JP2002170157A - 飲料抽出装置 - Google Patents

飲料抽出装置

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JP2002170157A JP2000367113A JP2000367113A JP2002170157A JP 2002170157 A JP2002170157 A JP 2002170157A JP 2000367113 A JP2000367113 A JP 2000367113A JP 2000367113 A JP2000367113 A JP 2000367113A JP 2002170157 A JP2002170157 A JP 2002170157A
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孝志 長澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シリンダ内の原液抽出圧力を正確に一定にした
り正確に調整可能として、飲料状態のきめ細かな調製が
可能となる飲料抽出装置を提供する。 【解決手段】原料と湯又は湯及び蒸気とを導入するシリ
ンダ11と、シリンダ11の下端開口を覆うフィルタ1
3と、シリンダ11の下端に密着してフィルタ13を支
持するフィルタブロック14と、シリンダ11内を加圧
して原料と湯又は湯及び蒸気とからフィルタ13を介し
てフィルタブロック14側に原液を濾過・抽出させる湯
ポンプ43、蒸気ポンプ44と、フィルタブロック14
から延びる抽出原液吐出経路15とを備えた飲料抽出装
置10において、抽出原液吐出経路15の一部に内径を
縮小した縮径部22を設け、この縮径部22の流体の通
過に対する抵抗によってシリンダ11内の原液抽出圧力
を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カップ式飲料自動
販売機に搭載される飲料抽出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から飲料抽出装置を搭載したカップ
式飲料自動販売機が知られており、この種の飲料自動販
売機では、飲料抽出装置によってコーヒーの挽き豆原料
と湯あるいは湯及び蒸気(以下「湯等」ともいう。)と
からコーヒー原液を抽出し、このコーヒー原液をそのま
ま、あるいは砂糖、ミルク等を加え、カップに入れてユ
ーザーに提供している。尚、蒸気は、クレマと称される
細かな気泡を生じさせる必要があるエスプレッソコーヒ
ー原液を抽出する際、湯と共に用いられており、このク
レマが無いとエスプレッソとしての商品価値が一般に低
下する。
【0003】上記飲料抽出装置は、原料と湯等を導入す
るシリンダと、シリンダの下端開口を覆う紙製等のフィ
ルタと、販売動作時に上昇してシリンダの下端に密着
し、フィルタを支持するフィルタブロックと、フィルタ
ブロックから延びる抽出原液吐出管とを備え、ポンプ
式、ピストン式等の加圧手段によってシリンダ内を加圧
することにより、原料と湯等からフィルタを介してフィ
ルタブロック側にコーヒー原液が濾過・抽出される。
【0004】上記ポンプ式の加圧手段には、湯ポンプや
蒸気ポンプを用いる型と、エアーポンプ型とがあり、前
者は、シリンダ内に原料を投入し、シリンダの上方開口
を密閉した後、湯ポンプや蒸気ポンプによってシリンダ
内に湯等を一定圧にて加圧供給するもので、後者は、シ
リンダ内に原料及び湯を投入し、シリンダの上方開口を
密閉した後、エアーポンプによってシリンダ内にエアー
を加圧供給するものである。尚、レギュラーコーヒー原
液とエスプレッソコーヒー原液とを選択的に生成可能な
飲料抽出装置も知られている。また、上記ピストン式の
加圧手段は、シリンダ内に原料及び湯を投入した後、シ
リンダの上方開口からピストンを押し下げるもので、こ
れはポンプ式と併用される場合もある。
【0005】フィルタで濾された抽出原液は、次いで抽
出原液吐出管を通って次工程のミキシングボール、カッ
プ等に吐出され、この抽出原液吐出管を通過する過程で
抽出原液の圧力は次第に大気圧まで減圧される。
【0006】また、上記フィルタは帯状に形成されてロ
ーラに巻かれており、このローラから販売動作毎にフィ
ルタの新たな使用面がシリンダ下に送り出されると共
に、フィルタの使用済み面及び原料滓が廃棄容器に廃棄
されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記飲料抽出装置で
は、原液抽出時に発生するシリンダの内圧(原液抽出圧
力)は、ポンプ能力、給湯量等、加圧手段側の加圧力を
一定にした場合、フィルタの濾過し易さ、即ちフィルタ
の濾過抵抗(以下「フィルタ抵抗」という。)によって
決まる。しかし、このフィルタ抵抗は不安定であり、た
とえ一定の加圧力下であっても、原料の種類、粒度等に
よって大きく変化し、これに伴って原液抽出圧力も大き
く変動する。そのため、原液抽出圧力を正確に一定にし
たり、あるいは正確に調整することができず、例えばレ
ギュラーコーヒーの透明度、エスプレッソコーヒーにお
けるクレマの発生量等をきめ細かく調製することができ
なかった。
【0008】本発明は以上の問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、シリンダ内の原液抽出圧力を正確に
一定にしたり正確に調整可能として、飲料状態のきめ細
かな調製が可能となる飲料抽出装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の本発明では、原料と湯又は湯及び蒸気と
を導入するシリンダと、シリンダの下端開口を覆うフィ
ルタと、シリンダの下端に密着してフィルタを支持する
フィルタブロックと、シリンダ内を加圧して原料と湯又
は湯及び蒸気とからフィルタを介してフィルタブロック
側に原液を濾過・抽出させる加圧手段と、フィルタブロ
ックから延びる抽出原液吐出経路とを備えた飲料抽出装
置において、抽出原液吐出経路の一部に内径を縮小した
縮径部を設け、この縮径部の流体の通過に対する抵抗に
よってシリンダ内の原液抽出圧力を生成するようにした
ことを特徴としている。
【0010】本発明によれば、抽出原液吐出経路の一部
を縮径部によって絞り、この縮径部に流体の通過に対す
る抵抗を与えることにより、フィルタ抵抗ではなく、こ
の縮径部の抵抗によってシリンダ内の原液抽出圧力を実
質的に発生させることができる。この縮径部の抵抗は、
加圧手段側の加圧力が一定の場合、原料の種類、粒度等
にかかわらず一定となるため、原液抽出圧力を正確に一
定にしたり、あるいは加圧力を加減するなどして正確に
調整することが可能となる。尚、シリンダの内圧上昇に
対するフィルタ抵抗の寄与を低減すべく、フィルタの面
積を拡大することができる。
【0011】請求項2の本発明では、請求項1の本発明
において、前記縮径部の開度を調整可能としたことを特
徴としている。本発明によれば、縮径部の開度を調整す
ることにより、加圧手段側の加圧力を加減することな
く、簡易に原液抽出圧力を調整することができる。
【0012】請求項3の本発明では、請求項1又は2の
本発明において、前記シリンダには湯又は湯及び蒸気が
選択的に導入されることを特徴としている。本発明によ
れば、湯によってレギュラーコーヒー原液を、湯及び蒸
気によってエスプレッソコーヒー原液を選択的に生成可
能な飲料抽出装置が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の一実施形
態に係るもので、図1は飲料抽出装置を一部断面にて概
略的に示す説明図、図2は縮径部材(20)の縦断面図
である。
【0014】図1中、符号10は、カップ式飲料自動販
売機(図示せず)に搭載され、レギュラーコーヒー原液
とエスプレッソコーヒー原液とを選択的に生成可能な飲
料抽出装置である。この飲料抽出装置10は、コーヒー
の挽き豆原料と湯等が導入される円筒状(上部を除
く。)のシリンダ11と、シリンダ11の上方開口を密
閉可能なピストン12と、シリンダ11の下端開口を覆
う紙製で帯状のフィルタ13と、販売動作時に上昇して
シリンダ11の下端に密着し、フィルタ13を支持する
フィルタブロック14と、フィルタブロック14から延
びる抽出原液吐出管(以下単に「吐出管」という。)1
5とを備えている。尚、符号16は、販売動作毎にフィ
ルタ13の新たな使用面をシリンダ11下に供給するフ
ィルタ供給ローラ、17はフィルタ13の使用済み面及
び原料滓を廃棄する廃棄容器である。
【0015】また、符号30はコーヒー豆が収納される
原料キャニスタ、31はコーヒー豆を挽くコーヒーミ
ル、32は挽き豆原料をシリンダ11に投入する原料シ
ュートである。尚、シリンダ11の上部は水平方向に一
部拡大して原料シュート32と連通している。
【0016】更に、符号40は湯を約95度で貯留する
湯タンクであり、この湯タンク40は湯のみならず湯か
ら発生する蒸気をも貯留して、湯及び蒸気の供給源とな
る。41は湯タンク40の湯をシリンダ11に供給する
給湯管であり、この給湯管41には給湯電磁弁41aと
湯ポンプ43とが介設されると共に、下流側端部に湯ノ
ズル45が接続されている。42は湯タンク40の蒸気
をシリンダ11に供給する蒸気供給管であり、この蒸気
供給管42には、蒸気供給電磁弁42aと蒸気ポンプ4
4とが介設されると共に、下流側端部に蒸気ノズル46
が接続されている。湯ノズル45及び蒸気ノズル46は
ピストン12にこれを気密に貫通するように取り付けら
れている。尚、湯ポンプ43及び蒸気ポンプ44は本実
施形態における加圧手段を成す。
【0017】飲料抽出装置10の吐出管15には、次の
ような縮径部材20が介設されている。即ち、この縮径
部材20は、図2に縦断面にて示すように、円筒状の外
径部21と、外径部21から径方向内側に突出し、吐出
管15の内径を局部的に縮小する縮径部22とを有し、
フィルタブロック14側の吐出管15aと、下流側の吐
出管15bとをカップラー状に接続している。尚、符号
23は縮径部22が形成する孔(以下「縮径孔」とい
う。)である。
【0018】次に、以上の飲料抽出装置10によってレ
ギュラーコーヒー原液を抽出する工程を説明する。ま
ず、ユーザーがレギュラーコーヒーの選択ボタン(図示
せず)を押すと、原料キャニスタ30から所定量のコー
ヒー豆がコーヒーミル31に搬出され、ここでコーヒー
豆が挽かれ、この挽き豆原料が原料シュート32を介し
て、開放状態のシリンダ11の上方開口からシリンダ1
1内に投入される。次いで、ピストン12が降下され、
シリンダ11の上方開口が密閉される。次いで、給湯電
磁弁41aが所定時間開放され、湯タンク40から所定
量の湯が湯ポンプ43に送られる。尚、この際、湯は湯
タンク40から一旦湯貯めボウル(図示せず)に所定量
貯められた後、湯ポンプ13に送られる。湯ポンプ43
はこの湯を湯ノズル45を介してシリンダ11内に一定
圧にて加圧供給する。これによってシリンダ11の内圧
が上昇し、挽き豆原料と湯からフィルタ13を介してレ
ギュラーコーヒー原液がシリンダブロック14側に濾過
・抽出される。
【0019】上記湯ポンプ43の作動時、即ち原液抽出
時の初期段階において、シリンダ11の内圧はフィルタ
抵抗によって高められるが、フィルタ13を透過した流
体(シリンダ11内に存在した空気や抽出原液)が吐出
管15における縮径部材20の縮径孔23に達すると、
この縮径孔23が流体の通過に対する抵抗となる(以下
この抵抗を「縮径抵抗」という。)ため、フィルタブロ
ック14側の内圧が高まり、これがシリンダ11の内圧
を、上記フィルタ抵抗による昇圧作用を超えて更に上昇
させて、シリンダ11内に原液抽出圧力を発生させる。
従って、シリンダ11の内圧上昇に対するフィルタ抵抗
の寄与は少なく、原液抽出圧力は実質的に縮径抵抗によ
って生成される。そのためフィルタ13は専ら濾過機能
を果たす。
【0020】また、上記縮径抵抗は、湯ポンプ13の加
圧能力及び給湯量が一定の場合、原料の種類、粒度等に
かかわらず一定となるため、原液抽出圧力も正確に一定
となり、そのため、湯ポンプ43の能力を加減するなど
により、所望する原液抽出圧力を生成することが可能と
なる。尚、上記飲料抽出装置10においては、縮径抵抗
によるシリンダ11の昇圧作用を高めるため、フィルタ
11の面積、即ちシリンダ11の下端開口面積を従来装
置に較べ拡大して、シリンダ11の内圧上昇に対するフ
ィルタ抵抗の寄与を低減している。
【0021】フィルタ13で濾されたレギュラーコーヒ
ー原液は、次いで吐出管15を通って次工程のミキシン
グボール(図示せず)等に給送されるが、この際、縮径
孔23を通過することによって減圧され、次第に大気圧
まで戻される。
【0022】飲料抽出装置10ではまた、シリンダ11
に原料を投入し、シリンダ11の上方開口をピストン1
2で密閉後、湯ポンプ43及び蒸気ポンプ44を作動さ
せて、シリンダ11内に湯及び蒸気を加圧供給すること
により、エスプレッソコーヒー原液を抽出することがで
き、この場合も、上述したように原液抽出圧力を正確に
一定にしたり調整することができるため、クレマの発生
量等を所望に調製することができる。
【0023】図3は縮径部材の別の例を示す縦断面図、
図4は図3のA−A線断面図であり、これらにおいて、
上述した実施形態と共通する部分は同じ符号を用い、そ
の説明は省略する(後述する図5及び図6についても同
じ。)。
【0024】この縮径部材50は、吐出管15に介設さ
れるほぼ円筒カップラー状の本体51と、本体51を直
径方向に沿って貫通する横穴51a内に後述するように
回転可能に収容した円柱状の弁棒52とを備えている。
尚、本体51の内径は吐出管15の内径15aと一致
し、弁棒52の直径は吐出管15の内径15aを若干上
回っている。また、弁棒52の中央には、十字状に直交
する第1縮径孔53aと第2縮径孔53bとが、それぞ
れ弁棒52を直径方向に沿って貫通するように設けられ
ている。これら第1及び第2縮径孔53a、53bは径
がいずれも吐出管15の内径15aよりも小さく、ま
た、第1縮径孔53aの径は第2縮径孔53bの径より
も小さく設定されている。
【0025】図3及び図4において、弁棒52は、第1
縮径孔53aが吐出管15の軸線に沿う回転位置(以下
「第1回転位置」という。)にあり、従って、この第1
回転位置では、第1縮径孔53aが吐出管15を局部的
に絞り、これによって上記縮径抵抗(以下「第1縮径抵
抗」という。)が発生する。第1回転位置から、弁棒5
2をその軸線を中心に90度回転させると、図示はしな
いが第2縮径孔53bが吐出管15の軸線に沿い(以
下、この弁棒52の回転位置を「第2回転位置」とい
う。)、この第2回転位置では、第2縮径孔53bによ
って縮径抵抗(以下「第2縮径抵抗」という。)が発生
する。
【0026】第1縮径孔53aの径は上述したように第
2縮径孔53bの径よりも小さいため、これらを通過し
ようとする流体圧が同じ場合、第1縮径抵抗は第2縮径
抵抗よりも大きくなる。従って、シリンダ11に対する
加圧力を一定にした場合、原液抽出圧力は、弁棒52を
第1回転位置にすれば第2回転位置よりも高く、第2回
転位置にすれば第1回転位置よりも低くすることができ
る。このように、縮径部材50では、湯ポンプ43、蒸
気ポンプ44等の加圧側を加減することなく、簡易且つ
正確に原液抽出圧力の高低を調整することができる。そ
のため、例えば、同じ原料から、原液抽出圧力を高くし
てクレマを有するエスプレッソコーヒーを、原液抽出圧
力を低くして透明感のあるレギュラーコーヒーを生成す
ること等が可能となる。
【0027】弁棒52の回転位置は、選択飲料に応じ
て、モータ(図示せず)等を用いて制御することがで
き、図3、4中、符号54はモータ等の出力を弁棒52
に伝達する駆動伝達部である。また、52はシールリン
グである。
【0028】以上の縮径部材50では、弁棒52を回転
させて縮径孔の径を変えたが、図5に示す縮径部材60
のように、弁棒62を横穴51aに沿ってスライド移動
させることにより、縮径孔の径を変えるようにすること
もできる。尚、図5において図3と共通する部分は同じ
参照番号を用いている。即ち、弁棒62には、径の小さ
い第1縮径孔63aと径の大きい第2縮径孔63bと
が、弁棒62の軸方向に間隔をおき、かつ吐出管15の
軸方向にそれぞれ沿って互いに平行となるように設けら
れている。従って、弁棒62を駆動伝達部54を介しソ
レノイド等によって左右にスライド移動させて、縮径抵
抗を発生させる孔を、第1縮径孔63a又は第2縮径孔
63bに設定することにより、シリンダ11内の原液抽
出圧力の高低を調整することができる。尚、図示はしな
いが、弁棒62に第1及び第2縮径孔63a、63bの
他に更に径の異なる縮径孔を付設して、原液抽出圧力の
調整の自由度を高めることができる。
【0029】図6は縮径部材の更に別の例を示す縦断面
図である。この縮径部材70は、円筒カップラー状の本
体71と、本体71の一の半径部分に設けた横穴71a
内に収容した円柱状の弁棒72とを備えている。そし
て、弁棒72を左右に移動させて、この弁棒52の吐出
管15内への突出量を変えることにより、突出管15を
絞る縮径孔73の開度をフレキシブルに調整することが
できるようになっている。これにより、シリンダ11内
の原液抽出圧力を自由に所望する値に設定することがで
きる。尚、弁棒72の移動方式としては、図5の弁棒6
2と同様のスライド移動の他、横孔71a内周面と弁棒
72外周面とに雄−雌ネジ部を螺刻し、モータ等で駆動
伝達部74を介して弁棒72を回転させて、弁棒72を
進退させるようにしてもよい。
【0030】以上では、加圧手段として湯ポンプ、蒸気
ポンプを用いる例を挙げたが、本発明は、エアーポン
プ、ピストン等を用いる飲料抽出装置に対しても同様に
適用することができる。また、シリンダーに原料の他、
蒸気のみを導入して原液を抽出するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の本発明に
よれば、抽出原液吐出経路を縮径部によって局部的に絞
って流体の通過に対する抵抗を与えることにより、フィ
ルタ抵抗ではなく、この縮径部の抵抗によってシリンダ
内の原液抽出圧力を生成することができる。そのため、
原料の種類、粒度等にかかわらず、原液抽出圧力を正確
に一定にしたり、あるいは加圧力の加減等により正確に
調整して、コーヒー原液の濃淡、透明度、クレマの有無
・発生量等をきめ細かく調製することが可能となる。
【0032】請求項2の本発明によれば、縮径部の開度
を調整することにより、加圧手段側の加圧力を加減する
ことなく、簡易且つ正確に原液抽出圧力を調整すること
ができ、これにより、所望する飲料状態を一層容易に生
成することができる。
【0033】請求項3の本発明によれば、湯によってレ
ギュラーコーヒー原液を、湯及び蒸気によってエスプレ
ッソコーヒー原液を選択的に生成可能な飲料抽出装置が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】飲料抽出装置を一部断面にて概略的に示す説明
【図2】縮径部材の縦断面図
【図3】縮径部材の他の例を示す縦断面図
【図4】図3のA−A線断面図
【図5】縮径部材の他の例を示す縦断面図
【図6】縮径部材の他の例を示す縦断面図
【符号の説明】
10…飲料抽出装置、11…シリンダ、12…ピスト
ン、13…フィルタ、14…フィルタブロック、15…
抽出原液吐出管、20、50、60、70…縮径部材、
22…縮径部、23、73…縮径孔、第1縮径孔…53
a、63a、第2縮径孔…53b、63b

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料と湯又は湯及び蒸気とを導入するシ
    リンダと、シリンダの下端開口を覆うフィルタと、シリ
    ンダの下端に密着してフィルタを支持するフィルタブロ
    ックと、シリンダ内を加圧して原料と湯又は湯及び蒸気
    とからフィルタを介してフィルタブロック側に原液を濾
    過・抽出させる加圧手段と、フィルタブロックから延び
    る抽出原液吐出経路とを備えた飲料抽出装置において、 抽出原液吐出経路の一部に内径を縮小した縮径部を設
    け、この縮径部の流体の通過に対する抵抗によってシリ
    ンダ内の原液抽出圧力を生成するようにしたことを特徴
    とする飲料抽出装置。
  2. 【請求項2】 前記縮径部の開度を調整可能としたこと
    を特徴とする請求項1記載の飲料抽出装置。
  3. 【請求項3】 前記シリンダには湯又は湯及び蒸気が選
    択的に導入されることを特徴とする請求項1又は2記載
    の飲料抽出装置。
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