要不可欠なものであり、被災直後にはこれらの情報を
活用した迅速な対応が求められる。
【0002】
【従来の技術】自治体の情報の多くはコンピュータシス
テム上で管理されている。このコンピュータシステムは
大規模地震発生後でもそのシステムの機能を維持するこ
とが要求される。従来は、自治体におけるコンピュータ
システムのバックアップ体制は十分には施されていな
い。すなわち、自治体の財政難等により、行政情報シス
テムの防災対策はさほど進んでおらず、先進的な一部の
自治体で、行政情報システムのバックアップを自治体相
互で行ったり、大規模地震時の情報システム利用協定を
結んでシステムダウン時のバックアップ機能を確保する
例が見られる程度である。
【0003】また、大規模地震発生時の個人の安否の確
認手段として、NTTの「災害伝言ダイヤル」や公衆回
線を利用した企業安否確認システムも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の自治体における
コンピュータシステムのバックアップ体制では、相互に
バックアップを行たり相互協定を結んでいる両自治体の
コンピュータシステムが共に大規模地震等によりシステ
ムダウンしてしまうと、自治体のコンピュータシステム
はまったく機能しなくなるという問題がある。
【0005】また、従来の、NTTの「災害伝言ダイヤ
ル」や公衆回線を利用した企業安否確認システムでは、
地域住民の情報を一括管理できないこと及び収集した情
報を救援活動に直接利用できないという問題がある。本
発明の目的は、上記従来の自治体におけるコンピュータ
システムや他の安否確認手段における問題に鑑み、大規
模地震が発生してもバックアップ体制が破壊されにく
く、且つ、地域住民の情報を一括管理でき、収集した情
報を救援活動にも直接利用できるようにした災害時安否
情報処理システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の態様により提供される災害時安否
情報処理システムは、入力・検索端末と、自治体クライ
アントと、自治体サーバと、遠隔地サーバとを備えてい
る。入力・検索端末は、災害発生時の避難所以外の場所
に設けられ、入力・検索端末を訪ねた人がもたらす個人
安否情報を入力して格納するためのものである。
【0007】自治体クライアントは、災害発生現時の避
難所に自治体が設け、該避難所を訪ねた人がもたらす個
人安否情報を入力して格納するためのものである。自治
体サーバは、入力・検索端末に格納された情報のうち自
治体に関係する個人の個人安否情報と、自治体クライア
ントからの個人安否情報とを受信し格納するためのもの
である。
【0008】遠隔地サーバは、入力・検索端末と自治体
クライアントとから個人安否情報を受信してバックアッ
プ用情報として格納する手段と、入力・検索端末と自治
体クライアントと自治体サーバとに監視用データを送信
して該監視用データに対する応答の有無により入力・検
索端末と自治体クライアントと自治体サーバとが正常動
作をしているかどうかを監視する手段と、問い合わせ拠
点からの要求に応じて、個人安否情報を問い合わせ拠点
に送信する手段とを含む。
【0009】上記第1の態様により得られる作用は次の
とおりである。すなわち、遠隔地サーバは入力・検索端
末と自治体クライアントとからの個人安否情報をバック
アップ用情報として格納しており、且つ、入力・検索端
末と自治体クライアントと自治体サーバとを監視してい
るので、被災地の自治体サーバが破壊したりシステムダ
ウンしても、その自治体サーバに代わって処理を続行で
きるので個人安否情報の問い合わせに対処することがで
きる。
【0010】また、自治体サーバには、避難所以外の場
所に設置された入力・検索端末と、災害発生時の避難所
に設置された自治体クライアントとからのすべてのデー
タが収集されるので、地域住民の情報を一括管理でき、
収集した情報を救援活動にも直結できる。本発明の第2
の態様においては、上記第1の態様に加えて、自治体ク
ライアントはさらに、該自治体クライアントに格納され
た個人安否情報を用いて避難所を運営するための避難所
運営用データを作成する手段を有する。
【0011】この第2の態様により、避難所の運営が容
易になる。本発明の第3の態様においては、上記第2の
態様において、自治体クライアントを複数備え、自治体
サーバはさらに、自治体クライアントの各々から前記避
難所運営用データを受信して、避難所別避難所運営用デ
ータを作成する手段を有する。
【0012】この第3の態様により、自治体サーバは避
難所別に避難所の運用をすることが可能になる。本発明
の第4の態様においては、上記第1の態様において、遠
隔地サーバは、第1の遠隔地サーバと第2の遠隔地サー
バとからなり、第1の遠隔地サーバはバックアップ用情
報を格納する手段と入力・検索端末と自治体クライアン
トと自治体サーバとが正常動作をしているかどうかを監
視する手段とを備え、第2の遠隔地サーバは個人安否情
報を問い合わせ拠点に送信する手段を備えている。
【0013】この第4の態様により、遠隔地サーバの負
荷分散が可能になるとともに、比較的小規模の第2の遠
隔地サーバを各地に分散して配置することによって様々
な問い合わせ拠点からの問い合わせに対処することが可
能になる。本発明の第5の態様においては、上記第4の
態様において、入力・検索端末及び自治体クライアント
は第2の遠隔地サーバ内に蓄積された個人安否情報を、
個人の住所、氏名、生年月日、及び性別をキーとして検
索可能にした。
【0014】この第5の態様により、入力・検索端末及
び自治体クライアントから第2の遠隔地サーバ内の個人
の安否確認照会が可能になる。本発明の第6の態様にお
いては、上記第2の態様において、自治体クライアント
は、避難所運営用データを用いて個人安否情報の一覧表
を表示して出力する出力手段を備えている。
【0015】この第6の態様によれば、避難所において
個人安否情報の一覧表を避難所運営者が見ることができ
るので、関係する個人の安否をいち早く確認することが
でき、ひいては円滑な救援活動に資するところが大き
い。本発明の第7の態様においては、上記第2の態様に
おいて、自治体クライアントは、避難所運営用データを
用いて個人安否情報の登録、修正、及び削除を行う手段
を備えている。
【0016】この第7の態様により、常に最新の個人安
否情報を提供することができる。本発明の第8の態様に
おいては、上記第2の態様において、自治体クライアン
トは、避難所運営用データを用いて物資要求リストを出
力する手段と、自治体サーバに物資要求リストを送信す
る手段を備えている。この第8の態様により、避難所に
は自治体サーバからの情報に基づき必要な物資を迅速に
送り届けることができる。
【0017】本発明の第9の態様においては、上記第1
の態様において、自治体クライアントは、自治体サーバ
に対して被災地の災害情報を要求する手段と、該要求に
応じて自治体サーバから送られてくる災害情報を受信す
る手段とを備えている。この第9の態様により、避難所
には自治体サーバから災害情報が送られてくるので、避
難所に集結した人は正確な災害情報を迅速に得ることが
でき、災害に対して適切な対処をすることが可能にな
る。
【0018】本発明の第10の態様においては、第1の
遠隔地サーバは、上記第4の態様において、自治体サー
バのシステムダウン時に自治体サーバの動作を代替する
ものであり、自治体サーバの復旧後に、代替中に蓄積さ
れた情報を自治体サーバに送信するようにした。この第
10の態様により、自治体サーバが災害等によりシステ
ムダウンしても、第1の遠隔地サーバがこれを代替する
ので、災害時安否情報の処理が滞ることはない。
【0019】本発明の第11の態様においては、上記第
1の態様において、自治体サーバは、自治体の住民の基
本情報を格納する手段と、個人安否情報を入力・検索端
末及び自治体クライアントから受信する手段と、受信し
た個人安否情報中の個人情報と住民の基本情報とを突合
する突合手段と、該突合の結果一致した場合に受信した
個人安否情報を書きこむ区域内登録住民の安否情報記憶
手段と、該突合の結果不一致の場合に受信した個人安否
情報を書きこむ区域外住民の安否情報記憶手段とを備え
ている。
【0020】この第11の態様により、当該自治体の住
民の個人安否情報と住民以外の個人安否情報とを別々に
管理できるので、自治体の住民の安否の確認が容易にな
り、且つ、自治体の住民の救援活動が行い易くなる。本
発明の第12の態様においては、上記第1の態様におい
て、自治体サーバは、避難所別避難所運営用データを用
いて個人安否情報の一覧表を表示して出力する出力手段
を備えている。
【0021】この第12の態様により、自治体サーバは
複数の避難所の避難所毎の安否情報の一覧表を出力する
ので、避難所運営者は各避難所における個人安否情報を
容易に知ることができる。本発明の第13の態様におい
ては、上記第3の態様において、自治体サーバは、避難
所別避難所運営用データを用いて個人安否情報の登録、
修正、及び削除を行う手段を備えている。
【0022】この第13の態様により、自治体サーバは
複数の避難所の避難所毎の個人安否情報を更新できるの
で、常に最新の個人安否情報が得られる。本発明の第1
4の態様においては、上記第3の態様において、自治体
サーバは、避難所別避難所運営用データを用いて物資配
送リスト及び避難所備蓄リストを出力する手段を備えて
いる。
【0023】この第14の態様により、複数の避難所の
避難所毎の物資配送リスト及び備蓄リストが自治体サー
バにおいて出力されるので、避難所毎の救援物資の管理
が容易になる。本発明の第15の態様においては、上記
第4の態様において、自治体サーバは、自治体の区域内
の災害情報を登録する手段と該災害情報を第2の遠隔地
サーバに送信する手段とを備え、第2の遠隔地サーバは
自治体サーバから災害情報を受信して登録する手段を備
えている。
【0024】この第15の態様により、災害情報が自治
体サーバから第2の遠隔地サーバに送信されるので、第
2の遠隔地サーバに問い合わせれば自治体毎の災害情報
が獲得できる。本発明の第16の態様においては、上記
第15の態様において、入力・検索端末及び自治体クラ
イアントは、第2の遠隔地サーバに対して被災地の災害
情報を要求する手段と、該要求に応じて第2の遠隔地サ
ーバから送られてくる災害情報を受信する手段とを備え
ている。
【0025】この第16の態様により、避難所及び避難
所以外の場所で第2の遠隔地サーバから災害情報を入手
できるので、災害に対する適切な対応を取り易くなる。
本発明の第17の態様においては、上記第15の態様に
おいて、自治体クライアントは、自治体サーバに対して
自治体の区域内の災害情報を要求する手段と、該要求に
応じて自治体サーバから送られてくる自治体の区域内の
災害情報を受信する手段とを備えている。
【0026】この第17の態様により、自治体クライア
ントは自治体サーバから自治体区域内の災害情報を入手
することができるので、災害に対する適切な対応を取り
やすくなる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって詳述する。図1は本発明の一実施の形態による
災害時安否情報処理システムの構成を示すブロック図で
ある。図において、このシステムは、複数の入力・検索
端末2と、自治体クライアント4と、自治体サーバ6
と、第1の遠隔地サーバ8と、複数の第2の遠隔地サー
バ10と、自治体サーバに住民情報の更新情報を与える
自治体業務サーバ12と、インターネット接続端末14
と、iモードサービス携帯電話16と、衛星通信基地局
18とを備えている。インターネット接続端末14及び
iモードサービス携帯電話16に代えて、専用回線等の
他のネットワーク介して接続される端末を使用してもよ
い。
【0028】入力・検索端末2は、災害発生時の避難所
以外の施設や市街地に設けられ、それらの施設に属する
個人や不特定の個人等、その入力・検索端末2を訪ねた
人がもたらす個人安否情報を入力し格納するためのもの
である。図1では2つの入力・検索端末2が示されてい
るが、本発明の範囲内で、1つの入力・検索端末2だけ
を用意してもより多数の入力・検索端末2を用意しても
よい。ここで施設とは、幼稚園、保育所、小学校、中学
校、高等学校、各種学校、各種福祉施設及びこれらに類
する施設、企業、団体、官公署、病院等をいう。入力・
検索端末2は、衛星通信による通信のための信号の送受
信設備を備えている。
【0029】以下に入力・検索端末2、自治体クライア
ント4、自治体サーバ6、第1の遠隔地サーバ8、及び
第2の遠隔地サーバ10の各々の持つ機能の概略を順次
説明する。入力・検索端末2 入力・検索端末2には、それらの施設に属する個人の住
所、氏名、生年月日,性別、施設の所在地等の予めわか
っている個人情報を電子名簿にして入力してある。予め
わかっていない個人情報については、所定カードに記録
された個人情報を読み取らせるか、あるいは手入力によ
ってそれらの個人情報を作成して格納する。災害時に
は、電子名簿、所定カードあるいは手入力によって作成
された個人情報に対応して一定の約束に基づいて個々の
安否情報を入力して個人安否情報を作成する。作成され
た個人安否情報は、公衆回線または衛星回線を通じて接
続されている第1の遠隔地サーバ8、第2の遠隔地サー
バ10、及び自治体サーバ6に送信される。
【0030】図2は入力・検索端末2の構成例を示すブ
ロック図である。図示のように、入力・検索端末2は、
市販のパソコンにより実現されるものであり、バス20
に接続された演算処理装置(CPU)21と、インター
フェース部22を介してバス20に接続されたキーボー
ド22、カードリーダ23、及びディスプレイ24と、
バス20に接続された主記憶装置25及び補助記憶装置
26とを備え、バス20と衛星アンテナ29の間には、
自治体サーバ6及び第2の遠隔地サーバ10とのデータ
の送受信を行う通信制御装置27及び衛星回線を利用す
るためのインドアユニット28が直列に接続されてい
る。
【0031】演算処理装置21は制御プログラム及び制
御データに基づいて各装置を制御する。キ−ボード22
は所定カードの不携帯者が個人情報を入力したり、所定
カードの携帯者及び不携帯者が安否情報を入力するため
に用いられる。カードリーダ23は所定カードの携帯者
がその所定カード上の個人情報を入力・検索端末2に読
み取らせるために用いられる。
【0032】ディスプレイ24には、あらかじめ設定さ
れた入力・検索端末2の設置場所、端末の名称、端末を
識別するための端末コード及び現在時刻が表示される。
ディスプレイ24にはまた、キーボード22、カードリ
ーダ23または補助記憶装置26から入力された安否情
報が確認のために表示されるとともに、自治体サーバ
6、第1の遠隔地サーバ8、及び第2の遠隔地サーバ1
0から送信されてきた検索結果の情報も表示される。
【0033】補助記憶装置26は、複数の安否情報を登
録した不揮発性記録媒体(FDD、MO等)から安否情報
を読み取って格納する。補助記憶装置26はまた、FD
DやMO等の不揮発記録媒体や、キ−ボード22、カー
ドリーダ23から入力された安否情報を格納するハード
ディスクを含む。自治体クライアント4 自治体クライアント4は、災害発生時の避難所に自治体
が設け、その自治体クライアントを訪ねた人がもたらす
個人の個人安否情報を入力して格納する。図1において
は1つだけの自治体クライアント4を示しているが、2
つ以上の自治体クライアント4を同一自治体内に設けて
もよい。自治体クライアント4は入力・検索端末2が持
つ機能のすべてに加えて、個人安否情報を用いて,例え
ば、重傷者、中程度の怪我人、及び軽傷者の人数や、乳
幼児の人数、妊婦の人数、老人の人数、等の避難所を運
用するための避難所運用データを作成する機能を有す
る。
【0034】そして、この避難所運用データを用いて、
物資等(食料,水,医薬品,寝具,ガス、プレハブ等)の
要求リストの送信機能を実現する。自治体クライアント
4はまた、自治体サーバ6への区域内災害情報の要求及
び受信機能、及び罹災者証明書発行機能を有する。図3
は自治体クライアント4の構成例を示すブロック図であ
る。図示のように、自治体クライアント4も市販のパソ
コンにより実現されるものであり、その構成は図2に示
した入力・検索端末2の構成にプリンタ31を追加した
だけである。プリンタ31は避難所入居者の一覧表、物
資等の要求リスト、区域内災害情報、及び罹災証明書を
出力する。自治体サーバ6 図1に戻って、自治体サーバ6は災害発生地域の自治体
が管理するサーバであって区役所や市役所の災害対策本
部などに設置されるものである。図においては、単一の
自治体サーバ6が示されているが、実際には複数の自治
体のそれぞれが自治体サーバを備えていて本発明による
災害時安否情報処理システムの構成要素に組み込まれて
いる。各自治体サーバ6は、日次に更新される自治体の
住民の基本情報〈自治体の住民及び登録外国人の情報)
を提供する用意がある自治体にあっては、その基本情報
を格納するとともに、入力・検索端末2から個人安否情
報を衛星通信基地局18を介してまたは公衆回線を介し
て受信し格納する。また、自治体サーバ6は自治体クラ
イアント4からも個人安否情報を受信し格納するととも
に、避難所、消防署、警察署、救援物資センタとの間の
通信機能を保有する。また、自治体サーバ6はその自治
体の区域内の災害情報をその中に登録する機能も有す
る。
【0035】自治体サーバ6は、自治体クライアント4
の各々から避難所運営用データを受信して、避難所別避
難所運営用データを作成する。自治体サーバ6における
避難所別避難所運営用データは、例えば、避難所別の重
傷者、中程度の怪我人、及び軽傷者の人数や、乳幼児の
人数、妊婦の人数、老人の人数、等を含む。そして、こ
の避難所別避難所運用データを用いて、避難所毎の物資
等(食料,水,医薬品,寝具,ガス、プレハブ等)の配送
指示リストを出力する。
【0036】自治体サーバ6はまた、自治体クライアン
ト4への区域内災害情報の送信機能及び罹災者証明書発
行機能を有する。罹災者証明書発行機能には罹災者証明
書の発行履歴の管理も含む。さらに、自治体サーバ6は
さらに、第1の遠隔地サーバ8からの遠隔起動指示と、
更新停止指示と,停止解除指示とを受信し、受信確認の
OKサインの送信をする機能を有する。
【0037】図4は自治体サーバ6の構成例を示すブロ
ック図である。図示のように、自治体サーバ6の構成
は、カードリーダが含まれていないことを除き、図3に
示した自治体クライアント4の構成とブロック図におい
ては同じである。ただし、自治体住民のすべての個人情
報の収集及び第1及び第2の遠隔地サーバとの通信や入
力・検索端末2との通信をするので、市販のパソコンよ
りは高度の処理能力を必要とする。ディスプレイ43は
避難所別入居者一覧表の表示をし、プリンタ44は避難
所別入居者一覧表の出力、物資配送指示リストの出力、
及び罹災証明書の発行をする。演算処理装置41は罹災
証明書発行の履歴を管理する。第1の遠隔地サーバ6 図1に戻って、第1の遠隔地サーバ8は各自治体サーバ
6から離れた遠隔地に設けられるサーバであって、自治
体サーバ6及び自治体クライアント4等の稼動状況を遠
隔地で監視し、稼動状況に応じた対応を行うものであ
る。図1においては単一の第1の遠隔地サーバ8が示さ
れているが、2つ以上の第1の遠隔地サーバ8を異なる
遠隔地に設けてもよい。第1の遠隔地サーバ8が設置さ
れる遠隔地とは、例えば震源地から遠く離れた地震の起
こる可能性の少ない都道府県内の場所である。
【0038】第1の遠隔地サーバ8は自治体サーバ6に
格納された個人の個人安否情報及び自治体サーバ6が自
治体業務サーバ12から住民の基本情報を受信して格納
している場合はこの住民基本情報を受信してバックアッ
プ用情報として格納し、自治体サーバ6の復旧後に順次
バックアップデータを送信する。ともに、入力・検索端
末2、自治体クライアント4、自治体サーバ6、及び第
2の遠隔地サーバ10に監視用データを送信し、その監
視用データに対する応答の有無により正常動作をしてい
るかどうかを監視して遠隔操作を行う。すなわち、第1
の遠隔地サーバ8は、遠隔地より入力・検索端末2と自
治体クライアント4の起動、送信先指示、更新停止指
示、停止解除指示とこれらの指示の受信確認信号である
OKサインの受信及び入力・検索端末2と自治体クライ
アント4の稼動リスト出力機能を有する。
【0039】第1の遠隔地サーバ8はまた、遠隔地より
第2の遠隔地サーバ10及び自治体サーバ6の起動、更
新停止指示、停止解除指示とこれらの指示の受信確認信
号であるOKサインの受信及び第2の遠隔地サーバ10
及び自治体サーバ6の稼動リストの出力機能を有する。
図5は第1の遠隔地サーバ8の構成例を示すブロック図
である。図示のように、第1の遠隔地サーバ8の構成
も、自治体サーバ6の構成とほとんど同じなので説明を
省略する。プリンタ54は、入力・検索端末2、自治体
クライアント4、第2の遠隔地サーバ10、及び自治体
サーバ6の稼動状況をリストにして出力する。
【0040】第1の遠隔地サーバ8は、すべての自治体
サーバから個人安否情報を受信してバックアップ情報と
して格納する必要があるので、市販のパソコンよりは比
較的大規模のコンピュータ・システムにより実現され
る。第2の遠隔地サーバ10 図1に戻って、第2の遠隔地サーバ10は、やはり各自
治体サーバから遠く離れた複数の場所に設置されてい
て、入力・検索端末2、自治体クライアント4、各自治
体サーバ6から受信した被災状況、個人安否情報等につ
いてインターネットや専用回線等のネットワークを活用
して被災地域内外への情報発信を行うものである。第2
の遠隔地サーバ10が設置される遠隔地とは、例えば,
震源地から遠く離れた地震の起こる可能性の少ない都道
府県の場所である。第2の遠隔地サーバ10は、入力・
検索端末2と自治体クライアント4とから個人安否情報
を受信し、問い合わせ拠点からの要求に応じて、個人安
否情報を問い合わせ拠点に送信する。問い合わせ拠点と
は、入力・検索端末2、自治体クライアント4、インタ
ーネットや専用回線等のネットワークに接続可能な端末
14、iモードサービスの利用が可能な携帯電話機16
等の設置場所をいう。第2の遠隔地サーバ10はまた、
第1の遠隔地サーバ8からの遠隔操作指示、個人安否情
報の更新停止指示、または更新停止解除指示を受信し、
受信確認信号であるOKサインを第1の遠隔地サーバ8
に返す機能も有する。第2の遠隔地サーバ10を複数の
場所に配置したので、様々な問い合わせ拠点から被災状
況や個人安否情報を問い合わせることができる。
【0041】図6は第2の遠隔地サーバ10の構成例を
示すブロック図である。図示のように、第2の遠隔地サ
ーバ10は、バス60に接続された演算処理装置61、
主記憶装置62、補助記憶装置63、及び通信制御装置
64からなっている。広域の情報を処理するので、処理
能力は市販のパソコンよりは高度のコンピュータ・シス
テムが要求されるが、バックアップ情報は格納しないの
で第1の遠隔地サーバ8よりは小規模でよい。
【0042】第1の遠隔地サーバ8と第2の遠隔地サー
バ10を別々に設けたことにより、コンピュータ・シス
テムの負荷を分散させることができる。次に個人安否情
報について説明する。入力・検索端末2及び自治体クラ
イアント4で作成される個人安否情報には、自己申告に
よる入力で得られる個人安否情報と、自己申告によらな
い入力で得られる個人安否情報とがある。
【0043】図7は自己申告による入力により得られる
個人安否情報の例を示す図である。図示のように、この
場合の個人安否情報は個人情報と安否情報からなり、個
人情報は氏名、氏名カナ、住所、生年月日、性別からな
っている。また安否情報は、入力・検索端末2または自
治体クライアント4の端末の設置場所をコード化した現
在地と、安否情報を登録した日時を示す登録時刻と、生
存か死亡か、生存の場合に負傷手当が必要か軽傷であっ
て手当て不要かの区分に分けてコード化した安否区分
と、個人からの伝言である伝言1と、学校等の施設から
の伝言である伝言2とからなっている。
【0044】図8は自己申告に基づかない入力により得
られる個人安否情報の例を示す図である。自己申告に基
づかない個人安否情報は、自治体または警察等から指定
された機関または関係者にのみ情報提供を許可する。図
示のように、この場合の個人安否情報は本人情報と,身
元確認情報と,安否情報と、身元確認者情報とからなっ
ている。本人情報は氏名、氏名カナ、住所、生年月日、
性別からなっている。身元確認情報は確認区分と確認日
からなっている。確認区分とは、身元確認に使用された
運転免許証、名詞、身分証明書、保険証、その他の身分
確認用書類を区分に分けてコード化したものである。安
否情報は、被災場所、安否区分、避難所または病院のコ
ードからなっている。身元確認者情報とは身元を確認し
たものの情報のことであって、氏名、住所、肩書、住
所、及び電話番号からなっている。
【0045】次に図1に示した災害時安否情報処理シス
テムの動作を図9以降のフローチャートにより説明す
る。図9は本発明の実施の形態による安否情報の登録動
作を説明するフローチャートである。この安否情報の登
録は入力・検索端末2または自治体クライアント4によ
って行われる。まずステップS91で安否情報の入力手
段が、あらかじめ作成してある電子名簿か、所定カード
か、それ以外かを判断する。
【0046】電子名簿による場合は、ステップS92で
電子名簿による入力を行う。電子名簿には、あらかじめ
学校や企業等の施設に属する個人の個人情報が登録され
ており、災害発生時に各個人安否情報をこの電子名簿に
登録する。この電子名簿の内容は随時修正や追加が可能
である。所定カードによる場合はステップS93にて入
力・検索端末2または自治体クライアント4のカードリ
ーダ23により所定カード上の個人情報を読み取る。読
み取られた個人情報はステップS94にてディスプレイ
24に表示される。
【0047】電子名簿による場合及び所定カードによる
場合はいずれも、図8に示した自己申告による入力の場
合のフォーマットの個人安否情報が作成される。所定カ
ードの不携帯者及び電子名簿に登録されていない者(外
国人を含む)の個人情報の入力は、ステップS95にて
所定カードでも電子名簿でもない旨を入力し、ステップ
S96で本人の氏名、氏名(カナ)、性別、住所、等の
個人情報をキーボード22等により入力する。この場合
は、登録者本人の申告により入力する場合は、図8に示
した自己申告による入力のフォーマットで個人安否情報
を作成し、病院や警察等により報告された場合は図9に
示した自己申告に基づかない入力フォーマットで個人安
否情報が作成される。
【0048】所定カードにより入力する場合または所定
カード不携帯者及び電子名簿不登録者の場合は、ステッ
プS94またはステップS96の次に、ステップS98
にて、個人情報確定後に表示される安否区分に入力者の
安否状態を入力する。次いで、ステップS98及びステ
ップS99で一定時間が経過したかまたは一定量データ
が蓄積されたと判定されると、ステップS100で個人
安否情報を、通信制御装置27、インドアユニット28
及び衛星アンテナ29を介して衛星通信基地局18に向
けて送信するとともに、個人安否情報をその中の「住
所」に基づいて該当の自治体サーバ6に送信する。衛星
通信基地局18からは第1の遠隔地サーバ8及び第2の
遠隔地サーバ10に向けて上記個人安否情報が送信され
る。
【0049】図10は図9のステップS100の後の第
1の遠隔地サーバ8及び第2の遠隔地サーバ10におけ
る動作を説明するフローチャートである。図において、
ステップS101で通信制御装置57または64を介し
て個人安否情報を受信し、ステップS102でその個人
安否情報を補助記憶装置56及び63に登録する。この
ようにして、入力・検索端末2及び自治体クライアント
4において作成された個人安否情報は第1の遠隔地サー
バ8にバックアップとして格納される。
【0050】第1の遠隔地サーバ8の補助記憶装置56
及び第2の遠隔地サーバ10の補助記憶装置63に登録
された個人安否情報については、同一人の個人安否情報
が一定数を超えた場合は、最古の情報を削除する。この
一定数を例えば3件とすると、最古のデータを削除する
ことにより、最新情報,直前情報及びその前の情報の三
世代の情報のみが残り、三世代より古い情報は順次削除
されることになる。
【0051】図11は図9のステップS100の後の各
自治体サーバ6の動作を説明するフローチャートであ
る。図において、ステップS111では個人安否情報中
の「住所」をキーにして入力・検索端末2または自治体
クライアント4から送られて来た個人安否情報を受信す
る。次いでステップS112にて、自治体サーバ6は住
民基本情報を格納しているかどうかを判定する。自治体
サーバ6が住民基本情報を保持していない場合は、ステ
ップS113にて「区域内住民」の個人安否情報として
補助記憶装置46に登録する。自治体サーバ6が住民基
本情報を保持していれば、ステップS114にて受信し
た個人安否情報を自治体が保持している住民基本情報と
突合する。そして、ステップS115でその突合の結
果、一致すればステップS116で「区域内住民」個人
安否情報として補助記憶装置46に登録する。ステップ
S113の突合の結果、不一致であればステップS11
7で「その他住民」個人安否情報として補助記憶装置4
6に登録する。
【0052】自治体サーバ6が上記住民基本情報を蓄積
する場合は、住民基本情報はその自治体の住民及び登録
外国人の情報を含み、自治体業務サーバ12(図1)に
よって一定期間毎、例えば日毎に更新される。補助記憶
装置46に登録された個人安否情報についても、同一人
の個人安否情報が一定数を超えた場合は、最古の情報を
削除する。この一定数を例えば3件とすると、最古のデ
ータを削除することにより、最新情報,直前情報及びそ
の前の情報の三世代の情報のみが残り、三世代より古い
情報は順次削除されることになる。
【0053】図12は入力・検索端末2または自治体ク
ライアント4による個人安否情報の検索動作を説明する
フローチャートである。図において、まず、ステップS
121で入力・検索端末2または自治体クライアント4
において検索条件として、住所、氏名、氏名(カナ)、生
年月日、性別等を入力する。ステップS122ではこれ
らの検索条件を第2の遠隔地サーバ10に送信する。
【0054】第2の遠隔地サーバ10では、ステップS
123で上記検索条件を受信し、ステップS124で検
索処理をし、ステップS125で問い合わせた入力・検
索端末2または自治体クライアント4に検索結果を送信
する。入力・検索端末2または自治体クライアント4で
は、ステップS126で上記検索結果を受信し、ステッ
プS127で検索結果をディスプレイ24に表示する。
こうして、入力・検索端末2または自治体クライアント
4からの個人安否情報の検索要求に対する検索結果が得
られる。
【0055】図13は問い合わせ拠点による個人安否情
報の検索動作を説明するフローチャートである。図にお
いて、問い合わせ拠点とは入力・検索端末2、自治体ク
ライアント4、インターネットを介して第2の遠隔地サ
ーバ10に接続する端末14、またはiモードサービス
を受けることが可能な携帯電話機16の所在地をいう。
【0056】まず、ステップS131で問い合わせ拠点
から第2の遠隔地サーバ10に接続要求をする。第2の
遠隔地サーバ10ではステップS132で問い合わせ拠
点からの接続要求を受信し、ステップS133で問い合
わせ拠点に検索フォームを送信する。次いで問い合わせ
拠点ではステップS134で検索フォームを受信し、ス
テップS135で住所等の検索条件を入力し、ステップ
S136でその検索条件を第2の遠隔地サーバ10に送
信する。
【0057】次いで第2の遠隔地サーバ10では、ステ
ップS137で検索条件を受信し、ステップS138で
検索処理をし、ステップS139で問い合わせ拠点に検
索結果を送信する。最後に、問い合わせ拠点ではステッ
プS140で検索結果を受信し、ステップS141で検
索結果をディスプレイに表示する。こうして、第2の遠
隔地サーバ10にアクセスすることにより、入力・検索
端末2及び自治体クライアント4から個人安否情報を検
索できると共にインターネットを介して接続可能な端末
やiモードサービスを受けることが可能な携帯電話機で
あればどこからでも個人安否情報を検索することができ
る。
【0058】図14は第1の遠隔地サーバ8による入力
・検索端末2または自治体クライアント4の遠隔地操作
を説明するフローチャートである。第1の遠隔地サーバ
8による入力・検索端末2または自治体クライアント4
の遠隔地操作としては、入力・検索端末2または自治体
クライアント4の端末の起動、通信中の遠隔地サーバ1
0に障害が発生した場合に他の第2の遠隔地サーバ10
への送信先の変更、通信中の第2の遠隔地サーバ10に
障害が発生した場合のその第2の遠隔地サーバ10に対
する情報の送信の停止,即ち第2の遠隔地サーバ10に
おけるデータの更新停止指示、第2の遠隔地サーバ10
が障害から復旧した場合にその第2の遠隔地サーバ10
に対する送信停止指示の解除指示、入力・検索端末2ま
たは自治体クライアント4の端末による受信確認のOK
サインの受信及び入力・検索端末2または自治体クライ
アント4の稼動リストの出力等がある。
【0059】まず、ステップS143にて入力・検索端
末2または自治体クライアント4に対して遠隔操作の指
示信号を送信する。入力・検索端末2または自治体クラ
イアント4ではステップS144で、指示信号を受信
し、ステップS145で指示に応じた処理、即ち、端末
の起動、送信先の変更、更新停止処理、または更新停止
解除処理を行う。次いでステップS146で処理結果が
正常終了か異常終了かを判定する。正常に終了すればス
テップS147にて第1の遠隔地サーバ8に対して指示
受領確認のOKサインを送信する。異常終了すれば、ス
テップS148にて第1の遠隔地サーバ8へのNGサイ
ンを送信する。
【0060】第1の遠隔地サーバ8では、ステップS1
49にて処理終了信号を受信し、端末の稼動リストを出
力する。これにより、第1の遠隔地サーバ8において入
力・検索端末2及び自治体クライアント4の各端末の稼
動状況を把握することができる。第1の遠隔地サーバ8
による自治体サーバ6の遠隔操作も図14に示した方法
により行われる。即ち、図14において、ステップS1
44からステップS148の動作は、自治体サーバ6の
遠隔操作の場合には自治体サーバ6によって行われる。
ただし、自治体サーバの遠隔操作の場合は、ステップS
150で稼動リストを出力した後に、受信した処理終了
信号がNGの場合は図15に示す自治体サーバの復旧動
作が行われる。
【0061】図15は自治体サーバ6の復旧を説明する
フローチャートである。図において、図14の稼動リス
トの出力の後に、ステップS151で受信した処理終了
信号がNGかOKかを判定し、NGであればステップS
1152にて人手手段によりその自治体サーバを復旧さ
せる。そしてステップS153で該当自治体の自治体サ
ーバ6に退避データを送信し、図9により説明した個人
安否情報の登録処理を行って第1の遠隔地サーバ8によ
る自治体サーバの遠隔操作を終了する。処理終了信号が
OKであれば自治体サーバの復旧をする必要がないので
そのまま自治体サーバ6の遠隔操作を終了する。
【0062】図16は第2の遠隔地サーバ10による災
害情報の登録の動作を説明するフローチャートである。
図において、自治体サーバ6はステップS161で各自
治体クライアント4からの区域内災害情報を補助記憶装
置46に登録をし、ステップS162にてその災害情報
を第2の遠隔地サーバ10に送信する。次いで第2の遠
隔地サーバ10は、ステップS163にて自治体サーバ
6から災害情報を受信し、ステップS164にてその災
害情報を補助記憶装置64に登録する。
【0063】図17は入力・検索端末2による災害情報
の受信動作を説明するフローチャートである。図におい
て、ステップS171にて入力・検索端末2は第2の遠
隔地サーバ10に災害情報を要求すると、ステップS1
72にて第2の遠隔地サーバ10はその災害情報要求を
受信する。次いでステップS173にて第2の遠隔地サ
ーバ10はこの場合の問い合わせ拠点である入力・検索
端末2に災害情報を送信する。入力・検索端末2はステ
ップS174ではその災害情報を受信し、ステップS1
75でその災害情報をディスプレイ24に表示する。
【0064】図18は自治体クライアント4による災害
情報の受信動作を説明するフローチャートである。図に
おいて、自治体クライアント4はステップS181にて
被災地全体の災害情報を第2の遠隔地サーバ10に要求
するかまたは区域内の災害情報を自治体サーバ6に要求
する。被災地全体の災害情報を要求した場合は、ステッ
プS182にて第2の遠隔地サーバ10はその災害情報
要求を受信し、ステップS183にてこの場合の問い合
わせ拠点である自治体クライアント4に災害情報を送信
する。
【0065】区域内の災害情報を要求した場合は、ステ
ップS185にて自治体サーバ6は災害情報要求を受信
し、ステップS185にて問い合わせ拠点である自治体
クライアント4に災害情報を送信する。ステップS18
6では、第2の遠隔地サーバ10または自治体サーバ6
から災害情報を受信し、ステップS187にてその災害
情報を自治体クライアント4のディスプレイ24に表示
する。
【0066】図19はインターネットや専用回線等のネ
ットワークを介する問い合わせ拠点による災害情報の受
信動作を説明するフローチャートである。図において、
ステップS191で問い合わせ拠点は第2の遠隔地サー
バ10に接続要求をし、ステップS192で第2の遠隔
地サーバ10はその接続要求を受信する。次いでステッ
プS193で第2の遠隔地サーバ10は問い合わせ拠点
に検索フォームを送信し、ステップS194で問い合わ
せ拠点はその検索フォームを受信する。次いで問い合わ
せ拠点はステップS195で災害情報を要求し、ステッ
プS196で入れはその要求を受信する。次いでステッ
プS197で遠隔地サーバ10は問い合わせ拠点に災害
情報を送信し、ステップS198で問い合わせ拠点はそ
の災害情報を受信する。そしてステップS199にて災
害情報を端末に表示する。
【0067】以上に説明した実施の形態は例示にすぎ
ず、この実施の形態に対する様々な変形が本発明の範囲
内で可能である。例えば、第1の遠隔地サーバ8は1つ
とは限らず、異なる遠隔地に複数設けて自治体サーバの
バックアップを強固にすることも考えられる。また、本
発明による災害時安否情報処理システムは、大規模地震
という災害に限定されず、他の災害や天変地異にも有効
である。
【0068】また、第1の遠隔地サーバ8と第2の遠隔
地サーバ10とを一体化したサーバで実現してもよい。
以上に記載した本発明の実施の形態による災害時安否情
報処理システムを以下の形態1から39にまとめて記載
する。 (形態1) 災害発生時の避難所以外の場所に設けられ
た入力・検索端末であって、該入力・検索端末を訪ねた
人がもたらす個人安否情報を入力し格納するための入力
・検索端末と、災害発生時の避難所に自治体が設けた自
治体クライアントであって、該避難所を訪ねた人がもた
らす個人安否情報を入力して格納するための自治体クラ
イアントと、前記入力・検索端末に格納された情報のう
ち前記自治体に関係する個人の個人安否情報と、前記自
治体クライアントからの前記個人安否情報とを受信し格
納するための自治体サーバと、前記入力・検索端末と前
記自治体クライアントとから前記個人安否情報を受信し
てバックアップ用情報として格納する手段、前記入力・
検索端末と前記自治体クライアントと前記自治体サーバ
とに監視用データを送信して該監視用データに対する応
答の有無により前記入力・検索端末と前記自治体クライ
アントと前記自治体サーバとが正常動作をしているかど
うかを監視する手段、及び問い合わせ拠点からの要求に
応じて、前記個人安否情報を前記問い合わせ拠点に送信
する手段を含む遠隔地サーバと、を備えたことを特徴と
する災害時安否情報処理システム。
【0069】(形態2) 前記自治体クライアントはさ
らに、該自治体クライアントに格納された該個人安否情
報を用いて前記避難所を運営するための避難所運営用デ
ータを作成する手段を有する、形態1記載の災害安否情
報処理システム。 (形態3) 前記自治体サーバはさらに、前記自治体ク
ライアントから前記避難所運営用データを受信して、避
難所別の避難所運営用データを作成する手段を有する、
形態2記載の災害安否情報処理システム。
【0070】(形態4) 前記自治体サーバは前記自治
体の住民の基本情報をさらに格納することを特徴とする
形態1記載の災害安否情報処理システム。 (形態5) 前記遠隔地サーバは、第1の遠隔地サーバ
と第2の遠隔地サーバとからなり、前記第1の遠隔地サ
ーバは前記バックアップ用情報を格納する手段と前記入
力・検索端末と前記自治体クライアントと前記自治体サ
ーバとが正常動作をしているかどうかを監視する手段と
を備え、前記第2の遠隔地サーバは前記個人安否情報を
前記問い合わせ拠点に送信する手段を備えていることを
特徴とする形態1記載の災害安否情報処理システム。
【0071】(形態6) 前記遠隔地サーバは、第1の
遠隔地サーバと第2の遠隔地サーバとからなり、前記第
1の遠隔地サーバは前記自治体サーバに格納された前記
住民の基本情報を受信して前記バックアップ情報ととも
に格納する手段と前記前記入力・検索端末と前記自治体
クライアントと前記自治体サーバとが正常動作をしてい
るかどうかを監視する手段とを備え、前記第2の遠隔地
サーバは前記個人安否情報を前記問い合わせ拠点に送信
する手段を備えていることを特徴とする形態4記載の災
害安否情報処理システム。
【0072】(形態7) 前記個人安否情報は、自己申
告による入力により得られる個人安否情報と、自己申告
によらない入力による個人安否情報とのいずれかである
ことを特徴とする形態1記載の災害時安否情報処理シス
テム。 (形態8) 前記自己申告による入力により得られる個
人安否情報は、個人情報と安否情報とからなり、前記個
人情報は個人の氏名、住所、生年月日及び性別を含み、
前記安否情報は前記個人の現在地、前記安否情報の登録
時刻、前記個人の状態を示す安否区分、及び前記個人に
関する伝言を含むことを特徴とする形態7記載の災害時
安否情報処理システム。
【0073】(形態9) 前記自己申告によらない入力
による個人安否情報は、個人情報と、身元確認情報と、
安否情報と、身元確認者情報とからなり、前記個人情報
は個人の氏名、住所、生年月日及び性別を含み、前記身
元確認情報は身元確認のために使用された身分確認用書
類の種類と確認日を含み、前記安否情報は被災場所、前
記個人の状態を示す安否区分、及び病院等の避難所を含
むことを特徴とする形態7記載の災害時安否情報処理シ
ステム。
【0074】(形態10) 前記入力・検索端末及び前
記自治体クライアントはそれぞれ、予めわかっている個
人の個人情報を電子名簿に登録しておき、災害時に個人
安否情報を該電子名簿に登録するようにしたことを特徴
とする形態1記載の災害時安否情報処理システム。 (形態11) 前記入力・検索端末及び前記自治体クラ
イアントはそれぞれ、所定カード上にあらかじめ記入さ
れた個人情報を読み取る読み取り手段と、読み取られた
前記個人情報を画面上に表示する表示手段と、前記画面
上に表示された個人情報に個人安否情報を付加して前記
個人安否情報を作成する入力手段とを更に備えているこ
とを特徴とする形態1記載の災害時安否情報処理システ
ム。
【0075】(形態12) 前記入力・検索端末及び前
記自治体クライアントはそれぞれ、個人の個人情報及び
安否情報を入力して前記個人安否情報を作成する入力手
段を備えていることを特徴とする形態1記載の災害時安
否情報処理システム。 (形態13) 前記記憶手段に格納された前記電子名簿
に登録されている安否情報は修正可能であることを特徴
とする形態10記載の災害時安否情報処理システム。
【0076】(形態14) 前記入力・検索端末及び前
記自治体クライアントはそれぞれ、前記個人安否情報を
前記遠隔地サーバに送信する送信手段を備えていること
を特徴とする形態1記載の災害時安否情報処理システ
ム。 (形態15) 前記入力・検索端末及び前記自治体クラ
イアントはそれぞれ、前記個人安否情報中の住所をもと
にして転送先の自治体サーバを決定し、決定された自治
体サーバに前記個人安否情報を転送するようにしたこと
を特徴とする形態14記載の災害時安否情報処理システ
ム。
【0077】(形態16) 前記個人安否情報が前記所
定カードに基づいて作成されている場合または前記個人
情報を手入力により入力した場合は、個人安否情報の数
が所定数に達した場合と個人安否情報の数の計数開始時
から所定時間経過後とのいずれかの場合に、前記個人安
否情報を前記入力・検索端末または前記自治体クライア
ントから前記第1の遠隔地サーバ、前記第2の遠隔地サ
ーバ及び前記自治体サーバに送信するようにしたことを
特徴とする形態15記載の災害時安否情報処理システ
ム。
【0078】(形態17) 前記入力・検索端末及び前
記自治体クライアント内の前記個人安否情報は、前記遠
隔地サーバ及び前記自治体サーバからの受領信号を受信
すると消去されるようにしたことを特徴とする形態16
記載の災害時安否情報処理システム。 (形態18) 前記個人安否情報は日本語と外国語との
いずれかを選択して入力及び表示が可能であるようにし
たことを特徴とする形態1記載の災害時安否情報処理シ
ステム。
【0079】(形態19) 前記入力・検索端末及び前
記自治体クライアントは前記第2の遠隔地サーバ内に蓄
積された個人安否情報を、個人の住所、氏名、生年月
日、及び性別をキーとして検索可能にしたことを特徴と
する形態5または6に記載の災害時安否情報処理システ
ム。 (形態20) 前記自治体クライアントは、前記避難所
運営用データを用いて前記個人安否情報の一覧表を表示
して出力する出力手段を備えていることを特徴とする形
態2記載の災害時安否情報処理システム。
【0080】(形態21) 前記自治体クライアント
は、前記避難所運営用データを用いて前記個人安否情報
の登録、修正、及び削除を行う手段を備えていることを
特徴とする形態2記載の災害時安否情報処理システム。 (形態22) 前記自治体クライアントは、前記避難所
運営用データを用いて物資要求リストを出力する手段
と、前記自治体サーバに前記物資要求リストを送信する
手段とを備えていることを特徴とする形態2記載の災害
時安否情報処理システム。
【0081】(形態23) 前記自治体クライアント
は、前記自治体サーバに対して災害情報を要求する手段
と、該要求に応じて前記自治体サーバから送られてくる
災害情報を受信する手段とを備えていることを特徴とす
る形態1記載の災害時安否情報処理システム。 (形態24) 前記自治体クライアントは、罹災者に対
して罹災証明書を発行する手段を備えていることを特徴
とする形態1記載の災害時安否情報処理システム。
【0082】(形態25) 前記第1の遠隔地サーバ
は、前記自治体サーバのシステムダウン時に前記自治体
サーバの動作を代替するものであり、前記自治体サーバ
の復旧後に、代替中に蓄積された情報を前記自治体サー
バに送信するようにしたことを特徴とする形態1記載の
災害時安否情報処理システム。 (形態26) 前記第1の遠隔地サーバは、前記入力・
検索端末、前記自治体クライアント、前記自治体サーバ
及び前記第2の遠隔地サーバに対する遠隔操作を行う機
能を有することを特徴とする形態3または4に記載の災
害時安否情報処理システム。
【0083】(形態27) 前記第2の遠隔地サーバ
は、同一人の個人安否情報の数が所定数を超えた場合
は、最古の個人安否情報を削除するようにしたことを特
徴とする形態3または4に記載の災害時安否情報処理シ
ステム。 (形態28) 前記問い合わせ拠点は、前記入力・検索
端末、前記自治体クライアント、及びネットワークを介
して接続された端末のいずれかの存在場所であることを
特徴とする形態1記載の災害時安否情報処理システム。
【0084】(形態29) 前記第2の遠隔地サーバは
前記第1の遠隔地サーバからの遠隔操作の指示信号を受
信すると、受信確認の信号を前記第1の遠隔地サーバに
送信するようにしたことを特徴とする形態26記載の災
害時安否情報処理システム。 (形態30) 前記自治体サーバは、前記自治体の住民
の基本情報を格納する手段と、前記個人安否情報を前記
入力・検索端末及び前記自治体クライアントから受信す
る手段と、受信した個人安否情報中の個人情報と前記住
民の基本情報とを突合する突合手段と、該突合の結果一
致した場合に前記受信した個人安否情報を書きこむ区域
内登録住民の安否情報記憶手段と、該突合の結果不一致
の場合に前記受信した個人安否情報を書きこむ区域外住
民の安否情報記憶手段とを備えていることを特徴とする
形態1記載の災害時安否情報処理システム。
【0085】(形態31) 前記自治体サーバは、同一
人の個人安否情報の数が所定数を超えた場合は、最古の
個人安否情報を削除するようにしたことを特徴とする形
態1記載の災害時安否情報処理システム。 (形態32) 前記自治体サーバは、前記避難所別避難
所運営用データを用いて前記個人安否情報の一覧表を表
示して出力する出力手段を備えていることを特徴とする
形態3記載の災害時安否情報処理システム。
【0086】(形態33) 前記自治体サーバは、前記
避難所別避難所運営用データを用いて前記個人安否情報
の登録、修正、及び削除を行う手段を備えていることを
特徴とする形態3記載の災害時安否情報処理システム。 (形態34) 前記自治体サーバは、前記避難所別避難
所運営用データを用いて物資配送リスト及び避難所備蓄
リストを出力する手段を備えていることを特徴とする形
態3記載の災害時安否情報処理システム。
【0087】(形態35) 前記自治体サーバは、罹災
者に対して罹災証明書を発行する手段を備えていること
を特徴とする形態1記載の災害時安否情報処理システ
ム。 (形態36) 前記自治体サーバは、前記第1の遠隔地
サーバからの遠隔操作の指示信号を受信すると、受信確
認の信号を前記第1の遠隔地サーバに送信するようにし
たことを特徴とする形態26記載の災害時安否情報処理
システム。
【0088】(形態37) 前記自治体サーバは、前記
自治体の区域内の災害情報を登録する手段と該災害情報
を前記第2の遠隔地サーバに送信する手段とを備え、前
記第2の遠隔地サーバは前記自治体サーバから前記災害
情報を受信して登録する手段を備えていることを特徴と
する形態5または6に記載の災害時安否情報処理システ
ム。
【0089】(形態38) 前記入力・検索端末及び前
記自治体クライアントは、前記第2の遠隔地サーバに対
して被災地の災害情報を要求する手段と、該要求に応じ
て前記第2の遠隔地サーバから送られてくる災害情報を
受信する手段とを備えていることを特徴とする形態37
記載の災害時安否情報処理システム。 (形態39) 前記自治体クライアントは、前記自治体
サーバに対して前記自治体の区域内の災害情報を要求す
る手段と、該要求に応じて前記自治体サーバから送られ
てくる前記自治体の区域内の災害情報を受信する手段と
を備えていることを特徴とする形態37記載の災害時安
否情報処理システム。
【0090】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように,本発明
によれば、遠隔地サーバは入力・検索端末と自治体クラ
イアントとからの個人安否情報をバックアップ用情報と
して格納しており、且つ、入力・検索端末と自治体クラ
イアントと自治体サーバとを監視しているので、被災地
の自治体サーバが破壊したりシステムダウンしても、そ
の自治体サーバに代わって処理を続行できるので個人安
否情報の問い合わせに対処することができるという効果
が得られる。
【0091】また、自治体サーバには、避難所以外の場
所に設置された入力・検索端末と、災害発生時の避難所
に設置された自治体クライアントとからのすべてのデー
タが収集され、しかも避難所別の避難所運営用データが
作成されるので、地域住民の情報を一括管理でき、収集
した情報を避難所運営を含む救援活動にも直結できると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による災害時安否情報処
理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】入力・検索端末2の構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】自治体クライアント4の構成例を示すブロック
図である。
【図4】自治体サーバ6の構成例を示すブロック図であ
る。
【図5】第1の遠隔地サーバ8の構成例を示すブロック
図である。
【図6】第2の遠隔地サーバ10の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図7】自己申告による入力により得られる個人安否情
報の例を示す図である。
【図8】自己申告に基づかない入力により得られる個人
安否情報の例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態による安否情報の登録動作
を説明するフローチャートである。
【図10】図9のステップS100の後の第1の遠隔地
サーバ8及び第2の遠隔地サーバ10における動作を説
明するフローチャートである。
【図11】図11は図9のステップS100の後の各自
治体サーバ6の動作を説明するフローチャートである。
【図12】入力・検索端末2または自治体クライアント
4による個人安否情報の検索動作を説明するフローチャ
ートである。
【図13】問い合わせ拠点による個人安否情報の検索動
作を説明するフローチャートである。
【図14】第1の遠隔地サーバ8による入力・検索端末
2または自治体クライアント4の遠隔地操作を説明する
フローチャートである。
【図15】自治体サーバ6の復旧を説明するフローチャ
ートである。
【図16】第2の遠隔地サーバ10による災害情報の登
録の動作を説明するフローチャートである。
【図17】自治体サーバ6の復旧を説明するフローチャ
ートである。
【図18】入力・検索端末2による災害情報の受信動作
を説明するフローチャートである。
【図19】インターネットや専用回線等のネットワーク
を介する問い合わせ拠点による災害情報の受信動作を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】
2…入力・検索端末 4…自治体クライアント 6…自治体サーバ 8…第1の遠隔地サーバ 10…第2の遠隔地サーバ 12…自治体業務サーバ 14…インターネット接続可能端末 16…携帯電話機

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 災害発生時の避難所以外の場所に設けら
    れた入力・検索端末であって、該入力・検索端末を訪ね
    た人がもたらす個人安否情報を入力し格納するための入
    力・検索端末と、 災害発生時の避難所に自治体が設けた自治体クライアン
    トであって、該避難所を訪ねた人がもたらす個人安否情
    報を入力して格納するための自治体クライアントと、 前記入力・検索端末に格納された情報のうち前記自治体
    に関係する個人の個人安否情報と、前記自治体クライア
    ントからの前記個人安否情報とを受信し格納するための
    自治体サーバと、 前記入力・検索端末と前記自治体クライアントとから前
    記個人安否情報を受信してバックアップ用情報として格
    納する手段、前記入力・検索端末と前記自治体クライア
    ントと前記自治体サーバとに監視用データを送信して該
    監視用データに対する応答の有無により前記入力・検索
    端末と前記自治体クライアントと前記自治体サーバとが
    正常動作をしているかどうかを監視する手段、及び問い
    合わせ拠点からの要求に応じて、前記個人安否情報を前
    記問い合わせ拠点に送信する手段を含む遠隔地サーバ
    と、を備えたことを特徴とする災害時安否情報処理シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記自治体クライアントはさらに、該自
    治体クライアントに格納された該個人安否情報を用いて
    前記避難所を運営するための避難所運営用データを作成
    する手段を有する、請求項1記載の災害安否情報処理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記自治体クライアントを複数備え、前
    記自治体サーバはさらに、前記自治体クライアントの各
    々から前記避難所運営用データを受信して、避難所別避
    難所運営用データを作成する手段を有する、請求項2記
    載の災害安否情報処理システム。
  4. 【請求項4】 前記遠隔地サーバは、第1の遠隔地サー
    バと第2の遠隔地サーバとからなり、前記第1の遠隔地
    サーバは前記バックアップ用情報を格納する手段と前記
    入力・検索端末と前記自治体クライアントと前記自治体
    サーバとが正常動作をしているかどうかを監視する手段
    とを備え、前記第2の遠隔地サーバは前記個人安否情報
    を前記問い合わせ拠点に送信する手段を備えていること
    を特徴とする請求項1記載の災害安否情報処理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記入力・検索端末及び前記自治体クラ
    イアントは、前記第2の遠隔地サーバ内に蓄積された個
    人安否情報を、個人の住所、氏名、生年月日、及び性別
    をキーとして検索可能にしたことを特徴とする請求項4
    に記載の災害時安否情報処理システム。
  6. 【請求項6】 前記自治体クライアントは、前記避難所
    運営用データを用いて前記個人安否情報の一覧表を表示
    して出力する出力手段を備えていることを特徴とする請
    求項2記載の災害時安否情報処理システム。
  7. 【請求項7】 前記自治体クライアントは、前記避難所
    運営用データを用いて前記個人安否情報の登録、修正、
    及び削除を行う手段を備えていることを特徴とする請求
    項2記載の災害時安否情報処理システム。
  8. 【請求項8】 前記自治体クライアントは、前記避難所
    運営用データを用いて物資要求リストを出力する手段
    と、前記自治体サーバに前記物資要求リストを送信する
    手段とを備えていることを特徴とする請求項2記載の災
    害時安否情報処理システム。
  9. 【請求項9】 前記自治体クライアントは、前記自治体
    サーバに対して被災地の災害情報を要求する手段と、該
    要求に応じて前記自治体サーバから送られてくる災害情
    報を受信する手段とを備えていることを特徴とする請求
    項1記載の災害時安否情報処理システム。
  10. 【請求項10】 前記第1の遠隔地サーバは、前記自治
    体サーバのシステムダウン時に前記自治体サーバの動作
    を代替するものであり、前記自治体サーバの復旧後に、
    代替中に蓄積された情報を前記自治体サーバに送信する
    ようにしたことを特徴とする請求項4に記載の災害時安
    否情報処理システム。
  11. 【請求項11】 前記自治体サーバは、前記自治体の住
    民の基本情報を格納する手段と、前記個人安否情報を前
    記入力・検索端末及び前記自治体クライアントから受信
    する手段と、受信した個人安否情報中の個人情報と前記
    住民の基本情報とを突合する突合手段と、該突合の結果
    一致した場合に前記受信した個人安否情報を書きこむ区
    域内登録住民の安否情報記憶手段と、該突合の結果不一
    致の場合に前記受信した個人安否情報を書きこむ区域外
    住民の安否情報記憶手段とを備えていることを特徴とす
    る請求項1記載の災害時安否情報処理システム。
  12. 【請求項12】 前記自治体サーバは、前記避難所別避
    難所運営用データを用いて前記個人安否情報の一覧表を
    表示して出力する出力手段を備えていることを特徴とす
    る請求項3記載の災害時安否情報処理システム。
  13. 【請求項13】 前記自治体サーバは、前記避難所別避
    難所運営用データを用いて前記個人安否情報の登録、修
    正、及び削除を行う手段を備えていることを特徴とする
    請求項3記載の災害時安否情報処理システム。
  14. 【請求項14】 前記自治体サーバは、前記避難所別避
    難所運営用データを用いて物資配送リスト及び避難所備
    蓄リストを出力する手段を備えていることを特徴とする
    請求項3記載の災害時安否情報処理システム。
  15. 【請求項15】 前記自治体サーバは、前記自治体の区
    域内の災害情報を登録する手段と該災害情報を前記第2
    の遠隔地サーバに送信する手段とを備え、前記第2の遠
    隔地サーバは前記自治体サーバから前記災害情報を受信
    して登録する手段を備えていることを特徴とする請求項
    5に記載の災害時安否情報処理システム。
  16. 【請求項16】 前記入力・検索端末及び前記自治体ク
    ライアントは、前記第2の遠隔地サーバに対して被災地
    の災害情報を要求する手段と、該要求に応じて前記第2
    の遠隔地サーバから送られてくる災害情報を受信する手
    段とを備えていることを特徴とする請求項15記載の災
    害時安否情報処理システム。
  17. 【請求項17】 前記自治体クライアントは、前記自治
    体サーバに対して前記自治体の区域内の災害情報を要求
    する手段と、該要求に応じて前記自治体サーバから送ら
    れてくる前記自治体の区域内の災害情報を受信する手段
    とを備えていることを特徴とする請求項15記載の災害
    時安否情報処理システム。
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