JP2002171227A - 公共交通機関の運行情報を収集・配信するシステム - Google Patents
公共交通機関の運行情報を収集・配信するシステムInfo
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- JP2002171227A JP2002171227A JP2000365885A JP2000365885A JP2002171227A JP 2002171227 A JP2002171227 A JP 2002171227A JP 2000365885 A JP2000365885 A JP 2000365885A JP 2000365885 A JP2000365885 A JP 2000365885A JP 2002171227 A JP2002171227 A JP 2002171227A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 公共交通機関の運行情報を事業者等から運行
情報を効率よく収集・配信することができる、公共交通
機関の運行情報を収集・配信するシステムを提供する。 【解決手段】 公共交通機関の事業者等によって運用さ
れ公共交通機関の運行情報を記憶している複数の事業者
コンピュータ1から、放送局4に設置され放送装置9に
接続するサーバコンピュータ3に運行情報データを送出
するに際し、事業者コンピュータ1にてDTDやXML
スキーマなどの記述様式規定データで規定されるXML
文書(XMLインスタンス)で記述された運行情報デー
タを編成してこれをサーバコンピュータ3に送出するよ
うにし、この運行情報データに基づく放送コンテンツを
サーバコンピュータ3にて生成し、これを放送装置9に
より放送する。
情報を効率よく収集・配信することができる、公共交通
機関の運行情報を収集・配信するシステムを提供する。 【解決手段】 公共交通機関の事業者等によって運用さ
れ公共交通機関の運行情報を記憶している複数の事業者
コンピュータ1から、放送局4に設置され放送装置9に
接続するサーバコンピュータ3に運行情報データを送出
するに際し、事業者コンピュータ1にてDTDやXML
スキーマなどの記述様式規定データで規定されるXML
文書(XMLインスタンス)で記述された運行情報デー
タを編成してこれをサーバコンピュータ3に送出するよ
うにし、この運行情報データに基づく放送コンテンツを
サーバコンピュータ3にて生成し、これを放送装置9に
より放送する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、公共交通機関の
事業者等によって運用される複数の事業者コンピュータ
上で個別に管理されている公共交通機関の運行情報を効
率よく収集・配信する仕組みに関する。
事業者等によって運用される複数の事業者コンピュータ
上で個別に管理されている公共交通機関の運行情報を効
率よく収集・配信する仕組みに関する。
【0002】
【従来の技術】西暦2000年末から本格的にBSデジ
タル放送が開始されるが、BSデジタル放送では、通常
のテレビ放送と並行してニュースや気象情報、ショッピ
ング、ホームバンキングなどのインタラクティブなサー
ビスを提供することができる、いわゆるデータ放送も開
始される。
タル放送が開始されるが、BSデジタル放送では、通常
のテレビ放送と並行してニュースや気象情報、ショッピ
ング、ホームバンキングなどのインタラクティブなサー
ビスを提供することができる、いわゆるデータ放送も開
始される。
【0003】本出願人らはこのデータ放送を活用するこ
とで、鉄道や航空などの公共交通機関の運行情報(運休
情報、ダイヤ情報、障害情報など)をデータ放送の放送
コンテンツとして提供することを企画しており、その仕
組みは、各公共交通機関の各事業者等から各事業者が社
内のデータベースなどに個別に管理している運行情報を
デジタル専用線などを介して収集し、この運行情報に基
づいて前記放送コンテンツを制作・編集し、これをBS
デジタル放送のデータ放送により提供しようというもの
である。
とで、鉄道や航空などの公共交通機関の運行情報(運休
情報、ダイヤ情報、障害情報など)をデータ放送の放送
コンテンツとして提供することを企画しており、その仕
組みは、各公共交通機関の各事業者等から各事業者が社
内のデータベースなどに個別に管理している運行情報を
デジタル専用線などを介して収集し、この運行情報に基
づいて前記放送コンテンツを制作・編集し、これをBS
デジタル放送のデータ放送により提供しようというもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、公共交通機
関の各事業者は、通常、前記の運行情報を独自のデータ
ベースにおいて独自の記述様式やデータ構造で管理して
いる。そのため、前記のように各事業者から運行情報を
収集しようとした場合には、事業者ごとに独自の記述様
式やデータ構造で送られてくる運行情報を所定の記述様
式やデータ構造に調整し直す必要があり、この場合、事
業者ごとに記述様式やデータ構造を把握しておかねばな
らず、とくに事業者の数が多い場合には、記述様式やデ
ータ構造の調整に多大な手間やコストを強いられること
になる。
関の各事業者は、通常、前記の運行情報を独自のデータ
ベースにおいて独自の記述様式やデータ構造で管理して
いる。そのため、前記のように各事業者から運行情報を
収集しようとした場合には、事業者ごとに独自の記述様
式やデータ構造で送られてくる運行情報を所定の記述様
式やデータ構造に調整し直す必要があり、この場合、事
業者ごとに記述様式やデータ構造を把握しておかねばな
らず、とくに事業者の数が多い場合には、記述様式やデ
ータ構造の調整に多大な手間やコストを強いられること
になる。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであって、公共交通機関の運行情報を事業者等から
運行情報を効率よく収集・配信することができる公共交
通機関の運行情報を収集・配信するシステムを提供する
ことを目的とする。
ものであって、公共交通機関の運行情報を事業者等から
運行情報を効率よく収集・配信することができる公共交
通機関の運行情報を収集・配信するシステムを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の請求項1にかかる発明は、公共交通機関の運行情報
を収集・配信するシステムであって、つぎの各要件
(1)〜(4)によって特定されることとする。 (1)公共交通機関の運行情報を記憶している複数の事
業者コンピュータと、これらと適宜な通信手段を介して
接続するサーバコンピュータと、このサーバコンピュー
タと通信する配信設備とが含まれる。 (2)各事業者コンピュータは、デジタル文書記述言語
の記述様式を規定する同内容の記述様式規定データを記
憶する。 (3)各事業者コンピュータは、適宜、前記運行情報の
内容を前記記述様式規定データに従って記述したデジタ
ル文書記述言語表記の運行情報データに編成し、これを
前記通信手段により適宜なタイミングでサーバコンピュ
ータに送出する。 (4)サーバコンピュータは、前記と同内容の記述様式
規定データを記憶している。サーバコンピュータは、各
事業者コンピュータから送られてくる前記運行情報デー
タを前記記述様式規定データにより解釈して収集・整理
し、これを配信設備に送出する。
明の請求項1にかかる発明は、公共交通機関の運行情報
を収集・配信するシステムであって、つぎの各要件
(1)〜(4)によって特定されることとする。 (1)公共交通機関の運行情報を記憶している複数の事
業者コンピュータと、これらと適宜な通信手段を介して
接続するサーバコンピュータと、このサーバコンピュー
タと通信する配信設備とが含まれる。 (2)各事業者コンピュータは、デジタル文書記述言語
の記述様式を規定する同内容の記述様式規定データを記
憶する。 (3)各事業者コンピュータは、適宜、前記運行情報の
内容を前記記述様式規定データに従って記述したデジタ
ル文書記述言語表記の運行情報データに編成し、これを
前記通信手段により適宜なタイミングでサーバコンピュ
ータに送出する。 (4)サーバコンピュータは、前記と同内容の記述様式
規定データを記憶している。サーバコンピュータは、各
事業者コンピュータから送られてくる前記運行情報デー
タを前記記述様式規定データにより解釈して収集・整理
し、これを配信設備に送出する。
【0007】また、本発明の請求項2にかかる発明は、
請求項1に記載の公共交通機関の運行情報を収集・配信
するシステムであって、前記サーバコンピュータが、前
記通信手段により適宜前記記述様式規定データを前記事
業者コンピュータに配信することとする。
請求項1に記載の公共交通機関の運行情報を収集・配信
するシステムであって、前記サーバコンピュータが、前
記通信手段により適宜前記記述様式規定データを前記事
業者コンピュータに配信することとする。
【0008】また、本発明の請求項3にかかる発明は、
請求項1または2に記載の公共交通機関の運行情報を収
集・配信するシステムであって、前記デジタル文書記述
言語がXML(eXtensible Markup Language)またはB
ML(Broadcast Markup Language)であり、前記記述
様式規定データがDTD(Document Type Definition)
もしくはXMLスキーマで記述されたデータであること
とする。
請求項1または2に記載の公共交通機関の運行情報を収
集・配信するシステムであって、前記デジタル文書記述
言語がXML(eXtensible Markup Language)またはB
ML(Broadcast Markup Language)であり、前記記述
様式規定データがDTD(Document Type Definition)
もしくはXMLスキーマで記述されたデータであること
とする。
【0009】また、本発明の請求項4にかかる発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の公共交通機関の運行情
報を収集・配信するシステムであって、前記配信設備が
雛形の番組データを記憶管理しており前記運行情報デー
タの内容を前記雛形番組データに反映させることで放送
やインターネットなどにおいて提供する前記運行情報の
コンテンツを生成する機能を備えることとする。
請求項1〜3のいずれかに記載の公共交通機関の運行情
報を収集・配信するシステムであって、前記配信設備が
雛形の番組データを記憶管理しており前記運行情報デー
タの内容を前記雛形番組データに反映させることで放送
やインターネットなどにおいて提供する前記運行情報の
コンテンツを生成する機能を備えることとする。
【0010】また、本発明の請求項5にかかる発明は、
請求項1〜4のいずれかに記載の公共交通機関の運行情
報を収集・配信するシステムであって、前記配信設備が
BSデジタル放送の放送設備であり、前記運行情報をB
Sデジタル放送のデータ放送のコンテンツとして放送す
る機能を備えることとする。
請求項1〜4のいずれかに記載の公共交通機関の運行情
報を収集・配信するシステムであって、前記配信設備が
BSデジタル放送の放送設備であり、前記運行情報をB
Sデジタル放送のデータ放送のコンテンツとして放送す
る機能を備えることとする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例として、
公共交通機関の事業者等によって運用され公共交通機関
の運行情報を記憶している複数の事業者コンピュータか
ら送られてくる運行情報を収集し、これに基づく放送コ
ンテンツをBSデジタル放送のデータ放送により放送す
るシステムについて説明する。
公共交通機関の事業者等によって運用され公共交通機関
の運行情報を記憶している複数の事業者コンピュータか
ら送られてくる運行情報を収集し、これに基づく放送コ
ンテンツをBSデジタル放送のデータ放送により放送す
るシステムについて説明する。
【0012】===概略構成=== システムの概略構成を図1に示す。鉄道会社、航空会
社、バス会社などの公共交通機関の事業者等によって運
用されるパソコンやオフコン、もしくは汎用機などで構
成される多数の事業者コンピュータ1と、ASP(Appl
ication ServiceProvider)事業を行っているサービスセ
ンター2に設置されたパソコンやオフコン、汎用機など
で構成されるサーバコンピュータ3とが通信回線(例え
ば、デジタル専用線、インターネット、電話網、ISD
N網など)により接続する。また、サーバコンピュータ
3は、放送局4内に設置された編集生成用サーバ5とデ
ジタル専用線などの通信回線を介して接続する。一方、
視聴者宅にはBSデジタルチューナー11、およびこれ
に接続するHDTV(High Definition Television)1
2が設置されている。
社、バス会社などの公共交通機関の事業者等によって運
用されるパソコンやオフコン、もしくは汎用機などで構
成される多数の事業者コンピュータ1と、ASP(Appl
ication ServiceProvider)事業を行っているサービスセ
ンター2に設置されたパソコンやオフコン、汎用機など
で構成されるサーバコンピュータ3とが通信回線(例え
ば、デジタル専用線、インターネット、電話網、ISD
N網など)により接続する。また、サーバコンピュータ
3は、放送局4内に設置された編集生成用サーバ5とデ
ジタル専用線などの通信回線を介して接続する。一方、
視聴者宅にはBSデジタルチューナー11、およびこれ
に接続するHDTV(High Definition Television)1
2が設置されている。
【0013】放送局4では、BSデジタル放送の放送コ
ンテンツを制作・編集する編集生成用サーバ5、放送電
波の送出装置・多重化装置・変調器・空中線設備などか
らなる放送装置9などが稼働している。
ンテンツを制作・編集する編集生成用サーバ5、放送電
波の送出装置・多重化装置・変調器・空中線設備などか
らなる放送装置9などが稼働している。
【0014】===放送までの処理の流れ=== 事業者コンピュータ1では、公共交通機関の運行情報が
登録されたデータベースが稼働している。ここで運行情
報とは、ダイヤの乱れや、運休情報、事故情報等であ
る。データベースの内容は、他システムからのデータパ
スやオペレータによる入力などによりリアルタイムに更
新され、データベースに登録された運行情報は常に最新
の状態に保たれている。
登録されたデータベースが稼働している。ここで運行情
報とは、ダイヤの乱れや、運休情報、事故情報等であ
る。データベースの内容は、他システムからのデータパ
スやオペレータによる入力などによりリアルタイムに更
新され、データベースに登録された運行情報は常に最新
の状態に保たれている。
【0015】事業者コンピュータ1は、前記データベー
スから所定の検索条件により運行情報を検索し、その検
索結果を事業者コンピュータ1内に記憶されているDT
DやXMLスキーマなどで記述された記述様式規定デー
タに従ってXML形式に変換することで、運行情報デー
タを編成する。ここで前記の検索条件とは、例えば、日
時を指定するもの、地域を指定するもの、路線を指定す
るものなどである。また、前記のDTDやXMLスキー
マなどの記述様式規定データは、サーバコンピュータ3
からの前記通信回線による配信等によって各事業者コン
ピュータ1に適宜供給され、各事業者コンピュータ1に
は同じ内容の記述様式規定データが格納される。なお、
各事業者コンピュータ1からサーバコンピュータ3に送
出される運行情報データは、すべてこの同一内容の記述
様式規定データに従った同一様式で記述される。また、
事業者コンピュータ1で行われる以上の処理は、事業者
コンピュータ1内に格納されるマッピングツール(デー
タベース接続ツール)、XML文書、XMLプロセッ
サ、XMLパーサー、DOM(Document Object Mode
l)などにより行われる。
スから所定の検索条件により運行情報を検索し、その検
索結果を事業者コンピュータ1内に記憶されているDT
DやXMLスキーマなどで記述された記述様式規定デー
タに従ってXML形式に変換することで、運行情報デー
タを編成する。ここで前記の検索条件とは、例えば、日
時を指定するもの、地域を指定するもの、路線を指定す
るものなどである。また、前記のDTDやXMLスキー
マなどの記述様式規定データは、サーバコンピュータ3
からの前記通信回線による配信等によって各事業者コン
ピュータ1に適宜供給され、各事業者コンピュータ1に
は同じ内容の記述様式規定データが格納される。なお、
各事業者コンピュータ1からサーバコンピュータ3に送
出される運行情報データは、すべてこの同一内容の記述
様式規定データに従った同一様式で記述される。また、
事業者コンピュータ1で行われる以上の処理は、事業者
コンピュータ1内に格納されるマッピングツール(デー
タベース接続ツール)、XML文書、XMLプロセッ
サ、XMLパーサー、DOM(Document Object Mode
l)などにより行われる。
【0016】事業者コンピュータ1は、このようにして
編成した運行情報データを、適宜なタイミングでサーバ
コンピュータ3に送出する。ここで適宜なタイミングと
は、例えば、データベースの内容が更新された場合、オ
ペレータにより所定の送出指示があった場合、サーバコ
ンピュータ3からリクエストがあった場合、オペレータ
によりあらかじめ設定された時刻が到来した場合、など
である。
編成した運行情報データを、適宜なタイミングでサーバ
コンピュータ3に送出する。ここで適宜なタイミングと
は、例えば、データベースの内容が更新された場合、オ
ペレータにより所定の送出指示があった場合、サーバコ
ンピュータ3からリクエストがあった場合、オペレータ
によりあらかじめ設定された時刻が到来した場合、など
である。
【0017】サーバコンピュータ3は、各事業者コンピ
ュータから送られてくる前記運行情報データを記憶して
いる前記記述様式規定データにより解釈して収集・整理
し、これを放送局4の編集生成用サーバ5に送出する。
ュータから送られてくる前記運行情報データを記憶して
いる前記記述様式規定データにより解釈して収集・整理
し、これを放送局4の編集生成用サーバ5に送出する。
【0018】編集生成用サーバ5では、サーバコンピュ
ータ3から送られてくる運行情報データを受信し、その
運行情報データを放送コンテンツに編集加工するオーサ
リングソフトが稼働している。オーサリングソフトは、
GUI形式のユーザインターフェースを備え、オペレー
タの指示により運行情報の放送コンテンツの制作・編集
を行う。またオーサリングソフトは、放送コンテンツの
雛形としてXSL(eXtensible Style Language)やX
SLT(XSL Transformation)、CSS(Cascating
Style Sheets)などで記述した雛形番組データの編集
機能、および運行情報データ中に記述されている運行情
報を雛形番組データにどのように反映させるか(例え
ば、表示位置や表示形態など)を指定させ、その手順を
雛形番組データに対応づけて記憶する機能など、運行情
報データを効率よく放送コンテンツ化するための各種機
能を備えている。なお、編集生成用サーバ5は一台のコ
ンピュータで構成される場合もあるが、オーサリングソ
フトが稼働するコンピュータと放送コンテンツの素材映
像や素材音声などを格納する素材サーバなどを結合させ
て編成される複数のコンピュータで全体構成される場合
もある。
ータ3から送られてくる運行情報データを受信し、その
運行情報データを放送コンテンツに編集加工するオーサ
リングソフトが稼働している。オーサリングソフトは、
GUI形式のユーザインターフェースを備え、オペレー
タの指示により運行情報の放送コンテンツの制作・編集
を行う。またオーサリングソフトは、放送コンテンツの
雛形としてXSL(eXtensible Style Language)やX
SLT(XSL Transformation)、CSS(Cascating
Style Sheets)などで記述した雛形番組データの編集
機能、および運行情報データ中に記述されている運行情
報を雛形番組データにどのように反映させるか(例え
ば、表示位置や表示形態など)を指定させ、その手順を
雛形番組データに対応づけて記憶する機能など、運行情
報データを効率よく放送コンテンツ化するための各種機
能を備えている。なお、編集生成用サーバ5は一台のコ
ンピュータで構成される場合もあるが、オーサリングソ
フトが稼働するコンピュータと放送コンテンツの素材映
像や素材音声などを格納する素材サーバなどを結合させ
て編成される複数のコンピュータで全体構成される場合
もある。
【0019】オーサリングソフトにより制作・編集され
た放送コンテンツは、映像信号としてデータ伝送された
り、所定のデータ形式(例えばMPEG2など)の映像
ファイルとして保存してこれを記録媒体経由でコピーす
る、といった方法で編集生成用サーバから放送装置9に
引き渡される。
た放送コンテンツは、映像信号としてデータ伝送された
り、所定のデータ形式(例えばMPEG2など)の映像
ファイルとして保存してこれを記録媒体経由でコピーす
る、といった方法で編集生成用サーバから放送装置9に
引き渡される。
【0020】放送装置9に引き渡された放送コンテンツ
はBSデジタル放送におけるデータ放送の適宜な番組枠
に組み込まれて放送される。図2にこのようにして放送
される放送コンテンツの一例を示す。
はBSデジタル放送におけるデータ放送の適宜な番組枠
に組み込まれて放送される。図2にこのようにして放送
される放送コンテンツの一例を示す。
【0021】===運行情報データについて=== つぎに、鉄道事業者が運営する事業者コンピュータ1が
送出する運行情報データを例として、その記述様式につ
いて説明する。表1にこの運行情報データの記述に使用
されるタグの一覧を示す。また、図3にこの運行情報デ
ータの記述様式を規定するDTD(Document Type Defi
nition)の一例を、さらに、図4〜図8に図3のDTD
に従って記述された運行情報データのXML文書(XM
Lインスタンス)の一例をそれぞれ示す。
送出する運行情報データを例として、その記述様式につ
いて説明する。表1にこの運行情報データの記述に使用
されるタグの一覧を示す。また、図3にこの運行情報デ
ータの記述様式を規定するDTD(Document Type Defi
nition)の一例を、さらに、図4〜図8に図3のDTD
に従って記述された運行情報データのXML文書(XM
Lインスタンス)の一例をそれぞれ示す。
【0022】
【表1】
【0023】なお、前記一覧表におけるタグは、この
運行情報データに記載される情報が鉄道の運行情報であ
ること、事業者が編集しやすいものであること、映
像を編集しやすいこと、様々な映像形態に容易に適応
できること、などの諸条件を満たすように設定されてい
る。また、キーワード検索に利用するための地域(北海
道、東北、関東、近畿、九州等)を示すタグ、鉄道会社
を示すタグ、鉄道種類(在来線、新幹線、長距離等)を
示すタグなどを必ず記述させるようにしている。
運行情報データに記載される情報が鉄道の運行情報であ
ること、事業者が編集しやすいものであること、映
像を編集しやすいこと、様々な映像形態に容易に適応
できること、などの諸条件を満たすように設定されてい
る。また、キーワード検索に利用するための地域(北海
道、東北、関東、近畿、九州等)を示すタグ、鉄道会社
を示すタグ、鉄道種類(在来線、新幹線、長距離等)を
示すタグなどを必ず記述させるようにしている。
【0024】===その他=== 運行情報データ中にタグに対応づけて記述されている文
字列を自動的に組み合わせ、放送コンテンツ中に表示す
るメッセージを自動的に生成する機能を前記オーサリン
グソフトなどに実装し、放送コンテンツの制作・編集を
より効率よく行えるようにすることができる。例えば、
XML文書中にタグに対応づけて記述されている「18
時10分」等の障害発生時刻、「埼京線・川越線」など
の路線名、「新宿」・「恵比寿」等の区間、「上下線」
等の上下の区分、「信号機故障」等の原因、「運転見合
わせ」等の障害事実、などの文字列を組み合わせ、「埼
京・川越線は、レール故障が発生したため、18時10
分より新宿から恵比寿駅間の上下線で運転を見合わせて
います。」等のメッセージを生成するようにする。
字列を自動的に組み合わせ、放送コンテンツ中に表示す
るメッセージを自動的に生成する機能を前記オーサリン
グソフトなどに実装し、放送コンテンツの制作・編集を
より効率よく行えるようにすることができる。例えば、
XML文書中にタグに対応づけて記述されている「18
時10分」等の障害発生時刻、「埼京線・川越線」など
の路線名、「新宿」・「恵比寿」等の区間、「上下線」
等の上下の区分、「信号機故障」等の原因、「運転見合
わせ」等の障害事実、などの文字列を組み合わせ、「埼
京・川越線は、レール故障が発生したため、18時10
分より新宿から恵比寿駅間の上下線で運転を見合わせて
います。」等のメッセージを生成するようにする。
【0025】また、前記のオーサリングソフトに、前述
したサーバコンピュータ3から運行情報データを受信し
て放送装置9に放送コンテンツの送出するまでの一連の
処理を自動実行させる機能を設けてもよい。
したサーバコンピュータ3から運行情報データを受信し
て放送装置9に放送コンテンツの送出するまでの一連の
処理を自動実行させる機能を設けてもよい。
【0026】また、最近では公共交通機関の事業者が自
社のWebサイトを開設し、独自に運行情報を提供してい
るケースも少なくない。このような場合、各事業者が自
社管轄の路線情報だけでなく、他社管轄の路線情報を自
社のWebサイトでも提供することを望む場合がある。そ
こでこのような場合には、その事業者のWebサイトに対
しサーバコンピュータ3から通信回線などを通じて適宜
他社管轄の運行情報データを提供するようにすることも
できる。
社のWebサイトを開設し、独自に運行情報を提供してい
るケースも少なくない。このような場合、各事業者が自
社管轄の路線情報だけでなく、他社管轄の路線情報を自
社のWebサイトでも提供することを望む場合がある。そ
こでこのような場合には、その事業者のWebサイトに対
しサーバコンピュータ3から通信回線などを通じて適宜
他社管轄の運行情報データを提供するようにすることも
できる。
【0027】なお、前述の実施例では、配信設備が、編
集生成用サーバ5や放送装置9などで構成されるBSデ
ジタル放送の放送設備である場合について説明したが、
配信設備の形態はこれに限られず、地上波デジタル放
送、衛星デジタル放送、CATV放送などであってもよ
い。また、配信設備をインターネット上のWebサイト
や、インターネットへの接続機能を備えた携帯電話機の
Webサイトであり、前記放送コンテンツをWeb放送とし
て提供する形態も考えられる。
集生成用サーバ5や放送装置9などで構成されるBSデ
ジタル放送の放送設備である場合について説明したが、
配信設備の形態はこれに限られず、地上波デジタル放
送、衛星デジタル放送、CATV放送などであってもよ
い。また、配信設備をインターネット上のWebサイト
や、インターネットへの接続機能を備えた携帯電話機の
Webサイトであり、前記放送コンテンツをWeb放送とし
て提供する形態も考えられる。
【0028】前記の実施例では、運行情報データをXM
Lで記述しているが、BML(Broadcast Markup Langu
age)により記述することも考えられる。
Lで記述しているが、BML(Broadcast Markup Langu
age)により記述することも考えられる。
【0029】前記の検索条件を事業者側のオペレータに
より指定させるようにし、例えば公共交通機関が鉄道で
ある場合には、オペレータが、鉄道事業者名、路
線、原因(人身事故・大雪・大雨・車両故障など)、
状況(運転見合わせ・運転再開見込み・運転再開・遅
延・平常運転・折り返し運転・直通運転・運中)、配
信先指定(携帯電話文字情報サービス・インターネット
プロバイダ・BSデジタル放送の放送局・CATVの放
送局)などを選択していくことで、自動的に運行情報デ
ータを生成して配信するといった仕組みを設けることも
できる。
より指定させるようにし、例えば公共交通機関が鉄道で
ある場合には、オペレータが、鉄道事業者名、路
線、原因(人身事故・大雪・大雨・車両故障など)、
状況(運転見合わせ・運転再開見込み・運転再開・遅
延・平常運転・折り返し運転・直通運転・運中)、配
信先指定(携帯電話文字情報サービス・インターネット
プロバイダ・BSデジタル放送の放送局・CATVの放
送局)などを選択していくことで、自動的に運行情報デ
ータを生成して配信するといった仕組みを設けることも
できる。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明あって
は、各事業者コンピュータが同内容の記述様式指定デー
タで規定される記述様式のデジタル文書記述言語で記述
した運行情報データとして各事業者から運行情報をサー
ビスセンターに収集するようにしたため、サービスセン
ターで各事業者が使用している個別の記述様式やデータ
構造などを管理する必要がなく、運行情報を効率よく放
送することができる。またその結果、公共交通機関の運
行情報を迅速に提供することができる。
は、各事業者コンピュータが同内容の記述様式指定デー
タで規定される記述様式のデジタル文書記述言語で記述
した運行情報データとして各事業者から運行情報をサー
ビスセンターに収集するようにしたため、サービスセン
ターで各事業者が使用している個別の記述様式やデータ
構造などを管理する必要がなく、運行情報を効率よく放
送することができる。またその結果、公共交通機関の運
行情報を迅速に提供することができる。
【0031】また、サーバコンピュータから事業者コン
ピュータに記述様式規定データを配信するようにしたこ
とで、事業者側で記述様式を設計・作成等する手間が省
け、例えば、事業者・サービスセンター・放送局が個別
に記述様式を設計・作成した場合に起きる、記述様式の
不一致に関するトラブルを防ぐことができる。
ピュータに記述様式規定データを配信するようにしたこ
とで、事業者側で記述様式を設計・作成等する手間が省
け、例えば、事業者・サービスセンター・放送局が個別
に記述様式を設計・作成した場合に起きる、記述様式の
不一致に関するトラブルを防ぐことができる。
【0032】また、各事業者側で記述様式規定データを
作成する手間が省けるので、運行情報データの提供に伴
う作業負荷を軽減することができ、サービスセンターや
放送局は事業者側に運行情報データの提供を依頼し易く
なり、事業展開をスムーズにすることができるといった
効果もある。
作成する手間が省けるので、運行情報データの提供に伴
う作業負荷を軽減することができ、サービスセンターや
放送局は事業者側に運行情報データの提供を依頼し易く
なり、事業展開をスムーズにすることができるといった
効果もある。
【図1】本発明の一実施例による、BSデジタル放送の
データ放送により放送するシステムの概略構成を示す図
である。
データ放送により放送するシステムの概略構成を示す図
である。
【図2】本発明の一実施例による、BSデジタルチュー
ナーに表示される放送コンテンツの一例を示す図であ
る。
ナーに表示される放送コンテンツの一例を示す図であ
る。
【図3】本発明の一実施例による運行情報データの記述
様式を規定するDTD(記述様式規定データ)を示す図
である。
様式を規定するDTD(記述様式規定データ)を示す図
である。
【図4】本発明の一実施例による図3のDTDに従って
記述された運行情報データのXML文書(XMLインス
タンス)を示す図である。
記述された運行情報データのXML文書(XMLインス
タンス)を示す図である。
【図5】本発明の一実施例による図4に連続するXML
文書(XMLインスタンス)を示す図である。
文書(XMLインスタンス)を示す図である。
【図6】本発明の一実施例による図5に連続するXML
文書(XMLインスタンス)を示す図である。
文書(XMLインスタンス)を示す図である。
【図7】本発明の一実施例による図3のDTDに従って
記述された運行情報データのXML文書(XMLインス
タンス)を示す図である。
記述された運行情報データのXML文書(XMLインス
タンス)を示す図である。
【図8】本発明の一実施例による図3のDTDに従って
記述された運行情報データのXML文書(XMLインス
タンス)を示す図である。
記述された運行情報データのXML文書(XMLインス
タンス)を示す図である。
1 事業者コンピュータ 3 サーバコンピュータ 4 放送局 5 編集生成用サーバ 9 放送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 昭彦 東京都渋谷区恵比寿南1−5−5 株式会 社ジェイアール東日本企画内 Fターム(参考) 5H161 AA01 CC20 DD07 DD21 GG01 GG13 GG17 GG22
Claims (5)
- 【請求項1】 つぎの各要件(1)〜(4)によって特
定される公共交通機関の運行情報を収集・配信するシス
テム。 (1)公共交通機関の運行情報を記憶している複数の事
業者コンピュータと、これらと適宜な通信手段を介して
接続するサーバコンピュータと、このサーバコンピュー
タと通信する配信設備とが含まれる。 (2)各事業者コンピュータは、デジタル文書記述言語
の記述様式を規定する同内容の記述様式規定データを記
憶する。 (3)各事業者コンピュータは、適宜、前記運行情報の
内容を前記記述様式規定データに従って記述したデジタ
ル文書記述言語表記の運行情報データに編成し、これを
前記通信手段により適宜なタイミングでサーバコンピュ
ータに送出する。 (4)サーバコンピュータは、前記と同内容の記述様式
規定データを記憶している。サーバコンピュータは、各
事業者コンピュータから送られてくる前記運行情報デー
タを前記記述様式規定データにより解釈して収集・整理
し、これを配信設備に送出する。 - 【請求項2】 請求項1に記載の公共交通機関の運行情
報を収集・配信するシステムであって、前記サーバコン
ピュータが、前記通信手段により適宜前記記述様式規定
データを前記事業者コンピュータに配信することを特徴
とする。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の公共交通機関
の運行情報を収集・配信するシステムであって、前記デ
ジタル文書記述言語がXML(eXtensible Markup Lang
uage)またはBML(Broadcast Markup Language)で
あり、前記記述様式規定データがDTD(Document Typ
e Definition)もしくはXMLスキーマで記述されたデ
ータであることを特徴とする。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の公共交
通機関の運行情報を収集・配信するシステムであって、
前記配信設備が雛形の番組データを記憶管理しており前
記運行情報データの内容を前記雛形番組データに反映さ
せることで放送やインターネットなどにおいて提供する
前記運行情報のコンテンツを生成する機能を備えること
を特徴とする。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の公共交
通機関の運行情報を収集・配信するシステムであって、
前記配信設備がBSデジタル放送の放送設備であり、前
記運行情報をBSデジタル放送のデータ放送のコンテン
ツとして放送する機能を備えることを特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000365885A JP2002171227A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 公共交通機関の運行情報を収集・配信するシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000365885A JP2002171227A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 公共交通機関の運行情報を収集・配信するシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002171227A true JP2002171227A (ja) | 2002-06-14 |
Family
ID=18836580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000365885A Pending JP2002171227A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 公共交通機関の運行情報を収集・配信するシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002171227A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005041431A (ja) * | 2003-07-25 | 2005-02-17 | Kyosan Electric Mfg Co Ltd | データ作成装置、データ作成方法及びデータ作成プログラム |
JP2008195395A (ja) * | 2008-04-14 | 2008-08-28 | Kyosan Electric Mfg Co Ltd | 線路配線データのデータ作成方法 |
-
2000
- 2000-11-30 JP JP2000365885A patent/JP2002171227A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005041431A (ja) * | 2003-07-25 | 2005-02-17 | Kyosan Electric Mfg Co Ltd | データ作成装置、データ作成方法及びデータ作成プログラム |
JP2008195395A (ja) * | 2008-04-14 | 2008-08-28 | Kyosan Electric Mfg Co Ltd | 線路配線データのデータ作成方法 |
JP4701262B2 (ja) * | 2008-04-14 | 2011-06-15 | 株式会社京三製作所 | 線路配線データのデータ作成方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040924 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050927 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060207 |