JP2002215831A - 電子シネマシステムおよび発券装置 - Google Patents

電子シネマシステムおよび発券装置

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JP2002215831A
JP2002215831A JP2001005565A JP2001005565A JP2002215831A JP 2002215831 A JP2002215831 A JP 2002215831A JP 2001005565 A JP2001005565 A JP 2001005565A JP 2001005565 A JP2001005565 A JP 2001005565A JP 2002215831 A JP2002215831 A JP 2002215831A
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Japan
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movie
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tickets
theater
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Application number
JP2001005565A
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English (en)
Inventor
Takayuki Kimoto
高幸 木本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、映画の配給元は映画館の入場者数を正
確に把握することができなかった。 【解決手段】 映画館に配置され、映画鑑賞券を発券す
る発券手段、およびその発券手段が発券した前記映画鑑
賞券の発券数をカウントするカウント手段を有する券売
機33と、映画館に配置され、券売機33によってカウ
ントされた発券数の情報をインターネットを介して送信
するシアタコントロール装置9と、映画の配給元に配置
され、シアタコントロール装置9からの発券数の情報を
インターネットを介して受信する鍵管理装置14と、映
画の配給元に配置され、鍵管理装置14によって受信さ
れた発券数の情報を出力する、パソコン21に接続され
た出力装置40とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映画ソフトを電子
配信してまたは、映画ソフトの記録メディアを配給して
上映する電子シネマシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】昭和30年代、約7500館の映画館を
有し、日本の娯楽産業の主役の座を占めた映画産業は、
その後テレビにその座を明け渡し、近年はさらにビデオ
レンタルにも大きく影響を受け、平成10年は1993
館に留まっている。
【0003】一方、アメリカの状況は映画館設備の合理
化が進むとともに、シネマコンプレックス型の新設が進
んで、ここ数年、映画館数は約2.8万館から3万館へ
と増加しており、全体の興行収入も増えている。
【0004】日本の映画産業も前述の衰退傾向に歯止め
をかけるべく、映画館設備の合理化、客席のデラックス
化やさらにシネマコンプレックスの新設など様々な対応
がとられて少しづつではあるが、効果が現れてきてい
る。
【0005】映画界がこのような状況にある中、フィル
ムの代わりにビデオで映写する電子シネマシステムが各
地に見られるようになってきた。
【0006】上記従来の電子シネマシステムは、独立し
た映画館というより、流通企業とジョイントし、スーパ
ーやデパートなどに設置されている。客席数は200前
後からなり、オペレーションは完全自動化されている。
このビデオシアタで使用される配給用のVTRテープ
は、図5に示すようなブロックで作製され、再生され
る。
【0007】以下に、従来の電子シネマシステムについ
て図7を用いて説明する。
【0008】図7において、1は映画フィルムである。
2はテレシネ装置であり、光電変換器2aと色補正器2
bとを有する。3はマスター用VTRであり、マスター
テープ4を作製する。5はマスター用VTRである。6
はダビング用VTRであり、配給用テープ7aにダビン
グする。8は再生用VTRであり、配給用テープ7aを
再生する。9はシアタコントロール装置であり、周辺装
置を制御する。10はモニタ、11はプロジェクタであ
る。
【0009】以下に、従来の電子シネマシステムの動作
について説明する。
【0010】テレシネ装置2は、映像フィルム1を光電
変換後、色補正を行い、映像の色再現性を高める。そし
て、マスター用VTR5はテレシネされた信号をVTR
用テープに記録して、マスターテープ4を作製する。マ
スターテープ4からDVCPROフォーマットVTR6
を用いて、多数の配給用テープ7aを作製し、各シアタ
へ配給する。
【0011】各シアタでは、DVCPROフォーマット
VTR8を使用し、数台のVTRをシアタコントロール
装置9に入力して上映すべき映像を選択し、選択された
映像をプロジェクタ11から投影するとともに、モニタ
10に同じ映像を表示する。
【0012】以上のように、映画フィルムをテレシネ
し、マスターテープを作製した後、配給用のVTRテー
プにダビングし、配給用テープを各地のシアタへ配給し
て上映することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各シア
タへ配給される配給用テープの管理は各シアタ側に委ね
られているため、不正にダビングされやすく、レンタル
ビデオ産業に影響を及ぼしかねない。また、ビデオテー
プにコピーガードがなされているものも存在するが、そ
の多くは映像信号における垂直同期信号に対し僅かなコ
ピーガード処理を施したものであり、映像部分そのもの
はそのテープに残っており、コピーが比較的容易であっ
た。
【0014】またシアタの入場者数の管理についてもシ
アタに委ねられており配給元はリアルタイムで正確な把
握が困難であった。
【0015】本発明は、かかる問題点を解消するために
なされたものであり、映画の配給元が映画館(シアタ)
の入場者数を正確に把握することができる電子シネマシ
ステム並びに、その電子シネマシステムを構成する発券
装置、送信装置、記録装置、受信装置、読み取り装置、
出力装置、課金装置、および手数料振込装置を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の本発明(請求項1に対応)は、映画館に配置
され、映画鑑賞券を発券する発券手段と、その発券手段
が発券した前記映画鑑賞券の発券数をカウントするカウ
ント手段とを有する発券装置と、前記映画館に配置さ
れ、前記カウント手段によってカウントされた前記発券
数の情報をインターネットを介して送信する送信装置
と、映画の配給元に配置され、前記送信装置からの前記
発券数の情報を前記インターネットを介して受信する受
信装置と、前記映画の配給元に配置され、前記受信装置
によって受信された前記発券数の情報を出力する出力装
置とを備えたことを特徴とする電子シネマシステムであ
る。
【0017】これにより、例えばパソコンのアプリケー
ションソフトで構成された座席券売システムに記憶され
ている発券数カウンタの情報もリアルタイムで受信でき
るので、映画の配給元は入場者数を正確に把握できると
ともに、シアタ側に対して、配給手数料の請求や課金を
インターネット上で容易に実現できる。
【0018】第2の本発明(請求項2に対応)は、映画
館に配置され、映画鑑賞券を発券する発券手段と、その
発券手段が発券した前記映画鑑賞券の発券数をカウント
するカウント手段とを有する発券装置と、前記映画館に
配置され、前記カウント手段によってカウントされた前
記発券数の情報を所定の記録媒体に記録する記録装置
と、映画の配給元に配置され、前記記録媒体に記録され
た前記発券数の情報を読み取る読み取り装置と、前記映
画の配給元に配置され、前記読み取り装置によって読み
取られた前記発券数の情報を出力する出力装置とを備え
たことを特徴とする電子シネマシステムである。
【0019】第3の本発明(請求項3に対応)は、映画
館に配置され、映画鑑賞券を発券する発券手段と、その
発券手段が発券した前記映画鑑賞券の発券数をカウント
するカウント手段とを備えたことを特徴とする発券装置
である。
【0020】第4の本発明(請求項4に対応)は、映画
館に配置され、第3の本発明に記載の発券装置の前記カ
ウント手段によってカウントされた前記発券数の情報を
インターネットを介して送信することを特徴とする送信
装置である。
【0021】第5の本発明(請求項5に対応)は、映画
館に配置され、第3の本発明に記載の発券装置の前記カ
ウント手段によってカウントされた前記発券数の情報を
所定の記録媒体に記録することを特徴とする記録装置で
ある。
【0022】第6の本発明(請求項6に対応)は、映画
の配給元に配置され、第4の本発明に記載の送信装置か
らの前記発券数の情報を前記インターネットを介して受
信することを特徴とする受信装置である。
【0023】第7の本発明(請求項7に対応)は、映画
の配給元に配置され、第5の本発明に記載の記録装置に
よって前記発券数の情報が記録された前記記録媒体内の
前記発券数の情報を読み取ることを特徴とする読み取り
装置である。
【0024】第8の本発明(請求項8に対応)は、映画
の配給元に配置され、第6の本発明に記載の受信装置に
よって受信された前記発券数の情報を、または第7の本
発明に記載の読み取り装置によって読み取られた前記発
券数の情報を、出力することを特徴とする出力装置であ
る。
【0025】第9の本発明(請求項9に対応)は、映画
の各上映時刻に連動して、前記発券数の情報および、前
記映画館の識別情報を送信することを特徴とする第4の
本発明に記載の送信装置である。
【0026】これにより、タイマーを具備したシアタコ
ントローラ等の送信装置が、上映時刻に連動してシアタ
識別情報と券売システムに記憶されている発券数カウン
タの情報とを配給元へインターネットで送信するので、
配給元のパソコンでは各シアタの入場者数をリアルタイ
ムで把握できるとともに、シアタは煩わしい配給手数料
の精算をインターネット上で瞬時に精算できるようにな
る。
【0027】第10の本発明(請求項10に対応)は、
映画の配給元に配置され、第6の本発明に記載の受信装
置によって受信された前記発券数の情報に基づいて、ま
たは第7の本発明に記載の読み取り装置によって読み取
られた前記発券数の情報に基づいて、映画館の管理者の
口座に対して課金するため課金手段を備えたことを特徴
とする課金装置である。
【0028】第11の本発明(請求項11に対応)は、
映画館に配置され、第3の本発明に記載の発券装置の前
記カウント手段によってカウントされた前記発券数に基
づいて、映画の配給元の管理者の口座に対して所定の手
数料を振り込むための手数料振込手段を備えたことを特
徴とする手数料振込装置である。
【0029】第12の本発明(請求項12に対応)は、
第1の本発明の電子シネマシステムの、映画鑑賞券を発
券する発券手段と、その発券手段が発券した前記映画鑑
賞券の発券数をカウントするカウント手段とを有する前
記発券装置と、前記カウント手段によってカウントされ
た前記発券数の情報をインターネットを介して送信する
前記送信装置と、前記送信装置からの前記発券数の情報
を前記インターネットを介して受信する前記受信装置
と、前記受信装置によって受信された前記発券数の情報
を出力する前記出力装置との全部又は一部としてコンピ
ュータを機能させるためのプログラムである。
【0030】第13の本発明(請求項13に対応)は、
第2の本発明の電子シネマシステムの、映画鑑賞券を発
券する発券手段と、その発券手段が発券した前記映画鑑
賞券の発券数をカウントするカウント手段とを有する前
記発券装置と、前記カウント手段によってカウントされ
た前記発券数の情報を所定の記録媒体に記録する前記記
録装置と、前記記録媒体に記録された前記発券数の情報
を読み取る前記読み取り装置と、前記読み取り装置によ
って読み取られた前記発券数の情報を出力する前記出力
装置との全部又は一部としてコンピュータを機能させる
ためのプログラムである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す
実施の形態は、あくまでも一例であって必ずしもこの実
施の形態に限定されるものではない。
【0032】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1に係る電子シネマシステムについて図1、図2及び
図3を用いて説明する。
【0033】図1は、本発明の実施の形態1の電子シネ
マシステムの構成を示すブロック図である。図1におい
て、中央の点線より上は、配給側で、映像の電子配信ま
たはその記録メディアの配給を行うまでの過程を示す。
点線より下は、シアタ側で、配給側から電子配信または
配給された映像を上映するまでの過程を示す。
【0034】1は映画フィルムである。2はテレシネ装
置であり、映画フィルム1を光電変換器2aで光電変換
後、色補正器2bで色補正を行う。3はマスター用VT
Rであり、テレシネされた信号をテープに記録してマス
ターテープ4を作製する。8は再生用VTRであり、配
給用テープ7aを再生する。9はシアタコントロール装
置であり、映像ソースを制御するとともに券売機33の
情報を管理する。また、シアタコントロール装置9は、
インターネット上で配給された字幕データを記憶するハ
ードディスク装置22を備えている。また、シアタコン
トロール装置9は、券売機33が発券した発券数の情報
をインターネットで配給側の鍵管理装置14に送信する
送信装置としての機能を有する。
【0035】10はモニタであり、シアタコントロール
装置9にて制御されている各種情報を表示する。11は
プロジェクタであり、シアタコントロール装置9にて選
択された映像を投影する。なお、モニタ10、プロジェ
クタ11はそれぞれデコーダを備えている。12はDV
D―RAM装置であり、DVD―RAM用メディア7b
を再生する。
【0036】13はコピープロテクト装置であり、マス
ターテープ4に対しラインパーミテーションのコピープ
ロテクト処理を施し、配給用テープ7a、DVD―RA
M用メディア7bに記録するとともに、コピープロテク
ト処理を施したデータを送出装置16に送信する。14
は鍵管理装置であり、コピープロテクトを復号するため
の鍵情報を管理するとともに、シアタコントロール装置
9からの発券数の情報を受信する受信装置としての機能
を有する。15aは送信用アンテナであり、送出装置1
6に送信された、コピープロテクト処理が施された映像
データをシアタ側へ送信する。
【0037】19はチューナであり、受信用アンテナ1
5bを介して配給側から受信した映像データをMPEG
2フォーマットの映像信号に暗号化する。
【0038】20はフロッピー(登録商標)ディスクで
あり、字幕データ及び字幕タイミング信号が記録されて
いる。21はパソコンであり、フロッピーディスク20
に記録されている字幕データ及びタイミング信号を読み
取る。なお、パソコン21には鍵管理装置14がシアタ
コントロール装置9から受信した発券数の情報を出力す
る出力装置40が接続されている。その出力装置40と
しては、表示装置やプリンターを用いることができる。
【0039】33は券売機であって、映画鑑賞券を発券
する発券手段と、その発券手段が発券した映画鑑賞券の
発券数をカウントするカウント手段とを少なくとも有し
ており、発券された発券数の情報はシアタコントロール
装置9により読み込まれ、シアタコントロール装置9内
のハードディスク装置22に記憶される。配給側は適
宜、シアタ側のシアタコントロール装置9をアクセスす
ることができ、発券数を入手できるとともにそれに応じ
た課金を行う。また同時に映像のデコードをするための
解読鍵も送信する。
【0040】配給手数料の入手方法は配給側が発券情報
をインターネットで確認し、銀行システム35を利用し
てシアタ銀行口座Bから自動的に引き落とすことで、実
現される。
【0041】なお、実施の形態1に係る電子シネマシス
テムは、コピーガードまたはスクランブル処理された前
記映画ソフトをデコードするための解読鍵をインターネ
ットで前記シアタに送信する手段と、前記シアタの座席
券売システムに記憶されている発券数カウンタの情報を
受信する手段と、前記発券数カウンタの情報に基づき、
配給手数料を前記シアタに課金することを特徴とする。
特に、映画の配給元が、正確な発券数の情報を入手する
ことができることを特徴とする。
【0042】図2はシアタコントロール装置9にて制御
されている各種情報を表示するモニタ10の表示画面で
ある。デコーダによりデコ−ドされた映像は、プロジェ
クタ11で表示されている内容と同じ表示画面を各シア
タ別に表示が可能である。またシアタ毎の上映時刻と座
席の空席状況及び発券された枚数を確認できる。
【0043】画面上に送信ボタンがあり、これをマウス
でクリックすることにより、現時刻での発券数をインタ
ーネットで配給元へ知らせることも出来る。その時シア
タを識別するための識別番号を各シアタへ割り振ること
で、正確な情報入手が可能となる。さらに解読鍵取得ボ
タンは配給元から解読鍵が届かなかった場合などにアク
セスして解読鍵を入手できる。図3は図1と構成が同じ
であるが、配給元は直接シアタの発券状況を確認するこ
とができない。配給元はシアタ側から発券カウント情報
と銀行システム35にて振り込みが確認された場合にの
み解読鍵をシアタ側へインターネットで配給するもので
ある。
【0044】以下に、本実施の形態1に係る電子シネマ
システムについて説明する。
【0045】配給側において、映画フィルム1をテレシ
ネ装置2にて光電変換器2aで光電変換後、色補正器2
bで色補正を行い、映像の色再現性を高める。そして、
マスター用VTR3において、テレシネされた信号をテ
ープに記録して、マスターテープ4を作製する。コピー
プロテクト装置13は、作製したマスターテープ4に対
しラインパーミテーションのコピープロテクト処理を施
し、配給用テープ7a、あるいはDVD−RAM用メデ
ィア7bに記録し、各シアタへ配給する。もしくはコピ
ープロテクト処理を施した映像データを送出装置16に
出力して、通信衛星を利用して各シアタへ電子配信す
る。
【0046】また、コピープロテクトを復号するための
鍵情報は、鍵管理装置14にて管理されている。
【0047】また、パソコン21により、フロッピーデ
ィスク20に記録されている字幕データ及びタイミング
信号を読み取り、インターネットプロトコルにて字幕デ
ータ及び字幕タイミング信号を、モデム18a及びモデ
ム18bを介してシアタコントロール装置9へ伝送す
る。なお、配給側では、各映像に対し各種言語の字幕を
製作し、各シアタに適した字幕を伝送することができ
る。
【0048】シアタ側では、IEEE1394セキュア
バス上に接続された再生用VTR8及びDVD−RAM
装置12がシアタコントロール装置9により制御され
る。また、受信用アンテナ15bを介してチューナ19
にて受信した映像データは、MPEG2フォーマットの
映像信号に暗号化され、シアタコントロール装置9に入
力される。
【0049】次に券売機33においては図示されていな
い先行予約状況のほか図2に示すように次回上映分の各
シアタ(シアタA,B,C)の発券状況がモニタ10に
示されている。シアタAの場合、次回上映が13:00
からとなっており、12:58になった時点で配給元は
一旦シアタコントロール装置9にインターネット34で
アクセスして発券状況をダウンロードする。
【0050】次に配給元は次回上映分の解読鍵と字幕デ
ータをインターネット34で配給し、配給された字幕デ
ータは、シアタコントロール装置9内のハードディスク
装置22に記憶され、シアタコントロール装置9にて映
像ソースを選択して上映すべき映像を決定し、記憶した
字幕データのうち、上映すべき映像に対応する字幕と前
記映像とを合成する。
【0051】シアタコントロール装置9は、SDI出力
3系統、IEEE1394端子3系統を持ち、それぞれ
がプロジェクタ11及びモニタ10に接続されており、
合成した映像及び字幕を上映する。この時、解読鍵は発
券状況を確認した上で配給されるが、上映の信頼性を高
めるため1回前の上映分のカウント総数を確認できれ
ば、解読鍵を配給するシステムでも構わない。また解読
鍵の配給と同時に銀行システム35においてシアタ側銀
行口座Bより自動的に(発券数)×(1枚当たりの配給
手数料)の合計が引き落とされ、配給側銀行口座Aに振
り込まれる。
【0052】以上のように、本実施の形態1に係る電子
シネマシステムによれば、コピーガードまたはスクラン
ブル処理された前記映画ソフトをデコードするための解
読鍵をインターネットで前記シアタに送信する手段と、
前記シアタの座席券売システムに記憶されている発券数
カウンタの情報を受信する手段と、前記発券数カウンタ
の情報に基づき、配給手数料を前記シアタに課金するよ
うにしたものであり、映画ソフトをデコードするための
解読鍵をインターネットでリアルタイムにシアタ側へ送
信するので、瞬時に映画ソフトのデコード制御を可能に
するとともに、パソコンのアプリケーションソフトで構
成された座席券売システムに記憶されている発券数カウ
ンタの情報もリアルタイムで受信できるので入場者数を
正確に把握できるとともに、シアタ側に対して、配給手
数料の請求や課金をインターネット上で容易に実現でき
る。
【0053】なお、映像はコピープロテクト処理が施さ
れているために、解読鍵による復号を行う必要がある。
鍵情報はモデム18bによりシアタコントロール装置9
に記録され、上映時にシアタコントロール装置9より認
証確認を行い、コピープロテクトを解除する。
【0054】また、図3に示すように配給元から発券状
況を直接確認しないシステムにおいてはタイマーを具備
したシアタコントロール装置9が定時に配給元に対して
発券状況をインターネット34で送信するとともに配給
側銀行口座Aに配給手数料を振り込むことで解読鍵を入
手できる。
【0055】このようにシアタ内のタイマーを具備した
シアタコントローラが、上映時刻に連動してシアタ識別
情報と券売システムに記憶されている発券数カウンタの
情報とを配給元へインターネットで送信する手段と、コ
ピーガードまたはスクランブル処理された前記映画ソフ
トをデコードするための解読鍵をインターネットで前記
配給元から受信する手段と、前記発券数カウンタの情報
に基づき、前記配給元へ手数料を自動振り込みするもの
であり、シアタは煩わしい配給手数料の精算をインター
ネット上で瞬時に精算できる。さらにシアタ識別情報に
基づきシアタの上映プログラムに適した解読鍵を送信す
るのでセキュリティを維持できる。
【0056】なお、上述した実施の形態では、シアタコ
ントロール装置9は、リアルタイムで正確な発券数の情
報を映画の配給元に送信するとしたが、発券数の情報
は、必ずしもリアルタイムで送信されるものと限定する
ことはない。
【0057】また、上述した実施の形態における銀行シ
ステム35の一部は、課金装置として機能する。さら
に、銀行システム35の一部は、手数料振込装置として
機能する。
【0058】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2に係る電子シネマシステムについて図2、図4、図
5、及び図6を用いて説明する。
【0059】図4は、本発明の実施の形態2の電子シネ
マシステムの構成を示すブロック図である。図4におい
て、中央の点線より上は、配給側で、映像の電子配信ま
たはその記録メディアの配給を行うまでの過程を示す。
点線より下は、シアタ側で、配給側から電子配信または
配給された映像を上映するまでの過程を示す。
【0060】1は映画フィルムである。2はテレシネ装
置であり、映画フィルム1を光電変換器2aで光電変換
後、色補正器2bで色補正を行う。3はマスター用VT
Rであり、テレシネされた信号をテープに記録してマス
ターテープ4を作製する。
【0061】8は再生用VTRであり、配給用テープ7
aを再生する。9はシアタコントロール装置であり、映
像ソースをセレクトする。また、シアタコントロール装
置9は、フラッシュメモリ内蔵メディアカードで供給さ
れた字幕データを記憶するハードディスク装置22を備
えている。10はモニタであり、シアタコントロール装
置9にて制御されている各種情報を図2に示すように表
示する。
【0062】11はプロジェクタであり、シアタコント
ロール装置9にて選択された映像を表示する。なお、モ
ニタ10、プロジェクタ11はそれぞれデコーダを備え
ている。12はDVD―RAM装置であり、DVD―R
AM用メディア7bを再生する。
【0063】13はコピープロテクト装置であり、マス
ターテープ4に対しラインパーミテーションのコピープ
ロテクト処理を施し、配給用テープ7a、DVD―RA
M用メディア7bに記録するとともに、コピープロテク
ト処理を施したデータを送出装置16に送信する。14
は鍵管理装置であり、コピープロテクトを復号するため
の鍵情報を管理する。15aは送信用アンテナであり、
送出装置16からの映像データをシアタ側へ送信する。
【0064】19はチューナであり、受信用アンテナ1
5bを介して配給側から受信した映像データをMPEG
2フォーマットの映像信号に暗号化する。
【0065】20はフロッピーディスクであり、字幕デ
ータ及び字幕タイミング信号が記録されている。21は
パソコンであり、フロッピーディスク20に記録されて
いる字幕データ及びタイミング信号を読み取る。
【0066】32はメディアカード リード/ライタで
あり、字幕データ及びタイミング、解読鍵をフラッシュ
メモリ内蔵メディアカード31へ書き込む。また、シア
タ側のメディアカード リード/ライタ32aは、券売
機33が発券した発券数の情報をフラッシュメモリ内蔵
メディアカード31へ書き込む記録装置としての機能を
有し、配給側のメディアカード リード/ライタ32b
は、発券数の情報が記録されたフラッシュメモリ内蔵メ
ディアカード31内の、上記発券数の情報を読み取る読
み取り装置としての機能を有する。なお、フラッシュメ
モリ内蔵メディアカード31は、記録媒体の一例であ
る。
【0067】33は券売機であり、発券された情報はシ
アタコントロール装置9により、読み込まれメディアカ
ード リード/ライタ32aによりフラッシュメモリ内
蔵メディアカード31に書き込まれる。また配給側はフ
ラッシュメモリ内蔵メディアカード31を回収時に発券
情報を確認し、銀行システム35を利用してシアタ銀行
口座Bに請求することで配給手数料を入手できる。
【0068】なお、実施の形態2に係る電子シネマシス
テムは、映画ソフトの映像を電子配信する、または前記
映像が保存された記録メディアを配給してシアタで上映
する電子シネマシステムにおいて、コピーガードまたは
スクランブル処理された前記映画ソフトをデコードする
ための解読鍵及び字幕をフラッシュメモリ内蔵メディア
カードで供給し、前記シアタ内において、デコードした
前記映像と前記映像に対応する字幕とを合成して上映
し、上映期間終了後、券売システムに記憶されている発
券数カウンタの情報を前記フラッシュメモリ内蔵メディ
アカードへ記録し前記発券数カウンタの情報に基づき、
配給手数料を前記シアタに課金することを特徴とする。
特に、フラッシュメモリ内蔵メディアカードを利用する
ことによって、映画の配給元が、正確な発券数の情報を
入手することができることを特徴とする。
【0069】図5は、映像データに対するコピープロテ
クト処理を示す図である。
【0070】マスターテープ4に対するラインパーミテ
ーションの方法は、図5に示すように、各フィールドの
有効画面を240ラインの走査線とし、それを30ライ
ンまたは60ラインのブロックに分割する。この2種類
のブロックの発生をランダム化するとともに、各ブロッ
ク内の走査線のランダム化を行うので、ブロックの境界
を解読することを困難にすることができる。このよう
に、コピープロテクト処理を施した映像信号は、Y(輝
度信号)とPB、PR(色差信号)のコンポーネント信
号で、配給用テープ7aもしくは配給用DVD−RAM
メディア7bに記録される。なお本実施の形態ではライ
ンパーミテーションをコピープロテクトとしているが、
MPEG2などで利用している画像圧縮に用いるセキュ
アなプロテクト処理でも効果が同じである。
【0071】図6は、本実施の形態に係るシアタコント
ロール装置9の構成を示す図である。図6において、2
2はハードディスク装置であり、配給側からフラッシュ
メモリ内蔵メディアカード31で供給された字幕を記憶
する記憶手段を有する。23は映像選択部であり、電子
配信または配給された映像のうち上映すべき映像を選択
する選択手段を有する。
【0072】24は復号化回路であり、映像選択部23
にて選択された映像を復号する。25は合成部であり、
復号化回路24にて復号した映像と前記映像に対応する
字幕とを同期再生して合成する合成手段を有する。26
は暗号化回路であり、合成部25にて合成された映像及
び字幕データを暗号化してプロジェクタ11へ出力す
る。27はマイコンであり、鍵情報を記録し、周辺装置
を制御する。
【0073】以下に、本実施の形態2に係る電子シネマ
システムについて説明する。
【0074】配給側において、映画フィルム1をテレシ
ネ装置2にて光電変換器2aで光電変換後、色補正器2
bで色補正を行い、映像の色再現性を高める。そして、
マスター用VTR3によってテレシネされた信号をテー
プに記録して、マスターテープ4を作製する。コピープ
ロテクト装置13は、作製したマスターテープ4に対し
ラインパーミテーションのコピープロテクト処理を施
し、配給用テープ7a、あるいはDVD−RAM用メデ
ィア7bに記録し、各シアタへ配給する。もしくはコピ
ープロテクト処理を施した映像データを送出装置16に
送信して、通信衛星を利用して各シアタへ電子配信す
る。
【0075】また、コピープロテクトを復号するための
鍵情報は、鍵管理装置14にて管理されている。
【0076】また、パソコン21により、フロッピーデ
ィスク20に記録されている字幕データ及びタイミング
信号を読み取り、フラッシュメモリ内蔵メディアカード
31にメディアカード リード/ライタで書き込みシア
タへ供給する。なお、配給側では、各映像に対し各種言
語の字幕を製作し、各シアタに適した字幕を伝送するこ
とができる。
【0077】シアタ側では、IEEE1394セキュア
バス上に接続された再生用VTR8及びDVD−RAM
装置12がシアタコントロール装置9により制御され
る。また、受信用アンテナ15bを介してチューナ19
にて受信した映像データは、MPEG2フォーマットの
映像信号に暗号化され、シアタコントロール装置9に入
力される。
【0078】そして、配給側からフラッシュメモリ内蔵
メディアカードで供給された字幕データは、シアタコン
トロール装置9内のハードディスク装置22に記憶さ
れ、シアタコントロール装置9にて映像ソースを選択し
て上映すべき映像を決定し、記憶した字幕データのう
ち、上映すべき映像に対応する字幕と前記映像とを合成
する。
【0079】シアタコントロール装置9は、SDI出力
2系統、IEEE1394端子2系統を持ち、それぞれ
がプロジェクタ11及びモニタ10に接続されており、
合成した映像及び字幕を上映する。このように、映像と
字幕を別々に保存しておき、映像を電子配信または配給
し、字幕を別メディアで供給するので、不正コピーを防
止できる。また、映画ソフトの映像と字幕を分離するこ
とで、字幕のみ各国語別に用意すればよく、各国語別に
映像及び字幕を記録したDVDやVTRテープを製作す
る必要がなくなり、コスト低減できる。
【0080】なお、映像はコピープロテクト処理が施さ
れているために、解読鍵による復号を行う必要がある。
フラッシュメモリ内蔵メディアカード31に記憶された
鍵情報は上映時にシアタコントロール装置9より認証確
認を行い、コピープロテクトを解除する。さらに券売機
33の状況は随時シアタコントロール装置で監視されて
おり、上映終了後フラッシュメモリ内蔵メディアカード
31に発券数が記憶される。配給側ではこの発券数に基
づき、既存の銀行システムで請求を行い、シアタ側銀行
口座Bより振り込みを受ける。
【0081】次に、シアタコントロール装置9におけ
る、映像と前記映像に対応する字幕との合成方法につい
て説明する。
【0082】図6に示したように、シアタコントロール
装置9は、マイコン27により制御されるハードディス
ク装置22を具備し、フラッシュメモリ内蔵メディアカ
ード31にて供給された字幕データ及び字幕タイミング
信号を記憶する。そして、DVD−RAM装置12、再
生用VTR装置8などをマイコン27より制御して映像
を再生し、映像選択部23にて上映すべき映像を選択す
る。そして、選択された映像データを復号化回路24に
て復号する。また、記憶した字幕データのうち、前記上
映すべき映像に対応する字幕を出力し、この時ハードデ
ィスク装置22のタイミング信号を管理して、上映すべ
き映像に同期させて再生し、合成部25(OR回路)に
て映像と字幕を合成する。
【0083】そして、合成した映像及び字幕を暗号化回
路26にて暗号化し、プロジェクタ11及びモニタ10
へ出力する。そして、図4に示したような構成のプロジ
ェクタ11は、シアタコントロール装置9より出力され
た映像及び字幕を投影する。また、モニタ10はシアタ
コントロール装置9より出力された映像及び字幕を表示
する。
【0084】なお、本実施の形態において、記録再生装
置として、DVD−RAM装置12を使用したが、特に
限定されるものではなく、DVCPRO−VTRやD−
VHSなどのVTRでも同じ効果を有する。
【0085】以上のように、本実施の形態2に係る電子
シネマシステムによれば、コピーガードまたはスクラン
ブル処理された前記映画ソフトをデコードするための解
読鍵及び字幕をフラッシュメモリ内蔵メディアカードで
供給し、前記シアタ内において、デコードした前記映像
と前記映像に対応する字幕とを合成して上映し、上映期
間終了後、券売システムに記憶されている発券数カウン
タの情報を前記フラッシュメモリ内蔵メディアカードへ
記録し前記発券数カウンタの情報に基づき、配給手数料
を前記シアタに課金することができる。
【0086】またシアタ内に、シアタコントロール装置
とプロジェクタが設けられ、前記シアタコントロール装
置は、前記電子配信または配給された映像のうち上映す
べき映像を選択する選択手段と、前記フラッシュメモリ
内蔵メディアカードで供給された解読鍵及び字幕を記憶
し、前記映像に対応する字幕を出力する記憶手段と、前
記選択された映像と前記映像に対応する字幕とを同期再
生して合成する合成手段とを有し、前記合成した映像及
び字幕をプロジェクタへ出力し、前記プロジェクタは、
前記シアタコントロール装置より出力された映像及び字
幕を投影するものであるので、配給側では映像と解読
鍵、字幕を分離して別々に保存しておき、映像をシアタ
へ電子配信または配給し、また解読鍵、字幕をシアタへ
供給し、シアタ内のシアタコントロール装置にて映像と
字幕を合成するので、不正コピーを防止でき、電子シネ
マシステム全体のセキュリティを維持できる。
【0087】上述したように、上記実施の形態の電子シ
ネマシステムによれば、映画ソフトの映像を電子配信す
る、または前記映像が保存された記録メディアを配給し
てシアタで上映する電子シネマシステムにおいて、コピ
ーガードまたはスクランブル処理された前記映画ソフト
をデコードするための解読鍵をインターネットで前記シ
アタに送信する手段と、前記シアタの座席券売システム
に記憶されている発券数カウンタの情報を受信する手段
とを利用し、前記発券数カウンタの情報に基づき、配給
手数料を前記シアタに課金するようにしたものであり、
映画ソフトをデコードするための解読鍵をインターネッ
トでリアルタイムにシアタ側へ送信するので、瞬時に映
画ソフトのデコード制御を可能にするとともに、パソコ
ンのアプリケーションソフトで構成された座席券売シス
テムに記憶されている発券数カウンタの情報もリアルタ
イムで受信できるので入場者数を正確に把握できるとと
もに、シアタ側に対して、配給手数料の請求や課金をイ
ンターネット上で容易に実現できる。
【0088】また、上記実施の形態の電子シネマシステ
ムによれば、映画ソフトの映像を電子配信する、または
前記映像が保存された記録メディアを配給してシアタで
上映する電子シネマシステムにおいて、前記シアタ内の
タイマーを具備したシアタコントローラが、上映時刻に
連動してシアタ識別情報と券売システムに記憶されてい
る発券数カウンタの情報とを配給元へインターネットで
送信する手段と、コピーガードまたはスクランブル処理
された前記映画ソフトをデコードするための解読鍵をイ
ンターネットで前記配給元から受信する手段とを利用
し、前記発券数カウンタの情報に基づき、前記配給元へ
手数料を自動振り込みするものであり、タイマーを具備
したシアタコントローラが、上映時刻に連動してシアタ
識別情報と券売システムに記憶されている発券数カウン
タの情報とを配給元へインターネットで送信するので、
配給元のパソコンでは各シアタの入場者数をリアルタイ
ムで把握できるとともに、シアタは煩わしい配給手数料
の精算をインターネット上で瞬時に精算できる。さらに
シアタ識別情報に基づきシアタの上映プログラムに適し
た解読鍵を送信するのでセキュリティを維持できる。
【0089】また、上記実施の形態の電子シネマシステ
ムによれば、映画ソフトの映像を電子配信する、または
前記映像が保存された記録メディアを配給してシアタで
上映する電子シネマシステムにおいて、コピーガードま
たはスクランブル処理された前記映画ソフトをデコード
するための解読鍵及び字幕をフラッシュメモリ内蔵メデ
ィアカードで供給し、前記シアタ内において、デコード
した前記映像と前記映像に対応する字幕とを合成して上
映し、上映期間終了後、券売システムに記憶されている
発券数カウンタの情報を前記フラッシュメモリ内蔵メデ
ィアカードへ記録し前記発券数カウンタの情報に基づ
き、配給手数料を前記シアタに課金するものであるの
で、配給側では映像と解読鍵、字幕を分離して別々に保
存しておき、映像をシアタへ電子配信または配給し、ま
た解読鍵、字幕をシアタへメディアカードで供給し、シ
アタ内でデコードした後、映像と字幕とを合成するの
で、不正コピーを防止できる。また、配給側では各映像
に対し多種言語の字幕を製作し、各シアタに適した字幕
を供給することができる。
【0090】さらに、上記実施の形態の電子シネマシス
テムによれば、シアタ内に、シアタコントロール装置と
プロジェクタが設けられ、前記シアタコントロール装置
は、前記電子配信または配給された映像のうち上映すべ
き映像を選択する選択手段と、前記フラッシュメモリ内
蔵メディアカードで供給された解読鍵及び字幕を記憶
し、前記映像に対応する字幕を出力する記憶手段と、前
記選択された映像と前記映像に対応する字幕とを同期再
生して合成する合成手段とを有し、前記合成した映像及
び字幕をプロジェクタへ出力し、前記プロジェクタは、
前記シアタコントロール装置より出力された映像及び字
幕を投影するものであるので、配給側では映像と解読
鍵、字幕を分離して別々に保存しておき、映像をシアタ
へ電子配信または配給し、また解読鍵、字幕をシアタへ
供給し、シアタ内のシアタコントロール装置にて映像と
字幕を合成するので、不正コピーを防止でき、電子シネ
マシステム全体のセキュリティを維持できる。
【0091】また、本発明は、上述した本発明の電子シ
ネマシステムの全部又は一部の装置の機能をコンピュー
タにより実行させるためのプログラムであって、コンピ
ュータと協動して動作するプログラムである。
【0092】尚、本発明のプログラムを記録した、コン
ピュータに読みとり可能な記録媒体も本発明に含まれ
る。
【0093】又、本発明のプログラムの一利用形態は、
コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録さ
れ、コンピュータと協動して動作する態様であっても良
い。
【0094】又、本発明のプログラムの一利用形態は、
伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、
コンピュータと協動して動作する態様であっても良い。
【0095】記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝
送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電
波・音波等が含まれる。
【0096】尚、以上説明した様に、本発明の構成は、
ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に
実現しても良い。
【0097】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、映画の配給元が映画館(シアタ)の入場
者数を正確に把握することができる電子シネマシステム
並びに、その電子シネマシステムを構成する発券装置、
送信装置、記録装置、受信装置、読み取り装置、出力装
置、課金装置、および手数料振込装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電子シネマシステムの
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1及び2に係わるシアタの
モニタ画面を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1の電子シネマシステムの
構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態2の電子シネマシステムの
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る映像のコピープロ
テクト処理を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係るシアタコントロー
ル装置の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の電子シネマシステムの構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 映画フィルム 2 テレシネ装置 2a 光電変換器 2b 色補正器 3 マスター用VTR 4 マスターテープ 5 マスター用VTR 6 ダビング用VTR 7a 配給用テープ 7b 配給用DVD−RAMメディア 8 再生用VTR 9 シアタコントロール装置 10 モニタ 11 プロジェクタ 12 DVD−RAM装置 13 コピープロテクト装置 14 鍵管理装置 15a 送信用アンテナ 15b 受信用アンテナ 16 送出装置 17 電話回線 18a モデム 18b モデム 19 チューナ 20 フロッピーディスク 21 パソコン 22 ハードディスク装置 23 映像選択部 24 復号化回路 25 合成部 26 暗号化回路 27 マイコン 28 復号化回路 29 映像処理回路 30 駆動回路 31 フラッシュメモリ内蔵メディアカード 32 メディアカード リード/ライタ 33 券売機 34 インターネット 35 銀行システム 40 出力装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映画館に配置され、映画鑑賞券を発券す
    る発券手段と、その発券手段が発券した前記映画鑑賞券
    の発券数をカウントするカウント手段とを有する発券装
    置と、 前記映画館に配置され、前記カウント手段によってカウ
    ントされた前記発券数の情報をインターネットを介して
    送信する送信装置と、 映画の配給元に配置され、前記送信装置からの前記発券
    数の情報を前記インターネットを介して受信する受信装
    置と、 前記映画の配給元に配置され、前記受信装置によって受
    信された前記発券数の情報を出力する出力装置とを備え
    たことを特徴とする電子シネマシステム。
  2. 【請求項2】 映画館に配置され、映画鑑賞券を発券す
    る発券手段と、その発券手段が発券した前記映画鑑賞券
    の発券数をカウントするカウント手段とを有する発券装
    置と、 前記映画館に配置され、前記カウント手段によってカウ
    ントされた前記発券数の情報を所定の記録媒体に記録す
    る記録装置と、 映画の配給元に配置され、前記記録媒体に記録された前
    記発券数の情報を読み取る読み取り装置と、 前記映画の配給元に配置され、前記読み取り装置によっ
    て読み取られた前記発券数の情報を出力する出力装置と
    を備えたことを特徴とする電子シネマシステム。
  3. 【請求項3】 映画館に配置され、映画鑑賞券を発券す
    る発券手段と、その発券手段が発券した前記映画鑑賞券
    の発券数をカウントするカウント手段とを備えたことを
    特徴とする発券装置。
  4. 【請求項4】 映画館に配置され、請求項3に記載の発
    券装置の前記カウント手段によってカウントされた前記
    発券数の情報をインターネットを介して送信することを
    特徴とする送信装置。
  5. 【請求項5】 映画館に配置され、請求項3に記載の発
    券装置の前記カウント手段によってカウントされた前記
    発券数の情報を所定の記録媒体に記録することを特徴と
    する記録装置。
  6. 【請求項6】 映画の配給元に配置され、請求項4に記
    載の送信装置からの前記発券数の情報を前記インターネ
    ットを介して受信することを特徴とする受信装置。
  7. 【請求項7】 映画の配給元に配置され、請求項5に記
    載の記録装置によって前記発券数の情報が記録された前
    記記録媒体内の前記発券数の情報を読み取ることを特徴
    とする読み取り装置。
  8. 【請求項8】 映画の配給元に配置され、請求項6に記
    載の受信装置によって受信された前記発券数の情報を、
    または請求項7に記載の読み取り装置によって読み取ら
    れた前記発券数の情報を、出力することを特徴とする出
    力装置。
  9. 【請求項9】 映画の各上映時刻に連動して、前記発券
    数の情報および、前記映画館の識別情報を送信すること
    を特徴とする請求項4に記載の送信装置。
  10. 【請求項10】 映画の配給元に配置され、請求項6に
    記載の受信装置によって受信された前記発券数の情報に
    基づいて、または請求項7に記載の読み取り装置によっ
    て読み取られた前記発券数の情報に基づいて、映画館の
    管理者の口座に対して課金するため課金手段を備えたこ
    とを特徴とする課金装置。
  11. 【請求項11】 映画館に配置され、請求項3に記載の
    発券装置の前記カウント手段によってカウントされた前
    記発券数に基づいて、映画の配給元の管理者の口座に対
    して所定の手数料を振り込むための手数料振込手段を備
    えたことを特徴とする手数料振込装置。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の電子シネマシステム
    の、映画鑑賞券を発券する発券手段と、その発券手段が
    発券した前記映画鑑賞券の発券数をカウントするカウン
    ト手段とを有する前記発券装置と、 前記カウント手段によってカウントされた前記発券数の
    情報をインターネットを介して送信する前記送信装置
    と、 前記送信装置からの前記発券数の情報を前記インターネ
    ットを介して受信する前記受信装置と、 前記受信装置によって受信された前記発券数の情報を出
    力する前記出力装置との全部又は一部としてコンピュー
    タを機能させるためのプログラム。
  13. 【請求項13】 請求項2に記載の電子シネマシステム
    の、映画鑑賞券を発券する発券手段と、その発券手段が
    発券した前記映画鑑賞券の発券数をカウントするカウン
    ト手段とを有する前記発券装置と、 前記カウント手段によってカウントされた前記発券数の
    情報を所定の記録媒体に記録する前記記録装置と、 前記記録媒体に記録された前記発券数の情報を読み取る
    前記読み取り装置と、 前記読み取り装置によって読み取られた前記発券数の情
    報を出力する前記出力装置との全部又は一部としてコン
    ピュータを機能させるためのプログラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100749889B1 (ko) * 2005-07-04 2007-08-16 정제창 관객수 집계시스템 및 그 운영방법

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