JP2002170110A - 画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
の効率化、画質向上を図る。 【解決手段】 サーバからネットワークを介して携帯電
話等の端末に画像データを送信するシステムを構成す
る。表示画質を向上するために画像データには表示特性
に応じた階調補正処理、ハーフトーン処理を施す。この
際、サーバ、端末の双方に画像処理パッケージを用意
し、処理能力に応じて両者を使い分ける。サーバは端末
の機種に応じて画像処理を行うか否かを決定する。画像
処理を行った場合には、その旨を示す制御信号を画像デ
ータに関連づけて端末に送信する。端末では制御信号に
基づき、画像処理の有無を判断し、処理されていないデ
ータについてのみ画像処理を行う。サーバ、端末の少な
くとも一方で画像処理を施すことにより画質向上を図り
つつ、処理能力の高い側で処理することにより効率を向
上することができる。
Description
れる画像処理内容を、ネットワークに接続された機器間
で調整する技術に関する。
利用して画像データをダウンロードして、機器によって
画像を出力させる技術が普及している。画像出力は、表
示装置への表示、プリンタでの印刷などの態様で行われ
る。近年では、インターネットにアクセス可能な携帯電
話が画像の表示装置として使用される場合もある。
は、画像出力を行う過程で、種々の画像処理が施される
ことが多い。画像処理としては、例えば、各画素の階調
数を低減するハーフトーン処理、原画像データの表色系
を出力装置の表色系に変換する色変換処理、画像データ
のコントラストや階調の補正処理が挙げられる。機器の
出力特性に応じた画像処理を施すことにより、出力され
る画質の向上を図ることが可能となる。
処理の能力が比較的低い機器では、画像処理に長時間を
要し、ひいては画像表示に時間を要することがあった。
画像処理を簡素化して表示時間の短縮を図ることも可能
ではあるが、これでは表示される画質を十分に向上させ
ることはできない。
能ではある。しかし、かかる画像処理に対応していない
サーバから受信した画像データについては画質の向上を
図ることができない。また、画像を出力する機器および
その使用状況は多岐に亘るため、サーバで画一的な画像
処理を行っても、全ての場合に画質が向上するとは限ら
ない。
る場合のみならず、比較的処理能力の低い機器で画像を
出力する場合に共通の課題であった。また、画像の出力
時のみならず、ディジタルカメラなどの画像入力機器か
らサーバがネットワークを介して画像データを受け取る
場合も同様の課題が生じ得た。本発明は、これらの課題
を解決するためになされたものであり、ネットワークを
介して画像を入力または出力する際に、送信側と受信側
の機器の特性に応じた画像処理を施して、処理の高速化
および画質向上を図る技術を提供することを目的とす
る。
記課題を解決するために、本発明では、ネットワークを
介して画像データを供給する送信側画像機器と、供給さ
れた画像データに画像処理を施す受信側画像機器の機能
の組み合わせにより、処理の高速化および画質の向上を
図った。つまり、送信側画像機器と受信側画像機器の画
像処理機能を適宜使い分けることとした。
は、例えば、次の機器が該当する。ネットワークに接続
されたサーバから画像データをダウンロードして画像表
示装置、印刷装置等に出力させる場合には、サーバが送
信側画像機器となり、画像表示装置および印刷装置が受
信側画像機器となる。ディジタルカメラやスキャナで取
り込んだ画像データをサーバにアップロードする場合に
は、ディジタルカメラやスキャナが送信側画像機器とな
り、サーバが受信側画像機器となる。サーバは単一のサ
ーバで送信側または受信側の画像機器を構成するものと
してもよいし、複数のサーバの分散処理によって構成す
るものとしてもよい。
い分けることにより、両者が共に画像処理機能を有しな
い場合を除いて一定範囲の画質向上を確保することがで
きる。例えば、画像処理能力を有しない送信側からの画
像データであっても受信側で画像処理を施すことが可能
となる。また、双方で実行可能な画像処理については、
送信側と受信側の処理能力、処理内容を考慮して、画像
処理を実行する側を使い分けることにより、処理の高速
化、画質のより一層の向上を図ることができる。以下、
画像処理機能の使い分けを実現するための構成を、送信
側画像機器、受信側画像機器の順に説明する。
制御信号生成部、送信部を備える。画像処理部は、入力
された原画像データに対し所定の画像処理を施す。処理
内容は、受信側画像機器に応じて設定できる。受信側画
像機器との処理の分担設定によっては、画像処理部で何
も実体的な処理が施されない場合もある。原画像データ
は、送信側画像機器の外部から入力されるデータであっ
てもよいし、内部に記憶されているデータであってもよ
い。
側画像機器での画像処理内容を制御する制御信号を生成
する。この制御信号は、画像処理部での画像処理が施さ
れているか否か、画像処理が施されている場合にはその
内容を特定可能な情報を含む信号である。フォーマット
は適宜選択可能である。
データに制御信号を関連づけて受信側画像機器に送信す
る。なお、画像処理部で実体的な処理が施されない場合
を考慮すると、画像処理後のデータは、原画像データ自
体も概念的に含んでいる。関連付けの方法としては、制
御信号をデータに添付して送信してもよいし、制御信号
を送出した後、別途データを送信してもよい。後述する
通り、受信側画像機器は、装置内で施す画像処理の内容
をこの制御信号に基づいて変更する。これによって、送
信側画像機器と受信側画像機器の画像処理機能を使い分
けることができる。
機器の処理能力が高い場合、受信側画像機器にとって負
担の大きい画像処理を送信側画像機器で施し、受信側画
像機器ではその画像処理を省略することができる。これ
により、処理能力の高い側で画像処理を行うことがで
き、画像出力に要する時間を短縮することができる。送
信側画像機器では、受信側画像機器で施すべき画像処理
と同じ処理を施すものとしてもよいし、画質改善効果が
より高い複雑な処理を施すものとしてもよい。両者の処
理能力によっては、受信側画像機器で画像処理を行わせ
ることも考えられる。
器から送信される画像データには上述の制御信号が含ま
れないから、受信側画像機器は、何の画像処理も施され
ていないことを容易に判別することができる。かかる場
合には、画質向上に必要な画像処理を受信側画像機器で
施すことにより、画質の向上を図ることができる。
発明以外の送信側画像機器から送信される画像データと
フォーマットの共通性または上位互換性を有しているこ
とが望ましい。例えば、画像処理を施されずに送信され
る画像データのヘッダ内で活用されていないビットを制
御信号に有効活用することができる。HTML(Hyper
Text Markup Language)など、いわゆるタグを用いて受
信側機器の動作をある程度制御可能な言語により画像デ
ータを送信する場合には、タグを用いて制御信号を定義
してもよい。このように従来の画像データとの共通性を
維持して制御信号を送信することにより、受信側画像機
器は本発明の送信側画像機器から送信された画像データ
と他から送信された画像データとを容易に扱い分けるこ
とが可能となる。もちろん、かかる形式に限定されるも
のではなく、本発明の画像機器に固有のフォーマットあ
るいは通信プロトコルを用いるものとしても構わない。
器として用い、画像を出力する画像出力装置を受信側画
像機器とするシステムに適用することができる。画像出
力装置を受信側画像機器とするシステムにおいて、例え
ば、表現可能な階調数が原画像データの階調数よりも少
ない画像表示装置を受信側画像機器とする場合には、送
信側画像機器で施す画像処理は分散型の減色処理とする
ことができる。
調数を、画像表示装置で表示可能な階調数に低減させる
処理を言う。分散型とは、減色後の画像データにおいて
同じ階調値を有する画素の局所的な集中を回避する処理
を意味する。かかる減色処理としては、ディザ法や誤差
拡散法などが知られている。
側から複数の区間に分割し、各区間に減色後の階調値を
順次割り当てていく方法(以下、単純減色と呼ぶ)もあ
る。単純減色では原画像の階調値に対し減色後の階調値
が一義的に定まる。これに対し、分散型は、原画像の階
調値に対し減色後の階調値が一義的に対応せず、単純減
色よりも複雑な処理となる反面、減色後の擬似輪郭を抑
制することができ、画質に優れる利点がある。従って、
かかる減色処理を送信側画像機器で施すことにより、処
理時間の短縮、画質の向上を図ることができる。また、
制御信号によって受信側画像機器での処理を制御するこ
とにより、例えば、減色処理が重複して行われることに
よる画質の劣化を回避することができる。
調に非線形性を有する画像表示装置を受信側画像機器と
する場合には、非線形性を補償する階調補正処理を施す
ものとしてもよい。ここでの非線形性とは、階調値と実
際に表示される明度との非線形性、換言すれば一定幅の
階調値に対し、表現される明度差に広狭が存在すること
を意味する。例えば、液晶表示装置、特にフレーム間引
きと呼ばれる階調表示を行う液晶表示装置では、このよ
うな非線形性が現れることが多い。
因する画質劣化を緩和する処理一般を意味する。例え
ば、階調値と明度との線形性を確保するように階調値を
補正する処理、非線形性に起因する擬似輪郭を緩和する
ように階調値を補正する処理などが含まれる。擬似輪郭
は、階調値の幅に対し明度の幅が広くなる階調範囲、換
言すれば階調値が「1」増えることによって表現される
明度が大きく変化する階調範囲で視認されやすくなる。
後者の階調補正としては、かかる階調範囲に属する画素
数の分布を低減させる処理、即ちかかる範囲に属する階
調値を明度の幅が比較的狭い領域に振り分ける階調補正
が含まれる。これらの階調補正は、処理前後の階調値の
対応関係を表すトーンカーブを用いることにより実現さ
れる。
た画像処理を例示したが、印刷装置を受信側画像機器と
しての画像出力装置に利用する場合には、その特性に応
じた画像処理を施すものとしてもよい。
機器における画像の処理特性に関与する処理特性情報を
該受信側画像機器から受信し、この処理特性情報に応じ
て処理内容を切り換えることが望ましい。処理特性情報
には、受信側画像機器の機種、処理速度、メモリ容量等
に関する情報が含まれる。
には、画像の出力特性に関する情報を受信側画像機器か
ら受信し、この出力特性情報に応じて処理内容を切り換
えるものとしてもよい。出力特性情報には、例えば、受
信側画像機器の機種、解像度、出力可能な色系に関する
情報等が含まれる。特に、画像表示装置を受信側画像機
器として用いる場合、コントラストの調整値、装置が使
用される周囲の明るさなどの情報も含めることができ
る。周囲の明るさは、受信側画像機器にセンサを設けて
も良いし、使用者が手入力するものとしてもよい。液晶
表示装置の場合には、出力特性情報に、バックライトの
オン・オフを含めることもできる。
ることにより、多種多様な受信側画像機器および使用状
況に対し、画質の向上を図ることが可能となる。切り換
えは、実行する画像処理自体を変更するものとしてもよ
いし、画像処理内容を特定するパラメータを変更するも
のとしてもよい。前者の態様は、例えば、処理特性情報
または出力特性情報によって、階調補正処理と減色処理
の双方を行ったり、いずれか一方のみを行ったりする切
り換えが相当する。後者の態様は、処理特性情報または
出力特性情報によって、階調補正処理に用いられるトー
ンカーブを切り換える態様が相当する。
出力特性情報と実行すべき画像処理内容または上記パラ
メータとを予め対応付けて記憶しておくことにより、容
易に実現することができる。また、受信側画像機器から
受け取る情報に、画像処理で用いられるパラメータを含
めるものとしてもよい。例えば、階調補正を行う際に
は、受信側画像機器から補正に使用すべきトーンカーブ
を受け取るものとしてもよい。こうすれば、受信側画像
機器にとって適切な画像処理を柔軟に特定することがで
きる利点がある。
既に何らかの画像処理が施された画像データが原画像デ
ータとして入力される場合がある。この場合、通常、原
画像データが既に画像処理が施されたデータであるか否
かは不明であるので、送信側画像機器または受信側画像
機器で画一的に画像処理を施すと、既に施されている画
像処理と重複し、画質の劣化を招く場合がある。特に分
散型の減色処理を重複して施すと画質が劣化する。ま
た、画像の種類によっては適切な画像処理が異なる場合
もある。画像の種類とは、写真等の自然画像やアニメ画
像などの区分を意味する。アニメ画像とは、同じ階調値
が連続的に分布する、いわゆるベタ領域で構成される画
像である。
て、更に、前記原画像データに対して所定の解析を行う
解析部を備え、前記画像処理部は、前記解析結果に基づ
いて前記原画像データに対して所定の画像処理を施すよ
うにすることが好ましい。
種々のものを適用可能であるが、例えば、前記所定の解
析は、分散型の減色処理が施されているか否かの解析で
あるものとすることができる。また、前記所定の解析
は、画像の種類の解析であるものとしてもよい。
取り、所定の画像領域において、離散的な階調値が分散
して分布している場合には、既に分散型の減色処理が施
されているものと判断することができる。階調値が滑ら
かに変化しつつ分布している場合には、分散型の減色処
理が施されていない自然画像であると判断することがで
きる。同じ階調値が連続的に分布している場合には、分
散型の減色処理が施されていないアニメ画像であると判
断することができる。なお、これらの解析は、送信側画
像機器への入力時に行ってもよいし、一旦送信側画像機
器内のメモリに保存した後に行ってもよい。
いて原画像データに対して施すべき画像処理を決定し、
画像処理を施すことができる。画像処理部は、解析部に
おいて原画像データが既に分散型の減色処理が施されて
いるデータであるとされたときには、分散型の減色処理
は施さない。こうすることによって、送信側画像機器の
画像処理部において分散型の減色処理を重複して施すこ
とを回避することができる。また、画像処理部は、解析
部において原画像データが既に分散型の減色処理が施さ
れていないデータであるとされたときには、画像の種類
に応じて必要な処理を施す。こうすることによって、画
像の種類に応じた画質の向上を図ることができる。
御信号生成部は、更に前記解析結果を考慮して、前記受
信側画像機器での画像処理内容を制御する制御信号を生
成することが好ましい。
像機器の動作を制御することができる。例えば、受信側
画像機器に自然画像とアニメ画像とで異なる処理を施さ
せることができる。
とサブコンビネーションの関係にある受信側画像機器で
構成される。本発明の受信側画像機器は、受信部、画像
処理部、処理制御部から構成される。受信部は、ネット
ワークを介して画像データを含む一連の受信データを受
信する。ネットワークは有線、無線いずれでも構わな
い。ネットワークにはインターネットのような広域ネッ
トワーク、LANの双方が含まれる。
像処理を施す。画像処理は、画像の出力に必要な処理の
他、受信側画像機器の特性に応じて画質を向上するため
の処理が含まれる。先に説明した送信側画像機器が施す
画像処理と必ずしも同等の処理を実現する必要はない。
受信側画像機器の処理能力で実現可能な範囲で処理内容
は決定される。
の制御信号に基づいて画像処理の内容および実行の有無
を制御する。制御信号は、送信側画像機器で生成された
信号である。この制御信号に基づいて、処理制御部は、
受信した画像データが画像処理後のデータであるか否
か、画像処理が施されている場合にはどのような処理内
容であるかを特定することができる。画像処理が施され
ていない場合には、画像処理部が実施可能な種々の画像
処理を柔軟に適用して画質向上を図ることができる。画
像処理が施されている場合には、その処理との相互作用
によって却って画質の低下を招かないよう、画像処理部
で施す画像処理を制御する。
像データに施された画像処理の内容を前記制御信号に基
づいて特定し、その処理と同種の処理の実行を禁止する
ものとすることができる。送信側画像機器と受信側画像
機器の双方で重複して画像処理を施すことにより、却っ
て画質が劣化することを回避することができる。
の階調数よりも少ない画像表示部を備える受信側画像機
器において、分散型の減色処理を施す場合を考える。処
理制御部は、減色処理を施した後の画像データである旨
の制御信号を受信した場合には、画像処理部における減
色処理を禁止することが望ましい。こうすることによ
り、減色処理を二重に施すことを回避できる。
を有する画像表示部を備える受信側画像機器において、
階調補正処理を施す場合を考える。処理制御部は、階調
補正処理を施した後の画像データである旨の制御信号を
受信した場合には、前記画像処理部における同種の階調
補正処理を禁止することが望ましい。こうすることによ
り、階調補正処理を二重に施すことを回避できる。
側画像機器に限らず、種々の態様で構成可能である。例
えば、画像処理機能を有する受信側画像機器へネットワ
ークを介して画像データを送信する送信方法、および送
信される画像データの生成方法として構成してもよい。
受信側画像機器による画像出力方法、受信側画像機器の
制御方法、受信側画像機器における画像処理方法として
構成してもよい。送信される画像データの前処理方法と
して構成してもよい。これらの機能を実現するコンピュ
ータプログラム、およびこれと同視し得る種々の信号、
コンピュータプログラムをコンピュータ読みとり可能に
記録した記録媒体として構成してもよい。
クやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、RO
Mカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号
が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(R
AMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等、コ
ンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用できる。
下の項目に分けて説明する。 A.システム構成: B.画像処理機能の使い分け方法: B1.サーバにおける画像処理: B2.端末側の画像処理: C.画像処理: C1.階調補正処理: C2.ディザ法によるハーフトーン処理: D.第2実施例: E1.変形例(1): E2.変形例(2):
画像送信システム構成を示す説明図である。インターネ
ットINTへのアクセス機能を有する携帯電話1を受信
側画像機器として用いた場合を例示する。携帯電話1は
基地局CTRとの無線通信を介してインターネットIN
Tにアクセスし、同じくインターネットに接続されたサ
ーバ100から画像データをダウンロードする。ダウン
ロードされた画像データは、携帯電話内の制御ユニット
10で処理され、液晶パネルLCDに表示される。制御
ユニット10は、CPU、メモリ等を備えるマイクロコ
ンピュータとして構成されており、ソフトウェアによっ
て、画像処理を行い、表示を制御する。
構成を図1中に併せて示した。ハードウェア、即ち、液
晶パネルLCDを直接的に駆動するソフトウェアパッケ
ージとして、最下位層にLCDドライバ13が存在す
る。主として、画像データに応じて、液晶パネルLCD
の各ピクセルに印加される透過電圧を制御する機能を奏
するパッケージである。
用意されている。画像処理パッケージ30は、液晶パネ
ルLCDに依存したソフトウェアとして構成されてお
り、原画像データを、液晶パネルLCDの特性に応じた
データに処理する機能を奏する。
パネルLCD用の色系に変換する色変換処理、画像デー
タのコントラストや明度の調整を行う階調補正処理、画
像データの階調数を液晶パネルLCDが表示できる階調
数に減色するハーフトーン処理などが含まれる。階調補
正処理としては、例えば、液晶パネルLCDの特性上、
擬似輪郭が生じやすい階調範囲の分布を抑制し、その周
辺の階調範囲に移行させる処理を行うものとした。ハー
フトーン処理としては、原画像の階調値に一義的に減色
後の階調値を割り当てる単純減色ではなく、分散型のハ
ーフトーン処理を行うものとした。これらの画像処理
は、それぞれ液晶パネルLCDの表示特性を考慮して設
定されており、これらの画像処理を施すことにより、液
晶パネルLCDの表示画質を向上することができる。
像処理を行わせるのは、最上位に位置するユーザインタ
フェース11およびブラウザ12である。ユーザインタ
フェース11は、携帯電話1を操作するための画面を液
晶パネルLCDに表示する機能を奏する。ブラウザ12
は、インターネットINTからダウンロードされたWe
bページを表示する機能を奏する。いずれも、ハードウ
ェアへの依存性が低く、一定の範囲で汎用性が確保され
たソフトウェアである。このように汎用性が確保された
上位層のソフトウェアが、ハードウェア依存性のあるソ
フトウェアを利用できるよう、両者の仲介機能を果たす
ソフトウェアとして、アプリケーションプログラミング
インタフェース(API)20が設けられている。上位
層のソフトウェアが、汎用性のある所定のフォーマット
で、API20に画像処理を指示すると、API20は
画像処理パッケージ30を利用して、指示された画像処
理を実行する。
サーバ100で行われることもある。API20は、受
信した画像データを解析し、既に施された画像処理、即
ち前処理の内容を特定する。そして、前処理に応じて携
帯電話1で実行すべき画像処理内容を適宜選択し、画質
向上および画像表示をする上で必要な処理のみを実行す
る。API20は、画像処理の内容および画像処理パッ
ケージに応じて全く個別のソフトウェアとして用意する
ことも可能であるが、本実施例では、API20の基本
構造に汎用性を持たせ、指定するパラメータ、利用する
画像処理パッケージの関数程度の変更で種々の画像処理
に流用できる構成とした。なお、API20および画像
処理パッケージ30による処理は、制御ユニット10の
メモリ上に動的に確保されるワークエリア40を利用し
て行われる。
の機能ブロックを示す説明図である。これらの機能ブロ
ックは、サーバ100にソフトウェア的に構築されてい
る。実施例では、単一のサーバ100に全機能ブロック
が用意されている場合を例示するが、複数のサーバで分
散処理するものとしてもよい。
た外部の機器と通信する機能を奏する。サーバ100か
ら入出力するデータと、ネットワークで通信するための
種々のプロトコルに従ったフォーマットとの変換を行
う。通信部110から供給すべきコンテンツはコンテン
ツ保持部112にHTML等のファイル形式で記憶され
ている。サーバ100は、内部のコンテンツを供給する
システムのみならず、外部から入力したコンテンツを処
理して携帯電話1に供給する仲介システムとして構成し
ても構わない。
にコンテンツに含まれる画像データに画像処理を施す。
画像処理の内容は、携帯電話1で施される画像処理と同
種類の処理が含まれる。画像処理部104は、必要に応
じて携帯電話1に代わって画像処理を行うのである。以
下の実施例では、画像処理部104が実行する処理内容
は携帯電話1の画像処理パッケージ30で実行される処
理と同じものとして説明する。これに限らず、サーバ1
00と携帯電話1の処理能力の差違に応じて画像処理内
容に差違をもたせてもよい。つまり、処理能力の劣る側
では画質向上効果が若干低いが簡素化された画像処理を
行うものとし、処理能力の勝る側では、複雑であるが画
質向上効果が高い画像処理を行うものとしてもよい。
電話1は多機種に亘る。従って、画像処理部104は、
携帯電話1の機種等に応じて画像処理の内容を切り換え
る必要が生じる。この切り換えを行うため、サーバ10
0には機器情報取得部108、画像処理パラメータ格納
部106が用意されている。
携帯電話1の機器情報を取得する。機器情報には、機種
の他、液晶パネルLCDのコントラストの調整値、液晶
パネルLCDのバックライトのオン・オフ情報など表示
特性に関与する種々の情報が含まれる。これらの情報の
いずれを取得するかは、画質への影響等を考慮して、シ
ステム設計時に適宜設定可能である。
器情報に応じて画像処理部104での処理内容を特定す
るパラメータが格納されている。機種が分かれば液晶パ
ネルLCDの解像度、各画素で表現可能な階調数、階調
値と明度との関係が特定されるから、これらの情報に基
づき、減色処理後の階調数、階調補正に使用されるトー
ンカーブなどが処理パラメータとして記憶されている。
また、携帯電話1で実行可能な画像処理の内容、処理能
力を考慮して、サーバ100側で施すべき画像処理内容
を特定する情報も記憶されている。例えば、サーバ10
0側でハーフトーン処理を行うのが適している機種につ
いては、その処理を実行する旨のフラグが画像処理パラ
メータ格納部106に格納される。携帯電話1でハーフ
トーン処理を行うのが適している機種については、その
処理を禁止する旨のフラグが格納される。
合、その処理内容を携帯電話1に通知する必要が生じ
る。例えば、画像処理部104でハーフトーン処理され
たにも関わらず携帯電話1で重複してハーフトーン処理
すれば、画像の階調表現が大きく損なわれ画質の低下を
招くからである。制御信号生成部102は、この通知を
行うための制御信号を生成する機能を奏する。
生成部102を備えないサーバからコンテンツを受信す
る可能性もあるから、制御信号生成部102は、かかる
サーバから供給される画像データと上位互換を保って制
御信号を生成する。本実施例では、通常、コンテンツが
HTML等のタグ付き言語で生成される点に着目し、画
像処理の内容を携帯電話1に知らせる新たなタグを定義
するものとした。このタグが含まれないコンテンツに対
しては、携帯電話1は何ら画像処理が施されていないと
判断して、画像処理を施すことができるため、上位互換
を保つことができる。
00と携帯電話1との間での通信のみを考慮するのであ
れば、制御信号は上位互換を保持する必要はない。かか
る場合には、より柔軟に画像処理の内容を特定するた
め、固有の制御信号およびこの制御信号をやりとりする
ためのプロトコルを定義してもよい。この場合、制御信
号は、画像データに添付して送信される態様、画像デー
タとは別に送信される態様のいずれを採ることも可能で
ある。
100から携帯電話1に画像データを供給する場合を例
にとって、本実施例における画像処理方法について説明
する。先に説明した通り、本実施例では、サーバ100
と携帯電話1の双方が画像処理能力を有している。但
し、実際の通信は、多種類のサーバ、携帯電話間で行わ
れる。サーバ、携帯電話間の通信は、以下の4通りに大
別される。
電話1間の通信; ケース2…本実施例のサーバ100と画像処理能力を有
しない携帯電話間の通信; ケース3…本実施例の携帯電話1と画像処理能力を有し
ないサーバ間の通信; ケース4…画像処理能力を有しないサーバ、携帯電話間
の通信;
信であるため、説明を省略する。本実施例では、ケース
1〜ケース3に対し、サーバ100、携帯電話1がそれ
ぞれ有する画像処理機能を使い分けて適切な画像処理を
実現する方法について説明する。
能の使い分けを示す説明図である。説明の便宜上、画像
データに対し、「A:階調補正処理」、「B:ハーフト
ーン処理」の2種類の画像処理を、この順序で施す場合
を例示した。
は、5通りに大別される。例えば、階調補正処理につい
ては、サーバが処理能力を有しない場合(図中のA1
欄)、携帯電話、即ち端末が処理能力を有しない場合
(図中のA5欄)、双方が処理能力を有する場合(図中
のA2〜A4欄)である。双方が処理能力を有する場合
については、サーバの処理能力が端末よりも低い場合
(A2欄)、両者の処理能力が同等の場合(A3欄)、
サーバの処理能力が端末よりも高い場合(A4欄)に分
けられる。A1欄がケース3に相当し、A5欄がケース
2、A2〜A4欄がケース1に相当する。ハーフトーン
処理についても同様の分類が可能である。
じて、それぞれで実行する処理内容を示した。斜線の左
上側はサーバが実行する画像処理、右下側は端末が実行
する画像処理を示している。記号「A」は階調補正処
理、「B」はハーフトーン処理を意味する。
ーン処理ともに不可の場合(図中のA1−B1のマ
ス)、サーバでは何ら画像処理を施さず、端末側で階調
補正処理、ハーフトーン処理の双方を施すことになる。
サーバ側の処理能力が端末側よりも低い範囲(A1−B
2、A2−B1、A2−B2)も同様である。処理能力
の高い側で処理することにより、処理の短縮化が図れる
からである。
同等の範囲(A1−B3、A2−B3、A3−B1、A
3−B2、A3−B3)も端末側で全て処理するものと
した。複数の端末との通信によりサーバ側に処理が集中
する可能性があり、結果として端末側で処理した方が短
縮化可能だからである。
範囲(A4−B1〜A4−B3およびA5−B1〜A5
−B3)では、サーバで階調補正処理、端末でハーフト
ーン処理を施すものとした。ハーフトーン処理のみサー
バの処理能力が高い範囲(A1−B4〜A3−B4)で
は、端末で全処理を行うものとした。階調補正処理、ハ
ーフトーン処理の順に処理を施す必要上、階調補正処理
を処理能力の低いサーバ側で行うことになるからであ
る。
ーバの処理能力が高い範囲(A4−B4、A5−B4、
A4−B5、A5−B5)では、サーバ側で全処理を施
すものとした。
行う画像処理の内容が、両者の処理能力等に応じて変化
する。図3では、2つの処理を例にとり、処理能力のみ
を基準として処理の短縮化を図るように使い分ける場合
を例示した。3つ以上の処理を分担するものとしてもよ
い。画像処理の前後でデータ量が変動する場合には、通
信に要する時間も考慮して使い分けることもできる。こ
れらの使い分けは、以下に示す制御処理により実現され
る。
ーバ側画像処理ルーチンのフローチャートである。サー
バ100内の画像処理部104が主として実行する処理
に相当する。携帯電話1からサーバ100にアクセスが
あり、画像データを含むコンテンツのダウンロードが要
求された場合に実行される処理である。
の機器情報を取得する(ステップS10)。機種名が取
得されるものとした。端末の機種が分かれば、端末側に
画像処理パッケージが用意されているか否か、端末の処
理能力を特定することができる。
ロードできる機種もある。このような機種では、別形態
のプログラムとして用意された階調補正処理やハーフト
ーン処理などの画像処理パッケージ自体をダウンロード
することもできる。このとき、端末がもともと画像処理
パッケージを持たなくても、後からダウンロードした画
像処理パッケージを使って、所望の画像処理を実行する
ことができる。このプログラム自体をダウンロードでき
る機種の機種名を取得し、かつ機種がもともと画像処理
パッケージを持たない場合には、引き続きダウンロード
後、端末に登録されている複数のプログラム情報も取得
する。プログラム情報から、階調補正やハーフトーン処
理プログラムの登録を確認できれば、通信相手の端末
は、所望の画像処理が実行できる状態であると判断す
る。こうすることによって、もともと画像処理パッケー
ジを持たずに後からダウンロードされた画像処理パッケ
ージによって、端末に画像処理機能が備わっていない場
合でも、端末において処理が実行可能であることを特定
することができる。
果に基づき、図3に示した基準によってサーバ側で実行
すべき画像処理内容を決定する(ステップS12)。本
実施例では、画像処理パラメータ格納部106に図3に
示したテーブルを格納し、これを参照して画像処理内容
を決定するものとした。
処理を実行する(ステップS14)。処理内容には、階
調補正処理、ハーフトーン処理などが含まれる。それぞ
れの処理方法は後述する。
御信号を生成する(ステップS16)。制御信号とは、
サーバ100が行った画像処理の内容を端末に通知する
ための信号である。先に説明した通り、本実施例では、
制御信号として固有に定義されたタグを用いるものとし
た。階調補正処理、ハーフトーン処理の双方を実行した
のか、階調補正処理のみを実行したのか、双方ともに実
行していないのかを特定するタグが生成される。
果に、ステップS16で生成されたタグを関連づけて端
末に送信する(ステップS18)。タグは、例えば、H
TMLファイル中で処理対象となる画像データを特定す
るタグの直前に挿入される形で関連づけることができ
る。
画像処理ルーチンのフローチャートである。端末側で
は、サーバからデータを受信して(ステップS20)、
制御信号に基づき処理内容を決定する(ステップS2
2)。サーバ100で何らかの画像処理が施されている
場合には、受信データには、制御信号としてタグが挿入
されている。このタグを解析することにより、端末はサ
ーバ100で施された処理を特定でき、端末側で施すべ
き処理を決定することができる。図3に示した例に即し
て説明すると、サーバ100で階調補正のみが施されて
いる場合には、端末側では階調補正を禁止して、ハーフ
トーン処理のみを実行することになる。サーバ100で
階調補正、ハーフトーン処理の双方が施されている場合
には、端末側ではこれらの画像処理を禁止することにな
る。
ち画像処理能力を有しないサーバからの受信データに
は、制御信号としてのタグが含まれていない。かかる場
合には、端末は画像処理が何ら施されていないものと扱
う。従って、端末側で実行可能な階調補正処理、ハーフ
トーン処理の双方を行う。
末での画像処理が決定されると、端末はその画像処理を
実行し(ステップS24)、結果に基づいて画像を表示
する(ステップS26)。画像処理の方法については後
述する。
について説明する。サーバ、端末のいずれで実行する場
合も同等の処理であるため、以下では両者に共通の処理
として示す。但し、本実施例は、サーバ、端末で同一の
画像処理ルーチンを備えるものに限定はされない。サー
バ、端末の構成に応じて、異なる処理ルーチンを用いて
も構わない。また、以下で示す階調補正処理、ハーフト
ーン処理の内容を両者で変えても構わない。
すフローチャートである。本実施例では、汎用的な画像
処理ルーチンとしてAPI(Application Programming
Interface)を用意し、ここで使用する画像処理パッケ
ージを入れ替えることによって種々の画像処理を実行す
る構成を適用した。この処理は、サーバまたは端末のC
PUが、画像処理の実行命令に応じて行う処理である。
すべき画像処理の種類、処理単位などの処理条件を取得
し(ステップS110)、処理条件に応じて処理に必要
となるワークエリア40の確保および初期化を行う(ス
テップS112)。図7はワークエリア40の確保状況
を示す説明図である。図中のマスはメモリ空間上の各ア
ドレスに対応する記憶単位である。ワークエリア40
は、処理条件を記憶する領域A1、処理前の画像データ
を記憶する領域A2、処理結果を出力する領域A3に分
けられており、各領域は、ポインタP1,P2,P3で
特定される。
するまで(ステップS114)、ラスタ単位で画像デー
タを領域A1に入力する(ステップS120)。この
際、画像処理に必要な量のデータが入力されたか否かを
表す出力行データOELが出力される。階調補正など単
一の画素の階調値のみを利用する画像処理に対しては、
入力が完了したラスタ数が出力行データOELとして出
力される。誤差拡散法など、ある画素の処理を行うため
に、数ラスタにわたる画素の階調値が利用される処理に
対しては、2ラスタ以上のデータが入力された時点で、
出力行データOELは1以上の値となる。
に画像処理の実行可と判断して、画像処理を実行する
(ステップS130,S140)。ここで画像処理の内
容に応じたパッケージを呼び出す。ステップS140
で、画像処理が済むと、処理済みの画像データを削除
し、その結果に応じて出力行データOELを更新する。
こうして、全画像データの入力および処理が完了すると
(ステップS114)、CPUは、結果を表示する(ス
テップS100)を実行して画像処理ルーチンを終了す
る。
S140)で実行される階調補正処理、ハーフトーン処
理の詳細について順に説明する。図8は階調補正処理の
内容を示す説明図である。左側には、ワークエリア40
の領域A2、領域A3に記憶されているデータの様子を
示した。各記憶領域では、R21,R22・・等で示さ
れた一行分のデータが、各画像の1ラスタ分のデータに
対応している。ハッチングを付した部分は、データが記
憶されている領域を示している。
つ入力された画像データの量が1ラスタ分のデータが入
力された時点(左側上段から中段の状態に移った時点)
で行われる。CPUは1画素分のデータTNを領域A2
から読み込み、関数f(TN)により、補正階調値TN
Cを算出して、結果を出力領域A3に出力する(ステッ
プS141〜S143)。
て種々設定可能であり、例えば、コントラストの強調で
あれば、次の式が用いられる。 TNC=a・TN+b; a,bは、コントラストの強調具合を調整する実数パラ
メータである。関数f(TN)は、必ずしも数式である
必要はなく、図中に示したような入力階調値TNと補正
階調値TNCとの関係を与えるトーンカーブであっても
よい。
階調値TN1は、それよりも小さい階調値TNC1に補
正される。端末の表示特性上、階調値TN1近傍で擬似
輪郭が生じやすいことが判っている場合には、このトー
ンカーブを利用することにより、階調値TN1の分布を
抑制することができ、擬似輪郭を目立たなくすることが
できる。このように実数パラメータまたはトーンカーブ
の設定を調整することにより、端末の表示特性に応じて
画質の向上を図ることができる。
示特性に応じて設定された実数パラメータまたはトーン
カーブを用いる画像処理パッケージが用意されている。
サーバ100には、画像処理パラメータ格納部106
に、携帯電話1の機種に応じて実数パラメータまたはト
ーンカーブが格納されている。サーバ100は、画像処
理パラメータ格納部106に格納されたこれらの値を用
いて携帯電話1の機種に応じた階調補正処理を実行す
る。
(ステップS144)、画素ごとに以上の処理を繰り返
し実行した後、領域A2のラスタR21に記憶されてい
る不要なデータを削除する(ステップS145)。左側
の最下段に不要なデータを削除した状態を示した。
ハーフトーン処理とは、液晶パネルLCDが画素ごとに
表現可能な階調数が、原画像データの階調数よりも低い
場合に行う減色処理をいう。ディザ法とは、ディザマト
リックスと呼ばれる閾値マトリックスを用いて行うハー
フトーン処理方法であり、各階調値の画素の分布によ
り、多階調を表現するハーフトーン処理である。ここで
は、256階調の原画像を、5階調に減色処理する場合
を例にとって処理内容を説明する。
フローチャートである。図10はディザ法の処理状況を
示す説明図である。CPUはディザ法によるハーフトー
ン処理が開始されると、1画素分の階調データCDを画
像データ入力領域A2から読み込み(ステップS15
0)、その値に応じて階調区間番号Nを判定し、階調区
間の下限値LL、上限値ULを設定する(ステップS1
51)。
例では、5階調に減色するため、原画像の階調範囲(0
〜255階調)を、4等分した各範囲を階調区間とす
る。階調区間番号Nとは、階調区間を特定するために、
階調値の低い側から順に付された番号をいう。図10に
示す通り、階調値0〜63が区間0、64〜127が区
間1、128〜191が区間2、192以上が区間3と
なる。例えば、画像データCDの階調値が28であれ
ば、区間0に属するため、区間番号N=0となる。ま
た、下限値LL=0、上限値UL=63となる。
合する範囲で閾値THを求める(ステップS152)。
ディザ法では、閾値THは所定のディザマトリックスで
与えられる。図10の上段にディザマトリックスの一部
を例示した。本実施例では、4×4のマトリックスを用
いるものとした。ディザマトリックスには、0〜255
から選択された閾値が偏りなく配置されている。ハーフ
トーン処理では、ディザマトリックスの中で、処理対象
となっている画素に対応した位置に記憶されている閾値
が用いられる。図10に示す例において、画像データC
Dの左上の画素(階調値28)を処理する際には、ディ
ザマトリックスの左上の閾値100が用いられることに
なる。
て行われる。従って、0〜255の範囲で与えられるデ
ィザマトリックスの閾値を、それぞれの階調区分に応じ
た範囲に修正する必要がある。ステップS152は、こ
の修正処理に相当し、以下の式によって、ディザマトリ
ックスで与えられる閾値THMから、修正した閾値TH
を算出する。 TH=THM(UL−LL)/255+LL; 図10に示す通り、閾値THM=100を階調区間0に
適合させると、上式により、閾値TH=25が得られ
る。
階調値CDとを比較し(ステップS153)、階調値C
Dが閾値TH以下のときは、結果値RVにN、階調値C
Dが閾値THより大きいときは、結果値RVにN+1が
それぞれ設定される(ステップS154,S155)。
図10の例では、階調値28は閾値25よりも大きいた
め、結果値として区間番号0に1を加えた値「1」が設
定される。これが、減色後の階調値となる。このよう
に、階調区間0では階調値CDと閾値THとの比較によ
って、減色後の階調値を0または1のいずれにするかが
判断される。同様に、階調区間1では減色後の階調値1
または2、階調区間2では減色後の階調値2または3、
階調区間3では減色後の階調値3または4のいずれにす
るかがそれぞれ判定される。
が完了するまで(ステップS156)、繰り返し実行す
る。また、処理の完了とともに、不要なデータの削除お
よび出力行データOELの更新を行って、ハーフトーン
処理ルーチンを終了する。ここでは、5階調への減色処
理を例示したが、いかなる階調数でも適用可能である。
示可能な階調数に応じて変わる。本実施例では、携帯電
話1には、自己の表示特性に応じた階調数に減色する画
像処理パッケージが用意されている。サーバ100に
は、画像処理パラメータ格納部106に、携帯電話1の
機種に応じて減色後の階調数が格納されている。サーバ
100は、画像処理パラメータ格納部106に格納され
たこの値を用いて携帯電話1の機種に応じたハーフトー
ン処理を実行する。
ハーフトーン処理に限らない。色系を変換する処理、誤
差拡散法によるハーフトーン処理など携帯電話1で画像
を表示し、画質を向上するために必要な種々の処理を適
用できる。サーバ100と携帯電話1で処理内容を変え
ても良い。例えば、サーバ100では画質に優れる誤差
拡散法でハーフトーン処理を行い、携帯電話1では処理
負担が軽いディザ法でハーフトーン処理するものとして
もよい。
ムによれば、サーバ100と携帯電話1の画像処理機能
を使い分けることができる。サーバ100側では、画一
的に画像処理を施すのではなく、送信先となる携帯電話
1の処理能力、表示特性に応じて処理内容を変えること
ができる。即ち、画質を向上するための画像処理能力を
有しない携帯電話1が送信先となっている場合には、サ
ーバ100で画像処理を施すことにより、画質を向上す
ることができる。画像処理能力を有するが処理能力の低
い携帯電話1に対しては、サーバ100で画像処理を施
すことにより、処理時間を短縮することができる。サー
バ100の処理能力が携帯電話1よりも十分に高い場合
には、携帯電話1に用意された処理よりも高度な処理を
施すことにより、更に画質を向上することが可能とな
る。また、サーバ100は携帯電話1の機種情報に基づ
いて画像処理の内容を切り換えるため、その表示特性に
応じた適切な処理を施すことができる。
内容に応じて画像処理を適宜切り換えて実行することが
できる。サーバ100で既に画像処理が施された画像デ
ータに対しては、制御信号の解読により、携帯電話1で
は重複した処理を回避することができる。換言すれば、
サーバ100は、画像データに制御信号を関連づけるこ
とによって、携帯電話1の画像処理内容を制御すること
ができる。かかる制御の結果、画像データに重複した画
像処理が施されることを回避でき、画質の向上を図るこ
とができる。
データを受信した場合、携帯電話1は自らが画像処理を
行い、画質を向上することができる。本実施例のサーバ
100が画像処理を行わずに送信したデータ、画像処理
能力を有しない従来のサーバから送信されたデータが、
携帯電話1での処理対象となる。このように、制御信号
によって携帯電話1での画像処理内容を切り換えること
により、いかなるサーバからの画像データについても、
一定範囲の画質向上効果を確保することができる。
してのサーバ100Aの機能ブロックを示す説明図であ
る。図2に示したサーバ100が、更に画像解析部10
1を備えること以外は第1実施例と同じである。
タが既にハーフトーン処理されたデータであるか否かを
解析する。また、ハーフトーン処理されていないデータ
である場合、自然画像であるかアニメ画像であるかを解
析する。本実施例では、画像データの解析を階調値の分
布を解析することによって行っている。即ち、所定の画
像領域において、離散的な階調値が分散して分布してい
る場合には、ハーフトーン処理が既に施されているもの
と判断する。階調値が滑らかに変化して分布している場
合には、ハーフトーン処理が施されていない自然画像で
あると判断する。同じ階調値が連続的に分布している場
合には、ハーフトーン処理が施されていないアニメ画像
であると判断する。本実施例では、画像データの解析
は、サーバ100Aへの入力時に行われる。なお、一旦
コンテンツ保持部112に保存した後、CPUの負荷が
軽いときに行うものとしてもよい。
示すフローチャートである。まず、通信部110から画
像データが入力される(ステップS300)。すると、
画像解析部101は、順次各画素の階調値を読み取り、
上述したように、その分布を解析することによって画像
を解析する(ステップS310)。そして、制御信号生
成部102Aは、解析結果に基づいて制御信号を生成す
る(ステップS320)。ここでは、解析結果に応じた
タグを定義している。即ち、ハーフトーン処理が施され
ている旨を示すタグと、ハーフトーン処理が施されてい
ない自然画像である旨を示すタグと、ハーフトーン処理
が施されていないアニメ画像である旨を示すタグとを定
義している。そして、タグが付された画像データは、コ
ンテンツ保持部112に保存される(ステップS33
0)。
があり、画像データを含むコンテンツのダウンロードが
要求されると、サーバ側画像処理が実行される。サーバ
側画像処理ルーチンは図4に示したものと同じである。
ただし、図4のステップS12での画像処理内容を決定
するときに、上述した画像データの解析結果を示すタグ
を考慮して処理内容を決定する。例えば、タグがハーフ
トーン処理が施されている旨を示すものであれば、以降
ハーフトーン処理は禁止することを考慮して処理内容を
決定する。また、ハーフトーン処理が施されていない自
然画像である旨を示すものであれば、以降階調補正処
理、ハーフトーン処理の双方を施すことを考慮して処理
内容を決定する。また、ハーフトーン処理が施されてい
ないアニメ画像であれば、階調補正処理を施しハーフト
ーン処理は禁止することを考慮して処理内容を決定す
る。
実施例とものと同じである。携帯電話1は、受信した画
像データに関連付けられた制御信号に基づいて必要な画
像処理を決定して、画像処理を施す。自然画像とアニメ
画像とで実行する処理内容を切り換えることもできる。
そして、液晶パネルLCDに画像を表示する。
た画像データが既にハーフトーン処理が施されているも
のであるか否かや画像の種類に応じて、必要な画像処理
を特定することができる。更に、サーバ側での画像処理
機能と端末側での画像処理機能とを処理能力に応じて使
い分け、高速に画像処理を施すことができる。
電話1からサーバ100Aにアクセスがあり、画像デー
タを含むコンテンツのダウンロードが要求された後に行
うようにしてもよい。図13は、サーバ側画像処理ルー
チンを示すフローチャートである。サーバ100Aは、
まず通信相手となる端末の機器情報を取得する(ステッ
プS400)。そして、コンテンツ保持部112に保存
されている送信すべき画像データの解析を行う(ステッ
プS410)。ここでの解析は、図12のステップS3
10と同じである。そして、解析結果と機器情報に基づ
いて、サーバ側で実行すべき画像処理内容を決定する
(ステップS420)。そして、決定された画像処理を
実行する(ステップS430)。次に、画像処理部10
4Aが実行した処理内容に応じて制御信号を生成する
(ステップS440)。そして、制御信号を関連付けて
処理結果を端末に送信する(ステップS450)。この
ような手順で画像データの解析および画像処理を実行し
てもよい。
変形例を構成可能である。実施例では、携帯電話1の機
種に応じてサーバ100の処理内容を切り換えるものと
した。処理内容を更に細かく切り換えるものとしてもよ
い。同一機種であっても液晶パネルは周囲の明るさ、バ
ックライトのオン・オフ等によって表示特性が変化する
から、これらの情報を機器情報取得部108で取得し、
それに応じて画像処理のパラメータを変更するものとし
てもよい。周囲の明るさについては、携帯電話1にセン
サを設けてもよいし、使用者が入力してもよい。コント
ラスト調整機能を有する液晶パネルでは、これに応じて
画像処理のパラメータを変更してもよい。
格納部106に、機種のみならず上述の種々の機器情報
に応じたパラメータを格納しておくことにより、容易に
実現することができる。例えば、階調補正に使用される
トーンカーブを、機種およびコントラスト調整値に応じ
て用意すればよい。機種ごとに用意されたトーンカーブ
をコントラスト調整値に応じて補正する方法を採ること
もできる。
ータ格納部106に、画像処理内容を特定するパラメー
タを、機種ごとに格納した。これらのパラメータを機器
情報として携帯電話1から受信するものとしてもよい。
例えば、トーンカーブを携帯電話1から受信して、階調
補正してもよい。こうすれば、携帯電話1の全機種に関
する情報を、各サーバが保持する必要がなくなる。この
結果、携帯電話1の機種が増加した場合に対するサーバ
側のメンテナンス負担を軽減することができる。携帯電
話1にとってもトーンカーブの改善をサーバの画像処理
に容易に反映することが可能となる。
例示した。画像の出力端末は、ネットワークへの接続機
能を有する種々の機器が適用できる。例えば、液晶ディ
スプレイ、汎用のコンピュータ、プリンタなどを端末と
してもよい。これらの端末に画像処理機能、および制御
信号によって処理内容を制御する機能を備えることによ
り、本実施例と同様のシステムを構築することができ
る。対象となる画像処理は、端末の種類によって適宜選
択すればよいことは言うまでもない。
力装置の一種としての携帯電話1がサーバ100から画
像データをダウンロードする場合を例示した。本実施例
は、サーバ100に画像をアップロードするシステムと
して構築することも可能である。ネットワークに接続可
能なスキャナやディジタルカメラで取り込んだ画像を、
機器内で画像処理した上でサーバに送信する態様が相当
する。この場合、スキャナやディジタルカメラが送信側
画像機器に相当し、サーバが受信側画像機器に相当す
る。
の概略構成を示す説明図である。画像入力装置としてス
キャナを用いた場合を例示した。スキャナ3は、ネット
ワークを介してデータを送信可能な機能を有しており、
インターネットINTを介してサーバ100Bに画像を
アップロードすることができる。
えている。スキャナ3には、制御ユニット200に、サ
ーバ情報取得部201,スキャン制御部202、画像処
理部203、制御信号生成部204の機能ブロックが備
えられている。スキャン制御部202は、スキャナ3の
本来の機能を実現する。
画像データの送信先となるサーバ100Bの機器情報を
取得する。これは、実施例においてサーバ100が携帯
電話1の機器情報を取得する機能に対応する。機器情報
としては、サーバ100の画像処理能力が含まれる。
に種々の画像処理を施す機能を奏する。画像処理として
は、取得された画像データの色補正処理、コントラスト
の調整等の処理などが含まれる。実施例と同様、サーバ
100の機器情報に基づいてスキャナ3で実行すべき画
像処理が決定される。
画像処理結果をサーバ100Bに伝達するための制御信
号を生成する。サーバ100Bの画像処理部は、この制
御信号に基づいてスキャナ3側で実行された画像処理内
容を特定し、スキャナ3でなされていない処理を実行す
る。この際、サーバ100Bは、実施例と同様、スキャ
ナ3の機種情報に基づいて画像処理の内容を切り換え
る。かかる構成においても、画像入力デバイスとサーバ
の画像処理機能を使い分けることによって、本実施例と
同様の効果を得ることができる。
したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣
旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができるこ
とはいうまでもない。例えば、以上の制御処理はソフト
ウェアで実現する他、ハードウェア的に実現するものと
してもよい。
明図である。
クを示す説明図である。
けを示す説明図である。
ある。
ある。
ャートである。
る。
ートである。
ロックを示す説明図である。
ャートである。
ートである。
を示す説明図である。
Claims (20)
- 【請求項1】 ネットワークに接続され画像処理機能を
有する受信側画像機器に対し、該ネットワークを介して
画像データを出力する送信側画像機器であって、 入力された原画像データに対し所定の画像処理を施す画
像処理部と、 該画像処理に応じて前記受信側画像機器での画像処理内
容を制御する制御信号を生成する制御信号生成部と、 前記画像処理によって生成されたデータに制御信号を関
連づけて前記受信側画像機器に送信する送信部とを備え
る送信側画像機器。 - 【請求項2】 前記受信側画像機器は、画像を出力する
画像出力装置である請求項1記載の送信側画像機器。 - 【請求項3】 請求項2記載の送信側画像機器であっ
て、 前記画像出力装置は表現可能な階調数が原画像データの
階調数よりも少ない画像表示装置であり、 前記画像処理は分散型の減色処理である送信側画像機
器。 - 【請求項4】 請求項2記載の送信側画像機器であっ
て、 前記画像出力装置は表現可能な階調に非線形性を有する
画像表示装置であり、 前記画像処理部は該非線形性を補償する階調補正処理を
行う送信側画像機器。 - 【請求項5】 請求項1記載の送信側画像機器であっ
て、 前記受信側画像機器における画像の処理特性に関与する
処理特性情報を該受信側画像機器から受信する処理特性
受信部を備え、 前記画像処理部は、該処理特性情報に応じて処理内容を
切り換えて前記画像処理を実行する送信側画像機器。 - 【請求項6】 請求項2記載の送信側画像機器であっ
て、 前記画像出力装置における画像の出力特性に関与する出
力特性情報を該画像出力装置から受信する出力特性受信
部を備え、 前記画像処理部は、該出力特性情報に応じて処理内容を
切り換えて前記画像処理を実行する送信側画像機器。 - 【請求項7】 請求項6記載の送信側画像機器であっ
て、 前記出力特性情報には、前記画像処理で用いられるパラ
メータが含まれる送信側画像機器。 - 【請求項8】 請求項1記載の送信側画像機器であっ
て、更に、 前記原画像データに対して所定の解析を行う解析部を備
え、 前記画像処理部は、前記解析結果に基づいて前記原画像
データに対して所定の画像処理を施す、 送信側画像機器。 - 【請求項9】 請求項8記載の送信側画像機器であっ
て、 前記所定の解析は、分散型の減色処理が施されているか
否かの解析である、 送信側画像機器。 - 【請求項10】 請求項8記載の送信側画像機器であっ
て、 前記所定の解析は、画像の種類の解析である、 送信側画像機器。 - 【請求項11】 請求項8記載の送信側画像機器であっ
て、 前記制御信号生成部は、更に前記解析結果を考慮して、
前記受信側画像機器での画像処理内容を制御する制御信
号を生成する、 送信側画像機器。 - 【請求項12】 受信側画像機器であって、 ネットワークを介して画像データを含む一連の受信デー
タを受信する受信部と、 該画像データに対し所定の画像処理を施す画像処理部
と、 該受信データに含まれる所定の制御信号に基づいて前記
画像データに既に施された前処理の有無およびその内容
を特定するとともに、該特定結果に基づいて前記画像処
理部での画像処理の内容および実行の有無を制御する処
理制御部とを備える受信側画像機器。 - 【請求項13】 請求項12記載の受信側画像機器であ
って、 前記処理制御部は、前記画像処理部に、前記前処理と同
種の処理の実行を禁止する受信側画像機器。 - 【請求項14】 請求項12記載の受信側画像機器であ
って、 表現可能な階調数が原画像データの階調数よりも少ない
画像表示部と該画像表示部を駆動する駆動部とを備え、 前記画像処理は分散型の減色処理であり、 前記処理制御部は、減色処理を施した後の画像データで
ある旨の制御信号を受信した場合には、前記画像処理部
における減色処理を禁止する受信側画像機器。 - 【請求項15】 請求項12記載の受信側画像機器であ
って、 表現可能な階調に非線形性を有する画像表示部と該画像
表示部を駆動する駆動部とを備え、 前記画像処理は該非線形性を補償する階調補正処理であ
り、 前記処理制御部は、階調補正処理を施した後の画像デー
タである旨の制御信号を受信した場合には、前記画像処
理部における同種の階調補正処理を禁止する受信側画像
機器。 - 【請求項16】 ネットワークに接続された受信側画像
機器へ該ネットワークを介して画像データを送信する送
信方法であって、 原画像データに所定の画像処理を施した場合には、該処
理内容に応じて前記受信側画像機器での画像処理内容を
制御する制御信号を、処理結果とともに前記受信側画像
機器に送信する送信方法。 - 【請求項17】 受信側画像機器における画像出力方法
であって、(a) ネットワークを介して受信した画像
データに関連づけられた制御信号に基づいて該受信側画
像機器側での画像処理の要否およびその内容を決定する
工程と、(b) 工程(a)での結果に基づいて、該画
像データに対し所定の画像処理を施して画像を出力する
工程とを備える画像出力方法。 - 【請求項18】 ネットワークに接続された受信側画像
機器に送信される画像データの前処理を行うためのコン
ピュータプログラムであって、 原画像データに対し所定の画像処理を施す機能と、 該処理内容に応じて前記受信側画像機器での画像処理内
容を制御する制御信号を生成する機能と、 をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログ
ラム。 - 【請求項19】 受信側画像機器の動作を制御するため
のコンピュータプログラムであって、 ネットワークを介して受信した画像データに関連づけら
れた制御信号に基づいて該受信側画像機器側での画像処
理の要否およびその内容を決定する機能と、 該決定に基づいて、前記画像データに対し所定の画像処
理を施す機能と、 をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログ
ラム。 - 【請求項20】 請求項18または19記載のコンピュ
ータプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した
記録媒体。
Priority Applications (1)
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JP2001085573A JP2002170110A (ja) | 2000-09-22 | 2001-03-23 | 画像処理方法 |
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JP2000-288046 | 2000-09-22 | ||
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