JP2000097047A - 熱電併給システムおよびこれに適用する蓄熱体の蓄熱量制御方法 - Google Patents

熱電併給システムおよびこれに適用する蓄熱体の蓄熱量制御方法

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JP2000097047A
JP2000097047A JP10265517A JP26551798A JP2000097047A JP 2000097047 A JP2000097047 A JP 2000097047A JP 10265517 A JP10265517 A JP 10265517A JP 26551798 A JP26551798 A JP 26551798A JP 2000097047 A JP2000097047 A JP 2000097047A
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steam
cooling
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Shoichi Hisa
彰一 檜佐
Mikio Takayanagi
幹男 高柳
Yutaka Watanabe
裕 渡邊
Masayuki Narita
正幸 成田
Kazuo Aoyanagi
和雄 青柳
Kazue Nagata
一衛 永田
Kazuyo Hanamura
一代 花村
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Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
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Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設備の稼働効率を向上させ、設備の稼働効率の
向上に伴うエネルギの有効利用を図る熱電併給システム
およびこれに適用する蓄熱体の蓄熱量制御方法を提供す
る。 【解決手段】本発明に係る熱電併給システムは、ガスタ
ービンプラント1に冷水・蒸気並列併用供給系2と、冷
熱・温熱兼用蓄熱系3と、ガスタービンプラント1の空
気圧縮機8が吸い込む空気を冷却させる吸気冷却供給系
4とを組み合せたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、夜間電力の有効利
用を図るとともに、夜間電力を利用して生成された蓄熱
エネルギを需要予測に見合うように効果的に制御する熱
電併給システムおよびこれに適用する蓄熱体の蓄熱量制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の電力分野では、地球温暖化問題に
鑑み、化石燃料の持つエネルギの有効活用が求められて
いる。
【0003】また、電力事業者も、自身が持つ電力設備
におけるエネルギコストを如何に低減させるかに直面し
ており、この観点からエネルギ発生効率の高いガスター
ビンプラントを主体に置き、ガスタービンプラントから
発生する電力を巧みに利用する、いわゆる熱電併給シス
テムが適用されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、ガスタービンプ
ラントから発生する電力を電力源とする熱電併給システ
ムでは、夜間の電力の有効利用が充分に行われておら
ず、また、夏期のように気温の高いときにガスタービン
プラントを運転させるとその実出力が設計(定格)出力
よりも低下する問題点があった。すなわち、ガスタービ
ンプラントは、空気圧縮機に、ガスタービン燃焼器、ガ
スタービン、発電機を組み合わせ、空気圧縮機で吸い込
んだ空気(大気)を圧縮して高圧化させ、その高圧空気
を燃料とともにガスタービン燃焼器に供給し、ここで燃
焼ガスを生成し、この燃焼ガスをガスタービンで膨張さ
せ、その際に発生する回転トルクで発電機を駆動して電
力を発生させるものであるが、夏期のように気温が高い
と、空気圧縮機の吸い込む空気の比重(密度)が少なく
なる。このため空気圧縮機の吸い込む空気の流量を重量
に換算すると設計時の重量よりも少ないことが原因で、
ガスタービンプラントの実出力が設計出力よりも低下す
る。
【0005】ガスタービンプラントの実出力が設計出力
よりも低下すると、ガスタービンプラントは外部からの
購入電力に頼る度合いが高くなり、ガスタービンプラン
トの発電設備利用率が空気の比重低下の要因で悪くなる
不具合・不都合があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、エネルギ効率を総合的に見直して設備の稼働
効率を向上させ、設備の稼働効率の向上に伴うエネルギ
の有効利用を図る熱電併給システムおよびこれに適用す
る蓄熱体の蓄熱量制御方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る熱電併給シ
ステムは、上記目的を達成するために、請求項1に記載
したように、ガスタービンプラントの排ガスを利用して
熱電併給を行う熱電併給システムにおいて、上記ガスタ
ービンプラントに、冷水・蒸気並列併用供給系と、冷熱
・温熱兼用蓄熱系と、上記ガスタービンプラントの空気
圧縮機が吸い込む空気を冷却させる吸気冷却供給系とを
組み合わせたものである。
【0008】本発明に係る熱電併給システムは、上記目
的を達成するために、請求項2に記載したように、冷水
・蒸気並列併用供給系は、ガスタービンプラントのガス
タービンから排出される排ガスを熱源として蒸気を発生
させる蒸気発生器と、この蒸気発生器から発生した蒸気
を工場に供給する蒸気供給系と、上記蒸気発生器から発
生した蒸気を駆動源に利用し、冷水を生成して冷房用に
供給する吸収式冷凍機と、上記蒸気発生器から発生した
蒸気を貯留させるアキュムレータと、上記蒸気発生器か
ら発生した蒸気と冷熱・温熱兼用蓄熱系からの被加熱媒
体とを熱交換させる熱交換器とを並列配置して構成した
ものである。
【0009】本発明に係る熱電併給システムは、上記目
的を達成するために、請求項3に記載したように、冷熱
・温熱兼用蓄熱系は、冷熱運転のとき冷熱エネルギを蓄
熱させ、温熱運転のとき温熱エネルギを蓄熱させる蓄熱
体を収容する蓄熱槽と、冷熱運転のとき、蓄熱槽の冷熱
媒体を圧縮式冷凍機の蒸発部を介して循環させる被冷熱
媒体循環系と、上記圧縮式冷凍機の凝縮部に接続され、
冷却源から供給される冷熱媒体を循環させる冷熱媒体循
環系と、温熱運転のとき、上記蓄熱槽の温熱媒体を冷水
・蒸気並列併用供給系の熱交換器を介して循環させる被
加熱媒体循環系と、上記蓄熱槽から供給される温熱媒体
を上記圧縮式冷凍機の凝縮部を介して循環させる被温熱
媒体循環系と、上記圧縮式冷凍機の蒸発部を介して接続
され、加熱源から供給される熱媒体を循環させる加熱媒
体循環系とを備えたものである。
【0010】本発明に係る熱電併給システムは、上記目
的を達成するために、請求項4に記載したように、蓄熱
槽は、ガスタービンプラントの吸気冷却運転時間が3時
間未満のとき、その槽内に収容する蓄熱体の内部をソリ
ッド状に製氷するものである。
【0011】本発明に係る熱電併給システムは、上記目
的を達成するために、請求項5に記載したように、蓄熱
槽は、ガスタービンプラントの吸気冷却運転時間が3時
間以上であるとき、その槽内に収容する蓄熱体の内部を
ソリッド状に製氷するものである。
【0012】本発明に係る熱電併給システムは、上記目
的を達成するために、請求項6に記載したように、蓄熱
槽は、その槽内に収容する蓄熱体の内部を製氷させる被
冷熱媒体循環系と、上記蓄熱体の内部を解氷させる冷熱
媒体循環解氷系を備えたものである。
【0013】本発明に係る熱電併給システムは、上記目
的を達成するために、請求項7に記載したように、吸気
冷却供給系は、冷熱・温熱兼用蓄熱系の蓄熱槽から供給
される冷熱媒体と冷却水とを熱交換させる熱交換器と、
ガスタービンプラントの空気圧縮機が吸い込む空気を上
記熱交換器からの冷却水で冷却させる吸気冷却器とを備
えたものである。
【0014】また、本発明に係る熱電併給システムに適
用する蓄熱体の蓄熱量制御方法は、上記目的を達成する
ために、請求項8に記載したように、熱電併給システム
を用いて冷熱蓄熱運転を行うとき、翌日の電力需要予測
から買電電力量を引いてガスタービンプラントの発電量
を設定し、設定された発電量に基づくガスタービンプラ
ントのガスタービンから排出される排ガスを熱源として
冷水・蒸気並列併用供給系の蒸気発生器から発生する蒸
気量を算出し、算出した蒸気量から工場で使用する蒸気
量を引いた残り蒸気量を算出し、算出された残り蒸気量
と上記冷水・蒸気並列併用供給系の吸収式冷凍機の効率
とに基づいて吸収式冷凍機から発生する冷熱量を算出す
る一方、翌日の気温予測からガスタービンプラントの吸
気冷却供給系に供給する冷却水量を予測し、この冷却水
量に見合う冷熱量を算出し、翌日の気温予測から工場で
使用する冷房要求予想量を過去の運転実績に基づいて算
出し、算出した上記吸気冷却供給系の冷熱量と上記冷房
要求予想量との合計冷熱量から上記吸収式冷凍機で発生
する冷熱量を引いた冷熱量に基づいて冷熱蓄熱量を設定
し、設定された冷熱蓄熱量に基づいて冷熱・温熱兼用蓄
熱系の蓄熱槽内に収容する蓄熱体に冷熱エネルギを蓄熱
させる方法である。
【0015】また、本発明に係る熱電併給システムに適
用する蓄熱体の蓄熱量制御方法は、上記目的を達成する
ために、請求項9に記載したように、熱電併給システム
を用いて温熱蓄熱運転を行うとき、翌日の電力需要予測
から買電電力量を引いてガスタービンプラントの発電量
を設定し、設定された発電量に基づくガスタービンプラ
ントのガスタービンから排出される排ガスを熱源として
冷水・蒸気並列併用供給系の蒸気発生器から発生する蒸
気量を算出し、算出した蒸気量から工場で使用する蒸気
量を引いた残りの蒸気量を冷水・蒸気並列併用供給系の
アキュムレータの貯留量として算出するとともに、翌日
の気温予測から工場で使用する暖房要求予想量を過去の
実績に基づいて算出し、算出した暖房要求予想量から上
記アキュムレータで貯留する蒸気量を引いた温熱量に基
づいて温熱蓄熱量を設定し、設定された温熱蓄熱量に基
づいて冷熱・温熱兼用蓄熱系の蓄熱槽内に収容する蓄熱
体に温熱エネルギを蓄熱させる方法である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る熱電併給シス
テムおよびこれに適用する蓄熱体の蓄熱量制御方法の実
施形態を図面および図中に付した符号を引用して説明す
る。
【0017】図1は、本発明に係る熱電併給システムの
実施形態を示す概略系統図である。
【0018】本実施形態に係る熱電併給システムは、ガ
スタービンプラント1に冷水・蒸気並列併用供給系2
と、冷熱・温熱兼用蓄熱系3と、吸気冷却供給系4を備
えた構成になっている。
【0019】ガスタービンプラント1は、発電機7、空
気圧縮機8、ガスタービン燃焼器9、ガスタービン10
を備え、空気圧縮機8で吸い込んだ空気(大気)を圧縮
して高圧化し、この高圧空気を燃料とともにガスタービ
ン燃焼器9に供給し、ここで燃焼ガスを生成し、この燃
焼ガスをガスタービン10で膨張させ、その際に発生す
る回転トルクで発電機7を駆動し、電気出力を発生させ
る構成になっている。
【0020】また、冷水・蒸気並列併用供給系2は、例
えば排熱回収ボイラ等の蒸気発生器11、蒸気供給系1
2、吸収式冷凍機13、アキュムレータ14、熱交換器
15を並列的に備え、ガスタービンプラント1のガスタ
ービン10で膨張仕事を終えた燃焼ガスとしての排ガス
(排熱)を熱源にして蒸気発生器11で蒸気を発生さ
せ、この蒸気の一部を蒸気供給系12を介して、例えば
暖房用、給湯用、工場プロセス用等として工場に供給す
るとともに、残りの蒸気の一部を吸収式冷凍機13に供
給して吸収式冷凍機13を駆動させて冷水を生成し、こ
の冷水を例えば空調として工場に供給する構成になって
いる。
【0021】また、冷水・蒸気並列併用供給系2は、蒸
気発生器11からの蒸気の一部をアキュムレータ14に
供給し、ここで上述工場プロセス用等の非常時における
バックアップとして貯留させる一方、蒸気の残りを熱交
換器15を介して冷熱・温熱兼用蓄熱系3の被加熱媒体
を加熱させた後、再び蒸気発生器11に還流させる構成
になっている。
【0022】また、冷熱・温熱兼用蓄熱系3には、配管
の一部を共通にする冷熱蓄熱系5と温熱蓄熱系6が組み
込れるとともに、冷熱蓄熱系5から生成された冷熱エネ
ルギと温熱蓄熱系6から生成された温熱エネルギとのそ
れぞれを蓄熱させる蓄熱槽16を備えている。
【0023】冷熱蓄熱系5は、上述の蓄熱槽16と圧縮
式冷凍機17とを組み合わせるとともに、蓄熱槽16と
圧縮式冷凍機17との間にポンプ18、弁19a,19
bを介装させ、例えば、ブライン等の被冷熱媒体を循環
させる被冷熱媒体循環系20と、圧縮式冷凍機17にポ
ンプ21、弁22a,22bを介して、例えば地下水等
から供給される冷熱媒体を循環させる冷熱媒体循環系2
3を備えている。なお、圧縮式冷凍機17は、蒸発部2
7、凝縮部28、圧縮機(図示せず)を駆動するモータ
29等で構成されている。
【0024】また、温熱蓄熱系6は、上述の蓄熱槽16
と、上述の冷水・蒸気並列併用供給系2の熱交換器15
との間を接続し、例えば水またはブライン等を循環させ
る被加熱媒体循環系24a,24bと、蓄熱槽16から
の例えば水またはブライン等の被温熱媒体を上述の冷熱
媒体循環系23の一部を利用して再び蓄熱槽16に循環
させる被温熱媒体循環系25a,25bと、例えばヒー
ティングタワー等からの高温加熱媒体を上述の被冷熱媒
体循環系20の一部を利用して再びヒーティングタワー
等に循環させる加熱媒体循環系26a,26bを備えて
いる。
【0025】また、吸気冷却供給系4は、ガスタービン
プラント1の空気圧縮機8と冷熱・温熱兼用蓄熱系3の
蓄熱槽16との間に、吸気冷却器30、熱交換器31、
ポンプ32を備え、蓄熱槽16からの冷熱媒体と吸気冷
却器30からの水とを熱交換器31で熱交換させ、熱交
換後の冷水で吸気冷却器30を通る空気(大気)を冷却
させる構成になっている。なお、吸気冷却供給系4は、
冷熱・温熱兼用蓄熱系3の蓄熱槽16からの冷却媒体を
直接、吸気冷却器30に供給して吸気冷却器30を通る
空気(大気)冷却をさせても良い。
【0026】一方、冷熱・温熱兼用蓄熱系3の蓄熱槽1
6は、図2に示すように、冷熱・温熱を蓄熱させるカプ
セル状の蓄熱体33を収容するとともに、冷熱(製氷)
時、圧縮式冷凍機17で冷却された被冷熱媒体を蓄熱槽
16、被冷熱媒体循環系20の順に流して蓄熱体33の
内部を製氷させる一方、蓄熱体33の内部を解氷させる
際、冷熱媒体を吸気冷却供給系4の熱交換器31を介し
て循環させ、熱交換後の戻りの冷熱媒体で蓄熱体33の
内部に生成されている氷を解氷させる冷熱媒体循環解氷
系34を備えている。なお、カプセル状の蓄熱体33
は、その内部に水または蓄熱材を充填し、被冷熱媒体循
環系20からの冷熱媒体の持つ冷熱エネルギ、または被
温熱媒体循環系25a,25bからの温熱媒体の持つ温
熱エネルギを吸収蓄熱させるようになっている。
【0027】また、蓄熱槽16と熱交換器31との間に
は、図1に示すように、蓄熱体33で吸収・蓄熱した冷
熱エネルギまたは温熱エネルギを、例えばプロセス用、
冷暖用等として工場等に供給、回収する冷・温熱供給系
35と冷・温熱回収系36とが設けられている。
【0028】次に、本実施形態に係る熱電併給システム
の作用を説明する。
【0029】例えば、工場等で使用する電力は、電力会
社との契約で、図3の実線で示すように、一定値になっ
ているが、それでも稼働開始8時頃から稼働終了5時頃
までの間、実線で示す買電電力一定値を超え、破線で示
す使用量になることがある。つまり、破線で示す使用量
を斜線で示す使用量に置き換えた場合、斜線で示す使用
量分だけ工場内自家発電設備としてのガスタービンプラ
ント1を駆動させて電力を補充する、いわゆるピーク負
荷運転を行うことがある。この場合、ガスタービンプラ
ント1は図1で示す空気圧縮機8、ガスタービン燃焼器
9、ガスタービン10、発電機7を駆動して電力を発生
させるとともに、ガスタービン10の排ガス(排熱)を
熱源として冷水・蒸気並列併用供給系2の蒸気発生器1
1に供給し、ここで発生する蒸気を蒸気供給系12を介
して例えば工場プロセス用として供給し、また、吸収式
冷凍機13に供給して吸収式冷凍機13を駆動させ、こ
こで生成される冷水を工場内の冷房用として供給し、さ
らにアキュムレータ14に供給して非常時に備えて蒸気
を貯留させる一方、熱交換器15にも蒸気を供給し、排
ガスの持つ熱エネルギの有効利用を図っている。
【0030】ところで、工場が使用する電力は、図3に
も見られるように、夜間、買電電力一定値を下回ってい
る。また、夏場のように気温の高いとき、ガスタービン
プラント1は、図3の破線で示すピーク電力を補おうと
しても、上述の高気温に伴う空気の比重低下によりピー
ク電力を補うことができない場合がある。
【0031】本実施形態は、このような点に着目したも
ので、使用電力の少ない夜間、図1に示す冷熱・温熱兼
用蓄熱系3を駆動させ、蓄熱槽16の蓄熱体33に、冷
熱媒体からの冷熱エネルギまたは温熱媒体からの温熱エ
ネルギを吸収・蓄熱させておき、昼間の工場稼働時間帯
に、蓄熱槽33の蓄熱体33に吸収・蓄熱させておいた
冷熱エネルギまた温熱エネルギのうち、冷熱エネルギの
一部を熱交換器31を介して吸気冷却供給系4の吸気冷
却器30に供給し、ガスタービンプラント1の空気圧縮
機8で吸い込む空気の温度を低くさせ、その比重を高
め、発電機7から発生する電力出力を増加させ、冷熱エ
ネルギの残りを冷・温熱供給系35を介して工場の冷房
用に供給する一方、温熱エネルギを冷・温熱供給系35
を介して工場の暖房または給湯用に供給し、冬場の気温
低下に対処させ、エネルギの有効利用を図ったものであ
る。
【0032】本実施形態は、冷熱・温熱兼用蓄熱系3の
うち、夏期の季節の夜間のとき、冷熱蓄熱系5を駆動さ
せ、また夏期以外の季節の夜間のとき、温熱蓄熱系6を
駆動させる。すなわち、冷熱蓄熱系5は、蓄熱槽16の
被冷熱媒体を被冷熱媒体循環系20を介して圧縮式冷凍
機17の蒸発部27に供給するとともに、地下水等の冷
却水を冷熱媒体循環系23を介して圧縮式冷凍機17の
凝縮部28に供給し、ここで機内を循環する冷媒を利用
して被冷熱媒体を冷却し、冷却の際、冷熱エネルギを持
った冷熱媒体を蓄熱槽16に供給し、図2に示す蓄熱槽
16内に収容する蓄熱体33に冷熱エネルギを吸収・蓄
熱させる。
【0033】また、蓄熱体33は、冷熱(製氷)時、ガ
スタービンプラント1の吸気冷却運転時間が3時間未満
のとき、その内部をシャーベット状に製氷し、また、ガ
スタービンプラント1の吸気冷却運転時間が3時間以上
のとき、その内部をソリッド状に製氷することが好まし
い。製氷をシャーベット状またはソリッド状にしておけ
ば、冷熱媒体循環解氷系34を駆動させる際、迅速に解
氷できるので効果的である。
【0034】他方、温熱蓄熱系6は、まず、蓄熱槽16
の被温熱媒体を被加熱媒体循環系24aを介して冷水・
蒸気並列併用供給系2の熱交換器15に供給し、ここで
加温させ、被加熱媒体循環系24bを介して再び蓄熱槽
16に還流させる。
【0035】また、温熱蓄熱系6は、高温化した温熱媒
体を被温熱媒体循環系25a、冷熱媒体循環系23の一
部を介して圧縮式冷凍機17の凝縮部28に供給し、こ
こで、例えばヒーティングタワー等から冷熱媒体循環系
23の加熱媒体循環系26aを介して圧縮式冷凍機17
の蒸発部27に供給された熱媒体の顕熱を吸収して冷媒
を蒸発させ、ヒートポンプの原理で温熱媒体をさらに加
熱し、高温化した温熱媒体を被温熱媒体循環系25bを
介して蓄熱槽16に還流させ、図2に示す蓄熱槽16内
に収容する蓄熱体33に温熱エネルギを吸収・蓄熱させ
る。なお、蒸発部27で熱交換した後の熱媒体は、高温
熱媒体循環系26b、冷熱媒体循環系23の一部を介し
てヒーティングタワー等に再び還流する。
【0036】このように、本実施形態に係る熱電併給シ
ステムは、ガスタービンプラント1に冷水・蒸気並列併
用供給系2、冷熱・温熱兼用蓄熱系3、吸気冷却供給系
4を組み合わせ、夜間の電力利用の少ないとき、冷熱・
温熱兼用蓄熱系3を駆動させ、蓄熱槽16の蓄熱体33
に冷熱エネルギまたは温熱エネルギを蓄熱させておき、
昼間の工場稼動時、蓄熱しておいた冷却エネルギまたは
温熱エネルギのうち、冷熱エネルギと吸気冷却供給系4
の熱交換器31を介して吸気冷却器30に供給し、ガス
タービンプラント1の空気圧縮機8が吸い込む空気を冷
却させて発電機7の電気出力を増加させるとともに、工
場内の冷房用に供給する一方、温熱エネルギを工場内の
給湯用、暖房用等に供給し、熱エネルギの有効利用を図
ったので、動力設備の利用率を向上させて設備投資回収
の年月を短くさせることができ、熱エネルギの有効利用
に伴う燃料を少なくさせ、結果として炭酸ガス等の大気
汚染物による地球温暖化防止に寄与することができる。
【0037】図4は、本発明に係る熱電併給システムに
適用する蓄熱体の蓄熱量制御方法の第1実施形態を示す
概略ブロック図である。なお、この概略ブロック図は、
図1で示した実施形態を用い、冷熱エネルギ(氷蓄熱)
を生成する際に適用される。
【0038】本実施形態に係る熱電併給システムに適用
する蓄熱体の蓄熱量制御方法は、翌日の電力需要予測と
気温の予測に基づいて冷熱エネルギ(氷蓄熱)が生成さ
れる。
【0039】まず、電力需要の予測カーブに基づいて需
要電力を算出し、算出した需要電力から図3に示した昼
間の買電電力一定値の買電量を引いてガスタービンプラ
ントの発電量が設定される。
【0040】ガスタービンプラントの発電量が設定され
ると、本実施形態は、図1に示したガスタービンプラン
トのガスタービンから排出される排ガス(排熱)を熱源
として蒸気発生器で発生する蒸気量を算出し、算出した
蒸気量と、図1で示した冷水・蒸気並列併用供給系の吸
収式冷凍機の効率とに基づいて吸収式冷凍機から発生す
る冷熱量が算出される。
【0041】一方、翌日の気温予測値からガスタービン
プラントの吸気冷却供給系4に供給する冷却水量を予測
し、この冷却水量に見合う冷熱量が算出されるととも
に、翌日の気温予測値から工場で使用する冷房要求予想
量が過去の運転実績に基づいて算出される。これら算出
された吸気冷却供給系4への冷熱量と冷房要求予想量と
の合計冷熱量から上述吸収式冷凍機13で発生する冷熱
量を引いた冷熱量に基づいて冷熱蓄熱量が設定される。
この設定された冷熱蓄熱量を計算機に記憶させておき、
夜間電力を利用して図1に示した圧縮式冷凍機17を駆
動させ、翌日に必要な冷熱量を制御しながら冷熱エネル
ギ(氷蓄熱)を生成する。
【0042】他方、昼間の工場稼働時、買電量が契約電
力設定値を超えないように、図1に示した自家発電用と
してのガスタービンプラントを運転して電力を発生させ
るとともに、ガスタービンプラントのガスタービンから
排出される排ガスを利用して蒸気発生器で蒸気を発生さ
せ、この蒸気を吸収式冷凍機で冷熱に代え、冷房需要を
まかなう一方、蓄熱槽からも予め蓄熱させておいた冷房
用として冷熱が工場に供給されて冷房需要をまかなう。
さらに夏期の昼間の気温が高く、ガスタービンプラント
の出力が気温の影響を受けて買電量が契約電力設定値を
超えることがないように、蓄熱槽からの冷熱エネルギを
吸気冷却供給系4に供給し、ガスタービンプラントの出
力を増加させる。
【0043】このように、本実施形態は、翌日の電力需
要と翌日の気温とを予測し、予測した電力需要および気
温に基づいて前日の夜間の電力を利用して冷熱エネルギ
を制御しながら生成して蓄熱体に蓄熱させるので、翌日
の工場稼働の際、冷房用として、また電力需要増加に対
し、充分に対処させることができ、夜間電力の利用およ
び熱の有効利用に伴う燃料の消費を少なくさせて地球温
暖化防止に寄与することができる。
【0044】図5は、本発明に係る熱電併給システムに
適用する蓄熱体の蓄熱量制御方法の第2実施形態を示す
概略ブロック図である。なお、この概略ブロック図は、
図1で示した実施形態を用い、温熱エネルギ(温水蓄
熱)を生成する際に適用される。
【0045】本実施形態に係る熱電併給システムに適用
する蓄熱体の蓄熱量制御方法は、翌日の電力需要予測と
気温の予測に基づいて温熱エネルギ(温水蓄熱)が生成
される。
【0046】まず、電力需要の予測カーブに基づいて需
要電力を算出し、算出した需要電力から図3に示した昼
間の買電電力一定値の買電量を引いてガスタービンプラ
ントの発電量が設定される。
【0047】ガスタービンプラントの発電量が設定され
ると、本実施形態は、図1に示したガスタービンプラン
トのガスタービンから排出される排ガス(排熱)を熱源
として蒸気発生器11で発生する蒸気量を算出し、算出
した蒸気量から工場で使用する蒸気量を引いた残りの蒸
気量を、冷水・蒸気並列併用供給系のアキュムレータま
たは温水タンクの貯留量として算出する。
【0048】一方、翌日の気温予測値から、工場で使用
する暖房要求予想量が過去の運転実績に基づいて算出さ
れる。さらに、暖房要求予想量から上述アキュムレータ
等で貯留する蒸気量を引いた温熱量に基づいて温熱蓄熱
量が設定される。この設定された温熱蓄熱量を計算機に
記憶させておき、夜間電力を利用して図1に示した圧縮
式冷凍機を駆動させ、翌日に必要な温熱量を制御しなが
ら温熱エネルギ(温水蓄熱)を生成する。
【0049】他方、昼間の工場稼働時、買電量が契約電
力設定値を超えないように、図1に示した自家発電用と
してのガスタービンプラントを運転して電力を発生させ
るとともに、ガスタービンプラントのガスタービンから
排出される排ガスを利用して蒸気発生器で蒸気を発生さ
せ、この蒸気で暖房需要をまかなう一方、蓄熱槽からも
予め蓄熱させておいて暖房用としての温熱が工場に供給
されて暖房需要をまかなう。
【0050】このように、本実施形態は、翌日の電力需
要と翌日の気温とを予測し、予測した電力需要および気
温に基づいて前日の夜間の電力を利用して温熱エネルギ
を制御しながら生成して蓄熱体に蓄熱させるので、暖房
用として、また電力需用増加に対し、充分に対処させる
ことができ、夜間電力の利用および熱の有効利用に伴う
燃料の消費を少なくさせて地球温暖化防止に寄与するこ
とができる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明に係る熱電
併給システムおよびこれに適用する蓄熱体の蓄熱量制御
方法は、翌日の電力需要および気温を予測し、前日に夜
間の電力を使用して、上述の予測した電力需要および気
温に基づいて蓄熱体に冷熱エネルギまたは温熱エネルギ
を蓄熱させる一方、翌日の昼間の電力需要ピーク時にガ
スタービンプラントを駆動させるとともに、蓄熱させて
おいた冷熱エネルギをガスタービンプラントの吸気冷却
および工場の冷房用に供給し、また蓄熱させておいた温
熱エネルギを工場の暖房用に供給するので、エネルギの
有効利用率を高めることができ、結果として設備の投資
回収年月を短くさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱電併給システムの実施形態を示
す概略系統図。
【図2】本発明に係る熱電併給システムに適用する冷熱
・温熱兼用蓄熱系の実施形態を示す概略部分系統図。
【図3】本発明に係る熱電併給システムに適用する電力
需要傾向を示す線図。
【図4】本発明に係る熱電併給システムに適用する蓄熱
体の蓄熱量制御方法の第1実施形態を示す概略ブロック
図。
【図5】本発明に係る熱電併給システムに適用する蓄熱
体の蓄熱量制御方法の第2実施形態を示す概略ブロック
図。
【符号の説明】
1 ガスタービンプラント 2 冷水・蒸気並列併用供給系 3 冷熱・温熱兼用蓄熱系 4 吸気冷却供給系 5 冷熱蓄熱系 6 温熱蓄熱系 7 発電機 8 空気圧縮機 9 ガスタービン燃焼器 10 ガスタービン 11 蒸気発生器 12 蒸気供給系 13 吸収式冷凍機 14 アキュムレータ 15 熱交換器 16 蓄熱槽 17 圧縮式冷凍機 18 ポンプ 19a,19b 弁 20 被冷熱媒体循環系 21 ポンプ 22a,22b 弁 23 冷熱媒体循環系 24a,24b 被加熱媒体循環系 25a,25b 被温熱媒体循環系 26a,26b 加熱媒体循環系 27 蒸発部 28 凝縮部 29 モータ 30 吸気冷却器 31 熱交換器 32 ポンプ 33 蓄熱体 34 冷熱媒体循環解氷系 35 冷・温熱供給系 36 冷・温熱回収系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F28D 20/00 F02G 5/04 S 20/02 F28D 20/00 B // F02G 5/04 C (72)発明者 高柳 幹男 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 渡邊 裕 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 成田 正幸 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 青柳 和雄 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 永田 一衛 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 花村 一代 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝システムテクノロジー株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンプラントの排ガスを利用し
    て熱電併給を行う熱電併給システムにおいて、上記ガス
    タービンプラントに、冷水・蒸気並列併用供給系と、冷
    熱・温熱兼用蓄熱系と、上記ガスタービンプラントの空
    気圧縮機が吸い込む空気を冷却させる吸気冷却供給系と
    を組み合わせたことを特徴とする熱電併給システム。
  2. 【請求項2】 冷水・蒸気並列併用供給系は、ガスター
    ビンプラントのガスタービンから排出される排ガスを熱
    源として蒸気を発生させる蒸気発生器と、この蒸気発生
    器から発生した蒸気を工場に供給する蒸気供給系と、上
    記蒸気発生器から発生した蒸気を駆動源に利用し、冷水
    を生成して冷房用に供給する吸収式冷凍機と、上記蒸気
    発生器から発生した蒸気を貯留させるアキュムレータ
    と、上記蒸気発生器から発生した蒸気と冷熱・温熱兼用
    蓄熱系からの被加熱媒体とを熱交換させる熱交換器とを
    並列配置して構成したことを特徴とする請求項1に記載
    の熱電併給システム。
  3. 【請求項3】 冷熱・温熱兼用蓄熱系は、冷熱運転のと
    き冷熱エネルギを蓄熱させ、温熱運転のとき温熱エネル
    ギを蓄熱させる蓄熱体を収容する蓄熱槽と、冷熱運転の
    とき、蓄熱槽の冷熱媒体を圧縮式冷凍機の蒸発部を介し
    て循環させる被冷熱媒体循環系と、上記圧縮式冷凍機の
    凝縮部に接続され、冷却源から供給される冷熱媒体を循
    環させる冷熱媒体循環系と、温熱運転のとき、上記蓄熱
    槽の温熱媒体を冷水・蒸気並列併用供給系の熱交換器を
    介して循環させる被加熱媒体循環系と、上記蓄熱槽から
    供給される温熱媒体を上記圧縮式冷凍機の凝縮部を介し
    て循環させる被温熱媒体循環系と、上記圧縮式冷凍機の
    蒸発部を介して接続され、加熱源から供給される熱媒体
    を循環させる加熱媒体循環系とを備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載の熱電併給システム。
  4. 【請求項4】 蓄熱槽は、ガスタービンプラントの吸気
    冷却運転時間が3時間未満のとき、その槽内に収容する
    蓄熱体の内部をソリッド状に製氷することを特徴とする
    請求項3に記載の熱電併給システム。
  5. 【請求項5】 蓄熱槽は、ガスタービンプラントの吸気
    冷却運転時間が3時間以上であるとき、その槽内に収容
    する蓄熱体の内部をソリッド状に製氷することを特徴と
    する請求項3に記載の熱電併給システム。
  6. 【請求項6】 蓄熱槽は、その槽内に収容する蓄熱体の
    内部を製氷させる被冷熱媒体循環系と、上記蓄熱体の内
    部を解氷させる冷熱媒体循環解氷系とを備えたことを特
    徴とする請求項3に記載の熱電併給システム。
  7. 【請求項7】 吸気冷却供給系は、冷熱・温熱兼用蓄熱
    系の蓄熱槽から供給される冷熱媒体と冷却水とを熱交換
    させる熱交換器と、ガスタービンプラントの空気圧縮機
    が吸い込む空気を上記熱交換器からの冷却水で冷却させ
    る吸気冷却器とを備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の熱電併給システム。
  8. 【請求項8】 熱電併給システムを用いて冷熱蓄熱運転
    を行うとき、翌日の電力需要予測から買電電力量を引い
    てガスタービンプラントの発電量を設定し、設定された
    発電量に基づくガスタービンプラントのガスタービンか
    ら排出される排ガスを熱源として冷水・蒸気並列併用供
    給系の蒸気発生器から発生する蒸気量を算出し、算出し
    た蒸気量から工場で使用する蒸気量を引いた残り蒸気量
    を算出し、算出された残り蒸気量と上記冷水・蒸気並列
    併用供給系の吸収式冷凍機の効率とに基づいて吸収式冷
    凍機から発生する冷熱量を算出する一方、翌日の気温予
    測からガスタービンプラントの吸気冷却供給系に供給す
    る冷却水量を予測し、この冷却水量に見合う冷熱量を算
    出し、翌日の気温予測から工場で使用する冷房要求予想
    量を過去の運転実績に基づいて算出し、算出した上記吸
    気冷却供給系の冷熱量と上記冷房要求予想量との合計冷
    熱量から上記吸収式冷凍機で発生する冷熱量を引いた冷
    熱量に基づいて冷熱蓄熱量を設定し、設定された冷熱蓄
    熱量に基づいて冷熱・温熱兼用蓄熱系の蓄熱槽内に収容
    する蓄熱体に冷熱エネルギを蓄熱させることを特徴とす
    る熱電併給システムに適用する蓄熱体の蓄熱量制御方
    法。
  9. 【請求項9】 熱電併給システムを用いて温熱蓄熱運転
    を行うとき、翌日の電力需要予測から買電電力量を引い
    てガスタービンプラントの発電量を設定し、設定された
    発電量に基づくガスタービンプラントのガスタービンか
    ら排出される排ガスを熱源として冷水・蒸気並列併用供
    給系の蒸気発生器から発生する蒸気量を算出し、算出し
    た蒸気量から工場で使用する蒸気量を引いた残りの蒸気
    量を冷水・蒸気並列併用供給系のアキュムレータの貯留
    量として算出するとともに、翌日の気温予測から工場で
    使用する暖房要求予想量を過去の実績に基づいて算出
    し、算出した暖房要求予想量から上記アキュムレータで
    貯留する蒸気量を引いた温熱量に基づいて温熱蓄熱量を
    設定し、設定された温熱蓄熱量に基づいて冷熱・温熱兼
    用蓄熱系の蓄熱槽内に収容する蓄熱体に温熱エネルギを
    蓄熱させることを特徴とする熱電併給システムに適用す
    る蓄熱体の蓄熱量制御方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007064049A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Hitachi Eng Co Ltd ガスタービンコージェネレーション設備の廃熱回収システム
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CN112727603A (zh) * 2020-12-09 2021-04-30 华电电力科学研究院有限公司 一种应用于陆地沙漠简单循环燃机发电与温差发电的联合发电方法
JP2021162019A (ja) * 2020-03-30 2021-10-11 郭宣▲華▼ 中間冷却復熱式ガスタービン及び冷媒複合ボトミングサイクルの複合化システム
CN114856824A (zh) * 2022-05-27 2022-08-05 华能桂林燃气分布式能源有限责任公司 一种双级冷却耦合冰蓄冷的燃机进气冷却系统及冷却方法

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JP7241794B2 (ja) 2020-03-30 2023-03-17 郭宣▲華▼ 中間冷却復熱式ガスタービン及び冷媒複合ボトミングサイクルの複合化システム
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