JP2002173154A - ジッパストリップ付き袋 - Google Patents

ジッパストリップ付き袋

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JP2002173154A
JP2002173154A JP2000367961A JP2000367961A JP2002173154A JP 2002173154 A JP2002173154 A JP 2002173154A JP 2000367961 A JP2000367961 A JP 2000367961A JP 2000367961 A JP2000367961 A JP 2000367961A JP 2002173154 A JP2002173154 A JP 2002173154A
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JP
Japan
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female
male
zipper strip
film
powder
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Application number
JP2000367961A
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English (en)
Inventor
Hiromichi Inagaki
宏道 稲垣
Shigeru Takahashi
盛 高橋
Akira Nishibe
彰 西部
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PLASTO KK
Nishibe Kikai Co Ltd
Original Assignee
PLASTO KK
Nishibe Kikai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 雌型ジッパストリップに粉体が進入して滞留
することを回避できて雄型ジッパストリップと雌型ジッ
パストリップとの噛合反復を保障しえて、生産性が悪く
ならず生産コストが高く付かない,袋本体の開口を閉じ
るジッパストリップ付き袋の提供。 【解決手段】 雌型ジッパストリップ2が、袋本体A開
口内面に固着される雌型側ウエブと、雌型側ウエブ2a
より一体に隆出して成形されていて雄型噛合部1bを溝
空間に受け入れてスナップ掛止する雌型噛合部2bとか
らなり、少なくとも雌型のジッパーに設けられていて帯
状フィルムからなり両縁をウエブに固着されて中程で雌
型噛合部を覆っていて雌型噛合部への粉体の進入を防ぎ
かつ雄型噛合部の雌型噛合部への進入係合を許すように
弛んでいて雄型噛合部の雌型噛合部への進入係合時には
自身も雌型噛合部に入り込むことができるように所要薄
膜な厚みの薄い粉体等進入防止フィルム3,4を備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、粉体包装用の袋本体
に採用して雌型ジッパストリップに粉体が進入して滞留
することを回避できて雄型ジッパストリップと雌型ジッ
パストリップとの噛合反復を保障でき、又、アルコール
や芳香剤等の揮発成分が入っている製品や脱酸素剤を入
れる製品の袋本体に採用して気体や揮発成分の流通を完
全に遮断できる,ジッパストリップ付き袋に関する。
【0002】
【従来の技術】ジッパストリップ及びジッパストリップ
付き袋に関する先行技術特許文献としては、例えば、特
願平10-296884号、特願平9-118343号、特願平9-39987
号、特願平8-169451号、特願平16-255633号、特願平6-9
9991号、特願平5-94139号がある。これらは、粉体包装
用の袋本体に採用する場合、雌型ジッパストリップの雌
型噛合部の溝空間に粉体が進入して滞留することを回避
できないので、開け閉めを多数回行うと、特に、袋を傾
けて粉体を取り出すと、雌型ジッパストリップの溝空間
に粉体が進入して滞留して、雄型ジッパストリップと雌
型ジッパストリップとが噛合不良になる。この不具合を
解消できる技術として、雌型ジッパストリップの雌型噛
合部の袋内方側部分に、雌型噛合部の溝空間と袋内方を
連通する小孔を細かいピッチで設けておいて、雌型ジッ
パストリップの雌型噛合部の溝空間に粉体が進入し滞留
しても、雄型ジッパストリップが粉体を溝空間から小孔
を通して袋内方へ押し出すことにより雄型ジッパストリ
ップと雌型ジッパストリップとが噛合不良になるのを回
避できるとする発明が米国のパッケージに関する展示会
で外国企業より発表されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、雌型ジ
ッパストリップの雌型噛合部の袋内方側部分に、雌型噛
合部の溝空間と袋内方を連通する小孔を細かいピッチで
設けるために、抜き型が必要であり、生産性が極端に悪
く、生産コストが高くつく欠点がある。しかも、雄型ジ
ッパストリップが粉体を溝空間から小孔を通して袋内方
へ押し出すことができるのは一部であり、溝空間内で小
孔の真上の位置から外れているところの粉体を小孔から
押し出すことはできないので、少量ずつ堆積していき、
雄型噛合部と雌型噛合部の嵌合が次第に悪くなる不具合
があり、噛合不良になるのを完全には解決されていな
い。他方、従来の袋本体の開口を閉じるジッパストリッ
プは、袋本体の開口をとじて嵌合状態にある雄型噛合部
と雌型噛合部の微小な隙間を気体の微小な流通を許して
おり完全に遮断することができなかったので、湿布膏薬
や滅菌ティッシュや滅菌脱脂綿のようにアルコールや芳
香剤その他の揮発成分が入っている製品や食品の酸化防
止を行い鮮度保持や保存期間を延長するための脱酸素剤
を入れる製品の包装袋に採用して気体や揮発成分の流通
を完全に遮断できる,ジッパストリップ付き袋に採用す
ることは不適であった。
【0004】本願発明は、粉体包装用の袋本体に採用し
て雌型ジッパストリップに粉体が進入して滞留すること
を回避できて雄型ジッパストリップと雌型ジッパストリ
ップとの噛合反復を保障でき、又、アルコール等の揮発
成分が入っている製品や脱酸素剤を入れる製品の包装袋
に採用して気体や揮発成分の流通を完全に遮断できる,
包装袋の開口を閉じるジッパストリップ付き袋を提供す
ることを目的としている。又、本願発明は、生産性が悪
くならず生産コストが高くつくことがない,ジッパスト
リップ付き袋を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願第一の発明は、再閉
可能な袋本体と、該袋本体の開口部の対向内面に取り付
けられ袋本体の開口を閉じる雄型ジッパストリップと雌
型ジッパストリップとからなるジッパストリップを備
え、雄型ジッパストリップが、袋本体開口内面に固着さ
れる雄型側ウエブと、該雄型側ウエブより一体に隆出し
て成形されている雄型噛合部からなり、雌型ジッパスト
リップが、袋本体開口内面に固着される雌型側ウエブ
と、該雌型側ウエブより一体に隆出して成形されていて
前記雄型噛合部を溝空間に受け入れてスナップ掛止する
雌型噛合部からなるジッパストリップ付き袋であって、
帯状フィルムからなり両縁を雌型側ウエブの両縁及び/
又は雌型側ウエブの両縁を超えた袋本体内面に固着され
て中程で雌型噛合部を覆っていて雌型噛合部への粉体・
流体の進入を防ぎかつ雄型噛合部の雌型噛合部への進入
係合を許すように弛んでいる雌型側粉体等進入防止フィ
ルムを備えているか、又は、帯状フィルムからなり両縁
を雌型側ウエブの両縁及び/又は雌型側ウエブの両縁を
超えた袋本体内面に固着されて中程で雌型噛合部を覆っ
ていて雌型噛合部への粉体・流体の進入を防ぎかつ雄型
噛合部の雌型噛合部への進入係合を許すように弛んでい
る雌型側粉体等進入防止フィルムを備えているととも
に、帯状フィルムからなり両縁を雄型側ウエブの両縁及
び/又は雄型側ウエブの両縁を超えた袋本体内面に固着
されて中程で雄型噛合部を覆っている雄型側粉体等進入
防止フィルムを備え、雄型噛合部の雌型噛合部への進入
係合時には雄型側粉体等進入防止フィルムが雌型側粉体
等進入防止フィルムに密着して共に雌型噛合部に押し込
まれ、雄型噛合部が雌型噛合部から脱出するときは雌型
側粉体等進入防止フィルムも脱出するように構成されて
いる,ことを特徴とするジッパストリップ付き袋を提供
するものである。
【0006】本願第二の発明は、再閉可能な袋本体と、
該袋本体の開口部の対向内面に取り付けられ袋本体の開
口を閉じる雄型ジッパストリップと雌型ジッパストリッ
プとからなるジッパストリップを備え、雄型ジッパスト
リップが、袋本体開口内面に固着される雄型側ウエブ
と、該雄型側ウエブより一体に隆出して成形されている
雄型噛合部からなり、雌型ジッパストリップが、袋本体
開口内面に固着される雌型側ウエブと、該雌型側ウエブ
より一体に隆出して成形されていて前記雄型噛合部を溝
空間に受け入れてスナップ掛止する雌型噛合部からなる
ジッパストリップ付き袋であって、帯状フィルムからな
り両縁を雌型側ウエブの両縁及び/又は雌型側ウエブの
両縁を超えた袋本体内面に固着されて中程で雌型噛合部
を覆っていて雌型噛合部への粉体・流体の進入を防ぎか
つ雄型噛合部の雌型噛合部への進入係合を許すように弛
んでいる雌型側粉体等進入防止フィルムを備えていると
ともに、帯状フィルムからなり両縁を雄型側ウエブの両
縁及び/又は雄型側ウエブの両縁を超えた袋本体内面に
固着されて中程で雄型噛合部を覆っている雄型側粉体等
進入防止フィルムを備え、雄型噛合部の雌型噛合部への
進入係合時には雄型側粉体等進入防止フィルムが雌型側
粉体等進入防止フィルムに密着して共に雌型噛合部に押
し込まれ、雄型噛合部が雌型噛合部から脱出するときは
雌型側粉体等進入防止フィルムも脱出するように構成さ
れ、袋本体並びに雄型側粉体等進入防止フィルム及び雌
型側粉体等進入防止フィルムが、ガスバリヤー性を有し
ているか、又はガスバリヤー性・静電防止性を有してい
る積層フィルムよりなる,ことを特徴とするジッパスト
リップ付き袋を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本願発明のジッパストリップ付き
袋について図面を参照して説明する。図1は、本願発明
の実施の形態に係るスタンディングパックの開口内面に
ジッパストリップを取り付けたジッパストリップ付き袋
を示す。このジッパストリップ付き袋は、適宜の袋構造
の再閉可能な袋本体(袋本体)Aと、該袋本体Aの開口
部の対向内面に取り付けられるジッパストリップBを備
え、特に、ジッパストリップBの部分に、雌型側粉体等
進入防止フィルム3と雄型側粉体等進入防止フィルム4
を備えていて、袋本体A並びに雌型側粉体等進入防止フ
ィルム3及び雄型側粉体等進入防止フィルム4が、ガス
バリヤー性を有しているか、又はガスバリヤー性・静電
防止性を有している積層フィルムよりなることに特徴が
ある。
【0008】袋本体Aは、スタンディングパック、四方
シールパック、三方シールパック等、適宜の袋構造であ
って良いが、図は、スタンディングパックを示してい
る。袋本体Aは、例えばバリアナイロンフィルム、又は
シリカ蒸着PETフィルム等のガスバリヤー性を有する
フィルムが積層されている。これは、湿布膏薬や滅菌テ
ィッシュや滅菌脱脂綿のようにアルコールや芳香剤その
他の揮発成分が入っている製品や食品の酸化防止を行い
鮮度保持や保存期間を延長するための脱酸素剤を入れる
製品の包装袋に採用して気体や揮発成分の流通を完全に
遮断できるようにするためである。当然のことながら、
完全なるガスバリヤー性を必要としないジッパストリッ
プ付き袋で良い場合には、袋本体Aは、ガスバリヤー性
を有しないフィルムの積層構造として良い。なお、袋本
体Aには、ジッパストリップBよりも開口側に袋を開封
するためのノッチがある。
【0009】図2に示すように、ジッパストリップB
は、雄型ジッパストリップ1と雌型ジッパストリップ2
とからなる。雄型ジッパストリップ1は、袋本体開口内
面に固着される雄型側ウエブ1aと、該雄型側ウエブ1a
より一体に隆出して成形されている雄型噛合部1bから
なる。雌型ジッパストリップ2は、袋本体開口内面に固
着される雌型側ウエブ2aと、該雌型側ウエブ2aより一
体に隆出して成形されていて前記雄型噛合部1bを溝空
間に受け入れてスナップ掛止する雌型噛合部2bからな
る。
【0010】雄型側粉体等進入防止フィルム3は、帯状
の積層フィルムからなり両縁を雄型側ウエブ1aの両縁
及び雄型側ウエブ1aの両縁を超えた袋本体A内面に固
着されて中程で雄型噛合部1bを覆っている。雌型側粉
体等進入防止フィルム4は、帯状の積層フィルムからな
り両縁を雌型側ウエブ2aの両縁及び雌型側ウエブ2aの
両縁を超えた袋本体A内面に固着(熱溶着)されて中程
で雌型噛合部2bを覆っていて雌型噛合部2bの溝内への
粉体・流体の進入を防ぎかつ雄型噛合部1bの雌型噛合
部2bへの進入係合を許すように弛んでいる。図1(a)か
ら分かるように、雌型側粉体等進入防止フィルム3と雌
型側粉体等進入防止フィルム4の両端同士は、袋本体A
のサイドシールを行うときにシーラントにより相互固着
する必要がある。
【0011】そして、雄型噛合部1bの雌型噛合部2bへ
の進入係合時には、雄型側粉体等進入防止フィルム3が
雌型側粉体等進入防止フィルム4に密着して共に雌型噛
合部2bの溝空間に押し込まれ、雄型噛合部1bが雌型噛
合部2bから脱出するときは雌型側粉体等進入防止フィ
ルム4も脱出するように構成されている。雄型側粉体等
進入防止フィルム3が雌型側粉体等進入防止フィルム4
に密着して共に雌型噛合部2bの溝空間に押し込まれた
状態では、雄型側粉体等進入防止フィルム3と雌型側粉
体等進入防止フィルム4の間の気体の通過を完全に遮断
することができる。雌型側粉体等進入防止フィルム4が
弛んで固着されていること、及び雌型側粉体等進入防止
フィルム4が伸びることにより、雄型噛合部1bの雌型
噛合部2bへの進入係合時に、該雌型側粉体等進入防止
フィルム4が雌型側ウエブ2aの溝内に押し込まれるこ
とを寸法上保障している。ジッパストリップBがガスバ
リヤー性を有しないプラスチック材料で成形されるので
あるが、袋本体A並びに雄型側粉体等進入防止フィルム
3と雌型側粉体等進入防止フィルム4が、ガスバリヤー
性を有している積層フィルムとした場合には、袋全体と
して、完全なるガスバリヤー性を備えたジッパストリッ
プ付き袋となる。このため、湿布膏薬や滅菌ティッシュ
や滅菌脱脂綿のようにアルコールや芳香剤その他の揮発
成分が入っている製品や食品の酸化防止を行い鮮度保持
や保存期間を延長するための脱酸素剤を入れる製品の包
装袋に採用して気体や揮発成分の流通を完全に遮断でき
る。雄型側粉体等進入防止フィルム3と雌型側粉体等進
入防止フィルム4の各端縁が、雄型側ウエブ1a又は雌
型側ウエブ2aの端縁に一致して終わって固着されてい
ても、完全なる防湿性・ガスバリア性を備えることがで
きる。さらに、雄型側粉体等進入防止フィルム3と雌型
側粉体等進入防止フィルム4の各端縁が、雄型側ウエブ
1a又は雌型側ウエブ2aの端縁を超えて伸びていて袋本
体Aの内面に固着されていて、雄型側ウエブ1a又は雌
型側ウエブ2aの端縁には固着されていなくても良く、
完全なる防湿性・ガスバリア性を備えることができる。
完全なる防湿性・ガスバリア性・静電防止性を備えたジ
ッパストリップ付き袋としては、雄型側粉体等進入防止
フィルム3と雌型側粉体等進入防止フィルム4を備え、
かつ、袋本体Aと雄型側粉体等進入防止フィルム3と雌
型側粉体等進入防止フィルム4がガスバリヤー性を有し
ているか、又はガスバリヤー性・静電防止性を有してい
ることが必要十分な構成要素である。完全なるガスバリ
ヤー性を備えたジッパストリップ付き袋の用途として
は、防湿性・ガスバリア性を必要とする乾燥品、例え
ば、削りかつお、とろろ昆布、海苔、コーヒー、ココア
等と、防湿性・ガスバリア性を必要とする一般食品、例
えば、生菓子、洋菓子、和菓子、水産練製品、畜産加工
品、酪農加工品等、防湿性・ガスバリア性を必要とする
医薬品、例えば、シップ薬、経皮吸収薬等が挙げられ
る。
【0012】本願発明において、ガスバリア性を必要と
しない場合には、袋本体Aと雄型側粉体等進入防止フィ
ルム3と雌型側粉体等進入防止フィルム4について、製
造コストを低く抑えるためにガスバリア性を備えないフ
ィルムの積層構造とする。本願発明において、ガスバリ
ア性を有していなくてもなお、ジッパストリップ付き袋
の大きな特徴を有している。それは、雌型側粉体等進入
防止フィルム4が雌型噛合部2bを覆っていて雌型噛合
部2bの溝内への粉体・流体の進入を防ぐようになって
いて、雄型噛合部1bの雌型噛合部2bへの進入係合時に
は、雌型側粉体等進入防止フィルム4が雌型噛合部2b
の溝空間に押し込まれ、雄型噛合部1bが雌型噛合部2b
から脱出するときは雌型側粉体等進入防止フィルム4も
脱出して再び雌型噛合部2bの溝内への粉体・流体の進
入を防ぐように復帰するようになっている。従って、本
願発明は粉体包装用のジッパストリップ付き袋として好
適である。従って、雌型噛合部2bの溝空間に粉体が詰
まって雄型噛合部1bと雌型噛合部2bの嵌合が不良、さ
らに不能になることを回避できる。この機能・効果は、
雄型側粉体等進入防止フィルム3が備わっていなくても
同様である。すなわち、本願発明は、雌型噛合部2bの
溝空間に粉体が詰まって雄型噛合部1bと雌型噛合部2b
の嵌合が不良、さらに不能になることを回避できる粉体
包装用のジッパストリップ付き袋としては、雌型側粉体
等進入防止フィルム4を備えていることが必要十分な構
成要素である。完全なガスバリヤー性を必要としないジ
ッパストリップ付き袋とする場合には、内層フィルムに
静電防止剤を塗布するか、内層フィルムをラミネートす
る段階で樹脂に静電防止剤を練り込むのが良い。
【0013】袋本体Aは、積層フィルムよりなり最内層
のフィルムが例えば未延伸の低密度ポリエチレンフィル
ム、直鎖形ポリエチレンフィルム、又はポリエチレンフ
ィルム等のシーラントフィルムになっている。袋本体A
についてガスバリヤー性を持たせるフィルムの積層構造
の具体例としては、ジッパストリップBの材質は、ポリ
プロピレンフィルムあるいはポリエチレンフィルムであ
る。ジッパストリップBの材質がポリプロピレンのと
き、袋本体Aの最内層のシーラントフィルムは低密度ポ
リプロピレンフィルムが選択され、又、ジッパストリッ
プBの材質がポリエチレンのとき、袋本体Aの最内層の
シーラントフィルムはポリエチレンフィルムが選択され
る。雌型側粉体等進入防止フィルム3及び雌型側粉体等
進入防止フィルム4の積層構造は、ジッパストリップB
の材質がポリプロピレンであり、かつ袋本体Aの最内層
のシーラントフィルムが未延伸の低密度ポリエチレンフ
ィルム、又は直鎖形ポリエチレンフィルムであるとき
は、基材フィルムの両側のラミネート形成される外層フ
ィルムには低密度ポリプロピレンフィルムに選択され、
又、ジッパストリップBの材質がポリエチレンであり、
かつ袋本体Aの最内層のシーラントフィルムがポリエチ
レンフィルムであるときは、基材フィルムの両側のラミ
ネート形成される外層フィルムにはポリエチレンフィル
ムに選択される。
【0014】袋本体Aについて、ガスバリヤー性を持た
せるフィルムの積層構造の具体例を下記する。 (1) OPP 20μmm/EVOH 20μmm/LLPPE 50μmm ・・・・(外
層/中間層/内層) (2) OPP 20μmm/PET・SiOx 12μmm/LLPDE 50μmm ・・・
・(外層/中間層/内層) (3) PET・SiOx 12μmm/LLPDE 100μmm ・・・・(外層/内
層) (4) PET・SiOx 12μmm/CPP 60μmm ・・・・(外層/内
層) (5) O-PA・SiOx 15μmm/LLPDE 80μmm ・・・・(外層/内
層) (6) O-PET 12μmm/A 19μmm/LLPDE 70μmm・・・・(外層
/中間層/内層) (7) PT#300(約20μmm)/紙/LDPE 20μmm ・・・・(外層
/中間層/中間層/中間層/内層) (8) 紙/LDPE 20μmm/A 19μmm/LLPDE 50μmm・・・・
(外層/中間層/中間層/内層)
【0015】又、ジッパストリップBの材質がポリプロ
ピレンのときの雌型側粉体等進入防止フィルム3及び雌
型側粉体等進入防止フィルム4について、ガスバリヤー
性を持たせるフィルムの積層構造の具体例を下記する。 (1) CPP 20μmm/PET・SiOx 12μmm/CPP 20μmm ・・・・
(ジッパストリップ側外層/内層/外層) (2) CPP 20μmm/PET・Al2O3 12μmm/CPP 20μmm ・・・・
(ジッパストリップ側外層/内層/外層) (3) CPP用シール剤 2μmm/PET・SiOx 12μmm/CPP用シール剤
2μmm・・・・(ジッパストリップ側外層/内層/外層) (4) CPP用シール剤2μmm/PET・Al2O3 12μmm/CPP用シール剤
2μmm・・・・(ジッパストリップ側外層/内層/外層)
【0016】又、ジッパストリップBの材質がポリエチ
レンのときの雌型側粉体等進入防止フィルム3及び雌型
側粉体等進入防止フィルム4について、ガスバリヤー性
を持たせるフィルムの積層構造の具体例を下記する。 (1) PE 20μmm/PET・SiOx 12μmm/PE 20μmm ・・・・
(ジッパストリップ側外層/内層/外層) (2) PE 20μmm/PET・Al2O3 12μmm/PE 20μmm ・・・・
(ジッパストリップ側外層/内層/外層) (3) PE用シール剤 2μmm/PET・SiOx 12μmm/PE用シール剤 2
μmm ・・・・(ジッパストリップ側外層/内層/外層) (4) PE用シール剤 2μmm/PET・Al2O3 12μmm/PE用シール剤
2μmm ・・・・(ジッパストリップ側外層/内層/外層) [上記において、OPPは二軸延伸ホ゜リフ゜ロヒ゜レンフィルム、O−PET
は二軸延伸ホ゜リエチレンテレフタレートフィルム、PET−SiOxはシリカ蒸着PE
T、PET−Al2O3はアルミナ蒸着PET、O-PAは二軸延伸ホ゜リアミト゛フ
ィルム、O-PA・SiOxはシリカ蒸着ホ゜リアミト゛フィルム、PTは再生セルロース
フィルム、ALはアルミ箔、EVOHはエチレンヒ゛ニルアルコール、LDPEは低密度ホ゜リ
アチレンフィルム、LLDPEは直鎖形低密度ホ゜リアチレンフィルム、CPPは未延
伸ホ゜リフ゜ロヒ゜レンフィルムを表示する。] 袋本体Aの積層構造材質について、フィルムにガスバリ
ヤー性を持たせる必要がない用途向けには、上記のPET
・SiOxやPET・Al2O3についてガスバリヤー性を有しない
フィルム、例えば、OPPに替えてことができて、内層フ
ィルムに静電防止剤を塗布するか、内層フィルムをラミ
ネートする段階で樹脂に静電防止剤を練り込むのが良
い。静電防止剤としては、例えば、アルティック株式会
社の商品名:BONDEIP(ホ゛ンテ゛ィッフ゜)を使用できる。
【0017】図3は、断面形状が異なるジッパストリッ
プBを示している。雄型噛合部1bと平行に直立してフ
ック部を有している。雌型噛合部2bは断面楔形であ
る。この形状のジッパストリップBは、ポリプロピレン
製である場合が一般的であり、欧米で普及している。図
3に示すジッパストリップBは、図2に示すジッパスト
リップBと機能に相違はなく、図3に示す雄型側粉体等
進入防止フィルム3と雌型側粉体等進入防止フィルム4
についても、図2に示す雄型側粉体等進入防止フィルム
3と雌型側粉体等進入防止フィルム4と機能・積層構造
・材質等に相違はない。
【0018】図4は、さらに断面形状が異なるジッパス
トリップBを示している。雄型噛合部1bと平行に直立
してフック部を有している。このジッパストリップBの
特徴は、雌型ジッパストリップ2が、袋本体開口内面に
固着される雌型側ウエブ2aと、該雌型側ウエブ2aより
一体に隆出して成形されていて前記雄型噛合部1bを溝
空間に受け入れてスナップ掛止する雌型噛合部2bと、
雌型側ウエブ2aの両縁より雌型噛合部2bの側に雌型側
ウエブ2aと略平行に折り返して延在する板ばね部2c,
2cからなる。雄型噛合部1bを雌型噛合部2bに嵌合す
る時には、雄型側粉体等進入防止フィルム3と雌型側粉
体等進入防止フィルム4が雌型側ウエブ2aの溝内に押
し込まれ、これによって、雌型側粉体等進入防止フィル
ム4が固着されている板ばね部2c,2cの張出端が雌型
側粉体等進入防止フィルム4によって引っ張られて雌型
側ウエブ2aから離れるようになっており、又、雌型側
粉体等進入防止フィルム4が伸びることが雄型噛合部1
bが雌型噛合部2bに進入係合する時に、該雌型側粉体等
進入防止フィルム4が雌型側ウエブ2aの溝内に押し込
まれることを寸法上保障している。又、雄型噛合部1b
が雌型噛合部2bから離脱する時には、板ばね部2c,2c
の張出端が雌型側ウエブ2aから元位置に復帰し、これ
によって、雌型側粉体等進入防止フィルム4が引っ張ら
れて雌型側ウエブ2aの溝内から能動的に自己引出しす
るようになっている。この実施例では、雌型側粉体等進
入防止フィルム4の張込みを緊張させることができる。
【0019】
【発明の効果】本願第一の発明に係るジッパストリップ
付き袋は、粉体包装用の袋本体に採用して雌型ジッパス
トリップに粉体が進入して滞留することを回避できて雄
型ジッパストリップと雌型ジッパストリップとの噛合反
復を保障できる。本願第二の発明に係るジッパストリッ
プ付き袋は、上記の本願第一の発明の効果に加えて、ア
ルコール等の揮発成分が入っている製品や脱酸素剤を入
れる製品の袋本体に採用して気体や揮発成分の流通を完
全に遮断できる。又、本願発明に係るジッパストリップ
付き袋は、従来の技術の記載欄において説明した,雌型
ジッパストリップの溝空間に粉体が進入して滞留して
も、雄型ジッパストリップが粉体を溝空間から小孔を通
して袋内方へ押し出すことにより雄型ジッパストリップ
と雌型ジッパストリップとが噛合不良になるのを回避で
きるとする発明に比べて、生産性が悪くならず生産コス
トが高く付かない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本願発明の実施の形態に係るスタンデ
ィングパックの開口内面にジッパストリップを取り付け
たジッパストリップ付き袋の正面図、(b)は断面図。
【図2】図1のジッパストリップ付き袋のジッパストリ
ップの部分の拡大断面図であって、(a)は雄型ジッパ
ストリップと雌型ジッパストリップの嵌合状態を示す
図、(b)は雄型ジッパストリップと雌型ジッパストリ
ップの離脱状態を示す図。
【図3】断面形状が異なるジッパストリップを備えてい
る図1のジッパストリップ付き袋のジッパストリップの
部分の拡大断面図であって、(a)は雄型ジッパストリ
ップと雌型ジッパストリップの嵌合状態を示す図、
(b)は雄型ジッパストリップと雌型ジッパストリップ
の離脱状態を示す図。
【図4】さらに断面形状が異なるジッパストリップを備
えている図1のジッパストリップ付き袋のジッパストリ
ップの部分の拡大断面図であって、雄型ジッパストリッ
プと雌型ジッパストリップの嵌合状態を示す図。及び
(b)は断面図。
【符号の説明】
A・・・袋本体、B・・・袋本体ジッパストリップ、1
・・・雄型ジッパストリップ、1a・・・雄型側ウエ
ブ、1b・・・雄型噛合部、2・・・雌型ジッパストリ
ップ、2a・・・雌型側ウエブ、2b・・・雌型噛合部、
2c,2c・・・板ばね部、3・・・雄型側粉体等進入防
止フィルム、4・・・雌型側粉体等進入防止フィルム、
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月5日(2000.12.
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本願第一の発明は、再閉
可能な袋本体と、該袋本体の開口部の対向内面に取り付
けられ袋本体の開口を閉じる雄型ジッパストリップと雌
型ジッパストリップとからなるジッパストリップを備
え、雄型ジッパストリップが、袋本体開口内面に固着さ
れる雄型側ウエブと、該雄型側ウエブより一体に隆出し
て成形されている雄型噛合部からなり、雌型ジッパスト
リップが、袋本体開口内面に固着される雌型側ウエブ
と、該雌型側ウエブより一体に隆出して成形されていて
前記雄型噛合部を溝空間に受け入れてスナップ掛止する
雌型噛合部からなるジッパストリップ付き袋であって、
帯状フィルムからなり両縁を雌型側ウエブの両縁及び/
又は雌型側ウエブの両縁を超えた袋本体内面に固着され
て中程で雌型噛合部を覆っていて雌型噛合部への粉体・
流体の進入を防ぎかつ雄型噛合部の雌型噛合部への進入
係合を許すように弛んでいる雌型側粉体等進入防止フィ
ルムを備えているか、又は、帯状フィルムからなり両縁
を雌型側ウエブの両縁及び/又は雌型側ウエブの両縁を
越えた袋本体内面に固着されて中程で雌型噛合部を覆っ
ていて雌型噛合部への粉体・流体の進入を防ぎかつ雄型
噛合部の雌型噛合部への進入係合を許すように弛んでい
る雌型側粉体等進入防止フィルムを備えているととも
に、帯状フィルムからなり両縁を雄型側ウエブの両縁及
び/又は雄型側ウエブの両縁を超えた袋本体内面に固着
されて中程で雄型噛合部を覆っている雄型側粉体等進入
防止フィルムを備え、雄型噛合部の雌型噛合部への進入
係合時には雄型側粉体等進入防止フィルムが雌型側粉体
等進入防止フィルムに密着して共に雌型噛合部に押し込
まれ、雄型噛合部が雌型噛合部から脱出するときは雌型
側粉体等進入防止フィルムも脱出するように構成されて
いる,ことを特徴とするジッパストリップ付き袋を提供
するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本願第二の発明は、再閉可能な袋本体と、
該袋本体の開口部の対向内面に取り付けられ袋本体の開
口を閉じる雄型ジッパストリップと雌型ジッパストリッ
プとからなるジッパストリップを備え、雄型ジッパスト
リップが、袋本体開口内面に固着される雄型側ウエブ
と、該雄型側ウエブより一体に隆出して成形されている
雄型噛合部からなり、雌型ジッパストリップが、袋本体
開口内面に固着される雌型側ウエブと、該雌型側ウエブ
より一体に隆出して成形されていて前記雄型噛合部を溝
空間に受け入れてスナップ掛止する雌型噛合部からなる
ジッパストリップ付き袋であって、帯状フィルムからな
り両縁を雌型側ウエブの両縁及び/又は雌型側ウエブの
両縁を超えた袋本体内面に固着されて中程で雌型噛合部
を覆っていて雌型噛合部への粉体・流体の進入を防ぎか
つ雄型噛合部の雌型噛合部への進入係合を許すように弛
んでいる雌型側粉体等進入防止フィルムを備えていると
ともに、帯状フィルムからなり両縁を雄型側ウエブの両
縁及び/又は雄型側ウエブの両縁を越えた袋本体内面に
固着されて中程で雄型噛合部を覆っている雄型側粉体等
進入防止フィルムを備え、雄型噛合部の雌型噛合部への
進入係合時には雄型側粉体等進入防止フィルムが雌型側
粉体等進入防止フィルムに密着して共に雌型噛合部に押
し込まれ、雄型噛合部が雌型噛合部から脱出するときは
雌型側粉体等進入防止フィルムも脱出するように構成さ
れ、袋本体並びに雄型側粉体等進入防止フィルム及び雌
型側粉体等進入防止フィルムが、ガスバリヤー性を有し
ているか、又はガスバリヤー性・静電防止性を有してい
る積層フィルムよりなる,ことを特徴とするジッパスト
リップ付き袋を提供するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】雄型側粉体等進入防止フィルム3は、帯状
の積層フィルムからなり両縁を雄型側ウエブ1aの両縁
及び雄型側ウエブ1aの両縁を越えた袋本体A内面に固
着されて中程で雄型噛合部1bを覆っている。雌型側粉
体等進入防止フィルム4は、帯状の積層フィルムからな
り両縁を雌型側ウエブ2aの両縁及び雌型側ウエブ2aの
両縁を越えた袋本体A内面に固着(熱溶着)されて中程
で雌型噛合部2bを覆っていて雌型噛合部2bの溝内への
粉体・流体の進入を防ぎかつ雄型噛合部1bの雌型噛合
部2bへの進入係合を許すように弛んでいる。図1(a)か
ら分かるように、雌型側粉体等進入防止フィルム3と雌
型側粉体等進入防止フィルム4の両端同士は、袋本体A
のサイドシールを行うときにシーラントにより相互固着
する必要がある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】そして、雄型噛合部1bの雌型噛合部2bへ
の進入係合時には、雄型側粉体等進入防止フィルム3が
雌型側粉体等進入防止フィルム4に密着して共に雌型噛
合部2bの溝空間に押し込まれ、雄型噛合部1bが雌型噛
合部2bから脱出するときは雌型側粉体等進入防止フィ
ルム4も脱出するように構成されている。雄型側粉体等
進入防止フィルム3が雌型側粉体等進入防止フィルム4
に密着して共に雌型噛合部2bの溝空間に押し込まれた
状態では、雄型側粉体等進入防止フィルム3と雌型側粉
体等進入防止フィルム4の間の気体の通過を完全に遮断
することができる。雌型側粉体等進入防止フィルム4が
弛んで固着されていること、及び雌型側粉体等進入防止
フィルム4が伸びることにより、雄型噛合部1bの雌型
噛合部2bへの進入係合時に、該雌型側粉体等進入防止
フィルム4が雌型側ウエブ2aの溝内に押し込まれるこ
とを寸法上保障している。ジッパストリップBがガスバ
リヤー性を有しないプラスチック材料で成形されるので
あるが、袋本体A並びに雄型側粉体等進入防止フィルム
3と雌型側粉体等進入防止フィルム4が、ガスバリヤー
性を有している積層フィルムとした場合には、袋全体と
して、完全なるガスバリヤー性を備えたジッパストリッ
プ付き袋となる。このため、湿布膏薬や滅菌ティッシュ
や滅菌脱脂綿のようにアルコールや芳香剤その他の揮発
成分が入っている製品や食品の酸化防止を行い鮮度保持
や保存期間を延長するための脱酸素剤を入れる製品の包
装袋に採用して気体や揮発成分の流通を完全に遮断でき
る。雄型側粉体等進入防止フィルム3と雌型側粉体等進
入防止フィルム4の各端縁が、雄型側ウエブ1a又は雌
型側ウエブ2aの端縁に一致して終わって固着されてい
ても、完全なる防湿性・ガスバリア性を備えることがで
きる。さらに、雄型側粉体等進入防止フィルム3と雌型
側粉体等進入防止フィルム4の各端縁が、雄型側ウエブ
1a又は雌型側ウエブ2aの端縁を越えて伸びていて袋本
体Aの内面に固着されていて、雄型側ウエブ1a又は雌
型側ウエブ2aの端縁には固着されていなくても良く、
完全なる防湿性・ガスバリア性を備えることができる。
完全なる防湿性・ガスバリア性・静電防止性を備えたジ
ッパストリップ付き袋としては、雄型側粉体等進入防止
フィルム3と雌型側粉体等進入防止フィルム4を備え、
かつ、袋本体Aと雄型側粉体等進入防止フィルム3と雌
型側粉体等進入防止フィルム4がガスバリヤー性を有し
ているか、又はガスバリヤー性・静電防止性を有してい
ることが必要十分な構成要素である。完全なるガスバリ
ヤー性を備えたジッパストリップ付き袋の用途として
は、防湿性・ガスバリア性を必要とする乾燥品、例え
ば、削りかつお、とろろ昆布、海苔、コーヒー、ココア
等と、防湿性・ガスバリア性を必要とする一般食品、例
えば、生菓子、洋菓子、和菓子、水産練製品、畜産加工
品、酪農加工品等、防湿性・ガスバリア性を必要とする
医薬品、例えば、シップ薬、経皮吸収薬等が挙げられ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】袋本体Aについて、ガスバリヤー性を持た
せるフィルムの積層構造の具体例を下記する。 (1) OPP 20μmm/EVOH 20μmm/LLPPE 50μmm ・・・・(外
層/中間層/内層) (2) OPP 20μmm/PET・SiOx 12μmm/LLPDE 50μmm ・・・
・(外層/中間層/内層) (3) PET・SiOx 12μmm/LLPDE 100μmm ・・・・(外層/内
層) (4) PET・SiOx 12μmm/CPP 60μmm ・・・・(外層/内
層) (5) O-PA・SiOx 15μmm/LLPDE 80μmm ・・・・(外層/内
層) (6) O-PET 12μmm/Al 19μmm/LLPDE 70μmm・・・・(外
層/中間層/内層) (7) PT#300(約20μmm)/紙/LDPE 20μmm ・・・・(外層
/中間層/中間層/中間層/内層) (8) 紙/LDPE 20μmm/Al 19μmm/LLPDE 50μmm・・・・
(外層/中間層/中間層/内層)
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】又、ジッパストリップBの材質がポリエチ
レンのときの雌型側粉体等進入防止フィルム3及び雌型
側粉体等進入防止フィルム4について、ガスバリヤー性
を持たせるフィルムの積層構造の具体例を下記する。 (1) PE 20μmm/PET・SiOx 12μmm/PE 20μmm ・・・・
(ジッパストリップ側外層/内層/外層) (2) PE 20μmm/PET・Al2O3 12μmm/PE 20μmm ・・・・
(ジッパストリップ側外層/内層/外層) (3) PE用シール剤 2μmm/PET・SiOx 12μmm/PE用シール剤
2μmm ・・・・(ジッパストリップ側外層/内層/外層) (4) PE用シール剤 2μmm/PET・Al2O3 12μmm/PE用シール剤
2μmm ・・・・(ジッパストリップ側外層/内層/外層) [上記において、OPPは二軸延伸ホ゜リフ゜ロヒ゜レンフィルム、O−PET
は二軸延伸ホ゜リエチレンテレフタレートフィルム、PET−SiOxはシリカ蒸着PE
T、PET−Al2O3はアルミナ蒸着PET、O-PAは二軸延伸ホ゜リアミト゛フ
ィルム、O-PA・SiOxはシリカ蒸着ホ゜リアミト゛フィルム、PTは再生セルロース
フィルム、Alはアルミ箔、EVOHはエチレンヒ゛ニルアルコール、LDPEは低密度ホ゜リ
アチレンフィルム、LLDPEは直鎖形低密度ホ゜リアチレンフィルム、CPPは未延
伸ホ゜リフ゜ロヒ゜レンフィルムを表示する。] 袋本体Aの積層構造材質について、フィルムにガスバリ
ヤー性を持たせる必要がない用途向けには、上記のPET
・SiOxやPET・Al2O3についてガスバリヤー性を有しない
フィルム、例えば、OPPに替えてことができて、内層フ
ィルムに静電防止剤を塗布するか、内層フィルムをラミ
ネートする段階で樹脂に静電防止剤を練り込むのが良
い。静電防止剤としては、例えば、アルティック株式会
社の商品名:BONDEIP(ホ゛ンテ゛ィッフ゜)を使用できる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月14日(2001.8.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ジッパストリップ付き袋
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、粉体包装用の袋本体
に採用して雌型ジッパストリップに粉体が進入して滞留
することを回避できて雄型ジッパストリップと雌型ジッ
パストリップとの噛合反復を保障でき、又、アルコール
や芳香剤等の揮発成分が入っている製品や脱酸素剤を入
れる製品の袋本体に採用して気体や揮発成分の流通を完
全に遮断できる,ジッパストリップ付き袋に関する。
【0002】
【従来の技術】ジッパストリップ及びジッパストリップ
付き袋に関する先行技術特許文献としては、例えば、特
願平10-296884号、特願平9-118343号、特願平9-39987
号、特願平8-169451号、特願平16-255633号、特願平6-9
9991号、特願平5-94139号がある。これらは、粉体包装
用の袋本体に採用する場合、雌型ジッパストリップの雌
型噛合部の溝空間に粉体が進入して滞留することを回避
できないので、開け閉めを多数回行うと、特に、袋を傾
けて粉体を取り出すと、雌型ジッパストリップの溝空間
に粉体が進入して滞留して、雄型ジッパストリップと雌
型ジッパストリップとが噛合不良になる。この不具合を
解消できる技術として、雌型ジッパストリップの雌型噛
合部の袋内方側部分に、雌型噛合部の溝空間と袋内方を
連通する小孔を細かいピッチで設けておいて、雌型ジッ
パストリップの雌型噛合部の溝空間に粉体が進入し滞留
しても、雄型ジッパストリップが粉体を溝空間から小孔
を通して袋内方へ押し出すことにより雄型ジッパストリ
ップと雌型ジッパストリップとが噛合不良になるのを回
避できるとする発明が米国のパッケージに関する展示会
で外国企業より発表されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、雌型ジ
ッパストリップの雌型噛合部の袋内方側部分に、雌型噛
合部の溝空間と袋内方を連通する小孔を細かいピッチで
設けるために、抜き型が必要であり、生産性が極端に悪
く、生産コストが高くつく欠点がある。しかも、雄型ジ
ッパストリップが粉体を溝空間から小孔を通して袋内方
へ押し出すことができるのは一部であり、溝空間内で小
孔の真上の位置から外れているところの粉体を小孔から
押し出すことはできないので、少量ずつ堆積していき、
雄型噛合部と雌型噛合部の嵌合が次第に悪くなる不具合
があり、噛合不良になるのを完全には解決されていな
い。他方、従来の袋本体の開口を閉じるジッパストリッ
プは、袋本体の開口をとじて嵌合状態にある雄型噛合部
と雌型噛合部の微小な隙間を気体の微小な流通を許して
おり完全に遮断することができなかったので、湿布膏薬
や滅菌ティッシュや滅菌脱脂綿のようにアルコールや芳
香剤その他の揮発成分が入っている製品や食品の酸化防
止を行い鮮度保持や保存期間を延長するための脱酸素剤
を入れる製品の包装袋に採用して気体や揮発成分の流通
を完全に遮断できる,ジッパストリップ付き袋に採用す
ることは不適であった。
【0004】本願発明は、粉体包装用の袋本体に採用し
て雌型ジッパストリップに粉体が進入して滞留すること
を回避できて雄型ジッパストリップと雌型ジッパストリ
ップとの噛合反復を保障でき、又、アルコール等の揮発
成分が入っている製品や脱酸素剤を入れる製品の包装袋
に採用して気体や揮発成分の流通を完全に遮断できる,
包装袋の開口を閉じるジッパストリップ付き袋を提供す
ることを目的としている。又、本願発明は、生産性が悪
くならず生産コストが高くつくことがない,ジッパスト
リップ付き袋を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願第一の発明は、再閉
可能な袋本体と、該袋本体の開口部の対向内面に取り付
けられ袋本体の開口を閉じる雄型ジッパストリップと雌
型ジッパストリップとからなるジッパストリップを備
え、雄型ジッパストリップが、袋本体開口内面に固着さ
れる雄型側ウエブと、該雄型側ウエブより一体に隆出し
て成形されている雄型噛合部からなり、雌型ジッパスト
リップが、袋本体開口内面に固着される雌型側ウエブ
と、該雌型側ウエブより一体に隆出して成形されていて
前記雄型噛合部を溝空間に受け入れてスナップ掛止する
雌型噛合部からなるジッパストリップ付き袋であって、
帯状フィルムからなり両縁を雌型側ウエブの両縁及び/
又は雌型側ウエブの両縁を越えた袋本体内面に固着され
て中程で雌型噛合部を覆っていて雌型噛合部への粉体・
流体の進入を防ぎかつ雄型噛合部の雌型噛合部への進入
係合を許すように弛んでいる雌型側粉体等進入防止フィ
ルムを備えているとともに、帯状フィルムからなり両縁
を雄型側ウエブの両縁及び/又は雄型側ウエブの両縁を
超えた袋本体内面に固着されて中程で雄型噛合部を覆っ
ている雄型側粉体等進入防止フィルムを備え、雄型噛合
部の雌型噛合部への進入係合時には雄型側粉体等進入防
止フィルムが雌型側粉体等進入防止フィルムに密着して
共に雌型噛合部に押し込まれ、雄型噛合部が雌型噛合部
から脱出するときは雌型側粉体等進入防止フィルムも脱
出するように構成され、前記袋本体が、ガスバリヤー性
を有するフィルムを積層していてかつ最内層にヒートシ
ール性を有するフィルムを積層して構成されている積層
フィルムよりなり、又、前記雄型側粉体等進入防止フィ
ルム及び前記雌型側粉体等進入防止フィルムが、ガスバ
リヤー性を有するフィルムを中間層にしてその両側にヒ
ートシール性を有するフィルムを積層して構成されてい
る積層フィルムよりなり、前記袋本体の最内層のヒート
シール性を有するフィルムと前記雄型側粉体等進入防止
フィルム及び前記雌型側粉体等進入防止フィルムの両側
にヒートシール性を有するフィルムと、前記雄型ジッパ
ストリップの雄型側ウエブ及び前記雌型ジッパストリッ
プの雌型側ウエブを構成しているヒートシール性を有す
るフィルムとは同一のヒートシール性を有して溶着され
ている,ことを特徴とするジッパストリップ付き袋を提
供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本願発明のジッパストリップ付き
袋について図面を参照して説明する。図1は、本願発明
の実施の形態に係るスタンディングパックの開口内面に
ジッパストリップを取り付けたジッパストリップ付き袋
を示す。このジッパストリップ付き袋は、適宜の袋構造
の再閉可能な袋本体(袋本体)Aと、該袋本体Aの開口
部の対向内面に取り付けられるジッパストリップBを備
え、特に、ジッパストリップBの部分に、雌型側粉体等
進入防止フィルム3と雄型側粉体等進入防止フィルム4
を備えていて、袋本体A並びに雌型側粉体等進入防止フ
ィルム3及び雄型側粉体等進入防止フィルム4が、ガス
バリヤー性を有しているか、又はガスバリヤー性・静電
防止性を有している積層フィルムよりなることに特徴が
ある。
【0007】袋本体Aは、スタンディングパック、四方
シールパック、三方シールパック等、適宜の袋構造であ
って良いが、図は、スタンディングパックを示してい
る。袋本体Aは、例えばバリアナイロンフィルム、又は
シリカ蒸着PETフィルム等のガスバリヤー性を有する
フィルムが積層されている。これは、湿布膏薬や滅菌テ
ィッシュや滅菌脱脂綿のようにアルコールや芳香剤その
他の揮発成分が入っている製品や食品の酸化防止を行い
鮮度保持や保存期間を延長するための脱酸素剤を入れる
製品の包装袋に採用して気体や揮発成分の流通を完全に
遮断できるようにするためである。当然のことながら、
完全なるガスバリヤー性を必要としないジッパストリッ
プ付き袋で良い場合には、袋本体Aは、ガスバリヤー性
を有しないフィルムの積層構造として良い。なお、袋本
体Aには、ジッパストリップBよりも開口側に袋を開封
するためのノッチがある。
【0008】図2に示すように、ジッパストリップB
は、雄型ジッパストリップ1と雌型ジッパストリップ2
とからなる。雄型ジッパストリップ1は、袋本体開口内
面に固着される雄型側ウエブ1aと、該雄型側ウエブ1a
より一体に隆出して成形されている雄型噛合部1bから
なる。雌型ジッパストリップ2は、袋本体開口内面に固
着される雌型側ウエブ2aと、該雌型側ウエブ2aより一
体に隆出して成形されていて前記雄型噛合部1bを溝空
間に受け入れてスナップ掛止する雌型噛合部2bからな
る。
【0009】雄型側粉体等進入防止フィルム3は、帯状
の積層フィルムからなり両縁を雄型側ウエブ1aの両縁
及び雄型側ウエブ1aの両縁を越えた袋本体A内面に固
着されて中程で雄型噛合部1bを覆っている。雌型側粉
体等進入防止フィルム4は、帯状の積層フィルムからな
り両縁を雌型側ウエブ2aの両縁及び雌型側ウエブ2aの
両縁を越えた袋本体A内面に固着(熱溶着)されて中程
で雌型噛合部2bを覆っていて雌型噛合部2bの溝内への
粉体・流体の進入を防ぎかつ雄型噛合部1bの雌型噛合
部2bへの進入係合を許すように弛んでいる。図1(a)か
ら分かるように、雌型側粉体等進入防止フィルム3と雌
型側粉体等進入防止フィルム4の両端同士は、袋本体A
のサイドシールを行うときにシーラントにより相互固着
する必要がある。
【0010】そして、雄型噛合部1bの雌型噛合部2bへ
の進入係合時には、雄型側粉体等進入防止フィルム3が
雌型側粉体等進入防止フィルム4に密着して共に雌型噛
合部2bの溝空間に押し込まれ、雄型噛合部1bが雌型噛
合部2bから脱出するときは雌型側粉体等進入防止フィ
ルム4も脱出するように構成されている。雄型側粉体等
進入防止フィルム3が雌型側粉体等進入防止フィルム4
に密着して共に雌型噛合部2bの溝空間に押し込まれた
状態では、雄型側粉体等進入防止フィルム3と雌型側粉
体等進入防止フィルム4の間の気体の通過を完全に遮断
することができる。雌型側粉体等進入防止フィルム4が
弛んで固着されていること、及び雌型側粉体等進入防止
フィルム4が伸びることにより、雄型噛合部1bの雌型
噛合部2bへの進入係合時に、該雌型側粉体等進入防止
フィルム4が雌型側ウエブ2aの溝内に押し込まれるこ
とを寸法上保障している。ジッパストリップBがガスバ
リヤー性を有しないプラスチック材料で成形されるので
あるが、袋本体A並びに雄型側粉体等進入防止フィルム
3と雌型側粉体等進入防止フィルム4が、ガスバリヤー
性を有している積層フィルムとした場合には、袋全体と
して、完全なるガスバリヤー性を備えたジッパストリッ
プ付き袋となる。このため、湿布膏薬や滅菌ティッシュ
や滅菌脱脂綿のようにアルコールや芳香剤その他の揮発
成分が入っている製品や食品の酸化防止を行い鮮度保持
や保存期間を延長するための脱酸素剤を入れる製品の包
装袋に採用して気体や揮発成分の流通を完全に遮断でき
る。雄型側粉体等進入防止フィルム3と雌型側粉体等進
入防止フィルム4の各端縁が、雄型側ウエブ1a又は雌
型側ウエブ2aの端縁に一致して終わって固着されてい
ても、完全なる防湿性・ガスバリア性を備えることがで
きる。さらに、雄型側粉体等進入防止フィルム3と雌型
側粉体等進入防止フィルム4の各端縁が、雄型側ウエブ
1a又は雌型側ウエブ2aの端縁を越えて伸びていて袋本
体Aの内面に固着されていて、雄型側ウエブ1a又は雌
型側ウエブ2aの端縁には固着されていなくても良く、
完全なる防湿性・ガスバリア性を備えることができる。
完全なる防湿性・ガスバリア性・静電防止性を備えたジ
ッパストリップ付き袋としては、雄型側粉体等進入防止
フィルム3と雌型側粉体等進入防止フィルム4を備え、
かつ、袋本体Aと雄型側粉体等進入防止フィルム3と雌
型側粉体等進入防止フィルム4がガスバリヤー性を有し
ているか、又はガスバリヤー性・静電防止性を有してい
ることが必要十分な構成要素である。完全なるガスバリ
ヤー性を備えたジッパストリップ付き袋の用途として
は、防湿性・ガスバリア性を必要とする乾燥品、例え
ば、削りかつお、とろろ昆布、海苔、コーヒー、ココア
等と、防湿性・ガスバリア性を必要とする一般食品、例
えば、生菓子、洋菓子、和菓子、水産練製品、畜産加工
品、酪農加工品等、防湿性・ガスバリア性を必要とする
医薬品、例えば、シップ薬、経皮吸収薬等が挙げられ
る。
【0011】本願発明において、ガスバリア性を必要と
するので、袋本体Aと雄型側粉体等進入防止フィルム3
と雌型側粉体等進入防止フィルム4について、ガスバリ
ア性を備えたフィルムを含む積層構造とする。本願発明
は、雌型側粉体等進入防止フィルム4が雌型噛合部2b
を覆っていて雌型噛合部2bの溝内への粉体・流体の進
入を防ぐようになっていて、雄型噛合部1bの雌型噛合
部2bへの進入係合時には、雌型側粉体等進入防止フィ
ルム4が雌型噛合部2bの溝空間に押し込まれ、雄型噛
合部1bが雌型噛合部2bから脱出するときは雌型側粉体
等進入防止フィルム4も脱出して再び雌型噛合部2bの
溝内への粉体・流体の進入を防ぐように復帰するように
なっている。従って、本願発明は粉体包装用のジッパス
トリップ付き袋としても好適である。従って、雌型噛合
部2bの溝空間に粉体が詰まって雄型噛合部1bと雌型噛
合部2bの嵌合が不良、さらに不能になることを回避で
きる。この機能・効果は、雄型側粉体等進入防止フィル
ム3が備わっていなくても同様である。すなわち、本願
発明は、雌型噛合部2bの溝空間に粉体が詰まって雄型
噛合部1bと雌型噛合部2bの嵌合が不良、さらに不能に
なることを回避できる粉体包装用のジッパストリップ付
き袋としては、雌型側粉体等進入防止フィルム4を備え
ていることが必要十分な構成要素である。完全なガスバ
リヤー性を有するほかに、静電防止性を有するジッパス
トリップ付き袋とする場合には、内層フィルムに静電防
止剤を塗布するか、内層フィルムをラミネートする段階
で樹脂に静電防止剤を練り込むのが良い。
【0012】袋本体Aは、積層フィルムよりなり最内層
のフィルムが例えば未延伸の低密度ポリエチレンフィル
ム、直鎖形ポリエチレンフィルム、又はポリエチレンフ
ィルム等のシーラントフィルムになっている。袋本体A
についてガスバリヤー性を持たせるフィルムの積層構造
の具体例としては、ジッパストリップBの材質は、ポリ
プロピレンフィルムあるいはポリエチレンフィルムであ
る。ジッパストリップBの材質がポリプロピレンのと
き、袋本体Aの最内層のシーラントフィルムは低密度ポ
リプロピレンフィルムが選択され、又、ジッパストリッ
プBの材質がポリエチレンのとき、袋本体Aの最内層の
シーラントフィルムはポリエチレンフィルムが選択され
る。雌型側粉体等進入防止フィルム3及び雌型側粉体等
進入防止フィルム4の積層構造は、ジッパストリップB
の材質がポリプロピレンであり、かつ袋本体Aの最内層
のシーラントフィルムが未延伸の低密度ポリエチレンフ
ィルム、又は直鎖形ポリエチレンフィルムであるとき
は、基材フィルムの両側のラミネート形成される外層フ
ィルムには低密度ポリプロピレンフィルムに選択され、
又、ジッパストリップBの材質がポリエチレンであり、
かつ袋本体Aの最内層のシーラントフィルムがポリエチ
レンフィルムであるときは、基材フィルムの両側のラミ
ネート形成される外層フィルムにはポリエチレンフィル
ムに選択される。
【0013】袋本体Aについて、ガスバリヤー性を持た
せるフィルムの積層構造の具体例を下記する。 (1) OPP 20μmm/EVOH 20μmm/LLPPE 50μmm ・・・・(外
層/中間層/内層) (2) OPP 20μmm/PET・SiOx 12μmm/LLPDE 50μmm ・・・
・(外層/中間層/内層) (3) PET・SiOx 12μmm/LLPDE 100μmm ・・・・(外層/内
層) (4) PET・SiOx 12μmm/CPP 60μmm ・・・・(外層/内
層) (5) O-PA・SiOx 15μmm/LLPDE 80μmm ・・・・(外層/内
層) (6) O-PET 12μmm/Al 19μmm/LLPDE 70μmm・・・・(外
層/中間層/内層) (7) PT#300(約20μmm)/紙/LDPE 20μmm ・・・・(外層
/中間層/中間層/中間層/内層) (8) 紙/LDPE 20μmm/Al 19μmm/LLPDE 50μmm・・・・
(外層/中間層/中間層/内層)
【0014】又、ジッパストリップBの材質がポリプロ
ピレンのときの雌型側粉体等進入防止フィルム3及び雌
型側粉体等進入防止フィルム4について、ガスバリヤー
性を持たせるフィルムの積層構造の具体例を下記する。 (1) CPP 20μmm/PET・SiOx 12μmm/CPP 20μmm ・・・・
(ジッパストリップ側外層/内層/外層) (2) CPP 20μmm/PET・Al2O3 12μmm/CPP 20μmm ・・・・
(ジッパストリップ側外層/内層/外層) (3) CPP用シール剤2μmm/PET・SiOx 12μmm/CPP用シール剤2
μmm・・・・(ジッパストリップ側外層/内層/外層) (4) CPP用シール剤2μmm/PET・Al2O3 12μmm/CPP用シール剤
2μmm・・・・(ジッパストリップ側外層/内層/外層)
【0015】又、ジッパストリップBの材質がポリエチ
レンのときの雌型側粉体等進入防止フィルム3及び雌型
側粉体等進入防止フィルム4について、ガスバリヤー性
を持たせるフィルムの積層構造の具体例を下記する。 (1) PE 20μmm/PET・SiOx 12μmm/PE 20μmm ・・・・
(ジッパストリップ側外層/内層/外層) (2) PE 20μmm/PET・Al2O3 12μmm/PE 20μmm ・・・・
(ジッパストリップ側外層/内層/外層) (3) PE用シール剤 2μmm/PET・SiOx 12μmm/PE用シール剤
2μmm ・・・・(ジッパストリップ側外層/内層/外層) (4) PE用シール剤 2μmm/PET・Al2O3 12μmm/PE用シール剤
2μmm ・・・・(ジッパストリップ側外層/内層/外層) [上記において、OPPは二軸延伸ホ゜リフ゜ロヒ゜レンフィルム、O−PET
は二軸延伸ホ゜リエチレンテレフタレートフィルム、PET−SiOxはシリカ蒸着PE
T、PET−Al2O3はアルミナ蒸着PET、O-PAは二軸延伸ホ゜リアミト゛フ
ィルム、O-PA・SiOxはシリカ蒸着ホ゜リアミト゛フィルム、PTは再生セルロース
フィルム、Alはアルミ箔、EVOHはエチレンヒ゛ニルアルコール、LDPEは低密度ホ゜リ
アチレンフィルム、LLDPEは直鎖形低密度ホ゜リアチレンフィルム、CPPは未延
伸ホ゜リフ゜ロヒ゜レンフィルムを表示する。] 袋本体Aの積層構造材質について、内層フィルムに静電
防止剤を塗布するか、内層フィルムをラミネートする段
階で樹脂に静電防止剤を練り込むのが良い。静電防止剤
としては、例えば、アルテック株式会社の商品名:BOND
EIP(ホ゛ンテ゛ィッフ゜)を使用できる。上記の積層構造の例で示
すように、袋本体Aの最内層のヒートシール性を有する
フィルムと、雌型側粉体等進入防止フィルム3及び雌型
側粉体等進入防止フィルム4の両面のヒートシール性を
有するフィルムと、雄型ジッパストリップ1の雄型側ウ
エブ1a及び雌型ジッパストリップ2の雌型側ウエブ2a
を構成しているヒートシール性を有するフィルムとは同
一のヒートシール性を有するように選択され、サイドシ
ール部分におけるシートシールが有効に行なわれる。
【0016】図3は、断面形状が異なるジッパストリッ
プBを示している。雄型噛合部1bと平行に直立してフ
ック部を有している。雌型噛合部2bは断面楔形であ
る。この形状のジッパストリップBは、ポリプロピレン
製である場合が一般的であり、欧米で普及している。図
3に示すジッパストリップBは、図2に示すジッパスト
リップBと機能に相違はなく、図3に示す雄型側粉体等
進入防止フィルム3と雌型側粉体等進入防止フィルム4
についても、図2に示す雄型側粉体等進入防止フィルム
3と雌型側粉体等進入防止フィルム4と機能・積層構造
・材質等に相違はない。
【0017】図4は、さらに断面形状が異なるジッパス
トリップBを示している。雄型噛合部1bと平行に直立
してフック部を有している。このジッパストリップBの
特徴は、雌型ジッパストリップ2が、袋本体開口内面に
固着される雌型側ウエブ2aと、該雌型側ウエブ2aより
一体に隆出して成形されていて前記雄型噛合部1bを溝
空間に受け入れてスナップ掛止する雌型噛合部2bと、
雌型側ウエブ2aの両縁より雌型噛合部2bの側に雌型側
ウエブ2aと略平行に折り返して延在する板ばね部2c,
2cからなる。雄型噛合部1bを雌型噛合部2bに嵌合す
る時には、雄型側粉体等進入防止フィルム3と雌型側粉
体等進入防止フィルム4が雌型側ウエブ2aの溝内に押
し込まれ、これによって、雌型側粉体等進入防止フィル
ム4が固着されている板ばね部2c,2cの張出端が雌型
側粉体等進入防止フィルム4によって引っ張られて雌型
側ウエブ2aから離れるようになっており、又、雌型側
粉体等進入防止フィルム4が伸びることが雄型噛合部1
bが雌型噛合部2bに進入係合する時に、該雌型側粉体等
進入防止フィルム4が雌型側ウエブ2aの溝内に押し込
まれることを寸法上保障している。又、雄型噛合部1b
が雌型噛合部2bから離脱する時には、板ばね部2c,2c
の張出端が雌型側ウエブ2aから元位置に復帰し、これ
によって、雌型側粉体等進入防止フィルム4が引っ張ら
れて雌型側ウエブ2aの溝内から能動的に自己引出しす
るようになっている。この実施例では、雌型側粉体等進
入防止フィルム4の張込みを緊張させることができる。
【0018】
【発明の効果】本願発明に係るジッパストリップ付き袋
は、袋本体の最内層のヒートシール性を有するフィルム
と、雌型側粉体等進入防止フィルム及び雌型側粉体等進
入防止フィルムの両面のヒートシール性を有するフィル
ムと、雄型ジッパストリップの雄型側ウエブ及び雌型ジ
ッパストリップの雌型側ウエブを構成しているヒートシ
ール性を有するフィルムとは同一のヒートシール性を有
するように選択され、サイドシール部分におけるシート
シールが有効に行なわれるから、アルコール等の揮発成
分が入っている製品や脱酸素剤を入れる製品の袋本体に
採用して気体や揮発成分の流通を完全に遮断できる。本
願発明に係るジッパストリップ付き袋は、粉体包装用の
袋本体に採用して雌型ジッパストリップに粉体が進入し
て滞留することを回避できて雄型ジッパストリップと雌
型ジッパストリップとの噛合反復を保障できる。又、本
願発明に係るジッパストリップ付き袋は、従来の技術の
記載欄において説明した,雌型ジッパストリップの溝空
間に粉体が進入して滞留しても、雄型ジッパストリップ
が粉体を溝空間から小孔を通して袋内方へ押し出すこと
により雄型ジッパストリップと雌型ジッパストリップと
が噛合不良になるのを回避できるとする発明に比べて、
生産性が悪くならず生産コストが高く付かない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本願発明の実施の形態に係るスタンデ
ィングパックの開口内面にジッパストリップを取り付け
たジッパストリップ付き袋の正面図、(b)は断面図。
【図2】図1のジッパストリップ付き袋のジッパストリ
ップの部分の拡大断面図であって、(a)は雄型ジッパ
ストリップと雌型ジッパストリップの嵌合状態を示す
図、(b)は雄型ジッパストリップと雌型ジッパストリ
ップの離脱状態を示す図。
【図3】断面形状が異なるジッパストリップを備えてい
る図1のジッパストリップ付き袋のジッパストリップの
部分の拡大断面図であって、(a)は雄型ジッパストリ
ップと雌型ジッパストリップの嵌合状態を示す図、
(b)は雄型ジッパストリップと雌型ジッパストリップ
の離脱状態を示す図。
【図4】さらに断面形状が異なるジッパストリップを備
えている図1のジッパストリップ付き袋のジッパストリ
ップの部分の拡大断面図であって、雄型ジッパストリッ
プと雌型ジッパストリップの嵌合状態を示す図。及び
(b)は断面図。
【符号の説明】 A・・・袋本体、B・・・袋本体ジッパストリップ、1
・・・雄型ジッパストリップ、1a・・・雄型側ウエ
ブ、1b・・・雄型噛合部、2・・・雌型ジッパストリ
ップ、2a・・・雌型側ウエブ、2b・・・雌型噛合部、
2c,2c・・・板ばね部、3・・・雄型側粉体等進入防
止フィルム、4・・・雌型側粉体等進入防止フィルム、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 盛 東京都千代田区九段北1丁目3番5号 株 式会社プラスト内 (72)発明者 西部 彰 愛知県名古屋市守山区新守山606番地 西 部機械株式会社内 Fターム(参考) 3E064 AA05 AB13 BA21 FA06 HF06 HG10 HM01 HN12 HP01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再閉可能な袋本体と、該袋本体の開口部の
    対向内面に取り付けられ袋本体の開口を閉じる雄型ジッ
    パストリップと雌型ジッパストリップとからなるジッパ
    ストリップを備え、雄型ジッパストリップが、袋本体開
    口内面に固着される雄型側ウエブと、該雄型側ウエブよ
    り一体に隆出して成形されている雄型噛合部からなり、
    雌型ジッパストリップが、袋本体開口内面に固着される
    雌型側ウエブと、該雌型側ウエブより一体に隆出して成
    形されていて前記雄型噛合部を溝空間に受け入れてスナ
    ップ掛止する雌型噛合部からなるジッパストリップ付き
    袋であって、 帯状フィルムからなり両縁を雌型側ウエブの両縁及び/
    又は雌型側ウエブの両縁を超えた袋本体内面に固着され
    て中程で雌型噛合部を覆っていて雌型噛合部への粉体・
    流体の進入を防ぎかつ雄型噛合部の雌型噛合部への進入
    係合を許すように弛んでいる雌型側粉体等進入防止フィ
    ルムを備えているか、 又は、帯状フィルムからなり両縁を雌型側ウエブの両縁
    及び/又は雌型側ウエブの両縁を超えた袋本体内面に固
    着されて中程で雌型噛合部を覆っていて雌型噛合部への
    粉体・流体の進入を防ぎかつ雄型噛合部の雌型噛合部へ
    の進入係合を許すように弛んでいる雌型側粉体等進入防
    止フィルムを備えているとともに、帯状フィルムからな
    り両縁を雄型側ウエブの両縁及び/又は雄型側ウエブの
    両縁を超えた袋本体内面に固着されて中程で雄型噛合部
    を覆っている雄型側粉体等進入防止フィルムを備え、 雄型噛合部の雌型噛合部への進入係合時には雄型側粉体
    等進入防止フィルムが雌型側粉体等進入防止フィルムに
    密着して共に雌型噛合部に押し込まれ、雄型噛合部が雌
    型噛合部から脱出するときは雌型側粉体等進入防止フィ
    ルムも脱出するように構成されている,ことを特徴とす
    るジッパストリップ付き袋。
  2. 【請求項2】再閉可能な袋本体と、該袋本体の開口部の
    対向内面に取り付けられ袋本体の開口を閉じる雄型ジッ
    パストリップと雌型ジッパストリップとからなるジッパ
    ストリップを備え、雄型ジッパストリップが、袋本体開
    口内面に固着される雄型側ウエブと、該雄型側ウエブよ
    り一体に隆出して成形されている雄型噛合部からなり、
    雌型ジッパストリップが、袋本体開口内面に固着される
    雌型側ウエブと、該雌型側ウエブより一体に隆出して成
    形されていて前記雄型噛合部を溝空間に受け入れてスナ
    ップ掛止する雌型噛合部からなるジッパストリップ付き
    袋であって、 帯状フィルムからなり両縁を雌型側ウエブの両縁及び/
    又は雌型側ウエブの両縁を超えた袋本体内面に固着され
    て中程で雌型噛合部を覆っていて雌型噛合部への粉体・
    流体の進入を防ぎかつ雄型噛合部の雌型噛合部への進入
    係合を許すように弛んでいる雌型側粉体等進入防止フィ
    ルムを備えているとともに、帯状フィルムからなり両縁
    を雄型側ウエブの両縁及び/又は雄型側ウエブの両縁を
    超えた袋本体内面に固着されて中程で雄型噛合部を覆っ
    ている雄型側粉体等進入防止フィルムを備え、 雄型噛合部の雌型噛合部への進入係合時には雄型側粉体
    等進入防止フィルムが雌型側粉体等進入防止フィルムに
    密着して共に雌型噛合部に押し込まれ、雄型噛合部が雌
    型噛合部から脱出するときは雌型側粉体等進入防止フィ
    ルムも脱出するように構成され、 袋本体並びに雄型側粉体等進入防止フィルム及び雌型側
    粉体等進入防止フィルムが、ガスバリヤー性を有してい
    るか、又はガスバリヤー性・静電防止性を有している積
    層フィルムよりなる,ことを特徴とするジッパストリッ
    プ付き袋。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006100876A1 (ja) * 2005-03-22 2008-08-28 郁子 比嘉 容量可変容器とその使用方法
US7857515B2 (en) * 2007-06-15 2010-12-28 S.C. Johnson Home Storage, Inc. Airtight closure mechanism for a reclosable pouch
JP2016116661A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 シーアイ化成株式会社 嵌合具及び嵌合具付き袋体

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