JP2002171999A - 核酸増幅反応測定方法及び装置 - Google Patents

核酸増幅反応測定方法及び装置

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JP2002171999A
JP2002171999A JP2000374775A JP2000374775A JP2002171999A JP 2002171999 A JP2002171999 A JP 2002171999A JP 2000374775 A JP2000374775 A JP 2000374775A JP 2000374775 A JP2000374775 A JP 2000374775A JP 2002171999 A JP2002171999 A JP 2002171999A
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reaction
nucleic acid
acid amplification
light
amplification reaction
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JP2000374775A
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English (en)
Inventor
Seiji Kondo
聖二 近藤
Yasuyoshi Mori
安義 森
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Eiken Chemical Co Ltd
Olympus Corp
Original Assignee
Eiken Chemical Co Ltd
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】増幅産物を高分子化する工程を含む核酸増幅反
応を継続的に測定する装置を提供する。 【解決手段】核酸増幅反応測定装置100は、反応部1
20の温度を調節するための反応部温度調節部140
と、反応部120の上に配置されるプリズム112と、
反応部120に向けて光ビームを射出する光源部102
と、光源部102の前方に配置された偏光子104と、
反応部120で反射された光ビームを受ける光検出部1
06とを備えている。プリズム112は高屈折率液体1
14を介して反応部120に結合されている。反応部1
20は閉鎖型セルで、筐体122の内面に導電性薄膜1
32を有しており、その内部では、LAMP法による核
酸増幅反応が行なわれる。光源部102は、パスPsに
沿って移動可能に支持されており、光検出部106は、
パスPdに沿って移動可能に支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、標的核酸を測定す
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】遺伝学的検査にとってDNAまたはRN
Aのような核酸の増幅反応は重要であり、中でもPCR
(Polymerase Chain Reaction)法が広く利用されてい
る。核酸の増幅反応を測定する従来技術は、蛍光色素の
ような標識物質を用いて、電気泳動のような分離技術と
組み合わせたり、標識化された結合試薬との結合反応を
行なう工程を付加することによって、定量的な測定を可
能にしている。標識物質を用いない測定技術も幾つか提
案されており、特表2000−508168号は、目的
の核酸と競合の核酸を個体支持体に固定化させ、目的の
核酸および競合の核酸と特異的に結合する核酸配列を反
応させる。このときの反応を表面プラズモン共鳴法を用
いて測定することで目的の核酸の有無および量を決定し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の核酸増幅反応の
測定技術は、標識物質を用いる場合に実用的な水準で、
定量的な測定を可能にしているので、広く利用されてい
る。しかしながら、標識物質は、S/N比を改善するた
めに余分な標識化試薬を除去する工程を要求する。ま
た、標識物質は、時間とともに、あるいは使用環境によ
り標識性能が低下するように変化する可能性がある。ま
た、標識物質は、一般に高価であるとともに、人体もし
くは自然環境に対して有害であり得る。また一般に、目
的の核酸と特異的に結合する核酸配列は塩基配列が7〜
24の大きさであり、特異的に結合する核酸配列が結合
することによる個体支持体上の重量変化は非常に小さ
く、感度の点で問題がある。
【0004】本発明の目的は、標識物質を用いずに実用
的な水準で標的核酸を定量的に測定する方法と装置を提
供することである。
【0005】また、本発明の別の目的は、サンプルを高
感度に測定できる高精度な測定方法と測定装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、WO 0
0/28082およびEP−1020534A1や Nucl
eic Acids Research Vol. 28, No. 12, e63(2000) にお
いて、LAMP法と呼ばれる新規な核酸増幅反応技術を
提案している。この核酸増幅反応技術によると、その反
応は増幅すべき核酸塩基配列を繰り返し増幅しながら延
長する作用を有しているために従来のPCR法などと比
べると個々の増幅産物はより一層の高分子化が生じてお
り、PCR法による産物に比べ分子量が遙かに高くな
る。上述したようなより一層の高分子化とそれいに伴う
高分子量化は、反応液の光学的特性(例えば屈折率)を変
化させる。この光学的特性の変化は、反応液を通る光と
反応液を通らない参照光との干渉を調べることにより、
より詳しくは、干渉により形成される干渉縞の移動を測
定することにより検出することができる。
【0007】本発明は、ひとつの面においては、増幅産
物を高分子化する工程を含む核酸増幅反応を測定するた
めの核酸増幅反応測定方法であり、反応部に光ビームを
照射する工程と、反応部と反応液の界面による全反射に
基づいて、高分子化された増幅産物に起因する反応液の
屈折率の変化を継続的に測定する工程とを含んでいる。
核酸増幅反応測定方法は、好ましくは、核酸増幅反応に
よって得られる産物と特異的に反応する試薬を反応液と
接する面に固定する工程を更に含んでいる。全反射は、
一例においては、反応部と反応液の界面で反射された光
の強度の入射角に対する特性を調べることにより検出さ
れ、別の一例においては、反応部を透過した光の強度の
入射角に対する特性を調べることにより検出される。
【0008】本発明は、別の面においては、増幅産物を
高分子化する工程を含む核酸増幅反応を測定するための
核酸増幅反応測定装置であり、反応部の温度を制御する
ための反応部温度制御手段と、反応部に照射される光ビ
ームを発する光源部と、反応部と反応液の界面による全
反射を検出するための光検出部とを備えており、高分子
化された増幅産物に起因する反応液の屈折率を継続的に
測定する。好ましくは、反応部は、反応液と接する面
に、核酸増幅反応によって得られる産物と特異的に反応
する試薬が固定されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0010】[第一の実施の形態]本実施形態は、表面
プラズモン共鳴を利用した核酸増幅反応測定であり、図
1に示されるように、その核酸増幅反応測定装置100
は、反応部120の温度を調節するための反応部温度調
節部140と、反応部120の上に配置されるプリズム
112と、反応部120に向けて光ビームを射出する光
源部102と、光源部102の前方に配置された偏光子
104と、反応部120で反射された光を受ける光検出
部106と、光源部102と光検出部106を制御する
ためのコントローラー108と、反応部温度調節部14
0を制御するためのコントローラー110とを備えてい
る。
【0011】反応部120は、エアー吸引や押し付け等
の手段により、反応部温度調節部140に固定されてい
る。反応部温度調節部140は、反応部120を所望の
一定温度に保温することができる。反応部温度調節部1
40は、ペルチェ素子や抵抗やランプなどによって加熱
を行ない、放熱や水冷や空冷によって冷却を行なう。
【0012】プリズム112は、プリズム112または
反応部120の屈折率と同等以上の屈折率を有する光学
的に透明な高屈折率液体114を介して、反応部120
と光学的に結合されている。
【0013】光源部102の前方に配置された偏光子1
04は、反応部120の入射面に対して0°の直線偏光
のビームを作り出す。ここで用いる「入射面」という用語
は、入射光線と入射法線によって決まる平面であり、よ
り具体的には、反応部に入射する光の波面法線と反応部
の表面に立てた法線を含む平面をいう。
【0014】反応部120は、図1と図2に示されるよ
うに、被検物質や試薬等を含む反応液を収容するための
空間部130を有する閉鎖型セルである。図2に示され
るように、反応部120は、反応液を空間部130に注
入するための反応液注入口128を有している。反応液
注入口128は、反応液150の注入後に、例えば、ゴ
ム栓やセプタムによって封止される。あるいは、粘着テ
ープや接着剤や粘度などによって密閉さてもよい。
【0015】反応部120の筐体122は、少なくとも
光ビームの照射される部分は、光学的に透明で、反応液
150よりも高い屈折率を有しており、例えばホウ珪酸
ガラスや石英ガラスで作られている。また、光ビームが
照射されない部分は、反応液150と化学反応を起こさ
ず、反応部温度調節部140による加熱に対して耐久性
を有してさえいれば、その材質は問わない。しかし、反
応液150を速やかに均一に加熱するため、ガラスや金
属等の熱伝導率の高い材質が好ましい。
【0016】反応部120は、図1と図2に示されるよ
うに、筐体122の内側の面に形成された導電性薄膜1
32を有している。導電性薄膜132は、少なくとも、
光ビームが照射される部分に形成されている。導電性薄
膜132の材質は、導電性でありさえすれば何であって
もよいが、光ビームエネルギーを効率良く表面プラズモ
ンに変換する銀や金などが好ましい。導電性薄膜132
は、好ましくは0.1〜1000nmの均一な膜厚を有
し、より好ましくは1〜100nmの均一な膜厚を有し
ている。
【0017】さらに、反応部120は、導電性薄膜13
2の表面に、被検物質に対する抗体やターゲットDNA
等と特異的に反応する特異親和性結合試薬(プローブや
プライマー)が、物理的あるいは化学的に結合されてい
る。つまり、反応部120は、導電性薄膜132の表面
に固相化された試薬を有している。試薬は、導電性薄膜
132の全面に結合されていても、あるいは導電性薄膜
132の一部の領域のみに結合されていてもよい。
【0018】続いて、核酸増幅反応の測定手順について
説明する。
【0019】まず、生物学的材料(被検物質)と特定の試
薬を混合して反応液を用意する。次に、十分な量の反応
液を反応部120の空間部130内に入れた後、反応部
120を反応部温度調節部140に設置する。反応液
は、反応部120を反応部温度調節部140に設置した
後に、反応部120の空間部130内に入れられてもよ
い。
【0020】反応部温度調節部140によって反応部1
20を所定の温度に加熱して、LAMP法による核酸増
幅反応を行なう。LAMP法による核酸増幅反応は等
温、例えば試料溶液を65℃に保持することで繰り返し
延長しながら高分子量化反応が進行する。ここで、反応
が進行する温度が従来のPCR法と比べて低温であるた
め耐熱性を有する試薬、例えば耐熱性ポリメラーゼを用
いる必要がない。また、温度制御部が簡易になる利点が
ある。LAMP法による核酸増幅反応については、特開
平10−337186号や日経バイオテク第448号第
11頁〜第13頁に詳しく示されている。これらの文献
は参照により本明細書に組み込まれるものとする。
【0021】図5と図6はそれぞれ反応部120内にお
けるLAMP法による核酸増幅反応の前後の状態を模式
的に示されている。
【0022】図5に示されるように、反応部120に収
容された反応液150には、目的のDNA152、目的
以外のDNA154、プライマー(NDA合成開始用試
薬)156、dNTP(DNA合成用試薬)158、DN
A合成酵素160などが含まれている。また、反応部1
20の内面に形成された導電性薄膜132に、増幅産物
と特異的に反応する試薬(プローブやプライマー)134
が固定(固相化)されている。つまり、反応部120は固
相化された試薬134を有している。
【0023】LAMP法による核酸増幅反応の結果、図
6に示されるように、試薬134と結合した高分子化し
た目的のDNA164から成る増幅産物を含む領域とし
ての膜170が形成される。この増幅産物の膜170の
構成する高分子化した目的のDNA164は、高分子化
した目的のDNA164が試薬134に結合したもの、
高分子化の途中で試薬134に結合したもの、試薬13
4に結合して高分子化したものを含んでいる。
【0024】LAMP法による核酸増幅反応では、目的
以外のDNA154は高分子化せずに、目的のDNA1
52だけが高分子量化する。また、高分子量化した産物
同士は、反応部120の内部、特に試薬134が配置さ
れた二次元領域において、お互いに密集することによ
り、増幅産物の膜170の高密度化にも寄与する。後述
するように、増幅産物の膜170の界面に照射された光
は、表面プラズモン共鳴により、特定の角度の方向には
反射されないが、前述の増幅産物の膜170の高密度化
は、この光が反射されない角度を変化させ、さらに高分
子量化による個々の産物の三次元的な体積増加は、この
角度の変化を増大させる。
【0025】前述したように、試薬134は、導電性薄
膜132の全面に結合されていても、あるいはその一部
の領域のみに結合されていてもよいが、後者の方が好ま
しいと考えられる。それは、試薬134の存在する領域
が減る分、限られた領域に位置する試薬134に、高分
子化の前後最中を問わず目的のDNAが結合する割合が
増し、増幅産物の膜170の形成効率が高まると予想さ
れるからである。
【0026】図1において、光源部102から射出され
た光のビームは、特定の成分のみが偏光子104を通過
することにより、反応部120の入射面に対して0°の
傾きを持つ直線偏光のビームとなる。この直線偏光のビ
ームは、プリズム112と高屈折率液体114を透過
し、反応部120に入射する。
【0027】反応部120へ入射した光ビームは、ある
特定の入射角で入射する場合を除いて、筐体122と導
電性薄膜132の界面で全反射される。反応部120で
反射された光は、光検出部106によって受光され、そ
の光強度が検出される。
【0028】また、反応部120に特定の入射角で入射
した光ビームは、界面で反射されず、そのエネルギーが
導電性薄膜132の表面プラズモン波に変換される。こ
の現象は、表面プラズモン共鳴と呼ばれている。
【0029】表面プラズモン共鳴が生じる光ビームの入
射角は、導電性薄膜132の膜厚や材質、光の波長によ
っても変化するが、反応部120の内部の反応液150
の屈折率、とりわけ導電性薄膜132の表面に形成され
る増幅産物の膜170の屈折率に大きく依存する。
【0030】従って、反応液150の屈折率あるいは増
幅産物の膜170の屈折率は、表面プラズモン共鳴が生
じる光ビームの入射角を求めることにより測定される。
表面プラズモン共鳴が生じる光ビームの入射角は、反応
部120で反射された光の強度の入射角に対する特性
(反射光強度特性)を調べることにより求めることができ
る。
【0031】光源部102は、パスPsに沿って移動可
能に支持されており、これにより、反応部120への光
ビームの入射角を変化させることができる。また、光検
出部106は、パスPdに沿って移動可能に支持されて
おり、光源部102の移動により変えられる任意の入射
角の光ビームに対して、反応部120で反射された光を
受けることができる。
【0032】光源部302をパスPsに沿って移動させ
るとともに、これに応じて光検出部306をパスPdに
沿って移動させ、反応部120に入射する光ビームの入
射角の変化に対する、反応部120で反射される光の強
度の変化を測定する。
【0033】光源部102をパスPsに沿って移動させ
るとともに、これに応じて光検出部106をパスPdに
沿って移動させ、反応部120に入射する光ビームの入
射角の変化に対する、反応部120で反射される光の強
度の変化を測定する。図3は、このようにして得られる
入射角に対する反射光強度の分布、つまり入射角に対す
る反射光強度特性を示している。図3に示されるよう
に、反射光強度は、ある特定の入射角において、急激に
減少しており、この特定の入射角において、表面プラズ
モン共鳴が生じていることが分かる。
【0034】このように、入射角に対する反射光強度特
性を測定することにより、表面プラズモン共鳴が生じる
入射角が求められ、これに基づいて、反応液150の屈
折率、とりわけ増幅産物の膜170の屈折率が高精度で
リアルタイムに測定される。
【0035】以上の説明から分かるように、反応部12
0は、核酸増幅反応の際も、常に反応部温度調節部14
0の上に配置されたままである。言い換えれば、核酸増
幅反応測定装置100に載置されたままで、核酸増幅反
応が行なわれる。つまり、反応部120は、核酸増幅反
応測定装置100から外されることなく、所定の位置に
配置されたままであり、その間の核酸増幅反応を継続的
に測定を行なうことができる。その結果、反応部の移動
や温度の変化による反応液の屈折率変化の影響が除外さ
れた高精度な測定を行なうことができる。
【0036】本実施形態によれば、電気泳動法では測定
できない増幅産物が高分子化する反応であっても測定で
きる。また、蛍光色素などの検出用の化合物を添加する
ことなく核酸増幅産物を測定できる。さらに、核酸増幅
反応を開始させてから継続的に測定することで、増幅の
初期段階で検出し、その変化の単位時間あたりの変化量
から最終的な変化量を算出することができる。加えて、
測定は核酸増幅反応のあいだ継続的に行なえるので、反
応部の移動や温度の変化に起因する反応液の屈折率変化
の影響を受けていない高精度な測定結果を得ることがで
きる。従って、これまでにない高速で高感度で低価格な
核酸増幅反応の測定方法と測定装置が提供される。
【0037】また、反応部120の空間部130に反応
液を充填することにより、液量が一定となり、反応結果
を正確に測定できるばかりでなく、屈折率の測定に重要
な光学的条件を一定に保つことができるとともに、反応
液の蒸発や零れによる反応条件の変動や外部への汚染等
も有効に回避できる。
【0038】上述した実施形態では、反応部120は、
導電性薄膜132に固相化された試薬(プローブやプラ
イマー)134を有しているが、必ずしも、このような
試薬を有している必要はない。本実施形態の核酸増幅反
応測定装置は、このような試薬を持たない反応部を用い
ても、十分に測定可能である。
【0039】図7と図8はそれぞれこのような反応部1
20A内におけるLAMP法による核酸増幅反応の前後
の状態を模式的に示されている。
【0040】図7に示されるように、反応部120A
は、固相化された試薬(プローブやプライマー)を有して
いない。これに収容された反応液150には、前述した
ように、目的のDNA152、目的以外のDNA15
4、プライマー156、dNTP158、DNA合成酵
素160などが含まれている。
【0041】LAMP法による核酸増幅反応の結果、図
8に示されるように、高分子化した目的のDNA164
が生成される。反応部120Aは固相化された試薬を有
していないので、高分子化した目的のDNA164は反
応液150中を浮遊し続ける。
【0042】高分子化した目的のDNA164は反応液
150の例えば屈折率を変化させる。この光学的特性の
変化は、やはり、前述した手法に従って、表面プラズモ
ン共鳴が生じる入射角を調べることにより測定される。
【0043】[変形例]本実施形態の変形例について図
4を参照して説明する。図4において、図1と同一の参
照符号が付された部材は、同等の部材であり、その詳し
い説明は省略する。
【0044】図4に示されるように、本変形例の核酸増
幅反応装置100Aは、光源部102の代わりに、大径
の平行光ビームを射出する光源部102Aを有し、光検
出部106の代わりに、複数の検出素子を含む光検出部
106Aを有し、偏光子104の前方に配置された集光
レンズ182と、光検出部106Aの手前に配置された
レンズ184とを備えている。他の構成は、図1の装置
と同じである。
【0045】複数の検出素子を含む光検出部106A
は、受光する光の強度分布を検出できるものであり、例
えばCCDイメージセンサーやCMOSイメージセンサ
ーやCCDラインセンサーがあるが、これらに限定され
ない。光源部102Aは、大径の平行光ビームを発する
光源そのものであっても、小径の平行光ビームを発する
光源とビーム径を拡大するビームエキスパンダーを含ん
でいてもよい。
【0046】光源部102Aから射出された大径の光ビ
ームは、偏光子104を通過した後、集光レンズ182
によって収束性の光ビームに変えられ、反応部120の
筐体122と導電性薄膜132の界面に集光される。反
応部120で反射された発散性の光ビームは、レンズ1
84によってほぼ平行な光ビームに変えられ、光検出部
106Aによって検出される。
【0047】本変形例では、反応部120の筐体122
と導電性薄膜132の界面に照射される収束性の光ビー
ムは、入射角の異なる複数の光線を含んでおり、それら
に対応する反射光線が、それぞれ、光検出部106Aの
複数の検出素子によって検出される。これにより、光源
部102Aと光検出部106Aを移動させることなく、
入射角に対する反射光強度特性を得ることができる。こ
れに基づいて、表面プラズモン共鳴が生じる入射角を求
めることにより、反応部120が固相化された試薬13
4を有する場合には、反応液150の屈折率、とりわけ
増幅産物の膜170の屈折率が、また、反応部120が
固相化された試薬134を有していない場合には、反応
液150の屈折率が測定される。
【0048】[別の変形例]本実施形態では、表面プラ
ズモン共鳴を利用して核酸増幅反応を測定しているが、
ほぼ同じ手法に従い、ブリュースター角を利用して核酸
増幅反応を測定することもできる。この場合、反応部1
20は導電性薄膜132を有しておらず、それ以外の構
成は全く同じである。
【0049】ブリュースター角は、反応部120の入射
面に対して0°の直線偏光が、反応部120と反応液1
50の界面で反射される光の強度が0になる入射角をい
う。やはり、ブリュースター角も、増幅産物の膜170
あるいは反応液150の光学特性(屈折率)に依存してお
り、同様の手法に従って得られる入射角に対する反射光
強度特性に基づいて、ブリュースター角を求めることに
より、反応部120が固相化された試薬134を有する
場合には、反応液150の屈折率、とりわけ増幅産物の
膜170の屈折率が、また、反応部120が固相化され
た試薬134を有していない場合には、反応液150の
屈折率が測定される。
【0050】[第二の実施の形態]本実施形態は、一般
的に知られているピュルフリッヒ法による屈折率測定を
利用した核酸増幅反応測定であり、図9に示されるよう
に、その核酸増幅反応測定装置200は、反応部220
の温度を調節するための反応部温度調節部240と、反
応部220の上に配置されるプリズム212と、反応部
220に向けて光ビームを射出する光源部202と、光
源部202の前方に配置された集光レンズ204と、反
応部220で反射された光を受ける光検出部206と、
光源部202と光検出部206を制御するためのコント
ローラー208と、反応部温度調節部240を制御する
ためのコントローラー210とを備えている。
【0051】反応部220は、エアー吸引や押し付け等
の手段により、反応部温度調節部240に固定されてい
る。反応部温度調節部240は、反応部220を所望の
一定温度に保温することができる。反応部温度調節部2
40は、ペルチェ素子や抵抗やランプなどによって加熱
を行ない、放熱や水冷や空冷によって冷却を行なう。
【0052】プリズム212は、プリズム212または
反応部220の屈折率と同等以上の屈折率を有する光学
的に透明な高屈折率液体214を介して、反応部220
と光学的に結合されている。
【0053】反応部220は、図9と図10に示される
ように、被検物質や試薬等を含む反応液150を収容す
るための空間部230を有する閉鎖型セルである。図1
0に示されるように、反応部220は、反応液を空間部
230に注入するための反応液注入口228を有してい
る。反応液注入口228は、反応液150の注入後に、
例えば、ゴム栓やセプタムによって封止される。あるい
は、粘着テープや接着剤や粘度などによって密閉さても
よい。
【0054】反応部220は、少なくとも光ビームの照
射される部分は、光学的に透明で、反応液150よりも
高い屈折率を有しており、例えばホウ珪酸ガラスや石英
ガラスで作られている。また、光ビームが照射されない
部分は、反応液150と化学反応を起こさず、反応部温
度調節部140による加熱に対して耐久性を有してさえ
いれば、その材質は問わない。しかし、反応液150を
速やかに均一に加熱するため、ガラスや金属等の熱伝導
率の高い材質が好ましい。
【0055】反応部220は、好ましくは、光ビームが
照射される内面に、増幅産物と特異的に反応する試薬
(プローブやプライマー)が固定されているが、このよう
な試薬を有していなくてもよい。
【0056】測定は、第一の実施の形態と同様の手順で
行なわれる。すなわち、まず、被検物質と特定の試薬を
混合して反応液を用意し、これを反応部220に十分な
量を入れた後、反応部220を反応部設置部242に設
置する。反応部温度調節部244によって反応部220
を所定の温度に加熱して、LAMP法による核酸増幅反
応を行なう。
【0057】LAMP法による核酸増幅反応の結果、反
応部220が固相化された試薬を有している場合には、
第一実施形態で説明したように、反応部下板の上面に固
定された試薬(プローブやプライマー)と結合した高分子
化した目的のDNAから成る増幅産物の膜が形成され
る。また、反応部220が固相化された試薬を有してい
ない場合には、第一実施形態で説明したように、反応液
中に高分子化した目的のDNAが生成される。
【0058】図9において、光源部202から射出され
た光ビームは、集光レンズ204によって収束性の光ビ
ームに変えられ、プリズム212と高屈折率液体214
を透過して、反応部220と反応液150の界面に達す
る。この界面では、特定の角度を越える入射角の光ビー
ムは全反射される。反応部220と反応液150の界面
で全反射された光は、光検出部206に達する。
【0059】反応部220と反応液150の界面におい
て全反射が生じ始める光ビームの入射角は、反応部22
0の内部の増幅産物の膜の屈折率や反応液150の屈折
率に大きく依存する。従って、反応液150の屈折率あ
るいは増幅産物の膜の屈折率は、反応部220と反応液
150の界面で全反射が生じ始める角度を求めることに
より測定される。
【0060】光検出部206は、パスPdに沿って移動
され、例えば、光検出部206の受光面に形成される像
が、図11に示されるようになるように配置される。つ
まり、光検出部206は、反応部220と反応液150
の界面で全反射された光が、光検出部206の受光面の
丁度半分を占める位置に配置される。これにより、全反
射が生じる入射角が求められ、それに基づいて、反応部
220が固相化された試薬を有している場合には、反応
液150の屈折率、とりわけ増幅産物の膜の屈折率が、
また、反応部220が固相化された試薬を有していない
場合には、反応液150の屈折率が測定される。
【0061】このように本実施形態においても、第一実
施形態と同様に、電気泳動法では測定できない増幅産物
が高分子化する反応であっても測定できる。また、蛍光
色素などの検出用の化合物を添加することなく核酸増幅
産物を測定できる。さらに、核酸増幅反応を開始させて
から継続的に測定することで、増幅の初期段階で検出
し、その変化の単位時間あたりの変化量から最終的な変
化量を算出することができる。加えて、測定は核酸増幅
反応のあいだ継続的に行なえるので、反応部の移動や温
度の変化に起因する反応液の屈折率変化の影響を受けて
いない高精度な測定結果を得ることができる。従って、
これまでにない高速で高感度で低価格な核酸増幅反応の
測定方法と測定装置が提供される。
【0062】[第三の実施の形態]本実施形態は、一般
的に知られているアッベ法による屈折率測定を利用した
核酸増幅反応測定であり、図12に示されるように、そ
の核酸増幅反応測定装置300は、反応液150を収容
した反応部320の上下に配置される一対のプリズム3
12,316と、反応部320に向けて光ビームを射出
する光源部302と、反応部220を透過した光ビーム
を受ける光検出部306と、反応部320の温度を調節
するための一対の反応部温度調節部342,344と、
光源部302と光検出部306を制御するためのコント
ローラー308と、反応部温度調節部340を制御する
ためのコントローラー310とを備えている。
【0063】プリズム312は、プリズム312または
反応部320の屈折率と同等以上の屈折率を有する光学
的に透明な高屈折率液体314を介して、反応部320
と光学的に接合されており、また、プリズム316は、
プリズム316または反応部320の屈折率と同等以上
の屈折率を有する光学的に透明な高屈折率液体を介し
て、反応部320と光学的に接合されている。プリズム
312,316には、それぞれ、反応部温度調節部34
2,344が取り付けられており、反応部温度調節部3
42,344は、プリズム312,316を介して、反
応部320の温度を制御する。
【0064】反応部320は、第二実施形態で説明した
反応部220と同じ構造体であり、好ましくは、増幅産
物と特異的に反応する固相化された試薬(プローブやプ
ライマー)を有しているが、固相化された試薬は有して
いなくてもよい。
【0065】測定は、第一の実施の形態と同様の手順で
行なわれる。すなわち、まず、被検物質と特定の試薬を
混合して反応液を用意し、これを反応部320に十分な
量を入れた後、反応部320を反応部設置部342に設
置する。反応部温度調節部344によって反応部320
を所定の温度に加熱して、LAMP法による核酸増幅反
応を行なう。
【0066】LAMP法による核酸増幅反応の結果、反
応部320が固相化された試薬を有している場合には、
第一実施形態で説明したように、反応部下板の上面に固
定された試薬(プローブやプライマー)と結合した高分子
化した目的のDNAから成る増幅産物の膜が形成され
る。また、反応部320が固相化された試薬を有してい
ない場合には、第一実施形態で説明したように、反応液
中に高分子化した目的のDNAが生成される。
【0067】図12において、光源部302から射出さ
れた光ビームは、プリズム312と高屈折率液体314
を透過して、反応部320と反応液150の界面に達す
る。この界面では、特定の角度を越える入射角の光ビー
ムは全反射される。反応部320と反応液150の界面
で全反射されない光は、反応部320を通り抜け、高屈
折率液体318とプリズム316を透過し、光検出部3
06に達する。
【0068】反応部320と反応液150の界面におい
て全反射が生じ始める光ビームの入射角は、反応部32
0の内部の反応液150の屈折率や増幅産物の膜の屈折
率の屈折率に大きく依存する。従って、反応液150の
屈折率あるいは増幅産物の膜の屈折率は、全反射が生じ
始める入射角を求めることにより測定される。全反射が
生じ始める入射角は、反応部320を透過した光の強度
の入射角に対する特性(透過光強度特性)を調べることに
より求めることができる。
【0069】光源部302は、パスPsに沿って移動可
能に支持されており、これにより、反応部320への光
ビームの入射角を変えることができる。また、光検出部
306は、パスPdに沿って移動可能に支持されてお
り、光源部302の移動によって変えられる任意の入射
角の光ビームに対して、反応部320を透過した光を受
けることができる。
【0070】光源部302をパスPsに沿って移動させ
るとともに、これに応じて光検出部306をパスPdに
沿って移動させ、反応部320に入射する光ビームの入
射角の変化に対する、反応部320を透過する光の強度
の変化を測定し、入射角に対する透過光強度特性を得
る。この入射角に対する透過光強度特性から、全反射が
生じる入射角が求められ、これに基づいて、反応部32
0が固相化された試薬を有している場合には、反応液1
50の屈折率、とりわけ増幅産物の膜の屈折率が、ま
た、反応部320が固相化された試薬を有していない場
合には、反応液150の屈折率が測定される。
【0071】このように本実施形態においても、第一実
施形態と同様に、電気泳動法では測定できない増幅産物
が高分子化する反応であっても測定できる。また、蛍光
色素などの検出用の化合物を添加することなく核酸増幅
産物を測定できる。さらに、核酸増幅反応を開始させて
から継続的に測定することで、増幅の初期段階で検出
し、その変化の単位時間あたりの変化量から最終的な変
化量を算出することができる。加えて、測定は核酸増幅
反応のあいだ継続的に行なえるので、反応部の移動や温
度の変化に起因する反応液の屈折率変化の影響を受けて
いない高精度な測定結果を得ることができる。従って、
これまでにない高速で高感度で低価格な核酸増幅反応の
測定方法と測定装置が提供される。
【0072】これまで、いくつかの実施の形態について
図面を参照しながら具体的に説明したが、本発明は、上
述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、電気泳動法では測定で
きない増幅産物が高分子化する反応であっても測定でき
る。また、蛍光色素などの検出用の化合物を添加するこ
となく核酸増幅産物を測定できる。さらに、核酸増幅反
応を開始させてから継続的に測定することで増幅の初期
段階で検出し、その変化の単位時間あたりの変化量から
最終的な変化量を算出することができる。すなわち、レ
ートアッセイと呼ばれる測定方法が、非標識、非プロー
ブで可能になる。従って、今までに類を見ない高速で高
感度で低価格な核酸増幅反応の測定方法と測定装置が提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態による核酸増幅反応
測定装置を示している。
【図2】図1に示される反応部の斜視図である。
【図3】反応部に入射する光ビームの入射角に対する、
反応部で反射された光の強度特性を示している。
【図4】第一の実施の形態の核酸増幅反応測定装置の変
形例を示している。
【図5】固相化された試薬を有する反応部内におけるL
AMP法による核酸増幅反応の前の状態を模式的に示し
ている。
【図6】固相化された試薬を有する反応部内におけるL
AMP法による核酸増幅反応の後の状態を模式的に示し
ている。
【図7】固相化された試薬を持たない別の反応部内にお
けるLAMP法による核酸増幅反応の前の状態を模式的
に示している。
【図8】固相化された試薬を持たない別の反応部内にお
けるLAMP法による核酸増幅反応の後の状態を模式的
に示している。
【図9】本発明の第二の実施の形態による核酸増幅反応
測定装置を示している。
【図10】図9に示される反応部の斜視図である。
【図11】図9の光検出部の受光面に形成される像を示
している。
【図12】本発明の第三の実施の形態による核酸増幅反
応測定装置を示している。
【符号の説明】
100 核酸増幅反応測定装置 102 光源部 104 偏光子 106 光検出部 112 プリズム 120 反応部 132 導電性薄膜 140 反応部温度調節部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 15/00 F (72)発明者 森 安義 栃木県大田原市下石上1381−3 栄研化学 株式会社那須事業所内 Fターム(参考) 2G045 BB50 DA12 DA13 FA11 GC11 4B024 AA11 AA19 CA01 HA11 HA19 4B029 AA07 AA11 AA12 AA23 FA12 4B063 QA01 QQ42 QR08 QR32 QR42 QS25 QS39 QX02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅すべき核酸配列を繰り返し延長しな
    がら高分子量化する工程を含む核酸増幅反応を測定する
    ための核酸増幅反応測定方法であり、反応部に光ビーム
    を照射する工程と、増幅すべき核酸配列を繰り返しなが
    ら高分子量化した産物を含む領域を有する反応液と反応
    部の界面による全反射に基づいて測定する工程とを含ん
    でいる、核酸増幅反応測定方法。
  2. 【請求項2】 核酸増幅反応によって得られる産物と特
    異的に反応する試薬を反応液と接する面に固定する工程
    を更に含んでいる、請求項1に記載の核酸増幅反応測定
    方法。
  3. 【請求項3】 反応部と反応液の界面で反射された光の
    強度の入射角に対する特性を求める工程を含んでいる、
    請求項1に記載の核酸増幅反応測定方法。
  4. 【請求項4】 反応部を透過した光の強度の入射角に対
    する特性を求める工程を含んでいる、請求項1に記載の
    核酸増幅反応測定方法。
  5. 【請求項5】 増幅すべき核酸配列を繰り返し延長しな
    がら高分子量化する工程を含む核酸増幅反応を測定する
    ための核酸増幅反応測定装置であり、 反応部の温度を制御するための反応部温度制御手段と、 反応部に照射される光ビームを発する光源部と、 反応部と反応液の界面による全反射を検出するための光
    検出部とを備えており、高分子化された増幅産物に起因
    する反応液の屈折率を継続的に測定する、核酸増幅反応
    測定装置。
  6. 【請求項6】 反応部は、反応液と接する面に、核酸増
    幅反応によって得られる産物と特異的に反応する試薬が
    固定されている、請求項5に記載の核酸増幅反応測定装
    置。
  7. 【請求項7】 光検出部は、反応部と反応液の界面で全
    反射された光を受ける、請求項5に記載の核酸増幅反応
    測定装置。
  8. 【請求項8】 光源部は移動可能に支持されており、光
    ビームの反応部に対する入射角は光源部の移動によって
    変えられる、請求項7に記載の核酸増幅反応測定装置。
  9. 【請求項9】 光源部は大径の光ビームを射出し、反応
    部に照射される光ビームを収束性の光ビームに変えるた
    めの集光レンズを更に備えている、請求項7に記載の核
    酸増幅反応測定装置。
  10. 【請求項10】 光検出部は、反応部を透過した光を受
    ける、請求項5に記載の核酸増幅反応測定装置。
  11. 【請求項11】 光源部は移動可能に支持されており、
    光ビームの反応部に対する入射角は光源部の移動によっ
    て変えられる、請求項10に記載の核酸増幅反応測定装
    置。
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