JP2002171176A - 送信機、受信機およびデータ伝送方法 - Google Patents
送信機、受信機およびデータ伝送方法Info
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- JP2002171176A JP2002171176A JP2000368202A JP2000368202A JP2002171176A JP 2002171176 A JP2002171176 A JP 2002171176A JP 2000368202 A JP2000368202 A JP 2000368202A JP 2000368202 A JP2000368202 A JP 2000368202A JP 2002171176 A JP2002171176 A JP 2002171176A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハイファイ・オーディオ・システムなどのよ
うに符号化・復号化のサンプリングレートを高くする場
合でも、確実かつ容易に、情報を符号化し、伝送し、復
号化することができるとともに、受信データがフレーム
単位で欠損した場合でも、音切れなどを生じることがな
いようにする。 【解決手段】 送信機10は、データ伝送用の水晶発振
器19とは別に、A/D変換部12およびコーデックエ
ンコーダ13での符号化用に2個の水晶発振器17Aお
よび17Bを設ける。fs1=44.1kHz,fs2
=48kHz,N=512である。受信機20も、デー
タ伝送用の水晶発振器29とは別に、復号化用に2個の
水晶発振器27Aおよび27Bを設ける。受信機20の
エラー検出部24では、受信データがフレーム単位で欠
損したか否かを検出し、欠損したときには、その欠損し
たフレームについては、補償用バッファ31にデータを
書き込まずに、欠損する直前のフレームの符号化データ
を再度、補償用バッファ31から読み出して、コーデッ
クデコーダ23に出力する。
うに符号化・復号化のサンプリングレートを高くする場
合でも、確実かつ容易に、情報を符号化し、伝送し、復
号化することができるとともに、受信データがフレーム
単位で欠損した場合でも、音切れなどを生じることがな
いようにする。 【解決手段】 送信機10は、データ伝送用の水晶発振
器19とは別に、A/D変換部12およびコーデックエ
ンコーダ13での符号化用に2個の水晶発振器17Aお
よび17Bを設ける。fs1=44.1kHz,fs2
=48kHz,N=512である。受信機20も、デー
タ伝送用の水晶発振器29とは別に、復号化用に2個の
水晶発振器27Aおよび27Bを設ける。受信機20の
エラー検出部24では、受信データがフレーム単位で欠
損したか否かを検出し、欠損したときには、その欠損し
たフレームについては、補償用バッファ31にデータを
書き込まずに、欠損する直前のフレームの符号化データ
を再度、補償用バッファ31から読み出して、コーデッ
クデコーダ23に出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音声情報や画像
情報などの情報の符号化データを送受信する装置および
方法に関する。
情報などの情報の符号化データを送受信する装置および
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】音楽などの音声情報を符号化して送信す
る送信機と、この送信機から送信された符号化データを
受信して復号化する受信機とによってシステムを構成
し、受信機にヘッドホンやイヤホンなどを接続すること
によって、音楽などの音声を聴くオーディオ・システム
が考えられている。
る送信機と、この送信機から送信された符号化データを
受信して復号化する受信機とによってシステムを構成
し、受信機にヘッドホンやイヤホンなどを接続すること
によって、音楽などの音声を聴くオーディオ・システム
が考えられている。
【0003】この場合、従来は、送信機の符号化部での
符号化用のクロックを発生する水晶発振器と、データ送
信部でのデータ伝送用のクロックを発生する水晶発振器
とは、同一のものを共用し、同様に、受信機の復号化部
での復号化用のクロックを発生する水晶発振器と、デー
タ受信部でのデータ伝送用のクロックを発生する水晶発
振器とは、同一のものを共用している。また、送信機と
受信機との間のデータ伝送には、例えば、Blueto
oth(近距離無線通信の仕様の一つ)規格の無線通信
を用いる。
符号化用のクロックを発生する水晶発振器と、データ送
信部でのデータ伝送用のクロックを発生する水晶発振器
とは、同一のものを共用し、同様に、受信機の復号化部
での復号化用のクロックを発生する水晶発振器と、デー
タ受信部でのデータ伝送用のクロックを発生する水晶発
振器とは、同一のものを共用している。また、送信機と
受信機との間のデータ伝送には、例えば、Blueto
oth(近距離無線通信の仕様の一つ)規格の無線通信
を用いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高音質
の音声を得るハイファイ・オーディオ・システムでは、
音声信号のサンプリングレート(周波数)を44.1k
Hzまたは48kHzというように高くし、それに伴っ
て符号化用および復号化用のクロックの周波数を高くす
るので、従来のように一つの水晶発振器を符号化用・復
号化用と送信用・受信用とに共用して、符号化・復号化
とデータ伝送とを行うことは難しい。
の音声を得るハイファイ・オーディオ・システムでは、
音声信号のサンプリングレート(周波数)を44.1k
Hzまたは48kHzというように高くし、それに伴っ
て符号化用および復号化用のクロックの周波数を高くす
るので、従来のように一つの水晶発振器を符号化用・復
号化用と送信用・受信用とに共用して、符号化・復号化
とデータ伝送とを行うことは難しい。
【0005】そこで、この発明の一つの目的は、ハイフ
ァイ・オーディオ・システムなどのように符号化・復号
化のサンプリングレートを高くする場合でも、確実かつ
容易に、情報を符号化し、伝送し、復号化することがで
きるようにすることにある。
ァイ・オーディオ・システムなどのように符号化・復号
化のサンプリングレートを高くする場合でも、確実かつ
容易に、情報を符号化し、伝送し、復号化することがで
きるようにすることにある。
【0006】また、上述したようなデータ伝送方法で
は、特にBluetooth規格などの無線伝送による
場合には、受信データがフレーム単位で欠損することが
あり、有線伝送による場合でも、何らかの原因によって
受信状態が悪くなると、受信データがフレーム単位で欠
損することがある。そして、このように受信データがフ
レーム単位で欠損すると、通常のエラー訂正では対処で
きなくなって、音切れなどを生じる。
は、特にBluetooth規格などの無線伝送による
場合には、受信データがフレーム単位で欠損することが
あり、有線伝送による場合でも、何らかの原因によって
受信状態が悪くなると、受信データがフレーム単位で欠
損することがある。そして、このように受信データがフ
レーム単位で欠損すると、通常のエラー訂正では対処で
きなくなって、音切れなどを生じる。
【0007】そこで、この発明の他の一つの目的は、受
信データがフレーム単位で欠損した場合でも、音切れな
どを生じることなく、良好な情報を再生し、出力するこ
とができるようにすることにある。
信データがフレーム単位で欠損した場合でも、音切れな
どを生じることなく、良好な情報を再生し、出力するこ
とができるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の送信機は、情
報を符号化する符号化部と、この符号化部での符号化用
のクロックを発生する符号化用の発振器と、前記符号化
部で符号化されたデータを送信するデータ送信部と、こ
のデータ送信部でのデータ伝送用のクロックを発生す
る、前記符号化用の発振器とは別の伝送用の発振器と、
を備えるものとする。
報を符号化する符号化部と、この符号化部での符号化用
のクロックを発生する符号化用の発振器と、前記符号化
部で符号化されたデータを送信するデータ送信部と、こ
のデータ送信部でのデータ伝送用のクロックを発生す
る、前記符号化用の発振器とは別の伝送用の発振器と、
を備えるものとする。
【0009】この発明の受信機は、符号化されたデータ
を受信するデータ受信部と、このデータ受信部でのデー
タ伝送用のクロックを発生する伝送用の発振器と、前記
データ受信部で受信された符号化データを復号化する復
号化部と、この復号化部での復号化用のクロックを発生
する、前記伝送用の発振器とは別の復号化用の発振器
と、を備えるものとする。
を受信するデータ受信部と、このデータ受信部でのデー
タ伝送用のクロックを発生する伝送用の発振器と、前記
データ受信部で受信された符号化データを復号化する復
号化部と、この復号化部での復号化用のクロックを発生
する、前記伝送用の発振器とは別の復号化用の発振器
と、を備えるものとする。
【0010】この発明のデータ伝送方法は、符号化され
たデータを受信し、復号化する方法であって、受信した
符号化データがフレーム単位で欠損したとき、その欠損
したフレームについては、欠損する直前のフレームの符
号化データを再度、復号化するものである。
たデータを受信し、復号化する方法であって、受信した
符号化データがフレーム単位で欠損したとき、その欠損
したフレームについては、欠損する直前のフレームの符
号化データを再度、復号化するものである。
【0011】上記のような、この発明の送信機または受
信機では、データ伝送用の発振器とは別に符号化用・復
号化用の発振器を設けるので、ハイファイ・オーディオ
・システムなどのように符号化・復号化のサンプリング
レートを高くする場合でも、確実かつ容易に、情報を符
号化し、伝送し、復号化することができる。
信機では、データ伝送用の発振器とは別に符号化用・復
号化用の発振器を設けるので、ハイファイ・オーディオ
・システムなどのように符号化・復号化のサンプリング
レートを高くする場合でも、確実かつ容易に、情報を符
号化し、伝送し、復号化することができる。
【0012】上記のような、この発明のデータ伝送方法
では、受信データがフレーム単位で欠損した場合でも、
音切れなどを生じることなく、良好な情報を再生し、出
力することができる。
では、受信データがフレーム単位で欠損した場合でも、
音切れなどを生じることなく、良好な情報を再生し、出
力することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】〔送信機、受信機およびデータ伝
送方法の実施形態〕図1は、この発明の送信機および受
信機を用い、この発明のデータ伝送方法によって符号化
データを伝送するハイファイ・オーディオ・システムの
一例を示す。
送方法の実施形態〕図1は、この発明の送信機および受
信機を用い、この発明のデータ伝送方法によって符号化
データを伝送するハイファイ・オーディオ・システムの
一例を示す。
【0014】送信機10では、信号源11からのアナロ
グ音声信号が、A/D(Analog to Digi
tal)変換部12において後述のサンプリングレート
でデジタル音声データに変換され、その音声データが、
コーデック(CODEC)エンコーダ13において後述
のように圧縮符号化され、パリティ付加部14におい
て、その符号化データにパリティビットが付加され、そ
の付加後の符号化データが、インタフェース部15を通
じてBluetooth送信部16に出力されて、Bl
uetooth送信部16から符号化データが送信され
る。
グ音声信号が、A/D(Analog to Digi
tal)変換部12において後述のサンプリングレート
でデジタル音声データに変換され、その音声データが、
コーデック(CODEC)エンコーダ13において後述
のように圧縮符号化され、パリティ付加部14におい
て、その符号化データにパリティビットが付加され、そ
の付加後の符号化データが、インタフェース部15を通
じてBluetooth送信部16に出力されて、Bl
uetooth送信部16から符号化データが送信され
る。
【0015】受信機20では、送信機10のBluet
ooth送信部16から送信された符号化データが、B
luetooth受信部26で受信され、その受信され
た符号化データが、インタフェース部25を通じてエラ
ー検出部24に出力されて、エラー検出部24によって
補償用バッファ31に書き込まれ、補償用バッファ31
から読み出された後、コーデックデコーダ23において
伸長復号化され、その復号後の音声データが、同期化バ
ッファ32に書き込まれ、同期化バッファ32から読み
出された後、D/A(Digital to Anal
og)変換部22でアナログ音声信号に変換されて、出
力端子21に出力アナログ音声信号が得られる。
ooth送信部16から送信された符号化データが、B
luetooth受信部26で受信され、その受信され
た符号化データが、インタフェース部25を通じてエラ
ー検出部24に出力されて、エラー検出部24によって
補償用バッファ31に書き込まれ、補償用バッファ31
から読み出された後、コーデックデコーダ23において
伸長復号化され、その復号後の音声データが、同期化バ
ッファ32に書き込まれ、同期化バッファ32から読み
出された後、D/A(Digital to Anal
og)変換部22でアナログ音声信号に変換されて、出
力端子21に出力アナログ音声信号が得られる。
【0016】図では省略したが、出力端子21には、音
声アンプおよびヘッドホンやイヤホンなどの音声出力装
置が接続される。ただし、音声信号が音声出力装置に供
給される代わりに記録媒体に記録されるように構成され
てもよい。
声アンプおよびヘッドホンやイヤホンなどの音声出力装
置が接続される。ただし、音声信号が音声出力装置に供
給される代わりに記録媒体に記録されるように構成され
てもよい。
【0017】音声信号のサンプリングレートは、ATR
AC(Adaptive Transform Aco
ustic Coding)方式の圧縮方式で用いられ
るfs1=44.1kHzと、MPEG(Moving
Picture Experts Group)方式
の圧縮方式で用いられるfs2=48kHzの、いずれ
かに切り替えられるもので、そのため、送信機10に
は、符号化用に2個の水晶発振器17Aおよび17Bが
設けられる。
AC(Adaptive Transform Aco
ustic Coding)方式の圧縮方式で用いられ
るfs1=44.1kHzと、MPEG(Moving
Picture Experts Group)方式
の圧縮方式で用いられるfs2=48kHzの、いずれ
かに切り替えられるもので、そのため、送信機10に
は、符号化用に2個の水晶発振器17Aおよび17Bが
設けられる。
【0018】水晶発振器17Aは、fs1=44.1k
HzのN倍、例えば512倍の22.5792MHzの
クロックが得られるものであり、水晶発振器17Bは、
fs2=48kHzのN倍、例えば512倍の24.5
76MHzのクロックが得られるものであって、セレク
タ18によって、いずれかの水晶発振器からのクロック
が選択されて、A/D変換部12に供給される。
HzのN倍、例えば512倍の22.5792MHzの
クロックが得られるものであり、水晶発振器17Bは、
fs2=48kHzのN倍、例えば512倍の24.5
76MHzのクロックが得られるものであって、セレク
タ18によって、いずれかの水晶発振器からのクロック
が選択されて、A/D変換部12に供給される。
【0019】コーデックエンコーダ13では、水晶発振
器17AからのNfs1の周波数のクロックがA/D変
換部12に供給されて、A/D変換部12でのサンプリ
ングレートがfs1=44.1kHzとされるときに
は、A/D変換部12からの音声データがATRAC方
式で圧縮符号化され、水晶発振器17BからのNfs2
の周波数のクロックがA/D変換部12に供給されて、
A/D変換部12でのサンプリングレートがfs2=4
8kHzとされるときには、A/D変換部12からの音
声データがMPEG方式で圧縮符号化される。
器17AからのNfs1の周波数のクロックがA/D変
換部12に供給されて、A/D変換部12でのサンプリ
ングレートがfs1=44.1kHzとされるときに
は、A/D変換部12からの音声データがATRAC方
式で圧縮符号化され、水晶発振器17BからのNfs2
の周波数のクロックがA/D変換部12に供給されて、
A/D変換部12でのサンプリングレートがfs2=4
8kHzとされるときには、A/D変換部12からの音
声データがMPEG方式で圧縮符号化される。
【0020】さらに、送信機10には、データ伝送用
に、符号化用の水晶発振器17Aおよび17Bとは別の
水晶発振器19が設けられる。すなわち、Blueto
oth規格では、2.4GHz帯(2.4GHz〜2.
4835GHz)に1MHz幅のチャネルを79個設定
し、1秒間に最大1600回チャネルを切り替える、周
波数ホッピング方式のスペクトラム拡散を用いるが、水
晶発振器19からのクロックが、このBluetoot
h規格で符号化データを伝送する場合の搬送キャリア生
成用に用いられる。
に、符号化用の水晶発振器17Aおよび17Bとは別の
水晶発振器19が設けられる。すなわち、Blueto
oth規格では、2.4GHz帯(2.4GHz〜2.
4835GHz)に1MHz幅のチャネルを79個設定
し、1秒間に最大1600回チャネルを切り替える、周
波数ホッピング方式のスペクトラム拡散を用いるが、水
晶発振器19からのクロックが、このBluetoot
h規格で符号化データを伝送する場合の搬送キャリア生
成用に用いられる。
【0021】具体的に、水晶発振器19は、発振周波数
を10MHzから20MHzまでの間で1MHz間隔で
決定できるものとされる。
を10MHzから20MHzまでの間で1MHz間隔で
決定できるものとされる。
【0022】データ伝送用の水晶発振器19と、符号化
用の水晶発振器17Aおよび17Bとは、別個独立のも
のであれば、互いの同期、非同期は、いずれでもよい。
用の水晶発振器17Aおよび17Bとは、別個独立のも
のであれば、互いの同期、非同期は、いずれでもよい。
【0023】なお、コーデックエンコーダ13でのデー
タ書き込み用に、水晶発振器17Aまたは17Bからの
クロックが、A/D変換部12を通じてコーデックエン
コーダ13に供給されるとともに、コーデックエンコー
ダ13でのデータ読み出し用に、水晶発振器19からの
クロックが、Bluetooth送信部16、インタフ
ェース部15およびパリティ付加部14を通じてコーデ
ックエンコーダ13に供給される。
タ書き込み用に、水晶発振器17Aまたは17Bからの
クロックが、A/D変換部12を通じてコーデックエン
コーダ13に供給されるとともに、コーデックエンコー
ダ13でのデータ読み出し用に、水晶発振器19からの
クロックが、Bluetooth送信部16、インタフ
ェース部15およびパリティ付加部14を通じてコーデ
ックエンコーダ13に供給される。
【0024】受信機20にも、データ伝送用に、送信機
10の水晶発振器19と同様の水晶発振器29が設けら
れる。
10の水晶発振器19と同様の水晶発振器29が設けら
れる。
【0025】さらに、受信機20にも、水晶発振器29
とは別に、復号化用に2個の水晶発振器27Aおよび2
7Bが設けられる。水晶発振器27Aは、fs1=4
4.1kHzのN倍、例えば512倍の22.5792
MHzのクロックが得られるものであり、水晶発振器2
7Bは、fs2=48kHzのN倍、例えば512倍の
24.576MHzのクロックが得られるものであっ
て、受信された符号化データがATRAC方式で圧縮符
号化されたものであるときには、水晶発振器27Aから
のNfs1の周波数のクロックが、セレクタ28で選択
されてD/A変換部22に供給され、受信された符号化
データがMPEG方式で圧縮符号化されたものであると
きには、水晶発振器27BからのNfs2の周波数のク
ロックが、セレクタ28で選択されてD/A変換部22
に供給される。
とは別に、復号化用に2個の水晶発振器27Aおよび2
7Bが設けられる。水晶発振器27Aは、fs1=4
4.1kHzのN倍、例えば512倍の22.5792
MHzのクロックが得られるものであり、水晶発振器2
7Bは、fs2=48kHzのN倍、例えば512倍の
24.576MHzのクロックが得られるものであっ
て、受信された符号化データがATRAC方式で圧縮符
号化されたものであるときには、水晶発振器27Aから
のNfs1の周波数のクロックが、セレクタ28で選択
されてD/A変換部22に供給され、受信された符号化
データがMPEG方式で圧縮符号化されたものであると
きには、水晶発振器27BからのNfs2の周波数のク
ロックが、セレクタ28で選択されてD/A変換部22
に供給される。
【0026】なお、コーデックデコーダ23からのバー
ストデータの同期化バッファ32への書き込み用に、水
晶発振器29からのクロックが、Bluetooth受
信部26、インタフェース部25、エラー検出部24お
よびコーデックデコーダ23を通じて同期化バッファ3
2に供給されるとともに、同期化バッファ32からの連
続したデータの読み出し用に、水晶発振器27Aまたは
27Bからのクロックが、D/A変換部22を通じて同
期化バッファ32に供給される。
ストデータの同期化バッファ32への書き込み用に、水
晶発振器29からのクロックが、Bluetooth受
信部26、インタフェース部25、エラー検出部24お
よびコーデックデコーダ23を通じて同期化バッファ3
2に供給されるとともに、同期化バッファ32からの連
続したデータの読み出し用に、水晶発振器27Aまたは
27Bからのクロックが、D/A変換部22を通じて同
期化バッファ32に供給される。
【0027】さらに、この例では、以下のように、受信
データがフレーム単位で欠損した場合でも、音切れを生
じることなく、良好な音声が再生され、出力される。
データがフレーム単位で欠損した場合でも、音切れを生
じることなく、良好な音声が再生され、出力される。
【0028】送信機10のコーデックエンコーダ13で
は、図2(A)に示すように、例えば32ビットのフレ
ームヘッダに、例えば16ビットのCRC(Cycli
cRedundancy Check)コードが付加さ
れ、さらに例えば384サンプル分のデータが付加され
るフレームフォーマットで、音声データが圧縮符号化さ
れる。フレーム周期は、例えば、ATRAC方式の圧縮
方式の場合には11.2m秒とされるなど、10m秒〜
20m秒程度とされる。
は、図2(A)に示すように、例えば32ビットのフレ
ームヘッダに、例えば16ビットのCRC(Cycli
cRedundancy Check)コードが付加さ
れ、さらに例えば384サンプル分のデータが付加され
るフレームフォーマットで、音声データが圧縮符号化さ
れる。フレーム周期は、例えば、ATRAC方式の圧縮
方式の場合には11.2m秒とされるなど、10m秒〜
20m秒程度とされる。
【0029】この符号化データは、送信機10のBlu
etooth送信部16から送信され、受信機20のB
luetooth受信部26で受信されて、エラー検出
部24に出力される。エラー検出部24は、その受信さ
れた符号化データがフレーム単位で欠損したか否かを検
出し、図2(B)の受信データ中のフレームF1,F
2,F4,F5,F6で示すように欠損していなけれ
ば、それぞれのフレームデータを補償用バッファ31に
書き込み、1フレーム遅れて補償用バッファ31から読
み出して、コーデックデコーダ23に出力する。
etooth送信部16から送信され、受信機20のB
luetooth受信部26で受信されて、エラー検出
部24に出力される。エラー検出部24は、その受信さ
れた符号化データがフレーム単位で欠損したか否かを検
出し、図2(B)の受信データ中のフレームF1,F
2,F4,F5,F6で示すように欠損していなけれ
ば、それぞれのフレームデータを補償用バッファ31に
書き込み、1フレーム遅れて補償用バッファ31から読
み出して、コーデックデコーダ23に出力する。
【0030】これに対して、図2(B)の受信データ中
のフレームF3で示すように、受信データがフレーム単
位で欠損したときには、エラー検出部24は、その欠損
したフレームについては、補償用バッファ31にデータ
を書き込まずに、欠損する直前のフレームの符号化デー
タを再度、すなわち図2(B)の場合にはフレームF2
の符号化データを再度、補償用バッファ31から読み出
して、コーデックデコーダ23に出力する。
のフレームF3で示すように、受信データがフレーム単
位で欠損したときには、エラー検出部24は、その欠損
したフレームについては、補償用バッファ31にデータ
を書き込まずに、欠損する直前のフレームの符号化デー
タを再度、すなわち図2(B)の場合にはフレームF2
の符号化データを再度、補償用バッファ31から読み出
して、コーデックデコーダ23に出力する。
【0031】したがって、コーデックデコーダ23には
フレーム単位の欠損を生じることなく符号化データが入
力され、コーデックデコーダ23からはフレーム単位の
欠損を生じることなく復号後の音声データが出力され
て、音切れを生じることなく、良好な音声が再生され、
出力される。
フレーム単位の欠損を生じることなく符号化データが入
力され、コーデックデコーダ23からはフレーム単位の
欠損を生じることなく復号後の音声データが出力され
て、音切れを生じることなく、良好な音声が再生され、
出力される。
【0032】この場合、図2(B)の点a,bで示すよ
うな、欠損したフレームデータに代わるフレームデータ
と、その前後のフレームデータとの継ぎ目において、復
号後の音声データにつき、平均値補間などの補間処理を
施すことによって、音質的に違和感のない音声を出力す
ることができる。
うな、欠損したフレームデータに代わるフレームデータ
と、その前後のフレームデータとの継ぎ目において、復
号後の音声データにつき、平均値補間などの補間処理を
施すことによって、音質的に違和感のない音声を出力す
ることができる。
【0033】〔他の実施形態〕上述した例は、音声信号
のサンプリングレートをfs1=44.1kHzとfs
2=48kHzの2通りに切り替える場合であるが、音
声信号のサンプリングレートを3通り以上に切り替え、
または一つに固定する場合でも、この発明を適用するこ
とができる。
のサンプリングレートをfs1=44.1kHzとfs
2=48kHzの2通りに切り替える場合であるが、音
声信号のサンプリングレートを3通り以上に切り替え、
または一つに固定する場合でも、この発明を適用するこ
とができる。
【0034】また、上述した例は、送信機のデータ送信
部および受信機のデータ受信部をBluetooth規
格の無線通信部とする場合であるが、その他の方式の無
線通信部としてもよく、さらには有線の通信部(通信イ
ンタフェース)としてもよい。
部および受信機のデータ受信部をBluetooth規
格の無線通信部とする場合であるが、その他の方式の無
線通信部としてもよく、さらには有線の通信部(通信イ
ンタフェース)としてもよい。
【0035】さらに、上述した例は、音声情報の符号化
データを伝送する場合であるが、この発明は、画像情報
などの符号化データを伝送する場合にも適用することが
できる。
データを伝送する場合であるが、この発明は、画像情報
などの符号化データを伝送する場合にも適用することが
できる。
【0036】
【発明の効果】上述したように、この発明の送信機また
は受信機によれば、ハイファイ・オーディオ・システム
などのように符号化・復号化のサンプリングレートを高
くする場合でも、確実かつ容易に、情報を符号化し、伝
送し、復号化することができる。
は受信機によれば、ハイファイ・オーディオ・システム
などのように符号化・復号化のサンプリングレートを高
くする場合でも、確実かつ容易に、情報を符号化し、伝
送し、復号化することができる。
【0037】また、この発明のデータ伝送方法によれ
ば、受信データがフレーム単位で欠損した場合でも、音
切れなどを生じることなく、良好な情報を再生し、出力
することができる。
ば、受信データがフレーム単位で欠損した場合でも、音
切れなどを生じることなく、良好な情報を再生し、出力
することができる。
【図1】この発明の送信機、受信機およびデータ伝送方
法の一例を示す図である。
法の一例を示す図である。
【図2】フレームフォーマットの一例と受信時の処理の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
主要部については図中に全て記述したので、ここでは省
略する。
略する。
Claims (9)
- 【請求項1】情報を符号化する符号化部と、 この符号化部での符号化用のクロックを発生する符号化
用の発振器と、 前記符号化部で符号化されたデータを送信するデータ送
信部と、 このデータ送信部でのデータ伝送用のクロックを発生す
る、前記符号化用の発振器とは別の伝送用の発振器と、 を備える送信機。 - 【請求項2】請求項1の送信機において、 前記符号化用の発振器として、複数のサンプリングレー
トに対応した複数の発振器を備える送信機。 - 【請求項3】請求項1の送信機において、 前記データ送信部が、Bluetooth規格またはそ
の他の方式の無線通信部である送信機。 - 【請求項4】符号化されたデータを受信するデータ受信
部と、 このデータ受信部でのデータ伝送用のクロックを発生す
る伝送用の発振器と、 前記データ受信部で受信された符号化データを復号化す
る復号化部と、 この復号化部での復号化用のクロックを発生する、前記
伝送用の発振器とは別の復号化用の発振器と、 を備える受信機。 - 【請求項5】請求項4の受信機において、 前記復号化用の発振器として、複数のサンプリングレー
トに対応した複数の発振器を備える受信機。 - 【請求項6】請求項4の受信機において、 前記データ受信部が、Bluetooth規格またはそ
の他の方式の無線通信部である受信機。 - 【請求項7】符号化されたデータを受信し、復号化する
方法であって、 受信した符号化データがフレーム単位で欠損したとき、
その欠損したフレームについては、欠損する直前のフレ
ームの符号化データを再度、復号化するデータ伝送方
法。 - 【請求項8】符号化されたデータを受信するデータ受信
部と、 このデータ受信部で受信された符号化データが書き込ま
れるバッファメモリと、 このバッファメモリから読み出された符号化データを復
号化する復号化部と、 前記データ受信部で受信された符号化データがフレーム
単位で欠損したか否かを検出し、フレーム単位で欠損し
たときには、その欠損したフレームについては、前記バ
ッファメモリにデータを書き込まずに、欠損する直前の
フレームの符号化データを再度、前記バッファメモリか
ら読み出して前記復号化部に出力する検出制御部と、 を備える受信機。 - 【請求項9】請求項8の受信機において、 前記データ受信部が、Bluetooth方式またはそ
の他の方式の無線通信部である受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000368202A JP2002171176A (ja) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | 送信機、受信機およびデータ伝送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000368202A JP2002171176A (ja) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | 送信機、受信機およびデータ伝送方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002171176A true JP2002171176A (ja) | 2002-06-14 |
Family
ID=18838500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000368202A Pending JP2002171176A (ja) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | 送信機、受信機およびデータ伝送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002171176A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010109743A (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-13 | Ricoh Co Ltd | Fmトランスミッタ |
US11962425B2 (en) | 2020-03-06 | 2024-04-16 | Fanuc Corporation | Communication system |
-
2000
- 2000-12-04 JP JP2000368202A patent/JP2002171176A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010109743A (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-13 | Ricoh Co Ltd | Fmトランスミッタ |
US11962425B2 (en) | 2020-03-06 | 2024-04-16 | Fanuc Corporation | Communication system |
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