JP2002169860A - 生産計画立案装置および生産計画立案方法 - Google Patents

生産計画立案装置および生産計画立案方法

Info

Publication number
JP2002169860A
JP2002169860A JP2000367286A JP2000367286A JP2002169860A JP 2002169860 A JP2002169860 A JP 2002169860A JP 2000367286 A JP2000367286 A JP 2000367286A JP 2000367286 A JP2000367286 A JP 2000367286A JP 2002169860 A JP2002169860 A JP 2002169860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
agency
stock
amount
information
production
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000367286A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ono
剛 小野
Hisaaki Kono
寿明 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2000367286A priority Critical patent/JP2002169860A/ja
Publication of JP2002169860A publication Critical patent/JP2002169860A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 代理店から小売店への出荷情報や代理店での
在庫情報に基づいて代理店からの発注を予測することに
より、発注がくる前に生産に着手可能とする。 【解決手段】 代理店から各小売店に対して出荷される
品番ごとの出荷情報および代理店での品番ごとの在庫情
報を取得するサーバ装置2を備え、サーバ装置2は、取
得した各代理店からの品番ごとの出荷情報および在庫情
報を格納するデータベース21と、格納された各代理店
からの品番ごとの出荷情報および在庫情報に基づいて、
各代理店からの今後の発注量を品番ごとに予測する予測
手段22と、品番ごとの予測発注量を全代理店について
集計する集計手段23と、製造元での在庫量から前記予
測発注量を差し引いた予測在庫量が、予め設定された発
注点以下となったとき、予め設定されている補充点から
予測在庫量を引いた量を生産計画量として立案する生産
計画立案手段24とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、見込み生産におけ
る生産計画の立案装置および立案方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の見込み生産における生産計画立案
装置および立案方法は、いわゆる発注点方式により生産
品番および生産量を決定するものであった。つまり、品
番ごとに、発注点および補充点をあらかじめ設定してお
き、対象品番の在庫量が発注点を下回ったとき、補充点
まで在庫量が達するように生産量を決定する、という方
法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、品切れをなくすために、需要の変動(ばらつき)を
考慮して発注点および補充点を高めに設定する必要があ
る。一般的に発注点および補充点を高めに設定すると、
品切れの確率は下がるが、平均在庫量が多くなり、在庫
回転率が低下することになる。また、製造元であるメー
カの工場では、在庫はできるだけ少なくしたいため、発
注点および補充点を、論理式で導き出される値より低め
に設定する傾向にある。
【0004】そのため、設定時の見込みより需要が多く
なると、品切れにつながり、CSの低下、機会損失とい
う形で悪影響を及ぼすといった問題があった。従って、
品切れが発生した品番については、発注点および補充点
の再設定を行うことになる。
【0005】また逆に、設定時の見込みより需要が少な
い場合には、過剰在庫となって同様の問題を引き起こす
ため、この場合も発注点および補充点の再設定を行うこ
とになる。
【0006】このように、適正な在庫を確保しつつ品切
れを起こさないためには、個々の品番の需要の変動をこ
まめにチェックし、再設定を繰り返す必要があった。そ
のため、品番が多くなってくると、管理工数が増加し、
煩雑になるといった問題があった。
【0007】しかも、発注点および補充点の設定を行う
ための基礎データとして使われるのは、メーカの工場内
の情報(例えば、在庫量、販売計画、販売実績、代理店
からの受注、等の情報)であり、特に販売実績において
は、過去(昨月、昨年)の実績であるため、過去のこれ
らの情報では、ライフサイクルの短い製品については、
現状の市場の荷動きを正確に反映することは難しく、生
産計画の立案者の経験と勘に頼るところが大きいといっ
た問題があった。
【0008】これに対し、従来の技術として、過剰在庫
や品切れ等の発生がなく、しかも在庫量を極小化する発
注点と補充点の設定が可能な適正在庫量算出装置が提案
されている(特開平5−28172号公報参照)。
【0009】しかしながら、この適正在庫量算出装置に
おいても、発注点および補充点の設定を行うための基礎
データとして使われるのは、過去の販売実績等であり、
上記と同様の問題を有している。
【0010】本発明は係る問題点を解決すべく創案され
たもので、その目的は、メーカの工場内の情報だけでな
く、例えば代理店から小売店への出荷情報や代理店での
在庫情報に基づいて代理店からの発注を予測し、その予
測も加味して、発注がくる前に生産に着手可能とする生
産計画を立案する生産計画立案装置および生産計画立案
方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の生産計画立案装置は、見込み生産における
生産計画の立案装置であって、1または複数の代理店か
ら各小売店に対して出荷される品番ごとの出荷情報およ
び代理店での品番ごとの在庫情報を取得する取得手段
と、この取得手段により取得した各代理店からの品番ご
との出荷情報および在庫情報を記憶する記憶手段と、こ
の記憶手段に記憶された各代理店からの品番ごとの出荷
情報および在庫情報に基づいて、各代理店からの今後の
発注量を品番ごとに予測する予測手段と、前記予測手段
での品番ごとの予測発注量を全代理店について集計する
集計手段と、各品番のそれぞれについて、製造元での在
庫量から前記集計手段での集計後の予測発注量を差し引
いた予測在庫量が、予め設定された発注点以下となった
とき、予め設定されている補充点から前記予測在庫量を
引いた量を生産計画量として立案する生産計画立案手段
とを備えたことを特徴とする。
【0012】このような特徴を有する本発明によれば、
メーカの工場内のサーバ装置(生産計画立案装置)に
は、1または複数の代理店から各小売店に対して出荷さ
れる品番ごとの出荷情報および代理店での品番ごとの在
庫情報がデータベースとして格納される。サーバ装置で
は、この各代理店からの出荷情報と在庫情報とに基づ
き、各代理店からの今後の発注量を品番ごとに予測し、
この品番ごとの予測発注量を全代理店について集計す
る。そして、各品番のそれぞれについて、工場での在庫
量から集計後の予測発注量を差し引いて予測在庫量を計
算し、この予測在庫量が、予め設定された発注点以下と
なったとき、予め設定されている補充点から予測在庫量
を引いた量を生産計画量として立案する。つまり、本発
明の生産計画立案装置によれば、代理店からの出荷情報
や在庫情報に基づいて、その代理店からの発注を予測
し、その予測を先取りする形で生産計画を立案するの
で、発注点を低く設定しても、品切れを起こさない生産
計画を立案することができる。
【0013】また、本発明の生産計画立案装置によれ
ば、前記予測手段は、各品番のそれぞれについて、代理
店の出荷情報から所定期間Nの出荷実績を集計するとと
もに、下式(1)、 出荷実績集計値÷N×L(ただし、L:製造元での生産リードタイム) ・・・(1) によって予測出荷量を計算し、前記代理店の在庫量から
この予測出荷量を差し引くことによって、L日後の代理
店の予測在庫量を計算し、この予測在庫量が前記代理店
で予め設定されている発注点以下である場合には、前記
代理店で予め設定されている補充点から前記予測在庫量
を差し引いて予測発注量を計算する構成としている。
【0014】すなわち、代理店での1日の出荷実績(出
荷実績集計値÷N)に、工場での生産リードタイムLを
かけることによって、代理店でのL日後の出荷量を予測
し、その予測出荷量がその代理店の発注点以下である場
合に、予測発注量を計算するようになっている。これに
より、代理店からの発注予測が可能となっている。
【0015】また、本発明は、生産計画立案装置として
実現するだけでなく、生産計画立案方法としても実現す
ることができる。
【0016】すなわち、本発明の生産計画立案方法は、
見込み生産における生産計画の立案方法であって、1ま
たは複数の代理店から各小売店に対して出荷される品番
ごとの出荷情報および代理店での品番ごとの在庫情報を
取得する手順と、この取得した各代理店からの品番ごと
の出荷情報および在庫情報を記憶する手順と、この記憶
された各代理店からの品番ごとの出荷情報および在庫情
報に基づいて、各代理店からの今後の発注量を品番ごと
に予測する手順と、品番ごとの予測発注量を全代理店に
ついて集計する手順と、各品番のそれぞれについて、製
造元での在庫量から集計後の予測発注量を差し引いた予
測在庫量が、予め設定された発注点以下となったとき、
予め設定されている補充点から前記予測在庫量を引いた
量を生産計画量として立案する手順とを備えたことを特
徴とする。
【0017】また、各代理店からの品番ごとの出荷情報
および在庫情報に基づいて、各代理店からの今後の発注
量を品番ごとに予測する手順は、代理店の出荷情報から
所定期間Nの出荷実績を集計するとともに、下式
(1)、 出荷実績集計値÷N×L(ただし、L:製造元での生産リードタイム) ・・・(1) によって予測出荷量を計算するステップと、前記代理店
の在庫量からこの予測出荷量を差し引くことによって、
L日後の代理店の予測在庫量を計算するステップと、こ
の予測在庫量が前記代理店で予め設定されている発注点
以下である場合には、前記代理店で予め設定されている
補充点から前記予測在庫量を差し引いて予測発注量を計
算するステップとからなることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0019】図2は、本発明の生産計画立案装置および
生産計画立案方法が適用される物流の概要、すなわち、
代理店制度を導入しているメーカでの物流の概要を示し
ている。
【0020】製品を市場へ供給するメーカ80は、通
常、製品を各代理店81A,81B,・・・に卸し(出
荷し)、各代理店81A,81B,・・・から各小売店
82a,82b,・・・に出荷される。そして、各小売
店82a,82bで一般消費者に販売される、という物
流になっている。
【0021】各代理店81A,81B,・・・は、各小
売店82a,82b,・・・からのオーダ(注文)に基
づき製品を出荷する。この際、各代理店81A,81
B,・・・は、製品在庫を持って各小売店82a,82
b,・・・のオーダに対応している。そして、製品在庫
が各代理店81A,81B,・・・ごとに予め設定され
ている一定量(発注点)以下になると、予め設定された
補充点まで在庫補充するために、メーカ80に発注を行
うようになっている。
【0022】なお、図2中、実線で示す矢印は製品の流
れを示し、破線で示す矢印はオーダ(発注、注文等)の
流れを示している。
【0023】図1は、本発明の生産計画立案装置および
生産計画立案方法を実現するためのシステム構成図を示
している。
【0024】このシステムは、各代理店81A,81
B,・・・に設置された代理店端末1A,1B,・・・
と、メーカ80に設置された生産計画立案装置であるサ
ーバ装置2とが、VANもしくは公衆回線等の通信ネッ
トワーク3を介して接続された構成となっている。
【0025】各代理店端末1A,1B,・・・は、各小
売店82a,82b,・・・への品番ごとの出荷(売
上)情報を集計し、在庫情報とともに、定期的にサーバ
装置2に送信するようになっている。送信するサイクル
は、日々が最も望ましいが、最低でもメーカ80の生産
計画を立案するサイクル(例えば、3日サイクル等)に
合わせることが望ましい。
【0026】サーバ装置2は、各代理店端末1A,1
B,・・・から定期的に送信されてくる品番ごとの出荷
情報および在庫情報を格納するデータベース21と、こ
のデータベース21に格納された各代理店からの品番ご
との出荷情報および在庫情報に基づいて、各代理店1
A,1B,・・・からの今後の発注量を品番ごとに予測
する予測手段22と、この予測手段22での品番ごとの
予測発注量を全代理店について集計する集計手段23
と、各品番のそれぞれについて、メーカ80での在庫量
から集計手段23での集計後の予測発注量を差し引いた
予測在庫量が、予め設定された発注点以下となったと
き、予め設定されている補充点から予測在庫量を引いた
量を生産計画量として立案する生産計画立案手段24と
を備えている。
【0027】データベース21には、各代理店端末1
A,1B,・・・から送信されてきた品番ごとの出荷情
報および在庫情報が、生産計画立案時に利用できる状態
で格納されている。例えば、出荷情報は、品番、出荷数
量、出荷日、代理店コード(名)、の各項目からなって
おり、在庫情報は、品番、在庫数量、在庫日、代理店コ
ード(名)、発注点、補充点、の各項目からなってい
る。また、データベース21には、工場の在庫情報も格
納されている。
【0028】生産計画立案手段24は、生産計画の立案
時、このデータベース21から一定期間ごとに、品番別
に全代理店の出荷数量および在庫数量を集計し、市場の
荷動きを判断した上で、代理店からの発注予測を行う。
これにより、代理店からの発注時期が予測できるため、
メーカでの在庫量が、予め設定された発注点以下になる
前に生産に着手することで、品切れを防止し、なおか
つ、発注点を低く設定することが可能となる。また、出
荷情報や在庫情報を提供する代理店側も、メーカからの
品切れがなくなることは、小売店への品切れがなくなる
ことにもなり、メーカおよび代理店の双方においてメリ
ットのあるシステムとなっている。
【0029】次に、上記構成の生産計画立案装置を用い
て生産計画を立案する実施例について説明する。
【0030】各代理店81A,81B,・・・は、自社
の代理店端末1A,1B,・・・を用いて各小売店82
a,82b,・・・への品番ごとの出荷情報を集計し、
在庫情報とともに、メーカ80のサーバ装置2に送信す
る。
【0031】例えば、〇〇〇という代理店(例えば81
A)の8月31日の出荷情報が表1に示すようになって
いるとする。
【0032】
【表1】
【0033】この表1のような出荷情報が、全代理店8
1A,81B,・・・からメーカ80に対して定期的に
送られてくる。メーカ80では、これらのデータをサー
バ装置2のデータベース21に格納し、生産計画立案時
に使用する。この際、昨年同時期の売上情報も参考にし
たい場合もあるので、データベース21の容量は、2年
分程度あることが望ましい。
【0034】また、9月2日の各代理店(〇〇〇、△△
△、□□□)の在庫情報が表2に示すようになっている
とする。
【0035】
【表2】
【0036】表2において、例えば〇〇〇代理店での9
月2日時点の品番AAAの在庫量は60である。この表
2のような在庫情報が、全代理店81A,81B,・・
・からメーカ80に対して定期的に送られてくる。メー
カ80では、これらのデータをサーバ装置2のデータベ
ース21に格納し、生産計画立案時に使用する。
【0037】生産計画の立案時には最新の情報が得られ
るように、上記出荷情報および在庫情報は毎日送信され
ることが望ましいが、少なくとも生産計画の立案日に
は、各代理店81A,81B,・・・からこれらの出荷
情報および在庫情報が送信されてくるようにする。
【0038】ここで、代理店81A,81B,・・・で
は、自社の倉庫の在庫量を発注点管理方式で管理し、メ
ーカ80に対して発注する。表2の例で言えば、代理店
〇〇〇の品番AAAは、在庫量が発注点(30)以下に
なれば、補充点(60)を満たす量を発注量としてメー
カ80に対して発注する。これを式で表すと、下式
(2)のようになる。
【0039】 在庫量<発注点ならば、発注量=補充点−在庫量 ・・・(2) 一方、メーカ80では、生産に着手してから製品が出来
上がるまでに要する日数(生産リードタイム)を5日と
仮定すると、5日先の発注が予測できれば事前に生産に
着手でき、品切れの発生率を低減することができる。本
発明の生産計画立案装置および立案方法は、このような
考え方に基づいている。
【0040】すなわち、予測手段22は、各品番のそれ
ぞれについて、各代理店の出荷情報から所定期間Nの出
荷実績を集計するとともに、下式(1)、 出荷実績集計値÷N×L(ただし、L:製造元での生産リードタイム) ・・・(1) によって予測出荷量を計算する。すなわち、代理店での
1日の出荷実績(出荷実績集計値÷N)に、工場での生
産リードタイムLをかけることによって、代理店でのL
日後の出荷量を予測している。この予測方法は、単純に
今後も同じペースで出荷されることを前提としている
が、これを基本ロジックとして、月末や月初の変動、季
節変動等を考慮したロジックに置き換えることも可能で
ある。
【0041】予測手段22は、次に、代理店の在庫量か
ら上記で計算した予測出荷量を差し引くことによって、
L日後の代理店の予測在庫量を計算し、この予測在庫量
が代理店で予め設定されている発注点以下である場合に
は、代理店で予め設定されている補充点から、予測在庫
量を差し引いて予測発注量を計算する。
【0042】予測手段22では、このような予測発注量
の計算を、全代理店について行う。
【0043】集計手段23は、この予測手段22で計算
された品番ごとの予測発注量を、全代理店について集計
する。
【0044】上記予測手段22および集計手段23での
発注予測方法を図で表すと、図3に示すようになる。
【0045】すなわち、現時点(生産計画の立案日)か
らみてN日前までの代理店の出荷実績41から、生産リ
ードタイムであるL日後の出荷量42を予測(計算)
し、その予測出荷量を現時点での代理店の在庫量から差
し引いた値(予測在庫量)43が、その代理店の発注点
44以下である場合には、その代理店の補充点45から
この予測在庫量43を差し引いた値46を予測発注量と
して計算する。
【0046】生産計画立案手段24は、各品番のそれぞ
れについて以下の計算を行う。すなわち、メーカ80で
の在庫量から集計手段23での集計後の予測発注量を差
し引いたメーカ80での予測在庫量が、メーカ80で予
め設定された発注点以下となったとき、メーカ80で予
め設定されている補充点からこの予測在庫量を引いた量
を、その品番の生産計画量として立案する。
【0047】この生産計画立案手段24での生産計画の
立案方法を図で表すと、図4および図5に示すようにな
る。図4は、生産するケースを示し、図5は生産しない
ケースを示している。
【0048】すなわち、図4に示すケースでは、生産計
画立案日(現時点)でのメーカ在庫量50から、全代理
店を集計した予測発注量51を差し引いた予測在庫量5
3が、メーカでの発注点52以下になっているので、こ
の場合には、メーカでの補充点54から、L日後のメー
カの予測在庫量53を差し引いた値55を、生産計画量
として計算する。
【0049】また、図5に示すケースでは、生産計画立
案日(現時点)でのメーカ在庫量60から、全代理店を
集計した予測発注量61を差し引いた予測在庫量63
が、メーカでの発注点62以下にならないので、この場
合には、その品番については生産計画を立案しない。
【0050】このような生産計画の立案方法によると、
現実にはメーカの在庫量が発注点を下回る前に生産に着
手することになるので、その分、発注点を低めに設定す
ることが可能となる。
【0051】図6は、従来の発注点の概念を示し、図7
は、本発明による発注点の概念を示している。
【0052】発注点の設定方法は、一般的には図6に示
すように、「発注点=生産リードタイム×出荷予測分
(予測出荷量)+安全在庫(オーダのばらつき分+予測
誤差分)」という計算式によって求められる。
【0053】これに対し、本発明による発注点の設定方
法は、図7に示すように、「発注点=生産リードタイム
×出荷予測分(予測出荷量)+安全在庫(オーダのばら
つき分)」という計算式によって求められる。つまり、
安全在庫(予測誤差分)の部分を、代理店からの情報に
よって精度良く求めることで、予測誤差による安全在庫
の上乗せが不要となっている。
【0054】
【発明の効果】本発明の生産計画立案装置および生産計
画立案方法によれば、代理店からの出荷情報や在庫情報
に基づいて、その代理店からの発注を予測し、その予測
を先取りする形で生産計画を立案するので、発注店を低
く設定しても、品切れを起こさない生産計画を立案する
ことができる。これにより、メーカでの在庫量も低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生産計画立案装置および生産計画立案
方法を実現するためのシステム構成図である。
【図2】本発明の生産計画立案装置および生産計画立案
方法が適用される物流の概要を示す説明図である。
【図3】代理店の発注予測方法を示す概念図である。
【図4】生産計画の立案方法を示す概念図である。
【図5】生産計画の立案方法を示す概念図である。
【図6】従来の発注点の設定方法の概念図である。
【図7】本発明による発注点の設定方法の概念図であ
る。
【符号の説明】
1A,1B 代理店端末 2 サーバ装置 3 通信ネットワーク 21 データベース 22 予測手段 23 集計手段 24 生産計画立案手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 見込み生産における生産計画の立案装置
    であって、 1または複数の代理店から各小売店に対して出荷される
    品番ごとの出荷情報および代理店での品番ごとの在庫情
    報を取得する取得手段と、 この取得手段により取得した各代理店からの品番ごとの
    出荷情報および在庫情報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された各代理店からの品番ごとの出
    荷情報および在庫情報に基づいて、各代理店からの今後
    の発注量を品番ごとに予測する予測手段と、 前記予測手段での品番ごとの予測発注量を全代理店につ
    いて集計する集計手段と、 各品番のそれぞれについて、製造元での在庫量から前記
    集計手段での集計後の予測発注量を差し引いた予測在庫
    量が、予め設定された発注点以下となったとき、予め設
    定されている補充点から前記予測在庫量を引いた量を生
    産計画量として立案する生産計画立案手段とを備えたこ
    とを特徴とする生産計画立案装置。
  2. 【請求項2】 前記予測手段は、各品番のそれぞれにつ
    いて、 代理店の出荷情報から所定期間Nの出荷実績を集計する
    とともに、下式(1)、 出荷実績集計値÷N×L(ただし、L:製造元での生産リードタイム) ・・・(1) によって予測出荷量を計算し、 前記代理店の在庫量からこの予測出荷量を差し引くこと
    によって、L日後の代理店の予測在庫量を計算し、 この予測在庫量が前記代理店で予め設定されている発注
    点以下である場合には、前記代理店で予め設定されてい
    る補充点から前記予測在庫量を差し引いて予測発注量を
    計算することを特徴とする請求項1に記載の生産計画立
    案装置。
  3. 【請求項3】 見込み生産における生産計画の立案方法
    であって、 1または複数の代理店から各小売店に対して出荷される
    品番ごとの出荷情報および代理店での品番ごとの在庫情
    報を取得する手順と、 この取得した各代理店からの品番ごとの出荷情報および
    在庫情報を記憶する手順と、 この記憶された各代理店からの品番ごとの出荷情報およ
    び在庫情報に基づいて、各代理店からの今後の発注量を
    品番ごとに予測する手順と、 品番ごとの予測発注量を全代理店について集計する手順
    と、 各品番のそれぞれについて、製造元での在庫量から集計
    後の予測発注量を差し引いた予測在庫量が、予め設定さ
    れた発注点以下となったとき、予め設定されている補充
    点から前記予測在庫量を引いた量を生産計画量として立
    案する手順とを備えたことを特徴とする生産計画立案方
    法。
  4. 【請求項4】 各代理店からの品番ごとの出荷情報およ
    び在庫情報に基づいて、各代理店からの今後の発注量を
    品番ごとに予測する手順は、 代理店の出荷情報から所定期間Nの出荷実績を集計する
    とともに、下式(1)、 出荷実績集計値÷N×L(ただし、L:製造元での生産リードタイム) ・・・(1) によって予測出荷量を計算するステップと、 前記代理店の在庫量からこの予測出荷量を差し引くこと
    によって、L日後の代理店の予測在庫量を計算するステ
    ップと、 この予測在庫量が前記代理店で予め設定されている発注
    点以下である場合には、前記代理店で予め設定されてい
    る補充点から前記予測在庫量を差し引いて予測発注量を
    計算するステップとからなることを特徴とする請求項3
    に記載の生産計画立案方法。
JP2000367286A 2000-12-01 2000-12-01 生産計画立案装置および生産計画立案方法 Pending JP2002169860A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000367286A JP2002169860A (ja) 2000-12-01 2000-12-01 生産計画立案装置および生産計画立案方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000367286A JP2002169860A (ja) 2000-12-01 2000-12-01 生産計画立案装置および生産計画立案方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002169860A true JP2002169860A (ja) 2002-06-14

Family

ID=18837734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000367286A Pending JP2002169860A (ja) 2000-12-01 2000-12-01 生産計画立案装置および生産計画立案方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002169860A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004013532A (ja) * 2002-06-06 2004-01-15 Renesas Technology Corp 在庫量調整システム
WO2004027533A1 (ja) * 2002-09-19 2004-04-01 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha 部品在庫量管理装置
JP2006259933A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Omron Corp 在庫一元管理システム
JP2009070016A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Hitachi Consulting Co Ltd 在庫計画システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004013532A (ja) * 2002-06-06 2004-01-15 Renesas Technology Corp 在庫量調整システム
WO2004027533A1 (ja) * 2002-09-19 2004-04-01 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha 部品在庫量管理装置
JP2006259933A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Omron Corp 在庫一元管理システム
JP2009070016A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Hitachi Consulting Co Ltd 在庫計画システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111340421A (zh) 一种采购方法
US10636079B2 (en) Demand-based product sourcing
JP4759544B2 (ja) 在庫計画システム
US20090083123A1 (en) Systems and methods for inventory level improvement by data simulation
CN109948829B (zh) 一种基于多个售货点的调货方法、电子设备及存储介质
JP2007140785A (ja) 在庫管理システム
CN113177763A (zh) 一种补货建议生成方法和系统及计算机可读存储介质
CN107767092A (zh) 商品对象信息的处理方法、展示方法及装置
CN115689451A (zh) 一种线下零售门店补货量确定方法、装置、终端及介质
CN113469591A (zh) 库存补货控制方法、装置、电子设备及存储介质
JP2003162619A (ja) 売り上げ予測装置および方法
JP6766024B2 (ja) 受注管理システム、受注管理装置及び受注管理プログラム
CN116433154A (zh) 一种仓库补货方法、装置、电子设备及存储介质
US20090037299A1 (en) Systems and methods for inventory level improvement
JP2005015140A (ja) 発注量算出システム
JP2002169860A (ja) 生産計画立案装置および生産計画立案方法
JP2006018777A (ja) 物品発注量決定方法、物品発注量決定装置、及びコンピュータプログラム
JP5119115B2 (ja) 手法自動選択装置、手法自動選択方法及びプログラム。
JP2020119029A (ja) 発注情報計算プログラム、装置、及び方法
JP3945941B2 (ja) 安全在庫率による在庫補充方法
JP2001167081A (ja) 受注量予測装置
JP3260333B2 (ja) 生産管理装置、生産管理システム、生産計画方法、及び記憶媒体
JP2003228666A (ja) 部品発注システム
JP2008165597A (ja) 業務パラメータ決定システム
JP2000235604A (ja) 生産計画立案装置