JP2002166313A - 溝形状徐変ドリル - Google Patents

溝形状徐変ドリル

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JP2002166313A
JP2002166313A JP2000366870A JP2000366870A JP2002166313A JP 2002166313 A JP2002166313 A JP 2002166313A JP 2000366870 A JP2000366870 A JP 2000366870A JP 2000366870 A JP2000366870 A JP 2000366870A JP 2002166313 A JP2002166313 A JP 2002166313A
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drill
groove
chip discharge
chip
discharge groove
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Michihiro Yamamoto
通浩 山本
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切粉排出性を向上させるとともに、切粉排出
時の抵抗増大による工具のビビリ、折損を防止し、切粉
排出溝と切粉の摩擦熱による溶着、工具摩耗の促進を防
止すること。 【解決手段】 ドリル1の切れ刃2から遠ざかるほど切
粉排出溝3の形状が、排出される切粉に接触しにくくな
るように徐々に変化しているとともに、前記ドリル1の
円周方向の幅が、前記ドリル1の先端部11から根元部
12にかけて徐々に増加する溝形状徐変ドリル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切れ刃から遠ざか
るほど切粉排出溝の形状が、排出される切粉に接触しに
くくなるように徐々に変化している溝形状徐変ドリルに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なドリルによる穴加工では、切粉
がドリルの溝全体に接触しながら排出されるので、以下
のような問題点がある。 (1)切粉排出時の抵抗増大による工具のビビリ、折損 (2)溝と切粉の摩擦熱による溶着、工具摩耗の促進 上記(1)は深穴加工において、上記(2)は溶着性の
高いアルミ合金などを、切削油を用いないドライ切削で
加工したときにおいて顕著に見られる。
【0003】深穴を加工するためのドリルDの例とし
て、図10に示されるような深穴加工用ドリルがある。
これは、溝Gの形状を特殊な略S字形にすることによ
り、切粉排出性を向上させるものであった。
【0004】また切粉排出性を向上させるためのツイス
トドリル(特開平11−226810)は、図11に示
されるようにドリルDの長手方向において溝Gのリード
を変化させることで、刃先のすくい角を大きく保ったま
ま溝Gのリードを大きくし、切削性と切粉排出性を両立
させるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の略S字形の
溝形状を備えた深穴加工用ドリルは、しかし上記(2)
の問題に対しての効果は、十分とはいえないという問題
があった。
【0006】また上記従来のツイストドリルは、細かく
分断された切粉には有効であるが、連続した切粉に対し
ては逆に切粉排出性が悪化するとともに、何度も再研磨
して先端部分がなくなると、効果が失われるという問題
があった。
【0007】上記(2)の問題に関しては、切削油を用
いる通常の湿式切削の場合問題になることが少なく、現
段階では対策方法が確立されていない。しかし廃棄物低
減、省エネアイテムであるドライ切削は、今後増加する
傾向であり、対策が望まれていた。
【0008】そこで本発明者は、溝形状徐変ドリルにお
いて、切れ刃から遠ざかるほど切粉排出溝の形状を、徐
々に変化させて、排出される切粉の接触を緩和するとい
う本発明の技術的思想に着眼し、更に研究開発を重ねた
結果、切粉排出性を向上させるとともに、切粉排出時の
抵抗増大による工具のビビリ、折損を防止し、切粉排出
溝と切粉の摩擦熱による溶着、工具摩耗の促進を防止す
るという目的を達成する本発明に到達した。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の溝形状徐変ドリルは、切れ刃から遠ざか
るほど切粉排出溝の形状が、排出される切粉に接触しに
くくなるように徐々に変化しているものである。
【0010】本発明(請求項2に記載の第2発明)の溝
形状徐変ドリルは、前記第1発明において、前記切粉排
出溝の開口面積が、前記ドリルの先端部から根元部にか
けて徐々に増加するものである。
【0011】本発明(請求項3に記載の第3発明)の溝
形状徐変ドリルは、前記第2発明において、前記切粉排
出溝の前記ドリルの円周方向の幅が、前記ドリルの先端
部から根元部にかけて徐々に増加するものである。
【0012】本発明(請求項4に記載の第4発明)の溝
形状徐変ドリルは、前記第3発明において、前記切粉排
出溝の前記ドリルの円周方向の幅の比率が、前記ドリル
の先端部から根元部にかけて一定範囲内において徐々に
増加するものである。
【0013】本発明(請求項5に記載の第5発明)の溝
形状徐変ドリルは、前記第4発明において、前記切粉排
出溝の前記ドリルの円周方向の幅が、前記ドリルの先端
部から根元部にかけて一定の比率で増加するものであ
る。
【0014】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
溝形状徐変ドリルは、切れ刃から遠ざかるほど切粉排出
溝の形状が、徐々に変化しているので、排出される切粉
の前記切粉排出溝への接触を緩和するため、切粉排出性
を向上させるとともに、切粉排出時の抵抗増大による工
具のビビリ、折損を防止し、切粉排出溝と切粉の摩擦熱
による溶着、工具摩耗の促進を防止するという効果を奏
する。
【0015】上記構成より成る第2発明の溝形状徐変ド
リルは、前記第1発明において、前記切粉排出溝の開口
面積が、前記ドリルの先端部から根元部にかけて徐々に
増加するので、切粉排出性を向上させるとともに、切粉
排出時の抵抗増大による工具のビビリ、折損を防止し、
切粉排出溝と切粉の摩擦熱による溶着、工具摩耗の促進
を防止するという効果を奏する。
【0016】上記構成より成る第3発明の溝形状徐変ド
リルは、前記第2発明において、前記切粉排出溝の前記
ドリルの円周方向の幅が、前記ドリルの先端部から根元
部にかけて徐々に増加するので、切粉排出性を向上させ
るという効果を奏する。
【0017】上記構成より成る第4発明の溝形状徐変ド
リルは、前記第3発明において、前記切粉排出溝の前記
ドリルの円周方向の幅の比率が、前記ドリルの先端部か
ら根元部にかけて一定範囲内において徐々に増加するの
で、切粉排出性を向上させるという効果を奏する。
【0018】上記構成より成る第5発明の溝形状徐変ド
リルは、前記第4発明において、前記切粉排出溝の前記
ドリルの円周方向の幅が、前記ドリルの先端部から根元
部にかけて一定の比率で増加するので、一様な切粉排出
性を確保するとともに、切粉排出性を向上させるという
効果を奏する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0020】(第1実施形態)本第1実施形態の溝形状
徐変ドリル1は、図1ないし図4に示されるようにドリ
ル1の切れ刃2から遠ざかるほど切粉排出溝3の形状
が、排出される切粉に接触しにくくなるように徐々に変
化しているとともに、前記ドリル1の円周方向の幅が、
前記ドリル1の先端部11から根元部12にかけて徐々
に増加するものである。
【0021】本第1実施形態においては、アルミ材の被
削材を軸方向に形成されたオイルホール4(図12図
示)を備えた超硬溝幅徐変ドリル1によって、高速セミ
ドライ切削するものである。
【0022】前記ドリル1の前記切粉排出溝3の開口面
積が、前記ドリル1の前記先端部11から前記根元部1
2にかけて徐々に増加するものである。
【0023】図4(A)に示される前記切粉排出溝3の
前記ドリル1の円周方向の幅の比率(B/A)が、前記
ドリル1の先端部11から根元部12にかけて一定範囲
内において徐々に増加するものである。
【0024】図4(A)において、前記切粉排出溝の前
記ドリルの円周方向の一端から他端までの円周方向の長
さが、前記切粉排出溝の幅Bであり、前記切粉排出溝の
前記他端から他の前記切粉排出溝の一端までの円周方向
の長さが、Aである。
【0025】本第1実施形態においては、前記切粉排出
溝3の前記ドリルの円周方向の幅Bが、図4および表1
に示されるように徐変開始位置である前記ドリルの先端
部Xから根元部Yにかけて一定の比率で増加するもので
ある。
【表1】
【0026】すなわち徐変開始位置から距離Lが0の前
記ドリルの先端部Xにおいては、前記切粉排出溝3の比
率(B/A)が、0.7であり、徐変開始位置から軸方
向の距離Lが2mmのZの位置においては、前記切粉排
出溝3の比率(B/A)が、0.8であり、徐変開始位
置から軸方向の距離Lが10mmのZの位置において
は、前記切粉排出溝3の比率(B/A)が、1.2であ
り、前記切粉排出溝3の比率(B/A)が、0.8であ
り、徐変開始位置から軸方向の距離Lが20mmの根元
部に相当するYの位置においては、前記切粉排出溝3の
比率(B/A)が、1.7である。
【0027】上記構成より成る本第1実施形態の溝形状
徐変ドリル1の作用について、以下に述べる。ドリル加
工の切粉は、一般に螺旋状に生成されるが、螺旋の大き
さは主としてドリル1の先端部11の前記切粉排出溝3
の形状によって決定される。
【0028】従来の通常のドリルは、先端から根元まで
溝形状が同一であるため、螺旋型切粉は溝全体に接触す
る。その結果、摩擦抵抗の増大、発熱などの問題が起き
やすい。
【0029】それに対して本第1実施形態の溝形状徐変
ドリルは、前記ドリル1の前記先端部11に対して上述
したように徐々に溝が大きくなるように設計されてお
り、図1および図3に示されるように前記切粉排出溝3
と切粉Kとの接触部分を小さくすることができる。
【0030】上記作用を奏する本第1実施形態の溝形状
徐変ドリルは、前記切れ刃11から遠ざかるほど前記切
粉排出溝3の形状が、徐々に変化しているので、排出さ
れる切粉の前記切粉排出溝3への接触を緩和するため、
切粉排出性を向上させるという効果を奏する。
【0031】すなわち本第1実施形態の溝形状徐変ドリ
ルは、前記切粉排出溝3の形状が、徐々に変化している
ので、排出される切粉Kの前記切粉排出溝3への接触を
緩和するため、切粉排出性を向上させることにより、摩
擦抵抗、発熱を抑制できる。
【0032】また連続した切粉Kだけでなく、分断され
た切粉に対しても同様な理由で有効である。また、この
溝形状は再研磨しても相対的に変わらないので、効果が
持続されるとともに、切粉排出時の抵抗増大による工具
のビビリ、折損を防止し、前記切粉排出溝3と切粉Kの
摩擦熱による溶着、工具摩耗の促進を防止するという効
果を奏する。
【0033】また本第1実施形態の溝形状徐変ドリル
は、前記切粉排出溝3の開口面積が、前記ドリル1の先
端部11から根元部12にかけて徐々に増加するので、
切粉排出性を向上させるとともに、切粉排出時の抵抗増
大による工具のビビリ、折損を防止し、切粉排出溝と切
粉の摩擦熱による溶着、工具摩耗の促進を防止するとい
う効果を奏する。
【0034】さらに本第1実施形態の溝形状徐変ドリル
は、前記切粉排出溝3の前記ドリルの円周方向の幅が、
前記ドリル1の先端部11から根元部12にかけて徐々
に増加するので、切粉排出性を向上させるという効果を
奏する。
【0035】また本第1実施形態の溝形状徐変ドリル
は、前記切粉排出溝3の前記ドリルの円周方向の幅の比
率が、前記ドリル1の先端部11から根元部12にかけ
て一定範囲内において徐々に増加するので、切粉排出性
を向上させるという効果を奏する。
【0036】さらに本第1実施形態の溝形状徐変ドリル
は、前記切粉排出溝3の前記ドリルの円周方向の幅が、
前記ドリル1の先端部11から根元部12にかけて一定
の比率で増加するので、一様な切粉排出性を確保すると
ともに、切粉排出性を向上させるという効果を奏する。
【0037】(第2実施形態)本第2実施形態の溝形状
徐変ドリル1は、図5および表1に示されるように前記
切粉排出溝3の前記ドリルの円周方向の幅の比率が、前
記ドリル1の先端部11から一定距離離れた部位まで直
線的に増加して、当該部位以降は前記比率を一定にする
点が、前記第1実施形態との相違点である。
【0038】すなわち前記ドリル1の先端部11におい
ては、前記切粉排出溝3の前記ドリルの円周方向の幅の
比率が、2であり、前記ドリル1の先端部11から2m
mの部位以降においては、前記切粉排出溝3の幅の比率
が、4に設定されている。
【0039】本第2実施形態の溝形状徐変ドリル1は、
前記切粉排出溝3の幅の比率が、前記ドリル1の先端部
11から一定距離離れた部位まで直線的に増加して、当
該部位以降は前記比率を一定にするので、切粉排出性を
向上させるとともに、切粉排出時の抵抗増大による工具
のビビリ、折損を防止し、切粉排出溝と切粉の摩擦熱に
よる溶着、工具摩耗の促進を防止するという効果を奏す
る。
【0040】
【実施例】以下本発明の実施例につき、図面を用いて説
明する。
【0041】(実施例)本実施例の溝形状徐変ドリルに
ついて、従来の比較例との比較において説明する。
【0042】本実施例の溝幅徐変ドリルの切削テストの
実験結果について報告する。すなわちアルミ材高速セミ
ドライ切削において切粉詰まりによるドリル折損を抑制
するため、溝幅を徐々に変化させることにより、切粉排
出性を向上できる新工具を製作し、従来通常のドリルで
ある比較例との加工性能を比較する。
【0043】実験条件について、以下に説明する。 被削材:ADT4アルミブロックテストピース 工具:・φ5超硬オイルホール付きドリル−比較例 ・φ5超硬オイルホール付き溝幅状徐変ドリル−本実施例 (溝幅比:0.9〜1.3で徐変) オイルホール径:φ0.8×2(1.0mm2 ) コーティング:なし ミスト圧:6.0kgf/cm2 切削条件:10000rpm×0.2mm/rev 風速:157m/min 加工方法:連続加工(1.3sec/穴)
【0044】すなわち図6に示されるように本実施例の
溝幅徐変ドリルの先端部のa−a断面における溝幅比
(A/B)は0.9であり、溝幅徐変ドリルの根元部
(先端部から35mm離れた部位)のb−b断面におけ
る(A/B)は、1.3である。
【0045】比較例の通常のドリルにおける溝幅比(A
/B)は、先端部から根元部まで0.9で一定である。
【0046】上記条件により切削実験を行った結果、加
工可能穴数は、図7に示されるように比較例の通常ドリ
ルにおいては、17穴目で折損した。本実施例の溝幅徐
変ドリルにおいては、100穴以上切削加工を行うこと
が出来た。
【0047】1穴目を加工した後のドリル温度について
は、図8に示されるように本実施例の溝幅徐変ドリルに
おいては、78℃であり、比較例の通常ドリルにおいて
は、102℃であり、20℃以上の温度差があり、加工
可能数において6倍以上連続加工することが出来ること
になる。
【0048】本実施例においては、前記切粉排出溝3の
溝幅を徐変させることで切粉とドリルの接触面積を縮小
し、摩擦熱を低減することで溶着による切粉詰まりを抑
制できたと思われる。
【0049】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0050】上述の実施形態においては、一例として前
記切粉排出溝3の幅の比率を直線的に増加させるものま
たは一定値とするものについて説明したが、本発明とし
てはそれらに限定されるものでは無く、図5および表1
に示されるように前記切粉排出溝3の幅の比率が0.5
から5.0までの範囲であれば、図9に示されるように
円弧状に単調に増加するものや、折れ線状に増加するも
のや、途中で曲率が変化する円弧状に増加するもの等が
採用可能である。
【0051】上述の実施形態においては、一例としてス
パイラルドリルについて説明したが、本発明としてはそ
れらに限定されるものでは無く、例えば直溝ドリル等、
ドリル一般への応用が可能である。
【0052】上述の実施形態においては、一例として円
弧状の溝形状について説明したが、本発明としてはそれ
らに限定されるものでは無く、例えば深穴加工用ドリル
などの略S字形状のような異形状溝への応用も可能であ
る。
【0053】上述の実施形態においては、一例として切
粉排出性を向上させるため図12に示されるようにドリ
ル1内にオイルホール4を軸方向に設置したものについ
て説明したが、本発明としてはそれらに限定されるもの
では無く、オイルホールを設置しない形態にも適用出来
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の溝幅徐変ドリルの軸方
向の各位置(図4(B)に示されるa−a,b−b,c
−c線で示される)における切粉排出溝の形状および切
粉の状態を説明するための説明図である。
【図2】本第1実施形態の溝幅徐変ドリルの側面図、お
よび溝幅徐変ドリルの軸方向の先端部および根元部にお
ける切粉排出溝の形状を説明するための説明図である。
【図3】本第1実施形態の溝幅徐変ドリルの側面図、お
よび溝幅徐変ドリルの軸方向の先端部および根元部にお
ける切粉排出溝の形状および切粉の状態を説明するため
の説明図である。
【図4】本第1実施形態の溝幅徐変ドリルの溝幅比を説
明するための説明図、および溝幅徐変ドリルの軸方向の
先端部、中間部位および根元部における溝幅比の設定を
説明するための説明図である。
【図5】本発明の溝幅徐変ドリルの溝幅比の設定範囲を
説明するための線図である。
【図6】本実施例の溝幅徐変ドリルの側面図、溝幅徐変
ドリルの軸方向の先端部および根元部における切粉排出
溝の形状を説明するための説明図である。
【図7】本実施例と比較例の加工可能数を示す線図であ
る。
【図8】本実施例と比較例のドリルによって、1穴を加
工した後のドリル温度を示す線図である。
【図9】本発明の溝幅徐変ドリルの溝幅比のその他の設
定範囲を説明するための線図である。
【図10】従来の深穴加工用ドリルの形状を説明するた
めの説明図である。
【図11】従来のツイストドリルの形状を説明するため
の側面図である。
【図12】本発明の実施形態および実施例の溝幅徐変ド
リル内に形成されたオイルホールを説明するための側面
図である。
【符号の説明】
1 溝形状徐変ドリル1 2 切れ刃 3 切粉排出溝 11 先端部 12 根元部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切れ刃から遠ざかるほど切粉排出溝の形
    状が、排出される切粉に接触しにくくなるように徐々に
    変化していることを特徴とする溝形状徐変ドリル。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記切粉排出溝の開口面積が、前記ドリルの先端部から
    根元部にかけて徐々に増加することを特徴とする溝形状
    徐変ドリル。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記切粉排出溝の前記ドリルの円周方向の幅が、前記ド
    リルの先端部から根元部にかけて徐々に増加することを
    特徴とする溝形状徐変ドリル。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記切粉排出溝の前記ドリルの円周方向の幅の比率が、
    前記ドリルの先端部から根元部にかけて一定範囲内にお
    いて徐々に増加することを特徴とする溝形状徐変ドリ
    ル。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記切粉排出溝の前記ドリルの円周方向の幅が、前記ド
    リルの先端部から根元部にかけて一定の比率で増加する
    ことを特徴とする溝形状徐変ドリル。
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