JP2002170737A - セラミック積層体の製造装置 - Google Patents

セラミック積層体の製造装置

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JP2002170737A
JP2002170737A JP2000365997A JP2000365997A JP2002170737A JP 2002170737 A JP2002170737 A JP 2002170737A JP 2000365997 A JP2000365997 A JP 2000365997A JP 2000365997 A JP2000365997 A JP 2000365997A JP 2002170737 A JP2002170737 A JP 2002170737A
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insulating layer
layer forming
rotary drum
ceramic
ceramic laminate
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JP2000365997A
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English (en)
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Masakazu Kakimoto
政計 柿本
Hisashi Yasota
寿 八十田
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UHT Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミック積層体の生産性を向上させるとと
もに、設置床面積を縮小可能にして小型化し、また、小
型化のために作業面を回転方式としても実用化に支障の
ないセラミック積層体の製造装置を提供すること。 【解決手段】 外周に平坦な作業面10aを連続して区
画した多角形状の回転ドラム10を間欠回転可能に設置
し、該回転ドラムの外周にキャリアフィルムfを巻き付
け前記各作業面に敷設するフィルム張り手段20を設
け、前記回転ドラムの停止状態で前記作業面に対向する
作業ステージST1〜ST12に、セラミックスラリーを
吐出する絶縁層形成手段C、インクジェット方式により
導電ペーストを噴射する電極層形成手段E、前記スラリ
ー又はペーストを乾燥させる乾燥手段Dをそれぞれ1な
いし複数個配設し、前記回転ドラムの一回転ごとに、前
記作業面のキャリアフィルム上でセラミック絶縁層上に
所定の電極パターンが配設された少なくとも一層の薄膜
層Sを形成するとともに、その回転動作の繰り返しによ
りセラミック積層体CSを形成すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセラミック積層体の
製造装置、詳しくは積層セラミックコンデンサ、積層イ
ンダクタや抵抗、フィルタ等の積層型セラミック電子部
品を製造するために、複数のセラミック絶縁層とそれら
絶縁層の界面に電極層とを備えたセラミック積層体の製
造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、セラミック積層体の一般的な製造
は、長尺なポリエチレンテレフタレートィルム等からな
るキャリアフィルム上に、ドクターブレード法によりセ
ラミックスラリーを塗布して乾燥させ、次いで、その上
面に導電ペーストをスクリーン印刷法により印刷し、乾
燥させてセラミック薄膜層を形成し、その後に、前記薄
膜層をキャリアフィルムから剥離するとともに、その内
部電極パターンの位置を基準として所定の形状に裁断
し、裁断された薄膜層を順次に積層することが知られて
いる(特開平10−15929号参照)。しかしなが
ら、この従来方式によれば、キャリアフィルム上に形成
した薄膜層を一層ごとに剥離した後にそれらを積層する
ので、その剥離機構及び積層機構が必要になり装置が大
型化するばかりでなく、生産性に劣るとともに一旦剥離
した薄膜層を積層するためその位置合わせ精度が問題で
ある。
【0003】また従来、他の製造方式として、金属製ベ
ース板上に、セラミック絶縁層と所定の電極パターンと
を形成する工程を繰り返して薄膜層を直接的に積層する
ことも知られている(特開平9−232174号公
報)。同公報によれば、ベース板は、サーボモータとボ
ールねじとを用いた機構等により、XおよびY方向に移
動可能とされるが、前記ベース板に代えて、金属製のエ
ンドレスベルトを用いること、その場合に、前記エンド
レスベルトの進行方向に沿って、所望数のスラリー噴射
ヘッド、所望数のペースト噴射ヘッド等が所定の順序で
配列され、エンドレスベルトの一方向の進行に伴って、
積層体が次々と製造されるようにしてもよいことが例示
されている。
【0004】しかしながら、上記ベース板に代る金属製
のエンドレスベルトを用いる場合でも、スラリー噴射ヘ
ッドやペースト噴射ヘッドの配列数、また、生産性を高
めるために絶縁層及び電極層の乾燥手段、押圧手段や仮
圧着手段を追加し、さらに、形成された積層体の回収区
画等を考慮すれば、先の先行技術と同様に、大きな設置
床面積を要して装置が大型化し、設備費用が増大する不
具合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来事
情に鑑みその不具合を解消して、セラミック積層体の生
産性を向上させるとともに、設置床面積を縮小可能にし
て小型化した製造装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、小型化のために作業面を回転方式として
も実用化に支障のないセラミック積層体の製造装置を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯る本発明のセラミック
積層体の製造装置は、外周に平坦な作業面を連続して区
画した多角形状の回転ドラムを間欠回転可能に設置し、
該回転ドラムの外周にキャリアフィルムを巻き付け前記
各作業面に敷設するフィルム張り手段を設け、前記回転
ドラムの停止状態で前記作業面に対向する作業ステージ
に、セラミックスラリーを吐出する絶縁層形成手段、イ
ンクジェット方式により導電ペーストを噴射する電極層
形成手段、前記スラリー又はペーストを乾燥させる乾燥
手段をそれぞれ1ないし複数個配設し、前記回転ドラム
の一回転ごとに、前記作業面のキャリアフィルム上でセ
ラミック絶縁層上に所定の電極パターンが配設された少
なくとも一層の薄膜層を形成するとともに、その回転動
作の繰り返しによりセラミック積層体を形成する(請求
項1)。すなわち、間欠回転する回転ドラム外周の作業
面ごとに作業ステージを構成するようにし、各ステージ
で絶縁層及び/又は電極層の形成作業あるいは乾燥作業
を施すことによりセラミック積層体の薄膜層を形成させ
るとともに、各作業面に敷設したキャリアフィルムによ
り薄膜層の積層状態を確実に保持させることを特徴とす
るものである。
【0007】上記回転ドラムには、その各作業面に前記
キャリアフィルムを緊張状に密着させるために、上記回
転ドラムの作業面に内方よりバキューム吸引される吸着
孔を設け、該吸着孔によりキャリアフィルムを作業面に
吸着保持させることが好ましい(請求項2)。また、薄
膜層の製造速度を高めるため、換言すれば回転ドラムの
一回転所要時間を短縮するには、絶縁層又は電極層を形
成した直後に該層上面を乾燥することが好ましく、上記
絶縁層形成手段又は電極層形成手段の直後の作業ステー
ジにそれぞれ前記乾燥手段を配置する(請求項3)。乾
燥手段は、加熱又は温風方式、光照射方式、レーザー照
射方式あるいは後述する押圧手段又は仮圧着手段を兼用
する熱板圧着方式など何れの方式によることも任意であ
り、前記絶縁層、電極層をべとつかない程度の半硬化状
態にする。
【0008】上記絶縁層形成手段は、一般に知られてい
るドクターブレード方式、インクジェット方式、あるい
はローラ塗布方式等を採用するが、絶縁層の緻密化に対
応し精度を高める作業ステージにおいては、少なくとも
1つにインクジェット方式を採用することが好ましい
(請求項4)。但し、薄膜層の一層全面に絶縁層を形成
する部分には、前記ドクターブレード方式やローラ塗布
方式を採用すること、すなわちインクジェット方式と他
の方式を組み合わせることも任意である。そして、上記
電極層形成手段及び絶縁層形成手段がインクジェット方
式である場合には、特にインクジェットノズルの位置制
御が重要である。その位置制御として、上記電極層形成
手段が各作業面で最初に作動するときに、該手段により
キャリアフィルム上に基準マークを付設し、上記電極層
形成手段及びインクジェット方式の絶縁層形成手段が配
置された作業ステージに対向してCCDカメラを配設
し、該カメラにより撮像した前記基準マークを画像処理
することによって電極層形成手段及び前記絶縁層形成手
段を位置決めするようにする(請求項5)。また、上記
絶縁層形成手段が、インクジェット方式により絶縁層を
形成する場合に、それより後段の作業ステージに前記絶
縁層を加圧する押圧手段又は仮圧着手段を配設すること
が好ましく、それにより絶縁層の上面を平坦に均すよう
にする(請求項6)。
【0009】上記セラミック積層体がインダクタ用であ
る場合には、上下薄膜層の電極層を接続するバイヤ電極
を形成する必要がある。上記電極層形成手段がインクジ
ェット方式であるので、当該手段によりバイヤ電極を形
成することも可能である。すなわち、上記電極層形成手
段が、インクジェット方式により導電ペーストを前記電
極パターン上に噴射してバイヤ電極を形成すればよい。
その場合に、同一の作業ステージに電極層形成手段及び
絶縁層形成手段を配置することも可能であり、電極層形
成手段により形成された電極層間の凹嵌部に、絶縁層形
成手段によりセラミックスラリーを充填して絶縁層を形
成する(請求項7)。
【0010】また、上記薄膜層のセラミックスラリーや
導電ペーストに生じる微細な凹凸を均して平坦性を確保
し、積層を均一にして積層精度を高めるためには、薄膜
層の上面を押圧することが好ましい。そのために、上記
回転ドラムの一つの作業ステージに、前記薄膜層が積層
された適時に上面を押圧する仮圧着手段を追加して配設
する(請求項8)。なお、仮圧着手段が作動するタイミ
ングは、薄膜層が一層形成される度、あるいは薄膜層が
数層形成される度など何れであってもよい。
【0011】さらに、回転ドラムが所定数回転して各作
業面にセラミック積層体が形成された後には、該積層体
を回転ドラムから回収する必要がある。そのために、上
記回転ドラムの前記作業ステージに、前記キャリアフィ
ルムを作業面ごとに切断してセラミック積層体を分断さ
せる切断手段を配設するとともに、その次の作業ステー
ジに、分断された前記積層体を回収する回収手段を配設
する(請求項9)。そして、上記切断手段及び回収手段
の好ましい配置は、切断手段が、前記仮圧着手段を配置
した作業ステージの次の作業ステージであり、回収手段
は、前記回転ドラムの作業面が最下端で停止する作業ス
テージである(請求項10)。
【0012】なお、上記セラミックスラリーは、ガラス
複合系材料として硼珪酸ガラス形成物質に修飾物質(例
えば、MgO,CaO,Al2O3,K2O,ZnO等)
を加えたガラス粉末と、アルミナ,ムライト,コージェ
ライト,石英等のセラミックとの混合物を原料とするも
の、結晶化ガラス系材料としてコージェライト系,αス
ポジュメン系等の結晶化するガラス粉末からなるものを
使用する。また、電極パターン用の導電ペーストには、
例えば銅系の導体材料、あるいはタングステンW、モリ
ブデンMo、マンガンMn等を使用し、バイヤ電極用の
導電ペーストには、導体抵抗の小さな銀系の導体材料、
例えば、銀、銀−パラジウム、銀−白金、銀−パラジウ
ム−白金等を使用する。なお、前記セラミックスラリ
ー、導電ペーストの材料に、光照射によって乾燥が促進
される光硬化材料を含有させることもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明すれば、図1及び図2は製造装置の概要を示
し、機枠1の前面部を構成する垂直な支持壁1aに、回
転ドラム10を回転可能に取り付けるとともに該回転ド
ラム10の下方一側寄りにキャリアフィルムfを前記ド
ラムへ供給するフィルム供給機構20を配設し、回転ド
ラム10の直下には製造されたセラミック積層体CSを
回収する積層体回収機構30を配設する。機枠1内に
は、前記回転ドラム10を駆動するモータMがその減速
制御部と共に設置され、また、図示しないが、セラミッ
クスラリーを収容するスラリータンク、導電ペーストを
収容するペーストタンクやバキューム機構及び制御ボッ
クスや配線機器等を配置している。
【0014】回転ドラム10は、ステンレス鋼など金属
製の多角形状ドラムであって(図面は12角形を例示す
る)、その外周面に平坦な作業面10aを連続して区画
し、各作業面10aにはバキュームにより吸引作用を生
起するように吸引孔11,11…を開口している。この
回転ドラム10は、前記モータMにより連続回転又は間
欠回転するように設定され、前記フィルム供給機構20
からキャリアフィルムfが供給されるときに連続回転
し、該フィルムfが外周に巻き付けられて前記各作業面
10aに敷設される。また、回転ドラム10は、間欠回
転時における停止状態で前記各作業面10aに対向して
夫々の作業を施す作業ステージ又は予備用のステージを
配置し、それら作業ステージに絶縁層形成手段、電極層
形成手段、乾燥手段、カメラ手段、押圧手段、仮圧着手
段、切断手段等を適宜に配設する。
【0015】具体的には、図1において、回転ドラム1
0を時計方向へ間欠回転するようにし、その停止状態の
一箇所を第1ステージST1として時計方向へ順に第2
ステージST2、第3ステージST3…第12ステージS
12とする場合で説明する。上記ST1は予備ステー
ジ、ST2は前記キャリアフィルムfの装着ステージと
し、ST3にはスラリー噴射ユニットC及びCCDカメ
ラユニットQを配設し、ST4には乾燥ユニットDを配
設し、ST5には押圧ユニットRを配設し、ST6にはペ
ースト噴射ユニットE及びカメラユニットQを配設し、
ST7には乾燥ユニットDを配設する。また、上記ST8
にはスラリー噴射ユニットC、ペースト噴射ユニットE
及びカメラユニットQを配設し、ST9には乾燥ユニッ
トDを配設し、ST10には仮圧着ユニットYを配設し、
ST11には切断ユニットXを配設し、ST12は回転ドラ
ム10の直下に位置して前記セラミック積層体CSを回
収する回収ステージである。
【0016】上記各ユニット、つまりスラリー噴射ユニ
ットC、ペースト噴射ユニットE、乾燥ユニットD、押
圧ユニットR、カメラユニットQ、仮圧着ユニットY、
切断ユニットXは前記支持壁1aに取り付けた夫々の支
持枠2に装着して着脱交換可能に配置する。スラリー噴
射ユニットCは、微小間隔をおいて多数のインクジェッ
トノズル12を並設して構成され、その選択されたノズ
ルからセラミックスラリーを噴射するインクジェット方
式を例示する。ペースト噴射ユニットEも同様に、微小
間隔をおいて多数のインクジェットノズル13を並設し
て構成され、その選択されたノズルからペーストを噴射
するインクジェット方式である。
【0017】乾燥ユニットDは、熱送風によってセラミ
ックスラリーや導電ペーストをべとつかない程度の半硬
化状態に乾燥させる乾燥機を使用した場合を例示する。
なお、乾燥ユニットDには、光照射によってセラミック
スラリーや導電ペーストを乾燥させる乾燥機を使用する
こともよい。押圧ユニットRは、回転自在な押圧ロール
14を使用し、後述するように、形成された絶縁層及び
電極層からなる薄膜層の上面を均しながら押圧するもの
である。
【0018】上記スラリー噴射ユニットC及びペースト
噴射ユニットEは、それらのインクジェットノズル1
2,13が作業面10a上でX軸方向(回転ドラムの周
方向)、Y軸方向(回転ドラムの幅方向)へ移動可能に
配設され且つその移動量が制御されるとともに、作業面
上を直角に上下動するZ軸方向(接離する方向)へ移動
可能に配設され且つその移動量が制御されるようにす
る。また、押圧ユニットRは、その押圧ロール14がX
軸方向及びZ軸方向へ移動可能に配設される。
【0019】カメラユニットQは、後述するキャリアフ
ィルムf又は最初に形成される絶縁層上の基準マークを
撮像して画像処理装置へ送信し、それにより上記スラリ
ー噴射ユニットC、ペースト噴射ユニットEと絶縁層
(塗布対象面)との位置合わせをするために、該ユニッ
トC,EのX軸方向及びY軸方向の位置制御をさせるも
のである。仮圧着ユニットYは、作業面10a上をZ軸
方向へ上下動するプレス板15を例示し、該プレス板1
5の下降により、作業面10a上に形成された絶縁層及
び電極層からなる薄膜層の上面を一層又は複数層積層ご
とに押圧して仮圧着するものである。
【0020】切断ユニットXは、作業面10a上をX軸
方向及びZ軸方向へ移動可能に配設されたカッター16
を例示し、該カッター16が下降することにより当該作
業面10a上のキャリアフィルムfを切断し、他の区画
のキャリアフィルムから分離させるものである。
【0021】フィルム供給機構20は、ポリエチレンテ
レフタレート等の合成樹脂フィルムからなるキャリアフ
ィルムfを巻き込んだフィルムロールFから前記フィル
ムfを繰り出して回転ドラム10へ供給するもので、キ
ャリアフィルムfの先端部を吸着保持するガイドアーム
21、カッター22及びテンションローラ23により構
成される。ガイドアーム21は、回転ドラム10が位置
する第2ステージST2の近傍で作業面10aへ接離す
るように揺動可能に配置され、作業面10aへ接近する
ときに保持しているキャリアフィルムfを接触させて受
け渡す(図3参照)。
【0022】上記回転ドラム10は、吸引孔11により
バキューム吸引して前記フィルムfの先端部を吸着した
後に連続して一回転し、それにより回転ドラム10にキ
ャリアフィルムfが一周して各作業面10aに敷設され
る。上記カッター22は、回転ドラム10が一回転し停
止した後に、キャリアフィルムfを切断分離させるもの
である。
【0023】積層体回収機構30は、回転ドラム10が
位置する前記第12ステージST12に配置され、回転ド
ラム10の直下で昇降動する回収台31と駆動機構32
により前記回収台31へ向けて往復動及び反転動する回
収アーム33とにより構成される。この回収機構30
は、回転ドラム10の所定数の回転によりキャリアフィ
ルムf上にセラミック積層体CSが形成された最終段階
で、第11ステージST11において切断ユニットXによ
り切断分離されたキャリアフィルムfが、第12ステー
ジST12に達し、当該作業面10aの吸引作用が停止し
たときに前記キャリアフィルムf付きのセラミック積層
体CSを回収台31により受け取り、それを回収アーム
33により回収マガジン34へ収容させるものである
(図3参照)。
【0024】而して、上記回転ドラム10によりセラミ
ック積層体を製造する作業工程を説明する。先ず、前述
したように、回転ドラム10が連続一回転することによ
り、回転ドラム10の各作業面10aにキャリアフィル
ムfが敷設された後(図3参照)、次に回転ドラム10
が間欠回転するときに、図4により説明する作業工程が
開始する。なお、図4はインダクタ用セラミック積層体
を製造する場合を説明する。
【0025】(1)回転ドラム10の作業面10aがS
3に停止したとき、該ST3においてスラリー噴射ユニ
ットCが作動し、そのスラリー噴射ユニットCがX軸方
向へ移動しながらセラミックスラリーを噴射してキャリ
アフィルムf上に所定面積のベース絶縁層100を形成
する(図6参照)。 (2)上記作業面10aがST4へ移動すると、該ST4
の乾燥ユニットDにより前記ベース絶縁層100の上面
を乾燥しべとつかない程度の半硬化状態にする。 (3)上記作業面10aがST5へ移動すると、該ST5
において押圧ユニットRが作動し、その押圧ロール14
が前記ベース絶縁層100に接してX軸方向へ移動す
る。それにより、インクジェット方式でベース絶縁層1
00の上面に生じている微細な凹凸を均して均質化す
る。
【0026】(4)次に、上記作業面10aがST6
移動すると、該ST6においてペースト噴射ユニットE
が作動し、そのペースト噴射ユニットEがX軸方向へ移
動しながらベース絶縁層100上に導電ペーストを噴射
して所定のパターンからなる電極層102を形成すると
ともに対角線上の所定位置に基準マーク101を形成す
る(図7参照)。なお、基準マーク101の形成は回転
ドラム10の最初の間欠回転時のみである。 (5)上記作業面10aがST7へ移動すると、該ST7
の乾燥ユニットDにより電極層102の上面を乾燥す
る。
【0027】(6)次いで、上記作業面10aがST8
へ達すると、ST8においてスラリー噴射ユニットC及
びペースト噴射ユニットEが作動し、そのスラリー噴射
ユニットCがX軸方向へ移動しながら前記電極層102
を除く領域にセラミックスラリーを噴射してスペーサ絶
縁層103を形成し、また、ペースト噴射ユニットEが
X軸方向へ移動しながら前記電極層102上の所定位置
に導電ペーストを噴射してバイヤ電極部104を形成す
る(図8参照)。なお、上記スラリー噴射ユニットC及
びペースト噴射ユニットEの作動に先立って、ST8
カメラユニットQが前記基準マーク101を撮像するこ
とにより該マークを基準としたスラリー噴射ユニットC
及びペースト噴射ユニットEのX軸−Y軸座標が制御さ
れる。 (7)上記作業面10aがST9へ移動すると、該ST9
の乾燥ユニットDにより前記スペーサ絶縁層103及び
バイヤ電極部104を乾燥する。
【0028】その後、上記作業面10aはST10〜ST
12〜ST2においては何ら作業を施すされることなく通
過し、再びST3へ移動する。 (8)上記作業面10aがST3に停止したとき、該S
3においてスラリー噴射ユニットCが作動し、そのス
ラリー噴射ユニットCがX軸方向へ移動しながらセラミ
ックスラリーを噴射して、今度は前記バイヤ電極部10
4を除く領域に絶縁層105を形成する。なお、上記ス
ラリー噴射ユニットC作動に先立って、ST3のカメラ
ユニットQが前記基準マーク101を撮像してスラリー
噴射ユニットCのX軸−Y軸座標が制御される。 (9)上記作業面10aがST4へ移動すると、前述と
同様に、該ST4の乾燥ユニットDにより前記絶縁層1
05の上面を乾燥する。
【0029】(10)上記作業面10aがST5へ移動
すると、該ST5において押圧ユニットRが作動し、そ
の押圧ロール14が前記絶縁層105に接しながらX軸
方向へ移動し、絶縁層105の上面に生じている微細な
凹凸を均す。 (11)上記作業面10aがST6へ移動すると、該S
6においてペースト噴射ユニットEが作動し、そのペ
ースト噴射ユニットEがX軸方向へ移動しながらバイヤ
電極部104及び絶縁層105上に導電ペーストを噴射
して、前述と同様に所定のパターンからなる電極層10
2を形成する。なお、カメラユニットQによるペースト
噴射ユニットEの位置制御は前述と同様である。
【0030】(12)上記作業面10aがST7へ移動
すると、前述した工程(5)と同様に電極層102の上
面を乾燥する。 (13)次いで、上記作業面10aがST8へ達する
と、前述した工程(6)と同様に、スラリー噴射ユニッ
トC及びペースト噴射ユニットEが作動してスペーサ絶
縁層103及びバイヤ電極部104を形成する。 (14)上記作業面10aがST9へ移動すると、前述
した工程(7)と同様に前記スペーサ絶縁層103及び
バイヤ電極部104を乾燥する。
【0031】その後は、上記工程(8)〜(14)を所
定回数繰り返すことにより、絶縁層103,105及び
電極層102,104からなる薄膜層S1が多数積層さ
れるが、その間の適時に次の工程(15)を施す。 (15)上記作業面10aがST10へ移動し停止したと
きに、仮圧着ユニットYが作動し、プレス板15が下降
して作業面10a上に形成された前記薄膜層S1の上面
を押圧して仮圧着する。それにより薄膜層S1間の密着
性を高める。なお、上記回転ドラム10の最終回転時の
ST8においては、スラリー噴射ユニットC及びペース
ト噴射ユニットEによってスペーサ絶縁層103及びバ
イヤ電極部104を形成するとともに最上層となるダミ
ー絶縁層106を形成する。
【0032】また、上記回転ドラム10の最終回転時に
は前記工程(15)の後に次の工程(16)を施す。 (16)上記作業面10aがST11へ移動し停止したと
きに、切断ユニットXのカッター16が下降し、当該作
業面10a上のキャリアフィルムfを切断して分離させ
る。
【0033】而して、上述した作業工程により多数の薄
膜層S1が積層されたインダクタ用セラミック積層体C
1が製造される。このセラミック積層体CS1は、ST
12において、前述のとおり、作業面10aから積層体回
収機構30の回収台31へ受け渡しされて回収アーム3
3により回収マガジン34へ収容される。上記セラミッ
ク積層体CS1は、前記薄膜層Sの厚さが略20〜20
0μmであり、その積層枚数が十数枚程度であって、別
の場所に移動されて圧着され、その後に焼成され、外部
電極が付設されてインダクタが得られる。
【0034】なお、図では作図上、薄膜層S1に少ない
電極パターンを示しているが、実際上は積層体CS1
らインダクタの多数取りが可能なように薄膜層S1に多
数のパターンが形成されるものである。また、上記工程
説明においては、一つの作業面10を基準にして順次に
作業工程が施される場合を説明したが、ST3〜ST9
おいて回転ドラム10の各作業面10aで各ユニットに
よりそれぞれの作業が同時に施されるものである。
【0035】図5は、上記回転ドラム10によりコンデ
ンサ用セラミック積層体を製造する作業工程を示す。こ
のコンデンサ用セラミック積層体の場合は、上記インダ
クタ用の作業工程で説明したバイヤ電極部104を具備
しない構成であって、それに該当するST8における工
程(6)(13)及び二回転目以降のST3における工
程(8)が異なるだけなのでそれらのみを説明し、他の
同一の工程部分については説明を省略する。
【0036】(6)上記ST8には、スラリー噴射ユニ
ットC及びペースト噴射ユニットEが配置されている
が、本工程においてはスラリー噴射ユニットCのみが作
動し、ペースト噴射ユニットEは作動しない。すなわ
ち、作業面10aがST8へ達すると、ST8においてス
ラリー噴射ユニットCがX軸方向へ移動しながら、工程
(4)で形成された電極層102を除く領域にセラミッ
クスラリーを噴射してスペーサ絶縁層103を形成する
ものである。なお、この作業は工程(13)においても
同様である。 (8)上記作業面10aがST3に停止したとき、該S
3においてスラリー噴射ユニットCがX軸方向へ移動
しながらセラミックスラリーを噴射して、上記工程
(6)で形成されたスペーサ絶縁層103及びバイヤ電
極部104の上面全面に絶縁層105aを形成する。
【0037】而して、図5の作業工程によれば、絶縁層
103,105a及び電極層102からなる薄膜層S1
が多数積層されたコンデンサ用セラミック積層体CS2
が製造される。このセラミック積層体CS2は、前記薄
膜層S2の厚さが従来の薄膜層より薄い略1〜2μmで
あり、その積層枚数が数百枚程度であって、別の場所に
移動されて圧着され、その後に焼成されてコンデンサが
得られる。
【0038】次に、図9は製造装置の他の実施形態を示
す。図9の製造装置は、図3で説明したと同一の回転ド
ラム10、フィルム供給機構20、積層体回収機構30
を具備するが、絶縁層形成手段の一つにドクターブレー
ド方式のスラリー噴射ユニットC’を使用し、その他
に、レーザーユニットPを追加した構成である。すなわ
ち、上記予備ステージST1を前記キャリアフィルムf
の装着ステージとし、ST2にはドクターブレード方式
のスラリー噴射ユニットC’及びCCDカメラユニット
Qを配設し、ST3には乾燥ユニットDを配設し、ST4
にレーザーユニットPを追加して配設したもので、ST
5〜ST12は前示図3と同一である。
【0039】スラリー噴射ユニットC’は、そのブレー
ド17からセラミックスラリーをブレード幅全域に塗布
して絶縁層を形成するものであり(図11参照)、図1
0に示す工程(1)及び(8)において作動する。レー
ザーユニットPは、微小間隔をおいて多数のレーザーヘ
ッド18を並設して構成され、各レーザーヘッド18が
レーザー発生器に接続されるとともに制御部により適宜
にレーザーヘッドの作動を選択するようにし、その選択
されたレーザーヘッドからレーザー光を照射するもので
ある。
【0040】上記レーザーユニットPは、回転ドラム1
0が間欠回転する最初の一回転では作動しないで二回転
目以降に作動する。すなわち、図10に示す作業工程に
おいては、最初の一回転でレーザーユニットPが作動し
ないので、工程(1)〜(9)は、スラリー噴射ユニッ
トC’によりセラミックスラリーが塗布される前記工程
(1)(8)を除いては、図4の工程(1)〜(9)の
説明と同一である。そして、工程(10)(11)にお
いてレーザーユニットP、押圧ユニットRが次のように
作業を施す。
【0041】(10)回転ドラム10の作業面10aが
ST4に停止したとき、該ST4においてレーザーユニッ
トPが作動し、そのレーザーユニットCがX軸方向へ移
動しながら所定範囲、詳しくは工程(6)で形成された
バイヤ電極部104上面部分にレーザー光を噴射して該
電極部104を露出させる。すなわち、工程(8)にお
いては、前記スラリー噴射ユニットC’により、工程
(6)で形成されたバイヤ電極部104上面部分まで絶
縁層を塗布して覆うので、該部分の絶縁層をレーザー光
の照射によって飛散させバイヤ電極104を露出させる
作業を施すものである。
【0042】(11)上記作業面10aがST5へ移動
すると、該ST5において押圧ユニットRが作動し、そ
の押圧ロール14が前記ベース絶縁層100に接してX
軸方向へ移動する。それにより、工程(10)で絶縁層
上に飛散したスラリー屑が押圧ロール14に付着して絶
縁層上から除去される。なお、工程(11)以降は、図
4で説明した工程(11)〜(16)と同様の工程(1
2)〜(17)を経てインダクタ用セラミック積層体C
3が製造される。
【0043】上記各実施の形態において、スラリー噴射
ユニットC,C’、ペースト噴射ユニットE、押圧ユニ
ットR、切断ユニットX等は、回転ドラム10の間欠回
転の一回転ごとにX軸方向へ移動するが、その移動距離
は、形成される絶縁層、電極層の厚さ分であり、各ユニ
ットと形成層の上面とを常に一定に保持させるためであ
る。
【0044】上記実施の形態においては、スラリー噴射
ユニットC,C’、ペースト噴射ユニットE、押圧ユニ
ットR、切断ユニットXなど各ユニットについて具体的
構造、配列、作業工程を説明したが、本発明はその趣旨
に沿う限り、それらの配列、個数、作業工程などは適宜
に変更可能であり上記説明に限定されるものではない。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、多角形状の回転ドラム
の間欠回転により、その各作業面で所定の作業を行わせ
るので、セラミック積層体の薄膜各層を効率的に作製す
ることができるとともにそれらの積層体を一時に多数作
成して製造時間を短縮し生産性を高めることができる。
そして、回転ドラムを用い各作業面を回転方式としたの
で、設置床面積が小さく小型化した製造装置を提供する
ことができる。
【0046】また、回転ドラムに巻き付けたキャリアフ
ィルムを使用するので、各作業面に薄膜層の積層状態を
確実に保持させることができるとともに積層体の回収が
容易である。しかも、請求項2によれば、各作業面に前
記キャリアフィルムを緊張状に密着させることができ
る。さらに、請求項3によれば、回転ドラムの一回転所
要時間を短縮して薄膜層の製造速度を高め生産性を向上
させることができる。
【0047】そして、請求項4のように絶縁層形成手段
にインクジェット方式を使用すれば絶縁層を緻密に形成
して絶縁精度を高めることができ、請求項5によれば、
インクジェット方式の絶縁層形成手段、電極層形成手段
の位置制御を確実にして正確な電極パターンを形成する
ことができる。また、請求項6によれば、インクジェッ
ト方式により形成された絶縁層の上面を平坦に均して均
質化することができ、請求項7によれば、バイヤ電極を
有するインダクタなどのセラミック積層体を容易かつ確
実に製造することができ、請求項8によれば、薄膜層の
セラミックスラリーや導電ペーストに生じる微細な凹凸
を均して平坦性を確保し、積層を均一にして積層精度を
高めることができる。
【0048】そして、請求項9,10によれば、回転ド
ラムの各作業面に形成されたセラミック積層体を容易、
確実に回収することができるとともに、回収手段の設置
スペースに便利な配置構造となし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明製造装置の概要を示す正面図である。
【図2】 同装置の側面図である。
【図3】 図1における主要部の拡大図である。
【図4】 本発明によりインダクタ用セラミック積層体
を製造する場合の作業工程を説明する概要図である。
【図5】 本発明によりコンデンサ用セラミック積層体
を製造する場合の作業工程を説明する概要図である。
【図6】 スラリー噴射ユニットにより絶縁層を形成す
る作業工程の拡大断面図である。
【図7】 ペースト噴射ユニットにより電極層及び基準
マークを形成する作業工程の拡大断面図である。
【図8】 スラリー噴射ユニット及びペースト噴射ユニ
ットによりスペーサ絶縁層及びバイヤ電極部を形成する
作業工程の拡大断面図である。
【図9】 本発明他の実施の形態を示し、図3に対応す
る主要部の拡大図である。
【図10】 図9の実施の形態によりインダクタ用セラミ
ック積層体を製造する場合の作業工程を説明する概要図
である。
【図11】ドクターブレード方式のスラリー噴射ユニッ
トにより絶縁層を形成する作業工程の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
10:回転ドラム 10a:作業面
11:吸引孔 20:フィルム供給機構 f:キャリアフィ
ルム ST1〜ST12:作業ステージ 30:積層体回収機
構 C:スラリー噴射ユニット E:ペースト噴射
ユニット D:乾燥ユニット R:押圧ユニット Q:カメラユニット Y:仮圧着ユニッ
ト X:切断ユニット P:レーザーユニ
ット
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01G 4/12 364 H01G 4/12 364 13/00 391 13/00 391J Fターム(参考) 5E001 AB03 AH01 AH02 AJ01 AJ02 5E062 FG12 FG15 5E070 AA01 AB02 BA12 CB03 CB13 CB17 5E082 AB03 EE04 EE11 EE23 EE35 FF05 FG06 FG26 FG46 KK01 LL02 MM11 MM13 MM21 MM22 MM23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に平坦な作業面を連続して区画した
    多角形状の回転ドラムを間欠回転可能に設置し、 該回転ドラムの外周にキャリアフィルムを巻き付け前記
    各作業面に敷設するフィルム張り手段を設け、 前記回転ドラムの停止状態で前記作業面に対向する作業
    ステージに、セラミックスラリーを吐出する絶縁層形成
    手段、インクジェット方式により導電ペーストを噴射す
    る電極層形成手段、前記スラリー又はペーストを乾燥さ
    せる乾燥手段をそれぞれ1ないし複数個配設し、 前記回転ドラムの一回転ごとに、前記作業面のキャリア
    フィルム上でセラミック絶縁層上に所定の電極パターン
    が配設された少なくとも一層の薄膜層を形成するととも
    に、その回転動作の繰り返しによりセラミック積層体を
    形成するセラミック積層体の製造装置。
  2. 【請求項2】 上記回転ドラムの作業面に内方よりバキ
    ューム吸引される吸着孔を設け、該吸着孔によりキャリ
    アフィルムを作業面に吸着保持することを特徴とする請
    求項1記載のセラミック積層体の製造装置。
  3. 【請求項3】 上記絶縁層形成手段又は電極層形成手段
    の直後の作業ステージにそれぞれ前記乾燥手段が配置さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載のセラミ
    ック積層体の製造装置。
  4. 【請求項4】 上記絶縁層形成手段の少なくとも1つ
    が、インクジェット方式によりセラミックスラリーを噴
    射して絶縁層を形成することを特徴とする請求項1〜3
    の何れか1項記載のセラミック積層体の製造装置。
  5. 【請求項5】 上記電極層形成手段が各作業面で最初に
    作動するときに、該手段によりキャリアフィルム上に基
    準マークを付設し、上記電極層形成手段及びインクジェ
    ット方式の絶縁層形成手段が配置された作業ステージに
    対向してCCDカメラを配設し、該カメラにより撮像し
    た前記基準マークを画像処理することによって電極層形
    成手段及び前記絶縁層形成手段を位置決めすることを特
    徴とする請求項1又は4記載のセラミック積層体の製造
    装置。
  6. 【請求項6】 上記絶縁層形成手段が、インクジェット
    方式により絶縁層を形成する場合に、それより後段の作
    業ステージに前記絶縁層を加圧する押圧手段又は仮圧着
    手段を配設したことを特徴とする請求項4記載のセラミ
    ック積層体の製造装置。
  7. 【請求項7】 上記回転ドラムの一つの作業ステージに
    電極層形成手段及び絶縁層形成手段を配置し、その電極
    層形成手段により、導電ペーストを前記電極パターン上
    に噴射してバイヤ電極を形成し、絶縁層形成手段によ
    り、電極層形成手段により形成された電極層間の凹嵌部
    にセラミックスラリーを充填して絶縁層を形成すること
    を特徴とする請求項4又は6記載のセラミック積層体の
    製造装置。
  8. 【請求項8】 さらに、上記回転ドラムの一つの作業ス
    テージに、前記薄膜層が積層された適時に上面を押圧す
    る仮圧着手段を配設したことを特徴とする請求項1〜7
    の何れか1項記載のセラミック積層体の製造装置。
  9. 【請求項9】 さらに、上記回転ドラムの前記作業ステ
    ージに、前記キャリアフィルムを作業面ごとに切断して
    セラミック積層体を分断させる切断手段を配設するとと
    もに、その次の作業ステージに、分断された前記積層体
    を回収する回収手段を配設したことを特徴とする請求項
    1〜8の何れか1項記載のセラミック積層体の製造装
    置。
  10. 【請求項10】 上記切断手段が、前記仮圧着手段を配
    置した作業ステージの次の作業ステージに配置され、上
    記回収手段は、前記回転ドラムの作業面が最下端で停止
    する作業ステージに配置されていることを特徴とする請
    求項9記載のセラミック積層体の製造装置。
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