JP2002169139A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2002169139A
JP2002169139A JP2001015122A JP2001015122A JP2002169139A JP 2002169139 A JP2002169139 A JP 2002169139A JP 2001015122 A JP2001015122 A JP 2001015122A JP 2001015122 A JP2001015122 A JP 2001015122A JP 2002169139 A JP2002169139 A JP 2002169139A
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恵一 田中
Naohito Inoue
尚人 井上
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秀樹 市岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクティブマトリックス駆動型液晶表示装置
において、パネルの温度変化に起因する表示変化を防止
し、動作範囲のいかなる温度においても良好な表示品位
が得られる液晶表示装置を提供することである。 【解決手段】 液晶表示装置10は、一対の基板間に液
晶が介在される液晶表示パネル4、液晶表示パネル4の
温度を検出する温度検出器3、および液晶表示パネル4
に駆動電圧を印加する電圧変動回路5を有する。液晶表
示パネル4は、薄膜トランジスタ(TFT)を有し、T
FT素子は、その温度変化によって電気的特性が変化す
る。温度検出器3は、液晶表示パネル4の温度を検出
し、電圧変動回路5は、温度検出器3が検出した温度に
応じて、液晶表示パネル4を駆動する信号の電圧を変動
させ、TFT素子の温度補償を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、さらに詳しくは、アクティブマトリックス駆動型の
液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal
Display)は、ブラウン管(CRT:Cathode Ray Tub
e)などのディスプレイと比較すると、厚み(奥行き)
を格段に薄くできること、消費電力が小さいこと、フル
カラー化が容易なことなどの利点を持っている。その利
点を活かし、最近では、ノート型PC(パーソナルコン
ピュータ)、各種モニタ、携帯テレビ、またはデジタル
ビデオカメラの表示部など多岐の分野にわたって用いら
れている。
【0003】LCDの需要が伸びるにつれ、性能に対す
る要求も年々高くなりつつある。その中でも現在、重要
かつ問題視されているのが、LCDパネルの消費電力で
ある。昨今、急速に成長している、携帯電話またはPD
A(Personal Digital Assistant)などのモバイルツー
ルにおいて、LCDの消費電力の占める割合は大きく、
LCDの低消費電力化は早急に求められている。
【0004】現在、LCDの低消費電力化を行うにあた
り様々な対策が考えられている。中でも駆動面からのア
プローチとしては、位相変調駆動による低消費電力化が
報告されている。位相変調駆動に関しては、特開平4−
299388号公報に開示される。
【0005】次に、位相変調駆動について説明する。位
相変調駆動は、電圧変動による駆動方法(電圧変動駆
動)とは異なり、たとえば薄膜トランジスタ(TFT)
または薄膜ダイオードなどの能動素子を用いたアクティ
ブマトリックス液晶表示装置を、パルス幅による変調方
式で駆動する。前記能動素子は、その電流−電圧特性が
急峻でかつ応答性が高いため、画素電極と対向電極との
間への電荷蓄積は急速に行われ、電極間の電圧上昇速度
が速い。
【0006】したがって、画素電極と対向電極との間に
印加される電圧は、前記能動素子の駆動信号入力端と対
向電極との間に印加した選択電圧のパルス幅に応じて変
化する。このため、前記選択電圧パルス幅を画像データ
に応じて制御すれば、画素電極と対向電極との間に印加
される電圧を変化させて画素の透過率を制御し、階調表
示を行うことができる。
【0007】具体的に図を用いて、電圧変動駆動と位相
変調駆動とを説明する。図5は、電圧変動駆動による階
調表示方式を説明するためのグラフである。図5に示す
ように、電圧変動駆動では、画像データに応じて液晶に
印加する電圧レベルを変えることによって、画素の透過
率を制御し、階調表示を行う。
【0008】しかしながら、電圧変動駆動による駆動方
法は、選択電圧の電圧値を変化させて階調表示を行うも
のであるため、駆動信号として、表示階調数と同数の電
圧信号が必要であり、表示階調を多くするほど多段階の
電圧を出力する電源回路が必要となって駆動回路が複雑
化する。さらに、多段階の電圧を入力電圧から作成する
際には、オペアンプなどの昇圧・降圧回路によって各設
定電圧を作らなければならず、作成する際には必ず電力
のロスが生じる。結果、パネルの消費電力は大きいもの
になってしまう。
【0009】次に、位相変調駆動による階調表示方式を
説明する。図6は、位相変調駆動による階調表示方式を
説明するためのグラフである。図6に示すように、位相
変調駆動では、画像データに応じてパルス幅を制御する
ことで、階調表示を行っている。つまり、パルス幅を変
えることで、液晶に印加される電力レベルを制御し、階
調表示を行うことができる。
【0010】位相変調駆動は、電圧変動駆動と異なり、
パルス幅変調方式で駆動しているため、電圧変動駆動の
ように多段階の電圧レベルの駆動信号を用いることな
く、2値の電圧のみで階調表示を行うことができる。2
値の電圧のみで階調表示ができるということは液晶表示
装置の消費電力を低減するのに非常に有効な手段であ
る。なぜなら、前述したように、電圧変動駆動を行う場
合には、多段階の電圧レベルが必要となるからである。
また、電圧変動駆動において、各設定電圧を作成する際
には、オペアンプなどの昇圧・降圧回路による電力のロ
スが生じる。
【0011】これに対して、位相変調駆動であれば階調
表示の駆動電圧は2値のみであるから、昇圧または降圧
の際の電力ロスもほとんどなく、結果、低消費電力で液
晶表示パネルを駆動することが可能となる。このよう
に、位相変調駆動を行うと液晶表示装置を低消費電力で
駆動できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、位相変
調駆動には、動作雰囲気の温度変化に応じて、表示品位
が変化しやすいという問題点がある。もともと液晶表示
装置は動作雰囲気の温度に対して、その表示が変化する
のが問題の1つであった。その要因としては、液晶材
料が温度特性を持つ(誘電率、保持率など)、能動素
子が温度特性を持つ、という、2つの要因が考えられ
る。
【0013】この中で、の液晶材料に起因する表示変
化は電圧変動駆動・位相変調駆動の両駆動において、ほ
ぼ同様に生じる振舞である。しかしながら、の能動素
子の温度特性変化に対する液晶表示装置の振舞が電圧変
動駆動と位相変調駆動とでは大きく異なる。以下にその
理由を、能動素子として、薄膜トランジスタ(TFT)
素子を例にあげて説明する。
【0014】図7は、TFT素子を有する液晶表示パネ
ルの1画素分の等価回路図である。TFT素子を有する
液晶パネルでは、マトリックス状に配置された信号線と
走査線との交点に、TFT素子が配置され、TFT素子
のゲートは走査線に、ソースは信号線に、ドレインは液
晶容量に接続される。前記液晶パネルにおいて、ゲート
電極が選択状態になると、トランジスタは導通し、信号
線の映像信号を液晶容量に書き込む。ゲート電極が非選
択状態になると、トランジスタはハイインピーダンスと
なり、信号線の映像信号が液晶容量に漏れるのを防ぐ。
【0015】図8は、TFT(a−Si)のVg−√I
d特性(Vg:TFT素子のゲート電極に印加される電
圧、Id:ドレイン電流)の温度依存性を示すグラフで
ある。図8に示す温度特性を見ると、温度上昇に伴って
TFTに流れ込むドレイン電流が増大することが判る。
ドレイン電流の電流量が増大するということは、それだ
け液晶に流れる電流量が大きくなり、入力信号に対する
ドレイン電圧の立上りが急峻になるということである。
【0016】以上のことを踏まえて、温度変化が生じた
際の電圧変動駆動と位相変調駆動とを考えてみる。ま
ず、電圧変動駆動の場合を考えてみよう。図9(a)
は、温度T=Tr(室温時)の際の階調信号(中間調表
示)を示すグラフである。図9(a)において、矩形波
1で示した信号が入力信号であり、曲線2で示した信号
がドレイン電圧である。中間表示は設定時間(書込み時
間:1H)内に設定電圧Vaまで達しているものとす
る。
【0017】図9(b)は、温度T=Th(Th>T
r)になった時の階調信号(中間調表示)を示すグラフ
である。図9(b)では、図9(a)の状態から温度を
上昇させ、T=Thになった時の状態を表す。図9か
ら、温度上昇に伴ってTFTに流れ込むドレイン電流は
増大し、入力信号に対するドレイン電圧の立上りが急峻
になる様子が判る。
【0018】しかしながら、温度上昇によってドレイン
電圧の立上りが急峻になったものの、この程度の変化で
あれば、設定時間(書込み時間:1H)内に設定電圧V
aまで達しているという振舞は変わらない。結果、画素
に印加される電圧は温度によって変わらず、TFTの温
度特性起因の階調表示変化はない。もちろん、もっと大
きな温度変化による、TFT素子の特性変化が起こった
場合、電圧変動駆動においても表示は変化する。
【0019】次に、位相変調駆動の場合を考える。図1
0(a)は、温度T=Trの際の階調信号(中間調表
示)を示すグラフである。図10(a)において、矩形
波1で示した信号が入力信号であり、曲線2で示した信
号がドレイン電圧である。中間表示も設定時間(書込み
時間:1H)内に設定電圧Vcまで達しているものとす
る。
【0020】図10(b)は、温度T=Th(Th>T
r)になった時の階調信号(中間調表示)を示すグラフ
である。図10(b)では、図10(a)の状態から温
度を上昇させ、T=Thになった時の状態を表す。温度
上昇に伴ってTFTに流れ込むドレイン電流は増大し、
入力信号に対するドレイン電圧の立上りが急峻になる。
すると、その立上り方の変化を受けて、中間調表示の設
定電圧VcはT=Tr時よりも高い方向にシフトする。
その結果、温度が上昇した場合、通常時よりもΔV高い
電圧Vc’が印加されることになり、階調表示が変化し
てしまう。
【0021】つまり、位相変調駆動では、パルス幅変調
方式で駆動しているため、ドレイン電圧の立上り方の変
化がそのまま、まともに階調表示に影響を及ぼすことが
判る。
【0022】液晶表示装置において、パネル温度変化に
起因する表示変化を防止するための対策として、たとえ
ば特開平3−10217号公報では、信号電極に電圧が
印加されるパルスの幅を温度によって変化させることに
よって、温度補償を行う方法が開示されている。しかし
ながら、この従来技術では、階調に応じてパルス幅を制
御しなければならず、非常に複雑な制御になってしま
う。
【0023】特開平10−301094号公報では、透
過型液品表示装置において、バックライト光の温度分布
による液晶の閾値移動を走査信号の電圧変化によって補
償し、画像表示ムラを防止する方法が開示されている。
しかしながら、この従来技術では、透過型液晶表示装置
における、液晶の閾値移動の補償のみについて言及され
ており、反射型液晶表示装置、位相変調駆動、および能
動素子(TFT)特性に対する補償については一切述べ
られていない。
【0024】本発明の目的は、アクティブマトリックス
駆動型液晶表示装置において、パネルの温度変化に起因
する表示変化を低消費電力の温度補償を行う電圧変動回
路で防止し、動作範囲のいかなる温度においても良好な
表示品位が得られる液晶表示装置を提供することであ
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の能動素
子によって、スイッチングを行う液晶表示パネルを備え
たアクティブマトリックス駆動型液晶表示装置におい
て、前記液晶表示パネルの温度変化に応じて、前記能動
素子を駆動する信号の電圧を変化させて、能動素子の温
度補償を行う電圧変動回路を有することを特徴とする液
晶表示装置である。
【0026】本発明に従えば、液晶表示装置は、前記液
晶表示パネルの温度変化に応じて、前記能動素子を駆動
する信号の電圧を変化させて、能動素子の温度補償を行
う電圧変動回路を有するので、能動素子の温度特性変化
を補償し、動作範囲のいかなる温度においても良好な表
示品位を得ることができる。
【0027】また本発明は、前記液晶表示パネルの温度
変化を検出する温度検出器を有することを特徴とする。
【0028】本発明に従えば、前記液晶表示パネルの温
度変化を検出する温度検出器を有するので、液晶パネル
の温度を逐次検出することができ、液晶パネルの温度変
化に応じた能動素子の温度補償を行うことができる。
【0029】また本発明は、位相変調駆動を行うことを
特徴とする。位相変調駆動では、階調表示の駆動電圧が
2値のみであるから、昇圧または降圧の際の電力ロスも
ほとんどなく、低消費電力で液晶表示パネルを駆動する
ことができる。しかしながら、位相変調駆動には、動作
雰囲気の温度変化に応じて、表示品位が変化しやすいと
いう問題点がある。
【0030】本発明に従えば、液晶表示パネルの温度変
化に応じて、前記能動素子を駆動する信号の電圧を変化
させて、能動素子の温度補償を行うので、位相変調駆動
を行う液晶表示装置においても温度変化による表示品位
の変化を防止することができる。
【0031】また本発明は、前記液晶表示パネルの温度
変化に応じて、走査信号の印加電圧を変化させることを
特徴とする。
【0032】本発明に従えば、前記液晶表示パネルの温
度変化に応じて、走査信号の印加電圧を変化させるの
で、温度変化によって表示が変化しない液晶表示パネル
を実現することができる。
【0033】また本発明は、前記液晶表示パネルの温度
変化に応じて、共通信号の印加電圧を変化させることを
特徴とする。
【0034】本発明に従えば、前記液晶表示パネルの温
度変化に応じて、共通信号の印加電圧を変化させるの
で、温度変化によって表示が変化しない液晶表示パネル
を実現することができる。また、共通信号の印加電圧
は、走査信号として印加する電圧などに比べて低電圧で
あるので、電圧変動させる電圧を低く設定することがで
きる。
【0035】また本発明は、前記液晶表示パネルの温度
変化に応じて、階調信号の印加電圧を変化させることを
特徴とする。
【0036】本発明に従えば、前記液晶表示パネルの温
度変化に応じて、階調信号の印加電圧を変化させるの
で、温度変化によって表示が変化しない液晶表示パネル
を実現することができる。また、電圧変動駆動で液晶表
示装置を駆動する場合には、各階調に対してそれぞれの
階調電圧が設定されているので、これを利用すれば温度
補償用の電圧をわざわざ作ることなく温度補償を行うこ
とができる。
【0037】また本発明は、前記能動素子を駆動する信
号電圧を昇圧する昇圧回路をさらに備えているととも
に、上記能動素子を駆動する信号電圧が、前記電圧変動
回路によって電圧変化された後に、上記昇圧回路によっ
て昇圧されることを特徴とする。
【0038】本発明に従えば、能動素子を駆動する信号
電圧が昇圧回路によって昇圧される前に、能動素子の温
度補償を行うための電圧変動回路によって、この信号電
圧が変化されることになる。よって、昇圧回路によって
昇圧された信号電圧に対して、電圧変動回路が温度補償
を行う構成と比較して、電圧変動回路に入力される電圧
値、および電圧変動回路から出力される電圧値を低くす
ることができる。
【0039】電圧変動回路から出力される電圧値が低く
なることによって、電圧変動回路における外部抵抗で消
費される電力も小さく抑制することができる。よって、
消費電力の小さい液晶表示装置を提供することが可能と
なる。
【0040】また、電圧変動回路に入力される電圧値が
低くなることによって、電圧変動回路に用いられるレギ
ュレータ等を構成するICの動作範囲電圧を低く設定す
ることができる。すなわち、耐圧の低いICで電圧変動
回路を構成することができるので、温度補償を行うため
の電圧変動回路を、より安価に実現することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある液晶表示装置10を示す概略図である。液晶表示装
置10は、一対の基板間に液晶が介在される液晶表示パ
ネル4、液晶表示パネル4の温度を検出する温度検出器
3、および液晶表示パネル4に駆動電圧を印加する電圧
変動回路5を有する。
【0042】液晶表示装置10は、アクティブマトリッ
クス型の液晶表示装置であり、能動素子として、薄膜ト
ランジスタ(TFT)素子を有する。TFT素子などの
能動素子は、その温度変化によって電気的特性が変化す
る。
【0043】温度検出器3は、液晶表示パネル4の温度
を検出し、検出した温度は電圧変動回路5に伝達され
る。電圧変動回路5は、検出器3が検出した温度に応じ
て、液晶表示パネル4を駆動する信号の電圧を変動させ
る。
【0044】次に、液晶表示装置10の液晶駆動方式に
ついて、TFT素子の温度特性変化に対してセンシティ
ブに表示が変わる位相変調駆動を例に挙げて説明する。
TFT素子を有する液晶表示パネルでは、マトリックス
状に配置された信号線と走査線との交点に、TFT素子
が配置され、TFT素子のゲートは走査線に、ソースは
信号線に、ドレインは液晶容量に接続される。前記液晶
パネルにおいて、ゲート電極が選択状態になると、トラ
ンジスタは導通し、信号線の映像信号を液晶容量に書き
込む。ゲート電極が非選択状態になると、トランジスタ
はハイインピーダンスとなり、信号線の映像信号が液晶
容量に漏れるのを防ぐ。
【0045】図8において前述したように、温度上昇に
伴ってTFTに流れ込むドレイン電流は増大する。ドレ
イン電流の電流量が増大するということは、それだけ液
晶に流れる電流量が大きくなり、入力信号に対ナるドレ
イン電圧の立上りが急峻になり、液晶パネルの表示に影
響を与えるということである。温度変化によって電流量
が変化するのであれば、その電流量変化を補償するよう
な形で、入力信号を変化させればよいと考えられる。
【0046】そこで、液晶表示パネルの温度変化に応じ
て、走査信号の印加電圧Vgを変化させる駆動方法につ
いて考えてみる。図2は、TFT(a−Si)のVg−
√Id特性(Vg:TFT素子のゲート電極に印加され
る電圧、Id:ドレイン電流)の温度依存性を示すグラ
フである。図2に示すように、温度変化に対して常に一
定の電流量√Id=cをドレイン電極に供給するために
は、走査信号電圧Vgを温度によって変化させてやれば
よいことが判る。すなわち、各温度Th,Tr,Tlの
間に、Th>Tr>Tlの関係が成立ち、温度Trのと
きに走査信号電圧Vg=Vrで√Id=Cであれば、温
度Thのときに走査信号電圧Vg=Vh(Vh<Vr)
とすれば√Id=Cとなり、温度Tlのときに走査信号
電圧Vg=Vl(Vr<M)とすれば√Id=Cとな
り、ドレイン電流を温度によらず一定に保つことができ
る。
【0047】図3(a)は、走査信号電圧Vgが一定の
場合の、階調信号の入力波形(中間調表示時)と、各温
度Th,Tr,Tlでのドレイン電圧の変化とを示すグ
ラフである。図3(a)から、温度変化によってTFT
特性が変わり、ドレインに流れ込む電流量、つまりドレ
イン電圧の立上り方が変化する様子が見て取れる。
【0048】図3(b)は、温度に応じて走査信号電圧
Vgを変化させた場合のドレイン電圧の変化を示すグラ
フである。図3(b)に示すように、温度によって走査
信号電圧VgをVh,Vr,Vlと変化させ、ドレイン
電極に流れ込む電流量が一定値になるように制御するこ
とによって、ドレイン電圧の立上り方の温度依存性を無
くすことができる。その結果、温度変化によって表示が
変化しない、液晶表示パネルを実現することができる。
【0049】この駆動は電圧変動駆動のパネルにおいて
も有効であるが、特に能動素子の温度特性変化に対し
て、表示がセンシティブに変化する位相変調駆動におい
ては、非常に有効な手段となる。また、位相変調駆動で
あれば階調表示の駆動電圧は2値のみであるから、昇・
降圧の際の電力ロスもほとんどなく、結果、低消費電力
で液晶表示パネルを駆動することが可能となる。
【0050】次に、液晶表示パネルの温度変化に応じ
て、共通信号の印加電圧Vcomまたは階調信号の印加
電圧Vsを変化させる駆動方法について考えてみる。図
4は、液晶表示パネルの温度変化に応じて、共通信号の
印加電圧Vcomまたは階調信号の印加電圧Vsを変化
させる駆動方法について説明するためのグラフである。
図4(a)において、矩形波1で示した信号が入力信号
であり、曲線2で示した信号がドレイン電圧である。図
4(a)に示すように、たとえばパネルの温度の低下に
応じて、TFT素子の特性が変化し、ドレイン電極に流
れ込む電流量が低下し、ドレイン電極の電位は低下す
る。
【0051】図4(b)は、液晶表示パネルの温度変化
に応じて、対向電極に印加する電圧を変化させる駆動方
法について説明するためのグラフである。まず、ドレイ
ン電極に階調信号電圧Vsが印加され、対向電極に共通
信号電圧Vcomが印加される場合について考える。た
とえば、液晶表示パネルの温度低下に伴って、ドレイン
電極の電位がVsからΔV低下する場合には、液晶の電
位差が温度変化によらず一定になるように、対向電極に
印加する共通信号電圧Vcomを図4(b)に示すよう
にΔV低下させる。こうすることによって、TFT素子
の温度補償を行うことができる。
【0052】この駆動を行う場合、共通信号の印加電圧
Vcomは、走査信号電圧と比較して低電圧であるの
で、電圧変動させる電圧を低く設定できるというメリッ
トがある。
【0053】次に、ドレイン電極に共通信号電圧Vco
mが印加され、対向電極に階調信号電圧Vsが印加され
る場合について考える。この場合も、液晶表示パネルの
温度変化に応じてTFT素子の特性が変化し、ドレイン
電極の電位が変動する。ここでたとえば、液晶表示パネ
ルの温度低下に伴って、ドレイン電極の電位がVcom
からΔV低下する場合には、液晶の電位差が温度変化に
よらず一定になるように、対向電極に印加する階調信号
電圧Vsを図4(b)に示すようにΔV低下させる。こ
うすることによって、TFT素子の温度補償を行うこと
ができる。
【0054】電圧変動駆動において、この駆動を行う場
合は、各階調に対してそれぞれ階調電圧が設定されてい
るので、温度に応じて階調信号電圧Vsを変動させる際
に、その設定されている階調電圧を利用し、温度補償用
の電圧をわざわざ作ることなく、温度補償を行うことが
できる。
【0055】以上のように、対向電極に印加する電圧を
温度に応じて変動させることによって、TFT素子の温
度補償を行うことができ、温度変化によって表示が変化
しない液晶表示パネルを実現することができる。
【0056】さらに、対向電極に印加する電圧を変動さ
せる駆動は、電圧変動駆動のパネルにおいても有効であ
るが、特に能動素子の温度特性変化に対して、表示がセ
ンシティブに変化する位相変調駆動においては、非常に
有効な手段となる。加えて、位相変調駆動であれば階調
表示の駆動電圧は2値のみであるから、昇・降圧の際の
電力ロスもほとんどなく、結果、低消費電力で液晶表示
パネルを駆動することが可能となる。
【0057】図4(c)は、液晶表示パネルの温度変化
に応じて、ドレイン電極に印加する電圧を変化させる駆
動方法について説明するためのグラフである。まず、ド
レイン電極に階調信号電圧Vsが印加され、対向電極に
共通信号電圧Vcomが印加される場合について考え
る。たとえば、液晶表示パネルの温度低下に伴って、ド
レイン電極の電位がVsからΔV低下すると推定される
場合には、液晶の電位差が温度変化によらず一定になる
ように、階調信号として印加する電圧を図4(c)に示
すようにΔV上昇させる。こうすることによって、TF
T素子の温度補償を行うことができる。
【0058】電圧変動駆動において、この駆動を行う場
合は、各階調に対してそれぞれ階調電圧が設定されてい
るので、温度に応じて階調信号電圧Vsを変動させる際
に、その設定されている階調電圧を利用し、温度補償用
の電圧をわざわざ作ることなく、温度補償を行うことが
できる。
【0059】次に、ドレイン電極に共通信号電圧Vco
mが印加され、対向電極に階調信号電圧Vsが印加され
る場合について考える。この場合も、液晶表示パネルの
温度変化に応じてTFT素子の特性が変化し、ドレイン
電極の電位が変動する。ここでたとえば、液晶表示パネ
ルの温度低下に伴って、ドレイン電極の電位がVcom
からΔV低下すると推定される場合には、液晶の電位差
が温度変化によらず一定になるように、共通信号として
印加する電圧を、図4(c)に示すようにΔV上昇させ
る。こうすることによって、TFT素子の温度補償を行
うことができる。
【0060】この駆動を行う場合、共通信号の印加電圧
Vcomは、走査信号電圧と比較して低電圧であるの
で、電圧変動させる電圧を低く設定できるというメリッ
トがある。
【0061】以上のように、ドレイン電極に印加する電
圧を温度に応じて変動させることによって、TFT素子
の温度補償を行うことができ、温度変化によって表示が
変化しない液晶表示パネルを実現することができる。
【0062】さらに、ドレイン電極に印加する電圧を変
動させる駆動は、電圧変動駆動のパネルにおいても有効
であるが、特に能動素子の温度特性変化に対して、表示
がセンシティブに変化する位相変調駆動においては、非
常に有効な手段となる。加えて、位相変調駆動であれば
階調表示の駆動電圧は2値のみであるから、昇・降圧の
際の電力ロスもほとんどなく、結果、低消費電力で液晶
表示パネルを駆動することが可能となる。
【0063】次に、電圧変動回路5の構成について説明
する。温度補償を行うための電圧変動回路5は、温度に
よって抵抗値の変化するサーミスタ11と、設定抵抗値
の割合によって出力電圧を制御できるレギュレータ12
とを備えた構成となっている。図11は、電圧変動回路
5の具体的な回路構成を示す回路図である。
【0064】ここで、R1、R2は固定抵抗値、Rth
はサーミスタ11の抵抗値、Vinは入力電圧値、およ
びVoutは出力電圧値をそれぞれ示している。Rth
は、温度によって抵抗値が変化するものである。また、
Voutは、次の(1)式で表されるものとする。 Vout=α×(1+(R2+Rth)/R1) (1) なお、この式において、αは定数を表している。また、
このVoutの式は、標準的なレギュレータの仕様より
引用したものである。この式によれば、電圧変動回路5
は、Rthの抵抗値が温度によって変わることによっ
て、レギュレータ12からの出力電圧値Voutを変化
させて出力するものとなっていることがわかる。すなわ
ち、Voutの値を反映する信号電圧が温度によって変
動することによって、温度補償が行われることになる。
【0065】次に、R1、R2、Rthに流れる電流を
Irと設定する。なお、厳密には、本来R1に流れる電
流をI1、R2およびRthに流れる電流をI2、レギ
ュレータ12の調整用ピンADJから流れ込む電流をI
adjと設定しなければならない。しかしながら、低消
費電力駆動を考える際に用いる低損失のレギュレータ1
2において、調整用ピンから流れ込む電流Iadjは非
常に微小な電流値(具体的には、数十nA程度)とな
る。よって、近似的にI1≒I2=Irとして、以下で
は説明を行うことにする。
【0066】以上のような回路構成を考えた場合、設定
電圧を出力するために設けた外部抵抗値(R1,R2,
Rth)で生じる消費電力が間題となる。外部抵抗値で
生じる消費電力Prは、出力電圧値Voutと、流れる
電流量Irとの積で表される。すなわち、Prは、 Pr=Vout×Ir (2) という式で表される。
【0067】また、I1≒I2=Irであることから、
出力電圧値Voutは、次の式のような形でも表すこと
ができる。 Vout=Ir×(R1+R2+Rth) (3) この(3)式と(2)式とによって、消費電力Prは次
の式で表される。 Pr=β×(Vout)2 (β=1/(R1+R2+Rth)) (4) つまり、電圧変動回路から出力される出力電圧値Vou
tの値を小さくすれば、外部抵抗値で生じる消費電力は
小さくなることがわかる。例えば、出力電圧Voutが
1/2になれば、消費電力Prは1/4になる。
【0068】以上を踏まえて、次に、電圧変動回路を含
む、実際の駆動回路について説明する。通常、走査電圧
などの高い信号電圧は、液晶モジュールに供給される電
源電圧を何倍かに昇圧して作成される。
【0069】ここで、まず比較例として、従来の駆動回
路について説明する。図12は、従来の駆動回路の概略
構成を示すブロック図である。同図に示すように、従来
の駆動回路は、入力電圧Vinが、まず昇圧回路13に
入力され、その後、電圧変動回路5から出力電圧Vou
tが出力される構成となっている。すなわち、従来の駆
動回路は、パネルに供給される直前の信号電圧に対して
電圧変動回路5による温度補償をかける構成となってい
る。しかしながら、この構成の場合、昇圧回路13によ
って昇圧された高い信号電圧に対して温度補償を行うこ
とになる。したがって、電圧変動回路5から出力される
出力電圧Voutは高い電圧となるので、この従来の駆
動回路は、外部抵抗値での消費電力が大きくなってしま
うという問題を有している。
【0070】一方、本実施形態における駆動回路は、図
13に示すような構成となっている。すなわち、この駆
動回路は、入力電圧Vinが、まず電圧変動回路5に入
力され、その後、昇圧回路13から出力電圧Voutが
出力される構成となっている。つまり、上記従来の構成
とは異なり、本実施形態の駆動回路は、まず、昇圧前の
電源電圧(入力電圧Vin)に対して電圧変動回路5に
よって温度補償を行っている。そして、温度補償が行わ
れた後の電圧が、昇圧回路13によって昇圧されて、パ
ネルに供給される。これにより、電圧変動回路5から出
力される電圧値Voutを低く抑えることが可能とな
り、電圧変動回路5における外部抵抗で消費される電力
も小さく抑制することができる。
【0071】また、入力電圧Vinの値も、従来の回路
構成よりも低くなるので、電圧変動回路5に用いられて
いるレギュレータ等を構成するICの動作範囲電圧を低
く設定することができる。すなわち、耐圧の低いICで
電圧変動回路5を構成することができるので、温度補償
を行うための電圧変動回路5を、より安価に実現するこ
とができる。
【0072】図14は、上記の駆動回路を備えた液晶表
示装置10の概略構成を示す説明図である。この構成で
は、温度検出器3によって、液晶表示パネル4の温度が
検出され、検出された温度が電圧変動回路5に伝達され
る。電圧変動回路5は、検出器3が検出した温度に応じ
て、入力される電圧を変動させて温度補償を行う。そし
て、温度補償が行われた信号が昇圧回路13に入力さ
れ、必要とされる電圧にまで昇圧された後に、液晶表示
パネル4に入力される。
【0073】なお、上記の駆動回路の構成は、位相変調
駆動のみならず、電圧変調駆動においても有効な手段と
なる。また、温度補償を行う信号としては、走査信号に
限定されるものではなく、温度補償処理および昇圧処理
が必要とされる信号であれば、どのような信号を入力し
ても、上述した消費電力低減効果を同様に得ることがで
きる。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液晶表示
装置は、前記液晶表示パネルの温度変化に応じて、前記
能動素子を駆動する信号の電圧を変化させて、能動素子
の温度補償を行う電圧変動回路を有するので、能動素子
の温度特性変化を補償し、動作範囲のいかなる温度にお
いても良好な表示品位を得ることができる。
【0075】また本発明によれば、前記液晶表示パネル
の温度変化を検出する温度検出器を有するので、液晶パ
ネルの温度を逐次検出することができ、液晶パネルの温
度変化に応じた能動素子の温度補償を行うことができ
る。
【0076】また本発明によれば、前記液晶表示パネル
の温度変化に応じて、前記能動素子を駆動する信号の電
圧を変化させて、能動素子の温度補償を行うので、位相
変調駆動を行う液晶表示装置においても温度変化による
表示品位の変化を防止することができる。
【0077】また本発明によれば、昇圧前の電源電圧に
対して温度補償を行い、補償後の電圧を昇圧回路によっ
て昇圧して、パネルに供給する構成となっているので、
電圧変動回路から出力される電圧値(Vout)を低く
抑えることができ、電圧変動回路の外部抵抗で消費され
る電力も小さく抑制することができる。
【0078】さらに、入力電圧値も通常の回路構成より
も低くなるので、電圧変動回路に用いるレギュレータ等
のICの動作範囲電圧を低く設定できる。結果、耐圧の
低いICで電圧変動回路が構成できるので、より安価に
温度補償が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である液晶表示装置を示
す概略図である。
【図2】TFT(a−Si)のVg−√Id特性の温度
依存性を示すグラフである。
【図3】同図(a)は、走査信号電圧が一定の場合の、
階調信号の入力波形(中間調表示時)と、各温度Th,
Tr,Tlでのドレイン電圧の変化とを示すグラフであ
り、同図(b)は、温度に応じて走査信号電圧を変化さ
せた場合の、各温度Th,Tr,Tlでのドレイン電圧
の変化を示すグラフである。
【図4】液晶表示パネルの温度変化に応じて、共通信号
の印加電圧Vcomまたは階調信号の印加電圧Vsを変
化させる駆動方法について説明するためのグラフであ
り、同図(a)は、入力信号を矩形波1で示し、ドレイ
ン電圧を曲線2で示しており、同図(b)は、対向電極
に印加する電圧を示しており、同図(c)は、ドレイン
電極に印加する電圧を示している。
【図5】電圧変動駆動による階調表示方式を説明するた
めのグラフである。
【図6】位相変調駆動による階調表示方式を説明するた
めのグラフである。
【図7】TFT素子を有する液晶表示パネルの1画素分
の等価回路図である。
【図8】TFT(a−Si)のVg−√Id特性の温度
依存性を示すグラフである。
【図9】電圧変動駆動における階調信号とドレイン電圧
の変化を示すグラフであり、同図(a)は、温度T=T
r(室温時)のとき、同図(b)は、温度T=Th(温
度上昇時)のときを示している。
【図10】位相変動駆動における階調信号とドレイン電
圧の変化を示すグラフであり、同図(a)は、温度T=
Tr(室温時)のとき、同図(b)は、温度T=Th
(温度上昇時)のときを示している。
【図11】電圧変動回路の回路構成例を示す回路図であ
る。
【図12】従来の駆動回路の概略構成を示すブロック図
である。
【図13】本発明の一実施形態に係る駆動回路の概略構
成を示すブロック図である。
【図14】図13に示す駆動回路を備えた液晶表示装置
の概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 入力信号 2 ドレイン電圧 3 温度検出器 4 液晶表示パネル 5 電圧変動回路 10 液晶表示装置 11 サーミスタ 12 レギュレータ 13 昇圧回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/36 G09G 3/36 (72)発明者 田中 恵一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 井上 尚人 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 市岡 秀樹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H092 JA24 JA49 MA57 NA01 PA06 2H093 NA16 NC13 NC63 NC65 NC90 ND05 ND09 ND45 ND58 5C006 AA15 AA16 AC11 AF62 BB15 BF38 BF46 FA19 5C080 AA10 BB05 DD03 DD20 FF11 JJ02 JJ04 KK07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の能動素子によって、スイッチングを
    行う液晶表示パネルを備えたアクティブマトリックス駆
    動型液晶表示装置において、前記液晶表示パネルの温度
    変化に応じて、前記能動素子を駆動する信号の電圧を変
    化させて、能動素子の温度補償を行う電圧変動回路を有
    することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記液晶表示パネルの温度変化を検出する
    温度検出器を有することを特徴とする請求項1記載の液
    晶表示装置。
  3. 【請求項3】位相変調駆動を行うことを特徴とする請求
    項1または2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記液晶表示パネルの温度変化に応じて、
    走査信号の印加電圧を変化させることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記液晶表示パネルの温度変化に応じて、
    共通信号の印加電圧を変化させることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】前記液晶表示パネルの温度変化に応じて、
    階調信号の印加電圧を変化させることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】前記能動素子を駆動する信号電圧を昇圧す
    る昇圧回路をさらに備えているとともに、 上記能動素子を駆動する信号電圧が、前記電圧変動回路
    によって電圧変化された後に、上記昇圧回路によって昇
    圧されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載の液晶表示装置。
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