JP2002168940A - 監視システム - Google Patents

監視システム

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JP2002168940A
JP2002168940A JP2000362904A JP2000362904A JP2002168940A JP 2002168940 A JP2002168940 A JP 2002168940A JP 2000362904 A JP2000362904 A JP 2000362904A JP 2000362904 A JP2000362904 A JP 2000362904A JP 2002168940 A JP2002168940 A JP 2002168940A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視対象者、監視対象物の状況をより正確に
監視するとともに監視者の手間を軽減する。 【解決手段】 保護対象者が携帯する端末装置1は、G
PS衛星14a、14bからの測位電波により得た位置
データを一定時間ごとに管理センタ15に送信する。不
許可領域データベース17には、日時や気象状況などの
動的要素に関する条件に対応付けられたデータ形式を有
する不許可領域データが格納されている。制御部16
は、カレンダ機能および気象サービス会社22から日時
および気象状況の現在の情報を取得し、この情報と不許
可領域データとから現在の状況に適した不許可領域を獲
得し、この不許可領域と位置データとから保護対象者が
不許可領域に進入しているか否かを判断する。進入して
いると判断すると、電話または電子メールで保護者に通
知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視対象者または
監視対象物の状況を遠方から監視する監視システムに関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、子供や徘徊癖の
ある者など保護を必要とする者(監視対象者)に端末装
置を携帯させ、予め決められた領域例えばある地点から
100m以内の設定領域から出た場合に、保護者(監視
者)に対し通報するシステムが提案されている。このシ
ステムでは、上記設定領域は登録手続きにより決められ
るようになっており、一旦決められた設定領域の変更手
続きには手間を要する。
【0003】一方、保護を必要とする者は毎日自らの生
活を営んでおり、その者の必要に応じて日々時間毎の行
動範囲が異なる。また、雨や雪の降る日などは、交通事
故や転倒事故が起こり易くなるため、保護者としては保
護を必要とする者の行動範囲を制限しようとする。
【0004】このため、保護者は、保護を必要とする者
を十分に監視しようとすると、その者のその日の行動予
定(例えば昼間は学校に行き、夕方は塾に行き、夜は自
宅にいる)や周囲状況(雨や雪が降っている)に合わせ
て上記設定領域を逐次変更しなければならず、保護者の
手間が増大して使い勝手が悪くなるという問題があっ
た。また、手間を省くために、一旦登録した設定領域を
変更せずに用いると、十分な監視精度が得られず不必要
な通報や通報漏れが発生してしまう。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、監視対象者または監視対象物の状況を
より正確に監視できるとともに、監視者の手間を軽減で
きる監視システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した手段
によれば、端末装置は、監視対象者により携帯された状
態あるいは監視対象物に取り付けられた状態で用いられ
るので、制御局が端末装置の位置を監視することは、監
視対象者あるいは監視対象物の位置を監視することと等
しくなる。端末装置は、GPS衛星からの電波に基づい
て得られた正確な位置データを制御局に対して送信し、
制御局は、この位置データと監視対象者または監視対象
物の進入が許可されていない領域を示す不許可領域指定
データとに基づいて、端末装置(すなわち監視対象者ま
たは監視対象物)が指定された不許可領域に進入してい
るか否かを判断することができる。
【0007】この場合、不許可領域データベースに格納
される上記不許可領域指定データは、日時や気象状況な
どの動的要素に関する条件に対応付けて決められている
ので、従来の固定的な領域指定とは異なり、監視対象者
の行動(生活)パターンや監視対象物の移動パターンま
たは気象状況などに応じて起こり得る種々の状況のそれ
ぞれに適した複数の不許可領域を含んだものとなってい
る。そして、制御局では、動的要素に関する現在の情報
を取得し、この情報と不許可領域指定データとから現在
の状況に適した不許可領域を自動的に得て、上記進入し
ているか否かの判断を行う。
【0008】従って、監視依頼者は、監視対象者または
監視対象物の刻々と変化する状況に対しその状況に適し
た不許可領域を逐次指定する必要がなくなり、使い勝手
が飛躍的に向上する。また、上記不許可領域指定データ
を用いると、監視対象者の行動(生活)パターンや監視
対象物の移動パターンまたは気象状況などについて、細
かい状況設定(条件分け)およびその状況(条件)に適
した不許可領域の指定が可能となるので、監視対象者ま
たは監視対象物の位置をより正確に監視することが可能
となる。
【0009】請求項2に記載した手段によれば、制御局
は、監視対象者または監視対象物が不許可領域に進入し
ていると判断した場合に、端末装置に対して報知情報を
送信するので、監視対象者または監視対象物と行動を共
にする者は、その報知情報によって不許可領域への進入
を認識することができる。
【0010】請求項3に記載した手段によれば、監視依
頼者は、監視対象者または監視対象物が不許可領域に進
入したことを知ることができる。
【0011】請求項4に記載した手段によれば、端末装
置には移動態様設定手段が設けられ、監視対象者または
監視依頼者が移動態様設定手段を用いて監視対象者また
は監視対象物の現在のまたは予定される移動態様を設定
すると、その設定状態が移動態様信号として制御局に送
信される。制御局は、端末装置から受信した位置データ
に基づいて端末装置の移動速度を算出し、この算出した
移動速度と前記移動態様信号とに基づいて、監視対象者
または監視対象物の移動態様が予定されたものか否かを
監視する。これにより、制御局は、監視対象者または監
視対象物の位置のみならず移動態様についても監視する
ことができる。
【0012】請求項5に記載した手段によれば、監視対
象者または監視対象物の移動態様について、車両による
移動態様、徒歩による移動態様および移動停止態様の3
態様に区分して監視することができるので、制御局は移
動態様の異常についてより正確に判断することができ
る。
【0013】請求項6に記載した手段によれば、制御局
は、端末装置の移動速度が移動態様信号に対応して定め
られた移動速度と異なると判断した場合に、端末装置に
対して報知情報を送信するので、監視対象者または監視
対象物と行動を共にする者は、その報知情報によって移
動態様の異常を認識することができる。
【0014】請求項7に記載した手段によれば、監視依
頼者は、監視対象者または監視対象物の移動態様が異常
であることを知ることができる。
【0015】請求項8に記載した手段によれば、報知情
報は、端末装置において音声、表示、筐体の振動、発光
などにより、監視対象者または監視対象物と行動を共に
する者に対して報知される。この場合、これら全ての報
知情報出力手段を備える必要はなく、監視対象者の理解
能力、事情等に応じて必要な報知情報出力手段を備えれ
ば良い。
【0016】請求項9に記載した手段によれば、監視対
象者が、自らまたは報知情報により不許可領域への進入
あるいは移動態様の異常に気付いた場合などにおいて端
末装置の確認操作手段を操作すると、端末装置から制御
局に対し確認信号が送信される。この確認信号の受信は
監視依頼者に通知されるので、監視依頼者は、監視対象
者が不許可領域への進入や移動態様の異常を認識してい
ることを知ることができる。
【0017】請求項10に記載した手段によれば、制御
局は監視依頼者に対する通知をインターネットを介した
電子メールにより行うので、監視依頼者が不在である場
合、あるいは監視依頼者が多数の監視対象者または監視
対象物を監視しており多数の通知を受ける必要がある場
合であっても、監視依頼者が通知を受け損ねたり通知を
受けるのに多くの時間を費やすといった事態を防止でき
る。
【0018】請求項11に記載した手段によれば、不許
可領域指定データは、経路に沿った領域を帯状に指定可
能なデータ構造を有しているので、例えば道路の幅や道
路脇の多少の寄り道等までも考慮し得る実用性の高い不
許可領域の指定を行うことができる。
【0019】請求項12に記載した手段によれば、不許
可領域指定データは、天候、気温、注意報および警報の
発令状況など監視対象者の行動や監視対象物の移動状態
に影響を及ぼし易い動的要素に従って決められるので、
監視対象者または監視対象物の位置を一層正確に監視す
ることが可能となる。
【0020】請求項13に記載した手段によれば、端末
装置と制御局とは、基盤整備の進んでいるPDC無線通
信網またはPHS無線通信網を介して通信するので、極
めて広いサービスエリアを提供でき、端末装置に電波が
届かずに監視不能となる事態の発生を極力防止すること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明を保護
監視システムに利用した第1の実施形態について図1な
いし図6を参照しながら説明する。本実施形態の保護監
視システムは、例えば子供や徘徊癖のある者など保護を
必要とする者(本発明でいう監視対象者に相当し、以下
において保護対象者と称す)に生ずる危険を未然に防止
するために用いられる。保護者(監視依頼者に相当)
は、保護対象者に常に端末装置を携帯させる。
【0022】図2は、この携帯させる端末装置の外観を
示したものである。端末装置1は、携帯容易なように小
型に作られており、その筐体2は矩形箱状の形態を有し
ている。筐体2の上面隅部には、上方に突出するように
アンテナ3が設けられており、筐体2の前面部には、後
述する報知情報、電波強度、電池残量などを表示するた
めの液晶表示部4が設けられている。この液晶表示部4
にはバックライト4a(図3参照)が付加されており、
保護対象者は暗闇においても表示内容を明確に認識する
ことができるようになっている。また、図2には示され
ていないが、筐体2の内部には、ブザー5と筐体2を振
動させるためのバイブレータ6とが配設されている(図
3参照)。
【0023】図3は、端末装置1の電気的構成を示して
いる。この図3において、端末装置1は、制御回路7、
記憶部8、位置検出部9、アンテナ10、データ通信ア
ダプタ11、送受信部12、アンテナ3、液晶表示部
4、バックライト4a、ブザー5、バイブレータ6およ
びバイブレータ6を駆動するための駆動部13から構成
されており、図示しない高容量のバッテリにより長時間
の動作が可能となっている。
【0024】制御回路7は、マイクロコンピュータを主
体として構成されており、記憶部8におけるROMある
いはフラッシュメモリなどに格納されたプログラムに従
って、位置検出処理、データ通信処理、報知情報出力処
理などの所定の処理を実行するようになっている。な
お、記憶部8は、上記ROM、フラッシュメモリなどの
不揮発性メモリの他にRAMなどの揮発性メモリも備え
ている。
【0025】位置検出部9は、アンテナ10を介して4
つ以上のGPS衛星14a、14b、…(図1参照)か
らの測位電波を同時に受信し、その測位電波に基づく演
算を行うことで現在の位置(緯度、経度、高度)を検出
し、その位置データを制御回路7に出力するようになっ
ている。
【0026】後述するように、本実施形態の保護監視シ
ステムでは、従来から用いられている携帯電話通信網を
利用して端末装置1との通信を行うようになっている。
従って、送受信部12は、携帯電話機において用いられ
ている送受信部と同様に、アンテナ3を介して受信した
電波信号を変調・復調、符号化・複号化するように構成
されている。この送受信部12と制御回路7との間に介
在するデータ通信アダプタ11は、複号化されたデータ
を制御回路7の処理可能なデータ形式に変換するインタ
ーフェース回路である。
【0027】液晶表示パネル4、バックライト4a、ブ
ザー5、バイブレータ6は報知情報出力手段であって、
それぞれ表示手段、発光手段、音声出力手段、振動発生
手段に相当する。なお、音声出力手段としてスピーカを
備えても良い。
【0028】続いて、図1を参照しながら保護監視シス
テムの全体構成について説明する。この図1において、
管理センタ15(制御局に相当)は、各保護者からの依
頼を受けて各保護対象者に携帯させた端末装置1の位置
を監視するもので、制御部16、不許可領域データベー
ス17、地図データベース18、記憶部19、公衆通信
網接続部20およびインターネット接続部21から構成
されている。
【0029】制御部16は、カレンダ機能(時計機能を
含む)を有するコンピュータから構成されており、後述
する監視処理を実行するようになっている。また、制御
部16は、気象情報を提供する気象サービス会社22と
専用回線23によって接続されており、監視処理におい
て必要となる気象データを上記気象サービス会社22か
ら常時受信可能となっている。
【0030】不許可領域データベース17には、保護者
からの監視依頼内容に基づいて保護対象者ごとに定めら
れた不許可領域データ(不許可領域指定データに相当し
詳しくは後述)が格納されている。また、地図データベ
ース18には、少なくとも端末装置1の位置検出部9に
おいて得られる位置データの精度よりも高精度な地図デ
ータが格納されている。地図データには、道路の道幅デ
ータが含まれている。記憶部19には端末装置1から送
信されてくる位置データが記憶されるようになってい
る。
【0031】制御部16は、公衆通信網接続部20を介
してPSTNやISDNからなる公衆通信網24に接続
されるとともに、インターネット接続部21を介してイ
ンターネット25に接続されるようになっている。公衆
通信網24は、周知のように携帯電話通信網26(PD
C無線通信網に相当)に接続されており、この携帯電話
通信網26にはそのサービスエリア内の各セルに対応し
て基地局26a、26b、…が設置されている。
【0032】さらに、管理センタ15と当該管理センタ
15に対し監視を依頼した保護者との間には、種々の連
絡手段が構築されている。本実施形態の場合、保護者の
自宅に設置された電話機27が上記公衆通信網24に接
続されており、また、パソコン28が図示しないインタ
ーネット・サービス・プロバイダを介してインターネッ
ト25に接続可能となっている。
【0033】次に、上述した保護監視システムの動作態
様について、図4ないし図6も参照しながら説明する。
まず、本発明の特徴である不許可領域データの構成につ
いて説明する。この不許可領域データは、交通量の多い
危険な道路、自宅から遠い地域、人通りの少ない道路な
ど保護対象者が出歩くと事故や犯罪に遭遇する危険性が
高いとして、保護者によって進入が禁止されている領域
を示すデータである。ここで、着目すべき点は、保護対
象者を危険から保護するために適した不許可領域は、保
護対象者の行動パターン、生活パターン、気象状況など
に応じて各時点ごとに変化することである。そこで、本
実施形態では、日時、天候、気温など保護対象者の行動
に影響を及ぼし得る動的要素についてそれぞれ条件設定
を行い、その各条件に対応付けて不許可領域が決められ
ている。
【0034】図4は、不許可領域データベース17に格
納されている不許可領域データの一例を表形式で示して
いる。この図4において、子供(小学生)を例に説明す
れば、日時に関して、平日の8時から19時までの間は
領域A、例えば自宅と学校とを結ぶ通学路およびその近
辺にいるはずであり、その領域A以外の領域を不許可領
域とする。そして、平日の19時から(翌平日の)8時
までの間は領域B、例えば自宅およびその近辺にいるは
ずであり、その領域B以外の領域を不許可領域とする。
また、休日は友人宅に遊びに行くこともあるため、その
行動範囲として予想される領域C以外の領域、例えば自
宅の属する学校区領域以外を不許可領域とする。
【0035】また、天候および気温に関して、晴天また
は曇天の日は特に不許可領域を設けず、雨天または雪の
降る日は、交通事故や転倒事故の虞が増えることから屋
外全てを不許可領域とする。さらに、気温(外気温)に
関して、気温が5℃〜28℃の時は特に不許可領域を設
けず、気温が5℃以下の時および気温が28℃以上の時
は屋外全てを不許可領域とする。
【0036】この場合、管理センタ15の制御部16
は、上記日時に関する条件から定まる不許可領域、天候
に関する条件から定まる不許可領域、および気温に関す
る条件から定まる不許可領域を重ね合わせ、その領域全
体を不許可領域とする。例えば、平日の17時、晴天、
気温25℃の状況下では、領域A以外を不許可領域とす
る。従って、領域A内であれば、屋内、屋外を問わず許
可された領域となる。これに対し、同じ平日の17時で
あっても雨天の状況下では、領域A以外および屋外全て
を不許可領域とする。従って、許可された領域は、領域
A内の屋内のみとなる。
【0037】さて、上記不許可領域は、地図データベー
ス18に格納された地図データを用いて設定される。図
5は、図4における「領域A以外」の領域を不許可領域
とする場合の設定例を示しており、二点鎖線で囲まれた
領域が「領域A」に相当する。保護対象者は、自宅A1
と学校A2との間に定められた通学路(経路を破線で示
す)を通って通学するが、実際には、通学途中において
通学路に沿って位置する友人宅A3、通学路から少しだ
け離れた公園A4および店A5に寄り道することもあ
る。
【0038】そこで、本実施形態においては、不許可領
域として、特定の道路上または矩形領域以外の全領域と
いった単純な領域指定のみならず、通学路に沿った領域
を所定の幅を有して帯状に指定することが可能となって
いる。そのために、地図データは道路の位置のみならず
道路の道幅データも含んでおり、この道幅データを用い
て不許可領域を詳細に指定することができる。図5には
表されていないが、道路に沿って位置する店の軒先まで
は許容するといった領域指定も可能となる。
【0039】続いて、管理センタ15の制御部16が実
行する監視処理について、そのフローチャートを示す図
6を参照しながら説明する。保護対象者に携帯された端
末装置1において、制御回路7(図3参照)は、一定時
間(例えば6分)ごとに、位置検出部9から現在の位置
データ(緯度、経度、高度)を入力し(位置検出処
理)、その位置データをデータ通信アダプタ11、送受
信部12、アンテナ3を介して当該セルの基地局26a
に送信する(データ通信処理)。この位置データは、基
地局26aから携帯電話通信網26および公衆通信網2
4を介して管理センタ15に送信され、その公衆通信接
続部20を介して制御部16に入力される。制御部16
は、受信した位置データを記憶部19に格納する。
【0040】制御部16は、図6に示すステップS1に
おいて、端末装置1から位置データを受信したか否かを
判断し、受信していない(NO)と判断した場合にはス
テップS1を繰り返し実行する。一方、制御部16は、
受信した(YES)と判断すると、気象サービス会社2
2に対して気象状況の問い合わせを行い(ステップS
2)、専用回線23を通して気象データ(天候と気温)
を入力する(ステップS3)。
【0041】その後、制御部16は、位置データを送信
してきた端末装置1に対する不許可領域データ(図4参
照)を不許可領域データベース17から読み出し、上述
したように、カレンダ機能から得られる日時と気象デー
タ(天候と気温)とに基づいて現時点における不許可領
域を求める(ステップS4)。制御部16は、ステップ
S5において、位置データにより特定される端末装置1
の位置が不許可領域であるか否かを判断する。この場
合、地図データベース18に格納されている地図データ
に基づいて、端末装置1つまり保護対象者が屋内、屋外
のいずれに位置しているのかも判断可能となっている。
不許可領域内ではない(NO)と判断するとステップS
1に移行する。
【0042】これに対し、不許可領域内である(YE
S)と判断すると、制御部16は、端末装置1に対し、
現在地が進入禁止とされている地域である旨を意味する
位置警告情報(報知情報に相当)を送信する(ステップ
S6)。この位置警告情報は、表示メッセージデータ、
発光制御データ、音声データ、バイブレータ制御データ
からなる位置警告データであって、制御部16から公衆
通信網接続部20、公衆通信網24、携帯電話通信網2
6、基地局26aを介して端末装置1に送信される。
【0043】端末装置1において、上記位置警告データ
は、アンテナ3、送受信部12、データ通信アダプタ1
1を介して制御回路7に入力される。制御回路7は、報
知情報出力処理として、発光制御データに基づいてバッ
クライト4aを点灯し、表示メッセージデータに基づい
て液晶表示部4に警告メッセージを表示する。また、制
御回路7は、音声データに基づいてブザー5から所定の
警告音を出力し、バイブレータ制御データに基づいて駆
動部13を制御してバイブレータ6(ひいては筐体2)
を振動させる。その結果、端末装置1を携帯する保護対
象者は、本来進入してはならない領域にいることを認識
することができ、危険に対する注意意識が高まるととも
に、ただちに不許可領域からの退去行動をとることがで
きる。
【0044】制御部16は、ステップS6の実行後ステ
ップS7において、保護者に対し保護対象者が不許可領
域に進入したことを通知する。この通知は、保護者の自
宅に設置された電話機27を用いて行われたり、あるい
は、保護者の自宅に設置されたパソコン28に対しイン
ターネット25を介した電子メールにより行われる。制
御部16は、この通知が終了すると、再び監視処理のス
テップS1の処理に移行する。
【0045】以上説明した保護監視システムによれば、
保護対象者が携帯する端末装置1は、一定時間ごとに位
置データを管理センタ15に送信し、管理センタ15で
は、この位置データと保護対象者の進入が禁止されてい
る不許可領域データとに基づいて、端末装置1すなわち
保護対象者が不許可領域に進入しているか否かを判断す
ることができる。そして、不許可領域に進入している場
合、管理センタ15は、端末装置1を介して保護対象者
に対し位置警告情報を知らせるので、保護対象者の注意
を喚起でき、事故の発生等を未然に防止することができ
る。
【0046】この場合、不許可領域データは、日時や気
象状況などの動的要素に関する条件に対応付けられたデ
ータ形式を有しているので、従来の固定的な領域指定と
は異なり、保護対象者の行動(生活)パターンや気象状
況などに応じて起こり得る種々の状況のそれぞれに適し
た不許可領域を含んだものとなっている。そして、管理
センタ15の制御部16は、日時および気象状況の現在
の情報を取得し、この情報と上記不許可領域データとか
ら現在の状況に適した不許可領域を自動的に得て、上記
進入しているか否かの判断を行うので、保護者は、保護
対象者の刻々と変化する状況に対しその状況に適した不
許可領域を逐次指定する必要がなくなり、保護者にとっ
ての利便性が向上する。
【0047】また、上記不許可領域データを用いると、
保護対象者の行動パターンや生活パターンまたは気象状
況などについて、細かい条件分けおよびその条件に適し
た不許可領域の指定が可能となるので、保護対象者の位
置をより正確に監視することが可能となる。
【0048】さらに、不許可領域データは、道路に沿っ
た領域を帯状に指定可能なデータ構造を有しているの
で、例えば道路の幅や道路脇の多少の寄り道等までも考
慮し得る実用性の高い不許可領域の指定を行うことがで
きる。
【0049】本実施形態の保護監視システムでは、端末
装置と管理センタ15とは、基盤整備の進んでいる携帯
電話通信網26を利用しているので、極めて広いサービ
スエリアを提供でき、端末装置1に電波が届かずに監視
不能となる事態の発生を極力防止することができる。
【0050】また、管理センタ15は、保護者に対する
通知手段としてインターネット25を介した電子メール
を利用可能となっているので、保護者が不在である場
合、あるいは保護者が複数の保護対象者を保護管理する
必要がある場合(例えば子供が複数いる場合)であって
も、保護者が通知を受け損ねたり通知を受けるのに多く
の時間を費やすといった事態を防止できる。
【0051】(第2の実施形態)次に、本発明を保護監
視システムに利用した第2の実施形態について、図7な
いし図9を参照しながら説明する。なお、図7および図
8において、それぞれ図2および図3と同一構成部分に
は同一符号を付して示し、ここでは異なる構成部分につ
いて説明する。
【0052】端末装置の外観を示す図7において、端末
装置29の筐体2の上面部には、押釦式のスイッチ3
0、31、32(移動態様設定手段に相当)が横一列に
等間隔で設けられている。これらスイッチ30〜32
は、押下操作された1つのスイッチのみがオンとなり他
の2つのスイッチがオフとなる連動機構を備えており、
各スイッチ30〜32から出力される信号(移動態様信
号)は、図8の電気的構成図に示すように制御回路7に
入力されるようになっている。また、筐体2の上面にお
いて、スイッチ30、31、32の手前部には、それぞ
れ「車両」、「徒歩」、「停止」の表示が付されてい
る。
【0053】端末装置29の携帯者である保護対象者
は、現在のまたは予定する移動態様に応じてこれらスイ
ッチ30〜32を操作する。すなわち、保護対象者は、
自動車または電車など車両での移動を開始する場合には
車両による移動態様を示すスイッチ30(車両移動態様
スイッチに相当)を押下操作し、徒歩による移動を開始
する場合にはスイッチ31(徒歩移動態様スイッチに相
当)を押下操作し、移動を停止する場合にはスイッチ3
2(移動停止態様スイッチに相当)を押下操作する。ま
た、自ら的確に押下操作できない保護対象者(例えば幼
児)に対しては、外出する際に、保護者が保護対象者の
予定に応じて設定操作すれば良い。端末装置29の制御
回路7は、管理センタ15に対して、一定時間ごとに位
置データとともに上記移動態様信号を送信するようにな
っている。
【0054】次に、上述した保護監視システムの動作態
様について、図9も参照しながら説明する。管理センタ
15の制御部16は、第1の実施形態で説明した監視処
理(図6参照)に加え、さらに図9に示すフローチャー
トの監視処理を追加実行する。すなわち、制御部16
は、図6に示すステップS5において「NO」と判断し
た場合およびステップS7を実行した後、ステップS1
ではなく図9に示すステップS8に移行する。
【0055】そのステップS8において、制御部16
は、端末装置29から一定時間ごとに送信されてくる位
置データに基づいて、端末装置29(すなわち保護対象
者)の移動速度を算出する。具体的には、前回の位置デ
ータと今回の位置データとを用いて上記一定時間の間に
移動した距離を求め、その距離を上記一定時間で除すこ
とにより移動速度を算出する。そして、ステップS9に
おいて、制御部16は、位置データとともに受信した上
記移動態様信号に基づいて、端末装置29のスイッチ3
0〜32のうちの何れのスイッチが押下操作されている
かを判断する。
【0056】制御部16は、車両による移動態様を示す
スイッチ30が押下操作されていると判断するとステッ
プS10に移行し、移動速度が7km/h以上であるか
否かを判断する。この7km/hという基準値は、車両
移動と徒歩移動とのしきい値であって、車両移動してい
れば通常得られるであろう平均的移動速度を基準に定め
られている。このステップS10において「YES」と
判断された場合には、保護対象者の移動速度が予定され
たものであるので、制御部16は、問題なしとして監視
処理のステップS1(図6参照)に移行する。
【0057】同様に、制御部16は、ステップS9にお
いて徒歩による移動態様を示すスイッチ31が押下操作
されていると判断すると、ステップS11に移行し、移
動速度が1km/h以上且つ7km/h未満であるか否
かを判断する。この1km/hという基準値は、徒歩移
動と移動停止とのしきい値であって、徒歩移動していれ
ば通常得られるであろう平均的移動速度を基準に定めら
れている。このステップS11において「YES」と判
断された場合にはステップS1の処理に移行する。
【0058】また、制御部16は、ステップS9におい
て移動停止の態様を示すスイッチ32が押下操作されて
いると判断すると、ステップS12に移行し、そこで移
動速度が1km/h未満であるか否かを判断する。この
ステップS12において「YES」と判断された場合に
はステップS1の処理に移行する。
【0059】これに対し、ステップS10、S11、S
12のいずれかにおいて「NO」と判断された状態は、
保護対象者の移動速度が予定されたものと異なってお
り、保護対象者に何らかの問題が生じた虞がある状態で
ある。そこで、制御部16は、端末装置29に対し、移
動態様が予定されたものと異なる旨を意味する移動警告
情報(報知情報に相当)を送信する(ステップS1
3)。この移動警告情報は、上述した位置警告情報と同
様のデータ形式を持つ移動警告データとして送信され
る。
【0060】この移動警告データを受信した端末装置2
9は、バックライト4aを点灯し、液晶表示部4に警告
メッセージを表示し、ブザー5から警告音を出力し、バ
イブレータ6を振動させる。その結果、端末装置29を
携帯する保護対象者は、移動態様が誤っていることを認
識することができる。その後、制御部16は、保護者に
対し保護対象者の移動態様が予定されていない状態とな
っていることを通知し(ステップS14)、再び監視処
理のステップS1の処理に移行する。
【0061】以上説明した保護監視システムによれば、
保護対象者が携帯する端末装置29に、車両移動、徒歩
移動、移動停止の各移動態様を設定するためのスイッチ
30、31、32を設け、管理センタ15においてその
設定状態を確認できる。そして、管理センタ15では、
これらのスイッチ30〜32の状態により示される保護
対象者の現在のまたは予定される移動態様と、位置デー
タから算出される保護対象者の実際の移動速度とに基づ
いて、保護対象者の移動態様が予定されたものであるか
を判断することができる。予定外の移動態様の場合、管
理センタ15は、端末装置29を介して保護対象者に対
し移動警告情報を知らせるので、保護対象者の注意を喚
起でき、事故の発生等を未然に防止することができる。
【0062】この場合、保護対象者は自らの移動態様を
予定してスイッチ30〜32を切り替えるので、保護対
象者の行動パターンが複合的つまり車両移動、徒歩移動
および移動停止が組み合わされた行動パターンであって
も、移動態様の異常状態を正確に検出することができ
る。また、幼児や判断能力の低下している者に対しては
スイッチ30〜32の的確な操作を期待できないが、か
かる者は上記複合的な行動をすること自体少ないため
(通常は徒歩移動か移動停止)、予め保護者が操作する
か、あるいは、スイッチ31、32に替えて徒歩移動ま
たは移動停止の態様を統合的に示す1つのスイッチを設
けた端末装置を用いることで対処できる。
【0063】(第3の実施形態)次に、本発明を保護監
視システムに利用した第3の実施形態について、図10
および図11を参照しながら説明する。図10に示す端
末装置33は、端末装置29(図7参照)に対し、筐体
2の前面部に押釦式のキャンセル用のスイッチ34(確
認操作手段に相当)が付加されている。図示しないが、
このスイッチ34から出力されるキャンセル信号(確認
信号に相当)は、スイッチ30〜32から出力される移
動態様信号と同様にして制御回路7に入力されるように
なっている。
【0064】以下、このキャンセル用のスイッチ34の
使用態様について、図11も参照しながら説明する。こ
の図11は、端末装置33、管理センタ15、気象サー
ビス会社22、保護者の各間でのデータの授受を示すタ
イムチャートであり、位置データと移動態様信号の受
信、気象状況の問い合わせ、気象データの受信、位置警
告情報および移動警告情報の送信、保護者に対する通知
は、それぞれ図6および図9に示すステップS1、S
2、S3、S6およびS13、S7およびS14に対応
している。
【0065】第1および第2の実施形態で説明したよう
に、管理センタ15は、端末装置33を携帯する保護対
象者が不許可領域に進入している場合またはその移動態
様が予定されたものと異なる場合、端末装置33に対し
て位置警告情報または移動警告情報を送信する。端末装
置33は、これら位置警告情報または移動警告情報を受
信すると、液晶表示部4に警告メッセージを表示した
り、バイブレータ6を振動させたりする。保護対象者
は、端末装置33から出力される警告情報を認識し自ら
問題ないと判断した場合に、キャンセル用のスイッチ3
4を押圧操作する。端末装置33は、この操作により発
生するキャンセル信号を管理センタ15に送信し、管理
センタ15は受信したキャンセル信号を保護者に通知す
る。
【0066】このような保護監視システムによれば、保
護者は、保護対象者が不許可領域へ進入した場合あるい
は予定されていない移動態様をとった場合であっても、
保護対象者自らがその状態を認識し問題ないと判断して
いることを知ることができるので、保護対象者の状態を
より正確に把握することができる。
【0067】(その他の実施形態)なお、本発明は上記
し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではな
く、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
動的要素は日時や気象状況に限られず、保護対象者の行
動に影響を及ぼす可能性のある他の要素であっても良
い。また、日時に関して、単に平日、休日、時刻のみな
らず、夏(冬、春)休み期間や遠足予定日などの種々の
行事予定まで含めて不許可領域データを設定しても良
い。また、気象状況に関して、単に天候、気温のみなら
ず、注意報・警報の発令状況等まで含めて不許可領域デ
ータを設定しても良い。
【0068】端末装置1、29、33は、報知情報出力
手段として液晶表示パネル4、バックライト4a、ブザ
ー5、バイブレータ6を備えているが、必ずしもこれら
の全てを備える必要はない。また、これらの全てを備え
ている場合であっても、管理センタ15は、これらの全
てを駆動する位置(移動)警告データを送信する必要は
ない。例えば、誘拐など事件に巻き込まれた可能性があ
る場合にはバイブレータ制御データのみを送り、徘徊癖
のある者に対しては音声データを送って保護対象者の周
囲の者にも気付かせるなど種々の利用形態が可能であ
る。また、報知情報出力手段として、臭気出力手段を採
用しても良い。
【0069】端末装置1、29、33は、一定時間(各
実施形態では6分)ごとに位置データ(および移動態様
信号)を送信するように構成されていたが、この送信周
期は使用状況にあわせ適宜設定すれば良い。また、端末
装置29、33においては、スイッチ30、31、32
の設定状態に応じて上記送信周期を変更しても良い。ま
た、管理センタ15から端末装置1、29、33に周期
設定信号を送信し、端末装置1、29、33は、この周
期設定信号に応じて送信周期を決定するように構成して
も良い。
【0070】第2および第3の実施形態において、制御
部16は前回の位置データと今回の位置データとを用い
て移動速度を算出したが、過去の複数回の位置データと
今回の位置データとを用いて移動速度を算出しても良
い。この場合には、より平均化された移動速度が得られ
る。
【0071】第1の実施形態に示す端末装置1に対しス
イッチ34(確認操作手段)を設け、管理センタ15は
キャンセル信号を受信した場合に保護者に対しキャンセ
ル信号の受信を通知するように構成しても良い。また、
端末装置1、29、33にマイクロフォンと音声処理手
段とを設け、管理センタ15に対して音声を送信できる
ように構成しても良い。
【0072】各実施形態においては、保護を必要とする
者(監視対象者)を例に説明したが、監視したい物(監
視対象物)に端末装置1を取り付けた状態で用いても良
い。例えば、自動車に取り付けることにより盗難防止に
利用することができる。さらに、各実施形態において、
端末装置1、29、33をセールスマンに携帯させるこ
とにより、監視依頼者は各セールスマン(監視対象者)
の行動を管理することができる。端末装置1、29、3
3と管理センタ15との間の通信には携帯電話通信網2
6に替えてPHS無線通信網を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す保護監視システ
ムの全体構成図
【図2】端末装置の外観図
【図3】端末装置の電気的構成を示すブロック図
【図4】不許可領域データを表形式で示す図
【図5】地図上における不許可領域の指定例を示す図
【図6】管理センタの制御部が実行する監視処理を示す
フローチャート
【図7】本発明の第2の実施形態を示す図2相当図
【図8】図3相当図
【図9】管理センタの制御部が追加実行する監視処理を
示すフローチャート
【図10】本発明の第3の実施形態を示す図2相当図
【図11】端末装置、管理センタ、気象サービス会社、
保護者の各間での通信を示すタイムチャート
【符号の説明】
1、29、33は端末装置、4は液晶表示部(報知情報
出力手段、表示手段)、4aはバックライト(報知情報
出力手段、発光手段)、5はブザー(報知情報出力手
段、音声出力手段)、6はバイブレータ(報知情報出力
手段、振動発生手段)、14a、14bはGPS衛星、
15は管理センタ(制御局)、17は不許可領域データ
ベース、25はインターネット、26は携帯電話通信網
(PDC無線通信網)、30はスイッチ(移動態様設定
手段、車両移動態様スイッチ)、31はスイッチ(移動
態様設定手段、徒歩移動態様スイッチ)、32はスイッ
チ(移動態様設定手段、移動停止態様スイッチ)、34
はスイッチ(確認操作手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 106B (72)発明者 岡田 緑郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2F029 AA07 AB07 AB12 AC02 AC06 AC09 AC13 AC19 5C087 AA03 AA12 AA25 AA32 AA42 AA51 BB12 BB18 BB64 BB74 DD03 DD25 DD26 EE07 EE12 EE18 FF17 FF19 FF20 FF23 GG23 GG28 GG66 GG67 GG70 5J062 AA07 BB05 CC07 5K067 AA21 AA35 BB36 DD28 EE02 EE10 EE16 FF20 FF24 FF28 GG01 HH22 HH23 JJ52 JJ56

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象者により携帯された状態あるい
    は監視対象物に取り付けられた状態で使用され、GPS
    衛星からの電波を受信して位置データを獲得しその位置
    データを送信する端末装置と、 前記監視対象者または前記監視対象物の進入が許可され
    ていない領域を示すデータであって、日時や気象状況な
    どの動的要素に関する条件に対応付けて決められた不許
    可領域指定データが格納された不許可領域データベース
    と、 前記動的要素に関する現在の情報を取得し、この情報お
    よび前記不許可領域データベースに格納された不許可領
    域指定データから定まる現在の不許可領域と前記端末装
    置から受信した位置データとに基づいて、前記監視対象
    者または前記監視対象物が前記不許可領域に進入してい
    るか否かを判断する制御局とを備えて構成されているこ
    とを特徴とする監視システム。
  2. 【請求項2】 前記制御局は、前記監視対象者または前
    記監視対象物が前記不許可領域に進入していると判断し
    た場合に、前記端末装置に対して報知情報を送信するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1記載の監
    視システム。
  3. 【請求項3】 前記制御局は、前記監視対象者または前
    記監視対象物が前記不許可領域に進入していると判断し
    た場合に、監視依頼者に対して前記不許可領域への進入
    を通知するように構成されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の監視システム。
  4. 【請求項4】 前記端末装置は、前記監視対象者または
    前記監視対象物の現在のまたは予定される移動態様を設
    定するための移動態様設定手段を備えるとともに、前記
    制御局に対しこの移動態様設定手段の設定状態に応じた
    移動態様信号を送信するように構成され、 前記制御局は、前記端末装置から受信した位置データに
    基づいて前記端末装置の移動速度を算出し、この算出し
    た移動速度と前記端末装置から受信した移動態様信号と
    に基づいて前記監視対象者または前記監視対象物の移動
    態様を監視するように構成されていることを特徴とする
    請求項1ないし3の何れかに記載の監視システム。
  5. 【請求項5】 前記移動態様設定手段は、車両による移
    動態様を示す車両移動態様スイッチ、徒歩による移動態
    様を示す徒歩移動態様スイッチ、および移動停止態様を
    示す移動停止態様スイッチから構成されていることを特
    徴とする請求項4記載の監視システム。
  6. 【請求項6】 前記制御局は、算出した前記端末装置の
    移動速度が前記移動態様信号に対応して定められた移動
    速度と異なると判断した場合に、前記端末装置に対して
    報知情報を送信するするように構成されていることを特
    徴とする請求項4または5記載の監視システム。
  7. 【請求項7】 前記制御局は、算出した前記端末装置の
    移動速度が前記移動態様信号に対応して定められた移動
    速度と異なると判断した場合に、監視依頼者に対して前
    記移動態様の異常を通知するように構成されていること
    を特徴とする請求項4ないし6の何れかに記載の監視シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記端末装置は、前記制御局から受信し
    た報知情報を出力する報知情報出力手段を備え、その報
    知情報出力手段は、前記報知情報を音声出力する音声出
    力手段、前記報知情報を表示する表示手段、前記報知情
    報に応じて前記端末装置の筐体を振動させる振動発生手
    段および前記報知情報に応じて発光する発光手段の少な
    くとも一つであることを特徴とする請求項2または6記
    載の監視システム。
  9. 【請求項9】 前記端末装置は、前記監視対象者が操作
    可能な確認操作手段を備え、この確認操作手段が操作さ
    れたことに応じて前記制御局に対し確認信号を送信する
    ように構成され、 前記制御局は、前記確認信号を受信した場合に監視依頼
    者に対し前記確認信号の受信を通知するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記
    載の監視システム。
  10. 【請求項10】 前記制御局は、インターネットへ接続
    可能に構成されるとともに、前記監視依頼者に対する通
    知をインターネットを介した電子メールにより行うよう
    に構成されていることを特徴とする請求項3、7、9の
    何れかに記載の監視システム。
  11. 【請求項11】 前記不許可領域データベースに格納さ
    れた不許可領域指定データは、経路に沿った領域を帯状
    に指定可能なデータ構造を有していることを特徴とする
    請求項1ないし10の何れかに記載の監視システム。
  12. 【請求項12】 前記動的要素の気象状況は、天候、気
    温、注意報および警報の発令状況等であることを特徴と
    する請求項1ないし11の何れかに記載の監視システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記端末装置と前記制御局とはPDC
    無線通信網またはPHS無線通信網を介して通信するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1ないし1
    2の何れかに記載の監視システム。
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