JP2002171471A - 電子シネマシステム、配給装置、及び上映装置 - Google Patents

電子シネマシステム、配給装置、及び上映装置

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JP2002171471A
JP2002171471A JP2001286068A JP2001286068A JP2002171471A JP 2002171471 A JP2002171471 A JP 2002171471A JP 2001286068 A JP2001286068 A JP 2001286068A JP 2001286068 A JP2001286068 A JP 2001286068A JP 2002171471 A JP2002171471 A JP 2002171471A
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Japan
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Application number
JP2001286068A
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English (en)
Inventor
Takayuki Kimoto
高幸 木本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映画ソフトを電子配信、またはその記録メデ
ィアを配給して上映する電子シネマシステムに関し、シ
ステム全体のセキュリティを維持する電子シネマシステ
ム、配給装置及び上映装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 映像を電子配信または上記映像が保存さ
れた記録メディアをシアタへ配給し、また、字幕及び音
声をインターネットプロトコルでシアタへ伝送し、各シ
アタ内において、映像と音声を同期再生すると共に、映
像と字幕とを同期再生して合成して上映するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映画ソフトを電子
配信またはその記録メディアを配給して上映する電子シ
ネマシステム、配給装置及び上映装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】昭和30年代、約7500館の映画館を
有し、日本の映像産業の主役の座を占めた映画産業は、
その後テレビにその座を明け渡し、近年はさらにビデオ
レンタルにも大きく影響を受け、平成10年は1993
館に留まっている。一方、アメリカの状況は映画館設備
の合理化が進むとともに、シネマコンプレックス型の新
設が進んで、ここ数年、映画館数は約2.8万館から3
万館へと増加しており、全体の興行収入も増えている。
【0003】日本の映画産業も前述の衰退傾向に歯止め
をかけるべく、映画館設備の合理化、客席のデラックス
化やさらにシネマコンプレックスの新設など様々な対応
がとられて少しづつではあるが、効果が現れてきてい
る。映画界がこのような状況にある中、フィルムの代わ
りにビデオで映写する電子シネマシステムが各地に見ら
れるようになってきた。
【0004】上記従来の電子シネマシステムは、独立し
た映画館というより、流通企業とジョイントし、スーパ
ーやデパートなどに設置されている。客席数は200前
後からなり、オペレーションは完全自動化されている。
このビデオシアタで使用される配給用のVTRテープ
は、図2に示すようなブロックで作製され、再生され
る。
【0005】以下に、従来の電子シネマシステムについ
て図9を用いて説明する。図9において、1は映画フィ
ルムである。2はテレシネ装置であり、光電変換器2a
と色補正器2bとを有する。3はマスター用VTRであ
り、マスターテープ4を作製する。5はマスター用VT
Rである。6はダビング用VTRであり、配給用テープ
7にダビングする。8は再生用VTRであり、配給用テ
ープ7を再生する。9はシアタコントロール装置であ
り、周辺装置を制御する。10はモニタ、11はプロジ
ェクタである。
【0006】以下に、従来の電子シネマシステムの動作
について説明する。テレシネ装置2にて、映画フィルム
1を光電変換後、色補正を行い、映像の色再現性を高め
る。そして、テレシネされた信号を記録して、マスター
テープ4を作製する。マスターテープ4からDVCPR
OフォーマットVTR6を用いて、多数の配給用テープ
7を作製し、各シアタへ配給する。
【0007】各シアタでは、DVCPROフォーマット
VTR8を使用し、数台のVTRをシアタコントロール
装置9に入力して上映すべき映像を選択し、選択された
映像をプロジェクタ11から投影するとともに、モニタ
10に同じ映像を表示する。以上のように、映画フィル
ムをテレシネし、マスターテープを作製した後、配給用
のVTRテープにダビングし、配給用テープを各地のシ
アタへ配給して上映することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各シア
タへ配給される配給用テープの管理は各シアタ側に委ね
られているため、不正にダビングされやすく、レンタル
ビデオ産業に影響を及ぼしかねない。また、ビデオテー
プにコピーガードがなされているものも存在するが、そ
の多くは映像信号における垂直同期信号に対し僅かなコ
ピーガード処理を施したものであり、映像部分そのもの
はそのテープに残っており、コピーが比較的容易であっ
た。
【0009】本発明は、かかる問題点を解消するために
なされたものであり、映画ソフトに対しシステム全体の
セキュリティを維持させる電子シネマシステム、配給装
置及び上映装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1にかかる電子シネマシステムは、
映画ソフトの映像を電子配信する、または上記映像が保
存された記録メディアを配給し上映する電子シネマシス
テムにおいて、上記映画ソフトの字幕をインターネット
プロトコルでシアタへ伝送する配給装置と、上記映像と
該映像に対応する字幕とを合成して上映する上映装置
と、を備えた、ことを特徴とするものである。これによ
り、映像は配給装置から上映装置へ電子配信または配給
し、字幕はインターネットプロトコルで上映装置へ伝送
し、上映装置にて映像と字幕とを合成し上映することが
でき、不正コピーを防止できる。
【0011】本発明の請求項2に係る電子シネマシステ
ムは、請求項1に記載の電子シネマシステムにおいて、
上記配給装置は、上記映像に対応する字幕情報を記録す
る字幕記録手段と、上記字幕記録手段から上記字幕情報
を読み出す読み出し手段と、上記映像にコピープロテク
ト処理を施すコピープロテクト装置と、上記コピープロ
テクト処理を解除するための鍵を管理する鍵管理装置
と、上記鍵と上記字幕情報をインターネットプロトコル
で伝送する伝送手段と、を備えた、ことを特徴とするも
のである。これにより、配給側では映像と字幕を分離し
て別々に保存しておき、映像と字幕を別々に上映装置に
送ることができ、さらに、配給側では各映像に対し多種
言語の字幕を製作し、各上映装置に適した字幕を伝送す
ることができる。
【0012】本発明の請求項3に係る電子シネマシステ
ムは、請求項1に記載の電子シネマシステムにおいて、
上記上映装置は、上記映像と上記映像に対応する字幕と
を合成し出力するシアタコントロール装置と、上記シア
タコントロール装置の出力データを投影するプロジェク
タと、を備えた、ことを特徴とするものである。これに
より、上映装置は、別々に受け取った映像と該映像に対
応する字幕とを合成し上映することができ、不正コピー
を防止できる。
【0013】本発明の請求項4に係る電子シネマシステ
ムは、請求項3に記載の電子シネマシステムにおいて、
上記シアタコントロール装置は、上記受信した映像のう
ち、上映すべき映像を選択する選択手段と、上記字幕情
報を記憶し、上記選択手段により選択された映像に対応
する字幕情報を出力する記憶手段と、上記選択手段によ
り選択された上記映像と上記記憶手段から出力された上
記字幕とを同期再生して合成し出力する合成手段と、を
備えた、ことを特徴とするものである。これにより、不
正コピーの防止がより強固なものになり、電子シネマシ
ステム全体のセキュリティを維持できる。
【0014】本発明の請求項5に係る電子シネマシステ
ムは、請求項3に記載の電子シネマシステムにおいて、
上記シアタコントロール装置は、上記受信した映像のう
ち、上映すべき映像を選択し出力する選択手段と、上記
字幕情報を記憶し、上記選択手段により選択された映像
に対応する字幕を出力する第1の記憶手段と、を備え、
上記プロジェクタは、上記第1の記憶手段から出力され
た上記字幕を記憶する第2の記憶手段と、上記選択手段
から出力された映像と、上記第2の記憶手段に記憶され
ている字幕とを同期再生して合成する合成手段と、上記
合成された映像及び字幕を投影する投影手段と、を備え
た、ことを特徴とするものである。これにより、不正コ
ピーの防止がより強固なものになり、電子シネマシステ
ム全体のセキュリティを維持できる。
【0015】本発明の請求項6に係る電子シネマシステ
ムは、映画ソフトの映像を電子配信する、または上記映
像が保存された記録メディアを配給し上映する電子シネ
マシステムにおいて、上記映画ソフトの字幕及び音声を
インターネットプロトコルでシアタへ伝送する配給装置
と、上記映像と該映像に対応する音声を同期再生し、上
記映像と該映像に対応する字幕とを合成して上映する上
映装置と、を備えた、ことを特徴とするものである。こ
れにより、映像は配給装置から上映装置へ電子配信また
は配給し、字幕はインターネットプロトコルで上映装置
へ伝送し、上映装置にて映像と音声を同期再生すると共
に映像と字幕を合成して上映することができ、不正コピ
ーを防止できる。
【0016】本発明の請求項7に係る電子シネマシステ
ムは、請求項6に記載の電子シネマシステムにおいて、
上記配給装置は、上記映像に対応する字幕及び音声情報
を記録する字幕記録手段と、上記字幕記録手段から上記
字幕及び音声情報を読み出す読み出し手段と、上記映像
にコピープロテクト処理を施すコピープロテクト装置
と、上記コピープロテクト処理を解除するための鍵を管
理する鍵管理装置と、上記鍵と上記字幕及び音声情報を
インターネットプロトコルで伝送する伝送手段と、を備
えたことを特徴とするものである。これにより、各映像
に対し各種言語の字幕を製作し、各上映装置に適した字
幕を伝送することができると共に、ドルビー各種やDT
Sなどの音声を作製し、各上映装置に適した音声を伝送
して各上映装置のサウンド環境を改善することができ
る。
【0017】本発明の請求項8に係る電子シネマシステ
ムは、請求項6に記載の電子シネマシステムにおいて、
上記上映装置は、上記映像と該映像に対応する音声とを
同期再生するとともに、上記映像と該映像に対応する字
幕とを合成し出力するシアタコントロール装置と、上記
シアタコントロール装置の出力データを投影するプロジ
ェクタと、を備えたことを特徴とするものである。これ
により、上映装置は、別々に受け取った映像と該映像に
対応する音声とを同期再生するとともに、上記映像と該
映像に対応する字幕とを合成し上映することができ、不
正コピーを防止できる。
【0018】本発明の請求項9に係る電子シネマシステ
ムは、請求項8に記載の電子シネマシステムにおいて、
上記シアタコントロール装置は、上記受信した映像のう
ち、上映すべき映像を選択する選択手段と、上記字幕及
び音声情報を記憶し、上記選択手段により選択された映
像に対応する字幕及び音声を出力する記憶手段と、上記
選択手段により選択された上記映像と上記記憶手段から
出力された上記字幕とを同期再生して合成し出力する合
成手段と、上記選択手段により選択された上記映像と上
記記憶手段から出力された上記音声とを同期再生する同
期再生手段と、を備えた、ことを特徴とするものであ
る。これにより、不正コピーの防止がより強固なものに
なり、電子シネマシステム全体のセキュリティを維持で
きる。
【0019】本発明の請求項10に係る電子シネマシス
テムは、請求項8に記載の電子シネマシステムにおい
て、上記シアタコントロール装置は、上記受信した映像
のうち、上映すべき映像を選択し出力する選択手段と、
上記字幕及び音声情報を記憶し、上記選択手段により選
択された映像に対応する字幕及び音声を出力する第1の
記憶手段と、上記選択手段により選択された上記映像と
上記第1の記憶手段から出力された上記音声とを同期再
生する同期再生手段と、を備え、上記プロジェクタは、
上記第1の記憶手段から出力された上記字幕を記憶する
第2の記憶手段と、上記選択手段から出力された映像
と、上記第2の記憶手段に記憶されている字幕とを同期
再生して合成する合成手段と、上記合成された映像及び
字幕を投影する投影手段と、を備えたことを特徴とする
ものである。これにより、不正コピーの防止がより強固
なものになり、電子シネマシステム全体のセキュリティ
を維持できる。
【0020】本発明の請求項11に係る配給装置は、映
画ソフトの映像を電子配信する、または、上記映像が保
存された記録メディアを配給する配給装置において、上
記映像に対応する字幕情報を記録する字幕記録手段と、
上記字幕記録手段から上記字幕情報を読み出す読み出し
手段と、上記映像にコピープロテクト処理を施すコピー
プロテクト装置と、上記コピープロテクト処理を解除す
るための鍵を管理する鍵管理装置と、上記鍵と上記字幕
情報をインターネットプロトコルで伝送する伝送手段
と、を備えたことを特徴とするものである。これによ
り、配給側では映像と字幕を分離して別々に保存してお
き、映像と字幕を別々に上映装置に送ることができ、さ
らに、配給側では各映像に対し多種言語の字幕を製作
し、各上映装置に適した字幕を伝送することができる。
【0021】本発明の請求項12に係る配給装置は、映
画ソフトの映像を電子配信する、または、上記映像が保
存された記録メディアを配給する配給装置において、上
記映像に対応する字幕及び音声情報を記録する字幕記録
手段と、上記字幕記録手段から上記字幕及び音声情報を
読み出す読み出し手段と、上記映像にコピープロテクト
処理を施すコピープロテクト装置と、上記コピープロテ
クト処理を解除するための鍵を管理する鍵管理装置と、
上記鍵と上記字幕及び音声情報をインターネットプロト
コルで伝送する伝送手段と、を備えたことを特徴とする
ものである。これにより、各映像に対し各種言語の字幕
を製作し、各上映装置に適した字幕を伝送することがで
きると共に、ドルビー各種やDTSなどの音声を作製
し、各上映装置に適した音声を伝送して各上映装置のサ
ウンド環境を改善することができる。
【0022】本発明の請求項13に係る上映装置は、映
画ソフトの映像と字幕を別々に受信し上映する上映装置
において、上記映像と上記映像に対応する字幕とを合成
し出力するシアタコントロール装置と、上記シアタコン
トロール装置の出力データを投影するプロジェクタと、
を備えたことを特徴とするものである。これにより、上
映装置は、別々に受け取った映像と該映像に対応する字
幕とを合成し上映することができ、不正コピーを防止で
きる。
【0023】本発明の請求項14に係る上映装置は、請
求項13に記載の上映装置において、上記シアタコント
ロール装置は、上記受信した映像のうち、上映すべき映
像を選択する選択手段と、上記字幕情報を記憶し、上記
選択手段により選択された映像に対応する字幕情報を出
力する記憶手段と、上記選択手段により選択された上記
映像と上記記憶手段から出力された上記字幕とを同期再
生して合成し出力する合成手段と、を備えたことを特徴
とするものである。これにより、不正コピーの防止がよ
り強固なものになり、電子シネマシステム全体のセキュ
リティを維持できる。
【0024】本発明の請求項15に係る上映装置は、請
求項13に記載の上映装置において、上記シアタコント
ロール装置は、上記受信した映像のうち、上映すべき映
像を選択し出力する選択手段と、上記字幕情報を記憶
し、上記選択手段により選択された映像に対応する字幕
を出力する第1の記憶手段と、を備え、上記プロジェク
タは、上記第1の記憶手段から出力された上記字幕を記
憶する第2の記憶手段と、上記選択手段から出力された
映像と、上記第2の記憶手段に記憶されている字幕とを
同期再生して合成する合成手段と、上記合成された映像
及び字幕を投影する投影手段と、を備えたことを特徴と
するものである。これにより、不正コピーの防止がより
強固なものになり、電子シネマシステム全体のセキュリ
ティを維持できる。
【0025】本発明の請求項16に係る上映装置は、映
画ソフトの映像と字幕及び音声を別々に受信し上映する
上映装置において、上記映像と上記映像に対応する字幕
及び音声とを合成し出力するシアタコントロール装置
と、上記シアタコントロール装置の出力データを投影す
るプロジェクタと、を備えたことを特徴とするものであ
る。これにより、上映装置は、別々に受け取った映像と
該映像に対応する音声とを同期再生するとともに、上記
映像と該映像に対応する字幕とを合成し上映することが
でき、不正コピーを防止できる。
【0026】本発明の請求項17に係る上映装置は、請
求項16に記載の上映装置において、上記シアタコント
ロール装置は、上記受信した映像のうち、上映すべき映
像を選択する選択手段と、上記字幕及び音声情報を記憶
し、上記選択手段により選択された映像に対応する字幕
及び音声を出力する記憶手段と、上記選択手段により選
択された上記映像と上記記憶手段から出力された上記字
幕とを同期再生して合成し出力する合成手段と、上記選
択手段により選択された上記映像と上記記憶手段から出
力された上記音声とを同期再生する同期再生手段と、を
備えたことを特徴とするものである。これにより、不正
コピーの防止がより強固なものになり、電子シネマシス
テム全体のセキュリティを維持できる。
【0027】本発明の請求項18に係る上映装置は、請
求項16に記載の上映装置において、上記シアタコント
ロール装置は、上記受信した映像のうち、上映すべき映
像を選択し出力する選択手段と、上記字幕及び音声情報
を記憶し、上記選択手段により選択された映像に対応す
る字幕及び音声を出力する第1の記憶手段と、上記選択
手段により選択された上記映像と上記第1の記憶手段か
ら出力された上記音声とを同期再生する同期再生手段
と、を備え、上記プロジェクタは、上記第1の記憶手段
から出力された上記字幕を記憶する第2の記憶手段と、
上記選択手段から出力された映像と、上記第2の記憶手
段に記憶されている字幕とを同期再生して合成する合成
手段と、上記合成された映像及び字幕を投影する投影手
段と、を備えたことを特徴とするものである。これによ
り、不正コピーの防止がより強固なものになり、電子シ
ネマシステム全体のセキュリティを維持できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す
実施の形態は、あくまでも一例であって必ずしもこの実
施の形態に限定されるものではない。
【0029】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1に係る電子シネマシステムについて図1、図2、図
3、及び図4を用いて説明する。なお、実施の形態1に
係る電子シネマシステムは、映画ソフトの映像を電子配
信する、または上記映像が保存された記録メディアを配
給してシアタで上映する電子シネマシステムにおいて、
上記映画ソフトの字幕をインターネットプロトコルでシ
アタへ伝送し、上記シアタ内において、上記映像と上記
映像に対応する字幕とを合成して上映することを特徴と
するものである。
【0030】図1は、本実施の形態1による電子シネマ
システムの構成を示すブロック図である。図1におい
て、中央の点線より上は、配給側で、映像の電子配信ま
たはその記録メディアの配給を行うまでの過程を示す。
点線より下は、シアタ側で、配給側から電子配信または
配給された映像を上映するまでの過程である。1は映画
フィルムである。2はテレシネ装置であり、映画フィル
ム1を光電変換器2aで光電変換後、色補正器2bで色
補正を行う。3はマスター用VTRであり、テレシネさ
れた信号を記録してマスターテープ4を作製する。8は
再生用VTRであり、配給用テープ7aを再生する。9
はシアタコントロール装置であり、映像ソースをセレク
トする。また、インターネットプロトコルで伝送された
字幕データを記憶するハードディスク装置22を備えて
いる。10はモニタであり、シアタコントロール装置9
にて選択された映像を表示する。11はプロジェクタで
あり、シアタコントロール装置9にて選択された映像を
投影する。なお、モニタ10、プロジェクタ11はそれ
ぞれデコーダを備えている。12はDVD-RAM装置
であり、DVD-RAM用メディア7bを再生する。1
3はコピープロテクト装置であり、マスターテープ4に
対しラインパーミテーションのコピープロテクト処理を
施し、配給用テープ7a、DVD-RAM用メディア7
b、送出装置16に記録する。14は鍵管理装置であ
り、コピープロテクトを復号するための鍵情報を管理す
る。15aは送信用アンテナであり、送出装置16に記
録された映像データをシアタ側へ送信する。18aはモ
デムであり、電話回線17を介してインターネットプロ
トコルにて字幕データ及び字幕タイミング信号をシアタ
側へ伝送する。18bはモデムであり、モデム18aか
ら伝送された字幕データ及び字幕タイミング信号をシア
タコントロール装置9へ出力する。19はチューナであ
り、受信用アンテナ15bを介して配給側から受信した
映像データをMPEG2フォーマットの映像信号に暗号
化する。20はフロッピー(登録商標)ディスクであ
り、字幕データ及び字幕タイミング信号が記録されてい
る。21はパソコンであり、フロッピーディスク20に
記録されている字幕データ及びタイミング信号を読み取
る。
【0031】図2は、映像データに対するコピープロテ
クト処理を示す図である。マスターテープ4に対するラ
インパーミテーションの方法は、図2に示すように、各
フィールドの有効画面を240ラインの走査線とし、そ
れを30ラインまたは60ラインのブロックに分割す
る。この2種類のブロックの発生をランダム化するとと
もに、各ブロック内の走査線のランダム化を行うので、
ブロックの境界を解読することを困難にすることができ
る。このように、コピープロテクト処理を施した映像信
号は、Y(輝度信号)とPB、PR(色差信号)のコンポー
ネント信号で、配給用テープ7aもしくは配給用DVD
-RAMメディア7bに記録される。
【0032】図3は、本実施の形態1に係るシアタコン
トロール装置9の構成を示す図である。図3において、
22はハードディスク装置であり、配給側からインター
ネットプロトコルで伝送された字幕を記憶する記憶手段
を有する。23は映像選択部であり、電子配信または配
給された映像のうち上映すべき映像を選択する選択手段
を有する。24は復号化回路であり、映像選択部23に
て選択された映像を復号する。25は合成部であり、復
号化回路24にて復号した映像と上記映像に対応する字
幕とを同期再生して合成する合成手段を有する。26は
暗号化回路であり、合成部25にて合成された映像及び
字幕データを暗号化してプロジェクタ11へ出力する。
27はマイコンであり、鍵情報を記録し、周辺装置を制
御する。
【0033】図4は、本発明の実施の形態1に係るプロ
ジェクタ11の構成を示すブロック図である。図4にお
いて、プロジェクタ11は、復号化回路28、映像処理
回路29、駆動回路30、ライトバルブ31、光源3
2、マイコン33からなり、シアタコントロール装置9
にて合成された映像及び字幕を復号化回路28にて復号
し、投影する。
【0034】以下に、本実施の形態1に係る電子シネマ
システムについて説明する。配給側において、映画フィ
ルム1をテレシネ装置2にて光電変換器2aで光電変換
後、色補正器2bで色補正を行い、映像の色再現性を高
める。そして、マスター用VTR3にテレシネされた信
号を記録して、マスターテープ4を作製する。コピープ
ロテクト装置13は、作製したマスターテープ4に対し
ラインパーミテーションのコピープロテクト処理を施
し、配給用テープ7a、あるいはDVD-RAM用メデ
ィア7bに記録し、各シアタへ配給する。もしくはコピ
ープロテクト処理を施した映像データを送出装置16に
記録して、通信衛星を利用して各シアタへ電子配信す
る。
【0035】また、コピープロテクトを復号するための
鍵情報は、鍵管理装置14にて管理されている。また、
パソコン21により、フロッピーディスク20に記録さ
れている字幕データ及びタイミング信号を読み取り、イ
ンターネットプロトコルにて字幕データ及び字幕タイミ
ング信号を、モデム18a及びモデム18bを介してシ
アタコントロール装置9へ伝送する。なお、配給側で
は、各映像に対し各種言語の字幕を製作し、各シアタに
適した字幕を伝送することができる。
【0036】シアタ側では、IEEE1394セキュア
バス上に接続された再生用VTR8及びDVD-RAM
装置12がシアタコントロール装置9により制御され
る。また、受信用アンテナ15bを介してチューナ19
にて受信した映像データは、MPEG2フォーマットの
映像信号に暗号化され、シアタコントロール装置9に入
力される。そして、配給側からインターネットプロトコ
ルで伝送された字幕データは、シアタコントロール装置
9内のハードディスク装置22に記憶され、シアタコン
トロール装置9にて映像ソースを選択して上映すべき映
像を決定し、記憶した字幕データのうち、上映すべき映
像に対応する字幕と上記映像とを合成する。シアタコン
トロール装置9は、SDI出力2系統、IEEE139
4端子2系統を持ち、それぞれがプロジェクタ11及び
モニタ10に接続されており、合成した映像及び字幕を
上映する。このように、映像と字幕を別々に保存してお
き、映像を電子配信または配給し、字幕を伝送するの
で、不正コピーを防止できる。また、映画ソフトの映像
と字幕を分離することで、字幕のみ各国語別に用意すれ
ばよく、各国語別に映像及び字幕を記録したDVDやV
TRテープを製作する必要がなくなり、コストを低減で
きる。
【0037】なお、映像はコピープロテクト処理が施さ
れているために、解読鍵による復号を行う必要がある。
鍵情報はモデム18bによりシアタコントロール装置9
に記録され、上映時にシアタコントロール装置9より認
証確認を行い、コピープロテクトを解除する。但し、さ
らなるセキュリティを強化させる場合には、上映時にシ
アタコントロール装置9から配給側の鍵管理装置14に
アクセスを行い、鍵管理装置14がプロジェクタ11及
びモニタ10の認証確認を行うことも可能である。
【0038】次に、シアタコントロール装置9におけ
る、映像と上記映像に対応する字幕との合成方法につい
て説明する。図3に示したように、シアタコントロール
装置9は、マイコン27により制御されるハードディス
ク装置22を具備し、モデム18bを介して伝送された
字幕データ及び字幕タイミング信号を記憶する。そし
て、DVD-RAM装置12、再生用VTR装置8など
をマイコン27より制御して映像を再生し、映像選択部
23にて上映すべき映像を選択する。そして、選択され
た映像データを復号化回路24にて復号する。また、記
憶した字幕データのうち、上記上映すべき映像に対応す
る字幕を出力し、この時ハードディスク装置22のタイ
ミング信号を管理して、上映すべき映像に同期させて再
生し、合成部25(OR回路)にて映像と字幕を合成す
る。そして、合成した映像及び字幕を暗号化回路26に
て暗号化し、プロジェクタ11及びモニタ10へ出力す
る。そして、図4に示したような構成のプロジェクタ1
1は、シアタコントロール装置9より出力された映像及
び字幕を投影する。また、モニタ10はシアタコントロ
ール装置9より出力された映像及び字幕を表示する。
【0039】なお、本実施の形態1において、記録再生
装置として、DVD-RAM装置12を使用したが、特
に限定されるものではなく、DVCPRO−VTRやD
−VHSなどのVTRでも同じ効果を有する。
【0040】以上のように、実施の形態1に係る電子シ
ネマシステムによれば、シアタ内に、シアタコントロー
ル装置とプロジェクタが設けられ、上記シアタコントロ
ール装置は、上記電子配信または配給された映像のうち
上映すべき映像を選択する選択手段と、上記インターネ
ットプロトコルで伝送された字幕を記憶し、上記映像に
対応する字幕を出力する記憶手段と、上記選択された映
像と上記映像に対応する字幕とを同期再生して合成する
合成手段とを有し、上記合成した映像及び字幕をプロジ
ェクタへ出力し、上記プロジェクタは、上記シアタコン
トロール装置より出力された映像及び字幕を投影するこ
とにより、配給側では映像と字幕を分離して別々に保存
しておき、シアタ内のシアタコントロール装置にて映像
と字幕を合成するようにしたので、不正コピーを防止で
き、電子シネマシステム全体のセキュリティを維持する
ことができる。また、配給側では各映像に対応する多種
言語の字幕を製作し、各シアタに適した字幕を伝送して
上映することができる。
【0041】(実施の形態2)以下に、本実施の形態2
に係る電子シネマシステムについて図1、図5、及び図
6を用いて説明する。本実施の形態2に係る電子シネマ
システムは、映画ソフトの映像を電子配信する、または
上記映像が保存された記録メディアを配給して上映する
電子シネマシステムにおいて、上記映画ソフトの字幕を
インターネットプロトコルで伝送し、上記シアタ内にお
いて、上記映像と上記映像に対応する字幕とを合成して
上映することを特徴とするものである。
【0042】なお、本実施の形態2の構成は、実施の形
態1のそれとほとんど同じであるので、共通する部分に
ついての説明は省略する。実施の形態1との違いは、実
施の形態1ではシアタコントロール装置9にて映像と字
幕とを合成するのに対して、本実施の形態2ではプロジ
ェクタ11にて映像と字幕との合成を行うことである。
【0043】図5は、本実施の形態2に係るシアタコン
トロール装置9の構成を示すブロック図である。図5に
おいて、22はハードディスク装置であり、配給側から
インターネットプロトコルで伝送された字幕を記憶する
記憶手段を有し、映像選択部23にて選択された映像に
対応する字幕をプロジェクタ11へ出力する。23は映
像選択部であり、電子配信または配給された映像のうち
上映すべき映像を選択する選択手段を有する。24は復
号化回路であり、映像選択部23にて選択された映像を
復号する。26は暗号化回路であり、復号化回路24で
復号した映像を暗号化してプロジェクタ11へ出力す
る。27はマイコンであり、鍵情報を記録し、周辺装置
を制御する。
【0044】図6は、本実施の形態2に係るプロジェク
タ11の構成を示すブロック図である。図6において、
プロジェクタ11は、復号化回路28、映像処理回路2
9、駆動回路30、ライトバルブ31、マイコン33、
合成部34、ハードディスク装置35とからなる。復号
化回路28は、シアタコントロール装置9にて選択され
た上映すべき映像データを復号する。合成部34は、復
号化回路28で復号された映像と上記映像に対応する字
幕とを同期再生して合成する合成手段を有する。ハード
ディスク装置35は、シアタコントロール装置9より出
力された字幕を記憶する記憶手段を有する。
【0045】以下に、本実施の形態2に係る電子シネマ
システムの動作について説明する。配給側では、映像を
電子配信、または映像が保存された記録メディアを配給
する。また、字幕データ、字幕タイミング信号はインタ
ーネットプロトコルで伝送する。シアタ側では、シアタ
コントロール装置9内において、電子配信または配給さ
れた映像の中から上映すべき映像を映像選択部23にて
選択する。そして、選択した映像を復号化回路24にて
復号し、暗号化回路26にて暗号化し、プロジェクタ1
1へ出力する。また、配給側からインターネットプロト
コルで伝送された字幕データをハードディスク装置22
に記憶する。そして、記憶した字幕データのうち、映像
選択部23で選択された映像に対応する字幕をプロジェ
クタ11へ出力する。
【0046】そして、プロジェクタ11内において、シ
アタコントロール装置9より出力された映像を復号化回
路28にて復号する。また、シアタコントロール装置9
より出力された字幕をハードディスク装置35に記憶す
る。そして、復号化回路28で復号した映像とハードデ
ィスク装置35に記憶した字幕とを同期再生し、合成部
32にて合成し、投影する。このように、シアタ内で最
終的に投影されるプロジェクタにて映像と字幕とを合成
するので、よりコピー防止を強固にできる。
【0047】以上のように、本実施の形態2に係る電子
シネマシステムによれば、シアタ内に、シアタコントロ
ール装置とプロジェクタが設けられ、上記シアタコント
ロール装置は、上記電子配信または配給された映像のう
ち上映すべき映像を選択する選択手段と、上記インター
ネットプロトコルで伝送された字幕を記憶し、上記映像
に対応する字幕を出力する記憶手段と、を有し、上記選
択された映像と上記映像に対応する字幕をぞれぞれプロ
ジェクタへ出力し、上記プロジェクタは、上記シアタコ
ントロール装置より出力された上記字幕を記憶する記憶
手段と、上記シアタコントロール装置より出力された上
記映像と上記記憶された字幕とを同期再生して合成する
合成手段と、を有し、上記合成した映像及び字幕を投影
することにより、配給側では映像と字幕を分離して別々
に保存しておき、シアタ内で最終的に投影されるプロジ
ェクタにて映像と字幕を合成するので、不正コピーの防
止がより強固なものになり、電子シネマシステム全体の
セキュリティを維持できる。また、配給側では各映像に
対応する多種言語の字幕を製作し、各シアタに適した字
幕を伝送して上映することができる。
【0048】(実施の形態3)以下に、本実施の形態3
に係る電子シネマシステムについて図1、図4、及び図
7を用いて説明する。本実施の形態3に係る電子シネマ
システムは、映画ソフトの映像を電子配信する、または
上記映像が保存された記録メディアを配給してシアタで
上映する電子シネマシステムにおいて、上記映画ソフト
の字幕及び音声をインターネットプロトコルでシアタへ
伝送し、上記シアタ内において、上記映像と上記映像に
対応する字幕とを合成し、上記映像に対応する音声を同
期再生して上映することを特徴とするものである。
【0049】なお、本実施の形態3の構成は、実施の形
態1のそれとほとんど同じであるので、共通する部分に
ついての説明を省略する。実施の形態1との違いは、実
施の形態1では映像と字幕とを別々に保存し、映像は電
子配信または配給し、字幕はインターネットプロトコル
で伝送するのに対して、実施の形態3では映像と字幕と
音声を別々に保存し、映像は電子配信または配給し、字
幕及び音声がインターネットプロトコルで伝送すること
である。
【0050】図7は、本実施の形態に係るシアタコント
ロール装置9の構成を示すブロック図である。図7にお
いて、22はハードディスク装置であり、配給側からイ
ンターネットプロトコルで伝送された字幕及び音声を記
憶する記憶手段を有する。23は映像選択部であり、電
子配信または配給された映像のうち上映すべき映像を選
択する選択手段を有する。24は復号化回路であり、映
像選択部23にて選択した映像を復号する。25は合成
部であり、復号化回路24で復号した映像と上記映像に
対応する字幕とを同期再生して合成する合成手段を有す
る。26は暗号化回路であり、合成部25にて合成した
映像及び字幕データを暗号化してプロジェクタ11へ出
力する。27はマイコンであり、鍵情報を記録し、周辺
装置を制御する。36は同期再生部であり、映像選択部
23にて選択した映像と上記映像に対応する音声を同期
再生する同期再生手段を有する。
【0051】以下、本実施の形態3に係る電子シネマシ
ステムの動作について説明する。配給側では、映像を電
子配信、または映像が保存された記録メディアを配給す
る。また、モデム18a、18bを介して字幕データ、
字幕タイミング信号、音声データ、及び音声タイミング
信号をシアタコントロール装置9へ伝送する。なお、配
給側では、各映像に対し多種言語の字幕を製作し、各シ
アタに適した字幕を伝送できる。さらに、各映像に対し
ドルビー各種やDTSなどの音声を作製し、各シアタに
適した音声を伝送し各シアタのサウンド環境を改善する
ことができる。
【0052】シアタ側では、配給側から通信衛星により
電子配信された映像データを、受信用アンテナ15bを
介してチューナ19にて受信し、MPEG2フォーマッ
トの映像信号に暗号化した後、一旦DVD-RAM装置
12に書き込む。この後、映像データには図2に示すよ
うなコピープロテクト処理が施されているため、その処
理された映像をDVD-RAMメディア7bに書き込め
るかどうかの認証情報を、鍵管理装置14がモデム18
a、18bを介して伝送する。また、配給された配給用
テープ7a、DVD-RAM用メディア7bを、それぞ
れ再生用VTR装置8、DVD-RAM装置12にて再
生し、シアタコントロール装置9にて映像ソースを選択
する。また、伝送された字幕データ、字幕タイミング信
号、音声データ、及び音声タイミング信号は、シアタコ
ントロール装置9のハードディスク装置22に記憶され
る。
【0053】上映時に、上映すべき映像をシアタコント
ロール装置9内のマイコン27より制御して再生し、ハ
ードディスク装置22の音声タイミング信号と字幕タイ
ミング信号を管理して、同期再生部36にて上映すべき
映像に対応する音声を同期再生するとともに、合成部2
5(OR回路)にて上映すべき映像と上記映像に対応す
る字幕とを合成する。そして、合成した映像及び字幕を
暗号化回路26にて暗号化し、プロジェクタ11及びモ
ニタ10へ出力する。プロジェクタ11及びモニタ10
にはそれぞれデコーダが備えられており、暗号化された
映像及び字幕を復号して上映する。このように、映像、
字幕、及び音声を別々に保存し、映像は電子配信または
配給され、字幕及び音声はインターネットプロトコルで
伝送され、シアタ内にて映像と音声を同期再生し、映像
と字幕を合成して上映するので、最も強固なコピー防止
の効を奏することができる。
【0054】以上のように、実施の形態3に係る電子シ
ネマシステムによれば、シアタ内に、シアタコントロー
ル装置とプロジェクタが設けられ、上記シアタコントロ
ール装置は、上記電子配信または配給された映像のうち
上映すべき映像を選択する選択手段と、上記インターネ
ットプロトコルで伝送された字幕及び音声を記憶する記
憶手段と、上記映像と上記映像に対応する字幕とを同期
再生して合成する合成手段と、上記選択された映像と上
記映像に対応する音声とを同期再生する同期再生手段
と、を有し、合成した映像及び字幕をプロジェクタへ出
力し、上記プロジェクタは、上記シアタコントロール装
置より出力された映像及び字幕を投影することにより、
配給側では映像と字幕と音声を分離して別々に保存して
おき、映像を電子配信または配給し、字幕及び音声を伝
送し、シアタ内のシアタコントロール装置にて、映像と
音声を同期再生すると共に、映像と字幕を合成して上映
するので、不正コピーの防止がさらに強固なものにな
り、電子シネマシステム全体のセキュリティを維持でき
る。また、各映像に対応する多種言語の字幕及び音声を
作製する必要があるが、各映像はダビングするだけで良
いので、コストを低減できる。さらに、配給側では、各
映像に対し多種言語の字幕を製作し、各シアタに適した
字幕を伝送できると共に、各映像に対しドルビー各種や
DTSなどの音声を作製し、各シアタに適した音声を伝
送でき、各シアタのサウンド環境を改善することができ
る。
【0055】(実施の形態4)以下に、本実施の形態4
に係る電子シネマシステムについて図1、図6、及び図
8を用いて説明する。本実施の形態4に係る電子シネマ
システムは、映画ソフトの映像を電子配信する、または
上記映像が保存された記録メディアを配給してシアタで
上映する電子シネマシステムにおいて、上記映画ソフト
の字幕及び音声をインターネットプロトコルでシアタへ
伝送し、上記シアタ内において、上記映像と上記映像に
対応する字幕とを合成し、上記映像に対応する音声を同
期再生して上映することを特徴とするものである。
【0056】なお、本実施の形態4の構成は、実施の形
態2のそれとほとんど同じであるので、共通する部分に
ついての説明を省略する。実施の形態2との違いは、実
施の形態2では、配給側で映像と字幕を別々に保存し、
映像は電子配信または配給され、字幕はインターネット
プロトコルで伝送され、シアタ内で映像と字幕を合成す
るのに対して、実施の形態4では、配給側で映像と字幕
と音声を別々に保存しておき、映像はシアタへ電子配信
または配給され、また字幕及び音声はインターネットプ
ロトコルでシアタへ伝送され、シアタ内で映像と音声を
同期再生すると共に、映像と字幕を合成して上映するこ
とである。また、実施の形態3との違いは、実施の形態
3ではシアタコントロール装置9にて映像と字幕とを合
成するのに対して、本実施の形態4ではプロジェクタ1
1にて映像と字幕の合成を行うことである。
【0057】図8は、本実施の形態に係るシアタコント
ロール装置9の構成を示すブロック図である。図8にお
いて、22はハードディスク装置であり、配給側からイ
ンターネットプロトコルで伝送された字幕及び音声を記
憶する記憶手段を有する。23は映像選択部であり、電
子配信または配給された映像のうち上映すべき映像を選
択する選択手段を有する。24は復号化回路であり、映
像選択部23にて選択された映像を復号する。26は暗
号化回路であり、復号化回路24で復号された映像を暗
号化してプロジェクタ11へ出力する。27はマイコン
であり、鍵情報を記録し、周辺装置を制御する。36は
同期再生部であり、映像選択部23で選択された映像と
上記映像に対応する音声を同期再生する同期再生手段を
有する。
【0058】以下、本実施の形態4に係る電子シネマシ
ステムの動作について説明する。配給側では、映像を電
子配信、または映像が保存された記録メディアを配給す
る。また、モデム18a、18bを介して字幕データ、
字幕タイミング信号、音声データ、及び音声タイミング
信号を配給側から各シアタへ伝送する。
【0059】シアタ側では、配給側から電子配信または
配給された映像のうち、上映すべき映像をシアタコント
ロール装置9内の映像選択部23にて選択する。そし
て、選択された映像は復号化回路24で復号され、暗号
化回路26にて暗号化され、プロジェクタ11及びモニ
タ10へ出力される。また、伝送された字幕データ、字
幕タイミング信号、音声データ、及び音声タイミング信
号は、シアタコントロール装置9内のハードディスク装
置22に記憶される。そして、ハードディスク装置22
に記憶された音声データのうち、映像選択部23で選択
された映像に対応する音声を同期再生部36へ出力し、
同期再生部36にて上記映像と上記映像に対応する音声
を同期再生する。また、ハードディスク装置22に記憶
された字幕のうち、映像選択部23で選択された映像に
対応する字幕をプロジェクタ11へ出力する。そして、
図6に示したようにプロジェクタ11内で、シアタコン
トロール装置9より出力された映像と上記映像に対応す
る字幕を同期再生して合成し、投影する。このように、
映像は電子配信または配給し、字幕及び音声はインター
ネットプロトコルで伝送し、シアタ内において最終的に
投影されるプロジェクタに至るまで映像と字幕とを合成
しないので、最も強固なコピー防止になるとともに、ド
ルビー各種やDTSなどシアタに適した音声を配給でき
る。
【0060】以上のように、実施の形態4に係る電子シ
ネマシステムにおいては、シアタ内に、シアタコントロ
ール装置とプロジェクタが設けられ、上記シアタコント
ロール装置は、上記電子配信または配給された映像のう
ち上映すべき映像を選択する選択手段と、上記インター
ネットプロトコルで伝送された字幕及び音声を記憶する
記憶手段と、上記選択された映像と上記映像に対応する
音声とを同期再生する同期再生手段と、を有し、上記選
択した映像と上記映像に対応する字幕をそれぞれプロジ
ェクタへ出力し、上記プロジェクタは、上記シアタコン
トロール装置より出力された上記字幕を記憶する記憶手
段と、上記シアタコントロール装置より出力された上記
映像と上記記憶された字幕とを同期再生して合成する合
成手段と、を有し、上記合成した映像及び字幕を投影す
ることにより、配給側では映像と字幕と音声を分離して
別々に保存しておき、シアタ内のシアタコントロール装
置にて映像と音声を同期再生し、最終的に投影されるプ
ロジェクタにて映像と字幕を合成して上映するので、不
正コピーの防止が最も強固なものになり、電子シネマシ
ステム全体のセキュリティを維持できる。さらに、配給
側では、各映像に対し多種言語の字幕を製作し、各シア
タに適した字幕を伝送できると共に、各映像に対しドル
ビー各種やDTSなどの音声を作製し、各シアタに適し
た音声を伝送でき、各シアタのサウンド環境を改善する
ことができる
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の電子シネマシ
ステムによれば、映画ソフトの映像を電子配信する、ま
たは上記映像が保存された記録メディアを配給し上映す
る電子シネマシステムにおいて、上記映画ソフトの字幕
をインターネットプロトコルでシアタへ伝送する配給装
置と、上記映像と該映像に対応する字幕とを合成して上
映する上映装置と、を備えたことより、映像は配給装置
から上映装置へ電子配信または配給し、字幕はインター
ネットプロトコルで上映装置へ伝送し、上映装置にて映
像と字幕とを合成し上映することができ、不正コピーを
防止できる。
【0061】本発明の請求項2に記載の電子シネマシス
テムによれば、請求項1に記載の電子シネマシステムに
おいて、上記配給装置は、上記映像に対応する字幕情報
を記録する字幕記録手段と、上記字幕記録手段から上記
字幕情報を読み出す読み出し手段と、上記映像にコピー
プロテクト処理を施すコピープロテクト装置と、上記コ
ピープロテクト処理を解除するための鍵を管理する鍵管
理装置と、上記鍵と上記字幕情報をインターネットプロ
トコルで伝送する伝送手段と、を備えたことより、配給
側では映像と字幕を分離して別々に保存しておき、映像
と字幕を別々に上映装置に送ることができ、さらに、配
給側では各映像に対し多種言語の字幕を製作し、各上映
装置に適した字幕を伝送することができる。
【0062】本発明の請求項3に記載の電子シネマシス
テムによれば、請求項1に記載の電子シネマシステムに
おいて、上記上映装置は、上記映像と上記映像に対応す
る字幕とを合成し出力するシアタコントロール装置と、
上記シアタコントロール装置の出力データを投影するプ
ロジェクタと、を備えたことより、上映装置は、別々に
受け取った映像と該映像に対応する字幕とを合成し上映
することができ、不正コピーを防止できる。
【0063】本発明の請求項4に記載の電子シネマシス
テムによれば、請求項3に記載の電子シネマシステムに
おいて、上記シアタコントロール装置は、上記受信した
映像のうち、上映すべき映像を選択する選択手段と、上
記字幕情報を記憶し、上記選択手段により選択された映
像に対応する字幕情報を出力する記憶手段と、上記選択
手段により選択された上記映像と上記記憶手段から出力
された上記字幕とを同期再生して合成し出力する合成手
段と、を備えたことより、不正コピーの防止がより強固
なものになり、電子シネマシステム全体のセキュリティ
を維持できる。
【0064】本発明の請求項5に記載の電子シネマシス
テムによれば、請求項3に記載の電子シネマシステムに
おいて、上記シアタコントロール装置は、上記受信した
映像のうち、上映すべき映像を選択し出力する選択手段
と、上記字幕情報を記憶し、上記選択手段により選択さ
れた映像に対応する字幕を出力する第1の記憶手段と、
を備え、上記プロジェクタは、上記第1の記憶手段から
出力された上記字幕を記憶する第2の記憶手段と、上記
選択手段から出力された映像と、上記第2の記憶手段に
記憶されている字幕とを同期再生して合成する合成手段
と、上記合成された映像及び字幕を投影する投影手段
と、を備えたことより、不正コピーの防止がより強固な
ものになり、電子シネマシステム全体のセキュリティを
維持できる。
【0065】本発明の請求項6に記載の電子シネマシス
テムによれば、映画ソフトの映像を電子配信する、また
は上記映像が保存された記録メディアを配給し上映する
電子シネマシステムにおいて、上記映画ソフトの字幕及
び音声をインターネットプロトコルでシアタへ伝送する
配給装置と、上記映像と該映像に対応する音声を同期再
生し、上記映像と該映像に対応する字幕とを合成して上
映する上映装置と、を備えたことより、映像は配給装置
から上映装置へ電子配信または配給し、字幕はインター
ネットプロトコルで上映装置へ伝送し、上映装置にて映
像と音声を同期再生すると共に映像と字幕を合成して上
映することができ、不正コピーを防止できる。
【0066】本発明の請求項7に記載の電子シネマシス
テムによれば、請求項6に記載の電子シネマシステムに
おいて、上記配給装置は、上記映像に対応する字幕及び
音声情報を記録する字幕記録手段と、上記字幕記録手段
から上記字幕及び音声情報を読み出す読み出し手段と、
上記映像にコピープロテクト処理を施すコピープロテク
ト装置と、上記コピープロテクト処理を解除するための
鍵を管理する鍵管理装置と、上記鍵と上記字幕及び音声
情報をインターネットプロトコルで伝送する伝送手段
と、を備えたことより、各映像に対し各種言語の字幕を
製作し、各上映装置に適した字幕を伝送することができ
ると共に、ドルビー各種やDTSなどの音声を作製し、
各上映装置に適した音声を伝送して各上映装置のサウン
ド環境を改善することができる。
【0067】本発明の請求項8に記載の電子シネマシス
テムによれば、請求項6に記載の電子シネマシステムに
おいて、上記上映装置は、上記映像と該映像に対応する
音声とを同期再生するとともに、上記映像と該映像に対
応する字幕とを合成し出力するシアタコントロール装置
と、上記シアタコントロール装置の出力データを投影す
るプロジェクタと、を備えたことより、上映装置は、別
々に受け取った映像と該映像に対応する音声とを同期再
生するとともに、上記映像と該映像に対応する字幕とを
合成し上映することができ、不正コピーを防止できる。
【0068】本発明の請求項9に記載の電子シネマシス
テムによれば、請求項8に記載の電子シネマシステムに
おいて、上記シアタコントロール装置は、上記受信した
映像のうち、上映すべき映像を選択する選択手段と、上
記字幕及び音声情報を記憶し、上記選択手段により選択
された映像に対応する字幕及び音声を出力する記憶手段
と、上記選択手段により選択された上記映像と上記記憶
手段から出力された上記字幕とを同期再生して合成し出
力する合成手段と、上記選択手段により選択された上記
映像と上記記憶手段から出力された上記音声とを同期再
生する同期再生手段と、を備えたことより、不正コピー
の防止がより強固なものになり、電子シネマシステム全
体のセキュリティを維持できる。
【0069】本発明の請求項10に記載の電子シネマシ
ステムによれば、請求項8に記載の電子シネマシステム
において、上記シアタコントロール装置は、上記受信し
た映像のうち、上映すべき映像を選択し出力する選択手
段と、上記字幕及び音声情報を記憶し、上記選択手段に
より選択された映像に対応する字幕及び音声を出力する
第1の記憶手段と、上記選択手段により選択された上記
映像と上記第1の記憶手段から出力された上記音声とを
同期再生する同期再生手段と、を備え、上記プロジェク
タは、上記第1の記憶手段から出力された上記字幕を記
憶する第2の記憶手段と、上記選択手段から出力された
映像と、上記第2の記憶手段に記憶されている字幕とを
同期再生して合成する合成手段と、上記合成された映像
及び字幕を投影する投影手段と、を備えたことより、不
正コピーの防止がより強固なものになり、電子シネマシ
ステム全体のセキュリティを維持できる。
【0070】本発明の請求項11に記載の配給装置によ
れば、映画ソフトの映像を電子配信する、または、上記
映像が保存された記録メディアを配給する配給装置にお
いて、上記映像に対応する字幕情報を記録する字幕記録
手段と、上記字幕記録手段から上記字幕情報を読み出す
読み出し手段と、上記映像にコピープロテクト処理を施
すコピープロテクト装置と、上記コピープロテクト処理
を解除するための鍵を管理する鍵管理装置と、上記鍵と
上記字幕情報をインターネットプロトコルで伝送する伝
送手段と、を備えたことより、配給側では映像と字幕を
分離して別々に保存しておき、映像と字幕を別々に上映
装置に送ることができ、さらに、配給側では各映像に対
し多種言語の字幕を製作し、各上映装置に適した字幕を
伝送することができる。
【0071】本発明の請求項12に記載の配給装置によ
れば、映画ソフトの映像を電子配信する、または、上記
映像が保存された記録メディアを配給する配給装置にお
いて、上記映像に対応する字幕及び音声情報を記録する
字幕記録手段と、上記字幕記録手段から上記字幕及び音
声情報を読み出す読み出し手段と、上記映像にコピープ
ロテクト処理を施すコピープロテクト装置と、上記コピ
ープロテクト処理を解除するための鍵を管理する鍵管理
装置と、上記鍵と上記字幕及び音声情報をインターネッ
トプロトコルで伝送する伝送手段と、を備えたことよ
り、各映像に対し各種言語の字幕を製作し、各上映装置
に適した字幕を伝送することができると共に、ドルビー
各種やDTSなどの音声を作製し、各上映装置に適した
音声を伝送して各上映装置のサウンド環境を改善するこ
とができる。
【0072】本発明の請求項13に記載の上映装置によ
れば、映画ソフトの映像と字幕を別々に受信し上映する
上映装置において、上記映像と上記映像に対応する字幕
とを合成し出力するシアタコントロール装置と、上記シ
アタコントロール装置の出力データを投影するプロジェ
クタと、を備えたことより、上映装置は、別々に受け取
った映像と該映像に対応する字幕とを合成し上映するこ
とができ、不正コピーを防止できる。
【0073】本発明の請求項14に記載の上映装置によ
れば、請求項13に記載の上映装置において、上記シア
タコントロール装置は、上記受信した映像のうち、上映
すべき映像を選択する選択手段と、上記字幕情報を記憶
し、上記選択手段により選択された映像に対応する字幕
情報を出力する記憶手段と、上記選択手段により選択さ
れた上記映像と上記記憶手段から出力された上記字幕と
を同期再生して合成し出力する合成手段と、を備えたこ
とより、不正コピーの防止がより強固なものになり、電
子シネマシステム全体のセキュリティを維持できる。
【0074】本発明の請求項15に記載の上映装置によ
れば、請求項13に記載の上映装置において、上記シア
タコントロール装置は、上記受信した映像のうち、上映
すべき映像を選択し出力する選択手段と、上記字幕情報
を記憶し、上記選択手段により選択された映像に対応す
る字幕を出力する第1の記憶手段と、を備え、上記プロ
ジェクタは、上記第1の記憶手段から出力された上記字
幕を記憶する第2の記憶手段と、上記選択手段から出力
された映像と、上記第2の記憶手段に記憶されている字
幕とを同期再生して合成する合成手段と、上記合成され
た映像及び字幕を投影する投影手段と、を備えたことよ
り、不正コピーの防止がより強固なものになり、電子シ
ネマシステム全体のセキュリティを維持できる。
【0075】本発明の請求項16に記載の上映装置によ
れば、映画ソフトの映像と字幕及び音声を別々に受信し
上映する上映装置において、上記映像と上記映像に対応
する字幕及び音声とを合成し出力するシアタコントロー
ル装置と、上記シアタコントロール装置の出力データを
投影するプロジェクタと、を備えたことより、上映装置
は、別々に受け取った映像と該映像に対応する音声とを
同期再生するとともに、上記映像と該映像に対応する字
幕とを合成し上映することができ、不正コピーを防止で
きる。
【0076】本発明の請求項17に記載の上映装置によ
れば、請求項16に記載の上映装置において、上記シア
タコントロール装置は、上記受信した映像のうち、上映
すべき映像を選択する選択手段と、上記字幕及び音声情
報を記憶し、上記選択手段により選択された映像に対応
する字幕及び音声を出力する記憶手段と、上記選択手段
により選択された上記映像と上記記憶手段から出力され
た上記字幕とを同期再生して合成し出力する合成手段
と、上記選択手段により選択された上記映像と上記記憶
手段から出力された上記音声とを同期再生する同期再生
手段と、を備えたことより、不正コピーの防止がより強
固なものになり、電子シネマシステム全体のセキュリテ
ィを維持できる。
【0077】本発明の請求項18に記載の上映装置によ
れば、請求項16に記載の上映装置において、上記シア
タコントロール装置は、上記受信した映像のうち、上映
すべき映像を選択し出力する選択手段と、上記字幕及び
音声情報を記憶し、上記選択手段により選択された映像
に対応する字幕及び音声を出力する第1の記憶手段と、
上記選択手段により選択された上記映像と上記第1の記
憶手段から出力された上記音声とを同期再生する同期再
生手段と、を備え、上記プロジェクタは、上記第1の記
憶手段から出力された上記字幕を記憶する第2の記憶手
段と、上記選択手段から出力された映像と、上記第2の
記憶手段に記憶されている字幕とを同期再生して合成す
る合成手段と、上記合成された映像及び字幕を投影する
投影手段と、を備えたことより、不正コピーの防止がよ
り強固なものになり、電子シネマシステム全体のセキュ
リティを維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子シネマシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】映像に対するコピープロテクト処理を示す図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態1に係るシアタコントロー
ル装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態1または実施の形態3に係
るプロジェクタの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係るシアタコントロー
ル装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態2または実施の形態4に係
るプロジェクタの構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係るシアタコントロー
ル装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係るシアタコントロー
ル装置の構成を示すブロック図である。
【図9】従来の電子シネマシステムの構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 映画フィルム 2 テレシネ装置 2a 光電変換器 2b 色補正器 3 マスター用VTR 4 マスターテープ 5 マスター用VTR 6 ダビング用VTR 7a 配給用テープ 7b 配給用DVD-RAMメディア 8 再生用VTR 9 シアタコントロール装置 10 モニタ 11 プロジェクタ 12 DVD-RAM装置 13 コピープロテクト装置 14 鍵管理装置 15a 送信用アンテナ 15b 受信用アンテナ 16 送出装置 17 電話回線 18a モデム 18b モデム 19 チューナ 20 フロッピーディスク 21 パソコン 22 ハードディスク装置 23 映像選択部 24 復号化回路 25 合成部 26 暗号化回路 27 マイコン 28 復号化回路 29 映像処理回路 30 駆動回路 31 ライトバルブ 32 光源 33 マイコン 34 合成部 35 ハードディスク装置 36 同期再生部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 5/278 H04N 5/91 P

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映画ソフトの映像を電子配信する、また
    は上記映像が保存された記録メディアを配給し上映する
    電子シネマシステムにおいて、 上記映画ソフトの字幕をインターネットプロトコルでシ
    アタへ伝送する配給装置と、 上記映像と該映像に対応する字幕とを合成して上映する
    上映装置と、を備えた、 ことを特徴とする電子シネマシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子シネマシステムに
    おいて、 上記配給装置は、 上記映像に対応する字幕情報を記録する字幕記録手段
    と、上記字幕記録手段から上記字幕情報を読み出す読み
    出し手段と、上記映像にコピープロテクト処理を施すコ
    ピープロテクト装置と、上記コピープロテクト処理を解
    除するための鍵を管理する鍵管理装置と、上記鍵と上記
    字幕情報をインターネットプロトコルで伝送する伝送手
    段と、を備えた、 ことを特徴とする電子シネマシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子シネマシステムに
    おいて、 上記上映装置は、 上記映像と上記映像に対応する字幕とを合成し出力する
    シアタコントロール装置と、上記シアタコントロール装
    置の出力データを投影するプロジェクタと、を備えた、 ことを特徴とする電子シネマシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電子シネマシステムに
    おいて、 上記シアタコントロール装置は、 上記受信した映像のうち、上映すべき映像を選択する選
    択手段と、上記字幕情報を記憶し、上記選択手段により
    選択された映像に対応する字幕情報を出力する記憶手段
    と、上記選択手段により選択された上記映像と上記記憶
    手段から出力された上記字幕とを同期再生して合成し出
    力する合成手段と、を備えた、 ことを特徴とする電子シネマシステム。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の電子シネマシステムに
    おいて、 上記シアタコントロール装置は、 上記受信した映像のうち、上映すべき映像を選択し出力
    する選択手段と、上記字幕情報を記憶し、上記選択手段
    により選択された映像に対応する字幕を出力する第1の
    記憶手段と、を備え、 上記プロジェクタは、 上記第1の記憶手段から出力された上記字幕を記憶する
    第2の記憶手段と、上記選択手段から出力された映像
    と、上記第2の記憶手段に記憶されている字幕とを同期
    再生して合成する合成手段と、上記合成された映像及び
    字幕を投影する投影手段と、を備えた、 ことを特徴とする電子シネマシステム。
  6. 【請求項6】 映画ソフトの映像を電子配信する、また
    は上記映像が保存された記録メディアを配給し上映する
    電子シネマシステムにおいて、 上記映画ソフトの字幕及び音声をインターネットプロト
    コルでシアタへ伝送する配給装置と、 上記映像と該映像に対応する音声を同期再生し、上記映
    像と該映像に対応する字幕とを合成して上映する上映装
    置と、を備えた、 ことを特徴とする電子シネマシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電子シネマシステムに
    おいて、 上記配給装置は、 上記映像に対応する字幕及び音声情報を記録する字幕記
    録手段と、上記字幕記録手段から上記字幕及び音声情報
    を読み出す読み出し手段と、上記映像にコピープロテク
    ト処理を施すコピープロテクト装置と、上記コピープロ
    テクト処理を解除するための鍵を管理する鍵管理装置
    と、上記鍵と上記字幕及び音声情報をインターネットプ
    ロトコルで伝送する伝送手段と、を備えた、 ことを特徴とする電子シネマシステム。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の電子シネマシステムに
    おいて、 上記上映装置は、 上記映像と該映像に対応する音声とを同期再生するとと
    もに、上記映像と該映像に対応する字幕とを合成し出力
    するシアタコントロール装置と、上記シアタコントロー
    ル装置の出力データを投影するプロジェクタと、を備え
    た、 ことを特徴とする電子シネマシステム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の電子シネマシステムに
    おいて、 上記シアタコントロール装置は、 上記受信した映像のうち、上映すべき映像を選択する選
    択手段と、上記字幕及び音声情報を記憶し、上記選択手
    段により選択された映像に対応する字幕及び音声を出力
    する記憶手段と、上記選択手段により選択された上記映
    像と上記記憶手段から出力された上記字幕とを同期再生
    して合成し出力する合成手段と、上記選択手段により選
    択された上記映像と上記記憶手段から出力された上記音
    声とを同期再生する同期再生手段と、を備えた、 ことを特徴とする電子シネマシステム。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の電子シネマシステム
    において、 上記シアタコントロール装置は、 上記受信した映像のうち、上映すべき映像を選択し出力
    する選択手段と、上記字幕及び音声情報を記憶し、上記
    選択手段により選択された映像に対応する字幕及び音声
    を出力する第1の記憶手段と、上記選択手段により選択
    された上記映像と上記第1の記憶手段から出力された上
    記音声とを同期再生する同期再生手段と、を備え、 上記プロジェクタは、 上記第1の記憶手段から出力された上記字幕を記憶する
    第2の記憶手段と、上記選択手段から出力された映像
    と、上記第2の記憶手段に記憶されている字幕とを同期
    再生して合成する合成手段と、上記合成された映像及び
    字幕を投影する投影手段と、を備えた、 ことを特徴とする電子シネマシステム。
  11. 【請求項11】 映画ソフトの映像を電子配信する、ま
    たは、上記映像が保存された記録メディアを配給する配
    給装置において、 上記映像に対応する字幕情報を記録する字幕記録手段
    と、 上記字幕記録手段から上記字幕情報を読み出す読み出し
    手段と、 上記映像にコピープロテクト処理を施すコピープロテク
    ト装置と、 上記コピープロテクト処理を解除するための鍵を管理す
    る鍵管理装置と、 上記鍵と上記字幕情報をインターネットプロトコルで伝
    送する伝送手段と、を備えた、 ことを特徴とする配給装置。
  12. 【請求項12】 映画ソフトの映像を電子配信する、ま
    たは、上記映像が保存された記録メディアを配給する配
    給装置において、 上記映像に対応する字幕及び音声情報を記録する字幕記
    録手段と、 上記字幕記録手段から上記字幕及び音声情報を読み出す
    読み出し手段と、 上記映像にコピープロテクト処理を施すコピープロテク
    ト装置と、 上記コピープロテクト処理を解除するための鍵を管理す
    る鍵管理装置と、 上記鍵と上記字幕及び音声情報をインターネットプロト
    コルで伝送する伝送手段と、を備えた、 ことを特徴とする配給装置。
  13. 【請求項13】 映画ソフトの映像と字幕を別々に受信
    し上映する上映装置において、 上記映像と上記映像に対応する字幕とを合成し出力する
    シアタコントロール装置と、 上記シアタコントロール装置の出力データを投影するプ
    ロジェクタと、を備えた、 ことを特徴とする上映装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の上映装置におい
    て、 上記シアタコントロール装置は、 上記受信した映像のうち、上映すべき映像を選択する選
    択手段と、上記字幕情報を記憶し、上記選択手段により
    選択された映像に対応する字幕情報を出力する記憶手段
    と、上記選択手段により選択された上記映像と上記記憶
    手段から出力された上記字幕とを同期再生して合成し出
    力する合成手段と、を備えた、 ことを特徴とする上映装置。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の上映装置におい
    て、 上記シアタコントロール装置は、 上記受信した映像のうち、上映すべき映像を選択し出力
    する選択手段と、上記字幕情報を記憶し、上記選択手段
    により選択された映像に対応する字幕を出力する第1の
    記憶手段と、を備え、 上記プロジェクタは、 上記第1の記憶手段から出力された上記字幕を記憶する
    第2の記憶手段と、上記選択手段から出力された映像
    と、上記第2の記憶手段に記憶されている字幕とを同期
    再生して合成する合成手段と、上記合成された映像及び
    字幕を投影する投影手段と、を備えた、 ことを特徴とする上映装置。
  16. 【請求項16】 映画ソフトの映像と字幕及び音声を別
    々に受信し上映する上映装置において、 上記映像と上記映像に対応する音声とを同期再生すると
    ともに、上記映像と該映像に対応する字幕とを合成し出
    力するシアタコントロール装置と、 上記シアタコントロール装置の出力データを投影するプ
    ロジェクタと、を備えた、 ことを特徴とする上映装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の上映装置におい
    て、 上記シアタコントロール装置は、 上記受信した映像のうち、上映すべき映像を選択する選
    択手段と、上記字幕及び音声情報を記憶し、上記選択手
    段により選択された映像に対応する字幕及び音声を出力
    する記憶手段と、上記選択手段により選択された上記映
    像と上記記憶手段から出力された上記字幕とを同期再生
    して合成し出力する合成手段と、上記選択手段により選
    択された上記映像と上記記憶手段から出力された上記音
    声とを同期再生する同期再生手段と、を備えた、 ことを特徴とする上映装置。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載の上映装置におい
    て、 上記シアタコントロール装置は、 上記受信した映像のうち、上映すべき映像を選択し出力
    する選択手段と、上記字幕及び音声情報を記憶し、上記
    選択手段により選択された映像に対応する字幕及び音声
    を出力する第1の記憶手段と、上記選択手段により選択
    された上記映像と上記第1の記憶手段から出力された上
    記音声とを同期再生する同期再生手段と、を備え、 上記プロジェクタは、 上記第1の記憶手段から出力された上記字幕を記憶する
    第2の記憶手段と、上記選択手段から出力された映像
    と、上記第2の記憶手段に記憶されている字幕とを同期
    再生して合成する合成手段と、上記合成された映像及び
    字幕を投影する投影手段と、を備えた、 ことを特徴とする上映装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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