JP2002169924A - 予測方法並びに記録媒体 - Google Patents

予測方法並びに記録媒体

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JP2002169924A
JP2002169924A JP2001265658A JP2001265658A JP2002169924A JP 2002169924 A JP2002169924 A JP 2002169924A JP 2001265658 A JP2001265658 A JP 2001265658A JP 2001265658 A JP2001265658 A JP 2001265658A JP 2002169924 A JP2002169924 A JP 2002169924A
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race
competition
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results
factor
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Yuya Kawamura
祐也 川村
Akio Sogabe
晃央 曽我部
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 競争の予測において過去のレース実績の統計
を用いることを可能とする。 【解決手段】 レース条件抽出ユニット13は、予測対
象となる競争の競争条件に基づいて、統計の客体となる
過去の競争結果を抽出する。要因抽出ユニット14は、
抽出された競争結果を着順に分類することにより、着順
に相関性を持つ要因である有効要因を抽出する。要因適
合ユニット15は、予測対象となる競争に参加する競争
主体が抽出された有効要因に適合するか否か判定し、そ
の判定結果に基づいて、各競争主体にポイントを付す。
レース予測ユニット16は、従来の方法で得た分析結果
と要因適合ユニット15が付したポイントとに基づい
て、予測対象となる競争の結果を予測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、競争の結果、特に
競争に参加する競争主体の着順を予測する方法等に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、競輪、競艇、競馬、ドッグレース
等の人や動物の競争が多く開催されている。そして、こ
れらの競争の結果を予測する予測装置もいくつか提供さ
れている。特開平10-216355、特開平11-290553及び特開
平11-290554に開示される予測装置が例として挙げられ
る。特開平10-216355は、競争馬の能力値に基づいて、
競争の着順を予測することを開示する。特開平11-29055
3及び特開平11-290554は、競争馬に関する情報、例え
ば、調教の仕上がり、脚質、血統に基づいて競争の結果
を予測することを開示する。
【0003】図21は、従来の予測装置の概念図であ
る。図21に示すように、従来の予測装置によれば、各
競争馬単位の能力、血統、脚質等から導かれる各競争馬
固有の特性(以下、馬特性という)に基づいて、競争結
果を予測している。この競争馬の場合の馬特性に適合す
る概念は、他の競争主体でも想定しうるため、以下にお
いて、馬特性のような、競争主体、つまり、出走する
人、動物及び乗り物等に関連する要因を競争主体関連要
因という。
【0004】図22は、従来における予測装置が行う処
理を示すフローチャートである。以下、図22を用いて
従来における予測装置の処理について説明する。まず、
予測装置は、ユーザから、結果を予測したいレース(以
下、予測対象レースという)の指定を受け付ける(ステ
ップST10)。続いて、予測装置は、予測対象となる
競争に参加する競争主体について、競争主体関連要因の
適否を判定する(ステップST12)。各競争馬が、予
測対象となる競争の競馬場、例えば芝の長いコースが得
意か否か、また、各競争馬の父馬が有名な賞を得たか否
か等を判定する。また、各競争馬の競争前の体調に関す
る情報も考慮する場合もある。
【0005】ステップST12の判定の結果に基づい
て、予測装置は、各競争主体にポイントを付与し(ステ
ップST14)、ポイントを付与した結果をユーザに提
示する(ステップST16)。ユーザは、ポイントを付
与した結果に基づいて、競争主体の着順を判断する。図
23は、従来における競馬の予測の結果の一例を示す。
図23に示すように、予測結果は、予測者によって異な
るである。これは、競争主体関連要因を構成する各要因
を、どう扱うか、また各要因をどの程度重視するかによ
って、競争の予測結果が左右されるためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来に
おいて、予測装置の作成者及びユーザが、この競争主体
関連要因を構成する各要因をどう扱うか、その者の主観
によって、競争の予測結果が左右されるという問題があ
った。例えば、競馬の場合、馬特性は、血統、調教の仕
上がり(体調)等から構成されるが、血統をどう扱う
か、体調をどう扱うか、これらをどの程度重視するか等
は、予測装置の作成者及びユーザの主観によって変動す
るため、競争の予測結果も異なってくるという問題があ
った。これは、場合によって予測確度が良かったり悪か
ったりすることにつながる。
【0007】また、従来の予測装置において、競争主体
関連要因は考慮するが、過去のレース結果を統計的に処
理した場合に見出される要因等を考慮していないという
問題もあった。
【0008】以上の問題に鑑み、予測装置の作成者等の
主観に頼らざるを得ない、競争主体関連要因に関する分
析結果に加えて、主観が入りにくい過去のレース実績の
統計結果を用いることを可能とし、延いては、予測確度
を向上させることが、本発明が解決しようとする課題で
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述のように、本発明
は、競争の結果予測、特に競争に参加する競争主体の着
順を予測する際にとりわけ利用価値の高いものである。
【0010】本発明の1態様によれば、競争結果を予測
する予測装置において、予測対象となる競争の競争条件
と関連する条件を持つ過去の競争結果を統計的に処理す
る統計手段と、予測対象となる競争に参加する競争主体
の特性に基づく分析結果及び統計手段による統計結果と
に基づいて、予測対象となる競争の結果を予測する予測
手段と、を備えるように構成する。
【0011】これにより、予測装置の作成者等の主観に
左右されるという欠点がある競争主体の個々の特性であ
る競争主体関連要因に基づく分析結果に加えて、主観が
入らない過去の競争の統計結果とを用いて競争の結果を
予測することが可能となる。延いては、場合によって予
測確度が左右されることの割合を減少させ、予測確度を
向上させることが可能となる。
【0012】上記構成において、統計手段は、予測対象
となる競争の競争条件と同じ競争条件を備える過去の競
争結果を抽出する競争条件抽出手段を備えるようにして
もよい。予測対象となる競争と同様の競争条件を備える
過去の競争結果を抽出し、これら抽出された過去の競争
結果の統計を取ることにより、統計の客体となる集団を
適切なものとし、より妥当性のある統計結果を得ること
が可能となる。ここで、競争条件として、競争が行われ
る場所、競争が行われる時期、競争の等級に関する情報
を用いることとしても良い。
【0013】また、上記構成において、統計手段は、過
去の競争結果を着順に分類することにより、過去の競争
結果において着順に関連している要因である有効要因を
抽出する要因抽出手段と、予測対象となる競争に参加す
る競争主体について、抽出された有効要因に適合するか
否か判定し、各競争主体に判定結果に基づく情報を付す
要因適合手段と、を備えることとしても良い。
【0014】過去の競争結果を着順に分類することによ
り、着順に関連している有効要因を得ることができる。
この有効要因は、着順の予測に有用であると推測でき
る。例えば、競馬の場合、過去の競争結果において1着
になった競争主体の多くについて、「斤量が3キロ以上
減少している」という傾向が得られたとする。すると、
「斤量が3キロ以上減少している」ということは、着順
に関連している有効要因であり、着順の予測に有用であ
ると推測できる。そして、予測対象となる競争に参加す
る各競争主体について、「斤量が3キロ以上減少してい
る」という有効要因に適合しているか否か判定し、適合
する競争主体に得点を付する。これにより、予測対象と
なる競争に参加する競争主体のうちどれが、過去の競争
において1着になった競争主体が備えている傾向を備え
ているか知ることができる。いくつかの有効要因につい
てこのような判定をすることにより、統計的に見て1着
になる可能性の高い競争主体を見出すことが可能とな
る。
【0015】なお、有効要因は、競争傾向関連要因格納
手段に格納された項目について前記過去の競争結果を分
類し、好成績を収めた競争主体の多くに所定の傾向が見
られる項目を抽出することにより、得ることができる。
この有効要因は、好成績を収める可能性が高い競争主体
を見出す際に用いることができる。
【0016】また、逆に、好成績を収められなかった競
争主体の多くに所定の傾向がみられる項目を抽出するこ
とにより、有効要因を得ることもできる。この有効要因
は、好成績を収められない可能性が高い競争主体を見出
す際に用いることができる。
【0017】また、上記構成において、予測手段は、前
記予測対象となる競争に参加する競争主体の特性に基づ
く分析結果及び過去の競争結果の統計結果をどの程度重
視するかを示す重視度に基づいて、前記予測対象となる
競争の結果を予測することしてもよい。ユーザは、重視
度を設定することにより競争主体に関する分析結果と過
去の競争結果の統計結果をどの程度重視するかを決定す
ることができるようになる。
【0018】また、上記構成において、予測装置はネッ
トワーク端末であり、ネットワークを介して、統計に用
いる過去の競争結果を受信することとしてもよい。ま
た、本発明の別の形態によれば、競争結果を予測する予
測方法であって、予測対象となる競争の競争条件と関連
する条件を持つ過去の競争結果を統計的に処理し、予測
対象となる競争に参加する競争主体の特性に基づく分析
結果及び統計結果とに基づいて、前記予測対象となる競
争の結果を予測する。こうすることによっても、上述の
課題を解決することが可能である。
【0019】なお、上述した各構成により行われる機能
と同様の制御をコンピュータに行わせるプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体から、その
プログラムをコンピュータに読み出させて実行させるこ
とによっても、上述した課題を解決することができる。
【0020】また、上記プログラムを表現する、搬送波
に具現化されたコンピュータ・データ・シグナルを用い
ることにより、上記プログラムをコンピュータにダウン
ロードさせて実行させることによっても上述の課題を解
決することができる。また、上記装置を構成する各手段
により行なわれる機能と同様の制御をコンピュータに行
なわせるプログラム自体も、上述の課題を解決すること
ができるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。なお、同じ装置等には同じ参
照番号をつけ、説明を省略する。なお、競争の例として
競馬を用いて説明することがあるが、本発明を限定する
趣旨ではない。
【0022】図1は、本発明の概念図である。図1に示
すように、本発明によれば、予測対象レースに参加する
競争主体の過去の競争結果、血統、現状の調子等の競争
主体関連要因に基づく分析結果と、予測対象レースのレ
ース条件と共通するレース条件を持つ過去のレース実績
を統計的に処理した結果とを組み合せて、予測対象レー
スの結果の予測を行う。言い換えると、競争主体関連要
因に基づく分析結果と、過去のレース実績を統計的に処
理した結果とを統合して、予測対象レースのシミュレー
ションを行う点が本発明の主な特徴である。この特徴に
適合する部分は、図1において点線で囲まれている。
【0023】競争主体関連要因に基づく分析結果は、競
争主体関連要因を構成する各要因を、予測装置の作成者
及びユーザが、どう扱うか、また各要因をどの程度重視
するか、その者の主観によって競争の予測結果が左右さ
れる。しかし、本発明によれば、主観に頼らざるを得な
い競争主体関連要因に基づく分析に加えて、主観が入り
にくい過去のレース実績の統計結果をも考慮して予測対
象レースの結果を予測することが可能となる。延いて
は、統計結果とを用いることにより、予測確度のばらつ
きを防ぎ、予測確度を向上させること可能となる。
【0024】図2は、本発明の第1実施形態に係わる予
測装置の構成を示す。本実施形態に係わる予測装置10
は、入力ユニット11、出力ユニット12、レース条件
抽出ユニット13、要因抽出ユニット14、要因適合ユ
ニット15、レース予測ユニット16、競争主体関連要
因データベース(以下、データベースをDBという)1
7、レース条件関連要因DB18、レース傾向関連要因
DB19、過去レース実績DB20及びポイント重視度
DB21を備える。
【0025】入力ユニット11は、予測装置10のユー
ザが入力する際に用いる。出力ユニット12は、予測装
置10から必要な情報や計算結果をユーザに対して出力
する際に用いる。レース条件抽出ユニット13は、予測
対象レースのレース条件をレース条件関連要因DB18
に格納されたレース条件関連要因から選定し、選定され
たレース条件関連要因に基づいて過去レース実績DB2
0から統計を取るべき過去のレース実績を抽出する。よ
り具体的には、レース条件抽出ユニット13は、選定さ
れたレース条件関連要因と同じレース条件関連項目を備
える過去のレース実績を抽出する。ここで、予測対象レ
ースに参加する競争主体についての過去のレース実績を
抽出するのではないことを強調する。
【0026】要因抽出ユニット14は、レース条件抽出
ユニット13によって抽出された過去のレース実績を、
レース傾向関連要因DB19に格納された各レース傾向
関連要因に従って着順毎に分類し、分類結果に基づい
て、各レース傾向関連要因について勝率・連対率を算出
することにより、勝率・連対率が100%に近い又は勝
率・連対率が0%に近いレース傾向関連要因を、着順に
顕著な相関性を持つ有効要因として抽出する。
【0027】要因適合ユニット15は、過去レース実績
DB20に格納された情報等を用いて、予測対象レース
に参加する競争主体が、抽出された有効要因に適合する
か否か判定し、判定結果に従って各競争主体にポイント
を付す。
【0028】レース予測ユニット16は、ポイント重視
度DB21に格納された、各ポイントを重視する度合い
を示すポイント重視度に基づいて、各競争主体の血統や
斤量等の競争主体関連要因に基づいて分析した結果を考
慮して算出されたポイントと、過去のレース実績を統計
的に処理することにより要因適合ユニット15によって
算出されたポイントを統合させ、予測対象レースに参加
する各競争主体毎の最終ポイントを算出する。
【0029】競争主体関連要因DB17は、従来の方法
と同様に、予測対象レースに参加する競争主体毎に現状
の調子や血統等の競争主体関連要因に関する情報、及び
これら情報を用いて予測対象レースに参加する各競争主
体を分析した結果を格納する。
【0030】レース条件関連要因DB18は、各レース
のレース条件をレース条件関連要因毎に分類した情報を
格納する。これら情報は予め格納される、またはユーザ
の入力に基づいて格納され、随時更新される。
【0031】レース傾向関連要因DB19は、過去のレ
ース結果を統計的に処理する際に用いる項目であるレー
ス傾向関連要因を格納する。各レース傾向関連要因につ
いて、過去のレース実績は着順毎に分類される。過去レ
ース実績DB20は、過去のレースについて、レース条
件及び着順、レース展開等を前人気等の情報とともに格
納する。レース傾向関連要因DB19及び過去レース実
績DB20の情報は予め格納され、必要に応じて随時更
新される。
【0032】ポイント重視度DB21は、競争主体関連
要因に基づいて分析した結果や、過去のレース結果を統
計的に処理した結果を各々どの程度重視するか、重視す
る度合いであるポイント重視度を格納する。
【0033】以下、各DB17、18、19及び21の
データ構造について説明する。競争主体関連要因DB1
7は、従来技術と同様であるため、説明を省略する。図
3は、レース条件関連要因DB18のデータ構造の一例
を示す。レース条件関連要因DB18は、予測対象とな
りうるレース毎に、レース名及びレース条件関連要因を
格納する。レース条件関連要因は、各レースのレース条
件を、例えば、場所・季節、クラス、コース等に基づい
て分けたものである。例として、中山金杯のレース条件
は、「中山で1月開催、古馬オープン(ハンデ)、距離
2000Mの芝コース、牡・牝馬混在」である。従っ
て、中山金杯のレース条件関連要因は、場所(季節)で
の選別は「中山(冬)」、クラスでの選別は「古馬オー
プン(ハンデ)」、距離(コース)での選別は「中距離
(芝)」、限定による選別は「牝馬限定以外」となる。
なお、図3中の記号の意味は図4及び5に示す通りであ
る。
【0034】図4及び5は、レース条件関連要因の項目
の一例を示す。レース条件関連要因は、場所・季節、ク
ラス、コース毎に図4及び5に示すように区分して設け
られ、識別記号が付されている。 図6、図7及び図8
は、レース傾向関連要因DB19のデータ構造の一例を
示す。レース傾向関連要因DB19は、項目識別番号
(項目識別情報)、分類、条件、項目、適合・不適合を
格納する。各項目がレース傾向関連要因である。分類
は、各レース傾向関連要因が主に何に関する情報である
かを示し、条件は、分類をさらに細分する。分類には、
斤量、着順、人気等がある。過去レース実績DB20
は、過去のレースについてレース実績や人気等の情報を
これら分類に対応させて格納する。これにより、分類を
使用して似たような統計データを省くことが可能とな
る。
【0035】要因抽出ユニット14は、レース条件抽出
ユニット13によって抽出された過去のレース結果に参
加した競争主体が、図6、7及び8に示すレース傾向関
連要因DB19に格納された全てのレース傾向関連要因
に適合するか否か判定し、判定結果を着順毎に分類す
る。そして、分類結果にもとづいて、各レース傾向関連
要因について勝率・連対率を算出する。
【0036】図9は、過去レース実績DB20に格納さ
れる過去のレース実績の一例を示す。図9は、例とし
て、1999年6月6日に開催された3回東京6日目の
東京優駿レースの過去レース実績を示す。
【0037】図9の2行目、「サラ系4歳、牡・牝、
(指定)オープン、定量、芝、左2400M」は、レー
ス条件を示す。レース条件は、図4及び5に示すレース
条件関連要因の各項目に対応して格納されている。図9
の2行目「晴、良、18頭」は、それぞれ天候、レース
場の状態、参加する馬の数を示す。3行目は賞金に関す
る情報を示す。図9の表は、参加する馬毎に、着順、
枠、番号、馬名、性別、年齢、斤量、騎手、調教師、レ
ース結果を示す各データ、体重の増減等を示す。レース
要因抽出ユニット14が、レース傾向関連要因に各馬が
適合しているか否か判定できるように、表の内容は、レ
ース傾向関連要因DB19に格納される各レース傾向関
連要因に対応して格納されている。過去レース実績DB
20の内容は、予め備えられるか、またはネットワーク
を介して不図示のサーバから取得され、逐次更新される
こととしても良い。
【0038】図10は、ポイント重視度DB21のデー
タ構造の一例を示す。図10に示すように、ポイント重
視度DB21は、血統、脚質・展開、枠順、性齢、斤
量、人気、体重等の競争主体に由来する情報及び過去レ
ース実績を統計して得られた情報の各々について、どの
程度重視するのか重視する度合い(重み)を示す重視度
を格納する。重視度は、各項目の重みを示すため、大き
いほど重視する度合いが高いこととなる。ポイント重視
度DB21に格納される重視度はユーザの入力に基づ
く。
【0039】図11は、予測装置が行う処理のフローチ
ャートである。まず、予測装置10は、入力ユニット1
1を介して算出ポイントの重視度を受付け、受け付けた
ポイント重視度をポイント重視度DB21に格納する
(ステップS10)。図12は、ポイント重視度を入力
する際の入力画面の一例を示す。図12に示すように、
ユーザは、血統、脚質・展開、枠順、性齢、斤量、人
気、馬体重、統計データの各項目をどの程度重視するか
を「無視、軽視、やや軽視、普通、やや重視、重視」の
各段階に設定することができる。また、「一般的、成績
重視型、データ重視型、人物重視型、競馬紙風」等、ユ
ーザの負担を軽減するよう、各項目をどの程度重視する
かを自動設定するオプションが用意されている。ユーザ
が、各項目の重視度を設定した後、ファイル名を入力
し、保存すると、ポイント重視度DB21に設定結果が
数値として格納される。
【0040】続いて、予測装置10は、入力ユニット1
1を介して予測対象レースの指定を受け付ける(ステッ
プS12)。なお、ステップS10とステップS12は
いずれが先であってもよい。以下、例えば「中山金杯」
というレースの指定を受け付けるとして説明する。
【0041】レース条件抽出ユニット13は、受け付け
た予測対象レースのレース条件関連要因をレース条件関
連要因DB18から選定する(ステップS14)。例え
ば、レース条件抽出ユニット13は、「中山金杯」のレ
ース条件関連要因、「中山(冬)」、「古馬オープン
(ハンデ)」、「中距離(芝)」、「牝馬限定以外」を
レース条件関連要因DB18から選定する。
【0042】レース条件抽出ユニット13は、選定され
たレース条件関連要因に従って、過去レース実績DB2
0から統計の対象となる過去のレース実績を抽出する
(ステップS16)。例えば、レース条件抽出ユニット
13は、過去レース実績DB20を参照し、指定された
レース「中山金杯」と同じレース条件関連要因を備える
過去のレース実績を抽出する。なお、G1やJG1につ
いては同じレースのみを統計の対象とし、上述のステッ
プS14及びステップS16は行わないこととしてもよ
い。また、抽出される過去のレース実績の数を、参加し
た馬が最新から1000頭まで、といったようにして制
限することとしても良い。これにより、統計を取る際に
かかる時間等を減らすことが可能となる。
【0043】続いて、要因抽出ユニット14は、ステッ
プS16で抽出された過去のレース実績を、図6、7及
び8に示すレース傾向関連要因DB19に格納されたレ
ース傾向関連要因(項目)に従って着順毎に(1着、2
着、3着及び着外)分類する(ステップS18)。より
具体的には、要因抽出ユニット14は、抽出された過去
のレース実績の全てに参加した各競争主体について、レ
ース傾向関連要因DB19に格納された各レース傾向関
連要因に適合するか否かを判定し、判定結果を着順毎に
分類する。続いて、要因抽出ユニット14は、分類結果
に基づいて各レース傾向関連要因に適合する場合の勝率
及び連対率を算出する。
【0044】例えば、ステップS16で抽出された過去
のレース実績全てについて、レース傾向関連要因DB1
9に格納されたレース傾向関連要因のうち項目番号13
8「騎手、乗り替わり」という要因について、着順に分
類する場合を説明する。まず、抽出された過去のレース
に参加した全ての競争主体について、騎手の乗り替わり
があったか否か判定する。続いて、判定結果を着順に分
けて、適合する場合を計数する。
【0045】図13は、過去レース実績を統計処理した
結果を示す画面の一例を示す。図13の最後の行「傾向
とデータ統計」の枠内に、「0 0 1 90(勝率0
%、連対率0%)」と記載されている。これは、ステッ
プS16で過去レース結果は91レース抽出され、これ
ら91レースについて、「騎手、乗り替わり」というレ
ース傾向関連要因について着順に分類した結果、「騎手
の乗り替わりがあった馬」が1着か2着になったレース
は0(零)、3着になったレースも0(零)及び着外に
なったレースは1、騎手の乗り替わりがなかったレース
は90となった。従って、抽出された過去レース実績に
おいて「騎手の乗り替わりがあった馬」というレース傾
向関連要因についての勝率及び連対率はともに0%であ
る、という統計結果を示す。
【0046】要因抽出ユニット14は、ステップS18
で分類した結果に基づいて、着順について顕著な関連性
を持つレース傾向関連要因をいくつか、例えば、20要
因、有効要因として抽出する(ステップS20)。より
具体的には、要因抽出ユニット14は、勝率・連対率が
100%に近い、又は勝率・連対率が0%に近いレース
傾向関連要因を近い順に有効要因として抽出する。勝率
・連対率が100%に近いレース傾向関連要因は、抽出
された過去のレース実績において上位になった競争主体
に多くみられる傾向である。また、勝率・連対率が0%
に近いレース傾向関連要因は、抽出された過去のレース
実績において下位になった競争主体に多く見られる傾向
である。従って、このような有効要因は、着順を予測す
る際に有用と推測することができる。
【0047】要因適合ユニット15は、予測対象レース
に参加する競争主体についての過去レース実績DB20
に格納された実績データ及び現在のデータ(不図示)等
を参照し、予測対象レースの競争主体が抽出された有効
要因に適合するか否か判定する(ステップS22)。よ
り具体的には、例えば、競馬の場合、「前走1番人気だ
った馬」というレース傾向関連要因が、勝率・連対率が
100%に近い有効要因の1つとして抽出された場合、
要因適合ユニット15は、予測対象レースに参加する競
争馬について現在のデータを参照し、「1番人気」であ
るか否か判定する。また、例えば、「前走3着以上」と
いうレース傾向関連要因が、勝率・連対率が100%に
近い有効要因の1つとして抽出された場合、要因適合ユ
ニット15は、予測対象レースに参加する競争馬につい
て、過去レース実績DB20に格納された前走に関する
データを参照して、「前走3着以上」であるか否か判定
する。要因適合ユニット15は、判定結果に基づいて図
13に示す表を作成する。
【0048】要因適合ユニット15は、ステップS22
での適合判定の結果に従って、予測対象レースに参加す
る競争主体毎に付するポイントを算出する(ステップS
24)。なお、要因適合ユニット15は、各競争主体が
勝率・連対率が100%に近い有効要因に多く適合する
場合にポイントが高くなり、勝率・連対率が0%に近い
有効要因に多く適合する場合にポイントが低くなるよう
に算出する。
【0049】図13の表において、要因抽出ユニット1
4が勝率・連対率が0%に近いレース傾向関連要因を有
効要因として20項目抽出し、要因適合ユニット15が
予測対象レースに参加する競争主体が各有効要因に適合
するか否か判定した結果が示されている。表において、
左から順に、枠番号、馬番号、馬名、各有効要因に適合
するか否か判定した結果を示す。表において、要因抽出
ユニット14が算出した有効要因についての勝率・連対
率が50%以上の有効要因に競争主体が適合する場合、
要因適合ユニット15は競争主体に○を付す。逆に、競
争主体の勝率・連対率が50%未満の有効要因に競争主
体が適合する場合、競争主体に×を付す。つまり、過去
に好成績を収めた競争主体が適合していた有効要因に、
予測対象レースに参加する競争主体が適合する場合は○
で、逆に好成績を収められなかった競争主体が適合して
いた有効要因に適合する場合は×で示す。図13では、
矢印で指されている有効要因は「騎手、乗り替わり」の
項目であり、上述の統計結果となっているため、勝率・
連対率が0%に近い有効要因として抽出されたことが分
かる。
【0050】また、表中の左端に横棒グラフが示されて
いる。この横棒グラフは、要因適合ユニット15が、各
競争主体にポイントを付与した結果を示す。図13にお
いて、各競争主体が、勝率・連対率が0%に近い有効要
因に適合するか否か判定しているため、適合する場合が
少ない(×が少ない)ほど、ポイントが高くなる。例え
ば、×が1つもない馬、馬名「ニシノセイリュウ」のポ
イントは最高となっている。
【0051】続いて、レース予測ユニット16は、予測
対象レースについての競争主体関連要因に基づく分析結
果を競争主体関連要因DB17から取得し、取得した分
析結果と要因適合ユニット15が各競争主体に付したポ
イント(統計データ)とに、ポイント重視度DB21に
格納されたポイント重視度に従って重みを付けることに
より、予測対象レースの結果を予測する(ステップS2
6)。
【0052】出力ユニット17は、ステップS26で得
られた結果を、予測対象レースの競争主体毎に最終ポイ
ントしてユーザに出力する(ステップS28)。図15
に予測結果を出力する画面の一例を示す。
【0053】図14及び15を用いて本発明適用後にお
けるレース予測確度について説明する。図14は、従来
技術におけるレース予測の結果を示し、図15は、本発
明におけるレース予測の結果を示す。予測に使用された
レースは、図9に示す1999年6月6日に開催された
3回東京6日目東京優駿である。図14の従来技術にお
けるレース予測結果によると、予測で上位5頭となった
馬のうち3頭が実際に入着している。図15の本発明適
用後におけるレース予測結果によると、予測で上位5頭
となった馬のうち4頭が実際に入着している。従って、
過去のレース実績の統計結果を予測に用いることによ
り、予測確度が向上していることが分かる。
【0054】実施形態において説明した予測装置10
は、図16に示すような情報処理装置(コンピュータ)
を用いて構成することができる。図16の情報処理装置
30は、CPU31、メモリ32、入力装置33、出力
装置34、外部記憶装置35、媒体駆動装置36、及び
ネットワーク接続装置37を備え、それらはバス38に
より互いに接続されている。
【0055】メモリ32は、例えば、ROM(Read Onl
y Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含
み、処理に用いられるプログラムとデータを格納する。
CPU31は、メモリ32を利用してプログラムを実行
することにより、必要な処理を行う。
【0056】各実施形態に係わる予測装置10を構成す
る各ユニットは、それぞれメモリ32の特定のプログラ
ムコードセグメントにプログラムとして格納される。入
力装置33は、例えば、キーボード、ポインティングデ
バイス、タッチパネル等であり、ユーザからの指示や情
報の入力に用いられ、図2の入力ユニット11を構成す
る。出力装置34は、例えば、ディスプレイやプリンタ
等であり、情報処理装置30の利用者への問い合わせ、
処理結果等の出力に用いられ、図2の出力ユニット12
を構成する。
【0057】外部記憶装置35は、例えば、磁気ディス
ク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置等であ
る。この外部記憶装置35に上述のプログラムとデータ
を保存しておき、必要に応じて、それらをメモリ32に
ロードして使用することもできる。メモリ32及び・又
は外部記憶装置35は、予測装置10の各DBを構成す
る。
【0058】媒体駆動装置36は、可搬記録媒体39を
駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体3
9としては、メモリカード、メモリスティック、フレキ
シブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read On
ly Memory)、光ディスク、光磁気ディスク、DVD(D
igital Versatile Disk)等、任意のコンピュータ読み
取り可能な記録媒体が用いられる。この可搬記録媒体3
9に上述のプログラムとデータを格納しておき、必要に
応じて、それらをメモリ32にロードして使用すること
もできる。
【0059】ネットワーク接続装置37は、LAN、W
AN等の任意のネットワークN(回線)を介して外部の
装置を通信し、通信に伴なうデータ変換を行う。また、
必要に応じて、上述のプログラムとデータを外部の装置
から受け取り、それらをメモリ32にロードして使用す
ることもできる。
【0060】図17は、図16の情報処理装置30にプ
ログラムとデータを供給することのできる伝送信号(情
報担持媒体)及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
を示している。上述の実施形態において説明した予測装
置10に相当する機能を汎用的なコンピュータに行なわ
せることも可能である。そのためには、実施形態におい
て説明した図11のフローチャートにおいて、予測装置
10により行なわれる処理と同様のものをコンピュータ
に行なわせるプログラムを、コンピュータで読み取り可
能な記録媒体39に予め記憶させておき、図17に示す
ようにしてその記憶媒体39からそのプログラムをコン
ピュータ30に読み出させてコンピュータ30のメモリ
32や外部記憶装置35に一旦格納させ、そのコンピュ
ータ30の有するCPU31にこの格納されたプログラ
ムを読み出させて実行させるように構成すればよい。
【0061】また、プログラム(データ)提供者40か
らコンピュータ30にプログラムをダウンロードする際
に回線41を介して伝送される伝送信号自体も、上述し
た本発明の実施形態において説明した予測装置10に相
当する機能を汎用的なコンピュータで行なわせることの
できるものである。
【0062】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は上述した実施形態に限定されるものではな
く、他の様々な変更が可能である。例えば、レース条件
抽出ユニットは、レース条件関連要因DBに格納された
情報に基づいて、レース条件関連要因を選定するとして
説明した。しかし、ユーザの入力に基づいてレース条件
関連要因を選定することとしてもよい。
【0063】また、例えば予測装置10を構成する各ユ
ニット及び各DBは、お互いに連携して動作することに
より一連のビジネスプロセスを実現する。これら各ユニ
ット及び各DBは同じサーバに設けられてもよいし、異
なるサーバに設けられネットワークを介して連携して動
作することとしてもよい。
【0064】図18に、第2実施形態として、ネットワ
ークを介して接続された複数の装置に、上述の予測装置
10を構成する各部及び各DBを分散させた予測システ
ムの構成例を示す。図18において、ネットワークNを
介して、予測システムを利用する利用者の端末Aとサー
バBが接続されている。端末Aは、入力ユニット11、
出力ユニット12、レース予測ユニット16及びポイン
ト重視度DB21を備える。サーバBは、レース条件抽
出ユニット13、要因抽出ユニット14、要因適合ユニ
ット15、競争主体関連要因DB17、レース条件関連
要因DB18、レース傾向関連要因DB19及び過去レ
ース実績DB20を備える。各ユニットの機能及び各D
Bに格納される情報は、第1実施形態と同様であるた
め、詳しい説明を省略する。
【0065】利用者は、算出ポイントの重視度をポイン
ト重視度DB21に格納し、結果を予測したい予測対象
レースを指定する情報を、ネットワークNを介して端末
AからサーバBに送信する。サーバBは、レースを指定
する情報に基づいて、予測対象レースの結果を予測する
ために必要な情報を利用者の端末Aに送信する。利用者
は、受信した情報及び、ポイント重視度DB21に格納
されたポイント重視度に基づいて、予測対象レースの結
果を端末Aに予測させる。
【0066】以下、図19を用いて、第2実施形態に係
わる予測システムで行う処理について説明する。なお、
基本的な処理の手順は、第1実施形態と同様であるた
め、第1実施形態と第2実施形態とで異なる点に重点を
置いて説明する。図19に示すように、まず、サーバB
において各レースの実績を過去レース実績DB20に格
納し、各レースのレース条件をレース条件関連要因DB
18に格納する。(ステップS30)。
【0067】利用者は、ポイント重視度を入力し、端末
Bのポイント重視度DB21に格納する。さらに、ネッ
トワークNを介して、予測対象レースを指定する情報を
端末AからサーバBに送信する(不図示)。予測対象レ
ースを指定する情報を受信すると、サーバBのレース条
件抽出ユニット13、要因抽出ユニット14及び要因適
合ユニット15は、図11のステップS14からステッ
プS24と同様にして、競争主体毎のポイントを算出す
る。続いて、サーバBは、ネットワークNを介して、算
出したポイントと、予測対象レースのレース条件等を含
む開催情報を利用者の端末Aに送信する(ステップS3
2)。
【0068】利用者の端末Aは、算出されたポイントと
レースの開催情報を受信して、不図示の格納部に格納す
る(ステップS34)。利用者の端末Aのレース予測ユ
ニット16は、図11のステップS24及びS26と同
様にして、受信した情報を用いてレース結果を予測する
(ステップS36)。
【0069】以下、図20を用いて、第1実施形態に係
わる予測装置10と、第2実施形態に係わる予測システ
ムの端末Aとで、利用者が行う作業の比較について説明
する。図20において、利用者が行う作業を点線で書か
れた矩形で囲って示している。
【0070】図20(a)に、第1実施形態に係わる予
測装置10の利用者が行う作業を示す。図20(a)に
示すように、利用者は、(1)各レースの実績の取得と
蓄積、(2)各レースの開催情報の取得と各レースのレ
ース条件の格納、(3)必要な情報の抽出及びポイント
の算出と(4)レースの結果の予測というの4つの作業
を行う。 この場合、利用者がレース実績の蓄積等を怠
ると、レース結果を予測するための情報に漏れが生じる
ため、予測確度が低下する事もある。従って、利用者
は、予測するために必要な情報を過去に遡って蓄積する
ことが必要となる。
【0071】図20(b)に、第2実施形態に係わる予
測システムの端末Aの利用者が行う作業を示す。図20
(b)に示すように、上述の(1)から(3)は、サー
バBによって行われる。したがって、利用者は、(4)
のレース結果の予測のために、(1)から(3)を行わ
ずに、(5)必要な情報と算出されたポイントの受信を
行う。
【0072】このように、第2実施形態によれば、サー
バBが、レース実績の取得・蓄積、レース条件の取得・
格納、予測のために必要な情報の抽出及びポイントの算
出を行う。利用者は、必要な時に、ネットワークNを介
して予測のために必要となる情報をサーバBから取得
し、取得した情報を用いてレースの結果を予測すること
ができる。従って、利用者の端末Aに、過去レースの実
績等の大量の情報を格納するDBを備えることが不要と
なる。
【0073】第2実施形態に係わる予測システムを構成
する端末A及びサーバBも、第1実施形態に係わる予測
装置10と同様に、汎用的なコンピュータを用いて実現
する事が可能である。この場合、予測装置10を構成す
る各ユニット及び各DBを、図18に示すシステム構成
図に対応するように、端末A及びサーバBに分散させ
る。
【0074】(付記1) コンピュータに実行させるこ
とによって、競争結果を予測する制御を該コンピュータ
に行なわせるプログラムを記録した、コンピュータで読
み取り可能な記録媒体であって、予測対象となる競争の
競争条件と関連する条件を持つ過去の競争結果を統計的
に処理し、前記予測対象となる競争に参加する競争主体
の特性に基づく分析結果及び前記統計結果に基づいて、
前記予測対象となる競争の結果を予測する、制御をコン
ピュータに行なわせるプログラムを記録した記録媒体。
【0075】(付記2) 前記予測対象となる競争の競
争条件と同じ競争条件を備える過去の競争結果を抽出す
る、制御をコンピュータに行なわせるプログラムを記録
した付記1記載の記録媒体。
【0076】(付記3) 前記競争条件として、前記競
争が行われる場所、前記競争が行われる時期、前記競争
の等級に関する情報を格納する、制御をコンピュータに
行なわせるプログラムを記録した付記1記載の記録媒
体。
【0077】(付記4) 前記統計的処理において、前
記過去の競争結果を着順に分類することにより、前記過
去の競争結果において着順に関連している要因である有
効要因を抽出し、前記予測対象となる競争に参加する競
争主体について、前記有効要因に適合するか否か判定
し、各競争主体に判定結果に基づく情報を付する、制御
をコンピュータに行なわせるプログラムを記録した付記
1記載の記録媒体。
【0078】(付記5) 前記過去の競争結果の分類
を、予め定められた項目について行い、前記過去の競争
において、好成績を収めた競争主体に所定の傾向が見ら
れる調査項目を前記有効要因として抽出する、制御をコ
ンピュータに行なわせるプログラムを記録した付記4記
載の記録媒体。
【0079】(付記6) 前記過去の競争結果の分類
を、予め定められた項目について行い、前記過去の競争
において、好成績を収められなかった競争主体に所定の
傾向がみられる調査項目を前記有効要因として抽出す
る、制御をコンピュータに行なわせるプログラムを記録
した付記4記載の記録媒体。
【0080】(付記7) 前記有効要因を前記項目につ
いての勝率及び連対率に基づいて抽出する、制御をコン
ピュータに行なわせるプログラムを記録した付記4記載
の記録媒体。
【0081】(付記8) 前記予測対象となる競争に参
加する競争主体の特性に基づく分析結果及び過去の競争
結果の統計結果をどの程度重視するかを示す重視度に基
づいて、前記予測対象となる競争の結果を予測する、制
御をコンピュータに行なわせるプログラムを記録した付
記1記載の記録媒体。
【0082】(付記9) 競争結果を予測する予測方法
であって、予測対象となる競争の競争条件と関連する条
件を持つ過去の競争結果を統計的に処理し、前記予測対
象となる競争に参加する競争主体の特性に基づく分析結
果及び前記統計結果とに基づいて、前記予測対象となる
競争の結果を予測する、ことを特徴とする予測方法。
【0083】(付記10) ネットワークを介して前記
過去の競争結果を受信する、ことを特徴とする付記9記
載の予測方法。 (付記11) ネットワークを介して、前記分析結果及
び前記統計結果を受信する、ことを特徴とする付記9記
載の予測方法。
【0084】(付記12) 競争結果を予測する予測装
置であって、予測対象となる競争の競争条件と関連する
条件を持つ過去の競争結果を統計的に処理する統計手段
と、前記予測対象となる競争に参加する競争主体の特性
に基づく分析結果及び前記統計手段による統計結果とに
基づいて、前記予測対象となる競争の結果を予測する予
測手段と、を備えることを特徴とする予測装置。
【0085】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、予測対象となる競争に参加する競争主体に関する
戦績、血統等の分析結果に加えて、予測対象となる競争
の競争条件と同様の条件を備える過去の競争結果を統計
的に処理した結果を用いて、競争結果を予測することに
より、主観に左右されにくい予測結果を得ることができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる予測装置の概念図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係わる予測装置の構成
図である。
【図3】レース条件関連要因データベースのデータ構造
の一例を示す図である。
【図4】レース条件関連要因の項目の一例を示す図(そ
の1)である。
【図5】レース条件関連要因の項目の一例を示す図(そ
の2)である。
【図6】レース傾向関連要因データベースのデータ構造
の一例を示す図(その1)である。
【図7】レース傾向関連要因データベースのデータ構造
の一例を示す図(その2)である。
【図8】レース傾向関連要因データベースのデータ構造
の一例を示す図(その3)である。
【図9】過去のレース実績の一例を示す図である。
【図10】ポイント重視度データベースのデータ構造の
一例を示す図である。
【図11】予測装置が行う処理を示すフローチャートで
ある。
【図12】ポイント重視度を入力する画面の一例を示す
図である。
【図13】過去レース実績の統計を取り、競争主体毎の
ポイントを算出した結果を出力する画面の一例を示す図
である。
【図14】従来と本発明適用後におけるレース予測の結
果の比較を示す図(その1)である。
【図15】従来と本発明適用後におけるレース予測の結
果の比較を示す図(その2)である。
【図16】情報処理装置の構成図である。
【図17】コンピュータにプログラムとデータを供給す
ることが可能な伝送信号及び記録媒体を示す図である。
【図18】第2実施形態に係わる予測システムの構成図
である。
【図19】第2実施形態に係わる予測システムで行う処
理を示すフローチャートである。
【図20】第1実施形態と第2実施形態の利用者が行う
作業を説明する図である。
【図21】従来の予測装置の概念図である。
【図22】従来における予測装置が行う処理を示すフロ
ーチャートである。
【図23】従来におけるレース予測の結果の一例を示す
図である。
【符号の説明】
10 予測装置 11 入力ユニット 12 出力ユニット 13 レース条件抽出ユニット 14 要因抽出ユニット 15 要因適合ユニット 16 レース予測ユニット 17 競争主体関連要因データベース 18 レース条件関連要因データベース 19 レース傾向関連要因データベース 20 過去レース実績データベース 21 ポイント重視度データベース 30 情報処理装置 31 CPU 32 メモリ 33 入力装置 34 出力装置 35 外部記憶装置 36 媒体駆動装置 37 ネットワーク接続装置 38 バス 39 可搬記録媒体 40 プログラム(データ)提供者 41 回線 S,ST ステップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータに実行させることによっ
    て、競争結果を予測する制御を該コンピュータに行なわ
    せるプログラムを記録した、コンピュータで読み取り可
    能な記録媒体であって、 予測対象となる競争の競争条件と関連する条件を持つ過
    去の競争結果を統計的に処理し、 前記予測対象となる競争に参加する競争主体の特性に基
    づく分析結果及び前記統計結果に基づいて、前記予測対
    象となる競争の結果を予測する、 制御をコンピュータに行なわせるプログラムを記録した
    記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記予測対象となる競争の競争条件と同
    じ競争条件を備える過去の競争結果を抽出する、 制御をコンピュータに行なわせるプログラムを記録した
    請求項1記載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記統計処理において、前記過去の競争
    結果を着順に分類することにより、前記過去の競争結果
    において着順に関連している要因である有効要因を抽出
    し、 前記予測対象となる競争に参加する競争主体について、
    前記有効要因に適合するか否か判定し、各競争主体に判
    定結果に基づく情報を付する、 制御をコンピュータに行なわせるプログラムを記録した
    請求項1又は2記載の記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記過去の競争結果の分類を、予め定め
    られた項目について行い、 前記過去の競争において好成績を収めた競争主体に所定
    の傾向が見られる項目を前記有効要因として抽出する、 制御をコンピュータに行なわせるプログラムを記録した
    請求項3記載の記録媒体。
  5. 【請求項5】 競争結果を予測する予測方法であって、 予測対象となる競争の競争条件と関連する条件を持つ過
    去の競争結果を統計的に処理し、 前記予測対象となる競争に参加する競争主体の特性に基
    づく分析結果及び前記統計結果とに基づいて、前記予測
    対象となる競争の結果を予測する、 ことを特徴とする予測方法。
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