JP2002174493A - コジェネレーションシステム - Google Patents

コジェネレーションシステム

Info

Publication number
JP2002174493A
JP2002174493A JP2000374084A JP2000374084A JP2002174493A JP 2002174493 A JP2002174493 A JP 2002174493A JP 2000374084 A JP2000374084 A JP 2000374084A JP 2000374084 A JP2000374084 A JP 2000374084A JP 2002174493 A JP2002174493 A JP 2002174493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
cogeneration system
heat storage
storage material
cold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000374084A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanetoshi Hayashi
謙年 林
Akihiko Kato
昭彦 加藤
Hitoshi Ishizuka
仁司 石塚
Osamu Araki
修 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP2000374084A priority Critical patent/JP2002174493A/ja
Publication of JP2002174493A publication Critical patent/JP2002174493A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/14Combined heat and power generation [CHP]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
    • Y02P80/15On-site combined power, heat or cool generation or distribution, e.g. combined heat and power [CHP] supply

Landscapes

  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した温度での蓄熱及び熱利用が可能なコ
ジェネレーションシステムを得る。 【解決手段】 発電設備1から排出される排熱から熱を
回収して蓄熱し、その蓄熱された熱を温熱需要に応じて
利用するコジェネレーションシステムにおいて、発電設
備1から回収した熱の蓄熱用に潜熱蓄熱材3Aを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコジェネレーション
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コジェネレーションシステムに関する従
来技術としては、例えば、特開2000−205044
号や特開2000−146359号がある。特開200
0−205044号には、熱機関や発電機等からなる発
電設備からの排熱を、コンクリートおよび水を用いた蓄
熱体を備えた蓄熱装置に蓄える技術が開示されている。
また、特開2000−146359号には、発電役備と
してのガスタービンからの排熱を排熱回収装置で回収
し、回収した排熱を蒸気アキュムレータにて蓄熱し、そ
の熱で吸収式冷凍機を駆動して冷熱を生成する技術が開
示されている。さらに、コジェネレーションシステムを
構成する冷凍機で生成した冷熱を蓄熱利用する技術が、
特開2000−146359号、特開P2000−17
9984号、あるいは特開平6−193998号に開示
され、そこでは氷を冷熱の蓄熱体として用いることが示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンク
リートや水を用いた蓄熱は蓄熱体の顕熱のみを利用した
蓄熱であり、蓄熱密度が小さいために蓄熱装置が大きく
なってしまう。また、蓄熱、放熱している際に蓄熱体の
温度が絶えず変化してしまい、ある温度を安定して蓄
熱、放熱することが難しい。また、発電装置に再生器付
マイクロガスタービンを使用するような場合には、その
排熱温度が250℃程度であるため排熱回収温度が低
く、蒸気アキュムレータでの蓄熱では蓄熱密度が著しく
低下してしまう。さらに、氷を冷熱の蓄熱体として用い
る場合には、氷点以下の冷熱温度を発生させなければな
らず、冷房用の5℃程度の冷熱を生成する場合に比較し
て冷凍機のエネルギー効率が低くなってしまうという問
題がある。本発明は、これらの課題を解決したコジェネ
レーションシステムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
発電設備から排出される排熱から熱を回収して蓄熱し、
その蓄熱された熱を利用するコジェネレーションシステ
ムにおいて、前記回収した熱の蓄熱用に潜熱蓄熱材を備
えることを特徴とする。これにより、蓄熱材が潜熱を保
有する温度で蓄熱、放熱が可能となり、安定した温度で
の熱利用が可能となる。
【0005】本発明の第2の態様は、発電設備から排出
される排熱から熱を回収して蓄熱し、その蓄熱された熱
により冷凍装置を駆動し、該冷凍装置で生成された冷熱
を利用するコジェネレーションシステムにおいて、前記
回収した熱の蓄熱用に潜熱蓄熱材を備えることを特徴と
する。これにより、蓄熱材が潜熱を保有する温度で蓄
熱、放熱が可能となり、冷凍装置を任意の時間に、かつ
安定した温度で駆動することが可能となる。
【0006】本発明の第3の態様は、発電設備から排出
される排熱から回収した熱により冷凍装置を駆動し、該
冷凍装置で生成された冷熱を利用するコジェネレーショ
ンシステムにおいて、前記冷凍装置をエジェクタ式冷凍
装置としたことを特徴とする。これによれば、エジェク
タ式冷凍装置が比較的低温の熱源でも駆動できるので、
発電設備から排出される排熱が比較的低い温度であって
も駆動可能な冷凍システムを備えたコジェネレーション
システムが作れる。
【0007】本発明の第4の態様は、上記第3の態様に
おいて、前記回収した熱を蓄熱し、その蓄熱された熱に
より前記エジェクタ式冷凍装置を駆動するようにしたこ
とを特徴とする。本発明の第5の態様は、上記第4の態
様において、前記回収した熱の蓄熱用に潜熱蓄熱材を備
えることを特徴とする。これらにより、冷凍装置を任意
の時間に、安定した温度で駆動することが可能となる。
【0008】本発明の第6の態様は、上記第1、2また
は5の態様において、前記潜熱蓄熱材の融点を70℃〜
100℃としたことを特徴とする。これにより、蓄熱温
度を需要家の熱利用に適した温度とすることができる。
【0009】また、本発明の第7の態様は、上記第2乃
至6の態様において、前記冷凍装置により生成された冷
熱を蓄熱し、その蓄熱された冷熱を利用できるようにし
て、冷熱の安定供給を図ったものである。さらに、本発
明の第8及び9の態様は、上記第7の態様において、前
記冷熱を蓄熱及び搬送する媒体を、冷却によって準包接
水和物を生成する水溶液を含む潜熱蓄熱材、例えば、水
−臭化テトラn・ブチルアンモニウムの水溶液を含む潜
熱蓄熱材としたものである。これにより、冷凍装置の高
効率化、冷凍システムの小型化、及び冷熱媒体の搬送動
力の低減が図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を実施例に基
づいて説明する。
【0011】実施の形態1 図1は、本発明の第1の実施例を示す概略図である。図
示するように、発電設備1で発電する際に発生する排ガ
スは、排熱回収装置2にて排熱回収媒体と熱交換し排気
される。排熱回収媒体は蓄熱装置3からポンプ4により
排熱回収装置2に送られ、排熱回収装置2で熱交換して
昇温し蓄熱装置3へ戻る。なお、本例では、排熱回収媒
体がポンプ4により搬送されているが、これを自然循環
によって蓄熱装置3と排熱回収装置2との間で循環させ
てもよい。
【0012】蓄熱装置3には蓄熱媒体として内部に潜熱
蓄熱材3Aが充填されており、それが熱回収媒体と接触
して熱交換することにより熱を蓄える。なお、潜熱蓄熱
材3Aが流動性を有する場合には、潜熱蓄熱材3Aを排
熱回収媒体として直接排熱回収装置2との間で循環させ
てもよい。
【0013】蓄熱装置3は温熱搬送配管6を介して熱需
要家5と接続されており、蓄熱装置3に蓄えられたは温
熱は、熱需要に応じて温熱搬送ポンプ7により温熱搬送
媒体を介して熱需要家5に循環搬送される。なお、ここ
でも、潜熱蓄熱材3Aが流動性を有する場合には、潜熱
蓄熱材3Aを直接熱需要家5へ循環させてもよい。
【0014】潜熱蓄熱材3Aとして潜熱量の大きい媒体
を選定することにより蓄熱容量が増加し、蓄熱装置3が
小型化できると共に、蓄熱媒体が潜熱を保有する温度で
蓄熱、放熱が可能となり、安定した温度での熱利用が可
能となる。給湯や暖房に用いられる温熱は70〜100
℃であり、また、排ガスの排熱から回収する熱量は蓄熱
温度が低いほど大きいため、熱利用に適した蓄熱温度
は、70〜100℃である。そのため、潜熱蓄熱材3A
の融点は70〜100℃であることが好ましい。このよ
うな潜熱蓄熱材として、例えば、水酸化バリウム水和物
(Ba(OH)2・8H2O,融点78℃)や、硝酸マグネ
シウム水和物(Mg(NO32・6H2O,融点89
℃)が上げられる。なお、融点が70〜100℃であっ
て好ましい潜熱蓄熱材は上記のものに限らず、他の潜熱
を有する蓄熱媒体でもよい。さらに、二種以上の蓄熱媒
体を混合して用いてもよい。
【0015】実施の形態2 図2は、本発明の第2の実施例を示す概略図である。こ
れは図1のシステムにエジェクタ式冷凍装置10を追加
したもので、そのエジェクタ式冷凍装置10は、ノズル
11及びディフューザ12を有したエジェクタ13、蒸
気発生器14、蒸発器15、凝縮器16、凝縮水ポンプ
17などから構成されている。
【0016】エジェクタ式冷凍装置10は、発電設備1
の排熱を利用して流体を蒸発させ、その流体蒸気でエジ
ェクタ13を駆動して得られる負圧により、エジェクタ
13に接続された蒸発器15内の流体を蒸発させ、その
気化熱で冷熱を発生させる。
【0017】蓄熱装置3は駆動熱搬送配管18を介して
蒸気発生装置14に接続されており、駆動熱搬送ポンプ
19により駆動熱搬送媒体が蒸気発生器14へ搬送さ
れ、それがエジェクタ式冷凍装置10の駆動熱源として
利用される。ここでも、潜熱蓄熱材3Aが流動性を有す
る場合には、その潜熱蓄熱材3Aを駆動熱搬送媒体とし
て直接蒸気発生器14へ循環させてもよい。蒸気発生器
14にはエジェクタ駆動流体が入っており、蒸気発生器
14内部の圧力は、その駆動流体の駆動熱源温度(駆動
熱搬送媒体温度)における飽和圧力以下に保たれてい
る。例えば、エジェクタ駆動流体が水の場合で、駆動熱
源温度が80℃の場合は、その飽和圧力47.36kP
a(絶対圧)以下に保たれている。
【0018】一方、凝縮器16内の圧力は、そこに供給
されている冷却水温度に対応する当該流体の飽和圧力に
保たれている。一般に冷却水温度は、クーリングタワー
を用いる場合には35℃以下であり、凝縮器16内圧力
は蒸気発生器14内圧力より低い。蒸気発生器14は、
配管によりエジェクタ13を介して凝縮器16に接続さ
れており、蒸気発生器14で発生したエジェクタ駆動流
体の蒸気(エジェクタ駆動蒸気)は、より低い圧力の凝
縮器16に吸引される形でエジェクタ13のノズル11
に導かれ、ノズル11においてエジェクタ駆動蒸気は加
速されディフューザ12に流入する。この時、圧力エネ
ルギが運動エネルギに変換される分、エジェクタ駆動蒸
気の圧力は低下する。
【0019】また、蒸発器15は配管を介してデイフュ
ーザ12に接続されており、その内部にはエジェクタ駆
動流体と同じ流体が入っている。蒸発器15内の圧力は
ノズル11を通過した後の低圧のエジェクタ駆動蒸気と
概略等圧となるため、蒸発器15内の流体は蒸発し、そ
の温度は当該圧力における飽和温度となる。例えば、ノ
ズル11通過後のエジェクタ駆動蒸気の圧力が1kPa
の場合には、蒸発器15内温度は約7℃となる。この蒸
発器15にて得られる冷熱を、直接もしくは熱交換して
間接的に取り出し、冷熱搬送配管20を介して冷熱搬送
ポンプ21により搬送して熱需要家5の利用に供する。
なお、間接的に冷熱を取り出す場合には、冷熱蓄熱・搬
送媒体を用いることもできる。
【0020】蒸発器15において蒸発した流体(蒸気)
は、デイフューザ12内部でノズル11からの高速低圧
蒸気と混合し、減速・圧力回復しながらデイフューザ1
2を出て凝縮器16に至る。凝縮器16内で冷却水と熱
交換することにより冷却され、凝縮したエジェクタ駆動
流体は、その一部が蒸発器15に戻り、残りは凝縮水ポ
ンプ17により蒸気発生器14に戻る。凝縮器16の方
が蒸発器15より圧力が高いため、蒸発器15へ戻る配
管にはポンプは不要である。また、凝縮器16を蒸気発
生器14より十分高いところに設置することにより、凝
縮水をそのヘッド差を利用して蒸気発生器14に戻して
も良い。その場合には、凝縮水ポンプは不要となる。
【0021】エジェクタ式冷凍装置10を用いることに
より、発電設備1の排熱温度が100℃程度の比較的低
い場合でも駆動可能な、可動部の無い構造の単純な冷熱
供給システムを構築することができる。また、エジェク
タ式冷凍装置10のエジェクタ駆動流体として水を選定
することにより、フロンや吸収剤・吸着剤を一切使用し
ない冷凍装置を構成することが可能となり、環境に対す
る負荷を低減できる。
【0022】上記のように、発電設備1からの排熱を蓄
熱装置3で一旦蓄熱し、その蓄えられた熱によりエジェ
クタ式冷凍装置10を駆動することにより、電力需要と
冷熱需要の負荷変動に左右されずに、発電設備1の排熱
を有効に冷熱発生源として活用することが可能となる。
また、蓄熱媒体を潜熱蓄熱材3Aとしたことで、エジェ
クタ式冷凍装置10を駆動する駆動熱量および駆動温度
の安定化が可能となり、この冷凍装置10の運転効率が
向上する。なお、発電設備1からの排熱が安定して得ら
れる場合には、発電設備1の排ガスを、蓄熱装置を介さ
ずに直接エジェクタ式冷凍装置10の蒸発器14へ導入
しても良い。また、排熱回収装置2により排熱を回収す
る排熱回収媒体を、熱需要家5へ温熱を搬送する温熱搬
送媒体として用いてもよく、さらにエジェクタ式冷凍装
置10の駆動熱搬送媒体として用いてもよい。
【0023】また、エジェクタ式冷凍装置10で得られ
た冷熱を一旦冷熱蓄熱装置(図示せず)に蓄熱し、冷熱
需要に応じてその冷熱蓄熱装置から熱需要家5へ搬送し
て利用するようにしてもよい。この時、例えば冷熱蓄熱
媒体として、流動性を有する潜熱蓄熱材である水−臭化
テトラn−ブチルアンモニウムの準包接水和物を用いれ
ば、冷熱を潜熱として貯蔵できるだけでなく、熱需要家
へ直接搬送も可能となり、冷熱蓄熱装置や冷熱搬送配管
の小型化及び搬送動力の低減といったメリットが得られ
る。加えて、水−臭化テトラn−ブチルアンモニウムの
準包接水和物は5〜12℃にて潜熱を有するため、氷を
用いて冷熱を蓄熱する場合に比較してエジェクタ式冷凍
装置10の冷凍温度を高くできるため、エジェクタ式冷
凍装置10の効率を向上させることができる。
【0024】ところで、上記第1の実施例と第2の実施
例において、発電装置にマイクロガスタービン(MG
T)を用い、投入熱量を100とした場合の、それぞれ
の実施例のエネルギー利用効率は以下のようになった。 (1)第1の実施例の場合 MGT発電効率:25 温熱利用:0(夏季),50(冬季) 総合エネルギー効率:25(夏季),75(冬季) (2)第2の実施例の場合 MGT発電:25 温熱利用:0(夏季),50(冬季) 冷熱利用:30(夏季),0(冬季) 総合エネルギー効率:55(夏季),75(冬季) 特に、第2の実施例の場合、夏季のエネルギー効率が大
きく改善されたことがわかる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、発電設備から排出され
る排熱から回収した熱の蓄熱用に潜熱蓄熱材を用いたの
で、温度の安定した蓄熱や熱利用が可能となるうえ、蓄
熱装置の小型化も図れる。また、本発明によれば、蓄熱
材が潜熱を保有する温度で蓄熱、放熱が可能となり、冷
凍装置を任意の時間に、かつ安定した温度で駆動するこ
とが可能となる。また、本発明によれば、発電設備から
排出される排熱から回収した熱を利用してエジェクタ式
冷凍装置を駆動するようにしたので、発電設備から排出
される排熱が比較的低い温度であっても駆動可能な冷凍
システムを備えたコジェネレーションシステムが得られ
る。さらに、冷凍装置で生成された冷熱を蓄熱及び搬送
する媒体を、冷却によって準包接水和物を生成する水溶
液を含む潜熱蓄熱材とすることで、冷凍装置の高効率化
及び冷凍システムの小型化も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すコジェネレーショ
ンシステムの構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示すコジェネレーショ
ンシステムの構成図である。
【符号の説明】
1 発電設備 2 排熱回収装置 3 蓄熱装置 3A 潜熱蓄熱材 4 ポンプ 5 熱需要家 6 温熱搬送配管 7 温熱搬送ポンプ 10 エジェクタ式冷凍装置 20 冷熱搬送配管 21 冷熱搬送ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 仁司 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 荒木 修 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電設備から排出される排熱から熱を回
    収して蓄熱し、その蓄熱された熱を利用するコジェネレ
    ーションシステムにおいて、 前記回収した熱の蓄熱用に潜熱蓄熱材を備えることを特
    徴とするコジェネレーションシステム。
  2. 【請求項2】 発電設備から排出される排熱から熱を回
    収して蓄熱し、その蓄熱された熱により冷凍装置を駆動
    し、該冷凍装置で生成された冷熱を利用するコジェネレ
    ーションシステムにおいて、 前記回収した熱の蓄熱用に潜熱蓄熱材を備えることを特
    徴とするコジェネレーションシステム。
  3. 【請求項3】 発電設備から排出される排熱から回収し
    た熱により冷凍装置を駆動し、該冷凍装置で生成された
    冷熱を利用するコジェネレーションシステムにおいて、 前記冷凍装置をエジェクタ式冷凍装置としたことを特徴
    とするコジェネレーションシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記回収した熱を蓄
    熱し、その蓄熱された熱により前記エジェクタ式冷凍装
    置を駆動するようにしたことを特徴とするコジェネレー
    ションシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記回収した熱の蓄
    熱用に潜熱蓄熱材を備えることを特徴とするコジェネレ
    ーションシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1、2または5において、前記潜
    熱蓄熱材の融点を70℃〜100℃としたことを特徴と
    するコジェネレーションシステム。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至6において、前記冷凍装置
    により生成された冷熱を蓄熱し、その蓄熱された冷熱を
    利用することを特徴とするコジェネレーションシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記冷熱を蓄熱及び
    搬送する媒体が、冷却によって準包接水和物を生成する
    水溶液を含む潜熱蓄熱材であることを特徴とするコジェ
    ネレーションシステム。
  9. 【請求項9】 請求項7または8において、前記潜熱蓄
    熱材が、水−臭化テトラn・ブチルアンモニウムの水溶
    液を含む潜熱蓄熱材であることを特徴とするコジェネレ
    ーションシステム。
JP2000374084A 2000-12-08 2000-12-08 コジェネレーションシステム Pending JP2002174493A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000374084A JP2002174493A (ja) 2000-12-08 2000-12-08 コジェネレーションシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000374084A JP2002174493A (ja) 2000-12-08 2000-12-08 コジェネレーションシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002174493A true JP2002174493A (ja) 2002-06-21

Family

ID=18843351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000374084A Pending JP2002174493A (ja) 2000-12-08 2000-12-08 コジェネレーションシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002174493A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005172352A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Jfe Engineering Kk 移動体用空調装置
JP2013024489A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Dainichi Co Ltd 蓄熱装置
WO2018147065A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 株式会社デンソー 冷熱生成装置
JP2019158299A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 日新電機株式会社 蒸気発生システム
CN114251875A (zh) * 2016-05-03 2022-03-29 开利公司 喷射器增强型热回收制冷系统
JP7519815B2 (ja) 2020-06-09 2024-07-22 慶應義塾 加熱システム、および、加熱方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005172352A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Jfe Engineering Kk 移動体用空調装置
JP2013024489A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Dainichi Co Ltd 蓄熱装置
CN114251875A (zh) * 2016-05-03 2022-03-29 开利公司 喷射器增强型热回收制冷系统
WO2018147065A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 株式会社デンソー 冷熱生成装置
JP2018128191A (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 株式会社デンソー 冷熱生成装置
JP2019158299A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 日新電機株式会社 蒸気発生システム
JP7042411B2 (ja) 2018-03-16 2022-03-28 日新電機株式会社 蒸気発生システム
JP7519815B2 (ja) 2020-06-09 2024-07-22 慶應義塾 加熱システム、および、加熱方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2447483B1 (en) Rankine cycle integrated with absorption chiller
CN100419349C (zh) 冷冻设备
WO1996034236A1 (en) Refrigerant enhancer-absorbent concentrator and turbo-charged absorption chiller
CN103003531A (zh) 用于储存热电能的热电能量储存系统和方法
JP2004251125A (ja) 排熱回収システム
JPH0252962A (ja) 冷熱発生方法
US6519946B2 (en) Cogeneration system using waste-heat gas generated in micro gas turbine
CN110118448A (zh) 蓄热蓄冷型燃气辅助太阳能吸收式氨水供冷系统
JPH10288047A (ja) 液化天然ガス気化発電装置
CN101586482B (zh) 一种低温型发动机以及发动机回热方法
JP2002174493A (ja) コジェネレーションシステム
JP2002266656A (ja) ガスタービンコージェネレーションシステム
JP2005214595A (ja) 空調機
KR101071919B1 (ko) 흡수식 냉동기를 이용한 고효율 가스 압축 시스템
CN115950118A (zh) 具有余热利用功能的热泵储能系统
JPH0797933A (ja) ガスタービンの吸気冷却装置
JP3520927B2 (ja) 発電装置
CN1403763A (zh) 制冷/制热潜能储存技术
JPH11117713A (ja) 化学蓄熱式吸気冷却装置
JP4273727B2 (ja) 冷凍システム
JP2004036573A (ja) 電力・冷熱供給コンバインドシステム
JP2734343B2 (ja) 真空製氷装置
JP2000097047A (ja) 熱電併給システムおよびこれに適用する蓄熱体の蓄熱量制御方法
JP2008020094A (ja) 吸収式ヒートポンプ装置
CN109751096A (zh) 天然气余冷利用的制冷供电组合系统

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050913