JP2002167388A - 2,2’−アンヒドロ核酸化合物誘導体の製造法 - Google Patents
2,2’−アンヒドロ核酸化合物誘導体の製造法Info
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Abstract
などとして有用な2,2'−アンヒドロ核酸化合物誘導
体及び医農薬の中間体などとして有用なL型シチジン誘
導体を提供すること。 【解決手段】 下記一般式(2)の化合物と、下記一般
式(3)の化合物とを反応させて、2,2'−アンヒド
ロ核酸化合物誘導体を得ることで、安価な化合物を出発
原料に、医農薬の中間体などとして有用な2,2'−ア
ンヒドロ核酸化合物誘導体を提供できる。 【化18】 (式中、R1、R2、R3、R4、Q、X、Y及びZは
それぞれ特定の基を表す。)また、2,2'−アンヒド
ロシチジン誘導体から直接2'−アルコキシシチジンを
合成することにより、医農薬の中間体などとして有用な
L型シチジン誘導体を提供できる。
Description
体として有用な2,2'−アンヒドロ核酸化合物誘導体
および2'−アルコキシ核酸化合物誘導体の製造法、ま
たそれらの製造法により合成される、2'−アルコキシ
−L−シチジン誘導体および2、2'−アンヒドロ−L
−シチジン誘導体に関する。
薬品としての利用が様々検討されてきた。医薬品として
は、抗ウイルス薬や制癌剤に多く見られるような天然型
核酸の一部を変換した、非天然型の核酸誘導体が非常に
多く用いられている。また、アンチセンス医薬品のよう
な新しい治療分野での利用も盛んに行われており、その
中でも、一部が変換された非天然型の核酸誘導体が用い
られており、核酸誘導体の効率的な合成や変換方法が必
要とされている。これまで様々な核酸誘導体が合成され
ているが、中でも2'位が様々に変換された誘導体が多
く合成され盛んに用いられている。2’位変換のための
重要な合成中間体として2,2'−アンヒドロ核酸化合
物誘導体が古くから知られている。例えばSanche
zらによる2、2’−Anhydro−1−β−D−a
rabinosylcytosineおよび2、2’−
Anhydro−1−β−D−arabinosylu
racilの合成が知られている(J.O.C、38
(3)、p593−598(1973))。これにより
合成された2,2’−アンヒドロ核酸誘導体は2’位の
誘導体を合成するために非常に有用な物質であったが、
原料として非常に高価なpropiolonitril
eやmethyl propiolateを用いてお
り、医薬品への実用的合成法という点では大きな問題で
あった。そこで、より安価に2,2'−アンヒドロ核酸
化合物誘導体を製造するために、例えば次のような方法
が考えられた。 (1)シチジン、ウリジンなど天然の核酸を原料にPOCl
3、エチレンカーボネート、ルイス酸等を用いて環化さ
せる方法(特開昭48−67286、特開昭52−59
195) (2)Sanchezらの方法でpropioloni
trileを2−ブロモアクリロニトリルなどのアクリ
ロニトリル類へ変更し製造する方法( Nucleos
ides Nucleotides 13(1994)6−
7、1647−1654)などが知られている。しか
し、天然から容易に入手できるシチジンやウリジンから
誘導できる誘導体を除き、様々な検討にも関わらず、広
く応用できる安価な合成方法はなかった。
体が天然型であるD型の研究がほとんどであり、L型核
酸誘導体の研究はほとんど行われていなかった。しか
し、近年、L型の糖を持つ非天然核酸誘導体がウイルス
性疾患、特にB型肝炎などに効果を示すことが明らかに
なり、その重要性が高まっている。例えば、L−dT、
L−dC、L−dAなど(WO0009531)のL型
核酸がB型肝炎に高い治療効果を示すことが知られてい
る。また、L−FMAU(Antimicrob.Ag
ennts Chemother.1995,39,9
79)は、D型から鏡像体であるL型に変換すること
で、大幅な毒性の低減が得られ、肝炎治療薬として期待
されている。そこで、L型核酸誘導体を安価に合成する
方法が強く求められている。
−アンヒドロ核酸化合物誘導体の2’位をアルコキシ基
に変換するために金属アルコキシドで開環させる反応は
非常に有用な反応であるが、これまでD型のウリジンや
チミジン誘導体に対し行われており(Divakar
ら、J.Chem.Soc.、PerkinTrans
1(1982)、1171およびraserら、J.H
eterocycleChem.、30、1277(1
993)など)、L型の2'−アルコキシシチジン誘導
体が直接合成できることは知られていなかった。
する課題は、より安価な化合物を出発原料に、医農薬の
中間体として有用な2,2'−アンヒドロ核酸化合物誘
導体の製造法を提供することにある。また、2,2'−
アンヒドロ−L−シチジン誘導体から直接2'−アルコ
キシ−L−シチジンを合成する方法を提供することにあ
る。さらに、近年重要性が認められてきているL型シチ
ジン誘導体を提供することである。
し鋭意検討を重ねた結果、糖とシアナミドから容易に合
成できる出発原料の一般式(2)で表される化合物と、
アクリル酸誘導体あるいはアクリロニトリル誘導体より
安価に合成できる一般式(3)で表される化合物とを反
応させることにより、一般式(1)で表される化合物が
合成できるとことを見出し、本発明を完成するに至っ
た。また、2,2'−アンヒドロ−L−シチジン誘導体
から直接2'−アルコキシ−L−シチジンを合成する方
法を見いだした。さらに、それらの方法によって有用な
L型シチジン誘導体を合成できることを見いだした。
アルキル基、炭素数1〜2のヒドロキシアルキル基また
は保護化された炭素数1〜2のヒドロキシアルキル基を
表し、R2は水素原子、ヒドロキシ基、保護化されたヒ
ドロキシ基、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基
または炭素数1〜4のアルコキシ基を表し、R3、R4
はそれぞれ独立して水素原子、炭素数1〜4のアルキル
基、炭素数1〜4のパーフルオロアルキル基を表し、Q
は酸素原子またはイミノ基を表す。)で表される2,
2'−アンヒドロ核酸化合物誘導体およびその塩の製造
方法であって、一般式(2)
る。)で表されるアミノオキサゾリン誘導体と、一般式
(3)
ン原子を表し、Zはシアノ基、カルボキシル基または炭
素数1〜4のアルキルオキシカルボニル基を表し、R
3、R4は前記と同義である。)で表される化合物を原
料として反応させて前記一般式(1)で表される化合物
を得る工程を有することを特徴とする2,2'−アンヒ
ドロ核酸化合物誘導体およびその塩の製造法。
素数1〜2のヒドロキシアルキル基または保護化された
炭素数1〜2のヒドロキシアルキル基または炭素数1〜
4のアルコキシ基であり、R2が水素原子、ヒドロキシ
基、保護化されたヒドロキシ基または炭素数1〜4のア
ルコキシ基であり、R3が水素原子である上記[1]項の
製造法。
ドロキシメチル基であり、R2がヒドロキシ基であり、
R4が水素原子、メチル基またはトリフルオロメチル基
であり、一般式(3)において、X、Yがそれぞれ独立
して塩素原子または臭素原子であり、Zがシアノ基、カ
ルボキシル基、メトキシカルボニル基またはエトキシカ
ルボニル基である上記[2]項の製造法。
チル基であり、Qが酸素原子であり、一般式(3)にお
いて、Zがメトキシカルボニル基またはエトキシカルボ
ニル基である上記[3]項の製造法。
素原子であり、Qがイミノ基であり、一般式(3)にお
いて、Zがシアノ基である上記[3]項の製造法。
義を表す。)で表される,2、2'−アンヒドロ−L−
シチジン誘導体およびその塩の製造方法であって、一般
式(4)
酸基の保護基をあらわす。)で表されるL−アミノオキ
サゾリン誘導体と、一般式(5)
す。)で表される化合物を反応させて上記一般式(6)
で表される2、2'−アンヒドロ−L−シチジン誘導体
を得る工程を有することを特徴とする2、2'−アンヒ
ドロ−L−シチジン誘導体および許容されるその塩の製
造方法。
記と同じ意味を表わす。)で表されるL−シチジン誘導
体およびその塩を製造する方法であって、上記一般式
(6)で示される化合物と一般式(7) (R7-O)n-M (7) で表される金属アルコキシド(R7は炭素数1〜4のア
ルキル基、炭素数1〜10のアラルキル基、炭素数1〜
4のパーフルオロアルキル基、炭素数1〜10のアルキ
ルアミノアルキル基または炭素数1〜10のアルコキシ
アルキル基を表し、nは1から3の整数を表し、Mは金
属を表す。)を反応させ、上記一般式(8)で表される
L−シチジン誘導体を得る工程を有することを特徴とす
るL−シチジン誘導体及びその塩の製造方法。
5およびR6が水素原子である上記[7]項に記載の製造
法。
される、一般式(6)で表される2、2'−アンヒドロ
−L−シチジン誘導体およびその塩、および上記[7]項
の方法により合成される、一般式(8)によって表され
る2'−アルコキシ−L−シチジン誘導体およびその
塩。
[9]項の2、2'−アンヒドロ−L−シチジン誘導体お
よびその塩。
びR6が水素原子である上記[10]項の2、2'−アン
ヒドロ−L−シチジン誘導体およびその塩。
[9]項の2'−アルコキシ−L−シチジン誘導体および
その塩。
素原子である上記[12]項の2'−アルコキシ−L−シ
チジン誘導体およびその塩。
するが、これらの説明になんら限定されるものではな
い。
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert
−ブチル基があげられる。
ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒ
ドロキシエチル基、1,2−ジヒドロキシエチル基等が
あげられる。
は、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、
ヘプタフルオロプロピル基、ノナフルオロブチル基等が
あげられる。
とは1,2−ジヒドロキシエチル基、1,2−ジヒドロ
キシプロピル基、2,3−ジヒドロキシプロピル基、
1,2,3 −トリヒドロキシプロピル基、1,2−ジヒ
ドロキシブチル基、1,3−ジヒドロキシブチル基、
2,3−ジヒドロキシブチル基等があげられる。
ウ素があげられる。
基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ
基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ
基、tert−ブトキシ基があげられる。
チオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、イソプロ
ピルチオ基、n−ブチルチオ基、イソブチルチオ基、sec
−ブチルチオ基、tert−ブチルチオ基があげられる。
基とはメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、
n−プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニ
ル基、n−ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボ
ニル基、sec−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシ
カルボニル基があげられる。
護基により水酸基を保護した構造を意味し、合成化学上
一般的に知られている保護基を用いることができ、2つ
の水酸基を同時に保護し環状構造をとることもできる。
より具体的には、ベンジル基誘導体に代表されるエーテ
ル系保護基、TBDMS基に代表されるシリルエーテル
系保護基、ベンゾイル基誘導体に代表されるアシル系保
護基、CIPS基に代表される環状保護基などがあげら
れる。
ジル基に代表される置換ベンジル誘導体あるいはアリー
ル置換アルキル基、ピリジルメチル基に代表されるヘテ
ロ環置換アルキル基などがあげられる。
基とは、N,N−ジメチルアミノエチル基、N,N−ジ
エチルアミノエチル基、N,N−ジメチルアミノプロピ
ル基、N−メチル−N−フェニルアミノプロピル基など
があげられる。
は、メトキシエチル基、エトキシエチル基、メトキシプ
ロピル基、ベンジルオキシエチル基などがあげられる。
シド、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシ
ド、セシウムアルコキシド、アルミニウムアルコキシ
ド、マグネシウムアルコキシド、カルシウムアルコキシ
ド、バリウムアルコキシド、ボランアルコキシド(ボラ
ン酸トリメチル)などがあげられ、これまで知られた方
法を用いて合成することができる。
される化合物の塩とは、塩を形成しうる場合それらのこ
とをいうが、具体的には例えば、塩酸塩、臭化水素酸
塩、フッ水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩などの無機酸ある
いは酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、シュウ酸塩、ギ酸塩
などの有機酸を用いて形成される塩があげられる。ま
た、化合物の目的用途によって、その目的、例えば医薬
用や農薬用として許容される塩が形成される。
表される化合物は、可能な光学異性体を含むことができ
る。
(1)の化合物としては、2,2'−アンヒドロ−1−
β−D−アラビノフラノシルシトシン、2,2'−アン
ヒドロ−1−β−L−アラビノフラノシルシトシン、
2,2'−アンヒドロ−1−β−D−アラビノフラノシ
ル−5−メチルシトシン、2,2'−アンヒドロ−1−
β−L−アラビノフラノシル−5−メチルシトシン、
2,2'−アンヒドロ−1−β−D−アラビノフラノシ
ル−5−トリフルオロメチルシトシン、2,2'−アン
ヒドロ−1−β−L−アラビノフラノシル−5−トリフ
ルオロメチルシトシン、2,2'−アンヒドロ−1−β
−D−アラビノフラノシルウラシル、2,2'−アンヒ
ドロ−1−β−L−アラビノフラノシルウラシル、2,
2'−アンヒドロ−1−β−D−アラビノフラノシルチ
ミン、2,2'−アンヒドロ−1−β−L−アラビノフ
ラノシルチミン、2,2'−アンヒドロ−1−β−D−
アラビノフラノシル−5−トリフルオロメチルウラシ
ル、2,2'−アンヒドロ−1−β−L−アラビノフラ
ノシル−5−トリフルオロメチルウラシル、2,2'−
アンヒドロ−1−α−D−リボフラノシルシトシン、
2,2'−アンヒドロ−1−α−L−リボフラノシルシ
トシン、2,2'−アンヒドロ−1−α−D−リボフラ
ノシル−5−メチルシトシン、2,2'−アンヒドロ−
1−α−L−リボフラノシル−5−メチルシトシン、
2,2'−アンヒドロ−1−α−D−リボフラノシル−
5−トリフルオロメチルシトシン、2,2'−アンヒド
ロ−1−α−L−リボフラノシル−5−トリフルオロメ
チルシトシン、2,2'−アンヒドロ−1−α−D−リ
ボフラノシルウラシル、2,2'−アンヒドロ−1−α
−L−リボフラノシルウラシル、2,2'−アンヒドロ
−1−α−D−リボフラノシルチミン、2,2'−アン
ヒドロ−1−α−L−リボフラノシルチミン、2,2'
−アンヒドロ−1−α−D−リボフラノシル−5−トリ
フルオロメチルウラシル、2,2'−アンヒドロ−1−
α−L−リボフラノシル−5−トリフルオロメチルウラ
シル、2,2'−アンヒドロ−3,5−ジ−O−ベンジ
ル−1−β−L−アラビノフラノシルシトシン、2,
2'−アンヒドロ−3,5−ジ−O−アセチル−1−β
−L−アラビノフラノシルシトシン、2,2'−アンヒ
ドロ−3,5−ジ−O−t−ブチルジメチルシリル−1
−β−L−アラビノフラノシルシトシン、2,2'−ア
ンヒドロ−1−β−D−ガラクトフラノシルシトシン、
2,2'−アンヒドロ−1−β−D−グルコフラノシル
シトシン、2,2'−アンヒドロ−5−デオキシ−1−
β−L−アラビノフラノシルシトシン、2,2'−アン
ヒドロ−3−デオキシ−1−β−L−アラビノフラノシ
ルシトシンなどがあげられる。
2,3−ジクロロプロピオニトリル、2,3−ジブロモ
プロピオニトリル、3−ブロモ−2−クロロプロピオニ
トリル、2−ブロモ−3−クロロプロピオニトリル、
2,3−ジクロロ−2−メチルプロピオニトリル、2,
3−ジブロモ−2−メチルプロピオニトリル、3−ブロ
モ−2−クロロ−2−メチルプロピオニトリル、2−ブ
ロモ−3−クロロ−2−メチルプロピオニトリル、2,
3−ジクロロ−2−トリフルオロメチルプロピオニトリ
ル、2,3−ジブロモ−2−トリフルオロメチルプロピ
オニトリル、3−ブロモ−2−クロロ−2−トリフルオ
ロメチルプロピオニトリル、2−ブロモ−3−クロロ−
2−トリフルオロメチルプロピオニトリル、2,3−ジ
クロロプロピオン酸、2,3−ジブロモプロピオン酸、
3−ブロモ−2−クロロプロピオン酸、2−ブロモ−3
−クロロプロピオン酸、2,3−ジクロロ−2−メチル
プロピオン酸、2,3−ジブロモ−2−メチルプロピオ
ン酸、3−ブロモ−2−クロロ−2−メチルプロピオン
酸、2−ブロモ−3−クロロ−2−メチルプロピオン
酸、2,3−ジクロロ−2−トリフルオロメチルプロピ
オン酸、2,3−ジブロモ−2−トリフルオロメチルプ
ロピオン酸、3−ブロモ−2−クロロ−2−トリフルオ
ロメチルプロピオン酸、2−ブロモ−3−クロロ−2−
トリフルオロメチルプロピオン酸、2,3−ジクロロプ
ロピオン酸メチルエステル、2,3−ジブロモプロピオ
ン酸メチルエステル、3−ブロモ−2−クロロプロピオ
ン酸メチルエステル、2−ブロモ−3−クロロプロピオ
ン酸メチルエステル、2,3−ジクロロ−2−メチルプ
ロピオン酸メチルエステル、2,3−ジブロモ−2−メ
チルプロピオン酸メチルエステル、3−ブロモ−2−ク
ロロ−2−メチルプロピオン酸メチルエステル、2−ブ
ロモ−3−クロロ−2−メチルプロピオン酸メチルエス
テル、2,3−ジクロロ−2−トリフルオロメチルプロ
ピオン酸メチルエステル、2,3−ジブロモ−2−トリ
フルオロメチルプロピオン酸メチルエステル、3−ブロ
モ−2−クロロ−2−トリフルオロメチルプロピオン酸
メチルエステル、2−ブロモ−3−クロロ−2−トリフ
ルオロメチルプロピオン酸メチルエステル、2,3−ジ
クロロプロピオン酸エチルエステル、2,3−ジブロモ
プロピオン酸エチルエステル、3−ブロモ−2−クロロ
プロピオン酸エチルエステル、2−ブロモ−3−クロロ
プロピオン酸エチルエステル、2,3−ジクロロ−2−
メチルプロピオン酸エチルエステル、2,3−ジブロモ
−2−メチルプロピオン酸エチルエステル、3−ブロモ
−2−クロロ−2−メチルプロピオン酸エチルエステ
ル、2−ブロモ−3−クロロ−2−メチルプロピオン酸
エチルエステル、2,3−ジクロロ−2−トリフルオロ
メチルプロピオン酸エチルエステル、2,3−ジブロモ
−2−トリフルオロメチルプロピオン酸エチルエステ
ル、3−ブロモ−2−クロロ−2−トリフルオロメチル
プロピオン酸エチルエステル、2−ブロモ−3−クロロ
−2−トリフルオロメチルプロピオン酸エチルエステル
などが挙げられる。
2−アミノ−α−D−リボフラノ[1',2':3,4]−
2−オキサゾリン、2−アミノ−α−L−リボフラノ
[1',2':3,4]−2−オキサゾリン、2−アミノ−
β−D−アラビノフラノ[1',2':3,4]−2−オキ
サゾリン、2−アミノ−β−L−アラビノフラノ[1',
2':3,4]−2−オキサゾリン、2−アミノ−β−D
−ガラクトフラノ[1',2':3,4]−2−オキサゾリ
ンなどが挙げられる。
2,2'−アンヒドロ−1−β−L−アラビノフラノシ
ルシトシン、2,2'−アンヒドロ−1−β−L−アラ
ビノフラノシル−5−メチルシトシン、2,2'−アン
ヒドロ−1−β−L−アラビノフラノシル−5−トリフ
ルオロメチルシトシン、2,2'−アンヒドロ−3’、
5’−ジ−O−ベンジル−1−β−L−アラビノフラノ
シルシトシン、2,2'−アンヒドロ−3’、5’−ジ
−O−アセチル−1−β−L−アラビノフラノシルシト
シン、2,2'−アンヒドロ−3’、5’−ジ−O−t
−ブチルジメチルシリル−1−β−L−アラビノフラノ
シルシトシンなどがあげられる。
2'−O−メチル−1−β−L−アラビノフラノシルシ
トシン、2'−O−メトキシエチル−1−β−L−アラ
ビノフラノシルシトシン、2'−O−メトキシエチル−
1−β−L−アラビノフラノシルシトシン、2'−O−
エチル−1−β−L−アラビノフラノシルシトシン、
2'−O−プロピル−1−β−L−アラビノフラノシル
シトシン、2'−O−メトキシプロピル−1−β−L−
アラビノフラノシルシトシン、2'−O−ベンジル−1
−β−L−アラビノフラノシルシトシン、2'−トリフ
ルオロメチル−1−β−L−アラビノフラノシルシトシ
ン、2'−O−メチル−1−β−L−アラビノフラノシ
ル−5−メチルシトシン、2'−O−メトキシエチル−
1−β−L−アラビノフラノシル−5−メチルシトシ
ン、2'−O−メチル−1−β−L−アラビノフラノシ
ル−5−トリフルオロメチルシトシン、2'−O−メト
キシエチル−1−β−L−アラビノフラノシル−5−ト
リフルオロメチルシトシン、2'−O−メチル−3’、
5’−ジ−O−ベンジル−1−β−L−アラビノフラノ
シルシトシン、2'−O−メトキシエチル−3’、5’
−ジ−O−ベンジル−1−β−L−アラビノフラノシル
シトシン、2'−O−メチル−3’、5’−ジ−O−t
−ブチルジメチルシリル−1−β−L−アラビノフラノ
シルシトシン、2'−O−メトキシエチル−3’、5’
−ジ−O−t−ブチルジメチルシリル−1−β−L−ア
ラビノフラノシルシトシン、2'−O−メチル−3’、
5’−ジ−O−アセチル−1−β−L−アラビノフラノ
シルシトシン、2'−O−メトキシエチル−3’、5’
−ジ−O−アセチル−1−β−L−アラビノフラノシル
シトシン、2'−O−メチル−3’、5’−ジ−O−ベ
ンゾイル−1−β−L−アラビノフラノシルシトシン、
2'−O−メトキシエチル−3’、5’−ジ−O−ベン
ゾイル−1−β−L−アラビノフラノシルシトシンなど
があげられる。
2'−アンヒドロ核酸化合物誘導体は一般式(2)およ
び一般式(3)で表される化合物を、溶媒中、後述の条
件下にて反応させることにより合成することができる。
また、一般式(6)および一般式(7)で表される化合
物を反応させることで2’位アルコキシシチジン誘導体
を合成することができる。
対して不活性(ただし、反応基質が溶媒兼用の場合を除
く)であればよく、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタ
ン、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル
類、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコ
ール類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ジメチルイミダゾリジノン、ジメチルアセトアミド
等の非プロトン性極性溶媒類、塩化メチレン、クロロホ
ルム、ジクロロエタン等のハロゲン含有溶媒、ニトロメ
タン、ニトロエタン等のニトロ化合物、酢酸エチル、プ
ロピオン酸エチル等のカルボン酸エステル類、ピリジ
ン、ピコリン、ルチジン等のアミン類、フェノール、ク
レゾール、キシレノール等のフェノール類、ギ酸、酢
酸、プロピオン酸等のカルボン酸類、アセトン、メチル
エチルケトン、アセトニトリル、ピリジン、水等を単独
あるいは2種以上を混合して使用することができる。
限定されるものではないが、0℃から用いた溶媒の沸点
以下までがよく、好ましくは室温〜150℃がよい。
常圧〜30MPaがよい。
常用いられる酸またはアルカリを加えて行ってもよく、
場合によってはそれらを適宜組み合わせておこなっても
よい。また、その加える時間、量、方法等は限定されな
い。
カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、tert−ブト
キシカリウム、炭酸水素ナトリウム、酸化マグネシウム
等の無機塩基、トリエチルアミン、モルホリン、N−メ
チルモルホリン、ピリジン、N,N−ジメチルアミノピ
リジン等の有機塩基などがあげられ、使用される酸とし
ては、例えば塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸、ギ酸、酢
酸、プロピオン酸、シュウ酸等の有機酸、アンバーリス
ト15等の固体酸等があげられる。
い。使用される相間移動触媒としては、例えばトリエチ
ルベンジルアンモニウムクロリド(またはブロミド)、
テトラメチルアンモニウムクロリド(またはブロミ
ド)、テトラエチルアンモニウムクロリド(またはブロ
ミド)、テトラ−n−ブチルアンモニウムクロリド(ま
たはブロミド)、テトラ−n−ブチルアンモニウハイド
ロジェンサルファイト等の第4級アンモニウム塩等、1
8−クラウン−6−エーテル、12−クラウン−6−エ
ーテル、ジベンゾ−24−クラウン−8−エーテル、ジ
シクロヘキサノ−24−クラウン−8−エーテル等のク
ラウンエーテル等である。
は1時間〜72時間がよい。
クロマトグラフィー、再結晶など通常の精製方法が利用
できる。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 (実施例1) 2,2'−アンヒドロ−1−β−D−ア
ラビノフラノシルシトシン臭化水素酸塩 2−アミノ−β―D−アラビノフラノ−[1',2':3,
4]−2−オキサゾリン(0.50g,2.87mmo
l)と2,3−ジブロモプロピオニトリル(0.74
g,3.48mmol)のメタノール溶液(20mL)
にトリエチルアミン(0.33g,3.26mmol)
を加え,70℃で5時間、攪拌を行った。室温に冷却
後、反応溶液を減圧下,濃縮した。得られた残渣をメタ
ノール/クロロホルム=1/2の混合溶媒で洗浄するこ
とによって目的物の白色結晶を0.14g(0.622
mmol,22%)得た。
H, J=3.2Hz, J=12.9Hz), 3.62 (dd,1H, J=3.2Hz, J=12.
9Hz), 4.45 (dd, 1H, J=3.2Hz, J=4.8Hz), 4.71 (s, 1
H),5.57 (d, 1H, J=6.1Hz), 6.59 (d, 1H, J=7.3Hz),
6.65 (d, 1H, J=6.1Hz), 8.13 (d, 1H, J=7.3Hz) (実施例2) 2,2'−アンヒドロ−1−β−L−ア
ラビノフラノシルシトシン臭化水素酸塩 2−アミノ−β―L−アラビノフラノ−[1',2':
3,4]−2−オキサゾリン(5.30g,88.3m
mol)とトリエチルアミン(10.74g,106m
mol)のメタノール溶液を50℃に加熱した。6時間
かけて、2,3−ジブロモプロピオニトリル(25g,
117.5mmol)のメタノール溶液(80mL)を
滴下した。さらに、3.5時間、50℃に加熱攪拌し
た。反応溶液を、固体が析出するまで減圧濃縮し、50
0mlのクロロホルムを加え、析出した結晶をろ取し
た。50℃で減圧乾燥し、目的物を黄色結晶として8.
73g(32%)得た。 融点:217℃(分解)1 H-NMR(400MHz,D2O) δ ppm: 3.59 (dd, 1H, J=3.2Hz,
J=12.9Hz), 3.62 (dd, 1H, J=3.2Hz, J=12.9Hz), 4.45
(dd, 1H, J=3.2Hz, J=4.8Hz), 4.71 (s, 1H), 5.57 (d,
1H, J=6.1Hz), 6.59 (d, 1H, J=7.3Hz), 6.65 (d, 1H,
J=6.1Hz), 8.13(d, 1H, J=7.3Hz) IR(KBr)νmax1677, 1501, 1201, 1110, 1030, 787c
m-1。
チジン塩酸塩(4−アミノ−1−(2−O−メチル−β
−L−リボフラノシル)−2(1H)−ピリミジノン塩
酸塩) 1.0gの2,2'−アンヒドロ−1−β−L−アラビ
ノフラノシルシトシン臭化水素酸塩を20mlのN,N
−ジメチルホルムアミドに溶解した。室温で7.0ml
のマグネシウムメトキシド(10%メタノール溶液)を
加えた。100℃で5時間反応した後、室温で一夜放置
した。0.7mlの酢酸を加えた後、濃縮、乾固して褐
色の油状物を得た。クロロホルム:メタノール=2:1
の混合溶媒を用いシリカゲルカラムクロマトグラフィー
にて精製した。目的物を含むフラクションを濃縮、乾固
してアモルファス状の目的物0.54gを得た。この物
をエタノールに溶解し、4N塩酸−ジオキサンで酸性と
した。次いで濃縮すると不溶物が析出した。濃縮を止
め、イソプロピルアルコールを加えて氷冷下にかき混ぜ
た。濾取して題記目的物0.31gを得た。 融点:204℃(分解)1 H-NMR(DMSO-d6,400MHz)δppm:3.424(s,3H), 3.568-3.6
23(m,1H), 3.717-3.755(m,1H), 3.813-3.831(m,1H), 3.
879-3.908(m,1H), 4.074-4.103(m,1H), 5.776(d,1H,J=3
Hz), 6.192(d,1H,J=7Hz), 8.372(d,1H,J=7Hz), 8.687
(s,1H), 9.835(s,1H) IR(KBr)νmax 3414, 1720, 1672, 1275, 1102cm-1。
エチル)−L−シチジン塩酸塩(4−アミノ−1−[2
−O−(2―メトキシエチル)−β−L−リボフラノシ
ル]−2(1H)−ピリミジノン塩酸塩) 200mgのアルミ箔の細片を40mlの2−メトキシ
エタノールと混合し、徐徐に加温した。130℃付近か
ら反応が開始し、約10分間でアルミ箔は溶解した。こ
の溶液を室温に冷却後、0.5gの2,2'−アンヒド
ロ−1−β−L−アラビノフラノシルシトシン臭化水素
酸塩を加えた。還流下、5時間反応し、室温に冷却後、
0.5mlの酢酸を加え濃縮、乾固して褐色のアモルフ
ァスを得た。クロロホルム:メタノール=2:1の混合
溶媒を用いシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精
製した。目的物を含むフラクションを濃縮、乾固して油
状の目的物0.27gを得た。この物を少量のエタノー
ルに溶解し、4N塩酸−ジオキサンで酸性とした。次い
で濃縮して褐色油状物を得た。イソプロピルアルコール
を加えて溶解し、少し溶媒が残るまで濃縮した。約1時
間かき混ぜ、析出した不溶物を濾取、少量のイソプロピ
ルアルコールで洗浄して題記目的物0.19gを得た。 融点:194℃(分解)1 HNMR(DMSO-d6,400MHz)δppm:3.249(s,3H), 3.467-3.49
2(m,2H), 3.584-3.621(m,1H), 3.693-3.754(m,3H), 3.7
69-3.975(m,2H), 4.054-4.082(m,1H), 5.757(d,1H,J=3H
z), 6.171(d,1H,J=8Hz), 8.360(d,1H,J=8Hz), 8.669(s,
1H), 9.791(s,1H)IR(KBr)νmax 3398, 1726, 1683, 127
9, 1107cm-1
農薬の中間体として有用な2,2'−アンヒドロ核酸化
合物誘導体を製造することができる。また、本発明によ
り製造された2,2'−アンヒドロ−L−シチジン誘導
体から直接2'−アルコキシ−L−シチジンを合成する
ことができる。
Claims (12)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、R1は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、
炭素数1〜2のヒドロキシアルキル基または保護化され
た炭素数1〜2のヒドロキシアルキル基を表し、R2は
水素原子、ヒドロキシ基、保護化されたヒドロキシ基、
ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基または炭素数
1〜4のアルコキシ基を表し、R3、R4はそれぞれ独
立して水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1
〜4のパーフルオロアルキル基を表し、Qは酸素原子ま
たはイミノ基を表す。)で表される2,2'−アンヒド
ロ核酸化合物誘導体およびその塩の製造方法であって、
一般式(2) 【化2】 (式中、R1、R2は前記と同義である。)で表される
アミノオキサゾリン誘導体と、一般式(3) 【化3】 (式中、X、Yはそれぞれ独立してハロゲン原子を表
し、Zはシアノ基、カルボキシル基または炭素数1〜4
のアルキルオキシカルボニル基を表し、R3、R4は前
記と同義である。)で表される化合物を反応させて一般
式(1)で表される2,2'−アンヒドロ核酸化合物誘
導体を得る工程を有することを特徴とする2,2'−ア
ンヒドロ核酸化合物誘導体およびその塩の製造方法。 - 【請求項2】 一般式(1)において、R1が炭素数1
〜2のヒドロキシアルキル基または保護化された炭素数
1〜2のヒドロキシアルキル基または炭素数1〜4のア
ルコキシ基であり、R2が水素原子、ヒドロキシ基、保
護化されたヒドロキシ基または炭素数1〜4のアルコキ
シ基であり、R3が水素原子である請求項1に記載の製
造法。 - 【請求項3】 一般式(1)において、R1がヒドロキ
シメチル基であり、R2がヒドロキシ基であり、R4が
水素原子、メチル基またはトリフルオロメチル基であ
り、一般式(3)において、X、Yがそれぞれ独立して
塩素原子または臭素原子であり、Zがシアノ基、カルボ
キシル基、メトキシカルボニル基またはエトキシカルボ
ニル基である請求項2に記載の製造法。 - 【請求項4】 一般式(1)において、R4がメチル基
であり、Qが酸素原子であり、一般式(3)において、
Zがメトキシカルボニル基またはエトキシカルボニル基
である請求項3に記載の製造法。 - 【請求項5】 一般式(1)において、R4が水素原子
であり、Qがイミノ基であり、一般式(3)において、
Zがシアノ基である請求項3に記載の製造法。 - 【請求項6】 一般式(6) 【化4】 (式中、R4は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、
炭素数1〜4のパーフルオロアルキル基を表し、R5及
びR6はそれぞれ独立して水素原子あるいは水酸基の保
護基をあらわす。)で表される2、2'−アンヒドロ−
L−シチジン誘導体およびその塩の製造方法であって、
一般式(4) 【化5】 (式中、R5、R6は前記と同義を表す。)で表される
L−アミノオキサゾリン誘導体と,一般式(5) 【化6】 (式中、R4およびXは前記と同義を表す。)で表され
る化合物を反応させて前記一般式(6)で表される2、
2'−アンヒドロ−L−シチジン誘導体を得る工程を有
することを特徴とする2、2'−アンヒドロ−L−シチ
ジン誘導体およびその塩の製造方法。 - 【請求項7】 一般式(8) 【化7】 (式中、R4は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、
炭素数1〜4のパーフルオロアルキル基を表し、R5及
びR6はそれぞれ独立して水素原子あるいは水酸基の保
護基を表し、R7は炭素数1〜4のアルキル基、炭素数
1〜10のアラルキル基、炭素数1〜4のパーフルオロ
アルキル基、炭素数1〜10のアルキルアミノアルキル
基または炭素数1〜10のアルコキシアルキル基を
す。)で表されるL−シチジン誘導体およびその塩を製
造する方法であって、一般式(6) 【化8】 (式中、R4、R5及びR6は前記と同じ意味を表わ
す。)で表される2、2'−アンヒドロ−L−シチジン
誘導体と、一般式(7) (R7-O)n-M (7) で表される金属アルコキシド(R7は前記と同じ意味を
表し、nは1から3の整数を表し、Mは金属を表す。)
を反応させ、上記一般式(8)で表されるL−シチジン
誘導体を得る工程を有することを特徴とするL−シチジ
ン誘導体およびその塩の製造方法。 - 【請求項8】 一般式(8)において、R4、R5およ
びR6が水素原子である請求項7に記載の製造法。 - 【請求項9】 一般式(6) 【化9】 (式中、R4は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、
炭素数1〜4のパーフルオロアルキル基を表し、R5及
びR6はそれぞれ独立して水素原子あるいは水酸基の保
護基をあらわす。)で表される2、2'−アンヒドロ−
L−シチジン誘導体およびその塩。 - 【請求項10】 一般式(8) 【化10】 (式中、R4は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、
炭素数1〜4のパーフルオロアルキル基を表し、R5及
びR6はそれぞれ独立して水素原子あるいは水酸基の保
護基を表し、R7は炭素数1〜4のアルキル基、炭素数
1〜10のアラルキル基、炭素数1〜4のパーフルオロ
アルキル基、炭素数1〜10のアルキルアミノアルキル
基または炭素数1〜10のアルコキシアルキル基を
す。)で表されるL−シチジン誘導体およびその塩。 - 【請求項11】 一般式(6)のR4、R5およびR6
が水素原子である請求項9記載の2、2'−アンヒドロ
−L−シチジン誘導体および許容されるその塩。 - 【請求項12】 一般式(8)のR5とR6が水素原子
である請求項10記載の2'−アルコキシ−L−シチジ
ン誘導体および許容されるその塩。
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JP2001220077A JP3868235B2 (ja) | 2000-07-19 | 2001-07-19 | 2,2’−アンヒドロ核酸化合物誘導体の製造法 |
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