JP2002168965A - 金属検出機 - Google Patents

金属検出機

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JP2002168965A
JP2002168965A JP2000370216A JP2000370216A JP2002168965A JP 2002168965 A JP2002168965 A JP 2002168965A JP 2000370216 A JP2000370216 A JP 2000370216A JP 2000370216 A JP2000370216 A JP 2000370216A JP 2002168965 A JP2002168965 A JP 2002168965A
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聡 三谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検査体に含まれる金属片の検出精度を向上
させる。 【解決手段】 被検査体1の搬送路に沿って、交流の励
磁信号aが印加される送信コイル6と差動接続された受
信コイル7とを配設し、受信コイル7の出力信号bに基
づいて被検査体に含まれる金属片を検出する金属検出機
において、励磁信号aの周波数を拡散する周波数拡散手
段30、31と、受信コイル7の出力信号bの周波数を
逆拡散する周波数逆拡散手段32、33と、この周波数
逆拡散手段で周波数が逆拡散された後の出力信号b1
含まれる励磁信号の周波数成分以外の雑音磁界に起因す
る周波数成分を除去するバンドパスフィルタ33とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトコンベア等
の搬送路上を搬送される例えば食品、薬品、衣料品等の
被検査体に金属片が含まれているか否かを検査する金属
検出機に関する。
【0002】
【従来の技術】食品の安全を確保するためのシステムと
して、近年、HACCP(Hazard AnalysisCritical Control
Point 危険分析重要管理点)が提唱されている。この
HACCPの一環として、食品に金属片が含まれていないこ
とを検査することが義務付けられている。
【0003】この食品等の被検査体に金属片が含まれて
いるか否かを検査するために種々の手法が提唱されてい
るが、磁界中に金属が入ることにより、磁界が乱れるこ
とを利用した金属検出手法が一般的である。
【0004】この検出手法を採用した金属検出機は例え
ば図8に示すように構成されている。食品等の被検査体
1を一定方向に搬送する搬送路としてのベルトコンベア
2を囲むようにフレーム3が設置されている。このフレ
ーム3の正面に操作パネル4が設けられている。
【0005】図9は、フレーム3内に組込まれている金
属検出機の概略構成を示すブロック図である。交流源5
から出力された励磁電流aは、ベルトコンベア2の搬送
方向に配設された送信コイル6に印加される。したがっ
て、この送信コイル6によって、被検査体1の搬送路内
に一定磁界が形成される。この送信コイル6の対向位置
に一対のコイル7a、7bが互いに巻回方向が逆になる
ように差動接続された受信コイル7が配設されている。
この受信コイル7の出力端子相互間に接続された可変抵
抗8の可変端子からこの受信コイル7の出力信号bが取
出されて第1の同期検波器9a及び第2の同期検波器9
bへ入力される。
【0006】受信コイル7の各コイル7a、7bは送信
コイル6にて生起された磁界を検出して誘起電圧を生成
するが、各コイル7a、7bは巻回方向が互いに逆方向
であるので、誘起電圧は互いに相殺され、出力信号bの
信号レベルは0である。具体的には、出力信号bの信号
レベルが0となるように可変抵抗8の可変端子の摺動位
置が調整されている。
【0007】したがって、このベルトコンベア2上を搬
送される被検査体1に金属片が含まれない状態において
は、受信コイル7の出力信号bは0レベルである。しか
し、被検査体1に金属片が含まれると、一方のコイル7
aの誘起電圧に金属片の大きさに対応した変化分+ΔE
が生じる。巻回方向が異なる他方のコイル7bの誘起電
圧にも金属片の大きさに対応した変化分―ΔEが生じ
る。その結果、受信コイル7の出力信号bには(+2Δ
E)の信号レベルが現れる。
【0008】交流源5から出力された励磁電流aは送信
コイル6に印加されるとともに第1の同期検波器9aへ
印加される。さらに励磁信号aは90°移相回路10で
90°だけ移相されて新たな励磁信号a1 として第2の
同期検波器9bへ印加される。
【0009】第1の同期検波器9aは受信コイル7の出
力信号bを励磁信号aで同期検波する。この第1の同期
検波器9aの出力信号c1 はBPF11aで雑音成分が
除去され増幅器12aで増幅された後、オシロスコープ
が組込まれた判定装置13のX軸端子へ入力される。
【0010】また、第2の同期検波器9bは受信コイル
7の出力信号bを90°だけ移相された励磁信号a1
同期検波する。この第2の同期検波器9aの出力信号c
2 はBPF11bで雑音成分が除去され増幅器12b
で増幅された後、前述したオシロスコープが組込まれた
判定装置13のY軸端子へ入力される。
【0011】判定装置13は、X軸端子から入力された
出力信号c1 と、Y軸端子から入力された出力信号c2
とをベクトル合成して、その合成したベクトルの先端の
点Pを表示画面14のXY直交座標面上に表示する。
【0012】次に、第1及び第2の同期検波器9a、9
bを用いる理由を説明する。被検査体1に含まれる金属
片が鉄等の磁性体の場合、前述したように、各コイル7
a、7bに互いに逆方向の誘起電圧の変化分ΔEが生じ
るので、出力信号bには(+2ΔE)の信号が現れる。
この場合、出力信号bの位相は励磁信号aの位相に対し
て変化しない。したがって、この出力信号bを励磁信号
aで同期検波すればよい。
【0013】一方、被検査体1に含まれる金属片がステ
ンレスやアルミ等の非磁性体の場合、磁界の存在によ
り、非磁性体内に渦電流が生じる。磁束がこの渦電流の
ジュール熱に消費されることに起因して受信コイル7の
出力信号bに(―ΔE)の信号が現れる。さらに、この
場合、渦電流に起因して、出力信号bの位相は励磁信号
aの位相に対して90°変化する。したがって、この出
力信号bを元の励磁信号aに対して90°移相した励磁
信号a1 で同期検波すればよい。
【0014】しかしながら、食品等の被検査体1に含ま
れる金属片の材質は磁性体と非磁性体とに完全に分離さ
れずに、磁性体と非磁性体との両方の特性を有する。し
たがって、金属片が含まれる被検査体1をベルトコンベ
ア2で送信コイル6と受信コイル7の設置位置を通過さ
せると、受信コイル7の出力信号bは、信号レベルが変
化するとともに、位相も変化する。その結果、被検査体
1に金属片が含まれると、第1、第2の同期検波器9
a,9bの各出力信号c1 、c2 は共に変化する。
【0015】さらに、被検査体1が食品の場合は、その
食品の材質(食材)によっては、この食品に元々微小の
鉄等の金属成分が含まれる場合が多々ある。さらに、一
般に、食品は衛生上包装されて搬送される。したがっ
て、この包装材料にアルミ蒸着等の金属材が採用されて
いた場合等においてはこの影響を大きく受ける。
【0016】このような被検査体1においては、たと
え、除去すべき有害な金属片が含まれていなかったとし
ても、受信コイル7の出力信号bには、この被検査体1
自体が元来有する磁性特性や非磁性特性に対応した信号
レベルや励磁信号に対する位相変化が生じる。
【0017】そこで、被検査体1に含まれる微小な金属
片を高い精度で検出するためには、出力信号bに元々含
まれる信号レベルや位相変化から、有害な金属片に起因
する信号レベルや位相変化を区別して抽出する必要があ
る。
【0018】次に、金属片は含まれていないが、包装を
含めた食品自体の磁性特性や非磁性特性を有する正常な
基準となる被検査体1をベルトコンベア2上に載置し
て、この被検査体1を送信コイル6と受信コイル7との
間を移動させた場合における判定装置13の表示画面1
4のXY直交座標面上に表示された合成ベクトルの先端
の点Pの軌跡を図10(a)(b)を用いて説明する。
【0019】図10(a)に示すように、被検査体1が
コイル6,7に対して相対位置が、(a)状態、(b)
状態、(c)状態、(d)状態、(e)状態、(f)状
態と変化していくと、受信コイル7の出力信号bの信号
レベルが大きく変化する共に、励磁信号aに対する位相
も大きく変化し、図10(b)に示すように、出力信号
bの合成ベクトル先端Pは、(a)状態、(b)状態、
(c)状態、(d)状態、(e)状態、(f)状態と変
化し、リサージュ波形15となる。
【0020】このように、磁性特性及び非磁性特性を有
する被検査体1を送信コイル6と受信コイル7の設置位
置を通過させると、判定装置13の表示画面14のXY
直交座標面上に、図10(b)に示すリサージュ波形1
5が描かれる。
【0021】なお、このリサージュ波形15の形状は、
被検査体1が有する磁性特性及び非磁性特性に応じて大
きく変化する。したがって、被検査体1毎に個別のリサ
ージュ波形15を有する。
【0022】そして、被検査体1に金属片が含まれる
と、たとえ、その金属片の有する磁性特性及び非磁性特
性が、被検査体1が元々有する磁性特性及び非磁性特性
に比較して小さいものであったとしても、図11(b)
に示すように、被検査体1が有する磁性特性及び非磁性
特性で作成されるリサージュ波形15に影響を与え、変
形部分16が現われる。
【0023】したがって、予め、異物としての金属片が
含まれない基準となる被検査体1のリサージュ波形15
を測定しておき、実際に被検査体1の測定において、測
定されたリサージュ波形15に変形部分16が存在すれ
ば、被検査体1に金属片が含まれると判断している。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8、
図9に示すように構成された金属検出機においてもまだ
解消すべき次のような課題があった。
【0025】すなわち、この金属検出機は、一般に食品
工場内の製造、検査、包装、出荷の一連のラインの中の
検査ラインに組込まれている場合が多い。したがって、
この金属検出機の周囲には、製造、包装、出荷の各工程
を実施するための多数の機器が設置されている。当然、
これらの機器にはモータが組込まれており、また、これ
らの機器には、この機器の動作を制御するためのリレー
やスイッチが多数組み込まれている。
【0026】これらのモータやリレーやスイッチは動作
時に電磁波の雑音を周囲空間に放射する。この電磁波雑
音を完全に機器内に封込むのは非常に困難である。
【0027】前述したように、金属検出機においては、
送信コイル6で磁界を発生し、受信コイル7でその磁界
の変化を検出している。そして、被検査体1に含まれる
金属片の検出感度を向上させるためには、上述した受信
コイル7で微細な磁界変化を検出する必要がある。
【0028】しかし、上述したように、この金属検出機
の周囲には、各機器がら放射される雑音電磁波が充満し
ているので、金属片の検出感度を向上させる目的で検出
感度を高く設定すると、この雑音電磁波に起因する磁界
変化を被検査体1に金属片が存在すると誤判定する懸念
がある。したがって、金属検出機の検出精度に一定の制
限があった。
【0029】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、信号に対する周波数拡散と周波数逆拡散の
特性を用いることにより、受信コイルで受信された信号
から、送信コイルと受信コイルとの間で混入された雑音
を大きく抑制し、受信コイルで受信された信号のS/N
比を大幅に向上でき、ひいては、被検査体に対する金属
片の検出精度を向上できる金属検出機を提供することを
目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、被検査体の搬
送路に沿って、交流の励磁信号が印加される送信コイル
と差動接続された受信コイルとを配設し、受信コイルの
出力信号に基づいて被検査体に含まれる金属片を検出す
る金属検出機に適用される。
【0031】そして、上記課題を解消するために、本発
明の金属検出機においては、励磁信号の周波数を拡散す
る周波数拡散手段と、受信コイルの出力信号の周波数を
逆拡散する周波数逆拡散手段と、この周波数逆拡散手段
で周波数が逆拡散された後の出力信号に含まれる励磁信
号の周波数成分以外の周波数成分を除去するバンドパス
フィルタとを備えている。
【0032】まず、信号を周波数拡散し、次に同一信号
を周波数逆拡散し、バンドパスフィルタを通すことによ
って、周波数拡散から周波数逆拡散までの間に入力され
た雑音を抑制できる動作原理を図2を用いて説明する。
【0033】信号源20から出力された周波数fSを有
する信号21は、周波数拡散部22で、周波数がfS
ら[(fS―Δf)〜(fS+Δf)]まで拡散される。
したがって、信号の平均レベルも低下する。周波数拡散
部22から出力された周波数拡散さた信号23に雑音2
4が重畳される。雑音24が重畳された信号は次の周波
数逆拡散部25で周波数逆拡散される。
【0034】先に周波数拡散されている信号23の成分
は周波数逆拡散されると、元の周波数fSを有する狭帯
域の高い信号レベルを有した信号21になるが、雑音2
4の成分は逆に周波数拡散されて、低い信号レベルを有
した[(fS―Δf)〜(fS+Δf)]の広帯域の信号
24aとなる。
【0035】この周波数逆拡散部25の出力信号26の
周波数帯域をBPF(バンドパスフィルタ)27で、元
の周波数fS近傍に制限することによって、このBPF
27から出力された信号28のS/N比を大幅に向上で
きる。
【0036】この動作原理を本願の金属検出機に適用す
る。送信コイルに印加される励磁信号は周波数拡散され
る。そして、この周波数拡散された状態の励磁信号が送
信コイルに印加されるので、送信コイルで生成される磁
界も周波数拡散している。この周波数拡散された磁界に
外部から雑音磁界が重畳する。
【0037】受信コイルには、この雑音磁界が重畳され
かつ周波数拡散された磁界に対応した電流が流れる。し
たがって、この受信コイルの出力信号には、周波数拡散
された送信コイルからの信号成分と、周波数拡散されて
いない雑音成分とが含まれる。
【0038】したがって、この受信コイルの出力信号を
周波数逆拡散すれば、信号成分は元の狭帯域の高い信号
レベルを有した信号になるが、雑音成分は逆に周波数拡
散されて、低い信号レベルを有した広帯域の信号とな
る。
【0039】そこで、狭帯域のバンドパスフィルタを用
いて狭帯域の高い信号レベルのみを抽出すれば、受信コ
イルの出力信号のS/N比が大幅に向上する。
【0040】また、別の発明は、上述した発明の金属検
出機における周波数拡散手段を、PN信号発生回路と、
PN信号発生回路から出力されたPN信号を送信コイル
へ印加する励磁信号に乗算する信号合成器とで構成す
る。また、周波数逆拡散手段を、PN信号発生回路から
出力されたPN信号を受信コイルの出力信号に乗算する
信号合成器とで構成する。
【0041】さらに別の発明は、上述した発明の金属検
出機において、送信コイルと受信コイルとに対して、同
調特性を緩和するための同調緩和回路を設けている。
【0042】このように同調緩和回路を設けて同調特性
を緩和すれば、例えば、被検査体の温度が変化したとし
ても、この被検査体における位相特性変化が緩やかにな
るので、図10、図11で示したリサージュ波形が大き
く変化しないので、検出感度が大きく変化することはな
い。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
を用いて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係る金
属検出機の概略構成を示すブロック図である。図9に示
す従来の金属検出機と同一部分には同一符号を付して、
重複する部分の詳細説明を省略している。また、この金
属検出機の外観図は図8に示す外観図と同じである。
【0044】この第1実施形態の金属検出機において
は、交流源5と送信コイル6との間に信号合成器30が
介挿されている。送信コイル6に対して同調用のコンデ
ンサ45が並列接続されている。また、受信コイル7に
対して同調用のコンデンサ44が並列接続されている。
【0045】受信コイル7の可変抵抗8と一対の同期検
波器9a、9bとの間には、信号合成器32が介挿され
ている。各信号合成器30、32には、PN(擬似雑
音)信号発生回路31が接続されている。
【0046】PN信号発生回路31には、直列接続され
たN個のレジスタと少なくとも1個のEXOR(排他的
論理和)ゲートとが組込まれ、(2N―1)のビット周
期を有するPN(擬似雑音)信号dを発生して、各信号
合成器30、32へ印加する。
【0047】信号合成器30は、交流源5から出力され
た周波数fSを有する励磁信号aと、PN信号発生器3
1から入力されたPN信号dとを信号合成する。このよ
うに周波数fSを有する励磁信号aは、PN信号dと信
号合成されることによって、周波数拡散される。PN信
号dで周波数拡散された励磁信号aは新たな励磁信号a
1として、送信コイル6へ印加すされる。したがって、
信号合成器30とPN信号発生器31とは周波数拡散手
段を構成する。
【0048】一対のコイル7a、7bが互いに巻回方向
が逆になるように差動接続された受信コイル7の出力端
子相互間に接続された可変抵抗8の可変端子からこの受
信コイル7の出力信号bが取出されて信号合成器32へ
入力される。
【0049】信号合成器32は、受信コイル7の可変抵
抗8の可変端子から出力された周波数拡散された出力信
号bと、PN信号発生器31から入力されたPN信号d
とを信号合成する。このように、既にPN信号dで周波
数拡散された出力信号bは、同一のPN信号dと信号合
成されることによって、元の周波数fSに周波数逆拡散
される。PN信号dで周波数逆拡散された出力信号bは
新たな出力信号b1として、第1、第2の同期検波回路
9a、9bへ印加される。
【0050】交流源5から出力された励磁電流aは信号
合成器30に印加されるとともに第1の同期検波器9a
へ印加される。さらに交流源5から出力された励磁電流
aは90°移相回路10で90°だけ移相されて新たな
励磁信号a2 として第2の同期検波器9bへ印加され
る。
【0051】第1の同期検波器9aは信号合成器32の
出力信号b1を励磁信号aで同期検波する。この第1の
同期検波器9aの出力信号c1 はBPF11aで雑音成
分が除去され増幅器12aで増幅された後、A/D変換
器34aでデジタルデータに変換され、例えばマイクロ
コンピュータからなる制御部35へ入力される。
【0052】また、第2の同期検波器9bは信号合成器
32の出力信号b1を励磁信号a2で同期検波する。この
第2の同期検波器9aの出力信号c2 はBPF11b
で音成分が除去され増幅器12bで増幅され、A/D変
換器34bでデジタルデータに変換され、前述した制御
部35へ入力される。
【0053】以上説明したように、受信コイル7の出力
信号bに含まれる信号成分に対しては、信号合成器32
とPN信号発生器31とは周波数逆拡散手段を構成す
る。
【0054】各BPF11a、11bの通過周波数は励
磁信号aの周波数fSに設定されている。したががっ
て、この11a、11bは、周波数が逆拡散された後の
出力信号b1に含まれる励磁信号aの周波数成分以外の
雑音の周波数成分を除去して、新たな出力信号c1、c
として各増幅器12a、12bへ送出する。
【0055】マイクロコンピュータからなる制御部35
には、図8に示すフレーム3の外面に露出した操作パネ
ル4、表示部36及びプリンタ37が組込まれている。
そして、この制御部35は、A/D変換器34aから入
力された出力信号c1をX軸とし、A/D変換器34b
から入力された出力信号c2をY軸とする図10(b)
に示したリサージュ波形15をメモリ上に作成する。そ
して、この作成したリサージュ波形15に変形部分16
が存在するか否かを調べて、予め定められた許容限界以
上の変形部分16が検出されると表示部26に金属検出
を警告表示し、プリンタ37で印字出力する。
【0056】このように構成された第1実施形態の金属
検出機においては、図2を用いて説明したように、送信
コイル6に印加される励磁信号a1は信号合成器30で
PN信号dで周波数拡散されている。したがって、送信
コイル6で生成される磁界も周波数拡散している。この
周波数拡散された磁界に外部から雑音磁界が重畳する。
受信コイル7には、この雑音磁界が重畳されかつ周波数
拡散された磁界に対応した電流が流れる。したがって、
この受信コイル7の可変抵抗8の可変端子から出力され
る出力信号bには、周波数拡散された送信コイル6から
の信号成分と、周波数拡散されていない雑音成分とが含
まれる。
【0057】したがって、この受信コイルの出力信号b
を信号合成器32で再度PN信号dと信号合成すれば、
信号成分は逆拡散されて元の狭帯域の高い信号レベルを
有した信号になるが、雑音成分は逆に周波数拡散され
て、低い信号レベルを有した広帯域の信号となる。
【0058】そこで、通過周波数が励磁信号aの周波数
Sに設定された狭帯域のBPF11a、11bを用い
て狭帯域の高い信号レベルのみを抽出すれば、広帯域の
雑音成分の大部分は除去されて、各増幅器12a、12
bに入力される出力信号b2のS/N比が大幅に向上す
る。
【0059】したがって、この金属検出機の被検査体1
に含まれる金属片の検出精度を大幅に向上できる。
【0060】さらに、この第1実施形態の金属検出機に
おいては、周波数拡散手段と周波数逆拡散手段としてP
N信号発生回路31を用いている。このPN信号発生回
路31は、間単に発生するPN信号のパターンを変更で
きるので、PN信号のパターンが異なる複数の金属検出
機を隣接して配置できる。よって、食品製造工場におけ
る製品検査ラインの検査処理効率を向上できる。
【0061】(第2実施形態)図3は本発明の第2実施
形態に係る金属検出機の概略構成を示すブロック図であ
る。図1に示す第1実施形態の金属検出機と同一部分に
は同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略し
ている。また、この金属検出機の外観図は図8に示す外
観図と同じである。
【0062】この第2実施形態の金属検出機において
は、信号合成器30でPN信号dにて周波数拡散された
励磁信号a1は送信コイル6へ印可されると共に、第1
の同期検波器38aへ入力される。さらに、この周波数
拡散された励磁信号a1は90°移相器10で90°だ
け移相されて、新たな励磁信号a2として、第2の同期
検波器38bへ入力される。
【0063】この第1、第2の同期検波器38a、38
bは、一種の信号合成器で構成されているので、受信コ
イル7の可変抵抗8の可変端子から出力された出力信号
bと周波数拡散された各励磁信号a1、a2とを信号合成
することによって、出力信号bを同期検波すると共に、
周波数逆拡散する。したがって、この第1、第2の同期
検波器38a、38bにおいて、受信コイル7の出力信
号bに含まれる雑音磁界に起因する雑音成分は周波数拡
散されて、低い信号レベルを有した広帯域の信号とな
る。
【0064】この第1、第2の同期検波器38a、38
bから出力された出力信号c1、c2は、次のBPF39
a、39bにて、励磁信号aの周波数成分以外の広周波
数帯域を有する雑音成分が除去される。各BPF39
a、39bで雑音成分が除去された各出力信号c1、c2
は、増幅器12a、12bで増幅され、A/D変換器3
4a、34bでデジタルデータに変換されたのち、マイ
クロコンピュータからなる制御部35へ入力される。
【0065】このように構成された第2実施形態の金属
検出機においても、受信コイル7の出力信号bに含まれ
る雑音磁界に起因する雑音成分は大幅に抑制されるの
で、図1に示した第1実施形態の金属検出機とほぼ同じ
作用効果を奏する。
【0066】さらに、この第2実施形態の金属検出機に
おいては、同期検波器で周波数逆変換を実施させて入る
ので、構成の簡素化を図ることができる。
【0067】(第3実施形態)図4は本発明の第3実施
形態に係る金属検出機の要部を取出して示すブロック図
である。図3に示す第2実施形態の金属検出機と同一部
分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省
略している。
【0068】この第3実施形態の金属検出機において
は、送信コイル6に印加する励磁信号の周波数を拡散す
る周波数拡散手段として、乱数発生器40とVCO(電
圧制御発振器)41とが採用されている。
【0069】乱数発生器40は、一定の周期で例えば1
〜Nまでの乱数を発生する。具体的には、乱数の値に対
応して電圧値が変化する乱数信号を次のVCO41へ送
出する。VCO41は入力された乱数信号の各電圧値に
対応して変化する周波数[f 1、f2、…、fN]を有す
る励磁信号a1を出力する。このVCO41から出力さ
れた励磁信号a1は送信コイル6へ印加される。
【0070】したがって、送信コイル6へ印加される励
磁信号a1は周波数拡散された信号となる。VCO41
から出力された周波数拡散された励磁信号a1は送信コ
イル6へ印加されると共に、第1の同期検波回路38a
へ入力される。さらに、この周波数拡散された励磁信号
1は90°移相器10で90°だけ移相されて、新た
な励磁信号a2として、第2の同期検波器38bへ入力
される。
【0071】このように構成された第3実施形態の金属
検出機においても、送信コイル6へ印加される励磁信号
1は周波数拡散され、受信コイル7の出力信吾bは、
各同期検波器38a、38bで周波数逆拡散されるの
で、受信コイル7の出力信号bに含まれる雑音磁界に起
因する雑音成分は大幅に抑制されるので、図3に示した
第2実施形態の金属検出機とほぼ同じ作用効果を奏す
る。
【0072】(第4実施形態)図5は本発明の第3実施
形態に係る金属検出機の要部を取出して示すブロック図
である。図3に示す第2実施形態の金属検出機と同一部
分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省
略している。
【0073】この第4実施形態の金属検出機において
は、送信コイル6に印加する励磁信号の周波数を拡散す
る周波数拡散手段として、ランプ波形発生回路42とV
CO(電圧制御発振器)42とが採用されている。
【0074】ランプ波形発生回路42は、図示するよう
に、一定周期T1で電圧値が鋸歯状に変化するランプ波
形信号eを出力する。ランプ波形発生回路42から出力
されたランプ波形信号eは次のVCO41へ入力され
る。VCO41は入力された電圧値が鋸歯状に変化する
乱数信号の各電圧値に対応して周波数が鋸歯状に変化す
る励磁信号a1を出力する。このVCO41から出力さ
れた励磁信号a1は送信コイル6へ印加される。
【0075】したがって、送信コイル6へ印加される励
磁信号a1は周波数拡散された信号となるので、図4に
示す第3実施形態の金属検出機とほぼ同様の作用効果を
奏することができる。
【0076】(第5実施形態)図6は本発明の第5実施
形態に係る金属検出機の概略構成を示すブロック図であ
る。図1に示す第1実施形態の金属検出機と同一部分に
は同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略し
ている。また、この金属検出機の外観図は図8に示す外
観図と同じである。
【0077】この第5実施形態の金属検出機において
は、送信コイル6に隣接して、コンデンサとコイルとの
並列回路からなるスタガ同調回路53が設けられてい
る。このスタガ同調回路53は送信コイル6の同調特性
を緩和する機能を有している。
【0078】さらに、受信コイル7の両端と接地間に、
この受信コイル7の同調特性を緩和するための接地抵抗
51,52が介挿されている。したがって、スタガ同調
回路53及び各接地抵抗51,52は送信コイル6と受
信コイル7の同調特性を緩和する同調緩和回路を構成す
る。その他の構成は図1に示す第1実施形態の金属検出
機とほぼ同一である。
【0079】次に、この同調緩和回路を用いて各コイル
6、7を含む合成された同調回路における同調特性を緩
和する理由を図7を用いて説明する。図7(a)は、同
調緩和回路を組込んでいない状態において、送信コイル
6と受信コイル7とを合成した同調回路における出力信
号bの周波数特性図である。図示するように、振幅特性
は同調回路の共振周波数f0近傍で鋭いピーク波形を示
す。一方、位相特性は同調回路の共振周波数f0で急激
に位相が180°反転する。このように、共振周波数f
0近傍で鋭いピーク波形及び急激な位相反転特性を有す
る同調回路を用いることによって、大きな信号レベルを
有した出力信号bを得ることができるので、出力信号b
のS/N比を向上でき、金属片の検出精度を向上でき
る。
【0080】しかしながら、この同調回路の共振周波数
0は周囲温度Rが変化すると微妙に変化する。同調回
路の共振周波数f0が変化すると、出力信号bの位相が
急激に変化する周波数位置が変化する。その結果、図7
(c)に示すように、制御部35で算出されるリサージ
ュ波形15のX軸、Y軸に対する傾斜角度が大きく変化
する。その結果、被検査体1に含まれる金属片に起因す
る微妙な変形部を精度よく検出できない。
【0081】そこで、この第5実施形態の金属検出機に
おいては、送信コイル6及び受信コイル7に上述した同
調緩和回路を設けることによって、図7(b)に示すよ
うに、同調回路における出力信号bの振幅特性を同調回
路の共振周波数f0を含む信号レベルは低いが広い緩や
かな波形を示す。一方、位相特性は同調回路の共振周波
数f0で近傍で位相が緩やかに反転する。
【0082】このように、共振周波数f0で近傍で位相
が緩やかに反転する場合においては、たとえ周囲温度R
が変化して共振周波数f0が変化したとしても、制御部
35で算出される図7(c)に示すリサージュ波形15
のX軸、Y軸に対する傾斜角度が大きく変化することは
ない。その結果、被検査体1に含まれる金属片に起因す
る微妙な変形部を精度よく検出できる。
【0083】なお、出力信号bの同調時の信号レベルは
低下するが、前述した周波数拡散、周波数逆拡散の工程
を経ることによって、出力信号bのS/N比は十分高く
なるので、金属検出機全体としてのS/Nが低下するこ
とはない。よって、金属検出機全体としての被検査体1
に含まれる金属片の検出精度を大幅に向上できる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の金属検出
機においては、送信コイルに印加する励磁信号を周波数
拡散し、受信コイルの出力信号を周波数逆拡散してい
る。
【0085】したがって、受信コイルで受信された信号
から、送信コイルと受信コイルとの間で混入された雑音
を大きく抑制して、受信コイルで受信された信号のS/
N比を大幅に向上でき、ひいては、被検査体に対する金
属片の検出精度を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる金属検出機の概
略構成を示すブロック図
【図2】本発明の動作原理を説明するための図
【図3】本発明の第2実施形態に係わる金属検出機の概
略構成を示すブロック図
【図4】本発明の第3実施形態に係わる金属検出機の概
略構成を示すブロック図
【図5】本発明の第4実施形態に係わる金属検出機の概
略構成を示すブロック図
【図6】本発明の第5実施形態に係わる金属検出機の概
略構成を示すブロック図
【図7】同第5実施形態の金属検出機の動作原理を説明
するための図
【図8】一般的な金属検出機を示す外観図
【図9】従来の金属検出機の概略構成を示すブロック図
【図10】金属検出機においてリサージュ波形が作成さ
れる順序を示す図
【図11】従来の金属検出機で測定されたリサージュ波
形を示す図
【符号の説明】
1…被検査体 2…ベルトコンベア 4…操作パネル 5…交流源 6…送信コイル 7…受信コイル 8…可変抵抗 9a、38a…第1の同期検波器 9a、38b…第1の同期検波器 10…90°移相器 11a,11b、39a、39b…BPF 12a、12b…増幅器 15…リサージュ波形 16…変形部 30、32…信号合成器 31…PN信号発生回路 33…BPF 34a、34b…A/D変換器 35…制御部 40…乱数発生器 41…VCO 42…ランプ信号発生回路 51、52…接地抵抗 53…スタガ同調回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保寺 茂 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 Fターム(参考) 2G005 CA01 2G053 AA21 AB21 BB03 BC02 BC07 BC14 CA03 CB12 CB24 DA01 DA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査体(1)の搬送路に沿って、交流
    の励磁信号が印加される送信コイル(6)と差動接続さ
    れた受信コイル(7)とを配設し、前記受信コイルの出
    力信号に基づいて前記被検査体に含まれる金属片を検出
    する金属検出機において、 前記励磁信号の周波数を拡散する周波数拡散手段(3
    0、31、40、41、42)と、 前記受信コイルの出力信号の周波数を逆拡散する周波数
    逆拡散手段(31、32、38a、38b)と、 この周波数逆拡散手段で周波数が逆拡散された後の出力
    信号に含まれる前記励磁信号の周波数成分以外の周波数
    成分を除去するバンドパスフィルタ(11a、11b、
    39a、39b)とを備えた金属検出機。
  2. 【請求項2】 前記周波数拡散手段は、PN信号発生回
    路(31)と、このPN信号発生回路から出力されたP
    N信号を前記送信コイルへ印加する励磁信号に乗算する
    信号合成器(30)とを有し、 前記周波数逆拡散手段は、前記PN信号発生回路(3
    1)から出力されたPN信号を前記受信コイルの出力信
    号に乗算する信号合成器(32)を有することを特徴と
    る請求項1記載の金属検出機。
  3. 【請求項3】 前記送信コイル(6)と前記受信コイル
    (7)とに対して、同調特性を緩和するための同調緩和
    回路(53、52、53)を設けることを特徴とする請
    求項1又は2記載の金属検出機。
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