JP2002167966A - 工程管理支援システム、及び工程管理支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

工程管理支援システム、及び工程管理支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002167966A
JP2002167966A JP2000365335A JP2000365335A JP2002167966A JP 2002167966 A JP2002167966 A JP 2002167966A JP 2000365335 A JP2000365335 A JP 2000365335A JP 2000365335 A JP2000365335 A JP 2000365335A JP 2002167966 A JP2002167966 A JP 2002167966A
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process management
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schedule
schedule data
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Masahiro Yoshida
正宏 吉田
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Ibiken Co Ltd
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Ibiken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変更された日程等の情報が、管理者によって
承認されたものか否かを、容易に理解させることによ
り、工程管理表における信頼性を高めることができる工
程管理支援システムを提供する。 【解決手段】 管理側コンピュータ3は、日付データ1
3等の日程データを記憶する調整用記憶手段11及び広
報用記憶手段23と、広報用記憶手段23に基づいて広
報用工程管理表を作成する閲覧画面出力手段22と、調
整用記憶手段11に基づいて調整用工程管理表を作成す
るとともに、日程データの変更を可能にする入力画面出
力手段10と、調整用記憶手段11の日程データを書換
えるデータ書換手段20と、管理者によって承認される
と、調整用記憶手段11の日程データを広報用記憶手段
23に謄写するデータ謄写手段32とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工程管理支援シス
テムに関するものであり、特に、建築現場等の作業工程
の進捗状況を表示させることができるとともに、必要に
応じて日程データ等を変更することが可能な工程管理支
援システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、住宅の建築現場では、予め定め
られた工程に基づいて作業が進められている。これらの
作業の中には、住宅内部の造作工事と外部仕上げとのよ
うに、互いに干渉することなく同時に行える場合と、配
管工事と機器据付工事とのように、定められた順で実施
しなければならない場合とがある。なお、全体的にみる
と、順に実施しなければならない作業が大半を占めるた
め、現場では、空き時間を極力少なくして、短期間で工
事を完成させることができるように、作業の工程が管理
されている。
【0003】工程の管理として、様々な手法により図式
化された工程表が作成されることがある。具体的には、
各作業を棒状のグラフにして、作業量と作業時期とを明
示したガント・チャートや、網の長さが日程の長さとな
り網の結節点が作業の合流点となるように、各作業を網
目状に示したクリティカル・パス・メソッド等が知られ
ている。
【0004】このように、従来の建築現場では、建築関
係者が日程を容易に理解できるように工程表が用いられ
ており、工事を開始する際には、この工程表を基に建築
関係者への理解を図り、また工事途中で日程を変更する
場合には、工程表を書き換えることにより、建築関係者
への周知を図るようにしている。
【0005】ところで、最近では、通信ネットワークを
介した情報の伝達が盛んであり、この分野においても、
工程管理表に関するデータを、インターネットを介して
送信することが行われている。具体的には、工程管理表
に関する日程データをサーバーに構築し、インターネッ
トに接続された端末装置を利用することにより、工務
店、施工業者、工事管理者、及び検査員等の各建築関係
者が、工程管理表を閲覧したり、工程管理表にデータを
入力(変更も含む)したりすることを可能としたもので
ある。これによれば、日程を変更する場合には、ネット
ワークを介してサーバーのデータベースに変更情報を書
込むことにより、工程管理表に関する日程データを書換
えることができ、各建築関係者に周知を図ることができ
る。
【0006】なお、工程管理表の変更は、全ての建築関
係者に許可されているわけではなく、例えば、工程の内
容については工務店のみ許可され、日程の変更について
は、工務店、工事管理者、施工業者のみ許可されるとい
うように、関係者毎に書き込み可能な権限が設定されて
いる。そして、日程が変更された場合には、管理者は、
その日程を変更しても他の工程に差し支えないか否かを
検討し、差し支えがある場合には、他の工程の施工業者
と調整を行うようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のシステ
ムでは、関係者によって日程を変更する場合、サーバー
に備えられたデータベース、すなわち工程管理表を作成
するためのデータベースに直接書込むようにしているた
め、変更された日程は、各端末装置において工程管理表
の一部として出力されていた。つまり、管理者が承認し
た変更も、まだ承認されていない変更も、一つの工程管
理表の中で同じように表示されていた。このため、工程
管理表を閲覧した他の関係者は、工程管理表が変更され
ていることに気づいても、その変更が承認され確定され
たものか、それともこれから調整されるべきものかを理
解することができなかった。このため、材料の調達や人
材の確保等の対応が遅れたり、誤った情報に基づいて作
業に混乱を発生させたりする恐れがあった。
【0008】また、端末装置に工程管理表が表示される
ものの、日程等が変更されたか否か、またいつ変更され
たのかを、容易に理解することができないため、変更に
対して機敏に対応することが困難であった。特に、変更
に気づかない場合には、材料の調達や人材の確保ができ
ず、工期の順延につながる恐れがあった。
【0009】そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、変
更された日程が、管理者によって承認されたものか否か
を容易に理解させることにより、工程管理表における信
頼性を高めることができる工程管理支援システムの提供
を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
工程管理支援システムは、作業工程における日程データ
を記憶する、調整用記憶手段及び広報用記憶手段と、閲
覧画面を表示する旨の信号が、通信ネットワークを介し
て入力されると、前記広報用記憶手段に記憶されている
前記日程データに基づいて広報用工程管理表を作成し、
該広報用工程管理表に関する表データを前記通信ネット
ワークへ出力する閲覧画面出力手段と、入力画面を表示
する旨の信号が、前記通信ネットワークを介して入力さ
れると、前記調整用記憶手段に記憶されている前記日程
データに基づいて調整用工程管理表を作成し、該調整用
工程管理表に関する表データを前記通信ネットワークへ
出力するとともに、前記調整用工程管理表における前記
日程データの変更を可能にする入力画面出力手段と、変
更された前記日程データが、前記通信ネットワークを介
して入力されると、前記調整用記憶手段に記憶されてい
る前記日程データを書換えるデータ書換手段と、前記調
整用記憶手段に記憶されている前記日程データを確定す
る旨の信号が、前記通信ネットワークを介して入力され
ると、前記調整用記憶手段に記憶されている前記日程デ
ータを前記広報用記憶手段に謄写するデータ謄写手段と
を有する管理側コンピュータを備えるものである。
【0011】ここで、日程データには、作業項目や実施
日に関するデータが含まれる。具体的に建築現場に適用
した場合には、「作業項目」として、基礎工事、床下配
管、または屋根工事等、直接工事に関連する作業は勿
論、地鎮祭または検査等に関する間接的な作業も含める
ことができる。また、「実施日」として、作業の開始
日、終了日、または作業の期間等を含めることができ
る。
【0012】したがって、請求項1の発明の工程管理支
援システムによれば、閲覧画面を表示する旨の信号が管
理側コンピュータに入力されると、管理側コンピュータ
の閲覧画面出力手段は、広報用記憶手段に記憶されてい
る日程データに基づいて広報用工程管理表を作成し、広
報用工程管理表に関する表データを通信ネットワークへ
出力する。つまり、通信ネットワークに接続された端末
装置において、広報用工程管理表を表示させることを可
能にする。
【0013】一方、入力画面を表示する旨の信号が管理
側コンピュータに入力されると、管理側コンピュータの
入力画面出力手段は、調整用記憶手段に記憶されている
日程データに基づいて調整用工程管理表を作成し、調整
用工程管理表に関する表データを通信ネットワークへ出
力する。つまり、通信ネットワークに接続された端末装
置において、調整用工程管理表を表示させることを可能
にする。また、入力画面出力手段は、調整用工程管理表
における日程データの変更を可能にする。
【0014】そして、データ書換手段は、端末装置にお
いて日程データが変更され、変更された日程データが通
信ネットワークを介して入力されると、調整用記憶手段
に記憶されている日程データを書換える。これにより、
調整用工程管理表における日程が変更され、他の端末装
置から、変更後の日程を確認することが可能となる。
【0015】日程データを確定する旨の信号が、通信ネ
ットワークを介して入力されると、データ謄写手段は、
調整用記憶手段に記憶されている日程データを広報用記
憶手段に謄写する。これにより、端末装置では、広報用
工程管理表によって変更後の日程を確認することが可能
となる。
【0016】請求項2の発明にかかる工程管理支援シス
テムは、請求項1に記載の工程管理支援システムにおい
て、前記閲覧画面を表示する旨、及び前記入力画面を表
示する旨を、前記通信ネットワークを介して、前記管理
側コンピュータに出力するための表示指示手段と、前記
閲覧画面出力手段から送信された前記表データに基づき
前記広報用工程管理表を表示するとともに、前記入力画
面出力手段から送信された前記表データに基づき前記調
整用工程管理表を表示する表示手段と、前記調整用工程
管理表に示された前記日程データを変更するためのデー
タ変更手段と、前記調整用工程管理表に示された前記日
程データを確定する旨の信号を、前記通信ネットワーク
を介して前記管理側コンピュータに出力するための確定
指示手段とを有する端末装置を備えるものである。
【0017】したがって、請求項2の発明の工程管理支
援システムによれば、請求項1の発明の作用に加え、端
末装置では、表示指示手段の操作により、管理側コンピ
ュータに、閲覧画面を表示する旨、及び入力画面を表示
する旨の出力がなされる。また、通信ネットワークを介
して管理側コンピュータから表データが送信されると、
表示手段は工程管理表を表示する。具体的には、その表
データが閲覧画面出力手段から送信された場合には広報
用工程管理表を表示し、表データが入力画面出力手段か
ら送信された場合には調整用工程管理表を表示する。つ
まり、表示指示手段における指示に応じた工程管理表が
表示される。なお、調整用工程管理表が表示された場合
には、データ変更手段によって日程データを変更するこ
とが可能となる。
【0018】変更された日程データは、調整用工程管理
表の一部として示されるため、管理者等に対し、日程を
変更しても他の工程に差し支えないか否かを検討する機
会を与える。また必要に応じて、他の工程との間で日程
を調整する機会を与える。そして、管理者等によって確
定指示手段が操作されると、全ての日程データについて
承認されたものとみなし、日程データを確定する旨の信
号を、通信ネットワークを介して管理側コンピュータに
送信する。
【0019】請求項3の発明にかかる工程管理支援シス
テムは、請求項2に記載の工程管理支援システムにおい
て、前記管理側コンピュータの前記入力画面出力手段
は、前記入力画面を表示する旨の信号が入力された際、
前記端末装置の利用者を認識し、該利用者が予め登録さ
れた権限者と異なる場合、前記表データの出力を禁止す
る表示制限手段を有するものである。
【0020】したがって、請求項3の発明の工程管理支
援システムによれば、請求項2の発明の作用に加え、入
力画面出力手段の表示制限手段は、表データを出力する
に際して、端末装置の利用者を、パスワードやID等に
より認識する。そして、その利用者が予め登録された権
限者と異なる場合、すなわち、権限のない利用者である
場合には、表データの出力を禁止する。これにより、権
限のない利用者によって日程が変更されることが防止さ
れる。
【0021】請求項4の発明にかかる工程管理支援シス
テムは、請求項2または請求項3のいずれか一つに記載
の工程管理支援システムにおいて、前記管理側コンピュ
ータの前記データ謄写手段は、前記日程データを確定す
る旨の信号が入力された際、前記端末装置の利用者を認
識し、該利用者が予め登録された第二権限者と異なる場
合、前記日程データの謄写を禁止する謄写制限手段を有
するものである。
【0022】したがって、請求項4の発明の工程管理支
援システムによれば、請求項2または請求項3のいずれ
かの発明の作用に加え、データ謄写手段の謄写制限手段
は、日程データを謄写するに際して、端末装置の利用者
を、パスワードやID等により認識する。そして、その
利用者が予め登録された第二権限者と異なる場合、すな
わち、権限のない利用者である場合には、日程データの
謄写を禁止する。すなわち管理者等以外の権限のない利
用者によって、日程データが確定されることはない。
【0023】請求項5の発明にかかる工程管理支援シス
テムは、請求項2乃至請求項4のいずれか一つに記載の
工程管理支援システムにおいて、前記管理側コンピュー
タの前記データ書換手段は、前記日程データを書換える
際、書換えられる前記日程データに対応する形で、書換
日時を前記調整用記憶手段に書込む書込手段を有するも
のである。
【0024】したがって、請求項5の発明の工程管理支
援システムによれば、請求項2乃至請求項4のいずれか
一つの発明の作用に加え、データ書換手段の書込手段
は、日程データを書換える際、書換日時を認識し、日程
データとともに調整用記憶手段に書込む。このため、そ
の書換日時を広報用工程管理表及び調整用工程管理表に
表示させるようにすれば、書換えられた日時を関係者に
容易に認識させることが可能となる。
【0025】請求項6の発明にかかる工程管理支援シス
テムは、請求項2乃至請求項5のいずれか一つに記載の
工程管理支援システムにおいて、前記調整用記憶手段及
び前記広報用記憶手段は、さらに作業関係者への連絡事
項に関する連絡データを記憶することが可能なものであ
り、前記閲覧画面出力手段及び前記入力画面出力手段
は、前記連絡事項を含む前記広報用工程管理表及び前記
調整用工程管理表を作成し、前記データ謄写手段は、前
記調整用記憶手段に記憶されている前記日程データ及び
前記連絡データを前記広報用記憶手段に謄写するもので
ある。
【0026】したがって、請求項6の発明の工程管理支
援システムによれば、請求項2乃至請求項5のいずれか
一つの発明の作用に加え、作業関係者への連絡事項に関
する連絡データが入力可能であり、入力された連絡デー
タは、日程データとともに調整用記憶手段に記憶され
る。また、入力された連絡データは、調整用工程管理表
の一部として表示される。さらに、確定指示手段が操作
されると、連絡データは、日程データとともに広報用記
憶手段に謄写され、広報用工程管理表において閲覧する
ことが可能となる。
【0027】請求項7の発明にかかる工程管理支援シス
テムは、請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の
工程管理支援システムにおいて、前記管理側コンピュー
タは、インターネットに接続されたサーバーとして機能
し、前記表データをウェブページ用のデータとして出力
するものである。
【0028】したがって、請求項7の発明の工程管理支
援システムによれば、請求項1乃至請求項6のいずれか
一つの発明の作用に加え、管理側コンピュータがインタ
ーネットに接続されたサーバーとして機能し、調整用工
程管理表及び閲覧用工程管理表に関する表データをウェ
ブページ用のデータとして出力する。このため、端末装
置として、市販のパソコンにブラウザソフトをインスト
ールした汎用のコンピュータをそのまま利用することが
可能となる。
【0029】請求項8の発明にかかる工程管理支援プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
は、通信ネットワークに接続されたコンピュータを、請
求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の前記管理側
コンピュータとして機能させるものである。
【0030】したがって、請求項8の発明の工程管理支
援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体によれば、工程管理支援プログラムを実行させる
と、通信ネットワークに接続されたコンピュータを、上
記の管理側コンピュータとして機能させる。すなわち、
コンピュータは、少なくとも、閲覧画面出力手段、入力
画面出力手段、データ書換手段、及びデータ謄写手段を
備えたものとして作用する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
工程管理支援システム1(以下、支援システム1と称
す)について、図1乃至図6に基づき説明する。図1は
支援システム1全体の構成を示す説明図であり、図2は
支援システム1における管理側コンピュータ3の機能的
構成を示すブロック図であり、図3は支援システム1に
おける端末装置4の機能的構成を示すブロック図であ
り、図4は支援システム1における調査用工程管理表の
一例を示す説明図であり、図5及び図6は支援システム
1における処理の流れを示すフローチャートである。
【0032】本実施形態の支援システム1は、図1に示
すように、通信ネットワーク2を介して、建築現場にお
ける作業工程を表示させることができるとともに、必要
に応じて日程等を変更することを可能としたシステムで
ある。主な構成として、管理会社等に設置される管理側
コンピュータ3と、この管理側コンピュータ3に通信ネ
ットワーク2(インターネット)を介して接続された複
数の端末装置4,4…とから構成されている。なお、各
端末側コンピュータ4,4…は、工務店、施工業者、流
通業者、工事管理者、及び検査員等の各建築関係者が利
用できるように適切な場所に設置される。
【0033】管理側コンピュータ3は、インターネット
を介してウェブページを提供するサーバーとして機能
し、各端末装置4,4…からの指示を、通信ネットワー
ク2を介して受信し、この指示に応じた処理を行うもの
である。ハード構成としては、汎用のコンピュータと同
様、主記憶装置、演算装置、及び制御装置から構成され
る中央処理装置(CPU)と、キーボードやマウス等、
情報を直接入力するための入力装置と、コンピュータの
中で処理された情報を取出すディスプレイ等の出力装置
と、通信ネットワーク2を介してデータの送受信を行う
モデム等の通信手段とを備えている。
【0034】また、この管理側コンピュータ3には、工
程管理支援プログラムがインストールされており、この
プログラムを実行させることにより、以下に示す機能を
有する。
【0035】すなわち、管理側コンピュータ3は、機能
的構成として、図2に示すように、通信ネットワーク2
を介して端末装置4からデータを受信するデータ受信手
段5、及び通信ネットワーク2を介して端末装置4へデ
ータを送信するデータ送信手段6を有する通信制御手段
7と、端末装置4からの指示情報に基づいてモードを決
定する入力モード設定手段8及び閲覧モード設定手段9
とを備えている。
【0036】具体的には、入力モード設定手段8は、入
力画面を表示する旨の信号が端末装置4から送信される
と、入力画面設定手段10を動作させるとともに、デー
タの変更及び入力を可能とする。入力画面設定手段10
は、調整用記憶手段11に記憶されている項目データ1
2、日付データ13、業者データ14、連絡データ1
5、及び日時データ16等に基づいて、調整用工程管理
表を作成し、この調整用工程管理表に関する表データを
データ送信手段6に出力する。ここで、項目データ12
は建築現場における作業項目に関するデータであり、日
付データ13とは作業項目毎の実施日(開始日及び終了
日)に関するデータであり、業者データ14とは工事の
施工業者に関するデータであり、連絡データ15とは建
築関係者への連絡事項に関するデータであり、日時デー
タ16とはデータを書換えた際の日時(書換日時)に関
するデータである。なお、項目データ12及び日付デー
タ13を組合せたものが、本発明の日程データに相当す
る。
【0037】また、入力画面設定手段10には、表デー
タの出力を制限する表示制限手段17が備えられてい
る。これは、表データを出力する際または調整用工程管
理表を作成する際に、利用者認識手段18によって認識
された端末装置4の利用者が、予め登録された権限者と
異なる場合、すなわち権限のない利用者である場合、表
データの出力を禁止するものである。なお、利用者認識
手段18による利用者の認識は、端末装置4を利用する
際に入力するID及びパスワードによって行うようにし
ているが、これに限らず、指紋、音声、または人相等に
よって認識するようにしてもよい。
【0038】入力画面設定手段10からデータ送信手段
6へ表データが送信されると、通信ネットワーク2を介
して端末装置4に送信され、端末装置4において調整用
工程管理表を表示させることが可能となる。
【0039】また、管理側コンピュータ3は、データ書
込手段20及び書換日時書込手段21を備えている。デ
ータ書込手段20は、端末装置4において日付データ1
3等が変更された場合、または連絡データ15等が新た
に入力された場合に動作し、調整用記憶手段11に記憶
されている各データを書換えたり、調整用記憶手段11
にデータを追加する形で記憶したりする。ここで、デー
タ書込手段20は本発明のデータ書換手段を含んでい
る。また、書換日時書込手段21は、データ書込手段2
0によってデータを書換える際、その日時を日時データ
16として書込む。
【0040】さらに、管理側コンピュータ3は、データ
謄写手段32を備えている。このデータ謄写手段32
は、データを確定する旨の信号が、端末装置4から送信
されると、調整用記憶手段11に記憶されている各デー
タを広報用記憶手段23に謄写するものである。なお、
この際、調整用記憶手段11に記憶されている全てのデ
ータを謄写してもよく、変更(追加)されたデータのみ
謄写してもよい。このように謄写することにより、広報
用記憶手段23の項目データ24、日付データ25、業
者データ26、連絡データ27及び日時データ28は、
調整用記憶手段11における各データと、一致したもの
になる。また、データ謄写手段32は謄写制限手段33
を備えており、端末装置4から、データを確定させる旨
の信号が送信されても、利用者認識手段18によって認
識された端末装置4の利用者が、予め登録された第二権
限者と異なる場合には、謄写を禁止する。
【0041】一方、閲覧モード設定手段9は、閲覧画面
を表示する旨の信号が、端末装置4から送信されると、
閲覧画面出力手段22を動作させる。閲覧画面出力手段
22は、広報用記憶手段23に記憶されている項目デー
タ24、日付データ25、業者データ26、連絡データ
27、及び日時データ28等に基づいて、閲覧用工程管
理表を作成し、この閲覧用工程管理表に関する表データ
をデータ送信手段6に出力するものである。
【0042】閲覧画面出力手段22からデータ送信手段
6へ表データが送信されると、通信ネットワーク2を介
して端末装置4に送信され、端末装置4において閲覧用
工程管理表を表示させることが可能となる。
【0043】閲覧モードが選択された状態では、入力モ
ードのように、直接、データを書換えたり新たに書込む
ことはできない。つまり、データ書込手段20に相当す
るものが設けられておらず、閲覧のみを可能としてい
る。ただし、例外として、緊急の連絡情報のみ直接書込
むことができるように、緊急情報書込手段30が設けら
れている。なお、緊急情報書込手段30には、書込制限
手段31が設けられており、緊急の連絡情報の書込み
を、管理者等、特定の関係者に限っている。つまり、緊
急の連絡情報の書込みが指示されても、利用者認識手段
18によって認識された端末装置4の利用者が、予め登
録された第三権限者と異なる場合には、書き込みを禁止
する。
【0044】ところで、緊急情報書込手段30によっ
て、広報用記憶手段23に緊急の連絡情報を書込むこと
により、閲覧用工程管理表として速やかに関係者に周知
させることができるが、その後、データ謄写手段32に
よって調整用記憶手段11のデータが広報用記憶手段2
3に謄写されると、緊急の連絡情報が消去されてしま
う。なお、調整用記憶手段11にも同じ内容の連絡情報
を書込むようにすれば、情報が消去されることはない。
しかし、この場合には、同じデータを二度入力しなけれ
ばならないため、操作が面倒であり、ややもすると、ど
ちらか一方を入力し忘れる恐れもある。そこで、本実施
形態では、連絡データに関しては、緊急情報書込手段3
0によって入力された場合と、データ書込手段20によ
って入力された場合とを区別し、互いに上書きされるこ
とを禁止している。なお、閲覧用工程管理表において
は、文字の大きさを変えたり、色を変化させることによ
り、両者を識別化している。
【0045】続いて、端末装置4について具体的に説明
する。端末装置4は、ブラウザソフトがインストールさ
れた汎用のコンピュータであり、主記憶装置、演算装
置、及び制御装置から構成される中央処理装置(CP
U)(図示しない)と、データ送信手段34及びデータ
受信手段35によってデータの送受信を行う通信制御手
段36と、キーボードやマウス等、情報を直接入力する
ための入力操作手段37と、ディスプレイ43に工程管
理表を表示させる表示制御手段44とを備えている。な
お、工程管理表はウェブページとして出力され、情報の
入力はウェブページ上で行われる。ここで、ディスプレ
イ43及び表示制御手段44を組合せたものが、本発明
の表示手段に相当する。
【0046】入力操作手段37は、第一表示指示手段3
8、第二表示指示手段39、データ入力手段40、デー
タ変更手段41、及び確定指示手段42として機能させ
ることができる。第一表示指示手段38は入力画面を表
示させる旨を指示し、第二表示指示手段39は閲覧画面
を表示させる旨を指示する。また、データ入力手段40
及びデータ変更手段41は、ウェブページ上に調整用工
程管理表が表示された際に、連絡データ等を新たに入力
したり、調整用工程管理表の日付データ等を変更したり
するためのものである。さらに、確定指示手段42は、
調整用工程管理表のデータを全て確定させるためのもの
である。
【0047】表示制御手段44は、管理側コンピュータ
3の入力画面設定手段10から表データが出力された場
合には、その表データに基づき、ディスプレイ43に調
整用工程管理表を表示させ、閲覧画面出力手段22から
表データが出力された場合には、その表データに基づ
き、ディスプレイ43に閲覧用工程管理表を表示させ
る。
【0048】ここで、調整用工程管理表の一例を、図4
に基づいて説明する。この調整用工程管理表46は、建
築現場の作業項目47、各作業項目の実施日(開始日,
終了日)48、業者名49、作業項目毎の連絡事項5
0、データの書換日時51、及び実施日を図式化した日
程チャート52等を、工程順に表としてまとめ、さら
に、共通の連絡事項を表示する欄53を設けたものであ
る。また、欄53の下方には、前述した確定指示手段4
2、及び終了指示手段54が設けられており、いずれか
の上でマウスをクリックすることにより、管理側コンピ
ュータ3に指示を与えることができる。なお、終了指示
手段54は全ての処理を終了することを指示するもので
ある。
【0049】なお、閲覧用工程管理表(図示していな
い)は、基本的には調整用工程管理表46と同様である
が、承認指示手段42を備えていない点が異なる。
【0050】次に、本実施形態の支援システム1の動
作、特に管理側コンピュータ3の処理について図5及び
図6に基づき説明する。管理側コンピュータ3では、ま
ず、入力画面を表示する旨の信号が入力されるか否か、
または閲覧画面を表示する旨の信号が入力されるか否か
を検出する(ステップS1及びステップS2)。端末装
置4から入力画面を表示する旨の信号が入力されると
(ステップS1においてYES)、その端末装置4の利
用者が登録された権限者と一致するか否かを検出し、一
致した場合には(ステップS3においてYES)、調整
用記憶手段11に記憶されている項目データ12や日付
データ13等のデータに基づいて調整用工程管理表を作
成し(ステップS4)、調整用工程管理表に関する表デ
ータを、通信ネットワーク2を介して端末装置4に送信
する(ステップS5)。これにより、端末装置4のディ
スプレイ43に調整用工程管理表が表示される。また、
端末装置4では、表示された調整用工程管理表の日程を
変更したり、連絡事項を入力したりすることが可能とな
る。なお、ステップS3において、端末装置4の利用者
が権限者でない場合(NO)には、調整用工程管理表を
作成することなく、ステップS1に戻る。
【0051】調整用工程管理表に対して、データが変更
されたり入力されると(ステップS6においてYE
S)、管理側コンピュータ3のデータ書込手段20は、
変更または入力されたデータを調整用記憶手段11に書
込む。(ステップS7)。なお、この際、書換日時書込
手段21により書換日時を日時データ16として書込
む。その後、端末装置4から終了指示があるか否かを検
出し、指示がある場合には(ステップS8においてYE
S)全ての処理を終了し、指示がない場合には(ステッ
プS8においてNO)ステップS6に戻る。
【0052】このように、調整用記憶手段11に記憶さ
れたデータは、それ以後、調整用工程管理表の一部とし
て、表示させることができる。
【0053】そこで、管理者は、所定の周期(例えば一
日に一度)で、調整用工程管理表を表示させ、日程表が
変更されていた場合には、日程を変更しても他の工程に
差し支えないか否かを検討する。また、連絡事項が入力
されていた場合には、連絡事項の内容について吟味す
る。さらに、必要に応じて、他の作業との間で日程を調
整する。そして、変更および入力された全てのデータに
ついて承認する場合には、確定指示手段42により、デ
ータを確定させる。
【0054】なお、他の作業との間で日程を調整する
際、日程の変更により複数の作業が重なった場合には、
後から書込まれた作業を優先させ、先に書込まれていた
作業の関係者に、重複作業の依頼を打診した方がよい。
つまり、時間的に後から書込みをした関係者は、作業が
重複することを承知していることから、先の関係者に重
複の依頼を打診するだけで、調整を済ませることができ
る。なお、このような調整作業を行うには、書込み時刻
の認識が必要となるが、本実施形態ではデータを書込む
際に書換日時を書込むことから、このような調整作業に
おいても作業性を上げることができる。
【0055】管理側コンピュータ3のデータ謄写手段3
2は、端末装置4から確定指示が送信されると(ステッ
プS9においてYES)、端末装置4の利用者が、登録
された第二権限者と一致するか否かを検出し、一致した
場合には(ステップS10においてYES)、調整用記
憶手段11から広報用記憶手段23へデータを謄写する
(ステップS11)。これにより、承認されたデータが
広報用記憶手段23に書き込まれ、広報用工程管理表と
して表示させることが可能となる。その後、端末装置4
からの終了指示の有無を検出し、指示がある場合には
(ステップS12においてYES)全ての処理を終了
し、指示がない場合には(ステップS12においてN
O)ステップS6に戻る。なお、ステップS9において
確定指示がない場合(NO)や、ステップS10におい
て利用者が第二権限者と異なる場合(NO)であって
も、終了指示があった場合には同じように処理を終了す
る。
【0056】一方、閲覧画面を表示する旨の信号が、端
末装置4から送信されると(ステップS2においてYE
S)、広報用記憶手段23に記憶されている項目データ
24や日付データ25等のデータに基づいて閲覧用工程
管理表を作成し(ステップS13)、閲覧用工程管理表
に関する表データを、通信ネットワーク2を介して端末
装置4に送信する(ステップS14)。これにより、端
末装置4のディスプレイ43に閲覧用工程管理表が表示
される。つまり、全ての建築関係者が閲覧用工程管理表
によって工程の進捗状況や、承認された変更事項を確認
することが可能になる。
【0057】端末装置4によって緊急連絡情報が入力さ
れると(ステップS15においてYES)、端末装置4
の利用者が、登録された第三権限者(例えば管理者)と
一致するか否かを検出し、一致した場合には(ステップ
S16においてYES)、入力された緊急連絡情報を広
報用記憶手段23に書込む。(ステップS17)。これ
により、建築関係者に緊急連絡情報を速やかに周知させ
ることが可能となる。つまり、緊急連絡情報に関して
は、所定の周期で行われる承認作業を待つことなく、速
やかに周知させることができる。その後、端末装置4か
らの終了指示の有無を検出し、指示がある場合には(ス
テップS18においてYES)全ての処理を終了し、指
示がない場合には(ステップS18においてNO)ステ
ップS15に戻る。なお、ステップS15において緊急
連絡情報の入力がない場合(NO)や、ステップS16
において利用者が第三権限者と異なる場合(NO)であ
っても、終了指示があった場合には同じように処理を終
了する。
【0058】このように、上記の支援システム1では、
作業工程を示す工程管理表として、日付データ等の日程
データを変更することが可能な調整用工程管理表と、閲
覧のみ可能な広報用工程管理表とがあり、さらに、管理
者によって承認された場合のみ、広報用工程管理表に表
示させることができるため、変更されたデータが確定さ
れたものか、あるいは調整中のものかを建築関係者に容
易に認識させることが可能となる。このため、材料の調
達や人材の確保等への対応が遅れたり、誤った情報に基
づいて作業に混乱を発生させたりすることを防止でき
る。つまり、工程管理表に対する信頼性を高め、円滑に
作業を進めることが可能となる。
【0059】また、上記の支援システム1では、通信ネ
ットワーク2に接続された端末装置4において、広報用
工程管理表及び調整用工程管理表が表示されるため、建
築関係者は、建築現場から離れた場所でも、進捗状況を
確認したり、日程を変更することができる。また、端末
装置4として、特別の装置や専用のプログラムを使用し
なくても、ブラウザソフトをインストールした汎用のコ
ンピュータを利用して工程管理表の閲覧及びデータの入
力作業を行うことができるため、設備費を安価に抑える
ことができる。
【0060】上記の支援システム1では、建築関係者で
あっても、権限のない場合には、日程の変更等を行うこ
とができないため、不正な使用を阻止することができる
とともに、誤った情報が入力されたり、作業に混乱を発
生させることを防止できる。
【0061】上記の支援システム1では、調整用工程管
理表及び広報用工程管理表に、書換日時を表示させるた
め、書換えられた日時を建築関係者に認識させ、変更の
有無を確実に理解させることができる。
【0062】さらに、上記の支援システム1では、承認
され確定された連絡事項と、承認前の連絡事項とが区別
して表示されるため、誤った連絡情報に基づいて混乱を
発生させることを防止できる。また、緊急な連絡情報の
場合には、広報用記憶手段23に直接書込むことができ
るため、所定の周期を待つことなく、速やかに連絡情報
を周知させることができる。
【0063】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定され
るものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可
能である。
【0064】すなわち、上記実施形態の支援システム1
では、端末装置として汎用のコンピュータを用いるもの
を示したが、表示装置を有する携帯電話を端末装置とし
て使用してもよい。このようにすると、建築現場等、コ
ンピュータを設置できない現場においても、工程管理表
を閲覧することが可能となり、日程の変更等に対してさ
らに速やかに対応することが可能となる。
【0065】また、上記実施形態の支援システム1で
は、調整用記憶手段11にデータを書込む際、書換日時
を書込むようにしたが、これに加え、入力者(データ変
更者)の氏名も記録するようにしてもよい。これによれ
ば、管理者またはその他の建築関係者は、変更されたデ
ータに対して不明な点があっても、速やかに連絡を取り
理解することが可能となる。また、実施日として、開始
日及び終了日を表示させるものを示したが、入力された
開始日と終了日とから期間を算出し、算出された期間も
表示させるようにしてもよい。
【0066】さらに、上記実施形態では、支援システム
1を建築現場の工程管理用として使用するようにした
が、建築現場に限らず、例えば土木現場等の工程管理用
として使用することも可能である。
【0067】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の工程管
理支援システムは、作業工程を示す工程管理表として、
日程データを入力することが可能な調整用工程管理表
と、閲覧のみ可能な広報用工程管理表とがあり、さら
に、管理者によって承認され確定された場合のみ広報用
工程管理表に表示させることから、作業関係者に対し
て、日程の変更が確定されたものか否かを容易に認識さ
せることが可能である。このため、材料の調達や人材の
確保等への対応が遅れたり、誤った情報に基づいて作業
に混乱を発生させたりすることを防止できる。つまり、
工程管理表に対する信頼性を高め、円滑に作業を進める
ことが可能となる。
【0068】請求項2の発明の工程管理支援システム
は、請求項1の発明の効果に加えて、通信ネットワーク
に接続された端末装置において、広報用工程管理表及び
調整用工程管理表が表示されるため、作業関係者は、現
場から離れた場所でも、進捗状況の確認、日程の変更、
または変更の承認等を行うことが可能となる。
【0069】請求項3の発明の工程管理支援システム
は、請求項2の発明の効果に加えて、作業関係者であっ
ても、権限のない利用者、例えば日程の変更について許
可されていない者は、端末装置に調整用工程管理表を表
示させることができないため、誤った情報が入力される
ことを防止できるとともに、不正な使用を阻止すること
ができる。
【0070】請求項4の発明の工程管理支援システム
は、請求項2または請求項3の発明の効果に加えて、作
業関係者であっても、権限のない利用者、例えば管理者
以外の者は、日程の変更を確定させることができないた
め、承認されていない情報が広報用工程管理表に表示さ
れることを防止でき、作業に混乱を発生させることを阻
止できる。
【0071】請求項5の発明の工程管理支援システム
は、請求項2乃至請求項4のいずれか一つの発明の効果
に加えて、調整用工程管理表及び広報用工程管理表に、
書換日時を表示させることができるため、作業関係者に
書換えられた日時を認識させることが可能となる。これ
により、変更の有無を確実に理解させることができ、管
理者等が変更に気づかないまま日程の変更を確定させた
り、作業関係者に日程の変更が伝わらない等の事態を抑
制することができる。
【0072】請求項6の発明の工程管理支援システム
は、請求項2乃至請求項5のいずれか一つの発明の効果
に加えて、通信ネットワークを介して作業関係者へ連絡
事項を周知させることができる。また、承認され確定さ
れた連絡事項と、承認前の連絡事項とを区別して表示す
るため、誤った情報に基づいて混乱を発生させることを
防止できる。
【0073】請求項7の発明の工程管理支援システム
は、請求項1乃至請求項6のいずれか一つの発明の効果
に加えて、端末装置として、特別の装置や専用のプログ
ラムを使用しなくても、ブラウザソフトをインストール
した汎用のコンピュータを利用して工程管理表の閲覧や
日程データ等の変更作業を行えるため、設備費を安価に
抑えることができる。
【0074】請求項8の発明の工程管理支援プログラム
を記録した記録媒体は、プログラムを実行させることに
より、コンピュータを用いて、調整用工程管理表、及び
広報用工程管理表を作成することができる。このため、
日程の変更が確定されたものか、あるいは調整中のもの
かを容易に認識させることができ、正確な情報のみ伝達
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である工程管理支援システ
ムの構成を説明するための説明図である。
【図2】工程管理支援システムにおける管理側コンピュ
ータの機能的構成を示すブロック図である。
【図3】工程管理支援システムにおける端末装置の機能
的構成を示すブロック図である。
【図4】工程管理支援システムにおける工程管理表の一
例を示す説明図である。
【図5】工程管理支援システムにおける処理の流れを示
すフローチャートである。
【図6】工程管理支援システムにおける処理の流れを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 工程管理支援システム 2 通信ネットワーク 3 管理側コンピュータ 4 端末装置 10 入力画面出力手段 11 調整用記憶手段 12 項目データ(日程データ) 13 日付データ(日程データ) 15 連絡データ 16 日時データ 17 表示制限手段 20 データ書込手段(データ書換手段) 21 書換日時書込手段(書込手段) 22 閲覧画面出力手段 23 広報用記憶手段 24 項目データ(日程データ) 25 日付データ(日程データ) 27 連絡データ 28 日時データ 32 データ謄写手段 33 謄写制限手段 38 第一表示指示手段(表示指示手段) 39 第二表示指示手段(表示指示手段) 41 データ変更手段 42 確定指示手段 43 ディスプレイ(表示手段) 44 表示制御手段(表示手段) 46 調整用工程管理表 50 連絡事項 51 書換日時 53 連絡事項

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業工程における日程データを記憶す
    る、調整用記憶手段及び広報用記憶手段と、 閲覧画面を表示する旨の信号が、通信ネットワークを介
    して入力されると、前記広報用記憶手段に記憶されてい
    る前記日程データに基づいて広報用工程管理表を作成
    し、該広報用工程管理表に関する表データを前記通信ネ
    ットワークへ出力する閲覧画面出力手段と、 入力画面を表示する旨の信号が、前記通信ネットワーク
    を介して入力されると、前記調整用記憶手段に記憶され
    ている前記日程データに基づいて調整用工程管理表を作
    成し、該調整用工程管理表に関する表データを前記通信
    ネットワークへ出力するとともに、前記調整用工程管理
    表における前記日程データの変更を可能にする入力画面
    出力手段と、 変更された前記日程データが、前記通信ネットワークを
    介して入力されると、前記調整用記憶手段に記憶されて
    いる前記日程データを書換えるデータ書換手段と、 前記調整用記憶手段に記憶されている前記日程データを
    確定する旨の信号が、前記通信ネットワークを介して入
    力されると、前記調整用記憶手段に記憶されている前記
    日程データを前記広報用記憶手段に謄写するデータ謄写
    手段とを有する管理側コンピュータを備えることを特徴
    とする工程管理支援システム。
  2. 【請求項2】 前記閲覧画面を表示する旨、及び前記入
    力画面を表示する旨を、前記通信ネットワークを介し
    て、前記管理側コンピュータに出力するための表示指示
    手段と、 前記閲覧画面出力手段から送信された前記表データに基
    づき前記広報用工程管理表を表示するとともに、前記入
    力画面出力手段から送信された前記表データに基づき前
    記調整用工程管理表を表示する表示手段と、 前記調整用工程管理表に示された前記日程データを変更
    するためのデータ変更手段と、 前記調整用工程管理表に示された前記日程データを確定
    する旨の信号を、前記通信ネットワークを介して前記管
    理側コンピュータに出力するための確定指示手段とを有
    する端末装置を備えることを特徴とする請求項1に記載
    の工程管理支援システム。
  3. 【請求項3】 前記管理側コンピュータの前記入力画面
    出力手段は、前記入力画面を表示する旨の信号が入力さ
    れた際、前記端末装置の利用者を認識し、該利用者が予
    め登録された権限者と異なる場合、前記表データの出力
    を禁止する表示制限手段を有することを特徴とする請求
    項2に記載の工程管理支援システム。
  4. 【請求項4】 前記管理側コンピュータの前記データ謄
    写手段は、前記日程データを確定する旨の信号が入力さ
    れた際、前記端末装置の利用者を認識し、該利用者が予
    め登録された第二権限者と異なる場合、前記日程データ
    の謄写を禁止する謄写制限手段を有することを特徴とす
    る請求項2または請求項3のいずれかに記載の工程管理
    支援システム。
  5. 【請求項5】 前記管理側コンピュータの前記データ書
    換手段は、前記日程データを書換える際、書換えられる
    前記日程データに対応する形で、書換日時を前記調整用
    記憶手段に書込む書込手段を有することを特徴とする請
    求項2乃至請求項4のいずれか一つに記載の工程管理支
    援システム。
  6. 【請求項6】 前記調整用記憶手段及び前記広報用記憶
    手段は、さらに作業関係者への連絡事項に関する連絡デ
    ータを記憶することが可能なものであり、 前記閲覧画面出力手段及び前記入力画面出力手段は、前
    記連絡事項を含む前記広報用工程管理表及び前記調整用
    工程管理表を作成し、 前記データ謄写手段は、前記調整用記憶手段に記憶され
    ている前記日程データ及び前記連絡データを前記広報用
    記憶手段に謄写することを特徴とする請求項2乃至請求
    項5のいずれか一つに記載の工程管理支援システム。
  7. 【請求項7】 前記管理側コンピュータは、インターネ
    ットに接続されたサーバーとして機能し、前記表データ
    をウェブページ用のデータとして出力することを特徴と
    する請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の工程
    管理支援システム。
  8. 【請求項8】 通信ネットワークに接続されたコンピュ
    ータを、請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の
    前記管理側コンピュータとして機能させることを特徴と
    する工程管理支援プログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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