JP2002167959A - 多層rc建築快速施工方法及びその型板構造 - Google Patents

多層rc建築快速施工方法及びその型板構造

Info

Publication number
JP2002167959A
JP2002167959A JP2000366609A JP2000366609A JP2002167959A JP 2002167959 A JP2002167959 A JP 2002167959A JP 2000366609 A JP2000366609 A JP 2000366609A JP 2000366609 A JP2000366609 A JP 2000366609A JP 2002167959 A JP2002167959 A JP 2002167959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
template
layer
building
plate
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000366609A
Other languages
English (en)
Inventor
Nenko Rai
念宏 頼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000366609A priority Critical patent/JP2002167959A/ja
Publication of JP2002167959A publication Critical patent/JP2002167959A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層RC建築快速施工方法及びその型板構造
の提供。 【解決手段】 新規な構造の型板構造により、多層のR
C建築を、各階のコンクリート構造が凝固、安定するの
を待たずとも、上の階のコンクリート構造の建築施工が
行えるようにし、これにより大幅に工期を短縮し、且つ
各階のコンクリート構造の相互の結合性を良好とし、全
体強度と耐震性を向上させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一種の多層RC建築
快速施工方法及びその型板構造に係り、さらに詳しく
は、コンクリート構造の凝固を待たずにその上に上層建
築構造を構築できる施工方法及びその施工に使用される
型板構造に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、RC構造の多層建築物は各階のコ
ンクリート構造を形成する時、いずれも先に支柱と外壁
の鉄筋と型板を構築してからコンクリートを打ち込み、
壁、支柱のコンクリートが凝固後に、さらに上層の鉄筋
と型板を設け、さらにコンクリートを打ち込み、このよ
うにして順次各層を構築している。並びに各層には階段
空間を保留し、各内壁、フロアのコンクリートが凝固し
た後に、コンクリート打ち込み方式で階段の所定の部分
に傾斜底面を形成し、続いて傾斜底面の上にさらに型板
を組み、階段形状の空間を形成し、その後、さらに二次
コンクリート打ち込みにより、階段を形成する。以上の
施工方式はビルの基本構造を構築できるとはいえ、以下
のような欠点を有していた。 (1)この施工方法は、下層の壁、支柱及びフロアのコ
ンクリートが完全に凝固した後でなければそれより上の
層の型板構築とコンクリート打ち込みを行えず、各階の
コンクリート構造が完全に凝固するのに約20日以上も
かかり、建築全体の施工期間が長く、且つ建築する建築
物の階数が多くなればなるほど、施工期間が長くなり、
建築会社の資金負担が重くなった。 (2)その壁、支柱及び各フロアのコンクリートは数回
に分けてコンクリート打ち込みして形成され、その相互
間の吸着凝固力は不良であり、即ち耐震力が劣った。も
し建築会社が工期を短縮するために、下の階のコンクリ
ートが完全に凝固していないのにその上に型板を組んで
コンクリートを打ち込むと、ビルの構造の安全性に問題
が生じた。 (3)周知のRC建築において施工時に使用される型板
は、従来より木材を釘打ちして製造されるか或いは鉄板
を切断してなる。しかし、木製の型板は耐久性に乏し
く、本発明の実際の経験によると、約7から8か月使用
すると使用不能になり、且つその製造と施工の複雑性と
困難度はいずれも高く、もし熟練していない作業員が施
工すると、製作施工に信頼性が失われ、且つ木製型板の
表面は粗く凹凸があり平坦でなく、施工完成後の外壁面
に別にセメントを塗布或いは吹きつけて壁面を滑らかに
整える必要があり、ゆえに施工過程で、手間と時間がか
かり、建築と材料コストが増し、施工時間が増し、建築
業者にとって、時間は金銭であり、施工時間が長引く
と、資金がそれだけ累積し負担がました。鉄板を使用し
て製造した型板は、標準寸法規格がなく、あるときに
は、全体の鉄塊をかき集めて使用し、その重量は大き
く、ゆえにビル施工時の上げ下げに相当な力が必要で、
且つ危険性も極めて高く、このことがここ数年、マスコ
ミで公共事業の施工の安全性についてとりざたされる主
要な原因となっている。さらに、一般の、壁、囲い用の
壁の建築においては、二つ以上の同じ型板を並列に配列
して打ち込み空間を保留し、コンクリート打ち込みを行
う。各型板の外縁は針金で縛られて固定されるが、コン
クリート打ち込み空間が等幅であるかを一々検視し並び
に調整する必要があり、このため組立と施工に時間と手
間がかかり且つ施工品質の掌握が容易でなかった。 (4)一般に、造橋、建築物造営現場では、その型板の
構築において、数本のパイルで型板を支持している。し
かし建築現場は平坦な場所とは限られず、凹凸のある地
形の場合もある。ゆえに、一般に建築業者は各現場で施
工する時、いずれも普通の脚パッドでパイルの底端を支
え、各パイルに型板を支持して型板に理想の平面を達成
させている。 (5)一般に、階段施工ではまずコンクリート打ち込み
方式で所定の空間部分に傾斜底面を形成し、続いてこの
傾斜底面の上にさらに型板を組み、階段形状の空間を形
成し、その後、さらに二次コンクリート打ち込みにより
階段を形成している。このような施工方式は階段を形成
することはできるが、施工上、以下のような欠点を有し
ていた。 1.建築物の設計により建築物内の階段規格は異なる
が、階段構造を構成する型板は一般の固定規格の建築型
板であり、相互に共通性はなく、このため、各一つの階
段規格に応じて新たに型板を裁断して使用する必要があ
り、これは明らかに相当手間がかかり不便であり、且つ
裁断後の型板は通常、重複使用不能であり、資源を浪費
することは明らかであり、実用的でなかった。 2.施工業者は型板を取り外した後に、階段表面の凹凸
をセメントで埋めて細部を平坦化しなければならない
(実際の経験から言うと、2回の平坦化作業が必要であ
る)。このような施工は相当手間がかかり不便であり、
コストを浪費した。 3.階段平坦化後にさらにタイルを貼りつける必要があ
り、施工上、接着剤を使用して各階段に逐一タイルを貼
りつける。このような施工は手間がかかり不便であり、
且つ通常、多くの作業員が一つの階段に対して同時に作
業を行って短時間内に作業を完成させるため、多くの人
が階段を踏みつけるため、その重量、圧力が成形後の階
段構造に対してマイナスの影響を与え、またブロックの
付着力に影響を与え、ブロックの脱落を形成しやすかっ
た。そして一旦ブロックが脱落すると、階段の外観が悪
くなるほか、修繕費用が余分にかかり、このため実際の
施工の必要に符合しなかった。以上を鑑み、より簡便な
RC建築の施工法及び構造が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主要な目的
は、一種の多層RC建築快速施工方法及びその型板構造
を提供することにあり、それは各階のコンクリート構造
の乾燥、凝固、安定を待たずしてそれより上の階のコン
クリート構造を構築でき、大幅に工期を短縮でき、且つ
各階のコンクリート構造の相互の結合性が良好で、全体
の強度と耐震性を向上できる方法及びその型板構造であ
るものとする。本発明の次の目的は、一種の多層RC建
築快速施工方法及びその型板構造を提供することにあ
り、それは、壁面とフロア及び階段施工時に、磁器タイ
ル、大理石或いは花崗岩等を壁面或いは階段面の装飾用
に貼着する際に、コンクリート打ち込みの前に、型板に
接合させることにより、費用のかかる人件費と材料コス
トを周知の技術よりも低廉とすることができる方法及び
その型板構造であるものとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、以下
のステップ、即ち、建築の基礎施工時に、コンクリート
ベースに建築物の壁と立柱内部の直立方向の鉄筋の根部
を埋め込み、且つ壁の鉄筋の階段施工予定部分に一段の
横向き突出部分を保留して階段の鉄筋との連接に供す
る、ベース施工ステップと、ベース上縁に直立方向に型
板を設置し、対向する二つの型板間にコンクリート打ち
込み空間を形成し、また、複数の支柱を立設し、支柱の
上端に横向きに下型板を敷設し、支柱で該下型板を支持
する、壁の型板とフロアの下型板構築ステップと、下型
板の上縁空間に縦横に交錯するよう鉄筋を敷設し、且つ
これら鉄筋と壁内の鉄筋を連結させ、並びに下型板の上
縁に複数の支持ブロックを設置する、鉄筋敷設ステップ
と、二つの対向する型板の間及び下型板上端にコンクリ
ートを打ち込み、それぞれ壁とフロアを形成する、コン
クリート打ち込みステップと、コンクリートが凝固する
前に、壁の型板の上縁にさらに上の階の壁の型板を構築
し、並びにフロアの上縁に横向きに上型板を設置し、さ
らに上型板の上縁に支柱を立設し、さらに上の階の下型
板を支持し、工期を短縮する、壁の型板と隣接する階の
上下の型板の構築ステップと、上述の鉄筋敷設、コンク
リート打ち込み及び壁の型板、隣接する階の上下の型板
の構築ステップを重複して進行して必要な各階のフロア
と壁を最上階に至るまで構築するステップと、各階のフ
ロア、壁のコンクリートが凝固し且つ安定するのを待っ
て、各階の型板、支柱及び上下の型板を取り外す、型外
しステップと、各階のフロアの間に階段を構築して各階
を連通させる、階段構築ステップ、以上のステップを具
えた多層RC建築快速施工方法としている。請求項2の
発明は、階段の建築施工が、階段を設置したい位置と傾
斜角度に墨線でマーキングを行う、マーキングステップ
と、マーキングステップで設けた墨線に対応するよう
に、二つの連接板を傾斜設置し並びに二つの連接板を相
互に対応するよう設置する、対応する連接板設置ステッ
プと、複数の階段型板を対応する連接板の間に横設し、
且つ各階段型板を順に上下に配列する、階段型板固定ス
テップと、複数の受け板角鉄を順に連接板の下方に固定
し且つ受け板角鉄を左右で対応させる、受け板角鉄固定
ステップと、底層型板を対応する受け板角鉄の上に設置
し、且つ底層型板の両端と上下の隣接するフロアを当接
させ、連接板、階段型板及び底層型板間に階段状空間を
形成する、底層型板設置ステップと、コンクリートを上
述の階段状空間に打ち込み、コンクリートを凝固させ階
段を成形する、コンクリート打ち込みステップと、以上
のステップを包括することを特徴とする、請求項1に記
載の多層RC建築快速施工方法としている。請求項3の
発明は、階段のコンクリート打ち込み成形前に、底層型
板の上縁空間に交錯するよに鉄筋を敷設し、壁内部より
延伸された鉄筋と鉤釘で溶接連結して階段と壁の結合性
を高めることを特徴とする、請求項2に記載の多層RC
建築快速施工方法としている。請求項4の発明は、連接
板が壁に固定されたことを特徴とする、請求項2に記載
の多層RC建築快速施工方法としている。請求項5の発
明は、階段型板の内面に予め磁器タイルが配設されてコ
ンクリート打ち込みと同期に磁器タイル接合が完成する
ことを特徴とする、請求項2に記載の多層RC建築快速
施工方法としている。請求項6の発明は、型用ボルト、
立型板、横型板、内角型条及び外角型条を包括し、該型
用ボルトの中段がベース内に埋め込まれ、両端が同方向
に折り曲げられてベースの上方に突出し、二つの立型板
がそれぞれ該型用ボルトの二端の間に立設され且つ該立
型板の辺縁が外向きに折り曲げられて辺条が形成されて
それぞれ該型用ボルトの内側に当接し、該型用ボルトの
両端にそれぞれ制圧ブロックが設けられて該辺条を制圧
し、これにより二つの対向する立型板が位置決めされ、
該立型板が略矩形の板体とされ、該辺条に径方向に複数
のボルト孔が穿設され、側方向に隣接する立型板が、該
ボルト孔を貫通してナットに螺合される結合ボルトによ
り相互に結合され、該立型板に複数の貫通孔が設けら
れ、上下に隣接する二つの立型板間に型外し条が挟設さ
れ、該型外し条の辺縁に同方向に辺壁が凸設され、各辺
壁に別のボルト孔が穿設され、該型外し条を貫通しナッ
トに螺合される結合ボルトにより該型外し条と立型板が
結合され、該型外し条の辺壁の同側に複数のボルトシー
トが凸設され、該ボルトシートにネジ孔が穿たれ、型外
しボルトが該ネジ孔に組み合わされ、該型外しボルトに
よりコンクリート壁が圧迫されて該型外し条とコンクリ
ート構造の分離が促進され、対応する立型板間に定厚管
が設けられ、該定厚管の両端壁がそれぞれ各立型板と当
接し、該定厚管の長さが設計された壁厚と同じとされ、
該定厚管内に一つの連結ロッドが設けられ、二つの対向
する立型板の外側それぞれに圧条が設けられて該立型板
の外側に当接し、該圧条に径方向に貫通する複数の通過
孔が設けられ、該連結ロッドの両端が対向する二つの立
型板を位置決め制圧して該立型板のコンクリート圧力に
対する強度を増加し、該外角型条が垂直に隣接する二つ
の立型板の間に設置され、該外角型条が二つの連接板を
具え、各連接板がそれぞれ隣接する立型板と結合ボル
ト、ナットにより結合され、該横型板が建築されるフロ
アの高さに対応する位置に設けられ、且つ該横型板と隣
接する立型板の間が内角型条により結合され、該横型板
の辺縁に辺条が凸設され、結合ボルトがこの辺条を貫通
してナットと螺合して隣接する横型板と横型板に隣接す
る内角型条が結合され、該内角型条が管体とされ、内角
型条の隣接する二つの管壁が第1管壁、第2管壁とさ
れ、該第1管壁の該第2管壁に隣接する辺縁部分に長形
の切欠きが開設され、該第1管壁と第2管壁にそれぞれ
複数のボルト孔が穿たれ、結合ボルトを利用して内角型
条と隣接する立型板、該横型板が結合され、立型板と該
横型板が垂直に結合され、該横型板の上縁にフロア面積
に応じて適宜部分に複数の支持ブロックが設けられ、該
支持ブロックの高さがフロアの厚さと同じとされ、フロ
ア上縁の横型板の支持に供され、フロア下縁に位置する
横型板の底縁が複数の支柱により支持され、該支柱が、
各横型板が相互に対応し隣接する部分に対応する部分に
設けられ、且つ該支持ブロックの対応する部分にも支柱
が設けられ、該支柱の上端に一つの受座が套設され、該
受座の上端両側にそれぞれ一つの保護板が立設され、並
びに各保護板の間に受け溝が形成され、該受座の底端端
面の中央部分に該支柱の軸方向に合わせて嵌め孔が設け
られ、該支柱の末端が該嵌め孔内に挿入され、フロアの
上縁、底縁の各横型板がそれれ二つの挟持条の間に挟ま
れ、フロア底縁に位置する挟持条が該受座に搭載され、
並びに該受け溝に嵌入し通過し、該支柱が該横型板を支
持し、フロアの上縁に位置する挟持条が上の階の支柱を
支持し、該支柱に径方向に貫通する複数の挿入孔が設け
られ、隣接する二つの支柱間に連結爪、連結釘が設けら
れ、これにより隣接する二つの支柱が連結位置決めさ
れ、該連結爪が四つの放射状に外向きに延伸されたフッ
クを具え、該フックの末端に側向に突出するフック部が
形成されて隣接する二つの支柱の各挿入孔に挿入され、
該連結釘は棒状体とされ、その両端に同方向に突出する
挿入ブロックが設けられて隣接する二つの支柱の該挿入
孔に挿入されて、隣接する二つの支柱が連結され、該支
柱の底端に二つの相互に重なり合う調節パッドが設けら
れ、各調節パッドの重なり合う接触面が傾斜面に形成さ
れ、各調節パッドを相互に移動させることにより支柱の
上端の高さを調節して該横型板を支持し、以上を特徴と
する、多層RC建築快速施工の型板構造としている。請
求項7の発明は、請求項6に記載の多層RC建築快速施
工の型板構造において、さらに接続器を包括し、該接続
器の両端端面の中央部分に嵌め溝が凹設され、この嵌め
溝間が一つの隔板により隔離されて不連通とされ、これ
により二つの支柱の末端がそれぞれ対応する嵌め溝に挿
入されて、階の高さに合わせて二つの支柱を連結するの
に供されることを特徴とする、多層RC建築快速施工の
型板構造としている。請求項8の発明は、請求項6に記
載の多層RC建築快速施工の型板構造において、さらに
接続器を包括し、支柱が管状体とされ、該接続器の一端
に径方向に一つの凸体が縮径形成され、もう一端の端面
の中央部分に軸方向に一つの嵌め溝が設けられ、凸体が
一つの支柱の上端管内に挿入され、もう一つの支柱が該
接続器の底端の嵌め溝に挿入されて二つの支柱が連結さ
れることを特徴とする、多層RC建築快速施工の型板構
造としている。請求項9の発明は、請求項6に記載の多
層RC建築快速施工の型板構造において、型用ボルトの
両端にそれぞれネジ部が設けられ並びにベースの上方に
突出し、該ネジ部に辺条上縁において順に制圧ブロッ
ク、ワッシャーが套設され並びに一つのナットが螺合さ
れ、該制圧ブロックにより該辺条が制圧され、対向する
二つの立型板が位置決めされることを特徴とする、多層
RC建築快速施工の型板構造としている。請求項10の
発明は、請求項6に記載の多層RC建築快速施工の型板
構造において、型用ボルトの両端が対応するよう折り曲
げられてそれぞれ制圧ブロックが形成され、立型板の底
縁の辺条が該制圧ブロックとベース表面の間に挟設され
て、対向時の二つの立型板が位置決めされることを特徴
とする、多層RC建築快速施工の型板構造としている。
請求項11の発明は、請求項6に記載の多層RC建築快
速施工の型板構造において、立型板の一側に等距離に縦
横に交錯するリブが凸設され、該リブと辺条が該立型板
と同側に位置し、これにより立型板が強化されているこ
とを特徴とする、多層RC建築快速施工の型板構造とし
ている。請求項12の発明は、請求項11に記載の多層
RC建築快速施工の型板構造において、貫通孔がリブに
より区画されたブロックの中央に設けられたことを特徴
とする、多層RC建築快速施工の型板構造としている。
請求項13の発明は、請求項6に記載の多層RC建築快
速施工の型板構造において、横型板の辺条と同側面に等
距離に縦横に交錯するリブが設けられ、該横型板の強度
が強化されたことを特徴とする、多層RC建築快速施工
の型板構造としている。請求項14の発明は、請求項1
3に記載の多層RC建築快速施工の型板構造において、
支持ブロックが横型板のリブに対応する部分に設けられ
たことを特徴とする、多層RC建築快速施工の型板構造
としている。請求項15の発明は、請求項6に記載の多
層RC建築快速施工の型板構造において、支持ブロック
の周辺が鉄線で括られ、並びに鉄筋と溶接位置決めさ
れ、該支持ブロックが位置決めされることを特徴とす
る、多層RC建築快速施工の型板構造としている。請求
項16の発明は、請求項6に記載の多層RC建築快速施
工の型板構造において、支持ブロックに径方向に貫通す
る嵌め孔が設けられ、コンクリート打ち込み時に該嵌め
孔にコンクリートが進入して支持ブロックとコンクリー
トの結合力が強化されることを特徴とする、多層RC建
築快速施工の型板構造としている。請求項17の発明
は、請求項6に記載の多層RC建築快速施工の型板構造
において、二つの調節パッドの相互に接触する斜面に対
応する半円形の切欠きが凹設され、該切欠きが対応し接
合され並びに位置決めブロックが該切欠きに挿入されて
該調節パッドが係止位置決めされることを特徴とする、
多層RC建築快速施工の型板構造としている。請求項1
8の発明は、請求項6に記載の多層RC建築快速施工の
型板構造において、立型板と横型板の内面に磁器タイル
が配設されて、コンクリート打ち込みと同期に磁器タイ
ル接合が完成することを特徴とする、多層RC建築快速
施工の型板構造としている。請求項19の発明は、請求
項18に記載の多層RC建築快速施工の型板構造におい
て、磁器タイルの接着面に溝が凹設されてコンクリート
が該溝に進入して磁器タイルの接合位置決め結果を向上
することを特徴とする、多層RC建築快速施工の型板構
造としている。請求項20の発明は、請求項19に記載
の多層RC建築快速施工の型板構造において、前記溝の
断面が鳩尾形とされたことを特徴とする、多層RC建築
快速施工の型板構造としている。請求項21の発明は、
請求項18に記載の多層RC建築快速施工の型板構造に
おいて、前記磁器タイルの辺縁が斜めに削られて傾斜角
が形成され、コンクリート構造の該磁器タイルの四周の
被覆、位置決めに供されることを特徴とする、多層RC
建築快速施工の型板構造としている。請求項22の発明
は、請求項18に記載の多層RC建築快速施工の型板構
造において、さらに磁器タイル配置器を包括し、該磁器
タイル配置器に複数の格子が穿設されて該格子内に磁器
タイルが填入されて磁器タイルの間距の配列と調整の時
間を短縮できるようにしたことを特徴とする、多層RC
建築快速施工の型板構造としている。請求項23の発明
は、請求項6に記載の多層RC建築快速施工の型板構造
において、連結ロッドの両端がそれぞれ貫通孔に延伸さ
れ並びに端面に軸方向にネジ孔が凹設され、ボルトが圧
条の外側より挿入されて通過孔とネジ孔を通過してナッ
トと螺合されて対向する二つの立型板の制限に供される
ことを特徴とする、多層RC建築快速施工の型板構造と
している。請求項24の発明は、請求項6に記載の多層
RC建築快速施工の型板構造において、連結ロッドの両
端にそれぞれ雄ネジを具えたネジ部が設けられ、且つこ
のネジ部がそれぞれ貫通孔、通過孔を貫通した後にナッ
トと螺合されて該圧条を制圧位置決めに供され、以て立
型板を制限することを特徴とする、多層RC建築快速施
工の型板構造としている。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の多層RC建築快速施工方
法は以下の施工ステップを包括する。 ベース施工: 図1に示されるように、建築の基礎施工
時に、コンクリートベースAに複数の型用ボルト10を
埋め込み、且つ各型用ボルト10を壁施工予定部分に配
列設置し、並びに壁と支柱内の鉄筋の根元をベースA内
に埋め込む。このとき、壁の鉄筋の階段施工予定分に、
一段の横向きの突出部分を保留し、後続の階段施工時に
階段の鉄筋との連接に供し、且つ型用ボルト10の両端
をベースAの表面より突出させる。 立型板と横型板の構築: 立柱構築位置の間に立型板2
0を立設し、且つ立型板20の底端を型用ボルト10の
ベースAより露出した両端を利用して制限位置決めし、
二つの立型板20間に包囲されたコンクリート打ち込み
空間を形成し、また、建築物内に複数の支柱60を立設
し、該支柱60の上端に横向きに横型板30を敷設し、
支柱60により横型板30を支持する。 鉄筋敷設: 横型板30の上縁空間に鉄筋を縦横に交錯
するよう敷設し、格子状配列を形成し、且つこれらの鉄
筋と二つの立型板20間の鉄筋を連結させ、並びに交錯
して網状を呈する若干の格子内に支持ブロック35を塞
設する。コンクリート打ち込み: 図2に示されるよう
に、立型板20の間の空間内及び横型板30の上端にコ
ンクリートを打ち込み、第1階の壁と第2階のフロアを
形成する。 立型板、下階上縁の横型板及び上階の横型板の構築:
図3に示されるように、コンクリートが凝固する前に、
第1階の壁の立型板20の上縁に第2階の立型板20を
構築し、並びに第2階のフロアの上縁に横型板30を横
設し、支持ブロック35を利用してフロア上縁の横型板
30を支持し、さらに横型板30の上縁に支柱60を立
設し、第3階の横型板30を構築、支持する。鉄筋敷
設、コンクリート打ち込み、立型板構築、下階上縁の横
型板と上階の横型板構築のステップを重複して、必要な
各フロア及び壁を最上階に至るまで構築する(図4参
照)。 型外し: 各階のフロア、壁のコンクリートが乾燥凝固
して構造強度が安定するのを待って、各立型板20、支
柱60及び横型板30を取り外す。 階段構築: 各フロアの間に階段を施工して各階を連通
させる。
【0006】以上のステップを実行することにより、建
築物の基本構造を完成することができ、さらに建築物内
部に建築設計により細部を施工すれば建築物施工を完成
できる。本発明は各階のコンクリートが完全に安定し定
型するのを待たずして、さらに上の階の施工を行うこと
ができ、建築全体について、短時間内で、多層建築基本
構造を速やかに完成でき、施工期間を大幅に短縮でき、
資金の累積を有効に減らすことができ、極めて産業上の
価値を有している。
【0007】前述の壁の立型板20の構築方法におい
て、ベースAの壁に対応する部分に適宜数量の型用ボル
ト10が埋め込まれる。図5に示されるように、該型用
ボルト10は、U形を呈するロッド体とされ、その中段
がベースA内に埋め込まれ、両端がそれぞれネジ部11
とされて同方向に折り曲げられてベースAより上に凸伸
する。二つの立型板20が各ネジ部11の間に立設さ
れ、且つ立柱20の辺縁がそれぞれ外向きに延伸されて
辺条21が形成され、該辺条21の外縁がネジ部11内
側に当接し、該ネジ部11の辺条21上縁に制圧ブロッ
ク12、ワッシャー13が套設され並びに一つのナット
14が螺合されている。該ナット14により制圧ブロッ
ク12が締めつけられて、制圧ブロック12により該辺
条21が制圧されて、対向時の二つのた位置決めされ、
対向する立型板20の底端間の距離が外向きに拡張変形
することが防止される。また、図6に示されるように、
該立型板20は略矩形の板体とされ、各辺条21が該立
型板20と同側辺縁に凸設され且つ該辺条21に径方向
に複数のボルト孔212が設けられ、一つのナット23
が螺合され、相互に側方向に隣接する複数の立型板20
の結合に供されている。該立型板20の一側に等距離に
縦横に交錯するようリブ24が凸設され、該リブ24と
該辺条21が該立型板20の同側に位置し、且つリブ2
4の縁面と該辺条21の縁面が同一平面に位置するのが
好ましい。該リブ24の数は、大中小の異なる立型板2
0の規格の長さ、幅、面積により選定され、さらに、該
立型板20に複数の貫通孔25が穿設され、該貫通孔2
5は該リブ24が仕切るブロックの中央部分に位置する
のが好ましい。
【0008】上下に隣接する二つの立型板20間には型
外し条40が設けられ、図7に示されるように、該型外
し条40の辺縁に同方向に辺壁42が凸設され、該辺壁
42にその長さによりそれぞれ一つから数個の異なるボ
ルト孔44が穿たれ、結合ボルト22がボルト孔44と
隣接する立型板20のボルト孔212に通された後にナ
ット23と螺合されることにより、該型外し条40と隣
接する立型板20が結合される。該立型板20の該辺壁
42の同側面に等距離に複数のボルトシート46が設け
られ、該ボルトシート46にネジ孔462が穿たれ、該
ネジ孔462に型外しボルト48が螺合され、該型外し
ボルト48はコンクリート壁を圧迫して型外し条40と
壁のコンクリート構造を分離させるのに供される。
【0009】図5に示されるように、二つの対向する立
型板20の間に定厚管28が設けられ、該定厚管28の
両端壁がそれぞれ各立型板20と当接し、これにより二
つの対向する立型板20間の距離を限定し、且つ該定厚
管28の長さが設計された壁厚と同じとされ、型板構造
の工程を簡素化し、二つの対向する立型板20の外側に
それぞれ同じ長さの圧条26が立設され、該圧条26に
径方向に複数の通過孔262が穿たれ、該圧条26が該
辺条21、該リブ24に当接し、該定厚管28内に一つ
の連結ロッド29が設けられ、該連結ロッド29の両端
がそれぞれ該貫通孔25に延伸され、並びにに端面に軸
方向にネジ孔292が凹設され、ボルト264が圧条2
6の外側より該通過孔262に挿入されてネジ孔292
に螺合されて、該立型板20を制限するのに供され、並
びに該立型板20のコンクリート圧力に抵抗する強度を
高める。
【0010】また、図8に示されるように、二つの垂直
に隣接する立型板20と立型板20の間に外角型条21
0が連接され、該外角型条210は二つの連接板210
2を具え、各連接板2102にそれぞれ立型板20の上
記ボルト孔212に対応する結合孔2104が穿たれ、
これにより連接板2102に挿入された結合ボルト22
により外角型条210が隣接する二つの立型板20に連
接され、隣接する二つの立型板20が相互に垂直に結合
される。横型板30の構成方法は、建築設計により設定
されたフロアの高さの立型板20所在位置に内角型条5
0で横向きに横型板30と立型板20が結合される(図
1から図4参照)。該横型板30の辺縁に辺条31が凸
設されて、結合ボルト32が該辺条31を貫通してナッ
ト33と螺合されることにより、複数の隣接する横型板
30が相互に結合され、該横型板30と該内角型条50
が相互に結合される。該横型板30の該辺条31と同側
面に等距離に交錯するリブ34が凸設され、これにより
横型板30の強度が強化されている。図9に示されるよ
うに、該内角型条50は矩形管体とされるか或いは方形
管体とされ、該内角型条50の隣接する二つの管壁がそ
れぞれ第1管壁52、第2管壁54とされ、第1管壁5
2の第2管壁54に隣接する辺縁部分に長形の切欠き5
6が設けられ、該第1管壁52、第2管壁54にそれぞ
れ複数のボルト孔522が穿たれ、これにより結合ボル
ト32により該内角型条50と立型板20、横型板30
(図10参照)が結合され、立型板20と横型板30が
垂直に結合される。
【0011】該横型板30の上面にフロア面積により適
宜部分に支持ブロック35が設置され(図1、11参
照)、該支持ブロック35がちょうど横型板30のリブ
34に対応する位置に設けられ、該支持ブロック35の
周辺が鉄線354でくくられ、並びに鉄筋Cと溶接位置
決めされ、コンクリート打ち込み時に、該支持ブロック
35がコンクリートの流動に影響されて移動することが
なく、且つ該支持ブロック35の高度と建築で設定され
たフロアの厚さが同じとされ、フロア上縁に位置する横
型板30を支持する。該支持ブロック35に径方向に貫
通する一つ以上の嵌め孔352が設けられて、コンクリ
ート打ち込み時にコンクリートが進入し、支持ブロック
35とコンクリートが結合位置決めされ、該支持ブロッ
ク35はプラスチックスチール、金属、石材、コンクリ
ートブロックその他の硬い性質を有する材料より選択さ
れ、且つ該支持ブロック35が断面が矩形或いは円形
(図12参照)或いはその他の任意の幾何形状の柱体と
され、フロアの下縁の横型板30の底縁に位置して複数
の支柱60を支持する。該支柱60は隣り合う各横型板
30の相互に隣接する対応部分に設けられ、且つ各支持
ブロック35に対応する部分に支柱60が設けられる。
【0012】図2、13に示されるように、該支柱60
の上端に受座61が設けられ、該受座61の上端両側に
それぞれ一つの保護板612が設けられ、並びに各保護
板612の間に受け溝614が設けられ、該受座61の
底端端面の中央部分に、該支柱60の断面に対応する形
状の嵌め孔616が設けられ、該支柱60の末端が該嵌
め孔616に挿入され、フロアの上縁、底縁の各横型板
30がそれぞれ二つの挟持条36の間に挟設され、フロ
アの底縁に位置する該挟持条36が受座61に搭載され
並びに当接し、並びに該受け溝614を通過し、該支柱
60が該横型板30を支持し、フロア上縁に位置する挟
持条36がさらに上の階の支柱60を支持する。該支柱
60は断面が方形或いは円形を呈する柱状体とされるか
或いは管状体とされ、それは木材、プラスチック、ベー
クライト、金属その他の適宜材料で製造され、該支柱6
0に径方向に等距離に複数の挿入孔62が穿たれ、隣接
する二つの支柱60の間に連結爪63、連結釘64が設
けられ、これにより二つの支柱60が連結位置決めされ
る。該連結爪63は四つの放射状に外向きに延伸された
フック631を具え、各フック631の末端に側向にフ
ック部6311が形成され、該フック部6311がそれ
ぞれ隣接する二つの支柱60の該挿入孔62に係合す
る。該連結釘64は棒状体とされ、その両端に同方向に
挿入ブロック641が凸設され、各挿入ブロック641
がそれぞれ隣接する二つの支柱60の挿入孔62に挿入
されて、隣接する二つの支柱60を位置決めし連結し、
該支柱60の歪みや傾斜を防止する。該支柱60の底端
に二つの相互に重なり合った調節パッド65が設けら
れ、各調節パッド65の接触面にそれぞれ斜面652が
形成され、これにより各調節パッド65が相互に対向方
向或いは背向方向に移動可能とされ、これにより支柱6
0の上端の高さの調節が行われ、該横型板30を支持す
る。また、図14に示されるように、二つの調節パッド
65’の相互に接触する斜面652’に対応する半円形
の切欠き654’が凹設され、該切欠き654’が対向
するように接合され並びに位置決めブロック656’が
挿入されて組み合わされ、該調節パッド65’が係止位
置決めされる。
【0013】建築により設計されるビルの各階の高さは
それぞれ異なり、もし異なるビルの各階の高さに応じて
それぞれ多種の異なる規格長さの支柱60を製造しなけ
ればならないとすると経済的でないことは明らかであ
る。もし、ビルの階の高さが支柱の長さより高く、支柱
60の規格長さが横型板30を支持するに足らない時に
は、接続器70(図15及び図16)で支柱60の末端
にもう一本の同じ規格長さの支柱60か、或いは規格長
さの比較的短い別の支柱60’を連結する。この接続器
70は管状の支柱60に合わせて、該接続器70の一端
に径方向に縮径して凸体72が設けられ、もう一端の端
面の中央部分に軸方向に嵌め溝74が設けられている。
該凸体72が支柱60の上端管内に挿入され、もう一つ
の支柱60の底端が該嵌め溝74内に挿入されて二つの
支柱60が連結される。また、図17はもう一種類の、
実心柱状或いは管状の支柱60の連結に使用可能な接続
器70’を示し、該接続器70’の両端端面の中央部分
に嵌め溝74’が凹設され、且つ各嵌め溝74’の間に
隔板76’が設けられて不連通とされ、二つの支柱60
の末端がそれぞれ各嵌め溝74’内に挿入されて二つの
支柱60が連結される。
【0014】図18、19、20に示されるように、階
段の構築施工方法は以下のステップを包括する。 位置決め釘の埋め込み: フロアのコンクリート打ち込
み時に、階段設置部分の近隣部分に、予めU形の位置決
め釘87を埋め込み、且つ該位置決め釘87の両端をフ
ロアの上縁面より露出させる。 マーキング: 壁Bの所定の位置の、階段設置予定位置
と傾斜角度に対して、予め墨線でマーキングする。 対応する二つの連接板81、82を設ける: マーキン
グステップで設けた墨線に対応し、二つの連接板81、
82を傾斜させて設置し、並びに二つの連接板81、8
2を相互に対向させる。 階段型板83の固定: 複数の階段型板83を対応する
連接板81、82の間に横設し、且つ各階段型板83を
地面に垂直な角度を以て、或いはやや内向きに傾斜する
角度を以て、順に上下に配列する。 受け板角鉄84固定: 複数の受け板角鉄84を順に連
接板81、82の下方に固定し、且つ受け板角鉄84の
左右を対応させる。 底層型板85を設ける: 底層型板85を対応する受け
板角鉄84の上に搭載し、且つ底層型板85の両端と上
下に隣接するフロアを当接させる。これにより、連接板
81、82、階段型板83、底層型板85に階段形状の
空間を形成させる。 コンクリート打ち込み成形: 底層型板85の上縁空間
に交錯するように竹節式鉄筋(図示せず)を敷設し、且
つ鉄筋と壁内部より延伸された鉄筋を鉤釘で溶接連結さ
せ、階段と壁の結合性を高め、地震にあっても切断、分
離しないようにする。その後、コンクリートを直接前述
の階段形状の空間に打ち込み、コンクリートの乾燥凝固
を待って階段成形の作業を完成する。階段コンクリート
打ち込み成形により階段平面を形成すると同時に、磁器
タイル、大理石或いは花崗岩等の表面装飾物を同期に施
工貼合させる。該位置決め釘87はフロア内に埋め込ま
れ、その両端がフロアより突出して階段のコンクリート
構造内に進入するため、階段の位置決め効果が高めら
れ、滑って移動するのが防止される。
【0015】前述の施工ステップは、連接板81、8
2、階段型板83、受け板角鉄84及び底層型板85の
組合せの完成により達成される。
【0016】そのうち、図21、22に示されるよう
に、該連接板81は階段状に製造され、並びにボルト8
11で若干の連接板81が壁面に固定され(一般に室内
の階段の一側は壁面に固定されている)、且つ連接板8
1は傾斜状を呈する。このほか、該連接板81の表面に
各一つの階段形状に対応して連接ブロック812が固定
される(連接ブロック812は角鉄形状或いは方形鉄状
に製造される)。もう一つの連接板82は長板状とさ
れ、その外側面が支柱60に当接して地面に支持され、
内側面に若干の連接ブロック822が設けられ、並びに
二つの連接板81、82の各連接ブロック812、82
2が左右に対応する。また、支柱60の底端に二つの対
応する調節パッド65が設けられて、該支柱60の高度
調整に供される。
【0017】該階段型板83は長板状を呈し、その両端
それぞれに二つのボルト831が組み合わされて連接板
81、82に設けられた対応する連接ブロック812、
822に螺合され、並びに各階段型板83が地面に垂直
或いはやや内向きに傾斜するように順に配列される。
【0018】該受け板角鉄84は、それぞれ連接板8
1、82の下方位置に固定されて傾斜配列状を呈し、例
えば階段型板83に対応するものは、直接連接板81の
下方の壁面に固定され、もう一つの長板状の連接板82
に対応するものは、直接受け板角鉄84と連接板82が
結合される。しかし二側の受け板角鉄84は平行で相互
に対応し、且つ階段型板83と所定の距離隔てられてい
る。
【0019】該底層型板85は適宜大きさの長板体とさ
れ、対応する受け板角鉄84の上に跨設され、階段型板
83と適宜距離隔てられている。実際の施工時には、底
層型板85の再利用性を向上するため、底層型板85の
上方に別に一つの敷板86が設けられ、これにより底層
型板85とコンクリートの接触粘着を防止している。
【0020】以上により、対応する連接板81、82と
階段型板83、底層型板85の間に階段形状の空間が形
成され、ゆえにこの空間内にコンクリートを打ち込んだ
後に、所定の階段構造が成形される。
【0021】しかし、一般の室内の階段の多くは一面が
壁に当接しているとはいえ、両面が壁に当接しているも
のもあり、このような両面が壁に当接する階段の施工に
おいては、前述の実施例中、連接板81、82がいずれ
も階段状に作成され、並びにそれぞれ壁面に固定され、
連接板81、82の上に横向きに階段型板83が固定さ
れ、下方に受け板角鉄84と底層型板85が組み合わさ
れ、これにより階段形状の空間が形成され、並びにコン
クリートが打ち込まれて階段構造が形成される。
【0022】二側がいずれも壁に当接しない階段構造
は、二つの対応する連接板81、82が長形板状に製作
され、各連接板81、82が支柱60の支持により位置
決めされ、連接板81、82の上に同様に階段型板8
3、受け板角鉄84及び底層型板85が組み合わされ、
こうして階段構造空間が形成され並びにコンクリートが
打ち込まれて階段が成形される。
【0023】さらに、一般に階段、壁、フロアを成形後
には、表面の多くに磁器タイル等の表面装飾物が貼られ
て外観を良くする。伝統的な技術によると、先にコンク
リート構造を成形してからコンクリートの凝固を待ち、
さらにタイルを接合する。しかしこのような方式は手間
がかかり不便であった。これに対して、本発明は優れた
解決方式を提供している。即ち、本発明によると、階段
型板83の内側面に両面テープで先に磁器タイル90が
貼られ(図23参照、或いは大理石タイル、花崗岩タイ
ルが貼られる)、その接着面92は階段構造空間に向け
られ、コンクリート打ち込み施工時に、該磁器タイル9
0或いは大理石タイル或いは花崗岩タイルが直接コンク
リート構造と結合、位置決めされ、各型板を取り外した
後、階段立面への磁器ブロック90の接合が完成し、コ
ンクリート打ち込み後に、その凝固前に、施工人員が階
段型板83の上縁部分に立って階段の平面に対してセメ
ントと接着剤の混合物を敷設し並びに磁器タイル90或
いは大理石タイル或いは花崗岩タイルを接着し、こうし
てコンクリート構造定型凝固を待たずして磁器タイル9
0或いは大理石タイル或いは花崗岩タイル等表面装飾物
の設置を完成でき、且つこれら表面装飾物の接着層とコ
ンクリート構造間の結合強度は良好である。また、該立
型板20及び横型板30の表面に予め表面装飾物を接着
し、これにより立型板20と横型板30を取り外した後
に、壁面及び階のフロアに表面装飾物が接合されるため
に、施工効率を高め、工期を短縮できる。また、図24
に示されるように、該磁器タイル90の接着面92に断
面が鳩尾形の溝921が凹設され、コンクリートと該接
着面92が接触する時に、コンクリートが該溝921に
進入し、磁器タイル90の接着位置決め効果が増進され
る。このほか、磁器タイル90の角部に傾斜角93が設
けられ(図24参照)、これによりコンクリート構造が
容易に磁器タイル90の周囲を被覆し、磁器タイル90
が良好な位置決めを獲得する。
【0024】図25は磁器タイル配置器94を示し、該
磁器タイル配置器94に複数の格子942が設けられ、
型板内側に磁器タイル90を接合する時、該磁器タイル
配置器94が型板の上に置かれ、さらに磁器タイル90
が一つずつ該格子942内に置かれ、これにより磁器タ
イル90の間距を配列調整する時間が節約される。
【0025】図26はもう一種類の型用ボルト10’の
施工表示図である。該型用ボルト10’は略U形を呈
し、その両端に制圧ブロック12’がもうけっれ、立型
板20を架設する時、該立型板20の底縁の辺条21が
該制圧ブロック12’とベースA表面の間に挟まれ、コ
ンクリート打ち込み時の立型板20の移動が防止され、
型外し時に、ただ該制圧ブロック12’を切断機で切除
すれば、簡単に該立型板20に対する制圧を解除でき
る。
【0026】図27はもう一種類の連結ロッド29’の
施工表示図である。該連結ロッド29’は両端に雄ネジ
を具えたネジ部が設けられ、該連結ロッド29’が定厚
管28’内に挿入され、且つその両端がそれぞれ立型板
20’の貫通孔25’、圧条26’の通過孔262’を
貫通した後にナット27’に螺合され、これにより該圧
条26’を制圧して該立型板20’を制限して、もう一
つの実施例を構成している。
【0027】
【発明の効果】以上に説明された本発明の望ましい実施
例は、以下の優れた点を有している。 1.各階のコンクリート構造が完全に凝固するのを待た
なくとも次の工程の施工が行え、短時間内に全ての階の
コンクリート構造を完成でき、このような施工方法は労
働力の配分と工程進度の制御が容易であり、施工期間を
短縮でき、有効に建築工程の資金圧力を減少することが
できる。 2.本発明の壁、フロアは短時間に型板の構築とコンク
リート打ち込みが完成し、各階の間のコンクリート構造
の相互の結合性は比較的強く、各階のコンクリート構造
相互間の吸着凝固性は比較的良好で強力であり、施工完
成後の建築物の耐震力が良好である。 3.本発明の各階の型板の構造は各階の対応する上下階
の型板に等距離に垂直に複数の支持ブロックが設置さ
れ、支持ブロックの下方が支柱で対応支持され、ゆえに
各フロアが同一位置で上層の圧力を受け、打ち込まれる
コンクリートの圧力を支持することができる。 4.本発明の壁の最底層の立型板はベースに埋め込まれ
た型用ボルトにより制限、位置決めされ、立型板とベー
スが緊密に結合され、コンクリート打ち込み時に立型板
が受力により崩壊することがない。 5.本発明の各支柱間は連結爪、連結釘により位置決め
されて、各支柱間の相互の平行が保持され、且つ支柱の
下方のパッドに調節パッドが設けられ、支柱の上端の高
度を微調整するのに便利で、横型板の水平状態を調節す
るのに利用され、コンクリート打ち込み時に横型板の受
力による崩壊或いは支柱の受力による移動が防止され、
また、型板の取外しに便利である。 6.本発明は各立型板、横型板及び階段型板の表面に予
め表面装飾物(磁器タイル或いは大理石タイル或いは花
崗岩タイル)が接合され、建築物の表面装飾物がコンク
リート打ち込みと同期に接合施工される。
【0028】総合すると、本発明は多層RC建築快速施
工方法及びその型板構造を提供し、それは全く新しい施
工方法と新しい施工設備を提供し、多層RC建築施工時
に、コンクリートの構造を快速完成でき、工期を短縮
し、且つ各階間のコンクリートの相互の結合性が良好で
あり、有効に建築物の耐震強度を向上でき、極めて産業
上の利用価値を有し、特許の要件を具備している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の望ましい実施例の施工表示図である。
【図2】本発明の望ましい実施例の施工表示図である。
【図3】本発明の望ましい実施例の施工表示図である。
【図4】本発明の望ましい実施例の施工表示図である。
【図5】図1の局部詳図である。
【図6】本発明の立型板の斜視図である。
【図7】本発明の型外し条の斜視図である。
【図8】本発明の外角型条と立型板の俯角断面図であ
る。
【図9】本発明の内角型条の斜視図である。
【図10】本発明の立型板、横型板及び内角型条間の断
面表示図である。
【図11】本発明の支持ブロックの斜視図である。
【図12】本発明のもう一種類の支持ブロックの斜視図
である。
【図13】本発明の横型板と支柱間の立体分解図であ
る。
【図14】本発明のもう一種類の調節パッドの斜視図で
ある。
【図15】本発明の接続器の斜視図である。
【図16】本発明の接続器の断面図である。
【図17】本発明のもう一種類の接続器の断面図であ
る。
【図18】本発明の階段施工のフローチャートである。
【図19】本発明の階段の型板構造の分解斜視図であ
る。
【図20】本発明の階段の型板構造の斜視図である。
【図21】図20のA−A断面図である。
【図22】図20のB−B断面図である。
【図23】本発明の磁器タイルの斜視図である。
【図24】本発明のもう一種類の磁器タイルの接着表示
図である。
【図25】本発明の磁器タイル配置器の斜視図である。
【図26】本発明のもう一種類の型用ボルトの施工表示
図である。
【図27】本発明のもう一種類の連結ロッドの施工表示
図である。
【符号の説明】
A ベース 壁面B C 鉄筋 10 型用ボルト 10’ 型用ボルト 11
ネジ部 12 制圧ブロック 12’ 制圧ブロック 13
ワッシャー 14 ナット 20 立型板 20’ 立型板 21
辺条 212 ボルト孔 22 結合ボルト 23
ナット 24 リブ 25 貫通孔 25’
貫通孔 26 圧条 26’ 圧条 262
通過孔 262’ 通過孔 264 ボルト 27’
ナット 28 定厚管 28’ 定厚管 29
連結ロッド 29’ 連結ロッド 292 ネジ孔 30 横型板 31 辺条 32 結合
ボルト 33 ナット 34 リブ 35 支持
ブロック 352 嵌め孔 354 鉄線 36 挟持
条 40 型外し条 42 辺壁 44 ボル
ト孔 46 ボルトシート 462 ネジ孔 48
型外しボルト 50 内角型条 52 第1管壁 522
ボルト孔 54 第2管壁 542 ボルト孔 56
切欠き 60 支柱 60’ 支柱 61
受座 612 保護板 614 受け溝 616
嵌め孔 62 挿入孔 63 連結爪 631
フック 6311 フック部 64 連結釘 641
挿入ブロック 65 調節パッド 65’ 調節パッド 652
斜面 652’ 斜面 654’ 切欠き 656’
位置決めブロック 70 接続器 70’ 接続器 72 凸
体 74 嵌め溝 74’ 嵌め溝 76’
隔板 81 連接板 811 ボルト 812
連接ブロック 82 連接板 822 連接ブロック 8
3 階段型板 831 ボルト 84 受け板角鉄 85 底
層型板 86 敷板 87 位置決め釘 90 磁器タイル 92 接着面 921
溝 93 傾斜角 94 磁器タイル配置器 9
42 格子 210 外角型条 2102 連接板 21
04 結合孔

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下のステップ、即ち、 建築の基礎施工時に、コンクリートベースに建築物の壁
    と立柱内部の直立方向の鉄筋の根部を埋め込み、且つ壁
    の鉄筋の階段施工予定部分に一段の横向き突出部分を保
    留して階段の鉄筋との連接に供する、ベース施工ステッ
    プと、 ベース上縁に直立方向に型板を設置し、対向する二つの
    型板間にコンクリート打ち込み空間を形成し、また、複
    数の支柱を立設し、支柱の上端に横向きに下型板を敷設
    し、支柱で該下型板を支持する、壁の型板とフロアの下
    型板構築ステップと、 下型板の上縁空間に縦横に交錯するよう鉄筋を敷設し、
    且つこれら鉄筋と壁内の鉄筋を連結させ、並びに下型板
    の上縁に複数の支持ブロックを設置する、鉄筋敷設ステ
    ップと、 二つの対向する型板の間及び下型板上端にコンクリート
    を打ち込み、それぞれ壁とフロアを形成する、コンクリ
    ート打ち込みステップと、 コンクリートが凝固する前に、壁の型板の上縁にさらに
    上の階の壁の型板を構築し、並びにフロアの上縁に横向
    きに上型板を設置し、さらに上型板の上縁に支柱を立設
    し、さらに上の階の下型板を支持し、工期を短縮する、
    壁の型板と隣接する階の上下の型板の構築ステップと、 上述の鉄筋敷設、コンクリート打ち込み及び壁の型板、
    隣接する階の上下の型板の構築ステップを重複して進行
    して必要な各階のフロアと壁を最上階に至るまで構築す
    るステップと、 各階のフロア、壁のコンクリートが凝固し且つ安定する
    のを待って、各階の型板、支柱及び上下の型板を取り外
    す、型外しステップと、 各階のフロアの間に階段を構築して各階を連通させる、
    階段構築ステップ、 以上のステップを具えた多層RC建築快速施工方法。
  2. 【請求項2】 階段の建築施工が、 階段を設置したい位置と傾斜角度に墨線でマーキングを
    行う、マーキングステップと、 マーキングステップで設けた墨線に対応するように、二
    つの連接板を傾斜設置し並びに二つの連接板を相互に対
    応するよう設置する、対応する連接板設置ステップと、 複数の階段型板を対応する連接板の間に横設し、且つ各
    階段型板を順に上下に配列する、階段型板固定ステップ
    と、 複数の受け板角鉄を順に連接板の下方に固定し且つ受け
    板角鉄を左右で対応させる、受け板角鉄固定ステップ
    と、 底層型板を対応する受け板角鉄の上に設置し、且つ底層
    型板の両端と上下の隣接するフロアを当接させ、連接
    板、階段型板及び底層型板間に階段状空間を形成する、
    底層型板設置ステップと、 コンクリートを上述の階段状空間に打ち込み、コンクリ
    ートを凝固させ階段を成形する、コンクリート打ち込み
    ステップと、 以上のステップを包括することを特徴とする、請求項1
    に記載の多層RC建築快速施工方法。
  3. 【請求項3】 階段のコンクリート打ち込み成形前に、
    底層型板の上縁空間に交錯するよに鉄筋を敷設し、壁内
    部より延伸された鉄筋と鉤釘で溶接連結して階段と壁の
    結合性を高めることを特徴とする、請求項2に記載の多
    層RC建築快速施工方法。
  4. 【請求項4】 連接板が壁に固定されたことを特徴とす
    る、請求項2に記載の多層RC建築快速施工方法。
  5. 【請求項5】 階段型板の内面に予め磁器タイルが配設
    されてコンクリート打ち込みと同期に磁器タイル接合が
    完成することを特徴とする、請求項2に記載の多層RC
    建築快速施工方法。
  6. 【請求項6】 型用ボルト、立型板、横型板、内角型条
    及び外角型条を包括し、該型用ボルトの中段がベース内
    に埋め込まれ、両端が同方向に折り曲げられてベースの
    上方に突出し、二つの立型板がそれぞれ該型用ボルトの
    二端の間に立設され且つ該立型板の辺縁が外向きに折り
    曲げられて辺条が形成されてそれぞれ該型用ボルトの内
    側に当接し、該型用ボルトの両端にそれぞれ制圧ブロッ
    クが設けられて該辺条を制圧し、これにより二つの対向
    する立型板が位置決めされ、 該立型板が略矩形の板体とされ、該辺条に径方向に複数
    のボルト孔が穿設され、側方向に隣接する立型板が、該
    ボルト孔を貫通してナットに螺合される結合ボルトによ
    り相互に結合され、該立型板に複数の貫通孔が設けら
    れ、 上下に隣接する二つの立型板間に型外し条が挟設され、
    該型外し条の辺縁に同方向に辺壁が凸設され、各辺壁に
    別のボルト孔が穿設され、該型外し条を貫通しナットに
    螺合される結合ボルトにより該型外し条と立型板が結合
    され、該型外し条の辺壁の同側に複数のボルトシートが
    凸設され、該ボルトシートにネジ孔が穿たれ、型外しボ
    ルトが該ネジ孔に組み合わされ、該型外しボルトにより
    コンクリート壁が圧迫されて該型外し条とコンクリート
    構造の分離が促進され、 対応する立型板間に定厚管が設けられ、該定厚管の両端
    壁がそれぞれ各立型板と当接し、該定厚管の長さが設計
    された壁厚と同じとされ、該定厚管内に一つの連結ロッ
    ドが設けられ、二つの対向する立型板の外側それぞれに
    圧条が設けられて該立型板の外側に当接し、該圧条に径
    方向に貫通する複数の通過孔が設けられ、該連結ロッド
    の両端が対向する二つの立型板を位置決め制圧して該立
    型板のコンクリート圧力に対する強度を増加し、 該外角型条が垂直に隣接する二つの立型板の間に設置さ
    れ、該外角型条が二つの連接板を具え、各連接板がそれ
    ぞれ隣接する立型板と結合ボルト、ナットにより結合さ
    れ、 該横型板が建築されるフロアの高さに対応する位置に設
    けられ、且つ該横型板と隣接する立型板の間が内角型条
    により結合され、該横型板の辺縁に辺条が凸設され、結
    合ボルトがこの辺条を貫通してナットと螺合して隣接す
    る横型板と横型板に隣接する内角型条が結合され、 該内角型条が管体とされ、内角型条の隣接する二つの管
    壁が第1管壁、第2管壁とされ、該第1管壁の該第2管
    壁に隣接する辺縁部分に長形の切欠きが開設され、該第
    1管壁と第2管壁にそれぞれ複数のボルト孔が穿たれ、
    結合ボルトを利用して内角型条と隣接する立型板、該横
    型板が結合され、立型板と該横型板が垂直に結合され、 該横型板の上縁にフロア面積に応じて適宜部分に複数の
    支持ブロックが設けられ、該支持ブロックの高さがフロ
    アの厚さと同じとされ、フロア上縁の横型板の支持に供
    され、フロア下縁に位置する横型板の底縁が複数の支柱
    により支持され、該支柱が、各横型板が相互に対応し隣
    接する部分に対応する部分に設けられ、且つ該支持ブロ
    ックの対応する部分にも支柱が設けられ、該支柱の上端
    に一つの受座が套設され、該受座の上端両側にそれぞれ
    一つの保護板が立設され、並びに各保護板の間に受け溝
    が形成され、該受座の底端端面の中央部分に該支柱の軸
    方向に合わせて嵌め孔が設けられ、該支柱の末端が該嵌
    め孔内に挿入され、フロアの上縁、底縁の各横型板がそ
    れれ二つの挟持条の間に挟まれ、フロア底縁に位置する
    挟持条が該受座に搭載され、並びに該受け溝に嵌入し通
    過し、該支柱が該横型板を支持し、フロアの上縁に位置
    する挟持条が上の階の支柱を支持し、 該支柱に径方向に貫通する複数の挿入孔が設けられ、隣
    接する二つの支柱間に連結爪、連結釘が設けられ、これ
    により隣接する二つの支柱が連結位置決めされ、該連結
    爪が四つの放射状に外向きに延伸されたフックを具え、
    該フックの末端に側向に突出するフック部が形成されて
    隣接する二つの支柱の各挿入孔に挿入され、該連結釘は
    棒状体とされ、その両端に同方向に突出する挿入ブロッ
    クが設けられて隣接する二つの支柱の該挿入孔に挿入さ
    れて、隣接する二つの支柱が連結され、該支柱の底端に
    二つの相互に重なり合う調節パッドが設けられ、 各調節パッドの重なり合う接触面が傾斜面に形成され、
    各調節パッドを相互に移動させることにより支柱の上端
    の高さを調節して該横型板を支持し、 以上を特徴とする、多層RC建築快速施工の型板構造。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の多層RC建築快速施工
    の型板構造において、さらに接続器を包括し、該接続器
    の両端端面の中央部分に嵌め溝が凹設され、この嵌め溝
    間が一つの隔板により隔離されて不連通とされ、これに
    より二つの支柱の末端がそれぞれ対応する嵌め溝に挿入
    されて、階の高さに合わせて二つの支柱を連結するのに
    供されることを特徴とする、多層RC建築快速施工の型
    板構造。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の多層RC建築快速施工
    の型板構造において、さらに接続器を包括し、支柱が管
    状体とされ、該接続器の一端に径方向に一つの凸体が縮
    径形成され、もう一端の端面の中央部分に軸方向に一つ
    の嵌め溝が設けられ、凸体が一つの支柱の上端管内に挿
    入され、もう一つの支柱が該接続器の底端の嵌め溝に挿
    入されて二つの支柱が連結されることを特徴とする、多
    層RC建築快速施工の型板構造。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の多層RC建築快速施工
    の型板構造において、型用ボルトの両端にそれぞれネジ
    部が設けられ並びにベースの上方に突出し、該ネジ部に
    辺条上縁において順に制圧ブロック、ワッシャーが套設
    され並びに一つのナットが螺合され、該制圧ブロックに
    より該辺条が制圧され、対向する二つの立型板が位置決
    めされることを特徴とする、多層RC建築快速施工の型
    板構造。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の多層RC建築快速施
    工の型板構造において、型用ボルトの両端が対応するよ
    う折り曲げられてそれぞれ制圧ブロックが形成され、立
    型板の底縁の辺条が該制圧ブロックとベース表面の間に
    挟設されて、対向時の二つの立型板が位置決めされるこ
    とを特徴とする、多層RC建築快速施工の型板構造。
  11. 【請求項11】 請求項6に記載の多層RC建築快速施
    工の型板構造において、立型板の一側に等距離に縦横に
    交錯するリブが凸設され、該リブと辺条が該立型板と同
    側に位置し、これにより立型板が強化されていることを
    特徴とする、多層RC建築快速施工の型板構造。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の多層RC建築快速
    施工の型板構造において、貫通孔がリブにより区画され
    たブロックの中央に設けられたことを特徴とする、多層
    RC建築快速施工の型板構造。
  13. 【請求項13】 請求項6に記載の多層RC建築快速施
    工の型板構造において、横型板の辺条と同側面に等距離
    に縦横に交錯するリブが設けられ、該横型板の強度が強
    化されたことを特徴とする、多層RC建築快速施工の型
    板構造。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の多層RC建築快速
    施工の型板構造において、支持ブロックが横型板のリブ
    に対応する部分に設けられたことを特徴とする、多層R
    C建築快速施工の型板構造。
  15. 【請求項15】 請求項6に記載の多層RC建築快速施
    工の型板構造において、支持ブロックの周辺が鉄線で括
    られ、並びに鉄筋と溶接位置決めされ、該支持ブロック
    が位置決めされることを特徴とする、多層RC建築快速
    施工の型板構造。
  16. 【請求項16】 請求項6に記載の多層RC建築快速施
    工の型板構造において、支持ブロックに径方向に貫通す
    る嵌め孔が設けられ、コンクリート打ち込み時に該嵌め
    孔にコンクリートが進入して支持ブロックとコンクリー
    トの結合力が強化されることを特徴とする、多層RC建
    築快速施工の型板構造。
  17. 【請求項17】 請求項6に記載の多層RC建築快速施
    工の型板構造において、二つの調節パッドの相互に接触
    する斜面に対応する半円形の切欠きが凹設され、該切欠
    きが対応し接合され並びに位置決めブロックが該切欠き
    に挿入されて該調節パッドが係止位置決めされることを
    特徴とする、多層RC建築快速施工の型板構造。
  18. 【請求項18】 請求項6に記載の多層RC建築快速施
    工の型板構造において、立型板と横型板の内面に磁器タ
    イルが配設されて、コンクリート打ち込みと同期に磁器
    タイル接合が完成することを特徴とする、多層RC建築
    快速施工の型板構造。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の多層RC建築快速
    施工の型板構造において、磁器タイルの接着面に溝が凹
    設されてコンクリートが該溝に進入して磁器タイルの接
    合位置決め結果を向上することを特徴とする、多層RC
    建築快速施工の型板構造。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の多層RC建築快速
    施工の型板構造において、前記溝の断面が鳩尾形とされ
    たことを特徴とする、多層RC建築快速施工の型板構
    造。
  21. 【請求項21】 請求項18に記載の多層RC建築快速
    施工の型板構造において、前記磁器タイルの辺縁が斜め
    に削られて傾斜角が形成され、コンクリート構造の該磁
    器タイルの四周の被覆、位置決めに供されることを特徴
    とする、多層RC建築快速施工の型板構造。
  22. 【請求項22】 請求項18に記載の多層RC建築快速
    施工の型板構造において、さらに磁器タイル配置器を包
    括し、該磁器タイル配置器に複数の格子が穿設されて該
    格子内に磁器タイルが填入されて磁器タイルの間距の配
    列と調整の時間を短縮できるようにしたことを特徴とす
    る、多層RC建築快速施工の型板構造。
  23. 【請求項23】 請求項6に記載の多層RC建築快速施
    工の型板構造において、連結ロッドの両端がそれぞれ貫
    通孔に延伸され並びに端面に軸方向にネジ孔が凹設さ
    れ、ボルトが圧条の外側より挿入されて通過孔とネジ孔
    を通過してナットと螺合されて対向する二つの立型板の
    制限に供されることを特徴とする、多層RC建築快速施
    工の型板構造。
  24. 【請求項24】 請求項6に記載の多層RC建築快速施
    工の型板構造において、連結ロッドの両端にそれぞれ雄
    ネジを具えたネジ部が設けられ、且つこのネジ部がそれ
    ぞれ貫通孔、通過孔を貫通した後にナットと螺合されて
    該圧条を制圧位置決めに供され、以て立型板を制限する
    ことを特徴とする、多層RC建築快速施工の型板構造。
JP2000366609A 2000-12-01 2000-12-01 多層rc建築快速施工方法及びその型板構造 Pending JP2002167959A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000366609A JP2002167959A (ja) 2000-12-01 2000-12-01 多層rc建築快速施工方法及びその型板構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000366609A JP2002167959A (ja) 2000-12-01 2000-12-01 多層rc建築快速施工方法及びその型板構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002167959A true JP2002167959A (ja) 2002-06-11

Family

ID=18837202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000366609A Pending JP2002167959A (ja) 2000-12-01 2000-12-01 多層rc建築快速施工方法及びその型板構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002167959A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100343461C (zh) * 2002-08-02 2007-10-17 唐金元 整体浇铸建筑法
CN106499171A (zh) * 2017-01-06 2017-03-15 广东铝遊家科技有限公司 建筑铝合金模板转角立柱、中间立柱与墙板组合结构
CN106677520A (zh) * 2017-01-06 2017-05-17 广东铝遊家科技有限公司 建筑铝合金模板横梁、楼板与转角立柱组合结构
CN107143134A (zh) * 2017-06-14 2017-09-08 杨益铨 预应力集成材钢丝铆固结构、铆固设备及其使用方法
CN107442693A (zh) * 2017-08-22 2017-12-08 上海奥林汽车配件有限公司 一种用于钢筋折弯无压印的整形装置
CN107724673A (zh) * 2017-11-29 2018-02-23 中国建筑局(集团)有限公司 弧形建筑的凸模板组件、凹模板组件及其组成的模板体系
CN107806251A (zh) * 2017-10-23 2018-03-16 福建建工集团有限责任公司 一种外墙孔洞的封堵方法及封堵灌料斗
CN112411779A (zh) * 2020-12-11 2021-02-26 君道元通(北京)节能科技有限公司 自锁式内置保温结构联接杆
CN113700288A (zh) * 2020-05-23 2021-11-26 江苏南通六建建设集团有限公司 一种变形缝两侧模板加固方法
CN114482309A (zh) * 2020-11-13 2022-05-13 山东隆济时节能科技股份有限公司 一种节点式一体化保温板
CN115419195A (zh) * 2022-09-13 2022-12-02 上海建工七建集团有限公司 用于竖向混凝土墙板硅墨希免拆除模板的限位固定装置
CN116175027A (zh) * 2023-04-28 2023-05-30 河北易达建模架工程技术有限公司 模板焊接装置
CN117988601A (zh) * 2024-04-07 2024-05-07 成都中品建设工程有限公司 一种装配式功能性建筑及其施工方法

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100343461C (zh) * 2002-08-02 2007-10-17 唐金元 整体浇铸建筑法
CN106499171A (zh) * 2017-01-06 2017-03-15 广东铝遊家科技有限公司 建筑铝合金模板转角立柱、中间立柱与墙板组合结构
CN106677520A (zh) * 2017-01-06 2017-05-17 广东铝遊家科技有限公司 建筑铝合金模板横梁、楼板与转角立柱组合结构
CN107143134A (zh) * 2017-06-14 2017-09-08 杨益铨 预应力集成材钢丝铆固结构、铆固设备及其使用方法
CN107143134B (zh) * 2017-06-14 2023-07-21 杨益铨 预应力集成材钢丝铆固结构、铆固设备及其使用方法
CN107442693A (zh) * 2017-08-22 2017-12-08 上海奥林汽车配件有限公司 一种用于钢筋折弯无压印的整形装置
CN107442693B (zh) * 2017-08-22 2023-08-01 上海奥林汽车配件有限公司 一种用于钢筋折弯无压印的整形装置
CN107806251A (zh) * 2017-10-23 2018-03-16 福建建工集团有限责任公司 一种外墙孔洞的封堵方法及封堵灌料斗
CN107724673B (zh) * 2017-11-29 2023-06-20 中国建筑一局(集团)有限公司 弧形建筑的凸模板组件、凹模板组件及其组成的模板体系
CN107724673A (zh) * 2017-11-29 2018-02-23 中国建筑局(集团)有限公司 弧形建筑的凸模板组件、凹模板组件及其组成的模板体系
CN113700288A (zh) * 2020-05-23 2021-11-26 江苏南通六建建设集团有限公司 一种变形缝两侧模板加固方法
CN114482309A (zh) * 2020-11-13 2022-05-13 山东隆济时节能科技股份有限公司 一种节点式一体化保温板
CN112411779A (zh) * 2020-12-11 2021-02-26 君道元通(北京)节能科技有限公司 自锁式内置保温结构联接杆
CN115419195A (zh) * 2022-09-13 2022-12-02 上海建工七建集团有限公司 用于竖向混凝土墙板硅墨希免拆除模板的限位固定装置
CN115419195B (zh) * 2022-09-13 2023-12-01 上海建工七建集团有限公司 用于竖向混凝土墙板硅墨烯免拆除模板的限位固定装置
CN116175027A (zh) * 2023-04-28 2023-05-30 河北易达建模架工程技术有限公司 模板焊接装置
CN117988601A (zh) * 2024-04-07 2024-05-07 成都中品建设工程有限公司 一种装配式功能性建筑及其施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5491948A (en) Tilt-up concrete pad and method of forming and erecting the tilt-up concrete pad
JP2002167959A (ja) 多層rc建築快速施工方法及びその型板構造
JPH08500161A (ja) 要素ベースのフォーム及びコンクリート製モジュール式壁建設及びそのための方法と装置
US20150013255A1 (en) Hybrid cementitious buildings for a multi-level habitat
US7837174B2 (en) Modular formwork wall with dovetail joint connectors
US6280669B2 (en) Method for making insulated pre-formed wall panels for attachment to like insulated pre-formed wall panels
US5226276A (en) Free standing wall construction, a method of constructing same, and a precast elongated construction member
KR200366493Y1 (ko) 압축 시멘트판과 강재 샛기둥을 사용한 고정식 거푸집패널 시스템
US20020100247A1 (en) Method for quickly building a building and moldboard employed in the method
KR101389485B1 (ko) 건축용 콘크리트 기둥구조물 및 그 시공방법
US3549115A (en) Form for monolithic concrete wall construction
US8112965B2 (en) Assembly and method for the construction of monolithic tiered concrete slabs
JP3499781B2 (ja) 組上げ構築壁及びその施工法
TW461932B (en) Quick construction method for multiple-floor building and form employed in the method
KR101202296B1 (ko) 조립식 거푸집
JPH02300439A (ja) プレハブ工法
JP3603957B2 (ja) Pc部材の現場製造施工方法
KR200209599Y1 (ko) 조립식 계단거푸집
KR102299137B1 (ko) 콘크리트 바닥 시공용 다용도 마감부재
KR100561081B1 (ko) 무해체 계단 거푸집
JP2595390Y2 (ja) 支柱取付用補助具
WO2017056602A1 (ja) コンクリート基礎天端の施工方法および天端型枠
CN220285307U (zh) 基于装配式榫卯连接组合结构的免拆模板支撑系统
JPH11323958A (ja) 建築物の施工方法とこれに用いるコンクリート製品
TWI695922B (zh) 水泥預鑄式單元及其所組成之水泥樓梯及其施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030513