JP2009017330A - テレビ会議システム、テレビ会議方法およびテレビ会議プログラム - Google Patents

テレビ会議システム、テレビ会議方法およびテレビ会議プログラム Download PDF

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秀樹 岸
Nobuyuki Kihara
信之 木原
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靖彦 加藤
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丈 松井
Yasuhiro Kodama
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Yohei Sakuraba
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Abstract

【課題】カメラを発話者の方向にすばやく正確に向けることが可能なテレビ会議システムを提供すること。
【解決手段】本発明は、映像を取り込むカメラ(例えば、メインカメラ20)と、音声を取り込むため所定の位置に配置された複数のマイクロフォン30と、複数のマイクロフォン30に対応して設けられ、音声の取り込み開始を受け付けるスイッチと、スイッチによって音声の取り込み開始を受け付けたマイクロフォンと対応付けされた方向にカメラを向けるコントロールユニット3とを備えるテレビ会議システム1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像を取り込むカメラ、音声を取り込むマイクロフォンを備えるテレビ会議装置、テレビ会議方法およびテレビ会議プログラムに関する。
会議の発言者を撮像してその音声と共に通信回線を介して相手側端末間で送受信するテレビ会議システムにおいて、従来から、テレビ会議端末に接続された複数のマイクロフォンを用意し、会議に参加している複数の参加者から発言者を検出して、その発言者にカメラを向けるカメラ制御装置が開発されている。
例えば、特許文献1では、発言者の位置をマイクロフォンアレイ、もしくは、複数のマイクロフォン入力のうち最大音圧レベルから推定し、その推定方向にカメラを向けて、撮像画像から動き画像を抽出して発言者位置を特定する技術が開示されている。
また、特許文献2では、マイクロフォン入力から音源方向検出を行い、カメラ制御で向けた音源方向の映像から顔の色、輪郭、目鼻口を抽出して人物を特定する技術が開示されている。
また、特許文献3では、カメラ付近のマイクロフォン、もしくはマイクロフォンアレイから会議参加者付近にあるマイクロフォンの位置を特定し、その一方で、会議参加者付近のマイクロフォンから音源位置を特定し、これらの位置関係からカメラと音源のマイクロフォンに対する相対位置を推定することにより、カメラと音源との位置関係を正確に特定する技術が開示されている。
特開2001−339703号公報 特開2003−189273号公報 特表2006−525743号公報
このようなテレビ会議システムにおいて、発話者音声を正確に検出し、その方向を特定する音響分析と、カメラ方向を制御して撮られた映像から話者の顔の特徴や動作から発話者の方向を決定するという2段階の処理過程を経ているが、テレビ会議の行われている会議室の音響環境によっては、部屋の反響音やマイク近くにある騒音源、もしくは不必要な物音等に反応して音声方向を誤検出することがある。また、会議の会話は発言者の音声のみを切り出して相手端末に送信したいが、マイクロフォン入力の音声レベルを使って音声区間を切り出すと、発話中の声の弱い区間を切り落としたり、意図しない音声を誤って相手側に送ってしまうことで、会議の妨害になるという問題が生じる。
また、カメラ映像から人物の顔に関する特徴量や映像の変動等を抽出して発言者を特定する操作は、計算量が膨大であるばかりでなく、カメラを取り巻く照明環境によっては特徴量を抽出できず、発言者の位置特定が困難な場合もある。
そこで、本発明では、このような従来の課題を解決するものであって、会議の参加者個々に用意された端末装置を操作してマイクオンにすることにより、カメラを発話者の方向にすばやく正確に向けるようにすることを目的とする。
本発明はこのような課題を解決するために成されたものである。すなわち、本発明は、映像を取り込むカメラと、音声を取り込むため所定の位置に配置された複数のマイクロフォンと、複数のマイクロフォンに対応して設けられ、音声の取り込み開始を受け付けるスイッチと、スイッチによって音声の取り込み開始を受け付けたマイクロフォンと対応付けされた方向にカメラを向けるカメラ制御手段とを備えるテレビ会議システムである。
このような本発明では、マイクロフォンと対応して設けられるスイッチによって音声の取り込み開始を受け付けた場合、そのマイクロフォンと対応付けされた方向にカメラを向けることから、スイッチによる確実なマイクロフォン選択と、マイクロフォンと対応付けされたカメラの方向選択とを的確に行うことができるようになる。
また、カメラ制御手段は、カメラの方向制御のほか、マイクロフォンと対応付けされたカメラ倍率を選択する制御や、複数のマイクロフォンに対応したスイッチが選択された場合、その順番に応じた優先順位によってカメラを制御したり、マイクロフォンとカメラの少なくとも方向との対応付けを登録できるようになっている。
また、本発明は、映像を取り込むカメラと、音声を取り込むため所定の位置に配置された複数のマイクロフォンと、複数のマイクロフォンに対応して設けられ、音声の取り込み開始を受け付けるスイッチとを備えるテレビ会議システムを用いたテレビ会議方法であり、スイッチによってマイクロフォンでの音声の取り込み開始を受け付けた場合、そのマイクロフォンと対応付けされた方向にカメラを向けるものである。
このような本発明では、マイクロフォンと対応して設けられるスイッチによって音声の取り込み開始を受け付けた場合、そのマイクロフォンと対応付けされた方向にカメラを向けることから、スイッチによる確実なマイクロフォン選択と、マイクロフォンと対応付けされたカメラの方向選択とを的確に行い、テレビ会議を進行できるようになる。
また、本発明は、映像を取り込むカメラと、音声を取り込むため所定の位置に配置された複数のマイクロフォンと、複数のマイクロフォンに対応して設けられ、音声の取り込み開始を受け付けるスイッチとを備えるテレビ会議システムを制御するテレビ会議プログラムであり、スイッチによってマイクロフォンでの音声の取り込み開始を受け付けた場合、そのマイクロフォンと対応付けされた方向にカメラを向ける制御を行うものである。
このような本発明では、マイクロフォンと対応して設けられるスイッチによって音声の取り込み開始を受け付けた場合、そのマイクロフォンと対応付けされた方向にカメラを向けることから、スイッチによる確実なマイクロフォン選択と、マイクロフォンと対応付けされたカメラの方向選択とを的確に行うよう、テレビ会議システムを制御できるようになる。
したがって、本発明によれば、カメラを発話者の方向にすばやく正確に向けることが可能となり、テレビ会議システムの円滑な運用を実現することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。
(テレビ会議システムの構成)
図1は、本実施形態に係るテレビ会議システムの構成を説明する模式図である。テレビ会議システム1は、カメラ(メインカメラ20、サブカメラ21)、複数のマイクロフォン30、コントロールユニット(カメラ制御手段)3、音響システム5、モニタスクリーン16を備えている。
カメラは、会議参加者の映像を取り込むもので、必要に応じて複数台設けられている。図1に示す例では、2台のカメラとしてメインカメラ20とサブカメラ21とが設けられている。カメラで取り込んだ映像は、モニタスクリーン16に映し出されたり、ネットワークを介して会議相手9に送られる。
マイクロフォン30は、会議参加者の音声を取り込むもので、会議参加者の人数に応じて複数台設けられている。なお、必ずしも会議参加者の人数と一致していなくてもよく、複数人で1台のマイクロフォン30を共有してもよい。
コントロールユニット3は、カメラ(メインカメラ20、サブカメラ21)やマイクロフォン30、後述する音響システム5やモニタスクリーン16、会議相手9とのネットワーク通信を制御する制御手段である。
具体的には、コントロールユニット3は、一つ以上の会議相手9と音声・画像を電話回線およびインターネット回線を通じて通信する手段、会議相手9の映像またはグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を通じてテレビ会議システム1の設定および状態を表示するモニタスクリーン16へ出力する手段、会議相手9の音声を拡声する音響システム5へ出力する手段、会議の映像を撮るメインカメラ20およびサブカメラ21から映像信号を受信、および、カメラ制御信号を送信する手段、リモートコントローラ(以下、単に「リモコン」と言う。)7から手動でのカメラ制御や各種操作設定を行うためのコマンドを受信する手段、マイクロフォン30の入力音声を受信する手段、を有する。
音響システム5は、コントロールユニット3によって制御され、マイクロフォン30で取り込んだ会議参加者の音声を出力したり、会議相手9から送られてきた相手方会議参加者の音声を出力したりする手段である。
モニタスクリーン16は、主として会議相手9からネットワークを介して送られてきた映像を映し出す手段である。必要に応じてメインカメラ20やサブカメラ21で取り込んだ映像を出力したり、各種の設定画面を出力することもできる。
本実施形態のテレビ会議システム1では、メインカメラ20やサブカメラ21の撮影範囲をコントロールユニット3で制御でき、会議参加者のうち発言している人に向けてカメラ撮影範囲を移動するとともに、所定の倍率で映像を取り込むことができるようになっている。
このようなカメラ制御において、コントロールユニット3は、マイクロフォン30に対応して設けられたスイッチ(後述)によって音声の取り込み開始を受け付けた場合、そのマイクロフォン30と予め対応付けされた方向にカメラ(メインカメラ20やサブカメラ21)を向ける制御を行う。
すなわち、予めマイクロフォン30とカメラの方向との対応付けが登録されており、スイッチによって音声の取り込み開始を受け付けたマイクロフォン30と対応するカメラの方向を登録内容から読み取り、その方向へカメラを迅速に向けることができる。
また、この登録内容には、カメラの倍率も登録されており、音声の取り込みを開始したマイクロフォン30と対応する方向へカメラを向けるとともに、その登録された倍率で映像を取り込むことができる。
(テレビ会議システム各部の配置例)
図2は、テレビ会議システム各部の会議室内での配置例を示す模式図である。会議室12は例えばU字型に置かれた会議テーブル14を取り巻くように会議参加者18が座っている。
また、会議室12の壁面前に大型のモニタスクリーン16が設置されており、プロジェクタ等でテレビ会議システム1に接続された通信相手の会議室の様子を映し出すことができる。
その手前には会議の映像を映すカメラ(ここではメインカメラ20のみを示す)が設置されている。図3に示すように、メインカメラ20は、映像を取り込む方向として水平方向(パン)および垂直方向(チルト)を変更可能にする雲台22と、その位置を制御するカメラ制御装置24とを備えた構成となっている。
カメラ制御装置24は、コントロールユニット3から送られる制御信号によりパン、チルトとともに取り込み倍率調整(ズーム)を行い、所定の映像取り込み位置へメインカメラ20を動かし、被写体を適切な構成で映し出す。
会議テーブル14上には各会議参加者18に対応してそれぞれ例えば図4に示すようなマイクロフォン30が並べられている。マイクロフォン30は基台32にスイッチ34が設けられており、このスイッチ34を押している間だけマイク入力をオンにし、スイッチ34を離すとマイク入力をオフにすることができる。これにより、発言者が発言したい時にスイッチ34を押し続けることにより、必要な音声だけを途切れることなく相手側会議システムに送ることができる。
なお、スイッチ34はマイクロフォン30と一体に設けられているもの以外、例えば会議テーブル14の各座席の近傍に設けられていてもよく、スイッチ34とマイクロフォン30との対応がとれていればよい。
また、発言者がスイッチ34を押して発言しているにも関わらず、同じ会議室内の別の参加者が別のマイクロフォン30のスイッチ34を押して話し始めた場合は、両者の音声を送信できる音声レベルの許容する範囲内でミックスされて相手側に送られる。
これにより、発言途中の割り込み操作で他のマイクロフォンのスイッチ34を押されることによって、それまでの発言者の音声が途切れたり、発言者がマイクロフォンのスイッチ34をオフにし忘れたために他のマイク入力への切り替えができなくなるといった支障が発生しなくなる。
マイクロフォン30は、コントロールユニット3と個別に通信する手段を持っており、音声入力データをコントロールユニット3経由で相手側へ送るだけでなく、コントロールユニット3からの問い合わせに対し、マイクオン/オフの状態と、各マイクロフォン30それぞれに固有の識別子を返す。
一般的に、会議室にテレビ会議システムを設置した時に、会議テーブル14や座席のレイアウトから各マイクロフォン30の設置場所が一意に決定される。このため、会議テーブル14や座席のレイアウトが変更にならない限り、会議参加者18の増減等に依らずマイクロフォン30の設置場所はほとんど変わらず、発言者の位置が大幅にずれることは少ない。したがって、どのマイクロフォン30から入力されているかを接続されている全てのマイクロフォン30に問い合わせて識別子で判定すれば、結果としてカメラ(例えば、メインカメラ20)と発話者との位置関係がわかり、カメラ制御装置24で発話者にカメラ(例えば、メインカメラ20)を向けることができる。
ここで、カメラ(例えば、メインカメラ20)とマイクロフォン30の位置関係とを調べるには様々な方法があるが、最も簡単にかつ正確に決定する方法として、図5に示す方法がある。例えば、コントロールユニット内に設けられたカメラ制御部40に、マイクロフォンとカメラ制御のパラメータ(角度、倍率等)との対応付けを記憶する記憶手段(プリセット)が設けられており、このプリセットに登録する方法である。
具体的な登録方法としては、コントロールユニットをプリセット登録モード(カメラ位置登録モード)にした状態で、リモコン7(図1参照)等の操作によってメインカメラ20の向きおよび倍率を調整し、マイクロフォン30kを使用する発話者がモニタスクリーン16に映し出されるよう調整する。
そして、この状態で、登録を行うマイクロフォン(例えば、マイクロフォン30k)に対応したスイッチ34を押下すると、そのスイッチ34に対応したマイクロフォン30kの識別子がコントロールユニット3に送られ、現在のメインカメラ20の位置、倍率等のカメラ制御のパラメータとマイクロフォン30kとの対応付けがプリセット(例えば、プリセットj)に登録される。
図5下図には、プリセットjのパラメータ登録例を示している。プリセットjは、マイク識別子、カメラ制御パラメータとしてパン角度、チルト角度、ズーム倍率、その他の項目を登録できるようになっている。例えば、マイクロフォン30kの場合、マイク識別子k、パン角度20°、チルト角度10°、ズーム倍率2倍がセットされている。また、必要に応じて、その他の項目(例えば、露出やホワイトバランスなどの撮影条件)を登録できるようになっている。
なお、ここでは、メインカメラ20について制御のパラメータを登録したが、同じプリセット(例えば、プリセットj)に同様な操作によってサブカメラ21の制御のパラメータを登録してもよい。また、カメラ制御のパラメータのプリセット42〜44は必ずしもマイクロフォン30a〜30mに一対一対応している必要はなく、マイクロフォンのスイッチ操作で呼び出すカメラ制御パラメータが唯一決まればよいことから、例えば一つのプリセット(同じカメラ制御のパラメータ)に複数のマイクロフォンを対応付けしてもよい。
次に、コントロールユニットがテレビ会議モードになっている場合には、この予め登録したプリセットの内容に基づきメインカメラ20等の向きや倍率を制御する。例えば、マイクロフォン30kに対応するスイッチ34が押されたとき、コントロールユニットのカメラ制御部40は、このマイクロフォン30kに関連付けられたカメラ制御パラメータのプリセットj43を呼び出し、カメラ制御装置24に送る。これにより、カメラ(メインカメラ20やサブカメラ21)が予め登録されたパラメータによる向きや倍率等に制御され、マイクロフォン30kで音声を入力する発言者にカメラを迅速に向けて、適切に映し出すことが可能となる。
(テレビ会議方法およびプログラム)
図6、図5に示す方法で、マイクロフォンのスイッチとカメラのポジションとを関連付けて登録する方法(プログラム)を説明するフローチャートである。この方法では、個々のマイクロフォン30の前の座席位置に人物(被写体)がいる時、その被写体に例えばメインカメラ20を向かせたときのカメラ制御装置24のパラメータ(パン・チルト・ズーム等)をマイクロフォン30の識別子と関連付けしてプリセットに記録するもので、コントロールユニット3にて実行される。
まず、カメラ位置の登録モードに入り(ステップS11)、マニュアル制御によって(ステップS12)、テレビ会議システムに接続されているモニタスクリーン等に映し出されるカメラ(例えば、メインカメラ20)で撮像した映像を参照し、対応するマイクロフォンスイッチ34を操作したときに話者が映像内の適正な位置に映るよう、リモコン7等を使って手動でカメラのポジションを設定し、カメラの制御パラメータ(パン・チルト・ズーム等)を決める。
次に、カメラの位置が決まった状態で、そのカメラ位置と関連付けしたいマイクロフォン30と対応するスイッチ34を押下する(ステップS13)。これにより、マイク識別子送信およびプリセット登録を行い(ステップS14)、マイクロフォンとカメラの制御パラメータとの対応付けがプリセットされる。
例えば、図5に示すマイクロフォン30kのスイッチを押すと、その時のメインカメラ20のポジションのパラメータ(パン・チルト・ズーム等)を例えばプリセットj43に関連付けて登録する。これで一つのマイクの登録が完了となり、電源OFFでなければステップS11へ戻り、電源OFFであれば処理を終了する(ステップS15)。
このような処理によって、順次、テレビ会議システムに接続された全てのマイクロフォン30a〜30mに対応付けされたカメラの制御パラメータをプリセット登録することで、発言者近くにあるマイクロフォンのスイッチ34を押すことにより、自動的にカメラ制御を行う条件設定が可能となる。
図7は、図6で関連付けられたプリセットを用い、マイクロフォンのスイッチが押された場合のカメラの制御方法(プログラム)を説明するフローチャートである。まず、マイクロフォンのスイッチを誰も押していないとき、カメラ(例えば、メインカメラ20)がホームポジションになるよう制御する(ステップS21)。
次に、コントロールユニットに接続された全てのマイクロフォンにスイッチのオン/オフ状態を問い合わせて、複数のマイクロフォンのスイッチが押されている場合には、スイッチが押された順番リストを作成する(ステップS22)。
なお、現在カメラが向いている第一のマイクロフォンのスイッチがオフにされる前に、他のマイクロフォンのスイッチがオフにされることもあるので、マイクオンの順番リストは逐次更新される(ステップS22)。つまり、他のマイクロフォンのスイッチがオフになれば、順番リストからそのマイクロフォンの登録を削除する。
ここで、マイクロフォンのスイッチが押された順番リストに対し優先順序が設定される。例えば、スイッチが後に押された順番に優先度がつけられ、複数の候補の中から第一優先のマイクロフォンを決定する。
次に、第一優先に設定されているマイクロフォンに関連付けされたカメラプリセットと現在呼び出されているカメラプリセットが一致しない場合は(ステップS23)、図6に示す処理で予めプリセットされたカメラの制御パラメータを読み出し、そのパラメータを使ってカメラの方向および倍率等をコントロールする(ステップS25)。
例えば、図5に示すマイクロフォン30kのスイッチが押された場合、マイクロフォン30kと対応付けされたプリセットj43に登録されたカメラのパン、チルト、ズーム等のパラメータを読み出し、これをカメラ制御装置24へ送ることでカメラ(例えば、メインカメラ20)を制御する。これにより、マイクロフォン30kを利用する発言者をカメラで映し出すための最適なアングルを即座に設定でき、カメラ(例えば、メインカメラ20)によって的確に発言者の映像を捉えることができるようになる。
ここで、複数のマイクロフォンのスイッチが押されている場合には、スイッチが押された順番リストに対し設定された優先度にしたがって、第一優先のマイクロフォンに関連付けされた制御パラメータを用い、メインカメラ20の方向および倍率を設定する。
マイクオンの順番リストに該当するマイクロフォン識別子が空になった場合、つまり、全マイクロフォンのスイッチがオフになったとき(ステップS24)、ある一定の待ち時間経過後にメインカメラ20の位置をホームポジションに移動する(ステップS21)。
(実施効果)
このようなテレビ会議システムによれば、発言者のそばにあるマイクロフォンと対応したスイッチを使って発言者の音声入力のオンオフを操作することにより、どのマイクロフォンによって発言が成されているかの位置を確実に特定でき、複数のマイクロフォンを使った発言者の音声区間検出や音源方向検出による検出誤りを確実に防ぐことが可能となる。また、発言者の位置にカメラを向けるカメラ制御パラメータのプリセットに、発言者位置毎に用意されているマイクロフォンの識別子を関連付けることにより、顔検出や動体検出等の画像処理に頼ることなく、カメラを発話者の方向にすばやく正確に向けることができるようになる。
本実施形態に係るテレビ会議システムの構成を説明する模式図である。 テレビ会議システム各部の会議室内での配置例を示す模式図である。 カメラの構成を説明する模式図である。 マイクロフォンの構成を説明する模式図である。 カメラとマイクロフォンとの位置関係の登録について説明する模式図である。 マイクロフォンのスイッチとカメラのポジションとを関連付けて登録する方法(プログラム)を説明するフローチャートである。 マイクロフォンのスイッチが押された場合のカメラの制御方法(プログラム)を説明するフローチャートである。
符号の説明
1…テレビ会議システム、3…コントロールユニット、5…音響システム、16…モニタスクリーン、20…メインカメラ、21…サブカメラ、30…マイクロフォン

Claims (7)

  1. 映像を取り込むカメラと、
    音声を取り込むため所定の位置に配置された複数のマイクロフォンと、
    前記複数のマイクロフォンに対応して設けられ、音声の取り込み開始を受け付けるスイッチと、
    前記スイッチによって音声の取り込み開始を受け付けた前記マイクロフォンと対応付けされた方向に前記カメラを向けるカメラ制御手段と
    を備えることを特徴とするテレビ会議システム。
  2. 前記カメラ制御手段は、前記スイッチによって音声の取り込み開始を受け付けた前記マイクロフォンと対応付けされた倍率に前記カメラを設定する
    ことを特徴とする請求項1記載のテレビ会議システム。
  3. 前記カメラ制御手段は、前記複数のマイクロフォンに対応して設けられるスイッチによる受け付け順を記憶し、当該記憶した順に優先して前記カメラを向ける制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のテレビ会議システム。
  4. 前記カメラ制御手段は、前記マイクロフォンと前記カメラの少なくとも方向との対応付けを記憶手段に登録する登録手段を備えており、
    前記スイッチによって音声の取り込み開始を受け付けた前記マイクロフォンとの対応付けを前記登録手段によって登録された前記記憶手段から読み出して前記カメラの制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のテレビ会議システム。
  5. 前記スイッチは前記マイクロフォンと一体で設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のテレビ会議システム。
  6. 映像を取り込むカメラと、
    音声を取り込むため所定の位置に配置された複数のマイクロフォンと、
    前記複数のマイクロフォンに対応して設けられ、音声の取り込み開始を受け付けるスイッチとを備えるテレビ会議システムを用いたテレビ会議方法において、
    前記スイッチによって前記マイクロフォンでの音声の取り込み開始を受け付けた場合、前記マイクロフォンと対応付けされた方向に前記カメラを向ける
    ことを特徴とするテレビ会議方法。
  7. 映像を取り込むカメラと、
    音声を取り込むため所定の位置に配置された複数のマイクロフォンと、
    前記複数のマイクロフォンに対応して設けられ、音声の取り込み開始を受け付けるスイッチとを備えるテレビ会議システムを制御するテレビ会議プログラムにおいて、
    前記スイッチによって前記マイクロフォンでの音声の取り込み開始を受け付けた場合、前記マイクロフォンと対応付けされた方向に前記カメラを向ける制御を行う
    ことを特徴とするテレビ会議プログラム。
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