JP2002166717A - 車両運動制御システム - Google Patents

車両運動制御システム

Info

Publication number
JP2002166717A
JP2002166717A JP2001248472A JP2001248472A JP2002166717A JP 2002166717 A JP2002166717 A JP 2002166717A JP 2001248472 A JP2001248472 A JP 2001248472A JP 2001248472 A JP2001248472 A JP 2001248472A JP 2002166717 A JP2002166717 A JP 2002166717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
force
wheel
control system
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001248472A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashige Oyama
宜茂 大山
Toshimichi Minowa
利通 箕輪
Hiroshi Kimura
博史 紀村
Yutaka Nishimura
豊 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001248472A priority Critical patent/JP2002166717A/ja
Publication of JP2002166717A publication Critical patent/JP2002166717A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】サスペンションに作用する力を予測し、高速作
動に対応できる制御装置を提供する。 【解決手段】車速、蛇角、等の変数を検出し、これらの
検出量から、サスペンションに作用する力を予測して、
ピッチ、ロール、等の車両運動の作用力に釣り合う操作
力を時間遅れなく、発生させ、車体の振動を防止するよ
うにした。即ち、車体1は、ばね3を介して車輪2に支
持されている。また、ばね3と並列にダンパ4が配置さ
れている。さらに、操作力発生器5で車体1が支持され
ている。ポンプ6の圧力媒体(ガス,油)を制御弁7で
制御し、操作力発生器5に導く。制御弁7は、ディジタ
ルコンピュータ8の出力で制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のサスペンショ
ン制御装置に係り、特に、乗用車に使用するに好適な電
子制御式サスペンション制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサスペンション制御装置として
は、日経メカニカル(1983年12月5日発行)に開
示されているような、車高を検出して、サスペンション
力を制御するものが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このもので
は車の急加減速時のような高速動作に対応できない欠点
がある。
【0004】本発明の目的は、サスペンションに作用す
る力をディジタルコンピュータで予測し、高速動作に際
しても対応できるサスペンション制御装置を提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車速,舵角,
燃料供給量等の変数を検出し、これらの検出量から、サ
スペンションに作用する力を予測するものである。
【0006】
【作用】この作用力につり合う操作力を時間遅れなく、
発生させ、車体の振動を防止するようにしたものであ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明
する。図1において、車体1は、ばね3を介して車輪2
に支持されている。また、ばね3と並列にダンパ4が配
置されている。さらに、操作力発生器5で車体1が支持
されている。ポンプ6の圧力媒体(ガス,油)を制御弁
7で制御し、操作力発生器5に導く。制御弁7は、ディ
ジタルコンピュータ8の出力で制御される。
【0008】図2は、ディジタルコンピュータ8の動作
フローチャートを示したものである。公知の技術で、車
速V,舵角δを検出し、これをコンピュータ8に入力
し、最適ピッチ角θを演算する。これを基に、制御弁7
を制御し、操作力発生器5の圧力を高め、最適ピッチ角
θになるように、発生器5を制御する。これにより、車
体1に作用する空力学的抵抗の垂直成分が増し、車輪3
に作用する力が増し、車の旋回性が増す。
【0009】サスペンションには、ばね3と並列に、測
長器9が設けられている。前サスペンションと後サスペ
ンションの測長器9の信号、h1,h2からθが演算され
る。
【0010】また、最適θを与える発生器5の圧力P2
は、車体1の質量,重心Gが与えられれば、演算するこ
とができる。これらは、h1,h2を測定することによっ
て、予め求めておくことができる。このような演算プロ
セスを付加することによって、P2 を予め求めておくこ
とによって、舵角δに対する最適P2 を、瞬時に発生す
ることができる。したがって、従来の装置のように、θ
が最適値になるように、閉ループ制御するのに比べ、高
速動作が可能で、舵角δの変化に瞬時に対応することが
できる。
【0011】図2(b)のフローチャートに示したごと
く、舵角δが0、すなわち直進のとき、あるいは、車速
が零のときのh1,h2を測定することによって、車体1
の質量,重心Gの位置を求めることができる。また、路
面が水平かどうかを判別するため、傾斜センサ10の信
号がコンピュータ8に入力される。これらのデータによ
り、車の質量,重心Gの位置が求められ、これらの値
は、走行中でも、時々刻々に更新され、記憶装置RAM
に記憶されている。舵角δが零以外になったら、あらか
じめ、記憶装置ROMに記憶されている特性値を基に、
最適P2 が演算され、車体1に最適な、ピッチ角θを与
える。このピッチ角θを、傾斜センサ10で検出し、修
正動作を行う。ここで、
【0012】
【数1】 θ=k1(P2−P1) …(1) の関係があるので、実測のθmを基に、k1 を求め、k
1 を更新することができる。このようにk1 を更新する
ことによって、次の動作が確実になる。このようにし
て、舵角に応じて、空力学的力の垂直方向成分を増すよ
うに、ピッチ角が制御される。
【0013】図3は本発明の他の実施例を示したもので
ある。車体1は、操作力発生器5を介して、車輪2に支
持されている。車体1にはエンジン11が搭載されてい
る。ハンドル13の回転によって、ラック機構12が動
き、前輪2にすべり角が生じる。ハンドル13の舵角δ
は、舵角センサ14で検出される。
【0014】図4に示したごとく、車速V,舵角δを、
コンピュータ8に入力することによって図4(b)のフ
ローチャートで示すごとく、正常路面状態の遠心力を求
めることができ、また、各車輪に作用するサスペンショ
ン作用力、並びに、これとつり合う操作力P1,P2,P
3,P4が求まる。したがって、制御弁7を制御すること
によって、瞬時に、操作力発生器5に、最適な操作力を
与えることができ、旋回時のロール角の変動を防止する
ことができる。従来、ロール角を閉ループ制御する場合
に比べ、応答性が高い。このようにして、遠心力による
車のロール運動を防止することができる。
【0015】操作力P1,P2,P3,P4の最適値は、車
体1の質量、図2(b)のフローチャートで求めた重心
Gの位置、路面の傾きからあらかじめ求められる。これ
らは、前述した図4(b)の方法で、求めることができ
る。
【0016】図5は、本発明の他の実施例を示したもの
である。ブレーキペダル15をふみ込むと、油圧シリン
ダ16の圧力が高まり、配管17を介して、圧力が、各
車輪2のブレーキ装置に伝達される。車体1には、レー
ダドプラー型の対地速度計18が設けられている。これ
と車輪2の回転から、車輪2のすべりが測定される。
【0017】図6に示したように、すべりと車速をコン
ピュータ8に入力し、すべりが大きい場合は、車両に作
用する空力学的力の垂直下向き成分が増すようにピッチ
角θを増し、車輪2の荷重を増し、すべりを低減するこ
とができる。また、最適なブレーキ圧になるように、制
御弁19を制御することができる。図5の配管17の一
部に圧力センサ20を取付けることによって、ブレーキ
ふみ力を測定することができる。
【0018】図6に示したように、車速,ブレーキふみ
力をコンピュータ8に入力し、車体1の減速度を求め、
車体1の慣性力を演算する。これを基に、サスペンショ
ンの作用力を求め、これにつり合う、操作力P1,P2
3,P4を求める。これを操作力発生器5に与えること
によって、ピッチ角θを制御することができる。
【0019】また、公知の車間レーダの信号に応じて、
ブレーキふみ力を制御し、車間を制御する際も、上記の
手法で、図6(b)のごとくピッチ角θを自動的に制御
することができる。
【0020】以上、サスペンション作用力を、操作力発
生器5の圧力でつり合わせる手段を開示したが、ダンパ
4のオリフィス径,油圧,油量を変化しても、同じ様に
制御することができる。また、ソレノイド等の電磁力で
も、制御することが可能である。
【0021】いま、ばね3のばね定数をKとすると、測
長器9の信号h1,h2,h3,h4(四輪の場合)と車の
重量Wの関係は、
【0022】
【数2】 W=K(h1+h2+h3+h4) …(2) となる。Kは車固有の値で、あらかじめ記憶装置ROM
に記憶されており、h1+h2,h3,h4 の情報をコン
ピュータ8に入力することによって、Wを求めることが
できる。
【0023】また、操作力発生器5の操作力p1,p2
3,p4に対して、
【0024】
【数3】
【0025】のごとく、p1,p2,p3,p4を測定する
ことによっても、Wを求めることができる。
【0026】一般に、ばね3の下の質量は、タイヤ等で
あり、車が定まれば一定である。これに対して、ばね3
の上の質量は乗員の数等によって変化するが、走行中
は、ほぼ一定である。したがって、乗員の乗車,荷物の
つみ荷が完了した時点で、Wを測定するだけでよい。
【0027】重心Gの前後方向の位置は、前輪,後輪の
間の距離をZ、前輪と重心Gの間の水平方向の距離をx
とすると、
【0028】
【数4】 W1・x=W3(Z−x) …(4) ここに、W1 :前輪に作用する重力 W2 :後輪に作用する重力 となる。また、それぞれの測長器の信号をh1,h3とす
ると、
【0029】
【数5】 Kh1x=Kh3・(Z−x) …(5) となり、
【0030】
【数6】
【0031】が成立する。Zは、あらかじめ与えられて
いるので、h1,h3を測定することによって、x、すな
わち、重心Gの位置を求めることができる。左右の方向
の重心Gの位置も同様な方法で求めることができる。
【0032】図7において、31はステアリングナック
ル、32はステアリングナックルアーム、33はステア
リングタイロッドである。34はかじ取歯車箱、35は
かじ取元アーム、36はドラッグリンクである。37
は、キングピンである。車輪38は、図8に示したごと
く、軸受40を介して、ステアリングナックル31に取
り付けられる。独立懸架方式のときは図9に示すごとく
揺動腕42により、ナックル31をフレーム41に支え
る。図7において、前輪の旋回中心点Oが後輪軸になる
ように配置されている。
【0033】図10において、キングピン37の中心線
bの延長が、路面43と交わる点と車輪38の接地点が
離れると、車輪が向きを変えようとするとき、モーメン
トが働く。このモーメントは図7のかじ取歯車箱34の
近くに取付けられたトルクセンサ34bで測定される。
このモーメントを小さくするため、キングピンの角αを
大きくする。しかし、αが大きいと、かじを切ったと
き、自動車の重心を押し上げることになるので、かじが
重くなる。これを回避するため、車輪38をβだけ外側
に傾ける。βをキャンバと称する。図11(b)のフロ
ーチャートを用いて、このキングピンの角α,キャンバ
角βの変化1を、トルクセンサ34bの出力で把握でき
る。
【0034】このキャンバによって、車輪38は外側で
接地することになり、図11に示したような円錐面でこ
ろがり、外側に向きをかえようとする。これを回避する
ため、一般にはトーインが設けられている(2つの前車
輪を内向きにおく)。
【0035】図7に示すように、ステアリングナックル
31にはストレンゲーン31b,31cが取り付けら
れ、左右の車輪のモーメントを測定する。これにより、
トーインの変化を把握することができる。
【0036】また、図12に示したごとく、キングピン
を後方にγ(キャスタ)だけ傾けて、車輪の安定性を維
持する。
【0037】独立懸架式では、ばねのたわみによって、
左右輪が独立に作用する。タイロッド33が一本の棒で
あると、トーインが変化するので、タイロッド33に関
節が設けられる。
【0038】車が旋回しているときは、外側に遠心力が
作用する。この遠心力Fは
【0039】
【数7】
【0040】ここに、W:車の重量, γ:回転半径 g:重力の加速度,ω:角速度 となる。これに打ち勝つため、路面に対し車輪がすべ
り、コーナリング力が発生する。コーナリング力によっ
て、車の遠心力がささえられ、車は旋回する。
【0041】車が旋回する場合、図13に示したごと、
車の進行方向(Vの矢印の方向)と車輪51の回転方向
(ωの矢印の方向)とが異なり、車輪51のすべりによ
って、コーナリング力Fが発生する。図15に示したご
とく、タイヤはC2 で接地するが、車は矢印Vの方向に
進んでいるので、C2 部分はC1 ではなく、Cの方に移
動し、タイヤはFの方にひっぱられる。Fはすべり率の
関数で、荷重WとFとの間には、
【0042】
【数8】 F=μW …(8) ここに、μ:トラクション係数 が成立する。また、μは、すべり率に対して図14のご
とく変化する。さらに、すべり速度はωsinθ となる。
コーナリング力は、(7)式からわかるように、荷重に
比例する。
【0043】図15に示したごとく、コーナリング力の
着力点Cは、車輪中心C1 の後方にあり、復元トルクが
発生する。コーナリング力は、タイヤの形式,構造,荷
重,内圧でかなり変化するが、走行速度には、あまり高
速でなければ影響されない。
【0044】加速度センサによって、すべりを検出し、
すべりが増大したときは、図1に示した手段で、ピッチ
角を増し、空力学抵抗の垂直成分を増し、車輪3に作用
する荷重を増大させ、車の横すべりを防止する。
【0045】車の進行方向の速度と、横方向の加速度を
測定することによって、(7)式の角度ωと回転半径γ
が求まり、(7)式からFを演算することができる。
【0046】次に、図14の関係を用いて、トラクショ
ン係数μを求めることができる。ここで、すべり率は図
13に示したごとく、車輪の車の進行方向に対する傾き
角θと角速度ωの値から求められる。このトラクション
係数μを演算すれば、(8)式を用いて、最大のコーナ
リング力Fを求めることができる。
【0047】このコーナリング力Fは、最大許容旋回速
度を支配するので、この許容旋回速度を越えたときは、
警報を発し、運転者に知られる。これによって、車の横
すべりを未然に防ぐことができる。
【0048】図15(b)のフローチャートにおいて、
車速が、許容最大旋回速度Vmax を越えるときは、エン
ジン11のスロットルバルブを閉じて、車速を低下させ
る。これにより、前輪に作用する荷重も増し、コーナリ
ング力を確保することができる。車の横すべりが防止さ
れ、安定した車両運動が可能になる。
【0049】図16において、車輪61は、駆動軸62
に取付けられる。この場合、車輪軸管5にばね66を取
付け、フレーム64を支持する。
【0050】図17は独立懸架方式の場合で、アーム6
8を介して、車輪62を取付ける。図16の場合に比
べ、ばね下重量が小さくなり、ばねをやわらかくするこ
とができる。ばねと並列に、ダンパ69が配置され、振
動エネルギを吸収する。車が旋回したときは、外側のば
ねに多くの荷重がかかるので、車体が外側に傾く傾斜が
大きくなる。
【0051】図1では、測長器9によって、車体1の高
さを測定したが、図17のような場合は、アーム68と
フレーム64の間の角度を測定して、車体の高さを測定
することができる。
【0052】図17(b)において、車軸62はアーム
68を介して、フレーム64に取り付けられている。ダ
ンパ69には、チェックバルブ691,オリフィス69
2が取付けられている。オリフィス692の開口面積を
変えることによって、ダンピング特性を制御することが
できる。
【0053】超音波位置センサ693がフレーム64に
取付けられ、フレーム64の対地高さを測定する。
【0054】これらの構造で、フレーム64のばね上質
量は、重心を通る慣性主軸まわりに、ピッチング,ロー
リング,ヨーイング振動を行う。図18(a)はピッチ
ング、図19(b)はローリングである。さらに、図1
8の(c)の上下振動、すなわちバウンシング振動が加
わる。
【0055】ばね下質量に関しても、図19に示したご
とく、上下振動(a),ワインドアップ(b),地だん
だ振動(c)等を生じる。
【0056】ピッチング,ローリング,バウンジング
は、図17(b)のオリフィス692の開口面積で、ダ
ンピング特性を制御することによって低減することがで
きる。
【0057】図19の上下振動,ワインドアップ,地だ
んだ振動は、ダンパ,ばねを介して、フレーム,車体に
力を及ぼす。これも、ダンピング特性を制御することに
よって低減される。
【0058】車が旋回する際には、車の進行方向軸まわ
りの回転(ロール)と、重心垂直軸まわりの回転(ヨ
ー)が発生する。
【0059】車輪の最大回転半径Rは、車間距離lと、
かじ取り角S2 によって定まる。l=2m,S2=6°
のときは、R=l/sinS2=2/0.1=20m とな
る。
【0060】S2=20°のときは、R=5.9mとな
る。
【0061】図20において、ハンドル71には、舵角
センサ72が取り付けられている。ハンドル71は、歯
車73,リンク74,アーム75に介して、車輪76に
接続されている。車輪77は、ロッド78を介して、車
輪76に接続されている。ハンドル71を回動すると、
車輪76,77が時計方向,反時計方向に回動するよう
になっている。ロッド78には、油圧ピストン79が取
り付けられており、油圧ピストン79は弁80,81で
制御される。油圧はポンプ82から供給される。弁8
0,81はディジタルコンピュータ83で制御される。
後車輪84,85は、ロッド86を介して連結され、ロ
ッド86には油圧ピストン87が取り付けられている。
油圧ピストン87は、弁88,89を介して、コンピュ
ータ83で制御される。
【0062】図20において、油圧ピストン87を中立
位置に保持すると、前輪86,87のみが操舵される。
一般に、全輪操舵の場合には、車速に応じて、舵角比を
図21に示したように変化した方が操安性が向上する。
ここで、舵角比は、後輪の舵角/前輪の舵角で、負の記
号は、舵角が反対方向になることを示している。
【0063】車速が高い領域では、図21に示したよう
に、後輪の舵角を、前輪の1/2程度に設定することに
より、比例制御に近付き、操縦しやすくなる。低車速で
は、舵角比を負、すなわち、後輪を前輪と反対方向に回
動することにより旋回性が高まる。
【0064】ここで、車重が増大した場合は、遠心力に
つり合うため、コーナリング力を増す必要がある。この
ため、図21のW=W0+ΔW 曲線のごとく、舵角比を
変化させる。
【0065】コンピュータ83に、車重に関する情報を
入力する図22に示したごとく、車体90を支持するば
ね91,92と並列に、変位計(ポテンショメータ)9
3,94を取り付ける。図22(b)のフローチャート
変位計93,94で、ばね91,92の変位h1,h2
測定することによって、それぞれの荷重を測定すること
ができ、このデータをコンピュータ83によって、車
重,重心の位置を求めることができる。
【0066】次に、コンピュータ83に、あらかじめ記
憶されているデータ(図21)を基に、車速に対する最
適舵角比を求める。一方、車体90に取り付けられてい
る対地速度計95の速度信号,舵角センサ72の信号
を、コンピュータ83に入力し、これらのデータを基
に、後輪84,85の最適舵角を求め、弁88,89を
制御して、油圧ピストン87を動かし、後輪84,85
を自動操舵する。これにより、車重,重心の位置が変化
しても、操安性が低下することはない。
【0067】車の質量は、車の前後加速度を測定しても
求めることができる。図3のエンジン11のスロットル
バルブ開度を検出し、これを基に、エンジンのトルクT
e を演算する。一方、前後加速度αl を検出する。これ
により、
【0068】
【数9】
【0069】ここに、k5 :比例定数 (9)式によって、車の重量W,あるいは質量W/gを
求めることができる。
【0070】図22において、車体90には、横加速度
センサ96,ヨー角センサ(ジャイロ)97が取り付け
られている。舵角センサ72の信号に対する横加速度セ
ンサ96,ヨー角センサ97の出力信号を測定すること
によって、車輪76,77,84,85のコーナリング
力の標準値からの偏差を把握することができる。車輪7
6,77,84,85のタイヤが摩耗したり、路面が氷
結したりして、コーナリング力が小さくなった場合は、
舵角に対するヨー角,加速度の変化が大幅に異なる。
【0071】この場合、コンピュータ83は、図23に
示した動作を行う。ステップ98で、バンドル舵角を舵
角センサ72で測定する。ステップ99で、ハンドル舵
角と車速から、ゲイン調整器によって、最適舵角が求め
られる。このゲイン調整器には、前述のコーナリング力
の変化も入力されており、これらを考慮して、最適舵角
を求める。ステップ100で、ステアリングモータ(図
20の油圧ピストン79,87)を制御し、車輪76,
77,84,85に、最適舵角を与える。また、ステッ
プ101で車速制御器101,ロールピッチ角の制御器
102を制御し、車の横転を防止すると共に、車体90
の振動を防止すること。
【0072】図24は、タイヤのすべり率と、接地長さ
xの関係を示したものである。タイヤの荷重Pが増大す
ると、接地長さxが増大する。いま、すべり率が小さい
ときは、タイヤの弾性領域で、トラクション力Tはひず
みεに比例する。すべり率がB点を越えると、接地面の
一部がすべるようになる。すべり率が小さい場合は、x
が大きいところまでεが小さい。荷重Pをますと、同じ
Tに対して、すべりが小さくなる。
【0073】このような特性のタイヤのトラクション係
数μは、図25のようになる。タイヤと路面の摩擦が異
なると、図25のT1,T2で示したごとく、車輪ごとの
トラクション力が異なってくる。
【0074】車輪の進行方向のすべりは、車輪の回転セ
ンサと加速度センサを用いて検出する。回転センサの信
号をωR とすると、周速はωR・γ になる。これに対
し、加速度センサの信号をαR とすると、車速はV=∫
αR・dt となる。すべり量は、ωR・γ−V で求めら
れる。タイヤが空転するとV=0になる。重心に対し
て、ヨー運動するとき、ヨー角,速度をωZ とすると、
左右の車輪のところの車速は、比例定数をkZとする
と、V±kZ・ωZ となる。したがって、これを用い
て、それぞれの車輪のすべり率を求めることができる。
重心、及び重心から離れた位置に、2個の加速度センサ
を取り付け、ヨー角速度を求めることができる。
【0075】すなわち、重心点の加速度をαR1、離れた
位置の加速度をαR2とすると、
【0076】
【数10】
【0077】となる。ここに、kZ2は比例定数である。
【0078】図26に示したごとく、各車輪のすべり率
を検出し、コンピュータ83に入力し、各車輪のトラク
ション力を独立に制御することができる。自動車のエン
ジンの出力に対する各車輪のすべり率を検出する。すべ
り率が限界値に達したら、当該車輪へのトラクション力
の増大を停止する。図27は、トラクション力制御手段
の一例を示したものである。
【0079】入力軸133は、遊星歯車134に接続さ
れ、リング歯車135が出力軸137,サン歯車136が
出力軸138に接続されている。ここで、入力軸133
はエンジンに、出力軸37は、車輪76,出力軸138
は、車輪77に接続されている。いま、ブレーキ139
が完全に開放しているときは、出力軸137,138の
伝達トルクの比は一定である。回転数差だけ、遊星歯車
134が回動する。ブレーキ139を作動させると、出
力軸137,138の伝達トルクに差が生じ、車輪7
6,77のトラクション力を任意に設定する。
【0080】このように、車輪76,77のトラクショ
ン力T1,T2を独立に制御した場合、図28(a)に示
したごとく重心Gに対する旋回モーメントが発生するの
で、車が直進できなくなる。これを回避するため、図2
8(b)に示したごとく舵角を与えて、直進を維持する
ことができる。
【0081】図29に示したごとく、舵角,車速から、
コンピュータが最適な、各車輪の舵角,回転数,トラク
ション力を求め、それぞれ、図27のトラクション力制
御手段等を制御し、車輪のすべり、車両の余分な旋回を
回避し、安定走行を可能にする。
【0082】図30は、横軸に、車線乗り移り時の偏差
l、縦軸に感度Gをとって、操舵の安定領域を示したも
のである。偏差lをとって、操舵の安定領域を示したも
のである。偏差lに対して、Gを大きくすると、不安定
になる。また、lが小さい、すなわち、運転者の注視距
離が小さい場合も、操舵が不安定になる。
【0083】図23のゲイン調整器99には、この曲線
が記憶されており、この曲線の安定域にゲインが設定さ
れる。
【0084】図15(b)のフローチャートにおいて、
エンジンのスロットルバルブを強制的に閉じるようにし
たが、その実施例を以下に示す。
【0085】図31において、絞り弁201は、ばね2
02によって、閉じ側に引っ張られている。アクセルペ
ダル203をふみ込むと、ワイヤ4が右方に動き、絞り
弁201を開かれる。このとき、ワイヤ204の途中
に、ラック−ピニオン機構206を設け、これをモータ
205で動かすと、ペダル203と、絞り弁201の開
度の相対位置を制御することができるが、ワイヤ204
の動きにつれて、ラック−ピニオン機構、すわわち相対
位置制御機構206,モータ205も動き、慣性力が作
用し信頼性が低くなることがわかった。
【0086】これを回避するため、本発明では、モータ
205、及び位置制御機構206を、絞り弁201の軸
208と同心に設けたものである。
【0087】図32において、軸208は軸受209,
210を介して、絞り弁202の組立体211に取り付
けられている。軸218の一端に、ばね212が、フラ
ンジ213と、組立体211の間に、はられている。さ
らに、軸208の一端には、図33に示したように筒2
14が取り付けられている。筒214の外側に筒215が
すべり可能なように取り付けられ、筒215には、ワイ
ヤ204が接続されている。ワイヤ204がアクセルペ
ダル203によって引っぱられると、筒215が軸20
8を同心に回動する。筒214には、オリフィス218
が、筒215には、オリフィス219が設けられてい
る。オリフィス218には、ローラ216、オリフィス
219にはローラ217が設けられ、ローラ216,ロ
ーラ217は、軸220の上を回動するようになってい
る。軸220は、軸221によって、軸208の方向の
位置を変化できるよう、オリフィス218,219は、
図32に示したように、ななめに長く開口している。モ
ータ205によって、軸221が軸208の軸方向に動
き、軸220の位置が変化すると、筒214と筒215
の相対位置が変化する。軸220と軸221のまわりを
自在に回動することができる。
【0088】図33において、軸220を絞り弁202
の方向に近付けると、筒214が絞り弁201を閉じる
ように動作し、軸220を絞り弁からはなすと、絞り弁
201を開くように動作する。図34において、軸220
を中間の位置に設定した場合のアクセルペダル203の
ふみ込み量と絞り弁201の開度の関係を曲線aとする
と、モータ205によって、軸220を動かすことによ
って、曲線b,cの範囲で、絞り弁201の開度を制御
することができる。モータ205が固着しても、絞り弁
201は、A〜B、あるいは、C〜Dの範囲で動かすこ
とができるので、運転には、不具合が生じない。アクセ
ルペダル203をよりふみ込むと、D2に達するので、
絞り弁201を全開することができる。また、Cで固着
した場合も、アクセルペダル203を完全に戻すとA2
点に達するので、機関はアイドル状態を維持することが
できる。bで固着した場合は、図35(a)に示したご
とく、アクセルペダル203が低い位置でアイドル状態
になり、Cで固着した場合は、図5(b)のごとく、ア
クセルペダル203が高い位置でアイドル状態に達す
る。軸208には、ストッパが設けられており、図34
のCの開度は、最小限確保できるようになっている。
【0089】補機の負荷,機関の摩擦動力の変動に対し
ては、モータ5によって、軸220を動かし、最適な出
力になるように、絞り弁201の開度が制御される。筒
225に、ストッパ221に設けられている。ストッパ2
21が、ピン222で固定され、極端な筒225の回動
を防止している。
【0090】図36において、エンジン301の絞り弁
302をモータ303で電気的に制御する場合、表1に
示した動作を行うことができる。動作タイミングを表1
に示した。
【0091】
【表1】
【0092】No.1,No.2は、加減速時に絞り弁30
2を制御し、しゃくり防止,フィーリング向上を図るも
のである。No.3は定速時に絞り弁を動かし、車の速度
制御を行うもの、No.4は発進時の絞り弁302を制御
し、発進時のすべりを制御するもの、No.5は、アイド
ル時の回転数を制御するものである。
【0093】車両運動制御システムは高度に電子化され
ているので、故障に対する診断機能も高度化されてい
る。以下、診断の実施例を呈示した。
【0094】自動車501が故障した場合、例えば、図
37のエンジンが停止した場合、燃料が多すぎて失火し
たか、少なすぎて失火したかは、排ガスセンサ508に
よって知ることができ、この情報が搭載用コンピュータ
502に記憶されている。
【0095】運転者は、ここで、固定基地を呼び出し、
指令によって、搭載用コンピュータ502の情報を、固
定基地のコンピュータに送る。この動作が終了すると、
故障の原因を固定基地の診断用コンピュータが判断し、
搭載用コンピュータに、適正な処理に関する情報を送
り、移動体のパネル504に表示する。これにより、運
転者は故障に際して適正な処理を実施することができ
る。燃料が多すぎて失火した場合は、燃料噴射弁のノズ
ル部のごみを除去し、噴射弁の開きっぱなしを防止する
等の処理をとることができる。
【0096】このように、搭載用コンピュータでは困難
な適正な処理が可能になるので、移動体の診断機能が大
幅に向上する。
【0097】移動体、すなわち車両は、それ自身の識別
番号505を有する。これにより、診断用コンピュータ
502は、車種,エンジン型式を識別し、それぞれに見
合った適正な処理の指令を出す。
【0098】情報の伝送は、自動車電話506,507
を利用することができる。506は送信器、507は受
信器である。
【0099】本発明は、サスペンション,ステアリン
グ,トラクション,ブレーキを協調的に制御できるの
で、車両の運動の制御性が大幅に向上する。
【0100】図38は、加速度センサの概略図である。
本図において、加速度センサ501は、端部に鋼球50
2を有するバネ503が可変抵抗504を設けた円筒容
器505の内部の一端に固定されている。バネ503の
固定端は抵抗Rを介して負電極端子506a及び出力端
子501aに接続されている。また、可変抵抗504の一
端に正電極端子506bが接続されている。
【0101】図39は、各種センサ取付け図の概略を示
す。自動車511の重心部に加速度センサ(1)512
を取り付け、上記重心からr離れた位置に加速度センサ
(2)513を設ける。さらに、駆動車輪の1つの回転セ
ンサ514が設けられており、上記3つのセンサはコン
トロールユニット515に入力され、各車輪のトラクシ
ョンをコントロールする。
【0102】図40は、進行方向すべり演算フローチャ
ートである。まず、車輪の回転センサから角速度ωR
リードし、加速度センサ(1)から車体の加速度αR1
リードする。そして、それぞれの信号から、車輪の回転
速度ωR・r,車速∫αR1・dtを演算し、すべりS1
ωR・r−∫αR1・dtを演算して、トランクション制
御のため、出力する。
【0103】図41は、ヨー運動時のすべり演算のフロ
ーチャートである。まず、2つの加速度センサから
αR1,αR2をリードする。そして、ヨー角速度ωZ=k
Z2・∫(αR1−αR2)dt を演算し、左右の車輪の車速
を∫αR1dt±kZ・ωZにより求め、トラクション制御
のため出力する。
【0104】図42は、信号処理のタイムチャートであ
る。クロックφで駆動しているマイクロプロセッサにお
いて、時間ΔT毎に、回転センサの信号ωR 、加速度セ
ンサ(1),(2)の信号、αR1,αR2を図のようなタ
イミングで入力する。そして、すべりS1 及びS2 を演
算して、各々、S1 出力、S2 出力でトラクション制御
に用いる信号として、トラクション制御演算手段に出力
される。
【0105】
【発明の効果】本発明によれば、車体の振動を効果的に
抑制することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】サスペンション制御の構成。
【図2】動作のフローチャート。
【図3】ステアリング制御の構成。
【図4】動作のフローチャート。
【図5】ブレーキ制御の構成。
【図6】動作のフローチャート。
【図7】ステアリングの機構図。
【図8】ステアリングの機構図。
【図9】ステアリングの機構図。
【図10】ステアリングの機構図。
【図11】(a)はステアリングの機構図、(b)は動
作の説明図。
【図12】動作の説明図。
【図13】動作の説明図。
【図14】動作の説明図。
【図15】動作の説明図。
【図16】サスペンションの機構図。
【図17】サスペンションの機構図。
【図18】車の振動の説明図。
【図19】車の振動の説明図。
【図20】4輪操舵制御の構成図。
【図21】動作の説明図。
【図22】動作の説明図。
【図23】動作の説明図。
【図24】動作の説明図。
【図25】動作の説明図。
【図26】動作の説明図。
【図27】動作の説明図。
【図28】動作の説明図。
【図29】動作の説明図。
【図30】動作の説明図。
【図31】スロットル制御の構成図。
【図32】スロットル制御の構成図。
【図33】スロットル制御の構成図。
【図34】動作説明図。
【図35】動作説明図。
【図36】動作説明図。
【図37】診断の構成図。
【図38】加速センサの構成図。
【図39】取付位置を示す図。
【図40】動作説明図。
【図41】動作説明図。
【図42】動作説明図。
【符号の説明】
1…車体、2…車輪、3…ディジタルコンピュータ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年9月20日(2001.9.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B62D 101:00 B62D 101:00 113:00 113:00 (72)発明者 紀村 博史 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 西村 豊 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 3D001 AA03 AA04 AA12 DA17 EA07 EA08 EA13 EA22 EA24 EA36 EB08 EB12 3D032 DA02 DA23 DA36 DA93 FF03 3D034 CA03 CC02 CC09 CE06 CE13 3D046 BB21 CC02 EE01 GG02 GG09 HH08 HH16 HH21 HH24 HH26 HH28 HH36 3G093 BA23 CB09 DB00 DB02 DB05 DB17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】舵角に応じて車両に作用する空力学的力の
    下向きの垂直成分が増すようにピッチ角を制御すること
    を特徴とする車両運動制御システム。
  2. 【請求項2】舵角に応じて、ロール運動を防止するよう
    にロール角を制御することを特徴とする車両運動制御シ
    ステム。
  3. 【請求項3】サスペンションの操作力あるいは測長器の
    信号から、車両の重量,重心を求め、これを基に車両に
    作用する力を求め、車両の作用力に応じて、操作力を制
    御することを特徴とする車両運動制御システム。
  4. 【請求項4】車輪のすべりに応じ、車両に作用する空力
    学的力の下向き垂直成分が増すように、ピッチ角を制御
    することを特徴とする車両運動制御システム。
  5. 【請求項5】車輪のステアリングナックルに作用するモ
    ーメントから、キングピンの角,キャンバ角,トーイン
    の角を演算する機能を具備した車両運動制御システム。
  6. 【請求項6】車の横方向の加速度からコーナリング力,
    トラクション係数を演算し、許容最大旋回速度を求め、
    車速がこの速度を超えたときは、自動的に、車速を減じ
    るようにしたことを特徴とする車両運動制御システム。
  7. 【請求項7】車の重量によって、4輪操舵の車速〜舵角
    比曲線を修正する機能を具備したことを特徴とする車両
    運動制御システム。
  8. 【請求項8】ハンドル舵角をゲイン調整器に入力し、調
    整器の出力でステアリングモータを制御する際、コーナ
    リング力の変化を考慮して、最適舵角を与える機能を具
    備したことを特徴とする車両運動制御システム。
  9. 【請求項9】2個の加速度センサの出力から、各車輪の
    すべりを検出する機能を具備したことを特徴とする車両
    運動制御システム。
  10. 【請求項10】ハンドル舵角,車速から、各車輪の舵
    角,回転数,トラクション力を求め、トラクション力制
    御手段で車輪のすべり、車両の余分な旋回を回避したこ
    とを特徴とする車両運動制御システム。
JP2001248472A 2001-08-20 2001-08-20 車両運動制御システム Pending JP2002166717A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001248472A JP2002166717A (ja) 2001-08-20 2001-08-20 車両運動制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001248472A JP2002166717A (ja) 2001-08-20 2001-08-20 車両運動制御システム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32900190A Division JP3304356B2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 車両運動制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002166717A true JP2002166717A (ja) 2002-06-11

Family

ID=19077620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001248472A Pending JP2002166717A (ja) 2001-08-20 2001-08-20 車両運動制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002166717A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100427664B1 (ko) * 2001-10-09 2004-04-28 현대자동차주식회사 차량용 오일펌프 성능 시험장치
JP2009143401A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Toyota Motor Corp 開閉可能な屋根を有する車両の制振制御装置
JP2011178329A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Equos Research Co Ltd 車両、及び車両制御プログラム
WO2014051045A1 (ja) * 2012-09-27 2014-04-03 カヤバ工業株式会社 ダンパ制御装置
WO2014068711A1 (ja) * 2012-10-31 2014-05-08 トヨタ自動車株式会社 車両の走行制御装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100427664B1 (ko) * 2001-10-09 2004-04-28 현대자동차주식회사 차량용 오일펌프 성능 시험장치
JP2009143401A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Toyota Motor Corp 開閉可能な屋根を有する車両の制振制御装置
JP2011178329A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Equos Research Co Ltd 車両、及び車両制御プログラム
WO2014051045A1 (ja) * 2012-09-27 2014-04-03 カヤバ工業株式会社 ダンパ制御装置
JP2014080184A (ja) * 2012-09-27 2014-05-08 Kayaba Ind Co Ltd ダンパ制御装置
US9446649B2 (en) 2012-09-27 2016-09-20 Kyb Corporation Damper control device
WO2014068711A1 (ja) * 2012-10-31 2014-05-08 トヨタ自動車株式会社 車両の走行制御装置
CN104768780A (zh) * 2012-10-31 2015-07-08 丰田自动车株式会社 车辆的行驶控制装置
JP5846401B2 (ja) * 2012-10-31 2016-01-20 トヨタ自動車株式会社 車両の走行制御装置
CN104768780B (zh) * 2012-10-31 2016-11-23 丰田自动车株式会社 车辆的行驶控制装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6476235B2 (ja) 三輪自動車のための操舵および制御システム
US11046305B2 (en) Leaning posture control device for leaning vehicle having left and right inclined wheels mounted thereon and leaning vehicle having left and right inclined wheels mounted thereon
US6684140B2 (en) System for sensing vehicle global and relative attitudes using suspension height sensors
CN101175655B (zh) 三轮车电子稳定系统
JP3623456B2 (ja) 車輌の走行制御装置
US20200290588A1 (en) Method for controlling a steering system of a vehicle
US4418780A (en) Method of steering a wheeled vehicle having at least two pairs of steerable road wheels
US20060180372A1 (en) Electronic stability system on a three-wheeled vehicle
US6662898B1 (en) Tire side slip angle control for an automotive vehicle using steering actuators
JP4821490B2 (ja) 車両の直進制動時の運転制御装置及び運転制御方法
CN110720032B (zh) 用于机动车的测功机测试的方法和系统
SE516990C2 (sv) Arrangemang för hjulupphängning i fordon
CN101918256A (zh) 用于车辆电子稳定系统的负载传感器
US7143853B1 (en) Roll-related reactive system
WO2018220861A1 (ja) 車両状態推定装置、制御装置、サスペンション制御装置、及びサスペンション装置
US20040074693A1 (en) Tire side slip angle control for an automotive vehicle using steering peak seeking actuators
US20070213900A1 (en) Method and Apparatus for Preventing Rollover of a Vehicle
JP2002166717A (ja) 車両運動制御システム
WO2018220862A1 (ja) サスペンション制御装置、及びサスペンション装置
JP4193648B2 (ja) 車輌の走行状態判定装置
JP4639914B2 (ja) 車両挙動制御装置
JP2020066361A (ja) 車両用制御装置
JPH1191329A (ja) 接地荷重制御装置
JPH04201612A (ja) 車両運動制御システム
JP2501622B2 (ja) 車両の操舵装置