JP2002170808A - ベベルエッチング装置 - Google Patents
ベベルエッチング装置Info
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- JP2002170808A JP2002170808A JP2000368719A JP2000368719A JP2002170808A JP 2002170808 A JP2002170808 A JP 2002170808A JP 2000368719 A JP2000368719 A JP 2000368719A JP 2000368719 A JP2000368719 A JP 2000368719A JP 2002170808 A JP2002170808 A JP 2002170808A
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Abstract
く施すことができるベベルエッチング装置を提供する。 【解決手段】ベベルエッチング装置は、スピンチャック
1に保持されたウエハWの上面にエッチング液を供給す
るためのエッチング液供給ノズル4と、ウエハWの上面
に純水を供給するための純水供給ノズル5とを備えてい
る。エッチング液供給ノズル4は、ウエハWの上面の周
縁部に向けてエッチング液を吐出するように配置されて
いる。純水供給ノズル5は、ウエハWの上面の中央部に
向けて純水を吐出するように配置されている。純水供給
ノズル5には、純水配管51を通して純水が供給される
ようになっていて、純水配管51の途中部には、純水の
流量を調整するための純水流量調整弁52と、この純水
流量調整弁52の上流側に、純水流量調整弁52に供給
される純水の圧力を一定に保持するための自動圧力調整
弁6とが介装されている。
Description
液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイパネ
ル用ガラス基板および磁気/光ディスク用基板などの各
種基板に対して、いわゆるベベルエッチング処理を施す
ためのベベルエッチング装置に関する。
ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)の表面、裏面
および端面の全域に銅薄膜などの金属薄膜を形成した
後、この金属薄膜の不要部分をエッチング除去する処理
が行われる場合がある。たとえば、配線形成のための銅
薄膜は、ウエハの表面の素子形成領域に形成されていれ
ばよいから、ウエハの表面の周縁部(たとえば、ウエハ
の周縁から幅5mm程度の部分)、裏面および端面に形成
された銅薄膜は不要となる。
を除去するための装置(ベベルエッチング装置)として
は、たとえば、スピンチャックでウエハを保持するとと
もに、これを鉛直軸線まわりに回転させる一方、ウエハ
の上面に純水を供給しつつ、ウエハの周辺部に薬液(エ
ッチング液)を供給する構成が提案されている。純水の
供給により、ウエハの中央部付近に薬液の飛沫が達して
も、この薬液は速やかに洗い流される。したがって、ウ
エハの中央付近の金属薄膜を侵すことなく、周辺部の金
属薄膜を選択的に除去できる。
金属薄膜が除去される領域)の幅は、たとえば、ウエハ
に供給される純水の流量により決定される。そこで、ウ
エハに供給すべき純水が流通する純水配管の途中部に
は、純水の流量を調整するための流量調整エア弁が介装
されていて、この流量調整エア弁の開度を調整すること
により、ウエハの周縁部の処理領域の幅を制御できるよ
うになっている。
部の処理領域の幅が所望の幅となるように流量調整エア
弁の開度を調整していても、純水配管内での純水の脈動
によって純水配管内の圧力が変動し、この圧力変動に伴
って、ウエハに供給される純水の流量が変動するおそれ
があった。そのため、従来のベベルエッチング装置で
は、ユーザが要求する精度(たとえば、ウエハの周縁か
ら幅5mm±0.5mm)を満たすことはできなかった。
課題を解決し、基板の周縁部に対してエッチング処理を
精度良く施すことができるベベルエッチング装置を提供
することである。
目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板
(W)の上面の周縁部に対して選択的にエッチング処理
を施すためのベベルエッチング装置であって、基板をほ
ぼ水平に保持しつつ回転させる基板保持回転手段(1)
と、この基板保持回転手段により回転される基板の上面
の周縁部にエッチング液を供給するエッチング液供給手
段(4,41,42)と、上記基板保持回転手段により
回転される基板の上面に向けて、基板上面の周縁部以外
の領域をエッチング液から保護するための純水を供給す
る表面保護用純水ノズル(5)と、この表面保護用純水
ノズルから基板の上面に供給される純水が流通する純水
配管(51)と、この純水配管の途中に介装されて、上
記純水配管内の純水流通方向下流側の圧力をほぼ一定に
保持するための自動圧力調整弁(6)とを含むことを特
徴とするベベルエッチング装置である。
における対応構成要素等を表す。以下、この項において
同じである。この発明によれば、自動圧力調整弁の働き
により、この自動圧力調整弁よりも純水流通方向下流側
における純水配管内の圧力が一定に保たれる。したがっ
て、表面保護用純水ノズルから吐出される純水の流量が
脈動により変動することを抑制でき、基板の上面の周縁
部の処理領域(純水によって保護される領域以外の領
域、エッチング液による処理を受ける領域)の幅を常に
所望の幅に維持することができる。ゆえに、基板の周縁
部に対して、エッチング処理を精度良く施すことができ
る。
配管の途中に介装されて、上記表面保護用純水ノズルか
ら基板上面に供給される純水の流量を調整するための流
量調整弁(52)をさらに含み、上記自動圧力調整弁
は、上記流量調整弁よりも純水流通方向上流側に介装さ
れていることが好ましい。こうすることにより、流量調
整弁に供給される純水の流量を一定に保つことができる
から、流量調整弁による流量の調整を良好に行うことが
でき、基板の上面の周縁部の処理領域の幅をより高精度
に設定することができる。
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係るベベルエッチング装置の構成を
示す図解的な断面図である。このベベルエッチング装置
は、処理対象の基板であるウエハWに対して、ウエハW
の周縁部の不要な薄膜を除去するためのベベルエッチン
グ処理を施すものである。
転手段としてのスピンチャック1を備えている。スピン
チャック1は、モータなどを含む回転駆動機構11によ
り回転される回転軸12と、この回転軸12の上端から
ほぼ水平方向に延びたチャックベース13と、チャック
ベース13上に立設された複数個のチャック14とを有
している。チャック14は、ウエハWの周縁部に当接し
て、このウエハWを水平な状態で保持することができる
ものである。この構成により、チャック14でウエハW
を保持した状態で、回転駆動機構11により回転軸12
を回転させることによって、ウエハWをほぼ水平な面内
で、その中心を通るほぼ鉛直な回転軸線まわりに回転さ
せることができる。
1の周囲を取り囲むように配設された処理カップ2内に
収容されている。処理カップ2の上方には、大略的に円
筒状に形成されたスプラッシュガード3が設けられてい
る。スプラッシュガード3は、処理カップ2に対して上
下動可能に構成されており、ウエハWに対する処理を行
う際には、図1に示すように上方に配置され、スピンチ
ャック1に対してウエハWを着脱する際には、ウエハW
の搬送の邪魔にならないように下方へ移動される。
ッシュガード3の上面の開口を介して、スピンチャック
1に保持されたウエハWの上面にエッチング液を供給す
るためのエッチング液供給ノズル4と、スピンチャック
1に保持されたウエハWの上面に純水を供給するための
純水供給ノズル5とが配置されている。エッチング液供
給ノズル4は、ウエハWの上面の周縁部に向けてエッチ
ング液を吐出するように配置されている。一方、純水供
給ノズル5は、ウエハWの上面の中央部に向けて純水を
吐出するように配置されている。
施す際には、回転駆動機構11が作動されて、スピンチ
ャック1に保持されたウエハWが所定の速度で回転され
る。その一方で、純水供給ノズル5からウエハWの上面
の中央部に向けて純水が供給されるとともに、エッチン
グ液供給ノズル4からウエハWの上面の周縁部に向けて
エッチング液が供給される。ウエハWの上面に供給され
た純水にはウエハWの回転による遠心力が作用するか
ら、ウエハWの上面には、ウエハWの中心から外方へと
向かう水流が形成される。したがって、ウエハWの上面
の周縁部では、エッチング液供給ノズル4から供給され
るエッチング液がウエハWの表面まで達し、このエッチ
ング液によってウエハWの表面に形成されている不要な
薄膜が除去される一方、ウエハWの上面の中央部は、た
とえエッチング液の飛沫が達しても、そのエッチング液
は純水の水流により速やかに洗い流されるから、エッチ
ング液によって薄膜が侵されることはない。
グ液配管41が接続されており、このエッチング液配管
41を通してエッチング液が供給されるようになってい
る。エッチング液配管41の途中部には、このエッチン
グ液配管41内におけるエッチング液の流量を調整する
ためのエッチング液流量調整弁42が介装されている。
エッチング液流量調整弁42の開度を調整することによ
り、エッチング液供給ノズル4からウエハWにエッチン
グ液を供給したり、そのエッチング液の供給を停止した
りすることができる。
1が接続されており、この純水配管51を通して純水が
供給されるようになっている。純水配管51の途中部に
は、この純水配管51内における純水の流量を調整する
ための純水流量調整弁52が介装されている。この純水
流量調整弁52の開度を調整することにより、純水供給
ノズル5からウエハWに純水を供給したり、その純水の
供給を停止したりすることができる。さらに、純水流量
調整弁52の開度を調整して、純水供給ノズル5からウ
エハWに供給される純水の流量を調整することにより、
ウエハWの上面で純水が形成する水流の強さを制御する
ことができ、ウエハWの上面の周縁部の処理領域(エッ
チング液による処理を受ける領域)の幅を制御すること
ができる。
所望の幅(たとえば、ウエハWの周縁から5mm)になる
ように純水流量調整弁52の開度を調整していても、純
水配管51内を流れる純水の脈動により、純水配管51
内の圧力が変動し、この圧力変動に伴って、純水供給ノ
ズル5から吐出される純水の流量が変動するおそれがあ
る。そこで、この実施形態では、純水配管51の途中部
であって、純水の流通方向に関して純水流量調整弁52
よりも上流側に、純水流量調整弁52に供給される純水
の圧力を一定に保持するための自動圧力調整弁6が介装
されている。
バルブ本体61と、このバルブ本体61内に収容された
弁体62とを有している。バルブ本体61内には、弁体
62を収容する弁室63と、この弁室63からダイアフ
ラム64,65によってそれぞれ仕切られたエア室6
6,67とが形成されている。弁室63は、ダイアフラ
ム64を挟んでエア室66に隣接した流入室631と、
ダイアフラム65を挟んでエア室67と隣接した流出室
632と、流入室631および流出室632を連通する
連通路633とで構成されている。連通路633は、流
入室631と流出室632とを隔てるブロック68に貫
通して形成されている。
小径部621と、流出室632内に収容された大径部6
22と、小径部621および大径部622を連結する連
結部623とを有している。小径部621は、ダイアフ
ラム64に接着されており、大径部622は、ダイアフ
ラム65に接着されている。また、連結部623は、連
通路633に挿通されている。流入室631は、図外の
純水供給源から純水が供給されるインレット634と連
通されており、このインレット634から流入室631
に流入した純水は、小径部621とブロック68の流入
室631に臨む面との間から、連通路633と連結部6
23との間に流入し、連通路633と連結部623との
間を通って流出室632に流入する。そして、この流出
室632から、アウトレット635を介して純水流量調
整弁52(図1参照)に向けて流出するようになってい
る。
れ、大径部622がダイアフラム65に接着されている
ことにより、弁体62は、ダイアフラム64,65の変
形によって上下動する。定常状態における弁体62の位
置は、エア室67に供給される設定用エアの圧力を調整
することにより設定できる。なお、エア室66は、ある
一定圧力のエアが封入されており、エア室66内の圧力
は不変にされている。弁体62の位置によって小径部6
21とブロック68の流入室631に臨む面との間の間
隔が定まり、これにより、流入室631から連通路63
3を通って流出室632に流入する純水の流量が定まる
から、エア室67に供給される設定用エアの圧力は、純
水供給ノズル5(図1参照)から吐出される純水の流量
に応じて設定される。
流量または圧力が増大すると、流入室631から連通路
633を通って流出室632に流入する純水の圧力が増
大し、弁体62の大径部622がダイアフラム65をエ
ア室67に押す方向の力を受ける。これにより、ダイア
フラム64,65が変形して、弁体62がエア室67側
に移動し、小径部621とブロック68の流入室631
に臨む面との間の間隔が小さくなる。その結果、流入室
631から連通路633を通って流出室632に流入す
る純水の流量が減少するから、流出室632から純水流
量調整弁52(図1参照)に向けて流出する純水の流量
および圧力の変動が抑えられる。
流量または圧力が減少すると、流入室631から連通路
633を通って流出室632に流入する純水の圧力が減
少し、弁体62の大径部622が純水から受ける圧力が
エア室67内の圧力よりも小さくなる。これにより、ダ
イアフラム64,65が変形して、弁体62がエア室6
6側に移動し、小径部621とブロック68の流入室6
31に臨む面との間の間隔が大きくなる。その結果、流
入室631から連通路633を通って流出室632に流
入する純水の流量が増大するから、流出室632から純
水流量調整弁52(図1参照)に向けて流出する純水の
流量および圧力の変動が抑えられる。
向に関して純水流量調整弁52よりも上流側に介装され
ていることにより、純水流量調整弁52に供給される純
水の圧力および流量を常に一定に保つことができる。し
たがって、純水供給ノズル5から吐出される純水の流量
が脈動により変動することを抑制でき、ウエハWの上面
の周縁部の処理領域の幅を常に所望の幅に維持すること
ができる。また、この実施形態では、自動圧力調整弁6
のエア室67に供給される設定用エアは、図示しないエ
ア供給源からエア供給管71を介して供給されるように
なっており、このエア供給管71には、エア室67に供
給されるエアの圧力を精密に調整可能な精密減圧弁72
が介装されている。これにより、エア室67に供給され
る設定用エアの圧力を精度良く調整することができ、自
動圧力調整弁6から純水流量調整弁52に供給される純
水の流量を精度良く設定することができる。
グ処理を施すことができるようにするために、図1に示
すように、処理カップ2の底部に、スピンチャック1に
保持されたウエハWの裏面にエッチング液を供給するた
めのノズル81,82が配設されてもよい。また、スピ
ンチャック1の回転軸12の上端に、スピンチャック1
に保持されたウエハWの裏面の中央部に向けてエッチン
グ液を供給するためのノズル83が配設されてもよい。
したが、この発明は、他の形態で実施することも可能で
ある。たとえば、上述の実施形態では、ウエハWの周縁
部を保持するスピンチャックが用いられているが、ウエ
ハWの上面の周縁部および端面に対してのみエッチング
処理を施す装置であれば、ウエハWの下面を吸着するバ
キュームチャックが適用されてもよい。また、処理対象
の基板は、ウエハWに限らず、たとえば、液晶表示装置
用ガラス基板、プラズマディスプレイパネル用ガラス基
板および磁気/光ディスク用基板などの他の種類の基板
であってもよい。
の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
装置の構成を示す図解的な断面図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】基板の上面の周縁部に対して選択的にエッ
チング処理を施すためのベベルエッチング装置であっ
て、 基板をほぼ水平に保持しつつ回転させる基板保持回転手
段と、 この基板保持回転手段により回転される基板の上面の周
縁部にエッチング液を供給するエッチング液供給手段
と、 上記基板保持回転手段により回転される基板の上面に向
けて、基板上面の周縁部以外の領域をエッチング液から
保護するための純水を供給する表面保護用純水ノズル
と、 この表面保護用純水ノズルから基板の上面に供給される
純水が流通する純水配管と、 この純水配管の途中に介装されて、上記純水配管内の純
水流通方向下流側の圧力をほぼ一定に保持するための自
動圧力調整弁とを含むことを特徴とするベベルエッチン
グ装置。 - 【請求項2】上記純水配管の途中に介装されて、上記表
面保護用純水ノズルから基板上面に供給される純水の流
量を調整するための流量調整弁をさらに含み、 上記自動圧力調整弁は、上記流量調整弁よりも純水流通
方向上流側に介装されていることを特徴とする請求項1
記載のベベルエッチング装置。
Priority Applications (1)
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JP2000368719A JP3771440B2 (ja) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | ベベルエッチング装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3771440B2 JP3771440B2 (ja) | 2006-04-26 |
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2000
- 2000-12-04 JP JP2000368719A patent/JP3771440B2/ja not_active Expired - Fee Related
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