JP2002170661A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP2002170661A
JP2002170661A JP2000367867A JP2000367867A JP2002170661A JP 2002170661 A JP2002170661 A JP 2002170661A JP 2000367867 A JP2000367867 A JP 2000367867A JP 2000367867 A JP2000367867 A JP 2000367867A JP 2002170661 A JP2002170661 A JP 2002170661A
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JP
Japan
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protective cover
heating chamber
power supply
supply port
microwave oven
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Pending
Application number
JP2000367867A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kume
憲司 久米
Miho Fujii
美保 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無負荷運転時にマイクロ波集中で保護カバー
の溶融や放電を起さない電子レンジを提供する。 【解決手段】 保護カバー1を耐熱樹脂材料で構成し、
その一部の溶融や放電の発生し易い個所18を前記耐熱
材料よりも更に耐熱性を有する材料で構成して放電と変
色が起こらないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジの加熱
室構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、電子レンジを使用するときは
加熱室内に食品を入れて加熱するが、まれには、食品を
加熱室内に入れずに運転するときや、加熱する食品内に
水分がほとんどない食品を加熱するときもある。この状
態で電子レンジを運転すると、マイクロ波が負荷に吸収
されずに導波管又はマグネトロンに戻るため、マイクロ
波エネルギーの集中が発生する。保護カバーは通常耐熱
樹脂成型材料で作られるが、保護カバーにマイクロ波エ
ネルギーが集中すると、局部的な溶融や変色がおこる。
【0003】一方、保護カバーにマイクロ波エネルギー
が集中しても溶融と変色をおこさない耐熱ガラス材料で
作ると、保護カバーが樹脂に比べて重くなり運搬中の振
動、落下により破損し易い。
【0004】更に、保護カバーは、給電口周辺の取り付
け穴に保護カバー側面の突起を嵌め込み、反対側の取り
付け穴にネジで装着する。この装着時に保護カバーを落
し易く、手間がかかり非能率であった。又、装着時に給
電口に力が加えられて歪むので電波漏れの危険性があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、保護カバー
が加熱による溶融や変色を発生しないようにすると共
に、保護カバーの取り付けと取り外しがし易い電子レン
ジを提供しようとすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、食品を収容する加熱室と、マイクロ波を前記加熱室
に導く導波管と、この導波管の給電口付近に設けられ、
マイクロ波を拡散させる拡散アンテナと、前記加熱室内
から前記拡散アンテナに触れられないように、前記拡散
アンテナを前記給電口とともに覆う耐熱材料例えばポリ
サルフォン等からなる保護カバーとを備え、この保護カ
バーにおけるマイクロ波集中が発生し易い部分を、前記
耐熱材料よりも更に耐熱特性の優れた別の材料(ガラス
やマイカ)に置き換えたことを特徴とする。
【0007】この構成にすると、保護カバーにマイクロ
波集中による放電が発生しても、加熱による溶融や変色
の発生を除去できる。
【0008】本願の請求項2の発明は、前記保護カバー
を装着するための複数の取り付け穴を前記給電口付近に
設けて、前記保護カバーに前記取り付け穴に係合する複
数のフックを設けたことを特徴とする。
【0009】前記取り付け穴を設けて、前記保護カバー
を装着、脱着するために保護カバーに複数のフックを設
けてあるため、保護カバーの取り付けは容易にできる。
また、保護カバーは、使用時に容易に外れないので、拡
散アンテナを手で触れる状態を回避できる。
【0010】本願の請求項3の発明は、前記フックを外
すため前記保護カバー側面の一部に工具等が挿入される
1ミリ程度の凹部空間を設けたので、保護カバーを前記
給電口から取り外し易くできる。また、保護カバーを交
換するときには、加熱室側壁に力がかからないため、加
熱室の変形を抑制できて電波漏れを回避できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の電子
レンジの外観を示す。
【0012】この電子レンジには、食品を収容する加熱
室7が設けられ、この加熱室7の前面にはドア(図示し
ない)及び右側には操作部(図示しない)が設けられて
いる。
【0013】図2は、保護カバー1の斜視図である。こ
の保護カバーは加熱室7の内部の右側面に装着される。
【0014】図3は、加熱室7の給電口20付近の断面
図である。この給電口20は加熱室内部の右側面に設け
られる。給電口20には加熱室の外側から導波管(後
述)の一端が取り取り付けられ、導波管の他端には、マ
グネトロン15が取り付けられる。これにより、マグネ
トロン15から発振されたマイクロ波は、導波管、給電
口20を介し加熱室内へ放射される。
【0015】導波管は円形導波管16と矩形導波管17
の二部分から構成される。前記給電口20に円形導波管
16の一端が取り付けられ、この円形導波管16の他端
に矩形導波管17が取り付けられる。
【0016】この矩形導波管17にマグネトロン15が
上面から下向きに垂直に取り付けられる。矩形導波管1
7は導波管内のマイクロ波の伝播方向にその断面積が変
化しない。一方円形導波管16は加熱室7に向かうほど
その断面積が大きくなる。
【0017】保護カバー1は加熱室7の右側面に設けら
れた前記給電口20を覆うように装着される。前記保護
カバーは円柱形で、円柱の底面が加熱室7側に突出さ
れ、内側中心に回転軸10が円形導波管16側に設けら
れる。この円柱に上縁部21が設けられ、この上縁部が
給電口20に装着される。
【0018】前記保護カバー1の構成は、図3に示すよ
うに、前記回転軸10に金属ワッシャ3が嵌め込まれて
いる。つぎに、前記回転軸10に樹脂ワッシャ4が嵌め
込まれる。更に、前記回転軸10に回転板2が嵌め込ま
れる。つぎに、前記回転軸10に樹脂ワッシャ5が嵌め
込まれる。
【0019】つぎに、止めワッシャ6が回転軸10の先
端に設けられた固定溝に勘合され、確実に固定される。
複数の拡散アンテナ9が回転板2に取り付けられ、前記
樹脂ワッシャ4,5は回転板2を挟むように嵌め込まれ
ことにより、前記円形導波管16の外側に設けられた風
孔から導入された風により回転板2が回転軸10の周り
をスムーズに回転する事ができる。
【0020】回転板2は、例えばマイカ等の誘電物質か
ら構成される。この回転板に複数の拡散アンテナ9がカ
シメ等の方法で固定されている。
【0021】前記拡散アンテナ9は、回転板2のマグネ
トロンアンテナに対向する側において、マイクロ波の伝
播方向に交わる面と、伝播方向に沿う面とを有する。即
ち、拡散アンテナ9は、回転板2のマグネトロンアンテ
ナに対向する側において、L字型の構造を有している。
【0022】食品を加熱室7に収容して加熱が開始され
ると、マグネトロン15から発振されたマイクロ波が矩
形導波管17、円形導波管16へと電波が伝播される。
【0023】この円形導波管16へ導かれたマイクロ波
の電波は、加熱室内に最適な食品が収納されていると、
拡散アンテナ9によりスムーズに給電口20から加熱室
内へ拡散され食品を加熱する。
【0024】即ち、給電口20付近のマイクロ波は前記
複数の拡散アンテナ9と金属ワッシャ3により加熱室内
に均一に拡散され、保護カバー1の表面に集中すること
がない。
【0025】しかしながら、電子レンジが無負荷で運転
されるときや軽負荷のときで、加熱室内に載置された食
品の水分が、例えば水50cc以下に相当するような負
荷の時に、マグネトロン15の出力が一時的に高くなる
などの異常が生じる。このとき給電口付近のマイクロ波
が保護カバー1に集中する現象となる。このマイクロ波
エネルギーの集中によって、保護カバーが放電して溶融
と変色の現象が起こる。
【0026】保護カバー1はポリサルフォン等の耐熱樹
脂材料で作るが、この表面の一部で放電が発生し易い個
所18(図2の例は2箇所)を前記ポリサルフォンより
更に高い耐熱性を有するガラスやマイカの複合材料で構
成する。このような構成にすることにより、軽負荷や無
負荷時にマイクロ波エネルギーが一時的に高くなり放電
が発生しても、保護カバー表面で熱による損傷や変色が
発生することを回避出来る。
【0027】保護カバー1と複数の拡散アンテナ9は円
形導波管17と加熱室との両方に跨って設置される例で
説明したが、加熱室内のみに存在するように設置するこ
とも、或いは導波管内のみに存在するように設置するこ
ともできる。
【0028】更に、前記保護カバー1の上縁部21の給
電口20側に複数のフック11が設けられている。給電
口周辺には複数個の取り付け穴12、13,14が設け
られており、前記複数のフック11は前記取り付け穴に
それぞれ係合するように、挿入される。前記フックは前
記取り付け穴に挿入された後保護カバー全体を反時計方
向に回転させながら係止される。また、この保護カバー
1を外すときには、時計方向へ回転させることにより容
易に外すこと出来る。
【0029】このように、保護カバーを装着、脱着容易
にするために複数のフックと取り付け穴を設けたことに
より、保護カバーの取り付けと取り外しは容易にでき
る。したがって、交換し易く通常使用時に容易に外れな
いようにできる。使用時に容易に外れないので、拡散ア
ンテナを手で触れる状態を回避できる。
【0030】更に図4に示すように、この保護カバー1
の上縁部21に凹部空間8が設けられている。
【0031】この凹部空間8はドライバ工具17等の刃
先が挿入出来る程度の空間となっている。また、前記上
縁部21には突起22が設けられ、一方、給電口20の
周辺には前記突起に勘合する取り付け穴23が設けられ
ている。
【0032】保護カバーを給電口20に取り付ける際
に、保護カバーの回転により、前記突起22は、前記給
電口に設けられた取り付け穴23に滑り込み係止され抜
けなくなる。このような構成では、突起22が前記取り
付け穴23に嵌まり込んでいるため簡単に取り外しが出
来ない。
【0033】このようなとき、凹部空間8にドライバ工
具17等の刃先を挿入して、左右に小さい力でこじると
容易に突起22が取り付け穴23から外れてホゴカバー
を回転可能にすることが出来る。このような構成にする
ことにより、電子レンジの使用中は外れないが、装着、
脱着が簡単にできる保護カバーとすることができる。
【0034】また保護カバーの交換は前記保護カバー1
のフックを給電口の壁面から脱着する回転力だけで行う
事ができるため、加熱室側壁に押し力がかからないた
め、電波漏れ発生を回避できる。
【0035】
【発明の効果】保護カバーの素材をポリサルフォン等の
耐熱性材料で構成し、その一部で放電が発生し易い個所
を更に高い耐熱性を有する材料で構成すると、軽負荷や
無負荷で放電を生じないため、溶融と変色が起こらない
ように出来る。
【0036】また、保護カバーにフックと凹部空間を設
け、給電口への装着と脱着を簡単に行うことができ、交
換時は加熱室壁面に力が加わらず電波漏れが発生しな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子レンジの加熱室付近の斜視図であ
る。
【図2】本発明の電子レンジの保護カバー付近の斜視図
である。
【図3】本発明の電子レンジの保護カバー付近の拡大断
面図である。
【図4】本発明の電子レンジの保護カバーの凹部空間付
近の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 保護カバー 2 回転板 3 金属ワッシャ 4・5 樹脂ワッシャ 6 止めワッシャ 7 加熱室 8 凹部空間 9 拡散アンテナ 10 回転軸 11 フック 12・13・14・23 取り付け穴 15 マグネトロン 16 円形導波管 17 矩形導波管 18 放電が発生し易い個所 19 工具 20 給電口 21 上縁部 22 突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品を収容する加熱室と、マイクロ波を前
    記加熱室に導く導波管と、この導波管の給電口付近に設
    けられ、マイクロ波を拡散させる拡散アンテナと、前記
    加熱室内から前記拡散アンテナに触れられないように、
    前記拡散アンテナを前記給電口とともに覆う耐熱材料か
    らなる保護カバーとを備え、この保護カバーにおけるマ
    イクロ波集中部分を、前記耐熱材料よりも耐熱特性の優
    れた材料に置き換えたことを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電子レンジにおいて、前記
    保護カバーを装着するための複数の取り付け穴を前記給
    電口付近に設け、前記保護カバーに前記取り付け穴に係
    合する複数のフックを設けたことを特徴とする電子レン
    ジ。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の電子レンジ
    において、前記保護カバー側面の一部に、前記フックを
    外すために工具等が挿入される凹部空間を設けたことを
    特徴とする電子レンジ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101671110B1 (ko) * 2015-04-30 2016-10-31 엘지전자 주식회사 조리기기

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101671110B1 (ko) * 2015-04-30 2016-10-31 엘지전자 주식회사 조리기기
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