JP2002175286A - 記憶装置、情報処理システムおよび排他制御方法 - Google Patents

記憶装置、情報処理システムおよび排他制御方法

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JP2002175286A
JP2002175286A JP2000370591A JP2000370591A JP2002175286A JP 2002175286 A JP2002175286 A JP 2002175286A JP 2000370591 A JP2000370591 A JP 2000370591A JP 2000370591 A JP2000370591 A JP 2000370591A JP 2002175286 A JP2002175286 A JP 2002175286A
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JP2000370591A
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Kiyoshi Honda
聖志 本田
Seiichi Domyo
誠一 道明
Eisaku Saiki
栄作 齊木
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上位装置からのアクセス要求処理の一機能とし
て、アクセス要求領域単位での共有排他制御処理を実現
する。 【解決手段】上位装置から送出されたリードコマンドに
含まれる排他的なアクセス要求とあらかじめ定めたブロ
ックの識別情報とを抽出したときに、当該ブロックにつ
いて、他の上位装置によるアクセスを拒否し、前記上位装
置から送出されたライトコマンドに含まれる排他的なア
クセス要求の解除と前記ブロックの識別情報とを抽出し
たときに、当該ブロックについて、排他的なアクセスを解
除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の上位装置か
らアクセス共有される記憶装置に係り、特に、該記憶装
置におけるデータアクセスの共有排他制御方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の上位装置からアクセス共有
される記憶装置は、任意の上位装置からの共有排他制御
要求に基づき、個々の上位装置からのアクセス要求に対
する共有排他制御を実現している。
【0003】例えば、上位装置と記憶装置とのインタフ
ェースとしてSCSI(Small Computer System Interfa
ce)を採用するコンピュータシステムにおいては、上記
SCSIで規定するリザーブ系のコマンドを用いて、前
記記憶装置の論理ユニット単位での共有排他制御を実現
することが可能である。
【0004】以下、上記従来技術における共有排他制御
を、図15、図16、図17および図18を参照して説
明する。
【0005】図15は、従来の共有排他制御シーケンス
の一例を示している。図16は、従来の記憶装置におけ
る共有排他設定要求処理のフロー図、図17は共有排他
解除要求処理のフロー図、図18はアクセス要求処理の
フロー図を示している。
【0006】また、図15において、記憶装置1は、装
置単位での共有排他制御を実現するものとし、更に、上
位装置2aから記憶装置1のFile Aに対し排他制
御を必要とするアクセス要求が発生し、この排他制御中
に、他の上位装置2b・2cから夫々記憶装置1のFi
le B・C(File Aとは異なる領域データ)に
対するアクセス要求が発生した場合を例にする。
【0007】(1) ファイルアクセス権の獲得:先
ず、共有排他制御(以下、ロックという)を要求する上
位装置2aは、ファイルアクセス実行に先立ち、記憶装
置1に対してロック設定要求を発行する。
【0008】この場合、記憶装置1では、図16に示す
ような手順でロック設定要求を受領する。また、記憶装
置1では、ロック管理情報として、ロック状態にあるか
否かのステート情報と、ロック状態にある場合、ロック
を許可した上位装置の識別情報とを保持している。図1
6において、記憶装置1は、ロック設定要求受領を契機
として(S100)、該ロック設定要求の対象が他の上
位装置によってロック状態にあるか否かを検出する(S
101)。
【0009】前記ロック設定要求の対象が他の上位装置
によってロック状態にない場合、前記ロック管理情報の
ステート情報、及び、ロックを許可した上位装置の識別
情報(この例においては上位装置2a)とを更新し(S
102)、ステータス生成送信処理(S103)で、正
常終了ステータスを生成し上位装置に対して報告する。
【0010】また、前記ロック設定要求の対象が他の上
位装置によってロック状態にある場合、同様に上記ステ
ータス生成送信処理で(S103)、異常終了ステータ
ス(コンフリクト等)を生成し上位装置に対して報告す
る。
【0011】(2) ファイルアクセス権獲得後のファ
イルアクセス:つぎに、前記ロック設定要求が正常終了
した上位装置、即ち、ロックを許可された上位装置2a
は、ファイルアクセスを実行するため、まずアクセス要
求を送信する。
【0012】図15では、上位装置2aからの排他制御
を必要とするアクセスとして、File Aの更新処理
を想定しており、N+1回のリード処理からなるファイ
ルリードと、同様にN+1回のライト処理からなるファ
イルライトとを実施している。
【0013】図18において、記憶装置1では、上位装
置からのアクセス要求受領(S200)時、アクセス要
求の対象領域がロック状態にあるか否かを前記ロック管
理情報を用いて検出し(S201)、ロック状態にない
場合、或いは、ロック状態にあっても、アクセス要求元
の上位装置とロックを保持する上位装置とが一致するか
否かを検出し(S202)、一致する場合、前記アクセ
ス要求に基づくディスクアクセス、及び、上位装置とデ
ィスクとの間でのデータ転送処理を実施し(S20
3)、更に、ステータス生成送信処理において(S20
4)、当該処理のステータスを生成し上位装置に対して
報告する。
【0014】また、アクセス要求の対象領域が他の上位
装置によってロック状態にある場合、同様にステータス
生成送信処理(S204)で、異常終了ステータス(コ
ンフリクト等)を生成し上位装置に対して報告する。異
常終了ステータスを生成する場合としては、上位装置2
aによるロック時の上位装置2b・cからFileB・
Cに対するリード要求等がある場合が考えられる。
【0015】(3)ファイルアクセス権の放棄:前記フ
ァイルに対するロック要求が完了した上位装置2aは、
前記記憶装置をロック状態から開放するべく、記憶装置
1に対してロック解除要求を発行する。
【0016】図17において、記憶装置1では、上記ロ
ック設定要求受領(S110)を契機として、該ロック
解除要求の対象がロック状態にあるか否かを検出し(S
111)、ロック状態にある場合、ロック解除要求元の
上位装置とロックを保持している上位装置とが一致する
か否かを検出し(S112)、一致する場合、前記ロッ
ク管理情報の、前記ステート情報、及び、ロックを許可
した上位装置識別情報等を削除するように更新し(S1
13)、ステータス生成送信処理で(S114)、正常
終了ステータスを生成し上位装置に対して報告する。
【0017】また、前記ロック状態の検出(S111)
において、ロック状態にないことを検出した場合も、上
記と同様にステータス生成送信処理で(S114)、正
常終了ステータスを生成し上位装置に対して報告する。
【0018】更にまた、ロック解除要求元の上位装置と
ロックを保持している上位装置とが一致しないことを検
出した場合(S112)、異常終了ステータス(コンフ
リクト等)を生成し上位装置に対して報告する(S11
5)。
【0019】以上説明したように、従来技術による記憶
装置は、任意の上位装置からの共有排他制御要求に基づ
き、個々の上位装置からのアクセス要求に対する共有排
他制御を、前記記憶装置の装置単位、或いは、複数の記
憶装置を有する論理ユニット単位で実現している。
【0020】また、上位装置のファイルシステムにおけ
るファイル管理情報(i-node等)を、共有排他制御対象
とする技術が、米国ミネソタ大学から”SCSI Device Lo
cksProposal Version 0.9.6 May 5, 200”として開示さ
れている。
【0021】上記共有排他制御技術においては、アクセ
ス対象ファイルのファイル管理情報を共有排他制御対象
とすることによって、前述の記憶装置単位、或いは、複
数の記憶装置で構成される論理ユニット単位での共有排
他制御に対して共有排他制御対象の細分化を実現可能と
するものである。また、共有排他制御の対象とする従来
技術においては、上位装置のファイルシステムにおける
ファイル管理情報の格納領域を、記憶装置を共有する全
ての上位装置で同一のファイルシステムを採用する必要
がある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、記憶装置の一部のデータに対する排他的なアクセス
の実行に先立ち、上位装置と記憶装置との間で上述の共
有排他制御処理が必要である。すなわち、記憶装置の一
部のデータへの排他的なアクセスのために、一台の記憶
装置を排他制御する必要がある。
【0023】この場合、共有排他制御対象が広範囲とな
ることが、該記憶装置における応答性能を低下させる要
因となる可能性がある。
【0024】例えば、特定の上位装置がファイルの更新
処理中に、記憶装置を共有する他の上位装置が同ファイ
ルにアクセスするのを防ぐ為に排他制御を要求する場合
など、ファイルに対する排他制御のみが必要な場合で
も、上位装置は記憶装置単位での共有排他制御処理の実
施が必要である。この為、他の上位装置からの全てのア
クセス要求、即ち、排他制御を必要としないアクセス要
求まで、上記排他的なアクセスを許可された上位装置に
よるファイルの更新処理が完了するまで処理の開始を遅
延することによる応答性能の低下が発生する。
【0025】本発明の目的は、複数の上位装置で共有す
る記憶装置において、記憶装置のあらかじめ定めた領域
単位で共有排他制御の対象とすることを可能とする記憶
装置及び記憶装置の共有排他制御方法を提供することで
ある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、前記複数の上位装置の各々からの、前記
記憶手段のあらかじめ定めた領域ごとに、排他的なアク
セス要求と、通常のアクセス要求と、当該排他的なアク
セスの解除要求とを受け付ける受付手段と、前記記憶手
段の領域ごとの排他的なアクセスを管理する排他管理手
段とを有する。前記排他管理手段は、前記受付手段で前
記上位装置からの前記領域の排他的なアクセス要求を受
け付けたときに、当該領域が他の上位装置により排他的
なアクセスが行われているかいないかを判断し、当該領
域が当該他の上位装置により排他的なアクセスが行われ
ている場合に前記上位装置の排他的なアクセス要求また
は前記通常のアクセス要求を拒否し、当該領域が当該他
の上位装置により排他的なアクセスが行われていない場
合に前記上位装置の排他的なアクセス要求または前記通
常のアクセス要求を受け付け、前記受付手段で前記上位
装置から前記領域の前記排他的なアクセスの解除要求を
受け付けたときに、当該上位装置からの当該領域につい
ての排他的なアクセス要求を解除する。
【0027】これにより、あらかじめ定めた領域ごとの
排他制御が可能となり、排他的なアクセスを許可された
上位装置によるファイルの更新処理が完了するまで他の
上位装置の処理開始遅れによる応答性能の低下を防ぐこ
とができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を、
図を用いて説明する。
【0029】以下、本発明に係る第一の実施形態を、図
1、図2、図3、図4、図5、図6および図7を参照し
て説明する。
【0030】図1は、複数の上位装置と、該複数の上位
装置からアクセス共有される記憶装置とから構成される
情報処理システムの一構成例を示す図であり、記憶装置
1の一例としてハードディスク装置が、複数の上位装置
2a〜cと、SAN(Storage Area Network)3を介し
て接続されている。
【0031】図1において、記憶装置1の一例であるハ
ードディスク装置は、上位装置2がアクセスするデータ
を保持する記憶媒体であるディスク部11と、該ディス
ク部11と前記上位装置2との間で転送されるデータを
一時保持するバッファ部12と、前記上位装置との間の
インタフェースプロトコル制御を実行するインタフェー
ス制御部13と、前記ディスク部11に対する記録再生
制御を実行するディスク制御部14と、前記バッファ部
12に対するアクセスを制御するバッファ制御部15
と、上記各部位を統括制御するメイン制御部10とを有
する。メイン制御部10は、排他管理手段であり、上位
装置からのアクセス要求を解釈し、当該アクセス要求
が、共有排他制御のアクセス要求であるか否かを判別
し、共有排他制御のアクセス要求である場合、アクセス
要求対象に係る共有排他管理情報を生成、更新、或い
は、削除する共有排他管理情報更新部16と、該共有排
他管理情報と前記上位装置からのアクセス要求情報とに
基づき、前記上位装置からのアクセス要求を処理するア
クセス要求処理部17とを具備している。
【0032】更に、記憶装置1は、自身の論理アドレス
領域の夫々異なる領域に複数のファイルデータ(図中、
File A・B・C)を保持している。
【0033】本実施形態では、前述の従来技術におい
て、記憶装置のデータに対する排他的なアクセスの際に
必要とされた、上位装置と記憶装置との間での共有排他
制御処理のステップ数を削減し、更に、前記共有排他制
御対象(範囲)を、記憶装置全体から記憶装置のあらか
じめ定めた領域の排他制御を実現するものである。
【0034】これにより、異機種からなる複数の上位装
置で記憶装置を共有する情報処理システムにおいて、前
記共有排他制御処理に係るプロトコル処理(オーバヘッ
ド)の軽減してシステム性能の向上を図り、更に、アク
セス可能な領域の確保(増大)によるデータ可用性向
上、及び、応答性能向上を実現するものである。
【0035】図2および図3は、本実施形態において使
用されるコマンドの一構成例を示す図である。本実施の
形態においては、既存のSCSIで規定するコマンドの
リザーブフィールドの一部(Byte1, bit7−
6)を、共有排他制御に用いている。あらかじめ排他制
御を利用する領域を規定しておけば、これ以外の領域を
使用しても良い。
【0036】図2は、SCSIで規定するオペレーショ
ンコードのリードコマンド(Read Extended (28h))、
図3は、同ライトコマンド(Write Extended (2Ah))を
示す。
【0037】既存のSCSIコマンドと区別する為、以
下、上記フィールドを用いたコマンドを夫々排他リード
コマンド(要求)、排他ライトコマンド(要求)と称
す。
【0038】本実施の形態においては、1フィールドを
ロック設定要求ビット(bit7:Glock)、ロック解
除要求ビット(bit6:Flock)に割り当てている。
排他制御が行われるときには、リードコマンドにロック
設定要求ビットが上位装置によりセッされて送信され
る。また、排他制御解除が行われるときにはライトコマ
ンドにロック解除要求ビットがセットされて送信され
る。各コマンドは、記憶装置に対するアクセス要求領域
を指定するフィールドとして、論理アドレス(Byte
2−5:Logical Block Address)と、転送長(Byt
e7−8:Transfer Length)とが割り当てられてい
る。論理アドレスには、アクセスされる記憶装置の領域
の開始アドレスが示され、転送長にはバイト数もしくは
ブロック数が示され、これらにより記憶装置の領域が示
される。例えば、複数のブロックが排他制御で読み出さ
れる場合には、リードコマンドのロック設定要求ビット
がセットされ、開始アドレスとブロック数がセットされ
る。また、読み出しブロックごとにこのコマンドが送出
され、その度に開始アドレスおよび転送長が更新設定さ
れて上位装置より送出される。
【0039】図4は、本実施形態において使用する前記
ロック管理情報の一構成例を示している。記憶装置で
は、図2に示すリードコマンドを受信し、ロック設定要
求がセットされている場合には、開始アドレスおよび転
送長を抽出し、ロックを許可した上位装置識別情報と、
当該上位装置にロックを許可した領域の開始アドレス
と、転送長(ロック対象サイズ情報)とを保持する。
【0040】図5は、本実施形態における共有排他制御
処理シーケンスの一例を示す図である。図5において
は、上位装置2aから記憶装置1のFile Aに対し
排他制御を伴うアクセス要求処理中に、他の上位装置2
b・cから夫々記憶装置1のFile B・Aに対する
アクセス要求が発生した場合を想定している。
【0041】図6は、共有排他制御処理シーケンスにお
ける記憶装置1での排他リード処理フロー、図7は、同
様に排他ライト処理の各処理フローの概要例を示す図で
ある。
【0042】以下、本実施形態における共有排他制御処
理シーケンスの概要を、図5に示す例を参照して説明す
る。
【0043】(1)ファイルアクセス権の獲得及びファ
イルリード:図5において、先ず、共有排他制御(以
下、ロックという)を伴うファイルアクセス(File
A更新)を要求する上位装置2aは、記憶装置1に対
して、図2に示すロック設定要求ビットに1を設定した
排他リードコマンド(Read#0)を発行する。#
は、記憶装置のあらかじめ定めた領域のブロックを示す
ものとし、上位装置2aが、連続するブロックである#
0〜#Nのアクセスを行う場合を例にする。このとき排
他リードコマンドには、開始アドレスとして#0に対応
する開始アドレスが示され、転送長として1ブロック分
が設定されている。通常、上位装置から記憶装置の任意
のファイルに対するアクセスは、分割された複数のデー
タブロックに対するアクセスで実現されることから、共
有排他制御処理シーケンス例においても、上記上位装置
から記憶装置に対するファイルアクセスを一連の排他リ
ード/ライト処理(Read/Write #0〜#
N)で実現するものとしている。
【0044】図6において、記憶装置1では、上位装置
2aからの排他リード要求受領を契機とし(S30
0)、排他リード要求の排他リードコマンドの開始アド
レスと転送長から、排他リード要求の対象領域を検出
し、更に、排他リード要求の対象領域がロック状態にあ
るか否かを、図4に示すロック管理情報を用いて検出す
る(S301)。
【0045】排他リード要求領域がロック状態にない場
合、排他リード要求領域に隣接する領域がロック状態に
あるかないかをさらに判断する(S302)。隣接する
領域とは、例えば#1のアクセスの場合には、#0のブロ
ックをさす。領域が連続していない場合には、新規領域
のロックであるとしてロック管理情報の各フィールド
(上位装置識別情報、ロック対象開始アドレス情報およ
びロック対象サイズ情報)に、ロックを許可した上位装
置識別情報と、当該上位装置にロックを許可した領域の
開始アドレス情報と、ロック対象サイズ情報とを新たに
エントリーする(S304)。排他リード要求領域に隣
接する領域がロック状態にある場合には、連続領域であ
るとしてロック管理情報のロック対象サイズ情報を更新
する。具体的には、新たにロックを要求された領域がす
でにロックを登録されている領域の後方に連続する場合
には排他リードコマンドに含まれている転送長を、登録
されているロック管理情報のロック対象サイズ情報に加
算する。また、新たにロックを要求された領域がすでに
ロックを登録されている領域の前方に連続する場合に
は、登録されているロック管理情報の開始アドレスを、
排他リードコマンドに含まれている開始アドレスに変更
する。この処理により、連続する領域の排他的なアクセ
スは、エントリーを増やすことなく行える。
【0046】以降は、排他リード要求に基づくディスク
リードアクセス、及び、上位装置とディスクとの間での
リードデータ転送処理を実施し(S306)、更に、ス
テータス生成送信処理(S307)で、当該処理のステ
ータスを生成し上位装置に対して報告することで、一連
の前記排他リード要求処理を終了する。
【0047】ここで、記憶装置1における排他リード処
理の例外的処理を以下説明する。
【0048】(a)S301において、排他リード要求
領域がロック状態にある場合 更に、前記排他リード要求元の上位装置とロックを保持
する上位装置とが一致するか否かを検出し(S30
5)、一致する場合には、上記ロック管理情報の更新処
理を実施することなく、前記排他リード要求に基づくデ
ィスクリードアクセス、及び、上位装置とディスクとの
間でのリードデータ転送処理を実施し(S306)、更
に、ステータス生成送信処理(S307)で、当該処理
のステータスを生成し上位装置に対して報告する。
【0049】(b)S305において、排他リード要求
の対象が他の上位装置によってロック状態にある場合:
前記ステータス生成送信処理(S307)で、異常終了
ステータス(コンフリクト等)を生成し上位装置に対し
て報告する。
【0050】つぎに、排他リード要求(Read#0)
処理終了に続く一連の排他リード要求を受領した場合の
記憶装置1における処理概要を、図5を参照して以下に
説明する。
【0051】図5において、上記排他リード要求(Re
ad#0)処理終了に続き、排他リード要求コマンド
(Read#1)を受領した記憶装置1では、上述と同
様に、図6に示すように前記排他リード要求コマンド
(Read#1)の構成情報から、該排他リード要求の
領域がロック状態にないことを、図4に示す前記ロック
管理情報を用いて検出する(S301)。
【0052】更に、前記記憶装置1は、上記排他リード
要求領域に隣接する領域(Read#0でロックを許可
した領域)が、既に排他リード要求元の上位装置によっ
てロック状態にあることを検出する(S302)。そし
て、前記ロック管理情報の各フィールド(上位装置識別
情報、ロック対象開始アドレス情報、ロック対象サイズ
情報)を、前記排他リード要求(Read#1)の構成
情報に基づき更新する(S302)。例えば、既登録の
ロック対象サイズ情報に、前記排他リード要求(Rea
d#1)の構成情報である転送長情報を加算し、ロック
対象サイズ情報を更新する(S303)。これにより、
連続するブロックの同一ファイルは一つのエントリで管
理することができる。
【0053】以降は、前述と同様のリード処理を実施し
(S306)、更に、ステータス生成送信処理(S30
7)で、当該処理のステータスを生成し上位装置に対し
て報告し、前記排他リード要求処理を終了する。
【0054】以上の排他リード処理(Read #0〜
#N)を実施することによって、ファイル(File
A)に対するロック設定処理と、リード処理とが実現さ
れる。
【0055】(2)ファイルライト(更新)及びファイ
ルアクセス権の放棄:図5において、ファイルアクセス
(File Aの更新)後に現在のロック状態を解除す
る場合、上位装置2から、記憶装置1に対して、前記ロ
ック解除要求ビット(Flock)に1を設定した前記排他ラ
イトコマンド(Write#0)が発行される。
【0056】図7において、記憶装置1では、上位装置
2aからの排他ライト要求受領(S310)を契機とし
て、該排他ライト要求の構成情報から、排他ライト要求
の対象領域を検出し、更に、該排他ライト要求領域がロ
ック状態にあるか否かを前記ロック管理情報を用いて検
出する(S311)。
【0057】上記排他ライト要求領域がロック状態あ
り、更に、前記排他ライト要求元の上位装置とロックを
保持する上位装置とが一致する場合(S312)、排他
ライト要求の対象領域の開始アドレスが一致するか否か
を判断する(S313)。一致する場合には、前記ロッ
ク管理情報のエントリーされている各フィールド(上位
装置識別情報、ロック対象開始アドレス情報、ロック対
象サイズ情報)を、前記排他ライト要求(Write#
0)の構成情報に基づき更新する(S314)。具体的
には、排他ライトコマンドに含まれている転送長分、登
録されているロック管理情報の開始アドレスをずらし、
またロック対象サイズ情報から転送長分を減算する。
【0058】排他ライト要求の対象領域の開始アドレス
が一致しない場合には、エントリーされた領域の途中の
アクセスであるので、ロック管理情報のエントリーを分
割する(S315)。具体的には、すでにエントリーさ
れているロック管理情報のロック対象サイズ情報を、分
割後のブロック長に更新する。例えば、#0〜#N領域
のロック管理情報のエントリー(開始アドレス「#
0」、ロック対象サイズ情報「N」)で、#7を開始ア
ドレスとするライトコマンドを受領した場合、#0〜#
6の領域のエントリー(開始アドレス「#0」、ロック
対象サイズ情報「7」)と、#7〜#Nの領域のエント
リー(開始アドレス「#7」、ロック対象サイズ情報
「N−7」)とに分割する。すなわち、すでに登録され
ているエントリーについては、ライトコマンドに含まれ
る開始アドレスからエントリーされている開始アドレス
を減算して求めた値をロック対象サイズとして更新す
る。また、新たなエントリーとして、ライトコマンドに
含まれる開始アドレスを、新たなエントリーの開始アド
レスとし、エントリーされているロック対象サイズから
ライトコマンドに含まれる開始アドレスを減算して求め
た値をロック対象サイズとする。これにより、連続する
領域の途中領域のアクセス解除に対応することができ
る。
【0059】以降は、通常のライト要求処理と同様に、
前記排他ライト要求に基づく上位装置とディスクとの間
でのライトデータ転送、及び、ディスクライトアクセス
処理を実施し(S316)、更に、ステータス生成送信
処理(S317)で、当該処理のステータスを生成し上
位装置に対して報告することで、一連の前記排他ライト
要求処理を終了する。
【0060】ここで、上記記憶装置1における排他ライ
ト処理の例外的処理を以下説明する。
【0061】(a)S311において排他ライト要求領
域がロック状態にない場合 前記ロック管理情報の更新処理を実施することなく、前
記排他ライト要求に基づく上位装置とディスクとの間で
のライトデータ転送、及び、ディスクライトアクセス処
理を実施し(S316)、更に、ステータス生成送信処
理(317)で、当該処理のステータスを生成し上位装
置に対して報告する。
【0062】(b)S312において排他ライト要求の
対象が他の上位装置によってロック状態にある場合:前
記ステータス生成送信処理(S317)で、異常終了ス
テータス(コンフリクト等)を生成し上位装置に対して
報告する。
【0063】また、一連の排他ライト処理(Write
#0〜#N)を実施した結果、前記ロック管理情報を
構成するロック対象開始アドレス情報、ロック対象サイ
ズ情報が0になることを契機として、該ロック管理情報
から上位装置2aの識別情報を削除することにより、エ
ントリーを削除する。
【0064】以上の排他ライト処理(Write #0
〜#N)を実施することによって、ファイル(File
A)に対するロック解除処理と、ライト処理が実現さ
れる。
【0065】上述の通り、本実施形態においては、ファ
イル(任意の領域データ)に対する排他的なアクセス要
求がライトコマンドに含まれて上位装置から送信され、
このような共有排他制御に係る要求情報を含むアクセス
要求を受領した記憶装置は、上記共有排他制御要求情報
に基づく共有排他制御処理を、上記アクセス要求処理の
一機能として同時に実現することができる。例えば、フ
ァイルの更新処理において、ファイルのリード処理とロ
ック設定処理、更に、ファイルのライト処理とロック解
除処理とを、同時に実現することができる。コマンドに
排他制御の指示を含めることによって、従来、記憶装置
のデータに対する排他的なアクセスの際に必要とされ
た、上位装置と記憶装置との間での共有排他制御処理を
不要とし、前記共有排他制御処理に係るプロトコル処理
(オーバヘッド)の軽減によるシステム性能向上が期待
できる。
【0066】更に、連続する領域を一つのエントリーに
まとめることで、エントリー領域の増大を防ぐことがで
きる。更に、上記アクセス要求で指定される任意のブロ
ック単位で、上記共有排他制御を実現することができ
る。
【0067】また、従来は共有排他制御対象が広範囲と
なることが、該記憶装置における応答性能を低下させる
要因となっているが、本実施の形態によれば、あらかじ
め定めた領域ごとの排他制御が行えるので応答性能を向
上させることができる。
【0068】例えば、上位装置2aが、記憶装置1のF
ile Aを格納する領域に対するロックを保持してい
る間、他の上位装置(例えば、上位装置2c)による同
File Aに対するアクセス要求は実行されないが、
記憶装置1のFile Aを格納する領域以外の領域に
対するアクセス要求(例えば、上位装置2bによるFi
le Bに対するリードアクセス)は実行可能である。
【0069】以下、上述の実施形態における他のバリエ
ーションについて説明する。
【0070】上述の実施形態において、ファイルのリー
ド処理とロック設定処理、ファイルのライト処理とロッ
ク解除処理とを、同時に実現する場合を例に説明してい
るが、これに限るものではなく、例えば、ファイルのラ
イト処理とロック設定処理、ファイルのリード処理とロ
ック解除処理とを、同時に実現することも可能である。
【0071】更に、ファイルアクセス処理とロック制御
(設定/解除)処理とを同時に実現する場合を例に説明
しているが、これに限るものではなく、例えば、ファイ
ルアクセス処理と、ファイル単位でのロック制御(設定
/解除)要求処理とを個別に実施することによって、前
記共有排他制御を実現することも可能である。
【0072】図8に、ファイル単位でのロック制御(設
定/解除)を実現するためのコマンドの一構成例を示
す。
【0073】図8において、該コマンドは、ファイル単
位でのロック制御(設定/解除)要求であることを示す
オペレーションコードフィールド(図中、Byte0)
と、ロック制御対象領域を示す論理アドレスフィールド
(図中、Byte2−5)と、サイズフィールド(図
中、Byte7−8)と、ロック設定/解除要求ビット
フィールド(図中、Byte1, bit7−6)とを
具備する構成である。
【0074】例えば、上述の実施形態において、ファイ
ルの排他リード処理後、ファイルのライト処理を実施す
ることなく当該ファイルに対する排他制御が不要となっ
た場合、上位装置は、上記コマンドの各フィールドに適
当な値を設定し記憶装置に対し送信することによって、
当該ファイルに対するロックの解除を実施することが可
能となる。
【0075】また、前記SCSIで規定する既存のリー
ド/ライトコマンドのリザーブフィールドを、共有排他
制御用に割り当てる場合を例に説明しているが、これに
限るものではなく、新たなコマンドを用いて実現するこ
とも可能である。
【0076】更に、上述の実施形態において、ファイル
アクセス要求としてリード/ライトコマンドを対象とし
ているが、これに限るものではなく、例えば、排他的演
算を伴うファイルアクセスコマンド(XDWrite
(50h), XPWrite (51h), XDR
ead (52h), etc)に適用することも可能
である。
【0077】更にまた、上述の実施形態においては、ロ
ック制御対象を識別する情報(共有排他制御対象識別情
報)として、ロック制御対象領域の開始アドレス情報
と、サイズ情報とを用いているが、これに限るものでは
なく、例えば、前記記憶装置が、ファイル単位での格納
領域情報を管理し、上位装置とのアクセス要求情報に、
ファイルの識別情報を用いる場合、上記ファイルの識別
情報を用いて前記ロック制御対象を指定することも可能
である。
【0078】つぎに、第二の実施形態を説明する。
【0079】第二の実施形態としては、ファイル(あら
かじめ定めた領域データ)に対するアクセス要求処理の
一機能として、該ファイルに対する共有制御を同時に実
現する実施形態を説明する。共有制御は、複数の上位装
置で一つのファイルを共有する制御である。
【0080】図9は、本実施形態における共有排他制御
処理シーケンスの一例を示す図であり、上位装置2aか
ら記憶装置1のFile Aに対し共有制御を伴うアク
セス要求処理中に、他の上位装置2b・cから上記記憶
装置1のFile Aに対するアクセス要求が発生した
場合を想定している。この場合、上位装置2bは、Fil
e Aを上位装置2aと共有し、上位装置2cはFil
e Aを上位装置2aと共有しない場合を示している。
【0081】図10は、本実施形態において用いる新た
なコマンドの一構成例を示す図であり、前述の排他リー
ドコマンド(図2)、排他ライトコマンド(図3)と同
様に、アクセス要求領域を指定するフィールド(論理ア
ドレス(Byte2−5:Logical Block Address),
転送長(Byte7−8:Transfer Length))が割り
当てられており、更に、オペレーションコードフィール
ド(図中、Byte0)に、共有アクセス要求であるこ
とを示すコード(図中、xxh)が設定されている。共
有する上位装置からは、このコードがオペレーションフ
ィールドに設定されて送信される。図10に示す上記オ
ペレーションコードフィールドの設定値によって、記憶
装置では、共有リード/ライト要求の判定を行う。
【0082】図11は、本実施形態において使用するロ
ック管理情報の一構成例を示す図である。ロック管理情
報は、共有排他制御のタイプが、共有制御タイプか、排
他制御タイプかを示すフィールド(図中、Type)
と、共有排他制御のタイプが排他制御の場合に、排他制
御を許可した上位装置の識別情報を登録するフィールド
と、共有/排他アクセスを許可する領域の開始アドレス
情報と、同サイズ情報とを保持するものである。
【0083】以下、本実施形態における共有排他制御処
理シーケンスの概要を説明する。
【0084】(1)ファイル共有設定及びファイルリー
ド:図9において、先ず、共有制御を伴うファイルアク
セス(File A更新)を要求する上位装置2aは、
記憶装置1に対して、前記共有リードコマンド(Rea
d#0)を発行する。
【0085】記憶装置1では、上位装置2aからの共有
リード要求受領を契機として、該共有リード要求の構成
情報から、共有リード要求の対象領域を検出した場合、
該共有リード要求領域における共有排他制御状態を、図
11に示すロック管理情報を用いて検出する。
【0086】上記共有リード要求領域と、該共有リード
要求領域に隣接する領域とが共有排他制御状態にない場
合、前記ロック管理情報として、共有制御であることを
示すフラグ情報と、共有制御を許可した領域の開始アド
レス情報と、同サイズ情報とを新たに登録する。
【0087】以降は、前述のリード要求処理と同様に、
前記共有リード要求に基づくディスクリードアクセス、
及び、上位装置とディスクとの間でのリードデータ転送
処理を実施し、更に、当該処理のステータスを生成し上
位装置に対して報告することで、共有リード要求処理を
終了する。
【0088】また、通常、上位装置から記憶装置の任意
のファイルに対するアクセスは、分割された複数のデー
タブロックに対するアクセスで実現されることから、前
記共有排他制御処理シーケンス例においても、上記上位
装置から記憶装置に対するファイルアクセスを一連の共
有リード/ライト処理(Read/Write #0〜
#N)で実現するものとしている。
【0089】そこで、上記共有リード要求(Read#
0)処理終了に続く一連の共有リード要求を受領した場
合の前記記憶装置1における処理概要を以下に説明す
る。
【0090】図9において、上記共有リード要求(Re
ad#0)処理終了に続き、共有リード要求(Read
#1)を受領した前記記憶装置1では、上述と同様に、
前記共有リード要求(Read#1)の構成情報から、
該共有リード要求の領域がロック状態にないことを、図
11に示すロック管理情報を用いて検出する。
【0091】更に、上記共有リード要求領域に隣接する
領域(Read#0で共有制御を許可した領域)が、既
に共有制御状態にあることを検出した前記記憶装置1
は、前記ロック管理情報を、該共有リード要求(Rea
d#1)の構成情報に基づき更新する。例えば、既登録
のロック対象サイズ情報に、共有リード要求(Read
#1)の構成情報である転送長情報を加算した結果をロ
ック管理情報として更新する。
【0092】以降は、前述と同様のリード処理を実施
し、当該処理のステータスを生成し上位装置に対して報
告し、前記共有リード要求処理を終了する。
【0093】以上の共有リード処理(Read #0〜
#N)を実施することによって、ファイル(File
A)に対する共有設定処理と、リード処理が実現され
る。
【0094】次に、共有制御状態にある記憶装置1のF
ile Aに対し、他の上位装置からアクセス要求を受
領した場合の記憶装置1における処理を以下説明する。
【0095】(a)共有リード要求受領の場合 共有制御状態にある記憶装置1のFile Aに対し、
上位装置2bから共有リード要求(前記コマンドのオペ
レーションコードフィールドに共有リード要求を設定)
を受領した場合、記憶装置1は共有者であると判断し通
常のリード処理を実施する。
【0096】(b)共有リード要求以外のアクセス要求
受領の場合 共有制御状態にある記憶装置1のFile Aに対し、
上位装置2cから通常のリード要求を受領した場合、ア
クセスを拒否するため記憶装置1は異常終了ステータス
(コンフリクト等)を生成し上位装置に対して報告す
る。
【0097】(2)ファイルライト(更新)及びファイ
ル共有制御指定の解除:図9において、ファイルアクセ
ス(File A更新)後に現在の共有制御状態の解除
を要求する場合、上位装置2aから記憶装置1に対し
て、前記共有ライトコマンド(図中、Write#0)
が発行される。
【0098】記憶装置1では、上位装置2aからの共有
ライト要求受領を契機として、該共有ライト要求の構成
情報から、共有ライト要求の対象領域を検出し、更に、
該共有ライト要求領域における共有排他制御状態を、図
11に示すロック管理情報を用いて検出する。
【0099】上記共有ライト要求領域が共有制御状態に
ある場合、前記ロック管理情報の各フィールドを、前記
共有ライト要求(Write#0)の構成情報に基づき
ロックを解除するように更新する。
【0100】以降は、通常のライト要求処理と同様に、
前記共有ライト要求に基づく上位装置とディスクとの間
でのライトデータ転送、及び、ディスクライトアクセス
処理を実施し、更に、当該処理のステータスを生成し上
位装置に対して報告することで、一連の前記排他ライト
要求処理を終了する。
【0101】また、一連の共有ライト処理(Write
#0〜#N)を実施した結果、前記ロック管理情報を
構成するロック対象開始アドレス情報、或いは、ロック
対象サイズ情報が0になることを契機として、File
Aに対する共有制御状態が解除される。
【0102】以上の排他ライト処理(Write #0
〜#N)を実施することによって、ファイル(File
A)に対する共有状態解除処理と、ライト処理が実現
される。
【0103】上述の通り、本実施形態においては、記憶
装置は、ファイル(あらかじめ定めた領域データ)に対
し、共有的なアクセスを要求する上位装置にのみファイ
ルアクセスを許可し、更に、共有排他制御要求情報に基
づく共有排他制御処理を、上記アクセス要求処理の一機
能として同時に実現する。例えば、ファイルの更新処理
において、ファイルのリード処理と共有設定処理、更
に、ファイルのライト処理と共有解除処理とを、同時に
実現することができる。
【0104】以下、第二の実施形態における他のバリエ
ーションについて説明する。
【0105】第二の実施形態においても、ファイルのリ
ード処理と共有設定処理、ファイルのライト処理と共有
ク解除処理とを、同時に実現する場合を例に説明してい
るが、これに限るものではなく、例えば、ファイルのラ
イト処理と共有設定処理、ファイルのリード処理と共有
解除処理とを、同時に実現することも可能である。
【0106】更に、ファイルアクセス処理と共有制御
(設定/解除)処理とを同時に実現する場合を例に説明
しているが、これに限るものではなく、例えば、ファイ
ルアクセス処理と、ファイル単位での共有制御(設定/
解除)要求処理とを個別に実施することによって、前記
共有排他制御を実現することも可能である。
【0107】また、本実施形態においては、新たなコマ
ンド(オペレーションコード)を用いて実現する場合を
例に説明しているが、これに限るものではなく、例え
ば、前述の実施形態と同様に、SCSIで規定する既存
コマンドの任意フィールドを、共有制御用に割り当てる
ことも可能である。
【0108】更にまた、ロック制御対象を識別する情報
(共有排他制御対象識別情報)として、前記ファイルの
識別情報を用いて前記ロック制御対象を指定することも
可能である。
【0109】つぎに、第三の実施形態を説明する。
【0110】第三の実施形態として、記憶装置における
各種の管理情報に対するアクセス要求処理と、該管理情
報に対する共有排他制御処理とを、同時に実現する形態
を説明する。各種管理情報とは、モードセレクト、ペー
ジごとのキャッシュのON/OFF、ディスク回転数などの
パラメータ情報をいう。各種管理情報は、上位装置によ
り後述するモード情報更新アクセスコマンドを利用し
て、排他制御を行うように記憶装置に設定され、記憶装置
では、設定にしたがって排他制御処理を行う。
【0111】図12は、図1と同様に、複数の上位装置
と、該複数の上位装置からアクセス共有される記憶装置
とから構成される情報処理システムの一構成例を示す図
であり、前記記憶装置1において、更に、自身の管理情
報を保持する管理情報保持部18を具備する構成となっ
ている。
【0112】以下、上記管理情報保持部18において保
持する各種管理情報に対するアクセス要求の一例とし
て、記憶装置の動作設定情報であるモードセレクト情報
と該モード情報に対する更新アクセス要求を例に、本実
施形態における共有排他制御処理シーケンスの概要を説
明する。
【0113】図13は、上記モード情報更新アクセス要
求の一構成例を示す図である。前述の排他リード/ライ
トコマンドと同様に、SCSIで規定するモード情報更
新アクセスコマンド(Mode Select (55
h))のリザーブフィールドの一部(Byte1, b
it7−6)を、ロック設定要求ビット(bit7:G
Lock)、ロック解除要求ビット(bit6:FLo
ck)に割り当て、以降の共有排他制御に用いる。
【0114】図14は、本実施形態において使用する前
記ロック管理情報の一構成例として、ロックを許可した
上位装置識別情報と、当該上位装置にロックを許可した
各種管理情報の識別情報とを保持する構成例を示す図で
ある。
【0115】(1)モード情報更新権の獲得及び更新:
前記モード情報に対する共有排他制御(以下、ロックと
いう)を要求する場合、上位装置2aから記憶装置1に
対して、前記ロック設定要求ビットに1を設定した前記
モード情報更新コマンド、及び、更新モード情報が送信
される。
【0116】記憶装置1では、上位装置2aからの該モ
ード情報更新コマンド、及び、更新モード情報の受領を
契機として、更新対象のモード情報を検出し、更に、該
モード情報がロック状態にあるか否かを前記ロック管理
情報を用いて検出する。
【0117】上記更新対象のモード情報がロック状態に
ない場合、前記ロック管理情報の各フィールドに、ロッ
クを許可した上位装置識別情報と、当該上位装置にロッ
クを許可した各種管理情報の識別情報とを新たに登録
し、更に、当該処理のステータスを生成し上位装置に対
して報告することで、一連のモード情報更新権獲得、及
び、更新処理を終了する。
【0118】また、前記更新対象のモード情報が他の上
位装置によってロック状態にある場合、異常終了ステー
タス(コンフリクト等)を生成し上位装置に対して報告
する。
【0119】(2)モード情報更新権の放棄 上記一連のモード情報更新権獲得、更新処理後に、現在
のロック状態の解除を要求する場合、上位装置2aから
記憶装置1に対して、前記ロック解除要求ビットに1を
設定した前記モード情報更新コマンドが発行される。記
憶装置1では、前記モード情報に対するロックを保持す
る上位装置からの前記ロック解除要求ビットに1を設定
した前記モード情報更新コマンド受領を契機として、該
モード情報に対するロックを解除し、前記ロック管理情
報を更新する。この場合、ロックを許可した上位装置識
別情報と、当該上位装置にロックを許可した各種管理情
報の識別情報とを削除する。
【0120】また、前記更新対象のモード情報が他の上
位装置によってロック状態にある場合、異常終了ステー
タス(コンフリクト等)を生成し上位装置に対して報告
する。
【0121】上述の通り、本実施形態においては、記憶
装置は、上位装置から送信された共有排他制御に係る要
求情報を含むアクセス要求を受領し、共有排他制御要求
情報に基づく共有排他制御処理を、上記アクセス要求処
理の一機能として同時に実現することができる。
【0122】更に、上記アクセス要求で指定される任意
の管理情報単位で、上記共有排他制御を実現することが
できる。
【0123】以下、第三の実施形態における他のバリエ
ーションについて説明する。
【0124】第三の実施形態では、前記記憶装置におけ
る各種管理情報に対するアクセス要求の一例として、記
憶装置の動作設定情報であるモード情報、及び、該モー
ド情報に対する更新アクセスコマンド(Mode Select (5
5h))を例としたが、これに限るものではなく、例え
ば、記憶装置の保持する任意の情報に対するアクセスコ
マンド(Inquiry (12h),Receive Diagnostics Results
(1Ch), Send Diagnostics (1Dh), etc)に適用するよ
うにしてもよい。
【0125】また、上述の実施形態においても、前記S
CSIで規定する既存のコマンドのリザーブフィールド
を、共有排他制御用に割り当てるだけではなく、新たな
コマンドを用いて実現するようにしてもよい。更に、管
理情報アクセス処理とロック制御(設定/解除)処理と
を個別に実施するようにしてもよい。
【0126】その場合、前述のファイル単位でのロック
制御(設定/解除)を実現する新たなコマンドの一構成
例において、ロック制御対象領域を示す論理アドレスフ
ィールド、サイズフィールドを、上位装置にロックを許
可した各種管理情報の識別情報を示すフィールドとして
用いることができる。
【0127】更に、該各種管理情報についても、前述の
第二の実施形態と同様に、共有的なアクセスを要求する
上位装置にのみアクセスを許可し、更に、共有排他制御
要求情報に基づく共有排他制御処理を、上記アクセス要
求処理の一機能として同時に実現するようにしてもよ
い。
【0128】また、上述の実施形態において、前記記憶
装置1の各種管理情報を、前記各種管理情報保持部18
に格納保持する場合を例に説明したが、これに限るもの
ではなく、例えば、前記ディスク部11に格納保持する
ことも可能である。
【0129】本実施の形態の記憶装置によれば、前述の
従来技術において、記憶装置のデータに対する排他的な
アクセスの際に必要とされた、上位装置と記憶装置との
間での排他制御処理を不要とし、更に、前記排他制御対
象(範囲)のより極め細やかな制御の実施が可能とな
る。
【0130】例えば、任意の領域データに対する排他的
なアクセス要求を受領した記憶装置は、上記排他制御要
求情報に基づく排他制御処理を、上記アクセス要求処理
の一機能として同時に実施し、更に、上記アクセス要求
で指定される任意のブロック単位で、上記排他制御を実
現することを可能とするものである。
【0131】これによって、従来、記憶装置のデータに
対する排他的なアクセスの際に必要とされた、上位装置
と記憶装置との間での排他制御処理を不要とし、前記排
他制御処理に係るプロトコル処理(オーバヘッド)の軽
減し、システムの性能向上を図ることができる。
【0132】また、本実施の形態の記憶装置によれば、
任意の領域データに対するアクセス要求処理の一機能と
して、該領域データに対する共有制御をも実現可能とす
ることができる。
【0133】更に、本実施の形態の記憶装置によれば、
前記記憶装置における各種の管理情報に対するアクセス
要求処理の一機能として、該管理情報に対する共有排他
制御を実現可能とすることによって、記憶装置における
セキュリティを向上する効果が期待できる。
【0134】
【発明の効果】本発明によれば、記憶装置において、上
位装置からのアクセス要求処理の一機能として、アクセ
ス要求領域単位での共有排他制御処理を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記憶装置の一構成図
【図2】本発明の排他リードコマンドの一構成図
【図3】本発明の排他ライトコマンドの一構成図
【図4】本発明の第一実施形態におけるロック管理情報
の一構成図
【図5】本発明の第一実施形態における共有排他制御処
理シーケンス図
【図6】本発明の第一実施形態における排他リード処理
フロー図
【図7】本発明の第一実施形態における排他ライト処理
フロー図
【図8】本発明の排他制御コマンドの一構成図
【図9】本発明の第二実施形態における共有排他制御処
理シーケンス図
【図10】本発明の第二実施形態における排他制御コマ
ンドの一構成図
【図11】本発明の第二実施形態におけるロック管理情
報の一構成図
【図12】本発明の第三実施形態における記憶装置の一
構成図
【図13】本発明の第三二実施形態における排他アクセ
スコマンドの一構成図
【図14】本発明の第三実施形態におけるロック管理情
報の一構成図
【図15】従来の共有排他制御処理シーケンス図
【図16】従来の共有排他設定要求処理処理フロー図
【図17】共有排他解除要求処理処理フロー図
【図18】アクセス要求処理フロー図
【符号の説明】
1・・・記憶装置、 2・・・上位装置、 3・・・SAN (Storage Area Net
work)、 10・・・メイン制御部、 11・・・ディスク部(記憶媒体)、 12・・・バッファ部、 13・・・インタフェース制御部、 14・・・ディスク制御部、 15・・・バッファ制御部、 16・・・共有排他管理情報更新部、 17・・・アクセス要求処理部、 18・・・各種管理情報保持部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齊木 栄作 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 Fターム(参考) 5B045 EE02 EE25 EE36 5B065 BA01 CA02 CA15 CC03 5B082 FA17 5B098 AA03 AA10 GA01 GD03 GD11 GD16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の上位装置からアクセスされる記憶装
    置において、 前記複数の上位装置の各々からの、前記記憶手段のあら
    かじめ定めた領域ごとに、排他的なアクセス要求と、通
    常のアクセス要求と、当該排他的なアクセスの解除要求
    とを受け付ける受付手段と、前記記憶手段の領域ごとの
    排他的なアクセスを管理する排他管理手段とを有し、 前記排他管理手段は、前記受付手段で前記上位装置から
    の前記領域の排他的なアクセス要求を受け付けたとき
    に、当該領域が他の上位装置により排他的なアクセスが
    行われているかいないかを判断し、当該領域が当該他の
    上位装置により排他的なアクセスが行われている場合に
    前記上位装置の排他的なアクセス要求または前記通常の
    アクセス要求を拒否し、当該領域が当該他の上位装置に
    より排他的なアクセスが行われていない場合に前記上位
    装置の排他的なアクセス要求または前記通常のアクセス
    要求を受け付け、前記受付手段で前記上位装置から前記
    領域の前記排他的なアクセスの解除要求を受け付けたと
    きに、当該上位装置からの当該領域についての排他的な
    アクセス要求を解除することを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の記憶装置において、前記
    排他管理手段が前記上位装置からの前記領域の排他的な
    アクセス要求を受け付けるときに、当該領域の識別情報
    と、当該上位装置の識別情報とを対応させて保持する保
    持手段を備え、前記排他管理手段は、前記上位装置に対
    して前記領域の排他的なアクセス要求を受け付けるとき
    に、当該領域が、前記保持手段にすでに保持されている
    領域に論理的に隣接する領域であるかを判断し、隣接す
    る場合に、当該すでに保持されている領域の識別情報を
    更新することを特徴とする記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の記憶装置において、前記
    保持手段は、前記領域の識別情報を、当該領域の開始ア
    ドレスと転送長とにより示すことを特徴とする記憶装
    置。
  4. 【請求項4】情報を記憶する記憶装置と、前記記憶装置
    にアクセスする複数の上位装置とを有する情報処理シス
    テムにおいて、 前記上位装置は、前記記憶装置のあらかじめ定めた領域
    ごとの排他的なアクセス要求をコマンドに含めて送出
    し、前記記憶装置は、前記上位装置から送出された前記
    コマンドに含まれる排他的なアクセス要求と前記領域と
    を抽出したときに、当該領域が他の上位装置により排他
    的なアクセスが行われているかいないかを判断し、当該
    領域が当該他の上位装置により排他的なアクセスが行わ
    れている場合に前記上位装置の排他的なアクセス要求ま
    たは前記通常のアクセス要求を拒否し、当該領域が当該
    他の上位装置により排他的なアクセスが行われていない
    場合に前記上位装置の排他的なアクセス要求または前記
    通常のアクセス要求を受け付け、 前記上位装置は、前記領域の前記排他的なアクセス要求
    の解除をコマンドに含めて送出し、前記記憶装置は、前
    記上位装置から送出された前記コマンドに含まれる排他
    的なアクセス要求の解除と前記領域とを抽出したとき
    に、当該領域についての排他的なアクセスを解除するこ
    とを特徴とする情報処理システム。
  5. 【請求項5】複数の上位装置に共有される記憶装置の排
    他制御方法であって、 前記上位装置から送出されたコマンドに含まれる排他的
    なアクセス要求とあらかじめ定めたブロックの識別情報
    とを抽出したときに、当該ブロックについて、他の上位装
    置によるアクセスを拒否し、前記上位装置から送出され
    たコマンドに含まれる排他的なアクセス要求の解除と前
    記ブロックの識別情報とを抽出したときに、当該ブロッ
    クについて、排他的なアクセスを解除することを特徴と
    する排他制御方法。
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