JP2002167360A - メソゲン基を有する重合性単量体の製造方法 - Google Patents

メソゲン基を有する重合性単量体の製造方法

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祐治 山本
Yuriko Kaida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヨウ化アクリルを用いた液晶モノマーの優れ
た製造方法を提供すること。 【解決手段】 下記式(1)で表される化合物と下記式
(2)で表される化合物とを反応させることを特徴とす
る下記式(3)で表される重合性単量体の製造方法。 【化1】 式中、RはHまたはCHを表し、Rはアルキレン
基を表す。 【化2】(HO)−A (2) 式中、Aは置換基を有しても良いメソゲン基を表し、n
は1ないし4の整数を表す。 【化3】 式中、R及びRは式(1)中と同義であり、又、A
は式(2)中と同義である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、側鎖型高分子液晶の製
造に使用する重合性単量体の簡便な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】下記式(3)で表される化合物は分子中
に重合性不飽和基とメソゲン基を有するため、n=1の
化合物は側鎖型高分子液晶の原料として、またnが2以
上では架橋可能な液晶として重要である。
【0003】
【化6】 式中、RはHまたはCHを表し、Rはアルキレン
基を表し、又、Aは置換基を有しても良いメソゲン基を
表す。
【0004】これらの重合性単量体は下記式(2)で表
される水酸基を有するメソゲン化合物とモノハロゲン化
α、ω−ジオールとのエーテル化反応の後、アクリル酸
と反応させて合成する。また、ω−ヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレートと式(2)で表される化合物とを
光延反応によりカップリングして合成する方法も有用で
ある。
【0005】
【化7】(HO)−A (2) 式中、Aは置換基を有しても良いメソゲン基を表し、n
は1ないし4の整数を表す。
【0006】しかしながら、前者の手法は2ステップの
反応経路であるため、操作が煩雑、収率が低い等の欠点
がある。また、後者の手法では入手可能な原料のω−ヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリレートの構造が限られ
るため、アルキル鎖長のバリエーションがとりにくいと
いう欠点がある。これらの欠点の改良法として下記式
(5)で表されるω−クロロアルキル(メタ)アクリレ
ートを原料として用いる方法があるが、反応速度が非常
に遅いという問題がある。
【0007】
【化8】 式中、RはHまたはCHを表し、Rはアルキレン
基を表す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、簡便な操作により高い収率で式(3)で表
されるメソゲン基を有する重合性単量体を得ることであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、以下の解
決手段により解決された。 (1) 下記式(1)で表される化合物と下記式(2)
で表される化合物とを反応させることを特徴とする下記
式(3)で表される重合性単量体の製造方法、
【化9】 式中、RはHまたはCHを表し、Rはアルキレン
基を表す。
【化10】(HO)−A (2) 式中、Aは置換基を有しても良いメソゲン基を表し、n
は1ないし4の整数を表す。
【化11】 式中、R及びRは式(1)中と同義であり、又、A
は式(2)中と同義である。 (2) 下記式(1)で表される化合物を下記式(4)
で表される化合物のハロゲン交換反応により得る(1)
に記載の製造方法、
【化12】 式中、RはHまたはCHを表し、Rはアルキレン
基を表す。
【化13】 式中、R及びRは式(1)中と同義であり、XはC
lまたはBrを表す。 (3) 式(2)及び(3)におけるメソゲン基Aが、
ビフェニル、フェニルベンゾイル、フェニルシクロヘキ
シル、フェノキシフェニル、アゾベンゼン、アゾキシベ
ンゼン、ベンジリデンアニリン、ベンジルベンゾエー
ト、ベンゾイルアニリン、トランス−スチルベン及びト
ランよりなる群から選ばれた化合物の芳香環または脂環
に結合するn個の水素原子を除いたn価の基(nは式
(2)中と同義である。)であり、この基に含まれる芳
香環または脂環に結合する水素原子の一部又は全部が
F、Cl、Br、−CN、−NO、−CF、−OR
(Rは炭素数1〜8のアルキル基を示す。)、炭素
数1〜8のアルキル基、−OC(O)R (Rは炭素数
1〜8のアルキル基を示す。)で置換されていても良
い、(1)又は(2)に記載の製造方法。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明はω−ヨージドアルキル
(メタ)アクリレートと水酸基を有するメソゲン化合物
とを反応させる重合性単量体の製造方法を提供する。以
下、本発明の製造方法を詳細に説明する。
【0011】本発明において、メソゲン基とは、液晶分
子において液晶性を発揮する剛直な直線状中間部分をい
う。このメソゲン基は、好ましくは、2つ以上の芳香環
又は脂環とこれを結合する連結基からなる。これらの芳
香環又は脂環の水素原子の一部又は全部が置換されてい
ても良い。芳香環又は脂環としては、ベンゼン環、ナフ
タレン環、シクロヘキサン環がその代表例であり、連結
基は柔軟性の少ない2価の基であり、単結合、エーテル
結合、カルボニル基、カルボニルオキシ基、トランス−
エチレン基、エチニレン基、アゾ基、アゾキシ基、−C
H=N−、アルキレン基がその代表例である。置換基と
しては、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、トリフル
オロメチル基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシ
カルボニル基、アシルオキシ基を代表例として挙げるこ
とができる。芳香環および脂環としては6員環が好まし
く、特にベンゼン環とシクロヘキサン環が好ましい。
【0012】式(2)及び(3)における好ましいメソ
ゲン基Aは、ビフェニル、フェニルベンゾイル、フェニ
ルシクロヘキシル、フェノキシフェニル、アゾベンゼ
ン、アゾキシベンゼン、ベンジリデンアニリン、ベンジ
ルベンゾエート、ベンゾイルアニリン、トランス−スチ
ルベン及びトランよりなる群から選ばれた化合物の芳香
環または脂環に結合するn個の水素原子を除いたn価の
基(nは式(2)中と同義である。)であり、この基に
含まれる芳香環または脂環に結合する水素原子の一部又
は全部がF、Cl、Br、−CN、−NO、−C
、−OR (Rは炭素数1〜8のアルキル基を示
す。)、炭素数1〜8のアルキル基、−OC(O)R
(Rは炭素数1〜8のアルキル基を示す。)で置換され
ていても良い。また、n価の基としては1価及び2価の
基が好ましい。
【0013】環の結合手は連結基が結合した位置から最
も遠い位置にあることが好ましく、6員環の場合は4位
に結合手があることが好ましい。例えば、ビフェニルの
場合、ビフェニル−4−イル基やビフェニル−4,4’
−ジイル基(以下、4,4’−ビフェニレン基とい
う。)が好ましい。
【0014】式(1)で表されるω−ヨージドアルキル
(メタ)アクリレートはRが水素原子またはメチル基
でRはアルキレン基である。式中、Rで示されるア
ルキレン基は、その炭素数の制限は無いが、一般には炭
素数2〜20の直鎖状のアルキレン基であることが好適
である。具体的にはエチレン基、プロピレン基、ブチレ
ン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメ
チレン基、オクタメチレン基等があげられる。
【0015】式(2)で表される化合物は水酸基を有す
るメソゲン化合物であり、好ましいメソゲン基Aとして
は、前述のとおりである。nは1〜4までの整数であ
り、n=1の場合は反応性の水酸基を分子内に1個含む
化合物であり、またn=2、3、4の場合は、それぞれ
反応性の水酸基を分子内に2、3、4個含む化合物であ
る。
【0016】式(3)で表される化合物は分子内に重合
性不飽和基とメソゲン基を有する重合性単量体であり、
好ましいメソゲン基Aとしては、前述のとおりである。
nは1〜4までの整数であり、n=1の場合は重合性不
飽和基である(メタ)アクリロイルオキシ基を分子内に
1個含む単官能重合性単量体であり、またn=2、3,
4の場合はそれぞれ(メタ)アクリロイルオキシ基を分
子内に2、3、4個含む多官能重合性単量体である。
【0017】式(1)で表されるω−ヨージドアルキル
(メタ)アクリレートと式(2)で表される水酸基を有
するメソゲン化合物とを反応させ式(3)で表されるメ
ソゲン基を有する重合性単量体を得る方法としては、例
えばアルカリ土類金属塩及びヨウ化カリウム存在下無水
アセトン中で反応させるものがあげられる。また、金属
ナトリウム存在下、無水テトラヒドロフラン中で反応さ
せて式(3)で表される重合性単量体を得る方法もある
が、操作の簡便性や反応後処理の容易さの点からアルカ
リ土類金属塩及びヨウ化カリウム存在下無水アセトン中
で反応させる方法が好ましい。アルカリ土類金属塩とし
ては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム等があげられるが、穏和な条件下で
反応が進行する炭酸カリウムがもっとも好ましい。反応
溶媒は塩の溶解性の点からアセトンがもっとも好まし
い。また、高収率で目的物を得るためには無水アセトン
を用いるのが好ましい。
【0018】式(1)で表されるω−ヨージドアルキル
(メタ)アクリレートの合成法としては、種々のアルキ
レン鎖長のα−ヒドロキシ−ω−ハロアルカンと(メ
タ)アクリル酸のエステル化反応により下記式(6)で
表されるω−ハロアルキル(メタ)アクリレートを合成
した後、ハロゲン交換反応を行うことで合成可能であ
る。
【0019】
【化14】 式中、RはHまたはCHを表し、Rはアルキレン
鎖を表し、Yは塩素原子または臭素原子を表す。
【0020】α−ヒドロキシ−ω−ハロアルカンのハロ
ゲン原子としては塩素原子または臭素原子があげられる
が、交換反応が容易である点から臭素原子が好ましい。
エステル化反応は、p−トルエンスルホン酸等を触媒と
して用いベンゼンやトルエンなどの溶媒中で行う。ハロ
ゲン交換反応は得られたω−ハロアルキル(メタ)アク
リレートとヨウ化ナトリウムやヨウ化カリウムなどのヨ
ウ化物塩とを無水アセトン中で反応させることで得られ
るが、反応性が高いヨウ化カリウムが最も好ましい。
【0021】
【実施例】以下に合成例、実施例を掲げて本発明を具体
的に説明するが、かかる実施例などにより本発明は何ら
限定されるものではない。
【0022】(合成例1)温度計、攪拌機、還流器、分
留管を備えた内容量1Lのガラス製フラスコに1−ブロ
モ−5−ペンタノール(東京化成製)25.0g、アクリ
ル酸16.2g、p−トルエンスルホン酸一水和物2.
5g、ベンゼン800mL、ハイドロキノン0.2gを
仕込み、95℃まで加温し8時間反応させた。反応中に
生成した水は、ベンゼンと共沸させることにより分留管
から除去した。反応後、室温まで冷却し反応物を取り出
した。反応物を10%塩化ナトリウム水溶液100m
L、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 50mLを用いて
抽出し、パラトルエンスルホン酸と未反応のアクリル酸
を除去した。その後、抽出液に無水硫酸マグネシウム1
0gを入れ1時間脱水した。ろ過により無水硫酸マグネ
シウムを除去し、ろ液を減圧下70℃で脱溶媒すること
により、5−ブロモペンチルアクリレート28.1g
(収率 80.0%)を得た。
【0023】(合成例2)温度計、攪拌機、還流冷却器
を備えた内容量1Lのガラス製フラスコに、合成例1で
得られた5−ブロモペンチルアクリレート22.1g、
ヨウ化ナトリウム30.0g、無水アセトン200mL
を仕込み、真空ポンプによる脱気、窒素ガスによる加圧
を繰り返して空気を除去した。65℃まで加温し、18
時間反応を行った。反応後、室温まで冷却し反応物を取
り出した。反応物を塩化メチレン100mL、水100
mLで抽出することにより、炭酸カリウムとヨウ化カリ
ウムを除去した。その後、抽出液に無水硫酸マグネシウ
ム10gを入れ1時間脱水した。ろ過により無水硫酸マ
グネシウムを除去し、ろ液を減圧下70℃で脱溶媒する
ことにより、5−ヨージドペンチルアクリレート25.
9g(収率 96%)を得た。
【0024】(実施例1)温度計、攪拌機、還流冷却器
を備えた内容量1Lのガラス製フラスコに、合成例2で
得られた5−ヨージドペンチルアクリレート9.60
g、4−ヒドロキシ−4’−シアノビフェニル6.40
g、炭酸カリウム10.14g、ヨウ化カリウム0.6
18g、無水アセトン200mLを仕込み、真空ポンプ
による脱気、窒素ガスによる加圧を繰り返して空気を除
去した。65℃まで加温し、18時間反応を行った。反
応後、室温まで冷却し反応物を取り出した。反応物を塩
化メチレン100mL、水100mLで抽出することに
より、炭酸カリウムとヨウ化カリウムを除去した。その
後、抽出液に無水硫酸マグネシウム10gを入れ1時間
脱水した。ろ過により無水硫酸マグネシウムを除去し、
ろ液を減圧下70℃でエバポレーションすることによ
り、白色固体を得た。白色固体を塩化メチレン/へキサ
ン=3/5(vol/vol)混合溶液を用いて再結晶し、5−
(4−シアノ−4’−オキシビフェニル)ペンチルアク
リレート14.77g(収率 92.3%)を得た。
【0025】(実施例2)温度計、攪拌機、還流冷却器
を備えた内容量1Lのガラス製フラスコに、合成例2で
得られた5−ヨージドペンチルアクリレート9.60
g、4,4’−ジヒドロキシビフェニル3.34g、炭
酸カリウム10.14g、ヨウ化カリウム0.618
g、無水アセトン200mLを仕込み、真空ポンプによ
る脱気、窒素ガスによる加圧を繰り返して空気を除去し
た。65℃まで加温し、18時間反応を行った。反応
後、室温まで冷却し反応物を取り出した。反応物を塩化
メチレン100mL、水100mLで抽出することによ
り、炭酸カリウムとヨウ化カリウムを除去した。その
後、抽出液に無水硫酸マグネシウム10gを入れ1時間
脱水した。ろ過により無水硫酸マグネシウムを除去し、
ろ液を減圧下70℃で脱溶媒し、白色固体を得た。白色
固体を塩化メチレン/へキサン=3/5(vol/vol)混合
溶液を用いて再結晶し、ジ(5−(4,4’−ビフェニ
ル)ペンチルオキシアクリレート)11.79g(収率
91.1%)を得た。
【0026】(比較例1)温度計、攪拌機、還流冷却器
を備えた内容量1Lのガラス製フラスコに、合成例1で
得られた5−ブロモペンチルアクリレート9.60g、
4−ヒドロキシ−4’−シアノビフェニル5.51g、
炭酸カリウム8.30g、ヨウ化カリウム0.618
g、無水アセトン200mLを仕込み、真空ポンプによ
る脱気、窒素ガスによる加圧を繰り返して空気を除去し
た。65℃まで加温し、120時間反応を行った。反応
後、室温まで冷却し反応物を取り出した。反応物を塩化
メチレン100mL、水100mLで抽出し、炭酸カリ
ウムとヨウ化カリウムを除去した。その後、抽出液に無
水硫酸マグネシウム10gを入れ1時間脱水した。ろ過
により無水硫酸マグネシウムを除去し、ろ液を減圧下7
0℃で脱溶媒し、白色固体を得た。白色固体を塩化メチ
レン/へキサン=3/5(vol/vol)混合溶液を用いて再
結晶し、5−(4−シアノ−4’−オキシビフェニル)
ペンチルアクリレート7.8g(収率 48.8%)を
得た。
【0027】(比較例2)温度計、攪拌機、還流冷却器
を備えた内容量1Lのガラス製フラスコに、合成例2で
得られた5−ブロモペンチルアクリレート9.60g、
4,4’−ジヒドロキシビフェニル2.73g、炭酸カ
リウム8.30g、ヨウ化カリウム0.618g、無水
アセトン200mLを仕込み、真空ポンプによる脱気、
窒素ガスによる加圧を繰り返して空気を除去した。65
℃まで加温し、120時間反応を行った。反応後、室温
まで冷却し反応物を取り出した。反応物を塩化メチレン
100mL、水100mLで抽出することにより、炭酸
カリウムとヨウ化カリウムを除去した。その後、抽出液
に無水硫酸マグネシウム10gを入れ1時間脱水した。
ろ過により無水硫酸マグネシウムを除去し、ろ液を減圧
下70℃で脱溶媒し、白色固体を得た。白色固体を塩化
メチレン/へキサン=3/5(vol/vol)混合溶液を用い
て再結晶し、ジ(5−(4、4’−ビフェニル)ペンチ
ルオキシアクリレート)4.01g(収率 31.0
%)を得た。
【0028】(合成例3〜5)反応に用いるハロゲン化
アルコールを表1に示すように変更し、それ以外は合成
例1に記載の方法に準じて対応するハロゲン化アクリレ
ートを得た。
【0029】(合成例6〜8)反応に用いるハロゲン化
アクリレートを表1に示すように変更し、それ以外は合
成例2に記載の方法に準じて対応するヨウ化アクリレー
トを得た。
【0030】(実施例3〜5)反応に用いるヨウ化アク
リレートを表1に示すように変更し、それ以外は実施例
1に記載の方法に準じて対応する液晶化合物を得た。
【0031】(比較例3〜5)反応に用いるハロゲン化
アクリレートを表1に示すように変更し、それ以外は比
較例1に記載の方法に準じて対応する液晶化合物を得
た。
【0032】
【表1】
【0033】(実施例1〜5、比較例1〜5)上記によ
り得られた液晶化合物の収率と反応時間、用いたアクリ
ル化合物を表2にまとめた。
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】本発明のヨウ化アクリルを用いた液晶モ
ノマーの製造方法は、収率、反応時間の点で極めて優れ
ており、有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 255/55 C07C 255/55 G02F 1/13 500 G02F 1/13 500 // C08F 20/26 C08F 20/26 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC24 AC30 AC43 AC48 BA02 BA29 BA32 BA37 BB16 BB25 BJ50 BP10 GN03 4J100 AL08P AL66P AL67P BA02P BA04P BA12P BA15P BA27P BA29P BA40P BA41P BA45P BA46P BB01P BB03P BB07P BB18P BC04P BC42P BC43P BC44P CA01 JA32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1)で表される化合物と下記式
    (2)で表される化合物とを反応させることを特徴とす
    る下記式(3)で表される重合性単量体の製造方法。 【化1】 式中、RはHまたはCHを表し、Rはアルキレン
    基を表す。 【化2】(HO)−A (2) 式中、Aは置換基を有しても良いメソゲン基を表し、n
    は1ないし4の整数を表す。 【化3】 式中、R及びRは式(1)中と同義であり、又、A
    は式(2)中と同義である。
  2. 【請求項2】 下記式(1)で表される化合物を下記式
    (4)で表される化合物のハロゲン交換反応により得る
    請求項1に記載の製造方法。 【化4】 式中、RはHまたはCHを表し、Rはアルキレン
    基を表す。 【化5】 式中、R及びRは式(1)中と同義であり、XはC
    lまたはBrを表す。
  3. 【請求項3】 式(2)及び(3)におけるメソゲン基
    Aが、ビフェニル、フェニルベンゾイル、フェニルシク
    ロヘキシル、フェノキシフェニル、アゾベンゼン、アゾ
    キシベンゼン、ベンジリデンアニリン、ベンジルベンゾ
    エート、ベンゾイルアニリン、トランス−スチルベン及
    びトランよりなる群から選ばれた化合物の芳香環または
    脂環に結合するn個の水素原子を除いたn価の基(nは
    式(2)中と同義である。)であり、この基に含まれる芳
    香環または脂環に結合する水素原子の一部又は全部が
    F、Cl、Br、−CN、−NO、−CF、−OR
    (Rは炭素数1〜8のアルキル基を示す。)、炭素数
    1〜8のアルキル基、−OC(O)R (Rは炭素数1
    〜8のアルキル基を示す。)で置換されていても良い、
    請求項1又は請求項2に記載の製造方法。
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KR101819061B1 (ko) 2010-12-07 2018-02-14 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 중합성 화합물, 중합성 액정 조성물, 중합체 및 배향 필름

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