JP2002171923A - 麺類調理食品 - Google Patents

麺類調理食品

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JP2002171923A
JP2002171923A JP2000371357A JP2000371357A JP2002171923A JP 2002171923 A JP2002171923 A JP 2002171923A JP 2000371357 A JP2000371357 A JP 2000371357A JP 2000371357 A JP2000371357 A JP 2000371357A JP 2002171923 A JP2002171923 A JP 2002171923A
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Tasuku Shimizu
翼 清水
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 包装袋本体1の内部に半調理された麺類
6が収容されると共に、包装袋本体1の下部に底部材2
が介装されてなり、上記底部材2の包装袋本体1内面と
の対向面下部を包装袋本体1内面に接着して底シール部
4を形成し、かつ、上記対向面の上記底シール部4より
上側部分の一部又は全部を上記包装袋本体1内面と上記
底シール部4の接着強度より小さい接着強度で接着して
開口シール部を形成すると共に、上記包装袋本体1に対
し通気孔3を穿設してなり、包装袋内が所定圧力以上に
なると、上記通気孔3を開口するように構成した自動通
気包装袋に、レトルト殺菌処理を施したことを特徴とす
る麺類調理食品。 【効果】 常温で流通が可能であり、熱湯を注いだり、
湯切り作業や封を開ける等の作業を一切必要とせず、即
席麺類を仕上げることができ、その風味、食感を良好に
得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡便に調理し、食
することができる麺類調理食品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら焼きそばは簡便な食品として広く食されており、中で
も家庭内で簡便に食することができる焼きそばとして、
包装容器内に乾燥麺を収容した即席焼きそばが利用され
ている。この包装容器内に乾燥麺を収容させた食品形態
は、冷凍食品のように温度条件等により流通環境が困難
を伴うというものではなく、常温で流通,保存すること
が可能であるという流通性に優れている利点がある。こ
のような即席焼きそばにおいて、通常、その調理方法は
包装容器を開封して具を開け、熱湯を包装容器内に注い
で所定時間放置したのちに湯切り作業を行い、ソースな
どの調味料を加えて味付けすることにより即席焼きそば
が調理される。
【0003】しかしながら、このような即席焼きそば
は、調理の際には熱湯を用意する必要があり、さらに熱
湯を注いで所定時間待ち、湯切りをしなければならず、
今ひとつ調理の手軽さに欠けている。また、生麺の焼き
そばや冷凍食品と比較しても出来上がりの美味しさに決
して満足が行くものとはいえなかった。
【0004】また、調理の利便性、簡便性を更に向上さ
せるために、電子レンジで加熱調理することが可能な食
品形態の開発が行われており、その一例としては、特開
平11−89530号公報の電子レンジ即席麺類及びそ
の調理方法が挙げられる。
【0005】即ち、この電子レンジ即席食品は、プラス
チックフィルムで包装された半生麺、具及びスープ等を
耐熱性合成樹脂容器内に収容させた食品形態であり、電
子レンジで加熱調理することにより即席麺類を食するこ
とができるものである。
【0006】しかしながら、上記電子レンジ即席麺類で
は、半生麺の包装袋を一度開封して容器に取り出さなけ
ればならず、さらには電子レンジ加熱の前後にスープ等
を加えなければならず、依然として利便性、簡便性を満
足するものではない。
【0007】このように、焼きそば等の即席麺類の食品
形態としては、常温で流通が可能であっても、お湯を捨
てたり、開封作業を施す必要があり、流通形態の状態で
電子レンジで加熱調理することが可能な即席めん類は未
だ提案されていない。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、常温で流通することが可能であり、湯切りの作業
や開封作業等の手間を一切必要とせず、流通形態の状態
で電子レンジで加熱調理することが可能な麺類調理食品
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、包装袋本体の内部に半調理された麺類が収
容されると共に、包装袋本体の下部に底部材が介装され
てなり、上記底部材の包装袋本体内面との対向面下部を
包装袋本体内面に接着して底シール部を形成し、かつ、
上記対向面の上記底シール部より上側部分の一部又は全
部を上記包装袋本体内面と上記底シール部の接着強度よ
り小さい接着強度で接着して開口シール部を形成すると
共に、上記包装袋本体に対し通気孔を該通気孔上部が上
記底シール部上端縁部と接する位置又はこの位置より上
側位置にかつ常時は上記底部材によって閉塞された状態
で穿設してなり、包装袋内が所定圧力以上になると、上
記底部材の開口用シール部が包装袋本体と剥離して上記
通気孔を開口するように構成した自動通気包装袋に、レ
トルト殺菌処理を施したことを特徴とする麺類調理食品
を提供する。
【0010】上記麺類調理食品は、上述した特定構造の
自動通気包装袋に麺類が収容されたものであり、加熱調
理時に包装袋に形成された通気孔が自動的に開口して内
部の水蒸気等が外部へ逃散し得るようになっている。な
お、この加熱調理する前の包装袋の状態は、包装袋本体
の下部に底部材が介装され、上記底部材の包装袋本体内
面との対向面下部を包装袋内面に接着して底シール部が
形成されていることから、麺類が包装袋内に密封された
状態である。そして、この麺類調理食品を電子レンジな
どで加熱調理する場合は、袋の一部を切り欠いたり、穴
を開けるなどの通気部形成操作を行うことなく、そのま
ま包装袋ごと加熱するものである。そうすると、この加
熱により包装袋内の空気が膨張したり、或いは水分が蒸
発して水蒸気になること等により包装袋内が加圧状態と
なり、所定の圧力以上になると、上記底シール部よりも
小さい接着強度を有する開口用シール部において、包装
袋内面と底部材との剥離が容易に生じ、この開口用シー
ル部の剥離が進行し、これによって通気孔が開口するよ
うになっており、上記底シール部においては、この剥離
は生じ難いものであり、調理後においても麺類が保持さ
れているものである。
【0011】また、本発明の麺類調理食品は、半調理さ
れた内容物を包装袋に収容した後にレトルト殺菌処理が
施されたものであり、この食品が流通して消費者の手に
渡った場合には、この食品を単に電子レンジで加熱する
ことにより即席めん類に仕上げられ、消費者が非常に手
軽にめん類を食することができるものである。
【0012】従って、本発明の麺類調理食品によれば、
熱湯を用意したり、湯切り作業や封を開ける等の作業を
一切必要とせず、流通時の包装袋の状態で電子レンジに
入れて加熱調理することができ、しかも加熱調理された
麺類を風味、食感ともに良好に仕上げることが可能であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、図1〜4を参照
して本発明をより具体的に説明する。
【0014】図1〜4は、本発明の麺類調理食品の一例
を示す。この麺類調理食品は、自動通気包装袋10に麺
類6が収容されたものであり、上記自動通気袋(以下、
「包装袋」とする。)10は、一面(内面)が熱接着性
を有する2枚の合成樹脂フィルム1a,1bから形成さ
れる包装袋本体1と、この包装袋本体1の下部におい
て、上記両フィルム1a,1b間に介装された底部材2
から構成されている。
【0015】ここで、上記合成樹脂フィルム1a,1b
は、通常、食品用包装材料として用いられるものであ
り、合成樹脂或はこれに紙などを複合した複合フィルム
であってもよいが、少なくともその一面(内面)が熱接
着性を有することが必要である。具体的には、一軸延伸
ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム、ポリプロピ
レンフィルム等のフィルムに、ポリエチレンフィルム、
ポリプロピレンフィルム等の熱接着性フィルムを積層し
たラミネートフィルムなどが採用され、更にこれらのフ
ィルムの間にナイロンフィルム等を挟んだ3層以上のラ
ミネートフィルムも採用し得る。
【0016】一方、上記底部材2は、一面が熱接着性を
有する合成樹脂フィルム片を上記一面を外側にして折曲
してなるものである。この底部材の材料としては、上記
両フィルム1a,1bと同種のものでも異なるものであ
ってもよく、また上記両フィルム1a,1bと同様に単
層フィルムであっても複合フィルムであってもよいが、
一面の熱接着性層はこれを上記両フィルム1a,1bの
一面(内面)と熱接着させた場合の熱接着強度が、上記
両フィルム1a,1bの一面(内面)相互を熱接着させ
た場合の熱接着強度よりも小さくなるように、その材料
を選定することが好ましい。
【0017】上記底部材2を構成する合成樹脂フィルム
片において、イージーピール面を形成する熱接着性が低
いフィルムとしては、ポリプロピレンとポリスチレンと
のポリマーアロイフィルム、表面に凝集破壊層を有する
ポリプロピレン共押出しフィルム、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合体フィルム等が例示され、またこれにポリエチ
レンフィルム、ポリプロピレンフィルム、エチレン・ビ
ニルアルコール共重合体フィルム等を積層したもの、更
に必要に応じてポリエステルフィルム、ナイロンフィル
ム、ポリプロピレンフィルム、セロファンフィルム、エ
チレン・ビニルアルコール共重合体フィルム等を介装し
て3層又は4層以上の複合フィルムとしたものが好適に
用いられる。
【0018】上記両フィルム1a,1b及び底部材2か
らなる包装袋10は、特に制限されないが、例えば、上
記両フィルム1a,1bの熱接着性を有する一面を互い
に対向させて重ね合わせると共に、これら両フィルム1
a,1b間の下部に底部材2をイージーピール面が両フ
ィルム1a,1b内面に対向するように介装し、両フィ
ルム1a,1bの内面両側縁部を、上記底部材2が介装
されてそのイージーピール面と対向する下部は該底部材
2のイージーピール面の両側縁部と熱接着すると共に、
それより上側の底部材2が介装されていない部分におい
ては、両フィルム1a,1bの内面両側縁部相互を熱接
着した構成とされている。
【0019】また、上記両フィルム1a,1bの一方の
フィルム下部には、その幅方向ほぼ中央位置に通気孔3
が穿設されており、上記底部材2の上記両フィルム1
a,1b内面と対向するイージーピール面の下部をそれ
ぞれ上記通気孔3の形成域を含む両フィルム1a,1b
内面下部と熱接着し、イージーピール接着部を形成して
おり、これによって上記通気孔3を閉塞しているもので
ある。更にこの場合、上記底部材2の他面両側縁部も互
いに熱接着してある。なお、イージーピール面の上部と
両フィルム1a,1bとの間は接着されておらず、離間
している。
【0020】ここで、上記イージーピール接着部におい
て、上記通気孔形成位置より下側部分は底シール部4と
され、この底シール部4上端部より上側の上記通気孔形
成箇所をも含む部分は開口用シール部5とされており、
この開口用シール部5の両フィルム1a,1bに対する
接着強度は、底シール部4の両フィルム1a,1bに対
する接着強度より小さく形成されている。なお、図面に
示す実施例においては、底シール部4上端縁部中央に半
楕円状凹部4aを有し、この凹部4a内に位置するよう
に通気孔3が設けられていると共に、この凹部4aを含
み、上記底シール部4上端縁部中央部上側に開口用シー
ル部5が偏平山形に形成されているものである。この場
合、水蒸気等の発生により包装袋内の圧力が高くなる
と、水蒸気等はまずイージーピール接着部の中央部をア
タックし、それが両側に広がるように作用するものであ
るので、接着強度の小さい開口用シール部5が容易に剥
離して通気孔3を開口し、包装袋内の水蒸気等が逃散す
る。また、図示の実施例において、通気孔3は長径方向
が包装袋の幅方向に一致する長円乃至楕円状に形成さ
れ、スムーズに水蒸気等が逃散するものである。
【0021】この場合、通気孔3の形状は、円形、正方
形等でもよいが、包装袋の幅方向に沿って細長い形状、
例えば長円乃至は楕円状、長方形状など、通気孔面積の
大きいものが好適で、通常、短径又は短辺を1〜5mm
(実施例は3mm)、長径又は長辺を5〜20mm(実
施例は10mm)とすることが好適である。なお、図2
の斜線部分は、底シール部4及び開口用シール部5を示
す。
【0022】なお、上記のような互いに接着シール強度
の異なる底シール部4と開口用シール部5とを形成する
方法に制限はない。
【0023】そして、上記包装袋10は、内部に麺類6
を収容した後、上記両フィルム1a,1bの内面上端縁
部が熱接着され、該食品が密封される。
【0024】この場合、上記底部材2の上記開口用シー
ル部5における熱接着強度は、上記底シール部4におけ
る接着強度よりも小さく、しかも後述する作用を効果的
に発揮するように選定されるものであり、特に、上記底
シール部4におけるフィルム1aと底部材2との接着強
度を1.5〜3kgf/15mmとし、上記開口用シー
ル部5の接着強度をその2/3〜1/3とすることが、
内容物を十分保持し、加熱時に開口用シール部5におい
て底部材2がフィルム1aから円滑に剥離する点から好
適である。
【0025】上記包装袋10内に収容される麺類6とし
ては、レトルト処理により、味、食感が変化せず、かつ
麺の保存性を維持することができる公知のレトルト用麺
類を好適に採用することができる。
【0026】上記麺類6の種類としては、焼きそば等の
そば、うどん、中華麺、スパゲッティー、マカロニ、パ
スタ等を例示することができ、特に、焼きそばが好適で
ある。
【0027】また、麺類6は半調理されており、これら
内容物を包装袋に収容した後にレトルト殺菌処理を施す
ことにより、ソース等の調味料を別途加える必要がなく
包装袋内で仕上がった即席めん類をそのまま食すること
ができるようになっている。ここで、半調理とは、麺類
の容積や重量等に相応した適量の調味料7を当該麺類に
混合した状態をいう。
【0028】なお、麺類6及び調味料7以外の他の内容
物、例えば、具やかやく等をめん類の種類に応じて包装
袋10内に適宜添加することもできる。
【0029】また、本発明では、調味料7等で半調理さ
れた麺類6を収容した上記包装袋10をレトルト殺菌処
理するものであり、具体的には、120℃以上、10分
間以上の条件でレトルト殺菌処理することが好適に採用
される。この場合、フィルム1a,1bと底部材2との
間の接着強度は、上記の加熱殺菌処理中にはフィルム1
aと底部材2とが剥離して通気孔3が開口するようなこ
とがなく、包装袋10内の麺類6を確実に密閉保持する
ことができ、かつ電子レンジによる加熱調理時には、内
圧によって生じる開口用シール部5におけるフィルム1
aと底部材2との剥離により通気孔3が開口し得るよう
に調整されているものであり、例えば、耐熱性プラスチ
ックフィルム等を貼り合わせたラミネートフィルムなど
の公知の食品包装用材料などを好適に用いることができ
る。
【0030】次に、調味料7等で半調理された麺類6を
内部に収容した包装袋10をレトルト殺菌処理したもの
を麺類調理食品とし、この麺類調理食品を電子レンジ等
で加熱調理する場合について説明する。
【0031】上記包装袋10を上記両フィルム1a,1
bのうち通気孔3が穿設されたフィルム1aを上向きに
なるように電子レンジ内に置き、包装袋ごと加熱する。
そうすると、包装袋10内に空気等の気体が存在する場
合はこれが膨張し、また包装袋10内の水分が蒸発して
水蒸気が発生し、包装袋10内が高圧になる。即ち、押
圧力P(図4の図中矢印)が発生する。更に、包装袋1
0内の押圧力が大きくなって、所定の圧力以上になる
と、上記開口用シール部5において、底部材2が上記フ
ィルム1aから剥離する。この剥離は、上記開口用シー
ル部5の幅方向中央部から一方に向かって行われ、この
剥離が通気孔3の穿設位置に至り、通気孔3が開口し得
るものである(図4)。この場合、この通気孔3の形状
は長円形などに穿設されていることから開口が比較的大
きいものとなり、包装袋10内の水蒸気等が円滑に短時
間で逃散することができ、水蒸気等で充満した包装袋の
膨らみをなくして使用感を向上させることができる。そ
して、この包装袋10内の圧力が所定以上となっても水
蒸気等の押圧力Pによる剥離が、上記開口用シール部5
のみで行われ、それより下側に設けられた上記底シール
部4において水蒸気等による押圧力Pが作用してもこの
底シール部4の熱接着強度は開口用シール部5のそれよ
り大きく設定されており、容易に開口用シール部5が剥
離して通気孔3を開口して水蒸気等を逃散させ、包装袋
内の圧力を低下させるので剥離することはなく、底部材
2がフィルム1aから底シール下端まで剥離してしまう
底抜けが生じることがないものである。
【0032】上記のように加熱調理を行った後は、包装
袋10の一端を切り開き、麺類6を取り出してそのまま
食することができる。
【0033】ここで、本実施例の麺類調理食品を調理し
て仕上げるまでの作業内容を従来の調理方法と比較する
と、以下の通りになる。
【0034】
【表1】
【0035】このように、本実施例の麺類調理食品によ
れば、使用時には、需要者が包装袋に通気用の切り欠き
を形成したり、穴を開けるなどの手間を要せず、そのま
ま電子レンジに入れて加熱することによって調理を行う
ことができ、自動的に通気孔が開口されるものであり、
通気孔が開口する前に底部材裏側の剥離が進行して、底
シール部の下端まで剥離してしまう底抜けを生じること
がなく、包装袋内に麺類を確実に収容した状態で加熱調
理を行うことができる。そして、上記麺類調理食品によ
れば、加熱調理後の湯切りの作業を一切必要とせず、非
常に簡便に即席めんを加熱調理することができるもので
あり、仕上がっためん類の風味、食感を良好に得ること
ができ、従来の方式で調理された種々の即席めんに比べ
て遜色のないものである。
【0036】[実施例]図1に示した包装袋(縦200
mm×横150mm)に、焼きそば用生麺180g、ソ
ース20cc、具50gを半調理した合計約250gの
内容物を1食分として脱気充填する。この内容物を充填
した包装袋を120℃、10分間の条件でレトルト殺菌
処理を行い、本実施例の麺類調理食品とする。この麺類
調理食品を開封作業等を行うことなくそのままの状態で
500w家庭用電子レンジにより約2分間加熱調理す
る。加熱調理後、包装袋の一部を切り取ることにより、
加熱調理された焼きそばを皿に移してそのままの状態で
食することができ、風味,食味とも良好な焼きそばに仕
上げることができた。
【0037】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更
することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の麺類調理食品によれば、常温で
流通が可能であり、熱湯を注いだり、湯切り作業や封を
開ける等の作業を一切必要とせず、流通時の包装袋の状
態で電子レンジに入れて加熱調理することにより、即席
麺類を仕上げることができ、その風味、食感を良好に得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる麺類調理食品を示す
斜視図である。
【図2】同麺類調理食品の包装袋を構成するフィルム1
aにおける底部材2との接着箇所を示す拡大図である。
【図3】同麺類調理食品の内部を示す部分断面図であ
る。
【図4】同麺類調理食品を電子レンジに入れて加熱調理
を行う際、包装袋に開口部が形成される様子を示した部
分断面図である。
【符号の説明】
10 包装袋 1 包装袋本体 1a 合成樹脂フィルム(上面) 1b 合成樹脂フィルム(下面) 2 底部材 3 通気孔 4 底シール部 5 開口用シール部 6 麺類(焼きそば用) 7 調味料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装袋本体の内部に半調理された麺類が
    収容されると共に、包装袋本体の下部に底部材が介装さ
    れてなり、上記底部材の包装袋本体内面との対向面下部
    を包装袋本体内面に接着して底シール部を形成し、か
    つ、上記対向面の上記底シール部より上側部分の一部又
    は全部を上記包装袋本体内面と上記底シール部の接着強
    度より小さい接着強度で接着して開口シール部を形成す
    ると共に、上記包装袋本体に対し通気孔を該通気孔上部
    が上記底シール部上端縁部と接する位置又はこの位置よ
    り上側位置にかつ常時は上記底部材によって閉塞された
    状態で穿設してなり、包装袋内が所定圧力以上になる
    と、上記底部材の開口用シール部が包装袋本体と剥離し
    て上記通気孔を開口するように構成した自動通気包装袋
    に、レトルト殺菌処理を施したことを特徴とする麺類調
    理食品。
  2. 【請求項2】 麺類が焼きそば用麺類である請求項1記
    載の麺類調理食品。
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