JP2002171499A - テレビ会議用ビデオカメラの制御方法およびテレビ会議システム - Google Patents

テレビ会議用ビデオカメラの制御方法およびテレビ会議システム

Info

Publication number
JP2002171499A
JP2002171499A JP2000367638A JP2000367638A JP2002171499A JP 2002171499 A JP2002171499 A JP 2002171499A JP 2000367638 A JP2000367638 A JP 2000367638A JP 2000367638 A JP2000367638 A JP 2000367638A JP 2002171499 A JP2002171499 A JP 2002171499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
microphone
video
angle
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000367638A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Aoyanagi
公二 青柳
Ryoko Matsushita
良子 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000367638A priority Critical patent/JP2002171499A/ja
Publication of JP2002171499A publication Critical patent/JP2002171499A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】テレビ会議用カメラのカメラアングルを自動制
御できるようにする。 【解決手段】テーブルに設置された複数のマイクLMa
〜RMfと、会議出席者を撮像するビデオカメラ20
と、カメラアングルを制御する雲台22と、雲台を目的
のカメラアングルに制御する駆動部23と、この駆動部
に制御信号を供給する制御部50とを有する。駆動部に
は、複数のカメラアングルに対するアングル制御情報が
複数のマイクに関連付けて記憶された記憶手段32が設
けられている。マイクが使用されたとき、マイクに設置
されたマイクのオンオフスイッチに関連した信号が制御
部に供給され、このマイクに関連したアングル制御情報
に基づいてビデオカメラのカメラアングルが制御され
る。これによってカメラアングルの制御の自動化を達成
できる。カメラアングル制御情報はマイクに関連させて
記憶してあるので、カメラアングルの制御を正確にしか
も簡単に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビ会議シス
テムに関する。詳しくは、テレビ会議の出席者など予め
撮像位置が決まっているとき、ビデオカメラを発言者に
向けるときのカメラアングル制御情報を、発言者の前に
置かれたマイクを基準にして予め設定しておくことで、
ビデオカメラの自動制御を達成したものである。
【0002】
【従来の技術】本社と工場や地方に分散している支店、
営業所との間で行う遠隔会議として、近年テレビ会議が
活用されている。このテレビ会議システムは、周知のよ
うに例えば本社と支店との間で会議を行う場合、双方の
会議室にその会議に出席している出席者を撮すビデオカ
メラが設置されると共に、相手側の会議室の映像を映し
出す大型スクリーン(ビデオプロジェクタなど)が会議
室内に据え置かれ、スクリーンに映し出された例えば支
店の映像を見ながら会議を進行させる会議システムであ
る。支店側のスクリーンには本社の会議室の映像が映し
出されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
テレビ会議システムにおいて、会議の進行に当たっては
上述したビデオカメラや、大型スクリーンの他に、ビデ
オカメラを操作するカメラマンが必要になる。これはビ
デオカメラのアングルやズーム量を固定した状態で、出
席者の全てを鮮明に映し出すことが不可能であることか
ら、特定の発言者にビデオカメラを向けて、その発言者
をアップして映し出したりする必要がある。
【0004】つまり、ビデオカメラのアングルを固定す
ることができないためであって、実際のテレビ会議シス
テムを運営するに当たっては、ビデオスタジオと同じよ
うに少なくとも1名のカメラスタッフを用意する必要が
ある。そのため、人件費が嵩んでしまう。
【0005】この問題を解決する手段として、予めカメ
ラアングルを決めてそのアングルをプリセットしておく
ことが考えられるが、この手段を採用すると、そのカメ
ラアングルの位置に出席者を配置しなければならないの
で、席配置の自由度が全くない。
【0006】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、特に出席者の前に置かれてい
るマイクの位置を基準にして、そのマイクの位置とカメ
ラアングルやズーム量を対応させておくと共に、発言者
のマイク操作を監視することで、カメラ操作を自動化で
きるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載したこの発明に係るテレビ会議用ビ
デオカメラの制御方法では、テーブルに設置される複数
のマイクの設置位置に対するビデオカメラのカメラアン
グルを、これら複数のマイクに関連付けて設定し、上記
マイクが使用されたときには、当該マイクに関連したカ
メラアングルで上記ビデオカメラの撮像位置が制御され
るようになされたことを特徴とする。
【0008】また請求項3に記載したこの発明に係るテ
レビ会議システムでは、テーブルに設置された複数のマ
イクと、会議出席者を撮像するビデオカメラと、このビ
デオカメラのカメラアングルを制御する雲台と、この雲
台を目的のカメラアングルに制御する駆動系と、この駆
動系に制御信号を供給する制御部とを有し、上記駆動系
には、複数のカメラアングルに対するアングル制御情報
が上記複数のマイクに関連付けて記憶された記憶手段が
設けられ、上記マイクが使用されたとき、このマイクに
関連した上記アングル制御情報に基づいて上記ビデオカ
メラのカメラアングルが制御されるようになされたこと
を特徴とする。
【0009】この発明では、会議室で使用されるマイク
を基準にしてカメラアングルやズーム量をビデオカメラ
側にプリセットする。会議室の大きさや、会議テーブル
の広さなどが決まってくると、会議室で使用されるマイ
クの個数や配置位置が自ずと決まり、ほぼそのマイクの
前の席に出席者が着席して会議が進行する。その着席位
置が違ったとしても僅かである。
【0010】したがって、マイクの置かれた場所にある
椅子席を、そのマイクを使用する出席者の位置として把
握することができるから、そのマイクを使用していると
きは、その椅子席(およびその付近)を映し出すことが
できるようにカメラアングルを設定すればよい。
【0011】そのための最善策はマイクとカメラアング
ル(カメラポジション)とを関連付けておけばよいこと
になる。この発明ではビデオカメラのカメラアングル制
御情報を、マイクに関連付けて記憶させておく。そうし
て、マイクが使用されたときには、マイクオン状態を示
す信号を検出して、その検出したマイクに関連するカメ
ラアングル制御情報に基づいてビデオカメラのカメラア
ングルが制御される。マイクオフの状態ではビデオカメ
ラはホームポジション(原位置)に戻される。
【0012】マイク1台に対して1つのカメラアングル
としてプリセットする場合もあれば、隣接する複数のマ
イクを1つのカメラアングルグループとしてプリセット
する場合もある。
【0013】このようにマイクと、カメラアングル
(x、y軸情報およびズーム量がプリセットされると共
に、マイクが操作されたときの信号(マイクのオンオフ
信号)を監視し、この信号をカメラの雲台制御信号およ
びズーム量の制御信号として利用する。
【0014】こうすれば、発言者がマイクを操作する
と、ビデオカメラは予め決められたカメラアングルとズ
ーム量に自動制御される。これによってその発言者が画
面の中心にくるように、アップして撮像される。マイク
がオフされたときにはビデオカメラはホームポジション
に戻され、例えば会議室の全体が映し出される。複数の
マイクを1つのカメラアングルとしてプリセットしてあ
るときは、その複数のマイクのうち中心にあるマイクに
関連した位置(撮像領域)を基準にカメラアングルとズ
ーム量がプリセットされることになる。
【0015】何れにしても、マイクのオンオフを基準に
すれば、カメラスタッフを置かなくても会議の映像内容
を相手側に伝達できる。もちろん、マイクのオンオフを
示す表示部がこのマイクに備えられているものを使用す
るときには、この表示部を検出する検出用カメラを設置
することで、ビデオカメラのカメラアングルなどを制御
することもできる。カメラとカメラアングルをプリセッ
トすることなくビデオカメラを制御してもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係るテレビ会
議用ビデオカメラの制御方法およびテレビ会議システム
の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。図1はこ
の発明に係るテレビ会議システムの全体配置図である。
図1においてはテレビ会議室12が永細い部屋を使用し
た場合の実施の形態である。テレビ会議室12内には会
議テーブル14が並べられ、またその短辺側には大型の
スクリーン16が設置されている。スクリーン16は数
10インチのビデオプロジェクタなどを使用することが
できる。
【0017】またこのテレビ会議室12には会議の映像
を映すためのビデオカメラが設置される。ビデオカメラ
の台数は会議室の大きさやその会議室に収容できる出席
者の数などによって決められる。図1の場合には説明の
都合上向かい合って3名ずつ着席できる配置としてあ
る。そのため、この実施の形態ではスクリーン16の上
部に1台のビデオカメラ20が設置される。
【0018】ビデオカメラ20は、このビデオカメラ2
0を固定すると共にそのカメラアングルを決める雲台2
2の上に設置されている。雲台22にはその位置制御用
の駆動部23が設けられ、この駆動部23にはビデオカ
メラ20のカメラアングルを制御するためのカメラアン
グル制御情報が予め保存されている。
【0019】後述する制御部からカメラアングル制御信
号が供給されると、後述するように使用中のマイクに対
応したカメラアングル制御情報が読み出されて、それに
基づいて雲台の位置(x軸およびy軸)が制御される。
これによってビデオカメラ20のカメラアングルを予め
定められた通りの位置に自在に制御できる。ビデオカメ
ラ20にはさらにそのズーム量を制御するズーム量制御
手段が設けられ、映像の大きさを外部から自由に制御で
きるようになされている。
【0020】会議テーブル14にはその所定位置に複数
のマイクM(Ma、Mb、・・・)が設置される。図の
例では3台ずつ左右に置かれる。マイクMの設置位置お
よび設置個数が決まると、マイクMとビデオカメラ20
との相対位置が決まるので、この相対位置関係からマイ
クMに対するビデオカメラ20のカメラアングルおよび
ズーム量を決定できる。マイクMに対するビデオカメラ
20のカメラアングルとズーム量とで決まるカメラアン
グル制御情報が、この実施の形態では駆動部23に設け
られた後述するメモリ手段(記憶手段)に記憶される。
【0021】カメラアングル制御情報は、パン、チルト
情報あるいはx軸、y軸制御情報およびズーム量であ
る。この例ではこれらカメラアングル制御情報を予めプ
リセットできる6つのカメラポジションA、B、・・・
Fとして記憶しておく。そして、このカメラポジション
A、B、・・・Fと、マイクMと対応付けておく。その
ため、例えば図2のように出席者24aのカメラポジシ
ョンをAとし、出席者BのカメラポジションをB、・・
・出席者24fのカメラポジションをFとしてプリセッ
トする。そしてこれらのカメラポジションA〜Fをマイ
クMa、Mb、・・・Mfに対応付ける。
【0022】カメラポジションの情報は次のようにして
得る。まず遠隔から雲台22を制御してビデオカメラ2
0をカメラポジションAに向かせ、次に同じく遠隔から
カメラレンズ系を制御して、出席者24aが撮像画面に
収まるようにズーム量を制御する。そのときのx、y情
報(xa、ya)およびズーム量ZMaが、図3のよう
にカメラポジションAとして決められたメモリ領域MP
aに記憶される。そして、このカメラポジションAをマ
イクMaに関連付けで記憶する。
【0023】以下同様に、ビデオカメラ20をカメラポ
ジションBに向いたときのx、y情報(xb、yb)と
そのときのズーム量ZMbがメモリ領域MPbに記憶さ
れるような処理が順次実行され、そして最後にカメラポ
ジションFを向いたときのx、y情報(xf、yf)と
そのときのズーム量ZMbがメモリ領域MPfに記憶さ
れる。さらに、カメラポジションBをマイクMbに、カ
メラポジションFをマイクMfにそれぞれ対応させて記
憶する。
【0024】こうすれば、例えばマイクMaを使用した
ときには、このマイクMaのオン信号を利用してマイク
Maのメモリ領域を検索してカメラポジションA用の制
御情報を読み出し、この制御情報に基づいて雲台22と
カメラレンズ系をそれぞれ制御することで、ビデオカメ
ラ20がカメラポジションAを向くように制御できる。
また、カメラアングル制御情報はマイクに関連させて記
憶してあるので、マイクのオンオフ情報に基づいてカメ
ラアングルを制御すれば、カメラアングル制御を正確に
しかも簡単に行うことができる。
【0025】出席者が多くなってテレビ会議室12とし
て大部屋を使用するときには、1台のビデオカメラでは
十分でないことがある。そのときは、例えば図4のよう
に1台のビデオカメラ20を主カメラ20Aとして使用
し、もう1台を増設用の補助カメラ20Bとして使用す
ることが考えられる。
【0026】図4の例は左右に6人ずつ並んで会議する
ときの例であって、その場合には主カメラ20Aでは左
側に並んだ6人の出席者24a〜24fを撮像し、補助
カメラ20Bで右側に並んだ6人の出席者25a〜25
fをそれぞれ撮像するように構成すればよい。
【0027】この場合には、出席者24a〜24fはマ
イクLMa〜LMfに関連付けられ、右側の出席者25
a〜25fはマイクRMa〜RMfと関連付けられる。
そのときのそれぞれカメラポジションLA〜LF、RA
〜RFとの関係を図5に示す。そしてこれらビデオカメ
ラ20A、20BとマイクLM〜RFの関係およびカメ
ラポジションLA〜LF、RA〜RFさらには使用する
プリセットメモリに記憶させる制御情報との関係は図6
のようになる。
【0028】図4の場合でも、カメラポジションの自動
コントロールモードであるときには、主カメラ20A、
補助カメラ20Bに関係なくプリセットしたカメラアン
グルにそれぞれのビデオカメラを制御できる。例えばマ
イクRMbを使用したときには、このマイクRMbのオ
ン信号を利用してマイクRMbに関連するメモリ領域R
MPbが検索される。そしてそのメモリ領域RMPbか
らカメラポジションRB用の制御情報(x、y、ZM)
を読み出し、この制御情報に基づいて雲台22と補助カ
メラ20Bのカメラレンズ系をそれぞれ制御すること
で、補助カメラ20BがカメラポジションRBを向くよ
うに制御できる。したがって出席者25bをズームアッ
プして撮像できる。
【0029】図7はこの発明に係るテレビ会議システム
30の実施の形態を示す。図7は主カメラ20Aと補助
カメラ20Bの2台を使用した場合であって、したがっ
てマイクMもトータル12個使用される。主カメラ20
Aは上述したようにカメラ本体21に雲台22が一体化
されたもので、この雲台22を所望方向に駆動するため
の駆動部23も設けられており、この駆動部23には上
述したプリセットメモリ32が搭載されている。補助カ
メラ20Bも主カメラ20Aと同じように構成されてい
るので、その説明は割愛する。
【0030】上述した複数のマイクLMa〜RMfから
のマイクオンオフ信号および音声信号は第1の制御部4
0に供給される。この第1の制御部40は、マイコン制
御を行うためのCPU42、上述したマイクとカメラポ
ジションとの関係を記憶しておくメモリ手段44および
後述するコントロールパネル60で構成される。
【0031】第1の制御部40からは主カメラ20Aの
カメラポジションを指定するためのアドレス信号ADR
(LADR)が通信インタフェース例えばRS232C
を介して第2の制御部50に送信される。また第1の制
御部40からはさらに補助カメラ20Bのカメラポジシ
ョンを指定するためのアドレス信号ADR(RADR)
が同じく通信インタフェースRS232Cを介して、こ
の場合には直接補助カメラ20Bに設けられた駆動部2
3に送られる。
【0032】第2の制御部50もマイコン制御用のCP
U52を有する他、端子54から外部信号が供給され
る。この外部信号とはテレビ会議を行うための相手側の
映像情報と音声情報である。この映像情報はスクリーン
16によって会議室の映像が再現される。同時にスピー
カ59から会議室内の音声が再現される。
【0033】第2の制御部50には上述した主カメラ2
0Aと補助カメラ20Bからの映像信号がそれぞれ供給
され、これら映像信号および上述した外部信号がそれぞ
れビデオ切り替え回路56に供給されて、コントロール
パネル60で指定した映像情報がスクリーン16に供給
されるようになされている。
【0034】さて、駆動部23に設けられたプリセット
メモリ32には上述したカメラポジションに対する制御
情報(x、y、ZM)がプリセットされるが、そのため
にこの駆動部23にはメモリ制御回路33と、この駆動
部23を外部から制御するための赤外線センサ34が設
けられている。リモコン36からの外部制御信号によっ
て駆動部23が制御されて、外部制御信号に応じて雲台
22がx軸およびy軸方向に所望量だけ回転制御され
る。
【0035】したがってまずこのリモコン36を使用し
て規定のカメラポジションとなるように雲台22が制御
される。例えばカメラポジションLAを向くように制御
され、またそのときカメラレンズ系も同時に制御してズ
ーム量が調整される。調整時の映像はスクリーン16に
その映像を映し出すことによって、調整の適否を確認で
きる。
【0036】調整結果であるカメラポジションLAとす
るための制御情報(雲台22のx、y軸に対する制御情
報xa,yaおよびカメラレンズ系に対するズーム量Z
Ma)が、メモリ制御回路33によって指定されたアド
レス、すなわち指定されたプリセットメモリ32の既定
領域LMPaにカメラポジションの制御情報として記憶
される。このようなプリセット処理が調整時の映像をモ
ニタリングしながら全てのカメラポジションに対して行
われる。
【0037】したがって一旦このプリセットメモリ32
にカメラポジション制御情報を記憶させておけば、後は
この駆動部23にアドレス情報となるメモリ領域情報A
DRaを供給するだけでよいので、カメラ制御スピード
が速くなる。
【0038】図8はコントロールパネル60の一例を示
す。左側から順次説明すると、ボタン62はパワースイ
ッチのオンオフボタンである。ボタン64は設置してあ
るカメラのカメラポジションをプリセットされている位
置に自動制御するかしないかをセットするボタンであ
る。テレビ会議用の場合には通常「オン」である。
【0039】カメラセレクトボタン66は、主カメラ2
0Aのみとするか、補助カメラ20Bも使用した形態と
するかを選択するためのボタンである。因みに図示の状
態は主カメラ20Aと補助カメラ20Bの双方を使用す
るモードを選択した場合である。
【0040】カメラポジションエリア68にはカメラポ
ジションを選択するボタン68aを有し、その隣りには
このボタン68aによって選択されたカメラポジション
がLEDなどの表示素子69によって表示される。カメ
ラポジションとしては図3の場合、1台のビデオカメラ
に対してそれぞれ6カ所プリセットできる。そして、ボ
タン68aを1回押すごとに表示状態はA→B→C→D
→E→Fと移行し、その後は再びAに戻るような巡回表
示となっている。
【0041】ホームポジション用のボタン68bをオン
にすると、カメラポジションが指定されていないとき、
カメラポジションが原位置に戻される。原位置とは図1
の場合には6人が全て映るような撮像位置であり、図4
の場合にはそれぞれのカメラ20A、20Bで全ての出
席者を映せるような撮像位置である。
【0042】マイクエリア70には複数のボタンが設置
されている。ボタン71でマイクMが指定される。ボタ
ン71を押す度に隣の表示部72に指定されたマイクM
の番号(LMa〜RMf、実際には2桁の番号)が表示
され、この関係が図7に示したメモリ手段44にメモリ
される。
【0043】セットボタン74aはマイクMと、ボタン
66で選択したビデオカメラにおけるカメラポジション
との関連付けを行うためのものである。例えばカメラポ
ジションとして[A」を選び、マイクMとして「LM
a」を選んだ状態でセットボタン74aを操作すると、
図6に矢印pで示す欄が指定されたことになる。したが
ってマイクLMaが選ばれたときは、カメラとしては主
カメラ20Aが使用されると共に、プリセット情報LM
Paが読み出されてそのカメラポジションはLAに制御
される。
【0044】したがって、図3の例は、マイクMaをカ
メラポジションAに対応付け、以下同様にマイクMb〜
MfはカメラポジションB〜Fに対応付けた場合で、そ
の対応関係がメモリ手段44に記憶される。
【0045】同様に、図6の例はマイクLMa〜LMf
を主カメラ20Aによって撮像されるカメラポジション
LA〜LFに対応付け、マイクRMa〜RMfを補助カ
メラ20Bによって撮像されるカメラポジションRA〜
RFに対応付けた場合であり、そのような関係がメモリ
手段44に記憶されることになる。
【0046】図8においてリセットボタン74bを操作
すると、カメラポジションとマイクとの関係がリセット
される。エリア76はマイクボリュームとスピーカの音
量をそれぞれ調整するエリアである。
【0047】テレビ会議用に使用されるマイクMとして
は図9に示すような周知のものを使用することができ
る。このマイクMは図のように基台80を有し、基台8
0にはオンオフスイッチ82が設けられ、さらに支持ア
ーム83に支えられたマイクMの筐体84の一部にはマ
イクのオンオフを示す表示部86が設けられている。表
示部86は赤色を発光するLEDなどの表示素子を使用
することができる。この表示部86の点灯および消灯に
よって、マイクMの使用状態を把握できる。
【0048】また、オンオフスイッチ82を操作するこ
とで、マイクMをオンさせ、またオフさせることができ
る。マイクMのオンオフ信号は図7に示す第1の制御部
40に供給され、使用するマイクMに対応したアドレス
ADR(LADR)が第1の制御部40より出力される
(図3および図6参照)。
【0049】続いて、このように構成されたテレビ会議
システム30のカメラ制御例を図10および図11を参
照して説明する。使用するビデオカメラは図1の場合で
も、図4の場合でも、カメラアングルの制御処理は同じ
である。
【0050】図10は第1の制御部40に設けられたC
PU42の処理例を示すもので、電源がオンされるとこ
の制御プログラムが起動される。そしてビデオカメラ2
0の自動制御モードが選択されているかどうかをチェッ
クし(ステップ91)、手動モードであるときはビデオ
カメラ20のカメラアングル制御はマニュアル操作とな
る(ステップ92)。
【0051】しかし、ボタン64の操作で自動制御モー
ドにセットされているときには、マイクMの入力状態
(オンオフ状態)が判別される(ステップ93)。何れ
かのマイクMのオンオフスイッチ82が操作されて、マ
イクオン状態になると、そのオン信号が入力するので、
マイクMとそのマイクMに対応したカメラポジションに
関連したアドレスADRが出力される(ステップ9
4)。図1の場合では第2の制御部50にアドレスAD
Rが出力され、図4の場合には使用するマイクMによっ
て第2の制御部50か補助カメラ20Bの何れかにアド
レスLADR,RADRが出力される。
【0052】次に、マイクMがオフすると、そのオフ信
号が第1の制御部40から送出されると共に、電源のオ
フ状態がチェックされ(ステップ95,96)、電源が
オン状態のままであるときには、再びステップ91に戻
ってマイクMのオンオフ状態が監視される。電源がオフ
するとCPU42の処理が終了する。
【0053】次に、ビデオカメラ20側での処理を図1
1を用いて説明する。説明の都合上ビデオカメラ20A
側のカメラポジション処理を説明する。
【0054】図8に示すコントロールパネル60のカメ
ラポジションエリア68に設けられたボタン68bがオ
ンされて、ビデオカメラ20Aのホームポジションモー
ドにセットされているときには、図11ステップ101
でビデオカメラ20Aをホームポジションの位置にカメ
ラアングルが制御される。
【0055】その状態でマイク番号に相当するアドレス
ADR(LADR)の入力状態がチェックされる。マイ
ク番号に相当するアドレスADRを受信したときには
(ステップ102)、そのアドレスADRに記憶された
カメラポジション制御情報(図3、図6参照)がプリセ
ットメモリ32から読み出されて、雲台22のx、y軸
が制御されると共に、カメラ本体21のカメラレンズ系
が制御されて所定のズーム量となるように制御される
(ステップ103)。
【0056】これによって、ビデオカメラ20Aは使用
されたマイクMに相当するカメラアングルとなるように
その向きが自動制御されるので、そのマイクMを使用し
ている発言者をアップして撮像することができる。その
映像信号は図7の第2の制御部50に設けられた外部出
力端子55から外部に送出される。
【0057】次に、マイクMのオフ信号の到来を検出し
(ステップ104)、このオフ信号を受信するまではス
テップ103で制御されたカメラポジションの位置を保
持する。これはマイクMがオフされない限り、発言を継
続していると考えられるからである。
【0058】マイクMのオフ信号を受信したときには、
ステップ101に戻ってビデオカメラ20Aをホームポ
ジションの位置に戻したのち、待機状態となる。
【0059】このようなカメラポジション制御がマイク
Mのオン信号に相当するアドレスADRの入力の都度実
行され、そしてマイクMのオフ信号によってビデオカメ
ラ20Aが元のカメラアングルの位置に復帰するような
制御が実行されることになる。
【0060】上述した実施の形態では、マイクMのオン
オフ信号に基づいてビデオカメラ20のカメラアングル
を制御するようにしたが、このマイクMのオンオフを図
9に示す表示部86の点灯および消灯によっても検出す
ることができる。その場合には、検出用の全方位カメラ
を例えば会議室12の天井などに設置して、表示部86
の表示状態からそのマイクMの位置とマイクMのオンオ
フを検出し、その検出出力に基づいてカメラアングルを
制御することもできる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るテレ
ビ会議用カメラ制御方法およびテレビ会議システムで
は、会議室で使用されるマイクの設置位置およびマイク
のオンオフ信号を基準にして、ビデオカメラのカメラア
ングルなどを制御するようにしたものである。これによ
れば、発言者がマイクを使用するときには、そのマイク
のオン信号を基準にしてカメラアングルを制御し、また
マイクがオフされたときにはそのオフ信号に基づいてカ
メラアングルをホームポジションに戻すことができる。
そのため、カメラスタッフを要することなく、テレビ会
議を進行させることができるため、人件費の大幅な削減
を実現できる。カメラアングル制御情報はマイクに関連
させて記憶してあるので、カメラアングルの制御を正確
にしかも簡単に行うことができる。
【0062】テレビ会議室として使用される部屋が決ま
り、そこに置かれる会議テーブルが決まると、その会議
室に出席できる人数が自ずと決まることから、テレビカ
メラの台数やカメラ位置、それに会議テーブルに置かれ
るマイクの個数と位置が決まるので、その会議室の規模
やマイクによってカメラアングルを予めプリセットでき
る。そのため、カメラアングルなどのプリセット情報を
任意に変更できるため、柔軟性に富んだカメラ会議シス
テムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るテレビ会議システムの概要を示
す配置図である(その1)。
【図2】そのときのカメラアングルの関係を示す図であ
る。
【図3】図1の場合のマイクとカメラアングルおよびプ
リセット情報との関係を示す図である。
【図4】この発明に係るテレビ会議システムの概要を示
す配置図である(その2)。
【図5】そのときのカメラアングルの関係を示す図であ
る。
【図6】図1の場合のマイクとカメラアングルおよびプ
リセット情報との関係を示す図である。
【図7】この発明に係るテレビ会議システムの構成図で
ある。
【図8】コントロールパネルに設けられた制御ボタン系
の配置例を示す図である。
【図9】マイクの構成例を示す図である。
【図10】カメラアングル制御例を示すフローチャート
である(その1)。
【図11】カメラアングル制御例を示すフローチャート
である(その2)。
【符号の説明】
14・・・会議テーブル、16・・・スクリーン、20
(20A、20B)・・・ビデオカメラ、22・・・雲
台、23・・・駆動部、32・・・プリセットメモリ、
40,50・・・制御部、M(LM、RM)・・・マイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルに設置される複数のマイクの設
    置位置に対するビデオカメラのカメラアングルを、これ
    ら複数のマイクに関連付けて設定し、 上記マイクが使用されたときには、当該マイクに関連し
    たカメラアングルで上記ビデオカメラの撮像位置が制御
    されるようになされたことを特徴とするテレビ会議用ビ
    デオカメラの制御方法。
  2. 【請求項2】 上記マイクが使用状態にあることを示す
    信号を検出したとき、上記マイクに関連したカメラアン
    グルとなるように上記ビデオカメラを制御するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載のテレビ会議用ビデオ
    カメラの制御方法。
  3. 【請求項3】テーブルに設置された複数のマイクと、 会議出席者を撮像するビデオカメラと、 このビデオカメラのカメラアングルを制御する雲台と、 この雲台を目的のカメラアングルに制御する駆動系と、 この駆動系に制御信号を供給する制御部とを有し、 上記駆動系には、複数のカメラアングルに対するアング
    ル制御情報が上記複数のマイクに関連付けて記憶された
    記憶手段が設けられ、 上記マイクが使用されたとき、このマイクに関連した上
    記アングル制御情報に基づいて上記ビデオカメラのカメ
    ラアングルが制御されるようになされたことを特徴とす
    るテレビ会議システム。
  4. 【請求項4】 上記マイクに設置されたマイクのオンオ
    フスイッチに関連した信号が上記制御部に供給され、 この受信信号に基づいて、上記駆動系が制御されて上記
    ビデオカメラのカメラアングルが上記マイクに関連した
    領域を撮像できるように制御されるようになされたこと
    を特徴とする請求項3記載のテレビ会議システム。
JP2000367638A 2000-12-01 2000-12-01 テレビ会議用ビデオカメラの制御方法およびテレビ会議システム Pending JP2002171499A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000367638A JP2002171499A (ja) 2000-12-01 2000-12-01 テレビ会議用ビデオカメラの制御方法およびテレビ会議システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000367638A JP2002171499A (ja) 2000-12-01 2000-12-01 テレビ会議用ビデオカメラの制御方法およびテレビ会議システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002171499A true JP2002171499A (ja) 2002-06-14

Family

ID=18838026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000367638A Pending JP2002171499A (ja) 2000-12-01 2000-12-01 テレビ会議用ビデオカメラの制御方法およびテレビ会議システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002171499A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007019693A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Audio Technica Corp 面上収音式マイクロホン
US7466335B2 (en) 2004-05-10 2008-12-16 Fuji Xerox Co., Ltd. Conference recording device, conference recording method, and design method and storage media storing programs
CN104980686A (zh) * 2015-06-26 2015-10-14 广东亿迅科技有限公司 一种视频会议中场景控制的方法
JP2016105598A (ja) * 2015-12-15 2016-06-09 株式会社ナカヨ 自動ズームアウト機能を有するテレビ会議制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7466335B2 (en) 2004-05-10 2008-12-16 Fuji Xerox Co., Ltd. Conference recording device, conference recording method, and design method and storage media storing programs
JP2007019693A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Audio Technica Corp 面上収音式マイクロホン
CN104980686A (zh) * 2015-06-26 2015-10-14 广东亿迅科技有限公司 一种视频会议中场景控制的方法
JP2016105598A (ja) * 2015-12-15 2016-06-09 株式会社ナカヨ 自動ズームアウト機能を有するテレビ会議制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9860486B2 (en) Communication apparatus, communication method, and communication system
US7015953B2 (en) Multi-user camera control system and method
EP2179586B1 (en) Method and system for automatic camera control
US8044990B2 (en) Camera controller and teleconferencing system
US9398258B1 (en) Method and system for video conferencing units
US20170127017A1 (en) Communication system, communication apparatus and communication method
US20060017812A1 (en) Camera link system, camera device and camera link control method
EP3785429A1 (en) Videoconferencing device and method
US6219086B1 (en) Terminal apparatus
JPH1042264A (ja) テレビ会議システム
JP2009017330A (ja) テレビ会議システム、テレビ会議方法およびテレビ会議プログラム
JP2002171499A (ja) テレビ会議用ビデオカメラの制御方法およびテレビ会議システム
JP2017168977A (ja) 情報処理装置、会議システムおよび情報処理装置の制御方法
KR101680524B1 (ko) 화자 표시 시스템 및 그 제어 방법
JP6394958B2 (ja) 通信装置及び通信方法
KR100264035B1 (ko) 화상회의 시스템의 카메라 방향 조정 장치와 제어 방법
JP2018101930A (ja) 雲台システム
JP3216212B2 (ja) テレビ会議用テレビカメラ制御システム
JPH0730878A (ja) テレビ会議用カメラ制御装置
JPS61137484A (ja) テレビ会議システム
JP3121418B2 (ja) ポインティングシステム
JPH0530507A (ja) テレビ会議システム
KR20020021731A (ko) 화상회의 시스템의 카메라 줌배율 조절 장치 및 그 방법
KR20030017038A (ko) 적외선 리모콘을 통한 화상회의 시스템의 카메라 줌배율조절 장치 및 그 방법
JPH05268688A (ja) テレビ会議用マイクロホン