JP2002168382A - 配管接続具 - Google Patents

配管接続具

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JP2002168382A
JP2002168382A JP2000365022A JP2000365022A JP2002168382A JP 2002168382 A JP2002168382 A JP 2002168382A JP 2000365022 A JP2000365022 A JP 2000365022A JP 2000365022 A JP2000365022 A JP 2000365022A JP 2002168382 A JP2002168382 A JP 2002168382A
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Japan
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seal member
pipe
ring
pipe connector
resin
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JP2000365022A
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English (en)
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Masatoshi Enoki
正寿 榎
Junichi Naganuma
純一 永沼
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トイレ以外の飲水使用個所では、エチレン系
Oリングを用いて配管施工を行った場合、水道水に含ま
れる塩素物質とエチレン系Oリング表面での物質が反応
して起こる樹脂薄膜の剥離等の問題を有していた。結
果、Oリングの表面から樹脂の剥離が生じた場合、シー
ル機能が低下するという危険性も含んでいた。 【解決手段】 配管接続具の挿通部に複数のシール部材
を耐塩素系のシール部材にて配置した構造としたことで
ある。また、配管接続具のシール部材をOリングとし、
挿通部の先端にはフッ素系あるいはシリコン系を用いた
構造としたことである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本件発明は、配管接続具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅における給水や給湯のため、
屋内配管において、台所や浴室、洗面所、トイレ等の水
使用個所へ樹脂管を用いた配管施工が普及しつつある。
しかも、家屋の設計仕様は夫々全く異なり、工事業者は
各水使用個所へ配管するため、種々の接続具を用いるこ
とになるのである。
【0003】具体的に従来用いられている樹脂管を嵌合
した配管接続具1の構造を図4に基づき説明する。図4
に示すように、配管接続具1は先端部分に挿通部4を有
し、2つのOリング15を配置させている。さらに、図
4に示すように、配管接続具1はプラグイン方式を採用
しているため、配管接続具1のほぼ中央部分に他の図示
しない継手に挿通し、係合するための嵌合係止部8を設
けている。
【0004】具体的な配管接続方法としては、樹脂管2
の先端部を配管接続具1の樹脂管係止部9に当接するま
で挿入した後、図示しない継手の開口部に挿通し、配管
を接続していくのである。また、挿通部4に配置したO
リング15は接続部からの漏水を防止するためのもので
あるが、通常は水道水用として一般的なエチレン系樹脂
(EPDM)を採用し、図4の従来品では漏水に対する
安全性を高めるため、2個のOリング15を配置してい
る。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】このような配管施工を行った場合におい
て、トイレ以外の飲水使用個所では、エチレン系Oリン
グを用いて配管施工を行った場合、水道水に含まれる塩
素物質とエチレン系Oリング表面での物質が反応して起
こる樹脂薄膜の剥離等の問題を有していた。結果、Oリ
ングの表面から樹脂の剥離が生じた場合、シール機能が
低下するという危険性も含んでいた。従って、飲水部分
の配管接続具については、剥離した樹脂薄膜が最悪は人
体に悪影響を与える危険性があるため、特に気を遣う必
要があるのは言うまでもないことである。
【0006】特に、近年は屋内配管を樹脂管にて行う施
工が普及しているため、上述した水道水中の塩素物質と
反応することのない安全な配管接続具の実用化が望まれ
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するために、本発明は、流路を内部に有し、外周に複数
のシール部材を有する挿通部を具備した配管接続具であ
って、前記複数のシール部材の内少なくとも1つを耐塩
素系シール部材としたことを特徴とする。複数のシール
部材の内少なくとも1つを耐塩素系シール部材としたこ
とによって、水道水中の塩素物質と反応することのない
安全な配管接続具が提供できる。
【0008】本発明の好ましい態様として、前記耐塩素
系シール部材は挿通部の先端側に具備する構成とする。
耐塩素系シール部材を挿通部の先端側に具備するように
したので、水道水中の塩素物質と反応してシール部材が
劣化し水道水が次ぎのシール部材に達することがないの
で、次ぎのシール部材は一般的なエチレン系樹脂(EP
DM)を採用することができる。
【0009】また、本発明の好ましい態様として、耐塩
素系シール部材がフッ素系あるいはシリコン系のシール
部材、または熱可塑性エラストマーまたは水素化ニトリ
ルゴムまたはポリブテンシール部材を使用することがで
きる。
【0010】また、本発明の好ましい態様として、前記
シール部材を材質によって色を変えることとする。各シ
ール部材毎に異なる色を着色することで、施工時にも視
認することができるため、シール部材の配置間違いがな
くなる。
【0011】また、本発明の好ましい態様として、前記
シール部材はOリングを用いた構造としたことである。
【0012】
【発明の実施の形態】本件発明の配管接続具を用いて配
管施工を行うために、まず、樹脂管先端を配管接続具の
樹脂管接合部から樹脂管係止部に当接するまで挿通す
る。次に別途用意された継手のネジ加工していない開口
部に配管接続具の挿通部を挿入し、連結接合すれば、樹
脂管と継手の接続が完了することになる。
【0013】さらに、屋内の水使用個所へ必要に応じて
他の樹脂管、あるいは金属管と継手を介し順次接続を行
うことにより配管作業が完了することになる。
【0014】かかる配管接続具では、継手と接合するた
めの挿通部の先端部分にフッ素系あるいはシリコン系の
Oリングを配置している。このフッ素系あるいはシリコ
ン系樹脂は耐塩素性という特性を有しており、水道水の
塩素物質と結合することが無いため、Oリング表面が剥
離するということが無く、Oリングのシール機能が低下
せず、漏水に対する安全性が確保できることになる。
【0015】なお、第1シール部材としては、フッ素系
あるいはシリコン系樹脂を配置したが、第2シール部材
としては、水道水用の配管接続で一般的に用いられるエ
チレンプロピレン系やニトリル系のOリングを配置する
ことにより十分な水密性を保つことができる。
【0016】(実施例)以下に、本発明の実施例につい
て図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、配管
接続具1に樹脂管2を挿通した図であり、同配管接続具
1は、他の継手3の開口部に挿通するための挿通部4に
第1シール部材5と第2シール部材6を配設している。
同配管接続具1の略中央付近には継手3の一方の端部に
設けられた嵌合鍔部7と係止するための嵌合係止部8が
鍔状に設けられている。すなわち、配管施工をする際、
配管接続具1を継手3のネジ加工をしていない開口部に
向かって挿通し、嵌合鍔部7と嵌合係止部8が当接する
まで挿入し、配管接続を行うのである。
【0017】なお、配管接続具1の挿通部4には第1シ
ール部材5と第2シール部材6を配設しているが、本発
明では両シール部材にOリングを採用している。まず、
第1のシール部材にフッ素系あるいはシリコン系のOリ
ングを配置している。このフッ素系あるいはシリコン系
樹脂は耐塩素性という特性を有しており、水道水の塩素
物質と結合することが無いため、Oリング表面が剥離す
るということが無く、Oリングのシール機能が低下せ
ず、漏水に対する安全性が確保できることになる。第2
のシール部材にはエチレン系のOリングを配置してい
る。エチレン系のOリングは水道水の配管に用いられる
Oリング部材として一般的に採用されているものであ
り、良好な水密性を有することが実証されている。
【0018】なお、本発明の第1のシール部材としては
フッ素系あるいはシリコン系のOリングとして説明を行
ったが、これらの材質以外、例えば熱可塑性エラストマ
ー、水素化ニトリルゴムやポリブテン等の水道水の耐塩
素性を有する樹脂であれば良いことは説明するまでもな
いことである。さらに、各シール部材毎に異なる色を着
色することで、施工時にも視認することができるため、
シール部材の配置間違いがなくなり、より安全性が高ま
ることになる。
【0019】また、配管接続具1の根元部分には、樹脂
管2を挿入し、係止するための樹脂管係止部を鍔状に配
設している。また、図中10は、継手3に加工された他
の配管を接合するための接合雌ネジ部である。本発明に
おいて配管接続具1は青銅品を用いているが、金属性で
なく、所望する目的を達成するものであれば樹脂にて成
形しても良い。
【0020】図2に配管接続具1の接続状態を示す断面
図を示す。配管接続具1の挿通部4に第1、2のシール
部材(以下Oリングという)を配設するための嵌合凹部
11を配設している。なお、図中12は配管接続具1の
根元部分に設けた樹脂管2を挿通するための樹脂管接合
部、13は樹脂管接合部12に樹脂管2を挿通した場
合、抜け止め機能を目的とした樹脂管抜止部である。図
2に示すように配管接続具1と継手3を接続することに
より、水道水の流路14が形成されることになる。
【0021】図3に配管接続具1の接続状態を示す斜視
図を示す。接続方法として、樹脂管2は樹脂管接合部1
2を介し樹脂管係止部9に当接するまで挿入する。この
作業は現場であっても、予め工場等で行っておいても良
い。次に配管接続具1の挿通部4を継手3の開口部に向
かって連通連結し、継手3の嵌合鍔部7と嵌合係止部8
が当接すれば配管接続が完了することになる。
【0022】なお、本発明による配管接続具1の挿通部
4はプラグイン方式以外として雄ネジ加工し、ネジ込み
式としても何ら差し支えない。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に記載されるような効果を奏する。すな
わち、請求項1に係る本発明では、配管接続具の挿通部
に複数のシール部材の内少なくとも1つを耐塩素系シー
ル部材とした。しかも流路中の液体による不具合を解消
するために有効な材質を配設したので、優れたシール性
を維持することができる。
【0024】請求項2に係る発明では、耐塩素系シール
部材を挿通部の先端側に具備したので、残りのシール部
材を一般的なシール部材とすることができる。
【0025】請求項3、4に係る発明では、配管接続具
の挿通部の先端部分にフッ素系あるいはシリコン系のシ
ール部材、または熱可塑性エラストマーまたは水素化ニ
トリルゴムまたはポリブテンシール部材を配設したの
で、水道水中に含まれる塩素物質と反応することが無い
ため、樹脂表面の剥離が生じることが無くなり、人体に
悪影響を及ぼすことも無くなる。
【0026】請求項5に係る発明では、シール部材を材
質によって色を変えたので、施工時に視認することがで
きシール部材の配置の間違いがなくなる。
【0027】請求項6に係る発明では、シール部材を一
般的なOリングとしたので、配管接続具を安価に製造す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明に係る配管接続具を示す斜視図。
【図2】本件発明に係る配管接続具の接続状態を示す断
面図。
【図3】本件発明に係る配管接続具の接続状態を示す斜
視図。
【図4】従来の配管接続具の斜視図。
【符号の説明】
1…配管接続具、2…樹脂管、3…継手、4…挿通部、
5…第1シール部材(Oリング)、6…第2シール部材
(Oリング)、7…嵌合鍔部、8…嵌合係止部、9…樹
脂管係止部、10…接合雌ネジ部、11…嵌合凹部、1
2…樹脂管接合部、13…樹脂管抜止部、14…流路、
15…Oリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路を内部に有し、外周に複数のシール
    部材を有する挿通部を具備した配管接続具であって、前
    記複数のシール部材の内少なくとも1つを耐塩素系シー
    ル部材としたことを特徴とする配管接続具。
  2. 【請求項2】 前記耐塩素系シール部材は挿通部の先端
    側に具備されていることを特徴とする請求項1に記載の
    配管接続具。
  3. 【請求項3】 前記耐塩素系シール部材がフッ素系ある
    いはシリコン系のシール部材であることを特徴とする請
    求項1または2に記載の配管接続具。
  4. 【請求項4】 前記耐塩素系シール部材が熱可塑性エラ
    ストマーまたは水素化ニトリルゴムまたはポリブテンシ
    ール部材であることを特徴とする請求項1または2に記
    載の配管接続具。
  5. 【請求項5】 前記シール部材を材質によって色を変え
    たことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の
    配管接続具。
  6. 【請求項6】 前記シール部材はOリングであることを
    特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の配管接続
    具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016516445A (ja) * 2013-05-02 2016-06-09 デラヴァル ホルディング アーベー カートリッジ及び乳首カップ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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